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愛原様のたわごと(14年1月11日)





愛原「さて、新年あけおめという事で、早速平常運転な。」

逆沢「いつもの更新ペースからすると、新年早々1週間余分に飛ばしたけどね。」

愛原「ごめん。完全に忘れてたわ。久々にゆったりできた年末年始だったんで。」

鼎「今年は何か変わった事した?」

愛原「特に変わった事はしてないな。まぁ普通にみかん食ったり餅食ったり、テレビみたりゲームしたり、お年玉配ってわいわい遊んだり。」

逆沢「つまんね。まー、つまんねーといえば年末年始のテレビ番組。あれも、毎年代わり映えしないというか、すっかりマンネリというか、もっと一工夫できないのかと思ったわ。」

愛原「新年早々、文句だけは一人前だな。言っておくが、面白いものを作るのは、すごく大変なんだぞ。」

鼎「人様の作った作品をつまらないと言い切るのは簡単だけど、【じゃあ、お前は面白いものを作れるのか?】と問い返されたら、すごく困っちゃうよね。」

愛原「毎年同じ事の繰り返しによるマンネリ感は否定せんが、それに替わるもっと楽しみな何かが創出されない事にはどうにもならん。それに今年も紅白歌合戦の視聴率も、色々批判の声もありながらも40%にも達している。」

逆沢「他の番組がつまんなすぎただけじゃないの?」

愛原「見たい番組自体なければ、テレビを切るという選択肢もあるのだが・・・。」

逆沢「いや、大晦日の夜くらい、家族そろって団らんしてもいいと思うし。テレビもBGMくらいにはなるからねー。」

鼎「紅白歌合戦を団らん用BGM代わりにしてる家庭もあるのかな? けどその一方で、大みそかのゴールデンタイムなのに、視聴率が瞬間視聴率1%切った番組もあったそうだよね。」

愛原「フジテレビ系列で東京オリンピックの特集をやってた番組の視聴率が散々だったらしいな。」

逆沢「東京オリンピックの関心度なんて、その程度なのかねー? 大みそかのゴールデンタイムで視聴率0%台って、普通ありえないでしょ?」

鼎「ライバル局の裏番組が強すぎたのかな?」

愛原「NHKが紅白歌合戦で約40%。読売系がダウンタウンのバラエティーで約18%。毎日系がボクシングなどのスポーツ番組で約14%。朝日系は最近までは毎年ドラえもんだったけど、今回は今年一年を振り返るバラエティーか報道かよく分からない番組やって約3〜5%。あとはテレ東系とかUHF系とか、地域によって見れるチャンネルに差はあるけど、これらも大体視聴率ヒトケタ台。しかし視聴率1%以下というのは、さすがに記憶にない。」

逆沢「目玉番組を用意できなかった朝日系の惨敗は仕方ないとしても、それをはるかに上回るレベルの歴史的大敗を喫した東京オリンピック特集って一体・・・・。」

愛原「年末年始の視聴率について言えば、もう一点気になる番組があったな。今年の大河ドラマ【軍師官兵衛】の初回視聴率がそれなんだが・・・。」

逆沢「あー、ネット記事のタイトル見る限りは、あまりパッとしなかったそうねー。ヤフーニュースにべべーんと取り上げられた記事のタイトル見る限りでは。【軍師官兵衛 (初回)視聴率】あたりでネット検索してもひどい扱いのページばかり上の方に並んでいる感じだし。」

愛原「有力ニュースソースが関東での視聴率を根拠に、ネガティブな記事並べていたからな。但し、視聴率が低めだったのはあくまで関東地区の話。確かに関東地区の調査では過去10年で2番目に低い。しかし関西地区の調査では実は過去10年でもトップクラスだったりする。ネガティブな記事が並ぶ中、比較的中立な記事のコピペを一応貼っておく。」

逆沢「あー、心の奥底で感じてた違和感が取れたわ。私の周囲の実感と全然かけ離れたニュース記事ばっかりネットで見てしまったから。」

鼎「それだったら関東と関西の視聴率を対等に扱ってその差を強調した記事にしてくれたら良かったのに、なんで関東の視聴率だけを根拠に低視聴率を強調した記事にするのかなぁ? あまりにもミスリードがひどすぎるよ。ましてや今回は西日本が舞台だから、東日本で視聴率が伸び悩むことが予想されるのは当然なのに・・・。」

逆沢「あー、でもよく考えたら、いつもの事でもあるけどね。関東と関西で視聴率の差が大きい時は、なぜかいっつも関東目線の記事ばっかりだもん。関東でウケなければ関西でウケても失敗作で、逆に関東でウケれば関西でウケなくてもなぜかヒット作扱いだから。朝ドラの【あまちゃん】の時も、それに似た傾向はあったし。」

