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愛原様のたわごと(18年5月13日)






愛原「どんな悪い奴でも、生まれつき悪い奴はいないとは、よく言われるが、これは個人ではなく集団・組織でも同じ事がいえるわな。」

鼎「逆を言えば、どんないい人でもいつの間にか悪い人になっちゃったり、どんな素晴らしい集団や組織でもどんどん腐敗してもおかしくないって事だよね。」

逆沢「つうか、組織の方が腐敗しやすい気がするわ。どんな立派な組織でも、時期が経つに連れて、腐敗が止まらなくなるというか。自浄能力が働かなくなるというか。」

鼎「現状維持という言葉があるけど、実際には何もしないでいると、現状維持すらできず、どんどん駄目な方向に流れていくような気がするよね。」

逆沢「まぁ、腐らないものは無いって事かねー?」

愛原「時間の経過と共に腐っていくのは、世の中の摂理のようなものだから、ある程度は仕方ないわな。しかし世の中には、故意に腐らせようとする者もいる。腐敗を促進したがる者もいる。もちろん大多数のまともな人間は、腐敗の進行には好意的でいられないだろうが、それでも多くの場合、腐敗というのは容易に止められず、大多数の場合、腐敗は進行していく。」

逆沢「要するに何がいいたいんだ?」

愛原「今回は組織が腐敗していく過程について迫ってみたい。と言っても、たたき台の一つも無いと内容的に漠然とし過ぎて困るから、【健全な組織が邪悪な独裁者によって乗っ取られる過程(=邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法)】をたたき台にしてみたい。」

逆沢「民主的で健全なな組織自体は、会社単位でも国家単位でも存在するだろうけど、それが特定の独裁者によって乗っ取られる過程と手法について触れてみようという話ね。」

鼎「歴史的にみれば、いわゆるファシズム国家というのは、封建主義的なシステムではなく、むしろより民主的な体制から誕生しているんだよね。傍目からみれば、民主的に独裁者が選ばれたようにしか見えないみたいな。」

愛原「まぁその独裁者が善良であるなら、それも一つの選択肢なのかも知れん。だがそれではテーマの趣旨からずれてしまうので、ただの独裁者ではなく、邪悪な独裁者。組織に所属する人員・大衆の大多数を不幸に陥れるような、邪悪な独裁者に絞って考えてみたい。なぜ民主的な体制から、邪悪な独裁者が誕生してしまうのか? みたいな感じで。」

鼎「考えてみれば、すごく不思議だよね。組織のメンバーの大半を不幸に陥れるような邪悪な独裁者を、大半の構成員が支持した構図になる訳だから。」

逆沢「別に不思議では無いだろ? 始めは善良なふりをして、独裁権だけを先に取得して、組織を自分の思い通りに動かせるようになってから、邪悪な本性をあらわにしたと考えれば。」

愛原「善良なふりをするのはいいとして、だからといって独裁権を欲しがったら、その時点で【コイツはヤバい】って思われるんじゃないのか?」

逆沢「敵を作ればいいんじゃないの? 敵を故意に作り出して、【コイツを倒すには、もっと力が必要だ。だからもっと力を俺に与えてくれ】と、みんなに訴える。で、その独裁者の権限を強めてやる。予算を自由に使える権利を拡充してやったり、より有利な選挙システムに変えてやったり。あるいは簡単にそいつを罷免できない制度に変えたり、そいつの任期をさらに延長したりとか。」

鼎「敵を作るというか、敵の脅威をあおるというのは、色んな独裁者が好んで使う手法だよね。中国の反腐敗運動とかも、腐敗した汚職官僚や汚職政治家を一斉に追放するという名目で、結果的に独裁者にとって都合の悪い陣営の勢力を弱めて、独裁者の独裁を強める効果にしかなってないし。」

逆沢「ナチスのヒトラーによる反ユダヤや、フィリピンのドゥテルテによる反麻薬にしても、仮想敵を徹底的に弾圧する事で、【俺に逆らったらこうなるぞ!】という見せしめと脅しと萎縮効果がかなり含まれている気がするわ。今の籠池夫妻の長期拘留も、【もしも政権に盾突いたら、お前らも籠池夫妻のようになるぞ】という脅しの意味合いがかなり含まれてそうだし。」

