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愛原様のたわごと(18年3月4日)





愛原「今回は、個人的に最も歪んでいると思われる正義の味方について取り上げてみたいと思う。」

鼎「ほえっ? 最も歪んでいるタイプの正義の味方?」

逆沢「お前が嫌いそうなタイプといえば、独りよがりの正義を盲信する狂信徒タイプだろうけど、あのタイプは別に歪んではなさそうだしねー。むしろ馬鹿正直タイプだろうし。」

愛原「狂信徒キャラには概してロクな奴がいない印象もあるが、結構オモロイ奴もいるからな。赤レンジャータイプの熱血ヒーローなんかも普通に大好きだし、直球ど真ん中で信念を通すという意味では別に嫌いではない。確かに狂信徒タイプにはムカつく奴も多いが、かなり好みの奴も混じってるし、必ずしも歪んではいないとは俺も感じている。」

鼎「歪んでいる正義の味方というと、ちょっと具体像が思い浮かべにくいけど、たとえばどんな感じになるのか?

愛原「正義の味方というと、悪をやっつけるイメージがあるが、その悪を曲解して、謎解釈を元に見当違いの奴を正義の名の元に制裁するようなタイプと考えて欲しい。で、今回は、その中でも被害者を叩いて正義の味方ぶってる奴らについて取り上げようと思う。という訳で今回のテーマは【被害者叩き】。」

逆沢「でも推理ものの作品では、被害者を装っていた者が真犯人だったなんてケースも多そうな気がするけどね。」

鼎「殺された被害者の素性を調べてみると、実はとんでもないワルだったってパターンも多いよね。加害者は普段から被害者にひどい目に遭わされ続けてきて、最終的に加害者が一矢報いただけのようなパターンも珍しくないというか。」

愛原「お前ら、のっけから今回のテーマを全否定してくれるなよ。いや、もちろんそういうケースもそこそこあるだろうけど、今回はそういうケースは抜き。特に断りが無い限りは、あくまで被害者に落ち度はないという前提で考えてくれ。」

逆沢「被害者に落ち度がないのに、被害者が叩かれたらおかしいだろ?」

愛原「そのおかしい事が、現実にしょっちゅう起こるから、今回、それをテーマをしてみたのだ。」

逆沢「しょっちゅう起こるって、おいおい。たとえば具体例をいくつかあげてみてくれ。」

愛原「最近の有名な例では、佐賀県で自衛隊のヘリが墜落して民家を炎上・全焼させた事件にて。被害者は当然のように【許せない】とコメントしたが、これに対して自衛隊ファンとみられる層が大暴れ。【自衛隊員が死んでるのに許せないとはどういう事だ。お前の方が許せない】とか【お国のために働いている自衛隊員が死んだ事に対して哀悼の言葉もなく逆に非難するとは】とか【自衛隊基地が近くにあるのにそんな所に家を建てるのが悪い(ちなみに自衛隊基地と事故現場の距離は約9km)】とかみたいな感じで。」

逆沢「ああ、そういえばそんなニュースあったわね。自衛隊基地の半径10KM以内に住むなとか言われたら、困る人相当多そうな気もするけど。」

愛原「次に交通事故関係。これはいっぱいあるぞ。北海道で派手なカーレースを繰り広げたあげく信号無視で交差点に突っ込んで一家5人を死傷させた事件では、定員オーバー状態で運転してた被害者が悪いと主張する奴ら多数。徳島県で前方不注意でブレーキも踏まないまま大型トラックが、高速道路の側道で停車中のバスに追突してバス乗客の女子校生らを死傷させた事件では、三角警告板の設置や乗客の避難を怠ったバス側が悪いと主張する奴ら多数。つい最近の2月21日には、鹿児島県で交通整理中の交差点で、何らかの誘導ミスがあったか、交差点で衝突事故が起こり、横転させられた車両にいた赤ん坊が死亡したが、なぜかその赤ん坊の母親を叩く奴ら多数。とか。」

鼎「鹿児島県のニュースは、つい最近だったからよく覚えているよ。ヤフーニュースのコメント欄では、【どうせチャイルドシートしてなかったんだろ? 母親が殺したようなものだ】みたいな書き込みがものすごく多かったというか。」

逆沢「別の記事でちゃんとチャイルドシートはしていたという記事もあったけど、憶測を根拠にバッシングしてた層が結構いた印象が残ってるわ。」

鼎「それを指摘されても、今度は助手席にするのが悪いとか、ちゃんとしていたとは限らないとか、無敵くんモードで次から次へと謎理論で武装して母親を叩いていて、すごく面白くなかったかな? あと横転させた側の運転手が高齢者だった事もあって、いつもの高齢者運転叩きもそこそこ。交通整理の状況に関しては、それに関する事前告知の看板などは一切無しという点を除けば、複雑でイマイチ分からないままだけど、こちらは、詳しい状況が不明という理由でさしてバッシングされてはなかったかな?」

