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愛原様のたわごと(17年6月25日)




愛原「今回のテーマは【権威を利用するナイトども】。いつもよりちょっとシリアスなテーマになるが、一度は真面目に考察する価値のある味わい深いテーマでもあると思う。」

逆沢「シリアスというか、タイトルが悪い。ぶっちゃけ、何言ってるか、何が言いたいのか、全然分からない。0点。」

鼎「タイトルは大事だよね。最近では、タイトルだけみて内容を判断する人もいるくらいだし。」

逆沢「タイトル詐欺なんてのもあるわね。タイトルに釣られて中身を読んでみたら、全然中身が違ってたとか。」

鼎「それでもまず記事を読んでもらわないと話にならないからという理由で、とにかく関心を引きやすいタイトルを優先する傾向は、ますます強まる一方の気がするよね。週刊誌あたりは昔からだけど、ネットでは輪をかけてひどいというか。」

逆沢「この流れで、今回のテーマは【タイトル】にしよう。そうしよう♪」

愛原「勝手にテーマを変えるな。今年一番深いテーマになるかも知れない内容なのに。」

逆沢「んな事言っても、テーマ名を聞いても、何のイメージも沸いてこないのは事実だし。せめてもう少し分かりやすいテーマ名にはならんのか?」

愛原「テーマ名も、練りに練ったものなんだがなぁ。ま、誤解が生じる可能性の高さを承知した上で、とりあえずいくつかの例をあげると【献帝を利用する曹操】とか【天皇を利用する二キ三スケら】みたいなものを取り上げたいという事だ。」

逆沢「こ、これはシリアスというか、色々ヤバいネタのような気が。」

鼎「古代の中国皇帝くらいまでなら普通にネタにしやすいけど、直近の天皇制にも踏み込むとなると、かなり慎重さを要求されそうなテーマになりそうだよね。」

愛原「日本人お得意の忖度をして、ヤバいネタにはできるだけ踏み込まないのが利口かも知れないけどな。だがそればかりだと、うわべだけの中身のない内容になりそうだから、今回、あえて踏み込む。そうする事で、今回のテーマ名になぜ【権威】【利用】【ナイト】【ども】という単語を選択したかも察してもらえればいいなとも思う。」

逆沢「私的にはナイトというカタカナ部分が妙に引っかかるわ。騎士じゃ駄目なのか?」

鼎「私は【利用】と【ども】が引っかかるかな? おそらく、何らかの非難や敵意が込められているよね。」

愛原「なかなか鋭いな。いつも大雑把でテキトーな生き方しかない俺様だが、俺様なりに、難解そうな内容をできるだけ分かり易くしようと考慮したら、そういう単語のチョイスがいいかなという風になったのだ。という訳で早速本題に入るが、まず【権威】の定義づけから始めたい。お前らは、権威と言えばどんな存在をイメージする?」

逆沢「権威権力者って事じゃないの?」

鼎「学会では、よく【○○学の権威】みたいな人が登場するよね。昔、薬害エイズ訴訟で有名になった安部さんが、血友病治療の権威として何度もテレビに取り上げられてたのが、特に印象に残ってるよ。」

愛原「辞書的な解釈で言えば、権力と権威には、小さくない差が含まれる。権力の力は、文字通りのパワーのこと。法的権限なり武力なりといったパワーを通じて力尽くで強制的に相手に服従を迫る能力の事を権力といい、それを行使できるのが権力者。それに比べて権威というのは、相手に自発的な服従を迫る威容の持ち主のことを指す。」

鼎「つまり血友病治療の権威であった安部さんは、武力や法的権限を背景にした支配力はなくとも、その分野での知識なり人脈なり社会的地位なりを武器にして、学会内で目に見えない影響力を行使できたからこそ、権威と呼ばれたという形になるのかな?」

愛原「多分そう。少なくとも血友病治療というジャンルにおいて、安部氏に逆らえるだけの専門知識なり実績なり、あるいは人脈や地位を持つ者がほとんどいなかった事からこそ、氏は権威として重く用いられたのだろう。」

逆沢「武力や法的権限などに依らずとも、支配力を行使できる立場といえば、たとえば安倍昭恵首相夫人なんかも権威といえるのかな?」

愛原「権威という表現自体はされないが、実態としてまさしく権威そのものだったと思われる。法的権限としては我々一般国民と大差なく、個別の武力なども持たないが、首相の嫁という人脈(?)を行使する事で、複数の官庁に特別な配慮を迫れる立場であった点を考慮すれば。」

