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愛原様のたわごと(17年10月29日)





愛原「今回の選挙は、日本の将来とか個人的な好き嫌いを一切無視して、観察者として眺める分には大変面白かった。」

逆沢「まぁ奇襲攻撃あり。まさかの解党あり。大団結の動きもあり。そしてまさかの自滅と大どんでん返しありだからねぇ。よその国か、よその星でやってくれる分には最高に面白い選挙だったかもね。」

鼎「希望の党という名の新造戦艦に乗せてもらえなかった人たちが、立憲民主党とかいう新たな小舟を造って立ち上げたけど、期待された戦艦の方が暴風雨にさらされて散々な目に遭って、小舟の方が大躍進したというのも、ちょっとした物語的展開だよね。」

逆沢「選挙当日が台風の日で、こりゃ固定票持ちの公明党あたりが強いかなと思ったら、公明党がまさかの敗戦という結果も謎展開だったわ。あと稲田とか萩生田とかいう問題児が、対立候補にダブルスコアつけて大勝利したのも謎展開というか。」

鼎「可愛そうだったのは、大阪の民進党議員の中で希望の党入りした人たちだよね。小池さんが勝手に維新の党と連携して、【大阪は維新の党で一本化するから、希望の党所属の候補は大阪以外から出るように】みたいな事になっちゃったから、せっかく大阪で強い地盤を持ってた人が、地盤も何もないヨソの県で出馬する羽目になって、あげく壊滅状態になっちゃったりとか。」

愛原「地盤というのは、なにげに現職や世襲議員にとっての最大の武器だからな。強い地盤があるからこそ、小渕優子だろうが、甘利だろうが稲田や萩生田であろうが、何があってもそれなりに票が取れる。大阪の民進党議員も、長い逆風の中にあって、それでも自民党や維新の党の候補者を振り切って選挙に勝ったからこそ現職でいれた訳だから、小池の命令など無視して自分の地盤で戦えば、結果は違ったかも知れない。実際、平野とか辻元とか、大阪の地盤を固守した民進党系現職はちゃんと今回も勝てたくらいだし。」

鼎「小渕優子さんとか、群馬5区に張り付いている限りは、誰が対立候補でも勝てそうだよね。他の県で戦ったら、ほとんどの選挙区で危ない気もするけど。」

逆沢「パンツ泥棒とかで有名になった福井2区のあの人とか、自分の選挙区では対立候補にダブルスコア近く差を付けて当選できるくらいに強いけど、他の県で出馬したら間違いなく瞬殺されるクチだと思うわ。」

愛原「国政選挙は、本来は国のために働く人を送り出す場なんだが、、地元のために働く人を送り出したいと考える有権者が多いという事かも知れんな。だから国民感情としてすぐにでも辞めてもらいたいような残念政治家でも、地元選挙区の圧倒的な支援を受けて何度でも帰ってきたりしてしまう。」

鼎「小選挙区制だと、自分の地盤の選挙区さえ固めれば、国民全体にどれだけ嫌われていても当選できてしまうのが問題だよね。」

逆沢「1位の人しか当選できないから、分裂選挙になると多数派でも普通に負けてしまう欠陥もあるしね。今回の選挙でも、野党が統一候補を立てて分裂しなければ、与党に勝てた選挙区が結構あったと思うし。」

鼎「与党でも、分裂選挙になるケースはあるけど、野党ほどはないよね。どうして野党の人は、与党の人みたいに選挙協力とかできないのかな?」

逆沢「政策の違いとか、あるんじゃないの? 野党同士でも、共産党とは組めないとか、リベラルの人は排除するとか、色んな考えの人がいるみたいだし。」

愛原「与党でも、政策やイデオロギーの違いなんか、いくらでもあるんだけどな。まさか自民党と公明党で、政策理念やイデオロギーが一致しているなんて思ってる人はいないだろうし、自民党自体も元々、色んな人間の寄り合い所帯そのものなんだから。」

逆沢「今でこそ自民党内で大きな顔をしてる石破茂も二階俊博も野田聖子も、みんな非自民だった頃があるしね。逆に今でこそ野党ヅラしてる小池百合子も小沢一郎も鳩山由紀夫も岡田克也も亀井静香も片山虎之助も中山成彬も松井一郎も、みーんな元自民だし。政策の一致とか不一致とか、何ゆーとんねん?って感じだわ。」

