愛原様のたわごと(19年1月5日)
愛原「明けましておめでとう。今年からは新サイトで引き続きやっていきたい。装いも新しく、とはいかないが。」
逆沢「装いどころか、本当に何も変わってねえ。少しはいじれよと思うけど。」
愛原「いじりたい部分は色々あるけど、忙しくてだな。そもそも唯一の更新コーナーであるここですら、隔週ペースが精一杯と言う事で、察してくれや。」
鼎「現状維持が精一杯という事は、今年も平常運転という形でいいのかな?」
愛原「おう。思いっきり平常運転。前回は人間の心の中に潜む悪の部分について、ちょっとたたき台がてらに提案してみたが、今回はある象徴的なキーワードから正義側についても取り上げてみたいと思う。」
逆沢「いちいち、もったいぶるなや。ある象徴的なキーワードって何やねん?」
愛原「【強きをくじき、弱きを助く】というものだ。かつてヒーローものの作品を愛した事のある御仁なら、何度か聞いたことのあるキーワードではないかな?と思う。」
鼎「ヒーローものでは、昭和の頃からの名格言だよね。誰が最初に言い出したのかは知らないけど、ほとんどの正義のヒーローに当てはまるというか。」
逆沢「あえて言葉には出さなくても、正義の味方なら当たり前に身につけてる基本思想でもあるわね。」
愛原「そう。あえて口に出すまでもなく、正義のヒーローなら当然のように身につけている考え方だ。」
鼎「強い相手に立ち向かうというのは、すごく勇気がいるよね。それだけでも普通にカッコいいし、だからこそヒーローの素質があると思うよ。」
逆沢「弱い相手を抑えつけてくじくのは、ただのイジメでしかないし、前回のテーマで言うところのマウントでしかないからね。」
愛原「そう。強い相手に立ち向かう勇気を持ってるからこそ、ヒーロー。弱き者を助ける事ができるからこそ、正義。合わせて正義のヒーローとみる事もできるわけだ。」
逆沢「強い相手を助けるのは、ただのゴマスリでしかないからね。単に媚びてるだけというか。少なくとも人を助ける側ではなく、強い相手に媚びへつらう事で、自分を守ってもらいたいとか、赦してもらいたいと考える側の思考というか。」
鼎「賢しげな人に言わせれば処世術という表現になるのかも知れないけど、あまり人に好感を与えるものではないよね。ゴマスリ行為というのは。」
愛原「自分より明らかに困窮している人を助けるのは純粋に善意になり得るが、自分より明らかに上位で余裕もある人をアシストするのは、見返り目当てと取られても仕方ないのはあるかも知れんな。人を助ける余裕があるどころか、逆に実際は助けて欲しい側が、媚びてるようにしか見えないというか。」
鼎「こうしてみると同じくじく行為でも、相手が強いか弱いかで評価が正反対になるし、同じ助く行為でも、やはり相手が強いか弱いかで評価が正反対になるのは、すごく興味深いよね。」
逆沢「つまり、やっつけるとか、助けるという行為自体には善悪は無くて、相手次第によって大きく評価が分かれていくという事でいいのかな?」
愛原「当然そうなるだろう。たとえば【やっつける】という行為自体は、相手に危害を加える行為でしかない。それだけ聞けば普通に悪事にしかならない。逆に【助ける】という行為は、相手が強かろうが悪かろうが、普通に善行と見なされるのが一般的だろう。しかし【弱きをくじき、強きを助く】となったら、大抵のまともな人間なら、極めて醜悪な印象を受けるはずだ。当然その理由も分かるよな?」
逆沢「ただの人間のクズじゃん。自分より強い者には媚びへつらって、弱い者に対しては容赦なくひどく振る舞うような奴は。」
鼎「それでは、ただの弱肉強食社会や格差(差別)固定社会のアシストにしかならないよね。強い者を助けてさらに強くしてしまったら、もはやその体制を打倒するのは至難になるし。弱い者はどうやっても虐げられるしかなくなるし。」
逆沢「まさしく、この世の地獄って奴ね。そんな世の中を人類が容認してしまったのなら、もはやそんな人類に存在意義は無いって思えるレベルの。弱き者はただひたすら虐げられる。中間の者は、強者に媚びを売る事でのみその地位を保全され、弱者をいたぶる事でのみささやかな優越感と幸せを感じる事しかできない。強き者も弱肉強食社会であるが故に常に下剋上におびえ、それ故に自分の地位が脅かされないようにさらに残酷な恐怖支配を強め、孤独を受け容れなくてはならないみたいな。」
鼎「まさに悪魔にとってのユートピアって感じだよね。全ての人が不幸になる(悪魔にとっての)理想社会というか。」
愛原「そう。助けるという行為自体は善行かもしれないが、強者をさらに強くするような助け方は、場合によって害悪ですらあるのだ。特にイジメや19世紀の資本主義の構図のように、強者と弱者が対立の構図にある場合はな。」
鼎「強者と弱者が対立状態にある場合は、強者を助ける行為をするだけで、相対的に弱者をくじく効果が発生してしまうよね。つまり当人は人助けという善行をしたつもりでも、もう一方に対してはより脅威と危害を与えただけでしかないというか。」
愛原「そう。強き者をうかつにアシストするという事は、それは弱き者を虐げるのと変わらない事を自覚しておく必要がある。それはイジメ行為を裁定する第三者が、いじめっ子の方が正しいと裁定するのとなんら変わりないという事だ。」
逆沢「自分自身がイジメ行為に直接参加しなくても、イジメる側に正当性があると認めるか、イジメられる側に問題があると認めて、その行為にブレーキをかけなければ、それはイジメ行為を助長するだけでしかないようなものね。」
鼎「世の中には、強い弱いとか、攻撃を加える側が悪いとかではなく、その理由を吟味した上で善悪を判断すべきという声も大きい気もするけど。」
愛原「それは当然でもあり、理想でもあるが、善悪の基準自体が曖昧なままだと、無数の詭弁を生むからな。戦争を仕掛けたい側がいかにももっともらしい大義名分を振りかざすようなもので、そんなものに踊らされるのはむしろ害悪だ。どんなタチの悪いいじめっ子でも、(それが事実かどうかとか、妥当かどうかは別として)いじめる大義名分の一つは二つは常に用意している。強い者が弱い者を圧迫(マウント)する事自体が、そもそも悪という視点を前提で内容を吟味するくらいしないと、強者を助け弱者をくじく行為に加担する事にもなりかねないだろう。」
鼎「前回のテーマとも重なる部分があるよね。マウントしたいと思う理由とか、小難しい理屈は抜きにして、マウントしたいと思う心自体が悪だという前回の話と。」
