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愛原様のたわごと(16年5月29日)




愛原「漫画の世界でしばしば登場する、特別なセレブだけが参加できる秘密の宴とか秘密の会議とか、今回はそういうものにスポットを当ててみたいと思う。」

逆沢「あー、一般庶民が知らない秘密の賭場やセリ場や売春組織や暗殺組織みたいなものがあって、そこで色んな闇交渉が行われていたりしてるって奴ね。」

鼎「一般庶民にバレないように隠されているだけあって、大体は反社会的な事が行われているケースばかりだよね。」

逆沢「麻薬や武器の取引はもちろん、ひどい場合は人身売買まで行われていたり、あるいはそれが娯楽の対象になってたりするわけね。」

鼎「彼らは裏で、国あるいは世界そのものを裏で牛耳っている事すらあるよね。」

逆沢「しかも、わざと国際関係を険悪にする事で武器商人らが大もうけする構図を作り上げるくらいの事は、彼らにしてみたらごく平凡な日常でしかなかったりするのよね。」

愛原「ある意味、最凶最悪の悪玉だが、今回のテーマはまさにそれ。適切な表現をするのは困難だが、そうだなぁ。【悪のセレブサロン】という風に表現してみようか?」

逆沢「うーん。もう少し分かりやすい表現はできなかったのか?」

愛原「申し訳ない。ちなみにセレブもサロンも、語源はいずれもフランス語にたどりつくらしいが、セレブは名士、サロンは社交界と訳すると、比較的分かりやすいかなとは思ってる。」

逆沢「あー、セレブという単語自体は割と日本でも聞くけど、お金持ちという意味じゃなかったのね。」

愛原「まー、資金力も集金力も無い人間が名士を気取ってもむなしいし、名士ならほぼ必然的にお金持ちという条件は満たせそうではあるけどな。但し、ただ単にお金を持っているだけなら、それは成金かただのお金持ちでしかない。名士というのは、資金力や集金力の他に、恵まれた名声や人脈なども必要になるだろう。人から尊敬されるだけの名声。人を動かせるだけの人脈。そういったものがな。故に事業や宝くじで一山当てて億万長者になろうとも、それだけではセレブにはなれん。下品な成金にはなれるかも知れないけど。」

逆沢「セレブと聞くと、上流階層とか、優雅な暮らしを満喫する人達というイメージもあるけど、お金に関してだけじゃなくて、人脈とか名声とか、そういうものにまで影響力が及ぶ人達と考えたら、まぁ納得できない事はないかな?」

鼎「もちろん人脈や名声があるからといって、必ずしも善人や人格者である必要はないよね。」

逆沢「つうか、漫画の世界で登場するその手のセレブは、大体、善人の仮面をかぶった悪魔ばかりだろ? まぁ見た目からして悪人顔の悪魔セレブも多いけど。」

愛原「名声や人脈を得るにあたって、善人を装う方が無難かも知れないが、必ずしもそうである必要はないからな。権力や人脈に物を言わせて、自分に都合のいい印象操作を行ったり、あるいは資金力や武力や政治権力に物を言わせて、人々を無理矢理抑え込むタイプの名士も多いだろうし。極端な事を言えば、どんな手段を使っても選挙に当選できるだけの票を集められるとか、地域の雇用に影響を与えられるだけの企業を経営しているとか、政治家を言いなりにできるだけの圧力を保有しているとかでも、名士グループに入れる基礎条件は満たせる。セレブ入りに必要なのは、あくまで人脈や集金力であって、善人であるかどうかは基本関係ないからな。」

鼎「ところで漫画の世界では、悪人キャラのセレブとか、世界を裏で牛耳る悪のセレブサロンというのは割とお馴染みだけど、現実世界ではやはり、そういうのはあるのかな?」

逆沢「本人達に悪という自覚があるかどうかは分からないけど、それっぽいのはあるんじゃないの? アメリカならロスチャイルドとか、ユダヤ資本とか、フリーメイソンとか、全米ライフル協会をはじめとする各種ロビー活動団体とか、軍産複合体とか、某キリスト教右派とか。」

