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愛原様のたわごと(19年8月18日)







愛原「前回、最初の方で、部下から水筒の水を奪い取るクソ上司のネタについて少し触れたが、世の中には【なんで、こんな奴が出世してんだ?】みたいなケースが、それなりにあるわな。」

逆沢「あるあるネタねー。嫌な上司に対する愚痴とか、駄目な上司に対する不満とか、そういうのは酒場のネタの定番でもあるというか。」

鼎「【最近の若い者】に対する不満も、古代からの定番だったらしいけど、嫌な上司に対する不満も、多分、ずっと古代からの定番ネタだったような気もするよね。」

愛原「ただ、ネタで済めばいいが、笑えないレベルで困った上司というのも、実際にはそれなりにいたりもするわな。」

逆沢「まぁ上司というだけで、部下には嫌われやすいポジションではあるだろうから、そこは割り引いて考えてあげてもいいかも知れないけどね。」

鼎「命令する立場の人というのは、命令される側の立場の人からすれば、どうしても不愉快な存在になりやすいよね。誰だって、命令なんてされたくはないだろうから。」

逆沢「ま、部下が納得できる命令とか、部下が信頼できる上司であれば、それに越したことはないんだろうけど。」

愛原「そのいずれでもない困った上司というのも、残念ながら世の中にはそれなりに存在する。有り体に言えば、上司として不適格なタイプだな。」

逆沢「まぁ確かに、そういう上司も中にはいるわね。なんでそんな人間が、上司に任命されてしまうのか? コイツを出世させた奴の人を見る目も疑うレベルみたいな。某防衛大臣や某サイバーセキュリティー担当大臣じゃないけど。」

鼎「けど上司という地位は、必ずしも適性だけで選ばれないという話は聞くよ。たとえば報奨のような側面もあるとか。」

逆沢「戦国もので言うところの、【そちの今までの槍働きを評価し、一国一城の主に任じよう】みたいな感じか? 城主として有能かどうかは二の次で、とにかく【功績を讃えて出世させてあげました】みたいな。」

鼎「少し前に、失言や適性不足を問われてサイバーセキュリティー担当大臣を辞任した桜田さんにしても、大臣に任命された理由を適性ではなく報奨として考えると、それなりに腑に落ちるよね。それなりに当選回数を重ねてるし、党の勢力固めに貢献した功績に対する褒美としての大臣ポストと考えると。」

愛原「ただ報奨は、何もポストである必要はないわな。別に一時金などの形で済ませても良いとは思わんか?」

逆沢「ま、人によってはそれでもいいかも知れないけどね。滝川一益さんとかは、功績に対する報奨として茶器を希望したらしいけど、関東方面司令官としてのポストを代わりに与えられて、すごくガックリしたとも言われてるし。」

鼎「けど実際には金品よりも、地位や名誉を欲しがる人も多いと思うよ。特に政治家のような人は。」

逆沢「まぁ実業家とか有名人とか、既に一定以上の財を成し遂げた人が、更なるステップアップを狙って政治家として立候補する類いも多いからねー。カネ目当てとか、そういうのなら今の仕事を続けていた方が余程堅実なのに、あえてそういうのを投げ打ってまで、毀誉褒貶の激しい政界にトライする人達とか見てると、本当にそう思うわ。」

愛原「カネのない人がカネ目当てに社会的地位を狙う類いも多いだろうが、既に一定以上、カネや名声を得ている人が次に何を欲しがるか?というと、やはり更なる社会的地位という事かも知れんな。」

逆沢「地位や名誉や権力が、さらにカネを産む事もあるしね。魚そのものよりも魚の釣り方の方を重要視する人なら、一回限りの現金そのものよりも、現金を継続的に産む地位や名声や権力を欲しても不思議はないと思うわ。」

鼎「桜田前大臣にしても、政治家になる前はそれなりの実業家だし、だったら実業家のままでいればいいとも思うけど、やはり更なる社会的地位が欲しかったという事かな? だったら適性関係なく大臣ポストを欲しがっていたとしても不思議はないかも。」

