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愛原様のたわごと(19年10月13日)





愛原「今回のテーマは【いじめっ子キャラの特徴】。きっかけとなる元ネタは、言わんでもわかるよな。」

逆沢「神戸市立東須磨小学校のアレね。30代〜40代を中心とする教員4人が、別の20代教員に様々な嫌がらせ行為をしていた件。詳細は、ネットで検索かけたらいくらでも出るから、ここであえて内容を羅列しようとまでは思わないけど。」

鼎「子供間でもよくある、イジメのパターンそのものだよね。やってる内容とか、構造とか。加害者や被害者といった当事者だけでなく、傍観者の行動パターンも含めて。」

逆沢「加害者に怒りが湧くのは当然として、見て見ぬ振りする傍観者にもすごく怒りが湧いてくるわ。いい大人のクセして。校長も、被害者教員からSOSを申し出ているのに、何の役にも立ってないし。」

愛原「いい大人のクセしてというよりは、いい大人だからとも解釈できるけどな。大人になるほど、護るべき存在ができたり、利害や保身に聡くなったり、悪い意味での忖度をするようになって、火中の栗を拾ってまで他人を助けることに後ろ向きになっていく。少年少女特有の正義感を、大人になっても純粋に持ち続けられる人間というのは、決して多くない。」

逆沢「けど加害者のやってる事は、すごく子供じみてるとしか言いようがないんだけど。」

愛原「イジメ行為が、子供じみてしまうのは仕方ない。なぜなら動機自体に、大人特有の合理性や理性がそもそもないから。俺が思うに、イジメ行為の動機は、主に嗜虐心だと思うしな。」

鼎「嗜虐心というのは、相手を痛めつけたり苦しめる事に快感を感じる心理の事だよね。」

逆沢「要するに、サディストという事か?」

愛原「サディストというと、いかにも特殊な性癖の持ち主という印象を受けるが、嗜虐心自体は、いわゆる普通とされる人間も、大なり小なり持ち合わせている。人間には、誰かを見下したいとか、マウントしたいという悪の心みたいなものがあるが、それをより暴力的にしたのが、嗜虐心といえるだろう。なお痛めつける行為の中味は、必ずしも物理的な暴力である必要は無い。言葉で相手の尊厳を踏みにじり、屈辱を与えるような行為であれ、相手の信用や名誉を失墜させる行為であれ、財産を侵害する行為であれ、とにかく相手を苦痛・不愉快にさせる行為であれば、何でも構わない。」

鼎「逆を言えば、相手がその行為に苦痛や不快感を感じなければ、それはイジメではないという事かな?」

愛原「まぁ・・・、多分そうなんじゃないのか? SMクラブで、マゾ役の人がサド役の人に無理矢理足の裏をなめさせられたからといって、それは犯罪でもイジメでもなんでもないだろうからな。但し、特殊な性癖でなければ、典型的なイジメ的行為をされて苦痛や屈辱を感じない人間なんて稀だろうけど。」

逆沢「とするとよくある児童虐待なんてものは、ほとんどイジメに含まれるとも言えそうね。子供が苦痛や不快感を感じている限りは。」

愛原「いわゆる愛のムチとか、指導の一環の枠組みに入れられる例も無くはないだろうが、加害者側がその命令行為や加虐行為を成功させる事に快感なり、優越感なり、征服感を感じているならば、まず間違いなく虐待なりイジメなりに含まれる事案だろう。相手をマウントしてるという快感、相手に自分の優位性を見せつけているという快感、そういった感情が含まれているならば。」

鼎「イジメや虐待と、教育的指導では、それを為す必要性が全然違うと思うよ。イジメの大半は、それをやる事で、何の社会的生産性もない事がほとんどだから。加害者の嗜虐心が満たされ、被害者の苦痛が増幅するだけで。」

愛原「だからイジメ行為は、大人がやっても子供がやっても、大体子供じみてる内容になりやすい。相手の目にカレーを押し付けたり、人様の車の上に乗って傷つけたり、第三者にわいせつ画像を無理矢理送らせたり、そういった一連の行為自体、何の社会的生産性もメリットもないからな。」

逆沢「バレたら、加害者自身にダメージが跳ね返るアホ行為でしかないしね。バカッターと同レベルというか。」

鼎「けどそういうバレたら自分自身が困りそうな事を平気でできる心理というのは、どうなのかな? 少なくとも知性的・理性的ではないよね。」

愛原「知性的、理性的な人間は、そもそもイジメ行為自体やらん。但し、前回のたわごとでも触れた通り、人間は本質的に不合理な生き物だから、冷静に考えたら、一文にもならないどころか、自分の人生に傷をつける行為を、一時の快感のために平気でやってしまう事は珍しくない。まぁ大抵の人間は、一時の快感に溺れても、後でそれを反省したりもできるのだが、いじめっ子体質の人間は、ナントカ中毒者と一緒だから、そういう発想はしない。できない。むしろ自分が快感を追及する行為を正当化しようとする。」