鼎「敵を作ってその敵を徹底的に痛めつけて見せしめにするというのは、独裁者が独裁力を強めたり、あるいは誇示する上で絶対に避けられない手法のような気もするよ。強い脅迫力あっての独裁者というか、脅迫しない独裁者はいないというか。」

愛原「そうだな。無闇に敵を作って煽りまくったり、脅迫的な手法を使い出したり、権力を自分に集中させようとしたりしたら、そいつは邪悪な独裁者タイプと言って間違いなさそうだよな。というか善良なふりをした邪悪な独裁者が、善良なふりをする必要の無い邪悪な独裁者に変貌する過程において登場するのが、脅迫という要素なのかも知れん。」

逆沢「始めは故意に悪玉を作り出した上で【悪を倒す為には力が必要だ。だから俺に力を貸してくれ】とアピールしてたのが、実際に力をつけていくにつれて、【俺に逆らう奴は悪だ。悪は力を持って叩きつぶす】に変わっていく訳ね。」

鼎「なんか【官僚の専横を抑えつけるために官僚主導から政治主導に変えていく必要がある】と言ってたのが、【俺の言いなりにならない官僚は、政治主導の名の元に叩きつぶす。俺の言いなりになる官僚だけが出世を認められる。】に変わっていったのと同じ流れだよね。」

愛原「官僚主導が健全なものであったかと言われればはなはだ疑問ではあるが、じゃあ官僚が政治の都合に合わせて、公文書をねつ造したり嘘答弁を重ねたりする方がマシなのかと言われれば、そっちの方がよりヤバいのは明白だからな。」

鼎「特定の害虫を駆除する為に、その天敵をたくさん放ったはいいけど、今度はその天敵が以前の害虫以上に周囲に被害を与えだしたみたいな感じだよね。」

逆沢「生態系というのは微妙なバランスで成り立っているから、特定の生物が嫌いだからといって、その生物だけを排除しようとすると、他の生物にも多大な影響を与えるからねー。生物Aが駆除される事で、その生物Aを主食としている生物Bも生きていけなくなったり、生物Aを怖がっていた生物Cが一気に増えて大暴れするようになったりとか。」

愛原「人間社会も一緒で、微妙なパワーバランスで成り立っている部分があるからな。2人の実力者が牽制しあって緊張が高まってるからと言って、その一方を排除したら、生き残った側の実力者が独裁者として好き放題するという例は珍しくない。」

鼎「独裁者というのは、天敵がいないからこそ独裁者といえる訳だから、逆を言えば、独裁者を作りたくないなら、常に複数の勢力で牽制しあってるような状態を保った方がいいという事かな?」

逆沢「言われてみれば、健全な民主主義が機能している国は、政権交代が当たり前のように起きてて、万年与党みたいなものがそもそも存在しないわね。油断すると与党でいられなくなる。与党で居続けたければ、大衆の為になる働きをし続けるしかないみたいな。逆に独裁国家の場合は、独裁者は大衆の為に善政を敷く必要も無く、むしろ【俺に逆らったら痛い目に遭うぞ】と脅迫し続ける事で、政権を保ち続けるみたいな。」

鼎「天敵がいるかいないかは、独裁者を産み出してしまうか否かをも左右しちゃうと言えそうだよね。」

愛原「確かにどちらかを支持している立場の者からすれば、それに対立する陣営はウザいだろうし、可能なら無力化したいとも思うかも知れない。しかし対立陣営が本当に無力化してしまうと、勝者陣営はもう支持者に対してゴマをする必要が無くなるので、その瞬間に邪悪な独裁者に変貌しやすい。邪悪な独裁者というのは、決して生まれついての本性とかそういうのではなく、天敵がいなくなるという環境の変化によって、進化(?)した新形態といえなくも無さそうだな。」

逆沢「種の保存のために支持者にゴマをする方法で生態系を保っていた種族が、天敵がいなくなった事で、今度は支持者を含む他者を威嚇する事で種を保存する生態に適応変化したという事ね。」

鼎「つまり今の政治主導というのは、官僚と与党との間で長年続いてきた微妙な生態系のバランスを破壊して、一方が一方を支配する構図にしてしまうものでしかなかったという事かな?」