鼎「自民党内での政争に負けたから自民党から飛び出した(or自民党から放り出された)とか、不祥事を起こして自民党から追放された(orトカゲの尻尾切りされた)とか、自民党からスカウトされた(or詫びを入れて許された)から自民党に鞍替えしたみたいな人も、結構いそうだよね。もう政策うんぬん、イデオロギーどうこうではなく、人間関係のもつれとか、出世競争の勝ち負けとか、完全に誰かの私情や都合に振りまわされてるだけの状態というか。」

逆沢「多分、小池百合子もそのクチだと思うわ。選挙中でも、安倍政権を倒すとは何度も連呼してたけど、最後まで自民党を倒すとだけは言わなかったし。ありゃあ安倍(&その取り巻き連中)との不仲で、自民党から飛び出したクチだろうなと。」

愛原「ただ相性とか、人間の好き嫌いというのは、本当に厄介なものでだな。たとえば【甲子園に行くぞ!】という共通の目標の為に方向性を一致させて共に協力し合うチームメイト同士でも、実際には当然のように相性の一致不一致はある。会社組織なんかだともっと露骨で、足の引っ張り合いとか、派閥争いなども普通に起きる。政策理念だのイデオロギーだの有能無能だの組織への貢献度だの、そんなのとは無関係に、【アイツがなんとなく気に入らないから、隙あらば蹴り落としてやる】みたいな理不尽はどこでも起きるのだ。」

逆沢「個人の好き嫌いで、世の中をかき回さないで欲しいわ。」

鼎「でも自民党が嫌いとか、民進党が嫌いとか言う人も、政策やイデオロギーがどうこう言うけど、本当の所はただの好き嫌いが根底にあるような気がするよ。」

愛原「あえて嫌いな奴とも結ぶからこそ、大同団結ができるのだけどな。ファンタジーの世界の最終決戦でお馴染みのシーンでもあるが。」

逆沢「ああー。確かにお馴染みのシーンね。かつての敵やライバルなども、過去の諍いなどを脇に置いて、共通の敵に対抗する為に力を合わすみたいな。」

鼎「ウチのゲームでも、7lcwの大神編のラストがこの大同団結だよね。かつてのライバルだった諸勢力が一堂に会して、最終決戦に勝利して平和を取り戻す為に力を合わすみたいな。」

愛原「という訳で今回のテーマは、大同団結。小池百合子がやって大失敗した排除の論理と真逆のものだ。」

逆沢「大同団結って、大抵のバトルものファンタジーではお馴染みというか、ここぞの場面で使うと最高に盛り上がるものなんだけど、あれが盛り上がるのは、やっぱり夢の共闘みたいなものがあるのかな?」

鼎「夢の共闘とか、ドリームチームとか、実現不可能と思われたタッグチームとか、色んな表現がなされるけど、普通に考えるととても成立するとは思えない組み合わせが実現すると、それだけでワクワクするものがあるよね。」

逆沢「仲が悪いと思われた者同士がチームを組んで、最高の成果を上げるとか、それだけで脳汁がびゅるびゅる出るわ。」

鼎「こういう組み合わせが実現すると、大抵、誰かはツンデレ化するよね。本当はまんざらでもないんだけど、表向きは【嫌だけど仕方が無いから、一緒にいて力も貸してやる】的ポーズを出しまくって。」

逆沢「それがまた最高に萌えるんだわ♪」

愛原「険悪な仲とか、疎遠な仲と思われてた者が、結び合うというだけで、とてつもない期待感が生まれるからな。本来なら組むのも難しい者同士ですら組み合うという困難を成し遂げられたんだから、彼らならきっとより困難な目標も成し遂げられるだろうみたいな。」

逆沢「でもリアルでは、こういうドリームチームみたいなのは、どれくらいあるのかねー?」

愛原「有名な成功例としては、薩長同盟などがあげられるな。薩摩と長州は、禁門の変で戦を交えた程に険悪な関係だったが、坂本竜馬らの仲買もあってまさかの同盟関係成立。そしてそれによる化学反応が、徳川幕府を倒し明治維新を成立させるまでの爆発力を生んだ。大同団結は決して夢物語のファンタジーではなく、実際に世の中を変えるほどの化学反応を生じさせる事もある。」

鼎「企業の合併話なんかでも、時々、すごい化学反応が起きる事があるよね。」

愛原「企業の合併がうまくいった場合、単なる1+1=2ではなく、より大きな結果を生むこともあるな。たとえば流通業界で日本トップランクのシェアを持つイオングループにしても、元々は四日市の岡田屋と、姫路のフタギと、吹田のシロが合併してできたものだし。現在ではM&Aという名前で、異業種間での買収や併合も増えてるし、メガバンクを始めとした大手でもかつてのライバルと一緒になるケースも目立ってきているな。」