愛原「大体、側面からアタックされて横転してるんだから、助手席だろうが後方座席だろうが大差ないし、当たり所が悪ければ大人でも普通に死ぬからな。」

鼎「同じ事は北海道や徳島の交通事故でもいえるよね。猛スピードで追突されたり、大型トラックにブレーキ痕もない状態でまともに追突されているならば、被害者側の車やバスがどのような対応を取っていても、結末は変わらないだろうし。」

逆沢「三角警告板を用意していようがいまいが、相手はそもそも前を見ていなかったり、信号を守る気も無い訳だからねー。」

愛原「乗客を事前に避難させていればとかいってる奴らもいたが、現場のガードレールの外は崖だしな。バスの乗客全員をそんな所に移動させるのは非常識すぎる。大体、高速道路の側道自体、高速道でトラブルがあった車を退避させるスペースになってる訳だから、そこにバスの運転手が退避させたのは正しい判断だし。その退避スペースにトラックが突っ込む自体、普通におかしいとも思うしな。」

逆沢「けど、高速道路の側道を使って危険な追い越しをやる運転手もたまにみるけどね。」

鼎「被害者がどう行動しようと結果はほとんど変わらないだろうにもかかわらず、それでも被害者の落ち度を必死で探して(憶測もふくめて)被害者を叩こうとする人がいるのは残念だよね。」

愛原「落ち度なんてものは、どうとでもこじつけられるものだからな。窓のさんを指でなでて【掃除ができてない】と嫁いびりする姑キャラではないが、落ち度のこじつけ自体は誰でもできる。特に、生意気だとか、不潔だとか、態度が悪いとか、陰気とか、いい加減みたいな主観的根拠なら、その気になれば誰に対しても使用できるおとしめ系キーワードだろう。」

逆沢「いじめっ子キャラなら、【生意気だ】とか【態度がむかつく】だけでなく【俺に逆らった】とか【俺に対する礼儀がなっていない】なんかも定番かもね。」

鼎「児童虐待するような人も、【しつけの為にやった】みたいな感じで、児童側に落ち度があったと主張して自分を正当化する例が後を絶たないよね。」

逆沢「被害者に落ち度があったように繕うことで、加害者の悪行を正当化するケースは珍しくないけど、ただこれらのケースは、加害者が自己弁護しているのではなく、何の利害関係もない第三者が、被害者の落ち度を必死で探して(憶測もふくめて)被害者叩きをしている点が、ちょっと不気味かもね。」

愛原「他に被害者叩きが珍しくない例としては、性犯罪があげられるだろうな。」

逆沢「ああ、【人気のない場所をうろつくのが悪い】とか、【そんな格好でいるのが悪い】とか、【男と二人きりになる状況を作るのが悪い】とかね。」

鼎「これも普通におかしすぎるよね。まるで【泥棒に入られる方が悪い】とか、【暴漢に襲われる方が悪い】とか、【騙される方が悪い】みたいな。」

逆沢「被害者の落ち度が否定できないケースもあるだろうけど、だからといって第三者からバッシングまでされる筋合いは全くないと思うわ。バッシングされるべきは100%加害者の方だと思うし。」

鼎「何の利害関係もない人間が、第三者の、しかも被害者側の人間をバッシングするという状況自体がよく考えたらすごくおかしいよね。」

愛原「加害者をバッシングするというのなら、何の利害関係もない第三者でも、多少は話は分かる。それによって困った人を助けられたり、苦しんでいる人に対して【私は貴方の味方ですよ】と励ませたり癒やせる事も多いからな。たとえば沖縄で本土人がデモに加勢するのを嫌う人もいるが、俺は自分には関係ない事と切り捨てて傍観してるよりもずっと素晴らしいとも思うし。」

鼎「人が困ってる時に助けようとしない人は、自分が困った時に全く助けてもらえなくても仕方ないよね。」

逆沢「イジメを見て見ぬ振りするような奴は、自分がいじめられた時に助けてもらえなくても、仕方ないと思うわ。」

愛原「胸くそ悪い事件が起きた時、何の利害関係もない第三者が義心に燃えて【あいつは許せない!】となっても、それ自体は何もおかしくない。自分の利害には全く関係ないからと切り捨てる方が、ある意味、余程冷たい。しかし被害者を闇雲に叩く連中に関しては、それによって誰が助けられ、誰の心が癒されるんだ?と問いたい。お前らのやってる事は、被害者の傷に塩を塗り込む残虐行為でしかないだろうとも。」

逆沢「レイプされてる被害者に対して、【レイプされる方が悪い】と断じて、【よし、パパもレイプに参加しちゃうぞ。お前のような無防備な被害者には、お仕置きが必要だからな】となっちゃうようなものね。」

