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愛原様のたわごと(06年03月12日)


鼎「いろいろ兵科いじってるみたいだけど、大体決まったのかなー?」

愛原「9割がたな。突撃兵の攻撃力と騎兵の防御力に関して、元のままがいいか、少し強化した試験バージョンの方がいいか、その辺の検討が最終課題となるだろう。機械兵はそれなりに性能を向上させたし、後はあんな感じでいいんじゃないか?」

逆沢「大抵のバグとかイベント設定とかは、いつでも手軽にバージョンアップできるけど、兵科や将軍などのユニットデータだけはきっちり詰めておかないと、後々すごく後悔する事になるもんね。」

愛原「そう。下手すると全体のゲームバランスに関わる。ウチのゲームにとっては骨格のようなものだからな。まぁあわてず、じっくり取り組んでいこう。」

鼎「キャラクターに関しても、嬉しい書き込みがあったよね!」

愛原「いくらキャラゲではないと突っ張った所で、キャラなくして成立し得ないゲームでもあるからな。それなりにしっかり性格設定や能力設定はしたつもりだし、好き嫌いを含めて感想を得られる事は大変有難い事だ。」

逆沢「よくあるキャラゲと違って、【燃え】系【萌え】系と呼ばれるような、プレイヤーのハートに直接訴えかけるキャラでもないけどね。」

愛原「どちらかというと、戦国系ゲームの武将ファイル型のプロフィール構成にした方がしっくりきそうだろう。俺はおそらく政治型。逆沢は武力型。鼎は知力型に含まれそうだな。」

逆沢「マスクデータに、義理とか冷静さとか勇猛さとか設定されてたりするあの系統?」

鼎「でもここのサイトで公認されてる精神パラメータは、秩序とかハトとか、あり得ないくらい怪しいよね。」

愛原「まぁ、キャラクター設定で何が重要視されるかは、ゲームの中身次第だからな。という訳で今回のテーマはキャラクターのプロフィールについてだ。」

逆沢「確かにゲームにとって、公開されるキャラクターのプロフィールや設定されているデータの中身は違うよね。」

鼎「剣と魔法のファンタジーなら、キャラクターの職業が一番重要かな?」

愛原「職業って・・・ほとんど冒険家じゃないのか? 流浪の傭兵でもジプシーでもホームレスでも構わんが・・・」

鼎「そういう意味の職業じゃないよ。戦士とか僧侶とか、得意とする技能や経歴に基づいた【クラス】の事だよ!」

逆沢「得意とする武器や魔法の系統とか、そんなのには割と細かいのが多そうね。」

愛原「学園ものだったら、得意な教科とか、所属する部活とか、趣味とかそういうのが重要視されるな。細かいのになると好みのタイプとか、家庭の事情とかも設定されているし、あとなぜか血液型とかは標準装備っぽいな。」

逆沢「お嬢様と清純系とロリとツンデレも標準装備♪」

愛原「それは美少女ゲームだな。もっとも最近は、美少女ゲームでもなんでもない系統でも、キャラゲであれば自動的に標準装備されつつあるような気がするが・・・・。ちなみにここの作者は、悲鳴をあげるしか能のないような一昔のアメリカンヒロインとバカロリは超苦手なので、あしからずだ。」

鼎「ウチの世界観は、軍記ものに近そうだよね。」

逆沢「あまりシリアスな世界観でもないけどね。でもシリアスでない割には、痛さ満点の奇妙なリアルさも含まれてるけど!」

愛原「それ以前に軍記と評するには、こそばゆい恥ずかしさがあるのだが・・・。ただキャラクタープロフィールの存在価値を真面目に語ると、それは【キャラクター間の違いの部分】を形成する為にあるといっても過言ではない。」