愛原「一方が一方を脅迫したり支配できるようになった時点で、既にパワーバランスは崩壊してしまってはいるわな。まぁ厳密には、脅迫に屈した時点で。」

鼎「邪悪な独裁者は、その成立過程において、軽めの脅迫をしかけて様子見してそうだよね。それで相手が脅迫に簡単に屈してしまったら、より強めの脅迫をしかけて様子を見てみる。それでもやはり屈したなら完全にマウントしてしまう。逆に脅迫に屈しなかったら、もう少し時間をかけて実力をつけてから再トライしてみるとか。」

愛原「善人のふりをしていたり、誰かにゴマをすったりしている段階から、一気に邪悪な独裁者に変身するのはさすがに無理だから、最初はできるだけ軽いジャブを放って様子見みたいな事は、やっててもおかしくないな。ジャブを浴びせて相手が噛みついてきたら、まだ時期尚早。逆に相手が黙って受け容れたら、独裁者への道を一歩進められたという感じで。」

逆沢「そういう地道な確認作業を進めながら、邪悪な独裁者への道を切り開いていく訳ね。」

愛原「当たり前の話だが、簡単に籠絡や脅迫に屈する人間もいれば、なかなか籠絡や脅迫に屈しない人間もいる。なので最初は、最も簡単に調略できる人間を支配下にいれる事から初めて、少しずつ勢力を広げる形になるだろう。まぁ連衡の手法そのものだな。」

鼎「連衡というのは、外交戦略の一つだよね。大国が小国連合による合従策を切り崩す外交戦略というか。」

愛原「そう。たとえば大国Xに対抗する形で小国A・B・C・D・E・F・Gが存在していたとしよう。今のままではいかに大国Xでも、小国7国に攻められてはひとたまりも無い。だから調略する訳だ。たとえば小国Aが同盟国に不満を募らせているのをかぎ取り、XがAに鞍替えを持ちかけたりする訳だな。」

鼎「もしもAがXにすりよったら、その分だけ、小国連合は弱体化しちゃうよね。」

愛原「で、次に弱気なBを調略する。Aが先に調略された事でさらに弱気になったBが調略に応じれば、さらに小国連合は弱体化するわな。」

逆沢「鞍替えが相次ぐと、元々強気だった国もだんだん弱気になりそうね。」

愛原「うん。そんな風になると、状況に流されやすいというか、利に聡いというか、義理に欠けるような勢力が、自分を高く売りつける為に自ら鞍替えしてくる事もあるだろう。」

逆沢「いるわねー。流行に乗り遅れてはならないとばかりに、先走るようなタイプ。で、Cあたりが自分を高く売りつける形でX陣営に鞍替えする訳ね。」

鼎「勝敗や優劣が確定してたら鞍替えしようとしても、鞍替えを認めてもらえる保証は無いし、高く売りつける事もできないけど、自分が味方につく事で優劣の天秤が大きく傾くというような、キャスティングボートをにぎった情勢なら、それを利用して自分を高く売りつける人が出てもおかしくないよね。」

逆沢「ある意味、一番、鞍替えラッシュが起きやすい時期ね。Cの鞍替えで優劣が逆転したら、勝ち馬に急いで乗れと言わんばかりに、Dあたりもペコペコしながら急いで鞍替えを認めてもらおうとするかもね。」

愛原「自発的に鞍替えを望む層による鞍替えラッシュが一段落したら、後は脅迫と実力行使で押し切るだけだな。残った勢力の中で最も弱小のEあたりは、抵抗もむなしくXに併合されてしまってもおかしくないわけだ。」

逆沢「そんな風になったら、見せしめ効果も狙って、Eあたりは徹底的に蹂躙されるかもね。そうなると、かなり不利な条件の降伏勧告でも、Fあたりは受け容れざるを得なくなると。」

鼎「で、そうなったら小国連合最強のGでも、もう詰んでしまうという事かな?」

愛原「ちなみにこの連衡という手腕は、邪悪な独裁者が独裁者としての地盤固めをする際に、かなり頻繁に使われる。」

鼎「いわゆる分断工作だよね。独裁者がまだ独裁者としての本性をあらわにしてない段階で、世論を分断して、その半分もしくは一部を味方につける事で、各個撃破を目指す手法というか。」