逆沢「ギャンブル中毒者が【そろそろ大当たりが出る頃だから】とか【ここで止めたら丸損だが、止めない限りは挽回のチャンスはある】とギャンブルを正当化したり、ニコチン中毒者が【煙草を止める方が余程ストレスがたまるし、ストレスがたまれば仕事効率も落ちる】と正当化したり、アルコール中毒者が【酒は人間関係を円滑にする】とか【適度の酒はむしろ健康に良い】とか言って正当化するように、いじめっ子も【いじめられるあいつが悪い】みたいに正当化するようになるって事ね。」

鼎「正当化までされると、やめさせるのは相当難しいよね。」

逆沢「本人は、色々正当化してても、本当に正当性がある例ってどれだけあるのかねー?」

愛原「イジメ以前に、イジメの根幹にあるマウントしたいと思う心自体に、正当性なんかないからな。マウントもイジメも、イジメをされる側では無くて、イジメをしたいと思う側がそれを実行に移すことで起こる。その過程でいじめっ子がどんな正当性を主張しても、それは戦争の大義名分と同じで、こじつけやでっちあげに過ぎない。【大量破壊兵器を保有している疑いがある】的な疑惑や嘘のでっち上げでもいいし、【生意気だ】的なものなら、いつでも誰にでも使える。トロい、臭い、ブサイク的なものでも、所詮は主観だから、事実上、誰に対しても使える。自分の社会的地位が上なら、ダブルバインドという詭弁もある。」

鼎「ダブルバインドというのは、どっちにしても叱る手法だよね。上司に報告や相談したら【そんな事でいちいち報告や相談に来るな】と叱り、じゃあこちらで判断したら【報・連・相】を強要するみたいな。黙って聞いたら【黙ってないで、なんか言え】と叱り、じゃあ発言したら【黙って聞く事もできんのか!】と叱るとか。」

逆沢「無礼講といいながら、後になって酒の場のマナーを説くようなモノか?」

愛原「どっちにしろ、最終目的は相手をマウントする事により、快感を得る事にあるのだから、マウントされる側には原因はない。戦争を吹っかけたい側が、適当な大義名分を掲げて攻め入るのと同じ構図だ。」

逆沢「【悪逆な●●を討伐する!】も、【防衛不均衡を是正する為に△△に経済制裁を発動する!】も、みんな言ったもん勝ちだもんねー。事情を知らない人間なら、それを真に受けてもおかしくないというか。」

鼎「ただ、イジメというのは、相手が目的を達成したら、それで解消されるみたいな性質でない所が厄介だよね。加害者側からみて別の標的ができるか、空間内でメンバーが入れ替わるか、外部からの圧力がない限りは、なかなか終わりが見えないというか。」

愛原「中毒だからな。ギャンブル中毒者は、手元にカネがあって、手近に賭博場がある限りは、ギャンブルをやめないのと同じ。やめさせるには、カネを持たせないか、賭博場に出入りできないようにするか、さもなくばギャンブルする時間が馬鹿らしいほどの別の快楽を与えるか、ギャンブルする時間も取れない程に断れない仕事を押し付けるかくらいしかない。イジメに置き換えれば、周りが監視してイジメをさせないようにするか、加害者と被害者が交流できないように別々の空間に分けるか(欧米では加害者を無理矢理隔離する場合が多いが、なぜか日本では被害者に逃亡を薦めるケースが多い)、別のイジメターゲットを与えるなどのより強力な娯楽を与えるか、イジメする時間が取れないほど、仕事をてんこ盛りに押し付けるくらいしかないわな。まぁイジメの多くは、加害者側が集団である事が多いので、それを適当にバラパラにするだけでも、十分に抑止効果がでる場合もある。」

逆沢「そういえば、イジメって、1対1みたいなのは、ほとんど聞かないわね。大体、複数対単数というか。もちろんいじめっ子側が複数で。」

愛原「昭和の不良キャラも、大体、集団で集まるからこそ突っ張れる連中がほとんどだったけどな。群れて暴走族を気取るみたいな。単数でも【俺のバックには××さんがいる】みたいに結局、他人の力をアテにしたりして。」

鼎「弱い者イジメみたいな言い方をされることが多いけど、実際は数による優位性でしかないケースの方がずっと多そうだよね。いじめっ子は【みんなでアイツを無視しよーよ】みたいな感じで、とにかく多数を味方につけたがるというか。」

愛原「イジメのような反社会的行為を少数派が行ったら、自分の方が集団にいじめられてしまう事になるからな。あと共犯を創りたがる心理もあるだろう。人間は、自分一人で悪事を行う勇気はなくとも、集団なら話が違ってくるからな。」

逆沢「【赤信号、みんなで渡れば怖くない】って奴か?」

愛原「集団暴行事件には凄惨なものが多いが、共犯者が増えるほどにエスカレートしやすい心理が働くのだろうとは思う。イジメも同様で、加害者側のメンバーが増える程に、一人一人の罪悪感は薄れていくのだろう。みんなもやってる事だし、みたいに大した事が無いように思えるのかも知れない。」

逆沢「詐欺投資セミナーとかに行ったら、サクラを含めた“みんな”とやらに乗せられて、気がついたらヤバイ書類にサインしそうなタイプでもありそうね。周りに流されて、羽目を外しやすいタイプなだけに。」