逆沢「桜田は、建設会社のトップでもあったから、政治家に頭を下げて仕事をもらうよりも、自分自身が政治家になった方が手っ取り早いと考えたような気もするけどね。別に日本を良くするのに関心があった訳ではなく、その方がより稼げるみたいな感じで。サイバー何とかの肩書きも、単に政治家としての格付けというか箔付けが欲しかったから、受けただけに過ぎず、担当大臣としての仕事内容には元々興味も無かったみたいな。」

愛原「政治家には、是非とも実現したい政策があるからこそ政治家を目指すタイプもいるが、そういう気持ちはあまりなくて、ただ出世欲や名誉欲や金銭欲の為に政治家を目指すタイプも、それなりには多いからな。当たり障りのない主張や公約しか述べなかったり、強い者に巻かれるタイプは大体後者だろう。出世が目的であれば、強い者と対立して出世から遠ざかるのは好ましくないし、かつ政策にこだわりも無ければ、時の権力層の意向に合わせて柔軟に対応もしやすくなるからな。」

逆沢「高い地位に就いて何をやるか?ではなく、高い地位に就く(+高い地位に留まる)事自体が目的という人達ね。」

愛原「まぁ安定型上司とか、調整型上司としては、それなりにアリかも知れんけどな。高い地位に留まる事自体が最終目的の人達だから、保身の為にも優勢な陣営にできるだけ付こうと画策するだろうし、結果的に組織自体が荒波にさらわれる可能性は低くなりやすい。」

鼎「けど保身が目的の人達だから、上司として不適格であっても、その地位に執着しそうだし、周囲が辞めてもらいたいと思っても、なかなか辞めてもらえない問題点はありそうだよね。」

逆沢「名誉にこだわる人達だから、名誉ある辞任という形に持っていければそれなりにスムーズに辞めてもらえるかも知れないけど、懲罰的降格とか、懲戒解雇的な処遇で辞任を迫っても、簡単には辞めてもらえないかも知れないわね。」

愛原「その上司よりもさらに偉い上司から解任を通達されたなら、さすがに従うしかないだろうけど、そいつよりさらに偉い立場の上司がいない立場だったり、もしくはさらに偉い上司が任命責任を問われる事態を嫌うような無能上司だったりすると、かなり長く居座られる可能性はあるわな。」

逆沢「安倍内閣では、桜田にしろ稲田にしろ、無能の烙印を押されて最終的に辞任した大臣も多いけど、彼らの上司である安倍自体が、任命責任を問われる展開も含めて、自身が辞めさせられる事を最も嫌う超保身第一主義だから、正直大迷惑だったわ。」

愛原「そうだな。ただ安倍的なポジションの者も含めると、ちょっと話が大きくなりすぎるので、今回はもう少し範囲を狭めた上でテーマを進めていく事にしよう。テーマ名は【地位を与えられた者(中間管理職)】。その地位は、力でもぎ取ったものではなく、与えられている点が、今回のテーマの最大のポイントだ。」

鼎「与えられているという事は、与えてくれる人が別にいるという事だよね。」

愛原「そう。だから安倍のような存在は、基本的に除外する。総理大臣という地位は、建前上は国民から与えられたポジジョン、もしくは国会議員の多数決によって与えられたポジションかも知れないが、実質的に力でもぎ取ったものと言えるからだ。だから辞めさせたくても、本人が自発的に辞める気になるか、力そのものを失わない限りは、簡単にクビにはできない。一方、今回のテーマである【誰かに与えられて高い地位を得た人】は違う。誰かに与えられたポジションでしかないから、そいつに嫌われたら、簡単に地位を剥奪させられる怖れもある。そんな不安定な存在。」

逆沢「総理大臣から見た大臣。会社でいえば部長や課長ランク。織田信長からみれば滝川一益や羽柴秀吉や明智光秀のような存在ね。それなりに偉い立場にはいるけど、実際にはもっと偉い立場の人が居て、そいつの機嫌を損ねたら、簡単にクビが飛んでもおかしくない中途半端に偉い立場というか。」

鼎「だったら、プロ野球の監督さんとかもそうだよね。チームの勝敗を誰よりも左右できる程に重要なポジジョンだけど、実際には球団経営者に嫌われたら、途中解任されてもおかしくない微妙な立場でもあるという意味で。」