愛原「そう。各個撃破。たとえば消費税を初めて導入しようとしたり、残業代制限をなくしたり、年金支給額を減らしたり、健康保険の自己負担額を増やそうとしたら、確実に世論の大反発を買うわな。そんな時にどうすればいいか? 世論を分断して各個撃破していけばいいわけだ。たとえば高収入の者だけを対象に残業代制限をなくしたり、高所得者だけを対象に年金支給額を減らしたり、低収入事業者を対象に消費税の減免措置を施したりみたいな。」

逆沢「なる程。国民全員を対象にした裁量労働制みたいなのを強行すれば世論が結束して大反発するけど、高所得者だけをターゲットにした高度プロフェッショナル制度(高プロ)なら、世論の大半は無関心でいられるから、すんなり法案を通せると。」

鼎「けど、これ、すごく罠だよね。消費税の件にしても、いつの間にか全事業者が対象になってしまったし。年金も、最初は選択制だったのが強制になったりとか。」

逆沢「なる程。一度に全員にダメージを与えようとすると全員から反発を食らうから、まずは一部の人だけにダメージを与える形にする。その後、徐々にダメージを与えるターゲットを拡大していくけど、最初にダメージを与えられた層(最初に見捨てられた層)にしてみれば、ザマーミロというか、不公平が是正されるだけだから、今更、反対運動に加担する気も起きない。かくして各個撃破されて、最終的には全員平等にダメージを受けてしまう形になるわけね。」

愛原「先の連衡の件も同じだな。E・F・GがXに滅ぼされて、じゃあA・B・C・Dがハッピーエンドになれるかといえば、そんな上手い話はない。謀叛の疑いだの裏切り者だの、適当な名分で、後で各個撃破されるだけだ。滅亡の時期が後回しにされただけというか。Xにしてみれば、簡単に鞍替えするような尻の軽い連中を信用する気にもなれないし、容易に各個撃破可能になった段階で、これからも特別扱いしてやる理由も無いからな。」

逆沢「なる程。【仲間を見捨てる事で自分の身の安泰を図ろう】とした時点で、既に独裁者による分断工作と各個撃破策に乗せられているという事ね。」

愛原「高所得者を見捨てる事で自分の身の安泰を図ったとしたなら、次に低所得者が同じひどい目に遭っても、高所得者が低所得者をかばう気にはまずなれないからな。むしろザマーミロとしか思えないだろう。」

逆沢「かくして各個撃破されてしまうと。」

鼎「高所得者も低所得者も関係なく政府が平等に国民にダメージを与えてくるならば、高所得者がマスコミに働きかけて低所得者を巻き込む形で大規模な反対運動を抵抗できるけど、分断されたら時間差で各個撃破されてしまうだけだよね。多数派の低所得者層に見捨てられた少数派の高所得者層はそのまま各個撃破されるしか無いし、次に低所得者層がターゲットにされた際には、資金力と情報力のある高所得者層によるキャンペーン支援に期待できないから、大きなニュースにもされないまま、こっそりと法案を通過されてやはり各個撃破されてしまうみたいな。」

愛原「【AもBもまとめて滅ぼす】と言われれば、AとBが結託して抵抗してくるだろうが、【Aは滅ぼすが、その際に見て見ぬ振りして傍観するならBだけは許す】と言えば、Bが不戦に徹する可能性は十分出てくるからな。」

逆沢「けどそれは、AとBを分断して各個撃破する為の方便でしか無いから、もしもBが傍観に徹したら、Aは確実に滅ぼされ、Bも時間差で滅ぼされるだけでしかないと。」

愛原「邪悪な独裁者が、既に独裁者として絶対的な権力を有しているならば、分断工作などしなくても、力でまとめて蹂躙できるだろうが、独裁者を目指している段階では、そこまでの力はないからな。だから分断工作などを用いて、確実に各個撃破していく形で、力を蓄えていく形になるだろう。」

逆沢「対象を分断した上で、一方には善良な仮面をつけて接し、もう一方には独裁者としての本性をむき出しにしてる状態ともいえそうね。」

愛原「そう。自身がまだ弱い内は、誰に対しても善人のふりをして、【だから俺に力を貸してください】と低頭で訴える。しかし力をつけるに連れて、善良な仮面を少しずつ外していく。」

