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愛原様のたわごと(17年10月1日)







愛原「まさかのいきなり衆院解散に驚いている。新内閣が国会質疑で一度も仕事をしないまま解散するなんてのも、史上初の事らしいが。」

逆沢「私としては、民進党解散(?)の方が余程驚きだわ。まぁ与党側の奇襲攻撃を、奇策でかわそうとしたという事なんだろうけど。」

鼎「後世の歴史はどのように評するか、ちょっと気になるかな?」

愛原「まぁ利害に関わる事も無く、かつどちらに肩入れしたくなるような義理や好き嫌いも絡まない第三者視点でみれば、比較的公正な感想も期待できるんだろうけどな。まぁ奇襲作戦と呼ぶにしろ、あるいは奇策と呼ぶにしろ、そういった知略・策略の類いが飛び交う世界というのは、物語を眺める視点でみればそれなりに楽しいものだ。」

逆沢「巻き込まれる当事者からしたら、たまったものではないけどね。知略・策略の類いは、それを食らった側からすれば、卑怯な作戦、汚い謀略みたいな観じになるのが常だから。」

鼎「前々回のたわごとでいうところの、【自分達の作戦は華麗な調略。敵の作戦は汚い謀略】みたいな扱いも多いよね。敵にされると不愉快だし、汚いとも卑怯とも許せないとも思えるけど、同じ事を味方が成功させる分には、作戦が上手くはまって気分はサイコー!みたいな感想になったりとか。」

逆沢「冷静に考えたら、ものすごいダブルスタンダードなんだけどね。」

愛原「ダブルスタンダードを避けたければ、配役を入れ替えてみて再考してみる事だ。自分の好きな奴と嫌いな奴を入れ替えてみて、どちらがやっても納得できないと思うようなら、それは汚い手段でしかないのだろうし、どちらがやっても納得できるなら、それはまともな戦略・戦術・作戦の枠内なんだろう。しかし、あいつがする分には許せないと思うけど、あの人がする分には問題ないみたいな感想になるのなら、ダブルスタンダードに陥っている可能性を疑った方がいい。」

鼎「アメリカの核は国際社会の安定に寄与するとか、抑止力として平和の維持に必要だといいながら、北朝鮮の核は国際社会に対する挑戦だとか、平和を脅かすと言ってるようなのも、そんな感じかな?」

愛原「前回のたわごとでも言ったが、味方が武力を増強する分には賛成だが、敵が武力を増強するのは反対というのも同様。知略・策略の類いもその延長線で、味方が敵に炸裂させる分には痛快だが、敵が味方に炸裂される分には許せないとなりやすいのだろう。」

鼎「そしてそういうダブスタ上等の人ほど、自分(達)の事を棚に上げるのが得意だよね。」

愛原「自分(達)の事を棚に上げるというのは、ある意味、最強の口撃手段だ。こうすれば、いかな犯罪者であろうが社会不適合者であろうが、他人を容易に批判・攻撃する事ができるからな。どんな遅刻の常習犯でも、自分が遅刻の常習犯である事を忘れれば、他人の遅刻を容赦なく激しく批判する事ができるだろうし、同様に自分がどれだけ無能でも、自分が無能である事を忘れれば、他人の失敗を【こんな簡単な事もできんのか!!】と激しく叱責する事が可能になるからな。」

逆沢「ネットでは、本来の自分を隠す事が出来るから、余計に簡単に他人を批判できるというのはあるかもね。自分の事を棚に上げ放題だから。」

愛原「まぁ棚に上げるというやり方の全てを問題視する訳でもないけどな。第三者視点で公正に物事を判断する上で、それが逆に有効に働くこともあるから。ダブスタが起きやすいのは、やはり利害や好き嫌いの感情が働いてしまうからの部分も大きいようには思われる。後世の歴史家視点とまでは言わなくとも、どちらか一方の陣営をひいきしたくなるような立場でなければ、比較的公正なジャッジもできるんだろうけどな。」

