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愛原様のたわごと(15年6月7日)








愛原「日本年金機構が保有している国民の個人情報が大量漏洩した事が、色々ニュースになっているみたいだが・・・。」

鼎「もうすぐマイナンバー制度というのも始まるそうだけど、すごく不安だよね。」

愛原「情報をひとまとめにするリスクは、ウィキリークス騒動の時に既にあらわにされているからな。アメリカの外交機密も軍事機密も、なぜかひとまとめにされていたから、末端の兵士が利用できる端末から全てが流出してしまうという、いかにもお粗末なものだった。」

逆沢「今は、USBメモリー一つあれば、何百万人分の個人情報をほんの数分でまるごと引き抜ける時代だからねー。紙データの時なら、そんな事は絶対に不可能だったんだけど。」

愛原「手書きで100人分の個人情報を書き映そうと思えば、どれだけの手間がかかるか? 100人分の個人情報が載った書類をコピーするにしても、1ページ1ページを写真機に写したり、コピー機にセットするのにも、それなりの手間がかかる。こと防諜という視点で見る限り、情報は限りなく分散しておいた方が良いのは間違いない。」

鼎「RPGの仕掛けイベントでも、そういうのは多いよね。何かの仕掛けを発動させるには、6つのオーブを集めないといけないとか。4人の賢者全てからヒントを入手する必要があるとか。」

逆沢「6つのオーブなり、4人の賢者なりが、はじめから一カ所に集まってくれてたら、簡単に仕掛けも突破できるんだけどねー。」

愛原「簡単に突破されたら困るから、重要なキーはできるだけ分散させておく必要があるのだ。」

鼎「でも今の日本政府は、あらゆる情報をひとまとめにしたがる傾向みたいだよね。防諜という観点からみると、極めて危ない方向だと思うけど。」

逆沢「住基ネットにしてもそうだけど、日本政府はなんで情報をひとまとめにしたがるのかねー?」

鼎「住基ネットの導入時の政府の説明だと、行政の事務処理のスピードが早くなって市民サービスが向上するって話だったけど・・・。」

逆沢「けど実態はまるで違うみたいだけどね。事務処理のスピードが速くなって公務員の仕事量が減った結果、公務員の給料の何%削減に成功したという話も聞かないし。市民サービスのどの部分が目に見えて向上したとも思えないし。ただ漏洩リスクが高まっただけとしか。」

鼎「今回はたまたま漏洩した事が公にされたけど、実際は公にされない方がずっと多そうだよね。」

愛原「怪盗○面相でもない限り、【私は貴方から情報を盗み取りました】なんて事を、わざわざカミングアウトする親切な泥棒なんてまずいないからな。仮に情報を盗み取られても、盗み取られた事にすら気づかないまま終わる方が大半だろう。」

逆沢「第二次世界大戦の時でも、各国は敵国の暗号解読に躍起になっていたらしいけど、仮に暗号解読に成功した場合は、決してその事実を他国に漏れないように最大限の注意を払っていたくらいらしいしね。」

愛原「暗号が解読できる事が敵国にバレると、暗号自体を変更されて、今までの暗号解読作業の努力が無駄になるというか、また一から暗号解読をやり直さなくてはならなくなるからな。暗号が解読できるようになった場合は、なおさらの事、各国はその絶対的優位性を他国に知られないように配慮し続けた。時にはわざと敵の罠にはまったふりをしてでも。」

逆沢「いつも相手の裏をかき続けたら、暗号が漏れている事実に敵が勘づきかねないから、さほど重要性がない局面では、わざと敵の罠にはまってあげる事で敵を油断させたりするケースもありえるって事ね。」

愛原「空き巣などの泥棒が物を盗んだ場合は、物自体がその場から無くなっているから、盗まれた事が割と発覚しやすい。しかし情報というのは、その場から無くならない方が多いので、誰かに盗み見られても、その事実に気づかない可能性がかなりある。」

逆沢「とすると今回の日本年金機構のケースでは、むしろ不幸中の幸いで済んだ可能性すらあるって事ね。情報を盗み取られたという事実に気づくチャンスがあっただけでも。」

愛原「片山某によるパソコン遠隔操作事件にしても、パソコンを乗っ取って用を済ませた後は、直後に乗っ取った痕跡となるウイルス自体を消すという念の入れようで、通常の方法ではまず足が付かない巧妙なものだったからな。」

鼎「パソコン遠隔操作事件が解決方向に向かうきっかけは、容疑者が挑戦的な犯行予告文を猫の首輪に取り付けている現場が、たまたま防犯カメラに映っていた点だけであって、サイバー方面から犯行の痕跡が明らかにされた訳ではないから、仮に容疑者が犯行予告文を猫の首輪に取り付けるような余計な真似をしなければ、事件は迷宮入りの可能性すらあったんだよね。」

