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愛原様のたわごと(19年2月17日)






愛原「トランプ大統領が、メキシコとの国境に壁を建設する為に、ついに非常事態宣言を出したらしい。」

鼎「本来は対岸の火事で済ませたいところだけど、アメリカの政治は世界全体にそれなりに影響を与えるから、ちょっと心配かも。」

逆沢「一般論的な非常事態宣言については、2016年の6月のたわごとで取り上げた事もあるけど、今回のアメリカの非常事態宣言は、かなりチャチい理由と感じるのは私だけか? こんなチャチい理由で非常事態宣言が出されるというのも、制度的にどうなのかと思うけど。」

鼎「国家指導者が自分のしたい事を貫く時に非常事態宣言を乱発できる風潮になったら、それはそれで制度としての意義を問い直す機会になるかもしれないよね。」

逆沢「世界の常識からすれば、時の政権が恣意的な目的で乱発されにくくするために非常事態宣言見直しのきっかけになりそうだけど、日本の政治屋どもなら、逆にこれ幸いと非常事態宣言制度の設立に前のめりになりそうで怖いわ。」

愛原「まぁそれでも、いかなる反発や抵抗があろうとも、自身の公約を全うしようとする姿勢に関しては、それなりに敬意を感じざるを得ないけどな。良い悪いとか、支持する支持しないとか、そういう次元ではなく、純粋に一人の改革者として。」

逆沢「ま、世の中を大きく変えようとすれば、絶対に反発や抵抗は避けられないと思うし、それは理解するけどね。」

愛原「特に国家の構造を変えるような大改革をやろうとすると、少なからずの血が流れる。そしてそれなりの時間もかかる。明治維新にしても、その大きなきっかけとなったペリー来航が1853年。徳川慶喜が大政奉還したのが1867年。西郷隆盛が西南戦争で敗れて死んだのが1877年。大久保利通が暗殺されたのが翌1878年。大きな革命を為すのに、どれだけの時間と流血を必要とするのか、よく分かるだろう。」

鼎「フランス革命のように、大きな後退を余儀なくされる革命もあるし、そうなると【あの革命は失敗だった】みたいな烙印を押される事もあるよね。」

愛原「【あの革命は失敗だった】で終わらされたら、今ほどには民主主義が世界中で広がる事も無かっただろうから、そういう意味では先人の諦めない心と叡智に感謝だな。」

逆沢「就任してわずか3年のトランプ大統領からすれば、まだ改革は始まったばかりなのにって、心境かも知れないって事か? 東日本大震災などのアクシデントもあってたった3年で政権を降ろされた民主党政権を指して【政権交代は失敗だった】と断じるような日本国民も、革命に対する覚悟と気概が全く足りなかったというか。」

愛原「日本に関して言えば、別に民主党政権に失望した層だけでなくて、民主党政権が発足したスタートから、それなりにアンチがいて、それらが足を引っ張った部分もあるだろう。あと前原や岡田といった幹部が、鳩山政権発足時から政権の足を引っ張り続けた事。まぁ前原に関しては、その後も表舞台に出る度に党の足を引っ張り続けて、最終的には党自体を破壊してしまったから、今振りかえれば民主党内に潜む自民党の工作員としか思えなくもないが。細野とかも、そのクチかもな。」

逆沢「松下政経塾出身という時点で、前原も野田も、うさんくさくはあったけどねー。」

鼎「私、【R帝国】という小説に登場する野党幹部の人を思い出したかも。その野党幹部の人は、表向きは誠実な野党幹部の人として真っ向から万年与党と対決姿勢を見せているんだけど、実は万年与党と裏でつながっていて、ここぞの場面で、野党同士で対立するように仕向けてみたり、国民がそんな野党に失望するような行動を取ってみせたりして、野党の内部から与党を有利にするようにアシストするみたいな。」

愛原「2018年の7月に内通者というテーマで取り上げたネタそのものだな。労働組合が会社の経営陣と対峙する組織だと思い込んで相談したら、とんでもない事になるみたいな。」

鼎「ディストピアものでは、反政府ゲリラ組織自体が、実は政府によって作られていたなんてものも多いよね。反政府ゲリラ組織は、表向き反政府を掲げているけど、その真の目的は国内国外に潜む反政府思想の分子をあぶり出すこと。だからうっかり反政府組織を信じて個人情報を提供したりすると、【コイツは政府に敵対的な思想の持ち主だ】と政府側に情報提供され、マークされるようになる。また反政府ゲリラ組織は、過激思想を掲げてメンバーに犯罪行為を行わせたり、時にはわざと失敗する作戦を行わせたりする事で、彼らを大量逮捕させる名分ときっかけも与えたりするとか。」