鼎「そういえば、警察官や裁判官などに関して、取り扱う事件の当事者や関係者は捜査や裁判に関与できないルールになっていると聞いた事があるよ。」

愛原「そう。たとえばとある裁判官や裁判員が、実は被告の親族とか友人という事が判明すれば、自動的にその任は解かれるようになっている。そりゃあプロの裁判官であれば、たとえ被告が自分の家族や友人であったとしても、感情を交えずに公正にジャッジしようと心がける者も多いだろう。だがたとえそれでも、本人も無意識の内にひいきしたくなる事はあるだろうし、また仮に公正な判決を下したとしても、周囲の人間にそれを疑われるような状況は全く好まれないからだ。」

鼎「【李下に冠を正さず】が、法曹界では徹底されているという事だよね。」

愛原「そう。公正であるべき捜査や裁判では、公正を疑われる事自体が信用の失墜につながるからな。だから事件の関係者は、(たとえその人がどれだけ正義感や公正心に満ちあふれていたとしても)絶対に捜査や裁判に関わらせる事はない。そうルールで決められている。裁判員制度が始まってそれなりに経つが、当然ながら選ばれる裁判員も完全ランダムではなく、事件の関係者(家族・親族・友人・近所の人・目撃者・仕事仲間・その他利害関係者など)と思われる人は、自動的に排除される仕組みになっている。」

逆沢「そういや一般の公務員でも、利害関係者との交遊を禁じてる例がほとんどだけど、それも【李下に冠を正さず】という理由なのかな?」

愛原「多分そう。たとえば土木課職員が入札参加可能性のある業者の人間と交遊すると、やがて取り込まれて不正な便宜を図る可能性も高まるし、そうでなくても色々疑われやすくなるからな。学校職員でも、可能な限りは、自分の息子が通う学校への赴任は避けられるし、まして息子の担任になるような例はほとんどない。税務署の職員なども、税金徴収先の家でお茶の一杯の接待を受けないという話も聞いた事がある。それをやってしまうと、情が移っていずれ取り込まれてしまう可能性が高まるし、そうでなくとも不正な便宜を疑われる余地が増すからな。」

鼎「大臣規範もそうなってるよね。最近は無視する大臣さんも増えてるみたいだけど。」

逆沢「それ以前に、自分の親族や友人や献金企業などの為に口利きをしたり、便宜を図ろうとする政治家も、多すぎるような気がするわ。李下に冠を正さずどころか、自分の身内に有利になるように積極的に働きかけているようにしか思えないケースだらけというか。」

愛原「自分の親族は秘書にしてはならないとか、献金した企業や、特定の政治家の後援会に所属する団体は、公共工事に一切参加できないとか、首長と会食やゴルフなどをした個人・団体は、補助金などの申請を一切できないとか、そういうルールにすべきだろうな。まぁ一般の公務員でも、関係先の接待を受けてはならないというルールが当たり前のようにあるくらいだし、まして政治家なら、それくらいは当然のようにも思えなくもない。」

鼎「不倫疑惑とかでもそうだけど、実際にヤったヤらないみたいなのはどうでもよくて、そういう疑惑を受けない方が大事だよね。まさに李下に冠を正さずというか。ワキが甘すぎるというか。そういうワキの甘い指導者に、安全保障を語られても全然信用できないよ。」

愛原「政治家の不祥事自体は不倫問題も含めて珍しくないが、一国の首相がカネがらみで激しい疑惑の渦中に立たされるのは、リクルート事件以来30年ぶりのような気もする。しかもロッキード事件やリクルート事件と違って、誰かにハメられたうんぬんではなくて、自らの人間関係が招いた点でも、ワキの甘さが際立っている。」

逆沢「ロッキード事件に関しても、田中角栄ファンの人を中心に、罠にハメられたとか、えん罪だとかいう擁護の声は聞くけど、私的にはワキの甘さの部分に関しては責められても仕方ないと思うわ。」

鼎「罠にはまったとか、えん罪だとか、市中の人は色々妄想したりもするけど、一国の宰相という立場にありながら大きな疑惑を招いた時点で、既に失策意外の何者でもないよね。」