鼎「全米ライフル協会とかは、いわゆる秘密結社じゃなくて、一応、公然とした団体なんだけど・・・。」

逆沢「公然とした組織であろうがが、実際に存在しているかどうか分からない秘密結社であろうが、そんな事は私的にはどうでもいい事だわ。重要なのは、庶民の目の届かない裏の部分で何をやってるかどうかだから。極端な話、日本オリンピック協会であろうが、経団連であろうが、広域暴力団であろうが、庶民の目の届かない所で反社会的な活動や取引をやってるのなら、反社会的サロンという点で同じだし。」

愛原「まぁただ単に反社会的サロンというだけなら、暴力団やマフィアあたりがまさにその典型なんだが、それらはセレブの集合体ではないから今回は除外。セレブサロンに限って言えば、あくまで表向きは反社会勢力と真逆の陣営にいるのがポイントだな。」

鼎「政府などから常に監視されている立場ではなく、むしろ反社会勢力を含む庶民をも監視・管理できる立場だからこそ、本当のセレブといえるかも知れないね。」

逆沢「そういえば漫画などでおなじみの悪のセレブサロンの構成員には、大抵政治家も含まれてるわね。あとは誰でも知ってるような大企業のトップとか。他には、警察幹部とか、高級軍人とか、宗教団体の教祖とか、有名テレビタレントなどが含まれているケースもあるようだし。」

鼎「彼らに共通しているのは、政治経済なり、国民世論なり、何らかの形で公然と世の中に干渉できる力を保有している事だよね。」

逆沢「うーん。セレブの中のセレブばかりって感じね。本当に選ばれた人達だけで構成されているというか、私達庶民が入る余地が無い程のきらびやかさがあるというか。」

愛原「俺達庶民でも参加できるなら、それはセレブサロンではなく、ただのサロンだからな。悪かどうかを別にするなら、こういう限定サロンは割とどこにでもあるぞ。」

逆沢「一見さんお断りの高級料亭とか、会員制クラブとか、そういうのはたまに聞くわね。」

鼎「芦屋の高級住宅街とかも、とても庶民が興味本位で混じれるような場所ではないそうだね。」

愛原「芦屋市の高級住宅街に関しては、ウン十万円もの町内会費とかそんな噂話も聞くが、そういうのを別にしても、条例で建物の大きさや土地の分筆可能単位なども決められていたりするからな。高級住宅街に似合わないようなショボイ建物を建てるとか、そんな事自体が法で制限されているレベルだし、街自体がガチのセレブサロン状態になってるともいえる。」

鼎「それでも住みたいと思わせるだけの魅力が、その場所にはあるのかな? 私達庶民には分からないけど。」

逆沢「庶民ならまず不可能なレベルの特別な人脈が築けるだろうし、セレブの間でしか出回らない秘密の情報が交換できるとか、そういうのが大きいんじゃないの? 本当に重要な秘密の情報をいち早く入手できれば、株とかでも大もうけできそうだし。あとタックスヘイブンに関する情報も教えてもらえたりとか♪」

鼎「じゃあパナマ文書が公開されて、困ってるセレブさんも多いかな?」

愛原「パナマ文書で公開されてるのは、無数にある法律事務所の中の一つから流出した分でしかないから、タックスヘイブン利用者全体からすればほんの一握りに過ぎん。」

逆沢「つまりタックスヘイブンを利用してる奴の中でも、特別に運の悪い奴だけが名前をさらされたレベルでしかないって事か?」

愛原「うん。あと高レベルのセレブは、仮に名前や住所をさらされたくらいでどうにかなったりはしないだろ? たとえば、あの騒動で名前が出たプーチン大統領らにしたって、別に本人の名前が載ってた訳ではなく、プーチンが裏で関与しているんじゃないかと疑われるような人物の名前が載ってたから、そう推測されただけに過ぎないし。本人だとあからさまにバレるような状態でタックスヘイブンに登記する例は、そう多くないような気がする。」

鼎「とするとパナマ文書に掲載されている人が必ずしもタックスヘイブンを利用しているとは限らず、別の悪い人に勝手に名前を使われている可能性もあるって事かなぁ? 振り込み詐欺犯の人達が他人名義の銀行口座などを使うみたいな感じで。」