愛原「サイバー犯罪関係で、容疑者が逮捕されるケースなどほんの一握りに過ぎない。今回も犯人逮捕までたどり着けるかどうか? まぁ情報を盗んだ痕跡を残してしまったくらいだから、多少は片山某と比べたら甘さがある相手かも知れんが、仮に外国のサーバーを経由していたなら、それでもたどり着けない可能性の方が高いだろう。」

逆沢「今回はたまたま情報漏洩の痕跡があっただけでもマシだったかも知れないけど、盗まれてもそれに気づかないままの可能性の方が高いとすれば、どう対処する方がいいのかな?」

愛原「少なくともネットに接続可能な状態に、機密情報を置いておく事自体が論外だろうな。」

逆沢「とすると住基ネットなんて、名前からしてもう論外って事ね。」

鼎「けどインターネットのような、オープンな回線と接続できないようにしていれば大丈夫じゃないのかなぁ? 年金機構の方も、それで今後は対応するみたいだし。」

愛原「やらないよりはマシかも知れんが・・・、正直根本的な解決にはならんと思うけどな。ベネッセの個人情報流出事件とかのパターンもあるし。」

逆沢「あー、関係者がUSBメモリ等で情報を引っこ抜いたら、結局同じって事か?」

鼎「確かベネッセの事件の時には、2070万件の個人情報が漏洩したそうだけど、そんな手書き写しではまず不可能な天文学的人数の個人情報が、USBメモリだけであっという間に引っこ抜けるとしたら、すごく恐ろしい話だよね。」

愛原「ベネッセ事件の時も、たまたま容疑者が金儲けの為に名簿業者に個人情報を売り流した上、それを買った業者が派手にダイレクトメールを配ったからこそ、たまたま発覚しただけの話に過ぎないからな。」

逆沢「外国の諜報機関なり、大企業のビッグデータなりに、個人情報が回収されたら、そんな事実が公にされるはずもないから、永遠に情報が漏れている事にすら気づかないというわけね。」

鼎「結局、防諜という視点で考えるならば、電子データにしておく事自体が危険だし、その電子データを一カ所にまとめて置いておくのは、より論外という事になっちゃうのかなぁ?」

愛原「まぁお金にしても、ホンモノの大金持ちは、自分の資産を銀行や証券会社のデータ上の数値にまるまる置き換える事を好まず、一部はタンス預金にしたり、金塊などに変えて、現物保管しておくらしいからな。データ上のお金は、ビットコインの時のようなリスクもあれば、政府などの預金封鎖に遭う懸念もあるし、何よりも他人に自分の資金の流れを把握されるリスクがある。しかし金塊などに変えて自前で持っておく分には、まだ安心という理屈だ。資金の流れを他人に把握されにくく、余程大人数の凄腕窃盗集団でもない限り、比重の重い金塊をまるまる盗み運び出す事自体不可能だから。」

逆沢「かなり前に、金丸信が金の延べ棒を自分の事務所に隠し保管していたというニュースがあったけど、つまりはそういう事か?」

愛原「カネであれ、情報であれ、盗まれるのがどうしても嫌なら、それなりの工夫は必要だ。情報機密を守るという観点で言えば、昭和の頃のように紙データにしておけば、万単位の情報がたった数分で盗み取られるような事はあり得ないし、書類ごと盗まれたとしても、万単位のそれが消えたら、まず分かる。」

鼎「けど今更、紙データに戻すのは、もう不可能じゃないのかなぁ? エクセルで帳簿管理をするのが当たり前になっている人が、検索も不便な帳面での会計管理に戻せるかというと、とても不可能な気がするし。」

逆沢「そうなのよねー。確か昭和時代の頃なら、紙で会計管理をするのが当たり前で、それでも仕事は普通に回っていたんだけど、今、それに戻すのはしんどいというか。自動洗濯機でも自動給湯システムのお風呂にしてもそうだけど、一度便利な道具に慣れてしまうと、【昔はそれが普通だった】と言われても、もう昔には戻れないのよねー。」

愛原「より便利な世の中を目指す事自体は、何もおかしくない。しかし【便利な社会は、犯罪者にとっても便利な社会】である事を忘れてはならない。リスク管理をおろそかにしたまま、便利さだけを追求するのは危険だ。原発のような例を出すまでもなく。」

鼎「情報のデータ化が世の流れとして避けられないのなら、不正アクセスなどを含めた防諜技術を優先的に開発していくくらいしかないのかな?」

逆沢「いや、それは理想論だろ? 武器と防具の関係は、紀元前の昔から、先に武器が進化して、武器に対抗できる形の防具が後から進化するようにできてるから。」

愛原「現状も、先に現れたコンピュータウイルスやハッキング技術に対抗する形で、それを防ぐ検知ソフトや駆除ソフトが後から現れる形から、脱却できてるとはいえないからな。まだ見ぬ武器に備えた新時代の防具を開発するのは、正直大変なのだ。」

