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愛原様のたわごと(18年6月10日)





愛原「本来は別のテーマをやる予定でいたのだが、個人的に興味深い時事ネタが2件も飛び込んできたので、今回はそれがらみのお題。【有能だが人格等に欠陥がある者の扱い】をテーマにしてみたい。」

逆沢「なんだ、その不謹慎ネタは? そもそも人格に問題があるって誰の事やねん?」

愛原「もちろん俺♪ と、言えたらそれも一興だが、残念ながら人格に問題があったとしても、それ以上に有能かと問われたら、全く肯定できる自信なんかないからなぁ。大体、このテーマ。誰かをこき下ろすようなネガティブな不謹慎ネタではなく、むしろ人格等に問題があっても、それを有能さでカバーできそうなキャラクターも差す訳だから、もっとポジティブにとらえてもらってもいいんだぞ。」

鼎「漫画などのファンタジーでは、鉄板キャラだよね。一筋縄ではいかないような面倒くさい性格だけど、それ以上に有能さが光るキャラクターというのは。」

逆沢「言われてみたら、少年漫画とか、そんなキャラ、かなり多そうな気がするわ。特に厨二病入ったような世界観の作品とか、そんな奴らばかりというか。」

鼎「ツンデレキャラとかも、ある意味、そうだよね。素直になれない面倒くさい性格してるけど、それでもそれを魅力に転化できるか、もしくは何らかの長所でカバーできているからこそ、それなりに重用されている典型というか。」

逆沢「ただ面倒くさいだけの奴なら、邪魔以外の何者でもないんだけどね。それを能力なり、魅力なりでカバーできてるのなら、【人格に問題があるけど、それをカバーできる程度には存在意義がある】って範疇には入るのかもね。」

鼎「よくよく考えたら、少年漫画とか、ファンタジーものって、そういう【欠陥付き有能キャラ】ってのが、かなり多そうな気がするよね。」

逆沢「言われてみたら、本当にそんな気がするわ。もちろん人格的にも能力的にも一流の完璧超人である必要はないけど、凡人並の人格すら維持できてない、明らかな欠陥持ちキャラの割合が高すぎるというか。」

鼎「非常識なまでに人付き合いが悪いとか、非常識なレベルで関心外の事には無頓着だとか、非常識なレベルで悪趣味だとか、非常識なレベルで何らかの恐怖症持ちだとか、非常識なレベルで変な言葉遣いをするとか、非常識なレベルで思い込みが激しいとか非常識なレベルで怖いもの知らずとか・・・。個性的といえばいいけど、日常生活に不安が残りそうなレベルの変人キャラすら、結構いたりするよね。」

逆沢「ある方面ではすごく優秀かも知れないけど、【絶対に野に放ったらダメな奴だろ】みたいなキャラすら、結構いたりするからねー。」

愛原「ただ、そういうキャラがいないと、物語が成り立たないという側面もあるからなぁ。ちなみにこの傾向は、厨二病文化やラノベ文化全盛の今時だからではなく、千年近くも前からの鉄板でもあるんだぞ。」

鼎「千年近く前の有名な作品というと、三国志演義とか水滸伝とか・・・。言われてみればそんなキャラクターも、割と多そうな気がするよね。特に三国志演義の張飛さんとか、水滸伝の李逵さんとか、ちょっとした事ですぐに人殺しを行うような人格破綻者として描かれているし。」

逆沢「諸葛亮とかも、何もったいつけとんねんみたいなナルシストに見えなくもないかもね。」

愛原「だが仮に張飛や諸葛亮が、人格的に平凡だったら、どうなるかを考えてもらいたい。まず、あれだけの武勇、もしくは知謀の持ち主を世間が放っておく訳が無いよな? そして彼らが凡人準拠の思考回路の持ち主だったら、果たして彼らは劉備に仕え続けただろうか?」

逆沢「どうみても他の有力な諸侯に仕官してるわね。あれだけ有能で、しかも人格的にも平凡以上だったなら、どの諸侯も喜んで迎えていただろうし。」

鼎「私が諸葛亮さんか張飛さんの立場だったら、いつまでも不安定な平民の暮らしを続けようとも思わないかな? 今の日本でいえば、東京大学を優秀な成績で卒業しながら就職活動もせずに自宅でごろごろしたり、プロ注目のスーパーアスリートでありながら、有力な団体からのスカウトの勧誘を全て断って好き放題に暴れてるだけの生活なんて、さすがにもったいなさすぎると思うし。」

