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愛原様のたわごと(10年12月11日)




愛原「グフフ。どんな形であれ、公開段階にまでこぎつけられた事で、陛下は大変ご満悦であらせられるぞ。」

逆沢「だれが陛下だ? その口か? その口が言っているのか? 舌を引っこ抜いてやろうか?」

愛原「ごめんなさい。発言を撤回します。だから想像するだけですごく痛い気持ちになるような、危ないセリフはやめて下さい。」

鼎「早速オプション系統で、色々ミスがあったみたいだよね。」

逆沢「しかもバージョンアップしたらバグが増えて、事実上のバージョンダウンになっていたというオチまでつけてくれるし♪」

愛原「オプション関係は、公開直前の段階で、試験的に突貫工事で作ったものだからな。前にも書いたが、作者は当初、【作者にとってプレイしやすい環境】のみに固定して作っていたから、それ以外の動作環境をあまり細かくチェックしてなかったらしい。」

鼎「もう少し細かく動作チェックしてたら良かったのに、どうしてそう拙速に動いたりしちゃったのかな?」

逆沢「バックログ機能も、さっさと作ったのはいいけど、チェック不足で最後のログの部分がちゃんと表記できなくなってたみたいだしね。」

愛原「言い訳にしかならないのを承知の答弁になるが、細かくチェックしようとすると、それだけ公開が遅れる事になるからな。それよりはプレイヤーの皆様に、テストプレーヤーを兼ねてもらった方が間違いないという甘えがあったのも事実だ。例えばバックログ機能に関しては、こんなタイムスケジュールで動いた感じになる。」

鼎「確か提案の書き込みがあったのは、6日の1時台だよね。」

愛原「うむ。で、作者が書き込みを確認したのが、6日の夜21時くらい。で、ウディタの仕様と作者の実力から、バックログ機能なるものが搭載可能かをまず確認した結果、ウディタには【文章表示の内容】を記憶させる機能があらかじめ搭載されていたので、技術的には簡単そうだなと憶測。次の問題はセーブデータをそのまま使えるかどうかだったが、これも何とか空きスペースを確保できそうだったので、とりあえず研究開始した旨を、23時台に掲示板に書き込み。」

鼎「と言うことは、本格的に作り始めたのは7日に仕事帰ってからって事かなぁ?」

愛原「記憶部分の土台は6日の内に大体作っていたが、それを表記する部分は7日に入ってからの作業だな。幸いその日は早く仕事が終わったので、ガンガン作るぞと通勤帰宅中に決意。で、いよいよ表記部分を作り始める。最初はキャンセルキーでバックログを呼び出そうと考えていたが、それを押すと勝手にメッセージが進んでしまうので、断念。上キーで呼び出す事にした。で、とりあえず動作チェック。選択肢が出ている時にバックログを呼び出すとバグるとか、何カ所か問題点はあったが、とりあえずバックログ出現条件を絞る事で、それらのバグを潰す。そうこうしていたら7日ももう深夜。翌日以降に公開してもいいかなと思ったが、8日は仕事が遅くなりそうなので、ちょっと待てよと思い直して、強行公開に踏み切った。以上。」

逆沢「個人製作作品のつらいところね。タイミングを逃すと、公開日もずるずる延びる可能性があるからね。」

鼎「土台を作る時間よりも、デバッグ作業の方が時間がかかる事も多いよね。」

愛原「よく分かっているではないか。実際問題、バックログ機能を作っている時間よりも、色んな条件下でデバッグ作業している時間の方が多分長かったからな。このテストプレーに費やす時間というのは、なかなか侮れない。例えば本作では、初期の能力値を自由に決められる設計になっているが、じゃあ作者が色んな能力値のパターンで、いちいちテストプレーしたかと言うと、実はそうではない。平日は数時間も確保できない作者の生活環境では、ゲームを一周するだけでも1週間はかかるし、仮にテストプレーをもう5週した場合、公開ももう1ヶ月以上は遅くなる計算になるからな。」