鼎「武器と防具の力関係を考える限り、技術だけに防御を頼り切るのは難しいという事かな?」

愛原「防御を強化するのに、一番有効なのは、今も昔も分散しかない。【無い袖は振れない】ではないが、そこに1しか物が無ければ、1しか取れない。そこに無いものは、どうやっても盗みようがないのだから、まとめて全部盗まれたくなければ、分散させておくのが一番確実だ。1盗まれるのも100盗まれるのも、ダメージは同じと考えるのなら、下手に分散させずに、1カ所に全てのものを集めて、最強の防御技術でガッチリ保管するという発想もアリとは思うが。」

鼎「仮に漏れた年金情報の件数が報道されているような125万件ではなく、その100分の1の1万件だったとしても、あるいはその10倍の1000万件だったとしても、多分報道の規模は変わらないと思うから、対マスコミ戦略という視点では、わざわざ分散させる意味はないと考えてもおかしくないと思ったかも。」

愛原「防諜という視点でいえば、情報を一カ所に集中するのは、極めてリスキーなんだけどな。なぜなら情報を10分割した場合と1カ所に集めた場合とでは、そこにアクセスする人数が単純計算で10倍変わるから。アクセスする人数が10倍変われば、そこにアクセス可能な隙の多い人や悪賢い人も10倍増える訳で、10倍の隙から10倍の情報が漏れるという形にもなりかねない。ウィキリークスの時もそうだったろ? 末端の一兵士が決して使用するはずもない外交機密情報までもが、なぜか末端兵士が(そう難しくないハッキング技術さえあれば)アクセス可能な一カ所に収納されていたものだから、そこからぜーんぶ全世界に漏れた。」

逆沢「ウィキリークスの件については、マヌケとしか言えんわ。外交機密も軍事機密も同じビルの中にしまいこんでいて、【この兵士にはこの部屋の情報しか見させないから大丈夫】と言ってるようなもので。そもそも同じビルに集めて管理しておく方がおかしいだろと思えるようなレベルというか。」

鼎「でも確かマイナンバー制度では、その人の資産情報から医療情報とかもまとめて管理しようという話も出てるそうだけど、とすると病院のPCからでも、ハッキング技術さえあれば、国民全員の資産が丸見えになるって事だよね。逆に金融機関が個人の通院歴や職歴を把握する事も全然不可能でなくなるというか。通院歴が分かれば、その人が移住歴なども大体は把握可能だし。」

逆沢「つうか病院に個人の資産情報なんて必要ないし、逆もしかりだろ? 全然関係ない情報を一カ所にまとめようとする日本政府のお偉いさんの神経が理解できね〜。」

愛原「俺はニヤリとできたぞ。【企業戦士YAMAZAKI】という漫画の最終回のシチュエーションと、丸かぶりだったからな。」

逆沢「え、そうなのか?」

愛原「最終回の敵。要するにラスボスに相当するのが、いわゆる財務省の官僚達。彼らはクレジットカード機能と医療カルテ機能を併せ持ったカードを開発し、日本国民の資産情報と健康情報を一カ所にまとめたデータベースを作り上げる事で、その個人情報を自由にのぞき見できるようにしようと企む。それを阻止しようとする主人公というストーリーなんだが、21世紀になる直前に世に出たこの作品のストーリーと同じような真似が、2015年の今になって行政主導の形で再現する流れになっているのは大変興味深い。」

逆沢「うーん。その漫画の作者。日本の未来の一部でも見てきたのか? 医療データと資産データをセットにした統一データベースを作り上げるという発想自体が、あまりにもピンポイントでクリソツすぎてビックリなんだけど。」

鼎「そのラスボスの企みを今の日本の政権が再現しようとしているとすれば、すごく不気味だよね。」

逆沢「ただ、ラスボスの企みにしては、真の狙いがよく分からないんだけど? そもそも国民のプライバシーを丸裸にする事で、官僚や政権にとって何のメリットがあるんだ?」

愛原「さぁな? 主人公のYAMAZAKIは【あんなもの、インテリ同士が身内だけで楽しんでいるテーブルトークゲームに過ぎません】と評していたが、案外そういうレベルなのかも知れん。人様のプライバシーをのぞき見にする事で、具体的に何かをするのが目的というよりは、のぞき見する事自体がメインの目的になっているというか?」