逆沢「確かに言われてみたら、張飛にしても、諸葛亮にしても、名声や実力と比べる限り、明らかにおかしな生き方してるわね。」

鼎「というか諸侯が、彼らを積極的に召し抱えようとしてなさそうな傾向から推測すると、もしかすると彼らを部下にしたいと思えないような、何らかの欠陥が諸葛亮さんや張飛さんにはあったって事かな?」

愛原「あったとしてもおかしくないな。軍神関羽にしても、官憲から追われるような経歴の持ち主だったという説もあるし、だとしたら彼らがこぞって劉備の元に駆け込んだのも、それなりに納得はいく。」

鼎「極端に乱暴者である事から敬遠されたり、性格的に扱いにくそうという事で敬遠されたり、経歴に不安があるという事で敬遠されたりみたいな理由が、彼らにはあったかも知れないって事かな?」

愛原「そういった背景描写をより分かりやすくしたのが、同時代に出版された水滸伝だな。こちらは完全なフィクションという事もあって、各々の好漢が梁山泊入りする経緯が割と丁寧に描かれている。官憲から追われる身になってやむなく梁山泊入りする者も多いし、どう見ても素行に問題があるから、自然とアウトロー化してそうなったみたいな奴も多い。誰かを慕って梁山泊入りというパターンもある。まぁ、いずれにしても言えるのは、アウトローになる事も無く、官憲から追われるような事情も、梁山泊(orそのメンバー)に憧れたり恩義がある等の動機もなければ、平凡な一般人が梁山泊入りする動機もほとんどないだろうから、まぁ話として筋は通る。」

逆沢「あー、なる程。少年漫画やファンタジー作品に、変な人格の持ち主が多い理由が分かったわ。ありふれたの人格の持ち主ならば、わざわざ特殊な境遇を選択しようと思わないけど、彼らならそうじゃないって事ね。」

鼎「平凡に優秀な人材なら、既に他の組織とか部活とかで頑張っててもおかしくないのに、なぜか未だに在野に埋もれててたり、もしくは弱小組織に留まっていたりするとしたら、それが原因だったという事にすると、話が分かりやすいよね。」

愛原「乱暴者だから。人付き合いが悪いから。誤解されやすいから。悪趣味だから。なんでもいいから、とにかく凡人と比べて、明らかなネガティブポイントをつける事によって、そのキャラを世間から遠ざける。そして世間から遠ざけられた欠陥付き有能キャラを主人公が温かく迎え入れる事で、欠陥付き有能キャラは初めて承認欲求を満たす機会と、大活躍の場を与えられ、主人公も戦力を強化できる。多くのファンタジーの主人公は、そうやってパーティーを強化し、強大な敵とも互角以上に戦えるようになっていく。そしてそんなファンタジー主人公と同等以上の事を劉備はリアルでやってのけたからこそ、あれだけの成功を収めたようにも思える。」

鼎「世間が抱擁できなかった難有りキャラを主人公が見事ゲットして戦力としても使いこなしたとなれば、それだけで主人公スゲー!!って事にもなるし、物語的にも一石二鳥だよね。」

愛原「有能な上に性格も平凡な奴なら、普通に他の有力な組織にゲットされてしまうからな。リアルでもそういう奴は、一流企業に就職してしまうなり、一流スポーツクラブに所属してしまうなり、してしまうだろう。優秀であるにも関わらず、そういうルートに至らない(or至れない)人材がいるとすれば、世間の側が彼を扱いにくいと思い込んでいるか、彼自身が変人で、よくあるルートに乗っかることを望んでいないかのどちらか、もしくは両方になるんだろうと思われる。」

鼎「諸葛亮さんが伏竜と呼ばれる程の名声を持ちながら、短くない浪人生活を送ってたのも、世間が彼を扱いにくい人材として敬遠してたか、そうでなければ、彼自身が普通に曹操などの有力諸侯に仕えたくないと考える変人(?)というか、少なくとも凡人と異なる思考回路を持っていたと考えるのが自然って事だよね。」

逆沢「曹操は、欲しい人材はどんな手を使っても手に入れようとする性格だから、少なくとも曹操が最初に興味を示さなかった点からして、私は前者のような気がするけど、これはうがちすぎかな?」

