トップページに戻る


愛原様のたわごと(18年9月2日)





愛原「今回のテーマは【太鼓持ち】。と言っても、今の若者世代には、何のことか全然分からないかも知れないが。」

逆沢「確か、ゴマスリというか、ヨイショというか、オベッカというか、心にもないようなお世辞をベラベラしゃべって、いかにももみ手すりすりしながらご機嫌取りをするような、クズ人間キャラの事を指すんじゃなかったっけか?」

愛原「さすがにもみ手すりすりしてヨイショするような人間と、リアルに出会った記憶はないけどな。バナナで転ぶ人間とか、アルアル口調でしゃべる中国人キャラ並に、分かりやすく漫画的にデフォルメされたキャラと認識しておいた方がいいかも知れんな。」

逆沢「もみ手すりすり自体は漫画的表現かも知れないけど、ゴマスリ行為とか、ご機嫌取りをして、誰かに取り入ろうと画策する人間自体は、いくらでもリアルにいそうだけどね。」

愛原「うむ。ところでそういったキャラクターを、なんて太鼓持ちと呼ぶのか? 語源に関して興味は無いか?」

逆沢「別に興味は無いかな? 誰かの歓心を買うために自分の腹を太鼓のように叩いて笑いを取るような人間が語源じゃないのかなと、個人的には思ってるけど。」

鼎「太鼓持ちは、職業名だよ。一言で言えばお座敷芸者さん。古典落語が好きな人なら、太鼓持ちという職業の人がたまに登場するから、知ってる人もいるんじゃないかな?」

愛原「上方落語では、愛宕山とかが該当するな。人間国宝にもなった故桂米朝大師匠などが得意とした大ネタでもあるが。」

逆沢「落語とか、んな事はどうでもいい。で、太鼓持ちは具体的にどんな芸をする芸人なんだ?」

愛原「ぷっちゃけていえば、客を楽しませる事で暇つぶしをしたり、ご機嫌を取るのが仕事。女性のお座敷芸者を差して、古くは舞妓とか芸妓とか、昭和以降はコンパニオンとか、呼ばれたりもしたが、それの男バージョンが太鼓持ちとなる。女性のお座敷芸者のように色気や華やかさを武器にしないというか、そもそも出来ないので、様々な企画や芸を披露したり、おべんちゃらを言って客を喜ばせたり楽しませるのが、彼らの主な役割となる。」

逆沢「あー、なる程。それでゴマスリ野郎とか、ご機嫌取りのスネ夫キャラみたいなのを差して、太鼓持ちと呼んだりするわけね。」

愛原「口で言う程、簡単な仕事でもないけどな。実際問題、太鼓持ちを職業としている者自体、現在では日本中でも数人しかおらず、絶滅危惧種みたいな状態になってるし。」

逆沢「旅館とか料亭のお座敷で芸者さんを呼んだりするのは、大体懐にお金がいっぱい詰まった脂ぎったオッサンばかりだろうし、そんなオッサン視点からみれば、同じ呼ぶなら【おべんちゃらオジサン】よりも、【若くて綺麗なネーチャン】に偏るだろうしねー。まー、仕方ないんじゃ無いの?」

鼎「それにお金を払って見え透いたお世辞を言ってもらっても、白々しいだけというか、あまり嬉しく感じないような気もするけど、どうかな?」

愛原「残念ながら、見え透いたお世辞であっても、それでも言ってもらえるだけで嬉しいという御仁は多い。キャバクラとかメイドカフェみたいなのも、多分そんな方向性のお店なんじゃないのか?」

逆沢「性風俗などと違って性的サービスを一切しない前提のお店なら、演技力とトーク力でお客さんを喜ばせるしか客をつなぎ止める方法はないだろうから、そういう意味では、女版太鼓持ちがコンパニオンとかキャバクラ嬢とかメイド嬢といえなくもないのかな? わたしゃ、その手のお店についてはよく分からないから、何とも言えないけど。」

