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愛原様のたわごと(16年8月21日)




愛原「温暖化現象で年々暑くなってるなぁとは感じるが、今年は雨が降らない分、感覚的になお暑く感じなくもない。」

鼎「他の地方はどうか分からないけど、私達が体感できる地域では、今月に入ってまる一日雨だったって日が一日もない気がするよ。2時間以上降った日もほとんどないような。」

逆沢「ひとそれでも触れてたけど、瀬戸内海東部地域の降水量の少なさは日本国内でもトップクラスだから、仕方ないわ。まぁ高校野球的には大万歳なんじゃないの? 雨天中止で日程がずれ込むような懸念も少ないし。」

鼎「晴れ続きという意味では幸いかも知れないけど、それでも夏の猛暑は球児にもこたえるよね。熱中症になる危険もあるし。」

逆沢「今年のオリンピックは南半球のブラジルだから、向こうは冬(但し沖縄の冬レベル?)って事でまだマシかも知れないけど、次回の東京オリンピックは猛暑で大変な事にならんか、いらん心配してしまうわ。」

鼎「前回のロンドンや前々回の北京は、同じ北半球とはいえ、東京よりもはるかに北緯にある場所だったからまだしも、東京は湿度も気温もそれらと全然違うから、しっかり暑さ対策をやって欲しいよね。」

逆沢「つうかこんな暑い時期にオリンピックだの高校野球だの、他にもっとマシな季節あるだろ? 誰だ、こんな非常識な時期にやろうと決めたのは!」

愛原「高校野球は、球児自身を含む学生の夏休みに合わせて。オリンピックも、欧米では常識になっているサマーバケーションに合わせて。要するに両方とも、長期休暇期間に合わせてやる方が色々合理的だから、この時期にやってるんだ。だから仕方ない部分もある。」

鼎「あ、そうか。日本ではお盆休みくらいの印象しかないけど、欧米では、夏は1ヶ月以上、仕事を休む人も割といるそうだよね。」

愛原「職業や個人にもよるが、1ヶ月から2ヶ月まるまる休む人も、決して珍しくはないようだな。」

逆沢「そんなに休んで、それでよく経済が回ってるわね。」

愛原「労働効率が日本と段違いだからな。向こうはそもそも、無意味な残業を推奨するような文化自体ないし。というか前々回、超便利社会をテーマにした時にも軽く触れたけど、無意味に社会全体の労働規模を拡大すると、かえって労働効率は悪くなるんだぞ。無駄な残業で労働時間が増えれば、その分だけ家庭で育児ができなくなって保育所の需要が増えて、さらに保育士の労働時間が増えるみたいな感じで、回り回って社会全体の労働量だけが増える。」

逆沢「あー、確か、そんな話もしてたわね。」

愛原「猛暑の季節は、そうでなくとも労働効率が落ちる。だから向こうでは、サマータイムを導入してできるだけ涼しい時間帯に働くようにしたり、あるいはその季節自体を長期休暇期間に充てたりするわけだ。」

逆沢「その合理性の追求の結果が、不合理極まりない夏のオリンピックか?」

愛原「別に不合理じゃない。いや、少し言葉を改めよう。確かに選手や運営スタッフにとっては不合理かも知れんが、観客やテレビ視聴者を始めとする人達からすれば、最も合理的だと。オリンピックの商業化を言われて久しいが、オリンピックの経営というのを重視すればするほど、最もたくさんの人が休む夏以外の選択肢はありえなくなるんだと。」

鼎「確かにこの季節にやるからこそ、世界中からたくさんの観客が現地を訪れたり、世界中の人がテレビなどで観戦しやすくなるってのはあるかも。日本では実感はあまりないけど。」

愛原「仮にこの季節以外にオリンピックをやった場合は、世界中から訪れるオリンピックの観客の数は大幅に減り、アメリカをはじめとするテレビ局も(視聴率の悪化は避けられないため)放映権料をかなり渋る事になるだろうな。そうなるとオリンピックの経営自体が危うくなるかも知れん。また夏の暑さがどうこう言う人も多いが、それは我々が日本人だからであり、南半球の人達にはあてはまらないし、日本ほど湿度の高い地域も、世界的にそう多くはないからな。」

逆沢「東京でオリンピックをやろうとするから話が難しくなるんであって、ロンドンなり南半球なりでやる分には、夏の暑さは必ずしも深刻な問題にはならないって事か?」

鼎「オリンピックは世界的イベントだから、日本人の都合だけでなく世界全体の都合を考えて判断しなければならないって事かな?」

逆沢「けど高校野球に関しては、日本限定イベントだし、何も暑い夏の甲子園でやらなくてもいいんじゃねえのか?」

愛原「甲子園でなければならない理由は薄いかも知れんが、夏休み期間中というのだけは外せないと思うぞ。別に野球部だけに限らず、他の運動競技でもインターハイなどは夏休み期間中に基本消化されるし。というか夏休み期間中以外にやったら、それこそ本業である学業を圧迫しちまうし、夏休み休暇中の観客も来場できなくなる分、収益も減る。まぁ春の甲子園限定にするという荒技もなくはないけど。」

