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愛原様のたわごと(09年7月11日)





逆沢「ここのコーナーは、毎回時事ネタから始まるのが恒例だけど、今回の話題は何かな〜?」

鼎「私は選挙の話題だと思うよ。」

逆沢「そういえば明日は東京都議選の日か? だったら何もこんな微妙な時期の更新じゃなくて、選挙結果が出てから更新したら良かったのに。」

愛原「まぁ確かに結果が出てからコメントするのはすごく楽だが、一地方選挙にそこまで拘泥する事もないだろうからな。」

鼎「でも国会議員の方々も積極的に応援にかけつけてるし、マスコミも何ヶ月も前から話題にしてるし、ノリは天下分け目の大選挙モードだよね。」

逆沢「静岡県知事選挙も、東京都議選ほどではないにしろ盛り上がったわね。」

原「地方は国の下請けではないし、国政レベルで自民と民主が激しい戦いを繰り広げているからと言って、それを地方にむやみに持ち込むのは、個人的には好きじゃないのだが・・・。自民公認であろうが、民主公認であろうが、与野党相乗りだろうが、共産公認であろうが、完全無所属であろうが、良い政治家は良く、悪い政治家は悪いに決まっている。麻生が不人気だからといって、地方の自民系議員の質が連動して自動的に劣化する事がないように、あるいは小泉フィーバーだから地方の自民党議員も連動してカッコよく生まれ変わったりしないように、それはそれ、これはこれという視点は大切だと思うが・・・。」

逆沢「けど静岡県知事戦でいえば、候補者個人の政策理念や経歴・実績は無視して、どこの党の公認を得たかだけがクローズアップされてた気がするけどね。」

鼎「有力な政党の支持があれば有利だけど、そうじゃない候補は、泡沫候補扱いになって、大して話題にもならず消えちゃう事が多いよね。よく話を聞いてあげたら、その人の政策とか信念とか手法が一番良かったりする事があるかも知れないのに。」

逆沢「タレント政治家みたいに、知名度が高かったら政党推薦候補以上に有利に戦えるかも知れないけど、どちらにしてもイメージ優先で、政策が深く語られる事がない点は変わらないわね。」

鼎「タレント政治家さんといえば、宮崎県の東国原知事が【俺を総裁候補にするなら、自民党の国会議員として次の衆院選で立候補してやってもいいよ】みたいな事を言って、すごく話題になってたよね。」

逆沢「【マンゴー売りのセールスマンごときが真顔で調子に乗るなボケ】って思ったのは、私だけ?」

愛原「・・・冗談でも、中傷まがいの辛口コメントはやめろ。」

逆沢「あはは、悪い悪い。でも実際そうでしょ。同じタレント知事でも橋下知事なんかは、国から押し付けられた分担金を減らすべく動いて、新潟県など他県でもその傾向が波及するくらいの影響力を与えたけど、ヒガシ知事はそういう身のある地方分権活動を何もしてないじゃない? やったのはマンゴーとか宮崎牛とかの地場製品を売ったのと、宮崎県に道路を造れみたいな旧来の自民党議員と同じ主張だけ。大した実績も上げないまま、一期も務めず、それで日本の総理大臣になるかも知れない地位にしろって、もうアホ過ぎるとしか思えんわ。」

愛原「・・・お前の発言も、とても公共の電波には取り上げられないような、暴言のラッシュだな。」

鼎「でも声は大きいし、影響力もあるけど、東国原さんが地方分権推進の為に具体的に何かしたかというと、私には思い浮かばないかも・・・。」

逆沢「でも普段からやたら話題になるもんだから、つい調子こいて総裁にしろみたいな事まで言い出す有り様だし・・・。もっともさすがの世論も、今回ばかりはヒガシ知事に対して厳しい視線みたいだけどね。」

鼎「けど一般的にいえば、やっぱりタレントとか著名人出身の人は、選挙でも有利だよね。知事で言えば、森田健作さんとか石原慎太郎さんとか橋下徹さんとか。」

逆沢「国会議員でいえば、丸山弁護士とか丸川元キャスターとかが関東や東京の選挙区で出てるわね。舛添要一大臣とか小池百合子元大臣とかも、元はテレビ界の常連だし。過去には、大橋巨泉とか田嶋陽子とか大仁田厚とか旭道山とか、政治家としては???な人もそれぞれの党でしっかり当選果たしたし、本当にタレントの威力はすごいと思ったわ。」

