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愛原様のたわごと(19年9月15日)







愛原「温暖化現象のせいもあるだろうが、近年、毎年のようにゲリラ豪雨だの、厄介な災害も増えて嫌になるな。」

鼎「温暖化現象といえば、ゲリラ豪雨もそうだけど、夏の暑さも昔より明らかに変わっているよね。」

逆沢「なのに、G7を始めとした世界各国は何をやってるんだ?」

愛原「温暖化対策に極めて後ろ向きなトランプアメリカに、モノを申しにくい雰囲気があるんだろうな。まぁ欧州各国のように露骨にトランプに対する不信を態度にみせながらも、表だってトランプに敵対的に振る舞わない事でギリギリの外交バランスを取っている国もあれば、日本のように、極めて積極的にトランプに尻尾を振ってできるだけ同調する国もあるが。」

逆沢「韓国が外交上の取り決めの破棄を通達した際は国際法違反とか、散々非難して制裁も辞さない強気な態度の割に、アメリカのTPP合意破棄やイラン合意破棄に対しては、一切抗議しないあたりの、日本政府のダブスタぶりが気になるのは私だけか?」

愛原「トランプでも、鳩山由紀夫でも、文在寅でもそうだが、前政権が勝手に交わした約束事に不満を感じた新政権が、前政権の決めた事をひっくり返すの自体は、至ってあり得る話だ。前政権のやり方を全てそのまま踏襲しないといけないならば、政権交代の意味もなくなるし、不平等とか理不尽と感じた前政権の愚行(? 但し新政権側は少なくともそう思っている)を、改める事もできなくなってしまうからな。日本では政権交代自体が滅多に起きないから、日本側から外国に対してそういうのが起きにくく、故に彼らの行為が極めてイレギュラーに感じやすいのはあるだろう。」

逆沢「まぁ仮に彼らが不平等条約と感じたとして、その約束事を撤回する行為の是非はともかくとして、相手国によってアウトとセーフを使い分けるのだけはやめて欲しいんだけどねー。言ってる事に説得力が全然無くなるから。」

鼎「今年の夏の災害でも、これってダブスタのようなと感じた事があるよ。佐賀の水害で鉄工所の油が流出した際には、鉄工所の災害に対する備えの甘さを指摘して賠償を訴えたりする一方で、地元自治体の災害の備えの甘さを指摘する声は皆無だったし。千葉の台風被害でも、当初、倒壊したゴルフ場の賠償責任を問う声はあっても、その後、無数の電柱を倒壊させ大規模停電も招いた東電の対応に報道の関心が集まると、そちらの賠償責任に踏み込む声はやはり皆無だったし。」

逆沢「ああ。テレビ局の報道見てて、そういうニュアンスは感じたわ。佐賀の水害で、【鉄工所の油が流出したのはこれで二度目!】と、あたかも鉄工所に大きな非があるような報道をしてた割に、同じ場所で二度も水害が起きてしまった事に対する行政の対応には一切言及しない。千葉の台風でも、当初は倒壊したゴルフ場の惨状をこれでもかとしつこく報道して、その責任を問う論調のコメンテーターもいたけど、東京電力の鉄塔や電柱が倒れて、何日経っても復旧しない現状が後日広く知れ渡ると、今度は【東京電力の関係者は懸命に復旧に尽力されていると思いますので、決して非難はせず、応援を!】みたいなセリフをMC自ら吐いてみせたり。」

愛原「なんで電力会社の鉄塔や電柱が倒れて、停電させたり道塞いだりしても非難の対象にならないのに、ゴルフ場の鉄柱なら賠償問題になるんだ?」

鼎「これも、よくよく考えてみたら、ものすごいダブルスタンダードだよね。災害への備えを大規模に充実できるだけの経済力の無い鉄工所やゴルフセンターに対しては容赦なく責任を問うのに、逆に経済力も政治力もあるような行政や大企業に対しては、全く責任を問わないなんてのは。」

愛原「まぁメディアのダブスタ報道は、今に始まった話ではないが。あおり運転の容疑者を重大犯罪者のごとく連日ワイドショーに垂れ流す割に、ゆうちょグループのかんぽ問題のような大スキャンダルは全くそういう風に取り上げなかったり、韓国のスキャンダル政治家の閣僚就任(別に現時点で罪を問われて逮捕されたいる訳でもない)を大げさに騒ぐ割に、自国の萩生田らスキャンダル議員の閣僚就任を全く問題視しなかったり。どれだけ叩いても怖くない一般市民や中小企業や韓国・北朝鮮あたりはいくらでもバッシングするけど、逆にスポンサーになるような大企業や政府与党やアメリカに対しては、ひたすら忖度しまくる構図というか。」

鼎「個人的には、メディアの体質よりも、世論全体の質の劣化の方が酷いと思うけど。別にメディアが煽っているからでは無く、ナチュラルに【東電はよく頑張っている。ゴルフ場や鉄工所は賠償すべき。】みたいな思考の人も多そうだし。【韓国の約束破棄は国際法違反のクズ行為。徹底抗戦すべし。アメリカの約束違反は問題視しないのが賢い大人の対応】みたいな思考をナチュラルにしてみせる人も多そうだし。」

逆沢「劣化したマスコミのせいというよりは、劣化した世論にマスコミが迎合しているだけとも言えるってか。」

愛原「なんでもマスコミを犯人したがる奴もいるしな。個人的に嫌いな吉本芸人の中でベスト5に入る小籔某が、京アニの被害者名公表についてマスコミをバッシングしてたが、メディア関係者である小籔自身が公然とメディアを非難したあたり、強烈なやらせ臭を感じた。」