逆沢「前回のテーマで、戦う事自体が必ずしも悪ではないという話にもなったわね。悪いのは弱者をマウントする行為であって、そういう人様をマウントしてこようとするような人間に対して勇気を持って立ち向かうのは、多くの正義の味方もやっているものであって、決して悪ではないと。」
愛原「弱者をくじいてマウントして来ようとする強きヒールに対して、勇気を持って立ち向かう者は、まさしく【強きをくじき、弱きを助く】正義のヒーローそのものだろうからな。正義のヒーローは、そこで苦しんでいる弱者に対して、見て見ぬふりするような臆病者では決してない。」
逆沢「世の中には、戦う事自体を好まない平和主義者や反戦主義者も多くいるけどね。」
愛原「そういう平和主義者や反戦主義者は、弱き者を虐げる者と比べれば百倍以上マシだが、戦いに巻き込まれる事自体を避ける為に、強者に媚びる輩も少なからずいるからな。そういう【強気を助く】行為に加担する者は、仮に善悪の二択を問われたら、善の側にはまず含まれないだろう。中立ですらなく、【強きを助く】行為に加担した時点で、【弱きをくじく】陣営に明確に寄ってしまった訳だから。少なくともそれは、正義のヒーローの生き様ではない。」
逆沢「言われてみれば、正義のヒーローは決して反戦主義でも中立主義でもなく、常に戦っているわね。平和を愛していると言いながら、同時に平和を守る為に誰よりも戦っているというか。」
愛原「相手から攻め込まれるなり圧迫されたなら、【戦う】か【媚びて従う】しか選択肢がなくなるからな。媚びて従う事が、思い描く理想像と大きく異なれば、そりゃあ彼らも武器は持つ。【強者を助く】行為が【弱者をくじく】行為に連動するように、【弱者を助く】には【強者をくじく】行為に挑まざるを得ない展開も多いのだ。」
鼎「どこかの勇者さんか、【人を守るには力も必要】とか【力なき正義は無力】と嘆いていた気もするけど、【弱きを助く】には、【強きをくじく】だけの力が必要になってくるという事かな?」
愛原「まぁ、そういう事かも知れんな。力、勇気、知恵、仲間・・・色んなものが必要になってくるだろう。弱き者が強き者をくじくには。」
逆沢「まぁ、だからこそドラマになるんだろうけどね。勝算薄い側が色々頑張って強大な悪を倒すからこそ、面白いというか。」
愛原「自分自身が圧倒的強者でない限りは、自身の思想がどうであれ、【強きをくじき、弱きを助く】存在は有り難いからな。」
逆沢「仮に【弱きをくじき、強きを助く】のが好きそうな人でも、自分の立場が強者でない限りは、誰かが自分より強い相手を牽制してくれてるなら、こんな都合のいい話はないだろうからね。国盗りゲームとかでは、プレイヤーが【弱きをくじき、強きを助く】戦略に徹するケースも珍しくないけど、でも天下を狙うには、誰かが最強勢力の足を引っ張ってくれる方が、漁夫の利を狙ったり、時間稼ぎをする上でもありがたいから。」
鼎「だから【強きをくじき、弱きを助く】人は、正義のヒーローとして誰からもありがたがられるという事かな? 普通の人はもちろん、【弱きをくじき、強きを助く】のが好きそうな思想の人でも、(自分自身が既に強者でも無い限りは)自分が成り上がったり、強者の矛先を自分以外に逸らしてくれたり、強者を弱体化させてくれる可能性を与えるという意味で、使える駒くらいにはなるという理由で。」
逆沢「なる程。昭和の頃から【強きをくじき、弱きを助く】ヒーローが、ずっともてはやされてきた理由も見えてきた気がするわ。真面目に強者の横暴を許さない平和な世の中を望んでいる人は当然として、そうでない野心家からみても、自分よりも強いライバルを牽制してくれる存在はやはりありがたいから、どっち側の人にとっても、賞賛しない理由がないという話になるわけね。」
鼎「少年漫画的な【強きをくじき、弱きを助く】正義のヒーローは、いくら邪悪で強大な敵をやっつけても、自分自身がそのままそのポストに座らない事が多いのも、魅力の一つだよね。」
愛原「彼らの多くは、概して反権力だからな。仮に彼らが野心家だったならば、強者のポストに座る顔ぶれが変わるだけで、世の中自体は何も変わらない可能性があるから、誰も手放しでは歓迎しないだろう。だが、だからこそ正義のヒーローは、自身が巨悪を打倒した後に、おそらく悩む事になると思う。」
鼎「巨悪を倒した後で、権力を望まずに、さっさと表舞台から去っていく正義の味方も多いよね。」
愛原「物語的にはもっとも綺麗な終わり方の一つだな。巨悪が滅んだ後、誰が新たな権力の地位に座って、どのような組織運営を行っていくかは分からないけど。」
鼎「善良な正義のヒーローが後を託した人なら、それなりに国家なり組織なり、うまくまとめてくれると思うけど。」
愛原「これは分からんな。というのも、【人はつけ上がる生き物】だからだ。世の中には、相手が下手に出るとマウントせずにはいられない人種というか、【弱きをくじき、強きを助く】のに全く抵抗のない人種が少なからずいる。そういう人間は、組織なり国家なりのボスが強権的でない大人しいタイプだとみると、どんどんつけ上がって、いくらでも要求するようになる。そして権力の屋台骨をシロアリのように食い散らかしてやがて倒してしまう。」
逆沢「邪悪でも強権的な支配者が上にいると、弾圧されて自分の境遇が悪くならないように平身低頭もするけど、逆に善良で人の話を真摯に受けとめる支配者が上にいるなら、強気に出て境遇の改善をどんどん訴えて、逆に支配者を脅したりもする訳ね。言う事聞かないと【次は他の候補を応援するぞ】みたいな感じで。」
鼎「で、善良な支配者が、つけ上がって調子に乗った大衆に倒されて、再び強権的な支配者に戻ったら元の木阿弥だよね。」
愛原「アラブの春の顛末が、大体それだな。日本も似たような形で元の木阿弥状態に戻っているが。世界中どこでもそうだが、一般的に弱者に寄り添う風なスタンスを採る政党なりが政権を取ると、大衆が政権に対してあれこれ改善を要求するというか、期待値というか、越えるべきハードル自体が高くなる為、無駄に高く設定された合格ラインを越えられずに失望を招き、政権を失いやすい。逆に強権的な独裁政権の場合は、大衆の要求ラインが大きく下がるというか、逆に政権側ににらまれて自身が弾圧される等のリスクを怖れて、政権に忖度するようになる為、その低くなった要求ラインをさらに下回るような極端な悪政が行われない限りは、デモや暴動の類いも起きにくい。」
鼎「1月ほど前に強行された、移民法関連とか、あるいは北方領土2島返還論とか、残業法案とかを見てると本当にそう思うよ。自民党以外が採決したら、多分売国とか、今の数倍の規模で非難の大合唱になってただろうというか。おそらく相手によって、政権への要求ラインを大きく上げ下げしてるんだろうと思われる人が、結構な数でいそうと感じたというか。」