愛原「本人は、被害者叩きを正義と思ってるから、その点がすごくタチ悪いよな。あと被害者叩きでメジャーなのが、加害者の親族叩きとか。」

逆沢「あー。加害者の親族というだけで、なぜか叩かれる例も珍しくないわね。巻き込まれた親族は、むしろ被害者でしかないだろうに。」

鼎「加害者の親兄弟の場合は、場合によっては非難されて仕方ないとは思うけど。特に被害者及びその関係者からなら、激しくバッシングされても当然なケースも多そうだし。」

逆沢「ただ訳の分からない電凸バッシングとかやるのは、被害者の関係者とかではなく、全く無関係の第三者がほぼ100%な気もするわ。」

鼎「しかもネットの情報を鵜呑みにして、実は名字が同じだけで全く無関係の人に正義のバッシングを浴びせる人も結構いるそうだよね。」

愛原「ああ、東名高速道路でのあおり運転事件がらみで、そういうケースがあったな。逮捕された容疑者と名字が同じだけの無関係の人が猛烈なバッシングに巻き込まれたとか。もっともあれに関しては、無関係でなくとも、バッシング自体がおかしいと言わざるをえんが。いい歳こいたオッサンのあおり運転うんぬんに、その親族の責任なんかほとんどないだろうし、加害者の家族に対してまで無制限に怒っていいのは、被害者の関係者までだろとも。」

逆沢「ちなみにお前も、何らかの被害者叩きに巻き込まれた事とかはあるのか?」

愛原「ん? 幸いにして特に記憶に残る例はないけど? なんでそんな事を聞くんだ?」

逆沢「いや。一番嫌いな正義の味方のタイプとまで言うくらいだから、なんかのトラウマとかあるのかと。」

愛原「そういうのは別に無いな。ああ、でも、今回、被害者叩きをテーマにしようと思ったきっかけ自体はあったぞ。」

鼎「どんなきっかけ?」

愛原「作者がとあるマラソン大会に出場したんだがな。その大会は、関西有数の人気マラソン大会で、実際大変満足度の高い素晴らしいものだったんだが、ただ一点、記録証の発行コーナーの仕様を変えたらしく、そこだけがかなり残念な事になっていた。」

逆沢「どう残念な事になっていたんだ?」

愛原「うん。非常に導線が長い上、ようやく記録証の受け取りコーナーまで到着したのはいいが、既にとんでもない大渋滞状態。ランニングシャツ状態で野晒しにされて寒かった。まぁそれでも、トータルでの満足度は高く、それ自体も残念で終わる話でわざわざここでネタにする気もなかったが、問題はここから。ネットでこのマラソン大会に関する感想を色々みてたら、穏健な表現ながら、何件かの被害者叩き風のコメントを発見してしまってな。それで【よし、せっかくだからこれを今回のテーマにしよう】という流れになった。」

鼎「どんな被害者叩き風のコメントがあったの?」

愛原「要約すると【記録証の列で不満を言ってる人がいて不快だった。ボランティアの人も頑張っているのに。】みたいな感じ。」

逆沢「それのどこが被害者叩きなんだ?」

愛原「お前ら、あの列を体験していないから、そんな他人事のようなセリフが言えるんだ。実はここの作者の並んでた列が、偶然トラブルのあった列でだな。その列だけ、異様に前に進まない。で、それならそれで他の列に誘導するなり、何らかの対策を取ってくれたら良かったのだが【もう少し、そのままでお待ちください】と言うばかりだったんだ。待てと言うから待ったけど、なかなか前に進まない。まぁそんな中でも記録証の受け取り場所までもう目前の位置まで来て、ようやく事情が少しだけ見えてきた。どうもノートパソコン自体を何度も再起動か再設定なりしてるっぽい。スタッフが全く原因を発表してくれなかったので(こちらから原因を聞きもしなかったけど)あくまで推測だが。」

鼎「コードの接触不良でしょっちゅうパソコンの電源が落ちたりしてたのかな? それで記録証発行がなかなかできずに渋滞してたと?」

逆沢「けどそれなら、他の列に並び直せば良かったんじゃない?」

愛原「根本的な解決にはならないけどな。たとえば三車線の高速道路で、一車線が交通事故でふさがったとしよう。するとどうなるか? 当然、他の二車線に車線変更するわな。けどそうすると、三車線に分散していた車両が二車線に集中するから、その二車線の交通量は普段の1.5倍になる。元々の交通量が余程少なくない限り、残り二車線もすぐに渋滞状態なるのは目に見えてるわな。」

鼎「高速道路で、一車線でも事故でふさがると、残る全車線も巻き込んで大渋滞になってしまうのは、それが原因だよね。」

愛原「そういう訳で、他の列も既に大渋滞状態。ちなみに某有名ランナーサイトでは、そのマラソン大会に対するコメントが500件以上載ってたが、何件かに一件は、記録証コーナーに関する感想という状態だった。」