愛原「ただ、こういう“みんな”の空気に乗せられてヒートアップするようないじめっ子は、普段はごく普通の人間である事も多い。家では普通の子。学校の部活でも普通の子。その被害者と接したときだけ、人格が凶悪に変身するというか。」

鼎「こういうタイプは、事情を知らない第三者からみたら普通にいい子、いい人である可能性も高そうだよね。」

逆沢「今回、事件が公になった東須磨小学校の加害者教師達も、生徒児童からすれば、普通にいい先生みたいだったようだしね。一部の生徒には、酷く当たったりもしてたようだけど。」

鼎「これは二重人格なのかな? それとも生徒の前ではいい人の仮面をかぶってただけかな?」

愛原「漫画的には、いい人の仮面をかぶってたとか、二重人格という設定にした方が面白いが、そんな漫画的悪玉キャラクターは、稀だと思うぞ。おそらくナチュラル。世の中には、アメリカの差別に関するニュースが出る度に【アメリカの差別は酷い】とガチで怒ってるのに、当人自身は【特定アジア】だの【在日】だの【部落】だの平気で言ってヘイトしている人間もいたりするからな。」

逆沢「つまり、いじめっ子にはイジメをしている自覚がないという事か?」

愛原「【被害者はされた事を絶対に忘れないが、加害者はそれを全く大した事とも受けとめていないし、忘れている事も珍しくない】とは良く言われるが、まぁそういう認識の差はあるだろう。日韓関係が、独仏関係くらいに円満にいかないのは、ドイツ人と比べて日本人の韓国人らに対する加害認識が恐ろしく希薄なのが、一因だろうとは思う。」

鼎「確かドイツでは、ナチス党やヒトラーを礼賛したりする行為自体を、法律で禁じてたりもするんだよね。もちろんナチスのシンボルを掲げたりするのも禁止。そこまでやるからこそ、ドイツは関係諸国との修好したとも言えるけど。少なくとも東条英機や岸信介を肯定する政治家が与党にいる日本とは真逆というか。」

逆沢「歴史の総括もやりたがらず、あげく【昔のことを、いつまでも言ってんじゃねえよ!】みたいな開き直りな態度の日本人は、割といそうかもね。」

鼎「逆にドイツの与党政治家で、ナチス党やヒトラーを美化するような人はいないよね。【ドイツはフランスに文明をもたらせた】とか【フランスがドイツを受け入れたという側面もある】とか【ドイツは既に謝罪した。これ以上の謝罪は必要ない】とか【ナチス政権党にも、医学の発展に寄与したなど、良い所はある】とか、まして【アウシュビッツはねつ造だ】みたいな事は決して言わないし。】

逆沢「つうか日本の与党政治家やその支持者の中には、【独立を回復するためにやむなく謝罪や賠償を受け入れたが、我が国としては謝罪しなければならないような事は元々やっていない】みたいな思想の持ち主が割といるというか、それを公言する輩も、昭和の時代から後を絶たないからねー。そしてそういう発言が対象国にも漏れる度に相手を怒らせて、その為に弁明する羽目になるから、結果的に、何度でも謝罪を繰り返すような状況になっているというか。」

愛原「【対外的に謝罪(東京裁判受け入れ・日本国独立回復)→国内の支持者向けに与党関係者が過去の戦争を正当化→相手が怒って再び対外的に謝罪→また国内の支持者に謝罪したわけではないと弁明→(ループ)→→いつまで謝罪を繰り返したらいいんだ。いい加減にしろ(今ココ)】みたいな感じかな? 何度も蒸し返すから、いつまでも終わらないというか。そりゃあ冷静に考えたら、ナチスもヒトラーも100%の悪という訳ではなかったろうが、加害者として包括的に悪と受け入れなければ、被害者というのは納得はしないものだし、まして【ナチス党にも良い部分はあった】なんて言おうものなら外交関係がムチャクチャになる事はドイツ側も分かっていたから、それ相応に対応して今のドイツは欧州で孤立しないで済んでいる。ところが日本の場合は、重箱の隅を突く感じで、加害行為の詳細部分でいちいち否定したり正当化したり、少なくとも加害行為の罪の軽減工作をいちいちするから、ややこしくなっている。イジメに置き換えたら分かるが、いじめっ子は自分自身の加害行為をいちいち詳細に覚えてはいないし、都合の悪いことはより忘れたり美化したり隠したりするのが普通。被害者にしても、不快な思い出はトラウマになる程に拡大して認識してておかしくないし、ちゃんと覚えてるつもりでも、具体的な中味は【復讐ノート】にせっせと書き込むようなタイプでも無い限りは、覚えてないだろう。そういうのが理解できてないというか。」

