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愛原様のたわごと(15年11月23日)





愛原「今回のテーマは、ジャーナリスト。」

逆沢「一部のネット住民から、マスゴミ呼ばわりされて軽蔑と非難の対象にあげられがちな不名誉な人達ね。」

愛原「いきなりひどい事を言うなぁ。まぁ今回は、お前がいう所の一部ネット住民から軽蔑と非難の対象になっているらしい、そのジャーナリストの話。」

鼎「ところで最初に確認しておきたいけど、ジャーナリストの言うのは、マスコミ関係者という事でいいのかな?」

愛原「うーん。世間一般でいえば、新聞・テレビなどの各種報道機関に従事する者の事を指してマスコミ関係者と呼ぶ事が多い印象だが、仮にそれを前提とするのなら、マスコミ関係者の一部にジャーナリストという職業従事者がいると言った方が正しいと思う。」

逆沢「ちょっとややこしい。もうちょっと分かりやすく説明しておくれ。池上彰さんみたいに。」

愛原「俺は池上彰さんじゃないから、分かりやすく説明してくれと言われても困る・・・。そもそもネット住民がいう所のマスコミだのマスゴミだのも、概念としてふわふわし過ぎて、どうやっても一言では言い表せないし。まぁ、そうだなぁ。ジャーナリストを一言で言い表すなら、情報収集屋もしくは取材者かなぁ? 自分でもあまり賢くない言い回しだと思うけど。」

鼎「取材というのは、マスコミが担う役割の一つだよね。まず情報を集める者がいて、その情報を取捨選択したり編集する人がいて、それを分かりやすく報道する人がいて、その一連の流れ全体が、いわゆる世間一般でいうところのマスコミだとすると。」

愛原「そう。ジャーナリストの本分は、あくまで正しい情報の入手にある。その情報を活かすも殺すも、それは編集者や報道機関が決める事だが、それは必ずしもジャーナリストの本職てはない。それは新聞社ならデスク等、テレビ局ならプロデューサー・ディレクター・キャスターなどの仕事だ。」

鼎「とすると池上彰さんは、ジャーナリストじゃないって事かな? 本人はジャーナリストと名乗っているようだけど。」

愛原「本人がジャーナリストと名乗っているのなら、多分ジャーナリストなんだろう。何かのインタビューで、テレビ出演のウエイトが高くなりすぎて、本職に専念できないみたいな嘆きを池上彰氏は口にしていたらしいし。」

逆沢「ジャーナリストと言えば、櫻井よしことか上杉隆とか大谷昭宏とか、そういった人達も名乗ってるわね。」

愛原「櫻井氏も上杉氏も大谷氏も、本来、相当に実績のあるジャーナリストだな。ただ悲しいかな? 一部の信者やアンチから、色んな意味で勘違いされまくっているし、中には本人もその気になってクラスチェンジしてる感がある御仁もいるが。」

逆沢「まぁ、単なるアジテーターとかコメンテーターと思われてても仕方なさそうな人もいるかも知れないけどね。」

愛原「せっかくだから、いくつかの関連用語を先に説明しておこう。まず、テレビでお馴染みのアナウンサー・ニュースキャスター・レポーター・コメンテーター・専門家(解説者)だが、これらは本来、役割が全く異なる。」

逆沢「ん? アナウンサーもキャスターも、同じ事だろ?」

愛原「まぁ、日本に限ってはな。だが映画やドラマでキャストといえば配役の事を示すように、元来のキャスターは、番組の進行(配置)全体にもっと責任をもった高位の役職者の事を指す。一方、アナウンサーは、言葉の通りアナウンスするのが仕事であって、基本的にはニュースをちゃんと読めれば問題ない。」

鼎「キャスターは、ただニュースを読むだけの仕事じゃないの?」

愛原「キャスターは、ただニュースを読むだけではなく、番組の進行自体を担う。適切なタイミングに解説者にコメントを求めたり、次のニュースに移るタイミングを量ったり。アメリカなどでは、どのニュースをトップニュースにするとか、そういった事前準備の部分でも、中心的役割を果たす。」

鼎「日本では、そこまでの権限はなさそうだけど・・・。」

愛原「それは内部の人間じゃないから、何とも言えんな。まぁキャスターがかなりの権限をもってそうな番組もありそうだし、そうかと思えば平アナウンサーと区別がつかないような名ばかりキャスターが仕切る番組もありそうだが。ただアメリカのキャスター事情に関して言うのなら、キャスターは基本的にジャーナリスト出身者が多くを占める。要するに池上彰氏や櫻井氏、上杉氏、大谷氏みたいな人が、総合司会を務めるわけだ。」

逆沢「日本では、各局が雇ったアナウンサーが、そのままキャスターを務めるのが一般的だけどね。池上さんは例外として、大抵のジャーナリストは、解説者かコメンテーター枠で座っている事の方が一般的みたいだし。」