鼎「自発的な服従を迫れる立場と聞くと、勇者なり英雄といった人気者全般も、それなりに権威に含まれていいのかな?」

愛原「ケース・バイ・ケースだな。たとえば野茂英雄やイチローは、間違いなく野球界の英雄ではあるが、野球界の権威でもあるかといえば、多分違うだろう。なぜなら野茂やイチローの発言が、野球界に大きな影響を与えるとも思えないし、野茂やイチローを非難したとしても、大して社会的なペナルティーにつながるとも思えないから。しかし長嶋茂雄や王貞治になれば、話は変わってくる。彼らは野球界の英雄であると同時に、野球界の権威でもあるだろう。彼らを公然と非難するプロ野球選手もほとんどいないし、またそういうのが許される空気でもないだろう。そして長島や王の力をもってすれば、おそらく気に入らない選手や球団スタッフのクビを飛ばす事も可能だろうから。」

逆沢「あー、なるほど。その例は分かりやすい。確かに野茂やイチローは英雄ではあったけど、特に権威ではない。一方の長島や王は、ナベツネを始めとした球界のオーナー達にも近く、発言の一言一言にも影響力を込められる程の力がある。まさしく野球界の権威そのものかもね。」

愛原「首相夫人なり社長夫人なりといった権威的存在を例に取れば分かる通り、権威になるのに、必ずしも特別な才覚や権限は必要ない。権力者に口出しできる立場というだけで、勝手に権威として周りが持ち上げてくれる事もあるからだ。」

鼎「偉い人と親しい立場というだけで、周りの人が勝手にチヤホヤして持ち上げてくれたり、服従してくれるという事は割とありそうだよね。」

愛原「もちろん権威の全てが、ナントカ夫人みたいなタナボタ型ばかりかといえば、決してそんな事はないけどな。たとえば政治の世界では、都議会のドンといわれる男を始めとして、表上の役職は単なるヒラ議員でしかないにも関わらず、ものすごい権威ぶりを見せつける者も多い。」

逆沢「ああ、地方議会には、いっぱいドンタイプの議員がいるらしいわね。役職上はヒラそのものなんだけど、なぜか議場の一番後ろで偉そうに座ってて、その人が役職持ちの他の議員さんに偉そうに指図したり、一般の公務員達をアゴでこき使ったりみたいな。」

鼎「国会議員にも、そういうタイプの人は多いよね。特に元首相といわれる人に。もちろん元首相の全てに権威としての力が備わっているわけではなさそうだけど。」

愛原「戦後歴代では、田中角栄と森喜朗が、権威としてツートップかな? 田中角栄は金権問題で自民党を離党させられて以降、役職上は与党にも所属できないヒラ議員そのものだったが、長くドンとして君臨し続けてきたし。森喜朗も、国民人気は散々でありながら、未だに政界に強大な影響力を発揮し続けている。もちろん元総理といっても、権威のかけらもない扱いの者も多くいるが。」

鼎「首相を辞めた後も、強烈な権威ぶりを発揮し続けた人と、全くそうでない人の差は何なのかな?」

愛原「地方議員でドン扱いされている人の特徴と対比すれば分かりやすいんじゃないのか? 地方のドンの中には、知事や市長どころか議長すら一度も務めた事のない奴でも、地元国会議員のクビすら簡単に付け替えられるくらいの実力派ドンもいるからな。」

逆沢「ああ、どこの県とは言わないけど、そういうドンが支配する所もあるらしいわね。肩書き上はしょぼいけど、地元国会議員達ですら、その人を前にしてはペコペコ頭を下げて従順にならざるを得ないくらいの絶大な権威の持ち主というか。」

鼎「権威というのは、とても不思議な存在だよね。首相とか国会議員とか社長と言うなら、法的に保障された権力の持ち主だから分かりやすいけど、権威というのは、その威容の源泉がすごく分かりにくいというか。」

愛原「そうだな。血友病治療の権威といわれた安部氏にしても、彼がその分野において随一の専門知識の持ち主であったというならともかく、実際にはあれだけの薬害を引き起こしたくらいだから、能力的に?な部分もありそうだし。」

逆沢「というか、学会の権威なんて、全然アテにならないと思うわ。特に昭和の公害訴訟だらけの頃だと、権威と呼ばれた学者のほとんどが政府や大企業の味方ばかりしてた印象だし。」

