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愛原様のたわごと(05年12月16日)



愛原「何ィ!! 何だ、この投票数は!?」

鼎「一気に増えてるよー!!」

逆沢「なんか妙に嬉しくなるわね!」

鼎「調子に乗ってこのままキャラクター人気投票とかは?」

愛原「それは全く予定なし。ゲームの性質上、印象的なキャラクターランキングとかならともかく、人気投票なんかしても、全く盛り上がりようがないからな。グフフフフ!」

逆沢「カッコいい系の好男児も、萌え系の女の子とかもいないしね。」

愛原「渋めのオヤジや、カッコつけはいるけどな。女性陣は萌え系がどうこう以前に、イタい連中が多すぎる気がするのは気のせいか?」

逆沢「イタい女性キャラといえば、野川さんに寺島さんに国東将軍に、あと石田さんや早川・平野・鼎なんかも含まれるかな?」

鼎「え、私も??」

愛原「逆沢。自分を忘れてるぞ!」

逆沢「あはは♪」

愛原「笑ってごまかすな。しかし本当に時代は変わったものだな。」

逆沢「そういや前回ちょっとだけ触れてたけど、作者が影響を受けたフリーゲームとかってあるの?」

愛原「ネタ的に影響を受けたものは、無意識的なものを除けば皆無だと思う。だが一プレイヤーとしてスゲェーと思ったものはいくらでもあるようだぞ!」

鼎「それどんなの? 教えてー!!」

愛原「そうだな。今回公開したのがSRPGツクール95製と言う事で、このツクール作品に絞っていくつか触れてみるとするか。」

鼎「じゃあまず、最初にプレイした作品から。」

愛原「最初に出会ったのは【第4回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテスト】で公開されている【高等学校剣術世界大会】と【SPIRAL TALE, KNIGHTS OF HATE】だ。実はこの頃の作者んちはインターネットをまだ未接続だった。当然、出会ったきっかけは他所でインターネットを体験させてもらった時に、わずかな時間でネットサーフィンをしてたら、それこそ偶然に見つかった。で、後日、ネットカフェでダウンロードした圧縮ファイルを家に持ち帰って、プレイしたのがその最初のようだ。」

逆沢「随分とサバイバルな入手方法ね!」

愛原「記録媒体の持ち込みとかは、OKのとこだったから無問題。ただ検索して再度そのページに行き着くのに、少し手間取ったのを記憶している。当時は若かったな。」

逆沢「それがもしかして大いなる勘違いの始まり?」

愛原「そうかもな。両作品とも素材をうまく加工・処理している名作で、正直カッコいいと思ったようだ。あと両作品とも作者が社会人真っ只中の年齢で、ツクールは大人のホビーと本気で確信したぞ(笑)!」

逆沢「Aコンは、どちらかというと受賞者の平均年齢が高めなのかな?」

愛原「最近は、大学生辺りがいわゆるツクラーのメイン年齢層になってるみたいな気がするけどな。彼らから見れば、作者は立派なオッサンだ・・・」

鼎「オッサンなの?」

愛原「社会人暦○年だしな。作者が上の両作品と出会った時は、年齢的にもまだまだ余裕と思ってたもんだが、大いなる勘違いだったのか、あるいはここ数年で一気にツクラーの平均年齢が下がったのか? ともかくいよいよツクラーとしてベテランの年齢に達するかという時に、いきなり退職勧告を出された気分だ。」

逆沢「バージョン1.00のシミュレーションRPGツクール95を持っているというだけあって、決してデビューが遅れた訳ではないと思うんだけどね。」

愛原「といっても売れ残りの感じで置いてあった印象しかないが・・・。買った当時、まだ新作だったのかそうでないのかはもう覚えてない。」


鼎「でもそのシミュレーションツクールで作った長編作品も今回で2作目!」

逆沢「これで全部で何作目?」

愛原「完成させた作品としては3作目。処女作品はRPGツクール95で作った奴。当時はインターネットを接続してなかったので公開はなし。ハードディスクの破損で、永遠にその作品は失われた。失ってみると惜しい作品だったと思う。2作目は公開終了。3作目が今回の奴。あと恋愛シミュレーションツクール2で製作途中というか、中断状態の作品が2つ。いずれも長編ばかり。」

逆沢「短編は作らないの?」

愛原「2作目には10ほどミニゲームも詰め込んだけどな。まぁ得意か苦手かと問われれば、短編は苦手。その意味でも前述の【高等学校剣術世界大会】なんかは、シンプルに良くできていた。あと個人的には、笑いのセンスが作者とかぶるところがあると勝手に感じたようだ。イギリス代表メンバーの特殊能力なんかは、ツクールの性能を割と引き出されていて、素直に感心した。」