鼎「被害者の実名報道は、何十年も前から常に警察側の強い要請によるものだけど、その件で警察がバッシングされたら困るから、マスコミが嫌われ役として自ら火の粉をかぶってるような気がするよね。」

逆沢「マスコミ批判をよくするようなテレビ芸能人もたまにいるけど、その人達の発言をよくよく聞いてみたら、政府とか大企業とかを擁護する為にマスコミを叩いたり、韓国などに対するヘイト報道をさらに加速させるためにマスコミを非難してる奴らばかりの気がするわ。」

愛原「連日のように韓国バッシングニュースを垂れ流すテレビ局などもあるが、その関係者自ら、出演者にそういう発言を仕向けるようにしているらしいからな。その方が視聴率が取れるらしいし。そして結果的に視聴率が取れるのなら、メディア自らが悪役になっても構わないという事だろう。」

逆沢「【テレビ局は事の重大性が分かっていない。テレビ局はもっと報道しろ!】とテレビ芸人にしゃべらせる事で、テレビ局は過熱報道の大義名分を得る。逆に【テレビ局は煽りすぎ。テレビ局はもっと自粛しろ!】とテレビ芸人にしゃべらせる事で、テレビ局は報道しない大義名分を得る。みたいな感じね。」

鼎「ひどいマッチポンプだよね。」

愛原「まぁ政治関係や報道関係に限らず、ダブスタ自身はどこにでもある。ダブスタをやってしまうと、論理に説得力がなくなる上、ダブスタによって不利益を被った層が必ず不満を持つが、それでもダブスタはなかなか無くならないのも事実だ。今回はそれを【平等・公平を実現する為のコスト】という視点で、ちょっと取り上げてみようと思う。」

逆沢「コスト。つまり平等や公平を実現する為には、コストがかかるという話か?」

愛原「うん。たとえば一人の役人の前に、ゴロツキが現れたとしよう。そしてゴロツキはその役人に対して【俺の為に特別な便宜を図れ。言うことを聞かないと、痛い目に遭わすぞ!】と恫喝してみせたとする。そんな時、役人はどう対応すべきだろうか?」

逆沢「【どう対応すべきか?】という設問なら、たとえどれだけ痛い目に遭わされても、特別な便宜などを図るなどという要求は、決して呑むべきでないという回答になるわね。」

愛原「そういう事だ。そしてこれが平等や公平を維持する為のコストの典型例でもある。世の中には【平等や公平など糞食らえ】で、【俺様をもっと優遇しろ】という輩は常にいる。そういう不平等・不公平な特別な扱いを望む人達に対して、どう対策を講じていくか? それを考えないと、平等や公平などと言うのは、絵に描いた餅に終わる。」

鼎「つまり特別扱いを望む人に対して、【その要求は受け入れられません】とはねのけられるだけの力が必要になるという事かな?」

愛原「力というか、システムだな。力という言い方をしてしまうと、ただの力比べになってしまう。力の強い方が相手をいいなりにできるというのなら、ただの動物的な弱肉強食社会でしかなく、平等や公平とは最もかけ離れた社会になってしまう。まぁ弱肉強食社会こそが真の平等とか、理想の社会というのなら、それまでだが。」

鼎「けど人間は、そういう獣的な弱肉強食社会を否定できたからこそ、文明的な社会を実現し、生物の頂点に君臨もできたんだよね。」

逆沢「獣的な弱肉強食社会だと、奪い合うだけにしかならないからね。ひたすら狩りをするだけで、生産的な活動は基本なし(あっても、子作りくらい)。動物社会なら、食肉となる獣を襲って殺し合って奪い合ってというのもアリかも知れないけど、人間社会でそれをやると、最終的には文明が崩壊しちゃうからねー。せっかく頑張って畑を耕しても、その畑の食べ物を山賊集団が常に奪っていくような社会になったら、アホらしくて、誰も畑を耕さなくなるし。」

愛原「そう。だから畑を耕す人達を、略奪者から護る必要がある。そして護るには、共に助け合わなければならない。襲われたのがAの畑だから、Bである俺には関係ない話と見捨てたら、次にBの畑が襲われた時に、決してAは助けないだろうからな。」

鼎「つまりさっきの役人さんの例でいえば、ゴロツキに脅された役人さんを護るシステムが必要になるって事だよね。役人さん単独の力をアテにするのではなく。」

愛原「まともな役所なら、法的権限と人海戦術で、ゴロツキの要求をはねのける形になるだろう。直ちに上司に報告したり、あるいは周りの職員達が自発的に応援に駆けつけたり、あるいは警察に通報したり。少なくとも応対した役人一人だけに責任を押し付けて、個人的な問題として解決させたりはしないはずだ。」

逆沢「丁重に無視して済む程度のクレーマーならともかく、刃物を振りまわしたり、ガソリンを撒くような人間が相手だと、それなりの対応は必要になるだろうしね。とても役人一人に責任と対応を押し付けて何とかなる次元じゃ無いと思うわ。」

鼎「相手がタチの悪いゴロツキだからといって、一度でも要求に応じてしまうと、どんどん状況が悪化するだろうから、そうならないシステムは絶対必要だよね。」

愛原「ただ悲しいかな。行政組織でも民間組織でも、面倒くさい相手と感じたら、特別な便宜をほいほい図る人間がいるのも事実だ。」

鼎「しつこくてうるさい人間が役所に乗り込んできたら、さっさと要望を受け入れて、守秘すべき個人情報を漏らしてしまう役人さんとか、政治家の圧力を感じたら、さっさと捜査方針をねじ曲げたり入札価格を漏らす警官や官僚さんとか、モンスターペアレンツが乗り込んできたら、これ以上の面倒事は御免だとばかりに、その親の言う通りに話をまとめてしまうような先生とか、そんな感じだよね。」

