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愛原様のたわごと(09年8月24日)




逆沢「今日は、月曜日??! あ、あれ? このコーナーって、金土日祝以外に更新するケースなんかあったっけ?」

愛原「俺も本当は更新する予定はなかった。今回の更新は、番外編として受け止めて欲しい。」

鼎「つまり、号外って奴だよね。なんかビッグなニュースでもあったのかなぁ?」

逆沢「もしかして【サイト閉鎖します】宣言とか?」

愛原「それはない。そりゃあ作者が車にはねられたりした結果、不本意ながら更新停止になる可能性はあるかも知れないが、作者の意志で閉鎖したり更新停止する予定は全くない。ってか、そんなネガティブな予想なんかするな!」

逆沢「それじゃ、今週で【たわごとコーナー】は最終回を迎えて、来週から別の企画がスタートする宣言があるとか?」

愛原「ねえよっ!! お前ら、そんなに俺を追放したいのか?! ちっ、やっぱりこんな日に更新しようとした俺が馬鹿だった。」

鼎「でもせっかく更新する事にしたんだから、制作状況を教えて!」

愛原「いや、今回はそんな話をする予定はなかったから・・・。そもそも先週更新の予定も元々はなかったし。」

逆沢「更新した以上は、話せ!」

愛原「・・・・・・。現在は、基本システムの制作と平行しながら、素材集めの最中だ。ウディタで制作する場合は、音楽もCGも全てツクール同梱素材を使うことができなくなるから、新たに自前で制作なり調達するしかないからな。」

逆沢「あー、そりゃ大変だわ。確かにフリー素材自体はたくさん出回っているけど、作者のお眼鏡にかなうかどうかは別問題だからねぇー。」

愛原「お眼鏡という表現は、フリー素材提供者さんに大変失礼だ。それよりは、単にニーズの問題といった方がいい。例えばフリー素材では若者キャラ系の比率が高くて、中年キャラ系の顔グラやユニット数が低めという傾向があるだろう? にも関わらず、もしも作者側が中年キャラを多く必要としていた場合は、当然ながらニーズが合わないという事になる。」

鼎「なんか就職活動と同じだよね。企業側も労働者側も、お互いに相手を欲しいがっているのは同じだけど、条件面で折り合えないみたいで。」

逆沢「だったらここの作者側が妥協しろ。素材提供者に非は一切ない!」

愛原「心配するな。素材提供者さんにリクエストするような真似は一度もした事はないし、その予定もない。色んなサイトを走り回り、またこちらで調整できる点は調整して、その結果、最終的にお借りする事になった素材の提供者さんに感謝しながら、その素材を使用させていただく。そういう形にしたいと考えている。」

逆沢「で、いい素材は見つかったか?」

愛原「満足度の高い素材はそれなりに見つかったが、やはりそういう素材を取り扱っておられるサイト様は、大体有名な所に落ち着く感じだな。」

鼎「7lcwシリーズでお借りしたBGMも、ツクール関係を除けば【- FREEDOM HOUSE 2nd -】さんという、超有名サイトさんだったよね。」

逆沢「有名であるが故に、【この音楽は他の作品でもよく聴くぞ】って思われる難点は避けられないのよねー。」

愛原「・・・だな。もっと力のあるフリーゲーム作者さんが、その音楽を先に採用されていた場合、そっちにイメージを完全に持っていかれてしまうからな。」

逆沢「で、別の作品の名シーンを頭に浮かべられてしまっちゃったり、するのよね。」

鼎「でも、それをいったら顔グラやユニットでも同じだよ。ツクール同梱素材を使用した場合は、さらにそういうジレンマに陥りやすいよね。」

逆沢「だから、絵や音楽を自力で創作できる力のある作者さんは、自力で作ろうとしちゃう訳だけどね。」

鼎「素材に頼るという事は、他の作者さんの作品と、音楽や絵が競合するリスクだけは、どうしても受け入れる必要があるという事だよね。」

愛原「マイナーなサイトを見つける事ができれば、そういうリスクも当然半減するが、力はあるのにマイナーなんて、そんなご都合的なサイトは、そう簡単には見つからないからな。またキャラグラなどに関しては、絵柄というものがあるから、できれば3サイト以内に収めたいというのもある。」