愛原「そう捉えられてもおかしくはないが、あくまで可能性の一つとしてアリだとは思う。」

鼎「いずれにしろ、他者が厄介すぎて扱い切れないとか、実質無能で使えないと敬遠していたキャラを、見事使いこなしてみせたという点だけでも、主人公の株は爆上がりだよね。」

逆沢「性格に難があるキャラを上手く使いこなすというシチュエーションは、千年近く前からずっと、21世紀の今になってもずっと使える、極めておいしい鉄板シチュエーションでもあるというのは、改めてよく分かったわ。」

愛原「ただ、この難アリキャラを使いこなすというのは、実際にはかなり難しくなる。リアルでも、たくさんの優秀な人材が、不祥事やスキャンダルによって引退などに追い込まれたりしてるからな。」

逆沢「不祥事やスキャンダルを起こした当事者が、ペナルティーを受けるのは当たり前だろ?」

愛原「その点は同感だ。だから使いこなすのが難しいんだ。不祥事やスキャンダルを起こすような難有りキャラを使いこなすという事は、そいつが問題行為を起こさないようにきちんと矯正・管理するか、もしくは(政治力などで)問題行為をもみ消すしか方法は無いからな。」

鼎「前者の【問題行為を起こさないようにきちんと管理する】か、謝って済むレベルの不祥事なら素直に謝って沈静化できれば最善だけど、現実には、もみ消したり、矮小化したり、ひどい場合は政治力や権力で無理矢理、鎮圧・鎮静を図る場合もあるのが困るよね。」

逆沢「こういう問題が起きた時、必ず出るのが【こんな小さな問題ごときで、優秀な人材を失ってはならない】的な擁護論ね。リアルでもそれなりに聞くけど、ファンタジーの方がむしろ多い印象かな?」

鼎「【彼は女癖がすごく悪いけど、仕事はできる】みたいな感じで擁護されるケースが多そうだよね。彼の女癖の悪さのせいで、たくさんの人が不幸になっているにも関わらず、【仕事ができる】という一点だけで、ずっと大目にみてもらえていたりとか。」

愛原「女癖が悪くても、彼が女性問題を起こさないようにしっかり管理できていれば問題ないのだが、それを放置したあげく、たくさんの人が不幸になっていたりもするのに、それでも大目にみてもらえてるという事は、イコール、正当に裁かれる事なくもみ消され続けてるという事だからなぁ。ある種の胸くその悪さは残るわな。」

逆沢「歴史物の場合は、【大事の前の小事】みたいな感じで、あっさりと不問にされるケースも多そうだけどね。有能なら、何をしても許されるのか? 愛国無罪ならぬ、有能無罪状態じゃねえかとも。」

愛原「ま、そいつが世界を滅亡から救うような大英雄なら、有能無罪もやむなしだろうけどな。【角を矯めて牛を殺す】訳にもいかないから。というか、実はこういう悪漢ヒーローものも、俺は割と好きだったりするが。」

逆沢「世界を救うくらいの英雄なら、どんな悪事も許されると?」

愛原「ファンタジーとしては、俺はむしろアリだと思うぞ。そもそもファンタジーに倫理・道徳を無制限に持ち込む方がおかしい。そんな事を言い出すと、たくさんの人が死ぬ戦争ものとか、ストリートファイトものとか、エロ同人にしても、かなり廃棄されなくてはならなくなるし、そんな事は俺的に到底容認できない。その点、悪漢ヒーローものは、悪い事もするけど、それ以上にいい事もやってる分、むしろずっと倫理的に好ましいとすら、思えなくも無いからな。」

鼎「考えてみたら、張飛さんも李逵さんも、決して善玉といえない、粗暴な人殺しキャラでしかないけど、主人公をよく支える好漢という美点もあるし、それである程度、相殺されているという事かな? あくまで物語としては。」

愛原「【女癖が悪いが有能】というキャラも、ある種の胸くその悪さはあっても、物語の中では活躍と相殺されているからOKといえる。また女癖の悪さを胸くその悪さと感じる者もいるだろうけど、それも含めて悪漢キャラとしての魅力や爽快感を構成する要素と考える事もできるだろう。エロ系の作品なら尚更に。」