鼎「【SPIRAL TALE, KNIGHTS OF HATE】は?」

愛原「シナリオに引き込まれた。ウェイトがしつこいゲームが苦手な作者を、あれだけウェイトを駆使していながら常にワクワクさせつつ最後まで引き込んだのは、相当ポイントが高い。あと登場人物の多くが【作者の身内から借りてるに違いない】と思わせる者ばかりだったのが、その手の作風を好む作者にとってある種のシンパシーを感じたようだ。だがその傾向とは別に、キャラ設定自体はすごく練りこまれており、かつ魅力的だ。最近は商業・同人問わず、外見的な魅力が重視され、ありきたりな主人公が多い感じを受けるが、その意味でもこの作品のキャラクターには、特に光る何かを感じたようだ。作風が全く異なると言われればそれまでだが、どう頑張っても決して超えられない貫禄を、このゲームの作者さんには感じたな。」

鼎「コンテストで入賞された作品ってのは、本当に光るものがあってスゴいよね。SRPGツクールで作られた受賞作品は、他にどんなものがあったの?」

愛原「ネット接続後に見つけたものとしては、あと【天涯の国】という作品がある。先に紹介した両作の次の回のコンテストで入賞された作品だ。ていうかSRPGツクール製では、この3作くらいのようだが。」

鼎「SRPGツクールの作品って、入賞率がすごく少なそう。なんでかな?」

逆沢「主催者側の営業的な意図があったりして。新作で作られた作品とか、近日中にその系列の新作が出るならできるだけ大きく取り上げたくなるだろうけど、逆にそうでない系列の作品とかはどうしてもって感じかな?」

愛原「それは、深読みし過ぎとも思うが・・・。単に独創性の発揮しやすさとかが影響しているのかもな。ツクールの性質上、他のツクールと比べて若干独創性の発揮しやすさに難があるのは、感覚的に否めなさそうだしな。【天涯の国】の入賞の背景には、とことん高水準な自作にこだわった丁寧な作りが、1つの要因だろう。属性を利用した戦闘システムと、その属性に関する部分も含めた丁寧な世界観設定も大きな魅力だ。」

鼎「256色で描かなきゃいけない制限を考えれば、すごく美麗なCGよね!」

愛原「商業ゲームかプロを目指しているような(もしくはプロの)絵師が作ったフリゲならともかく、そうでないならハイカラーもフルカラーもいらんだろう。この作品のレベルを思えば、本気でそう感じざるを得ない。そうそう、設定とCG以外にもう一つ、俺様的にお気に入りがあった。」

鼎「なに?」


愛原「リ・ソンという男性キャラ。」

逆沢「それ、作者公認(?)の弱いキャラって奴?」

愛原「あの中途半端な弱さがたまらんのだ。思わず本気で育ててやりたくなる。無論、ただ弱ければいいというものではない。ていうか市販ゲームでも、2軍行きの弱いキャラというのは無数にあるが、逆を言えば弱いだけでは話題にとりあげる価値も無い。弱さにプラスアルファが必要だ。」

鼎「もしかして、頑張って育てればすごく強くなるとか?」

逆沢「あるいは逆に、ぶっちぎりで弱いとか?」

愛原「どっちでもない。確かにどうやっても強く育たないようでは育てる楽しみも無いが、逆にすごく強く化けると言うなら打算で育てるというだけだ。俺のこだわりは、あくまで純粋に気持ちの部分で育ててやりたくなるような何かの部分だ。リ・ソンにはその何かが感じられた。能力的には他の仲間と比べて微妙にヘタレなのに、どこか憎めないところがあって、応援したくなるようなある種の真摯さとダサさを共有している。明らかに弱いキャラなんだが、育てても無駄とまでは断言できない程度の微妙な弱さも、最高にツボだ。どこか気取った感じのシュン・コウを出し抜いてやれと、俺的には感情移入したくらいだからな。結局どうやっても、我らがリ・ソンは、シュン・コウ以上に使えるキャラには成りえなかったが・・・」

「ウチのゲームでは、誰が思わず育てたくなる能力面でのヘタレキャラって事になりそうかな?」

愛原「大門司軍の御館様あたりはどうだ? 能力的にはヘタレの部類だが、攻守の好みもないし、主人公別難易度も低いから、挑戦してみる価値はあるぞ。」

逆沢「ふーん。ただ作ってるだけだと思ってたら、意外と他の作者さんのゲームも色々プレイしてたんだ。少しだけびっくり。」

愛原「SRPGツクール製のゲームは、作者が特に好きな分野と言う事もあって20作くらいはプレイしたらしいぞ。」

鼎「じゃあ次回もその話にケテーイ♪」

愛原「勝手に決めるな。その話を続けると際限がなくなるから、これ以上むやみに深入りする気はないぞ。」
















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