鼎「有名人だから、普通の政治家と比べると何となく人柄も分かるような気がするし、国民の目線を気にしやすいだろうから、その分だけはえげつない事はしないだろうという安心感があるのかも知れないよね。」

愛原「松浪健四郎みたいな、俺からみたら人柄的にも???な奴もいるけどな。まぁいずれにしろ人気者は色々有利だ。という訳で今回のテーマは、【人気と実力】だ。」

逆沢「ああー、人気と実力が比例しない人間ってのは、どこにもいるわねぇー。」

鼎「スポーツ界で最も顕著な傾向だよね。【人気のセ、実力のパ】なんて言葉もあるくらいだし。」

愛原「これをあえて、色んなケースに当てはめてみようというのが、今回のテーマの趣旨だ。」

鼎「うーん。実力の方に関していえば、ゲームとかの場合はパラメータという容赦ない物差しが存在してしまう以上は、現実世界よりもはっきり優劣が量れるけど、人気の方はどう定義づけたらいいのかなぁー?」

逆沢「【誰からみた人気か?】という定義がまず必要かもね。その世界の一般的な住民からみた人気なのか、主人公パーティーからみた人気なのか、はたまたプレイヤーからみた人気なのか?」

鼎「黒藤さんなんかは、最もその評価が分かれそうだよね。」

逆沢「黒藤というキャラクターは、一部の支持者と信者からみたら超カリスマだけど、多くの主人公らからみたら極悪人という設定ね。でもってプレイヤーの皆様からのアンケート調査では13位だったから、プレイヤー評価としてはまずまずおいしいという位置づけね。」

愛原「プレイヤーからみた人気というのは、最も特殊だからな。その世界でどんなにヒドい事をしても、おいしければとりあえず成功したキャラという事になる。漫画や他のゲームの人気投票でも、この点は大体同じだな。」

逆沢「ワケアリ系の悪役とか、イケメン・美少女系の悪役なら、どんなに非道な事をしても、一定のファンはつきそうな気はするわね。散り際にいいところを見せたり、意外な優しい面が少し描写されたりしたらなおのこと。」

鼎「でも悪役が魅力的というか、キャラ立ちできた作品の方が、やっぱりすごく楽しいとも思うよ。」

愛原「その点は全く同感だな。他の作品でよく登場する、例えば四天王とか7人衆とか言われる幹部級悪役の人間模様が映える作品は、飽きさせず物語を進める推進力になるからな。残虐非道とか陰険な策略家といった、人間としてはどうしようもないキャラであったとしても、物語上のよいスパイスになる事は多い。そいつがおいしい一面を持っていたら、人気キャラ候補に昇進する事もありえるだろう。」

逆沢「プレイヤーは、物語内の世界の住人じゃないから、悪役がどんなにひどい事をやっても、所詮人ごとって事かもね。DIO様クラスの極道者でも、キャラとして立っていればOKという事かも知れないってか。」

愛原「付け加えて言うと、ザコキャラよりは実力のある強いキャラの方が、相対的には人気が高いといえそうだ。プレイヤー側のキャラなら強い程、便利で操作しやすいという事になるし、敵側キャラでも強敵の方が、インパクトはやはり強いしな。」

逆沢「とすると、ザコキャラとかモブキャラであるにも関わらず、密かに人気の高いキャラクターというのは、相当にキャラが立った素晴らしい存在ともいえそうね。」

愛原「強いしか脳のないキャラよりも、余程立派だな。善玉キャラであれ、悪玉キャラであれ、あるいは町の住民その1でしかないとしても、プレイヤーの記憶に強く残っているキャラクターというのは、やはり生き様としては輝いていたという事になるんだろうな。」