鼎「あくまでファンタジーだからという条件つきにはなるけど、本来、人間的欠陥である部分がそのまま魅力に転化される例も多いよね。」

愛原「冷酷非情な策士キャラも、【冴え渡る知謀】みたいな感じで憧れの対象になりえるし、酒池肉林の性豪キャラも同様に憧れと感情移入の対象になり得るし、傲慢で唯我独尊系の主人公も【俺TUEEEE!!】を体現してくれる素晴らしいキャラになりえるからな。現実世界でそんな奴がいたら、周囲から普通に嫌な奴と思われそうだけど、現実世界の誰を傷つける訳でもないファンタジーだから、全く問題ない。」

鼎「架空世界は、難アリキャラにとっては、天国のような環境だよね。リアルなら世間から孤立してそうなキャラでも、それなりに評価されたり、活躍できたり、欲求を満たせたりできる訳だから。」

逆沢「そう考えると、リアル世界は、【性格に難有りキャラ】にとっては、相当窮屈な気がするわ。ちょっとした失言で、スキャンダルに巻き込まれたりする事も珍しくないくらいだから。」

愛原「ただリアル世界の場合は、欠点に目をつぶりたくなるくらい、突出した有能キャラ自体もほとんどいないけどな。ファンタジーの場合は【性格に難がある程、実は有能】みたいな作品も珍しくないが、リアルの場合は、ただの問題児で終わるケースも少なくない。また有能であっても、それなりに替えが効くケースも多い。たとえば横綱朝青龍が不祥事などで各界を追われたが、横綱という明確な有能キャラであっても、実際には簡単に替えが効くような扱いなのが実情だ。」

逆沢「大相撲だけでなく、スポーツ自体が娯楽・興業だからねー。そいつの活躍によるプラスと、そいつの不祥事によるマイナスを天秤にかけて、興業面でマイナスが大きいと判断されたから、切られただけの話だと思うわ。」

愛原「ここ最近でも、2件ほど、考えさせられるニュースがあった。1件は、片山晋呉なるプロゴルファーが同行するアマに対して不適切な態度をとって激怒させた事で、協会から何らかのペナルティーを化せられようとしている件。もう1件は、まいんというラノベ作家が、過去にまいん氏が自身のツイッターに書き込んだむごいヘイトツイートをさらされて、作品のアニメ化が白紙となり、原作の出版も中断された件。」

鼎「今回のテーマのキーワードの一つである有能という部分に光を当てれば、どっちの人も明らかに有能な人だよね。前者は日本でもトップクラスに賞金を稼いでる歴戦のプロゴルファーだし、後者もアニメ化されそうになる程の作品を書ける程のラノベ作家な訳だから。」

逆沢「けど悲しいかな。片山さんは昔から、ファンサービスなどに関心の無いタイプの人だし、まいん氏に関してはむごいレイシスト思想の持ち主だったと。」

愛原「ただ、彼らがどういう思想をもっていようと、それと彼らの仕事ぶりとは関係ないわけだ。たとえば漫画やゲームの作者全般にもいえる話だが、作者の思想と、作品の出来は基本関係ない。どんな人格者であっても、それが面白い作品を作れる根拠にはならないし、逆にどんな人格破綻者でも、面白い作品を世に出せる可能性は常に残されている。ゴルフの腕前も、性格の善し悪しとは基本無関係だろう。どんな横暴な性格であろうとも、どんな適当な性格であろうとも、上手い奴は上手いし、下手な奴は下手というだけの話だ。」

鼎「じゃあ、仕事の能力とは関係ない部分で、バッシングを受けてるという形になるのかな? 片山さんもまいんさんも。」

逆沢「けど人気商売である以上、無関係って訳にはいかないんじゃないの? 芸能人や政治家なんかは、私生活でもそれなりの振る舞いを求められるだろうし。仕事と関係ない部分だから、不倫とか暴言とか、どんな不作法をしても構わないって事にはならないと思うけど。」

愛原「別に彼らに倫理・道徳を押しつけているわけではないが、但しそういう周囲の反応も織り込んでの人気商売だからな。スポーツ選手でも、実力は二流だけどその姿勢や振る舞いを評価されて根強い人気があるなんて選手もいるし、何も実力だけで評価されてるとは限らないからな。」