逆沢「空調設備の整ったドーム球場とかでやればと思うけど、駄目か?」

愛原「おいおい。ドーム球場で一試合やるのに、どれだけの予算が必要になるか知って言ってんのか? 球場を照らす照明費と空調関連の光熱費だけでも恐ろしい額になるぞ。とても高校の部活でまかなえる額じゃない。とかいって照明費をケチると映画館より暗くなってしまうし、空調費をけちったら、エアコンを一切回さない夏の車の中状態になりかねん。」

鼎「ドーム球場はもれなく人工芝という問題もあるよね。」

愛原「人工芝はどうしても故障しやすく、選手に余分に負担がかかるからな。あと天然芝の方が、実は気温上昇を抑えやすいメリットもある。」

鼎「プロ野球で使用されている球場の中で、全面天然芝なのは、甲子園を別にすれば、後は広島と楽天の本拠地と、神戸のスタジアムなどくらいだよね。」

愛原「仮に甲子園以外で高校野球の全国大会をやる場合は、その他の要素として、交通の便、宿泊施設、気候などを総合的に考える必要がある。」

鼎「交通の便を考えると、北海道とか九州沖縄とか、日本列島の端っこの場所はしんどいよね。近い地域のチームはいいけど、そうでないと交通費だけで恐ろしい事になるから。」

逆沢「宿泊施設も地味に重要ね。47都道府県のチーム全員分は当然として、大応援団の分も必要になってくる事もあるから。」

愛原「そして気候。もちろん涼しいに超した事はないが、そんな場所は、北海道や東北など一部に限られるし、だがしかしこれらの地域は、交通の便や宿泊施設で考えても現実的でない。」

逆沢「甲子園周辺はそれなりに暑いとはいえ、瀬戸内気候のおかげで【全国一の猛暑を記録】みたいな感じで、ニュースで名前が出るような事は滅多にないからねー。平凡に暑いけど、非常識に暑いほどではないというか。不確定要素があまりないというか。」

愛原「暑さよりも重要なのが、天気の方な。ぶっちゃけ雨で試合が流れると、その度に猛烈なコストがかかるから。」

鼎「遠方からはるばるやってきた選手や応援団の人達の宿泊費も余分にかかるし、大会運営に必要な経費も、余分にかかったりするよね。」

愛原「日本で最も雨が少ない地域帯というのは、それだけで経済的には大メリットとなる。元は高校の部活に過ぎない以上、決して予算が潤沢である訳でもなし。というか予算に自信があるなら、ドームで空調をガンガン効かせてやればいいという話にもなるが、現実的にはまず無理だろう。」

逆沢「総合的に考えると、伝統がどうこう以前の、予算とか降水量とか宿泊施設とか、もっと根幹的な問題で、甲子園以外の選択肢は考えにくいって事ね。」

愛原「カネさえあれば、いくらでも冷やす方法はあるんだろうけどな。まぁオリンピックにしろ、高校野球にしろ、予算を無視できない以上、この季節にやらざるを得ない点はやむを得ない。」

鼎「けどいくらお金があっても、そのお金で冷房を効かせれば効かすほど、ヒートアイランド現象も顕著化するし、地球自体も温暖化しちゃうわけだから、難しい問題だよね。」

愛原「中学の理科で習ったと思うが、エネルギーの変換効率の問題で、エネルギーは使えば使うほど、熱も排出するようにできているからな。」

鼎「あー、位置エネルギーにしろ、運動エネルギーにしろ、その他の電力エネルギーにしろ、原子力エネルギーにしろ、冷却エネルギーにしても、エネルギーは使用したり変換する度に、その一部が熱エネルギーに強制変換されちゃうんだよね。だから現状、どうやっても永久機関は成立しないというか。」

愛原「今の世の中は、エネルギー消費社会だからな。エネルギーの消費量が100年前と比べて数倍とかそんなレベルじゃ無い範囲で激増している。故に強制的に排出される熱エネルギーもどうしても膨大なものになる。」

逆沢「このままいくと、地球自体が相当おかしくなっちゃいそうで、なんか怖いわ。」

愛原「温暖化現象について深く考えるのも、近未来SFとしては面白いが、今回はパス。今回はごく単純に【暑さvs寒さ】というテーマで取り上げてみよう。」

鼎「暑さと寒さ?」

愛原「うん。つまり暑い地域、暑い季節。それに対する寒い地域、寒い季節。比較論的な視点から、暑さ・寒さが文明もしくは社会に対してもたらす影響について大ざっぱに触れてみたい。世界設定として暑い国と寒い国があったとして、それらの特徴について考えてみようみたいな感じだな。」