逆沢「期待値が低い政権なら、現状維持未満でも極端に悪くならなければそれで評価されるけど、期待値が高い政権だと現状維持でも【何もしない】とか【何も変えられない】と非難の対象になるだろうしね。で、変えたら変えたで、やはり非難されたりとか。」
鼎「大衆がつけ上がるというよりは、大衆が指導者をなめてる状態だよね。コイツなら、キツく言っても自分達を締め上げては来ないだろうという安心感もあるのだろうけど。」
愛原「大衆が指導者をなめて、要求ラインを上げだすと、善良な指導者である程、身動きが取れなくなってしまう。たとえば【Aの既得権益を減らしてBを助けろ】というBの主張と、【Bの既得権益を減らしてAを助けろ】というAの主張を両立させる事はできない訳だ。小さな政府志向の大衆と、大きな政府志向の大衆の要望を同時に叶える事もできない。移民問題や労働問題なども、人や立場によって要求のベクトルは真逆になるから、やはり両方の意見を真面目に聞けば聞く程、身動きが取れなくなる事は多いだろう。」
鼎「一方だけの言い分を聞いてももう一方の不満が爆発するし、両方の意見を取り入れれば両方の不満がたまるとすれば、善良な指導者ほど、苦労するというのはよく分かる気がしてきたかも。」
愛原「これを改善しようとすれば、大衆に舐められないような強い指導者になるしかないが、これを目指すと、かつて嫌った強権的な指導者と同じ道を歩む危険が高まるからな。」
逆沢「【強大な悪を倒した結果、生まれたのは、さらに強権的な悪だった】というのは、笑えないホラーでしかないわ。」
愛原「さらに強権的な悪を創ったのは、大衆に寄り添う優しい指導者をくじいて、大衆に忖度を迫る強権的な指導者を助けて育ててしまった、愚かな大衆自身といえなくもないけどな。」
逆沢「そう考えると、先に倒されてしまった巨悪自体も、実は愚かな大衆が育ててしまったモンスターでしかなかったとも言えそうね。愚かな大衆が彼を暴君に育てて、それを愚かな大衆が散々苦労してようやく引きずり下ろした物語でしかないみたいな。」
愛原「どんな強権的な指導者も、(元々強大な権力を親などから世襲したというケースでもない限りは)最初から強大だった訳ではないからな。育てた馬鹿者が大抵はいると思われる。」
鼎「【弱きをくじき、強きを助く】のが好きな人達が、邪悪で強権的な指導者を助けて育ててしまったという事かな? 他にもまともな指導者候補がいても、そういう人達に対しては手のひら返しで強気に出て、あげく潰してしまうみたいな事を繰り返したあげく。」
逆沢「サラリーマンとかでもそうだけど、上司にはひたすら平身低頭するけど、部下にはやたら偉そうな人とかは、いるからねー。そういう人なら、コイツには強気に出ても大丈夫と思ったら骨までしゃぶって過労死するまで使い潰す代わりに、敵対すると危ない相手にはとことん媚びて、そいつの暴君化をさらに手助けしても不思議はないと思うわ。」
鼎「こうしてみると、世の中に害を与える本当に悪い人は、別に強い人ではなくて、【強い人には媚びて、弱い人にはひどく出る人】のような気がすごくして来たよ。」
愛原「大体、本当に強い心を持ってる人は、他者に敬意は抱いても、媚びへつらったりはしないからな。」
逆沢「退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!って奴か?」
愛原「某悪玉キャラの名セリフをこんな所で出すな。と、それはともかく【強きをくじき、弱きを助く】正義のヒーローも、いたずらに媚びへつらったりはしないだろう。というか【強きをくじき、弱きを助く】信念を貫くには、まず相当の勇気が必要になる。場合によっては知恵や力も要求される。【弱きを助く】人間は、しばしば優しさを強調されるが、優しさは決して弱さではなく、むしろ強さだからな。」
逆沢「いじめっ子に立ち向かうじゃないけど、自分より強い奴とか、敵対すると色々面倒くさい奴に対して、あえて矛先を向けるのは、相当の勇気と覚悟がないとできそうにはないからね。」
愛原「もちろん全ての人間が強く生きられる訳ではないから、【強きをくじき、弱きを助く】者を正義のヒーローとして応援する事はできても、それ以上の事はできない人も多いだろう。これは仕方ない。」
鼎「問題は、逆に【弱きをくじき、強きを助く】側に回ってしまった人の存在だよね。特にそういう人の割合が高くなると、邪悪な専横者を育ててしまい易いというか。」
愛原「自分自身が弱いが故に、強者に媚びざるを得なくなる事はあるかもしれない。しかしそんな自分に劣等感や屈辱を感じられるなら、まだマシだ。しかし中には、【これが俺の処世術】と言わんばかりに、ドヤ顔でそれを肯定する奴もいるからな。これが一番困る。」
逆沢「卑怯タイプの悪玉キャラに吐かせる分には、結構いいセリフだけどね♪ そういう開き直った態度も。」
愛原「まぁ、悪玉キャラとしては、俺もおいしいと思うけどな。ただ悪玉キャラが演じる分ならともかく、一般大衆キャラに、そういうのが何人もいると、さすがにヘコむぞ。こんなクソみたいな大衆を、【正義の味方が命を賭けて守る価値があるのか?】と、問題提起したくなる程度には。」
逆沢「まぁ、確かに。せっかく正義の味方が勇気を出して立ち上がっても、【弱きをくじき、強きを助く】思想の大衆が、強大な悪の大魔王に忖度して、正義の味方の活動を妨害したりしたら、不愉快になるだろうし。せっかく悪の大魔王を倒して、恐怖支配から民衆を解放しても、その民衆から【あれもやれ、これもやれ】と偉そうに次々要望され続けられたら、さらに嫌な気持ちになるだろうし。」
鼎「凶悪な悪の大魔王が支配してた時はあれだけ民衆も我慢して何も言わなかったのに、自分が民衆を解放した途端に、手のひらを返したように民衆に偉そうな態度をとられたら、確かに人間不信になりそうだよね。」
愛原「強大な大魔王を倒したという事は、その大魔王よりもある意味では強いのだが、そういうのは関係無しに、相手が下手に出たら、条件反射的につけ上がる人間というのはいるからな。【優しい人間=弱い人間】と解釈する人間というのは、案外いるというか。実際にはイジメ問題にしてもそうだが、いじめられっ子を助けようとできる勇気の持ち主の方が、明らかに弱いどころか、強い人間なんだが。」
逆沢「それが北朝鮮やブラック企業じゃないけど、恐怖政治のカラクリなのかもね。決して甘い顔は見せない。甘い顔を見せると【優しい人間=弱い人間】と解釈してつけ上がる人間が出るから。逆に恐怖で締め上げる。自分に逆らうとこうなるという事を徹底的に見せつける。それが長期にわたって体制を維持するコツと考えてるというか。」