愛原「あまちゃん人気と視聴率に関連する特集については、以前産経新聞がやってた事があったようだが・・・。まぁあの作品の場合は、軍師官兵衛とは逆で、関東でのフィーバーぶりに反して、関西での視聴率はそれほどでもなかった。もっともネットで派手に取り上げられるようになるにつれて、関東関西問わず一定の底上げは見られた感が無くもないが。」

鼎「そういえば、今、朝ドラでやってる【ごちそうさん】は、ネットでは完全に空気扱いだけど、年末時点での暫定平均視聴率は、実は【あまちゃん】よりも高くて、朝ドラでは過去10年でトップらしいよね。あまりにもネットとの落差が大きくて不思議だよ。」

逆沢「あまちゃん人気は、ヒロイン女優人気に主に支えられてたって事なんじゃないの? 番組見ない層でも、キャプチャー画像さえネットにアップされたら、ヒロインのかわいさくらいは伝わるし。今やってる【ごちそうさん】の方は、あくまで内容でひっぱる種類みたいで、第一印象的なアピールは弱いから、ネット民的にはイマイチって事なんじゃないの?」

愛原「新年明けて久々に登場した【ごちそうさん】関連のネット記事の内容が、真偽不明なヒロインの熱愛スキャンダルネタだったのにはびっくりした。まぁ【ごちそうさん】の放映が始まる直前(つまり【あまちゃん】の終了頃)にも、ヒロインの顔が可愛くないとか、ひどいディスり記事が出て、それに便乗したまとめサイト記事の内容にも、ひどいサゲ具合のものがあってゲンナリさせられたが。」

逆沢「検索して読んでみたら、軍師官兵衛に関するディスり記事と全く同じ流れで笑ったわ。もちろん失笑の方だけど。」

鼎「でも現実には、視聴率は過去10年で暫定トップなんだよね。正月早々新たなディスり記事が出たから、また悪い方に傾くかも知れないけど・・・。」

逆沢「【あまちゃん】の時はひたすらアゲアゲムードで【じえじぇじぇ】が流行語になったり、一部マスコミが主導して【あまちゃんロス症候群】なる用語まで出現する有様だったのに、【軍師官兵衛】や【ごちそうさん】に対するネットでのサゲサゲムードは一体何なんだ?」

鼎「うーん。大河ドラマにしても朝ドラにしても、大体アゲアゲになるのは東日本側で、サゲサゲになるのは西日本になるような気がするのは気のせいかなぁ? 【あまちゃん】がNHK東京放送局制作だったのに対して、【ごちそうさん】はNHK大阪放送局の制作だし。今回の大河ドラマも、他の歴代作品と比べると、極端に東日本側が舞台になる比率がはじめから低いのが目に見えてるのが特徴だし(黒田官兵衛の行動範囲が関西から九州に偏りすぎているため)。」

逆沢「ネットでは、主人公の知名度が低すぎるからダメとか、冒頭部分で使者に対して弾矢を放つシーンがあり得ないとか、主演がジャニーズだから気に入らないとか、ナレーションが聞き取りにくいとか、色んな批判の声があるようだけど、知名度は八重や篤姫よりも明らかに上だし、冒頭のシーンも実は過去作で上杉謙信らが同じシチュエーションしてたりしてるし、ジャニーズ系主演作品が必ずしも失敗した訳でもないし、どれもこれも的外れなのよねー。はじめからサゲサゲする事が目的で、その理由を後からこじつけているようにしか見えないというか。ネトウヨがサゲる対象を先に決めてから、サゲる理由を次々と重ね塗りしていくパターンとそっくりというか。」

愛原「ただ一般論として、サゲサゲムードは伝染するからな。東日本大震災の時の不謹慎ブームや節電ブームもそうだけど、この手の空気には強烈な同調圧力がかかる。少し前に、アメリカスポーツ選手や日本のアントニオ猪木らが北朝鮮を親善訪問したのを批判する口調で放送するワイドショーをたまたま見てしまった事もあったが、誰かを一方的にディスって【みんなあいつの悪口を言ってるのに、仲良くしようとするあいつは許せない】みたいな空気を、マスコミやネット世論が主導して作り上げるのは正直困る。」

逆沢「好き嫌いは個人の自由だけど、【あれを好きになるのは許せない】とか【みんなであいつを叩きのめそうぜ】みたいな、そういう負の同調圧力はすごく困るわ。憎しみの連鎖って、ものすごい勢いで燃え広がるから。ネットでも炎上とかネットイナゴとか色んな言い方されるけど。」

