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愛原様のたわごと(08年7月19日)



愛原「久しぶりにアンケート更新もしたいし、ゲーム作成のピッチも上げたいが、まぁなかなか時間が許さず、残念な思いはある訳だが・・・。」

逆沢「私の武力85はちょっと低すぎない? 隣の国のトラキチと同じじゃない? ここの企画参加者の中に、大分県教育委員会の中みたいな不正な点数操作があるんじゃない?」

愛原「混じってない。混じってない。見ての通り、かなり綺麗にまとまっている。文句なしだ。大体お前、自分のことをどのくらいだと思ってんだ?」

逆沢「200! と言いたい所だけど、上限99だから99にまけといてあげるわ。」

愛原「・・・やらせ判定食らわして、採点から除外するぞ。」

鼎「見てみて。私の知力85だよ。」

愛原「よく頑張った。感動した。隣の国の完璧超人の人材よりも上のパラメータを一つでも上回れれば、俺的には大満足だ。逆沢はトラキチに勝ててないから、まだまだ要努力だ。」

逆沢「・・・くっ! 昔だったらダメトラキャラだったはずの奴相手に、こんなに苦戦する時代が来るとは予想外ね。まぁ、何一つとりえのない、宮田に全敗状態のあんたよりはマシだけど・・・。」

愛原「・・・それを言うな。鼎、話題を変えろ。話をそらすんだ!」

鼎「うん。学生の皆さんは、いよいよ夏休みだね。」

逆沢「白々しい話の切り替え方だけど、話を前に進めるため協力してやるか・・・。で、夏休みといったところで、ここの作者には全く関係話だと思うけど。遠い昔の記憶になっちゃってるというか。」

愛原「うむ。社会人になって体力が落ちたせいもあるだろうし、温暖化の影響もあるだろうが、年々、夏はこたえる。」

鼎「温暖化といったら、サミットも終わったよね。今まで温暖化対策に後ろ向きだったアメリカを、とりあえずスタートラインに立たせたというのが、一番大きな成果って事になるのかなぁ?」

逆沢「成果の内に入るのかどうか、私はどうもって感じだけどね。たとえるなら山に登る気のなかったアメリカを、とりあえず山のふもとに立たせただけで、実際に山に登るかどうかは別問題だからねぇー。世論も冷めてるっていうか、支持率も上がらないし。」

鼎「マスコミの報道では、福田首相の影が薄かったとか、リーダーシップがなかったとか、独自性を発揮できなかったとか、そういう評価が多かったよね。」

逆沢「ブッシュの嫁はんが、集団行動取るべき時に勝手にクルマで行きたいとかダダをこねて、急遽別途クルマを手配したとか、環境や食糧問題がテーマなのに、この無駄なクルマは何なのだとか、豪華な食事はなめてるのかとか、色んな批判もあったわねぇー。」

愛原「共和国議長の肩書きの俺様がいうのも何だが、本来、議長職は審判とか行司みたいな役割がメインだから、目立つ必然性はないし、むしろ調整役としての能力が問われる。だからマスコミの批判は少しだけおかしいと、俺は思う。たった3日で呉越同舟、海千山千の各国を相手にまとめた成果としては、たとえ【優】まではいかなくとも【不可】でもないと俺は考える。」

鼎「小泉元総理の大活躍で、パフォーマンスの能力が国のトップの条件の一つになりつつあるから、地味な調整肌の福田さんはきついかも知れないよね。安倍さんの時みたいな、大きなマイナスイベントもないのにね。」

逆沢「最近の世論調査では、イラク戦争やブッシュ政権に対する懐疑派が圧倒的多数を占めてるし、後期医療制度にも反対の方が多いし、格差社会見直しの声も多いのに、それでも【なって欲しい総理NO1】は今でも、それらを全て推進した小泉らしいし、意味わからんわ。」

愛原「小泉の政策は気に入らんが、小泉のキャラクターには好感がもてる。で、政策とキャラクターイメージのどっちが、首相の要素としてより重視されるかを問われれば、今の国民の大半は、政策よりもイメージの方が大事と判断したという事かもしれんな。」