愛原「まぁ俺も、その手の業界に詳しいわけでもなんでもないから、多分そうなんじゃないかとしか言えないのは、お前と一緒だけどな。」

逆沢「まぁでも、若くて綺麗なネーチャンから【お兄さん、ステキ♪】とヨイショされたら、少なくとも悪い気はしないというか、鼻の下伸ばして舞い上がるようなオッサンは、案外いそうな気はするわ。そしてそういう単細胞な客がそういうお店の上客というか、リピーターになっていくんだろうけど。」

鼎「けど安易に単細胞と切り捨てるのは、どうかとも思うよ。少なくともそういうお店に一定の需要があるのは確かだし、お金を払ってでも自分をヨイショして欲しいと考える人は、意外と多そうな気もするというか。」

逆沢「お金を払ってまで自分を褒めてもらいたいって、どこまで情けない奴やねんって、私的には思わざるを得ないけど。」

愛原「褒めてもらいたいというか、【自分が偉そうに振る舞える空間】だからな。そのお店に行けば、自分の事を、素敵なお客様。旦那様。お帰りなさいご主人様、などと下から目線で見上げてくれる。そういう快感があるのかも知れん。本来ならまともに会話も出来ない相手とでも、お金さえ払えば、一定時間それなりには友好的に会話する事も可能になるわけだから。」

逆沢「さもしい。聞けば聞くほど、さもしい以外の言葉が出てこんわ。」

鼎「けど高級店という所は、大体、丁寧な接客サービスがセットになってる所は珍しくないと思うよ。高級ホテルにしても、高級レストランにしても、高級ブティックにしても、高級をウリにしてるところは、大体、お客様に対して、そういう対応を心がけてる所が多そうというか。宿泊や料理や買い物自体がメインじゃなくて、実は過剰な接客サービスこそがメインじゃないかと思える所もある程というか。」

逆沢「そう考えると、太鼓持ちとかコンパニオンとかいうのは、高級店から宿泊・飲食・買い物といった要素を取り除いて、接客に特化した職業ともいえるという事かな? で、キャバクラとかメイドカフェは、高級飲食店をイメチェンしたようなものともいえそうと。」

愛原「大阪屈指の性風俗街である飛田新地も、タテマエとしては飲食店(料亭)だしな。飲食業をタテマエとして、実質的には接客サービス業というのは、古くからの定番パターンの一つかも知れんな。」

逆沢「性風俗は性的サービスの方がメインだからともかく、ただしゃべっておだてて持ち上げて、客のご機嫌を取るのが職業ってのは、私としてはなんか違和感を感じざるを得ないわ。」

鼎「けど誰に迷惑をかけるお仕事という訳でもないし、それで誰かが癒されて幸せになるのなら、私は別に構わないと思うけど。」

愛原「その意見には賛成だな。落語家やお笑い芸人なども、人に笑いを提供する事で幸せを与える仕事といえるし、そう考えると太鼓持ちやキャバクラ嬢やメイド喫茶のメイドさんに、何の罪がある訳でもない。どちらも弁術や演技力などを駆使して、人を幸せにする職業には違いはないからな。」

逆沢「けど落語家やお笑い芸人と、太鼓持ちやキャバ嬢とかは、根本的に何かが違うような気がするんだけど・・・。少なくとも私的には、素直に肯定したくない部分があるというか・・・。」

鼎「それは多分、本来の意味である太鼓持ちと違う、単なるゴマスリサラリーマンみたいなのが、イメージとしてオーバーラップしてるせいじゃないかな?」

愛原「本来の意味である太鼓持ちと、ゴマスリサラリーマンでは、いくつかの重要な点で大きな相違があるけどな。」

鼎「一番の相違点は、対価だよね。太鼓持ちは、客を持ち上げて喜ばせる対価としてお金を受けとる。一方、ゴマスリサラリーマンは、上司を持ち上げて喜ばせる対価としてのお金を要求するわけでは無い。」