逆沢「言われてみれば企業の世界では、同業のライバルと組んだり、全く縁もゆかりも無さそうな異業種とも組んだりする例がいっぱいあるわね。険悪であろうが、疎遠であろうが、全く関係ないと言わんばかりに。」

鼎「買収や併合を繰り返しすぎて、もはや何の会社か分からないくらい、色んな商売に手を出してる企業グループも珍しくないよね。」

逆沢「トヨタが家売ったり、イオンが銀行事業始めたり、バス会社やホームセンターが飲食店始めたり、もう何でもアリの世の中みたいだしね。」

鼎「畑違いの異業種に参入して大やけどを負ったり、ライバルと業務提携したもののグタグダになっただけで終わるケースも多いけど、どうやら上手くいくケースと上手くいかないケースがありそうだよね。」

愛原「冒頭に取り上げた政治の世界で言えば、自民党と公明党の連立なんかは、成立して20年近くなるが、非常に効果的で強力な大同団結の例としてあげられるだろうな。連立結成当時は、まさかと騒がれる程度には意外性十分な組み合わせだったが、今では至って普通になった感もある。」

逆沢「今でも公明党との連立に不快感を感じる自民党関係者とか、公明党嫌いの自民党支持者は結構いそうだけどね。」

鼎「でも元々敵対していた者同士が組んだのだから、そういう軋轢が残るのはある意味当然だよね。企業同士の合併でも、表向きは上手くいっているようにみえても、内では熾烈な勢力争いを続けてる例も少なくないと聞くよ。そういう場合、大抵は力の強い側が力の弱い側を排除して、実質的に乗っ取る感じでようやくまとまるケースが多いらしいけど。」

愛原「【考えの違う者とは組めない】とか【考えの違う者と組んでもうまくいくはずがない】と考える者も、世の中には割といるからな。そういう層からすれば、連立だの選挙協力なんてのは自己都合による野合にしか映らないだろう。」

鼎「どちらかというと自称保守とか右寄りの傾向が強い人程、排除の論理に前向きな印象が強い気がするのは気のせいかな?」

愛原「というか自称リベラルとか平等主義者に、排除の論理がそぐわないといった方が適切だろうな。【嫌いな人間ともそれなりに仲良くやろうとする。嫌いな人間にも同等の権利を認める。その代わり貴方も私に同等の権利と処遇を。】というのが平等主義の根底になるから。逆に白人至上主義者を始めとする反平等主義者の場合は、【俺達とあいつらを一緒にするな!】とか【あいつらを俺達と同列に扱うな!】と考える為、自然と排除の論理が馴染みやすいと思われる。」

逆沢「排除の論理の勢いが勝るようだと、とても大同団結なんてできそうにないわね。」

愛原「逆を言うと、敵を弱体化させたくば、排除の論理が組織内に蔓延するように工作でもすればいいと言う事になる。」

逆沢「野党が大同団結しようとするたびに、野合批判とかが与党支持者らから出るのは、野党同士でつぶし合う展開に持ち込んだ方が選挙にも有利に働くからって事ね。」

鼎「けど実際問題として、野党陣営の方が全体としてまとまりを欠く気がするのは気のせいかな?」

愛原「というか自民党は、長年与党を守り続けただけあって、考えの異なる者との付き合い方に関して、相当習熟している部分はあるな。【政治とは、考えが違う者との利害調整をする為にある】と主張する者もいるが、自民党はまさにその点での技量で群を抜いている。彼らは決して平等主義ではないが、時には利権で釣り、時には脅し、時には騙したりなだめたりもしながら、とにかく自分と考えの異なる者達と折り合いをつけていく技術に秀でてたとは認めざるを得ない。まぁ自民党自体が、元々イオングループのような連合体だからというのもあるだろうが。」

鼎「確か自民党は、元々吉田茂さんらが所属する自由党と、岸信介さんらが所属する民主党が合併してできた政党だよね。だから自由民主党という党名になったと。」

愛原「その後、三木武夫らの所属する国民協同党も加わって、これが現代に至る自由民主党の母体になる。やや官僚主体の自由党、元戦犯ら戦前の実力者が多く所属する民主党、逆に相対的に左派傾向の強い国民協同党が組んだ自由民主党は、まさに巨大与党を長く維持するが、これも考えが異なる者が組んだ結果、その化学反応が良い方向に向かった好例だろう。彼らは考えが異なる者同士で組む事によって、疑似政権交代をする事で政権を常に維持する事が出来たのだ。」