鼎「世の中には、上司に対してはとことん媚びを売るけど、部下に対してはとことんパワハラなサディストタイプの人もいるけど、まさにそんな人タイプという事かな? 自分が一番下っ端の頃は、誰に対しても平身低頭でいい人を演じてるけど、上司に気に入られて出世するに従って目上の人が減る分、目下の人が増えるから、それだけどんどん凶暴な本性があらわになっていくというか。そしていつの間にか、誰もが怖れる独裁者として君臨するみたいな。」

愛原「このタイプの人は、かなり厄介だ。何しろ上司には好かれやすいから、部下がどれだけそいつの邪性を強く訴えても、なかなか上司にそれを信じてもらえない。そして圧倒的な支配力をもって部下をどんどん言いなりの奴隷化し(orイエスマンだけで部下を固めて)、勢力を拡大していく。やがて少数派となった上司達が、ようやくそいつの邪性に気付いて危険視しても、その頃には、多数のイエスマンを支配下に入れた独裁者を中心とした一大派閥が形成されているから、今更どうにもできない。そうこうしている内に、少数派となった上司や少数派派閥も各個撃破され、最後には組織そのものを乗っ取られてしまう。」

鼎「善良な仮面が、ある日突然はがされるのではなくて、じわじわと時間をかけて少しずつあらわになっていく所が厄介だよね。」

逆沢「一番厄介なのは、一部の人にだけ邪悪な本性を見せている初期段階ね。この段階では、多数派の人は未だその人がいい人だと信じている状態だから、少数派の人がどれだけ【コイツはヤバい】と訴えても、なかなか信じてもらえない。そしてその少数派の人が各個撃破され、あるいはイエスマン化されて、舎弟として組み込まれてしまうのが何とも歯がゆいというか。」

愛原「そしてそんな初期段階から、多少なりとも脅迫という手段が顕在化し始める中期段階。ここで保身主義者が多いようだと、酷い鞍替えラッシュになると思われる。囚人のジレンマ的な現象が顕在化するからだ。」

鼎「XとYの二人がいて、両方黙秘すれば証拠不十分で減刑して両方懲役2年。一人だけ自白すれば、自白した側は捜査に協力したという事で司法取引で赦免(無罪と同等)。自白しなかった側は捜査を最後まで妨害し反省の余地も無いという事でその悪質さから懲役10年。両方自白した場合は、普通に懲役5年。みたいな事にした場合、もしも自分が自白した場合は、もう一人の反応次第で懲役0年or懲役5年。逆に自分が自白しなかった場合は、もう一人の反応次第で懲役2年or懲役10年。だから自分の都合だけで言えば、仲間を裏切って自白した方が得という結論になっちゃうんだよね。それが囚人のジレンマの厄介さというか。」

逆沢「全体の利益を追求するなら、どちらも黙秘した方が最善の効果が得られるのに、どちらも個人の利益を追求するとむしろ悪い結果になる可能性が高いというのが囚人のジレンマね。」

愛原「邪悪な独裁者におびえる大衆のジレンマはもっと深刻だぞ。たとえば選挙で二人の立候補者がいる。一人目のαはリベラルの権化のような人で、自分に投票した人に対しても自分に投票しなかった人に対しても公平に善政を施す。一方のβは邪悪な独裁者の権化のような人で、たとえ自分に投票してくれた人に対しても何の恩恵も施さないが、自分に投票しなかった人に対しては独裁者に反抗的な姿勢を示す不穏分子として、徹底的に虐待する。不幸にする。蹂躙する。監視する。見せしめにする。そんな二人のどちらに投票すべきか? 囚人のジレンマと同じ視点で考えてみよう。」

鼎「仮にリベラルなαさんが選挙で当選した場合、自分がどちらに投票しようと関係なく、平等に善政の恩恵を受けられる。一方、邪悪な独裁者のβさんが当選した場合は、自分がβさんに投票してても幸福にはなれないが、とりあえず投票しなかった人達よりは相対的にマシな扱いになる。もしも自分がαさんに投票している場合は、地獄のような日々か待ち受けるって事だよね。」