愛原「しかしじゃあ、なぜゴマスリサラリーマンは、上司をおだてて持ち上げてご機嫌を取るのか? ここが一番重要だ。」

逆沢「上司に媚びて、出世したいとかじゃないの? 太鼓持ちのようにその場で現金を受けとったりはしないけど、自分への待遇が良くなったり、将来的にそれなりのポストを得られれば、それ以上に見返りはあると思うし。」

愛原「まぁ、最も分かりやすくて典型的なゴマスリキャラのパターンが、それだよな。」

逆沢「こういうゴマスリキャラって、最高にムカつくわ。仕事の出来で評価されるのではなく、上司に媚びを売って出世しようみたいな魂胆がミエミエで、醜悪さしか感じないというか。」

鼎「そういう上司に媚びを売るだけしか能が無い人が、他の有能な人を押しのけるような形でうっかり出世しちゃうと、組織としては大迷惑でしか無いよね。」

愛原「そこが芸人としての太鼓持ちやキャバクラ嬢との最大の違いだろうな。芸人はお座敷や演舞場で芸としておべんちゃらを言うだけで、客の仕事や実生活に口を挟むわけではない。一方、ゴマスリサラリーマンは、平気で仕事に口を挟む。実生活や実社会に影響を与える。仮にゴマスリサラリーマンが他の有能な人を押しのける形で出世したり、ゴマスリサラリーマンの楽観的で無責任な提案が社内で通ってしまったならば、会社の業績に悪影響が出て多くの人が実損を被るだろうし、そうなるとゴマスリサラリーマンの方が余程、社会にとって害悪という違いはあるかも知れないな。」

鼎「逆沢ちゃんがキャバクラ嬢とかにあまりいいイメージが無いとすれば、それは多分客の店外でのプライベートにも干渉する悪い嬢がいるからかも知れないからかな? お店の中でも疑似恋愛だけに留まらずに、いかにも本気で気があるような素振りを見せてプライベートにも干渉して、人の家庭をぶっ壊したり、しれっと客の経営する会社に潜り込んだり、親が急病で倒れてお金がいるみたいな嘘話を吹き込んだりして、巨額のお金をむしり取るみたいなイメージもあるから。」

愛原「そういう悪いキャバ嬢や風俗嬢も中にはいるだろうけど、客の方が勝手に嬢にのめり込むパターンも多いらしいけどな。ストーカー化した客におびえる嬢というのも聞いた事がある。だからそういう嬢は、あくまで商売上の接待であると念を押す事を忘れない。」

鼎「お笑い芸人さんとかも、職業上そういう振る舞いをしているだけだから、プライベートで街中を歩いてたり、駅ナカをうろついてる最中に、無闇に話しかけられるのを好まない人もいるよね。彼らは天然で面白い人であるとは限らないというか、職業上そういうキャラを演じているだけだから、そこを勘違いしてはいけないというか。」

愛原「にも関わらず、客の側が勝手に勘違いして、本気で風俗嬢にのめり込んだり、あるいはプライベート満喫中のタレントに失礼な態度を取る例は後を絶たない。演技というのが、理解できてないんだろうな。」

逆沢「客の方が一方的に嬢にのめり込むのが先か、嬢の方から仕掛けて客をのめり込ませてATMに変えるのが先かは知らないけど、どっちにしても、お店の外でも札束が動くようなのは、私としては容認できないわ。スマートな大人の遊びの範疇を大きく逸脱しちゃってるというか。」

鼎「ゴマスリサラリーマンの件にしても、裏では上司の悪口を言いながらとか、明らかに見返りを求めてゴマをすっているとかだと、すごく醜悪さを感じるのも、同じ理由だと思うよ。相手を騙す気マンマンで自分を演じているという点で、全く同じだから。」

