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愛原様のたわごと(06年01月08日)


愛原「うおおっ! いつの間にか投票総数が120票を超えてやがる!?」

逆沢「なんか予想外の疾風怒濤ぶりね。なんか売れない芸人を長く続けててこんなもんかと思ってたら、なんかある日突然売れっ子になった感じってか?」

鼎「同じ勢力を2回以上挑戦されたプレイヤーを考慮に入れなければ、最低でも25人はプレイされた事だよね!」

愛原「目標は各県1人以上。47票以上の票が入ればサイコーだ!」

逆沢「随分と高い目標掲げ直したわね。投票所設置した頃の当初の目標は総数で20票以上だったんだけどね。」

原「たまには俺にも、大風呂敷広げさせてくれや。グフフフ!」

鼎「ちなみにクリア特典で最も実用的なのは、どの勢力かなー?」

愛原「次回プレイ以降で快適性を追求したいなら宮田編。強いユニットが欲しければ愛原編。イベントを色々見てみたいなら婆娑羅編と黒藤編って所だろうな。まぁクリア特典なんてものは、知らない方が楽しみも大きいだろうから、これ以上は言えないけどな。」

逆沢「ところで前回、タイトル画面を大幅に新調してたけど、なんで私達じゃなく寺島さんが掲載される事になったの?」

鼎「そうそう。なんかずるーい!」

愛原「・・・そう言うな。中途半端に載せられるくらいなら、はじめから載せられない方が幸せなケースもあるんだからな。」

逆沢「・・・プっ。確かにそういうお方が1人いたわね。」

鼎「鼻だけ載ったもんね!」

逆沢「まぁリーダーの場合は日頃の行いが悪かったと言う事で仕方がないとして、他に載せられたのは各勢力のリーダーと寺島さんの計8人よね。」

愛原「寺島は、一般武将代表でもあり、女性代表でもあるという感じだな。本ゲームでは女性武将は全部でいるが10人いるが、その中で最もインパクトが強いという事で掲載されたんだろう。」

逆沢「寺島さんは、確かに別個のイベントBGMまであるくらいだからねぇー。」

鼎「私も、専用BGMが欲しかったかも?」

愛原「お前らは俺の勢力の所属だから、当然BGMも俺と同じだ。寺島に別個のテーマ曲があるのは、所属する黒藤軍の支配下から外れた独自の行動を取る事があるからだ。」

逆沢「じゃあもし、私がリーダーをぶっ殺して独立しちゃうイベントが出来れば、新しい専用BGMがつくのかな?」

愛原「うわぁっ! お前が言うと冗談に聞こえないからやめろ! 俺を食べてもうまくないぞ!!!」

逆沢「そんなの食べてみないと分からないでしょ。私、トンカツ大好きだし!」

鼎「私はカツ丼がいいな♪」

愛原「俺も食うのは好きだが、食われるのは絶対御免だ!!」

逆沢「しょうがないなぁー。ところでこのゲームって結局のところ、真の主人公も寺島さんだったりするの? タイトル画面のデザインからすると?」

鼎「じゃあ今回のテーマは、主人公についてに決定!!!」

愛原「うっ・・・。それ以前に国盗りゲームに主人公という概念を用意する必要はあるのかという気がしないでもないが、話を戻されると命に関わるんで真剣に考えれば、やはり7勢力のリーダーこそが全員主役なんじゃないのか? 寺島はあくまでお前らと同格の脇役だろう。」

鼎「例えば【三国志演義】だったら真の主人公は劉備一人で、最大の悪役は曹操でしょ。同じリーダー格でも、やっぱり主人公役もいれば、悪役もいると思うんだけどなぁ。」

逆沢「【三国志演義】の真の主人公は諸葛孔明って話もあるけどね。何も君主が必ず主人公でなくちゃならない決まりはないんじゃない?」

愛原「【三国志演義】は人物活劇だから、無理やり誰かを主人公と決め付ける必要はないと思うが・・・。まぁ一般論として劇場の舞台などでは、確かに劉備か諸葛亮が主人公である事は多そうだな。」

