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愛原様のたわごと(10年4月2日)




愛原「もう今年も4分の1終わりかよって感じだ。」

鼎「月日の流れが早く感じるようになったら、歳を取った証拠だと思うよ。」

逆沢「もっと気持ちを若く持たなきゃならんわ。光陰矢のごとしとも言うしねー。で、製作は快調か?」

愛原「快調か不調かと言われれば、どちらかというと快調だ。但し、横道にそれまくって、シナリオが肥満体体質になっている。まともに製作を進めると、いつ完成するか、正直分からん。」

逆沢「つまり、また余計なイベントばかり作る悪い癖がでまくってるって事ね。」

愛原「まぁそんなとこ。各キャラクターの個性やシチュエーションを反映させる為に、戦闘システムも若干手を加えたりしてるが、とにかく膨大になってるのが、シナリオ部分。シナリオ部分の核となるマップデータの容量が、ついに2500キロバイトになっちまった。」

鼎「SRPGツクール95時代には、想像も出来なかった容量だよね。」

逆沢「SRPGツクール95の一マップあたりの上限は、600キロバイトだったからねー。」

愛原「ウディタはセーブファイルにしろ、コモンイベントファイルにしろ、古いツールであるSRPGツクール95と比べれば重い仕様みたいなんで、単純比較はできないが、まぁそれを差し置いても、えらい事になっている。」

鼎「プレイ時間も、長くなりそう?」

愛原「今作はSLG部分が中心ではないので、プレイ時間はずっと短くなると思う。一戦闘あたりにかかる時間も、慣れたら1分かからん事も多い。難易度も抑え気味なので(但し、やりこみようはある)忙しい社会人にも優しいサクサク仕様だ。」

逆沢「でもシナリオは、いつものイタイタ仕様ってか?」

愛原「当然だ。シナリオまで万人向けにしてしまったら、ウチのサイトの存在意義自体がなくなるからな。普通に万人向けのゲームがしたければ、市販や有名作者のゲームを当たった方がいい。クオリティーも段違いだしな。」

逆沢「まぁ、個人が趣味で作ってるゲームと万人向けゲームでは、目指す方向が全く違うからねー。」

鼎「同人ゲームやフリーゲームのいいところは、市販化しても採算が取れないようなニッチな分野にも、どんどん切り込める事だよね。」

愛原「特にウチの場合は、ある意味では多数派のニーズを切り捨てて、特定分野に特化しているからな。つまんないとかムカついたと批評されても、【ごめんね】としか言えん。作風を変えてまで万人に媚びる気は毛頭ないし、それよりは琴線が合った一部の層の期待に応えたいものだな。」

逆沢「けど、このコーナー。需要、あるのかねー?」

愛原「まぁ生存報告がわりだ。他のサイトさんとこでも、ブログとかやってる所は多いだろ? それと同じと思ってくれ。」

逆沢「だったら、もっとも穏便な内容にしたらいいのに。【DVDをレンタルしてきました。面白かったです】とか【友達が遊びにきました。楽しかったです】とか【今日は、応援する日本のチームが勝ちました。気持ち良く眠れそうです。】みたいに?」

鼎「そんな平凡な日常を伝えるだけのブログは、さすがに飽きるかも。」

逆沢「じゃあ【今日も残業でした。忙しくてなかなか更新できません。ごめんなさい。】とかならどう?」

愛原「それ、サイトの死亡フラグじゃねえか? そりゃあ確かに忙しい日が続くことはあるが、あんまりそういう書き込みはしたくないな。そんなありきたりなネタではなく、このコーナーでは今回も容赦なくいくぞ。今回のテーマは、【政権交代から6ヶ月が過ぎて】だ。」

逆沢「ひいいー!! 容赦なくヤバ過ぎる!! 自制しろ! 空気読め!」

鼎「確か3ヶ月前に、似たようなテーマをやったよね?」

愛原「うむ。今回は前回よりもちょっと批判めいた内容になる。批判というのは、やり方を間違えると【アンチによる叩き行為】と変わらなくなるので、できるだけ一方的な批判にならないよう、努力したいところだが・・・。」

鼎「50年与党を務めてきた自民党と違って、初心者マークの政党だから、ある程度は甘く見てあげた方がいいと私は思うんだけど・・・。」

逆沢「けど景気も外国も、こちらが初心者マークだからといって遠慮してくれるわけじゃないからねー。」

愛原「俺が気に入らないのは、ズバリ民主党が自民党化しつつある事だな。経団連やら建設業界やら医師会やら、かつて自民党の支持基盤だった色んな業界団体が、次々自民党と距離を置いたり、場合によっては民主党支持にに鞍替えしてるようだが・・・。」

鼎「それ孫子の兵法を、忠実に実行しているだけだと思うよ。【智将は敵地で兵糧を調達する。敵地で得た一の穀物は、自国から運んだ二十の穀物に匹敵する。】っていうのがあったよね?」