愛原「真っ当な太鼓持ちは、親が急病で倒れたからとか、そんな芸の部分と関係ない嘘話を持ち出して、客からカネをむしったりはしない。真っ当なキャバ嬢とかも多分そうだろう。それをやってしまうと、店内だけの割り切った人間関係では無く、一人の人間同士としての義理人情や恩義が発生してしまうから。だからむしろ客が本気にならないように、はっきりと一線を引くタイプすらいる。同様に真っ当なサラリーマンも、あくまで仕事の中身で勝負するはずで、仕事上、仲間と仲良くする事はあっても、無闇やたらにプライベートにまで干渉する事もないだろう。」

逆沢「というか、仕事外でも上司と関わるなんて絶対嫌だわ。部下のFacebookやLINEにまで干渉して、友達申請とかする上司とかもいるらしいけど、ぶっちゃけ【死ねばいいのに】としか思えないというか。」

愛原「しかしゴマスリサラリーマンタイプなら、自分から上司のプライベートにまで積極的にすり寄るタイプもいるだろうな。上司の私的な買い物にまで荷物持ちとしていちいち付き合ったり、取引先の接待ゴルフにもニコニコ同行したり。お中元も欠かさないとか。ひどい奴になると、結婚相手すら、好き嫌いは二の次で、自分が成り上がるための人脈形成の手段としか考えてなかったり。」

逆沢「芸人は芸で勝負しろ。仕事人は仕事で勝負しろ。それ以外の部分でゴマすったり、舌先三寸で人をだまくらかす奴は、詐欺師と変わらないと思うわ。」

愛原「ただゴマスリサラリーマンには、現実にはもう一パターンあるからな。こっちの方がむしろ問題かも知れないぞ。」

逆沢「ん? どんなパターンだ?」

愛原「部下の方が邪な下心を持って積極的にゴマをすってくる前述のようなパターンもメジャーだが、上司の方がちっぽけな自尊心を満たす為に、目下に積極的にゴマをするように強要するパターンもあるという事だ。」

鼎「こういう上司は、決して【俺を褒め讃えよ】みたいな事をストレートには言わないけど、礼儀作法とか、マナーとか、社会人の常識とか、指導・教育といった別の名目で、実質的にそれを強制してくるよね。」

逆沢「いかにもハキハキした体育会系イエスマンを好みそうなタイプに多そうね。そうでなければ秀吉系のストレートなヨイショができる部下か? パラハラ好きな上司なら、いつも涙目で謝ってくるような部下も好みかな? 共通しているのは、上司の自尊心を分かりやすく満たしてくれる人。絶対に自分に逆らわない。【私は貴方の下でございます】って空気を常に漂わせていること。」

愛原「こういうタイプは決してそれを口には出さないが、リアルに自分をヨイショしてくれる可愛い部下をそれとなく重く用いたり、逆に気に入らない部下をそれとなく左遷したりもするからな。そんな光景を目の当たりにしたら、誰もが少なからず忖度せざるを得ないだろう。」

鼎「同じ職場上の上下関係よりも、取引先間で行われる方がメジャーかも知れないよ。力のある取引先側が、力の無い取引先側に、威圧的な交渉を持ちかけて、もしも相手がそれに抵抗したり、少しでも生意気(?)な態度を取ったら、【お前の上司に言いつけて、担当を変えてもらうぞ】とか【そろそろ取引先を変更しようかなと思ってるんだけどねぇ】みたいな事をいって、媚びを売らざるを得ない状態に追い込んだりとか。」

逆沢「うーん。強がってるけど、実は常に誰かにへりくだってもらったり、讃えてもらわないと精神的に安定できない小物の典型ね。」

愛原「このタイプは、本人自身にその自覚が無いのが厄介だ。部下や弱い立場の取引先が自分に礼を尽くすのはマナーというか、当然の礼儀と考えているから、少しでも気に障らない反応をされると【礼儀知らずの不埒者】と相手をみなす。真面目な部下が上司の間違いを指摘したり、無茶な要求を退けたい取引先がその旨を伝達したくとも、余程、慎重に言葉を選ばないと、全て【言葉遣いがなってない】とか【己の立場を理解できてない】で片付けられる。」