逆沢「なら、なおのこと、大手素材サイトに頼るしかないわね。大手サイトならたくさんの素材が置かれてある場合が多いから、そういうリスクは軽減できるし。」

愛原「んな訳で、基本的には有名素材サイトさんとこから、絵と音楽の大半を拝借する事になるであろうという事は、とりあえず触れておこうと思う。当然ながら登場人物も、低年齢化が進むであろうと言うことも。」

逆沢「あんたが好む、中年以降のキャラグラをメインに取り扱うサイト様なんか、殆どないからねぇー。」

鼎「SRPGツクール95の素材が、どれだけここの作者に合ってたかというのが、しみじみ分かるような気もするよ。」

愛原「うむ。それはそう思う。しかし自力で絵が描けないなら、絵に合わせたシナリオを作るしかない。という訳でシナリオも、若者大活躍の世界観になるであろうという事も、ここで明言しておく。」


逆沢「とすると10代の政治家や将軍が、多数登場する世界観って訳ね。」

愛原「・・・そんなむごい世界観にする予定はない。一応、今回はファンタジー世界ではなく、現代日本を舞台にする予定だから。」

逆沢「それは率直にキツそう。大体、現代日本って、60歳過ぎたようなジジイが事実上の主人公だし。」

愛原「だから、政治家を中心とした物語にはしないから、心配すんなって!」

鼎「でも現代が舞台だと、素材集めもさらに大変になると思うよ。素材の多くは、中世ファンタジーをメインにしているから。」

愛原「一応、市販(当然有料)のフリー素材も含めて、色々検討はしているけどな。まぁこの辺は、色々模索していくしかない。まぁ背景素材などは後回しにしても問題ないが、とりあえず主人公を含めた主要メンバーの顔だけは決めておかないと、シナリオ制作にいつまで経ってもとりかかれなくなるからな。」

逆沢「でもそういうメイン作業くらいは、当然もう終わってんでしょ?」

愛原「差し替えの可能性は残しているが、とりあえず決定はした。」

鼎「じゃあいよいよ、本格的に制作スタートだね。」

愛原「まぁ、ボチボチやる。・・・ところで、こんな経過報告をする為に、番外更新するつもりはなかったのだが・・・。」

逆沢「ああ、そうだっけ? ってか、なんで月曜に?」

愛原「そもそも急遽更新を決めたのが、日曜の夜遅くになってからだったから、日曜中の更新が不可能になったのだ。ただそれだけの事だ。」

鼎「それで、今週は更新しないつもりだったのに、急に更新を決めた理由は何だったの?」

逆沢「ああ、分かった。そろそろ選挙の話でもしたくなって、ウズウズしてきたんでしょ?」

愛原「残念。外れ。無論、選挙に無関心であるはずもないが、今回、更新したくなったのはそれが理由ではない。前回の話の続きにもなるが、実はおとついの土曜日に【麻生首相が水害で甚大な被害を被った佐用町に訪れた】のだ。で、それに関する記事・・・・と、いうか、記事に対するネットの反応があまりにもひどくてだな。ちょっと言いたい事ができたのだ。」

逆沢「ああ、どうせ内容は想像できるわ。どうせ親麻生陣営が総理自らの佐用町訪問を讃えて、反麻生陣営がパフォーマンスで邪魔しに来るなと叩くような、そんな醜いコメントであふれてたんでしょ?」

鼎「選挙の時期と重なってるせいか、いつもより特定の陣営を賛美したり、誹謗するネタに結びつけたような反応が多い気がするよね。」

逆沢「阪神大震災のような大災害ですら、アンチ社民党の人が喜んで叩く素材にしたりする場面はネットではよく見るけど、こういうのを政治利用する奴は確かに嫌いだけどね。」

愛原「俺は、そういう連中は、吐き気がする程、嫌いだ。口先では【ご冥福をお祈りします】とか形だけの哀悼の意を沿えてはいるものの、実質的には何の建設的なアイデアも出さず、あるいは何の救いの手も差し伸べず、ただ特定の勢力を賛美したり、あるいは中傷するネタに転嫁する事しか考えない連中・・・。そういう他人の不幸を政治利用するだけの連中は、すごくムカつく。【拉致問題を解決します】とか口では勇ましいことをいいながら、実は本音では解決する気は全くなく、集票や集金に利用する事しか考えない連中と同類だ。」