愛原「うん。プロ野球の監督あたりは、最も分かりやすいポジションの例といえるな。何しろ選手の人事権を一手に握っている。細かい采配から育成まで何でも携われる。監督さえその気になれば、億プレイヤーを懲罰的に交替させる事も、特定の選手をひいきするのも自由自在。球団経営者達ですら手を入れる事のできない細かい領域で、自由な采配を行う事もできる。ある程度は、球団フロントに打診して、有力選手を引き抜いてもらったり、ドラフト任命にあたって口出しする事も(球団や監督にもよるが)不可能ではないだろう。それ程に強い立場である監督だが、その代わり、球団経営者からクビを宣告されたら、それで全て終了というリスクも抱える。」

鼎「チームによって多少の権限の差はあるけど、基本的には【特定のボスに解任されない限りは、部下を自由に扱い放題】というポジジョンだよね。要は、【ボスに嫌われない限りは、自身の権限の許す範囲で、好き放題振る舞える】ポジションというか。」

逆沢「安倍じゃないけど自身の任命責任を気にしてか、単に面倒くさいだけか、もしくは代わりの人がいないのか、色んな理由はあるだろうけど、とにかく自分を要職に就けたボスに見限られない限りは、どんな好き放題をしても許されるおいしいポジションともいえる訳ね。」

鼎「いわゆる悪代官向きのポジジョンともいえそうだよね。自分を代官に任命したボスの信頼を失わない限りは、悪政もやりたい放題。利権政治もやりたい放題。村娘をかどわかしても構わないみたいな。」

愛原「ま、そういう事だな。もちろんボスがそれなりにちゃんとしたタイプなら、邪悪な悪代官をそのまま放置はしないだろうが、悪代官の不正な振る舞いに気付かないほどの無能なボスであるか、悪代官の不正に気付いても様々な理由で解任しようとしない惰弱なボスである限りは、その悪代官は、基本的にはやりたい放題のままだろう。」

逆沢「自分をその地位に任命したボスに嫌われない限りは無敵みたいなポジションね。要するに。」

愛原「まぁ大抵の場合は、無能もしくは邪悪な中間管理職をそのまま放置しておくボスは多くないだろうけど、ボス自体が無能or邪悪であれば、その中間管理職もほぼ無敵に近い状態ではあろうな。」

鼎「現実世界でも、経理担当者が経営陣に気付かれないようにウン億円ものお金を使い込んだというニュースがたまに流れるけど、これも【上司にバレない限りは、やりたい放題】のポジジョンと考えると分かりやすいよね。」

逆沢「あー、なる程。悪代官というのは、案外そんなタイプかも知れないわね。上司にばれない範囲で、業者と癒着して私腹を肥やすとか。上司にばれない範囲で、パワハラやりたい放題みたいな。」

愛原「組織のお金を使い込んでいるのが発覚すれば、さすがにどんな無能なボスでも、その悪代的的な管理職を罷免するだろう。しかしパワハラとか、そういうのなら、本来の業務に支障が無い限りは、放置される可能性も高い。」

逆沢「本来の業務というと、たとえば会社組織なら、営業成績さえちゃんと出ている限りは、その支店長がどれだけ酷いパワハラをやろうと、本社としては一切関与しないみたいな感じか?」

愛原「そんな感じ。たとえばその支店長のパワハラやサービス残業の強要などによって、次々と社員が辞めたり、その結果、営業成績も悪化すれば、それを理由に支店長はクビを飛ばされてもおかしくない。しかしどれだけパワハラをしようが、サービス残業を強要しようが、その結果、その支店の成績が逆に良くなろうものなら、本社としては彼の手腕を褒めることはあっても、非難されるいわれはないみたいな感じだな。」

鼎「つまりサービス残業を強要する事で、時間あたりの人件費を抑制して、結果的に業務効率が良くなれば、それは得点として評価される事はあっても、逆はないという事かな?」

愛原「そういう事になる。もちろんいきすぎたサービス残業の強要などによって、労基が駆け込んでくる事態になったり、ブラック企業として噂が立つようになったり、何らかのマイナスも伴えば、それは失点として加算されるだろう。しかし逆を言えば、どれだけ酷い人事管理を行っても、誰一人反抗せず、辞めようともせず、外にも公にならず、最悪自殺者が出ても自殺した方が悪いみたいな空気に持っていくなどして、負の部分を完全に隠蔽する事が可能であれば、それ自体は失点にはならないともいえる。」