逆沢「ごね得とか忖度じゃないけど、この人の要望を聞かないと、面倒くさい事になりかねないと感じたら、簡単に公平や平等の原則を曲げて、特別な便宜を認めてしまう人間もそれなりにはいるわね。」

鼎「その人にとって、平等や公平を維持するコストのラインは、相当低いって事かな?」

愛原「そうだな。たとえば特別な便宜を認めると、公金20万円がそのクレーマーの為に使われる事になると知っていて、かつそのクレーマーを追い返すのに2時間かかるとしよう。時給換算すれば、そのクレーマーを追い返すのに2時間かけても、彼を追い返せれば20万円が助かる訳だから、時給あたり10万円の得になる。しかしそういうコスト意識が著しい役人だと、【たった一人のクレーマーへの対処のために、貴重な労働時間の内の2時間も浪費できるか!】って話になって、安易にクレーマーに屈してしまうような事が起こりえる。」

逆沢「その役人が、普段から時給10万円以上の仕事をしてるならともかく、そんなスーパーなお役人は少ないだろうから、市民からすればふざけるな!って話になるわね。その役人に。」

鼎「けど実際には、それよりもっと桁違いの、不正な利権誘導みたいなのも行われていたりするよね。数千万円規模の公共工事の入札価格を漏らしたり、年数百間万円規模の補助金を不当に認めたり。」

愛原「入札価格をどの企業に漏らそうが、支払う相手企業が変わるだけでトータルの支出額に大差は無いから、役所自身の損得には直接影響しないが、入札に参加する企業にとっては、百万から千万単位の利益の差になって結果に表れるし、ひいてはその関連企業の従業員や下請けなど、多くの人の生活にも直結する問題だから、本来、そういうのは絶対にあってはならない。その不正により、ある企業が倒産に追い込まれ、ある自営業者が廃業に追い込まれ、みたいな事もあるからだ。」

逆沢「不正によって損害を受ける人達の規模も考えると、とても軽い気持ちで不当な要求に応じてはならないというのが、実によく分かるわね。」

鼎「モリカケとかになると、数億円規模のお金が動いているわけだから、佐川さんとか萩生田さんの年収でも、とても埋め合わせが効かない額だよね。」

愛原「逆を言えば、不当な利益を享受しようとする側は、時に数億円単位の利益を得る事ができる訳だから、そりゃあ、少々の無理をしてもおかしくない。だから不当な要求をする者も後を絶たない。」

逆沢「たとえ不当な生活保護請求であっても、それが認められたら年間数百万円ゲットも夢じゃない。そう考えたら、真っ当に働くよりも、しつこいくらい役所に働きかけて、役人を根負けさせた方がずっと割に合うと考えてもおかしくない。同様に数億円もの利益になるなら、政治家を接待して、数年かけて役所に圧力をかけても、真っ当に商売を続けるよりは余程おいしいという話にもなる。そういう事ね。」

鼎「ヤクザの人は、身代わり出頭して数年間牢屋に入る事すら、ビジネスと考えているようなものだよね。3年牢屋に入っても、その報酬として1億円ももらえれば、年収3千万以上となって十分に元を取れるみたいな。それと同じで、たとえ誰かに嫌われても、あるいは不正と分かっていても、それ以上に儲けの見込みがあるなら、いくらでも嫌われ役を演じられる人はいると思うよ。」

逆沢「民間企業の場合は、誰かに不当な便宜を図った結果、企業が大赤字になったら倒産まっしぐらだから、どれだけ脅されても企業に大ダメージを与えるような形の不当な便宜を図る者までは少ないけど、政治家や役人の場合は、どれだけ血税を垂れ流しても平気と思ってるのか、自分の出世に有利とか、自分の仕事を邪魔されて帰宅が遅れるよりはマシとか、賄賂による臨時収入でニッコリみたいな理由で、平気で不当な便宜を図りまくる奴がいるから困るわ。」

愛原「【平等や公平など糞食らえ】で、いかにして自分を特別扱いしてもらうか、みんなを出し抜くかばかりを、常に考えている人間はそれなりにいる。そしてそんな人間が要求する側なら、暴力で脅したり、権力で従わせたり、仕事を邪魔したり、あらゆる方法で、平等や公平を遵守しなければいけない人間を根負けさせようと仕組んでくる。逆に要求される側の人間が、平等や公平の概念に無頓着ならば、天秤にかけて、特別な便宜を図った方が仕事がラクになるとか、出世に有利になるとか、臨時収入になるとか感じたならば、職業倫理なんか簡単にうっちゃってしまう事になるだろう。」

逆沢「官製談合じゃないけど、誰かに脅されて仕方なくでは無く、自分から不当な便宜を主導するような連中すらいるからねー。その方が自分の仕事がラクになるからか、儲かるからか、理由は人によるだろうけど、共通しているのは、自分の都合が第一で、不平等な扱いを受けて不遇な目に遭ってる人への配慮がかけらもない事ね。」

鼎「元々倫理観が崩壊してて、平等や公平の概念に乏しい人もいるだろうけど、上司が悪い人に取り込まれてて、その取り込まれた上司の命令で、やむなく不正な便宜に手を貸してしまうような人もいるよね。」

愛原「前々回のテーマで触れたが、この場合は、非常に対処が難しい。上司が不正をやってたからといって、その上司の不正をさらに上に告発しても、そもそもその上層部自体が黒幕だというケースも多いからだ。」

逆沢「上司の理財局長が不正をやってると感じたからと言って、財務大臣や官房副長官に告発しても、やぶ蛇にしかならない。上手くトップの首相に直訴できたとしても、首相自体がそもそも黒幕だったら、やぶ蛇どころか、自分自身の身の危険につながる怖れすらあるようなものね。」