鼎「けど現実に、そういう空気にあらがうのは難しいよね。特に日本人は【みんな】の群れを敵に回すのを怖れる民族だから。」

逆沢「とすると【ごちそうさん】や【軍師官兵衛】の視聴率が【平清盛】のようにどんどん下がってくるのも時間の問題か?」

愛原「【ごちそうさん】を見る主要視聴者層はネット住民とあまりかぶってなさそうだから、ネットでどれだけサゲられようと、目に見えて視聴率まで下がることはないだろう。新聞の広告欄下部にあるゴシップ週刊誌の広告の部分にまで、サゲサゲ記事が載るようになったらさすがにヤバいけど。だが【軍師官兵衛】の方は、かなりヤバい。こちらは戦国オタを初めとするコアなネット住民層と相当かぶりそうだからな。そうでなくともネット住民の中には、上から目線で常に何かをサゲないと精神を保てない層がいて、そいつらがサゲサゲ記事にほいほい乗っかるからな。普段はマスゴミ呼ばわりしながらも、この手のサゲサゲあおり記事には何の疑惑も持たず、真に受ける人も残念ながら多いのだ。」

鼎「ネットで詳しく調べてみたら、軍師官兵衛の初回視聴率は、何も関西だけが突出しているわけじゃなくて、北部九州では関西をさらに上回る24.0%だし、名古屋地区でも20%超えているみたいだよ。」

逆沢「要するに関東が低いだけじゃん。それなのになんで関東目線で【過去2番目に低い視聴率】と強調するのやら。普段から賢こぶってるネット住民にも、そのあおり記事を真に受けて、やたら喜びはしゃいでサゲサゲしてる人達が多そうだけど。仮に大河ドラマの視聴率が低かったとして、その何がうれしいのかさっぱり分からないけど。」

愛原「年末年始のテレビをつまらないと上から目線で批判する人と同じ感覚なんじゃないのか? 最近はテレビだろうがゲームだろうが外食だろうが、何に対しても面白くない、おいしくない、店員の指導がなっていないと、上から目線でディスる事で、そんな自分は偉いと思い込むような人も増えてるからな。」

逆沢「ごめんなちゃい。私のことだったわ♪」

鼎「そういえば上から目線で思い出したけど、最近のラノベの主人公で一番多いのは、【やれやれ系】らしいよね。【ラノベ やれやれ】で検索したら、意味は大体分かるだろうから深くは触れないけど。」

逆沢「行動的なヒロインや努力肌で熱くなりがちな仲間やライバルに対して俯瞰的に接して、大した努力もしなくても人並み以上の活躍をするタイプの主人公ね。うーん。そういう主人公が人気のご時世なら、上から目線でディスりたがる人がネットで多く見受けられても、なんか納得だわ。」

鼎「一昔なら、熱血系主人公とか、ストイック系主人公とか、どれだけ己を鍛えても【自分はまだまだ未熟だ】と言わんばかりの、ある意味自虐型主人公がメインだったけど、最近は【俺TUEE】型というか、加虐型というか、上から目線で説教タイプというか、黙っていてもみんなが従ってついてくる型というか、主人公が受け身でもどんどん物語が進んでいく型というか、そういう怠け者のくせに妙に偉そうで、それくせおいしい所はしっかり持っていくタイプがメインに変わっている感じがしなくもないよね。」

逆沢「どれだけ暑苦しく泥臭くとも汗臭く頑張る主人公がカッコ良かった時代から、暑苦しい真似をしなくてもスマートに成果を出せる主人公の方がもてはやされる時代なのかねー?」

愛原「ちょっと俺が望む話の方向からそれつつあるから、話を戻す目的も含めて、今回のテーマをそろそろ上げる。今回のテーマは【評判】だ。」

逆沢「評判か。上の【あまちゃん】【ごちそうさん】【軍師官兵衛】の例をみると、いかにいい加減なものかがよく分かるわ。」

鼎「必ずしも素晴らしいものが高い評価を受けているとは限らないのが、ポイントだよね。」

逆沢「そういえば元祖やれやれ系主人公の一人である空条承太郎が登場するジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルとかいうゲームが、半年前に発売されたらしいけど、これもひどい評判倒れの作品だったらしいわね。」

鼎「ゲーム雑誌の【ファミ通】のクロスレビューコーナーでは、4人のレビュアーが10点満点で色んなゲームの採点をするらしいけど、このゲームは歴代でもほとんどない40点満点だったらしいよね。でも発売された途端に、多くのユーザーから不評を買って、あっという間にワゴンコーナー扱いになった事から【スピードワゴン】と揶揄されたりとか。」

愛原「いかにも人為的に作られた【評判】の典型だな。」

鼎「けどファミ通も、こんないい加減なレビューをしたら、雑誌の評判自体を低下させるとか思わなかったのかなぁ?」

愛原「スポンサーの意向と雑誌の購入者からの評判を天秤にかけて、前者の方が上と判断したんだろ? 100%デタラメなレビューなら誰も見向きもしないが、参考程度にはなるレビューもそれなりに混ぜとけば何とかなるだろ?みたいな感じで。」

逆沢「何とかなるのか?」

愛原「アメリカにある格付け会社のようなものだな。デタラメだらけなら誰も信用しないが、信用できる情報の中に恣意的な情報をこっそり混ぜておいても、大きな問題になりにくいようなものだ。」