鼎「一年中イジメを受けていたとして、たとえばコンビニでの万引きを強要させられたとしても、その時、けしかけたいじめっ子が3人だったか4人だったかと問われたら、曖昧な部分もあるよね。普段は加害者4人組でも、その時は塾や部活の関係でたまたま3人だけだったかも知れないし。誰が直接的にそれを強要したかも、もしかしたら勘違いがあったかも知れないし。そういう細かい部分の解釈で、加害者側が【その時俺は居なかった】とか【俺が強要したというなら、証拠を出せ】とか【お前が勝手に解釈してやった事で、俺達は何も悪くない】とか【それは何時何分何秒のことデスカ?】とか【記憶にございません】と正当化しようものなら、被害者は加害者により恨みを深めるのは間違いないし、加害者が【昔のことだからもう覚えてないけど、お前が二度とこの件を口にしないなら、とりあえず謝罪くらいはしてやるわ】みたいな曖昧な謝罪をしても、口先だけとしか感じなくなるよね。」

逆沢「対外的に謝罪はしたけど仲間内では開き直って自己正当化みたいな行為も、バレたら印象最悪ね。裁判所で心からの謝罪を口にしたけどシャバに戻って【刑期短くする為に適当に演じてみせたけど、実は全然反省なんてしてないけどな、ハハハ!】と口にするようなものでしかないし。【マスコミがうるせえから仕方なく、あの時は適当に謝罪のコメント読み上げて示談にも応じてやったけど、別に俺は悪い事したとは思ってねえからな。終わった事をいつまでも蒸し返してんじゃねえよ、ゴラァ!】みたいな印象の悪さを感じるわ。」

愛原「まぁ、悪玉キャラクターとしては、最高レベルだけどな。悪玉キャラに中途半端に反省されると、正義の味方的には懲罰しにくくなってモヤモヤ感が残るけど、そこまで自己正当化して開き直ってくれたら、心置きなく叩きのめせるというか。」

鼎「加害者と被害者の関係でもっとももめやすいのは、まず加害者はそれを大した事とは思っていないし、下手すると忘れている。覚えていても、自分に都合のいい記憶に置き換えられている可能性が高い。だから被害者の訴えが、大げさで過剰に感じやすいという事。一方、被害者は、加害者と比べてずっと詳細に覚えてはいるが、それでも記憶が完璧かと問われたら、そうではない事。特にトラウマ級の苦痛を味わった場合は、肝心な部分の記憶が抜け落ちて不思議はないことがあげられそうだよね。事件でも犯人の顔だけが思い出せないとか、事故の瞬間だけ記憶が飛んでいるみたいな例は割とあるし。」

逆沢「交通事故の加害者でも、自分の罪を軽くする為に【こちらの信号が青だった】みたいな主張をするのは珍しくないし、ましてイジメ加害者とかだったら、どんな自己正当化をしても、不思議はないと思うわ。」

愛原「実際に、交通事故の場合は、加害者側は周囲をロクに見てないケースが多いからな。信号にしても、実際には見落としているケースが多い。赤と確信してなお信号無視をしているのではなく、そもそも見ていないから、赤か青かも分からない。けれど常識的に赤で通過するはずがないという思いがあるから、なんとなく青だったはずと思い込むようになりやすいようなものだな。だから被害者側に赤だったと断定されるとカチンとなりやすい。加害者は、罪悪感を薄めたい心理もあって、記憶や解釈を自分に都合のいいように書き換えたがる。そしてそういう心理のまま被害者と向き合ってしまうと、被害者は最後まで加害者を恨み、加害者も被害者を逆恨みするようになりやすい。」

鼎「実際、被害者は、トラウマをずっと抱えていて社会復帰も容易でないのに、加害者側は、幸せな家庭を作って、ハリバリ社会で貢献しているというケースも割とあるよね。加害者側は、昔の都合の悪い記憶をほとんど忘れているか、美化しているから、被害者がいつまでも非生産的な古い怨恨に囚われているようにしか感じない。被害者すらすれば、過去の不幸のせいで現在も不遇に苦しんでいるからこそ、過去はきちんと向き合って清算すべき(させるべき)ものなのに、加害者にとっては【不幸な過去にはいつまでも囚われずに水に流して忘れれば、みんな楽になれるのに】程度の認識だから、そこに大きな差があるというか。」

愛原「不幸な過去は忘れた方が気は楽になるが、それはあくまで加害者側の都合で、被害者にとって忘れる事は敗北でしかないし、また忘れたくともトラウマになって忘れられない事もあるからな。そうなると清算するしか方法は無い。仇討ちの心理だな。」

逆沢「不幸な過去を加害者の立場で創り出しておきながら、忘れるような人間は、ロクに反省も更生もしないままの人生だから、また何かのきっかけで、邪悪な加害者としての顔を出す可能性が高そうだわ。」

愛原「うん。彼は、善人を装って仮面を付けている訳ではない。二重人格でもない。素で、そういう人間なのだ。自分自身でも、自分の事は少なくとも普通とは思っている。ちょっと意識の高い人なら、良い夫、良い社会人として振る舞いたいとも思っているだろう。しかし根は、嗜虐心のままに行動する人種なので、悪気無く、部下をマウントしたり、イジメを行ったりする。特に悪気の欠片もない人間は、それで周りを楽しませようともしたりする。善意でイジメを行ったりもできてしまうのだ。」