愛原「正直、上層部自体が、平等や公平といった概念を鼻で笑ってるようなタイプだと、どうしようもないわな。」

鼎「一般人でも、平等や公平といった概念を尊重しないタイプが増えてそうな気がするのは、気のせいかな?」

愛原「多分、気のせいでは無いな。特に日本人は、欧米人と違って、血まみれになって平等や公平を勝ち取った歴史を持たないから、そもそも平等や公平の有り難み自体が分からないのだろう。」

鼎「流血の時代の経て、それなりに平等と公平を勝ち取ったアメリカでも、今なおとんでもない格差があったりするよね。統計の出し方にもよるけど、緩く見積もっても上位1割の人が9割の富を握ってる状況というか、人によっては上位1%の人が99%の富を握っているとも言われてるくらいだから。」

愛原「現代日本はそんなアメリカと比べればはるかに平等に近いが、それでも総中流には程遠い。中流と思い込んでる人間の内の9割は、おそらく中ですら無く、下流だ。世の中が、脱平等・脱公平に向かったならば、まず今より生活水準が確実に悪くなる側の層だな。」

鼎「中世以前の昔々から、貴族階級は平等・公平という概念には否定的だったし、彼らは実際、富を独占している側の人間だったから、まぁ彼らの立場からすればそれなりに筋は通っている部分もあるけど。けど平等・公平の概念が失われたら、確実に奪われる側になる人達までもが、脱平等・脱公平を志向するのは、さすがに自殺行為だと思うけど。」

愛原「平等の有り難みは、かなり分かりづらいからな。【みんな平等に1個98円】と言われても、有り難みを感じる人は少ないだろう。それよりは【今だけ特別に98円】とか【会員だけ特別に98円】と言う方が、大抵の人は有り難みを感じるはずだ。」

鼎「特別扱いされると、やっぱり嬉しくなるのが人情だよね。」

愛原「そうなのだ。規則に従って補助金を貰うよりは、【貴方だけ特別扱いですよ】と言われて補助金を貰った方が嬉しい。規則に従って認められてもそれ程感謝の気持ちは起きないが、特別扱いで認められたと聞いたなら、特別扱いしてくれた人に感謝もしたくなる。」

鼎「政治家は、支援者に対して、特にそういう言葉のマジックを使いたがるそうだよね。実際には別に政治家が特別な口利きをしたから上手くいったのでは無く、公正に判断された結果そうなっただけに過ぎなくとも、あたかも自分のおかげで上手くいったような言い回しをすることで、恩を売りつけようとするみたいな。」

愛原「隣の市の某市長さんがとある大会の挨拶でこんな事を言っていたな。【当たり前ではなく、感謝の気持ちを】みたいな事。みんなが当たり前とか、当然の権利と思ってても、実際にはその当たり前とされる事を実現・維持する際には、実は相当のコストがかかっていたりする。それをないがしろにしてはいけないみたいな。」

鼎「平等や公平を当たり前と考えては駄目って事かな?」

愛原「当たり前ならまだいいが、いらないとか、過剰すぎとまでも言い出すと、モノの価値が分からない飽食ブタとしか言いようがないわな。【みんな平等に98円】というのが、どれだけ有り難く便利な概念かが、そもそも理解できてないようなものかも知れんが。」

鼎「【みんな平等に98円】よりは、【貴方だけ特別に98円にまけてあげる】と言われた方が嬉しいかも知れないけど、実際にそういう世の中になったら、ほとんどの小市民はまけてもらえない側の人間になっちゃうよね。大抵はぼったくられる側になっちゃうと言うか。」

逆沢「値段を定価制にしない場合、ほとんどの人は、その定価より高く買わされる事になるからねー。商人としては、値段交渉に余計に時間を取られることになるから、そのコストも反映させなくてはならないし。」

愛原「人より安く売ってもらうには、よーっぽどの得意様になるか、権力なり暴力なりで相手を下手にさせる器量が不可欠になるが、小市民にそんな力はないからな。特に買い物のために遠出する事も困難とか、店をはしごするのが億劫な人間は、徹底的に足下を見られることになるだろう。」

鼎「人によって値段を変えるような仕組みにしたら、【何であの人は110円なのに、私はそれより高いんだ?】みたいな感じで不満も出やすいよね。」

愛原「人間は、感謝の気持ちよりも、不満や恨みの気持ちの方が大体強いからな。AよりBを優遇したなら、大体は、Bの感謝よりも、Aの不満の方が影響が強く出る。別の商品で今度はAが優遇されたとBが知ったなら、前回は自分の方が優遇されていた事も忘れて、何で俺の方が扱いが悪いんだとBは不満を強める。人は特別扱いされた事による感謝よりも、不当に貶められた不満の方が強く出る生き物という側面も忘れてはならない。」

逆沢「上級国民騒ぎのアレじゃないけど、誰か一人が優遇されてると感じたら、それ以外の全ての人が不満を持つようなものね。世の中には、自分より理不尽に不遇な目に遭わされてる人もいるのに、そういう部分には目を向けずに。」

愛原「人間誰だって特別扱いされたら嬉しくはなるが、実は自分が特別扱いされた事による喜びよりも、他人が特別扱いされた事による不満の方が強い。まして自分が一般の人より不利な扱いを受けたと感じようものなら、その不満は恨みや憎しみにも発展する。」

逆沢「日本政府がアメリカと韓国で扱いを変えた場合、扱いを悪くされた韓国は強く不満を持つ。一方、アメリカがその分、韓国が感じた不満を埋め合わす程に日本政府に深く感謝するかといえば、そんな事は無く、下手すると当たり前程度にしか感じてない。また日本政府はそれなりにアメリカに便宜を図っているつもりでも、一項目でもアメリカが日本政府に不満を持つ項目があれば、その不満を持ってる項目にこそ、アメリカの意識が集中しやすい。みたいな感じね。」

