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愛原様のたわごと(10年5月7日)




逆沢「あれ? もう更新?」

鼎「まだ数日間しか経ってないよ。このままだと前回の記事は、至上最低アクセス数を更新しちゃうかも知れないよ。」

愛原「かも知れんな。別に前回の記事に問題がある訳ではなく、鳩山由紀夫に問題があるせいなんだが。」

逆沢「こら。お前はネトウヨか!? 何でもかんでも日教組や在日のせいにしてるあいつらと同じ論法で、自己正当化したりするんじゃないって!!」

愛原「ごめんなさい。ごめんなさい。とするとやっぱり今週中の更新は見送った方が良かったかな? やっぱり隔週ペースが一番ベストと言うことで。」

鼎「私は月一ペースでも、誰も困らないと思うよ。」

逆沢「突然、更新停止しても、誰も困らんと思うわ。」

愛原「・・・無茶苦茶いいやがって。しかも反論できんのがなおつらい。」

逆沢「更新のペースなんかどうでもいいけど、製作のペースはどんな具合?」

愛原「そんな話をする為に、こんなタイミングで更新した訳ではないのだが。」

逆沢「いいから吐け。」

愛原「なぜこのタイミングで俺を脅す? 俺は作者に割と近い位置にいる創造神に匹敵する立場なんだぞ。下郎どもめ。立場をわきまえろ。」

逆沢「三度目の警告は無いわよ。い・い・か・ら、吐け!!!」

愛原「しくしくしく。とりあえず現状として、作者が死ぬなり、不慮の事故に巻き込まれるなりしない限り、公開中止はありえない・・・という段階まで製作は進んだ。但し、公開がいつの頃になるかは分からない。現状案として最も有力なのは、夏あたりに前編のみを出すか、長期戦覚悟でどんどん行くかの二者択一。まぁアンケートも設置してみたから、関心のある人は気軽に票をいただければいいなぁとは思う。」

鼎「あ、久々にアンケートが搭載されてる。」

逆沢「下の方に、ちょこっと目立たない形だけどね。」

愛原「正直に言って、かなりシナリオが大げさになっている。もっとスマートに削り落とせる力量があれば良かったのだが、そこはちょっと経験値不足のせいか、今の作者の力量では少ししんどいようだ。まぁ締め切りがある世界でもないし、気楽に行ってもいいかなとは思っているのだがな。」

鼎「これが更新の理由?」

愛原「全然、関係ない。あくまで今回、更新したのは、5月4日に鳩山由紀夫がとんでもないセリフを吐いたのが一番の原因だ。つまり前回更新日の翌日になるのだが。」

鼎「えーと、5月4日といえば、確か鳩山首相が沖縄に行って、そこで県外移設は無理とか言い切っちゃった日だよね。」

逆沢「えーと。確か記事を読むと【学べば学ぶほど、(海兵隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった。(考えが)浅かったと言われればその通りかもしれない】とかコメントしたそうね。お前は考える前に安易に結論を出す人間だったのか?とちょっとあきれたわ。」

鼎「この問題は何十年前から、散々言われてきた問題なのにね。」

愛原「まぁ、自分にとって都合の良い結論を出してから、対立陣営を論破するための理論武装を始める人間と言うのは案外多いから、その点ではあまり責めたくないが、一国の首相としてはあまりに軽率だな。」

逆沢「あんたはどういう意見?」

愛原「前にも散々言っただろ。俺は元々、普天間問題に関してははっきりと見直し派だ。俺は地元に米軍基地を誘致する気なんかさらさらないし、米軍が来るとなったら猛反対する。そして自分が嫌なものを、他人に押し付ける趣味もない。沖縄県民がノーと言ってるものを、自分が受け入れる覚悟もないのに、偉そうにもっともらしい事をいう気もさらさらない。デモすら起こさなくなった日本人にしては、彼らの行動力は大したものではないか。」

逆沢「まぁ、万が一にも自分の地元に米軍が来るわけないとか、沖縄県内の米軍用地に近い場所に定住する予定なんて全くないとか思ってる人なら、平気でカッコよさそうな事もいえそうだけどね。」

愛原「確かに飛行場だけ移転させようとしても(海兵隊の主力が普段常駐している場所からあまりにも離れると訓練面でも実用面でも不都合が生じるため)見込みはないが、海兵隊訓練場全体を移転させるというなら、アメリカが応じる可能性は十分あるぞ。但し、莫大な敷地が新たに必要になるけどな。例えば沖縄最大の米軍基地でもある北部訓練場の敷地面積は、横田基地の11倍。埼玉県蕨市15〜16個分近くになるからな。」