鼎「安保闘争を引き起こした岸信介内閣が辞職に追い込まれても、それでも自民党がビクともしなかったのは、そういう右派政策に全く興味の無い池田勇人さんが次の総理に就任したからだよね。」

愛原「池田勇人は、吉田茂の一番弟子とも言ってもよい優秀な官僚出身政治家であり、所得倍増計画で日本の高度成長を実現させた経済のプロフェッショナルでもあった。彼は師匠の吉田茂にもたしなめられる程に沖縄問題を始めとする安保政策には無関心だったが、そもそも当時の国民は岸内閣時の安保アレルギーが強かったので、安保軽視経済全力の池田による疑似政権交代は、まさにプラスに働いたという形になるだろう。」

逆沢「自民党の疑似政権交代が上手くいった例としては、金権問題で辞任に追い込まれた田中角栄に替わって、クリーン三木の愛称で知られた三木武夫が首相になったり、リクルート問題で支持率一桁になった竹下登と女性問題で速攻辞任した宇野宗佑に替わって、三木武夫の秘蔵っ子と言われた海部俊樹が首相になった例とかも当てはまるんじゃないの?」

愛原「当時の自民党には、右から左、経済型、安保型、金権型、清廉型、官僚型、色んなタイプがそろってたからな。特定の内閣が支持を失っても、野党に政権を渡すまでもなく、自党内の人材だけで政権の色を自在に変えられたのが大きい。今の自民党よりも、はるかに大同団結体制であり、保守を名乗っても、実際にはかなり寛容な保守だった。」

逆沢「ただ今の時代に生きている私達からすれば、それだけ考え方が違う者同士でよく一緒にいられたもんだと思うんだけど。」

愛原「もちろん考えが違う者同士で呉越同舟しているのだから、党内で激しく喧嘩する事はある。というかいつも喧嘩していた。だから派閥抗争は絶えなかったし、総裁選なんかでは毎回のように激しい激闘が繰り返される。逆を言えば、公明党のような考えを同じくできる者同士で集まった党なら、党代表選挙などで激しい争いになる事もほとんどないとも言える。」

逆沢「言われてみれば、公明党って内ゲバどころか、党代表選で荒れるケースすらないわね。北朝鮮の指導部みたいというか、いつも予定調和的に次の党首が決まるみたいな。あれはあれでなんか気持ち悪いんだけど。」

鼎「その点、自民党の総裁選は、他党と比べるとものすごく盛り上がるというか、荒れるよね。あれは考えや立場が違う者同士で権力争いを繰り広げるからって事かな?」

愛原「考え自体はほぼ同じでも、個人的な好き嫌いとか、出世競争の結果、激しい争いになる事も多い。」

逆沢「でもそれだけ対立しあっても、党としては常に盤石と。」

愛原「今の自民党と違って、昔の自民党はより寛容だったからな。たとえば60年安保の際には、河野太郎派と三木武夫派が岸信介のやり方に強い反発を示し、結果的に両派は安保法案で棄権した。だが反対票ではなく棄権に留めたのが両派がみせた寛容さであり、またそれを受けて党執行部側も彼らを寛容な処分に留めた。」

逆沢「郵政民営化に反対して反対票を投じた結果、自民党から放り出された平沼赳夫らとは反対のケースね。お互いに寛容さがないというか、超えてはいけない一線を平気で越えてしまった感があるというか。」

愛原「自民党は元々、考えが違う者同士で寄り合った党ゆえに、党の方針と考えが合わない議員がいるのは当たり前の話であり、それを理由に党をクビにしたりはしない。クビになるとすれば、余程の不祥事を起こすか、反対票を投じるなどの明白な造反行為に限られた。だが今の与野党は、考えが違うという理由だけで、平気で排除の論理を振りかざす輩が増えている感がしなくもないな。」

鼎「会社でも学校でも、会議を開けば、色んな意見が出るのは当たり前だし、反対者も出るけど、それでクビとかしたら、イエスマンしか残らなくなっちゃうよね。一度決まった方針に逆らって、してはいけない事をしたらクビになっても仕方ないかも知れないけど、その前段階で選別というのはすごく変だと思うよ。」

逆沢「小池百合子が排除の論理を持ち出したのは、旧民進党議員を丸呑みすると、多数決で小池の意見が通らなくなる可能性を危惧したからかも知れないけどね。旧民進党議員の方が小池親衛隊の議員よりも、明らかに数に勝るだろうから。」