愛原「その可能性は十分にある。たとえばさっき芦屋の話題が出たついでにお試し感覚でパナマ文書の公式サイトにチェックした所、確かに芦屋の高級住宅街の住所も何軒か載ってたが、載っている住所を元にネットの住宅地図と照らし合わせたところ、どうみても小市民の民家かせいぜい個人商店規模のものもあって、これは他人に無断で名義を使われたケースかな?と類推したくなるものもあった。」

逆沢「英語表記の公式サイトにわざわざ出向いたり、地図と照らし合わせたり、お前も存外暇だな。」

愛原「暇では無いが、裏を取りたくなったからな。ただ芦屋ついでにhyogoで検索した所、確かにパナマ文書に載っていた兵庫県内の住所では芦屋市が最も多くてさすが♪とは思ったが、名義だけ使われただけのケースもあるのか、マイナーな市町村のものもまれにあった。また神戸市以東の住所だらけの反面、それ以西の県内登録住所が1件しかなく、田舎の人はセレブとの人脈自体ないのか、名義貸しにすらほとんど利用されてなさげとも感じた。」

逆沢「つまり田舎に住んでると、本物のセレブと知り合う機会すらまともに得られないって事か?」

愛原「それはあるかも知れん。大阪のほぼ中心地に住んでる某友人なんかは、病院とか街中とか、そこいらでテレビで馴染みの著名人と出会うらしいし。」

鼎「地方の有力企業が、すぐに東京に本社を移転したがるのも、関連企業や中央官僚などと人脈が築きやすいのが理由なのかも知れないね。地方でどれだけ会社を大きくしても、そこではセレブと交流を深める機会自体が限られるから。」

愛原「セレブがより深い人脈を求めてサロンを形成した結果、出来上がったのがセレブサロンという事かも知れんな。」

鼎「人脈という観点でみると、中世以前から続く政略結婚とか閨閥というものが、なぜセレブの人達の間で重んじられるのかが分かるような気がしてきたかも。」

愛原「そこが一般国民とセレブの間にある究極の差かも知れんな。我々は自由恋愛だのといったフィーリングで気軽に伴侶を選んだりするが、彼らはそうじゃない。田中角栄にしろ小沢一郎にしろ、彼らはいずれも人脈形成を第一に考えて伴侶を選んでいるようだし、だからこそ成り上がりに成功したと言えなくも無い。まぁ、その代わり彼らは、ビジネスと割り切って選んだ伴侶とは別に、気の許せる愛人との間にも子供を儲けたりもしてるようだが。」

逆沢「うーん。生きる世界が違うわ。私みたいな庶民には理解できない感覚というか。」

愛原「セレブの間に横たわる閨閥の闇は相当に深い。昔、広瀬隆氏の【私物国家】という本を読んだ時に特に衝撃を覚えたが、どうやらセレブサロンというのは、閨閥を軸とした想像以上に根深いものらしい。政治家、官僚、有力企業幹部などが互いに深く交わる形で幾十もの閨閥を形成していて、いわゆる上流階層といわれる人達は、ほとんどが遠い親戚同士という形でつながってるような錯覚すら覚えてしまうというか。」

逆沢「そういう人達が強固なセレブサロンを形成しているというか、セレブサロンの中に入りたければそういう人達との人脈が形成しやすい環境を整える必要があるというか、少なくとも田舎に引きこもってるようじゃ話にならないという事か?」

鼎「私達庶民は、セレブ=お金持ちという印象で見がちだけど、実際はお金だけ持っていても所詮は地方成金に過ぎず、強固な人脈をもってこそ、本当の意味でセレブの名に値するって事かな? だからセレブ志向の芸能人達も、子供達をそういう家系の子息が多く集まる有名私立をやたらお受験させるみたいに。」

逆沢「つまり地方の公立学校を経て東大を目指す一般人よりも、東京の有名私立をエスカレータ方式で駆け上った安倍晋三の方が、将来の人脈を形成する上では有効だったって事か?」

愛原「まぁ真面目に勉強して真面目に働いて真面目に金を稼ぐよりも、儲かる人脈を築いて儲かる手口を伝授しあってタックスヘイブンを利用し合える関係になる方が、何となく楽そうな気はしなくもないな。ピケティという経済学者も、真面目に働いて得られる富よりも、資産を運用して得られる富の方が大きいと言ってるし、既に資産を形成しているセレブからすれば、労働者階級と一緒になって汗水を流して小銭を稼ぐよりも、強力な人脈を盾にそれらを巧みに運用した方が効率的という事なのかも知れない。そして彼らが生み出した資産形成の道具の一つがタックスヘイブンという形なんだろうな。」