鼎「政府や大企業の味方をする事で、権威という立場を手に入れたのかも。原発関連でも、政府に都合のいい主張をする人ほど、権威と認められる傾向が強そうな印象もあるし。少なくとも政府の方針に反対の立場の人が、権威として政府に祭りあげられて有識者会議で指導的な役割を任される事は絶対にないよね。」

逆沢「権威の源泉は、人脈なのかねー? ナントカ夫人が権威として支配力を行使できるのも、権力者に近いという人脈所以だろうし。権威と言われる学者は、権力者に喜ばれるような学説を垂れ流す事で権力者にひいきされ、権威になり得る。みたいな感じで。長嶋茂雄や王貞治が球界の権威として活躍できるのも、球界の盟主を自称する球団で大活躍し、そこのオーナーに可愛がられたからで、マイナー球団出身の野村克也や野茂英也やイチローが権威になれる見込みがまずなさそうなのも、同様の理由とか。」

鼎「でもふと思ったんだけど、そうすると権威というのは、ある意味、権力なり、別の上の力によって意図的に作られる存在という側面もありそうだよね。既存の支配者にとって都合がいいから、【アイツを権威として祭りあげてやろう】みたいな感じで。」

愛原「すごくいい着眼点だ。そう。権威というのは、誰かに作られるものであるともいえる。但し、それが既存の目上の存在だけであるとは限らない。安倍昭恵首相夫人のように、下々の者が勝手に持ち上げてくれるケースもある。」

逆沢「下々というか、その人を利用したい人たちね。その人をチヤホヤする事で、何らかの利益を得たい。何らかの箔を付けたい。人脈を広げたいみたいな。」

鼎「一種のブランド作りと同じだよね。無名の商品を、特産品であるかのように宣伝する手口と同類というか。その人自身には本来、何の価値もないけど、勝手に箔を付けて持ち上げる事で、その人に連なる自分達の価値も上げようとする思惑ミエミエというか。」

愛原「具体例を一つだそう。たとえば冒頭で触れた献帝と曹操のケース。献帝というのは、紛れもなく権威そのものでありブランドだ。しかし当時、権威としての価値がどれだけあったかと言えば、実のところ、かなり怪しい。黄巾賊という名の民間組織は完全に漢王朝の権威自体を否定していたし、董卓には一方的に皇帝のクビ自体付け替えられるし、その董卓が死ぬや、曹操に保護されるまでほとんど身一つで逃げ回らざるを得なくなる有様だし。曹操が献帝を匿ったと聞いて、袁紹やその他の群雄がものすごく悔しがったという話も聞かないし、正直、当時の漢皇帝の価値なんて、所詮その程度のどうでもいいものだった気がしてならない。」

逆沢「ま、劉備を主人公の一人として扱った三国志演義が広まった事で、漢王朝がすごい権威のような扱いになっただけの気がしなくもないわね。本当の所。」

愛原「当時の漢王朝の権威というか、ブランド価値を高めたのは、おそらく劉備と曹操の二人だと思う。漢王朝のブランドを高めないと、それに連なる(と自称する)劉備のブランド価値も高まらないから、劉備が漢王朝をすごく大事なものとして敬うのは当然だろう。そしてそれ以上に、それを匿った曹操にとっても、漢王朝の権威再興は重要だったはずだ。漢王朝の権威を高める事で、それを匿った曹操の権威と名声も同様に高められる訳だから。」

逆沢「なる程。確かに曹操や劉備が【漢王朝の命運は既に尽きた】と吹聴しようものなら、その命運が尽きて商品価値の無くなった皇帝名の勅令に何の価値もなくなるから、曹操にしてみれば献帝を匿った意味自体が無くなるし、劉備にしてみればどうでもいい人間の子孫という事になって、やはり困っちゃうもんねー。」

鼎「曹操さんや劉備さんにしてみれば、献帝や漢王室の権威は絶大な方が都合がいいよね。そうすれば漢皇帝を匿った曹操さんの権威も連動して高まるし勅令の威力も高まるし、劉備さんも漢皇帝の一族に連なる者として自分の商品価値も連動して高められるから。」

愛原「そう。権威が権威として絶大であればある程、それに仕える自分達もナイトとして偉そうに振る舞えるという事だ。偉大な権威に仕える(連なる)偉大なナイトという感じでな。」

逆沢「お、ここでナイトという言葉がようやく登場したか? 別にナイトではなく貴族の方が分かりやすいと思うけど。」

愛原「いや、ここは貴族でも騎士でもなく、ナイトでなければならない。なぜならナイトというのは、権威に忠実に仕える存在を指す言葉だからだ。貴族となると単なる上級国民というか、特権階級という意味合いが強くなり、騎士となるとより下っ端の軍人(役人)みたいなニュアンスが強調されてどうにもいけない。だからここはナイトでなけれぱいけない。」