愛原「日本のコメンテーターは、ジャーナリズムという観点でいえば、邪魔でしかない者も少なからずいて本当に困る。何かのバイアスかけるのが目的なんじゃなのかとさえ勘ぐらざるを得ない事もある。」

逆沢「あー、それは本当に思う。非難するコメントを出して怒りの感情を煽ったり、かと思ったら、やたら気持ち悪い賞賛行為を繰り返してアゲアゲしたり・・・。」

鼎「コメンテーターならまだいいよ。でも専門家とか解説者を名乗る立場の人が、やたら偏ったコメントを繰り返していたりすると、すごく困惑しちゃうけど。」

愛原「ある程度、偏るのは人間だから仕方ない。しかし専門家が嘘を垂れ流したり、平然とダブルスタンダードをするのは困る。」

逆沢「ひどいのになると、誰かに買収されてるような人もいるしね。今は亡き三宅久之とか。」

愛原「官房機密費で買収されていたそうだな。官房機密費は名の通り本来は機密なので、そう簡単には世に出る事はない。しかしその世に出ることのない不正を暴くのがジャーナリストの本来の役割であり、正道のジャーナリストが黒いジャーナリスト(?)を掣肘したという点で痛快なエピソードではある。」

鼎「でも最近、秘密法とかいうのができて、機密を暴くと罪になる方向が強化された感もあるよね。」

愛原「それでも暴こうとしてこそ、正道のジャーナリストなんだけどな。」

逆沢「罪を犯してでもか?」

愛原「罪を犯しても良いとまでは言わんが、お前、そもそもジャーナリストがどんな職業なのか知ってんのか? ジャーナリストは、政府や企業に雇われた広報員でも宣伝工作員でもない。むしろ政府や企業や悪人が隠す不正をあばくのが、本来の存在意義だぞ。情報を不特定多数に公開する探偵と言い換えても構わない。だからこそジャーナリストは、誰よりもスクープに執着する。」

鼎「スクープ。特ダネの事だよね。」

愛原「そう。身も蓋もない言い方をすると、隠された秘密を暴く。誰も気づかない真実にたどり着く。そしてそれを世間に発表する。これがジャーナリストの存在意義であり、社会的正義だ。もちろん全ての人にプライバシーがあるように、公開すべき内容とそうでない内容を適切に分別する識別力も、ジャーナリストには強く要求されるし、だからこそアメリカではジャーナリスト出身者がキャスターに任命されやすいわけだが。」

逆沢「つまり政府や企業が公にしたい話題を広めるだけのジャーナリストは、そもそもジャーナリストの名に値しないと。」

愛原「それはただの宣伝屋だ。いわゆる電通や博報堂の仕事だな。もっとも今のマスコミは、ジャーナリストよりも宣伝屋の方がはるかに力を持つようになって、報道自体も宣伝活動の方がメインになりつつあるようだが。」

逆沢「そりゃ、単純にお金になるからねー。今や新聞もテレビもインターネットも、広告収入が圧倒的シェアを占めつつあるし。誰かが隠したいと思ってる事を報道して誰かの恨みを買うよりも、誰かが広めたいと思ってる事を報道してお金も貰った方が、賢いって事じゃないかな?」

愛原「恨みを買いやすい事も含めて、ジャーナリストは本来、かなり危険な仕事だ。戦場ジャーナリストはもちろんそうだし、政治ジャーナリストや芸能ジャーナリストにも、怖い人を敵に回すリスクくらいはつきまとう。だが誰かがそういう所に切り込むからこそ、戦場の過酷な実態も把握できるし、政治の闇も明らかにされるのだ。」

鼎「政府の広報を信じた所で、政府にとって都合の悪い情報は絶対に出さないだろうし、特捜部なども(政権側が敵対陣営を陥れる目的でリークするような例をのぞいて)マスコミのタレコミなしで政治家を取り調べる事はまずないから、そういう意味でも彼らの存在は大事だよね。」

逆沢「彼らがいなければ、小渕優子や某県議の不正も、絶対に明らかにされなかっただろうしね。事件が起こらないと警察は動けないじゃないけど、疑惑がないと特捜部などもまず動かないから、まずは誰かが疑惑の存在自体を世に出さない事にはどうにもならないし。」

愛原「社会にはこびる不正をただすのは、警察以上にジャーナリストという側面もあるだろう。警察は事件が起こらないと動かないし、事件が起こっても動かない事すら珍しくないからな。」

鼎「マスコミが騒いだおかげで、ようやく事件化に動き出したみたいな事も多いよね。いじめ問題から食品偽造問題から耐震偽造問題から政治家や公務員の汚職問題まで。」

逆沢「逆を言えば、マスコミが騒がなければ事件化されずに済んだケースも多いだろうし、そういう側面があるからこそ、不正を隠したい陣営からは、特に恨みを買いやすいという事なんだろうけどね。」