鼎「そこまで分かりやすいタイプでなくとも、知らず知らずの内にゴマスリ人間を重用している人も、世の中にはかなりいるよね。特に立場の弱い取引先と交渉する立場の人だと。」

逆沢「発注担当の公務員とか、特にそんな手合いが多そうな気がするわ。役所内の備品を定期不定期に発注する立場の人とか、学校とかで制服や教科書や修学旅行プランなどを選定する立場の人とか。」

愛原「単に口がゴマスリ上手なだけの営業マンに対して、【この人は細かい配慮ができて誠実だ】と勘違いして、【この人なら悪いようにはしないだろう。この人に決めた】みたいな感じで、中身もロクに検証せずに発注してしまうわけだな。」

逆沢「秀吉の草履を暖める話じゃないけど、単なるゴマスリ行為を【細かい配慮ができる】と勘違いしたり、単なるヨイショを【相手を立てる気遣いの出来る礼儀正しい人】と勘違いしたり、【ハンコさえ当日持参していただければ、後は全てこちらで段取りいたします】みたいな一方的な押しでさえ、【面倒くさい作業を全て引き受けてくれる】篤実な人という解釈で片付けたりするのよね。」

鼎「私としては、一方的にプランを押しつけて【ハンコだけ押せ。後はこっちのやりたいようにやらせてもらう】みたいな営業マンよりも、長所と短所を細かく説明した上で複数の案を提案してくるような営業マンの方が色々吟味もできてうれしいけど、自分の頭で選定・検証・吟味した上で自分の責任で最終決定するのも億劫と考えるような発注担当者なら、前者の方が手っ取り早くてありがたいのかな? 【よきにはからえ】で片付ければ、自分の懐の深さも見せつけられて、面倒くさい作業も回避できて、一石二鳥みたいな感じで。」

愛原「発注担当者としては明らかに不適格なタイプだな。【自分をなんとなく気持ちよくさせてくれるような爽やかで誠実な人柄だから、この人に全てを任せておけば安心だろう】みたいなフィーリングだけで、人や物事の善し悪しを判断する奴は、ゴマスリ営業マンからすれば、一番いいカモだ。」

逆沢「個人の取引なら、口の上手い営業マンに乗せられて、無駄に高い車を買わされようが、無駄に長い住宅ローン組まされようが、好きにしろとしか言えないけど、公務員にだけはなったらいけないタイプだわ。無駄に備品や副読本を買わされたり、馬鹿高い制服や旅行プランを決定したり。異様に高い工事受注したり、人のカネだと思って、とんでもない取引しそうだから。」

鼎「自尊心の強い人は、おだててもらうと木にも登るというか、太っ腹な自分を見せたがりやすいから、それで気安くおだててくれた人の要望を聞き入れて、懐の深さを見せたがるみたいな所があると思うし、それが付け込まれる隙になってるとも思うよ。」

逆沢「付け込まれるだけなら自業自得だけど、他人を巻き込んだり、自らそういう風に周りを誘導するのだけはやめて欲しいわ。」

愛原「【自分をおだててくれた人に太っ腹な自分を見せる】という事は、【忖度する部下や交渉相手を優遇する】という事であり、周りの人間にゴマスリや忖度を暗に強要してるのと結局同義だからな。自分を気持ちよくしない相手を、相対的に冷遇するという事でもあるし。」

鼎「それ、あからさまな好き嫌い人事でしかないと思うけど。」

逆沢「けど当人にそんな好き嫌い人事をしている自覚は無くて、あくまで【社会人としての常識ある振るまいとか、礼儀正しさとか忠誠心とか、そういった部分から人間性を総合的に判断し、その上で重用する人間を適正に判断している】くらいにしか思ってないかもね。」