鼎「でも曹操さんが、献帝さんの忠実なナイトであったとは思えないけど。むしろ皇帝の権威を笠にきて、好き放題した姦賊という印象というか。」

愛原「実態として忠実なナイトである必要は無い。そう振る舞えれば、十分なのだ。つまり曹操は【自分は、いち早く献帝を匿った漢王朝の忠臣だ。そしてそのそんな忠臣である自分の言う事を、皆の者も忠実に聞くように】と世間に吹聴して回れば十分ということ。もちろん庶民が、そんな綺麗事を真に受ける必要も無い。ナイトというのは【忠義者を装い、さらに忠義を美徳として吹聴する者】くらいに認識しておいてもらえると一番しっくり来ると思う。」

逆沢「ああ、なる程。ナイトの位置づけが分かったわ。ナイトというのは、権威主義の体現者ということね。」

愛原「うん。権威主義というのは、尊敬されるべき存在(権威)に忠義を尽くす事で成り立つイデオロギーのこと。ぶっちゃけた言い方をすれば、【権威様はすごくカッコいい。そして権威様を讃えて忠義を誓う俺様もカッコいい。だからお前らもそんな俺様を讃えて忠義を誓えよ。そんなお前達もきっとカッコいいだろうから】という事で成り立つ縦関係のイデオロギーだ。そしてナイトは、そんな権威主義を成り立たせる主柱そのものでもある。ナイトが勝手に持ち上げてくれるからこそ、権威は権威であり続けられる。そしてナイト自身も、自分がナイトとして他人に尊敬と従属を強制できる大義名分を得る事ができる。」

鼎「現代でもナイト気取りの人とかたまにいるけど、もしかして同様の心理なのかな? 【権威を敬う俺、すごくカッコいい!】という思いと、【そんなカッコいい俺も敬われるべき存在だ】みたいな思いが混在してみたいな。」

愛原「というか、それが権威主義社会の構造そのものだからな。体育会系のヒエラルキーも同様。先輩を無条件に立てるという伝統を守り続ける事で、自分が先輩になった時に無条件に立ててもらえるという特権を得られるから、彼らは先輩の無茶な命令にも耐え続ける事ができる。ナイトの心理も同様。ナイトは権威に盲目に従う(ふりをする)が、それはナイトである自分が下々を一方的に支配する為に必要だからだ。」

鼎「忠義の文化だよね。儒教文化的ともいえるかな? 【下は上を尊敬し、絶対的に忠義を誓うのが美徳】。それを体現するのがナイトというか。」

逆沢「そうすると、社畜文化も典型的な権威主義体系ね。ナイト気取りの社畜が【ウチの会社は本当に素晴らしい。そして素晴らしい会社の為にサービス残業をして真面目に働く俺、すごくカッコいい。だからみんなもそんな素晴らしい忠義のナイトである俺を讃えよ。そしてお前らも、俺みたいに喜んでサービス残業をするようなカッコいいナイトになれよ】みたいなオーラを出しまくってる感じからすると。」

鼎「他人に一方的な奉公を要求するというか、喜んで奉仕させるシステムとして、ナイトを中心とした権威主義システムはすごくうまくできてそうな気がするよね。まさしく【やる気の搾取】の典型というか。」

愛原「そう。だが人間の本音として、他人を言いなりにする大義名分は欲しくとも、自分が言いなりにされるのは、やはり嫌だろう。故にナイトは、権威をただおだて祭りあげようとしないわけだ。さて、どうするか?」

逆沢「昔、小沢一郎が【神輿は軽くてパーがいい】なんて言ったなんていう俗説があるけど、神輿となる権威は、自分の思い通りに動くような傀儡であれば最高かもね。献帝の権威を利用して好き放題した曹操のように、権威を利用して好き放題できる訳だし。」

鼎「【忠義の臣を装って、他人に自分への忠義を一方的に迫る】事ができれば、ナイトとしてこんなに都合がいい話はないよね。どんな悪政を敷いても【これは権威様からのご指示だ!】と弁明すれば、自分は汚れずにも済むし。」

愛原「秦の宰相である趙高が、まさにそんな感じだったな。皇帝を軟禁して自分は皇帝の名の元に好き放題。で、状況が悪くなると、それまでの皇帝を処分して首をつげ変えみたいな。」

