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愛原様のたわごと(18年10月14日)






愛原「前回は支配する側(強者)の視点から、良くない人間の一典型について触れてみたが、今回は逆。支配される側(弱者)の視点。良くあるヒーローものでは、【弱者=守られるべき善人】という大前提になってる事もあるが、今回はあえて【弱者=守られるべき善人】という基本的構図に疑問符をつける事から、始めてみたいと思う。」

逆沢「ま、【か弱い市民】というか、【か弱い一般人】の日常生活を守るのが正義のヒーローのお仕事だからねー。その守られるべき彼らが、実は倒されるべき悪人と中味的に似たり寄ったりだとしたら、色々困るからねー。」

鼎「か弱い人を庇護したくなる事自体は、むしろ社会として健全だと思うよ。世の中には、子供、お年寄り、女性、障害者、貧民、賤民、労働者階級、少数派民族、その他マイノリティーの人とか、色々いると思うけど、社会的な立場が弱いから蹂躙されても仕方ないとは思えないし、彼らに対して社会がどれだけ温かく公正に接する事ができるかが、むしろ民度の証明にもなると思うけど。」

愛原「うん。【弱者だから蹂躙されても仕方ない】みたいな社会に強い抵抗感があるのは俺も同じ。そして市民・平民・大衆階層にいる人達の大半も、多分そういう側の人間だろう。自分自身を中流以上と思い込んでいるか、公正世界仮説を盲信しているか、訳の分からない達観をしてクールを気取ってる人間か、差別主義者でもない限りは。」

逆沢「でも実際には、【弱者=守られるべき善人】とは限らない。障害者であれ、お年寄りであれ、少数派民族であれ、貧しい国の民であれ、悪い奴はどこにでもいると言いたい訳か?」

愛原「うん。前回、権力者による脅しや脅迫の話をテーマに取り上げたが、彼らが脅しや脅迫を多用するのは、それが通用するだけの権力や武力を有しているからに過ぎず、必ずしもサイコパスとか異常人格の持ち主だからではない。平民や社会的弱者でも、何かのきっかけで社会的強者の立場になるか、自分よりさらに弱者を目の前にすれば、やはり脅し行為の悪事を平気で行う奴は、それなりの数で出るだろうと俺は思っている。」

鼎「彼らは弱者であるが故に、強者ほどに脅迫などの手段を大っぴらに使えないというか、むしろ強者に脅迫される側にならざるを得ないけど、もしも立場が逆転すれば、かつて彼らが憎んでいた強者と同じように、脅迫などの手段を多用してもおかしくないって事かな?」

逆沢「だとしたら、強者も弱者も、本質は何も変わらないって事になるわね。彼らは【賄賂を受けとらない】のでは無く、便宜を図る能力がない故に賄賂を受けとりたくても誰も賄賂を渡してくれないだけ。彼らが【暴力を振るわない】のは、仮に暴力に訴えても返り討ちにされるだけの武力しか無いか、やっても社会的制裁されるだけだからであって、もしも体罰も暴力も賄賂の受け取りもやりたい放題の環境になれば、彼はもはやそれをためらわないだろうって事かな?」

鼎「自分の立場が弱い時は弱者の味方だったけど、そうじゃなくなったら一転して弱者批判をするように豹変するタイプとかも、たまにいそうだよね。」

愛原「そう。平民の多くは、貴族や上級国民の傲慢をしばしば非難するが、自分よりさらに立場の弱い障害者や貧民やマイノリティーに対しては、容赦なく傲慢な態度を取り、彼らがそれに反発してこようものなら【○○のくせに生意気な!】って感じで、怒りに震えるものもそれなりにいる。しかしこれって、彼らが嫌う貴族階級からみた【平民の分際で生意気な!】という感覚と全くイコールでしかないからな。」

逆沢「普段から【賤民のくせに生意気な!】って態度を隠さないような平民は、何かのきっかけで貴族階級に昇進しようものなら、今度は【平民のくせに生意気な!】って、かつての自分の階層を平気で弾圧する側に回ってもおかしくないって事ね。」