逆沢「ひい〜。沖縄県。ちょっと負担しすぎ!!! 北部訓練場以外にもたくさん沖縄基地はたくさんあるし、沖縄の負担が重すぎるのは納得だわ。」

鼎「沖縄県内の米軍用地の面積を合わせると、東京23区の3分の1くらいになるらしいよ。」

愛原「在日の海兵隊はアメリカ太平洋軍の一部であり、当然ながらパッケージとしてアメリカ側は認識している。中でも太平洋軍の海兵隊は、ほぼ日本の沖縄と米国領のみに分布しており、これを徳之島を初めとする各地にバラバラに分割して訓練・作戦統制する意志は、少なくともアメリカ側にはないらしい。つまり仮に沖縄から海兵隊をどけるという事は、東京23区のうん分の1に匹敵する敷地を、別途確保する必要が生じる。アメリカの言いなりになって満額回答したければな。」

逆沢「日本側としては、アメリカの言いなりになって満額回答する必要はないけどね。嫌なら帰れって事で。」

愛原「いずれにしろ俺は、軽い気持ちで沖縄に負担を押し付けて国士気どりする奴は大嫌いだ。沖縄は第二次世界大戦でどこよりもアメリカにひどい目に遭わされ、今でもどこよりも多く対米負担をさせられている。しかもその数字は、上で説明した通り、とんでもない数字だ。おかけで沖縄県の人口密度も、二大都市圏外では福岡県に次ぐくらいのレベルで密集しているらしい。それでいて米軍関係者を除く平均県民所得は年収300万円ちょいで全国最低クラス(米軍用地で働いている人は年収約500万円らしいが)。反米デモが起きるのも、まぁ当然と言えば同然。」

鼎「そういえばアメリカでもイギリスでも反戦とか、色んなデモが普通に起きるのに、本州の日本人は本当にデモらしいデモをほとんど起こさなくなったよね。」

逆沢「とかいって歴代政権の支持率がそんなに高かったわけでもないのにね。それだけ日本人はすっかりフヌケになったって事かな?」

愛原「無論、俺達にも当てはまるだろうけどな。まさしく今はやりのブーメランだな。」

逆沢「ぐはっ! しまった!!」

愛原「まぁ常識的に考えて、悪評高い米軍基地が来るとなれば、黙って受け入れる自治体なんかゼロに近いだろう。市民への立場もあるし、地元議会としては反対決議をせざるを得ない事も容易に想像できる。東北地方や北海道なら、札束で頬を叩けば、もしかしたらどうなるか分からんところもあるが、多分、原発以上に米軍基地は受け入れ難易度は高いと思う。」

逆沢「沖縄でも、あの状態だしね。」

愛原「普天間移設案が、名護市沖合の埋め立て地に決まったのも理由がある。一つは海兵隊の演習地に非常に近い為。これはアメリカ側の都合だな。次に日本側の都合として、埋め立て地の場合は、誰の土地でもない為、立ち退きの手間がかからず反対運動が活性化しにくい為(そうでなくとも沖縄県は人口密度が高い為、立ち退き作業の難易度は高い)。あと埋め立て事業は、建設難易度としては低い為、沖縄県内の地元建設業者に任せられる為。」

鼎「鳩山総理が、桟橋方式にすれば、環境にも優しいからと、一つのアイデアとして提言しているけど、これはどうかなぁ?」

愛原「確かに前から問題になってるジュゴンの生息地の破壊問題に関しては、まぁ埋め立て方式以上には悪くはならないだろう。だが大して良い効果もでないと思う。あと桟橋方式となると、多分、東京の大手ゼネコンがより細かい部分にまで陣頭指揮をとらざるを得なくなる。地元建設業者にとっては少し悲しい事になるだろう。」

逆沢「私はあまり利権がらみの話はしたくないんだけど。」

愛原「ていうか自民党は、一部の沖縄県民にのみ利権誘導する方法で、あの移設案を一度は飲ませたわけだしな。ダム問題でも干拓問題でもそうだが、一部の人間を抱え込む事で事業を進めるのは、自民党の常套手段だ。全体のことを考えず一部の人間の利権を優先する方向でばかり行動するから、東京湾アクアラインを初めとする馬鹿事業ですら、法案が通ってしまう。」