逆沢「なんか【バレない犯罪は、犯罪じゃない】みたいな感じねー。」

鼎「その例でいえば、代官が善政を敷こうと、悪政を敷こうと、その代官が担当する地域の治安と税収さえ保たれていれば、ボスにとってはどうでもいい話という事になっちゃうのかな?」

愛原「そうとも言える。一方の代官が善政によって民心をつかむことで高い治安と税収を確保しようと、もう一方の代官が圧政によって民を恐怖で縛る事で高い治安と税収を確保しようと、結果的に同じなら、ボスにすれば両者への評価は変わらない可能性は高い。もちろん査定するボス自身に志向やスタンスみたいなものがあれば、善政家の代官に【民をこれ以上つけあがらせるな】と叱咤したり、悪政家の代官に【これ以上民の不満を高めるような真似はするな】と叱咤したりする事はあるだろうが。」

逆沢「会社に置き換えても同じ事で、ホワイト体質の会社なら、いくら営業成績は良くても恐怖で部下を締め付けるような人間に管理職は任せないだろうし、逆にブラック体質な会社なら、残業しない・残業させないような管理職は、それだけで無能と決めつける空気があっても、おかしくないって事ね。」

鼎「どっちにしても、ボスに嫌われるような人は、中間管理職に任命されにくいだろうし、任命されても長続きしにくいだろうから、ボスの志向がそのまま中間管理職の支配にも反映されやすいというのは、ありそうだよね。」

逆沢「けど、それって言い換えれば、ボスは自分の好き嫌いで人事を好きなようにできるわけだから、必ずしも適性のある人を中間管理職に任命する必要はないって事にならない?」

愛原「ズバリ、その通りだな。たとえば会社における部長や店長というポジションを中心に考えてみよう。部長や店長は、社長や本社経営陣を始めとする連中に嫌われると、さすがに地位が危うくなるが、そうでない限りは、大抵はそれなりに偉いポジジョンだ。そして課長以下もしくは店員に対する人事権を持っている場合も多いだろう。」

逆沢「経営陣だけで全社員に目配りが出来るような小規模会社か、人事課が大きな力を持っている組織なら、自分の部下に対する人事権が全く無い上司もそれなりにいるだろうけど、そうでなければ、査定権も含めて、直属の部下に対してそれなりの人事権はある方がまぁ普通かもね。」

愛原「その部長なり店長なりは、何を基準に部下達を昇進させるだろうか? 能力か? 実績か? 忠誠心か?」

鼎「社長とかの経営陣なら、会社が倒れるのだけは避けたいから、ある程度は能力を重視せざるを得ないよね。けど部長や店長ランクとかだと、会社の存続とかよりも、保身を優先する人も多そうだし、そうなると自分に対するイエスマンで周りを固めようとしてもおかしくはないよね。」

逆沢「まぁ行政関連だと、まさか国や県や市が、自分のせいだけで倒れると思ってる人はいないからか、トップからして保身主義の権化みたいな例も珍しくないけどね。」

鼎「そういう人は、能力よりも自分に対する忠誠心を第一に、部下の昇進を考えると思うよ。忠誠心。もしくは忠実に仕事をこなし続けたという実績。それに対する報奨という意味合いも込めて。」

逆沢「そこで再び報奨というキーワードに戻ったか?」

鼎「パソコンを知らない人がサイバーセキュリティー担当大臣に任命された話あたりは、その理由を報償に求めないと説明がつかないし。実際、名誉職というのは、世の中にいっぱいあるよね。天下り先のポストとか。それに対する専門知識とかはなくても、それなりに通用してしまう要職ボストというか。」

逆沢「あー、名誉職か。言われてみれば、そんな概念もあったわねー。地位も報酬も高く、名声的な意味での箔も付くけど、実務的な能力は実はほとんど必要とされていないポストというか。」

愛原「能力的に不安はあるが、報償として何らかの高い地位を与えないわけにはいかない部下や功労者に与えるには、最適のポストだな。名誉職は。本来は、サイバーセキュリティー担当大臣とやらも、そんな名誉職の一つだったんだろう。」