逆沢「首相はアイドルかよ(笑)」

鼎「でも君主が軍師や将軍を兼ねる必要はないし、リーダーに求められるのはまずカリスマ性って事かも知れないね。」

愛原「確かに監督が選手を兼ねる必要はないが、選手達を使いこなせず、また勝利に貢献しなければ、いくら人気だけが高くても監督としては失格だろう?」

逆沢「人気だけが先行して実力が伴わない人ってのは、確かにいるかもね。逆に実力があっても人気がない人からすれば、なんでアイツは実力もないのに人気あるんだ?って事になるんだけど。」

愛原「アイドルなど人気商売はたくさんあるし、スポーツ界でも実は、実力以上に人気が経営を左右するケースというのは多く存在するしな。」

鼎「マイナーなスポーツとメジャーなスポーツでは、待遇の差は大きすぎるよね。同じスポーツでも人気チームとそうでないチームの差は大きいよね。」

逆沢「まぁ日本のトップですら、選挙対策の思惑もあって人気重視の時代になりつつあるみたいだから、実力というのは意外と重要じゃなくなりつつあるのかもね。」

愛原「それはかなり恐ろしい発想だ。実際には会計担当のように、嫌われても筋を通さないといけない職業は多く存在する。各部署の要求のままに、財源を放出し続ければ、組織は破滅するからこれは当然だ。」

鼎「大門司軍の石田さんとかは、かなり損な役回りだよね。」

逆沢「まぁあそこの組織は、そういう理屈はよく分かってるみたいだけどね。だからこそ筆頭奉行という地位を保証して、嫌われ役が圧力や誘惑に負けないような待遇にしている訳だし。」

愛原「たとえ嫌われても筋を通す。冷酷といわれても勝利のために最善を尽くす。そういう人材も組織には不可欠だ。今回のテーマは、そんな職業の一つである【軍師】でいきたいと思う。」

逆沢「おおっ、軍師ってか?」

鼎「マニアックな人達からは、色々突っ込まれそうなテーマだね。」

愛原「マニアックな話は今回はなしで、あくまで世間一般で【=参謀】といっても良いようなタイプの軍師を今回は取り扱う。勿論、だったら最初から参謀とか知将とかをテーマ名にしろという声もあるだろうが、まぁイメージ的に分かりやすいからこっちにしたという事で、ご了承願いたい。」

鼎「ウチのゲームには、殆どの国で軍師タイプのキャラはいるよね。」

逆沢「ウチは不在だけど、大抵の勢力にはいるわね。辰巳軍の野川、大門司軍の武内・国東、黒藤軍の池田あたりは、特にメジャーだし、赤竜軍の楠木・茅野、宮田軍の峰、婆娑羅軍の宗祀なんかも、その枠に入れても問題さなさそうな気はするわね。」

鼎「誰がNO1軍師か、比べるのも面白いかも知れないよね。」

愛原「いわゆる戦国人材もののSLG調に知力でランキングをつければ、黒藤や寺島も有力な候補になるだろうが、あいつらは軍師じゃないからな。黒藤は実質的な君主そのものだし、寺島はどんなに知恵者ではあっても、役柄上は吉巻や吉武と同列の将軍だからな。」

鼎「軍師といったら、君主のすぐそばで献策したり助言したりするイメージが強いよね。」

愛原「実際には色んなタイプがいるけどな。野川のようなオーソドックスなタイプから、武内のような武闘派軍師から、池田のような政治肌も含めて。」

逆沢「政治肌は、陰謀くさくてロクなイメージないわ。」

鼎「若くて颯爽としててカッコよさそうな外見で登場する軍師キャラは、漫画やゲームでも大体善玉で人気者だよね。」

愛原「・・・俺はナルシスト入ってるような軍師キャラは、そんなに好きじゃないけどな。」

逆沢「あはは、ひがんでやんの!」

鼎「でも講談の諸葛亮さんとかの影響が強すぎるのかも知れないけど、市販のファンタジーものでも、フリーの戦争ものでも、一番の軍師キャラは、自分の知力に絶対的な自信をもっているような、そういうキャラ設定の軍師さんが多い気がするね。」