鼎「つまり、ここの作者が概して【巧緻】よりも【拙速】を重んじるスタイルなのは、作者の生活環境的に時間がとれないというのが最大の原因って事かなぁ?」

逆沢「まぁ市販のゲームでも、【これ、明らかにデバッグ不足だろう】としか思えない手抜きゲームやバランス崩壊ゲームはあるからねー。メーカーも何日までにマスターアップしないとならないみたいな期限はあるし、それと同じようなものかな?」

愛原「我々、フリーの身分の開発者には、何日までにマスターアップしないとならないみたいな縛りはない。だがマンパワーが絶対的に不足しているため、巧緻を重んじると、何ヶ月も公開が遅れる事になりかねない。2日でバックログ機能を作ってプレイヤー様に事実上のテストプレーをお願いしたスタイルと、一週間かけてもできるだけ丁寧に公開するスタイルのどちらが良かったかは、プレイヤーの各自にゆだねるしかないわけだが・・・。」

鼎「他に気になる感想としては、掲示板ののっけから、いきなり【グラが残念】という感想が書かれてたよね。」

逆沢「演出部分なら、作者が手間暇かければいくらでも改善の余地はあるけどね。お借りした素材の分に関しては、どうしようもないけど。」

愛原「しかしお借りした素材部分に関しては、俺としては何の不満もないどころか、大変感謝しているというスタンスなんだが。実際問題、各種規約を満たして、しかも現代を舞台にした美麗な素材がどれくらい出回っているのか、お前らは知っているのか?」

逆沢「まぁここの作者の知る範囲のメジャー素材公開サイト様に関して言えば、割合としては多くはなさそうね。」

鼎「ファンタジー世界でしか通用しないような素材は多いけど、現代風味の素材は少なめだよね。」

逆沢「それ以前に、ツクールシリーズでしか使えない素材も多いしね。」

愛原「あとマイナーなサイトになるほど、公開されている素材の点数が少なかったり、利用条件が細かくなる問題もあったりしてだな。ここのサイトの作者は、お借りする際に利用規約自体もコピペして保存しておくくらい、その点では細かい性格だから、その点でも選ぶ素材サイト様は非常に限定される事になる。」

逆沢「つまりウチのゲームで使用されてる素材は、ある意味、選び抜かれた精鋭中の精鋭って訳ね。」

愛原「そういう事。少なくともウチのゲームに関しては、どの部分にどの素材サイト様の素材を使用したかを、作者自身がきちんと説明できる仕様になっている。」

鼎「あまりたくさんの素材サイト様から借りちゃうと、どの音楽がどのサイト様の分かとか、分からなくなっちゃう事もありそうだよね。」

逆沢「ウチはその辺は、確かに手堅いわ。顔グラなら顔グラ。背景なら背景。音楽なら音楽。効果音なら効果音で、一サイトに絞っちゃってるから。」

愛原「別に一サイトに絞る必要は全くないんだけどな。ただ作者自身が元がどこのサイトの素材かを把握不能になるほど、たくさんのサイト様から一度に借りる気はさすがにないぞ。もし複数のサイトからお借りする際は、その区別が付くような説明書きもさせていただく形になると思う。」

鼎「遊ぶ方にとってはどうでもいい話かも知れないけど、作る方からすれば、結構重要な部分だよね。」

逆沢「いっその事、全素材を自作しちゃえばそんな細かいことを考えずに済むんじゃない?」

愛原「馬鹿言うな。今、使用している素材以上の高水準の素材なんか、作成できるわけがないだろが。もっとも仮に作成できる才能があったとしても、自作しないままの確率の方が高いけどな。」

逆沢「何でよ? 自作できる才能があれば自作して当然じゃないの?」

愛原「じゃあ仮に顔グラや背景を、平均3時間で描き上げられる才能が作者にあったと仮定しよう。そしてここの作者が、毎日平均2時間しか稼働できないと仮定した場合、200点の素材を描き上げるのに、何日かかると思ってんだ?」