逆沢「つまりうかつに前原とか岡田を信じてると、ここぞの場面で赤っ恥をかかされたり、ひどい場合は敵にアシストなんて事になりかねないって事か?」

愛原「その点、トランプ大統領は、その心配は少ないな。個人的にはトランプ大統領には強い不快感を感じる側であるが、同時に敬意の対象でもある。彼の支持率が下がりそうであまり下がらないのは、元々の支持層を失望させていない点が大きいだろう。日本でよく言われるような【他に適当な人がいない】とか【野党が頼りない】などという消去法的な理由による支持ではない。トランプの熱狂的な支持者からすれば、トランプで無くてはならないと思えるだけの理由が、ちゃんとある。ちゃんと維持されている。」

逆沢「ただ、あの排他主義的な思想では、移民国家として発展してきたアメリカ国民の過半数の支持を得るのは、さすがに厳しいと思うけどねー。3年前に当選できた当時は、排他主義者だけでなくて、既存の政治にうんざりしていた層も取り込めたけど、それらの層は既存政治の代表格とみられていたクリントンが嫌だっただけで、別にトランプが好きな訳でないから、他にマシな候補者が出るか、今のトランプの政治の方がもっとひどいと判断すれば、いつでもトランプを見放せるというか、実際に見放したから、下院で過半数割れを引き起こしもしたし。」

鼎「既存の政治に嫌がってトランプ大統領を支持した層の何割かは、既存の政権の富裕層優遇政策に反発していたグループで構成されてるけど、トランプ大統領はムニューシンさんを財務長官に任じるなど、そちらの方面では失望させるしかしてないから、その点がマイナスに効いてそうだよね。野党の民主党政権も、彼らの取り込みに気を配ってるようにも思えるし。」

逆沢「トランプは、選挙前は反ウォール街を前面に出してもいたけど、そちらの方に関しては当選後にいきなり無かった事にしたからねー。それを期待していた陣営からは、そりゃ反発も離脱もあるわ。」

愛原「3年前の時点で、既存の政治にうんざりきていた層は間違いなく過半数を超えていた。だからそれらの不満層を集めたトランプが勝った。が、その後、反富裕層グループ反移民グループの両方を満足させる事はできないと判断したのか、結局、前者を切り捨てて、後者の熱狂的な支持を頼りに突き進んでいるのが、今のトランプといえなくもない。しかし反移民層グループだけでは、過半数には届かない。対立候補にもよるが、今のままではトランプの再選は難しいだろう。」

鼎「反富裕層グループを切り捨ててまでムニューシンさんというウォール街の番人を迎え入れたという事は、それで富裕層の支持を取り付けたといえなくないかな? ティラーソン国務長官とかマティス国防長官を始めとする要人のほとんどのクビを飛ばしまくったトランプさんだけど、ムニューシンさんとだけは、それなりに上手くやってるようにもみえるし。」

愛原「ムニューシンはウォール街やユダヤ資本に関して、トランプ大統領が余計な真似をせず、前政権までと同様の聖域を保てればそれでいいというスタンスだろう。聖域さえ侵されなければ、支持も不支持も関係ないという中立状態というか。経済界全体でみれば、反移民政策上にある保護主義的経済で、むしろトランプ大統領に対する不信感の方が強いかもしれない。たとえば経営不振によって米国から支援を受けているGM社に対してトランプ大統領は、中国市場と距離を置くことを命じているが、そもそも経営不振のGM社にとって、最良の稼ぎ頭である中国市場の切り離しなんて、素直に飲める話ではない。GM社に限らず、アメリカ経済自体が中国との関係で成り立っているのに、そこにヒビを入れる政策は当然嫌われる。移民政策も同様で、移民によって成り立っている産業界からすれば、当然今の反移民政策はやはり嫌われる。」

鼎「次の大統領選挙で、アメリカはどうなっちゃうのかな? 日本みたいに、せっかく進んだ時計を逆回しに戻しちゃうのかな? それともトランプさんのまずい所を改めたような新たな先進的指導者が出てくるのかな? それともトランプ大統領がなんだかんだで続投するのかな?」

逆沢「時計の逆回しだけは、避けて欲しいけどねー。まぁアメリカの場合は、政権交代システムがちゃんと機能しているから、政権交代するたびに、それなりには旧政権よりはマシに改められているケースが多そうだけど。」