鼎「2017年12月のたわごとで賤民階級について取り上げたことがあったけど、平民というのは、貴族からみればか弱き大衆かも知れないけど、賤民からみれば貴族と変わらない極めて傲慢な特権意識丸出しの階級だと感じたよ。」

逆沢「つまり平民は、貴族階級と対比してみる限りは、確かに【か弱き人達】だろうけど、別に可愛いとは思わないし、可愛そうとか、絶対に守ってあげたい存在という程でもないってか?」

愛原「必ずしも、そこまで可愛い存在ではないだろうな。たとえば正義の味方が、悪代官を圧倒的武術で叩きのめして、悪代官による悪政に苦しむ村を救ったとしても、それで村人達が必ず正義の味方を喝采して歓待してくれるとは限らない。」

沢「その正義の味方が、藩や幕府を抑えこめるほどの政治力や武力を保有しているのが明らかなら、喜んでその正義の味方を歓待してゴマすったりもするかも知れないけど、そうでなければ一時的な安穏に過ぎないと言わんばかりに、冷めた対応で済ませるかも知れないわね。邪悪な村民なら、その正義の味方を騙し討ちで捕らえた上で、お上に盾突く反逆者として突き出して、お上から恩賞を貰おうと企んでもおかしくないシチュエーションともいうか。」

鼎「古典的なネタでは、悪の大魔王を倒した勇者が民衆から歓待されるかと思ったら逆に、その悪の大魔王よりも強い勇者をみんなが警戒して、より排他的な態度を取るようになったなんてものもあるよね。」

逆沢「勇者や正義の味方がか弱き民衆を守る為に本気で頑張って実際に世の中を救ったとしても、それで民衆達が素直に感謝してくれるかといえば、必ずしもそうじゃない。民衆は正義の味方が思ってる以上に、打算的であり、嫉妬深くもあり、ずるい存在でもあるというか。」

愛原「これもよくある話だが、正義の味方が悪の大魔王を倒したとしても、それでじゃあ世の中が良くなるか?という疑問も残る。といっても正義の味方に何かの落ち度がある訳ではなく、民衆が愚かなだけなんだが。」

逆沢「正義の味方が外敵を排除して、これでハッピーエンドと思ったら、外敵の脅威が排除された途端に、貴族どもがそれぞれ己の利権の為に好き放題するようになって、国は荒廃し、やがて内戦状態に陥るなんてシナリオの作品も、複数知ってるわ。」

鼎「せっかく悪の大魔王を討伐する事で世界を救っても、肝心の各国の王様の政治が悪ければ、今度は悪の大魔王による悪政ではなく、普通の王様による悪政が新たに始まるだけってオチも普通にありえるよね。」

愛原「正義の味方も、そこまで責任は持てんからな。ウルトラマンは怪獣を倒す事はできても、政治家として国民を正しく導くことまでできんのだ。悪の大魔王を倒す勇者もしかり。カツアゲや引ったくりを繰り返すような街のチンピラどもをやっつける、街中のアウトローな正義の味方もしかり。」

逆沢「水戸黄門も、数え切れない程の悪代官と悪徳商人をやっつけただろうけど、悪代官をやっつけてもその後任がまた悪代官ばかりなのか、悪徳商人をやっつけても、別の悪徳商人が新たにそのシェアを乗っ取って現れるからなのか、全然悪玉の数自体は減ってそうにないもんねー♪」

鼎「現実世界でも、たとえば受刑者の数自体は大きくは変動していないよね。どれだけ行政や司法が彼らを逮捕・更正しても、次から次から新たな受刑者が現れるというか。」

愛原「高度成長期までは明らかに減る傾向で一致してるが、昭和40年代以降は1万人規模で減ったり増えたりの波はあっても、全体としてほぼ横ばいだな。犯罪率自体は減ってるとも言われてるが、それはあくまで終戦直後から高度成長期までを統計に含めたらの話で、それ以降に限れば、検挙率を始めとする統計の罠の有無は別にして、ずばり刑務所に入ってる人の数だけでみれば、ここ50年ほどは、ほとんど変わらん。(日本人の人口自体は第2次ベビーブームのあった昭和40年代後半以降も微増傾向が続いたので、割合でみれば若干だが減っていると解釈も可能だが)。受刑者の老人の割合が増えてるのも、それは国民の平均年齢が上がってるからであって、悪い老人が急増しているからという程でもない。お前が言うとおり、正義の味方がどれだけ頑張っても、トータルとして悪玉の数はそう変わらないのかも知れん。世の中そのものが変わらない限り。」