逆沢「つまりただ票を集めるよりは、自民党の票を奪ってそれを民主党のものにした方が良いって考え方ね。自軍が強化されるだけじゃなく、敵軍も弱体化させる一石二鳥の手段って事で。」

愛原「だがそれは、【民主党の自民党化】を意味する。別に民主党が素晴らしい政党だからではなく、ただ単に自民党が国民に愛想を尽かされたから、民主党に票が流れただけなのに、その愛想を尽かされた党を真似て、どうするつもりなんだ?」

逆沢「まぁ、そりゃ言えるわ。それに50年与党を務めてきた自民党の支持基盤を、そんなに簡単に切り崩せるとも思えないけどね。」

愛原「亀井静香に振り回されて、郵政改革の良かった部分まで、逆戻りさせようとしてやがるし。」

逆沢「まぁ、逆戻りは、安倍や麻生もやってたけどね。造反組を復党させたり、小泉をカンカンに怒らせたりして。」

鼎「郵政民営化は、良いところと悪いところがあったから、単純に善悪二元論では片付けられないけど、メリットとデメリットがあったよね?」

愛原「財政投融資機能の縮小こそが、民営化の最大のメリットだと考えていた俺からすると、限度額引き上げなんてものは噴飯物だ。」

鼎「郵便会社は、銀行と違って民間にはお金を貸さないから、銀行などに預けられた預金が郵便局に流れれば、その分だけ、日本の経済規模も縮小されちゃう危険があるよ。」

逆沢「銀行の預金高が減れば、貸し渋りも増えそうだしね。」

愛原「郵便会社は、国債を買ったり、特別な機関に投資したりして、それで利潤を上げて、利子を払うシステムだ。早い話、郵便貯金の額が増えるほど、公共工事の量は増えやすくはなるけどな。」

逆沢「亀井静香も言ってたわね。増えた預金を利用して、電線の地中埋め込み化事業などを進めて、公共工事による補正予算枠拡大で景気回復だみたいな事。」

鼎「原口総務大臣も、貯金してもらったお金を外国に投資する事で、お金儲けができるみたいな事を言っていたよ。」

愛原「シロートが安易に事業なんかして、うまくいく訳ないだろ。下手すると新銀行東京の二の舞になるぞ。高度成長期ならいざ知らず、今のご時世、プロの銀行マンでも青色吐息なのに。」

鼎「でも国民は、喜ぶよね。銀行よりも潰れにくい郵便局に預けられる限度額が増えたら。」

逆沢「後先考えないバラマキの一環かもね。定額給付金やETC一律千円の麻生も大概ひどかったけど、子供手当てとかも大概ひどすぎるわ。」

愛原「初心者マークである事を差し置いても、原口と亀井の二人は、もう俺的にレッドカードだ。イエローじゃないぞ。」

鼎「イエローカードも、たくさんいそうだね。」

愛原「イエローカードくらいなら、自民党政権時代にもいくらでもいたから、いちいち言わないけどな。去年の10月末にも言った事だが、俺が最も注目していた3項目の内、【財政】と【年金】に全く手つかずという時点で、民主党自体がレッドカードに近い状態だと言わざるをえん。」

鼎「年金問題に至っては、かつてあれだけ騒いでいたのに与党になった途端に、急にだんまりになっちゃった感じもするよね。」

逆沢「公務員厚遇問題にも、全然といっていいほどに手をつけてないし。そりゃムダ削減もできっこないわ。」

愛原「今でも鳩山は、壊れたテープレコーダーみたいに【ムダを削減して、財源を捻出する】と主張し続けているけどな。」

逆沢「亀井静香らの言いなりになって、公共工事は減らせない。ダム事業もやめられない。公務員や天下りの人件費も減らせない。そりゃムダ削減なんか、できっこないわ。」

鼎「でも財源のメドが経つ前に、バラマキだけは先行させようとするし、本当にがっかりだよね。」

愛原「昨日。仙石戦略大臣が、税収を上回る国債発行を決めた事について【戦争末期の軍事費が膨れあがった時くらいしかなかった。本来、あってはならない姿だ】と酷評してたけど、当然だな。それで仙石大臣は、閣内不一致を責められているらしいが。」

逆沢「難しいところねー。自民党でも舛添や与謝野が執行部批判をする度に、【後ろから鉄砲を撃つな】と結束の名の元に批判されてるけど、どこまでが利敵行為で、どこからが言論統制なのか? ちょっとわたしでも分からんわ。」

愛原「ともかく同じ事をやっても、【A党ならマル、B党ならバツ】という見方はあまりしたくない。民主党が自民党化しているなら、両党とも明確なバツ(もしくは両党ともマル)だろう。もっとも自民党を全否定しているわけではないぞ。高度成長期を支えた過去の自民党に関しては、高い水準で今でも一目を置いているし、善悪二元論で片付けるつもりは毛頭ない。」

