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愛原様のたわごと(09年6月27日)




愛原「おい、この記事みたか?」

逆沢「あまりにタイムリー過ぎてワラタ♪ 先週、このコーナーで取り上げたばかりなのにね。」

愛原「なぜ【♪】マークなのだ? 不謹慎だと思わないのか?」

逆沢「いやあ、これは失礼。まぁ番組名は変わっても正味25年続いた長寿番組が、こんなあっさりと打ち切りってのは、ちょっと怖いと思ったけどねー。誰か先週のたわごとコーナー読んでチクッたか?」

愛原「こんな零細サイトの影響力がある訳ねえだろ。タイムリーすぎなのはビックリものだけどな。」

鼎「それで隔週更新がデフォルトなのに、今週は更新する事にしたんだよね?」

逆沢「でもなんで素直に直リンクしないで、わざわざ記事のキャプチャー画像を使用する事にしたわけ?」

愛原「この手の記事は、すぐにリンク切れになったり、削除されたりするからな。迷惑ブログまがいの安易なニュースのリンクはしない事にしてるんだ。その代わり必要に応じて、キャプチャー画像で代用する事にした。」

鼎「それにしてもびっくりしたよね。今までこの番組が倫理的に問題があるとかいう理由で圧力を受けた事は過去にも何度もあるし、サンテレビ自体も武勇伝が多いテレビ局だけあって、そういう圧力への抵抗力は強いはずだったのに、そのサンテレビが今回に限ってあっさり屈するなんて、ちょっと異常事態だよね。」

逆沢「エロゲ規制の圧力が、ここまで飛び火したって事かな? アダルトゲーム紹介なんてコーナーまで作るから♪」

愛原「だから【♪】はやめろ。・・・それにしても一地方局にまで干渉しだしたあたり、一連の規制強化の流れは、ホンモノだと言わざるを得んな。25年続いた長寿番組をあっさり潰しやがったあたり、奴らは本気だと言わざるを得ない(但し、過去の経歴からして、また番組名だけ変えてちゃっかりリニューアルスタートする事は十分ありうる。)。」

鼎「長寿人気番組の突然の打ち切りといえば、ABCラジオの【誠のサイキック青年団】とかもそうだよね。」

逆沢「ラジオ番組なんか、マニアック過ぎて知らない人の方が多いと思うけどね。しかも地方局だし。」

愛原「【誠のサイキック青年団】は20年続いた長寿番組で、特にコアなファンが多くいる事で知られた番組だ。ちょっと政治批判色の強い番組だったようだが、まぁ何にしろ異常なまでの突然打ち切りで、ネット上でもわりと話題に登った部類に入る。」

鼎「自分が応援している番組が、突然打ち切りとかになったら悲しいかも。」

逆沢「打ち切りと言えば、【魁!男塾】のあの終わり方は異常だったわ。江田島平八が突然宇宙から帰還したと終わったら、突然【七牙冥界闘編】が終幕して、間もなく連載終了と。」

鼎「当時の週間少年ジャンプの連載打ち切りのやりようは、すさまじいものがあったって話だよね。」

逆沢「単行本にして1冊分で終了というものもザラだったけど、長寿連載作品であっても、容赦なかったからね。【聖闘士星矢】とかもそうだったし。」

愛原「【聖闘士星矢】は、別の雑誌等を通じて、最終的にはちゃんとしたエンディングにこぎつける事ができたけどな。という訳で今回のテーマは、【打ち切り】だ。」

鼎「番組や連載の打ち切りには、色んな理由があると思うけど、制作者側にしたら、本当にすごく無念だと思うよね。」

逆沢「制作者側の都合で、事実上の打ち切りになる作品も多いけどね。サボリぐせのある作家として有名な人もいるくらいだし。」

鼎「人気のある作品の場合は、すごく作家が遅筆だったりサボリ癖が強いタイプだと、すごくヤキモキさせられるよね。」

逆沢「でも人気作者の場合は、立場的に出版社側より強い事も多いから、いくら原稿が遅れても我慢の一文字しかないけどね。二流以下の作者が納期を守れなかったりしたら、容赦ないけど。」

愛原「人気商売だからな。付け加えると漫画家や小説家は、一種の芸術家でもある。故に、せかして出来の悪い作品のまま入稿させるよりも、掲載が遅れても完成された作品を入稿したいという思いは、十分に想像できる。」