逆沢「みんな、【寒かった】とか【長く待たされた】というコメントだったのかな?」

愛原「そういうコメントが多かったな。中に【着替えてから並んでもいいとスタッフに言われた】というコメントもあった。ここの作者が並んだ時にはそんな事は言われなかったが、後になってから改善策を打ち出したのかも知れない。あとタイムも内容も違う謎の記録証を渡されたみたいなコメントも見かけたが、これはその大会を貶める目的の悪質なフェイクコメントかなと一瞬だけ勘ぐったりもした。けど後日になって大会ホームページでその件に関するお詫び文と、後日改めて記録証を郵送するとの告知が掲載されてたから、ガセネタじゃなかったのかよ!と驚いたりもした。記録証関係のエラーは過去に出場した大会でも一度だけ経験してたから特に何とも思わなかったが、内容が全然違う記録証が出力される例なんて、今回、初めて聞いたからな。」

逆沢「なんか記録証関係、ムチャクチャね。」

愛原「確かにボランティアスタッフの皆様には、感謝している。しかし記録証関係の管理・運営は大会の実行委員会及び、それが雇った企業による不始末の問題だろう。ボランティアスタッフが頑張っているから、文句を言うなというのはおかしい。当日は一部区間で雪に見舞われるほどに寒く、高齢ランナーや女性ランナーも多数いる中、【ボランティアの皆様に感謝して黙っていつまでも並んでろ】までは決して言えない。【自衛隊員の皆様は頑張ってるから、家を全焼させられても不満を言うな】という意見とかぶるものも正直感じた。もっとも前者の不始末による苦痛(というほど大げさなものでも無いが)に関しては、記録証の一件を除けば他の大会と比較しても十分に満足度の高い大会だったので、後者の被害者叩きコメントさえ見なければ、ここでネタにするまでもなかったのだが。」

鼎「自衛隊の皆様が日頃頑張ってる事と、自衛隊の不始末によって家を全焼させられた事は別問題というのと同じだよね。」

愛原「その論理で言えば、過労による交通事故が起きる度に、運転手は過労状態でも頑張っているのだから、事故被害者は文句を言うべきでないみたいな論調にならなければならない。しかし現実には【トラック運転手には、乱暴な運転をする奴が多い】みたいな憶測つき誹謗コメントまで書き込まれて、大型車が事故を起こす度に運転手がバッシングされる例も多いだろう。ダブルスタンダードと言わざるを得ない。」

逆沢「自衛隊員の事故は全面的に擁護されるけど、トラック運転手の事故はそこまで擁護されないとすれば、確かに二重基準ね。擁護されても困るけど。」

鼎「いくら安月給で頑張っていようが、無休で頑張っていようが、人手不足を騒がれる中、日本の物流を支える一翼を担っていようが、事故に巻き込まれた被害者側からすれば、一方的な加害者でしか無いよね。加害者は居眠り運転で事故を起こす程までに頑張って仕事してたからとか、運転中に電話に出なければならないほど忙しく仕事してたからとかいう理由で、だから前方不注意でひき殺されても文句を言うなって言うのは、絶対におかしいと思うよ。」

愛原「そう。被害者からすれば、そいつがどんな真面目な労働者であろうが、どんな真面目な自衛隊員であろうが、どんな真面目なボランティアスタッフであろうが関係ない。そいつが居眠り運転したあげく、こちらに突っ込んできたり、家を全焼させたりしたら、当然のように怒る。当たり前の話だ。トラック運転手と自衛隊員の間で反応に差を付ける理由なんか何一つない。もちろんボランティアスタッフであってもしかり。もっともここの作者が並んだ列で、ノートパソコンを操作していたのはボランティアスタッフではなく、記録証関係の企業スタッフだったけど。まぁ一般のボランティアスタッフに機材トラブルに対応できるスキルなんてないだろうから、その列に担当の社員スタッフがいるのは、ある意味、当然の話だが。」

逆沢「やっぱり現場でも不満の声は出てたか?」

愛原「当たり前だ。他の列も渋滞はしていたが、スローペースなりに前には進んでいた。ところがウチの列だけいつまでも【もう少しお待ちください】の一点張り。一個前のランナーのおじさんも、社員スタッフに対して他の列で記録証を発行してくれと頼んでたし。こちらと目線すら合わせようとせず無視されたけど。」

逆沢「その社員スタッフ。実はただのシステムエンジニアで、渋滞の解消とかそういうのに何の権限も関心もなかっただけじゃね? トラブルが起きてるパソコンの正常化作業に専念してるのに、横からいらん事話しかけるなよみたいな。」

愛原「今思えば、そうかもな。仮にボランティアスタッフも社員スタッフも、渋滞をなんとかする権限がなかったとすれば、もう黙って指示に従い待ち続ける以外の選択肢はなかったのかな? それなら事故による交通渋滞の方が、車線変更できる分だけ余程マシだった。 」