愛原「不倫問題一つとっても、実際にヤったヤらないとか言うのは、当事者以外確認のしようも無いのだから、そんな事を争点にしても仕方ない。裁判官や警察官、あるいは税務署職員を始めとする各種公務員にしても、便宜を図った図らなかったなんてのは、賄賂をもらったとか、余程露骨なケースでもない限りは確認不可能なんだから、【李下に冠を正さず】というか、そもそも疑われるような行動自体をしない事が重要になってくる。それを怠って、利害関係者と会食などをすれば、どのように疑われてもしょうがないだろう。そうでなくとも土木業者は土木課の職員と癒着したがるように、利害関係者は様々な便宜を期待してあらゆる手で近づいてくるからな。悪質な利害関係者の場合は、会食の一部始終もしっかり録音した上で、便宜を強要する際に脅しの材料として用いてきたり。」

逆沢「私達一般人の立場なら、あらぬ噂を立てられて腹を立てるのも普通だけど、しかるべき立場の人間は、少なくとも疑われるような行動をした結果、疑われてもそれはやむを得ないという事ね。」

愛原「古来より計略・策略の類いはいくらでもあって、その中でも讒言や流言飛語の類いはメジャーだが、そういう意味でもワキの甘い為政者は論外だな。最悪の場合、国を滅ぼす遠因にもなる。危機管理の観点からいっても、人の上に立たせてはいけないタイプだ。そういう奴は、誰かに弱みを握られたあげく、ゆすりに負けてどんな悪事にも荷担するように簡単になってしまうからな。」

鼎「基本的に善人であっても、ワキが甘いと、いつの間にか悪人に弱みを握られて、悪人の一味として組み込まれてしまいやすいから、しかるべき立場の人に関しては、善人悪人という視点だけでなく、安全保障の観点でも、危機管理能力もちゃんと持って欲しいよね。」

愛原「痴漢えん罪問題なんかもそうだが、ヤったヤらないの水掛け論に巻き込まれるだけでも、結構ヤバイ展開になる事もあるからな。自己保身、もしくは危機管理の視点でも、あからさまに疑わしいような振る舞いだけはしない方がいい。実際にしてなくても、最悪の場合、偽計業務妨害に問われる可能性もある。」

鼎「実際に万引きをして無くても、いかにも万引きをしたみたいなポーズを取ったら、お店の業務を妨害したとして罪に問われる事もあると聞いた事もあるよ。」

愛原「当たり屋じゃないけど、故意に万引きを疑われるような真似をしたあげく、それに引っかかって万引きを疑った店員に【よくも犯罪者扱いしてくれたのう、ゴラァ!】と因縁を付けるような輩もいるからな。それに対抗する為に、偽計業務妨害という概念もある。逆を言えば、李下で冠を正したら、実際に犯罪を犯していようといなくとも、罪に問われる可能性すらあるという事だ。」

逆沢「そうでなくても、因縁ふっかける奴なんて、いつの時代でもどこでもいるからね。昔なら、ありもしない【謀叛の疑い】で処罰された人もかなり多そうだし。」

愛原「疑いをかけられる事自体が命取りという事すら、昔は珍しくなかったからな。そうでなくとも誰かが誰かを讒言して追い落とす事も珍しくない世の中で、自ら疑われるような真似をして、政敵に自らを討つ大義名分を与えてしまうなど、ワキが甘いを通り越して、愚かと言われても仕方が無い。」

鼎「そういえば徳川家康さんは、かつて織田信長さんに因縁を付けられて自分の長男を切腹させたことがあったけど、もうああなったら、家康さんの長男が潔白であったかどうかは重要ではなくて、とにかく疑惑のグタグダが長期化する事だけは避けるべきと判断したという事かな?」

愛原「家康にとっての最善のシナリオは、長男の潔白を証明する事で信長の疑心を消す事だっただろうけど、その処理が長引いたら、最悪の場合、同盟破棄につながりかねないからな。だから家康は疑惑のグタグダが長引く前に、さっさと切腹させた。家康の長男にしてみれば、自身が政治的に極めて重要な立場に有りながら、信長に疑われる行動を取ったワキの甘さが、命取りになったという事だろう。」

逆沢「家康は疑惑の渦中にあった長男の首を取る事で事態の早期収拾に成功したけど、安倍政権は疑惑の渦中にある安倍総理の首を取れないままで疑惑の収拾も遅れてるけど、これが英雄と凡人の判断力の差のような感じがしなくも無いわ。」