鼎「けど防衛大臣みたいな、それなりに専門知識なども要求される要職には、それなりに専門能力のある人を任命する人がありそうだよね。」

愛原「どうせ官僚の書いたペーパーを棒読みするだけなら、財務大臣だろうが防衛大臣だろうが、(失言などさえしなければ)大抵の奴なら務められそうな気もするけどな。その失言しない事自体の難易度すら、問われるレベルに堕ちていると言われればそれまでだが。会社組織でも、残念ながら肩書きだけの上司みたいなのは、それなりにいるからな。」

逆沢「部下が巨額の資金をこっそり使い込んでも、全然気付かない上司みたいな奴ね。」

愛原「こういう部下をロクに管理できない上司には、うわべだけの能力主義者が相当多いように思われる。彼らはイエスマンな部下を好むタイプの上司と比べたら、一見、公正・公平であるように見えるが、実際は無責任・無関心なだけなので、表面上、もしくは数字上、おかしな事が無ければ機械的に信用してしまう。ある意味、イエスマンだけを重用する支配型上司よりも、部下をちゃんと管理する気すらない分だけ、さらにタチが悪い事もある。」

逆沢「帳簿上は、ちゃんと記録されているからという理由だけで、部下の会計処理を盲目的に信用してしまったり、数字上は営業成績が伸びているからという理由で、その店長を機械的に高評価するようなものね。実際には、裏で不正会計をしていたり、業者と癒着して営業成績をごまかしていたり、部下を違法に働かせる事で無理矢理成果を出しているだけかも知れないのに。」

鼎「まぁ人手不足の職場とかなら、数字上や手続き上のつじつまが合っていたりしてるだけで、その人の顔も見ないまま、機械的に人事評価してしまう例もあるかも知れないけど。児童相談所とかじゃないけど。」

愛原「悪代官タイプの中間管理職からすれば、一番やりたい放題の好条件な環境だな。特定のボスにさえ嫌われない限りは、権限内の範囲でやりたい放題。しかしその自分に対して人事権を持つボスは、怠惰なのか、忙しいのか、無知なのか知らないけど、ロクにこちらの事を調べようともしない。だから何年も会社のカネを着服し続けても、意外とバレないままみたいな。」

逆沢「専門知識も無い無知な上司なら、こちらの方が専門知識が豊富なことを盾に上司を言葉巧みに丸め込むのは難しくないし、怠惰なのか忙しいのかは知らないけど、元々こちらとほとんど顔も合わせないようなボスなら、表面上だけ繕ってれば、相手には深くこちらのことを調査する時間も余裕も無いだろうから、適当にやり過ごせるみたいな感じになる訳ね。」

鼎「こうしてみると、部下に権限のある地位を与える場合は、余程丁寧に管理しないと危険というのがよく分かるよね。」

逆沢「個人商店のような零細企業だと、部下に大きな権限を任せるのは、相当危険かもね。社長が気付かない間に、会社のカネを使い込まれたり、最悪経営権を乗っ取られる事も珍しくないだろうし。」

愛原「正確には、大きな権限を与える事ではなく、管理もできないのに放置するのが危険という話だけどな。24時間営業のコンビニとかだと、かなりの時間にわたって店長不在の時間帯があっても不思議はないけど、だからといって必ずしもヤバい訳ではないし。そりゃ、素性もよく分からない者をうかつに雇って、そいつ一人だけで長時間に渡って店番とかさせたら、ヤバいかも知れないけど。」

鼎「逆を言えば、日本製鉄のようなセキュリティーにもうるさい超大企業でも、あるいは役所関連でも、億単位の社員・職員による使い込みとかは普通にあり得るし、組織の規模の問題ではなく、あくまで上司の管理体制の問題だと思うよ。」

愛原「先にも俺が言ったように、中小企業の経営陣とかの方が、会社を危機にさらすのを怖れるから、無闇に他人に重要な部分を信託しないようにも思う。逆に大企業や行政機関は、自分一人の不正や怠慢行為だけで企業や役所が倒れる事は無いし、仮に億単位の損失を出しても経営的にはビクともしないだろうという事で、無責任な管理体制になりやすい気すらする。もちろん例外も多いだろうが。」

逆沢「特に役所あたりは、最悪でも、担当者が形だけの謝罪会見でもすれば、それで何とかなると考えてそうだしね。中小企業の社長さんとかなら一家夜逃げになっておかしくない程の規模でも、役人どもは実際に執行したかも分からないような匿名の戒告処分の発表だけで済ませて、補填も回収不能な部分は全て税金で行って、当事者達も通常運転でそのまま平然と勤務し続けてそうだし。中小企業なら回収不能額が多ければ倒産しかないけど、役所や超巨大企業は税金入れてでも絶対倒産させないから。」