逆沢「あの格付け会社ってのは、本当ムカつくわ。他国の国債や株式に対して、何かといちゃもんつけて、金融緩和しないと格付けランク下げるぞとか、色んな圧力かけて、人の国の経済政策や企業戦略に干渉しまくるし。」

愛原「その格付け会社を誰も信用しないなら丁重に無視すればいいんだが、現実には無視できない影響力があるから困る。格付けランクを少し下げられるだけで、大幅に自社株や債券を売られたりする事も珍しくないし、逆にランクが上がると買いが殺到する事も珍しくないから、どの国も企業も、格付け会社に対して媚びる媚びる。ファミ通がいい加減なレビューをしても強気でいられるのも、それで逃げる購読層が意外と限られている事と、弱小メーカーに対する脅し効果が見込まれるからだろう。クロスレビューで散々ディスられたくないメーカーは、出版社に対してそれなりに弱気にならざるを得ないから。」


鼎「逆を言えば、出版社に対して広告費をはずんだり、取材に好意的に応じれば、クロスレビューや各種紹介記事もどんどん好意的に書かれる可能性があるって事なぁ?」

逆沢「ヤクザが発行出版する業界紙と変わらないわね、実質・・・。」

愛原「まぁリアルな話として、読者が支払う雑誌代ではなく、広告費の方で利益を上げている雑誌も結構あるのが現実だからな。そういう雑誌は、いかに広告費を集めるかを常に考えているものだ。」

逆沢「おっそろしい世の中ねー。」

愛原「しかし得体の知れないレビューや格付けを信じる人がいる限り、そういう雑誌やネットサイトや格付け会社が廃れる事も決してないだろうな。」

鼎「評判が信用するに値するかどうかは、どう判断すればいいのかなぁ? 私としては、やっぱり良い評判は素直に真に受けたいし、悪い評判に対しては警戒したいという思いもあるけど。」

愛原「まー、その方が無難な方が多いからな。たとえば【イワシの頭も信心から】ということわざがある。【イワシの頭のようなつまらないものでも、信仰すれば非常に尊いものに見える】という一種の皮肉なんだが、要するにくだらないものでも、それを有り難いと信じれば有り難く思える。みんな良いと言ってるものを良いと信じれば、仲間との会話も盛り上がるだろうし、みんながサゲまくってるものを一緒に罵ればやはり仲間と盛り上がれるだろうから、長いものに巻かれて生きる事に全く抵抗がない御仁なら、周囲の仕組まれた評判を真に受けて生きるのも一興かもな。」

鼎「確かにみんなと一緒になって【あまちゃん】をアゲアゲしたり、【平清盛】をサゲサゲすれば、仲間との親密度も上がるかもしれないけど・・・・。」

愛原「どうせ俺を含む大半の人間に、まともな審美眼や鑑識能力などない。イワシの頭も信心からとは良く言ったもので、大抵の人は【中国産の有機野菜と表記された日本産の無農薬野菜】と、【日本産の無農薬野菜と表記された中国産の野菜】を比較して食べさせたら、疑いもせず前者に対してネガティブな印象を感じるものだ。

逆沢「あはは。この前の食品偽造問題の時もそうだったけど、私達凡人には、それが本物か偽物かを見分ける能力もないからねー。たとえ何の変哲も無いイワシの頭でも、それが尊いものと言われたら、素直に手を合わせて拝みそうだわ。」

鼎「それ以前に厳密には無農薬の野菜が、そうでない野菜よりもおいしかったり健康に良い保証なんてそんなにはないそうらしいけど・・・。」

愛原「まぁいずれにしろ、【あまちゃん】に好意を持とうが、【軍師官兵衛】をイマイチと思おうが、それで信じた人間自身が損をするわけでもないので、仲間とわいわいやりたいだけの人間なら、評判を額面通りに受けとめても構わないといえば構わない。もっとも知らない事を知ったかぶりしたり、見当違いのアゲやサゲを無闇にしたり、関係者を不当に中傷したり凸するのはNGだけどな。場合によっては【コイツはバカだ】と認識されるリスクのみならず、損害賠償問題にもなりかねん。」

鼎「評判を真に受けてバカと思われても自業自得でしかないけど、それを信じた人が誰かを不当に非難したり中傷したりするのはまずすぎると思うよ。」

逆沢「分かる分かる。スマイリーキクチ中傷被害事件みたいなケースもあるからねー。無責任な評判だけが拡散して、誰かが一方的に被害者になるケース。」

鼎「良い評判なら、たとえそれが仕組まれたものであっても誰も被害者がでない事もあるからともかく、悪い評判の方は、誰かは必ず被害を受けるよね。」

逆沢「【あまちゃん】やAKB48や韓流ドラマがアゲられても(アンチ以外は)誰も困らないし、それ関係の産業が潤うだけだけど(厳密にはライバルのシェアが相対的に低くなる弊害はあるので、本来は褒められたものではないが)、【軍師官兵衛】や【ごちそうさん】の人気や視聴率が、外からのネガティブキャンペーンで急降下したら、それに関係するスタッフやファンはすごく悔しいだろうしねー。つうか腹立つわ!」