逆沢「仮に住むなら、暑い国と寒い国のどっちがマシかみたいな話ね。」

愛原「まー、そういう視点から切り込むのもアリだな。」

鼎「程度の差はあるだろうけど、私達が体感している季節差をベースに考えるなら、私は冬の方がマシかな? 寒いのは厚着で何とかなるけど、暑いのはどうにもならないから。」

逆沢「寒いのは暖めてなんとかなるけど、暑いのを和らげるために冷房を効かせても、温風が室外機を通じて排出されるだけだから、地球全体でみれば暑さ対策は行き詰まってるし、私も冬の方がマシかな? といっても冬になったら、夏の方がマシと絶対言いそうだけど♪」

愛原「我々は雪の怖さを知らないから、どうしてもそういう判断になりがちかも知れん。豪雪地域住みの人なら、逆の感想を述べてもおかしくないとは思うけどな。」

逆沢「あー、雪下ろしとか、すごく大変らしいわね。雪がたくさん降ると、交通も麻痺するし、交通が麻痺すると経済自体も停滞するし。そのせいか、日本国内でも寒い地域の方が、経済的にも伸びにくそうというか、色々ハンデがありそうな気がするわ。」

鼎「日本限定で言えば、寒い地域よりも暑い地域の方が、まだ文明も発展しやすいイメージかな?」

逆沢「世界レベルで言えば、話が違ってきそうだけどね。赤道直下の地域は、どうしても発展途上の国が多そうというか、ちょっとくらい寒い地域の方が発展しやすい気がしなくもないというか。」

愛原「ロンドン・ベルリン・北京・モスクワ・ニューヨーク・・・。これらは実は東京よりもずっと北にあるからな。緯度だけで気候を判断するのは愚かだが、実際に平均気温や湿度などで見てみても、東京と比べれば相対的に涼しいor寒い地域なのは間違いない。」

逆沢「クリスマスシーズンのニューヨークとか、映像見ててもかなり寒そうだしね。ロンドンとかになると、冬の夜間でうっかり野外で泥酔したまま路上で眠ってしまうと、そのまま凍死するらしいし。」

鼎「逆に同じヨーロッパでも、イタリアとかギリシャとか、地中海沿いの温暖な国は、過ごしやすそうだけど、世界の覇権という意味では、寒い国々と比べると、少し分が悪い気がするよね。」

逆沢「さらに南のアフリカ・中東・東南アジア・カリブ海などになると、もう完全に発展途上国色というか。なんとなくだけど、暑い地域になる程、国力的には厳しくなるような印象があるわ。」

鼎「寒すぎるのも不利だと思うけど、北欧諸国にしろ、ロシアにしろ、カナダにしろ、寒い国の場合は、赤道直下の暑すぎる国と比べると、文明的にはまだ先進国よりというか、不利なりに効率的に対応しているような印象があるよ。」

愛原「中国の歴史をみても、同じ傾向がみられるぞ。中国では幾度となく戦乱時代が訪れているが、華南の勢力が華北の勢力を倒して中国を統一した例は、おそらく皆無だ(華南勢が華北勢ではなく北方異民族を追い出した例なら明などがあるが)。中国で北と南が争ったら、ほぼ間違いなく北が勝つ。華北、もしくはそれよりも北の北方異民族がな。」

逆沢「私は中国史にはそんなに詳しくないけど、言われてみれば何となくそんな気がするわ。北からの侵略者が中国を支配する例はあっても、その逆はまず無さそうと言うか。」

鼎「ヨーロッパでも温暖な南部よりも、寒い北部の方が大体強国なイメージだし、アメリカでも南北戦争では北軍が勝ってるし、中国でも北方が常に勝ってるとしたら、これはもはや偶然ではなく、何らかの原因があるのかな?」

逆沢「日本だけは例外だけどね。東北や北海道は、常に蹂躙される側の歴史というか。」

愛原「今でこそ温暖化現象でおかしくなっているが、元々の日本は、暑い地域と寒い地域ではなく、住みよい地域と寒い地域で大半を構成していたからな。暑い地域と寒い地域なら、寒い地域の方が勝ってたかも知れないが、住みよい地域と寒い地域なら、住みよい地域が勝ってもおかしくないとは思うぞ。まぁ日本は、今回のテーマでは少し例外的なポジションとは思った方がいい。」