鼎「ゲームの世界でも、【ドラゴンクエスト9】が大幅に延期になったよね。ようやく間もなく発売みたいだけど。」

逆沢「バグだらけだったり、練り込み不足なままの作品のまま製品化するよりは、延期しても納得のいく作品にして製品化した方がいいというのは、私もすごく理解できるわ。楽しみに発売を待ってる方からすると、延期される事自体、ヤキモキものなんだけど。」

愛原「近日発売される事が前提の発売延期ならばともかく、無期限延期とか事実上の打ち切り同然のものだとガッカリだけどな。」

逆沢「市販ゲームの世界では、会社が倒産しない限り、打ち切りという選択肢はほぼないと思うけどね。打ち切ったら今までの開発期間と開発予算がパーになって、経営を大きく圧迫するだろうし。」

鼎「そのせいか、明らかにデバッグや制作面で手を抜いたとしか思えないゲームのまま発売されるケースも、たまにあるよね。」

愛原「今はインターネットが普及して修正ファイルによるアップデートもしやすくなってせいか、パソコンゲームでは特にそう思えるようなゲームが増えてるな。家庭用ゲームの場合は、なかなかそういう訳にもいかないが・・・。」

逆沢「あんたの場合は、他者のバグの多さをあまり批判できる立場でもないだろうけどね。」

愛原「・・・面目ないな。ただカネ取ってる訳でもないから、大目に見てくれ。」

鼎「制作者側の能力や予算やモチベーションの問題で、突然、作品が打ちきりになったり、中途半端な状態で発表されるのは、私はある意味仕方ないと思うよ。残念だと思うけど、それを他の誰かの手で何とかするのは難しいとも思うし。」

愛原「同感だな。これはフリゲの世界でもいえる。この人のゲームをまたプレイしたいと思えるような作者さんは何人もいるが、お願いする事もできないし、希望通りに行くことも滅多にない。まぁそんな作者さんのゲームをプレイできた事だけでも幸福だと思うようにはしてるけどな。」

鼎「作者さん側の都合で打ちきりになる場合はともかくとして、そうじゃない場合は、ちょっと面白くない時もあるよね。」

逆沢「アンチが荒らして、制作者さんのサイトが突然閉じられたりするのをみたりすると、思わず【この野郎!】って気持ちにはなるわね。」

愛原「ただ、そういうケースの場合、制作者側が閉鎖なり更新停止に至る理由を説明される事がほとんどない。その為、荒らしのせいだとかアンチのせいだとかを、第三者の立場である我々が断定するのは困難だが、それ以上の理由が推測できないケースはままあるからな。」

鼎「雑誌や番組のケースにしても、特に不人気でもない作品や番組が突然の打ち切りになったりしたら、大抵の読者や視聴者は不快で不思議な気分になるよね。」

逆沢「特に不人気でもなければ、売り上げや視聴率的には問題ないはずだし、だからこそ余計に打ち切りに至る経緯が気になるというのはあるわね。」

愛原「その通り。ちなみに制作者側(出版社・作者・放送局等)にもファン側にも不満がでないような作品が打ち切りになる場合は、第三者の圧力がほとんどだと俺は見ている。」

逆沢「荒らしやアンチの圧力によってサイトが閉じられるようなノリで、漫画も番組も打ち切りに追い込まれるって感じかな?」

鼎「自分にとって愉快なものでないからというだけで、それを無くそうという考え方はどうかと思うけど・・・。」

愛原「まぁ出版業界とか放送業界とか、広義にはゲームも含まれるメディア業界には、色んな【自主規制】という概念が登場する。これらの業界は総じて、法律で束縛される事を激しく嫌う替わりに、法律沙汰・裁判沙汰に至らない段階で勝手に自主的に規制するケースが非常に多い。」

逆沢「まぁ、【違法でなければ何をやってもいい】みたいな考え方が嫌いな私からしたら、それはそれで素晴らしい事だと思うけどね。何でもかんでも司法の場で決着をつけたがるアメリカ的な考えはあまり好きじゃないし。」

愛原「それには同感だ。ただ問題点がゼロという訳でもない。例えば【少年法と少年犯罪における実名報道】の問題について、マスコミの対応をお前達はどう思う?」

鼎「うーんと、法律上は、【未成年犯罪者の場合は氏名を公開してはならない】事になってるんだよね。」

逆沢「でもマスコミによって、重大犯罪なので実名報道にします的なスタンスの所もあるし、そうじゃない所もあるわね。」

愛原「そう。つまり実名報道の是非を決定しているのは、政治家でも法務省でも裁判所でも警察でもなく、実質的にマスコミという事だ。マスコミによる自主規制や自主判断は、ある意味では、法律よりも重いという事になる。」