鼎「テレビでも、若手芸人をいじめて笑いを取る番組とかあるけど、そんな感じかな?」

逆沢「悪ふざけという奴ね。誰かをいじめて笑いを取る行為は。ああいうのは、不快に思う人はすごく不快なんだけど、一部の人間には笑いとしてすごく刺さるらしいからねー。黒板消しを扉に挟んで、被害者の頭に落とす事で笑いを取るとか、イスをこっそり後ろに下げて、被害者が尻餅打つ所を見せて笑いを取るとか、ヒザカックンを決めて笑いを取るとか。芸能界で言うなら、罰ゲームと称して、熱湯風呂に放り込んだり、パイを顔にぶつけたり、ゴムベルトを顔に当てたりとか。」

鼎「いじめる人は、ある意味、ファンサービス的な視点でやってたりもするよね。で、実際に、笑いを取るのに成功して、そのまま人気者になったりとか。」

逆沢「舛添さんが東京都知事だった時の自民党員によるセクハラ野次問題を思い出したわ。女性議員をさらし者の笑いものにして、舛添知事も与党議員らもみんなで大爆笑とか。大した悪気も無く、面白おかしくセクハラ野次を飛ばした議員が、笑いを取るのに成功して大変ご満悦的な表情も想像できるわ。」

鼎「学校の先生だけでなく、議員のセンセイも、子供以下だよね。そういうのを聞くと。」

愛原「というか、国会議員による秘書イジメみたいなのは、昔からよく聞くし。記者に対して【無礼者!】と発言した大臣とかもいるが、センセイになりたがる人間というのは、通常の人よりもはるかに、他者をマウントしたいというか、嗜虐心が強いのかも知れん。」

逆沢「こういう強い嗜虐心の持ち主に、目を付けられないためには、どうすればいいのかねー?」

愛原「全くオススメしないが、とりあえずイジメられなければそれでいいと考えるなら、さらし者にされた被害者を一緒に嘲笑していればいい。逆を言えば、そこで一人だけ正義感を出して、そこで加害者を叱責すると、イジメの矛先が自分に向く危険性が非常に高くなる。」

逆沢「勇気と正義感あふれる人間が、なんでイジメられなくてはならないんだ?」

愛原「勇気と正義感あふれる人間だからこそ、いじめっ子にしたら脅威なんだ。その勇気と正義感ある人間が勢力を強めたら、悪事をやってるいじめっ子らは、確実にマウントする側からマウントされる側、制裁される側に置かれてしまうからな。よくイジメは【弱い者イジメ】という言い方をされるが、これは必ずしも正しくない。いじめられる人間のパターンは、俺が思うに大きく4つに分けられると思う。(もちろん4つ以外にもパターン自体はある)」

逆沢「どう4つなんだ?」

愛原「一つは、孤立している(少数派の)タイプ。気が弱そうとか、こいつならイジメても誰も助けに入らないとか、誰にも相談しないだろうとか、キレて反撃してこない等と思われると、危険が高くなる。個人の強い弱いは、あまり関係ない。いじめっ子は大体、数人がかりだから。少々ガタイが良くても、ウドの大木呼ばわりされてやられるのは同じ。多くの場合は複数が単数をいじめるが、多数派が少数派をいじめる場合もある。そういう意味では差別もいじめの一種といえる。2つ目に、裏切り者と認識されたタイプ。元々は、友人同士だったけど、何かのきっかけで意見が合わなかったりすると、それがきっかけにいじめられやすい。イジメが発生するようなグループはマウント上等な性格の邪悪なメンバーで構成されている事も多く、ママ友グループじゃないが、内部でカーストが形成されている事も多い。そこでカーストを崩すような動きを見せたら、袋だたきに遭う可能性が高い。また不良グループのように悪事上等のグループだと、そこで【もう悪事には手を貸せない】とか【俺はこの悪事には参加しない】とか言い出すと、共犯関係が崩れて、やはり袋だたきに遭う可能性が高い。」

逆沢「世間的には1つ目のパターンの方がなんとなくメジャーっぽいけど、実際に事件にまで発展するのは、2つ目のパターンが多そうな気がするわ。」

愛原「抜け忍狩りや暴力団の指詰めじゃないが、組織から抜けようとしたり、組織の意に反する動きを、反社会勢力は容認したがらないからな。そいつが抜ける事で、自分達の悪事が外に知られても困るし、抜けようとしたソイツに便乗して次々離脱者が相次いでも困るから。」

逆沢「普通の友人グループなら【去る者追わず】だけど、力を誇示したいグループはグループの規模を縮小させない為にも、後ろめたいグループは悪事が外に漏れないようにする為にも、去ろうとする者は痛めつけて見せしめにするって事かしらね。」

鼎「モリカケの籠池さんや前川元事務次官も、そんな理由で政権にイジメ潰された感じもするよね。かつては同じ穴だったけど、造反したから見せしめに潰されたみたいな。」

愛原「次に3つ目。グループにとって敵とか脅威と見なされた者。風紀委員系の人間は、普段から人間関係や素行に気をつけないと、特にいじめられる危険が高い。イジメを平気でするような不良系・反社会系グループは、そういう人間の足を、隙あらば引っ張りたいと常に考えている。なので少しでも隙や弱みを見せてしまうと、本来気丈な精神の持ち主であっても、一気につけ込まれる可能性が高い。」