鼎「昔の自民党じゃなくて今の自民党で、それでも民主党よりマシといえる部分はあるかなー?」

愛原「ほとんどないな。強いて言えば2008年12月のテーマでも触れたが、共存の論理が残っている事だろう。歴代の自民党には、疑似政権交代機能というのがあって、これは小泉政権以降も続いていた。森カラー、小泉カラー、安倍カラー、福田カラー。総理が替わるごとに、政権運営手法というか、カラーが結構変わってただろ?」

逆沢「ああ、確かにね。トップが変わると、政権の色というか、外交方針から経済方針まで、割と変わってたわね。」

鼎「民主党の場合は、仮に鳩山さんが辞めて、別の人が総理になっても、小沢カラーや亀井カラーが色濃く反映され続けそうな感じはあるかも。」

愛原「小沢一郎は、前回、新進党を空中分解させた痛恨の歴史があるから、今度は同じ失敗をしない為に、前回より独裁色を強めているのだと思うが・・・。」

逆沢「そういや最近、【みんなの党】の支持率が急上昇しているらしいけど、どう思う?」

愛原「反自民を掲げて任せた民主党が自民党化しているのに愛想をつかした浮動票が、非自民非民主で、色の目立たない新政党を選びつつあるという事だろ?」

鼎「本当に【みんなの党】って、カラーが分かりにくいよね。」

愛原「民主党が公約の大バーゲンをやって大失敗した事もあって、自民党もみんなの党もその他の党も皆、うかつに公約化してカラーを出さないようにしているからな。自民党の谷垣は迫力不足とよく言われるが、そもそもカラーがないので、野党的な勢いのある批判ができないのが真相だと思う。みんなの党にしろ、公明党にしろ、共産党にしろ、どの党も今はカラーを出さないようにしてるから、効果的な批判ができないんだ。」

逆沢「うかつに批判のボルテージを上げると、その批判内容自体がカラーになるからねー。」

鼎「うかつに民主党の政策を批判すると、じゃあお前達はもっと良い方法が浮かぶのかみたいに言われちゃいかねないよね。」

逆沢「つまりどこの党も、ブーメランが怖いから、表だって民主党の政策を批判できないと。批判してるのは、首相の脱税疑惑のようなスキャンダル関係だけで、政策に関してはほとんどどこの党も、深入りして議論してないもんねー。特に自民党は、民主党自体が自民党化している事もあって、民主党の政策をうかつに批判すると、全部ブーメランになる事は目に見えてるし。」

愛原「まぁ、ネタとしては面白い展開になってるといえるが、日本国の将来を考えると、正直かなり困った展開だな。」

逆沢「ところで今の民主党の惨状を元にしたネタは、含まれる予定?」

愛原「時代背景が違う為、直接的なネタには使えないが、ニヤリとするネタは、微妙に含まれるだろう。できれば直接的なネタも積極的に取り上げたい所だが、それをやろうとすると、ゲームを前編と後編に分けて、一度政権交代イベントがゲーム内で起きる仕様にしないと無理だろう。」

鼎「確か、今作ってるゲームは、一応、ファンタジーよりは現代風味なんだよね?」

愛原「うむ。2009年の春から秋にかけてが、一応、その世界の技術水準や流行などを決定づける上でのベースモデルになっている。ゲーム内の政権与党は、黒藤軍並とまではいかなくとも、結構末期的な状態になっていて、国民は政権交代を強く待ち望んでいるような時代背景だな。」

鼎「なんかいかにも、ファンタジーのRPGの世界観みたいだよね。悪政を続ける帝国があって、帝国の悪政にうんざりしている住民がいて、それを打倒しようとするレジスタンスがいて、それで主人公達の活躍によって、悪の政権が打倒されて、メデタシメデタシのまま、エンディングになるんだよね。」

逆沢「そ、それが、まさか6ヶ月でこんな展開になろうとは・・・?! まさかバラ色の新政権が、悪の帝国のやり方をそのまま引き継ぐようなオチになろうとは!」

鼎「ゲームの世界なら、いかにも続編をにおわせるような新シチュエーションだよね。」

逆沢「悪の帝国を打倒したレジスタンスのリーダーや亡国の姫君が、政権側の地位に就くや、突如乱心して、悪の帝国の施政を引き継ぐような形になって、さぁどうする主人公?って内容のエンディングね。こいつは燃えるわ♪」

愛原「現実世界は厳しいよな。悪の帝国を滅ぼしてエンディングを迎えてハッピーとは、なかなかなってくれないもんな。もっとも鬱ゲーを作る趣味はあまりないので、新政権ご乱心みたいな酷いエンディングにする予定は、今の所はないけどな。」














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