逆沢「正義の味方がどれだけ悪人狩りに精を出しても、世の中が変わらない限りは、悪人の数が減ることもないって事か?」

愛原「だからといって、正義の味方の活躍が無益というわけでは決して無いけどな。病気が根絶されないからといって医者がいらないという論理にはならないし、犯罪が撲滅されないからといって警察がいらないという論理にもならないように。というか医者も警察もいなくなれば、現状維持すらできず、病人も悪人も増えすぎて、社会が破綻するんじゃねえのか?」

鼎「けどせっかく正義の味方が活躍しても、悪もなかなか根絶されず、彼らが助けようとしている大衆からも、必ずしも歓待されないとしたら、これはあまり面白くないよね。」

愛原「まぁ正義の味方自身は、案外、そこまで気にしていないかも知れないけどな。災害ボランティアの人達も、被災者の全てが諸手を挙げて彼らを歓待してくれるわけでは無い事くらいは、大体理解されてるだろうし。」

逆沢「被災者といっても、色んな人がいるからねー。人に助けられても感謝もできない人とか、ボランティアを便利な小間使いとしか思ってない人とか、何らかのデマを信じて犯罪者によるなりすましとして不審者扱いする人までいるし。」

愛原「これは被災者に限らず、あらゆる社会的弱者に当てはまるんだけどな。障害者同士でも差別はあるし、貧しい国の人々の中にも、マイナリティー同士でも、やはり醜い差別はある。もちろん悪人もいる。悪人とまでは言えなくても、困った人間はいくらでもいる。弱い人間と聞くと、思わず反射的に守ってあげたくなるかも知れないが、彼らは必ずしも善良な人達ばかりではない。善意で少しばかりのお金を恵んであげようとしたならば、財布ごとひったくって逃げるような奴も中にはいるだろう。」

鼎「とある小説の中の話だけど、作中の善玉キャラクターが、無差別テロに巻き込まれた市民を救うんだけど、その被害者市民がたまたまむごいレイシスト思想全開だった事もあって、その善玉キャラクターが激しく苦悩するシーンがあったよ。」

逆沢「漫画の世界でも、たまたま人助けをした人がとんでもない悪人だったってシーンは、ちょくちょくあるけどね。自分を助けてくれた恩人家族を勘違いで皆殺しにした三国志演義の曹操じゃないけど、世の中には、たとえ弱者でも、決して助けてはいけない人というのは絶対に存在するというか。」

鼎「だからといって弱者を助けるのが無意味とは、決して思えないというか、思いたくもないのだけど。」

愛原「弱者だからとか、強者だからとか、そういう区分では無く、単純に困っている人を助けたいとか、ひどい目に遭わされている人を救いたいという気持ち自体は、純粋に善だからな。そして誰かを傷つけるような悪事ができるのは、十中八九、武力なり権力なりといったものを保有する強者の側だから、必然と【強きをくじき弱気を助く=善】となる構図もある。世の中には【金持ちには金持ちなりの苦労がある】と言う人もいるが、だからといって金持ちをやめて貧乏人になろうとする人なんかいないし、金持ちよりも貧乏人の方が相対的に明らかに弱者であり、苦労も多く、誰かに不当にひどい目に遭わされるリスクも高く、他人に頭を下げたり、他人の助けを必要とする機会も多い事を考えれば、仮にどちらを優先的に助けるべきかは自ずと自明であろう。」