逆沢「拉致問題と言えば、少し前に拉致被害者家族の蓮池透さんが興味深いコメントを出してたわね。」

愛原「ああ、そういう記事もあったな。あれは確か、北朝鮮に拘束された自国の記者を解放させる為にクリントン国務長官が直ちに北朝鮮に出向き、成果を出した事を受けたコメントだった。蓮池さんのコメントを一部抜粋すると【(日本では)強硬論以外を自由に議論する雰囲気がなく、政治家も外務省も思考停止している。米国もタカ派にすれば屈辱的なことを戦略として過去にやっている。(一方、日本の)外務省は成果が出なければ世論に叩かれるため、交渉を避けているのかという気もする。】という内容だった。」

鼎「戦前の日本でも何となく【戦争反対を叫びにくい雰囲気】が充満してたらしいけど、確かに今の日本でも、強硬論以外を主張しにくい雰囲気があると言われれば分かる気がするよ。」

愛原「おそらく蓮池さんは、既に日本やアメリカが【拉致問題を政治利用していただけで、本気で解決する気がない】事に気づき始めていると思われる。実際問題、本気で解決する為には、政治家や外務省にとって屈辱的な道も模索せざるを得ないが、【恥をかいても実利を取ろうとするアメリカ】のような度量が、今の日本にはないからな。アメリカなら(たとえ6カ国協議による核問題のように)不調に終わる可能性があっても、うまくいく可能性がある限り(もしくは初めから何もしない場合と比較して、甚大なリスクがない限り)、あらゆる手段にチャレンジできる度量があるのだが、日本人はそれらと比べて明らかに狭量だ。」

逆沢「まぁアメリカなら、仮にクリントン国務長官が出向いて失敗したとしても、次の手を考えただろうしね。」

鼎「アメリカ人は、【まずは行動する。話はそれからだ】みたいなところがあるよね。良くも悪くも。」

逆沢「逆に日本人は、【失敗したらどうしよう】が先に来るから、失敗して少しでも叩かれる可能性があるなら、初めから何もしない人も多そうだしね。」

鼎「アメリカでは【何もしない】と最も叩かれるけど、日本では【何もしない】事よりも、【失敗】したり、【ベストとはいえない妥協案でまとめる】方がもっと叩かれそうな部分はあるよね。」

逆沢「もしもアメリカで同様の拉致問題が起こったら、失敗しようが成功しようが、あるいは妥協しようが強攻策を試そうが、とにかくあらゆる【仕掛け】を行なって、速やかに解決に突き進んだだろうしね。」

愛原「ともかく遺族の心理としては、問題解決を優先する【実益】派と、復讐を優先する【感情】派が存在すると思う。実際に弟夫婦の救済に成功した蓮池透さんからしたら、【北朝鮮を懲らしめろ】という感情よりも、とにかく問題解決を優先したい実益主義陣営にあるという事で、今回のコメントとなったのだと思う。」

鼎「アメリカ人記者さんの家族にとっても、【北朝鮮を懲らしめる】事よりも、【家族を取り戻す】事の優先順位が上に来たからこそ、今回のクリントン訪朝につながった訳だよね。」

愛原「一方の日本の場合、実益より感情を優先する人がかなり多そうに思える。特に拉致家族でも何でもない、一般国民や政治家の中に【拉致問題の政治利用】を企んでいる連中がかなりいそうで、正直腹が立つ。連中の本音はおそらく、北朝鮮を懲らしめたいという一点で、拉致問題はその論拠として政治利用できるツールの一つに過ぎないのだと思う。」

逆沢「・・・今、ふと思ったけど、話が結構ズレてきてない?」

愛原「ああ、そうだったな。で、今回の麻生総理による佐用町訪問の件だが、このニュース記事についてある匿名のコメントがまたひどいのだ。親麻生陣営からしたら【麻生さんが来た事で、被災者は大いに勇気づけられたはず!】とか【さすが麻生は日本人だ。売国政党とは違う。】という事になり、反麻生陣営からしたら【今頃になって・・・】とか【実際にボランティアする訳でもないのに、パフォーマンス目的に来るのは被災者にとって迷惑】とか【行方不明者の事を遺体と呼ぶなんてひどい】という事で、どっちにしろ完全に政治利用されまくり状態なのだ。」

鼎「聞きようによっては、どちらも正しいように聞こえるし、これって真相はどうなのかなぁ?」

愛原「俺が腹立った事のもう一つの理由として、連中が真相には全く興味を示さなかった事がある。もう少し真相に近い情報を自力で調べてから、その上でコメントするなら結構だが、そもそも連中は政治利用する事しか興味はないのか、そういうのをちゃんと調べた上でコメントしてるような記事がほとんど見あたらなかった。」