逆沢「了解。日本は例外として、世界的にみると、暑い地域は相対的に寒い地域より不利であると。理由はよく分からないけど。」

愛原「ちなみに中国において、華北と華南では、実は同じ中国人でも平均身長が全然違うのを知っているか?」

逆沢「ん? そうなのか?」

愛原「実は華北人の平均身長は、日本人よりも高身長の韓国人よりも、さらに高い。逆に華南人の平均身長は日本人よりもさらに小柄だったりする。」

逆沢「にゃにいっ!! 同じ中国人でも、そこまで平均身長に差があるのかよ!!」

愛原「あくまで平均ではあるが、中国では、北に行くほどどんどんデカくなり、南に行くほど、逆にどんどん小さくなるらしい。」

逆沢「なるほど。それなら、南の中国人が、北の中国人に勝てなくても納得だわ。元々の体格にそれほどの差があるのなら。」

鼎「もしかして暑い地域ほど、体型が小柄になりやすいというのはあるのかな? 言われてみれば、ヨーロッパの白人の人達もみんなすごく大きいし。」

逆沢「逆に東南アジアの人達は、日本人に劣らず、小柄な人が多そうな印象ね。」

愛原「うん。実際、東南アジアでは、日本人よりも平均身長も総じて低いからな。但し、赤道直下の人間全てが小柄かと言えば、それは当てはまらない。アフリカの人達はヨーロッパの白人ほどではなくともそこそこのタッパはあるし、中東でもしかり。」

逆沢「なんか米食ってる地域ばかり、小さいような気が。逆に麦が主食の地域は大体でかそうというか。中国でも確か、北部は元々麦が主食じゃ無かったっけ?」

愛原「日本人といえばお米。お米はパワーの源だ。ウドの大木になるより、ずっと良いではないか?」

逆沢「あ、微妙に話をそらしてる。」

愛原「本題と関係ないからな。少なくとも文明の発展レベルと体型との因果関係は無い。実際、日本人は体型は小さくとも、G7の一員であり、世界有数の有力国だ。」

逆沢「財政悪化と少子高齢化とG7でダントツワーストの経済成長率などで、最近は色々危なくなっているけどね。」

鼎「けど日本は、最近の温暖化現象を別にすれば、それなりに住みやすい気候条件の気がするよ。本当に暑い地域とかになると、季節関係なく暑いから。」

逆沢「暑いと労働意欲も下がるわ。というか、それが原因じゃね? 暑い地域ほど、相対的に発展しにくいイメージがあるのは。」

愛原「イメージだけの錯覚ではないだろうな。だからこそ欧米では、夏に長期休暇を取る文化があるというか。日本における学生の夏休みも、本来の目的はあくまで暑さの回避だ。」

逆沢「とすると、年中が夏状態の赤道直下の国々とか、あるいは寒い地域では、夏休みの概念自体が無いところもあるって事か?」

愛原「そりゃまぁ、ある程度は当然。日本国内でも、豪雪地域などを中心に、夏休みが短く、その分だけ冬休みなどが長い地域は存在する。また世界的に見れば、夏休みの時期を年度替わりに重ねている国も多い。アメリカや中国などは、年度始まりが9月という事もあり、6月〜8月あたりが年度替わりを兼ねた長期夏休み期間という形になる。また南半球では、北半球と夏と冬が逆転する為、日本で言うところの正月前後が夏休み期間となり、やはり同様の長期休暇である事も多い。そして赤道直下付近の国々では、夏休みという概念はない代わりに、適当な間隔で長期休暇を挟んでいる所が多い。いずれにしろ暑い時期はみんなできるだけ休む。それは世界どこでも変わらない。」

逆沢「言い方を考えると、暑い地域ほど、休み期間が長くなっても仕方ないという事か?」

鼎「暑い地域の人は、野心も低いのか、あまり覇権的な行動も取りたがらない気もするよ。世界の歴史全体で見ても、積極的に大陸統一を目指したり、他地域に攻め入ったり、植民地化しようとしたりみたいな動きには興味もなさそうというか。だから小国が割と乱立しやすく、争いが起きても自衛目的か、もしくは近隣との小競り合いか、国内での権益争いによる内乱・紛争レベル以上になりにくそうというか。」

逆沢「イギリス・アメリカ・ロシア、あるいはモンゴルを含む華北などの東アジア北部の侵略的覇権思想と比べると、確かに熱帯地方の住民は、総じて発想が内向きな気がするわ。暑さのせいか、短気というか刹那的な感情で、国内での利権や地位を巡っての争いは絶えないけど、対外侵略みたいなものにはほとんど無関心っぽいっつうか。」

鼎「寒い地域の人々は、豊かな地域を目指して侵略したがるけど、暑い地域の人々は、そんな意欲すら沸かないという事かな?」

愛原「寒い地域の人々は、案外、豊かな地域など目指していない気もするけどな。ロンドンもワシントンもモスクワも、ずっと首都はそのままだし。たとえ寒い地域であっても、彼らはその地域にそれなりに満足しているんじゃないか? 北京にしたって、歴史的には万里の長城がすぐ近くにある北の辺境に過ぎなかったが、モンゴル帝国が中国を侵略した際にそこに首都を置いて以降、歴代政権もそれを主に踏襲しているくらいだからな。元以降、明も、清も、中華民国も、北京は少なくない期間で首都であり続けた。」