鼎「300日はかかるよね。」

逆沢「つまり、ピクチャ関連の素材を作るだけで、ほぼ一年余分にかかる計算になるわけね。」

愛原「新作のピクチャ素材は、お借りした分だけでも実は200点くらいあるからな。つまり作者が3時間でオリジナル背景や顔グラを描き上げられる天才だったとしても、それだけで1年は公開が遅れる計算になるわけだ。」

逆沢「ひええー。それは無茶すぎる!!」

愛原「これで分かったか。ちなみに本ゲームでは、作者の製作時間をさらに節約するため、ウェイト処理を含む演出部分も、できるだけ抑制してある。厳密には、各演出部分に関しては、作者がもっと時間と気合をかけて作れば、(作者の技量が及ぶ限り)いくらでも美しくできるだろうが・・・。」

逆沢「うーん。でもここの作者は、演出素材を1つ余分に作る余裕があれば、シナリオを1つでも多く作るタイプだから、それも面倒くさがって後回しにしそうな気がするわ。」

鼎「ここの作者って、考えてみればすごく【キモオタ】気質だよね。見栄えを一切気にしないというか。見栄えの部分を気にする余裕があれば、自分がこだわりたい部分だけ全力投球するあたり。」

逆沢「おかげで7lcwシリーズもそうだけど、シナリオ部分だけ妙に膨大になっちゃってるからね。」

愛原「ここの作者は、シナリオ作成に関しては全く苦痛を感じないというか、それが好きでゲームを作っているタイプだからな。もっともシステム構築作業やゲームバランス調整作業なども、そんなに嫌いではないタイプみたいだが。」

逆沢「逆を言えば、ここの作者にダメージを与えたければ、シナリオやシステムに思いっきりケチをつけてやれば効果的という訳ね♪」

鼎「でも元々、特定の属性向きゲームだから、嗜好の違う人から反発を買っても、それは当然のゲームだと思うけど。」

愛原「そういう事。合わない人がいるのは当然というスタンスなので、そんな事は気にした事もない。ていうか万人向けにこだわったりしたら、新作の登場人物の半分近くは、削除しなくてはならなくなってしまう。」

鼎「けど可能なら、7lcwシリーズに普通以上の感想をもっていただけた旧来のユーザー様からは、少しでも良い評価がもらえたらいいよね。」

愛原「であれば良いなとは切に思う。ちなみに本作を、一見未完成品に見える今回の形式で出したのは、実は大きな理由が一つあってだな。」

逆沢「あれ、未完成品じゃなかったの?」

愛原「未完成品であり、完成品でもあるという位置づけだ。だからver0.××ではなく、ver.1.××になってるだろう。」

逆沢「アンタの日本語がよく分からないんだけど。未完成品であり、完成品でもあるってどういう事よ?」

愛原「実は今回の作品は、連載漫画や連載小説と同じスタイルなのだ。例えばこち亀とかワンピースという漫画は、連載開始してもう何年にもなるが、今でも完結しているわけではないだろ。」

逆沢「いつかは終わりが来るだろうけど、今はまだ終わってないわね。」

鼎「人気作品になるほど、完結するまで何年もかかるスタイルだよね。」

愛原「でもだからといって、それらの作品がいわゆる【作りさし】の作品という訳でもない。下書きだけで放置されている訳でもなければ、ページが飛んでる訳でもなく、それどころかちゃんと単行本にもなってるし、まだ完結してないにも関わらず、アニメ化ドラマ化された作品も数え切れないくらいある。」