鼎「それ、巨額の税金を投入してまで推進するプロジェクトとしては、あまりにもチャチな理由の気もするけど。」

愛原「そうか? けど、他人のプライバシーをのぞき見したいという欲求は、チャチではあるが、極めて抗いがたい素直な人間の欲望そのものでもあるからなぁ。」

逆沢「けどそんな下品な欲望の為だけに、情報漏洩のリスクも犯したりするかねー?」

愛原「余裕で犯すだろ? 10年前くらいに騒ぎになっていた年金未納問題を忘れたのか?」

逆沢「あー、とある芸能人の年金未納問題が発覚して以来、次々と政治家の年金未納も発覚して、未納三兄弟とか色々話題になってたわね。」

鼎「当時の国民は芸能人や政治家の年金未納が明らかになる度に騒ぎ立てて盛り上がっていたけど、でもよくよく考えたら、こういう個人情報が表に出る事自体が異常だよね。国民の個人情報がだだ漏れになっていた訳だから。」

愛原「うん。多数の同僚議員の年金未納を暴露された自民党も怒り狂って、これらを暴露した社会保険庁(現在の日本年金機構)の職員約300人をクビに追い込んでいる。」

逆沢「300人を一斉にクビか・・・。個人情報を次々と暴露されて赤っ恥をかかされた、当時の自民党サイドの怒りがよく分かるわ。」

鼎「でも誰かにハッキングされた訳ではなくて、社会保険庁の職員自体が面白半分に芸能人や政治家の個人情報を次々にマスコミらに漏らしていた訳だから、プライバシーを暴露された人が怒るのも、当然といえば当然の話なんだよね。」

愛原「しかも一人二人の不正公務員が情報漏洩をしていたなんてレベルではなく、職員自体の意識が低いというか、【公務員は国民の個人情報をいつでものぞき見できて当然】みたいな風潮だったからな。」

逆沢「まぁ私達、国民の意識にしても、人のプライバシーをのぞき見したり暴露した公務員に疑問をあまり持たず、バラされた芸能人や政治家が悪いといわんばかりの世論だったけどねー。」

鼎「今でも、少年犯罪で実名をさらしたり、ネットで写真を拡散させたりする手合いが後を絶たないけど、【悪い奴のプライバシーは丸裸にしても構わない】的な意識が国民全体にあるって事かなぁ?」

愛原「まぁ本当に悪い奴に関する情報や、政府にとって都合の悪い情報が不当に隠蔽されるケースも、国民はよく知ってるから、悪い奴の秘密を暴露したい心理は十分理解できなくもないが、やっていい事と悪い事があるだろう。」

鼎「でも少なくとも、人が他人のプライバシーをのぞき見したがる生き物だと言う事だけは分かったよ。【のぞき見して何の役に立つのか?】といった理屈ではなくて、単純に【のぞき見したい】生き物なんだと。」

逆沢「そののぞき見したいゲス心理の延長線に、住基ネットやマイナンバー制度があると。」

愛原「のぞき見されたくない人の心理を上回るレベルで、のぞき見したい人の欲望が勝った。その結果が、情報漏洩リスクを高めてまでマイナンバー制度を推し進めたい一因になっている可能性は否定できない。マイナンバー制度が完成すれば、誰かに自分の個人情報をのぞき見されるリスクは高まるが、官僚らからにすれば、権限の及ぶ範囲で他人の個人情報をのぞき見できるようにもなるからな。」

逆沢「ウィキリークス問題で、大国アメリカとは思えないずさんな機密情報管理が明らかにされたけど、あえてリスクを犯してまで、本来無関係の機密情報を一カ所に集めたのは、興味本位でのぞき見したい人が権力側にも少なからずいたせいなのかねー? でないと無関係の情報をいちいち混ぜる理由の説明がつかないし。」

鼎「日本のマイナンバー制度も、資産情報から健康情報まで一括管理する方向らしいけど、のぞき見趣味以外に、混ぜる意味が全然分からないよ。」

逆沢「まぁ他人に自分のプライバシーをのぞき見されてても、それだけなら実害はないかも知れないけどねー。」

鼎「けどやっぱり気持ち悪いよ。誰だって、自分のプライベートをのぞき見されたら嫌でしょ? 別にやましい事はなくても、他人が自分の家の中に入って自分の生活をずっと眺めていると思ったら、ほとんどの人は落ち着くこともできないだろうし。やましい事があろうがなかろうが、自分の裸を見られたり、プライベートな趣味をのぞき見されたり、年収とか、学歴とか、職歴とか、趣味とか、恋愛歴とか、住所や電話番号にしても、そういうのを他人にオープンするのは、大抵の人は抵抗を感じるだろうし。」

逆沢「けどのぞき魔にしてみれば、それが快感なんじゃないの? 別に他人のプライバシーをのぞき見した所で何の訳に立たなくとも、人の家に盗聴器をしかけたり、【家政婦は見た】じゃないけど、いちいち聞き耳立てたり、人の携帯電話を開けたりするのが好きな人種は絶対いるし。役に立つ立たないじゃなくて、とにかく人の秘密を知る事自体が好きな人種は。」

愛原「ま、他人の知らない秘密を知る事で、言葉で言い表せない優越感なり余裕を感じる心理というのは、あるかも知れんな。凡人どもが手に入らない情報を、自分だけは知っている快感であったり、いつでも入手できる余裕というか。」