愛原「与党の支持者からすれば、与党の不正を暴くマスコミは、マスゴミでしかないという事かも知れんな。まぁジャーナリストは、誰かが隠したいと思っている事をあばくという職業的性質ゆえ、隠したいと思ってる側からは常に恨まれるしんどい職業だとは思う。特に権力者は、その気になれば新たに制定した法律の壁で不正を隠す事すらできるので、これをジャーナリストが暴こうとすると、かなりハイリスクな仕事になるだろう。」

鼎「沖縄密約を暴いたジャーナリストも、それでひどい目に遭った事があったよね。」

愛原「民主主義国家下で国会の承認を得ない密約などがまかり通ってはならないし、ジャーナリストが権力の広報でない以上、あれはジャーナリストとして大変勇気ある行為としか俺には思えないのだがな。ただ実は似たような事は、同じ頃のアメリカにも無くはないけど。」

逆沢「アメリカでも似たような事があったのか?」

愛原「ベトナム戦争の実態をあばいた報道機関が、アメリカ政府によって潰されそうになった事がある。もっともアメリカの報道機関は肝が据わってて、本来ライバルにあたる他社の報道機関が連携してそのスクープを出した報道機関をフォローする側に回って大報道キャンペーンを展開して、ついに政府側が膝を折る結末に終わったけどな。少なくともアメリカで同じ事が起こったなら、そのジャーナリストや報道社を見殺しにする事はなく、報道の自由を脅かす敵として、(まともな)全ジャーナリストが立ち上がる事になるだろう。」

逆沢「日本とはえらい違いねー。」

愛原「自民党本部が呼びつけたら、平身低頭してのこのこ党本部まで弁解にやってくるのが、日本のマスコミだからな。」

逆沢「社民党や共産党が、党本部に説明に来いと呼びつけても、同じ事をするのかねー?」

鼎「国会のような公的な場に招致されたのなら出向くべきだろうけど、党本部のような私的な場に訪れるような事は、通常ありえないと思うよ。私達が【○○新聞の社長は俺の家に来て、ちゃんと事情を説明しろ!】と恫喝しても、ヒラ社員一人来なくて当然のようなもので。」

逆沢「まー、日本の報道機関は権力に弱いからねー。東芝の粉飾決算が不明朗会計になったり、ジャニーズタレントの書類送検報道が“さん”付けになってついでに【書類が送付されました】みたいな謎の言い回しになっちゃうくらいだから♪ 二、三日前の芸能ニュースでも、喜多嶋舞とかいうクソ女が托卵したとかいう報道で、安藤優子とか宮根誠司とか、色んな芸能関係者がスクラム組んで、托卵された男性タレント側ばかり一方的に非難してたけど♪」

鼎「托卵した側の喜多嶋舞さんは、いわゆる名門の血筋だし、芸能界でもかなり強い人脈をもってるらしくて、一方の托卵された男性タレントの方はバックが何もないから、その差が露骨に現れたと推測する人も多そうだけど。」

愛原「まー、でもそれはジャーナリストの責任ではなく、報道機関の問題だけどな。むしろジャーナリストは、この件の裏側の事情・・・喜多嶋舞氏のバックに何があってとか、男性タレントが過去にその義理の息子にどういう風に接してきたとか、色んな裏事情を調べて世に出すなど、業界ににらまれるリスクも怖れずに頑張っている。こういったら何だが、まともなジャーナリストが危険を冒してまでつかんだ特ダネを、報道機関がむごく握りつぶしたり、歪曲させてしまう方が、むしろ珍しくないんだ。」

逆沢「マスゴミの名に値するのは、危険を冒してまで必死で真相をつかみにいくジャーナリストの方ではなく、自分達の都合のいいように情報を取捨選択したり、バイアスかけまくる報道機関の方って事か?」

愛原「まぁ、ジャーナリストの全てが清廉・正当という訳でもないけどな。権力者から毒饅頭くらって、権力者のヨイショばかりする糞ジャーナリストも中にはいるし。」

逆沢「私的には、金美齢とか田崎史郎とか、いかにも毒饅頭食らってそうにみえてならないわ。原発問題でも、電力会社から寄付金をもらってる専門家ほど、電力会社寄りのコメントをする傾向が強そうだし。」

愛原「まぁそれは個人の意見だからさておき、ジャーナリストは秘密をあばくという目的を遂行する為に、どうしてもヤバい線を歩まざるを得ない事も多いという意味で、清廉・正当でいられない事も多い。たとえばヤクザ組織などの裏事情に詳しくなろうとすれば、彼らとある程度の交際は避けられない部分もあるし、取材源との信頼関係を維持する為に、彼の犯罪行為を黙認せざるを得ない事もあるだろう。」