鼎「今まさに飢え死にしようとしている人と、全くその傾向が見られない幸福で飽食気味の人のどちらにパンをあげるべきかと問われたら、当然前者だよね。どっちの人が悪人かとか、そういうのは関係なく。」

愛原「何らかの特別な事情とか情報があれば話は別だが、そういうのが一切無いのに、後者にパンをあげても嫌がらせでしかないわな。」

鼎「もちろん飢え死寸前の人が悪人である可能性とかは否定できないけど、だからといってそんな可能性を考慮したら、この世に助けるべき人なんて一人もいなくなるし、そこまで人が信用できない世の中は嫌だよ。」

愛原「そいつが助けてはいけないタイプの人間と判断できる状況なら、あえてその人を助けないという選択肢はあるかも知れん。しかしそうでなければ、助けるという選択肢を選んだ人は賞賛されこそすれ、非難される道理は全くないだろう。世の中には安易な自己責任論や公正世界仮説を盾に、弱者に冷厳な態度を取る人もいるが、逆を言えばそんな痛い感性の持ち主でも無い限りは。」

逆沢「まぁ人助けは善意であって、義務でも強制でもないから、やりたくなければしなくても構わないけどね。警察官とか消防署員のように、人助けをする義務がある職業の人なら、やりたくないは通用しないけど。」

愛原「その通り。善意を行うも行わないも基本は自由。善意を受けるも断るも同様に自由。しかし善意を踏みにじるのは、さすがにまずいだろう。仮に悪の大魔王を倒して欲しくなければそれは始めからそう言うべきであって、悪の大魔王を倒すところまでは散々勇者を利用しておきながら、悪の大魔王が倒されたら手のひら返しで、【お前は、もう用済み】というのは、さすがに酷いと思う。商品を先に受けとっておきながら、カネを払わずトンズラする悪党と同類と言われても仕方ない。」

逆沢「そんなクズを助ける為に善意で働くなんて、私はまっぴら御免だわ。」

愛原「災害ボランティアにしろ、オリンピックのボランティアにしても、彼らは感謝や尊敬という名の善意を多少なりとも期待している部分はあると思う。売買をすれば対価が必要になるように、人に助けて貰いたければ、本来やはり対価は必要だろう。感謝や尊敬という名の対価も払おうとせず、利用して使い捨てるみたいな態度しか感じられなければ、そんなボランティアはやりたくない人も多そうな気がする。」

鼎「東京オリンピックでのボランティアが問題視されてるのは、関係企業の金儲けの為にボランティアをただ働きさせようという魂胆があからさまというのも大きそうだよね。災害ボランティアと、そのあたりが根本的に異なるというか。」

逆沢「住む家も無くて困ってる人を助けるというのと、一円でも多く金儲けしたいから少しでも安い人件費で働かせる魂胆の人の為に働くというのでは、全然意味が違うからねー。そりゃあ企業からすれば、ただ働きしてくれるボランティア労働者の人が現れれば、こんなありがたい話はないんだけど。」

愛原「けど実際に、【ウチの会社でタダ同然で働いてくれませんか?】とボランティア募集をした所で、そんな所でボランティアの無償奉仕する奴なんてまずいないだろ? なぜなら【労働者から安く搾取する事で少しでも多く儲けてやろう。お前はその為の使い捨ての便利屋に過ぎない】という人間の悪意しか感じられないからだ。感謝されるどころか、内心で【コイツ、お人好しのアホやのう】と見下されてるのが明らかというか。」

逆沢「何が悲しくて、見下される為にボランティアせなあかんねん。尊敬されたり感謝されたいからこそ、無償でも頑張れるというのに。」

鼎「正義の味方が人助けをするのには、純粋に困ってる人を放っておけないとか、たくさんの人を救いたいとか、そんな対価を求めない純粋な思いもあるだろうけど、それでもだからといって【やりがい搾取】はどうかと思うよ。仮に人助けをするにしても、できたらやり甲斐搾取を平気でするような人ではなく、善意に対して素直に感謝と尊敬で返せる人を優先して助けて欲しいというか。」