愛原「ただ評判というか、同調圧力に抗するのは、なかなかに難しい。たとえばソロモン・アッシュという心理学者が同調圧力に関する心理実験が色々やっているが、それらからも人は想像以上に同調圧力にもろい事が証明されている。みんなが悪い奴だと言えば、会ったことも無いそいつの事を悪い奴と確信できるように変わっていくし、みんながカラスは白いといえば、やがてそれも受け入れてしまう。」

鼎「そういうの分かるかも。高級食材を使っていると聞かされているだけでよりおいしく感じたり、実際には何の効能もない温泉であっても、効能に関する説明を読むだけで、実際に効能がある気になったり、場合によっては本当に効能が出る(?)ことすらあるらしいよね。」

逆沢「あー、それはプラシーボ効果としてより具体的に知られるものね。」

鼎「つまりマスコミやまとめサイトが、特定の作品をサゲ続けていれば、いずれその作品の実際の善し悪しにかかわらず、誰もがその作品を駄作と確信するようになる可能性も高いって事かなぁ? 嘘も100回言えばホントになるような感じで。」

愛原「恐ろしいが、それは十分あり得る。残念なことに今の日本は、自分の欠点を素直に受けとめライバルの優れた所を素直に指摘できるような人間は自虐的とも言われる有様で、逆に常に何かをサゲないと落ち着かない人が多く、最大多数を構成する関東にとって恩恵の少ない【ごちそうさん】や【軍師官兵衛】は、格好のサゲ材料として選ばれたという事だろう。去年、【あまちゃん】をアゲアゲし過ぎた反動も含めて。」

鼎「実際の視聴率は結構いいのに・・・・。」

愛原「まぁ視聴率という概念自体、もはや昔年の価値は失われてはいるけどな。大手の視聴率調査会社が2000年以降1社のみになった事で、セカンドオピニオン的な検証も不可能になって、その信憑性も不確かになっているし。仮にそれが正確なものであったとしても、録画でみる人も増えてるし(深夜アニメなどは特にその傾向が強くなる)、大河ドラマの場合は、地上波よりも先にBSで放送されてもいる上再放送枠もあるから、尚のこと視聴率が低くなりがちという事情も重なるし。」

逆沢「だったらむしろヒット作の部類じゃん。軍師官兵衛。」

鼎「それなのに訳の分からない評判によっておとしめられるとしたら、これはもう大問題だよね。」

逆沢「もしかしたら今時のテレビが面白くないと感じられるのは、そう吹聴するネット住民によるサゲ攻撃の影響が大きいせいかもしれないわね。実際、ネットなんかほとんどやらない高齢層などでは、今でもテレビを楽しんで視聴できている人も多いのに、ネット中毒の人ほど、そういう一面を無視してテレビを一方的にこき下ろしてる感じがするし。」

愛原「ネット住民には、自分達はテレビや新聞による偏向報道に踊らされていないと上から目線の人も多い。だが実際には、関東での視聴率を全国平均の視聴率と勘違いしてか、ネット記事のタイトルだけを鵜呑みにして【軍師官兵衛】をサゲまくる人もかなり多いし、メディアのあおりに素直に乗って便乗して盛り上がっている人も多い。」

逆沢「テレビや新聞記事をサゲている割に、ネット記事はタイトルだけみて条件反射で真に受けてるとか、バカみたいだわ。どっちも同じ報道社が書いてる場合も多いのに。」

愛原「大体、本当に価値のあるものが、必ずしも正当な評判として反映されないケースも多いしな。」

鼎「本当に価値のあるものなら、それを秘密にしたがる人も多いよね。」

逆沢「別に秘密にする必要が無くても、わざわざ口に出して広めようと思わない事も多いのは確かね。たとえば【ごちそうさん】の平均視聴率は去年末時点で【あまちゃん】よりも高いらしいけど、だからといって一般の視聴層は、【ごちそうさん】をネタにいちいち世間話のタネにはしないと思うし。」

愛原「いくら自分自身がその作品を楽しんでいたとしても、別に他人と話題を共有したいと思わなければ、口に出す必要もないからな。編に有名になるとリスクも増えるし。」

逆沢「大抵はどの親も、自分の子供は一番可愛いけど、それをわざわざ世間に公言アピールしないようなものね。ウチの娘は絶世の美少女とか天才と公言すればする程、親バカと言われたり、ウザがられたり、アンチがついたり、下手すると迷惑オタにつきまとわれるかも知れないし♪」

愛原「人気が無いのも寂しいが、人気が出すぎるとアンチも増えるし、迷惑オタも増えるからな。だから意図的に評判を調整するお店や観光スポットなどもあるし。」

鼎「最近は出店の際に、プレオープンという手法を取るお店が増えてるらしいよね。いきなり本格オープンすると、お客さんで店や周辺道路が渋滞しちゃうから、一部の人にだけ伝わる形で先にこっそりプレオープンしたりとか。」