愛原「そこまで言うと、多少の悪意や偏見もあるかも知れんが、広島県警の8500万円盗難事件にしても、一時的に身内での補填を臭わせた(だけで実際に未だに補填完了したわけではない)のと、最悪でも戒告などの処分だけだもんな。犯人の特定も桶川ストーカー事件ばりの容疑者の悪意ある臭わせだけやって、全く進展させる気もなさそうだし。偏見を持たれてもやむなしではあろうな。大体、当時の最高責任者が平然と出世してる点で、もう訳が分からない。池袋のアレじゃないが、上級国民と揶揄されても仕方ないわな。」

逆沢「そういう真面目に管理する気も責任を取る気も無い上司とか、無知過ぎてまともに対応できない上司とか、明らかに邪念を含む上司に対して、部下としたら、どう対応したらいいのかねー?」

愛原「多分、どうにもならんな。下手に諫言したり、抵抗しようとすると、モリカケ事件に際して、自殺した官僚さんみたいに追い込まれるだけかも知れん。」

逆沢「タチの悪い上司に当たったら、元文部次官の前川さんじゃないけど、面従腹背に徹するか、自身の良心がそれを許さないなら、さっさと辞めた方がいいってか?」

愛原「自ら悪事にかかわらずに済むなら、多少の後ろめたさはあっても、見て見ぬ振りはやむを得ない時もあるだろう。部下の立場で上司を諫めるのは、時に非常に難しい。一方、公文書改ざんを手伝わされるなど、いかにも悪事に荷担させられそうなら、これはもう究極の選択になる。潔く辞めるも、内部告発するも、面従腹背するも、選択肢は色々あるが、おそらくハッピーエンドな正解はない。まぁ良心のかけらもないなら、上司を忖度して粛々と悪事に関わり上司に功績として認めてもらう事で、そのまま出世コースに乗れるだろうから(但しトカゲの尻尾切りに遭う可能性もあるが)、それこそがそいつにとってのハッピーエンドかも知れんが。」

逆沢「自分が人事権者に評価される立場だと、そういう嫌な上司に当たると不幸すぎるわ。自己保身しか考えないような上司にしろ、悪代官顔負けの上司にしろ、そんな上司に当たったら、そんな上司に気に入られる為なら、自ら悪に染まるしかないとしたら、こんな不幸で理不尽な話はないし。」

鼎「直属の上司が駄目なら、そのさらに上司に訴え出るというのは、どうかな? 会社組織のようなのでは、直属の上司を飛び越えての直訴は、好まれない傾向があるけど、これはもう仕方ない話だから。」

愛原「上司の上司に対する直訴は、余程、調査してからの方がいい。冒頭の方でも触れたが、上司の上司は、報奨であれ、能力であれ、忠誠心であれ、理由があってそいつを任用しているからだ。たとえば課長のブラック体質を糾弾するために部長に直訴しようと考えたしても、そもそも部長がそいつを課長にした理由が【その課長なら、きっと自分の意思を忖度して、部長の迷惑にならないように巧みにブラックな指導で業績を上げてくれるに違いない】というものなら、やぶ蛇にしかならないからだ。」

逆沢「あー、なる程。表向きは、仏のような部長にみえても、実際は自分がいい人を演じたいが為に、課長に汚れ役を任せてるみたいなケースもある訳ね。だから仏の部長に、課長の鬼ぶりを告発しても、やぶ蛇にしかならないと。内心では課長の鬼ぶりを高く評価しているわけだから。」

愛原「まー、課長も体育会系体質の鬼なら、部長もやはり体育会系体質の鬼であり、さらにいえば、社長もやはり同じようなタイプという可能性も高いけどな。要するに会社そのものの体質自体がそれというか。役所であれ、企業であれ、自分の意向を汲む部下にこそ、要職を任せたいという心理はあるだろうから、上司がそういうタイプなら、その上の上司も、さらにその上の上司も、みんな似た者同士という可能性は十分考えた方がいい。」