逆沢「ひでえナイトだな。」

愛原「だが実際は、そういうナイトだらけだぞ。だから権威主義体制では、お家騒動や後継者争いが当たり前のように起きる。複数のナイト達が、自分に都合のいい後継者候補をそれぞれ擁立して、醜い権力争いを繰り返す。場合によっては現在の権威が健在でも、その息子なりを擁立して無理矢理、引きずり下ろす。もちろん先手を打って、現在の権威が、後継者候補の息子を廃嫡する事もあるが。」

鼎「日本の戦国時代なんか、それのオンパレードだよね。特に武田信玄さんなんか、親を追放して、長男も廃嫡してのダブルだし。織田家も、信長さんの弟がナイトに擁立されて謀反起こしたり、その信長さんが殺された後は、やはりナイト達がそれぞれ自分に都合のいい後継者を擁立して内ゲバ起こしたりとか。」

逆沢「ナイトらしく、どの陣営ももっともらしい理屈を付けて、忠義をアピールしながら、権力争いしてる所がポイントね。」

愛原「ナイトは、タテマエ上、忠義者である必要があるからな。実際は私利私欲や自己保身が目的でも、タテマエとしてお家のためにという理由を付けて、その上で権力争いや謀叛を仕掛けたりする。たとえミエミエのタテマエでしかなくとも、忠義者を装わなければ、下々に忠義を強要できるタテマエを失ってしまうからな。」

逆沢「しかしとんでもねぇエセナイトばかりだな。忠義のナイト顔しながら、実は権威の傀儡化しか考えてない奴らばかりとか。」

愛原「戦前の日本も、エセナイトどもに牛耳られてた部分がありそうだし、今の日本も、そういうエセナイト勢力がかなり力を強めているようだけどな。退位問題や女系宮家問題などで、皇室側の意向と、日本会議所属議員側の意向が激しく対立してる傾向をみると、改めてそう感じざるを得ない。」

逆沢「激しく対立してるのか? 日本会議メンバーほど、親皇的というか、天皇制復活に強い意欲を示すグループは無さそうなイメージすらあるんだけど。」

愛原「曹操も、表面上は誰よりも親漢王室だったよ。誰よりも早く献帝を保護する程度には。というか、3歳の幼児を祭りあげて清洲会議を制した秀吉らにしてもそうだが、ナイトというのは、誰よりも忠義者を装いたがるものだ。その方が、他人に忠義を迫る上で、都合がいいからな。」

鼎「女系宮家問題は、皇室の将来を憂慮する皇室側が民主党政権時代に政権に働きかける事で、初めて表面に出て野田政権も女系宮家の創設に前向きな姿勢を示したんだけど、それを嫌う日本会議メンバーが、安倍政権に変わった途端に巻き返しを図っていきなり白紙化宣言して、さらに櫻井よしこさんら保守派の論客達が多数有識者会議に割って入ってきて、今、五分五分くらいの流れまで押し戻された感じがあるよね。」

愛原「退位問題も、退位を望む皇室側の意向を安倍政権サイドが握りつぶし続けた現状に業を煮やして、マスコミにリークしたのが発端で、ようやく国民の知る所になったくらいだしな。普通は官邸が発表して世に出るのが普通なんだが。」

鼎「それも日本会議メンバーの巻き返しで一代限りになったり、生放送になる予定がビデオメッセージによる天皇陛下の誕生日会見に差し替えられたそうだよね。生放送だと、天皇陛下が安倍政権に対する不満を吐露して、大激震になるおそれがあったから。あと宮内庁長官の人が、慣例上の退任期限に満たないにも関わらず職を去る事になって、後任の人に菅官房長官の腹心が送り込まれたという記事もあったような。」

愛原「けど皇室サイドは菅官房長官の腹心を相手にせず、今度は侍従長を中心とした形で、これまた官邸を無視して眞子様ご婚約の件についてマスコミにリークした。当然ながらスルーされた事で面目も潰された官邸は激おこだったらしい。」

逆沢「ナイトでも何でも無い一般人に皇女が降嫁されるという事態に激おこしたのか、せっかく白紙化して押し戻した女性宮家創設議論再燃につながる降嫁そのものに激おこしたのか、官邸の言いなりにならない皇室の態度に激おこなのか、あるいは全部なのかも知れないけど、表向き誰よりも親皇室を装っている今の政権からすれば、今の皇室の姿勢が面白く無さそうというのは分かるわ。せっかく庇護してやったのに思い通りに動かない足利義昭に業を煮やす織田信長的な感情かな?」

