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愛原様のたわごと(06年04月21日)




逆沢「最近、バージョンアップが激しいわねー。」

鼎「どこまでバージョンが上がっちゃうのかな? 1.50くらいまでいっちゃうのかなー?」

愛原「バグ修正がらみのバージョンアップは少ないに越した事はないが、放置は絶対にしない主義だからな。とりあえずシステム上の大きなバグはもう殆どなさそうだし、ケアレスミスによるバグなら大抵はすぐ直せるので、直してアップ。この繰り返し。【貴方のバグ報告が、他のプレイヤーの環境をますます快適にし、作品の完成度も高めます】という事で、今後も見つかり次第、レッツ報告だ!」

逆沢「投票も300台。こんなに票数が伸びるとは、全く想定外よねぇー。」

愛原「・・・感無量だな。」

逆沢「で、大型バージョンアップの製作はどんな具合?」

愛原「スランプにも倦怠期にも入っていないという点では、好調だろう。だが想定以上に手間がかかっている。秋に何とかなればいいけどな。」

鼎「結構、時間かかるのー?」

愛原「仕事帰って、寝るまでにまとまった時間がある時に進めるだけだからな。まして製作時間の過半数は、テストプレーで潰れるし。一主人公で通しプレイなんかやり出すと、下手すると1週間潰れるからな。」

逆沢「テストプレーなんかやめちゃえばいいのに・・・」

愛原「誰がプレイしても同じ展開にしかならない紙芝居ゲームならテバッグはまだ易しいだろうけど、ウチのはそういう系統と違うからな。ステージごとにチェックすればいいタイプの王道SRPGとも違うし、最初から通してやらないと分からない事も多いんだ・・・」

逆沢「で、現在、シナリオ製作とかは進んでるの?」

愛原「ぼちぼち。相変わらず冗長っぽいシナリオ展開が気になるが、まぁ作風として許してもらうしかないな。」

鼎「もっと短くできないの?」

愛原「力量不足だな。特に知将を知将らしく表現するのは、何にも増して難しい。」

逆沢「専門知識を持ったキャラをそれっぽく見せたりするのも、結構難しいわね。」

鼎「英雄を英雄っぽく見せるのも、案外難しいんじゃないかな?」

愛原「そうだな。という訳で今回のテーマは【高能力キャラの演出方法】だ。」

鼎「高能力キャラで一番有名なのは、やっぱり伝説の勇者とか、古の英雄とか、神の使徒とか、敵の大幹部とかかなぁ?」

逆沢「中には、かつて魔王を葬った伝説の勇者が主人公のくせに、いざゲームを始めるとザコモンスターに苦しめられたりするのもあるらしいけど。」

鼎「敵として登場した時は味方のパーティー全員が束にかかっても単独で持ちこたえるくらい強かったのに、味方になると途端に弱くなっちゃうキャラクターも、実はお約束??」


愛原「・・・のっけから、困った話をしてくれるな。まぁ確かに鼎の指摘するようなパターンは市販でも無くはないくらいだから、お約束の範疇に入るかも知れんがな。」

逆沢「ゲーム性の視点でみれば、徐々に強くなっていくのがRPGを始めとする多くのゲームの醍醐味だけど、シナリオ性でいえば元々強いはずのキャラがザコに苦戦したり、仲間になった途端にヘボくなるのは、やっぱり少しうまい説明が欲しいところかな?」

鼎「多くのRPGでは、なぜか敵味方の攻撃力と回復力のバランスがおかしいから、そうなり易いんじゃないかなー? プレイヤー側は攻撃力と回復力に物を言わせるから、その代わりHPは低めで、敵の幹部とかは逆にHPだけはものごっつい多いパターンが普通よね。」

愛原「まぁどういう表記のあり方であろうと、喧嘩の強さだけが長所の【高能力キャラ】は、まだシナリオを進める上では楽だ。むしろ問題なのは、専門知識をひけらかすタイプの技術者やオタクとか先生。あるいは知謀に長けたキャラクターとかだな。」

逆沢「顔は平凡だけど口説きの名人とかも、表現が難しいかもよ。」

鼎「何でも一流といわれる人は、それっぽく表現するのが難しいよね。」

愛原「作者の文章力のみならず、知識や人生経験も試されそうで怖い部分だな。できるだけ具体性を排除する事で、それっぽく演出するのがむしろ賢明かも知れんな。何でもかんでもそれをやると、シナリオが安っぽくなってしまいそうで加減が難しいところだが・・・」

鼎「ゲーム的な視点から、どうしても切り捨てないといけない部分もあるよ。例えば登場人物数の枠もあるし・・・」

逆沢「あまりリアルを追求すると、専門の外交官や経済官僚とかまで登場させなくてはならなくなって、ゲームの中身が煩雑になっちゃうのよね。」

愛原「例えば黒藤軍の国で実際に国政を担っているのは、政治家達だ。だが政治家達をいちいち登場させるとシナリオがより複雑になるから、ゲーム上、あの国の政治は、全て黒藤ら6人を中心で動かすようなシナリオ運びになっている。俺の国も実際には反主流派も含めた上で議会を通して物事を決定しているのだが、それをまともに表現すると混乱するから、登場人物としてはやはり限定してある。また、寺島本人が峰や武内と密会するシーンがあるが、これも本来ならば使者同士が事務レベルで話の大部分を進めるのがリアルだが、これをやると説明が長くなるので、いきなり幹部級で密会させる事にした。」

逆沢「メインとなる登場人物を有効利用する為の、苦肉の策ってところかな?」

愛原「賛否両論あるのは、認めるがな。」

鼎「私は、RPGの町並みもシンプルな方がいいタイプだよ。」

逆沢「私もそう! 別に各家庭にトイレや厨房がなくても別にいいし、イベントの進行に関係ない家もあまりいらない方。いちいち探索したり、声駆け回るのも面倒くさいし。」

愛原「【家が3件しかない町】とか、【町が2つしかない大陸】とか、そういうツッコミをつけるプレイヤーもいるから、その辺も賛否両論あるだろうけどな。」

鼎「でも英雄のくせにとか、知恵者のくせにとか、そういうツッコミはやっぱり避けられるのなら避けた方がいいよね。」

逆沢「気にしない気にしない。ほうき頭のガ○ルは軍人。中国娘の○麗は警官。丸太キックのエドモンド○田は相撲取り。楽しんでツッコミを入れるのが人生を楽しむコツよ。」

愛原「ウチの将軍達もちびっ子マジシャンにオタクにと、ツッコミどころ満載だ。」

逆沢「まぁウチは、元々そういうノリ全開の勢力だしね。大門司軍や黒藤軍とかになると、ちょっと通用しにくいノリかも知れないけどね。」

鼎「世界観にもよるって事かな?」

愛原「そうまとめるのが良いかも知れんな。シリアス路線ならある程度はシナリオ上、矛盾が発生しない程度にキャラの能力設定や過去に即した行動を取らせるべきだし、コミカル路線なら意表のつき方や引き込み方に一工夫したいところだな。」

逆沢「口で言うのは簡単なんだけどねぇー・・・」

鼎「わたし、愛原軍一の知将らしく見えるかなー?」

愛原「・・・・・ウチのレベルは所詮この程度なんだよな。」













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