逆沢「で、あんたは麻生が佐用町入りした事に関して、どの程度まで知ってんの?」

愛原「別に特別な事じゃない。どこの新聞でもネットでも、【首相動静】の欄くらいあるだろう? 昨日の麻生の一日が分刻みで載ってるから、まずはそれを見てもらえばいい。」

鼎「うーんと確か私が確認した記事によると、【午前10時28分、兵庫県佐用町の佐用町役場着。庵逧典章町長が被災状況を説明。同42分、同所発。同43分、JR佐用駅前の商店街着。被災状況を視察、被災者を激励。同47分、同所発。同48分、佐用町役場着。同49分から同51分まで、同役場前で報道各社のインタビュー。「被災現場を視察した感想は」に「厳しい状況だったんだろうなというのを目で見るのはすごく大事なことで、被害の大きさが実感としてわいてくる」。同52分、佐用町役場発。】とか書いてあるよ。」

逆沢「何、この分刻みのスケジュール?? これで視察??? 全部合わせても24分しかないし、実質的に視察した時間だけでみたら10時43分から47分までの4分しかないじゃない? 駅前をうろつく人の内、とりあえず2、3人に話しかけてみましたみたいな。」

鼎「本当に、【形だけ訪問しました】って感じだよね。」

愛原「たったこれだけの時間でどう【被災者が勇気づけられた】りするんだ? そもそも最も被害を出した久崎地区とは場所も違うし。」

鼎「首相動静をよく読んでもらえたら分かると思うけど、佐用町役場はJR佐用駅のすぐそばだし、いわば佐用町の中心部だから復興は一番早い所だから、そんな所を5分うろついても、実態はとても分からないと思うよ。」

逆沢「でもそんな5分間パフォーマンスを、ご丁寧にテレビカメラで撮って、いかにも真剣に被災地に向かい合いました的なニュースにするマスコミも、大概【おぬしも悪よのう】って感じだわ。」

愛原「さらに細かい背景を説明すると、寸断されたJR姫新線の内、JR佐用駅から東側(姫路方面)のみ21日にようやく復旧した。道路状況も同様で、姫路方面はほぼ復旧。つまりマスコミにとっても、ようやく容易に佐用町入りが可能になった裏背景がある。マスコミの人にとっても、麻生が久崎地区まで行くとか言いだしたら、少し迷惑だったろうが、佐用駅前で留まってくれたおかげで取材も楽だっただろうな。」

鼎「ちなみに佐用町久崎地区というのは、平成の大合併前では上月町と言って、JR佐用駅がある場所と比べたら少し南にある地域だよ。」

逆沢「しっかし、麻生の奴、本当に被災者を政治利用しやがったって感じねー。」

愛原「ひどいだろ。」

鼎「けどネットで色々コメントしてる人も、ひどいよね。親麻生の人も反麻生の人も、褒めたり叩いたりする事しかなくて、その視察の中身には全く興味がなさそうというか・・・」

逆沢「彼らにとって重要なのは、麻生を褒め称えるか、もしくは叩くかのどっちかだからねー。実際には、勇気づけられもしなかったけど、邪魔になる程長くもいなかっただけなんだけど・・・」

愛原「現場の被災者にとっての第一印象はおそらく、【いつの間に来たの?】【もう帰ったの?】【結局、何しに来たの?】のどれかだろう。しばらく時間が過ぎてから、テレビや新聞で、麻生が佐用町を訪問した記事や映像がいつの間にか出回って、???と思ったというのが、実感じゃないのか?」

逆沢「新聞やテレビを見るゆとりができた人はね。」

鼎「でも迷惑にもならなかったかも知れないけど、不愉快に思った人はいるかも。」

逆沢「自民支持層の被災者にとっても、【いつの間に来て、いつの間に帰ったか知らんけど、なんかテレビつけたら、駅前で知ったかぶりしてしゃべっとるなぁ】くらいは思ったかも知れないわね。」

鼎「でも実際問題として、被災者の人にとって、政治家の訪問はありがたいものなのかなぁ?」

愛原「好きなタレントが地元に来たらうれしいようなもので、支持者ならうれしいと思うかも知れん。支持者でなくとも、物珍しさで歓迎する人はいるだろう。けど本当に忙しい人や、不幸に打ちのめされた人からしたら、多分、イライラくるだろうし、逆効果になる可能性もかなりある。兵庫12区の立候補者達は、それを知ってるから、当然迂闊なパフォーマンスは慎んでいる。」