鼎「けど、そういう矮小な自尊心の持ち主が結構いるから、ゴマスリサラリーマンとか、邪悪なキャバクラ嬢みたいな人達も無くならないんじゃ無いかな? 世の中には、自分に自信を持てない人がたくさんいて、そういう人は、自分を褒めてくれたり、おだてて持ち上げてくれる人が周囲に現れるのを待ち望んでいる。だからそういうゴマスリ系の人が現れると、喜んでそういう人を囲い込んで、そういう人の言いなりになる例も珍しくないような気もするし。」

逆沢「徹底的に下手に出て持ち上げてくれる嬢が、【白馬の王子様。助けて下さい。故郷のお母さんが病気になってお金になって困っているの】みたいな事を言われたら、日頃、カッコいい振る舞いができなくて情けない思いをしてる人ほど、太っ腹で頼りになるカッコいい自分を見せたくて、ほいほいそれを信じてお金を出してあげるみたいになりやすいってか。」

鼎「自分をずっとヨイショしてくれる会社の部下をひいきにしてあげたくなったりするのも、似たようなものだと思うよ。自分をヨイショしてくれる可愛い部下に、カッコいい頼り甲斐のある自分を見せたいという欲望はあってもおかしくないと思うし。」

愛原「大抵の人間は、大なり小なり、自尊心に飢えている。故にお金を出しても太鼓持ちやキャバクラ嬢からチヤホヤされたいとか、社内でゴマスリを周りに集めて重用したいとなる心理も分からなくも無い。あの太閤秀吉ですら、御伽衆という公設太鼓持ち集団をわざわざ作ってるくらいだしな。」

逆沢「秀吉というと出自があれだから、やっぱりコンプレックスだらけだったのかねー? だから自分をヨイショしてくれる人達をたくさん周囲に集めないと、精神的にも不安でならなかったのかな?」

鼎「いっそのこと、民間会社とかでも御伽衆みたいなポストを作ってもいいと思ったかも。社長とか幹部職の人をおだてて喜ばすのに特化した職業集団というか。それならゴマをするしか能の無い部下を要職につけて、会社を傾かせるリスクも減らせそうだし。」

愛原「もっとも秀吉は、ヨイショが仕事の御伽衆の連中を、ガチの要職につけるような真似はしなかった。しかし凡人には同じことは困難だろう。ゴマスリをゴマスリと認識できず、それを真実と信じたがるから、ゴマスリの言う事を真に受けて本当に要職に就けてしまくったり、大金を貢いでしまうような真似を平気でしてしまう。そんなだから、多分まともに機能しないだろうな。」

逆沢「凡人は【自分が信じたい事しか信じない】からねー。正直者が【貴方は間違っている】と言っても、ゴマスリが【貴方は正しい】と言ったなら、そりゃあ、ゴマスリの言う事ばかり真に受けても仕方ないと思うわ。」

鼎「ゴマスリの人ばかりが非難されがちだけど、キャバ嬢や風俗嬢の営業トークを真に受けて、本気で入れ込む人もそれなりにいる事を考えると、自尊心に本気で飢えていて、そのヨイショがかりそめのものでは無く、本当に自分が偉いと思い込みたい人も結構いると思うし、それが問題を複雑にしてるかも知れないよね。」

逆沢「自尊心を満たせず飢えてる人が、営業トークを真に受けて本気になる事自体は、対岸の火事として観る分には可愛いと思えなくもないけど、そういう情けない精神の奴が権力を持つのは困るわね。権力を武器に、自分に対するヨイショゃ忖度を強要するようになるだろうから。そうなると権力者の周りが醜悪なゴマスリ人間だけで囲まれるようになって、適性を無視したお友達人事とか、汚職とか、そんなのが横行しまくるだろうから。」