逆沢「あんたなんかは、作品の出来と、作者の人格を切り離して考えるタイプだから、今回の不祥事をあまり問題視しないと思ったんだけど。」

愛原「個人的にはな。たとえば片山選手の件に関しては、個人的にはスポーツ選手がスポンサーに媚びる光景は、新人女優がプロデューサーに気に入られる為に枕営業をするみたいなイメージで、あまり好きではないから、そこまで片山選手を責めたくないなぁと感じていたりもする。しかしファンサービスをないがしろにするスポーツ選手が、ファンから嫌われてもそれは仕方ないとも思うし、協会の処分がどうこうじゃなく、彼自身がその振る舞いでファンを失望させた現実も、受け容れるべきなんだろうなぁとも感じる。【ファンなんかどうでもいい。欲しいのは賞金と成績だけだ】と彼が感じているなら、ヒールアスリートの道を突っ走るのも彼らしいかも知れないが。」

鼎「プロ野球選手とか実業家などでも、【欲しいのはカネだ。世間にどう思われようが、そんなの興味は無い】ってタイプの人はいるよね。」

愛原「但し、実業家ならともかく、人気商売で世間を敵を回すと、人気が無くなって、結果的にカネも稼げなくなる事があるけどな。ラノベ作家の件もしかり。それを読む読まない。買う買わないは、個人の自由意思であり、いかに良い作品でも【作者が気に入らないから、買わない】という選択肢は普通にあり得なくも無い。審査員や評論家の立場なら、作者の思想や人格でなく、あくまで作品の出来だけで甲乙つけないといけないが、一般客はそうでないからな。」

逆沢「私達でも、【あそこの店員は接客態度が悪いから利用しない】って事は、普通にありえるからね。商品の質とか値段の問題でなく、店員の質で判断するみたいな。」

愛原「商品レビュアーなら、メーカーの労務管理や店員の質なんかで商品を甲乙判定してはいけないが、単なる客はそうじゃないからな。多少、値段が高かったり、品揃えに不満はあっても、店員の質でこっちを選ぼうという事は普通にあり得る。逆にいくら安くても、アフターサービスが悪かったり、接客態度が悪かったりすると当然忌避する要因にはなる。」

鼎「ただラノベの件の場合、出版社が作品の出版まで停止した件は、さすがに行きすぎと私は感じたけど。」

愛原「うーん。そうだな。力のある者が【気に入らない】を理由に流通を止めたとしたら、言論弾圧に近い恐ろしさは感じなくも無いな。客が買う買わないは自由だが、出版社が作者の思想を理由に出版停止する事に対する違和感は、正直分からなくも無い。スポンサーの好みで、報道が歪められたり、監督の首が差し替えられたり、枕営業を強制されたりみたいなのがまかり通るようなのがあっては、ならないからな。」

逆沢「レイシスト嫌いのお前でも、そう思うか?」

愛原「思う。俺は作者の出来と、作品の出来を切り離して考えるタイプだから。作者が児童ポルノに手を出していようが、暴言吐こうが、それと作品の出来は全く関係ない。そんな事で作品自体がこの世から消されたら、その方が余程社会の損失とすら思う。ああ、一応断っておくが、俺は決して有能無罪論者ではなく、作品無罪と言ってるだけで、作者無罪なんて一言も言ってないからな。たとえば作者が反社会的行為をした場合、作品自体に罪は無いが、その代わり、作者自身の罪が(素晴らしい作品を世に出した功績によって)軽減される事も無いと言ってるだけで。だからたとえば、作家や芸能人が強姦したとかなったら、彼が手を施した作品を抹消する必要までは無いけど、強姦罪で裁かれるのは当然の話。政治家が汚職をしても同様。逆を言えば、彼は優秀な作家だからとか、彼は高い地位にいる政治家だからという理由で、減刑されたり忖度されるような事はあってはならない。切り離して考えるとはそういう事だ。」

鼎「よくよく考えたら、【こんな小さな問題ごときで、優秀な人材を失ってはならない】的な擁護論をする人ほど、【罪は功績によって減免される】とも考えていそうだよね。」

愛原「だから有能無罪みたいな考え方になるのだろうな。もちろん有能・無能なんて人の主観だから、実質、ダブルスタンダードの正当化として使われやすい問題点もある。【あの人は私が支持する素晴らしい政治家だから不倫ごときでバッシングされるべきで無いが、あの人はろくでもない政治家のくせに不倫までしやがったから、この機会にて徹底的にバッシングされるべきだ】みたいな感じで。」