鼎「自分の並んでる列が事故のあった列でも、高速道路とかならお互いに譲り合って交互に隣の車線に移動したりできるのに、【事故の起こった車線の車両は事故の処理が終わるまでその車線からはみ出すな】とか言われたら結構きついよね。」

愛原「それならそうと最初に言ってくれたら、始めからそんな外れくじの列に並んだりもしないし(誰も並ばないだろうけど)、途中でも早めに言ってくれたら、他の列の最後尾にでも並び直すのに(その列に並んでるランナーの半数近くが一斉に他の列に大移動するかも知れないけど)、何も言ってくれないし。スーパーのレジでも、特定のレジでトラブルがあったら、他のレジに誘導するのが普通だろ。何、問題のあるレジに客を並ばせたまま、そのレジに不調がある事も伝えず、【もう少しお待ちください】の一点張りで拘束するねんと。そりゃ、不満も出るわと。」

鼎「駅でも、トラブルで電車が遅れそうなら、その事実くらいはアナウンスするよね。遅れそうという事実も伝えず、なんで電車が全然来ないんだと指摘しても、もう少しお待ちくださいだけだとだんだん不安になってくるよ。」

逆沢「列の混雑整理くらいはボランティアスタッフがやってたんだろうし、ボランティアスタッフに大した権限はないだろうから、お持ちくださいの一点張り以外の裁量がなかったとも言えそうだけどね。お前がいなくなった後になって、寒い中、汗で濡れたランニングシャツ状態のランナーの集団を長期にわたって野外で拘束するという事の重大性に気付いた大会実行委員会側がようやく先に着替えてもOKとか指示を出して、少し状況を改善したとか。」

愛原「実態としては、そこまで深刻な事態という程でもなかったけどな。俺が問題視してるのは、記録証コーナーでのトラブルそのものではなく、その不手際を改善してくれと申し出た人達に対して【ボランティアスタッフの人も頑張ってるのに文句言う人がいて残念だった】風のコメントがみられた事に対してだから。佐賀の自衛隊事故が無ければ、リンクして不快に感じなかったかも知れないけど。」

鼎「誰かが事態の深刻さを実行委員会の責任者に訴えたから、先に着替えてもいいなどと状況が改善されたかも知れないのに、それを文句の一言で済ませる方が余程他人事過ぎるというか、無責任だよね。」

逆沢「誰も不満一つ言わず我慢してれば、表向きは平穏で済むけど、それはディストピアとなんら変わらないからねー。みんながイジメを見て見ぬ振りすることで表向き、イジメのない学校を実現したり、暴行事件を隠蔽することで、理想の相撲協会を維持してるのと変わらないというか。そんな誰かが泣き寝入りする事で保たれる、外面だけの平穏なんかいらんわ。」

鼎「それでリーダーは、そのコメントに対して【これは被害者叩きの一種だ】と解釈したって事かな? 書き込んだ人からすれば、大渋滞で殺気(?)立ってる雰囲気の中、懸命に対応しているボランティアスタッフに苦情を言うなんて許せないって正義感故かも知れないけど。」

愛原「被害者の置かれた状況が理解できないから、そういった【一方的な視点での正義の味方気取り】ができるのだろうなとは感じた。」

鼎「よくよく考えたら、佐賀県での自衛隊機墜落事件も、自衛隊員側の視点だけでみれば、被害者叩きをしている人も純粋に正義なんだよね。その航空機の乗っていた自衛隊員も事故を起こしたくて起こしたわけでもないし、何よりも死んでるし。」

逆沢「まぁそれを言ったら、大抵の交通事故も、事故を起こしたくて起こしてる人なんか、ほぼ100%いないだろうしね。」

愛原「俺自身にしても、明日、交通事故を起こさない保証なんてどこにもないからな。明日、誰かをはねて殺してしまう可能性もゼロではない。そしてほとんどの人にとって自分はやはりかわいいから、いざ自分が加害者になったなら、被害者の落ち度を全力で探して被害者叩きをしてでも自分の罪を軽減したいというのも、話として分からなくもない。しかし何の利害関係もない第三者までが、被害者の落ち度を妄想でねつ造してまで全力で探して被害者叩きをするというのは、さすがに理解しがたい。」

逆沢「自分の利害に全くからまないのに、被害者叩きをしたがる人の心理ってどんなのかねー。人の不幸を喜ぶような鬼畜? サイコパス?」

鼎「それに関しては、公正世界仮説という認知バイアスが深く関係していると聞いた事があるよ。」

逆沢「公正世界仮説? 認知バイアス? なんだそれ?」

鼎「公正世界仮説というのは、【善人には良い事が起こり、悪人には悪い事が起きる。世界は公正である】という仮説のことだよ。認知バイアスというのは、【人は自分の信じたいことを信じたがる】という心理的傾向のこと。つまり世の中には、勧善懲悪の因果応報を信じたがる人が少なからずいて、そういう人程、被害者が被害に遭うのはそれだけの落ち度があるからだと思い込みたがるという話だよ。」