鼎「織田信長さんにしても、足利義昭さんが自分に都合の良い傀儡に徹してくれてたなら、幕府存亡の危機を救ったカッコいいナイトを装えただろうけど、アテが外れて残念と思ったのかな?」

愛原「都合のいいお人形として権威を操りたい邪悪なナイトと、決して邪悪なナイトの思い通りになろうとしない誇り高き権威との内部対立の構図だな。表向きは、ナイトは権威をひたすら讃え敬い、権威もナイトの忠義を讃えるが、実態としてはむしろ互いに軽蔑し合い憎しみあうケースも、歴史的には珍しくないというか。」

逆沢「そういえば安倍総理の代弁者として首相枠で参加した有識者の一人が【天皇は祈っているだけでいい】と発言した事に、天皇陛下は心を痛めたとする宮内庁側のコメントも記事でみた事があるわ。」

愛原「ナイトの本音が出た感じだな。権威はお飾りであればいい。余計な事はするな。余計な事は言うな。黙って俺達に奉られていればそれでいい。そしたら俺達が、権威の名を盾に戦時中のように好き放題やるから。みたいな。まさしく曹操が献帝に対して、あるいは信長が足利義昭にみせた本音と同様というか。」

鼎「そもそも天皇陛下のご公務が増えてるのは、昔は存在しなかった副大臣などの認証式にも参加するようになったりとか、そういう要素も大きいのに、なぜかそういうご公務は削減対象の優先順位の最下位になっているそうだよね。」

愛原「大臣などの国会議員、大使館員などの官僚、学会や芸能関係で顕彰された権威、外国の要人相手のお茶会の回数だけでも、25年前の2倍以上、週1〜2回ペースに増えているからな。昭和天皇時代から比べると、数倍になっているというか。まぁ陛下に直接もてなしてもらいたい権力者や権威らは多いだろうし、我も我もと群がってきた結果、ここまで増えてしまったのだろう。」

逆沢「有識者会議で、ご公務軽減の対象になったのはどんなものだったっけ?」

愛原「被災地訪問みたいな一般国民向けのものが最優先。あと新年のご感想の廃止が既に決定された。」

逆沢「一般国民向けのご公務が最優先で削減されてるみたいだな。」

愛原「権威の神秘性を高める上では、合理的な判断かもな。【すぐに会えるアイドル】みたいな権威の安売りは、そのレア度を高める上で逆効果というナイトなりの判断かも知れない。」

逆沢「でもナイト向けのご公務は数倍に増えてる上に、削減対象にもなってないと。」

愛原「ナイトとしての権威ぶりを見せつけたいのだろうな。俺達は、一般国民どもと格が違う。だからこうして陛下の歓待を直接受ける事もできるんだゾと。権威との面会も許されないナイトなど、一般国民と変わらないし、そういうのはやはり嫌なんだろう。」

逆沢「あまり、こういう言い方をしたくないけど、ナイトどもの自尊心を満足させる小道具扱いにされてるな。真の忠臣なら、陛下の意向を最大限尊重すると同時に、自分達が一番遠慮すべきだろうに。」

鼎「権威を思い通りに操る快感みたいなものがあるのかな? もちろん曹操さんにしろ秀吉さんにしろ、そんな事はナイトを気取る人達は決して認めないだろうし、それこそ【権威を操ろうみたいな発言をする、お前こそ不敬だ!!】と逆ギレされそうだけど。」

逆沢「加計問題でも、疑惑を追及されるほど、印象操作だの、ゲスの勘ぐりだの、怪文書だの、逆ギレしてるし、間違いなくそうなると思うわ♪」

愛原「悪質な詐欺師の言い分と一緒だからな。こちらが詐欺行為である事をどれだけ追及しても、【そのような事実はない】とか【印象操作だ】とか【名誉毀損だ】とか【仕事の邪魔だ。訴えるぞ】とか言って逆ギレする。そして自分の言いたい事だけを一方的に記者会見等の場でまくし立てる一方で、でも疑惑の解消の為の調査や議論には決して応じないみたいな。無論、普通の人は、そんな詐欺師の言い訳には騙されないんだけど、既に騙されている(けど、それを認めたくないから無理矢理信じようとしている)人などは、親兄弟やマスコミなどどれだけ【お前は、騙されているぞ】と親身に説いても、かたくなに認めようとしない。」