鼎「じゃあ何で、現場の立候補者さんでもできる配慮を、麻生さんはしなかったのかなぁ?」

逆沢「だ・か・ら、あれは被災者向けのパフォーマンスじゃなくて、国民向けのパフォーマンスな・の! テレビやマスコミに通じて日本国民に【私は被災地を見捨てません】という事をアピールするのが目的だから、現場にいる時間が実質5分であろうが、最もひどい被災地から何キロ離れた場所だけでうろつこうが、そんなのはどうせ全国のお茶の間の人達にはわかりっこないんだから、どうでもいい事なのよ。重要なのは、駅前をうろつく地元民に話しかけてる瞬間を、テレビに映してもらう事だけで。」

愛原「逆に兵庫12区の立候補者からすれば、全国に自分をアピールしても意味はなく、それよりも12区内の有権者さんに嫌われない事の方が重要度は高くなる。つまり12区の立候補者が被災者目線(もっといえば12区の有権者目線)なのに対し、つまり麻生は国民目線という違いがある。国民目線の麻生にとって、佐用町の被災者なんかは所詮政治利用できる駒でしかないせいか、平気でこういう真似をやらかすが、もしも12区の立候補者達が同じような5分間パフォーマンスを佐用町内でやったら、きっと反感を買って逆効果だろうしな。

逆沢「とすると、野党の人とかが被災地に訪れないとしても、それはある意味妥当だと?」

愛原「彼らが政権を取ったら、一度きちんとした形で(首相自身でなくとも構わないが、その場合は防災大臣で)訪れてもいいが、そうでなければパフォーマンス目的の訪問なんか必要ない。政権が運営できない身分の人間がどんな支援を約束しても、そんなのは空手形にしかならないからだ。政権を保有できない人間が来るのなら、政治家としてではなく、一人のボランティアとして来るべきだ。でなければ邪魔になるだけ。」

逆沢「ああ、そういえば、今の麻生がどんな約束しても、空手形にしかならない可能性はある訳ね。」

鼎「そのせいか、具体的な支援の中身を、麻生総理が明言する事もなかったみたいだよね。」

愛原「軽々しく現段階で空手形を切らなかったという意味では、麻生の判断は賢明だったと思うが、それ以前に何のために訪れたのかという疑問が、今回の場合に関してはかなりあるからな。一応、自衛隊機を使って東京から兵庫までやって来たらしいから、タテマエとしては被災地視察だったんだとは思うが・・・。」

逆沢「自衛隊機を動かせるのは、与党の責任者だけの特権だからね。野党の人に同じ事はできないわ。」

鼎「とするとどっちにしろ、野党の人が麻生総理と同じ条件で被災地までたどり着くのは難しいって事だよね。」

愛原「相当の時間がかかるだろうな。」

逆沢「で、麻生は、わざわざ自衛隊機まで使って東京から被災地に駆けつけたのに、わずか数分の視察だけ済ませた後は、その日一日、何して過ごしたわけ?」

愛原「うむ。佐用町から神戸空港までわずか1時間程で帰還を果たした後(ちなみに車や電車で佐用町から神戸市まで移動しようとすると、2時間はかかる)、即座に選挙応援モードに入ったようだ。冬柴元国土交通大臣のお膝元である兵庫8区や北側公明党幹事長のお膝元である大阪16区などを回っている。わずか5分ちょいの視察よりも、こっちが本目的で自衛隊機出したのか?といえば言い過ぎか?」

逆沢「反麻生の人なら、そう思うかもね。」

愛原「別に佐用町長や兵庫県知事と会話する目的だけなら後日に落ち着いて話せる機会もあったはずだし、10数分会って終わる程度の中身でいいなら、電話でもメールでもできただろう。現地視察時間5分の為に、とても自衛隊機を使う程の値打ちがあったとも思えない。だったらその費用を被災地にカンパしてやった方がずっとマシだったとも思う。」

鼎「じゃあ、今回のテーマは【被災者の政治利用】でいいかな?」

愛原「一応、【素材】の方にしといてくれ。」

沢「一日の大半を選挙応援に費やしたのに、あたかも被災地激励に費やしたかのようなパフォーマンスをした麻生も問題だけど、最初の一握りで触れただけの素材ネタが今回のコーナーのメインであったかのように、タイトルをごまかそうとするアンタも、十分ワルだと思うわ♪」










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