逆沢「長髪系とか、スマート系の美形キャラとかも、多そうね。」

愛原「ここの作者なら、そういう設定の軍師キャラはまず出さないだろうけどな。【ふっ】とかキザなコメントを使う軍師キャラ自体、池田くらいしかおらんし。」

逆沢「それ、むっちゃ悪役! 作者の趣味出てるわ〜!」

鼎「しかし三国志が作った軍師キャラのひな形ってすごいなって思うよ。NO2以下の軍師さんだったらほうとう(漢字変換不能につきひらがな〜以下略)さんタイプのぱっとしない外見イメージのキャラが思い浮かぶし、NO1軍師の引き立て役だったら周瑜さんとかが当てはまるし、優秀なライバル軍師だったら陸遜さんとか司馬懿さんとか、負け軍師キャラだったら袁紹軍の軍師一同って感じで思い浮かぶし。」

逆沢「こういったら何だけど、主人公陣営のNO1軍師は、勝つべくして勝ったようなイメージで描かれているし、逆に負け軍師の方は、負けるべくして負けたようなイメージで描かれている気がするわね。あ、そうか、だからNO1軍師キャラは、自分の知に自信を持っているナルシストが多いって事かな?」

鼎「逆に負け軍師さんの方は、理性よりも感情とかプライドとか思いこみとかを優先して失敗したり、ひどい人だと同僚を讒言したり自己弁護ばかりして足を引っ張りまくるキャラ設定の人もいるよね。負けて当然みたいなキャラ設定だよね。」

逆沢「ウチのゲームの場合は、選ぶ主人公によって最終的な勝利者がバラバラだから、絶対的な軍師というのは存在しないけどね。」

愛原「最も軍師らしい野川でも【穏健派の仮面をかぶった好戦派】という設定と【そのくせ運動オンチ】という設定で弱点属性を作っているし、武内は財政分野と守備に弱い設定があったりと、故意に弱点属性をもたせているからな。強いて言えば寺島が最も隙のない絶対的な知将だが、奴は軍師キャラじゃないからな。」

逆沢「寺島が正規の軍師キャラだったらヤバいわね。」

愛原「寺島は、情報操作・軍略・計略・謀略・政治工作・対外交渉・経済政策・扇動・クーデター工作と、テロ作戦以外は、一通り何でもこなすからな。」

鼎「でも世間一般でいう、NO1軍師のキャラ設定とは違いすぎるよね。」

逆沢「ていうか性別、女だし。」

愛原「男がNO1軍師でなくてはならないルールはないからな。世間一般ではそうらしいけど。」

鼎「そういえば、ウチのゲーム。野川さんに国東さんに茅野さんに峰さんに、結構女性の軍師キャラが多いよね。」

愛原「男性軍も武内や池田や宗祀や楠木や四条らがいるし、後れはとっていないぞ。軍師ではないが黒藤も宮田も俺様も男だ。」

逆沢「さりげなく自分も混ぜるな! あんたは知的キャラですらないでしょ!」

愛原「くそう、パレたか・・・。まぁいずれにしろいえるのは、別に軍師様が必ずしも、イケメンのナルシスト軍師である必要などどこにもないという事だ。」

逆沢「ビジュアル的には美しくないけどね。周瑜や陸遜にファンがいても、司馬懿にあまりファンがつかないように、颯爽としたイメージのない軍師様は、あまりいいイメージないし。」

愛原「人に策略を施すような陰謀家を、カッコよく思う人など少数派だろうからな。その本来のネガティブなイメージを転換させるのには、やはりビジュアルが大事という事なのかもしれんな。」

鼎「政治工作とかを得意とする軍師キャラにいいイメージがないのは、軍記小説でも爽快感が描かれにくい事と、現実の政治家の人達が、とてもイケメンとはいえないようなお年寄りで構成されているせいもあるのかなぁ?」