逆沢「その代わり、本編がまだ完結してないのに、あっさりアニメが先に打ちきりになったりする作品もあるけどね。」

鼎「明らかに尻切れトンボのような連載打ち切りになる作品も珍しくないよね。」

愛原「今回のウチの新作は、その連載漫画のスタイルを、試験運用している形にもなる。AVGだから連載小説型といった方がぴったりかも知れん。」

逆沢「つまり読者からの感想次第で、その後の展開が変わるかもしれないスタイルって事ね。」

鼎「人気投票で上位に来たキャラの場合、死んだはずのキャラが突然生き返ったりもするんだよね。」

逆沢「逆に人気が散々だったら、作品自体が完結しないままに突然打ち切りになって、【俺達の戦いはこれからだ! ○○先生の次回作にご期待下さい。】状態になるわけね。」

愛原「・・・まぁ、そんな感じ。ともかく作品のスタンスとしては、【続編が出ることを前提とした(一応だが)完成品】という形にはなる。ちゃんと最後までたどり着いたら次回予告も出るし。尻切れトンボでいきなり【No.××マップが存在しません】みたいな表示が出て終了という事もない(バグ除く)。もちろん体験版という訳でもない。」

逆沢「もし体験版だったとしたら、容量がでかすぎるわ。下手な短編いくつ分あると思ってんのよ。」

鼎「本当に短編数個分のシナリオが詰まってるよね。」

愛原「戦闘自体100以上あるからな。」

逆沢「それで今後の予定は?」

愛原「ご意見収集の機会をどう作るか?という事と、宣伝をどうしようか?という事が目下の課題だ。現時点でご意見収集の手段としては、掲示板があるが、これだけでは気軽に書き込みにくいという人もいるかも知れんしな。」

鼎「最近は、掲示板に代わる色んな情報伝達の手段があるよね。拍手機能とか、ツイッターとか、ブログのコメント機能とか。」

逆沢「おっ、もしかしてブログかツイッターでもやる気か?」

愛原「やらんやらん。隔週デフォルトのウチがそういうのをやっても、三日坊主になるのは目に見えてるからな。という訳で今回も恒例のアンケートをやる事にした。今後の製作を進める上ですごく励みにもなるし参考にもなるから、是非とも気軽に書き込んで欲しいなと思う。」

逆沢「今回のアンケートは、プレイ途中段階でも参加できる仕様になってるようね。」

愛原「うん。何度でも書き込みOK。」

鼎「キャラクター人気投票とかは、やらないのかな?」

愛原「アンケート結果は、いずれ必ず発表する。キャラ人気に関わる問11に関しても、早い内に何度も途中結果は出す予定だ。もっとも主要キャラ以外も含めた人気投票をやりたいなら、また別に考える必要があるが、まぁ今はそこまで気にする事もないだろう。」

鼎「それで宣伝の方はどうする予定なのかなー?」

愛原「実は、リンク先にもある【作ればいいじゃん】様のブログ(12月6日分)で、作者感涙ものの素晴らしい宣伝をしていただいてだな。この場でそんな事を書いていいのかどうか分からないが、もし抗議があったら直ちに削除するという事で、とりあえず是非見て欲しい。」

逆沢「おおー。褒めちぎり! お前、ワイロでも贈ったのか?」

愛原「贈ってない贈ってない。でも涙が止まらないくらい感動したぞ。感謝感激。俺の下手な日本語では表現しきれないが、とにかく最高の気持ちになれた。調子に乗ってアクセス解析したら、そちらからの新規訪問者もおられたようで、その方面でも大感謝だ。」

鼎「で、自分の意思で新たなPR作業を色々やる予定はないのかなー?」

愛原「バグ報告が落ち着いた時点で、ある程度は積極的にやれたらいいなとは思ってるが、オススメサイトがあれば是非とも紹介して欲しい。但し、ベクターやふりーむは、登録の際に個人情報入力がめんどい上、バージョンアップなどの手続きも面倒そうなので今は予定はない。」

鼎「ウディタの公式サイトはどう? せっかくウディタ製なんだから。」

愛原「【ゲームが完成した方はこちらへ登録してみましょう】という定義らしいからな。完成品とも未完成品とも取れるウチのゲームは、その辺で思いっきりグレーだからな。それに公式サイトだけあって、色んな意味で百戦錬磨なファンが多そうだから、悩まないと言えば嘘になる。その点でも何かご意見を募集したいというのが偽らざる本音だ。」

鼎「という訳で今回のテーマは、【新作公開してから一週間】でした。」
















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