逆沢「たとえ少しくらい寒くても、連中はそれに満足しているという事か?」

愛原「そうなんじゃないのか? アメリカにしろロシアにしろ中国にしろ、もっと温暖な南部にも広大な国土がありながら、あえて今の場所に首都を置き続けている事を考えれば。今でこそ、冷房技術の発展とか、温暖化現象などにより、寒い地域であってもそれなりに暮らしやすくなっているが、これらの都市の歴史はそれよりもはるかに古いからな。」

鼎「アラスカとかシベリアとか、余程寒すぎる地域はさすがに別としても、少し寒い程度なら、昔の人はそれほどハンデと考えなかったのかも知れないね。」

逆沢「夏の長期バカンスはあっても、冬の長期バカンスがないあたりにしても、夏の苦痛に比べれば、冬の苦痛はそれほどでもないって事かな? 少なくとも白人様にとっては。」

愛原「白人だから寒さに強くて暑さに弱いのか、ガタイが大きいから寒さに強くて暑さに弱いのかはよく分からないけどな。」

逆沢「ただのイメージか偏見かどうかは分からないけど、何となく寒い地域の方がガタイのいい動物が多そうな気はするわ。雪男とか雪山の狩人とかイメージしても、何となく大男のイメージの方がしっくりくるし。」

鼎「逆に暑い地域は、パワーよりもスピードって印象だよね。頑丈さよりも手数で戦うイメージというか。」

逆沢「確かに暑い地域の方が華奢なイメージはあるわ。もちろん暑い地域にもデブはいるけど、寒い地域のデブがパワーファイターイメージなのに対して、暑い地域のデブは、成金型の怠惰な不健康デブの印象の方がしっくりきやすいというか。ハワイアンデブ型というか。」

愛原「まぁ、その辺はあくまで偏見の範疇に過ぎないんだろうけどな。ただ休日のシステム一つとっても、少なくとも欧米圏では、寒さ以上に暑さを忌避する流れ自体は感じざるを得ない。夏に長期休暇を取るのもサマータイムを導入しているのも、、暑くては本来のパフォーマンスを発揮できないからという発想からおそらく来ているのだろう。」

逆沢「何も暑い時にまで、無理して働く必要は無いと。」

鼎「そもそも向こうでは【労働は罰】という考え方が根底にあるから、同じ労働するなら、少しでも効率の良い働き方をする事で、労働時間を減らそうと考えて、そういう労働システムになったのかも知れないね。」

愛原「日本人の【労働は美徳】的な思想も、良い部分はちゃんとあるのだが、それが【労働している振り】というか【無駄な残業】を含む、非効率な労働を増やしている側面は否めない。」

逆沢「【効率的に働いて定時に上がる人よりも、だらだらと夜遅くまで働く人の方が立派】的な考え方ね。」

愛原「俺の知っている会社で【上司より部下が早く退社するなんてあり得ない】みたいな所もあるぞ。だから上司が帰宅の準備をして【そろそろ帰るぞ。お前らも帰る準備を始めろ】と言うまで、下の者はひたすらだらだら仕事を続ける振りをせざるを得ないというか。」

逆沢「うへえ〜。そんな会社なら、おそらく【上司が有給休暇を取らない以上、部下が有休を取るなんてあり得ない】みたいな雰囲気にもなってそうね。で、当然残業代もまともに支払われないと。」

鼎「あまりにも非生産的というか、労働効率が悪すぎるよね。今の日本が労働時間の多さの割に、経済が伸び悩んでいるといわれるのも、そういう労働効率の悪さが根底にあるかも知れないね。」

愛原「【労働は罰】だからこそ、少しでも効率的に働こうとする欧米と、【労働は美徳】で長く働く者ほど評価されるからこそ、だらだら引き延ばしても長く会社に留まらなくてはならない日本の差が、徐々に出ているのかも知れんな。」

逆沢「実際は学生の勉強一つとっても、ただ長時間勉強していれば良いって訳ではなく、集中力が維持できる時間なども把握しながら、効率的な学習をしないと駄目なんだけどね。」

鼎「日本は、無意味な精神論で押し切る風潮が強すぎると思うよ。我慢を美徳とし過ぎるというか。効率的に学習したり労働するのではなく、不効率でも我慢して頑張り続ける方が立派的な考えが強すぎるというか。だから徹夜とか、できるだけ水も飲まないとか、そういう我慢比べ的な努力が、軽蔑ではなく賞賛の対象になりがちというか。」