愛原「日本の場合は、長い歴史の中で、官僚システムも外交慣習も地方組織も経団連などの経済団体に関しても、万年与党向きにカスタマイズされてしまってるから、仮に政権交代しても10年くらいは不安定なままだろう。たとえば日本は密約外交の比率が高めっぽいから、政権交代すると、新政権には密約の内容がまるで伝達されず、また引き継ぎされても呑めない内容であったりして、当然、外交問題が起こりやすくなる。官僚も万年与党寄りの者だらけが幹部という状態で始まるから、自然と官僚との軋轢も大きくなりやすい。というか統計不正の件にしても、ほぼ間違いなく引き継ぎされてないから、仮に非自民政権の代でもこっそり継続されていても、容易に気づく事はできなかっただろう。地方組織も財務も貧弱で、とても安定的にとはいかないだろう。ゆでガエルになりたくなければ、早い内に対応すべきなのだが、10年くらいは続くであろう不安定な状態に国民が耐えられないと、日本はこのまま失われたうん十年がさらに続く可能性がある。中国共産党に支配された今の中国なんかもそうだが、うん十年と長く続いた政権を倒すのはかなり難しいし、仮に倒してもそれを再安定させるには時間がかかる。しかしそれで諦めたら、フランス革命や新進党・民主党の類いになりかねない。別に今の政権が悪いと思ったら、何も時計を戻さずとも、さらに別の新しい者に政権をゆだねてもいいわけだから。たとえば新時代の旗頭として期待された織田信長が残虐すぎて駄目だからといって、だから足利幕府に戻す必要は無くて、秀吉なり家康なり、次々とマシな指導者を求めてバトンタッチさせていけばよいだけのようなもので。そういうのが10年20年と続けば、新しい時代向けの体制で、徐々に安定もしてくる。」

鼎「トランプ大統領が織田信長さん的な存在だとすれば、いずれ歴史の役割を終える時が来るかも知れないけど、歴史を良い意味で前進させるきっかけとして後世に伝えられる存在になれば、少しは救いになるのかな?」

愛原「解釈にもよるけどな。フランス革命にしても、全ての人が大きな歴史上の転換点として前向きに受けとめている訳ではなく、ただの失敗した改革としてしか受けとめてない人もいるだろうし。野村克也氏の阪神監督時代のようなものかも知れん。」

逆沢「ああ野村監督の3年間も、全て最下位状態だったかな? けどその後に就任した星野監督の代で花開き、吉田監督以来の優勝にもつながったから、今ではそれなりに前向きな評価もあるわね。暗黒時代の阪神を建て直すきっかけの3年間みたいな感じで。」

鼎「けど野村監督の後が、やはり外部招聘の星野監督というのが大きかったと思うよ。もしも当時のフロントが、外部招聘をやめて時計の針を逆戻りさせるような真似をしたなら、その後も阪神タイガースも、5位とかぱっとしない状態がずっと続いて、それでも野村監督時代よりはマシだったみたいな意味合いで【暗黒の野村政権】とか言われるだけの可能性もありそうだし。」

愛原「阪神野村監督時代の3年間が無意味だったかどうかの評価は人にも寄るだろうが、その後も当時のフロントが時計の針を逆回しにしなかった点が吉と出たのは間違いない。星野監督が金本選手らを招聘してなかったら、戦力アップも無かっただろうし、そうなればいきなり順位大幅アップとか、優勝という話にもなり得ないだろうから。また野村ID野球の影響は星野政権時代にも生き続けていたし、ID野球の浸透までに3年かかったとしても、やはり不思議はないからな。」

逆沢「野村監督が期待外れだったかどうかは人によるだろうけど、野村監督時代の結果にもめげずにあくまで時計の針を逆回しにせず、路線を貫いたからこそ星野監督の代で結果を残したという点で当時の阪神タイガースのフロント偉かったって事ね。」

愛原「トランプ大統領がアメリカにとってプラスの存在と言えたかと問われたら、おそらくマイナスだろう。しかしだからといって時計の針をただ戻すような判断は、アメリカの有権者にはして欲しくないかな。トランプのような排他主義とはまた違う路線で、新しく進歩的な政権が生まれればいいし。もしかしたらさらに二度三度、ゴタゴタ続きの政権ばかりになるかもしれないが、それでも諦めて、古い政治そのものにまでは戻して欲しくないかなとは思う。まぁアメリカは政権交代システムが成熟している国だから、民主党も前回の反省を生かして、それなりに進歩して帰ってくればいいが。もっと面白いなのは、共和党でも民主党でもない第三極の台頭だが、これは地方組織も何もない脆弱な地盤の新政党という形になるので、10年以上のゴタゴタを耐えられる政権主と大衆の器量がないと、なかなか成功は難しいかも知れん。」