逆沢「少なくとも人助けをした人が、それを後悔するような展開だけは避けて欲しいと思うわ。人助け自体が馬鹿らしく思うような世の中になれば、誰も人助けをしなくなって、誰もが人を利用して踏みつけようと考える自己中心的な社会になって、世の中はますます荒廃する一方だとも思うし。」

愛原「か弱い住民は、ある意味、【自分は守られて当然】とまでは言わなくても、弱いが故に、強者の横暴から守って欲しいと感じる局面もそれなりにはあるだろう。しかし守って欲しいのなら、それ相応の振る舞いは必要だろうとも思う。幸い、北斗の拳など、多くの世界で登場する弱者(か弱き住民)は、大抵善人なので、助けた主人公が心折れるような展開にはなりにくくなっているが。」

逆沢「か弱き住民が、自分の身を守るためにさらに立場の弱い人から搾取しているみたいな構図だと、正義の味方からすると幻滅ものだしね。やっつけるべき邪悪な強者と、似たような恥ずべき振る舞いを、守るべき弱者も実はやってたとしたら。」

愛原「か弱き大衆の全てが悪のはずはないけども、一部でもそういう奴が混じってると、印象が非常に悪くなる。たとえば障害者にしろ生活保護受給者にしろ、大抵の人は本当に困窮していたりもするのだが、その中に不正に障害者を装っていたり、不正に生活保護を受給する者が混じっているせいで、それ以外の真っ当な人も同じような目で見られてしまうケースが現実に存在する。」

鼎「弱者切り捨てに肯定的な層の人は、そういう人が混じってるのを根拠にして、弱者救済の風潮自体を少しでも弱めようと画策したりもするよね。」

愛原「弱者切り捨てという行為自体が、典型的な強者の横暴でしかないし、そういう奴らが正義の味方にやっつけられる分には全く異存はない。しかし同様に、弱者のふりをして私腹を肥やそうとしたり、弱者の立場を悪化させるようなゲスな振る舞いを続けるような者に関しては、たとえ弱者であったとしても、助けられる側ではなく、裁かれる側として位置づけた方が良いかも知れない。」

逆沢「弱者だから無条件で助けてもらえる側と思うな!ってか。」

愛原「そういうキツい言葉はどうかと思うが、少なくとも強者の横暴を非難するなら、自分が強者の側に立ったときに手のひら返しをするのではなく、強者の立場から【強者の横暴】を抑えつける役回りを担って欲しいくらいは感じる。」

鼎「弱者が強者の横暴を阻止するのは大変だけど、自分が強者ならそれを阻止するのは弱者の頃よりずっと簡単だよね。」

逆沢「たたき上げの将軍とか、寒門出身の為政者とか、いわゆる下っ端とか社会的弱者の立場から成り上がった成功者であれば、弱者の痛みも分かるから、弱者に寄り添う優しい強者になれるという期待感もあるだろうしね。まぁその期待を見事に裏切ってくれる人間の方が、実は案外多そうな気もしてるけど。」

愛原「傲慢な強者をやっつけて成り上がった成功者なら、自分自身のかつての苦労も鑑みて、善良な支配者、善良な強者になれる可能性も相対的には高いだろう。しかし傲慢な強者に取り入って成り上がった成功者なら、自分自身も傲慢な強者グループの一員として、積極的に弱者イジメに加担する確率は十分に高くなる。また元々、性質が邪悪な人間ならば、手のひらを返すのに何の躊躇もないだろう。たとえば、自分がいじめられっ子だったからといって、自分は絶対に人をいじめるような大人にはならないと決意する者がいる一方で、いつか人をいじめる側の人間になってやる的な黒い復讐心に燃える人間もいなくはないからな。」