逆沢「で、その秘密を知った事による快感を他人に見せつけないと気が済まない人が、安易に人の秘密をべらべら他人にしゃべったり、ツイッターやブログにそれを公開したりするわけね。で、案の定、炎上すると。」

愛原「他人にバレたら困る秘密の行為をした自分自身をネットに公開してバレて炎上するのは自業自得だけど、他人の秘密を安易に公開するのは論外だ。たとえばそいつが生活保護を受けていたとして、仮に刑法上問題になるような不正受給をしていたならば、警察や行政に訴え出るのは無問題だし、警察も行政も動かないならマスコミにそれを訴え出ても、これは内容次第でやむを得ないと思う。しかし単に生活保護を受けているだけに過ぎないのに、【あいつは生活保護を受けている】とネットで公開するのは、これはやり過ぎといわれても仕方ない。」

逆沢「けど暴露好きの人からすれば、【やましい事がないなら、自分のプライバシーを公開されても問題ないはずだ】とかいう人もいるのよねー。防犯カメラの設置にやたら前向きな人を中心に・・・。」

愛原「単にのぞき見される事と、それを公開される事では、まるで意味が違うんだけどな。誰だって、自分の住所や電話番号をネットでさらされたりしたら嫌だろ? やましい事があるとかないとか関係なく。」

逆沢「まぁ、そりゃあそうだ。」

鼎「けど相手の個人情報をのぞき見した側は、その気になれば、相手の個人情報を暴露する事で、相手に嫌がらせをする事が可能になるんだよね?」

愛原「うん、その通り。個人情報をのぞき見されただけなら実害はないと思うかも知れないが、実際には個人情報をのぞき見した側は【いつでも個人情報を暴露する事で相手にダメージを与える事ができる】という武器を手にした形になり、のぞき見された側は、相手に自分を攻撃する武器を渡してしまった形になる。のぞき見されただけなら実害はないと言っても、相手はいつでも実害を与えられるという点で、既に絶対的優位にあるのは間違いない。諜報の観点でいえば、情報を盗んだだけなら何の訳にも立たないかもしれないが、それをしかるべきタイミングで暴露したり活用する事で、相手に大ダメージを与えられる武器を手に入れた形になる。相手にやましい事があろうとなかろうと、相手の手札をのぞき見する事ができれば、それだけでカードゲームを優位に運べるようなものだ。」

逆沢「大臣に就任したタイミングで、不祥事が明らかにされる政治家もやたら多いけど、それもここぞのタイミングで不祥事をオープンにするために、相手がカードを温存していたからという形になるのかな?」

愛原「それは、もう間違いないな。本当はいつでもオープンに出来るけど、どうでもいい末端の政治家にそれを使っても、大したダメージにはならないし、どうせなら大臣就任とか、そういうタイミングの時にカードを切った方がいいのは間違いない。冒頭にも触れた通り、諜報活動というのは、仮に相手の機密情報を手に入れても【貴方の秘密を手に入れました】と教えてあげる義理がないため、自分の秘密が既に敵陣営にバレてたとしても、本人にその自覚がないのがポイントだ。バレたら困る秘密が筒抜けである事にあらかじめ気づいていれば、総理もそいつを大臣に任命なんかするはずがないし、そいつ自身も大臣就任を突っぱねる事ができたんだろうけども。」

鼎「のぞき見されただけなら実害はないと思ってても、武器を相手に渡してしまってる事に変わりはないから、実際には実害をいつ受けるか分からない状態にされてしまってるという事だよね。」

逆沢「つまり住基ネット化や、マイナンバー制度を進める事で、権力者は私達国民をいつでも脅したり、社会的に失墜させられる武器を手に入れられるって事か?」

愛原「実際にそういう例もある。たとえば2年前、兵庫県の高砂市の某市会議員の国民健康保険未納情報が、その市会議員の身体的特徴を中傷する内容とセットで、インターネットに書き込まれる事件が起きた。未納情報などの機密情報などを照合した結果、おそらく市職員の誰かが犯人だろうと目星だけは立ったが、高砂市は【市職員が犯人という証拠はない】と一方的に調査を打ち切った。」

逆沢「つまり市職員がその気になったら、市会議員だろうと一般市民だろうと、容赦なく市民の個人情報をネットに垂れ流してダメージを与えられるって事か?」

鼎「公務員による不正な情報漏洩があっても、そのアクセス痕跡も調べることができないの? それって怖すぎるよ。」

愛原「アクセス痕跡については、分かる範囲と分からない範囲があるみたいだな。特定の公務員を締め上げる為に徹底的に調べ上げれば、ある程度までは把握可能だろうけど、仮に特定の市会議員をおとしめたいと考える市幹部が上層部にいたならば、真面目に犯人を特定しようともせず、【証拠はない】や【これ以上の調査は必要ない】の一言で調査を打ち切ってもおかしくないだろう。セクハラヤジ騒動の時の東京都議会の自民党のように。」