逆沢「しっかし、そう考えてみれば、タックスヘイブンの存在自体が、典型的な悪のセレブサロンのような気がしてきたわ。」

愛原「まぁイギリス領のケイマン諸島やヴァージン諸島、実質アメリカ領といってもいいマーシャル諸島やパナマが、有名なタックスヘイブンとして機能しているくらいだからな。そりゃあG7も、本気でタックスヘイブンの対策に取り組むとは思えんわ。」

逆沢「おいおい。そんな事を言ったら、アメリカやイギリスを含むG7自体が悪のセレブサロンという事にもなりかねないぞ。」

鼎「でも言われてみたら日本にしても、不自然なくらいマスコミもタックスヘイブンについて大きく報道しないし、国会でも誰も本気で対策に動こうとしないし、おかしな事だらけだよね。口先だけ【対策をしなくてはならない】みたいな事は言ってるけど、実際に具体案を出して対策に乗り出す動きは全く見えないし、それどころか世論が盛り上がらないように自然消滅狙ってるような動きに、国会もマスコミも向かい始めているようにしか思えないし。」

逆沢「タックスヘイブン対策に日本が本気で動くということは、アメリカやイギリスのセレブサロンとガチバトルになるという事だから、それだけは避けたいという事かねー?」

鼎「よくよく考えたら、最もタックスヘイブンの利用者が多いはずのアメリカの政治家や大企業の名前が全然大きく出てこないのも不自然だし、日本でも経団連の主流派と不仲なソフトバンクらだけがつるし上げられてたのも不自然だし、外国の首脳クラスでもプーチンさんや習近平さんら、反米英サイドばかりが強調されていて、すごく偏った印象があるかも。」

逆沢「そもそも発信源がパナマって時点で、情報が偏ってもおかしくはないと思うけどねー。第一報の時点では比較的フェアだった気がしなくもないけど、その後、当局が問題の事務所に強制立ち入りしだして、それから何らかの圧力でもかかったんじゃないの?」

愛原「陰謀論的な発想をすると、サロンにふさわしくない個人や団体まで自分達のタックスヘイブンを利用しだしたから、それらを牽制・排除するために一芝居を打ったと解釈できない事もない。」

逆沢「ん? サロンにふさわしくない人間を排除する為に牽制?」

愛原「うん。安倍政権自体がタックスヘイブンに関して【合法】と言ってるくらいだし、合法である事を盾に、彼らは今後もタックスヘイブンを利用し続けるだろう。しかし自分達自身や自分達の仲間がタックスヘイブンを利用するのは構わないが、本来、敵側である人間までが自分達の作ったタックスヘイブンを利用するのは困る。だから敵側の人間だけ自分達の作ったタックスヘイブンから牽制・排除する為に、この機につるし上げたとしたら・・・。」

逆沢「なるほど。陰謀論的発想そのものではあるけど、まぁ一理くらいはあるかもね。」

愛原「タックスヘイブンだけではない。たとえば経団連という組織も【合法】な組織だわな。しかし、だからといってサロンにふさわしくない人間までが、サロンに混じって入ってくるのはあまり面白くない。だからホリエモンみたいな露骨な異端児はさっさと潰されるし。孫正義の場合はホリエモンよりもはるかにしたたかだから、うまく経団連のメンバーには潜り込めたけど、原発政策に批判的であるなどサロンの主流派からすると異端児である事から、決して重要なポストは任せられず、今回のようなケースで足をすくわれる事もあると考えると色々面白いかも知れない。」

鼎「つまり今回のパナマ文書騒ぎは、プーチンさんとか習近平さんとか、米英主体のセレブサロングループからみて都合の悪い人間までが、自分達が作った抜け穴を利用しだしたり、セレブサロン入りを企み始めたから、それらを排除する為に行われた一種の自作自演ともいえるって事かな?」