鼎「あ、そうか。ある人からすれば俺を満足させてくれる超有能でも、別の人からすれば社会を汚染する超有害というケースも、結構ありそうだよね。」

愛原「【人格に問題があるが有能】だから許す(or大目に見る)と言っても、実質、ただのえこひいきにしかなってない事も多そうだわな。」

逆沢「麻生大臣が佐川前国税庁長官とかを有能とか適材適所とか言ってたけど、要するにあれと同じって事ね。有能という事にすれば、どんな問題児でも免罪されるみたいな。」

愛原「【問題児だが有能】タイプにも2種類がいる。一つは職務に無関係な部分で問題児な場合。優秀な艦隊指揮官だが女癖が悪いとか、有能な作家だがレイシストとか、そんな感じだな。そしてもう一つは、問題行為をする事で優れた結果を出すタイプ。反則行為を指示する事でチームの成績を上げるとか、パワハラを積極的に行う事で部下を統制するとか、同僚を讒言する事で人一倍出世するとか、無理矢理サービス残業をさせることで会社の業績を上げるとか、公文書を改ざんする事で答弁の辻褄を合わせるとか、そんな感じ。」

逆沢「後者は、インチキ・ドーピングと、実質同じじゃねえか。そんなのは有能とは言わねえよ!!」

鼎「【彼は卑怯者で人格にも問題はあるけど、それ以上に結果を出す】と言われた所で、そんなのはさすがに認めたらいけないと思うよ。」

逆沢「作品の出来と作者の人格は関係ないと言った所で、もしもその作品が、たとえば盗作とかだったら、絶対に許せないし、作品自体も決して許されてはいけないようなものだと思うわ。」

鼎「悪質タックルとか殺人スライディングで相手の選手を壊したり、密かに審判を買収する事で、試合に有利に進めて、勝利をもぎとるみたいなのも、絶対に許される事ではないよね。」

逆沢「【人間的欠陥はあるけど有能】というよりは、【人の道を外れた事をする事で結果を出そうとする外道】だろ。そういうタイプの場合。」

鼎「職務と無関係の範囲で問題児なら、切り離して考える余地も大きいけど、外道な振る舞いする事で得られた成果なら、どんなに高い成果を出しても、成果自体を認めたらいけないとと思うよ。オリンピックで不正なドーピングをして1位になっても、そんな選手に金メダルをあげたらいけないようなもので。それはインチキでしかないから。」

逆沢「そう考えると、先の片山選手の件も、やっぱりバッシング受ける余地が大きいと思うわ。だってあのプロアマイベントは、本戦の1日前に本戦の会場で行われたものだから。そこで片山選手がアマを無視して、自分の練習に専念していたとすれば、他のプロゴルファーがぶっつけ本番で明日の本戦に挑む中、片山選手だけが本戦のステージで一日早く試し打ちしてた形になるし。本戦を有利に戦う為に、アマを無視して勝手に自分だけ本戦の会場で練習してたとするなら、それ自体、ズルでしかないとも思うから。そんなズルして本戦に勝っても、正直褒められない気もするし。」

鼎「反則行為でライバルチームの選手を壊して優勝するとか、上司の不正に協力・黙認する事で出世するとか、不当な賃金で働かせる事で会社を大きくするとか、そういうのは人格がどうこう以前に、普通に全部インチキだよね。」

逆沢「素晴らしい作品を世に出した作者さんがたまたま買春してましたとかヘイト吐いてましたとか、そういうのとは全然意味合いが違うと思うわ。その有能部分自体が、インチキや外道行為によって上積みされた偽の有能でしかないから。」

愛原「だが、ブラック企業の経営者なんかの場合は、パワハラ上等でも営業成績さえ良ければそれでいいとか、サービス残業を強要するような管理職でもそれで人件費を抑えられるならOKとか、そんな感覚の奴もいなくはないけどな。それが不正によるものかどうかすら関係なく、結果さえ良ければそれで良い的な。」

逆沢「腐ってるわね〜。」

鼎「というか、愛せる余地が無いよね。ファンタジーで登場するような【欠陥付き有能キャラ】には、その欠陥部分も含めて、愛せる要素があるけど、そういう人達には、憎しみと軽蔑しか湧いてこないというか。」

愛原「人間というのは、完璧な人間よりも、少しくらい欠陥がある人間の方が安心できるというか、愛せる側面もあるのだが、それらのケースは、笑って許せるものでもないからな。」