愛原「逆を言えば、自民党ではそういうケースが頻繁に起きる。政府首脳部がこれやるぞと決めても、党員の多数派を抑えられずに妥協案の受け入れを余儀なくされるとか。小泉内閣でも、道路公団民営化などに関しては、党内の多数派をまとめきれずに実質骨抜きにされている。だが、だからこそ自民党は強かったともいえる。気に入らないという理由だけで追放できない。イエスマンだけで周囲を固める事ができない。故に党首が世論から見放されたとみれば、力ずくでそいつを引きずり下ろす事が出来て、野党に政権を渡す前に建て直す事も可能だったから。」

逆沢「仮に岸信介が、自分の後がまを狙っていそうな池田勇人とか、考えの合わない三木武夫とかを、全て自民党から追放してイエスマンで固めていたら、岸内閣自体はもう数年延びたかも知れないけど、自民党自体がその数年後に消えてたかも知れないし、日本の高度成長もなかったかも知れないから、そういう意味でも、潜在的なライバルや別思想の持ち主も容認した当時の自民党の大同団結ぶりは、素直に褒め讃えたいわ。」

愛原「厳密には、自民党は政策集団ですらないかも知れない。個々人にイデオロギーや政治志向はもちろん存在するが、党としては実質バラバラだからだ。同じ派閥に属していても、思想自体は全く違うという事すら珍しくないからな。政策ではなく、縁故とか恩義で結びついてるのが自民党の派閥といっても過言でない程度には。」

逆沢「二階派とか、非自民出身者とか、他派閥出身者だらけで、どういう目的の元にまとまっている集団かすら、よく分からないもんねー。」

鼎「二階俊博さんは、田中角栄派出身最後の現職で、田中角栄さんの派閥運営手法をそのまま受け継いでいるだけだと思うよ。角栄さん自体、特定のイデオロギーに縛られるような人では無かったし、とにかく数を集めたがるというか、その上でも選挙に強い人を好むタイプだったから、二階さんもそれを踏襲しているだけの気がするし。」

愛原「自民党の派閥の中では、池田勇人率いる宏池会や、三木武夫率いる派閥あたりが、比較的政策集団色やイデオロギー色が強い派閥として知られていたが、これも年々形骸化し、既にばらばらになってたりする有様だからな。麻生太郎なんかは池田勇人の師匠である吉田茂の血統という事と、池田勇人の子飼いである鈴木善幸元総理の娘を嫁にしてる縁で宏池会に所属してたが、自民党の中では穏健色の強い宏池会元々の思想とは正反対に近いし。高村正彦なんかも三木派の系譜を継いだ割に、三木武夫や河本敏夫が持ってたような反戦主義的思想とは無縁だからな。」

逆沢「政策集団ではなく、ただの縁故集団なのかもね。オヤジの跡を継いでとか、よく考えたら自民党とか元自民って、やたら世襲議員の割合も多いし。」

愛原「世襲色が強くなってから、自民党(及びその支持者)の排他主義色もより強まった気もする。中国でも習近平という世襲政治家が、太子党とかいう世襲政治家達の集まりの支持を受けてトップになった結果、反腐敗運動とかいう排他的な政敵浄化活動を大展開し、独裁色を相当強めているらしいが。」

逆沢「世襲政治家だけに、貴族意識がそうさせるのかねー。【エリート血筋である俺達を、あいつらと一緒にするな!】みたいな感じで。」

鼎「そういう差別主義というか、反平等主義というか、排他主義が蔓延するようになると、大同団結は難しくなりそうな気がするんだけど・・・。そういう貴族意識の強い人が、自分達が見下す階層の人と対等につきあえるとも思えないし。」

愛原「団結するとか、協力するというのではなく、支配するという形態で集団をまとめたいと考えているのかも知れないけどな。支配される側はたまったもんじゃないけど。」

逆沢「圧倒的なカリスマ性を持つ支配者が、ヒトラーばりの大演説かまして、臣民一同大団結するような構図を望んでるのかもよ。それも大同団結の一つの形かも知れないし。」

鼎「私は、赤壁の戦いを目前に控えた孫権さんが、机をたたき切って【これより降伏を口にした者は、この机と同じ運命になると思え!】と宣言することで、大同団結させる構図を思い出したかも。」

逆沢「私は、菅官房長官が前川前事務次官の恥ずかしい秘密を暴露した上で、【これより加計疑惑の内情を暴露する者は、前川前事務次官と同じ運命になると思え】と暗に脅す事で、隠蔽に協力する方向で役人達を大同団結させたんじゃねえかと思ってるけど♪」