鼎「警察のおとり捜査じゃないけど、真相にたどり着くまでは、あえて悪人の一味として装わなければならない事もあるよね。」

逆沢「戦場ジャーナリストなどは、特に自分のスタンスを巧みに装わないと、即座に現場で殺されかねない事も多いだろうしね。」

愛原「真相に迫る為には、時に自らの身を汚したり、裏切りも辞さないくらいの覚悟が必要になる事もある。また災害が起きた時に、一部のアホが【取材してる間があったら助けてやれよ】とかよく抜かすが、彼らの目的はそもそも【現場の事情を一秒でも早く正確に外部に伝える】事にあるのだから、仮に目の前に困っている人がいると分かっていても、時にはそれを見捨てざるを得ない非情さもジャーナリストは要求される。」

鼎「【取材してる間があったら助けてやれよ】というのは、【援軍を求めに行く余裕があったら、お前も籠城の手伝いしろよ】というのと同義だと思うよ。ジャーナリストが被災地の実情を迅速に広く伝えるからこそ、多くのボランティアが集まってくるし、今最も必要とされている救助物資が何かも伝わる訳だから。」

逆沢「ジャーナリスト一人が現場に留まってがれきを取り除くよりも、ジャーナリストの取材を元にした報道で数万人のボランティアや政府の応援や義援金が集める方がよっぽど、意義があるとは私も思うわ。」

愛原「阪神大震災が起きた直後、実は神戸周辺の震度だけが不明で、そこだけまさに情報のブラックホール状態だった事を、俺は未だに覚えている。テレビで表示されていた範囲では、震度4か5くらいまでが最大で、まさかブラックホール状態のエリアであれほどの被害が出てた事は当時想像できなかったのだ。」

逆沢「震源地の住民は自分の事が精一杯で外部にすぐに救援を求める事はできないし、そのブラックホール状態の場所で何が起こっているかを世に迅速に知らせたのがジャーナリスト達って事ね。」

愛原「ジャーナリストが迅速に動いたからこそ、国も自衛隊もボランティアも順次被災地の実情を把握し動けた。もし仮に【ジャーナリストは、被災地の惨状が一段落するまで、外に惨状を漏らしてはいけない】なんて馬鹿ルールがあれば、問題の収拾はもっと遅れていたことだろう。」

鼎「ジャーナリストの仕事は、真相を突き止め、いち早く伝える事。真相を突き止めるには、危険なエリアにも率先して飛び込まなくてはならないし、そこで黒い実態が明らかになっても、そこで我慢しなければならない事もあるし、色々精神的にもハードな仕事だよね。」

逆沢「上から命じられて、ただ誰かにマイクを突きつければ、それでオシマイではないって事ね。」

愛原「当たり前だ。いきなりマイクを突きつけた所で、誰がいきなり本音をしゃべるねん!? 大体それは、単なるレポーターだ。そういえば芸能ジャーナリストの井上公造氏の本にも、色々参考になる事が書かれていたな。たとえば取材の際に【ボス猿から意見を聞くと、みんながそれに合わせてしまう】から、それは避けるべきとか。」

逆沢「上司の意見を先に聞いた後に部下に意見を聞いても、部下は上司を立てることしか言わないので、そんな情報に価値はないって事ね。」

愛原「氏の本は、ジャーナリストのテクニック本として割と参考になった。ただコメントが得られればそれで済むレポーターと違い、相手の本音や真相に迫るには、色々なテクニックや配慮が必要になるらしい。」

鼎「ジャーナリストの本質は、真実や本音の追究って事かな?」

逆沢「真実の追究か? そういえば最近、誤報ニュースもちらほら見かけるような気もするけどねー。」

愛原「誤報なんか、昔からいくらでもある。警察でも誤認逮捕はするし、司法もえん罪を出すし、政治家に到っては嘘の方が多そうなくらいだし、完璧な人間がいない以上、報道機関も同様に誤報くらいは普通に出すぞ。むしろ報道機関にだけ、無謬性を期待する方が間違っている。そもそもジャーナリストには、警察のような捜査権限のようなものは何もないんだし。」

逆沢「無理矢理、ガサ入れしたり、監禁して取り調べとかできたら、ジャーナリストの仕事ももっとはかどるかも知れないけどねー♪」

愛原「ジャーナリストにはそんな権限はないので、警察や司法、その他の秘密情報保持機関と比べると、どうしても情報の精度は劣る。ここは最低でも認識しておかないとならない。ジャーナリストに可能なのは、ある意味、疑惑の暴露であって、ジャーナリスト自身に捜査権限も逮捕権限も無いからな。」

鼎「でも逆を言うと警察や司法は、大義名分もなく人を逮捕したりできないから、役割分担できてるとも言えそうだよね。疑惑を突きつけることで警察や司法に動く理由を与えるジャーナリストと、動く理由を与えられる事で人を実際に裁くことが可能になる警察や司法との連携プレーというか。」

愛原「まぁ犯罪ジャーナリストにしろ、スポーツジャーナリストにしろ、芸能ジャーナリストにしろ、あまりに誤報ばかり続くとジャーナリストとしての信頼が無くなるから、警察や司法ほどの精度は求められなくとも限度はあるけどな。ましてや世論をだますために、故意に誤報を流したりねつ造する奴は論外だ。」