鼎「けどプレイヤーの視点と、物語内の住民の視点とは違うよね。プレイヤーにとっては他人事の世界であっても、物語内の住民にとっては現実の世界なわけだから。」

逆沢「プレイヤーの視点でいえば、【実力がなくても人気のあるキャラは、キャラ立ちした良いキャラ】って事になるけど、物語内の住民の視点でいえば【実力もないのに人気があるキャラは、ちょっと気になる感じ】になりそうな気がしなくもないわね。」

愛原「実力の定義つけにもよるけどな。ただ【中身もないのに人気だけ先行している】設定のキャラは、大抵好ましくない存在というのが定番だ。」

逆沢「かませ犬候補ね。if北狄編の石破・中谷・大野の三人組とか♪」

鼎「肩書きだけが立派なキャラクターさんとか、無駄に自信たっぷりなだけのキャラクターさんとか、無駄にカッコいいだけのキャラクターさんとかは、大抵当て馬役だよね。」

逆沢「実力に見合わないのに人気や自信だけはあるようなキャラクターは、必ず一度は痛い目に遭うってのが、一種のお約束になってるからねー。」

愛原「プレイヤー視点でみれば、そういうのも【おいしいキャラ】の内に含まれる可能性はあるけどな。ただ傲慢で人を見下すだけのタイプなら、ザマーミロの一言で片付けられる事もある。政治的な立場のそういうキャラは、ザマーミロで終わる可能性が高そうだ。」

逆沢「池田あたりは、実力に比べて自信や肩書きが過剰気味のキャラクターとして描かれている気がするわね。」

愛原「池田の場合は、その世界の住民からみた人気は最低だけどな。」

鼎「逆に住民の人気が高い設定になっているのは、宮田さんが一番っぽいよね。あと大神さんとか赤竜さんとかのような硬派系も国民や部下からの信望が厚そうだよね。」

逆沢「門司さんとか婆娑羅さんも、一定の評価は受けてそうね。ってか、国民人気がイマイチなトップはアンタだけだわ。」

愛原「・・・ぐふっ。それを言われるとツラいな。」

鼎「ある意味では、人気と実力は比例していたという事かなぁ?」

愛原「・・・どこまでも容赦ないな、お前らは。でも仕方ないだろう。俺に人気が取れるどんな要素があるのだ?」

逆沢「根本的にないわね。ブサメンだし。芸能界で過去で大活躍みたいな設定もないし。目に見える輝かしい大改革を進めた訳でもなし。強いて言えば温暖化対策に関心が強いくらいだけど、そういう国民生活にも痛みを伴わせる政策では、とても人気取りなんかできっこないし。」

鼎「婆娑羅さんや辰巳さん程の高貴な身分出身という訳でもないから、偉大な血筋による潜在的なカリスマ性にも期待できないし。とかいって大神さんや宮田さんのように実力だけで登りつめたような誇れる経歴でもないし、良くも悪くも中途半端な貴族階級だから・・・。」

愛原「・・・お前ら、本当に俺の仲間なのか?」

逆沢「あはは。でもまぁ人気キャラではないのは確かだからねぇー。実力もないかも知れないけど♪」

愛原「・・・見返してやりたい。」

鼎「でも人気はともかくとして、不遇ではないと思うよ。人気も強大な派閥もないにも関わらず、議長までなれたんだから。」

逆沢「現実世界では、人気や知名度がないという理由だけで、多くの人に真面目に政策などを聞いてもらう事もできないまま、泡沫候補として消えていく人はいくらでもいるからねー。」

鼎「実力があったかどうかすら知られないまま、その他大勢として消えていくのは、ちょっと悲しいよね。せめてもう少し何とかならないのかなぁ?」

愛原「大手企業の人事採用を例にとっても、有名大学からの新卒に限定したり、派遣や契約社員、あるいは一般職からの総合職正社員への転向を認めない会社は多い。なぜ【機会の平等】すら認めず、挑戦権自体、一部の人に限定するのかを聞いたら、大手企業の知人がこういう事を言っていたな。いわく、【コストパフォーマンスを考えると希望者全員と面接したりするのはナンセンス】と。」