愛原「それ、ただの恐怖政治じゃねえか。俺が言わんとする大同団結とは、全然別種のものだ。」

逆沢「ま、それもそっか。恐怖で相手を支配して、無理矢理協力させるってのを団結に含むのは、さすがに違和感あるだろうしねー。」

愛原「そもそも感動しないだろ? そんなシーン。むしろ嫌悪感が勝る方が多いんじゃねえか?」

逆沢「高いカリスマ性を持つ指導者キャラクターが、名演説をかまして組織を高揚させて一致団結させる分には、それなりに絵になるかも知れないけど、その内容に脅しが含まれると、興ざめするかも知れないわね。」

鼎「その演説内容に排除の論理が含まれると、排除された側は興ざめを通り越して、憎悪すら芽生える事もあるよね。」

愛原「大同団結というのは、正直言って理性的ではない部分もある。たとえば幕末の討幕運動にしても、薩摩・長州を核として、開国派から攘夷派まで一緒に大同団結してやったものだから、当然ながら後から来るひずみ具合もそれなりのものになった。しかしだからといって彼らが団結しなければ、幕府があんなに簡単に倒される事はなかっただろうし、そうなると江戸城の無血開城も困難になって、内戦が長引き、多くの血が流れ、欧州列強につけ込まれる隙も大きくなったと思われる。だから考えの合わない者同士で結びつくという一見非理性的な行動も、それはそれで意味があったと思われる。」

鼎「小池百合子さんは、自分が政権を取った後の事も考えて理性的に排除の論理を展開したかも知れないけど、捕らぬ狸の皮算用になった感が無くもないよね。」

愛原「血を分けた親兄弟でも意見の相違なんか当たり前のようにあるのに、自分のやりたい事をそのまま押しつけようとするのが、そもそもの間違いなのだ。その点、自民党や公明党は、互いに価値観の異なる相手を受け容れる土壌がそれなりにある事も政権を長く保てている遠因に含まれていると思われる。」

鼎「稲田防衛大臣を強行に使い続けたり、酷い強行採決をしまくったりした時は、支持率も危険水域まで落ち込んだけど、あれは自分のやりたい事をそのまま押しつけようとした事に対する反動が出たという事かも知れないね。」

逆沢「大同団結が絵になるのは、譲ったり助け合ったり協力し合うシーンが絵になるからだろうしね。自分一人の欲望のままに行動するなら、嫌いな奴の為に働きたくなんかないし、嫌いな奴に対して感謝の言葉も述べたくもないけど、そのやりたくない事も勇気をもってやる事が、最高の絵につながるというか。」

愛原「逆を言えば、大同団結したようにみえても、互いに自分のやりたい事を押しつけ合うような展開になったり、裏で自分だけに有利な工作でもしようものなら、徐々に残念な事になっていく事だろう。元々仲が悪い者同士で組み合うならば、日常的にいがみ合いが生じても不思議はないが、せめて最悪の一線だけは越えないとか、ここぞの場面では固く協力し認め合う関係であってくれれば、萌えるシーンになるのだが。」

鼎「それには相手が自分と違う人間である事を認めた上で、受け容れる度量が必要だよね。考えが合わないから排除するのではなく。」

愛原「【三人寄れば文殊の知恵】ではないが、自分と異なる考えを持つ者がいる事で産み出される新しい解決手段というのも、世の中は珍しくないからな。イエスマンだけだと、自分の考えのウイークポイントや間違いにも気付きにくいし、矯正もしにくいけど、異なる考えの意見が合わさる事で得られる部分もあるものだ。」

鼎「自分一人では実現不可能だけど、全く異なるスキルを持つ両者が組み合わさる事で実現可能なツープラトン技なんかも、漫画の世界では珍しくないよね。」

逆沢「それでも団結を拒むというか、排他主義的な人も世の中には多いけど、あれは自分が排除される側に回る可能性がないとか、自分が選ばれる側ではなく選ぶ側であるという傲慢な思い込みが背景にあるのかね〜?」

愛原「白人至上主義者や新自由主義者の主張とかみてると、そんな傾向はあるかも知れんな。差別主義者が、自分が差別される側に回る可能性を考えないのと同じかも知れん。」

鼎「排除の論理を振りかざした希望の党陣営が、逆に有権者に排除される側になったように、排除する排除されるというのは紙一重の差でしかないのにね。」

逆沢「そういえばかつての日本新党とか新進党も、排除の論理を振りかざして社会党(今の社民党)を非自民連立の枠組みから追放してしまったから、社会党は自民党と連立を組んで、結局あっという間に自民党が与党に返り咲いてしまったなんて事もあったわね。」