愛原「公務員が利害関係者と交友を持つ事自体が問題であるように、為政者が李下で冠を正して混乱を招いたなら、それはもうその時点で罪と言わざるを得ない。不倫でヤったヤらないとか、便宜の有無なんてどうでもよくて、それを臭わせる人間との安直な密会やゴルフを続けたあげくそれが明白になろうものなら、それ自体がワキの甘さも含めて問題と言わざるを得ない。特に策略・計略・謀略のいった視点で考えると、そう評さざるを得ない。陶晴賢が江良房栄を誅殺したとか、尼子晴久が新宮党を誅殺したとかいうエピソードも同様で、実際に彼らが敵と内通していたかどうかなどは検証不可能なんだから、まずは主君に疑われるような振る舞いをしない事が肝心。そして主君自身も、疑惑の真偽も含めて、仮に彼らを処断した場合は、その副作用とかを真剣に事前に検討すべきだったという話になる。」

逆沢「現代人の私達の感覚からすると、疑惑が黒なら処罰されても仕方ないとか、白なのに処罰するのは許されないという感覚になるけど、計略や策略という視点で見れば、そもそも疑心を抱かせるような振る舞いをする事自体が問題だという話になるわけね。」

愛原「疑われるような行為をする方が悪いというケースも多いが、疑り深い主君の方が悪いというケースも同様に多い。そうでなくとも独裁者というのは、功臣粛正も辞さない程には人間不信なケースも多いからな。やたら疑り深い主君と、疑われるような行為を安易にするような臣下のペアというのは特に最悪で、敵陣営からすれば、格好の計略のターゲットになりやすい。もちろんそんな卑劣な計略を仕掛けてくる敵を非難するのは簡単だが、敵が計略をしかけてくるのはある意味当たり前の話なんだから、やはりそれに引っかかる側のワキの甘さこそが一番問題だ。」

鼎「こちらからすれば卑劣な謀略でも、向こうからすれば華麗な調略でしかない典型だよね。そういうのも。」

愛原「ダブスタ上等の人からすれば、【こちらの作戦は華麗な調略。向こうの作戦は卑劣な謀略】とか【こちらの軍備増強は安全保障の強化。向こうの軍備増強は国際社会に対する挑戦】みたいな表現を平気で使うが、味方にとって有効な手段は、敵にとっても大抵は有効なので、それを倫理道徳の観点で相手だけを非難しても、ダブスタを批判されるか、鼻で笑われるかにしかならない。」

逆沢「そりゃあ常識で考えても【俺達はするけど、お前はすんな】と言った所で、相手は不愉快にしかならないだろうしね。」

愛原「なので卑怯な作戦というものを敵に行使させたくないなら、少なくとも自分達もそれを行使しないくらいの覚悟は必要だ。でないと交渉の余地はそもそもなくなる。」

鼎「でもよく汚い手とか、卑怯な作戦ずるいやり口とか言われるものは存在するけど、その線引きはどこにあるのかな?」

逆沢「政治家などは、【法的に問題は無い】みたいな弁解をよく口にしたがるけど、刑法で罰せられない限りは何をしてもOKなのか?みたいな議論もあるだろうしね。」

鼎「スポーツの世界では、【反則も技術のうち】という主張の人もいるよね。そういう人たちにとっては、【バレない反則は反則じゃない】とか【イエローカードの枚数を有効に使うべき】みたいな主張をする人もいるし。」

愛原「反則の可能な回数が決まっている競技の場合は、反則が許される回数まではフルでそれを使うみたいな考えの人もいるからな。サッカーや柔道などでは、反則(や警告)の回数を計算に入れて、作戦に組み込む者も多いらしいし。」

鼎「時間稼ぎの怠慢プレーとか、割とあるそうだよね。そのまま時間いっぱいまで逃げ切れば勝ちという場面になると、逆転負けさえしなければいいみたいな発想で、徹底的に時間を引き延ばそうとしたり。」

愛原「短距離走なんかでも、フライング可能な回数が決まっている事もあって、それを悪用する選手はかなり多かったらしい。特に昔は、一人1回までのフライングは許された為、もしバレなければ他の選手より早くスタートできるという事で、結構な選手がそれを戦術の一環として組み込んでたとか。ルールが変わった今でも、フライング戦術は案外生きているらしいが。」