鼎「ゴマスリの人は、相手をおだてる為に、平気で嘘をつく事もあるのも困るよね。どんな危険な状態にあっても、【殿のお力ならば、数倍の敵だろうと問題なく蹴散らせるはず。我が国は100年安泰でございます】みたいなヨイショも平気で言って、慢心を増幅しそうというか。」

逆沢「森喜朗の周囲も、安倍総理を始めとした小物が【我ら一同、森喜朗様の提言為されたサマータイムに大賛成でございます。直ちに与党のプロジェクトチームに命じて前向きに検討させていただきましょう!】みたいなオベッカ言ったのかねー? 正気だったら、こんな反発必至の愚策、表に出る前に諫められて消えて当然だろうに。」

愛原「大本営発表や治安維持法丸出しだった時代じゃないが、本当の事も言えないような、常に誰かに忖度して誰かにゴマをすらなくてはならない世の中になったら最悪だ。だが、自尊心に飢えているような人は、自分に都合の悪い情報には、なかなか真面目に耳を傾けないし、そんな人間が上に立とうものなら、周りの人間も、正直に本当の事を言ったあげく嫌われてもつまらないから、適当に調子のいい嘘をついてごまかす事もあるだろう。」

逆沢「自尊心や上昇志向が強いような人間を人の上に立たせたら、その自尊心の高さ故に、自分の自尊心を傷つけるような正直者や実力者をきっと排除せずにはいられないだろうから、そんな人間を迂闊に上に立たせるのはマジに危険だと思ったわ。」

鼎「そうでなくとも権力者の元には、たくさんのゴマスリが近づいてくるだろうから、そういう人を近付けさせない仕組みや配慮も欲しいよね。」

愛原「その点、毛利元就などは、徹底してたらしい。元就が陶晴賢を倒した後、儒者の一人が【殿の威は今や中国地方に轟き、民は殿は周の武王のごときと噂して喜んでいます】みたいなオベッカを言ったのだが、論理家の元就は【書物を読む時間も無い民が武王の事を知ってるはずが無いだろ】とツッコミを入れ、さらに【周の武王のそばには其方のような媚びへつらいをするような輩はいなかった】とも指摘して、その儒者を追放したというエピソードがある。」

逆沢「さすが元就。というか、まぁ情報戦の達人が、誤った情報を真に受けて慢心するようじゃ話にならないし、情報戦の達人故に、誤った情報に惑わされないように、日頃からそういう部分には特に注意してたのかもねー。」

鼎「確かに自分を讃えてくれるようなおべっかは気持ちいいけど、それを安易に真に受けて浮かれるような人は、簡単に騙されもすれば、慢心もする。本当にしっかりした人は、そもそもおべっか使いのような人間自体を近付けないという事かな?」

愛原「まぁ、その辺は好みの問題だな。太鼓持ちだろうがキャバクラ嬢だろうが、あるいは秀吉が任じた御伽衆だろうが、それを芸として、その場限りの営業トークとして割り切って楽しめる器の人間なら、おべっか使いをあえてそばに置くのも、楽しい生き方の一つだろう。元就は秀吉と比べると、酒も飲まないし、根が真面目な性格だったから、おべっか使いという人種自体に生理的な嫌悪感を感じただけかも知れない。」

逆沢「おべっかも芸の一つと割り切れるというか、嘘を嘘と見破れる人ならそれも一つの楽しみ方だろうけど、キャバ嬢の営業トークを真に受けて、ストーキングしたり、貢いだりするような人間は、絶対におべっか使いをそばに近付けたらいけないと思うわ。」

愛原「けどそんな人間ほど、ホイホイ近付けてしまうのが、厄介な所だな。自尊心に飢えてるが故に、自らの手で悪質なおべっか使いを招き寄せてしまう部分すらある。権力があれば、率先しておべっか使いばかりで周りを囲って、お友達人事というか、好き嫌い人事を強行する。」