逆沢「善し悪しねー。まぁ今となっては、よーっぽとの事をしない限り、沖縄県民も首を縦に振らないだろうけど。」

愛原「沖縄米軍問題を深く語ると、本屋に並んでいるようなうんちく本状態になって、こんな短いコーナーでは語り尽くせない。だからはしょる形で個人的な感想を述べると、鳩山は最低でも3つのミスを犯したと言わざるを得ない。」

逆沢「なんとも偉そうな感じねー。まぁでもちょっと興味がわいてきたわ。で、あんたの考えた3つのミスとは?」


愛原「まず第一に、在日米軍とは何かを本人が全く理解していないまま、もしくは理解していたとしても、それを一切国民に説明できていない事。第二に、沖縄の負担軽減をするにはどうすべきかについて、全く思慮が欠けている事。第三に、本来の交渉相手であるアメリカと真剣に交渉する姿勢を全く見せていない事。特に第三の点は、俺からして最も許し難い。」

鼎「言われてみれば、徳之島案とか色々出てたけど、交渉相手は常に日本国民であって、アメリカ相手と切った張ったの本格的な交渉をしている様子が全くみられないよね。」

愛原「明治新政府が、治外法権や完全自主権をアメリカなどから放棄させた時とは大違いだ。沖縄返還の時も、例えば吉田茂が当時の首相であった池田勇人に対して、【日本側からアメリカにはっきり申し出ない限り、いつまで経っても解決しない】と苦言を呈していたし、こういう問題は、こちらから相手に激しく詰め寄るくらいでないと、駄目に決まっている。俺は、徳之島で大規模な反対運動が起きたとき、これは(世論を盾に)アメリカに強気になって申し出れるチャンスが到来したと期待したのに、鳩山の奴、怖じ気つきやがって。」

逆沢「鳩山はお坊ちゃまだからねー。ケンカは多分できないタイプなのよ。」

愛原「もしアメリカと交渉した結果、アメリカがノーといえば、日本の世論の批判の矛先は、アメリカに向けられる事になる。だがそれをしなかった為に、世論は批判の矛先を鳩山に向ける形になってしまっている。世論を味方にアメリカに圧力を加えるという判断をなぜしなかったのか、実に不思議でならない。普通に考えたら、支持率アップのチャンスでもあっただろうに。」

鼎「でもマスコミの記事によると、アメリカ側から普天間問題は日本の国内問題として決着をつけるように要請を受けてたそうだし、実際にアメリカ側も、日本の政府筋との本格的な会談は避け続けていたくらいだから、こちらからどんなにアメリカに会談を申し出ても、なかなか難しかったかも知れないよ。」

愛原「相手が会談を徹底拒否したなら、それでもいいじゃないか? 日本としては国外退去案をベースにした上で、妥協案を引き出すくらいの腹案があってもよかったのだ。いざとなれば安保見直しを振りかざす強攻策もあるが、そこまでしなくても多分何とかなるだろう。」

逆沢「妥協案って何よ?」

愛原「これが第二の点。沖縄の負担軽減をどうするかにつながる。例えば、東京で起きた、ロープを張ってバイクを転ばした米兵の子供とか、沖縄のひき逃げ兵達がどうなったか、お前ら知ってるか?」

鼎「あ、そういえば全然報道になってないよね。」

愛原「日本の報道で流れるのは、無事、逮捕にこぎ着けた場合などだけだ。結局、逮捕できずに逃げ切られた場合や、不起訴にせざるを得なかった場合はほとんど報道されない。統計上分かっているのは、米兵関係の犯罪は、最終的に9割ほどは逃げ切られてしまう事だけだ。外国人犯罪者数の統計に関しても、実は在日米軍による犯罪は統計外で含まれていない事も、忘れてはならない。個別にあの件はどうなったと思っても、その真相を知っているのは関係者だけ。被害者に賠償金などが支払われないケースも多い。」

逆沢「それはおかしい。すごくおかしい。ここは中国や北朝鮮?って思えるほどにおかしい。」

愛原「中国人と日本人の差は、中国人は自分の国が情報統制をするひどい国だと知っているが、日本人は自分の国がオープンで、ヤバい密約もしないような国と思いこんでるという事もあるだろうな。」

鼎「やっぱり地位協定の改正が必要かも知れないよね。」

愛原「小渕のボケが決めた日米ガイドラインも改訂が急がれる。日本人はアメリカが日本を守ってくれるなんて思いこんでいるが、そんな義務は実は全く条文に盛り込まれず、あるのは有事の際に日本側が敷地や物資をアメリカ側に供与する義務だけだからな。」