逆沢「フェアプレーを信条とするアスリートからすると腹立たしいけど、反則すら戦術の一環として組み込むような選手は、どんなスポーツでもそれなりにいるって事ね。」

愛原「反則すら戦術の一環と割り切る者がいるくらいだから、反則にもならないラフプレー程度なら、いくらでもやってくるタイプのアスリートもたまにいるからな。プロ野球でも、昭和の頃は故意のデッドボールが割とあったとかなんとか。同様に乱闘も珍しくなかった。」

鼎「宮本武蔵が佐々木小次郎との決戦で、わざと遅れたというようなエピソードもあるけど、これも考え方によっては卑怯な作戦だよね。時間に間に合わせるという道義に反する振る舞いをする事で、相手の感情を乱して戦いを有利に進めたと解釈するなら。」

愛原「倫理観は人によってかなり違う。【捕まらなければ何をしても良い】とか【(道義的に問題があっても)最終的に反則負けにならないなら問題ない】みたいな考えの者もいる。」

逆沢「ヤクザなんかだと、犯罪すらビジネスという考えらしいしね。【1億円の報酬をもらえるなら、5年間牢獄に入っても十分元は取れる】みたいな感じで、ヒットマン稼業とか詐欺師稼業とかに精を出したり。」

愛原「こういう考えの人間に、倫理道徳を説いた所で、全く無意味なのはある意味当然だ。彼らにとって卑怯とかずるいとか汚いというのは、ある意味、褒め言葉でしかないだろう。」

逆沢「多くの人にとっては汚い稼ぎ方なんだろうけど、彼らにとっては世間の常識の裏をかいた、賢い稼ぎ方でしかないって事ね。」

愛原「計略や謀略といわれるものの多くは、それをされる側にとっては汚い手段なんだろうけども、する側にとっては知恵者ならではの賢い作戦という事になりがちなのも、同様の視点の問題だろうと思われる。」

逆沢「騙し討ちとか詐欺と聞くと、悪辣な印象があるけど、人を騙すにはある程度の知略というか、そういう能力が必要だからねー。そういう意味では、ある種の人にとっては尊敬や羨望の対象になるかもね。」

鼎「誰かに騙されると悔しいし、罵りたくもなるから、それで【アイツは卑怯者だ】とか、散々こき下ろしたくなるけど、ある意味では敗者による勝者への恨み辛みというか、知恵比べに負けた者による負け惜しみのような側面もあるのかな?」

愛原「人を騙す行為自体に不快さと醜悪さを感じる自分としては、素直に【はい、そうです】と首肯する気にはなれないが、騙されたとか、罠にはまったと気付いた時の屈辱感と敗北感は、相当のものがあるからな。だからといって妄想の世界に閉じこもって、騙されたり利用されているだけの自分に気付かないふりを続けるのはもっと愚かだとは思うが。」

逆沢「逆を言えば、それがどんなに汚い行為であろうと、人を罠にはめたり、騙した側の人間は、勝利の美酒に酔いしれている可能性もあるって事ね。」

鼎「まさに【引っかけた側にとっては華麗な調略であり、引っかけられた側にとっては卑劣な謀略】って感じだよね。」

愛原「まぁ、奇策といわれるものの全てが卑怯な作戦と言う訳でもないけどな。たとえば野球の世界で、バントをするふりをして、ヒットエンドランを成功させたとしても、それを卑怯な騙し討ちと非難する人はいないだろうし。」

鼎「そういうのは反則でもなんでもないし、普通に駆け引きの範囲だと思うよ。カードゲームでいうブラフ(ハッタリ)と同じというか。」

逆沢「強い役を持っているふりをするとか、逆に追い詰められているふりをするとかいうのは、普通に駆け引きの一環だろうしね。」

愛原「ブラフというのは、対人ゲームではどこでもあるものだからな。極端な話、ただのジャンケンですら、ブラフは時に強力な駆け引きの道具となる。【次はグーを出す】と宣言するだけで、相手を疑心暗鬼にする効果くらいは見込めるからな。」