愛原「まぁいずれにしろ、少なくとも安倍政権に関しては、タックスヘイブン問題に本気で取り組むとはまず思えない。大体、日本で活動する船で何か不祥事が起きたら、やたらめったら実はパナマ船籍の船だらけという時点で、おかしいと気付くべきだろう。」

逆沢「うーん。パナマ船籍の船だらけという現状とか、タックスヘイブンに対する取り締まりが全く機能しないどころかマスコミも政界もダンマリという現状とか、そういう現状を見せつけられると、実は悪のセレブサロンというのは、漫画の世界に登場するそれよりも、はるかに根深くて大がかりな存在なのではという気にすらさせられるわ。」

愛原「だからこそ、庶民もうすうす感じている部分もあるんじゃないのか? セレブサロンの実態そのものはよく分からないけど、それでも彼らが国や世界を裏で動かしているという雰囲気だけは感じられるというか。漫画で登場するセレブサロンの多くは、確かに荒唐無稽なものかも知れんが、セレブサロンの存在自体を否定するのも、あまりに世の中をお花畑に見すぎているというか、世の中をなめすぎているというか。」

鼎「私、アメリカで起きてるトランプ旋風も、ロスチャイルドだかユダヤ資本だか、なんだか良く分からないけど、とにかくそういうセレブサロンに抵抗したい庶民の意思の表れのような気がするよ。今までの大統領候補者は、共和党籍であれ民主党籍であれ、みんな同じセレブサロンの意思を汲むような人ばかりで、だから何度政権交代を繰り返しても、銃社会にしろ格差社会にしろ、アメリカの大きな流れは全く変わらず、それに国民が嫌気を差した結果のように感じるというか。」

逆沢「あー、そう考えると。8年前のオバマ旋風も納得かもね。チェンジを合い言葉で変革を強く訴えたオバマに対して、今度こそアメリカは旧態から生まれ変われると期待して国民はオバマを支持した。しかし銃規制や国民皆保険制度にも前向きで、広島訪問にも前向きであるなど、理想主義のオバマですら、国民が期待するレベルの変革はできなかった。だからこそ更なる劇薬に期待したくなったというか。」

愛原「前回、成功者は維持を第一に考えるというテーマで話をさせてもらったが、実際の所、セレブは何代経ってもセレブのまま、平民は何代経っても平民のままというケースの方が圧倒的に多いからな。王家は王家の維持を第一に考えるし、貴族は貴族階級の維持を第一に考えるし、平民が簡単に成り上がれないような社会にする工夫も怠らないからな。」

逆沢「そういえば少し前、フィレンチェの最富裕層に関して調べると、その大半は実は600年前から既に富裕層だったみたいな記事を読んだ事があってびっくりさせられたわ。セレブ階層というのは、そこまで強固なものなのかと。」

鼎「日本でも富裕層は、大体昔からの富裕層だったりするのかな?」

愛原「いわゆる旧華族の大半は、今でもそれなりには裕福そうだし、そう大差は無いかも知れんな。一部の人が【三代の相続で財産は無くなる】なんて言ってるが、麻生家も鳩山家も、そんな事は全然ないし。世界単位でみても、かつてサイモン・グズネックというノーベル経済学者が【世界には4つの国しか無い。先進国と途上国、そして、日本とアルゼンチンである】みたいな事を言ってる程だしな。」

逆沢「ちょっと待て。その4つの国しか無いという意味は、どういう事だ? 全然意味分からんぞ。」

愛原「つまり【先進国と発展途上国の間にある格差はそう簡単には埋まらない】という意味だ。先進国は昔から先進国であり、そう簡単には凋落しない。逆に後進国が簡単に先進国入りできる事も無い。実際に後進国から先進国に成り上がったのは過去に日本しかなく、逆に先進国から後進国に凋落したのはアルゼンチンしかないだろうと、氏は指摘している訳だな。もっともこのセリフはまだ20世紀、何十年も前に発せられたものだから、今なら多少違う評価もあるだろうけど。」

鼎「言われてみたら、BRICsといわれた新鋭先進国の中でも、成長著しいのは中国とインドくらいで、逆にブラジルと南アフリカはかなり悲惨な事になってる有様だし。発展途上国と先進国の間にある差が縮まることも、ましてやその地位が入れ替わる事もほとんど無さそうな気がするよ。」