愛原「我慢が何よりも大切そうなスポーツの世界ですら、度を超えた我慢は疲労骨折だの筋肉痛だのといった悪影響しか生まないのにな。」

鼎「そのせいか、熱中症になりそうな炎天下の野外でも、猛練習をひたすら強行する部活とかも後を絶たないよね。」

逆沢「我慢を全否定はしないけど、命を危険にさらす我慢とか、非効率的な我慢はやるべきでないと思うわ。」

愛原「欧米では【労働は罰】だからこそ、バカンスや休日などという罰からの開放時間が活きてくる。しかし日本では【労働は美徳】であるが故に、休養する事に後ろめたさを感じる人も社畜タイプを中心に少なからずいる。また社畜でなくとも、表向きそう装わざるを得なくなる事もあったりして、非常に良くない。精神的にも、経済的にもな。」

鼎「にも関わらず、政府はまた【ふるさとワーキングホリデー】とか、訳の分からない政策打ち出したりしてるよね。」

逆沢「地方の人出不足を補う為に、休暇を利用して若者を働かせる制度ってか。休暇期間を利用して働かせたら、そもそも休暇にならないじゃん。一億総活躍政権の発想は色々頭沸いてるわ。それを支持する有権者も含めて。」

愛原「休んでる暇があれば働けって事か? 休まずに働き続けろという事か? ただでさえ欧米に比べて劣悪な労働効率が、さらに悪化しそうだな。」

鼎「日本は、一年中暑い国や寒い国と比べたら、メリハリつけやすく過ごしやすくもあるのに、すごくもったいない過ごし方してるよね。」

逆沢「暑い地域も、寒い地域も、過ごしにくいからこそ効率的、もしくは無理のない範囲で動こうと考えるけど、過ごしやすいが故に効率的に動こうという発想になりにくいのかねー?」

鼎「暑い地域は、割に合わないような大それた野望を抱かず、ほどほどで妥協する事でセーブ。寒い地域は、極力、効率的に動くことでセーブしてる感じだよね。」

愛原「そういえばスウェーデンでは、今、1日6時間労働を実験的にやっていて、今の所、それなりに成果を出しているという記事も読んだ事がある。」

逆沢「スウェーデンは、少子高齢化対策にしろ、福祉システムにしろ、労働システムにしろ、国家ぐるみで真剣に効率化に取り組んでる印象があるわ。覇権的にもならず、怠惰にもならず、特権階級が欲望におぼれて無闇な浪費をする事もなく、みたいな感じで。あくまでイメージだけど。」

愛原「スウェーデンは、白夜すら珍しくない隣のノルウェーほどではないにしても、夏と冬で昼と夜の長さが大きく違うし、気候的にも寒くて過酷だから、だらだら無駄に長く働くみたいな事をしてたら、社会自体が速攻で麻痺しかねないからな。あとスウェーデンは、基本極寒の国だが、実はサマーバケーションという概念もあり、夏に1ヶ月くらい休む事も珍しくない。季節的には夏が最も過ごしやすいというか、夏だけが過ごしやすそうなイメージなんだが、だからこそ夏に長期休暇を取るのか、ヨーロッパ諸国と休みのタイミングを合わせた方が経済的に合理的だから、あえて夏に休むのか、あるいは夏の長すぎる日照時間を嫌って夏に休むのか、その理由はよく分からない。」

鼎「日本国内でも、お盆とか正月とか、大手企業と休みの時期を重ねた方が合理的だから同じ時期に休む会社が多いし、私は周辺各国と長期休暇の時期を合わせたという説を推したいかな? 合理的判断を重視する国民性とも合致すると思うし。」

逆沢「私達でも、忙しい時期であるほど、合理的に仕事をしようとしたり、限られた休日を有効活用したくなるように、元々、気候や日照時間などで大きなハンデがある地域だからこそ、合理的に考えざるを得ないという説には賛同ね。」

愛原「逆に赤道直下にある暑い地域の場合は、季節による差があまりない分、1年を通してメリハリをつけにくいという、別のハンデがありそうだな。効率的に動きたくとも、年間通していつも同じような気候・季節状態だから、メリハリのつけようがない。だから長期的な視野に立った野心的・計画的な思考になりにくいというか、漫然となりやすいのかもしれん。」

逆沢「そうでなくとも、暑いとダラダラしたくなるというか、本当に漫然と過ごしたくなるしねー。しかもそんなのが1年中ずっと同じような状態で続いたらと思うと、気が滅入りそうだわ。」