逆沢「ブラフはリアルの世界でも、普通に行われているわね。特に軍事の世界では、弱い側が見せかけの一夜城などを築いていかにも強そうにみせかけたり。逆にわざと隙を作って敵を誘い込んだり。」

鼎「経済の世界でも、全然珍しくないよ。最近でも、東芝や郵政が、高値づかみの買収をして大損害を出したけど。これも売る側の外国企業が企業価値を高く装う事で、日本企業を上手く騙したようなものだと思うし。」

愛原「軍事や経済の世界でも、この種の騙しあいは珍しくない。もちろん騙された側の悔しさと怒りは相当のものだと思うが、不正な株価操作とか粉飾決算のような違法性の高いものでもなければ、騙された方が悪いとみなされる局面の方が多いだろう。軍事の世界に至っては、宣戦布告もしないまま攻め入ったとか、非人道兵器を使用したとか、民間人をジェノサイドしたとか、捕虜をむごく扱ったみたいなタブーさえ犯さなければ、大抵の事は作戦の内として容認されるような気がしなくもない。」

逆沢「容認される範囲の境界線があいまいなのは気になるけど、駆け引きとか戦術の範囲で済まされれば、おおむね容認されやすい印象かな?」

鼎「でも逆に、誰が見ても卑怯な作戦というのもあると思うよ。たとえばバトル系漫画や戦隊ものや刑事ドラマなんかでよく登場する人質作戦とか。」

逆沢「【要求を受け容れないと、人質を殺すぞ!!】ってのは、典型的な卑怯な作戦ね。大抵の策略・謀略を肯定的に受け容れる側の人でも、これだけは嫌悪感を感じざるを得ないというレベルの。というかこれをやったら、もう悪役確定というか。」

愛原「正当な戦いの条件から外れた振る舞いは、大体卑怯扱いされがちだな。人質作戦なんかは、どう見てもその典型だし。試合の前日にライバルの選手を路上で闇討ちして負傷させるとか、審判を買収して有利なジャッジをさせるとかも、同様に卑怯な手段扱いされやすいと思われる。」

鼎「スポーツの場合は、まず大前提として決められたルールが有るから、その前提から大きく外れた部分で自分を有利にすると、普通に卑怯という扱いになりそうだよね。」

愛原「リアルでも、決められたルールから外れた行為は大体嫌われる。まず嘘をついてはいけない部分で嘘をつく。先に触れた粉飾決算なんかがその典型だな。企業が自身の価値を高く見せるくらいの振る舞いはやむを得ないが、それでも嘘のデータを堂々と公開するのはさすがにNGと認識されやすいだろう。」

逆沢「ハローワークとか行くと、嘘の求人情報だらけらしいけどね。残業手当から休日の概念から、下手すると募集している仕事の内容に至るまで。」

愛原「本来は何らかの法律上の罪に問われて欲しい所だが、そこまでは難しくとも、その企業はハローワークに何年か登録できないくらいのルールにはすべきだと思うけどな。まぁどれだけブラック企業が社会問題になっても、そこを改める気が無いのは、やはり政治的な意向が働いているのかも知れん。」

鼎「無関係の人を巻き込んだり、損害を与えるような方策も、大体嫌われる傾向が強い気がするよ。」

愛原「軍事でも、民間人を戦闘に巻き込むと大体問題視されるが、それと同様の理屈だな。無関係の人を巻き込むような方策・謀略は、大体嫌われる。」

逆沢「企業が悪質な誰かにだまされて損害を受けようと、所詮他人事だけど、公的資金を注入して救済しようみたいな話になると、総スカンになるようなものね。」

鼎「無駄な公共工事が行われてもそれだけなら他人事の人も多いけど、それによって立ち退きを迫られたり、仕事を失ったりしようものなら、絶対に許せないという気持ちになるようなものかな?」

愛原「まともな有権者なら、無駄な公共工事が行われるという時点で、怒るべきなんだけどな。悪徳政治家や悪徳業者が私腹を肥やすだけなら他人事でいいかも知れないけど、みんなの血税がそいつらの財布に流れる以上は、全ての有権者が間接的に被害を受けている構図になる訳だから。」