逆沢「ウチでも池田辺りが、そのイメージをさらに拡大させているけどね。」

鼎「でも池田さんも、軍師らしい活躍をする事もあるよ。でもいわゆる【負け軍師】としてのイメージが強いのは何でかなぁ?」

逆沢「精神論を重んじすぎるからじゃない? もっと言えば戦略は効率よりも政治的な信念というかポリシーというか、そんなものを優先させるというか。」

愛原「軍師のおしごとは、気合で戦うことでも、ましてや正義を語る事でもない。部下を鼓舞する為に、正義を語り気合を入れるのも戦いを有利にする上で一つの方策だが、それはどちらかというとリーダーとか将のおしごとであって、参謀とか軍師とか言われるものの本来の職務ではない。正義や気合で部下を安心させて引き締めるのではなく、作戦の中身で部下を安心させて引き締めるのが、軍師のおしごとのはずだ。」

逆沢「池田はその点で、かなり誤解している事があるからね。独自の神国理論を全てに優先させるというか・・・。」

愛原「小説なりゲームなりの世界では、作戦が当たりまくる主人公側の軍師の他に、少なくとも2種類の軍師が存在する。先にふれた【負け軍師】と、負け軍師や駄目君主らにひどい扱いをされる【献策を入れてもらえない悲劇の軍師】だ。」

逆沢「三国志で言えば、袁紹軍の沮授・田豊辺りが【悲劇の軍師】の代表格ね。」

鼎「ウチのゲームでは、悲劇の軍師はいないような気がするけど気のせいかなぁ?」

愛原「ウチのゲームで登場する各勢力は、どの主人公を選択するかによって勝者にも敗者にもなるから、悲劇の軍師という設定のキャラは使いにくい。よってあまり登場しない。但し、あえていえばヒデブ派のブラック隊長あたりに、それに近い役割が含まれているくらいだな。」

逆沢「あー、赤竜編のブラックの最期は、まさにそれよねぇー。せっかく献策したのに、レッドに讒言されて逆に殺されてしまうのよね。」

鼎「レッドさんは、イエローさんが死んじゃった後でも自分を美化する為にイエローさんの最期をねつ造したりしてるよね。」

逆沢「三国志の袁紹軍の郭図とか逢紀みたいなキャラね。沮授・田豊の事を悪く言って、自分達の策を採用させて、その結果、惨敗。でも責任を取るどころか、保身のためにまたもや悲劇の軍師達を悪く言って、自分を正当化する典型的な悪役軍師。」

愛原「そういや少し話は変わるが、史実の安倍晋三がノイローゼから立ち直って復帰したときには、苦労も知って一皮むけて成長した安倍晋三を期待したもんだが、この前、逢紀ばりの暴言吐いたもんだから、こいつレッドと変わってねぇと思ったりしたんだが・・・。」

鼎「ほえっ? そんな暴言あったっけ?」

愛原「うむ。北朝鮮による拉致問題の件で、山崎拓に対して【(山崎氏は)日本語能力がないのではないか】【山崎氏は百害あって利権あり】【学習してもらいたい】讒言しただろう。安倍がいわゆる拉致被害者家族そのものなら感情的な態度を優先させるのは普通だし、一般国民の立場でも同情できる部分があるが、いわゆる作戦をもって問題解決をすべき政治家が、策を語らず讒言した事が非常に気に入らなくてな。ましてや当時の安倍は、アメリカがテロ国家指定解除を決断した直後であり、圧力路線の基本戦略の見直しが迫られ、いわば策に敗れた直後のくせに、策に敗れた事を反省もせず、対抗策を出してきた相手を【策】ではなく【中傷】によって蹴り落とそうとした。ましてや安倍と山崎は同じ自民党の同志のくせに、しかも軍師的な思考を持つべき政治家でありながら、このような味方の足を引っ張る暴言は許されるものではない!!」

逆沢「ここがマイノリティーのたわごとコーナーなのは何度も言われている事だけど、あまり敵を増やすような発言は控えた方がいいと思うけどね。特に拉致問題はデリケートだから。」