鼎「みんながいじめられっ子をからかって嘲笑してる中、一人だけ苦虫をかみつぶしているだけでも、【コイツは自分を支持しない敵】とみなされる可能性があるようなものかな?」

逆沢「いじめられっ子を助けたら、今度は自分が標的にされたというのもあるあるだけど、それもイジメを見て見ぬ振りしない人間(自分達の悪事を告発しかねない人間)を脅威とみなしたから潰しにかかったと考えたら、いかにもしっくり来るわね。」

愛原「最後に4つ目。嫉妬を買いやすいタイプ。美人であるというだけで、女性間ではイジメが発生する事も珍しくない。また優等生タイプも、嫉妬の対象になりやすい。もっとも嫉妬という動機を表沙汰にする事を大抵の人は好まないので、表向きは【生意気だ】とか【調子に乗ってる】とか【いい子ぶってる】みたいな大義名分になりやすいが。」

鼎「3つ目のタイプも4つ目のタイプも、むしろ【弱い者イジメ】どころか、強い側の人間だよね。みんなが雰囲気に流されたり、忖度して迎合する中、一人勇気と信念を持って戦える精神の持ち主であったり、あるいは人から嫉妬されるほどに高い資質の持ち主であったりとか。」

愛原「うん。彼らはむしろ強い。強いから、嫌われたとも言える。そしてじゃあイジメる側が強いかというと、これも違う。常識的な人間は、そもそも顔にカレーやパイを押し付けたり、人の物を壊したり隠したり、そんな犯罪行為はしないからな。【彼は犯罪行為を平気で行えるから強い。彼は犯罪行為を平気で行ってくる相手に反撃もできないから弱い・・・?】・・・そんなはずがないだろう。【やられたら、やり返せ】なんて言う人もいるが、相手が犯罪行為でこちらにダメージを与えて来たからと言って、こちらも暴力を始めとした犯罪行為で迎え撃つのが、真っ当な解決方法なのか? 相手が上司としての権限を振りかざしてパワハラを仕掛けてきたからと言って、自分が上司にパワハラめいた対応で返すのが適切なのか? 俺には【やられたら、やり返せ】なんて言う人全てが、いじめっ子側の人間のように思える。犯罪行為も平気で正当化できるような、な。」

逆沢「江戸時代の仇討ちじゃないけど、犯罪行為によって被害を受けた人間は、犯罪行為による反撃や復讐をしても決して罰せられないという法律があれば、イジメられた人も、ずっと反撃しやすくなるんだけどねー。」

鼎「実際は、いじめられっ子が反撃すると、それを理由に罰せられるケースも多そうだよね。クラスメイトを刺したみたいな事件をよく調べると、いじめられた側による復讐のようなパターンもそこそこありそうだし。」

愛原「そうでなくとも、イジメる側の陣営は数が多いから、口裏合わせもしやすいからな。下手に反撃すると、いじめられっ子が暴力犯に仕立て上げられてしまう。いじめっ子側の暴力は、常に無かったことにされるのに。」

鼎「いくつかのいじめ自殺事件では、教師がいじめっ子の片棒を担いでいる事も多いけど、これも数の影響があると思うよ。一人の人間が【あの人達、いつもボクのノートを隠してます】というよりも、数人組のグループが【あの子、いつもみんなに嘘ばかりつくんです】という方を信じても不思議はないというか。まして加害者グループに、それなりに人気者が混じってたりしたら。」

逆沢「うーん。イジメは個々人の強い弱いではなく、数の力かねー? どんな素晴らしい勇気と正義感の持ち主でも、悪人に束になってこられたら勝ち目は無いみたいな。」

愛原「先輩後輩とか、上司と部下みたいな上下関係があれば、数よりも地位の差で起きる方がメジャーだろうな。下の立場の者が、上の立場の者をイジメるのは容易ではない。ただより正確に言えば、【犯罪行為を含めた反社会的行為をどれだけ是認できるか?】という、人としての倫理観の差の方が大きいだろう。反社会的行為に強い不快感がある者なら、イジメを見て不快に思う事はあっても、笑いのネタにしたり、まして加害側に与する事自体がないからな。」

逆沢「つまり反社会的行為に抵抗のない者ほど、いじめっ子になりやすく、嫌悪感が強い者ほど、いじめられやすい的な側面もあるってか。」

愛原「こんな事は言いたくないが、【“アイツはヤバい奴だ”と思わせる事が最大のイジメ回避策】という側面もあるからな。」

逆沢「まぁ、実際、キレたらすぐにナイフを振りまわすような狂人をいじめたいと思う人間は、まずいないだろうからねー。」

鼎「絶対に犯罪行為に手を出さないような人の方が安全パイとしていじめられやすく、平気で犯罪行為にも手を出すような危険な人の方がいじめられにくいって、すごく理不尽な話だよね。」