愛原「マキアベリも言ってるが、感謝は長く続くない。毎年、誠意を込めてお中元を贈ってても、それはやがて当たり前になっていくようなものだな。むしろお中元を辞め時を間違えると、そちらに対する不満こそ残りやすいというか。」

逆沢「カネを貸してあげた時の感謝よりも、カネを返せと迫った時の不満や恨みの方が強く出るようなものね。下手すると貸してあげた人間の方が、貸さなかった人間よりも強く恨まれてる事も珍しくないようなものというか。」

愛原「今の日本人は、元々人間は平等でも公平でもない所から苦労して、限定的ながらもそれなりに平等や公平を勝ち取った事に対する感謝が絶対的に足りない。もしも今よりも不平等な世の中になったら、ほとんどの人間は、不遇な扱いを受けて、不満を持つ側の人間になる事にも気付いていない。【平等は当たり前の権利であり、平等に対応されても、別に感謝するほどのことでもない。特別扱いしてくれるなら、それなりに感謝くらいはしてあげる】程度の認識の者すら、それなりに多いだろうと思われる。しかし実際には、不当な要求をしてくるゴロツキやモンスター何とかや悪徳政治家を退けるだけでも、相当のコストはかかっている。平等や公平は、みんなのたゆまぬ努力の結果、時には誰かが盾になって支えてくれているからこそ護られている大切なモノでもあるのに。」

鼎「平等や公平の価値を過小評価しているのか、残念ながら平等志向の政治家を積極的に応援する人は少ないよね。逆に利権誘導的な政治家ばかりに、政治献金なんかも集まって来やすい傾向もあるし。」

逆沢「平等志向の政治家に献金しても、みんな幸せになるだけだから有り難くない。せっかくお金まで差し出す以上は、献金した自分達だけを特別にひいきして優遇してくれる政治家こそ応援したいって事かねー?」

愛原「まぁ貧しい人間に政治献金できるだけの金銭的余裕はないからな。平等志向の政治家でなくとも、弱者寄りの政治家は、どうしても資金調達では、富裕層びいきの利権政治家と比べれば苦労しやすいだろう。せめて投票などの形で支援があれば、それなりに戦えなくもないだろうが。」

鼎「元々裕福な層が、そういう反平等志向の政治家を応援するのは分かるけど、そうでない層でも、反平等志向の政治家を応援する人はいるよね。これはどうしてかな?」

愛原「よく分からん。ただアメリカでトランプに投票した層の傾向をみると、どうも【自分達の生活が苦しいのは、移民達が仕事を奪っているからだ】とか【移民を迫害すれば、その分だけ自分達の生活がラクになる】と思い込んでる部分が多そうだ。もしかしたら、誰かを迫害して、誰かのパイを奪えば、そのパイが自分達に回ってくると思い込んでいるのかも知れない。」

逆沢「実際は、政権が移民からパイを奪っても、そのパイは腐ってしまうか、富裕層に分配されるだけで、貧しい白人の懐までトリクルダウンは届かないんだけどねー。日本でいえば、いくら在日外国人や障害者を迫害しても、それで非正規労働者の待遇が良くなったりしないようなもので。誰かを不幸にする事で、鬱憤を晴らす以上の効果は無いというか。」

鼎「アメリカの経済界の総意とすれば、働き者の移民を減らして、労働効率が悪いが故に低待遇に甘んじている白人労働者を代わりに雇ったところで、企業としての収益は悪くなるだけだから、トランプさんの移民政策は不評が強いようだよね。」

愛原「人間なんだから、能力格差が出るのは仕方ない。ならば低待遇の白人労働者は、なおのこと、平等に舵を切った方が得だと思うのだが、なぜ反平等に傾斜したがるのか、そこがよく分からない。お前らが、余程高貴な家柄の出とかならともかく、そうでもないのに反平等な世の中になったら、お前らの生活はより苦しくなるだけだろうに。大体トランプは、元々貧民層向けの医療保険システムとして立ち上げられたオバマケアを、速攻で廃止するような奴なんだからな。」

逆沢「それでも貧しい人の中には、平等を志向するのではなく、【誰か(移民など)が、俺の富を不当に奪っていやがるに違いない。そいつらを攻撃してくれる政治家にこそ投票したい】と考える者が、それなりにはいるようだからねー。貧しいのは己の怠慢なり能力不足にある事が認められないのかも知れないけど。」

鼎「【悪平等な平等主義のせいで、出来の悪い移民どもに俺達の富が奪われている。反平等の実力主義な世の中であれば、自分の実力が正しく評価されて生活も良くなるに違いない】という、妄想もありそうだよね。」

愛原「俺は、実力主義ではなく、貴族特権主義を目指しているように思えるけどな。特に白人至上主義者などは。実力主義の世の中になったら、出来の悪い白人の居場所はますます無くなるだけだし。ダメ人間ほど、自分の能力を過大評価したがる傾向はあるとはいえ、平等主義が弱まって実力主義社会になったら、自分の待遇は良くなるとなんてことを本気で信じられる程の妄想狂は、さすがに少数だろう。」

逆沢「けど貴族社会は、少数の貴族と多数の平民及び賤民で成り立つ社会だからねー。元々の白人の数が多すぎるせいもあって、単に白人というだけでは、特権階級に分類される訳がないというか。一部の移民が賤民階級を引き受けさせられる事はあっても、大多数の白人はせいぜい平民階級止まりで、それは今の生活水準よりもさらに大幅に悪化する事を意味するんだけど。自分達のような階級のセーフティーネットになり得るオバマケアも、自分達自身の手で潰してしまったし。」