逆沢「そういえばネットで、【インタビュー 同一人物】と画像検索すると、同一人物が二役以上なりすましたりする画像とかいっぱい出てびっくりしたわ。お前ら、町の人の声って取材してるけど、実はサクラだろみたいな。」

愛原「中にはネット民による悪質な画像編集モノなども混じってはいるだろうが、それでもサクラは珍しくなさそうではあるな。」

鼎「そういえば少し前に、池上彰さんの番組で、韓国の若者の声を通訳テロップ付きで放映してたけど、実は実際の韓国語の訳と、テロップの中身が全然違うって話題になってた事があって、あれもひどいと思ったよ。」

愛原「確か嫌韓をテーマにした特集で、テロップには日本が嫌いみたいに書かれてたけど、実は全然関係ない話を韓国語でしていた部分に、その日本は嫌いという通訳テロップを載せたという事に話題になってたな。」

逆沢「あれで私の池上彰に対しての信頼感は、正直かなり揺らいだわ。」

愛原「もっと以前に、南アフリカの国民的英雄の死を悼むイベントで、手話のふりをして訳の分からない手振りをしているだけの通訳家(?)が話題になってたが、あれと同類だわな。英語や韓国語みたいに日本に馴染み深い外国語なら、嘘通訳をしてもバレやすい気はするが、マイナー言語だと、テレビ局が嘘通訳をしてもバレにくそうだし、実際やってそうな気もする。」

逆沢「多分というか、間違いなくやってると思うわ。どのテレビ局も、サクラとか嘘通訳関係のニュースは一切しないし、下手に特集すると、佐野研二郎氏のバクリ疑惑の時のように、次から次へとサクラや嘘通訳の実例が暴かれまくって、全局がパニックになりかねないから。」

鼎「ネットのデマも大概ひどいけど、テレビ局のねつ造行為とか偏向具合とかも、相当ひどいと思うよ。」

愛原「真相の究明を誇りとするジャーナリストにとって、今の腐った報道機関は、最も腹立たしく感じる事だろう。自分達が危険を冒してつかみとった情報が簡単に握りつぶされたり、恣意的に運用される事も腹立たしいが、それ以上にマスゴミの4文字で、彼らとひとまとめに非難の対象にされる事に。」

鼎「報道機関に属すると、どうしても自分のしたい取材ができない事もあって、それであえてフリーのジャーナリストになる人も多いよね。」

愛原「大谷昭宏氏原作の【こちら大阪社会部】はまさに読売新聞のジャーナリストだった頃の自分をモデルにした佳作だが、その続編である【こちら社会部】のラストで、主人公は自分の所属する新聞社に愛想を尽かして辞表を出す事になる。権力のいいなりの報道機関に属していては、本来あるべきジャーナリストとしての自分を全うできないという事だろうな。」

鼎「【ペンは剣より強し】って言葉があるけど、実際にはペンは剣より弱いのかな? 日本の報道機関が、権力にやたら弱い事を考えると。」

愛原「日本のマスコミに限って言えば、今も昔も権力に弱いままだよ。残念ながら。鬼畜米英の時代はとことん米英をひきおろし軍を讃えて、戦後は一転して無謀な軍の批判と親米一色。真実の究明なんかそっちのけで、特定のバイアスをかけた印象操作ばかりに熱心なのが、日本のマスコミだ。」

鼎「外国関係の報道は、特にミスリードの嵐だよね。たとえば中国とかロシアとかイスラム国関連のニュースだと、とにかく非難や軽蔑のニュアンスを必ず混ぜてくるし。これが逆にアメリカだと【反米世論の高まりを懸念する声が出ている】みたいに、アメリカを批判する事自体が愚かといわんばかりの逆のニュアンスになるし。」

愛原「ジャーナリズムの本質は、不都合な真実を大衆に明らかにして、その上で大衆に判断を問う事にある。世論を誘導するのが目的ではなく、真相を判断材料にして、判断自体は一人一人に任せるというスタンスだ。」

鼎「【正しい情報を大衆に与えた上で民意を問う】というのは、民主主義の根幹でもあるよね。」

愛原「そう。ジャーナリズムは民主主義の根幹そのものでもある。偏向した情報だけでは、大衆も偏向した判断しかできないからな。故に北朝鮮のような非民主的な国では、ジャーナリズムは育たない。権力者に不都合な真相を究明しようすると間違いなく粛正されるし、その結果、かの国の報道機関は完全に国家の宣伝ツールと化してしまってる有様だしな。」

逆沢「とすると江戸時代の瓦版も、ジャーナリズムとしては未熟な存在だったって事かな?」

愛原「芸能ジャーナリストとか、犯罪ジャーナリストとか、お得情報満載(?)を謳ったり、ブームをあおる宣伝屋としては機能していたかも知れないが、政治ジャーナリストとしては機能し得なかったと思う。権力ににらまれたら、ひとたまりもないから。」