愛原「まぁ、世の中には“いじめられっ子にしていじめっ子”みたいな訳の分からないタイプもいるし、いじめられっ子が善玉と言い切れないケースも十分あるが、だからといっていじめっ子側が実は善玉側というケースは皆無だろうな。そもそも人を痛めつけてマウントを取ろうとする行為が、悪事で無いはずがないし。冷静に考えたら【それ、犯罪だろ!】という内容のものがほとんどでもあるし。」

鼎「犯罪であるとしたら、本来は罰せられなくてはならないし、矯正されるべきものでもあるよね。」

愛原「そう考えたら、イジメ問題の最大の問題は、犯罪行為がそこで行われているのに、なぜか裁かれない謎のシステムが日本にある事自体かも知れんな。学校でのイジメも、職場でのパワハラも、ほとんど刑事事件にならないし、組織内の人間もできるだけ事件を隠蔽して、刑事事件にしたがらない傾向が強いというか。」

鼎「加害者達が徒党を組んで口裏を合わせて、犯罪を隠蔽してしまうからと言う理由もあるだろうけど、実際はそれだけじゃないよね。周りの人間も、そこで犯罪行為が行われているのに、見て見ぬふりをしている事も多いし。場合によっては、一緒になって笑っていたり。」

愛原「犯罪者の加害行為を見て笑っている奴もそうだし、犯罪者を擁護する奴も、被害者にも落ち度があるという奴も、やられたらやり返せという奴も、みんな共通してるのは、反社会的行為の肯定者という点だな。そういう奴が多いから、犯罪では無い別の何かみたいな扱いになって、免罪されたりしやすいんだろうなとも思う。」

逆沢「日本は加害者に甘い国とか言われるけど、実は国民自体が甘いから当然って気もしてきたわ。まぁ水に落ちた犬に対しては、容赦なくバッシングする傾向からすると、嗜虐心もすごく強そうだし。」

鼎「そういう言い方をすると、たまたまいじめっ子になってしまう人と、そうでない人がいるだけで、潜在的にいじめっ子になりやすいタイプの人は、相当多そうな気がしてきたかも。」

愛原「それは、あるだろうな。いじめっ子だからといって、常に誰かをいじめているわけでは無い。特定の数年間だけいじめっ子だっただけとか、特定の教室なり職場でだけいじめっ子モードになるだけとか、そういうスイッチみたいなものがあるのだろう。スイッチが入らない間は、良い隣人であり続ける事もできる。しかし別に過去のイジメを深く反省しているわけでは無いので、またスイッチが入れば同じ事をおそらく繰り返す。スイッチが入りやすいか入りにくいかだけで、他者のイジメ行為を見て一緒に笑うような人は、本質的にいついじめっ子モードに変質してもおかしくないとは思う。」

鼎「いじめっ子は群れで行動しやすい性質があるから、強い嗜虐心を持つ人達のグループに入ってしまうと、そういうスイッチが入りやすくなりそうな気もするよ。ほら、自分一人では大した事はできないけど、仲間と一緒だと強気になれる人とかは特に。」

逆沢「ああ、自分からイジメを主導できる勇気はないけど、他の誰かがイジメを始めたら、それに便乗して加担するようなタイプね。そういうタイプなら、家庭では良き隣人。クラスでも良き隣人。でも部活では悪い先輩と一緒になって、ひどいイジメを行っている。みたいになってもおかしくないと。で、進学なり就職なりして、悪い先輩との縁が切れたら、また普通の隣人に戻る。本人は、悪い先輩と一緒にイジメ行為をしていた事への深い反省も無く、自分の事を普通の良き隣人と思い込んで、その後も罪悪感無く生きていくみたいな感じで。」

愛原「ピロリ菌に感染しているからと言って、常に胃痛に悩まされるとは限らないように、強い嗜虐心の持ち主だからといって、必ずしもスイッチが入るとは限らない。自分に自信の無いタイプなら、他人に便乗できない限りはイジメに加わる勇気も無いだろうし。嫉妬心なり危機感なり嫌悪感をあおるような、いわゆるイジメるべきターゲット候補が見つからない事もあるだろう。しかし本質的にはいじめっ子なので、たとえばマスコミが【こいつ、悪い芸能人です!】みたいに騒いでイケニエをぽいっと投げ入れたら、喜んでバッシングに参加してもおかしくはない。」

鼎「彼らはとにかくマウント大好きだけど臆病者でもあるから、安心してマウントできるチャンスを見つけた時だけ、暴力的な本性をむき出しにできるという事かな?」

逆沢「なんか差別主義者とかぶるものがあるわねー。自分は常に多数派なり権力側という時だけ、あるいは匿名の殻に護られている時だけ、嗜虐心と暴力性をむき出しにして、相手を痛めつけて、尊厳をへし折って、相手に苦痛や不快感や屈辱感を与える事で、満足感と優越感と快感を味わう人達というか。」

愛原「差別とイジメは、呼び方が違うだけで、自分の目的も相手に与える影響も、実はほとんど一緒だろう。数や権力を笠に着て、自分が反撃ダメージを受けないと確信できる時だけ、加虐行為を行う点にしても。冷静に考えたら違法行為を含むような理不尽を、平気で相手に食らわせられる点も。」