逆沢「ああ、黒い復讐心か。そういう人間も案外いるわね。差別を受けてきたから、平等主義に染まるかといえば、そんなことはなくて、人を差別できる側に成り上がろうとする人間もいるし。貧しい生活で苦しんできたから、平等主義に染まるかといえば、そんなことはなくて、手段を選ばない守銭奴の成金になってしまう人間もいるし。イジメられないようにする為に、進んでいじめっ子に取り入って、イジメる側に回ろうとする人間もいるし。先輩からの理不尽な命令に耐えてきた分、自分が上級生になったら、その分を取り返すように、後輩に理不尽な命令ばかりするような人間もいるし。」

鼎「そういう人間は、自分がか弱い平民でいる内は、いかにも弱者ですみたいな顔をして、強者に媚びたり、強者に助けを求めたりするけど、いざ自分が強者の立場に成り上がったら、【下等どもが、生意気な!】みたいな態度を取るように豹変して、かつて自分が憎んでた人達と全く同じ振る舞いをする可能性が高そうだよね。」

愛原「悪の大魔王が君臨している時は、各国の王様もいかにも弱者のふりをして、【どうか勇者様、私達をお救い下さい】とか【どうか大魔王様、何でもいうことを聞きますので、お慈悲を下さい】みたいな平身低頭で謙虚な振る舞いをするけど、目の上のたんこぶである大魔王がいなくなった途端に手のひら返して、かつての悪の大魔王以上に各国の王が横暴な振る舞いをする可能性は十分にある。強者・弱者というのはあくまで相対的な力の尺度でしかなく、善人・悪人を区分する属性では決してないという事だ。」

逆沢「強者による横暴な振る舞い自体は、明確な悪だから、その悪を誅し、その横暴に苦しむ弱者を助ける事自体は善だけど、その弱者が強者になった場合に、そいつが悪事を為す可能性についても、少しは気に留めておいた方がいいかもね。」

愛原「といっても【アイツは将来、むごい悪人に豹変する可能性があるから、善人である間の内に殺しておこう】という訳にはいかないからな。それではだたのディストピアであり、どちらが正義かも分からない。そいつが強者になった際に危険人物になる可能性が高くとも、現在悪い強者に虐げられる弱者であれば、やはり手をさしのべてあげればいいだろう。そいつが悪人化したなら、その時に改めてそいつを誅してやればいい。もちろん弱者でありながら既に悪人というタイプもいるが、それはそれで別途懲らしめてやればいい。」

鼎「世の中には【貴族に不当に虐げられる哀れな平民であると同時に、賤民を不当に虐げる邪悪な平民でもある】みたいな中間管理職的なポジションの人もいるけど、この人は、助けるべきかな? 誅するべきかな? あるいは放っておいた方がいいかな?」

愛原「自分が誰かにいじめられているからといって、だから別の誰かをいじめて憂さ晴らししても良いという話にはならない。放置しておいたら、貴族の傲慢と、賤民の理不尽な被害だけがいつまでも残ってしまう。この場合、貴族と平民を誅するべきだろう。平民は貴族からみれば【か弱き弱者】であり被害者でもあるが、賤民からみれば誅されるべき強き加害者でしかないから。貴族は当然罰せられるとして、平民も同様の罰は受けないとならない。もちろん賤民も、さらに下の賤民を迫害していたならば、同様に罰の対象となるだろう。」

逆沢「中間管理職的な立場の人間は、自分の都合によって、弱者のふりをして助けを求めたかと思えば、強者のふりをして強権を発動したりして、使い分けるから、ある意味、一番タチが悪いわ。」

愛原「弱者のふりをすれば、心優しい人からすれば助けてあげたくもなるが、実際は十分強者である事も多いからな。少なくとも災害被害者とオリンピック委員会とでは、共にボランティアの支援をアテにしてる点で共通しているようにみえても、中味が全然違う。被災者は明らかに困窮しており、深刻に助けを求める弱者だが、オリンピック団体は、そこらの庶民よりもはるかに経済的に裕福な人間や大企業で構成された強者の団体だからな。」