逆沢「ああー、なるほど。それで最初から高卒は相手にしないとか、一般職やパートには昇進試験を受けさせるチャンス自体を与えないとか、やってるわけね。」

鼎「本当は高卒でもパートあがりでも、実力のある優秀な人はいると思うけど、そんな理由でチャンスの枠すら限定するのはもったいないと思うけど・・・。」

逆沢「でも100人の志望者から3人を厳選するよりは、10人の志望者から3人を選別した方が、選ぶ側にしたらラクだからねぇー。もしかしたら挑戦権のない90人の中からとんでもない宝物が見つかるかも知れないけど、そんな宝探しに時間や労力を費やしている暇はないと。」

愛原「採用係の鑑識眼が確かという保証もないしな。」

鼎「でも政治家になろうとする人の数くらいはたかが知れているし、はじめから泡沫候補は相手にしないみたいな事はすべきでないと思うけど・・・。」

逆沢「みんなが真面目に候補者を選ぶというのなら鼎のいう事は正論だけど、そうじゃないからねぇー。事実上、自民党や民主党の支援を受けているか、そうでなければ有名人か? それ以外の候補に多くの有権者が関心を持たない以上は、少数の真面目な人が真面目に公平に政策を吟味した結果、泡沫候補に投票しても、結局は死票にしかならないのが現実だからねぇー。」

愛原「人気は実力よりも重要という事か?」

逆沢「最近はちょっとマシになってきているけど、【人気のセ】の壁は【実力のパ】と比べてまだまだ厚いようなもんだからね。」

鼎「そして【実力のパ】からフリーエージェント制などを利用して、どんどん【人気のセ】に優秀な人材が流れていった結果、【人気も実力もセ】になる可能性もあるし、こうしてみると【実力が人気を呼び寄せる以上に、人気が実力を伴わせる】側面もかなりあるかも知れないよね。」

愛原「それは十分ありえる。カリスマ性のある人気者のそばに優秀な人材がどんどん集まっていくとか、人気のある大学や企業に優秀な人材が吸い寄せられていくみたいな現象は、現実でも珍しくないからな。」

逆沢「それで、どんなに優れた政策理論があってもパッとしない人よりは、少々人格や能力に問題があっても人気や影響力のある人を頼った方がマシという、考えになっちゃう訳ね。要はその人気者を、うまく操ったり育てたりできればいいわけだから。」

愛原「いい人なだけのブサメンよりも、少々性格に難があってもイケメンの方がいいと言うようなもんだな。私がこの人を立派な人にしてあげるみたいな思い上がりをして。」

鼎「・・・うーん。でも現実には、人気者を思い通りに操るなんてのは、すごく難しいと思うんだけど・・・。」

愛原「人気者の元には多くの人が集まるから、人気者はその中で自分にとって都合のいいパートナーを選択する事ができる。端的に言えば、東国原知事や橋下知事の人気にあやかって、思い通りにしてやろうとしても困難と言うことだ。なぜなら東国原知事や橋下知事は、その人気を武器に、自分に都合のいい人材だけをチョイスしたり、自分好みの思想や方針を相手に要求する事ができるからだ。【自分が変わって相手に合わせなくとも、相手を変えて自分に合わさせれば済む(もしくは自分に合う相手を選べる)】人気者を、人気も実力もない半端者が思い通りに操ろうなんて、ひどい思い上がりというもんだ。」

鼎「つまり、中身のない人気者の周りに多くの人が集まった結果、その人気者が成長して中身もついてくるかといえば必ずしもそうじゃなくて、ますます中身のない人気者が増長して、暴走するだけという事もありえるって事だよね。」

逆沢「まさしく、今のヒガシそのもの♪」

愛原「東国原知事は、その人気を武器にそれなりの栄進を果たしたが、その人気をうまく利用して中身ある実力と実績を、もう少し時間をかけて身につけるべきだった。潜在的な実力はあっても人気の全くない泡沫候補らと比べたら、ずっと恵まれたスタートを切れた訳なんだから。」

鼎「確かに人気はある方が何事も有利だし、うまくやったらその人気を武器に中身のある実力まで身につける事ができるけど、それはその人次第って事なのかも知れないよね。」

逆沢「ふと思い出したんだけど、ヒガシって三國志の袁紹に似ていない? 人気はすごかったけどそれをうまく利用できず、どちらかというと自分の力を過信して壁にぶち当たった辺り。」