逆沢「つまり自分の保身だけを考えるならば、どっちが当選しようと、邪悪な独裁者であるβに投票した方がマシって事ね。仮に対立候補のαが当選しても、別に不利な扱いは受けないし、逆にβが当選しても、応援候補だからそれ程はひどい目に遭わされずに済むという意味で。」

鼎「けどみんなが自分の保身を優先してβさんに投票したら、邪悪な独裁者であるβさんが圧倒的大差で当選しかねないというジレンマが残るんだよね。」

愛原「そう。見せしめには、それだけの効果がある。邪悪な独裁者が当選したら恐ろしい世の中になると分かっていても、それでも最悪の事態を考えたら、邪悪な独裁者に一票を投じざるを得ない。そんなジレンマが発生するわけだ。」

逆沢「民主的な世の中で、しかも多数派の人が独裁者を嫌っていたとしても、みんなが保身を考えてたら、邪悪な独裁者が生まれる可能性はそれなりにあるって事か? つまり。」

愛原「囚人のジレンマ的な視点でみると、まさにそうなるな。多数派の人が邪悪な独裁者を嫌っているなら、邪悪な独裁者が当選する訳が無いと思われるが、実際はそう単純じゃない。もしも邪悪な独裁者が当選して、彼が報復に出た場合を考慮すると、たとえ心の底で邪悪な独裁者を嫌っていたとしても、表向き、邪悪な独裁者を応援してるがごとき態度を取らざるを得ないケースはあり得るわけだ。」

逆沢「邪悪な独裁者が、脅迫とか見せしめという手段を好む理由が、改めて分かった気がするわ。圧倒的多数派の大衆が自分を嫌っていたとしても、脅迫や見せしめをする事で、少なくとも表面上は味方につける事ができるからって事ね。」

愛原「圧倒的多数の大衆が邪悪な独裁者を嫌っていたとしても、それを口にしようものなら、即座に粛清されるとなれば、誰も恐ろしくて口火を切れないだろう。最初に口火を切る人が現れなければ、二人目三人目の同調者が現れる事もない。かくして邪悪な独裁者の独裁体制は完成される。」

鼎「独裁者が独裁体制を完成させるまでに、絶対に阻止するのが肝心だという事は分かったよ。」

逆沢「ただ独裁者の方もそれは分かってるから、積極的に分断工作などをしかけてくるって事ね。そして許す人と、許されない人を分断して、各個撃破していくと。」

愛原「もしも自分が独裁者から許される側の人に分類されたとして、許されない側の人が撃破されるのをただ傍観したり、独裁者の歓心を買うためにその片棒を担いだりしようものなら、それは独裁者の独裁体制を後押ししているのと変わらない。そうじゃなく、なぜ分断されたかを考えるべきだ。」

逆沢「まだ独裁体制が未完成の状態だから、分断して各個撃破するしかなかった。あるいはそれを繰り返して、今まさにその道を歩み出している段階。だからこそそんな段階の時点で、急いで阻止する必要があるって事ね。未来の独裁者がこれ以上、力を付けないように。」

愛原「時間が経つほど、最悪の事態を想定して、(もしも邪悪な独裁者が権力を掌握した場合に備えて)あらかじめ独裁者を支持する人が増える一方になるからな。そうなると邪悪な独裁者陣営への鞍替えラッシュが起きかねない。最初は保険程度の意識に過ぎなかった軽い気持ちでの独裁者支持層がどんどん厚みを増して、本当の本当に、大衆の大半が邪悪な独裁者陣営を嫌いながら、同時に大衆の大半が邪悪な独裁者陣営を支持するというジレンマが起きえてしまうのだ。我が身かわいさに。」

逆沢「我が身かわいさに、弱気な人と小ずるい利己主義の人が真っ先に邪悪な独裁者を支持する。そんな人がどんどん増えて、邪悪な独裁者の勢力が増すにつれて、普通の人も遅れながら邪悪な独裁者を支持せざるを得なくなる。そして邪悪な独裁者が権力を掌握したとき、最後までそれを阻止しようとしていた真面目で誠実な人達は、見せしめ目的もあって真っ先に蹂躙されると。」