愛原「いや、腹にすえかねたから言う。俺自身も含めて、北朝鮮と利権的なつながりがあるから北朝鮮を擁護しているはずがないだろう。それどころか、言えば嫌われる。一文にもならないし、個人的に得になる事など何もない。が、それでも言わずにはおれない。冒頭にも触れたが【嫌われても作戦をもって語らないとならない時】ってのはあるんだ。温暖化防止協定に反対するから武力でアメリカをぶちのめすとか、武力づくでも北方領土を取り戻すとか、そんな感情的な論理で行動してはならないし、それと同じ事だ。」

逆沢「うーん、でも拉致問題は犯罪行為だし、それに妥協なんてありえないんじゃない?」

愛原「外交交渉というのは、そもそも妥協の産物だ。一方的にどっちかの論理を通そうとすれば、無条件降伏させる事が可能な程の力の差を認識させるしか方法はないぞ。例えば、中国とのガス田交渉もそうだが、日本の強硬派がガス田基地そのものの撤去を主張し、中国の強硬派が日本との共同開発案自体に反対してたが、結局、共同開発案でまとまって両国の強硬派をそろって怒らせた。つまりどうやっても両国の強硬派を納得させる事はできないし、強硬派からすれば必ず不満が出るのが外交なんだ。妥協がいやなら一方がひたすら我慢するか、もしくは対立・徹底抗戦しかない。逆にそういうのが嫌なら、妥協しかない。北朝鮮の立場を無視して、自分の立場だけ主張するなんて、外交交渉ではありえない。世界一の大国のアメリカですら、現に交渉と妥協の結果、北朝鮮核問題の進展にこぎつけたのであって、一方的に圧力だけかけて要求をのませた訳ではないんだぞ。」

逆沢「そもそも相手は犯罪国家だから、相手の立場なんて考慮せず、こっちの立場だけ主張すればいいんじゃない?」

愛原「それじゃシーシェパードの連中と一緒ではないか? 【相手は鯨を食用とするような野蛮人だから、そんな奴の立場など考慮しても無駄だ。嫌がらせの圧力を加えて、こっちはただ日本政府が謝ってくるのを待てばいい。】なんて論理、日本で通用するわけがないだろう。確かに力で屈服させられる相手になら、武力や権力をもって、圧力を加えるだけでも思惑を成し遂げる事は可能だし、それも一つの作戦・戦略だ。だがそうでない相手に、相手の立場を考慮せず、感情や正義をもって相手に迫るのは、それは作戦でも戦略でもない。少なくとも軍師的な発想ではない。」

逆沢「安倍は軍師じゃないけどね。」

愛原「アホ。例えば警察が、【犯人に自首するように呼びかけた。ボールは犯人側にある!】とかいって、指紋採取などの現場確認や聞き込み捜査などを一切せず、ただ時間が過ぎるのを待つだけで良いはずがないだろう。安倍の発想はそれなんだぞ。安倍内閣時代でも、待つのみで一切動かず。しかも完全なアメリカ頼み。何よりもひどいのは段取りすら考えていない。というか段取りを考えた者が現れれば、訳の分からん誹謗中傷で潰してしまう。」

鼎「アメリカは拉致問題が解決しない限り、【引き続き拉致問題解決の為に支援を惜しまない】とか言って、その度に物資や金銭を日本から引き出せるから、それほど真剣でないのは戦略的にありえるとして、安倍さんも解決(妥協)しない限りは、拉致被害者家族やその支援者や支持者の支持が得続けられるから、実は内心では解決には前向きでないのかなぁ?」

逆沢「うーん、それはひねくれた考え方だと思うけど・・・。けど強硬派は妥協しない事で人気を維持しているから、妥協なんかできるわけないし、妥協しないで解決するには、こちらが圧倒的な力を持つか、それか相手の自滅を待つしかないから、なかなか難しい話ねぇ。」