愛原「そのたとえで言えば、橋下知事は曹操だな。今までは反董卓連合ならぬ地方分権推進連合の盟主として、さんざん袁紹(東国原)をおだて上げて盟主の座にまつりあげて来たけど、実際には袁紹よりも曹操(橋下)の方に多くの人材が集まり、一定の力もつけつつあるという点で。まぁ強引なたとえには違いないが。」

逆沢「橋下が曹操♪ まぁあの強引で反発を多く買うような手法と、それでいて実はかなり計算されている部分は、確かにちょっとだけ似てるかもね。」

愛原「まぁまぁ、ただの強引なたとえ話にそこまで執着すんな。ともかく人気というのは、一つの強力な武器に過ぎない。もちろん、武器(人気)を持たないライバル相手に、武器をぶんぶん振り回してやれば、ザコ敵くらいは蹴散らせるだろう。うまくいけばライオンが人間を襲い殺せるように、自分より知的な存在すら武器で打ちのめす事も可能だ。だが武器を考えもなしに闇雲に振り回すようなバーサーカーは、いずれ人々の手で排斥される。人気は強力だが万能ではない。」

逆沢「小泉純一郎やブッシュみたいな、危機感を煽ったり、敵を故意に作ったりして、無理矢理人気を作り上げるようなケースもあるけどね。」

鼎「そういう悪役を無理矢理作った上で、自分が善玉として君臨するような人気の取り方は、私はあまり好きじゃないんだけど。」

愛原「それは真の人気と言うよりは、一種の恐怖政治的な手法でしかないな。早い話が、【俺に反発する奴は、非国民として排除するぞ】的な脅しが根底にあるだけでしかないから。その指導者が本当に人気があるというよりは、その人を讃えないと権力層や、あるいはそれに追従する多数の民衆(信者やタカ派など)から攻撃や嫌がらせを受けるからという、一種の保身に過ぎない。独裁国家の指導者の全てが、その国の国民にとって心から尊敬する、愛するに足る素晴らしい指導者と思ったら大間違いだ。」

逆沢「表向きは、国民の信任を受けて君臨する超・人気者の指導者でしかないけどね。」

愛原「【その人を褒め称えなくてはならない】みたいな空気を武器に人気者(?)が権力を持つというのは、俺は好きじゃないな。それなら、我々がタレント政治家に何となく期待して一票を入れるケースの方が百倍マシだ。たとえ何となくでも、それは他の誰にも脅迫される事もなく、自分の直感で入れた一票ではあるからな。」

逆沢「そう? 私は雰囲気で流されてる時点で、五十歩百歩だと思うけど?」

鼎「東京都議選も、過去の各都議・各党の業績や判断とかは一切関係なく、今の麻生内閣の人気で判定されているような気がするし。」

愛原「一部の東京都議からしたら、赤の他人の不人気のあおりで、自分達まで逆風が及ぶというのはすごく理不尽に感じているかも知れないな。自分の実力どころか、自分の人気ですらなく、他人の人気で決められようとしているわけだから。」

逆沢「あははは。でも、自民党という看板を背負っている以上は、そりゃ連帯責任だわ。逆に小泉人気の時には、その人気に散々あやかった地方の政治家もたくさんいるだろうしね。」

鼎「でも中身より人気が大事って事になったら大変だよね。誰もが人気取りばかりに走って、後のことを考えずにバラマキ政治したり、誰かを悪役に仕立る事でえん罪被害者を出したり、外交関係がいたずらに悪くなっても困るし、嘘八百の公約を平気でして政治不信がますます広まっても駄目だし。」

愛原「中身のある人気や、中身が悪い事に起因する不人気なら別に構わない。悪政屋が嫌われても当然だと思うし、善政家が人気なのも納得だからな。だが訳の分からない扇動行為やレッテル貼り、その場限りのゴマスリ行為や、その場の印象だけで差がつくとすれば、こんな理不尽な事はない。【人気の理由・不人気の理由】を吟味して、それが冷静に納得できるものかどうかを考える視点があっても、俺はいいと思う。」












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