鼎「そうなると普通の人も、弱気な人も、小ずるい人も、みんなもう邪悪な独裁者に盲従せざるを得なくなるよね。最後まで独裁者の独裁に抵抗していたような人は真っ先に潰されてるから、今更、反逆の狼煙を上げられる人も残っていないだろうし。」

愛原「そろそろまとめよう。まず将来、危険な独裁者になりそうなタイプを整理してみる。」

鼎「敵を作りたがる。というか敵と味方を分けたがるタイプといった方が適切かな? ただ単に敵を作りたがるようなタイプなら、頭の悪い野獣君と一緒だから、勝手に淘汰されていくだろうけど、自分が負けないバランスで、敵と味方を分けたがるタイプ。それでいて排他主義者タイプというか。排他主義者タイプは、天敵にあたる人達を徹底的に殲滅したがるだろうから、その人が力をつけると、真っ先に天敵陣営が消滅させられて、その人が暴走した時に誰も止められなくなる危険性が高いから。」

愛原「次に危険な独裁者がまだ危険な段階に至るまでに、早期に発見する方法も考えてみよう。」

鼎「初期段階では、敵と味方を分けながらも、大多数の人に対してはいい人とか、頼もしい人を演じるだろうから、少数派イジメとか社会的弱者イジメのような形の正義の味方を演じそうな気がするよ。会社では最も強い派閥について、その派閥に敵対的かつ弱小の派閥を徹底的に叩くとか、最も力のある政党を支持して、その政党に敵対的な陣営の支持層を徹底的に攻撃するみたいな感じで。」

逆沢「初期段階から中期段階に移行するにつれて、徐々に高圧的な態度が露出してくる気がするわ。誰かを脅したり、見せしめがてらに制裁したり。もっとも初期段階でも、陰湿ないじめっ子みたいに、誰にも見られないような隠れた場所で、誰かを脅したり、マウントして支配下に入れたりはしてるだろうけど。」

愛原「脅迫やマウントは、独裁者が勢力拡大する上で欠かせない手段でもあるからな。もちろん初期の段階では、大多数の人からいい人と思わせる必要があるから、その対象は社会的弱者などに限られる。しかし最終段階では、全ての人を公然とマウントしないと駄目な訳だから、中期段階で少しずつ表面化させていく事になるだろう。」

逆沢「初期段階では隠れてこそこそしていた脅迫やマウントが、中期になる頃には、それなりに公然に行われるようになる感じね。」

愛原「中期の場合だと、将来も見越して、他者をふるい分ける為に、あえて目立つ形というか、試す目的で脅迫やマウントを試行する事もあるだろうな。ああ、コイツは簡単に屈するタイプだなとか。コイツは利に転びやすいタイプだなとか。コイツは空気に流されやすいタイプだなとか。コイツ相手にはまだゴマをすっておいた方がいいなとか。コイツは簡単に屈するタイプでもないけど、特に敵対的って程でもないから、屈服や制裁は後回しにして無視しておいてもいいだろうなとか。コイツは明らかにこちらを警戒している上に手強そうだから、早い内に排除しておかないと面倒になるタイプだなとか。コイツは生意気でウザいけど大した事はないから、適当なタイミングで見せしめに公開処刑してやろうとか。」

逆沢「それなりに実力はつけているけど、まだまだ目上もいる状態だから、目上となる相手を過剰に刺激しない程度に、でもそれなりには公然と威圧力を見せつけ始める時期って事ね。」

鼎「反麻薬運動や反腐敗運動じゃないけど、善玉っぽい名分で正義の味方を演じ続けながらも、【逆らったらこうなるぞ】という見せしめ行為もそれなりには表面化し始める頃という事かな?」

愛原「そして中期から後期に移行するにつれて、善玉っぽい振る舞いが徐々に希薄化してくる。正確には【忠誠を試す】ような振る舞いが増えてくると思われる。【カラスは白い】みたいな明らかに間違っている事をあえて主張して、それでもそいつが賛同するかみたいな事を試すようになる訳だな。」