愛原「当時の社会党にしろ、今の立憲民主党にしてもそうだが、それなりの力やプライドを持つ者が、ただ大人しく排除されると思ったら大間違いだ。窮鼠は猫もかむ。自分が相手を排除したならば、相手は相手で徒党を組んで対抗しようともするからな。気がついたら排除された側の勢力の方が大きくなって、自分が新たな主流派から見て排除されているケースは割と珍しくない。油断してると、徳川幕府でも自民党でも、倒されるときはあっさり倒される。アメリカでも人口バランスでいえば、白人は既に圧倒的多数派でもなんでもないし、油断するといずれ白人至上主義者の方が孤立させられるかも知れないぞ。」

逆沢「敵を孤立させるのは兵法の基本かも知れないけど、うかつに排除の論理を振りかざすと、逆に自分の方が孤立してしまう怖れがあるって事ね。」

愛原「戦略の最上のものは、敵を孤立させることではなく、敵を味方に変えることだ。世の中から排他主義者が消える事はないだろうけど、自分が排他主義者に染まる必要は無い。自分は自分で味方を増やしていけばいい。もちろん自分が相手に要求する分だけは、相手も自分に要求してくるだろうが、そんなのは物を買ったらお金を払うのと同じで当たり前の話。もちろん考え方や相性の合わない人間も世の中には多いが、だからといって無闇に対立するのではなく、その場合は適当に距離を取ればいいだけだ。」

逆沢「社員旅行を強制して無理矢理仲良くみたいな事をしても、ウザいだけだしね。無理矢理仲良くでもなく、嫌いな者とは徹底抗戦でもなく、必要最低限の付き合いでも十分というか、必要性自体が無ければ無視に近い関係でもいいと思うわ。【あいつを無視しろ】とか讒言したり排除し合う関係になると、敵対関係になるから、あくまで寛容な不干渉って関係で。」

愛原「大同団結といっても、必ずしもみんなで和気藹々する必要はない。もちろん共闘意識や士気を高める為の集会とか、作戦会議みたいな機会はあってもいいと思うが、相手はそもそも自分と考えの違う人間なんだから、それを忘れて細かいルールで一方的に相手を縛り付けようとすると、かえって団結が崩れる原因になりかねない。」

鼎「考えが違う者と一緒に行動するという事は、お互いに譲り合うのはもちろんの事、メンツを立てる配慮も欲しいよね。」

愛原「明治維新における開国派と攘夷派の関係は、その点でうまくいった感もあるな。結果として日本は開国に舵を切る事になるが、お互いに相手を良い意味で無視できた。開国派は自分達の主張通りになった事におごって攘夷派をいたずらにあざけりはしなかったし、攘夷派も波風立てずに容認した。また列強に媚びる開国ではないという形式にした事で、攘夷派の顔をそれなりに立てられた事も大きいだろう。であるがこそ、元々攘夷派であった高杉晋作や伊藤博文らも大同団結の輪の中心でい続けられたし、その適度な距離間による寛容さが薩摩との同盟ひいては倒幕の原動力にもなったように思える。」

鼎「嫌いな人の主張を退けると、つい勝利宣言したり、相手をあざけりたくもなるけど、それをやらない事が大同団結では大事って事かな?」

愛原「むしろ自分の意見を相手が飲んでくれたのなら、そんな寛大な相手に感謝して、相手のメンツを出来るだけ立てて、相手の要求にも違う部分で応える事で、借り貸しを帳消しする方が望ましい。」

逆沢「バトルものでも、嫌いな奴が身を挺して自分の身を守ってくれたのなら、どこかでその借りを返す活躍をしないと、気持ち的に全然落ち着かないようなものね。」

愛原「嫌いな相手に意地を張ったり、自分のメンツを守る為に意見をごり押しするのは簡単だ。逆に自分の意見を引っ込めたり、嫌いな相手のために協力するのは、なんとなく相手に負けた感じがするから勇気がいるし、ならばこそ、気を出した相手に対して、自分も同じだけの勇気と誠意をみせるのが、大同団結を成功させるコツの一つだと思う。」

鼎「せっかく自分が一歩下がって譲ったにも関わらず、相手がさらに一歩前に出てマウントしようとしてくるならば、そんな奴の為にもう一歩も譲歩したくないと考えるのが人情だよね。」

