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愛原様のたわごと(06年08月12日)




鼎「ねえねえ! あれから製作の方は、進んでる?」


逆沢「もしかしたら止まってる?」

愛原「止まってないぞ。難航はしているが、スランプや倦怠期に入ってる訳でもない。難航している最大の理由は、まずテストプレーに膨大な時間を割かれる事だな。」


逆沢「誰かに頼めば?」

愛原「無理。ステージ攻略式SRPGなら、1ステージ完成させるごとに【さぁ、どうぞ!】といったやり方もできるが、ウチの場合は無理。ていうか各戦術ステージに関しては、90%以上既に完成済み。製作で難航するのは、全体の難易度調整と各イベントの製作及び発生条件等の整備。」

逆沢「いらんイベントばかり作るから、ドツボにはまるんじゃないかなー?」

愛原「プレイヤーにとっていらんイベントでも、作者のモチベーションを維持するのには必要らしい・・・。プレイヤー本位で考えるべき商業ゲームでは、決してあってはならない考え方だがな。」

鼎「商売でゲームを作る人達との違いで大きいのは、あとは時間の問題かな−?」

逆沢「本職が忙しいと、その分だけ製作時間がどうしても圧迫されちゃうもんね。」

鼎「で、どの辺まで完成したの?」

逆沢「ていうか、今までとの違いは何だったっけ?」

愛原「最大の相違点は、2つ新勢力を追加した事。元は北方異民族にあたる1勢力のみを追加する意向だったのだが、つい魔が差してさらに1つ付け加える事になってしまった・・・。おかげで作業量が増える増える・・・。ちなみに都市は10個増えた。」

鼎「今までは47都市だったから、57都市になった訳だよね。」

逆沢「で、各国のリーダーは今まで全部男だったけど、新勢力のリーダーもやっぱり男?」

愛原「・・・男だと問題あるのか?」

逆沢「いやー、最近は女の子の出番が多い程、ウケるんじゃないかと思ってねぇー・・・」

愛原「ギャルゲじゃないから、そんな事は気にしなくてもいい。」

鼎「でも最近は大河ドラマでも、やたら史実ではチョイ役でしかないはずの女性が、なぜか目立ちまくりの作品ばかりが続いているよ!」

愛原「・・・そうは言ってもウチのゲームでも、世界観を考慮すれば、むしろ女性の活躍の場は優遇されている気はするのだがな・・・。まぁ政治体制や社会倫理には近世的な考え方も多く含まれているし、その分だけ女性の社会進出が進んでいても不思議はないのだが・・・。」

鼎「魔法という概念が存在する分、単純にケンカをやらせても男性有利が確定している訳でもないよん!」

逆沢「私もそこらの男性群には負けないし♪」

愛原「別にウチの世界観は、ロリっ娘が巨大斧やハンマーを振り回すような、非常識な重量感の世界でもないのだが・・・。」

逆沢「でも普通に魔法世界である事や社会倫理の進歩具合を考えてみたら、ウチのゲームは決して女性が優遇されているとは思えないけどね。登場する将軍数も、男30人に対し、女10人だし。」

愛原「3:1なら、確かにごく平凡だな。大神軍のように女性の社会進出が強く制限されている勢力なら、登場する将軍数が0なのは当然だが、それ以外の勢力なら大概1人2人の女性将軍は、多すぎず少なすぎずといったレベルでいるしな。」

鼎「一番、女性将軍が多いのは、実は大門司軍なのはちょっと意外だね。」

愛原「大門司軍は8人も人材がいるからな。割合にしたら8分の3で37.5%だ。ちなみにウチや宮田軍や辰巳軍では、5分の2で40%。女性の社会進出割合では、ウチらも負けていないぞ!」

鼎「最も先進的と言われる黒藤軍で、女性将軍が寺島さん1人という方がむしろ意外かな?」

愛原「あそこにとって女性とは、パフォーマンス用のアクセサリーでしかないからな。人気取り政策や話題づくりの為に女性を大臣や社長に任命したりするようなノリだ。寺島自身も、政府の人気取り政策の一環として、民間人登用された人材でしかないからな。」

鼎「・・それ、どっかの国みたいだね!」

逆沢「でもたとえゲームの世界でも、女性の扱いには、正直首肯したくない部分も感じるんだけどねぇー。例えばなんで、女性キャラは若くて綺麗な女の子ばかりなの?」

愛原「商業の論理でいえば、そのゲームを購入する層の嗜好がどうしても関係してくるからな。あと同人のフリーゲームの場合は、作者の趣味の問題もあるかも知れん。ちなみにこれはゲームの作者が女性だったとしても、なぜか当てはまりがちなようだ。どうせ感情移入するならやっぱり少しでも魅力的な女性キャラの方がいいという事かも知れんが、連中の詳しい心理は分からん。」