逆沢「そこまでいくと中期から後期ではなくて、完全に最終段階だろ?」

鼎「でも公文書偽造とか虚偽答弁とか、明らかな犯罪行為を命じて、それでも従うか否かを試すみたいな真似はやってもおかしくないと思うよ。」

愛原「善玉っぽい行いをする事で人が彼を支持するのはある意味、当たり前の話だからな。独裁者として完成されるには、悪玉っぽい行いをしても、それでも人が彼を支持するかをどこかの段階で試す必要があるからな。」

逆沢「まぁ独裁者が【カラスは白い】と言って、周りの者が【いいえ、貴方は間違ってます】と答えるようなら、独裁者としてまだまだというか、面目丸つぶれだろうしねー♪」

愛原「だから後期段階では、あえて間違った事や悪事を行って、それでも部下がついてくるかを試す必要があるわけだ。良い事をした結果、部下が付いてきても、そんなのは当たり前の話で、独裁者なら悪事を働いても、部下が素直に従うくらいでないといけない。」

逆沢「逆を言うと、明らかな不正行為をしても、もみ消せたり、押し切れるくらいの段階に達したら、独裁者として後期段階に達したといえるわけね。」

愛原「この段階になると、かつての上司や目上も、そう簡単には彼に手出しできなくなる。かつての目上達とも、それなりに緊張した段階に入るだろう。独裁者からしてみれば、まだ好き放題できる段階には程遠いが、目上の立場の者に嫌われたらすぐに潰される状況からは、既に脱したといってよい。(余程脳天気でアホな目上を除いて)最早、偽りのゴマスリが通じる段階では無くなっているが、緊張した外交的駆け引きを彼らと繰り広げる形になるだろう。」

鼎「鞍替えラッシュが起きそうなタイミングも、このあたりだよね。」

愛原「中期段階までは、余程目ざとく小ずるい奴か、独裁者の見せかけの善行を本気で善行と信じて支持している人か、既にマウントされ終わっている人などが、彼を支持している状態だったけど、後期になると話は違ってくる。心の中では彼を嫌っている人間とか、今まで彼を支持しなかった人間でも、保身主義者から順番に【囚人のジレンマ】的心理に従って、(面従腹背だが)彼を公然と支持するように変わっていく。」

鼎「たとえ面従腹背でも、記名投票形式なら独裁者に投票せざるを得ないし、たとえ不正行為でも独裁者に命じられたら盲従しないわけにもいかないから、そんな人が増えると、社会に対する影響力も違ってくるよね。」

逆沢「そして鞍替えラッシュが起こって、十分な数の人間を支配下においた時、ようやく独裁者の独裁体制が完成するって事ね。」

鼎「こうしてまとめてみると、虫歯と一緒で、独裁者も早期駆除が大事そうだよね。後期になってから邪悪な独裁者を駆除しようと思っても、かなり大変そうだし。」

愛原「後期段階に達すると、悪事をしてももみ消したり、押し切れるかどうかを試すようになるから、そこでもみ消されたり、押し切られない事が大事だな。悪事が押し切られたりもみ消される事例が続いたり、それに抵抗する者が不当に迫害されるようなら、独裁者に抵抗しても無駄っていうか、むしろ危険という事になって、後期というよりは末期に近づくだろう。」

逆沢「その頃には、独裁者の歓心を買うために、積極的に独裁者の推進する悪の片棒を担いだり、独裁者の独裁に抵抗する人を自発的に攻撃したがるナイト気取りも増えてるだろうから、独裁者の独裁に抵抗するのも、相当しんどくなってそうだしね。」

愛原「だから後期よりも中期。中期よりも初期の内に、ちゃんと独裁者の目を潰しておく方がいいんだけどな。たとえ初期でも、人目に付かない所で、誰かを脅迫したりマウントくらいはしてるだろうから、彼が舎弟を増やしたり、信者を増やすよりも早い段階で、勢力拡大を阻止できれば一番最善ではある。もちろん初期の段階で、彼が独裁者タイプの人かを見分けるのは至難だが、生まれつきの悪人はいないとするならば、彼が危険な悪人になる前に、しっかりと導いてあげて欲しいとも思う。特に排他主義者とか、目上と目下で態度が大きく変わるタイプとか、支配欲の強そうなタイプなどは、独裁者の素質十分だから、早い段階でそういう悪しき部分を矯正する方向に導いて欲しいとも。」




















過去のたわごと 
2018年     4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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