逆沢「織田信長や徳川家康の時代なら、大衆の意向や器量なんて無視できたんだろうけどねー。」

愛原「それはそれで別の問題があるけどな。まぁアメリカは、日本や中国と違って、政権交代しやすい地盤があるから、閉塞状態を打ち破りやすいという点でかなり恵まれているとは思う。日本や中国の場合は、政権交代自体が難しい上に、仮に政権交代に成功しても、長期にわたるゴタゴタは覚悟しなくてはならないだろう。特に中国の場合は国自体を一度壊す事になるので、明治維新もしくはソビエトがロシアに変革した時クラスの激しい政治的不安定が、10年以上続く可能性がある。日本はそれと比べたらはるかにマシだが、時計の針を戻すというあり得ない選択肢をした点が悩ましい。」

逆沢「阪神タイガースが星野監督を招聘しなかった場合の歴史IFを、政治の世界で見せつけられた感じもするわね。野村監督自体の3年間は暗黒だったと言われ続け、暗黒時代体質そのままの阪神OBがその後も政権を握り続けて、ずっと順位が低迷していても、【他に任せたいと思えるような監督候補がいないから】とか、【もう外部監督招聘はこりごりだ】とか、【暗黒の外部監督政権時代よりはマシ】とか言われ続けたりして、みたいな。」

鼎「フランス革命のようなのも、その後に民主主義が浸透しなかったら、【暗黒のフランス革命】とか【もう民主主義はこりごりだ】とか、今でも言われてるかも知れないって事かな? 【もうあの暗黒の民主主義時代に戻してはいけません!!】とか独裁者が喧伝して、愚かな大衆がそうだそうだと民主主義を邪悪呼ばわりするみたいな。」

愛原「共産主義が、現在、そういう立場に置かれている気もするな。共産主義や社会主義も、もっとブラッシュアップできる余地はあるように思えるのだが。共産主義の対義語は資本主義であって、決して民主主義ではないのだし。」

鼎「日本が世界的に強かった時代は、【世界で最も成功した社会主義】と揶揄されてもいたよね。今は、世界で失敗しまくった悪い意味での社会主義路線になりつつあるけど。統計をごまかしたり、検閲を強めたり、中央銀行が企業の株を買い占めて国営化を進めたり、長期政権化したり、恣意的な司法が横行したり、貧富の差が広がって、ついでに庶民の経済レベルも低迷したりして。出来の悪い社会主義国家でのあるあるを、安倍政権がまさに推進しているというか。」

逆沢「そもそもUSBも知らないサイバーセキュリティー大臣が誕生した時点で、この国は末期症状に入った気がしてならないわ。艦隊司令官は名誉心だけが人一倍強いだけの強欲で無能な貴族でも、参謀がしっかりしてれば何とかなると思ってるのかも知れないけど、無能な艦隊司令官は、いずれ無能な参謀ばかりで脇を固めるようになるし。無能な宰相は、意のままに動くような無能な防衛大臣や太鼓持ちの官房副長官などでそばを固めたがるような感じで。」

鼎「少し前に、安倍政権が今回の内閣のことを全員野球内閣と評したけど、バットやボールの使い方が分からない監督やコーチはいないよね。ましてデッドボールの危険性を問いただされたからといって、【ボールは使いません。使わせません】と答えるみたいな感じの人は。」

逆沢「革命の混乱時とかで、適材適所外の人間が入り込むのは、人材も態勢も整わない過渡期特有の現象として多少仕方ないとしても、腐敗期でこういう人事を容認するのは、腐敗の進行を進める事はあっても、その逆は決してないと思うわ。」、

愛原「どんな名君でも、失敗する時はある。しかし名君なら失敗を失敗と認め、適切に対策も取れるだろう。しかし出来の悪い指導者は、そもそも失敗とも思わないし、仕方が無いくらいにしか考えない。改善策を考えるのではなく、その場をとりあえず無難に乗り切る方向で考える。無難思考だから、変えずに済むところは極力変えない。人事を変更せずとも逃げ切れそうならそのままを維持するし、変更が避けられないとしても、自分の身の回りが穏便に済むように最小の変更で収めようとする。」

逆沢「どんな暗黒時代の無能なプロ野球監督であっても、変えなくても逃げ切れそうなら極力変えない。変えざるを得なくなっても、身内やOBが不快にならないように派閥の論理を重視して、無難な監督を選ぼうとする。あくまでチームの勝利は二の次みたいな発想ね。まして外部からの監督招聘なんかは、自分達の既得権益を脅かすだけだから大反対みたいな。」