鼎「忠義者を気取る事がナイトを気取る人達を正当化する生命線そのものだから、彼らは何があっても、自分達が権威をないがしろにしてるなんてのは、認めないと思うよ。」

逆沢「まぁ私からすれば、権威を祭りあげてナイトづらするよりも、自分自身がさっさと頂点に立っちゃえばいいと思わなくもないけどね。」

愛原「それができるなら、とっととしてるだろう。織田信長にしても秀吉にしても曹操の息子の曹丕にしても。あるいは日本の首相にしても、もしも皇室を乗っ取っても世論が反発しない状況ならそうするかも知れない。けれどそれが状況的に困難な段階では、とことん忠義者の仮面をかぶって、そんな恐れ多いことは決して口に出さないというか、逆ギレしてでも全面否定するだろう。但し、仮に自分が至高の座(もしくはそれなりの地位)に就ける状況であるならば、そこでも権威主義システムは、絶大な効果を発揮する。なぜなら、権威主義システムにおいては、必ずしも敬われるべき理由が必要ないからだ。」

鼎「敬われる理由とかは必要なく、とにかく敬うべき存在なのだというのが、多くの権威に当てはまりがちな特徴の一つだよね。」

逆沢「まぁ、そう言われてみればそうかもねー。なんで長嶋茂雄や安部英が偉いのか?と問われても、立派な業績を遺した(らしい)からとか、優れた人格の持ち主らしいからとか、多く人に尊敬されている(らしい)からみたいな、曖昧な表現しかできないし。」

鼎「そういえば世界中で王とか皇帝とか言われてる人たちも大体そうだよね。生まれた時点から、すごく偉い人として国民達から讃えられてはいるけど、なぜ偉いのか?を問われたら、論理的な説明をするのが難しいというか。中にはどう考えても、暴君としか形容できないような皇帝などもいるし。でもその人を批判したら、不敬罪に問われたり、村八分にされたりするよね。北朝鮮の将軍様じゃないけど、もう理屈じゃなく、とにかく敬わなくてはならないのが権威というか。」

愛原「そう。権威主義において、権威の意向は本来絶対だ。どんな暴君であれ、ブラック企業の経営者であれ、出来の悪い部活の先輩であれ、その体制である限り、彼らは尊敬されるべき存在であり続けられる。彼らを尊敬しない者は自動的に悪であり、逆に彼らの無茶ぶりにもしっかり応えるのが善とされる。」

逆沢「支配する。あるいは支配できる立場の人間にとっては、極めて魅力的な体制かも知れないわね。」

愛原「【お前達は、俺を無条件で讃えて、俺の言いなりになれ!】と言ったら、これはただの暴君だ。だが【俺は無条件に上に忠義を尽くす素晴らしいナイトだ。だからお前達も、そんな素晴らしいナイトである俺を見習って、無条件に上に忠義を尽くす俺みたいな素晴らしい人間になるように!】と言えば、何となくカッコよく聞こえるしな。」

鼎「自称愛国者の心理も、実はそんな感じなのかな? 【俺は国のために忠義を尽くす愛国者だ。そんな素晴らしい愛国者である自分を、お前らちゃんと讃えろよ】みたいな感じで。」

逆沢「でもナイトの中には、かなりゲスな者もいて、そういう人は自分に不都合な事があると、色々理屈をつけて権威の首を変えようともする訳ね。自分が嫌いな人なり政党なりがが新たなトップになったら、都合のいい人を新たに擁立して、権威の転覆を謀ったりとか。」

愛原「尊敬という感情自体は、素晴らしいものだ。だが、なぜその人は尊敬に値するのかを、一度考えた方がいいかも知れない。そうする事で、暴君を盲目的に信奉するリスクも減らせるし、他人に非生産的な忠義なり服従なりを迫るリスクも減らせるだろう。【みんなが偉いと言ってるから、きっと偉いに違いない】とか、【みんなが偉いといってるあの人に批判的なあいつは許せない】というのでは、性悪なナイトの思うつぼだ。」

鼎「長嶋茂雄さんや安部英さんを尊敬するか否かは自由だけど、それをみんなが素晴らしい人と言ってるからと盲目に受け容れるのではなく、自分なりに納得して判断したいという事だよね。もちろん他人に尊敬を強要するのもNGで。」

逆沢「そもそも尊敬の強要自体が傲慢だわ。先輩だから尊敬されるべきとか、権威だから尊敬されるべきとか、ナイトだから尊敬されるべきという発想自体が、あまりにも安直で身勝手というか。」