愛原「ま、そういう事が理解できる程度の頭があれば、安易に反平等主義に舵なんか切らないだろうけどな。ある意味、彼らが貧しいのは、そういう判断の甘さも含めて理由があったともいえる。白人と言うだけで、あるいはアメリカという国に生まれたというだけで、既にそれなりに恵まれているにも関わらず、それに感謝もできないとすれば。」

鼎「今の日本も、元々、それなりに恵まれているのに、自らそれを壊そうとしている人達がいるよね。なぜか自称愛国の人達が。」

愛原「まぁ戦前の日本も、自称愛国者達が、2.26事件を起こして、無謀な戦争に突っ込んで、この国をメチャクチャにしやがったからな。【愛国心はならず者達の最後の避難所】とはよく言ったものだ。」

鼎「自分が正しいと信じすぎている人は、自分の意見を尊重しない人に対して何とか懲らしめたいと考えがちと言うか、平等や公平な扱いができない所も問題だよね。だから自分の事を愛国者と自称し、相手を売国奴とレッテル貼れる程に自分に酔ってるような人間に、平等主義者や博愛主義者はほとんどいないというか。」

愛原「平等や公平を貫こうとすると、どうしても対立陣営に対する舌鋒が緩まざるを得ない部分もあるからな。まずダブルスタンダードができない為に、相手に課した枷は、自分にも課される弱点がある。また【私は貴方の意見に反対だ。しかし貴方がそれを主張する権利は命をかけて守る】的な制約もできる。たとえば、丸山某議員の発言の内容そのものには反対でも、彼が意見を表明する権利だけは護らないわけにはいかないとか、展覧会の内容には反対だが、その開催を阻止する動きには断固として抵抗しなければならないみたいな感じだな。敵対した相手を全力で叩きつぶすとか、自分はセーフ、相手はアウトと、ダブルスタンダードを使い分けて自陣営を有利に運ぶという思考自体ができない為、攻撃力と意味ではどうしても劣りやすい。」

鼎「公平を大事にしようとすると、安易にデマを信じたり、ましてデマを流すなんてのも難しいから、そういう対応の難しさもあるよね。愛国無罪の人達なら、目的の為なら全ての手段は正当化されるとばかりに、平気でデマを流したり、歴史修正主義的な主張を繰り返したり、非論理的な人格攻撃をしたり、ある意味、勝てば官軍のやりたい放題なんだけど。」

愛原「どんな公平で清廉な人物でも人間だから、デマをつい信じてしまったり、間違った思い込みをする事自体は普通にあるが、それを適宜修正する必要に迫られるのは、強みであり弱みでもあるな。誤りを認めなければならないし、謝罪を要することにもなりやすい点は弱みと言えるが、開き直ったり、強弁しない事で得られる信頼とか、速やかに正しい情報に訂正できる事による戦略判断のブラッシュアップが容易という強みもあるだろう。」

鼎「ただコストという視点で言えば、平等志向は、それなりに重い部分もあるよね。たとえばあまり出来の良くない人にも、それなりの待遇と権利を保障しなければならないとか。」

愛原「お前、らしくもなく厳しい事を言ったな。ただ、まぁそれはある。ただ貴族主義でも出来の悪い人間が権力者になる例は珍しくないし、実力主義でも、保身だけに特化したような能力の持ち主で、自己保身の為ならその他の人間の犠牲なんか屁とも思わないみたいな人間が組織を崩壊させる例は珍しくないからな。それ自体は甲乙付けられる問題ではない。あと機会の平等は手厚くしないと平等主義自体が担保できないが、結果の平等に関しては、平等に手厚くしても、平等に手薄くしても、どちらも平等である点には変わりないからな。特別な便宜による不平等やダブスタが、そこで行われない限りは。」

逆沢「大きな政府にするか、小さな政府にするかだけの違いでしかないわね。平等主義か否かとは無関係というか。」

愛原「もっとも平等に手薄くしてしまうと、弱肉強食的な色彩が強くなって格差が広がって、平等主義の維持自体が困難になるから、露骨な小さな政府とは相性が悪いけどな。平等主義は、本質的に保険的な色彩も持っているから。」

逆沢「保険というと。」

愛原「セーフティーネット。自分がたまたま無職になる確率。たまたま障害者になる確率。たまたま被災者になる確率。たまたま事件の被害者になる確率。たまたま能力を発揮する機会に恵まれず、あるいは適切な報酬を受け取れる機会に恵まれず、貧しいまま老後を迎える確率。色んな偶然と運命が重なって、不幸に巻き込まれる人間自体は、常に出る。それを自己責任と切り捨てるのは、さすがに無理があるだろう。そんなリスキーで無責任な世の中になったら、誰も危険を冒さない。自らリスクを払って、人助けなんかもってのほかみたいになってしまう。ゴロツキにからまれても誰も助けようとしない世の中であれば、脅しに屈して不正に手を貸す役人も後を絶たないだろうし、そうなると平等も公平も維持できなくなってしまう。」

鼎「平等や公平を維持する為には、不正に対して安心して戦えるシステムにしないといけない。その為に、セーフティーネットが必要になるって事だよね。」

逆沢「勇気を持って不正に立ち向かったけど、能力不足や不運といった要因で酷い返り討ちに遭ってしまった。そんな時に保護してくれないとなったら、運と実力に自信がない者は、怖くて立ち向かえなくなるからね。」