鼎「【弱きをくじき、強きを助く】側の人は、そんな悪い専横者の思惑に、まんまと乗せられてしまってるともいえそうだよね。優しい人間が現れたら、【幸福な王子】の童話じゃないけど、骨までしゃぶる勢いで我先に食いつぶしてしまう。逆に悪い人間が現れたら、保身の為に徹底的に媚びて、結果的に悪い人間をさらに強くして支えてしまう。これが悪でなければ何が悪なんだ?と思えるレベルの社会的な悪そのものというか。」
逆沢「誰にとっても理想的な指導者なんてのはいないだろうけど、少なくとも保身や私利私欲の為に平気で嘘をついたり、都合の悪い反主流派の人間を干し上げたりしない程度にはまともな指導者なら、これ幸いと、早い者勝ちで食いつぶすのでは無く、支えるのが、おそらく正しいんだろうけどね。まともな指導者が食いつぶされて邪悪な指導者に交替したり、あるいはまともな指導者が愚かな大衆に愛想を尽かして邪悪な指導者にジョブチェンジする前に。」
愛原「優しい人間は、自己中心的な人間よりも、本来はるかに強い人間なんだが、それでも限度があるからな。弱い大衆達が立ち上がって強大で邪悪な皇帝を倒すシナリオの作品も世の中には多いが、逆を言えば弱い大衆でも皆が個々の欲望を丸出しにすれば、いかに強い心を持った優しい指導者も、一気に人々の悪意に飲まれ、押し流されてしまう。」
鼎「せっかく優しい指導者が現れたのなら、これ幸いと強気に出てくじくのではなくて、逆に【弱きを助く】精神で、民衆の手で彼を守るくらいの姿勢が欲しいよね。でないと再び自分達を不幸にするような強権的な指導者が現れかねないから。」
逆沢「自分の思い通りに動くような強い指導者が現れれば一番都合がいいと考える人も多いだろうけど、そんな強い指導者が、他人の思い通りに動くはずがないからねー。」
鼎「というか、脅されたらすぐに屈さざるを得ないような弱い人間が、うかつに他者をくじくような真似をしたら駄目だよね。弱い(と思い込んでる)人間や自分を助けてくれるような優しい人間を全てくじいたら、後に残るのは、自分を抑圧するような強くて厄介な人間だけになるし。」
逆沢「自然と同じね。自然は人類にも多くの恵みをもたらせてくれたけど、それをいたずらに食いつぶしたら、残るのは破滅だけだし。」
愛原「当人達は食いつぶす意識はなく、ちゃんと管理しているつもりでも、自分と同じ思考を持つライバルが他にいると、思い通りにはならないからな。自分はオオカミを絶滅しない程度に調整して狩ってるつもりでも、他の猟師(漁師)が皆同じ事を考えてたら、実際にはその数倍のペースで減っていく。そうなるとライバルに負けないように、数少なくなった獲物を我先に互いに狩りあうようになり、あっという間に狩り尽くされる。アマゾンの大自然とかもそんな感じで、次々森が破壊されていってるわな。ゾウやトラなどの保護動物もしかり。クジラやマグロなどもそう。密猟者達はそれぞれ加減して密猟してるつもりでも、それが数集まれば、話は全く違ってくる。」
逆沢「囚人のジレンマと似たような感じね。自分だけがずるい考えなら、ずるい真似をした事による利益を享受できるかも知れないけど、みんながずるい考えをするようになると、全体が不幸になるみたいな。」
鼎「自分が弱いが故に、【弱きをくじき、強きを助く】ようなハイエナ戦法を採らざるを得ないとしても、それを正当化するようにだけはなりたくよね。」
愛原「まぁ、自分が弱いだけならまだマシだが、弱い自分を受けいれられない奴は、自分に対して優しく出てくれるような相手や、強者に敵対する側の人間に対して、威嚇するような態度に出て、しなくてもいい虚勢を張りたがる事もある。これが非常に困る。」
逆沢「そもそも自分の事を、助けを必要とする弱き者ではないと思い込みたい心理も含まれているんじゃないの? あるいは弱き者を助ける必要自体がないと考えているか?」
鼎「自己責任論とか、新自由主義的な思想を支持する側の人の思想そのものだよね。」
愛原「自分自身を強き者と信じた上で、【弱きをくじき、強きを助く】世の中を望んでいるとするなら、愚かだとは思うが、そいつに対して俺ができる事は何もないな。そいつの善悪観は、自分が気持ちいいかどうかで決まるものであり、社会全体の幸福とか、そういう概念自体が抜け落ちているだろうから。【みんなの幸せ】的な視点で考える古典的な正義の味方の善悪観と合わないのは仕方ない。」
鼎「どちらかというと、自分達だけの幸せを考えて行動する卑怯な悪玉キャラ的な考え方だよね。【弱きをくじき、強きを助く】というのは。自身の生き残りとか、保身を前提で考えると、自分より強い相手を怒らせて刺激しないように強きは助けて、その代わり、マウントできる相手はしっかりマウントして自身の基盤を整えるというのは、生存戦略としてはありかもしれないし。」
愛原「自身だけの利益を優先して考えると、【囚人のジレンマ】状態にしかならないんだけどな。」
鼎「自分の保身保守を優先すれば【弱きをくじき、強きを助く】となって、社会全体の幸福を願うなら【強きをくじき、弱きを助く】となるのかもしれないね。でも、もちろん社会全体が幸福になるという事は、自分もより幸福になるという事になる訳だから、他人が【強きをくじき、弱きを助く】分には、自分の主義思想にかかわらず、ほとんどの人が喝采すると。」
愛原「囚人のジレンマも、まさにそうだな。自分がずるいずるくないに関わらず、相手に取ってもらいたい態度は、基本的に変わらないからな。」
逆沢「けどあまりに精神が病んでくると、強きを助けて歓心を得たいのか、自分自身を強いと思い込んでるのか、あえて堂々と【弱きをくじき、強きを助く】思想を、恥ずかしげもなく正当化するようにもなると。」
愛原「悪玉のセリフを、リアル世界で真顔で吐くようになったら、さすがに恥ずかしいな。そこまで精神を病みたくないわ。」
逆沢「同じ悪玉のセリフでも、【退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!】なら、むしろカッコいいけどね♪」
愛原「それならむしろ言ってみたい♪ 強者の風格と覚悟が感じられていい感じだ。自分にはそれだけの覚悟も強さも風格もないから、とても真顔では言えないけど。ただ、それでも【弱きをくじき、強きを助く】みたいな、強者に媚びる情けない自分を正当化するだけで、誰も幸福にしないセリフよりも、百倍いいわな。」