愛原「自分が立派と思う人を尊敬する事自体は構わないが、そんな自分を偉いと思い込む奴は、かなりヤバい。仮に誰にでも優しく素晴らしい先輩を素直に尊敬できるからといって、その人自身も尊敬できるような人物かと言えばそれは全く別問題だからな。後輩からみれば、ただのゴマスリにしか見えない事も珍しくないだろうし。」

逆沢「気弱な社畜の言い訳にも聞こえるしね。本当は逆らう勇気が無いだけなのに、それを認められないから、【どんな暴君にでも忠実に従うのが美しいナイトの務め】とか【あの先輩は我々の事を思ってあえて厳しくしているのだ。ならばその期待に応えて歯を食いしばって耐えて恩返しするべきだ。】みたいな感じで。」

鼎「それ、もうナイトではなく、ただの奴隷だよね。」

愛原「反抗する気力も失わせて、ただ従順にさせるのが奴隷調教らしいから、奴隷を大量生産する上でも権威主義はうってつけといえそうだな。当の奴隷本人は、忠義のナイトと思い込んでるかも知れないけど。」

逆沢「上司に反抗的な同僚を横目に、【組織に盾突く不忠の反乱分子め】くらいには内心で見下してるかもね。そうする事で、奴隷的環境に甘んじる自分を自己正当化して精神を保ってるというか。」

愛原「調教エロものでいえば、先に完堕ちさせられた情けない側の分際で、なに上から目線で開き直ってんだって感じだな。」

鼎「権威を傀儡化して思い通りに操ろうとするナイトもどきも嫌な感じだけど、奴隷的環境に甘んじるだけのナイトもどきも嫌と思ったかも。」

愛原「ナイトという存在自体が、縦社会の美化というか、正当化を促す存在でしかないからな。取り扱いを間違えると、とてつもなく醜い存在に化ける難しい存在と認識しておいた方がいいかも知れない。また権威にしても、別の誰かが人工的に造り上げたものでしかない可能性を、理解しておいた方がいいだろう。」

逆沢「とりあえず思ったのは、尊敬を強制したり、【私はこんなに忠義者です】的アピールする奴はヤバいという事かな? 北朝鮮路線まっしぐらというか。」

鼎「世の中には、尊敬に値する素晴らしい人はたくさんいると思うし、そういう人に憧れたり敬意を持ったり感謝したりするのも素晴らしいと思うけど、そういうのは自然で素直な心で受けとめるくらいが一番いいよね。」

逆沢「政界のドンやら、学会の権威やら、○○夫人やら、色んなのもいるけど、謎の無言の圧力がかかって、その人を讃えないといけない空気だからとか、その人を批判したらその業界で生きていけないからとか、そういう理由で尊敬を強制したりする社会は、何か間違っていると思うわ。まぁタテマエとしては、あくまで自主的な従属というか、自発的な尊敬という形になるんだろうけど。北朝鮮での将軍様に対する国民の気持ちのように。」

愛原「ブラック企業に行けばいくらでもナイト気取りの社畜はいるし、ネットでも愛国者という名のナイト気取りはいくらでもいるが、どちらもナイトを気取って、誰かを見下して悦に浸ったり自己正当化してる奴らばかりだからな。本来、純粋な尊敬の念に、誰かを見下して悦に浸ったり、そんな自分を正当化できる要素なんて全くないのだが。」

鼎「ナイトというと、しばしば美化されがちな存在だけど、ステレオタイプなものだけで終わらせるのではなく、もっと色々踏み込んでみると面白いかも知れないよね。」

愛原「仕える対象となる権威自体が善玉で、ナイト自身もその忠義や敬意を他人に強制する事もなく、ただ献身的なタイプであるなら、これはステレオタイプな、理想の主従関係といえるかも知れない。しかし仕える対象となる権威が善玉からほど遠い存在だった時。あるいはナイト自身が邪心なり、偏った信念なり、差別意識の持ち主だった場合。こうなるとまさに、予想外の方向に物語が転ぶ可能性が出てくる。」

鼎「山中鹿之助さんとか、大石内蔵助さんとか、日本でも色んなナイトがいるけど、単純に美化するだけで終わらせていいのか?と思う時もあるし、一度ナイトのあり方について振り返ってみても面白いかも知れないね。」

逆沢「今の日本でも、ナイト気取りの人とか、権威扱いされてる人とか、尊敬や従属を強制する人とか、いっぱいいるけど、色んなケースに当てはめてみる事で、新しい発見があるかも知れないわね。」




























過去のたわごと 
2017年 6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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