逆沢「間接的ではあっても、一般大衆の財布の中に手を突っ込む謀略であれば、それは許されない範囲として扱うべきって事ね。」

愛原「与党や野党が激しい策略や駆け引きの攻防を繰り返そうが、それだけなら、熱い知謀の戦いで済ませられなくもないだろう。しかし有権者を巻き込んだら話は別。2年以内に2%の物価上昇を実現などではないが、嘘の公約で騙したり、関係者を利する為に公金をばらまいたり、無用の解散で何百億円も使ったりというのは、さすがに(利害や好き嫌いの要素がからまない)中立以上の人には好まれないだろう。」

鼎「最近は、橋下前大阪市長みたいに、解散権を濫用する首長も増えつつあるけど、本来は任期いっぱいまでやるのが普通だよね。国会の衆議院だけが異常なだけで。」

逆沢「【ルールで認められている範囲なら何をしてもいい】というなら、警察官も逮捕権を濫用できなくもないけど、そんな警官はまずいないしね。そこは良識で可能な限りは抑制すべき範疇だと思うわ。」

愛原「ただ無関係な他人を巻き込むというNGを積極的に犯すような謀略も、中には存在する。代表的なものが扇動。悪質なものとしてはジェノサイドを含む一種の人質戦略全般だ。たとえば本来、戦いと無関係の者であっても、【俺達に味方しないとお前を殺す】とか言われたら、関与しない訳にはいかないからな。」

鼎「戦いに無関係の人であっても、戦いに巻き込まれたら関与せざるを得ないよね。」

逆沢「無関係のこちらに被害を与えようとする奴は、一番嫌われるタイプだろうけど、そのムカつく奴の味方をしないとならないシチュエーションというのも、大概来るものがあるわね。」

愛原「もっとヤバいのが、無関係の他人に利益を与えようとするものだ。買収工作などが代表的だな。この場合、不正を働く奴は嫌われて当然なのに、逆に不正を働く奴こそが歓迎される矛盾が生じる事がある。」

逆沢「正々堂々戦っている側の人間が、買収工作をするような卑怯な奴に、逆に世論的に追い詰められてしまうケースもありうるって事か?」

愛原「冒頭に触れた話でもあるが、人は利害や好き嫌いがからむと、公正にものを判断できなくなる部分があるからな。卑怯者でも、自分の利益になるなら支持するとか、ムカつくアイツにダメージを与えられるなら支持するみたいな理不尽は、しばしば起きえる話なのだ。」

鼎「とすると、ネガティブキャンペーンも、かなり陰湿で卑怯だけど、効果的な謀略という事になりそうだよね。ネガキャンで敵対陣営の悪口を広める事に成功すれば、好き嫌いの感情が、無関係の第三者である人たちにも芽生えて、敵対陣営に不利に作用する事もあるだろうから。」

愛原「買収工作と同様に、ネガキャンも汚い策略そのものだが、これによって対立陣営に対する嫌悪感情が芽生えてしまうと、その汚い策略を行使した側こそが相対的に支持されてしまうという矛盾が生じる事になる。」

逆沢「買収工作とかネガティブキャンペーンというのは、数ある策略の中でも最低の部類といえるかも知れないわね。誰が見ても汚い悪謀でしかないにも関わらず、汚い手を使った側に有利に作用しかねないという点で。」

愛原「だな。ただ前川前文部事務次官をキャバクラネタで激しくネガキャンしたり、怪文書発言によるネガキャンで菅官房長官のイメージが悪化した例のように、対象の価値を貶めるネガキャンは露骨過ぎると自分に跳ね返る時もあるけどな。」

鼎「悪口や讒言は、上手く決まると敵対陣営の評判を下げられるけど、失敗すると【悪口を吹聴し回る陰湿な奴】みたいなイメージがついて逆効果になる事もあるよね。」

逆沢「買収工作や讒言というのは、欲深い奴とか、好き嫌いで物事を判断したがる人とか、人間不信の人には効きやすいだろうけど、本来は汚い謀略に属するものだろうから、そういう人にはマイナスに働く覚悟くらいはしておいた方がいいかも知れないわね。」

愛原「ただ謀略というのは、自分が見抜いたから無事に済むケースばかりではないからな。引っかかる人がいると、それだけで巻き添えを食らう事は珍しくない。また買収工作や讒言のように、たとえ謀略と知ってても、それでも自分に都合が良ければ素知らぬ顔して乗っかる者が出る類も多い。」