鼎「違いの部分??」

愛原「そうだ。例えば冒険者パーティーを形成するにおいて、全員が同じような能力を持つ戦士ばかりだと、ゲームをプレイするにあたって楽しみがイマイチになるだろう。」

逆沢「それはいえるわね。例えば格闘ゲームだと、格闘家という意味では全キャラ同じでも、パワー型とかスピード型とか、やっぱり違いは皆あるもんね。」

鼎「学園ものでも、学生という意味でいえば同じでも、性格や得意分野や好みで差をつけてるもんね。」

逆沢「ある程度以上、シナリオ重視の作品なら、性格づけでもクール型とか熱血型とか、色々あるもんね!」

鼎「って事はー・・・キャラクタープロフィールというのは、キャラクターごとの個性の違いを見せる為にあるという事かなぁ?」

愛原「そうだ。ウチのゲームにおいても一勢力に同じ兵科を率いる将軍は存在しないようにしてあるし、モチベーションの処理もバラバラにしてある。性格や信念にも差をつけて、対立軸を出してある。ウチのゲームで、タカ派とかハト派とかそんなのは、キャラの対立軸を表す上ですごく分かりやすい要素だから自然と取り入れられたものだ。ちなみに我が愛原軍の場合は、ノリ的にコミカルな勢力だから、将軍間の政治的・感情的な対立はなくして、むしろ能力や役割で個性の分担を図っている。」

逆沢「能力面での個性は、確かにウチが一番かもね。」

鼎「でもみんないい人ばかりの仲良しグループだから、喧嘩とかはしないよ!」

愛原「いい人ばかりかどうかは知らんがな・・・。ちなみにウチに近い勢力なのが、馬鹿ノリ型の辰巳軍。ここも能力や役割で個性の分担を図った勢力で、思想や相性による深刻な対立は殆どない。逆に大門司軍なんかは、名将という意味では能力的にほぼ対等で、しかも役割もややかぶるので、むしろ思想面での対立を強調した感じになっている。」


逆沢「主戦派の武内・国東陣営と、穏健派の穐本。それを調整する大森と中津。石田と夢前はやや独立した立場かな?」

愛原「同じ主戦派でも、武内と国東では経済・財政政策に関しての考え方が正反対だ。武内と中津は民間経済優先、国東と石田は国家財政優先だしな。もっとも富国路線の石田と強兵路線の武内の対立が深刻なおかげで、武内と国東の関係は決して悪くないけどな。」

鼎「黒藤軍でも、思想的な対立が深刻だよね!」

愛原「黒藤軍の場合は、大門司軍のような思想面の対立だけではない。個人の欲望やバックにある権力という大きな要素がある。大体、長光辺りが理想の国家像などを持ち合わせている訳がないだろう。また池田は確固たる政治的信念の持ち主であると同時に、公務員団体をバックに持つ利権の代表者でもあるし、一個人としての功名心なども人一倍だ。」

逆沢「思想や信念の対立は、どうしても重くなりがちよね。もっとも宮田軍みたいにうまくまとめている所もあるけどね。」

愛原「盟主の宮田がタカ派な事もあってややタカ的な性格が強い勢力だが、ハト派の峰が重鎮として健全に機能しているようだ。しかも平野など優れた潤滑油的存在もいるし、そのせいかキャラクター間の深刻な対立は全くなさそうだな。婆娑羅軍のグループも苦労人が多いせいか、異なる立場や思想に対する理解がある者ばかりで、グループ内の絆は非常に強い。思想が対立しているから、必ず仲も悪くなるというものでもない。」

逆沢「なーるほど。ウチのキャラクタープロフィールが、そういう内容になってるのも、要するに理由あっての事って事か?」

愛原「そうだ。作品ごとに重要視されるプロフィールの中身は異なる。ウチの場合は、能力と信念が、ユニット的にもモチベーション的にもシナリオ的にも最重要だから、それを念頭に置いた作りになっている。反面、得意とする武器とか血液型とかは、特に設定していない。」

鼎「でも、そういうのもあった方が面白いよね!」

愛原「作者の立場ではうかつな詳細設定は内容を縛るハメになる事があるから、設定できない部分も多い。だからそういう部分は、プレイヤーの有志が想像力を発揮して考えてくれるととても嬉しい。別に誰のアイデアを公認するとかじゃないから、皆がおのおのに好きに考えてもらえば、その全てに大感謝だ。」

逆沢「もしも私が学園ものに登場してたら、やっぱり美術と体育が得意になるのかな?」

鼎「私が冒険者だったら、魔女っ子かな?」

愛原「お前はマジシャンだから、トリックスターだろう。」

逆沢「トリックスターやオークとパーティー組みたい人って、ちょっと想像つかないけどね。」










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