逆沢「西日本豪雨時に赤坂自民亭の写真をツイッターに投稿して、自民党ヨイショコメント載せた西村康稔みたいなタチの悪いおべっか使いが、権力のそばを徘徊してると思うと、正直ぞっとするわ。今の首相が元就なら、速攻でクビにしてたであろう人間が、未だに大きな顔をしてるというか、そんな人間を常に手元に置き続けているような人間が、さらにこの先何年も宰相として居座ろうとしている事にぞっとするというか。」

愛原「落語の世界に登場する太鼓持ちも含めて、本来の太鼓持ちは、客を楽しませる事はあっても、客の足を引っ張ったりはしない。客の本業やプライベートに無闇に首を突っ込んで、かき回したりもしない。太鼓持ちを雇う主人にしても、遊びとして同行してるだけで、本業に関与させる事はないだろう。そこを勘違いして、真面目な世界でもおべっか使いを近付けてしまった時、みんなが不幸になる。」

鼎「芸人としてのプライドをもった太鼓持ちの人からすれば、ゴマスリサラリーマンの人とか、あるいは自尊心に飢えてるが故に、職場内でもゴマスリ行為を強要するような上司タイプの人は大迷惑だと思ったかも。自分達もそういう目で見られかねないから。」

逆沢「というかそういう目で見られてるから、駅ナカのようなプライベート空間でも、客に失礼な態度を取られたり、ストーキングされる被害を受けたりするんだろうけどねー。漫画やゲームがテーマの時でも【現実とフィクションの区別が付かない人】の話は出るけど、それは芸人さんも同じなのかな?と感じる事はあるわ。」

愛原「その場合、悪いのは【現実とフィクションの区別が付かない人】の方なんだけどな。そしてそんな奴が、現実世界でも自分に対するヨイショを強要したり、あるいは自らの出世や保身の為にヨイショしたりする。まともな人間は、プライベートのSNSの空間まで上司などが介入してくる事を決して好まないと思うが、そういう区別がつかない奴がたまにいて、プライベート空間での友達申請を強要したり、休日ゴルフを強要したりするから困る。」

鼎「太鼓持ちやキャバ嬢のような人が客にお世辞を言うのは、それが仕事だからであって、決して人間としてその客を心から尊敬しているからではない。けれどそういう区別のつかない人がたまにいて、プライベートでも自分に対する服従や尊敬の念を要求してくるから困るって事かな? 職場などでも、部下は職務便宜上、上司の指示に従うし、時には頭も下げるけど、別に心からその上司を尊敬しているわけでもない。しかし自尊心に飢えた上司は、それを本気で求めていて、仕事ができるできないよりも、自分にどれだけ敬意を払ってくれるかを重視するみたいな。」

愛原「まぁそんな人間は、第三者からみれば、大体すぐに分かる。ゴマスリサラリーマン。そしてそんな部下だけを周りに囲いたがる自尊心に飢えたダメ人間。対岸の火事としてみる分には、落語のネタになるくらいには楽しいケースもあるが、お座敷や演舞場からはみ出てくると、大抵は社会に害悪を与える存在にしかならないので、そういう人を近付けない配慮はしたいかもな。近付けて厚遇したり組み込まれた時点で、自分も世の中を腐敗させるダメ人間グループに入ってしまったという事になってしまうから。」

逆沢「お笑い芸人さんは、ある意味、笑われるのが仕事だからそれでもいいかも知れないけど、仕事でもないのに、笑われて軽蔑されるだけのダメ人間グループの一員と思われるのは勘弁だわ。」

鼎「芸人さんは、笑わせるのが仕事だよ。笑われたり軽蔑されるのは、また別物だよ。」

逆沢「じゃあ訂正。人に軽蔑されるようなゴマスリや、そんなゴマスリを周りに囲って、裸の王様になってるダメ権力者だけはご遠慮させてもらうわ。」












過去のたわごと 
 2018年     8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















トップページに戻る