愛原「フィレンチェや旧華族の例を出すまでもなく、セレブと平民の間に横たわる壁は相当に厚い。もちろんバカ息子がヘマをして衰亡する元セレブ一族もあれば、成り上がりに成功する平民もいるにはいるが、全体としてはほんのわずかだろう。世界全体で見ても、成り上がりに成功したと言えるのは、現時点では日本・韓国・中国・シンガポールなど限られた国だけの気がする。」

逆沢「アジア系ばかりじゃねえか♪」

愛原「東アジア文化圏は、奴隷売買が当たり前だった西洋と異なり、比較的格差が緩やかだったから、セレブサロンサイドからの締め付けが相対的に弱い分、伸びしろが大きいのかも知れんな。対して根拠の無い推測だが。」

鼎「私としたら、逆にアルゼンチンが衰退した理由の方が気になるかも。」

愛原「アルゼンチンは、かつて【世界を制するのはアメリカか、アルゼンチンか】と言われる程、強大な時代もあったんだが、長い歴史を持つ欧米のセレブサロンの壁を越えられなかったという事かも知れんな。日本の高度成長期頃から急速に力を失い、21世紀に入っても凋落が止まらない。2000年頃は1アルゼンチンペソ=120円くらいだったのに、2003年頃に1ペソ=40円くらいに暴落し、2013年には1ペソ=約18円、今は1ペソ=約8円になっている。」

逆沢「ひぃ〜〜。凋落具合が半端ない。3年ごとで貨幣価値がほぼ半値に落ちてるペースじゃねえか?」

鼎「アルゼンチンは2001〜2年頃に財政破綻したらしいけど、国が財政破綻するって事は、こんなにも恐ろしい事だったんだと改めて思ったかも。たった数年ごとにお金の価値が半分に減り続けるなんて悪夢でしかないよ。」

愛原「まぁ今の日本が1970年頃のアルゼンチンに近いという人もいるらしいし、世界が仮に先進国と途上国と日本とアルゼンチンしかないのなら、日本もいずれアルゼンチンと同じ道を辿る可能性は否定できないけどな。」

鼎「そういう凋落が嫌だから、セレブは凋落しないように、サロンを作って結束して、タックスヘイブンみたいなものも作ったりして、その地位を守り続けようとするのかな?」

逆沢「王族が貴族階級と平民階級との格差を固定させたがるのも、下克上されたら嫌だからと考えたら分かりやすいか? だからセレブサロン以外のメンバーが力をつけようとすると、できるだけ率先して叩き落とそうとすると。」

愛原「誰だって凋落するのは怖い。しかしだからといって、権力にしがみつき、他人を容赦なく蹴落とし、自分だけは不正をしても利益や地位を確保しようとするというのは、やはり見ていて醜悪でしかない。」

逆沢「そして醜悪だからこそ、悪役としては適任と♪」

愛原「セレブサロンが仮に公益に即した素晴らしいものであるなら、彼らは庶民に隠す事なく、堂々とその行いを表にさらすだろう。」

逆沢「ノブレス・オブリージュじゃないけど、欧米のセレブは、自らの名声上昇につながる行為の部分に関しては、積極的に表に出して宣伝材料にしたがる傾向があるわね。」

鼎「日本の政治家も、アベノミクスにしてもそうだけど、功績になりそうなものに関しては、何でもかんでもアピール材料にしたがる傾向は強いと思うよ。経済界でも、わざわざ【いくらいくら、熊本に募金しました】みたいな感じで善行をアピールしたがる人は多いよね。」

愛原「その辺も庶民とは逆だなぁ。庶民はどれだけたくさん募金しても、なかなか全国民に名前を売れるようにはならないし。自分達に都合の悪い部分を隠蔽する能力だけでなく、自分達に都合のいい部分だけを広くアピールする能力も彼らは持ち合わせているのだろう。」

逆沢「本当に。タックスヘイブンやオリンピック不祥事などのマイナス材料に関しては、マスコミも巻き込んで徹底的に隠蔽しようとするからねー。」

愛原「それに一役買うのがサロンだな。不祥事をもみ消すのは組織や社会に圧力をかけられるだけの強力な力が必要になるだろうから。」

逆沢「庶民から見たら何をやってるか分からない不透明さにしてもそうだけど、後ろめたい事をやってるからこそ実態を不透明なものにせざるを得ない事といい、セレブサロンが悪の組織として機能させやすい理由が改めて分かる思いだわ。」