愛原「でも当人達にすれば、あくまでそれがチームの為、組織のため、国家の為と思っているから、始末が悪い。もしかしたらトランプ大統領や安倍総理なんかも、そう思ってるかも知れない。しかし志はよくても、その方法や手段が適切であるかは別問題という事だ。当人達は自分の手でチーム・組織・社会・世の中等を良くすると燃えていても、そのビジョンがいい加減だと、行き当たりばったりの出たとこ勝負にしかならない。」

逆沢「野党を批判する人には、よく【反対するなら代案を出せ】みたいな事を言う人がいるけど、ビジョンが必要って事か?」

愛原「ビジョンなんか、安倍にもないだろうけどな。所得を増やして景気を良くすると言いながら、突然移民を入れるとか、消費税を上げるとか、残業法とか、真逆の事を言い出したあげく、アベノミクスの言葉すら出さなくなったし。成長戦略といいながら、その中味が大きく具体化する事もなく、数年後思い出したかのようにカジノが成長戦略の目玉とか言い出したり。総理になって何年も過ぎてから、今更のように手遅れになってから少子化対策言い出したり。東京一極集中問題も口先だけだし。現状維持を基本にしているから、問題が顕在化してからの対処療法しかできないし、行き当たりばったりの出たとこ勝負みたいな、突然の思いつきで修正を図るみたいな事しかしていない。まぁそれが保守思想といわれれば、それまでだが。」

逆沢「現状維持や現状保守を前提にされたなら、何かを変えるというビジョンや代案を出しても、結局イチャモンがつくだけね。」

愛原「国民の大半が保守を望んでいるなら、そもそも大がかりな改革なんかできっこない訳で、当面はゆでガエル状態を容認して、世の中がじわじわ腐っていくのを受け入れるしかないわな。せめて不正対策だけでもきちんとできれば、腐っていくのだけはそれなりに抑えられるはずだが。」

逆沢「不正対策。今の与党政権が一番したがらない事ね。口先だけで全く機能してないし。もみ消されたりされる一方というか。政治の不正も、企業の不正も、学校の不正も、警察や役所の不正も、ほとんどもみ消されてる状態では、言ってもむなしいだけというか。」

鼎「問題点の追及や改善どころか、逆に【日本スゴイ】的な番組や報道だらけですごく気持ち悪く感じる時もあるよ。首相も自画自賛ばかりだし。」

愛原「現状がスゴイとか素晴らしいと感じている内は、そりゃあ変えようという気概も起こらないわな。まして変えようとしたら、それなりのゴタゴタも覚悟しなければならないのが分かってる状況ならば尚更。まぁ物語に登場するモブ国家としては、こういう設定もありだろうが。」

逆沢「典型的なやられ役ね。追いつかれ、追い抜かれる役の。」

愛原「それでも大衆が不満や危機感を感じておらず、スゴイとか美しいと感じている内は、それを破壊するリスクは負えないだろう。彼らは【景気が良くなればいい】みたいなフワフワとした願望は常にあるが、人に代案を出せとか言う割に、自分達は代案どころか、方向性自体なんら保有していないからな。だから少しでもデメリットがあれば、すぐに現状維持に戻ってしまうというか。」

鼎「方向性はすごく大事だよね。たとえば税金を安くして、かつ福祉を手厚くするなんてのは、どう考えても矛盾してるし。それをやるなら、誰から多く税金を取るとか、誰に対して手厚く報いるとか、あるいはどうやって税収減に耐えられるようなコストダウンを図るかとか、あるいは逆に税率を下げても税収増に持っていけるだけの経済対策を打てるかとか、もっと具体的な所に踏み込まないとならないし。」

逆沢「アベノミクスの三本の柱でも、財政再建だの成長戦略だの言ってたけど、どうやって財政を再建させるのか?とか、どういう内容のてこ入れをする事で成長戦略を描くのか?がないと、口先だけしかならないからねー。実際、世界経済の好調に釣られて景気が好転したり、その逆はあっても、それらは全部外部要因で、国内経済政策とは全く関係ないし。」

愛原「金融緩和政策にしても、あれはポンプだから、緩和一辺倒なんかありえない。世界中の中央銀行が利上げと利下げを繰り返すのは、利上げをしないと、次の利下げ分の下げしろが確保できないからだ。雑巾を絞って水を出したければ、先に十分に雑巾を水に浸さなければならないのと同じ。まぁ減税は好まれるが増税は嫌がられるように、金融緩和が好まれ金融引き締めが嫌がれるのも事実だが。だから中央銀行は独立性が重視される。独立性が担保されないと、トランプや安倍のように、支持率増を狙う時の政権は、常に金融緩和しか求めないからな。」