逆沢「こちらがせっかく車間距離を開けてあげたのに、さらにその分詰めて来やがったら、コイツ喧嘩売ってんのか、あおってやがんのかという気分にもなるからね。」

愛原「企業合併でもなんでもそうだが、大同団結を成功させられるかどうかは、メンバーのメンツをどれだけお互いに立てられるかにあるといっても過言ではないだろう。仮に誰かが自分の主張を一方的に押し通そうとしたならば、他の者は不満を持って、団結の輪から出ようとする者も現れるだろう。また場合によっては、敵の枠組みに鞍替えしてしまうかも知れない。それは非常に不幸な事だ。」

逆沢「特に大同団結の輪の中に排他主義者が混じると、その不幸が起きやすい気がするわ。【アイツと組むなら、俺は出て行く】とか【アイツを追放しろ】みたいな感じで。」

愛原「その場合は、排他主義者の方に出て行ってもらう事も検討せざるを得ないな。排他主義者の意向を優先して、寛容な側を追放してしまうのは自殺行為だ。排他主義者なんてものは、その時は満足させても、気に入らない奴が現れるたびに同じ不満をどうせ漏らすに決まってるからな。大同団結を成し遂げる為には、排他主義者をも飲み込める度量が欲しいのは事実なだけに、まぁ悩ましい決断にはなるが。」

逆沢「排他主義者というか、自分さえ良ければそれでいいという人は、自分の立場が悪い時は【仲良くしましょう】といってすり寄ってくるけど、自分の立場が安定した途端に手のひら返してくるからねー。そんな奴らを飲み込むのは、確かに勇気がいるわ。【利用するだけ利用して、用が済めばポイ捨て】という本音が透けて見えるだけに。前原とか、小池の排除発言を受けた時の、枝野らに対する切り捨てた冷たい反応がまさにそれだったし。」

愛原「ただそんな奴らですら寛大に受け容れたからこそ、田中角栄はあれだけの大派閥を作れたんだろうけどな。」

鼎「田中角栄さんは、思想や野心の中身にかかわらず、あらゆる人材を貪欲に受け容れた事で短期間で自民党最大派閥を作るのに成功したよね。二階俊博さんも、角栄さんと同じ方法で、出戻り組にもかかわらず、非自民出身者や多派閥出身者も貪欲に取り込んで、気がついたらかなり大きな派閥を作っているし。」

逆沢「けど田中角栄って、結局竹下登に裏切られる形で派閥を乗っ取られたんじゃなかったか?」

愛原「最盛期の田中角栄は、獅子身中の虫すら取り込み統御する実力があったが、さすがに老齢には勝てなかったという事かも知れんな。ただ、だからといって最盛期に派閥のメンバーを厳選してたら、田中派が最大派閥になる事もなかっただろうし、総理にもなれなかったかも知れない。小池百合子が捕らぬ狸の皮算用で失敗したのと比較すれば、決して間違った方針とはいえないだろう。」

逆沢「まぁ今回の選挙で分かったのは、与党が大同団結してるのに、野党が大同団結しなかったら、そりゃあ勝てんわという事かな?」

鼎「与党は政策で一致できるから強いというよりは、考えの違う者同士でもまとまれるから強いといった方が適切というのもあるかも知れないね。」

愛原「考えの違う者同士で野合しても上手くいくはずが無いと言う者も多いが、学校でも職場でも、考えを同じくする者の集団では決して無い。家族ですらそうだ。仮に考えを同じくする者だけで組織を作ろうとするなら、それは公明党のような宗教組織か、イエスマンで構成された独裁者の団体に限られるだろうし、そんなのに世の中を好き放題に動かされようものなら、不満を抱かない者の方がはるかに少数になる事だろう。そうではなく、考えの違う者同士でもうまくやっていけるような組織の方が、俺には魅力的に感じる。」

逆沢「自分のしたい事だけをやるような人とか、気に入らない人を排除したがる人とか、恐怖政治で支配しようとする人などは、私達が何を言おうと自分達に不都合な事には全く耳を傾けてくれないだろけど、考えの違う者とも上手く協調できる人なら、こちらの意見にもそれなりに耳を傾けて取り入れてくれる可能性が期待できるだろうからね。」

鼎「ただ大同団結はお互い様の感覚で成り立っているから、他人に寛容さを要求するだけでなく、私達自身も排他主義に陥らないように気をつけないと駄目だよね。」

愛原「人間は神じゃないから、どうしても好き嫌いの感情は無視できないし、寛容さをもって許せる範囲にも限度があるが、大きな方向性としてそういう認識は常にしておきたいところだな。」











過去のたわごと 
2017年     10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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