逆沢「北朝鮮や江戸時代ほどじゃなくとも、日本の報道機関も、ジャーナリズムよりも宣伝活動を重んじるようになって、戦前に似つつあるような気もするけどねー。」

鼎「そういえば日本の【報道の自由度ランキング】は、先進国(今回の場合、共産国系は先進国に含まない)でも最低ランクだそうだよね。」

愛原「日本の報道機関は、記者クラブという謎システムがあるからな。あれがかなり足を引っ張っている。」

鼎「記者クラブはotakuなどと同じく、英語でもそのままkisha clubとかkisha kurabuと訳されるそうだよね。なぜなら日本特有かつ特異なものだから。」

愛原「記者クラブは、かつての座とかギルドと同じ、同業者による排他的独占組合組織だ。このクラブに所属する事で、国会内にも警察署内にも、彼ら用の部屋を置く事ができる。逆を言うと、外国人記者を含むフリージャーナリストは、彼らと同レベルの取材活動ができない。記者クラブに所属しないと、記者会見すらまともに参加させてもらえないからだ。」

逆沢「記者クラブに属せるのと属せないのとでは、取材効率に雲泥の差が出るという事ね。」

愛原「そう。そして記者クラブは、読売や朝日などといった昔からある特定の報道機関だけが加入できる排他的独占組合でもある。フリージャーナリストは元より、新興のネットメディアなども加入できない。」

逆沢「ネット系のニュースで、大手新聞社などの記事を元にして憶測を垂れ流すだけの記事が多いのは、自力で取材できないというのも一因って事かな?」

愛原「そして最悪な事に、記者クラブと権力はグルである。たとえば政府はテレビ局の認可権を持っているし、気に入らない報道社のみ情報を流さないという意地悪もできる為、各報道機関はいたずらに権力を批判しようとしない。一方の権力側も、彼らを本気で敵に回すと、強烈なネガキャンをしかねないので、事実上テレビ局の認可局数を減らしも増やしもせず、入れ替えもせず、固定したり、新聞の再販制度を維持したりと優遇している。」

逆沢「政治とマスコミは対立しているように見えてるけど、実際にはプロレスって事か? だから高市早苗とか特に政権が重用している政治家の汚職には深く切り込まないし、特定国に対するバッシングや一方的擁護を平気でしたりするわけね。」

愛原「それが世界的目線ではあからさまだから、報道の自由度ランキングでは常に先進国で最低ランクとなる。近年最も象徴的な出来事として、ウィキリークス関連報道で、ほとんど話題にしない(もしくは一方的にアサンジ氏を悪役とする)形の報道をしたのは、先進国では日本だけらしい。当事者のアメリカでもヨーロッパでも、もっと大騒ぎしてるのに、世界のジャーナリストからすれば相当奇異にみられたようだ。」

逆沢「うーん。日本の報道機関は、実は限りなく中国や北朝鮮に近いって事か?」

愛原「報道の自由度ランキングが上がったのは、民主党が政権をとった直後、小沢一郎が記者クラブ外にも記者会見等を解放すると明言した時くらいかな? 但し、小沢一郎は(結局無罪になったけど)大手マスコミから蛇蝎のごとく嫌われて超絶ネガキャンを食らわされて、その後、どうなったかはご覧の通りだけど。」

逆沢「記者クラブも、典型的な利権団体って事か? 自分達が持っている利権を壊そうとするような政治家は、完膚なきまでに叩きつぶすという事ね。」

鼎「しかし、そういう一面が全く報道されなかったのは、記者クラブ解体論みたいなものが、世に出たら困るからかな? だから小沢一郎さんは、もっともなことを言っている側面の部分だけは一切報道されずに、イスラム国報道みたいに、何となく悪い奴という印象だけを与えるバイアスの報道だけされて、社会的に抹殺されてしまったみたいな。」

愛原「もちろんそういう記者クラブや大手報道各社のやり方に不満を持つジャーナリストも多く、大谷氏じゃないけど、そういう部分に不満を持ってフリー化するジャーナリストも多い。」

鼎「けど大谷さんも、かなりの部分で権力側に迎合するようになっちゃった気がしなくもないかも。少なくとも報道各社への批判はほとんどしないし。」

逆沢「本気で権力を敵に回したら、テレビ局にも呼ばれなくなるからじゃないかな? 憶測かつ個人の意見レベルなら広く吹聴されない限りはプロレスで済ませられるし。古賀茂明さんみたいにデータもしっかり集めてガチで権力批判すると、まず潰されるだろうけど。」

愛原「特に与党の汚職などを暴露し出すようになると、かなりヤバくなる。だからそういったジャーナリストは週刊誌などに名前が出るのがせいぜいというケースも多い。あるいは赤旗とか。」

鼎「小渕優子さんの金銭スキャンダルを最初にスクープしたのは、確か赤旗だったよね。但しこの段階ではまだ大きな話題になってなくて、この赤旗に最初に掲載されたスクープ記事が、週刊誌に飛び火したから、一気に国民全体の知るところになったけど。」