逆沢「【弱きをくじき、強きを助く】みたいな主張を恥ずかしげもなく吐くような人間とは、絶対関わりたくないわ。そいつが仮に親しげに近寄ってきても、それは決して好意や敬意では無くて、むしろこちらが隙を見せたら、手のひら返して容赦なくマウントしてくるぞと言ってるのに等しいし。」
鼎「典型的な【水に落ちた犬を打つ】タイプだよね。【弱きをくじき、強きを助く】人は。」
愛原「この手の人間は、強い相手に媚びるのを厭わないタイプだけに、普段は猫をかぶっているが、弱みをみせた相手にはとことん獰猛だからな。人間は親しい相手には色々隙も見せがちだが、こういうタイプと親しくなってしまうのは、ある意味、自殺行為に等しい。こういう人間は、晴れた日に傘を貸す善意をみせても、雨の日にはむしろ傘を取り上げてくる。むしろ付き合うなら、雨の日に傘を貸してくれる側だろう。特に【強きをくじき、弱きを助く】ような人は、基本的に打算よりも人情や道理だから、普段は扱いにくくとも、一旦信頼関係を結べば、困った時にこそ支えてくれるはずだ。」
逆沢「こちらが水に落ちて困ってる時に助けてくれるような人だからこそ、正義のヒーローとして多くの人から評価されるのは、すごく分かるわ。誰だって、自分が困ってる時にこそ、助けてもらいたいと考えるはずだから。」
愛原「逆に、こちらが水に落ちて困ってる時に、これ幸いとばかりに追いはぎを企んだり、被害者叩きばりの追い撃ちを仕掛けてくるような人間は、誰にとっても害悪ですらないだろう。【弱きをくじき、強きを助く】人間が嫌われるのも、ある意味当然といえる。」
鼎「そしてそんなロクでもない人間が増えると、【悪貨は良貨を駆逐する】じゃないけど、タチの悪い人が上に立って人々を苦しめるようになってしまうと。」
逆沢「私達は、【強きをくじき、弱きを助く】人を喝采することはあっても、【弱きをくじき、強きを助く】に対して、もしかして無関心すぎるのかも知れないわね。彼らの自己保身と身勝手こそが、むしろ暴君を産み育てていると思えば。」
鼎「【強きをくじき、弱きを助く】が明確に賞賛されるべき善行なら、その反対である【弱きをくじき、強きを助く】は、もっと非難されるべき悪行なのかもしれないね。」
愛原「まぁこの世界では、攻撃する側や差別する側が、それを正当化する大義名分として【相手の脅威を謳う】のが常套手段であり、どちらが強者(加害者)で、どちらが弱者(被害者)かを逆転させる錯誤を意図的に行うケースも多いが、これも余程の世間知らずで無ければ、大抵はそれが詭弁である事も分かるだろう。そういう時、【弱きをくじき、強きを助く】側の人が、その詭弁を真に受けたふりをして、【強きをくじき、弱きを助く】人のごとく振る舞って、その強権的な強者による専横を支持するケースもあるが、こういう真似もして欲しくないと思う。」
逆沢「堂々と開き直って【弱きをくじき、強きを助く】振る舞いを正当化する奴もあれだけど、実際には【弱きをくじき、強きを助く】側なのに、自分はそうじゃない風に装って、弱い者イジメに加担する者も、大概醜悪だわ。」
愛原「我々は、分かりやすい巨悪だけにスポットを当てがちだが、実際にはそんな巨悪を育てた醜悪な存在こそが、実質的な黒幕である事も多い。そいつらは自分自身が悪に加担している意識すらない事すらあるが、だからこそ何度でも同じ事を繰り返す。何体もの悪を産み育て、その巨悪が自分自身を苦しめてきても、あいつが悪いと心の底で思うだけで反省もなく、ようやく善良な誰かの手でその巨悪が倒されても、今度は自らの手で救いの手をくじき、再び巨悪を自ら招き寄せ育ててしまう。非常に罪深いと言わざるを得ない。」
鼎「私達は正義のヒーローが現れる事を期待するだけでなく、自分自身も正義のヒーローとしてなにができるかを考えた方がいいかもしれないね。そしたら、少なくともいじめっ子を擁護するような側には回れなくなりそうだし。」
逆沢「詭弁家なら、いじめっ子の正当性や、いじめられっ子の欠陥部分を無理矢理でも造り上げて、自分が卑劣な【弱きをくじき、強きを助く】陣営でないふりだけはし続けそうだけどね。」
愛原「そこまでするような奴は、仕方なく悪に加担するようなレベルではないから、もう処置なし。公文書を改ざんするだけでなく、さらにそれを隠したり、バレても正当化し続けるような輩と一緒で、もう救いがない。仕方がなく悪に加担しているとか、勘違いや甘い認識で悪事に加担したのではなく、明らかに自己保身の為に完全に徹底抗戦の意思を固めて開き直ってしまっている。もうライダーキックで爆殺されても、文句は言えないレベルだな。」
鼎「心の弱い人間がやむなく悪事に荷担してしまうシーンは珍しくないけど、そういう人は、ある程度まで悪事がバレたら、真相をちゃんと話して巨悪の打倒の為に役立ってくれる事も多いよね。そういう人は心が弱かっただけで、根っからの悪党じゃないから、許されてもいいと思うけど。けどいわゆる狂信徒系とかみたいに、あくまでいじめっ子や悪徳上司の不正を明かそうとせず、徹底抗戦してくるような人は、もうどうしようもないかな?」
逆沢「一番理想なのは、はじめから【弱きをくじき、強きを助く】側に加担しない事だろうけどね。余程ゆがんだ思考の持ち主でも無い限り、【強きをくじき、弱きを助く】人が賞賛されて、【弱きをくじき、強きを助く】が嫌われる事だけは確実だから。」
愛原「理想の正義の味方像自体は、おそらく童話や昔話の頃から何百年も変わっていない。いつの時代でも【強きをくじき、弱きを助く】人が賞賛されるし、【弱きをくじき、強きを助く】者は悪玉として非難されたり成敗される対象になる。そして前者の人間が増えれば、大体物語のようにハッピーエンドになるだろうし、逆に後者のような人間が増えると、巨悪は見逃され、人々は理不尽な世をますます見せつけられ、真面目に生きるのがバカらしくなって、ますますずるい人間が増える悪循環にもなりかねない。」
逆沢「そもそも巨悪を生み出すのも、育てるのも、見逃してさらに増長させてしまうのも、そして弱者に寄り添えるような人間とか、勇気を出して強者に立ち向かおうとする人間をくじいて潰してしまうのも、ぜーんぶ【弱きをくじき、強きを助く】人間のせいという自覚くらいは持って欲しいわ。」
鼎「少なくとも正義のヒーローが、大衆を守るに値しない存在と見限って黒化しない程度には、【強きをくじき、弱きを助く】側の人がたくさん居て欲しいよね。」
逆沢「見限る見限らない以前に、【弱きをくじき、強きを助く】側の人間だらけのせいで、勇気をもって立ち上がれる人間がいない(or立ち上がっても仲間や大衆の支援が足りないのでもはや犬死にしかならない)レベルになってないかを心配するわ。」