逆沢「被災者の人達は深刻に困窮しているけど、ボランティアの人達の支援を前提に、生活プランを組むわけにはいかない。国もまともに動かないから、基本は地元市町村と後は自力で頑張るしかない。訳の分からない参加賞なんかくれてやる余裕は無いし、そんな参加賞を作るようなカネがあるなら他に回せよって話にもなる。それに比べてオリンピックの方は、ボランティアの支援を大前提に大会プランを組んでるあたり、既に傲慢だし、国も担当大臣を置くほどに異常なまでに肩入れしてるし、正直この政権、色々おかしすぎるとしか思えないわ。」

愛原「国自体も、正義の味方の一員として、弱者救済グループの一翼を担って欲しいのだが、どちらかというと強者の横暴を体現する側みたいだからな。」

鼎「国民の大半は富裕層でも上級国民でもなく、明らかに下層の弱者側だから、国を始めとする強者に慈悲と救いを求める立場なんだけど、今の与党の憲法改正派の人達は、【国が国民に何をしてくれるかではなくて、国を維持する為に国民に何ができるか?】を問うスタンスらしいから、強者が弱者に奉仕を強要するスタンスそのものというか、どうみても正義の味方側ではなく、正義の味方に倒される悪玉サイドなのが残念でならないよ。国が国民の為に働くのではなく、国民が国家の為に働くべきとする教育勅語の頃と何も変わらないというか。」

愛原「確かに弱者=善人とは限らないが、だからといって強者が弱者を一方的に蹂躙して良いという話にはならない。一方、弱者側も、助けてもらって当然という姿勢ではなく、少なくとも【自分は弱者を蹂躙するような悪人ではない】というスタンスくらいは、明確にしておくべきだろうな。」

逆沢「【強き悪人の脅威におびえる弱き悪人を救った】なんてのは、あまりにも悲しいからねー。」

鼎「弱者救済を無駄なコストと切り捨てるような人の主張を勢いづかせない為にも、弱者にも一定の品格は欲しいよね。【貧すれば鈍す】にならないように。」

愛原「【貧すれば鈍す】のは、仕方ないんだけどな。子供の衣食住にも困る程に貧しければ、泥棒もやむを得ないという事もあるだろう。貧しい故に勉学に励む機会やきっかけも乏しく、故に品格も教養もない大人になる事も珍しくないだろう。そんな社会的弱者の振る舞いを見て、裕福な貴族達は【これだから貧しい連中は】って感じで見下して軽蔑することで、自分達の優位性を正当化したりもするわけだが。」

逆沢「やっぱり最初に叩くべきは、弱者から色んな権利を奪って抑えつけようとする連中にならざるを得ないか?」

愛原「優先順位を付けるならそうなるのだろう。ただ【助けられるべき人間が、実は悪人だった】というのは、やはり悲しい。強者の傲慢を弱者が真似るような事だけはして欲しくないと思う。某小説じゃないが、決死の思いで助けた人間が実はレイシストだったなんてのは、あまりにも悲しすぎるからな。」

逆沢「助けられたのを機に改心してくれたら、普通に感動ドラマになるけどね。ただネットをみる限り、仮に助けられても【○○人にも、まともな人はいるんだなと思った】くらいな反応で留めて、差別主義自体は相変わらず改めないって人も多そうだけど。」

愛原「そういう連中は全然ドラマにならないな。悲しすぎる。貧した結果、鈍するのはやむを得ないにしても、そんなやむを得ない事情でもなければ、弱者なりに【助ける価値のある人間】とまでは言わなくとも、【助けたことを後悔してしまうような人間】にまでは堕ちないで欲しい。」

逆沢「鬱ドラマでもない限りは、やはりそういう話の流れに向かって欲しいよね。最後はハッピーエンドの方がやっぱり嬉しいし。」

愛原「悪い意味(本来の意味でも無い)での【情けは人の為ならず】なんてオチは、誰も幸せにしないからな。仮にそんなシナリオの作品があったとすれば、【助けたことを後悔する主人公】並に、(そんなシナリオの作品を)【読んだ事を後悔する読者】を多く生み出しそうだ。」

鼎「私達も産まれた事を後悔しない程度には、良い世の中であって欲しいかな。」










過去のたわごと 
 2018年 9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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