鼎「じゃあウチのゲームの主人公も決めちゃおうよー!」

逆沢「決めてもゲーム上は何の意味もないけど、確かに面白そうね。とすると判断基準はやっぱり出番の多さかな?」

愛原「出番の多さで決めると、お前らが予想もしないキャラクターが主人公という事になってしまうぞ・・・・」

鼎「え? 予想もしないって誰??」

逆沢「とりあえず勢力別にみれば、イベント数が最も多いのは黒藤軍。次に大神軍。その次に大門司軍か辰巳軍あたりかな? ウチはインパクトは強いと思うけど、絶対数としてはやや弱いかもね。」

鼎「とすると、出番1位はひょっとして黒藤さんなのかなぁ?」

愛原「惜しいが外れだ。正解は池田智計ダークビショップ軍総務部長だ。」

逆沢「・・・・・マジで!?」

愛原「ダントツ1位だぞ。例えば黒藤が登場するイベントだが、御存知の通り、黒藤の話し相手には常に池田が含まれているわな。だが黒藤軍関連のイベントには、越中の景気回復イベントや、吉巻将軍による非道系イベントなど、黒藤が登場しないものも多い。だが寺島主導のイベントも、吉巻主導のイベントも、その話し相手は殆ど例外なく池田なのだ。」

逆沢「・・・うーん、信じられない。まさかウチのゲームの主人公があの池田だなんて・・・」

愛原「だから主人公じゃないって・・・。ていうか出番の多さで主人公を決めようとする事自体が間違いの元なんだ。」

鼎「でも大抵のRPGやAVGって主人公視点でゲームが進行するし、普通、出番の多さとキャラクターの重要性って比例しないかな?」

愛原「ウチのゲームは英雄による冒険活劇じゃなくて、行動の単位はあくまで勢力だからな。だからあくまでも主人公を挙げろというなら、何が何でも主人公はプレイヤーが担当した勢力のリーダーであるべきだ。つまり愛原編でプレイすれば俺様が主人公だし、辰巳軍なら辰巳だ。池田が【三国志演義】の諸葛孔明ばりの登場頻度を誇ろうとも、寺島がいかに諸葛孔明ばりの目立ち方をしようとも、あいつらは絶対に主人公にはなれないという事だ。」

逆沢「ふーん。つまりあの新タイトル画面は、7人の主人公にプラスして、最もインパクトのある脇役を置いたという事なのね。」

愛原「先の【三国志演義】の例で言えば、劉備や曹操や孫権らを左に並べて、右上に董卓なり呂布なりを置いて、右下に諸葛孔明を置いた感じだな。置き換えてみるとスッキリするだろう。」

鼎「でもこうしてまとめてみると、黒藤とか池田とか寺島さんとか、黒藤軍って個性派も多いし、イベントも本当に多いよね。とすると黒藤軍が真の主人公の勢力って事になるのかなぁ?」

愛原「ちょっとだけ回りくどくなるが、黒藤軍関連のイベントが多い理由を説明してやろうか?」

鼎「うん。教えて教えてー♪」

愛原「まず、多少なりともシナリオ性のあるゲームを成立させるには、主人公には動機づけが必要となる。この動機づけには大きく【巻き込み型】と【巻き込まれ型】に大別される。ちなみに【巻き込み形】というのは、主人公があらかじめ目標を持っているタイプだ。お金持ちになってやるとか、絶対に本命の女の子と仲良くなってみせるとか、天下統一してやるとか、魔王を倒してやるとか、俺より強い奴に会いに行くとか、失われた秘法を見つけ出してみせるとか、そういう目標が最初から用意されているタイプ。一方の【巻き込まれ型】というのは、主人公の平凡な日常を何者かによって壊される事によって物語が成立するタイプ。具体的には、お節介な友人に薦められてどこかに連れて行かれたあげく事件に巻き込まれたとか、妙な超能力を突然身につけたり妙なかわいこちゃんにつきまとわれたりした結果、妙な勢力に命を狙われるようになったりとか。」

逆沢「最近は【巻き込まれ型】が増えつつある気がするわね。」

鼎「ホラーものとかなら突然、変な世界に連れて行かれたり変な化け物に襲われたりするのよね。2時間サスベンスドラマとかでは、突然泊まっている旅館で殺人事件とかが起こって、勝手に主人公達が事件に首を突っ込んで解決しちゃったりするのよね。」

逆沢「最近の美少女ゲームでも、何のとりえもないようなしょうもない性格した主人公をデフォルトで好きな女の子とか、お節介な強気属性のキャラが必ず一人はいて、主人公の生活をかき回したりするのよね!」