愛原「今年は去年よりも、未来に期待が持てる一年になればいいなと思う。俺も【強きをくじき、弱きを助く】ならぬ《【弱きをくじき、強きを助く】人間をくじき、【強きをくじき、弱きを助く】人間を助く》スタンスでコーナーの一年を貫ければいいなと思う。」
過去のたわごと | ||||
2018年 | 12月23日 | 悪の根源≒マウントしたいという欲望 | 12月9日 | Steamのゲーム |
11月25日 | 成り上がったダメ人間 | 11月11日 | 自分を強化する技VS敵を弱体化する技 | |
10月28日 | 限界への挑戦 | 10月14日 | 「弱者=守られるべき善人」でない場合 | |
9月30日 | 脅しによる支配 | 9月17日 | 信用できない情報だらけの社会の場合 | |
9月2日 | 太鼓持ち | 8月19日 | 連続攻撃 | |
8月5日 | 信用スコアに支配された社会 | 7月22日 | 内通者 | |
7月8日 | 人件費コスト管理ゲーム | 6月24日 | 忠義者キャラ | |
6月10日 | 欠陥つき有能キャラの処遇 | 5月27日 | 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動 | |
5月13日 | 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 | 4月29日 | 論破 | |
4月15日 | 正義の味方という名の制裁者 | 4月1日 | 平気で嘘をつける人たち | |
3月18日 | 公正世界仮説 | 3月4日 | 被害者叩き | |
2月18日 | 政治力 | 2月4日 | 統率力 | |
1月21日 | 優秀すぎるライバルが現れたとき | 1月7日 | 素性を表す記号としての肩書き | |
2017年 | 12月24日 | フリゲの雑談 | 12月10日 | 賤民階級 |
11月26日 | 個性づけとしてのパラメータ | 11月12日 | 宿敵宣言 | |
10月29日 | 大同団結 | 10月15日 | 品質について | |
10月1日 | 華麗な策略、汚い策略。その違い | 9月17日 | 平等主義と反平等主義 | |
9月3日 | ファン型オタクとマニア型オタクの違い | 8月20日 | ツイッターの利点と問題点 | |
8月6日 | 大抜擢された人材 | 7月23日 | 誇りと傲慢 | |
7月9日 | 傲慢とマウンティング | 6月25日 | 権威を利用するナイトども | |
6月11日 | 悪事プレイ(のススメ) | 5月28日 | 異界人(宇宙人)の干渉 | |
5月14日 | 集団の思考ルーチン | 4月30日 | 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン | |
4月16日 | 名声欲 | 4月2日 | 無言の圧力と忖度 | |
3月20日 | ロスト・ハイ・テクノロジー | 3月5日 | 破壊神の信者 | |
2月19日 | 一人称形式で見える視野の範囲 | 2月5日 | 歴史的人物の当時の評価 | |
1月22日 | 未来予測 | 1月8日 | 人相見(人物鑑定) | |
2016年 | 12月25日 | 商業レビュアー | 12月11日 | 成長戦略の目玉としてのカジノ |
11月27日 | パニック | 11月13日 | 生存ゲーム的なシチュエーション | |
10月30日 | 強敵感 | 10月16日 | 感情移入という視点からのキャラクターメイク | |
10月2日 | 供給過剰社会 | 9月18日 | 血筋 | |
9月4日 | 統一されるべき尺度 | 8月21日 | 暑さと寒さ | |
8月7日 | (優秀な)下っ端 | 7月24日 | 超便利社会=超疲弊社会 | |
7月10日 | 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者 | 6月26日 | 少子化社会という舞台 | |
6月12日 | 有事法制(緊急事態における法のあり方) | 5月29日 | 悪のセレブサロン | |
5月15日 | 成功者が成功後にやりたいと思うこと | 5月1日 | ゲーム世界とリアル世界の違い | |
4月18日 | 過去に戻ってやり直すということ | 4月3日 | 八百長 | |
3月20日 | 異邦人(外国人労働者) | 3月6日 | 陣形 | |
2月21日 | 功績泥棒 | 2月7日 | 三国志13をプレイ | |
1月24日 | 裏切り者 | 1月10日 | 善政家 | |
2015年 | 12月27日 | 精神〜命よりも大切なもの | 12月6日 | 独立戦争 |
11月23日 | ジャーナリスト | 11月8日 | 精神力 | |
10月25日 | 優しい指導者 | 10月11日 | 助けを求める人たち | |
9月27日 | 兵站 | 9月13日 | 善玉が起こした悪事や不祥事 | |
8月30日 | カイゼン | 8月14日 | 盗作・ゴースト | |
8月2日 | 表稼業 | 7月20日 | 正論を用いない説得工作 | |
7月5日 | ディストピア | 6月21日 | 財政破綻 | |
6月7日 | 防諜 | 5月24日 | サイコパス | |
5月10日 | 戦犯 | 4月26日 | ハト派とタカ派 | |
4月12日 | 不遇な先駆者 | 3月29日 | プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人) | |
3月15日 | 世界の管理者という名のラスボス | 3月3日 | 命令コマンド | |
2月15日 | 攻略本・攻略サイト | 2月1日 | お遊びコマンド | |
1月18日 | 精神異常状態 | 1月4日 | NPCの選択判断ルーチン | |
2014年 | 12月14日 | 男女キャラクターの比率 | 11月30日 | 不安と安心の役割 |
11月16日 | 現実主義者の正体 | 11月3日 | アイテムゲット | |
10月19日 | 真相にたどり着けない者 | 10月5日 | 挫折 | |
9月14日 | 嫌いだけど素晴らしい人達 | 9月7日 | 売れている作品と面白い作品の違い | |
8月24日 | 援軍 | 8月3日 | ブラゲとパケゲ | |