愛原「意外に思われるかも知れないが、赤旗の取材力は無茶苦茶高い。かの飯島勲氏が最も注意を払う報道誌でもあるらしい。赤旗から週刊誌に飛び火して大スキャンダルになる事も多いから、スクープ力が高い割りに影響力が低い赤旗でヤバいスクープ記事が出たら、もみ消したい関係団体は、急いで大手マスコミや週刊誌側に圧力をかけて、飛び火を防ごうとする事もありそうだな。」

鼎「フリージャーナリストの場合は、誰かに自分が取材して得たニュースを買って貰わないといけないけど、記者クラブに所属している大手報道機関が買わないような情報(主に政府やスポンサーを敵に回しかねないようなニュース)が、週刊誌や赤旗などに回ってくるというのもあるかも。」

愛原「もっとも嘘か本当かも分からないゴシップ記事も多い週刊誌と、与党が痛めつけたいと思ってもその隙を与えないくらい正確な情報を多く出す赤旗を一緒にしてはいけないけどな。というか政権側も、赤旗は影響力が低いのが弱点である事を知ってるため、やぶ蛇にならないように故意に無視している感がある。小渕優子関連のスクープ記事に関しても、赤旗だけのスクープに留まっている内は無害だったし、自分からやぶ蛇をつついて不祥事を明るみにする必要はないからな。」

鼎「赤旗ははじめから権力と迎合しないというか、スタンス的に敵対せざるを得ない側だから、そういう意味で本当のスクープ記事が期待しやすいという事かな?」

逆沢「週刊誌も同様ね。新聞の後追いをしてるようでは永遠に新聞には勝てないし、新聞にない価値を創出する為には、新聞が出せないような情報・・・政治家の汚職とか、大企業の不祥事とか、芸能スキャンダルとか、そういうのをガンガン出していかないと駄目だろうし。」

鼎「逆に新聞やテレビ局には、権力を怖れずに真相をあばくという機能は、期待できないかなぁ?」

逆沢「新聞やテレビは、基本、週刊誌などが出したスクープを後追い拡散するだけだからねー。記者クラブを通じて政治家や警察が流したい情報だけ拡散したり、宣伝したりはするけど、自力のスクープって本当に少ない気がするわ。」

愛原「ある程度以上強い固定層を持つ地方新聞とかなら、期待できそうな所もあるぞ。たとえば某県議の政務調査費問題とか神戸自民党の金権スキャンダルとかは、全部神戸新聞のスクープによるものだが、これは全国紙に負けない強力な固定層を県内で持っているからこそできる芸当だろう。同じく地元で高い固定層を持つ中日新聞や徳島新聞なども、元来国家権力などに対して強気な印象だな。」

逆沢「ま、神戸新聞は、ヨソがサッカーやラグビーのニュースを一面に持ってきても、自社だけ阪神を一面に持ってくるデイリースポーツを扱うような新聞社だから。中日新聞は同地区の他社と比べて広告量が数倍違うとか言われてるわね。複数の新聞社に広告入れる予算がないお店は、とりあえず中日新聞だけに広告を入れるから、その結果、中日新聞の広告だけがすごく多いとか何とか。徳島新聞に到っては県内シェアが全国ナンバー1(普及率は約8割。購読率は約9割。普及率は新聞自体を読まない層が含まれる)らしいから、もっと強烈なのかしらねー?」

鼎「神戸新聞というと、数日前、パリで大規模テロが起きたニュース記事の中に、レバノンの自爆テロニュースも載ってたけど、その記事の内容が印象的だったよ。パリのテロ事件の4日前に起きて、こちらも70人以上の死者が出る大規模テロだったんだけど、なぜかこちらのニュースは取り上げてもらえないと嘆く現地の人の事が取り上げられていたりして。」

愛原「誰でも知ってる事や、みんなが報道してる事を後追い報道するだけなのは、本当の意味でのジャーナリズムとはいわない。そうじゃなくて、大衆が知らない、あるいは気づかない真実(矛盾やダブルスタンダードなどが平然と行われている事実など)を伝えてこそ、ジャーナリズムだと俺は思う。」

鼎「偏向報道という表現があるけど、真のジャーナリズムは、むしろその反対側にありそうだよね。多数派が信じてる既存の状態に、あえて新しいスクープをぶつける事で、新たに問題提起をしている形になるわけだから。」

愛原「その通り。ジャーナリズムは傾いた天秤を、正常な状態に戻す役割も担えると思う。世論を特定方向にあおりたがる人間は、天秤を積極的に傾けて、特定の色に染めたがるが、その先にあるのは盲信の末の破滅だけ。そういう時に盲信を打ち砕くような真実をぶつけてこそ、ジャーナリストの本懐な気もする。」