鼎「トランプさんがどれだけ利上げに反対しようと、FRBが利上げを続けたのは、次の不景気に備えて金融緩和の下げしろを作る為にポンプを上げているからという事だよね。上げれるときに上げておかないと、次に下げたいときに下げられなくなっちゃうから。マイナス金利までなると、色々不具合も出てくるし。」

愛原「日本のアベノミクス金融緩和にしても、当初の計画通り2年で目標達成できていれば問題なかったし、目標達成できてなくとも、素直に失敗を認めて当初の予定通りに撤兵できていれば、今頃、出口戦略で悩む事もなかったのだが。このままだと、次の不景気サイクルの時に、日本経済が耐えられるのか、正直不安もある。まぁその頃は、既に安倍政権では無くなっているかも知れないが。」

逆沢「安倍の尻ぬぐいのせいで次の政権が苦しんでるにも関わらず、馬鹿な大衆が【安倍政権の頃の方がずっとマシだった】とか言わないか、正直今から不安になるわ。安倍が人気取りのためにばらまいたから、次の政権がばらまいた分の回収をしなくなっただけなのに、嫌われ役を引き受けさせられた次の政権にヘイトまで押し付けられるとしたら、こんな理不尽な話はないというか。」

鼎「リーマンショックでズタズタだった分、その反動の勢いを利用して、中国やアメリカはちゃんと飛躍できたけど、日本はいざなぎ景気越えとか言葉が踊るだけで、むしろ世界でかなり順位を落としてしまった気すらするよね。にもかかわらず自画自賛するのは、かなり不思議な気がするよ。」

愛原「平均点が90点のテストで、70点と自慢してもしょうがない。景気には波があるのだから、むしろ平均点が20点の時に30点以上を狙いたい。経済の世界の場合、好景気の時にてこ入れをしてもバブルや人不足を招くだけで、むしろ次の不景気に備える方が重要になるからな。その意味で、出口戦略を描くこともできず、次の不景気に備える準備期間すら与えられないまま、次の不景気サイクルに突入しかねない今の状況はかなり問題だ。」

逆沢「とりあえず政権側の自画自賛と日本スゴイだけはやめて欲しいわ。これが続く限り、現状の維持や保守が肯定されて、いつまでも次のステップに進めないから。」

愛原「今回のテーマは、革命や改革が思い通りに上手くいかなかった場合の方なんだけどな。このコーナーでは、耳が腐るほど繰り返して言ってる話だが、改革や革命の類いにみんなハッピーとか、ノーリスクなんてのはあり得ないから。どんな腐敗政治であっても、腐敗が続くことによって既得権益が守られる層がいるからこそ、腐敗政治が続いている。逆を言えば、革命や改革によってみんなが幸せになれるなら、革命者が現れるよりも早く、既存の政権主が自らの手でそれをやっているはずだから。」

逆沢「つまりトランプ大統領が成功例であれ失敗例であれ、時計の針は戻すなと言いたい訳ね。」

愛原「まぁ、日本みたいな戻り方はしないだろうけど。アメリカの場合は、民主党がひどいと思ったら共和党に票が流れるし、その共和党がこれまたひどいと思ったら、民主党に戻るみたいな繰り返しだから。大衆に嫌われるとお灸を据えられるから、どの党もそれなりに努力する。そうやってアメリカは今日まで発展し続けてきた。間違っても【こちらの党は以前にしくじったから、今の与党のレベルがひどくても我慢】みたいな流れにはならない。そんなサイクルになったら、どんどん国のレベルが下がってしまうからな。」

逆沢「共和党が以前、しくじったから民主党で我慢。けど民主党が以前の共和党よりさらにしくじったから再び共和党。その共和党が以前よりさらに腐敗してついに民主党よりしくじったから今度は民主党。・・・みたいな繰り返しになったら、際限なく国のレベルが下がり続けるからねー。それは国家としてあり得ないわ。」

鼎「ただアメリカでは、共和党と民主党の談合政治みたいなのが少しずつ露見してきた事で、政権交代しても変わらない政治の部分を嫌がった人がトランプ大統領を当選させたと考えたら、アメリカは一歩大衆のリテラシーと政治のレベルを高めるチャンスを手にしたともいえるよね。」

愛原「トランプ大統領が、自身の手で一定の成功を収めるか。自身の手では結果を出せなくともアメリカの更なる前進のきっかけとなるか。時計の針を戻してしまい、悪名だけを残すかは不明だが、彼らの良心に期待したい所だな。」