鼎「考えてみたら、最近のゲーム規制の流れも、法律が変わったとか裁判で負けたとかそういうのが直接的な理由ではなくて、あくまで業界の自主規制という名のローカルルールが変更されただけなんだよね。」

逆沢「ただエロゲ業界だけで収まる範囲の自主規制が、テレビ局まで飛び火というのは尋常じゃない気がするけどね。」

愛原「【誠のサイキック青年団】の打ち切り理由なんかも、理由に関しては完全に闇のままだ。我々が調べられる範囲で、かなりの異常事態というのだけははっきりしているのだが、その理由が全く分からない。この件は個人的に興味があったので過去にちょこっと調べた事があったんだが、それでも真の理由は噂の域を出ない。まぁ法律を変えるには延々と審議して理由を説明する必要があるし、裁判所が判決を出す際にも判決理由が述べられるのが普通だが、自主規制の場合は理由を説明する義務がない為、こういう得体の知れない事がまま起きるという事かも知れんな。」

鼎「テレビ番組だけじゃなくて、漫画やゲームの世界でも、理由が説明されないまま打ち切りとかになるケースはあるよね。」

逆沢「ゲームの場合は、主要なスタッフに逃げられたとか、恥ずかしくて言いたくない理由もあるかも知れないけどね。」

鼎「漫画とかでは、ごくたまに怒った漫画家さんが休止や打ち切りに至る裏事情を暴露する事もあるけど・・・。」

愛原「どんな事情であれ、理由が説明されればまだ納得しやすい。仮に納得できないような理不尽な理由でも、どこが一番悪いのかとかが分かれば怒りの矛先を向けやすいので、ファンのモヤモヤ感も抑えやすい。だが理由すら明かされないケースが、マスコミ関連では多過ぎる。」

逆沢「理由を明らかにする事で、怒りの矛先が自分達に向いたら困ると思っている黒幕が、密かに圧力をかけているんじゃない? 打ち切りするだけでは飽きたらず、打ち切りにした責任も背負いたくないという事で。」

愛原「まぁいずれにしろ、【自主的な判断】と言われたら、俺としては残念としかいいようがない。フリゲと同じで、今まで楽しませてもらってありがとうとしか言えないのかも知れぬ。もっと納得のいく理由が聞きたいが、理由を説明する義務がないと言われたらそれまでだ。」

逆沢「あ、そうか・・・。そうなのよねぇー。考えてみれば前回話題にしたゲーム規制の判断にしても、あくまで業界の自主規制でしかないし。つまりそれを決めたのは法律でも裁判所でも政治家でもなく、あくまで自分達だからね。」

鼎「けどイジメでやむなく自殺した学生さんとか、荒らしでやむなく閉鎖したサイト主さんとかもいるのに、なんでもかんでも【所詮は自分自身が自主的に決断した事】で済ますのはやっぱり良くないと思うよ。」

愛原「・・・難しい問題だな。とにかく打ち切りなら打ち切りで、理由が聞ければ一番いいんだが・・・。」

逆沢「そういえば、打ち切りと言えば、ゲーム製作の方はどうなってる?」

愛原「かなりヤバい。停滞している。事実上の打ち切り状態かも知れん。過去に製作中断したゲームリストに新たに一つ加わりそうだ。」

逆沢「理由は? ここまで打ち切り論をブチ上げたんだから、ちゃんと打ち切り理由を説明しなさい!」

愛原「いや・・・、打ち切りを正式決定した訳ではないのだが・・・。ただ製作ツールの性能の壁に当たったり、時事の都合上あまりにもまずくなったり、面白いゲーム等に夢中になって時間が取れなかったり、モチベーション的に詰まったり、色んな理由がある。そして作業が大きく中断すると、過去の経験上、製作再開された例がないからな。ただ少なくともいえるのは、第三者の圧力が原因という事はない。これは確かだ。」

逆沢「ホントに〜? ホントはどっかから強力な圧力受けてるのに、怖くてそれも口に出せないとかじゃないの〜?」

愛原「そんな圧力を受ける程、知名度や権力のある人間じゃないから心配するな。」

逆沢「人間じゃなくてブタ人間だから♪」








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