7月20日 | 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 | 7月6日 | ディスリスペクト(軽蔑・disり) | |
6月22日 | あやかり系主人公 | 6月8日 | 中毒 | |
5月25日 | 箱庭ゲーム | 5月11日 | ダブルスタンダード | |
4月20日 | 偽りの理想郷 | 4月6日 | 防御力 | |
3月23日 | 自分用ゲーム作り | 3月9日 | 育成する指導者、選別する指導者 | |
2月23日 | 忠誠 | 2月9日 | 変化するキャラクター | |
1月26日 | 一芸職人VS器用貧乏 | 1月11日 | 評判 | |
2013年 | 12月23日 | 身分制度 | 12月8日 | 陰謀 |
11月24日 | 秘密 | 11月10日 | 努力が報われるゲーム | |
10月27日 | ゲームの自由度について | 10月13日 | 出来の悪い二代目 | |
9月29日 | 怒り | 9月15日 | 撤退戦術 | |
8月30日 | ヒール(悪役) | 8月15日 | 覆水盆に返らず | |
7月28日 | 予知・予測 | 7月13日 | かつてのヒーロー | |
6月30日 | 覚醒(新能力発現・急成長) | 6月15日 | 犠牲 | |
6月3日 | 単独開発 | 5月19日 | ダメ人間 | |
5月5日 | 悪徳宗教を必要とする人々 | 4月21日 | 悪の連帯責任 | |
4月7日 | 3種類の立場からみた作品批評 | 3月24日 | 中立性を装った愚痴・悪口など(仮) | |
3月10日 | 人気対戦競技の条件 | 2月24日 | 幻想空間 | |
2月10日 | お金 | 1月27日 | 尊敬できる敵 | |
1月13日 | やる気・気合 | 12月29日 | ルール | |
2012年 | 12月15日 | 厨二病 | 12月2日 | 売れ筋 |
11月17日 | 改心 | 11月4日 | 議論 | |
10月21日 | 優秀な人材の起用・登用方法 | 10月7日 | 憎しみにとらわれた人達 | |
9月22日 | 友情やコネによる人事起用の危うさ | 9月8日 | 権力欲に取り憑かれた人達 | |
8月19日 | 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために | 8月5日 | 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い | |
7月29日 | 人が自ら死(自殺)を決意するとき | 7月15日 | 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク) | |
7月1日 | 選択肢があるということ | 6月16日 | 宣伝と人気 | |
6月2日 | ホンネとタテマエ | 5月19日 | コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話 | |
5月6日 | 鑑識眼 | 4月30日 | 平等と競争 | |
4月14日 | 公務員ヒーロー | 4月1日 | SF設定 | |
3月18日 | 情報収集 | 3月3日 | 原発考察 | |
2月19日 | プライド | 2月5日 | お笑い | |
1月22日 | ラスボスの処断方法 | 1月8日 | 創造→創作 | |
2011年 | 12月30日 | 独裁者 | 12月9日 | 二次創作品 |
11月27日 | 万人向けからマニア向けの時代へ | 11月13日 | 無敵能力の人たち | |
10月29日 | 正式名称 | 10月15日 | 利の人、情の人 | |
10月3日 | ポジティブ・ネガティブ | 9月16日 | 利権 | |
9月3日 | 借金 | 8月21日 | 何も変わらない事の恐怖 | |
8月5日 | 発信したいオタクと共感したいオタク | 7月25日 | 戦う地方、媚びる地方 | |
7月17日 | 充電期間 | 7月10日 | ひとそれのアンケート結果 | |
7月2日 | 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) | 6月21日 | 東日本大震災3 | |
6月5日 | 上司に反発 | 5月21日 | 修正する度量 | |
5月14日 | 挑戦する勇気 | 5月1日 | 調子 | |
4月17日 | 専門スキル | 4月3日 | 東日本大震災2 | |
3月18日 | 東日本大震災1 | 3月5日 | ネトウヨと不良キャラの共通点 | |
2月19日 | 信用ラインと警戒ライン | 2月5日 | 信じられない者ばかりの世界観 | |
1月23日 | 武器を交えない戦争 | 1月16日 | しゃべらない主人公 | |
1月7日 | 異世界に飛ばされた凡人 | 12月25日 | 後ろ向きな嫉妬心 | |
2010年 | 12月19日no2 | 人それのゲーム難易度 | 12月19日no1 | 社会人型キャラ |
12月11日 | 新作公開してから一週間 | 12月5日 | 新作ゲーム紹介 | |
11月20日 | 理想と現実 | 10月29日 | 新作公開予定 | |
10月18日 | 派閥 | 10月1日 | 仲間 | |
9月19日 | キャラクターイメージ | 9月6日 | 理想を持った人間。そうでない人間 | |
8月21日 | 革命後 | 8月8日 | 長編のオチのつけ方 | |
7月24日 | 勇者は世直しができるか? | 7月10日 | 全力集中プレイと長期戦略プレイ | |
6月27日 | RPGのチームバトル | 6月13日 | 傭兵団 | |
5月29日 | 相手の思考をよんでみよう | 5月14日 | 扇動する者、される者 | |
5月7日 | こっそりアンケート設置お知らせ、ほか | 5月3日 | 地方を主人公の舞台にしてみよう | |
4月17日 | コンピュータは人間を上回れるか? | 4月2日 | 政権交代から6ヶ月が過ぎて | |
3月22日 | フィクション | 3月12日 | 困ったパーティメンバー | |
2月21日 | 責任 | 2月6日 | 教育 | |
1月23日 | トップダウン式製作とボトムアップ式製作 | 1月10日 | ゲーム作成スタッフ | |
2009年 | 12月25日 | 政権交代から3ヶ月が過ぎて | 12月12日 | 血液型 |