逆沢「ネットで取り上げられて有名になった天空の城(竹田城跡)なんか、ついこの前までは気楽に訪れられる憩いの場でしかなかったのに、誰かがネットでアゲアゲしまくったせいで、今は車を止める場所にすら困る有様だわ。おかげで変な柵も設置されたりして、昔の自然の雰囲気もすっかり台無しだし。去年くらいまではお城マニアと兵庫周辺の住人だけがニヤリとできる隠しスポットでしかなかったのに。」

愛原「まぁ竹田城に関しては本来の価値が認められたという意味で、前向きに考えたいと俺は思っているけどな。渋滞や迷惑オタもその内、落ち着くだろ。まぁいずれにしろ、素晴らしいものだからといって、それが必ずしも評判になるとは限らないという認識は持っておいて損はない。何十年も経って突然有名になるケースもあるし、永久に評価されないまま朽ち果てるものもある。お気に入りのラーメン屋が既に客いっぱいなら、これ以上客が増え過ぎないように客も店も、むやみにそのお店を宣伝しないように配慮するだろうし、その結果、知る人だけが知る隠しスポット扱いになる所も結構ある。株や不動産にしても、本当の優良物件なら、できるだけその事実を隠して、可能な限り仲間内だけで独り占めしようとする。優良だから有名になるとは限らない。」

鼎「隠しスポットと言えば、実はこのたわごとコーナーも、ネット検索では直接たどり着けない設定になってるし、普通に隠しスポットだよね。別に価値らしい価値は何も無いけど。」

逆沢「ここは単に危険物隔離コーナーだから、管理人の意思で検索制限かけてるだけだって♪ というか検索で直接たどり着かれても困るわ♪」

愛原「おいおい。俺たち、どういう扱いやねん。まー、いいけど。とりあえず良いものであれ、悪いものであれ、必ずしも有名になるとは限らん。本当に悪いものなら、なおさら隠されるだろうし、良いものでも誰かが独り占めしようとして隠される事もある。良くも悪くも評判になるものは、誰かの善意や悪意、もしくは当事者や利害関係者による宣伝活動によるものとみていいと思う。」

逆沢「アゲアゲの評判が立つものは、大体、当事者や利害関係者による宣伝の成果とみていいかな?」

鼎「でも【あまちゃん】は、別に当事者であるNHKの宣伝活動のたまものじゃないよね。NHKは過去作と同じ程度の宣伝活動くらいしかしてなかった感じがあるし。もちろんネットなどで有名になってからは、色々便乗してアゲアゲに荷担するようになったけど、それは事後のファンサービスの枠を超えたものではないし。」

愛原「竹田城も、ある時から突然有名になったクチだしな。竹田城跡を管理する朝来市も、やってるのは渋滞対策・騒音対策・安全対策などがメインで、わざわざ予算をかけて例年にない派手な宣伝活動なんかはしていない。つうか、あそこは城跡でしかないから、入場料収入とかも元々発生しなかったし、地元のお土産店などにもたらされる地元経済波及効果も、行政が積極的にバックアップするほどの規模ではないしな。」

逆沢「でもAKB48や韓流とかは、当事者側の宣伝の成果としか思えないけどね。ウザいし。」

鼎「私は、某クロスレビューみたいなあざといアゲ工作じゃない限りは、あまり批判したくはないけど・・・。」

愛原「その点、フリゲ界は割と平和だな。」

逆沢「単に閑古鳥がないてるだけだろ。最近は、ネットで話題になるような面倒なアンチや迷惑オタもほとんど沸かないレベルだし。」

鼎「逆にサゲサゲの評判というか、ネガティブキャンペーンは、ジャンルを問わずどこでも見られるイメージだよね。政治の世界から、芸能の世界から、オタクの世界から、ありとあらゆる世界で。」

愛原「ライバルをサゲないと自分の身が危ういとか、世の中を良くする為の正義の行いであるというのならまだしも、動機があいまいなネガティブキャンベーンも多いよな。」

逆沢「少なくとも、大河ドラマや朝ドラをサゲるメリットなんて、私には全然分からないわ♪」

愛原「まぁアンチ巨人が巨人の悪口を酒の肴にするようなものだと思えれば、それも可愛く感じなくもないけどな。ただそれは、巨人が圧倒的な実力や人気を持つチームだからこそ容認されるものであって、オリックスやヤクルトに同じバッシングをしたら、それは醜い弱い者イジメにしかならん。」

逆沢「人気者である程、アンチの数が増えるのも当然だから、そういう意味ではAKB48にアンチがつく事自体は、まぁ容認範囲という事になるのかな?」

愛原「強大なアゲアゲの流れに対して、誰かが激しく反発してサゲサゲで抵抗しても、それ自体は問題とは思わん。むしろ100%マンセーの世の中の方がずっと気持ち悪い。ただ今の日本で問題なのは、強大なサゲサゲの流れに対して、アゲアゲの反発があまりにも弱すぎる事だ。」