愛原「政治の世界では【振り上げたこぶしの降ろし方】というか、要するに戦争を始めるなら戦争の終わらせ方を事前に考える発想が必要だ。この発想を忘れると、劣勢だった場合を戦略的に想定しないまま、アメリカとの戦争に踏み切った大日本帝国のような悲惨な事になる。安倍は【再チャレンジ】を公約に首相になった時からそうだったが、理想や感情ばかり先行させて、戦略がまるでない。それでも反省できればいいが、選挙で大敗しても【反省すべき(ところがもしあれば)は反省する】と言っただけで、事実上反省しないなど、自らの正義を信じて疑わないし、彼流の正義を非難するものがいれば、誹謗中傷をもってまで徹底排除を試みる。ダメ軍師の典型そのものと言わざるを得ない。」

逆沢「まぁ一般論として、敵を討つ策もないのに開戦を推し進め、そのくせそれに反対する味方のライバル軍師を排除する悪知恵だけは働く奴ってのは、最低最悪かも知れないけどね。」

鼎「けどダメ君主や負け軍師によって、ひどい展開に巻き込まれた【悲劇の軍師】の立場としてはどうすればいいのかなぁ?」

愛原「分からん。ただ例えば、日米開戦に反対した山本五十六なんかの場合は、開戦が決まると、真珠湾奇襲作戦に打って出たよな。要するに開戦が決まったからには、気持ちを入れ替えて勝利のために全力を尽くすというタイプ。ウチのゲームでいえば吉武に近い。もっとも勝算薄い戦いになった以上は、少々卑怯臭い戦いになってもやむを得ないという判断からか、それが【リメンバー・パール・ハーバー】という形で米国民の怒りに火をつける副作用も生んだ側面はあるが・・・。(外務省のミスで宣戦布告のタイミングが遅れたのは一面の事実だが、元々海軍は宣戦布告なしでの奇襲を強く主張し続けていたのも事実である)」

鼎「気持ちを切り替えるってのも一つの方法なんだよね。」

愛原「もっとも大日本帝国がいよいよ敗戦濃厚となると、どうやって降伏するかを考える一派が増えるのも時間の問題だったけどな。ただ先述の郭図とか逢紀、あるいは安倍もそうだが、それに強く反発する者も多く出る。弱気な降伏論者に非国民のレッテルを貼ったりして、実は反戦共産主義者に対する過激な弾圧を加えたのも、敗北間近の頃が意外と多かったりする。議会内や軍部内でも降伏論は密かに高まり、実際に降伏に向けた交渉も水面下に繰り広げられたようだが、その度に強硬派が降伏する際のハードルを高くしたりして、その為に交渉は決裂し、結局、ソ連の参戦や原爆投下まで招いたのが歴史の真相だ。」

鼎「ゲームや小説の世界と違って、どんな優秀な軍師でも策に失敗する時もあるし、そもそも軍師の知力だけで補えない程の戦力差がある時もあるから、そういう時の対処みたいなものも必要なのかも知れないね。」

愛原「だが実際には、なかなか難しい。人間は自分の失敗を認めたくない生き物だし、主張を翻した際の反発も恐れるから、策が成功する見込みが殆どないと思っても、わずかの可能性にかけて強行する方を選択したがる。あるいは既に策が破綻していても、それでも自分の保身だけはしたいから、策ではなく讒言などをもって、自分を批判する人を攻撃したり、あるいは他人に責任転嫁する。それでますます情勢の悪化を招く。」

逆沢「ファンタジーの世界では、主人公が【1%の可能性にかける!】といえば99%成功するフラグだし、悪玉軍師が【ククク。作戦は99%間違いなく成功する】といえば、99%失敗するフラグのような気がするけどね。」

愛原「現実は無情だから、そうはならない。むしろ90%の確率で命中すると言われてても、10%を超える確率で失敗するような感覚を与えるゲームすらあるからな。とにかくただの【負け軍師】ならともかく、【悲劇の軍師】を量産するようなクソ軍師の闊歩だけは許してはならない。クソ軍師達は、敗色濃厚になっても【これまで多くの兵士が残虐な敵の凶弾に倒れ、無念の死を遂げた。我々はなんとしても英霊となった者の死を無駄にしてはならない。我々は最期まで戦わねばならない。今、降伏を唱える者は、先に死んでいった者の死を無駄にし、敵を利せんとする非国民だ!】的な言葉だけは勇ましく正論っぽい発言を繰り返しがちだが、こうなったら組織としたら最悪だ。」