愛原「公正世界仮説とか、笑わせてくれるわ。そんな仮説が事実なら、この世に独裁者なんか現れないし、独裁者によって苦しめられる人も出ない。それとも何か? 北朝鮮の指導者とかスターリンとかは、善人だったからあそこまで出世できたのか? 圧政に苦しめられている人達は、悪人だからそういう目に遭わされているのか? 違うだろ?」

逆沢「あはは。そう考えると公正世界仮説というのは、支配者とか上級国民と言われる人にとってすごく都合のいい仮説というか、思想ともいえるわね。【俺達は善人だから裕福なんだ。お前らは出来が悪いから貧乏なんだ】みたいな感じで。」

愛原「善人の部分を努力に変えると、すごくしっくり来るわな。【俺達は努力したから恵まれた立場にいる。お前らは努力しないから今になって苦労させられているんだ。自己責任だ】みたいな。」

逆沢「力のある者がその力の保有を正当化する上で、すごく都合がいい思想ともいえそうね。公正世界仮説というのは。」

愛原「けど、そういう思想の信者は、実際、多そうだわな。そいつが経済的に苦しんでいると言えば、努力しなかったからと切り捨てたり、そいつが事件に巻き込まれて被害者になったと聞けば、判断が甘いからと切り捨てたり。」

逆沢「弱者や被害者にとっては、最悪の論理ね。弱者が弱者なのは弱者が悪いから。被害者が被害を受けたのはその程度の人間だからと。」

愛原「悪事で私腹を肥やしたような奴からすれば、最高の自己正当化論理ともいえるな。」

鼎「アメリカの研究者によると、結束的価値観。つまり社会秩序とか権威に対する忠誠心とかを重んじる人程、そういう傾向が強いという発表もされてるらしいよ。」

逆沢「難し過ぎてよく分からん。」

愛原「まぁ、被害者が被害を申告する事を好まない層というのは、間違いなくあるわな。相撲協会が暴力事件を隠蔽したがったり、学校がイジメ問題を隠蔽したがったり。自分自身が加害者でなくとも、被害者が前面に出れば組織全体に悪影響が出るからという理由で、被害者に不利益を全部おしつけて、見た目の秩序と平和を維持しようとしたがる連中は。」

逆沢「組織のためとか、もっともらしい理屈を付けてるけど、結局自分の保身のためじゃねえか?」

愛原「けど、そういう奴も多そうだわな。沖縄米軍問題にしても、国益のためだとか、もっともらしい理屈をつけて、要は自分が負担したくないから他人に負担を押しつけているだけとか。」

逆沢「【みんなが公平に負担したら、みんなが大変な思いをするから、お前が全部負担をかぶれ。それが(お前をのぞく)全体の利益につながる】みたいな論理ね。みんなの為といいながら、そのみんなには被害者自身は含まれて無くて、代わりに自分自身は被害者が負担をかぶることで、しっかりとその恩恵部分だけは受けていると。」

愛原「決して戦場の最前線に出ないような上級国民が、【私はいつでもお国のために最前線に出る覚悟がある!】と喧伝するようなものだな。」

逆沢「鳩山政権の時に米軍移転が話題になったけど、アンケートとったら米軍を受け容れても良いと回答した自治体がほとんどなくて笑ったわ。もっともらしい理屈を色々付けてるけど、結局、他人に負担を押しつけたいだけじゃねえかと。」

愛原「原発の放射能廃棄物問題とかも同様だな。原発は必要とか、色々もっともらしい理屈はつけても、その割に自分が負担を受け容れる覚悟はない。自分達が負担をかぶるとなったら全力で抵抗するのに、他者が負担の受け容れに難色を示したら【愛国心がない】とか【みんなの為に負担を受け容れる気持ちがないのか?】とか【思いやりの心が足りない】とか【自分勝手だ】と徹底的にバッシングする。」

逆沢「ずる賢い奴なら、戦場の最前線に出ないような上級国民のように【俺はいつでも負担を受け容れる覚悟がある】と言いそうだけどね。自分達が負担させられる側に回る可能性が全くないのを確信した上で。」

愛原「東京の人なら、原発や放射能廃棄物を受け容れる覚悟があると言っても、あまり問題無さそうだよな。実際に【じゃあ、東京で】なんて話にはまずならないだろうから。北海道とか和歌山とか高知とかでそれを言ったら、本当にそれが実現しかねないけど。」

鼎「【自分だけは安全な所にいる】と心のどこかで確信しているからこそ、被害者叩きができるという側面もあると思うよ。たとえば自衛隊機墜落で家を失った人を非難している人は、心の奥のどこかで【まさか自分の家に自衛隊機が落ちてくるなんてありえまい】と思ってるだろうし。」