逆沢「つうかアゲアゲに反発してサゲるのは、厨二病患者なら誰でも出来るし♪ 【一人、斜に構えてものを見る俺様偉い】みたいな感じで。でもサゲサゲの流れに竿を立てるのは、本気で大変だと思うわ。ネットイナゴの群れに対して、【やめろ!お前達は間違っている!】と正論で対抗した所で、逆に自分が炎上させられるリスクすらあるわけだし。もう集団イジメに対しては、見て見ぬ振りしてやり過ごすしかないみたいな切なさは感じるけど・・・。」

鼎「アゲアゲの評判を覆すのは必ずしも難しくないし、放置しておいても実害は控えめだけど、逆は本当に難しいよね。一度サゲサゲの流れになったら、それを覆すのは並大抵の事では不可能というか。」

愛原「【平清盛】は、見事それで沈んでしまったからなぁ。元々、厳しいスタートを切ったのに加えて、地元の知事がサゲ発言をして、さらにその発言を全国メディアが調子に乗って大きく報道して、それを挽回できないままズルズルいった。【軍師官兵衛】の場合は、関東以外の視聴率は決して低くないというか、関西や福岡など一部地域では過去10年でもトップクラスの大健闘なんだが、それでも関東での視聴率だけを強調してミスリードするという典型的世論操作が響いて、今後どう転ぶかは正直分からん。日頃、マスコミ批判が好きなネット住民なら、こんなチンケな数字のトリックくらいすぐ見破ると思ったら、2ちゃんねるやそのまとめサイトの内容見ても、あまりに素直にミスリードに乗っかって、喜んでサゲてるんだから、今回は正直失望させられた。一体、何がうれしいのか知らんが。」

逆沢「まぁ、しゃあない。世の中には上から目線で辛口批判して、【悦】に入りたがる人は必ずいるから。お前のは辛口批判じゃ無くて、ただのサゲサゲだよみたいな。世の中に完璧な人がいないように、完璧な作品もまず存在しない。自分で作ってもなかなか思い通りの作品にならないのに、他人が作った作品で不満点が出ない方がおかしいだろうというのが分かってないというか。もちろん好き嫌いは誰でもあるだろうし、嫌いは嫌いで構わないけど、自分が嫌いなのにはちゃんとした理由があると言わんばかりに、色々理由を後付けしてサゲてくるような人間もいるし。」

鼎「私は、本当に嫌いでサゲてる人の方がまだマシだと思うよ。そういう人が多いって事は、その作品が本当に人を不快にするような駄作である可能性が高いという証明にもなり得るし。私が心配なのは、他人の目線を気にしたり、他人の言葉に簡単に惑わされて、同調圧力にすぐ屈する人の方かなぁ。こういう人は、中身の善し悪しや自分本来が持つ純粋な感性を無視して、本当にその場のノリだけでアゲサゲに荷担するから。一度も見ないで批判する層も、大体そのタイプのような気がするし。」

愛原「自分が純粋につまんないと思ってサゲるのと、周りがサゲてるからこれはつまんないと思い込むのとでは全然意味が違う。まして初めは純粋に面白いと思っていたのに、周りがサゲまくるから肩身が狭くなって、サゲ側に荷担するみたいな形になれば最悪だ。」

逆沢「いっその事、他人の目線や評判なんか気にせず、自分の気の向くまま判断するというのが、一番正しいのかもね。自分が面白いと思えば、他人がなんと言おうが、心から楽しめばいい。逆に自分がつまんないと思ったら、もちろんそれはそれで己の正義。但し、それを楽しんでいる人もいるのであれば、無闇にサゲない。要はその人とは趣味が違うというだけのこと。人は人。自分は自分と。」

愛原「昔のオタは、大体みんなそうだったんだけどなぁ。別に万人に受け入れられる趣味とは思ってないし、他人に価値観を押しつけようとも思わない。でも自分は自分で他人が何と思おうが、他人に迷惑をかけない範囲で純粋に趣味を満喫する。そんな硬派なオタが本当に多かった。だがいつの頃からか、訳の分からない勘違いオタも増えだした。自分が嫌いな作品やキャラや声優がいたとしても、それは己の趣味と合わないだけの話なんだから、あくまで自分の見解として消化すればいいだけなのに、ひたすらサゲるサゲる。」

逆沢「まぁ今時のオタは、承認欲求が強すぎるというか、他人とやたら価値観を共有したがる人が増えてるみたいだしねー。他人と話を合わせられないようなマイナーな作品には、そもそも振り向かないとか。自分の感性の正しさを他人に押しつけたくて仕方ないとか。逆に周りの評判をいちいち気にして、自分の感性がみんなとズレていないかを確認しないと落ち着けないとか。」