逆沢「それもおかしすぎる。日本側のみ義務があるなんて、それ、ただの不平等条約じゃない?」

愛原「アメリカにあるのは、あえていえば努力義務だけだ。だが努力義務がどれほどアテにならないかは、安倍政権のAPECで安倍とブッシュが交した約束を記憶している者なら分かるはずだ。」

鼎「えーと。確か安倍首相はイラクに関する金銭支援などを約束して、代わりにブッシュさんは拉致問題の解決に努力するという努力義務を約束したんだよね。」

逆沢「カネだけ先に取られて、結局、思いっきり裏切られたけどね。」

愛原「努力するなんて約束なんか意味ないの典型だな。実際問題、地位協定にしても【問題が起きた場合は、アメリカは日本に対して好意的配慮を行なう】という旨だけはしるされてあるが、実際に好意的配慮をしてるのはいつも日本の方だ。罪にすべきを罪にもせず、日本側ばかり好意的配慮しまくり。」

逆沢「まぁ、そうね。それでも自民党の時は【運用の改善で対応する】とか言って、地位協定の見直しには全く手をつけようとしなかったけど。」

愛原「運用の改善? 【何それ、食べられるのですか?】の世界だな。それで何とかなってたら、沖縄県民もあんなに怒らんわ。もし仮に米兵が不祥事や問題ごとを起こさず、もしくは起こしても誠実に対応してくれるのなら、米兵は地元にカネを落とす観光客の延長線でしかないわけだしな。」

逆沢「実際には問題は起こす。しかも賠償もしない。牢にも入らない。騒音はガンガン鳴らすし。危険なこともするし、ロクなもんじゃないというのが、彼らの実感だろうしねー。」

愛原「鳩山は、元々、沖縄の負担軽減を約束していたのだから、普天間問題だけに縛られず、普天間問題をテコにして、もっと地位協定見直しやガイドライン見直しなどにも、強く打って出るべきだ。そうすれば一点二点の失敗など吹っ飛ぶ。普天間問題に関する場所以外にも、沖縄米兵が駐留している場所はいくつもあるんだから、もっと広い視点で負担軽減を考えて欲しかった。」

鼎「普天間問題だけにとらわれて視野が狭くなってしまったのも問題だよね。」

愛原「そして第一の問題。在日米軍の目的や役割そのものをどう見るかだ。これは自民党政権の時もそうだが、歴代政権は【抑止力として必要】というだけで、その具体的な中身の議論をしてこなかった。1960年に日米安全保障条約の効力が発生してから50年。米軍。いや自衛隊も含めて、軍に関する知識を、全く歴代政府は国民に対して説明してこなかった。もしかしたらこれが一番の諸悪の根源かも知れない。」

鼎「自衛隊員の階級にしても、名前を変えて、国民に分かりづらくしただけのような気がするしね。」

逆沢「かつて駆逐艦と呼んでいたものも、イージス艦も、公式には護衛艦でひとくくりだしね。」

愛原「海兵隊なんて呼び方自体、そもそも誤解を招く表現と思うのは俺だけか? あれは本来の目的としては揚陸部隊であって、日本を守る能力なんかこれっぽちもないのだが・・・。」

鼎「それを言ったらオシマイだよ。それを言ったら横須賀にいる原子力空母も、本来は国土防衛用のものではないし。在日米軍は、どっちかというと他国に攻め込むための前線駐留部隊という意味合いが強そうだよね。」

逆沢「陸軍や海軍なら、少しは防衛にも向いている所はあるけどねー。実際、在韓米軍には陸軍と海軍しかいないし。」

愛原「米軍がそこにいる事自体が抑止力なんだと言われれば、それは一理あるだろう。だがそれにしても必要経費とリスクが大きすぎる。韓国がアメリカに払っている思いやり予算などの額も、他国のそれと比べれば決して安くない方なんだが、日本の支払っている額は、韓国の5倍〜8倍だからな。韓国やその他の外国と比べても、外交手腕が稚拙すぎるというか、日本はあまりにもお人好しすぎると思う。」

逆沢「そりゃ、守る機能のない部隊まで大量に養っていたら、費用がふくれあがるのは当然だと思うけど。」

鼎「海兵隊は守ったり人道的な役割では、役に立たないのかなぁ?」

愛原「そりゃあ日本の自衛隊と同様、災害救助機能くらいはあるだろうけどな。だがそんなのはとり立てる程でもない。あと佐世保に駐留している揚陸艦を使用して、中国などで有事が発生した際には、海兵隊が現地に上陸して、そこに滞在するアメリカ人などを救い出す任務などもある。」