鼎「つまり課長がサービス残業こそ正義と確信しているタイプなら、そんな人間を課長に昇進させた人間も、さらにその上司も、みんな、サービス残業こそ正義と考えてる可能性を忘れてはいけないという事だよね。」

愛原「まぁ組織の上層部が一枚岩でないなら、対立派閥の偉いさんに働きかけて、事態を打開できる場合もあるかも知れないが・・・。対立派閥とまでは言わなくとも、是々非々の一匹狼型でも構わない。本気で相談に乗ってくれそうなタイプなら。」

鼎「クラスの担任がいじめっ子の肩を持ってて頼りにならない場合とかに、信頼できそうな他の先生に相談するような感じかな?」

愛原「まぁ、そんな感じ。まぁ直属の上司を飛び越えての直訴という形には違いないから、直接の上司にはまず不快がられるだろうし、相談相手によっては、全くアテにならないとか、騒ぎを大きくしただけとか、色んなデメリットもなくはないだろうけどな。」

逆沢「上司の上司と違って、上司の同僚とかには、その上司を罷免する権限までは無いから、仮に協力してもらえても、権力闘争のような感じになるだけで、確実性に乏しいのが難点ね。営業部長の不正を商品開発部長に告発して、商品開発部長が積極的な協力を確約してくれたとしても、上手くいくかは両者の政治力やカリスマ性や不正の証拠の中味などにかかってくるだろうから。」

鼎「3年1組のクラス担任が、3年2組のクラス内のもめ事に積極的に口出しするようなものだから、これはこれで難しい状況になりそうだよね。」

逆沢「大抵の偉いさんは、組織に忠実であるからこそ出世したクチだろうから、権限のない他部署のお家騒動に介入する事自体を嫌うだろうし、そうなると相談できそうなのは、組織の秩序破壊を厭わない正義漢タイプくらいになるだろうけど、そういう人間は、大抵、反主流派か一匹狼のどちらかで出世コースから外れている事も多く、組織の政治力という意味でも、分が悪いケースがほとんどだからねー。」

鼎「漫画的には、そういう正義漢的キャラクターが、組織を散々かき回しながらも、最終的に悪を誅し、不正を暴いてくれれば、一番ハッピーエンドなんだけど。」

愛原「水戸黄門や暴れん坊将軍じゃないが、トップが正義の味方側であれば、中間管理職に悪代官タイプがいくらいても、最終的に丸く収まりやすいんだけどな。逆に刑事ドラマの相棒などではないがトップが保身主義で隠蔽体質だったり、トップ自体が腐っていたりすると、悪を誅す=下剋上という事になり、一気に難易度が高くなる。」

逆沢「局地的には腐った上層部相手に一矢報いられるかも知れないけど、不毛なモグラ叩きにしかならないかも知れないわね。一人二人の直属の腐った上司に一矢報いても、腐った上層部自体が、次々と腐った新上司を、その度に派遣してくるだけとしたら。」

愛原「ま、特定の人事権者が、人事を握っているようなシステム自体が、そもそも諸悪の根源といえば、それまでなんだけどな。上司がそれなりに満足とまではいかなくとも、許容できる範囲なら、むしろ幸せな方かも知れない。しかし許容できないレベルで無能だったり、邪悪だったりすると、これは難しい判断になる。力づくで地位をもぎ取れる実力の持ち主なら良いが、誰かに地位を与えてもらわないとどうにもならない程度の実力しか無いならば、出世自体を諦めるか、さっさと辞めるか、もしくは自らの信念や思想をそれなりに曲げざるを得ないだろう。」

逆沢「その結果、組織自体がどんどん腐敗していく訳ね。まぁ末端の民間組織程度ならともかく、行政組織や大企業までがタチの悪い上司に忖度しないと出世すら出来ない程に腐敗し出すと、国家としてヤバいんだろうけど。その内、大和特攻やインパール作戦のような無茶な提案をするような上司にすら、イエスマンとして付いていかないと淘汰されるような世の中になったりして。」

鼎「そもそも特定の人間が、人事権を握っている事自体が不幸とも思ったかも。その人に気に入れられないと、どうにもならない事自体が。」

愛原「ま、それは同感だ。野球の監督とかなら、おかしな采配を繰り返して結果が出なければ、部下より先にクビが飛ぶから、今は我慢の時と割り切れれば、環境が好転する可能性も十分あるが。」