愛原「そういや、オタ同士の会話で、こういうむごいエピソードを聞いた事がある。特定のオタAがとある作品Xを邪道呼ばわりして、ひたすらサゲまくって、それに怒ったXファンのBが怒ってその場を退席したら、Aは【少し言い方がきつかったかも知れない。もっと手加減してあげれば良かった】とホザいたらしい。」

逆沢「何、その糞オタ。なぜBが怒ったか、Aは根本的に勘違いしてるみたいね。言い方がキツいキツくないの問題じゃ無くて、もっと根本的な部分で一人よがっている自覚がないというか。」

鼎「昔々にGガンダム論争ってのがあって、【こんなのはガンダムじゃない】とか色々オタク間で議論があった頃もあったそうだけど、一部のタチの悪いオタの人が、純粋にGガンダムを楽しんでいる層を激しく侮辱してたりもしてたそうだけど・・・。それと同じような考えの人が今ではもっと増えているのかなぁ?」

逆沢「純粋に楽しんでいる人からすれば、うっとおしいだけだわ。韓流抗議デモに参加した人とか、純粋にテレビを楽しんでいるお年寄りに対してテレビ害悪論を振りまくネット中毒者とか、そういう人の延長線に上のAのような糞オタタイプがいるのかも知れないわね。」

愛原「悪い評判を無自覚なまま拡散する人の思考は、大体こんなものなのかも知れない。」

鼎「良い評判にしろ悪い評判にしろ、そういうものが積極的に広められる原動力は、それを主観では無く普遍の正しい価値と信じている人の強い意志なのかも知れないよね。こんな素晴らしいものが存在する事を世の中の人にもっと伝えたいとか、こんなヤバい事が起きようとしている事をいち早く皆に伝えなくてはならないとか、自分が正しいと思った事は客観的にみても正しいに違いないとか。」

逆沢「で、同調圧力に弱い人から順番に、どんどん感化されていくと。」

愛原「まぁ同調圧力に対する反発力が健全に機能している段階なら問題ない。だが同調圧力に反発する者が次々炎上させられるような、残虐なレベルにまで評判が先鋭化する自体だけは避けたい。また不幸にしてそういう状態に巻き込まれそうになっても、自分は自分という価値観をできるだけ維持したい。他人がなんと言おうと面白いものは面白い。つまんないものはつまんない。もちろん素晴らしいものを親しい仲間に勧めたり、不快なものを避けるよう親しい仲間に警告する心意気はあっていいが、相手に強要までしてはいけない。自分がつまんないと思ったものを、他人が面白いと言ったからといって、その相手を論破しようとしたり、攻撃しても不毛なだけだ。」

逆沢「分かる分かる。こっちは純粋に楽しんでるのに【この作品のつまらなさが、なんでお前には分からないんだ!お前の目は節穴か!】と罵られても、こっちはムカッとくる事しかできないし。」

鼎「言い方がキツいとかキツくないの問題じゃ無くて、そういう人は根本的に発想が狂ってるよね。似たものとしては、美人論争とか美食論争とか都市間競争などもあるけど。」

逆沢「誰が一番美人かとか、どれが一番おいしいとか、どの都市が一番素晴らしいとか、そんなのも究極的には人それぞれだからねー。もちろん多数決などで強制的に順位を定めることはできるだろうけど、みんなが美人と思っても、自分が美人と感じなければ、自分的にはそれで話は終わりだし。自分と異なる価値観を普遍の価値として強要されても迷惑なだけだし。」

鼎「結局、評判って無意味なのかな?」

愛原「参考にはなると思う。だが自分にとって正解とは限らない事くらいは認識しておいた方が無難だろう。また余裕があれば、評判の中身を吟味してみるのが望ましい。一方的にアゲアゲであったり、サゲサゲであれば、それは仕組まれた印象操作である可能性も大きい。長いものに巻かれて、みんなと価値観を広く共有したい人なら、人の評判を気にして生きるのも悪い選択肢ではないが、逆にダイヤの原石に巡り会いたい人なら、評判よりも自分の直感や経験を信じて判断するのも良いだろう。」

逆沢「良い評判が広まってから株を買っても、一番株価が高い時につかまされて大損こくだけだからね。完全にタイミングを逸しているというか。世の中には、評判が広まるまでに判断しないとダメなケースもあると思うわ。」

鼎「できるなら、評判になる前に(もしくは評判に惑わされずに)自分で価値を判断・創造できる人になりたいよね。」

愛原「俺にはそんな立派な才能は無いけど、とりあえず人の評判に逆らっても問題がなさそうな分野であれば、できるだけ自分の意思を優先したいな。たとえば特定の番組や漫画やゲームをどう好きになろうが嫌いになろうが、別に困る事でもないし。無闇に人様に価値観を押しつけず、自分の気持ちに正直になって心から楽しめれば、それだけでも十分幸せな事なんだからな。」

















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