鼎「軍師的な役割を与えられてる人達は、本当は頭のいい人ばかりだと思うから、失敗は失敗と謙虚に受け止めて、自分なら思いつかないような発想を持つ人の意見に積極的に耳を傾けたりしたらいいと思うのにね。」

逆沢「でも中には、保身第一の発想で悪知恵ばかり巡らす人がいるのも事実だしね。それかあるいは、なまじ自分が頭が良いと思いこんでいるから、自分の意見に反対する連中に反感を持つのかも知れないけどね。」

愛原「以前、【冷酷な指導者】をテーマに取り上げたこともあるが、たとえ一部から嫌われてもやらねばならない事がある。だが保身や人気優先の人間も多い。安倍も口先ではなく中身で、問題の解決を検討し直すべきだ。訳の分からん誹謗中傷で軍師仲間を非難するのではなく、むしろ拉致被害者家族に嫌われても後世の人々に認められるような成果こそあげるべきだ。」

鼎「普通の殺人事件とかでも、大切な息子とかを殺されたら、その遺族は加害者に復讐したいと思ってもおかしくないし、裁判の場で容疑者に暴行を働いて退席させられる遺族もいるよね。それと同じで、拉致被害者の家族からしたら、日朝戦争になってもいいから北朝鮮に復讐したい、あるいはアメリカに何兆円税金を貢いでもいいから、アメリカにも手伝って欲しいと思っても不思議はないと思うよ。でも政治家はそういう発想じゃ駄目だよね。」

逆沢「でも前のたわごとコーナーでもあったけど、人は理よりも感情を優先させる事もあるから、勇ましくカッコいいけど中身のない発言に引っ張られる事は、現実でもありそうね。」

愛原「その通り。よく講談の世界では、讒言などを行なう有害軍師の事を陰険なキャラとして設定して、悲劇の軍師の側に同情的だが、実際はそうとも限らない。安倍晋三と山崎拓を比べて、山崎拓の方にネガティブなイメージを持っている人が少なからずいるように、勇ましい態度で讒言を繰り返す側よりも、讒言される被害者の方を陰険視する事もあるだろう。もしかしたら郭図とか逢紀などは、安倍晋三のようなキャラクターで一定の信望があったから策を容れられ重く用いられたのかも知れないし、逆に沮授・田豊などは、山崎拓や加藤紘一に近いキャラクターだったのかも知れない。ましてよくある小説やゲームの世界みたいに、颯爽としててカッコいい軍師ほど優秀で、嫌われ者の陰険そうな軍師程、邪悪とか無能って構図は、現実世界では必ずしも当てはまらないので、注意が必要だ。」

逆沢「ファンタジー世界みたいに、カッコ良く弁舌鋭い奴ほど有能な善玉で、不細工で陰険そうな奴ほど無能(もしくは邪悪な)な悪玉だったら分かりやすいのに、そうとも限らないところが悩ましいわね。」

愛原「軍師としての役割を期待されながら、策ではなく人気でしか自分の立場を保てなくなったら、もはや害悪以外の何者でもない。自分の力不足を認識して速やかに後進に道を譲るのも賢者の選択だし、そういう意味では大門司軍の大森なども無能にはほど遠い人材といえる。逆に安倍のように不祥事の処理を誤り続けて(不祥事そのものは安倍とは無関係だが、処理方法に関しては当然責任は大きく伴う)参院選で歴史的大敗をしながら、それでも辞職を拒否し、あげく体調不良で政権投げだしなんて論外もいいところ。まだ若いし、一回り大きくなって帰ってくればカッコいいなと密かに期待もしていたのに、逆に劣化してるもんだから、失望も一際だ。」

鼎「突然復活した怪人は、日々成長していく主人公達の前に瞬殺されるのがお約束なんだよ。」

逆沢「ノイローゼから復活した安倍は、再生怪人と同列かよ!」

愛原「軍師がテーマなのに、なんちゅう馬鹿なオチだ・・・・・」










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