逆沢「まさか自分が派遣社員になるなんて思ってないから、非正規労働者を容赦なく叩けるとか、まさか自分が障がい者になるなんて思ってないから、障がい者を容赦なく叩けるとか、まさか自分が地方に移住する事になるなんて思ってないから地方を容赦なく叩けるとかは、普通にありそうね。」

愛原「そういう奴ほど、いざ自分の身に不幸が降りかかったら、全力で暴れそうだな。」

逆沢「被害者叩きをするのは、被害者に被害を集中させる事で、自分の身に不幸が伝播するのを防ぐ意図も含まれているからかも知れないわね。沖縄の人に負担を押しつけてる状態とか、非正規社員に負担を押しつけている状態とか、そういう状態を維持する限りは、自分が沖縄人で無かったり、非正規社員でない限りは、負担は自分の身に及ばないし。ていうかみんなで負担を分かち合いましょうってなったら、自分の住む場所に困った施設がやって来たり、非正規社員と同一賃金になって相対的な年収が減ってしまったりして、自分にも負担が伝播してしまうから。」

愛原「マラソン大会の記録証コーナーで、足止め食らってる列の人らに対する被害者叩きをした人も、【お前らがこっちの列に割り込んできたら、俺の順番がますます遅くなるじゃねえか、ボケ!】って本音も含まれていたのかな?」

逆沢「それは知らん。けど高速道路でもそうだけど、事故が起きた車線の車が、隣の車線に車線変更してくるのを嫌がる人は、それなりにいるかもね。その分だけ、隣の車線がますます渋滞するから。【お前の車がこっちの車線に割り込んできたら、さらに1分遅れるじゃねえか。お前は、事故処理が終わるまで何時間でもその車線で待っとけや。ボケが!】って感じで。」

鼎「自衛隊機に墜落されて家を壊された人をバッシングした人達も、【てめえの家がそんな所にあったせいで、余計に大きなニュースになってしまったじゃねえか。しかも自衛隊に対して許せないとか何様じゃ。許せないのはてめえの方だ。ボケが】くらいの認識でしかないのかな?」

逆沢「大阪府警の警官が東北出身の女性を殺害した際に、阿倍野署の署長が【M巡査は幸せの絶頂に、Sさん殺人というトラブルに巻き込まれた】みたいなコメントしたのを思い出したわ。多分、この署長も【テメーの娘が、ウチの部下に殺されるから、俺が下げたくもない頭を下げるハメになったんだ。ボケが!】くらい思ってたのかねー? 東北まで謝罪に向かうのでは無く、被害者家族を大阪に呼びつけた上で形式的な謝罪だけとりあえず済ませましたって感じからしても。」

愛原「ある意味、被害者意識すら持ってそうだな。確かに署長自身が犯罪を起こしたわけではないし、そういう意味では署長も被害者ではあるが、だからといって最大の被害者を叩くのは筋違いすぎる。叩くべきはテメーの部下だろうとも。」


鼎「自分自身に悪の自覚がない所が厄介だよね。」

逆沢「あと相撲協会の連中も同思考だと思うわ。【障害が残ったくらいで裁判に訴えたり、弟子が暴行に遭ったくらいで警察にタレこみやがって。てめえら被害者のせいで無関係の全相撲取りが迷惑かぶってるじゃねえか、ボケが!】って感じで。」

愛原「なんか同窓会の費用を一人に押しつけて、【てめえが会費\5000×40人分、20万円を一人で負担すれば、40人もの人間が救われるのに、みんなの事を考えない自分勝手野郎がぶつくさ文句言うんじゃねえよ。全体の利益の事も考えない利己主義のボケ野郎が!】って逆恨みしてしてるような状態だな。だが先の結束的価値観ではないが、全体主義的思想の者ならば、少数の被害者に負担を押しつけるのが正義と思い込んでもおかしくないという事だろう。沖縄に負担を押しつけて何の罪悪感も感じてない連中も、全体の利益(という大義名分で守られた自分の利益)の為なら被害者に負担を集中させても当然と考えるというか。本来割り勘になるべき同窓会の費用を、一人に押しつけるような悪行と実態は何も変わってないのに。」

鼎「加害者と被害者を比較した場合、加害者の方が敵に回したら厄介な事も多いよね。それで被害者を叩く方を優先させる人もいるかも知れないよ。」

逆沢「イジメの現場に遭遇した際、いじめっ子が【どっちが悪いか、言ってみろ!】とすごんだら、いじめられっ子の方が悪いと言いそうなヘタレはそれなりにいると思うわ。」

愛原「公正世界仮説を後押しする有力な被害者叩きの論拠の一つと言えそうだな。実際問題、加害者の方が悪いという事になったら、【なんで加害者を責めないんだ?】とか、【なんで被害者を救わないんだ?】という、自らの良心や罪悪感を刺激するような新たな難題が発生する。しかし被害者に落ち度があるという論理が加わる事で、被害者を救わずに済む正当性と、加害者を擁護する正当性が同時に発生して、見て見ぬふりをするなどの自己正当化も可能になる。」