愛原「ウチのゲームでいえば、婆娑羅軍や大神軍の勢力は元々穏健派という事もあって、【巻き込まれ型】のシチュエーションを用いないとゲームが成立しない。とするとあの手この手で婆娑羅軍や大神軍を戦乱に巻き込もうとする勢力が必要となる。そしてここが重要なポイントなのだが、
【巻き込まれ型】の場合は、主人公側の設定は必ずしも重要ではなくて、むしろ巻き込む側の設定の方が重要になってくるのだ。

逆沢「例えば美少女ゲームとかでは、女の子のラインナップこそが肝心で、主人公の学力や運動神経や将来への目標意識などはこの際2の次って感じかな?」

愛原「何も美少女ゲームをいちいちたとえに出さんでも・・・・。」

鼎「でも剣と魔法の世界を舞台にしたよくあるRPGでも、【巻き込まれ型】の主人公は、没個性的というか、外見と運動能力が普通にいいだけの主人公が多いよね。」

逆沢「むしろ主人公を取り巻く仲間の方が性格や性能にくせがあるし、敵役の方が主義主張も立っていたりするのよね。正義の味方である主人公は、悪玉の偏った思想や行動理念に対して【お前は間違っている】とはいうけど、主人公側が、じゃあそれに対抗できる政治思想や行動哲学があるかといえば、そんなものはなかったりするのよね。で、悪玉をやっつける事で、世界はいきなり平和になったりするのよね。」

愛原「いい所に気が付いたな。実際問題、【巻き込まれ型】の場合は、主人公側に明確な設定など必要ない。むしろ悪玉にこそ細かい設定が必要なのだ。なぜ悪玉が悪い事をするようになったのか、なぜそれが悪い事と言えるのか、そしてなぜその悪玉は主人公以外の手によって倒す事が出来ないほどに強くなったのかなど、悪玉には色んな細かい設定が必要になるからな。それに対して主人公側に必要な設定は、どうやったら悪玉をやっつけられるかという一点だけだ。どっちがより細かい基本設定が必要かは一目瞭然だろう。」

鼎「それで黒藤軍には、危ないくらい個性的な人も多いし、それを裏付けるようなイベントも多いんだ!」

愛原「極論すれば、大神軍や婆娑羅軍中心のイベントなど、1割もあれば十分だ。黒藤軍が、大神軍や婆娑羅軍に対して悪事を働くイベントがその倍くらいあれば、それで動機づけは十分だからな。」

逆沢「でもこのゲームって、黒藤軍を悪玉として基本設定している割に、黒藤達は自分達の事を正義と言っているし、少し矛盾しない?」

愛原「黒藤が圧倒的な力を持つ魔神みたいなキャラなら、自らを【悪の帝王】と名乗らせてもいいかもしれんが、あくまで黒藤は一人の人間に過ぎんからな。それに古の十字軍にしてもそうだが、侵略者は概して自分達を正当化するもんだ。俺達は悪の帝国の住民だぜ!と名乗る国民ばかりの国なんて、リアルではありえんだろう。」

鼎「織田信長は、第六天魔王と名乗ってたよん!」

愛原「織田信長は多分、魔神だったんじやないかな・・・・。いや、きっとそうに違いない(汗)!」

逆沢「とすると、黒藤軍はあくまで悪玉としての勢力なのね。」

愛原「黒藤編以外の勢力で始めれば、もう容赦ないくらいの悪玉だ。だが黒藤らには黒藤らなりの言い分がある。俺も含めて人間には確かに良からぬ欲望もあるが、同時に取り巻く社会システムや環境なども重要だ。だからといってよくある【本当の悪なんてものは存在しないんだ】論をブチまけるつもりなど毛頭ないが、黒藤編ならではの展開も気が向いたら試してもらいたい。」

逆沢「作者は、学校の中に押し入って大量殺人をしたり、訳の分からない言いがかりをつけて人様の住む土地を蹂躙するような行為は、原則的に絶対悪だと考えるタイプだから、【本当の悪なんてものは存在しないんだ】なんて展開にはまずならないだろうけどね。」

愛原「主人公が必ず悪玉以外でなければならないというルールはないからな。黒藤もまた強力な主人公の一人なのは間違いないと思うぞ。」










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