鼎「同じ厳しい状態でも、寒い地方は、季節がはっきりとしてる分、メリハリがつけやすいメリットがある分は、マシだよね。」

愛原「モスクワにしても、実は寒暖の差が結構激しくて、暑い日はそれなりに暑いし、夏は30度を超える日もそれなりにはあるからな。メリハリが有りすぎるというか、夏と冬の間で、最大70度くらい温度差があるらしい。また北京も、冬は結構冷えるけど、夏は東京の気温とそう大差はない(但し湿度が低い為、夏のジメジメ感はあまりない)。」

逆沢「寒い地域で、合理的思考が重視される理由が改めて分かる気がするわ。一年全体で生活スタイルが大きく変わるから、働くべき時期、休むべき時期・・・、同じ働くにしても働き方とか学び方とか、計画的に動かざるを得ないって事ね。」

鼎「逆にい地域では、1年通して変化がほとんど無いから、時間にもルーズになりやすいのかも知れないね。日本でも沖縄時間という概念があるみたいだけど。」

逆沢「暑い地域は、総じてすごく時間にルーズなイメージがあるわ。一年通して気候も生活スタイルもほとんど変わらないから、時間に追われる必要が無いのかもね。だから時間に追われるような生き方をする必要も無いし、それ故に急ぐように覇権的・野心的な生き方をする意欲も沸きにくいのかも。それ故に文明的に遅れがちなのかどうかまでは、不明だけどねー。」

鼎「時間に拘束されるが故に合理的にならざるを得ない寒い地域と、時間が過ぎても環境が変わらないが故にのんびりした暑い地域では、同じ過酷な気象条件でも、人々の生き様に大きな差がありそうだよね。」

愛原「寒いと体が震えるが、これは恒温動物である我々が体を冷やさないようにする為の防衛本能であり、逆に暑いと休みたくなるのは、暑い時に体を酷使してさらに体を暑くしない為の防衛本能でもある。故に、体が休養を求めやすい夏にバカンスを設定した欧米人の合理性はさすがとも思う。また暑い地域の住民が総じてのんびりなのも、納得だ。」

鼎「日本は、最近は温暖化現象とヒートアイランド現象で状況が変わりつつあるとはいえ、本来は過ごしやすい地域が大半なんだから、両者の良い所をうまく利用できた立場なんだよね。」

愛原「寒い地域ほどに効率化しなくともそれなりに何とかなる一方で、労働意欲や向上心や野心を著しく削ぐ程、暑くも無いという素晴らしい環境だな。だが寒すぎないが故に効率化を軽視したツケと、暑すぎないが故に休養の重要性を軽視したツケが、そろそろ巡って来つつあるのかも知れない。」

鼎「季節の変化とか、日照時間とか、暑さ寒さとか、雨や降水量の多さとか、そういうものが変わる事で、そこに住む人々の生き様から、考え方から、野心まで、色々変わるとすればすごく面白いよね。」

逆沢「日本国内に限っても、天気が悪くて日照時間が短い地域と、晴れやすい地域で、住民の傾向に差がみられると主張する人もいるくらいだし、季節や気候が変われば、性格や考え方はもちろん、食文化や体型まで影響を与えてもおかしくないかもね。」

愛原「季節や気象を軸に、オリジナルの世界設定を考えてみても色々面白いかも知れない。寒い国、暑い国、雨の多い地域、乾燥した地域、バランスの取れた豊潤な地域・・・、それぞれに個性が出せるだろう。」

鼎「有利不利で言えば、バランスの取れた温暖で豊潤な地域が一番有利だと思うけど。」

逆沢「その有利であるはずの地域でも、信じられないスピードでヤバイ方向に突き進んでいる所もあるけどね。どことは言わないけど♪」

鼎「今の日本は、水滸伝時代の中国みたいかも。ぜいたく三昧の王朝や政権の欲望を満たす為に、民衆が重税と強制労働に苦しみ、反乱が絶えない。それでも国は弱体化する一方で、やがて遼や金やモンゴル帝国の侵略を受けて、文明的に進んでいるはずの宋は、寒く貧しい北の侵略者達についに滅ぼされるわけだけど。」

愛原「時の政権の欲望を満たすためだけの労働強化とか、人的資源の無駄遣いもいい所だな。まぁ今の日本の派遣業界だの大手企業だの政府の振る舞いも、まさにそんな感じだけど。リニア事業だの、整備新幹線事業だの、オリンピック事業だの、政治家の名誉欲を満たす為だけに、無駄に限りある労働力を酷使してる現状を考えると、色々切なくなるわ。」

逆沢「過酷な気候でないが故に、危機感がないって事かねー?」

鼎「モンゴル帝国らの侵略以降、中国が温暖な中央部ではなく、寒い北京を首都としたり、あるいは重視したのも、生暖かい環境では時の政権がさらに油断したり堕落しやすいという事で、危機感がそうさせたのかな? 歴史的に例外に近い華南出身王朝である明ですら、温かい南京を捨てて、寒い北京に遷都してるくらいだし。」