逆沢「住基ネットなんかも、導入時には原発並みに安全性を強調してたし、マイナンバー制度も絶対に漏洩の心配は無いと言ってるけど、実際はただ漏れでもおかしくないのか現状って事か?」

愛原「住基ネット関連でも、漏洩事件は珍しくない。たとえば高砂市のお隣の加古川市でも、2年前、個人情報漏洩事件が起きている。民間人から毎月数万円の報酬を受けるのと引き替えに市職員が2年あまりにわたって、住基ネットの個人情報を流し続けていたという事件なんだが。確かとある市民が恐喝事件に巻き込まれた際に、不思議に被害者の個人情報がだだ漏れになっている事に気づいた兵庫県警が加古川市役所に乗り込んで調べてみたら、複数の市職員が漏洩犯罪に関与してましたというものだが。」

逆沢「おい。それ、勘のいい市民が県警に相談したから発覚しただけで、市役所自体の自浄能力ゼロじゃねえか? 市職員による不正アクセスを探知する能力すらないのに、何が住基ネットで情報漏洩の心配はないだ? ふざけてんのか?」

鼎「高砂市の件では、【証拠は無い】の一言で犯人も特定されないままで終わったけど、加古川市の件はどうなったの?」

愛原「警察が動いた事もあって、一応全容は解明された。主犯格4人の内、3人は停職1〜6ヶ月。1人は嘱託職員につき地方公務員法における懲戒処分の対象にならず処分見送り。あと上司の監督責任とかなんやらで、戒告とか訓告とか厳重注意とかが数人。」

逆沢「停職とか厳重注意とか、内部処分であって、刑法上の罪でもなんでもないだろ? つうか処分見送りってなんだよ? 地方公務員法とか、そんなもの関係ないだろ? 人の個人情報盗んでおいて処分なしとか、ザル法過ぎるだろ? つうか毎月数万円の報酬と引き替えに個人情報もらしてたって、それ、ワイロそのものだろが? 懲戒免職&贈収賄で逮捕が普通だろ?!」

愛原「まぁザル法なのは、住基ネット導入時にも言われてた事だからなぁ。かつて福田康夫が【公務員はそういう事をしない事になってますから】とか言って、民間人がハッキングなどで個人情報を盗んだら罪になるけど、公務員は不正をしてはいけない事になっているから罰則は必要ないという論理で、色々骨抜きになったのは覚えているが。」

逆沢「公務員も民間人も不正をしてはいけないことになってるのは、同じなんだよ! なんだその訳の分からない論理は!!」

鼎「私達の個人情報も、もしかしたら市職員の人達によって、誰かに売りさばかれている可能性があるって事かなぁ?」

愛原「まぁ住基ネットが始まるずっと昔の時代から、探偵やヤクザは、自分の言いなりになる市職員や警察官を常に何人か持っていて、そいつらを通じて住民基本台帳のデータやら、過去の犯罪歴やら、車のナンバーやら、色んなデータをいつでも入手できたという話も聞くからなぁ。外国の諜報機関が軍事機密や企業秘密などを盗み取る際に最も多用する手段も、公務員の買収なり籠絡らしいから、今も昔も、内部通報者をスパイ化する以上の諜報手段はないという事かも知れない。孫子の兵法でいうところの【内間】だな。」

鼎「内部の人間に裏切り者がいたら、どんな強固な防諜システムも意味がないよ。外からの防御が完璧でも、内部から持ち出されたらどうしようもないし。」

愛原「内部犯行といえば、客による万引きよりも、店員による内引きの方が厄介という話も聞く。客の窃盗は店員の監視次第で何とかなるけど、店員自身が窃盗に関与してたら、それもどうしようもないという事で。」

逆沢「昔なら、紙のデータだったから、スパイが官庁や役所に数人ずついたところで、一度に百万人の個人情報が外に漏れるような事態はありえなかったと思うけどねー。」

愛原「データの一括管理化によって、一番笑うのは、内部のスパイだろうな。簡単に万単位の個人情報も外に持ち出せるのは素直に大きい。」

逆沢「マイナンバー制度が整備されていけば、やがては資産状況から健康状態まで、職務外の情報も簡単に引き出せるようになる可能性も広がるしってか。」

鼎「公務員による不正アクセスも、すぐに探知できるようにできないのかなぁ?」

愛原「一応、アクセス記録を残していれば、今の技術でも探知自体は不可能ではない。けどそれは疑いをもってその職員ごとのアクセス履歴を調べた場合に限られる。企業なんかでは、社員がネットサーフィンなんかで遊んでサボっていると、すぐに把握できるようにアクセス自体を監視してる例も珍しくないらしいが。」