愛原「不正もそうだし、不安や不満もだな。不平等や不公平は、不安と不満の温床にもなるから。」

逆沢「平等に扱ってもらってもそれは普通・当然であって別にうれしくない。特別扱いしてもらって、始めて嬉しい気持ちになれるという人もいるけどね。」

愛原「平等に扱ってもらえる事自体の有り難みが分からない奴につける薬は無いな。平等より上の扱いをしてもらえる人間なんて稀で、平等の枠からはみ出たら、大抵の人間は、差別的な扱いを受ける側になるだけなのに。」

逆沢「自分からはみ出るのなら自業自得だけど、世の中には無理矢理、他人を平等の枠の外に放り出そうとする輩もいるからねー。」

愛原「平等社会自体をぶっ壊して、弱肉強食社会に変えたいというなら、それなりにGUY(漢)と思わなくもないが、自分は平等のセーフティーネットに留まりながら、他人を平等の枠から蹴り飛ばそうというのは、さすがにクズでしか無いな。」

逆沢「凡人が利益の最大化を目指したら、どうしてもそういう思考になるのかも知れないけどね。10人中5番目か6番目あたりの人からすれば、それが一番利益の最大化につながるから。」

鼎「弱肉強食社会だと、1番の人がパイのほとんどを独り占めしてしまうだろうから、自分の所には10%どころか、下手すると1%もトリクルダウンのおこぼれが回ってこない。完全な平等社会だと、10人で等分に山分けになるから10%しか取り分がない。けど自分より下の順位の人を全て保護してあげるのにふさわしくない人として平等の枠から蹴り落とせば、自分が5位なら5等分で20%。自分が6位なら6等分で16%のパイが手に入って、一番お得って判断なのかな?」

愛原「いかにも自分勝手で頭の悪い奴の思考回路だな。自分は下位の奴を蹴り落として5等分ないし6等分できれば一番おいしいと考えているかも知れないが、その発想でいえば、4位の奴は、5位以下の奴を蹴り落としてパイを4等分にしようと考えているはずなんだけどな。」

鼎「その発想を繰り返したら、最終的には1位の者がパイを独り占めして終わってしまうという事かな? ただの弱肉強食状態にしかたどり着かないと。」

愛原「平等主義に風穴を開けて、誰かのパイを取り上げれば、その分のパイが自分に回ってくるなんて思ったら、大間違い。むしろそこを不平等主義者につけ込まれて、気がついたら、1割の人間が9割の富を独占するような世の中に変わっているだけだろう。」

逆沢「ただ、平等を破壊する事で自分のパイの取り分が増えると信じている人はそれなりに多そうなのが厄介ね。まぁ上級国民じゃないけど、平等主義を破壊する事で本当にパイの取り分が増えそうな人間が、旗を振ってそうだけど。」

鼎「元々アウトローな反社会勢力の人達は、脅しや暴力でパイを強奪しやすい社会の方が好ましいだろうし、権力や財力や政治力で人を無理矢理従わせられる人達も、平等や公平という概念に対して不快感を持ってるだろうけど。」

愛原「後者が特に厄介だな。彼らは不当な特権を要求し続け、例外的対応をどんどん押し付ける事で平等や公平の概念をできるだけ破壊しようと試みるだろうが、トップ自体が反平等・反公平思想に染まっていると、直接的な自浄手段がなくなるからな。」

逆沢「ゴロツキが暴れて、不当な待遇を要求した場合、上司なり、警察なり、法律なり、政府なりが対応してその狼藉行為を抑えるのが基本だけど、トップ自体が腐ってると、全部もみ消されかねないからねー。ゴロツキの不正要求を阻止しようと上司に相談しても、上司自体がゴロツキとつるんでいたら、当然上司は動かない。警察に訴えても、警察自体がゴロツキの影響下にあれば、当然警察も動かない。政府自体がゴロツキの不正要求を好ましく思っていたり、黒幕であったりしたなら、法に訴えてもどうにもできない。単身でゴロツキに抵抗しようとしても、今度は上司に凄まれて、クビををちらつかせられたりして、四面楚歌になるようなものね。」

鼎「ゴロツキが【展覧会を中止しないとガソリン撒くぞ】みたいな不当な圧力をかけた際に、それを社会が非難するのでは無く、逆に官房長官までが中止させたい側を勢いづける発言をしてしまおうものなら、展覧会はいずれ中止に追い込まれてしまうみたいな感じかな? あるいは官邸の不正を告発した事務次官に際し、官房長官がスキャンダルを流して、その不正をもみ消すような真似をしたら、その不正の解明自体が困難になってしまうようなものというか。」

愛原「平等や公平を社会として維持しようとすれば、上が清廉であるか、韓国の司法のように、政治のトップですら政治力で黙らせられないくらいの独立した強い権限を付与する必要があるのだが、そのどちらもないと、その維持は相当しんどくなる。民主制が正しく機能していて、有権者に良識があれば、選挙で改善できる余地も少しはあるが。」

逆沢「平等や公平は、護られて当然のものではなくて、むしろトップの人を中心に、みんなが心を合わせて努力しないと、すぐに腐敗してもおかしくない程のものでしかないってか。」

愛原「戦時中の日本なんかが代表例だが、油断してると、あっという間に平等も公平も人権も奪われて、ついでに常識的な戦略判断をする事も禁じられて、カルト的な思想しか許されなくなる怖れすらある。その程度の存在だぞ。」

鼎「平等や公平といった概念をないがしろにしてその有り難みを忘れていると、大変な事になるって事だよね。」

愛原「平等程度では満足できないという人が、特別扱いを要求したり、あいつと平等という事自体が許せないという人が、人の権利を奪おうとしたがるけど、そんな人が増えると、平等社会は簡単に破綻する。お前があいつの権利を奪いたいと思ってるなら、あいつもお前の権利を奪いたいと思ってもおかしくないし、お前を特別扱いするようになったら、別の誰かも特別扱いしなくてはならなくなるからな。というか世の中が、そんな無法者みたいな人だらけになったら、もう誰も抑えきるのは不可能だ。」