逆沢「北の脅威に備えるつもりだった可能性もありそうだけど、日本人なら考えない発想ね。日本のお偉いさんなら、過酷な気候の土地に部下を派遣して守らせる事はあっても、権力者自身は快適な環境の場所から極力動きたがらないだろうし。首都移転どころか、省庁移転すらままならない現状を考えると。」

鼎「北宋・南宋政権の発想だよね。滅ぼされるその時まで、適度に都会で適度に過ごしやすい環境に固執して、文明に劣る相手を見くびり続けていた。」

逆沢「ローマ(イタリア)やギリシャやポルトガルやコンスタンティノープル(イスタンブール)らにしてもそうだけど、過ごしやすい環境であるが故に、気がついたら誰かに足下をすくわれるというのは、歴史的に割とあるみたいだしね。」

愛原「過ごしやすい環境に仮に弱点があるとすれば、油断や堕落を誘発しやすい事かも知れんな。豊穣な大地であるが故に狙われやすいにも関わらず、危機感を持ちにくい環境というか。」

逆沢「人口減少社会なのにリニアだの整備新幹線だのに熱を上げたり、過労死だの労働効率の低下だの言われてるのにクールジャパンやふるさとワーキングホリデーの名の元にさらにタダ同然で働けとか、頭おかしい政策ばかりぶち上げてる政府みてると、本当にそう思うわ。」

鼎「しかも年々気温上昇の一途を辿ってるのに、さらに労働時間や勉強時間の強化とか、質より量を重視した流ればかりなのが、すごく浅はかな感じがしてならないよ。たとえば英語を話せない日本人が多いのは、英語教育にかける時間が短いからではなく、現地で英語を話した事が無い英語教師が少なからずいたり、教育の質が低いからに過ぎないのに。」

愛原「ただの受験英語じゃ、そりゃそうなるわな。受験対策の詰め込み暗記でしかないから、分数計算ができない大学生も、笑えない割合で量産される。」

逆沢「無駄な残業とか、費用対効果を無視した過剰なサービスとか、労働効率も散々だしね。ウサギ跳びを繰り返したら体が鍛えられると思い込んでるくらいの効率の悪さというか。にもかかわらず、休憩時間を仕事の時間に回してウサギ跳びの時間をさらに増やせば、労働効率や経済力が上がるという発想だから、どうしようもないわ。民衆に更なる労役を課して高価な鉱石をたくさん集めれば国はますます華やかに発展すると考えた末期の北宋並みの頭の悪さというか。」

愛原「効率を追求しなければ凍死したり疲労で倒れる、寒い地方や暑い地方では考えられない頭の悪さだな。」

逆沢「日本の場合、財政とか人口とか、色んな部分で既に黄信号が転倒してるんだけど、暑さ寒さみたいに、肌で感じないから駄目なのかもね。政府も【仕事をしているふり】だけというか、景気対策しているふりの結果がバラマキ景気対策であり、少子高齢化対策しているふりの結果が一億総活躍な所をみると、効果はなくても努力しているふりだけしてればいいって思惑がミエミエだし。」

鼎「円高が進む度に【さらに注視する】とコメントする事で、真面目に対応しているふりだけしているようなものだよね。」

愛原「【仕事をしているふり】をする日本人が増えすぎた事が、今日の労働効率の低下を招いた気もするわ。検査をしているふりだけだから、トンネルは崩落する、橋は崩れる、公園や遊園地の遊具もトラブる、マンションも傾くみたいな感じで。政府も対策を打っているふりだけだから、成果が全然出ないのも当然というか。」

鼎「今回は、暑さ寒さをテーマにしたつもりが、労働効率の話が半分くらいになっちゃった気もするね。」

愛原「そうだな。だが暑さ寒さと労働効率は切り離せない関係でもあるから、俺的にはそれなりに話の展開には満足だ。」

逆沢「とりあえず暑すぎると労働効率はどうしても落ちる。これはどうやっても避けられない。肉体的な疲労だけでなく、何かをしようという意欲すら奪われるから。だから欧米でも、下手な精神論で乗り切ろうとせずに、割り切った対応をすると。」

鼎「寒すぎるのも同様にハンデだけど、こちらは年間を通じてメリハリが付けやすいせいか、巧みに乗り切っている国も多そうだよね。」

逆沢「そしてハンデが最もない豊潤な地域でも、油断してるとひどいことになりますよと。」

愛原「ファンタジー世界では、格好のやられ役になりやすいわな。豊かさにあぐらをかいてるような地域は。暑すぎて頭が回らないのは仕方ないが、油断して頭を使わないのは恥ずかしい。過酷な条件下でもそれなりにうまくやってる地域の人に、一方的にしてやられるような側にはなりたくないものだな。」





















過去のたわごと 
2016年 8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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