愛原「彼らセレブサロンのメンバーが、人身売買だの戦争誘発だのといった悪事にどの程度手を貸しているかは、俺には分からない。分かるはずも無い。しかしそういった漫画的に分かりやすい悪事ではなく、貴族階級と平民階級との間に高い壁を築き富を自分達だけで独占するという、ある種最も罪深い悪事に与している可能性くらいは、俺としては否定しがたいと考えている。」

鼎「けど閨閥だの人脈だので囲われたセレブサロンを破壊するのは、ショッカーなどで構成された他のどんな秘密結社組織よりも、ある意味、手強そうだね。」

逆沢「まぁ東京の電力を止められないという理由から東京電力一つ潰せないような軟弱な連中が、それよりもはるかに強力なセレブサロンを潰せるとは思えないわね。」

愛原「それでも世界的には、セレブサロンの傲慢なやり方にウンザリ来ている世論は強まっているような気はするけどな。アメリカの大統領選にしろ、イギリスのEU離脱運動やスコットランド独立運動にしろ、アラブの春にしろ、その善し悪しはともかくとして、今までの大きな流れに流されるのだけにはもうウンザリという空気は感じる。」

鼎「ただ残念なのは、オバマさんやトランプさんにしろ、ブラジルのルセフ大統領にしろ、南アフリカのズマ大統領にしろ、旧来の権力に対抗する側の人は、政財界に深い根を張るセレブサロン側の攻撃で名声を傷つけられるか、もしくは大きな妥協を余儀なくされるケースが絶えないという事かな?」

愛原「セレブサロンに属なさい側が政権を取ると、国際的に圧力がかかって、その国全体の経済が悪化する事すら珍しくないからな。これはフランス革命の頃から変わらない。」

鼎「フランス革命が起きた時、欧州各国の王族達は、王族粛清の流れがヨーロッパ全域に波及する事を怖れて、徹底的なフランス包囲網を敷いたそうだよね。外交面でも経済面でもフランスを圧迫する事で、フランスの世論が現政権に失望して【やっぱり王族が支配していた頃の方がマシだった】と思わせるように。」

愛原「アラブの春で反米政権に変わった国にしろ、アパルトヘイト打破に貢献した今の南アフリカ政権にしろ、南米の反米政権にしろ、欧米保守層に反発する側の政権は、大体、外交・経済面で見えない圧力を受けやすい気配はする。個人レベルでも、ウィキリークスで話題になったアサンジ氏にしてもそうだが、セレブサロンに喧嘩を売った側の人間は、レイプ疑惑やら汚職疑惑やら、色んなものを浴びせられて大体ひどい目に遭わされている気はするし。ある意味、ショッカーらよりも余程、凶悪な攻撃手段を彼らは有しているといえなくもない。いや、タックスヘイブンやオリンピック不祥事などをもみ消す能力も考えると、防御手段も高レベルで有していそうだな。」

逆沢「彼らが最も凶悪なのは、善玉を装う能力を持っているという事かも知れないわね。あと社会を巻き込む能力。地球を巻き添えに自爆を考える悪の秘密結社程じゃなくとも、【もしも自分達を罰するのなら東京の電力を止めるぞ】くらいの脅しは朝飯前くらいみたいだし。気に入らない陣営が政権を取ろうものなら、国民を巻き込んで国全体の景気を悪化させても構わないくらいの事も平気でやってのけそうだし。」

愛原「ショッカーらが大衆に危害を加えた場合、大衆はショッカーに憎しみを覚えるだろう。しかしセレブサロンが大衆に危害を加えた場合、大衆はセレブサロンに憎しみを覚えるのではなく、【まだセレブサロンが支配していた頃の方がマシだった】と思い込むようになる。あるいはそういう風に世論が誘導される。セレブサロンに都合の悪い情報だけが隠蔽され、都合の良い情報だけが拡散される事で、そうミスリードされる所が厄介な所だな。」