逆沢「公務員も、そういうシステムを導入すれば済む話じゃないのか? 本来の業務の流れと異なるようなアクセスを許可無く行えば、自動的にアラートがでる仕組みにするとか。」

愛原「してる所もあるとは思うが、何ともいえんなぁ。以前、2ちゃんねるで個人情報流出事件が起こった際に、政府機関関係からの書き込みも少なからずあった事が明らかになったというニュースもあったし。wikipediaの編集を行った際に記録されるIPを調べてみたら、農林水産省からガンダムに関する多数の書き込みがあったとか、厚生省からエロゲに関する書き込みがあったとか、内閣府から大臣批判に関する記事を削除する編集作業が行われてたとか、総務省からPCゲームに関する書き込みがあったとか、宮内庁から歴史関係に関する編集作業が行われてたとか、そんな例も多数あるみたいだし。」

逆沢「チーム世耕もびっくりだな、おい♪」

鼎「日本の機密情報は昔からだだ漏れと言われてるけど、これじゃ仕方ないと思ったかも。」

愛原「防諜に関する考え方自体がまるでできてないのに、機密情報を集約させようという試み自体が、俺には全く理解できない。が、それを推進したがる人からすれば、自分達の情報が外に漏れるリスクよりも、他人の情報をのぞき見しやすくなるゲスい欲望の方が上回るんだろうな。残念な話だが。」

逆沢「住基ネットの安全性なんて無いも同レベルだし、年金情報ですらあの体たらくなのに、マイナンバー制度だけは安全と言い切れる連中の面の厚さが信じられないわ。原発の安全神話並みに。」

鼎「この前の5月25日にIAEA(国際原子力機関)が【各国に勧告する安全評価方法を日本は十分実施していない】として、国際基準すら満たしていない程お粗末な安全基準でしかない日本の原発を強く非難する形の総括をしてたけど、それでも安倍総理や菅官房長官あたりは【世界で最も厳しい安全基準をクリア】とか平気でうそぶいてるままだし、そんな人達がマイナンバー制度だけは安全と言っても、信用できるはずがないよ。」

愛原「情報漏洩で恐ろしいのは、漏れているという事実に気づく事すら、ほとんど困難な事。住基ネットなんかはザルそのものとも言われるが、多くの国民からすれば、実害を感じないから、漏れていても気づかないという話に過ぎない。もしも我々が、特定の公務員なりヤクザなり政治家なりを敵に回したならば、いつそれが凶器となって自分に襲いかかってくるか、分からないだけの話で。」

鼎「誰よりも慎重な人が集まりそうな国会の場でも、内閣改造が行われる度に、1人2人の不祥事が明らかになる事を思うと、かなりの人が潜在的に弱みを握られているのかも知れないね。私達は大臣になる機会もないし、誰かに強く敵視される程の大物になる事もないから、暴露される機会がないだけの話で。」

逆沢「ウィキリークスなどを通じて、アメリカなどは全世界に諜報網を貼ってる事も明らかにされたしねー。今までは暴露されなかったから、発覚しなかっただけで。」

鼎「日本は中国やロシアのスパイ行為に対してはいつも辛口反応だけど、アメリカによるスパイ行為が発覚した時だけは【自国の安全を守るための諜報活動は当然】とか【そんな事は口に出さないだけで、どの国も当たり前にやっている】とか言って、全然問題視しなかったけど・・・。」

愛原「まぁ、諜報活動自体を行わない国なんて、世界のどこにもないのは事実だろう。中国やロシアによる諜報行為はアウトだけど、アメリカによる諜報行為は問題視しないという日本の二枚舌外交は意味不明だけど。」

鼎「日本も諜報活動は行っているのかな?」

愛原「普通にやってるよ。但し、昭和以降の日本に限って言えば、国内向けに比重が偏ってはいるけど。外国相手に諜報活動を行うのは苦手というか、あまり興味も無いから、敵性言語だのなんだの言って外国文化をまるで理解しようとしなかったし、大東亜共栄圏みたいな外国文化を理解していたら夢物語としか思えない発想を平気でする一方、国内向けの諜報活動はそれなりの水準。戦前は治安維持法などの名の元に反政府勢力をとことん追い詰めてたし、戦後も公安という名の諜報機関が暗躍し、政権交代を長く妨げてきた。」

鼎「とするとマイナンバー制度というのも、国民を監視するという公安的発想で生まれたものなのかも知れないね。」

愛原「情報漏洩を防ぐという視点からみれば、情報の拡散配置は常識だが、情報を集めて監視するという視点でみれば、情報の集中配置こそが理想になるのは当然になってくるからな。住基ネットに記載されている表向きの住所がA県でも、銀行の入出金履歴や通院歴がB県に偏っていれば、そいつの居住実態はB県にあると予測もしやすくなるし、情報を集中配置する事で、情報の精度も高まり、誰かの弱みを握る上でも格段に優位になるという側面もある。」