鼎「名将をうざく思う同僚や主君も珍しくないだろうし、そういう人からすれば、名将のスキャンダルが出るやいなや、その真偽の関わりなくこれ幸いと便乗して、名将を排除する可能性はありうるよね。」

逆沢「その噂が真実であるかどうかは関係なく、疑われた時点で致命傷になりかねないってか。まさしく冒頭で触れた展開そのものね。」

愛原「なのでしかるべき地位にある者は、危機管理意識をしっかりもって対応する必要がある。李下で冠を正すなんてのは論外。またそれと同時に、人の上に立つような者は、無責任な噂話に翻弄されるような事はあってはならない。」

逆沢「逆に無責任な噂話をばらまきたがるような人間が、人の上に立っているケースも多いけどね。」

愛原「大本営発表じゃないけど、上に立つ者が嘘八百の情報をまき散らすようになったら亡国の兆しだ。粉飾決算や株価操作が違法とされているように、この部分で嘘をついてはならないという箇所で嘘をつかれたら、何を信じて良いか分からなくなるからな。」

逆沢「株価操作といえば、日銀や年金機構の大量投入で、株価も全く信用できない状況に陥ってるけどね。あと数年で限界に達するから、そろそろ出口戦略を具体的に形にしないと駄目だけど、対応を間違えると株価が大暴落しかねないし。でもそういう危機的状況にある事すら、今の政権は全く国民に伝えようとしないのが最高にヤバいわ。敗戦間近になっても都合のいい情報だけしか流さない大本営発表時代と何も変わらないというか。」

愛原「誰かにとって都合のいい情報は、そうでなくとも拡散されやすい。逆に都合の悪い情報ほど握りつぶされやすいのは世の常だからな。」

鼎「残念だけど、そういった情報操作も含めて、様々な謀略や陰謀がうずまくのが人間社会の一面という事かな?」

愛原「他人事の立場で見る分には、知謀の戦いというのはそれなりに楽しめる要素なんだが、巻き込まれる側になると激しく不快なのが謀略や陰謀の類いだからな。ゲームとか駆け引きの類いとして割り切れる範疇ならまだしも、その枠を飛び越えた卑劣な方策の類いには厳しい態度で臨むべきだろうし、それと同時にある程度の警戒心は持っておいた方がいいかも知れない。また他人の方策を非難するのは簡単だが、自分も似たような事をしてるとダブスタになってしまうというか、説得力が無くなってしまうので、その点は注意したい。」

鼎「特に指導者的な立場にあるような人が、欲深かったり、ワキが甘かったり、汚い陰謀を好むタイプだと、みんなを巻き込んでひどい事になりかねないから、その点も注目したいよね。」

愛原「選挙シーズンになると、そうでなくともネガティブキャンペーンとか、耳障りのいいアピールとか、人を騙す情報が激しく飛び交うことになる。だが同時に、そういう人たちの本質を見極められるチャンスでもある。騙す奴が悪いのはもちろんだが、騙されてうれしい事はほとんどないので(騙されたという事実に最後まで気付かなければそれなりに幸せかも知れないが・・・)、謀略というものの本質に着目しながら、自分なりのスタンスを構築し直してみてもいいんじゃないかとも思う。」

逆沢「ポイントとしては、まず本来汚い謀略に位置するものでも、自分に都合が良ければ綺麗な謀略に美化・正当化されたりして、幻惑される事もあるので注意したいって事かな? 特に流言飛語の類いに関しては、嫌いな人に対する悪口とか、自分に都合のいい情報ほど、つい信じてしまうから、その点は割り引いて考慮するくらいでちょうどいいと。」

鼎「次に指導者となるような立場の人間は、謀略を仕掛けてくる側面と、謀略を食らう側面があって、どちらにしろ影響が多いから、大衆を騙そうとしたり、あるいは逆に誰かに脅されたり取り込まれるようなワキの甘い人は良くないって事かな?」

愛原「今回のテーマは、そうだなぁ。【華麗な作戦。汚い作戦。その違い】くらいにしょうかな?」














過去のたわごと 
2017年     9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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