鼎「なんか銀英伝に登場するヨブ=トリューニヒトって政治家を思い出したかも。」

逆沢「あー、あの人も、典型的な利権誘導型政治家というか、自分の利益や保身しか考えないような悪玉政治家キャラだったけど、終始そんな感じだったわね。救国軍事会議がクーデター起こした際には一人雲隠れ。何の役に立ってもいないのに、それがヤンさんの活躍で討伐されると、したり顔で政権復帰。その前もその後も腐った政治家ぶりしか発揮せず、ついに国を滅ぼしてしまうけど、それでも後任のレベロの代になると、トリューニヒトの時代の方がマシだったみたいな扱いされたりして。実際はトリューニヒト時代の悪政のせいで、レベロが国民に痛みを負わせるような緊縮財政を行わざるを得なくなってるだけなんだけど。」

愛原「世論操作術すら持つセレブサロン側の強みというか、恐ろしさを感じさせるわな。仮にショッカーに世論操作術があれば、どれだけショッカーが悪事をやろうとも、それを止められない仮面ライダーや行政が悪いという扱いになるのかなとも感じた。」

逆沢「つうかショッカーの悪事は隠蔽されて、仮面ライダーの道路交通法違反とか外見の怪しさとか、そういうのだけをやたら強調されて、社会的に仮面ライダーが追い詰められていく可能性すらありそうね。ショッカーの悪事には一切触れず、仮面ライダーがライダーキックで怪人を倒してる場面だけに注目されて、【残虐非道の仮面ライダー】みたいな報道もされたりして♪」

愛原「セレブサロンは、お金を持ってる事も、人脈や政治権力を持ってる事も強みだが、その最大の強みは、印象操作能力にあるかも知れんな。上級国民とか特権階級とか貴族という表現をするとそれなりにイヤミな印象もあるが、上流階級とかセレブという表現をするなら、素直に敬意や憧れの対象になる人も多いだろうし。」

鼎「でもその実態が、閨閥などに支えられた特権階級限定ギルドだとすると、すごく残念だよね。」

逆沢「ただこうしてみると、セレブサロンのメンバーが、漫画の世界みたいに一同に集まるみたいなものはさすがに無さそうね。」

愛原「それだけに一網打尽にできず、倒す側からすれば困難という事でもあるだろうな。というかG7のサミットですら、あれだけ厳重な警備をするくらいだから、セレブサロンのメンバーが一同に集まる光景など現実にはないのかも知れない。大物芸能人が同じ番組に一同に集まることも無いし、マフィアや暴力団のトップが一同に会する事もないようなもので。」

鼎「一同に集まるリスクを理解している事と、一同に集まらずとも、統一された意思で動けるところも、彼らの強みなのかも知れないと思ったかも。マフィアの組織では、末端のメンバーが幹部のメンバーの顔すら知らなくとも命令系統だけはしっかりしている事は珍しくないように、セレブサロンのメンバーも、誰々がどのタックスヘイブンを利用しているかまでは知らなくとも、タックスヘイブンの重要性とか、それを守らなくてはならないという意思統一だけは自然とできているみたいな感じで。」

逆沢「うーん。一カ所に集まってくれたらやっつけるのも楽なのに、一カ所に集まりもせず、メンバーの顔や名前を知らない事すら珍しくない組織なんて、どうやって潰せばいいのよ! 面倒くさい過ぎるわ。」

愛原「まぁ振り込め詐欺組織にしろ、野球賭博組織にしろ、覚醒剤の売買組織にしろ、清原容疑者が捕まろうが、どれだけニュースになろうが、絶対に芋づる式に逮捕されて組織自体が壊滅しない仕組みになってるみたいだし、セレブサロンも一撃で破壊されないようにそういう仕組みになってるのかも知れんな。ま、敵は強大でないと面白くないし、作中に登場する悪玉組織としては、だからこそセレブサロンが悪玉として定番な理由もうなづける。現実世界では、セレブサロンに一矢報いたい一般国民が増える一方で、セレブサロン側による【セレブサロン側政権の頃の方がマシだった】的世論操作も活発化していて、まさに勢力拮抗といった感じだが、そういう部分に着目した作品も色々出会いたいと思ったりもするぞ。」























過去のたわごと 
2016年 5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日













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