逆沢「つまり日本政府の考え方としては、あくまで情報漏洩によるリスクよりも、情報集中によって国民を監視しやすくするメリットを優先するという形になるわけね。」

愛原「彼らはそう思ってるかも知れないけど、実際はそういう形にはならないけどな。大体、警察やマスコミがその気になれば、居住実態だろうが資産状況だろうが健康情報だろうが家族構成だろうが、すぐに丸裸にできる。但し、警察もマスコミも忙しいから、仕事に必要ない第三者の個人情報まで、わざわざ尾行したり手間暇かけて丸裸にしようと思わないだけの話であって。」

逆沢「とするとマイナンバー制度を推進する事で、どこが大きく変わるかというと、警察やマスコミが便利になる事じゃなくて、一般の公務員などが特に必要の無い第三者の情報を気軽にのぞき見できるできるようになる事と、彼らをスパイ化する事で、ヤクザや諜報機関も情報を入手しやすくなる事くらいか?」

鼎「高砂市や加古川市の情報漏洩事件をみる限り、被害者が声を上げない限り、公務員が情報漏洩させても気づかないままの方が多そうだし、バレた所で牢屋に入る事もなさそうだし、仮に悪い人に1千万円でも握らされたら、万単位の個人情報を引っこ抜く公務員が出ても不思議なさそうだよね。」

逆沢「ベネッセの件だと名簿業者に売って得た金銭の額はもっと安そうだし、加古川の件でも1回5万円ほどの報酬で個人情報を横流ししてたみたいだから、もっとわずかなカネで人の個人情報を売る連中はもっといくらでもいそうだわ。ベネッセの件にしても加古川・高砂の件にしても、被害者が声を上げたからたまたま問題になっただけで、被害者にバレないように情報を漏洩させるだけなら、ほとんどバレないみたいだし。」

愛原「日本の防諜技術が、世界的にみて最低水準とされる理由が本当によく分かる思いだな。他人の情報を盗み見る事ばかりに意識が偏りすぎているから、情報を集約して、より盗みやすい方向ばかりに偏り、防諜がどんどんおろそかになっていく。ドローン規制とか、特定機密保護法とか、国民の知る権利を阻害しかねない部分に関してだけは情報保持に熱心なようだが、情報漏洩の根幹部分が内部犯行にあるという部分に無配慮だから、実際は情報漏洩が起きていても、秘密の名の元にそれを国民に知らせないままという最悪のケースにもなりかねない。」

逆沢「高砂市の事件のように、政権側が政敵を陥れる為に、政敵の個人情報を不正に暴露しても、特定秘密の名の元にその事実が明らかにされないみたいな事が起こりかねないという訳ね。あるいは重要な機密が漏れても、それで国民の支持率が下がったら困るから、機密の名の元にその事は伏せるとか。」

原「少し前、イスラム国に二人の日本人がさらわれ、後に殺害された事件があったが、あれがその例の典型だろうな。政府は11月頃にはその事実を把握しており、秘密裏に交渉もしていたんだろうが、アメリカの圧力もあってイスラエルでイスラム国批判の演説を総理がする羽目になり、事件が表面化。交渉窓口がないとか、常識的にありえない事をいって、あの結末。以前から渡航制限をしていたのか、その辺の政府の証言も二転三転して、説明の矛盾を突かれだすと挙げ句の果てに機密だから言えないと説明責任を突然放棄するとか、特定秘密が都合の悪い説明を避ける為の方便に完全に成り下がってしまっている。防諜ではない。ただの隠蔽として。」

鼎「防諜と隠蔽は、全く意味も内容も違うよね?」

逆沢「企業秘密を守るのと、企業不祥事を隠蔽するのとは、そりゃあ意味も内容も違うと思うわ。」

愛原「国民に隠してはいけない事を隠すのは隠蔽。国民が守られるべきプライバシーや安全を守るのは防諜。不祥事を隠されたら、国民が把握すべき危機を察知する機会が失われる訳だから、隠蔽以外の何者でもない。もしも政府が住基ネットやマイナンバー制度の問題点を放置したまま推進しようとしているならば、防諜努力義務の放棄という事実を隠蔽している形になり、防諜しないで隠蔽だけはする最悪の形になりかねない。」

逆沢「そもそも他人の個人情報をのぞき見しやすくするシステムなんだから、それで防諜は完璧ですと言われても、論理的に無理がありすぎるしねー。」

愛原「上手く運用すれば、そう悪いものでもないとは思いたいが、都合の悪い部分を隠蔽したまま、防諜は完璧といわれてもなぁ。国民に対する隠蔽は完璧というなら、まぁ納得するが♪」

逆沢「隠蔽と防諜の区別くらいはつけてもらわないと困るわ。」



















過去のたわごと 
5月24日 サイコパス
2015年 5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日













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