鼎「この真相をあばくというシチュエーションは、多くのファンタジー作品ともすごく相性がいいよね。みんなが信じている歴史は実は誤りだったとか。みんなが信じている宗教の上層部はこんなに腐っていたとか、みんなが悪と断じる魔族にも、実は魔族なりの事情があったり、生活があって、互いの本当の姿を知る事で和解していくみたいな話とか。」

逆沢「真実の究明に興味を持ち、そしてやがて真相にたどり着く主人公。しかしそこに立ちはだかるのは、真実を流布されたら都合が悪いと考える、元々の依頼主や権力者達だったって訳ね。」

愛原「【私がお前に命じたのは、奴を倒す事及び、その為に必要な情報等を集める事のみ。奴らに同情する必要は無いし、まして和解などもってのほかだ】とか、言いのけるといい感じだな。」

鼎「けどジャーナリストは、エピローグの部分で大活躍する事も多いよね。主人公がグッド・エンディングを迎えた後、主人公自身、あるいはその仲間の誰かがジャーナリストとなって、大衆に真実を伝える役割を担ったりとか。」

逆沢「大きな戦いを経て、主人公は色んな真実を目の当たりにしていく。そして大衆が信じ込まされていた多くの嘘や誤解や偏見に気づく。そしてラスボスを倒して、ようやく大きな障害を取り除いた後、これからの自分に求められている役割は何かを自問した結果、ジャーナリストを目指すというシチュエーションは、いくつかの作品で見られなくもないわね。」

鼎「古くは、初代ガンダムのカイ・シデンさんとか、銀英伝のアッテンボローさんとか、ジャーナリスト志向のキャラクターも少なくないけど、彼らは皆、自分達が体験してきた記憶を後世に正しく伝えたいという思いが、どこにあったのかも知れないね。」

愛原「ただファンタジーと現実世界では、ただ一点、とてつもなく大きな違いがある。ファンタジー作品には必ずエンディングがあるが、現実世界にそれは無いという事。つまりファンタジー世界のジャーナリスト志望のキャラクターが、比較的障害の無い状態でジャーナリストを務められるのと異なり、現実世界では、彼らのジャーナリスト活動を邪魔をする黒い連中がまるまる残っている所が決定的に違う。」

逆沢「そうよねー。意識の高いジャーナリストが真相を大衆に伝えるべく奮闘しても、それを望まない権力者や、その言いなりとなっている報道機関の幹部達が、彼らの活動を握りつぶす事は十分ありえるからねー。」

愛原「歴史的には、ジャーナリズムの歴史は民主主義の歴史でもある。フランス革命など、民主主義の息吹を感じさせる革命が起きた際、その影には常に気骨あふれるジャーナリストがいた。彼らが権力側の闇をあばくことで、民衆が立ち上がる。その繰り返しで今日の民主主義が形成されたと言ってもいい。アメリカから与えられた民主主義に安住している日本人には分かりにくいかも知れないが、血まみれになりながら民主主義を勝ち取ってきた欧米先進国の大衆は、故に権力側の不正をあばくジャーナリズムの役割を、おおむね日本人以上に強く期待し、求めていると思われる。」

鼎「権力者は常に情報を制御したり、偏った情報であおる事で、大衆を支配したがるけど、その代わりジャーナリストはそれを打ち砕く側にある以上、構造的に反権力になりやすそうでもあるよね。」

愛原「だから北朝鮮のような国ではジャーナリズムは育たないし、日本でもアメリカでも、常にジャーナリストは権力側と対立しがちだ。仮に権力が腐敗した時、その腐敗した実態をあばく事ができるのはジャーナリストしかいないわけだから、権力の監視役という意味でも、そのスタンスは正しいと言わざるを得ない。仮にジャーナリストが権力のいいなりに堕ちたなら、その時は大日本帝国末期の再来だ。」

逆沢「ジャーナリズムは権力を批判してナンボのもんだって感じかな?」

愛原「もちろんヤラセなど真実のねつ造をするのは論外だし、一方的なポジキャン・ネガキャンも論外だけどな。ジャーナリズムの本分は、あくまで真実の追究。隠された部分不都合な真実にスポットに当てたり、矛盾やダブスタを適切に指摘できたり、優れたスクープを出すジャーナリストには、どんどんエールを送ってあげて欲しい。もちろん毒饅頭食らったり、権力と癒着したり、ヤラセを平気でやるような報道機関は強く非難してしかるべきだが。」

逆沢「じゃあ、やっぱりマスゴミと非難するしかないじゃん。ヤラセもするわ、偏向もするわ、権力に脅されて党本部にヘコヘコ弁解に訪れるような連中、話にもならないし。」

愛原「マスゴミとひとまとめにすると、危険も怖れず気骨あるまともなジャーナリストも含めて、ひとまとめに非難している印象になってしまうからなぁ。気骨ある素晴らしいジャーナリストと、利権にしがみつき、権力と癒着するゴミみたいな一部報道関係者を区別できる何かいい表現方法ないかな?」












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