逆沢「トランプ政権が単体としてプラスであれマイナスであれ、長期的に見ればステップアップのチャンスとして期待できるという意味では、アメリカがうらやましくもなるわ。」

愛原「日本は、新進党の時と民主党の時と2回もチャンスがあったが、どっちも足利幕府復興みたいな、まさかの時計逆回転のオチだったからな。まぁ新進党時代も、民主党時代も、希望の党も、工作員みたいなのも跋扈して、社会党いらない、小沢一郎いらない、リベラルいらない、みたいな排除の論理ばかりまき散らして、勝手に内部崩壊させたようなものだから、当たり前の話かも知れないが。」

逆沢「その点、あり得ないレベルの無能から、かつての政敵から、レイシストや歴史修正主義者のようなトンデモまで何でも受け入れる自民党の懐の厚さは、素直に感嘆に値するわ。排除の論理で勝手に自壊する連中とは大違いというか。」

鼎「もしかしたら自民党が万が一野党に転落しても、自民党的な政治が継続できるように、セーフティーネットとして結成されたのかも知れないね。新進党や民主党は。」

逆沢「それだったら、仮に政権交代しても日本の政治は変えられない事を狙って、結成されたダミー政党という風じゃねえか。新進党も民主党も。」

愛原「アメリカの共和党と民主党も、そういう風にとらえる者もいなくはないな。どっちの党が政権をとっても、ライフル協会は変わらない。ウォール街も変わらない。ユダヤ資本の影響力も変わらない。みたいな。そしてトランプ大統領ですらその部分だけは、やはり聖域として手を付けられないと。」

逆沢「怖っ。」

愛原「まぁフランス革命にしろ阪神タイガースにしろ、変えていきなり素晴らしい成果が出ると思い込む方が楽観に過ぎる。野村監督が3年かけて全く順位を上げられなかったように、あるいはトランプ大統領がおかしな排他政策を前面に出して不興も買っているように、あるいはフランス革命が後のナポレオン皇帝を生み出したように、それ単体としてみれば、下手に夢を見ずに、いじらない方がマシだったというケースもあるだろう。しかしダメなら、また変えればいい。野村監督が駄目なら別の監督に変えればいい。トランプ大統領がダメなら別の期待できる誰かに変えればいい。フランス革命が失敗しても、別の機会に再び民主主義に挑戦してみればいい。明治維新にしても、長州は、禁門の変や第一次長州征伐など幾度も大ピンチの局面があったが、それでも挫折しなかったから、やがて成功したに過ぎない。」

鼎「発明や科学の世界では、千の失敗を経て一つの成功につながる事も珍しくないし、失敗したからといって、すぐに諦めないのが大事だよね。」

愛原「同じ失敗をするのがさすがに愚かだから、失敗は失敗で、なぜ失敗したか? 次に失敗しないためにはどうするか? そういった検証も必要だけどな。もちろん失敗例だけでなく、成功例にも目を向けた方がいい。全体としてみれば失敗のようにみえても、部分的にみれば成功の部分も多いはず。たとえば、野村ID野球を全否定する必要はないように。そういう側面でみれば、失敗のようにみえても、もう少し我慢すれば成功だったというケースもあるかも知れない。」

鼎「日本は、かつて【世界で最も成功した社会主義】と言われたけど、これも皮肉以外のとらえ方をしても良さそうだよね。時に非難されがちな自民党の過去の功績という側面で捉えても良さげというか。」

愛原「失敗した世界中の社会主義国家と、当時、大成功状態だった日本でどこが違うか? そこを見極める事ができれば、もしかしたら日本の復活もあり得るかも知れないな。当時とは状況があまりに違いすぎるので、そのまま真似てもまず成功するとは思えないが、少なくとも歴史に学ぶ部分はあるし、まして今の政権が失敗した社会主義国家を真似ようとしているとしてるなら、それに異議を唱える事くらいはできるはずだ。」

鼎「かつて失敗した政治にそのまま戻すような、時計の逆回しだけはしてはならないよね。」

逆沢「これ以上、時計を逆回転させて、やがて教育勅語や治安維持法まで復活させられたらたまらんわ。」

愛原「まぁ懐古主義者は、いつの時代にもそれなりにいるからな。もちろん過去の歴史を全否定はしないし、歴史に学ぶ点も多いけど、それでも歴史を逆戻しするのはあり得ない。歴史の最先端を目指しても、なかなか一番にはなれないのに、逆走なんて始めたら、かなり後方にいるライバルにすら、あっという間に追いつかれ追い抜かれされてしまう。」