鼎「男性キャラの場合は、その点ずっとバラエティーに富んでいるよね。主人公級でも、運動も出来て容姿もいいみたいなキャラばかりとは限らないしね。」

逆沢「ウチのゲームの場合は、オッサン、ブタ、ジジイと、もうそれこそ何でもアリだしね。」

愛原「その点、オバハン、ブサイク、ババアがヒロインというゲームは、あまり記憶にないな。男性の場合はちょっとくらい非常識なイカレキャラでも、いい味出した脇役くらいは務まるのだが、女性の場合は、脇役としての活躍の場すらオバハンやブサイクには容易に与えられないしな。」

逆沢「せいぜい名もない宿屋のおばさんくらいが限界で、独自の立ちグラフィックと名前をもったキャラで、中年以降の女性キャラが出る事はあまりなさそうよね。母親役で登場できればいいくらいかな?」

愛原「現実世界では、いい味出した男性の数だけ、いい味出した女性もいてもおかしくないのだが・・・。」

鼎「確かウチのゲームの場合は、男性キャラも女性キャラも、殆ど年齢は特定してないはずだけど、やっぱり女性キャラは全員若くて綺麗な事になってるの?」

愛原「顔グラが、恋愛シミュレーションツクール2で作成したものである関係上、見た目は若くて綺麗めな感じになってるが、設定上は特にない。別に色気で誰かを惑わすような事もしなければ、誰かが美人で誰かがブサイクと呼ばれている事もない。唯一、はっきりしている事は、鼎が辰巳公認の【ガキ】だという事だけだ。」

鼎「ぶーっ!!!」

逆沢「まー、誰と誰が恋愛するみたいな概念もないし、年齢や容姿がどうであろうと、全くシナリオ進行上は関係なさそうだから、それはそれでいいのかも知れないけどね。」

鼎「でもいくら年齢設定とかが曖昧にしてあるといっても、やっぱり基本的な設定とかはないの?」

愛原「そりゃあ、無くもないけどな・・・。例えば能力面では、ほぼ作者のイメージにほぼ忠実に設定されてある。性格もハラバラだし、その立ち振る舞いや言動から、鼎は勿論の事、平野なんかも年齢的に若い部類に入るのは間違いない。あと美しさとは別次元で、容姿のイメージも作者の脳内設定にかなり近いとだけ言っておこう。髪の色をどうするかだけは迷ったようだけどな。」

逆沢「あー、髪の色。最近はアニメの影響か、ゲームの世界でもカラフルな髪の色が増えてるよねー。」

愛原「作者に言わせると、リアル路線でいくのも一つの大きな選択肢だったらしい。しかしモンタージュを実際にあれこれいじった結果、髪の色をリアル路線に近づけた場合、キャラの描き分けが困難になるという問題点が出てきて、あえなく取りやめになったそうだ。ちなみにリアル路線基調では、逆沢・鼎が薄茶色系、平野・夢前・寺島の3人は濃茶色系、石田・早川・国東の3人が黒髪系だった。野川と峰はそのまんま。」

鼎「ふーん。濃茶色系は赤色系に、黒髪系は青色系に変えられたんだね。」

逆沢「私は原色に近かったみたいだけど、鼎だけはかなり独自の扱いになった感じかな?」

愛原「鼎は年齢設定を始めとして色んな部分で、その他大勢の女性キャラと比べて外見的な差別化を図らないと、それこそややこしい事になりかねなかったからな。大半のキャラは、年齢がどう推測されても良かったんだが、鼎や小松は子供キャラという事で、特に別に顔グラを連れてくる必要があったんだ。」

鼎「でも明らかにオバサンキャラというのは、いないよね。男性群の場合は、黒藤さんとか大森さんとか不破さんのような老将キャラもいるのに。」

愛原「それはそうだな・・・。もっともそんな顔グラ素材自体、世間には殆どないのが実情なのだ。美少女や美男子の素材自体は、ありあまる程あるのだが、年配の男女のそれが殆どない。まさしく将軍と呼べるような精悍な顔つきの男女中年キャラを余るほど展示してあるフリー素材サイトでもあれば、一度伺ってみたいもんなのだがな。」

逆沢「需要が無いからねぇー。女性の場合は特に。」

愛原「だからウチの場合は、女性キャラの場合は特に年齢をボカし、しかし顔グラの見た目から外れないような口調や思考をする女性キャラばかりをそろえる形にした訳だ。だから全女性キャラの年齢を20歳前後と考えたければそれでもいいし、実は(鼎と平野を除いて)30歳前後と推測してもらっても構わない。40歳以上は思考的にも外見的にも無理があるけどな。」

鼎「あー、でも一人だけ、誰がどう見ても中年以上にしか見えない女性将軍さんがいたよ!」

愛原「・・・そんなんいたか?」

鼎「東出さん!」

愛原「あ・・・・」










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