鼎「平等は決してあって当たり前のものではなくて、世の中にはそれを崩したい人も多くいる。しかしそれでも、清廉な人達が勇気を持って阻止し続ける事で、ギリギリ護られている事を認識すべきって事だよね。」

愛原「世の中には、不正に手を貸すような腐敗役人みたいなのもいて、大学の入試の不正を行ったり、入札価格を漏らしたり、お友達人事を強行したり、捜査介入をしたり、忖度やひいきをする者もいるが、それをどう捉えるかだな。世の中には【人によって対応を変えるのは当たり前】みたいな意識の人もいるが、良い方に対応を変えられたらまだしも、悪い方に変えられても、お前は満足なのか?とも問いたい。」

鼎「みんなにとって良い方へ変えられたらいいけど、そんな事はないよね。誰かを優遇したら、優遇されてない人みんなが不満を持つだろうし。入試のように、特定の人がその割を食うこともあるだろうし。」

愛原「あと平等や公平の実現には、とんでもないコストがかかる事もあって、まだまだ発展途上である事も認識しておきたい。チンピラヤクザによる不当な要求程度なら清廉な担当者らが結束して立ち向かう事で抑え込むのも可能だが、トランプ大統領による不当な要求とかになると、抑え込むのもそれなりにしんどくなるからな。」

鼎「アメリカ相手に一対一の交渉は不利だから、欧州勢はEUの枠組みなどを利用して、結束して丁重に無視する政策で抑え込んでるよね。日本は無視する事も出来ず、まんまと一対一の交渉に乗せられて、戦闘機買ったり、トウモロコシ買ったり、言いなりモードだけど。」

逆沢「ゴロツキの不当な要求を一度でも呑むと、それを実績にますます不当な要求を重ねられる事になりかねないから、返り血を浴びても抗戦するくらいの程度は必要だろうけどね。一方を正規通りにアウトにしておいて、もう一方を特別便宜でセーフにしようものなら、アウトにされた方が強い不満を抱いて、平等にセーフにしろと要求してくるようにもなりかねないし。」

愛原「公平を担保するためにも、ダブスタは極力避けるべきだが、どうしても避けられないなら、それによって不満を感じたり不利益を被る者に対して、余程誠意ある対応をしないとまずいだろうな。あと相手が納得するまで時間をかけて説明責任を果たす努力も必要だろう。反対に一番やってはいけないのは、ダブスタを正当化する事。これをやってしまうと、不平等や不公正を公然と是認する事になってしまうから。」

逆沢「悪徳権力者なら、自分の権力を見せつける為に、故意にルールの不公正をやってのけたりもするんだろうけどね。【俺はこんなズルをやっても捕まらないんだぞ】とか【俺はこんな無茶を押し通す力があるんだぞ】と世間に見せつける事で、自分はルールを無視できる超越した存在であるという権威の誇示と、もはや平等社会は幻想だというアピールもできるだろうから。」

愛原「そんな事をやられたら、真面目に生きる事自体が馬鹿らしくなりそうだな。どうやって権力者のゴマをするかばかりを考える大衆が増えそうだ。力ある者にゴマをする事で自分も特権の汁を吸えればいい。逆に権力者の不正を追及したせいで、逆鱗に触れて干し上げられたらたまらないみたいな思考になって。」

逆沢「実際にテレビ局なんかは、スポンサーや与党政権のゴマをする事しか考えなくなった感じだし、一般大衆でも、そんな思考の者が昔より増えた気もするわ。」

鼎「そんな世の中になったら、立場の弱い者がますます息苦しくなる世の中になりそうだよね。政府与党や大企業は何をやってもおとがめ無し。でも一般の鉄工所やゴルフセンターが粗相をしたら許されない。上級国民は人を殺しても許されるけど、一般人が粗相をしたら、一生社会復帰不能なほどに晒し上げられる。場合によっては、粗相をしなくても、少数派というだけで迫害される。権力者の不正を暴こうものなら、不当なスキャンダルで人を名誉を傷つけた大悪人という扱いにされて徹底的に罵られる。そして権力に媚びる人間が愛国者の仮面をかぶって、権力側が不快に思うような異論を封じにかかり、真実からかけ離れた情報だけが容認されて、再び社会は暗黒の道を歩むことになるみたいな。」

愛原「平等や公平は、放っておいても自動的に維持できる者でもない。油断してると悪意ある者によってすぐに脇に追いやられるし、維持するにはかなりのコストを要求するものだ。当然、あって当たり前のものでもない。まして軽視してよい者でも無い。普段はいちいち意識しないけど、失われたときに気付く大切なものという点では、水や電気にやや近いが、水や電気以上に、油断してるとすぐに失われたり汚される。そして一度失われると、取り戻すには時に相当の流血を含めた、多大なコストを必要とする。脆弱にして大切なものだ。」

逆沢「水や電気を人々から丸々奪おうとする人間はそういないけど、平等や公平は、権力者側の人間が大衆全員から丸々積極的に奪おうとしてくる事もある点が、一番厄介ね。」

愛原「別に権力者でも何でも無い一般人でも、【ナチュラルにダブスタをやる者】とか、【人によって対応を変える事に何の罪悪感も感じない者】とか、【平等や公平は当たり前のもので全く感謝に値せず、自分を特別扱いしてくれる不平等こそが感謝に値すると考える者】などがいるが、そういう人間は特に注意した方がいい。人々が何百年と苦労と叡智で積み重ねてきた平等や公平の概念を、大して悪意も罪悪感も無く、軽い気持ちで壊してくるからな。」

















過去のたわごと 
 2019年 9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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