鼎「日本人も助けてくれないの?」

愛原「そりゃあ日本人に対して在日海兵隊の有用性をアピールする為に、何人かはこれ見よがしに助けてくれるだろうが、法的な位置づけとしては優先順位はかなり低い。有事発生地での人命救助の優先順位に関しては、はっきりとマニュアル化されていて、@アメリカ国民。及びアメリカにとってのVIP。Aイギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド国民。Bその他同盟国の人達。となってるからな。」

逆沢「何、その他って。」

鼎「日本はその他扱いなの? 世界の日米同盟じゃなかったの?」

愛原「アメリカから見た日本は、せいぜいアメリカから見たドイツ・フランス未満、中国以上かも知れないってレベルだぞ。今までは経済力2位だったからそれなりに注目されていただけの話だ。この点は新たなる経済力第2位である中国に対する扱いと大差ない。ただ中国はアメリカに媚びる気がないから警戒されているだけであって、もし中国が今の日本のような媚び媚び路線に転じたら、(自国がアメリカに食い物にされる代わりに)世界の米中同盟が実現するだろうというだけの話だ。」

逆沢「ってか、なんでイギリスやオーストラリアとかは、明らかに特別扱いなの?」

鼎「なんかイギリス以外は、全部、先住民を駆逐した元イギリス人達が立てた国だよね。」

愛原「その5カ国は、いわゆるエシュロンシステムの加盟国。つまりアメリカにとっての真の同盟国という事になる。フランスもドイツもロシアも中国も韓国も、もちろん日本も、アメリカから見たら是々非々の相手。搾取できれば搾取するし、不穏な動きを見せれば警戒し、条件を満たせば叩きつぶす。ただそれだけ。彼らは日本を守るのが最終目的で、日本に駐留している訳ではないぞ。」

鼎「じゃあ日本の立場としては、どうすればいいのかなー?」

愛原「まぁ現時点で日本が潰れたら、アメリカも困るのは事実なんだから、変な希望だけは捨てて、ビジネスライクに臨めばいいんじゃないのか? いらんものはいらんと言えばいいし、どうしても置きたいなら使用料を払ってもらう。こちらの法律も適用させてもらう。そうすれば普通の国になるはずだ。日本人は白人でもないしキリスト教も大して信仰していない為、フランスやドイツよりは、少しだけ扱いが悪くなる可能性があるが、隣に中国やロシアがいる以上、そう悪くはならない。この辺の事情は、インドとアフガニスタンを隣に抱えるパキスタンと同じだ。パキスタンも核を保有した時にはアメリカから散々にらまれたが、今は大国と厄介な国の間に挟まっている事もあって、扱いもかなり違ってきてるからな。」

逆沢「外交というのは、相対的なものだとつくづく感じさせるわねー。」

愛原「そう。相対的だから、立ち回りを間違えると恐ろしいことになる。特に中国との距離感を間違えると、キューバのように半ば孤立させられかねない。親米国に囲まれたキューバは、ソ連から見たら有り難かったかも知れないが、世界から見たキューバはそうじゃないだろう。」

逆沢「中国のすぐそばにいるのに、中国と距離を開けすぎるのは、外交的にも危険って事ね。」

愛原「経済的にもな。今は人件費が安い事が大きなメリットの中国だが、今後、中国が大国になっていけば、大国の恩恵に預かれる隣国。つまりアメリカの隣にあるカナダやメキシコのような立場に近くなってくると思われる。善し悪しはあるだろうが、日本列島を引っ越しできない以上は、そのメリットの方をより多く享受したい。まぁ、一冊の本でもまとめきれない話題を無理矢理圧縮した為、舌足らずな印象は正直あるが、まぁこの辺にしておくか。」

逆沢「そもそも在日米軍の問題を、素人が語る事自体が無謀な気がするけどねー。」

愛原「俺もそう思う。鳩山のセリフじゃないが、俺もまだまだ知らない事が多すぎる。仮に政権を任せられても、在日米軍関連の問題をうまくまとめられるかと問われたら全く自信はない。ただよく分からないから無関心でいいとか、今のままでいいとか、そういう安易な結論にもしたくない。以上。終わり。」

逆沢「ちょ、ちょっと。こんな所で終わりって言われたら、どうオチつけろって言うのよ。そもそもテーマは何??」

愛原「うーん。そんな事は何も考えてなかったな。仕方ない。今回のテーマは【こっそりとアンケート設置のお知らせ】な。」

鼎「そのテーマ名にするなら、後半のほとんどの記事はいらなかったと思うけど・・・。」








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