逆沢「パワハラで出世してるとか、卑怯な讒言や忖度で出世してるみたいな人は、口先では【俺もできれば改めたいと思ってるけどな】とか【俺も本当はそんな事したくないんだけどな】みたいな事を言ってても、それを本気で改めて、部下に無茶な圧力をかけて言いなりにする暴力的な自分や、上司の言いなりになる弱気な自分をやめたら、かえって自分の身が危うくなるから、絶対に改めないだろうしね。」

愛原「人付き合いが苦手とか、物覚えが悪いとか、ドジっ子であるとか、そういうのは打算ではなく、単純に弱点にしかならないウイークポイントだからな。だから当人も、治せるものなら本気で治したいと思ってるし、本気で悩んでもいるし、だからこそそういう部分が愛嬌にもなりうる。しかしやたら人を威嚇する性格とか、上にはっきりものを言えない性格とか、平然と嘘をついて自己正当化する性格みたいなものは、ウイークポイントというよりは、当人にとっての処世術のようなものだから、口で何といっても、本気で治そうとは考えないだろうし、本気で悩んでもいないだろうし、だから人を不快にするだけで愛嬌にもなり得ないような気もするな。」

逆沢「あー、処世術か。とすると本人にとってはウイークポイントではなく、むしろその人が人間社会を有利に生き抜く為に身につけた振る舞いでしかない。欠陥ではなく、むしろスキルという事ね。」

愛原「人付き合いが苦手とか、変わった趣味を持っているが故に誤解されやすいとか、酒癖が悪いとか、不幸を呼び寄せる(?)とか、そういった当人も意図せず望まず付与された欠陥とは、はっきりと区別されるべきかも知れんな。」

鼎「好きで運動オンチになる人はいないし、好きで人前で緊張する人もいないし、好きで下戸になる人もいないし、好きで恐怖症になる人もいないし、好きで物忘れが激しいタイプになりたがる人もいないだろうけど、だからこそそういう人間的欠陥は、愛されてもいいと思うよ。落語の主人公みたいに。」

逆沢「落語で登場する主人公とか、どうしようもない欠陥人間ばかりだけど、だからこそ愛らしいといえそうだもんね。」

鼎「落語もかなりの歴史があるけど、未だに人々を笑わせてくれる超鉄板だよね。愛らしい欠陥人間キャラというのは、やはりいつの時代でも人気者なのかな?」

愛原「【一流大学を卒業できたから、そのまま一流企業に就職しました】という平凡な生き方も悪くはないけど、そういう他人が用意したレールに乗っかるだけの人生は、物語的にはおいしくないからな。諸葛亮や張飛のような人間も世の中に登場するから、色々予想外のことが起きたり、面白い事も起きるというもので。」

鼎「物語的には、あえてレールから外れたり、あるいはレールに乗せてもらえなかった人が、ジャイアントキルするような展開の方がずっとワクワクできるよね。」

愛原「レールの上に乗せてもらえるだけの資格や能力がありながら、あえてレールの上に乗らないような奴は、世間から変人扱い、もしくは欠陥人間扱いされやすいだろう。また元々、欠陥部分が目立つ故に、有能な部分も持ちながらレールに乗せてもらえなかった人もいるだろう。しかし、そういう奴らだからこそ面白いし、愛らしい。そんな奴らが大活躍でもしようものなら、たまらない。」

逆沢「そういう愛せる欠陥持ちキャラなら、いくらいても歓迎するわ。何をやっても完璧にこなすようなキャラのようなイヤミっ気もないし、むしろ素直に応援したくなるというか。」

愛原「もちろんその欠陥部分のせいで、誰かを傷つけたとなれば、それはそれで謝罪や償いや因果応報の類いは必要になるだろう。しかしそれで済む範囲であればそうする事で、雨降って地固まる事もあるだろうし、頼れる仲間がフォローしてくれる事もあるだろう。自分の人間的欠陥部分のせいで、誰かを不幸に陥れても、謝罪も償いも反省もせず、むしろそれで利得を得たり、快楽を感じるようなら、サイコパスと言わざるを得ないが、そういう邪悪な欠陥人間ではなく、愛らしい欠陥人間に活躍の場が多く与えられて欲しい。幸い愛らしい欠陥人間というのは、千年やそこらで飽きられるようなシロモノではない超鉄板だからな。」














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      5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
2018年 5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
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11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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