逆沢「なる程。被害者に対して手をさしのべようとしない冷酷(or怠慢)な自分を正当化したり、加害者を放置(or擁護)するヘタレな自分を正当化する上でも、被害者叩きはすごく都合がいいって事か?」

愛原「被害者に下手に寄り添うと、自分の負担が増える可能性もあるしな。沖縄の人が可愛そうみたいな話にすると、じゃあお前が負担軽減のために協力してやれよっと話になって都合が悪くなるから、徹底的に被害者叩きをするみたいな感じで。」

鼎「被害者叩きが自己正当化の為の方便だとすると、彼らを更正させるのは難しいと思ったかも。」

愛原「何の罪もない被害者をバッシングしたとなったら、自分の社会的立場が相当に悪化するからな。そうでなくとも自己正当化が大好きな連中だ。彼らはあらゆる謎論理を駆使して、次々と被害者の落ち度となる部分を探し出して、徹底的に被害者をおとしめ続けようとするだろうな。おとしめるのに失敗したら、自分自身が【被害者をセカンドレイプした鬼畜】としてバッシングされる立場に落ちてしまうから。」

逆沢「自分がレイプ犯として裁かれないためにも、あいつはレイプされても仕方の無いクズだと徹底的におとしめ続ける必要が出てくる。だから被害者叩きをするような人間は、最後まで自分の非は認めないし、被害者の名誉を今後もずっとおとしめ続ける可能性が高いって事か?」

鼎「そう考えると、あらゆる正義の味方気取りの中でも、最悪のタイプのような気がしてきたかも。」

愛原「だから俺は、正義の味方気取りの中でも、最も歪んでいるタイプと言ったんだ。彼らは容易に自分の非を認めない。そして自分の正当性をひたすらアピールし続け、自分は正しいという視点で、他者をおとしめ続ける。そしてその対象は、既に理不尽な負担を強いられている被害者である。傷だらけになった被害者の傷口に塩を塗り込んで、それで正義を気取っているのだから、こんなタチの悪い正義は他にないだろう。」

鼎「確かに被害者に落ち度がないとは言わないけど、ホコリ一つないように掃除するのは至難なように、あらゆる面で落ち度のない完璧人間はいないし、重箱の隅をつつくような論法で被害者を叩くのはおかしすぎるよね。」

逆沢「スマイリーキクチ事件じゃないけど、妄想や根拠のない書き込みを根拠に他人をバッシングする手合いも後を絶たないし。生意気とか不潔とかいい加減とか、主観でどうとでもなるような理由で他人をバッシングする奴らもいるし。そんな理由で被害者叩きする奴らとか、どうしようもないわ。」

愛原「ヘタレはヘタレなりに黙って大人しくしてくれれば無害なのだが、変に正義のヒーローを気取りたいと思うから、誰かを攻撃して制裁したくてたまらなくなる。その結果、見当違いの人間を攻撃するようになる。いや、見当違いだけならただのマヌケで済むが、確実に勝てる相手を選ぶ狡猾さを持ってる分、なおタチが悪い。」

逆沢「被害を受けて弱ってる被害者なら、叩いても怖くないと。」

鼎「なんか2月25日に尼崎で起きた事件を思い出したかも。暴走族と勘違いして、釣りを終えて帰宅中の高校生を殴って逮捕されたって事件だけど、常識的に考えておかしすぎるよね。」

愛原「暴走族と釣り帰りの高校生を見間違えるという事自体、あまりにも不自然だしな。正義の味方を気取りたいけど、ホンモノの暴走族を殴る勇気の無い奴が、勘違いを装って無関係の高校生を殴ったとしか、俺には思えんわ。というかホンモノの暴走族に単身で殴りに向かえるとしたら、そいつ、勇者過ぎるだろ。一千万人以上住む東京でも、ちょっと見つからないレベルの。」

鼎「東京には半グレ集団とか関東連合とか、色んなその手の集団があるけど、1千万人も住んでる割に、単身でそんな人達に喧嘩をふっかけて記事になる人って本当にいないよね。」

愛原「だから俺は、動機自体が嘘くせえと思ってる。もっとも全然別内容の記録証が発行されたなんてコメントに対してほんまかいな?と思ってたら、事実だったらしいし、俺の憶測レベルも、被害者叩きする人達と同レベルなんだろうけども。」

逆沢「とりあえずヘタレが、無闇に正義の味方を気取るのはやめてくれとしか言えんわ。加害者の親族というだけで無関係の人に電凸したり、被害者の落ち度を強調して被害者にセカンドレイプしたり、本当にロクでもない事ばかりしてくれるから。」








過去のたわごと 
2018年 2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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