逆沢「高速道路に限らず、逆走なんかされたら迷惑以外の何者でも無いわ。本人は、世間の流れに逆らう俺カッコいいと思ってるのかも知れないけど。」

愛原「真剣に民主政治というものを考えている国々では、選挙制度や政治の仕組みについて、もっとちゃんと学生教育の段階で教えている。日本もそうやって国民のリテラシーを高めるべきかも知れない。小選挙区制の問題点とか。二大政党制の問題点とか。民意を正しく反映させるにはどうすべきかとか。政党助成金。政治献金。腐敗対策。財政。経済政策。そういうのを真面目に考えるべきで、そういうのが足りないから、ふわっとした中味のない景気対策だの、勢いと雰囲気だけの外交論だの、どっちがマシ的なアイドル人気投票レベルの投票行動などにつながってしまう。」

逆沢「どっちかいうと愚民化政策進行中って気すら、するわ。麻生政権以前の自民系政権時代よりも明らかに、人材の質も政治の内容も政治腐敗もひどくなってるけど、それでも支持率がほとんど下がらないとか、おかしすぎるだろ。それも統計不正されてるんなら、知らんけど。」

愛原「【不満はあるけど我慢】という層が増えているのかも知れんが、【おおむね満足してるから支持】も【消去法でやむなく支持】も【独裁者に睨まれたら怖いからやむなく支持】も、選挙では同じ重みの一票であり、さらに私は貴方を信用して託しましたという信任の表明でもあるからな。だから国によってはありえない独裁者が長期政権になる事もある。日本でも自民党総裁選挙などでは、勝ち馬に乗らないと冷や飯を食わされるという理由で、地方票に比べて議員票が大きく偏ったり、出馬自体が断念されたりする事も珍しくない。そういう政治力学に関しても、もっと義務教育でやっておいた方がいいかも知れん。そうする事で、今の選挙制度の問題点やら、なぜ日本では政権交代が起きにくいかとか、腐敗対策とか、国民が一人一人真剣に考えるように持っていく。大体、野党が頼りないから的な論理は、腐敗対策でもなんでもない。」

鼎「野党が頼りないから仕方ないと諦めて変えようとしないのは、与党が腐ってるから仕方ないと諦めて変えようとしないのと同じだよね。どちらも他力本願で、お上に甘えきってる状態というか。与党か野党が勝手に素晴らしい存在に化けるのを、指をくわえて待っている状態でしかないというか。」

愛原「腐敗した状況を変えようとしたら、それなりの混乱は発生するし。混乱期の痛みに比べれば温室でゆでガエルの方がマシと思えるかも知れないが、それは虫歯で歯医者の治療の痛みに耐えられないから、虫歯を放置するのと何も変わらない。で、歯医者の腕が悪いと責任転嫁してるようなものというか。」

逆沢「そりゃあ腕の悪い歯医者の可能性もあるけど、そう思ったら自分が納得するまで、別の歯医者をはしごし続ければいいだけだし。もちろん痛み一つ無い治療を求めれば、永遠に納得できる歯医者さんには巡り会えないかも知れないけど。いずれにしろ、たまたま訪れた歯医者で痛い目に遭わされたから、虫歯を放置して、歯医者が信用できないだの世の中が悪いだの、愚痴ってるだけなのはあり得ないわ。」

愛原「日本の場合は、自民党一強体制が長く続きすぎたせいもあって、野党系はどうしても地方組織も財政基盤も官僚とのパイプも脆弱だから、混乱しやすいのは仕方ない。特に与党としての経験値だけは、与党にならないかぎりは増えないので、どうしようもない。とかいって与党から人材を引き抜いたところで、そいつらは(過去の歴史をみる限り)工作員にしかならない場合も多いので、そこはリスクとして受け入れるしかないだろう。それらのリスクも踏まえた上で、庶民が国家再興に目覚めるストーリーとか、見てみたいんだけどな。」

逆沢「格好良く美麗な主人公が突然現れて、平民が何をしなくとも、勝手に彼らの生活を勝手に良くしてくれるようなストーリーの作品は、あるんだけどねー。」

愛原「そういう誰かが勝手に政治を良くしてくれるみたいな他力本願ストーリーじゃなくて、もっと庶民が意識を高めて立ち上がる的なだな。腐敗しきった旧権力側の妨害工作を受けたり、信じて擁立した指導者が思った以上に出来が悪くて後退を余儀なくされたり・・・。そういった苦難や挫折なども乗り越えて、ついに自らの手でそれを成し遂げる感動のストーリーというか。」

逆沢「そんなすごいシナリオの文学作品とか出たら、ノーベル文学賞とノーベル平和賞の同時受賞を認めてもいいわ♪」


























過去のたわごと 
 2019年     2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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