11月29日 | 編集日記・編集後記 | 11月14日 | AVG(+SLG)制作中 | |
10月31日 | シナリオ | 10月18日 | ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2 | |
10月3日 | オリジナル | 9月19日 | ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには | |
9月6日 | 実在モデルをどこまで採用できるか | 8月24日 | 素材? | |
8月14日 | 今時の報道スタイル | 8月8日 | ユーザーサポートにメールを送ってみました | |
7月25日 | 恋愛シミュレーション2の魅力? | 7月11日 | 人気と実力 | |
6月27日 | 打ち切り | 6月19日 | エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考 | |
6月6日 | 貴族階級 | 5月23日 | 悪の戦闘員 | |
5月10日 | 異なるキャラクターの視点でみてみよう | 4月24日 | 強者がますます強くなる・・・ | |
4月11日 | ゲームエディタ | 3月29日 | 愛郷心 | |
3月22日 | 匿名ネット社会 | 3月6日 | 暗躍する超能力者たち | |
2月22日 | 信者キャラ | 2月15日 | 必殺技 | |
2月1日 | アンチヒーロー(悪役型英雄) | 1月23日 | カタストロフィーを未然に阻止しよう | |
1月16日 | フェアな戦い | 1月3日 | あれから幾年後 | |
2008年 | 12月28日 | 国盗りSLGの景気対策 | 12月20日 | 現実世界をゲーム化してみよう |
12月5日 | 内部対立 | 11月29日 | 推理もの?? | |
11月22日 | 悪人とも言い切れない罪人 | 11月7日 | 正史 | |
10月31日 | 萌えない女性キャラ | 10月18日 | 関西弁 | |
10月5日 | 大阪 | 9月21日 | 避けられない強大な敵 | |
9月7日 | 人気・魅力・カリスマ | 8月29日 | 黒幕 | |
8月23日 | 運と実力 | 8月9日 | COMの思考ルーチン | |
8月3日 | 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 | 7月19日 | 軍師 | |
7月5日 | 各国の思惑を構成するもの | 6月21日 | 催眠術 | |
6月7日 | 和解 | 5月24日 | 知恵者 | |
5月16日 | 千年生きてみよう | 5月3日 | 生き残ることと勝ち残ること | |
4月18日 | 冷酷な指導者 | 4月5日 | お金の使い道 | |
3月15日 | 若さ | 3月7日 | 性能と運用 | |
2月29日 | アンケート現況発表(質問2について) | 2月22日 | 広報戦略 | |
2月10日 | 差別 | 1月27日 | 敵のスペック | |
1月13日 | 神の加護、神聖魔法 | 12月30日 | フリーゲームのレビュー | |
2007年 | 12月16日 | 国盗りゲームのパターン | 12月1日 | 謎について |
11月16日 | ゲーム世界での対人設定2(その他視点) | 11月3日 | ゲーム世界での対人設定1(味方視点) | |
10月20日 | レジスタンス勢力 | 10月5日 | 終盤〜エンディング | |
9月21日 | 世襲について | 9月8日 | 悪役(ヒデブ派5隊長など) | |
8月24日 | 確率について | 8月10日 | セーブ&ロード | |
7月27日 | 成長について | 7月15日 | SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理 | |
6月30日 | SRPGのマップのシステム | 6月17日 | 徴収と略奪 | |
6月2日 | 兵科あれこれ | 5月19日 | 理想の君臣関係 | |
5月4日 | 経済力うんぬん | 4月21日 | 戦略ゲームと戦術ゲーム | |
4月6日 | 公開情報と非公開情報 | 3月24日 | 個人戦用の武器等 | |
3月9日 | 兵士の武器 | 2月25日 | ゲーム作りとゲーム遊び | |
2月11日 | 少数派(属性持ち)向けゲーム | 1月28日 | バージョンアップ | |
1月13日 | 宮田軍にてこ入れ? | 12月30日 | フリーゲームの宣伝 | |
2006年 | 12月15日 | 投票・アンケート | 12月1日 | 最強の敵 |
11月18日 | 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ | 11月4日 | デバッグ | |
10月22日 | 現代・近未来ものについて | 10月6日 | 趣味の社会人クリエイター | |
9月15日 | 新作?の状況について | 9月8日 | BGMについて | |
8月27日 | 登場人物の口語表現 | 8月12日 | 女性キャラ | |
7月28日 | 主人公選択式ゲーム | 7月16日 | マイサイトについて | |
7月2日 | 死について | 6月17日 | 風刺について | |
6月2日 | シナリオタイプあれこれ | 5月19日 | ゲーム作りの進め方について | |
5月5日 | ゲーム作りを始める時について | 4月21日 | 高能力キャラの表現方法 | |
4月8日 | 悪い敵 | 3月31日 | 名前について | |
3月18日 | 伝え方と伝わり方 | 3月12日 | キャラクターのプロフィールについて | |
3月5日 | アマとプロによる基本プロット考 | 2月25日 | 自作CGについて | |
2月19日 | 著作権について | 2月12日 | バックグラウンドの設定について | |
2月5日 | SRPG95の次回作に対する期待 | 1月29日 | 分岐と自由度について | |
1月22日 | 難易度について | 1月15日 | 勢力別能力値考察 | |
1月8日 | 主人公について | 1月1日 | ユニットの能力値をどういじるかについて | |
2005年 | 12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日 |