鼎「人を自由にしていい程に強力な人事権を持つ者には、それに見合った監視者というか、評価者が必要という事かな? たとえばプロ野球なら、結果が出なければファンも怒るし、そうなると経営陣にもダメージがいくから、ファンという監視者兼評価者が、ある意味、ちゃんと機能しているとも言えるし。」

逆沢「漫画の世界などでも、敵の幹部キャラあたりには、相当腐った性格の奴もいたりするけど、そんなクソ幹部を野放しにしてる時点で、そんな悪の組織自体も、相当腐ってるといえそうね。」

愛原「敵のボスクラスになると、それなりにカリスマ性のあるキャラも多いが、実際には見た目以上に腐った部分があるか、もしくは組織経営の視点では無能の部類なのかも知れんな。あまりにゲスな幹部を登用してるくらいだと。」

鼎「そういう敵陣営のボスは、そもそも部下の管理に無関心なタイプが多そうな気がするよ。いわゆる部下に対して、無責任で無関心な指導者タイプというか。だから幹部にゲスなキャラがいても、それなりに有能な部分もあるなら、【結果さえ出てれば、いちいち手段は問わない】みたいな感じで、あえて放置。もしくは重用。まして末端のモヒカンとかが狼藉行為を繰り返していても、全然関心も無いみたいな。」

逆沢「幹部に悪代官タイプがいようと、不忠なタイプがいようと、組織の評判を下げるような奴がいようと、部下の悪行が視界に入らない限りは、別に気にしないみたいな感じね。一見、恐怖政治をやってるようにみえても、実はかなりザルというか。」

愛原「出来の悪い奴や邪悪な奴が幹部を気取っていたり、ましてそいつらがいつまでも淘汰されず、ずっとのさばっているようなら、その組織自体が、かなりヤバいレベルで腐敗している可能性が高い。たまたまブラック体質の上司に当たってしまったのでは無くて、組織自体が既にブラックな状態なのだ。組織自体がブラックな状態なのに、健気に特定の上司の悪行ぶり無能ぶりを糾弾しても、組織内では潰されるだけの可能性が高い。そんな組織でいたずらに正義感や良心を発揮しても、下手すると自殺に追い込まれるか、もしくは殺される。漫画の世界でも、悪の組織が外圧も無いまま、内部の改革だけで良くなる事はほとんどない。故に自身が所属する組織が、相当腐敗した状況ならば、余程よく考える必要があるだろう。」

逆沢「なんかすごくスケール大きい話になっちゃったわね。酒の肴で、上司に対する愚痴を言うだけの話かと思ったら。」

愛原「上司というのは、命令する側の立場だからどうしても嫌われやすいし、故に許容できる範囲なら、できるだけ許容して、外では愚痴っても、内ではお互いに関係を構築していけばいいだろう。信頼できる部分は信頼し、信頼できない部分は距離を置くなり腹背するなり、しながら。しかしもはやそういうレベルでないなら、話は別。特定の上司がヤバいのではなく、組織自体がヤバい可能性も考慮して、慎重に身の振り方を考えた方がいい。自殺に追い込まれたり、殺されてドラム缶に詰め込まれたり、トカゲの尻尾切りに遭って豚箱に入れられてからでは遅いからな。」

逆沢「良心を横に追いやる覚悟があるなら、少々出来の悪い上司の方が、つけ込む隙や恩を売れる局面もありそうだし、自分が成り上がっていく上で都合もいいかも知れないけどねー。人がやりたがらない仕事を進んでするのは、出世の近道とも言うし♪ まともな人がやりたがらないような悪事なら尚更、上司と秘密の共有をする事で距離間も縮まり一石二鳥というか♪」

愛原「自らの出世欲や支配欲や野心に身を任せるのはそいつの勝手だが、家族が後ろめたくなるような真似は、俺は薦めないけどな。まぁ悪役もいないと物語的には面白くないので、ヒールを演じたいなら、ある程度はそいつの勝手だ。但しヒールが優勢なままだと、やがて社会自体が腐敗して取り返しがつかないようになりかねないから、できるだけ早い段階でヒールらしく酷い敗北を喫する形で演じ終わっていただければ、より有り難いとも思う。」

















過去のたわごと 
 2019年 8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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