逆沢「侮辱罪。暴行罪。刑法上の罪に該当しない人権侵害行為も含めれば、何らかの違法行為に抵触してる内容だらけの気もするわ。イジメも差別も。」

鼎「この手の人達は、ヒールキャラの中でも、全然カッコよくないというか、醜悪感だけがすごくあるよ。」

愛原「冷静に考えたら一文の得にもならない、下手したら捕まったり社会的信用を失いかねないリスクも犯して、その場の快感だけを追及している訳だから、まず知性はないわな。そしてそんな連中が、群れを作って、もしくは強者の庇護下でスネ夫モードで、悪さをしているだけだから、セコさや卑怯さも感じさせるわな。やってる事は非知性的なのに、自己正当化を図ったり、口裏合わせを試みたり、妙に保身的なのも、小物感に拍車をかけている。」

逆沢「キャラクターとしてみれば、一貫性がないのがもどかしいわね。サイコパスならサイコパス。二重人格なら二重人格で分かりやすいけど、どっちでもないところが。生徒に対して優しい先生としての顔も、同僚に対して残虐非道な顔も、普通の親としての顔も、同時に存在していて、でも別に演じているわけでは無い。多重人格でもないから、極悪人の時の自分もそれなりには覚えている。イジメ行為をやるような生徒を叱りつける正義漢としての自分と、自らイジメ行為を率先してやる極悪人としての自分が普通に並立していて、でも本人はそれに何の矛盾も感じない。こんなキャラをどう表現すればいいのか?って、思うレベルというか。」

愛原「でも、現実には、そういう人間がウヨウヨしているから、事実は小説よりも奇なり、だな。他者の差別行為に激しく怒ることはできるのに、自分の差別行為には正当性すら感じていたりして、でもそんな自分に何の異様さも感じないとか。」

鼎「被害者の視点で見れば、最高に不快感をあおるタイプだよね。加害者が誰にでも凶暴な人間なら、第三者からみても評判悪いだろうし、いい人のふりをしてても、ボロを出す事もあるだろうけど、このタイプは、別にいい人の振りをしているのではなくて、自然に普段は普通の人だから。本人もそう自覚しているから、罪悪感も感じていないし、被害者が自分に対して何を怒っているのかも分からない。冷静に見れば、酷い破壊行為、略奪行為、侮辱行為なんだけど、加害者からみれば可愛げのあるイタズラレベルの認識ですら無く、だから被害者が激しく怒ろうものなら、【ネタにマジギレ、カッコ悪い】くらいの軽蔑しか感じない。みんなが笑っている時に、怒ろうものなら【空気を読めない、いい子ぶった嫌な奴】みたいな印象を相手に抱く。まして賠償も求めようなら被害者ビジネスをしかけられたような、嫌悪感すら感じてしまう。そして【いい子ぶった悪い奴をやっつけろ】みたいな感じで、またそういう人をターゲットに加えたりもするような。」

愛原「物事の判断基準が、完全に愉快・不愉快なんだよな。愉快だからいじめる。それでみんなが笑ったら、なお幸福感と承認欲求が充足できる。逆に、みんなと一緒に笑っている時に、怒るような人間は不愉快。全体を和ませる為に張り切ってネタを繰り出した自分を悪人扱いして正義ヅラするような人間も不愉快。そんな不愉快な人間は、善人ぶった悪人だ。自分を不愉快にする悪人は、やっつけた方がいい。ていうか悪人をやっつけると、自分が正義のヒーローになったみたいですごく気持ちいい。自分に嫉妬心を感じさせる奴。見た目がなんとなく不快感を催す奴。自分の立場を脅かしかねない正義ぶった危険な奴。そんな不愉快な奴は、全て自分にとっては悪であり、悪をやっつけるのは当然だし、気持ちイイって感じかも知れない。」

鼎「愛国無罪じゃないけど、自分に不快感を与える人間が懲らしめられたり、それによって自分が快感を得られるなら、それが犯罪であれ、えん罪であれ、何でも構わないみたいな思考だよね。」

愛原「快楽を基準に、物事の善悪を判断する思考といい、罪悪感を感じない性質といい、悪玉キャラとしての素質は十分だが、大半の者は、つるまないと何も出来ない小物というのが、キャラとしては少し残念だな。率先して悪事を為す仲間がそばにいれば、一緒になって酷い悪事もできるし、それを眺めて嘲笑する事もできるが、そういう尖った悪人キャラが周囲にいなければ、モブとして毎日を送るだけのキャラというか。」

逆沢「臆病で保身主義的だからリアルでは目立たないけど、匿名のネット空間などでは、持ち前の嗜虐心を思い存分発揮してそうな人もいるだろうけどね。ネット弁慶というのかな、そういうの。」

鼎「そういう人が傍観者の中に多くいるから、本来なら裁かれるべき犯罪者が、イジメやパワハラの名の元に免罪されてしまってるのかも知れないね。」

逆沢「そういうタチの悪い傍観者は、臆病故に普段はいじめっ子ともいじめられっ子とも距離を置いてるけど、いじめっ子がイジメ行為で笑いを取れる程の人気者になったなら、便乗して一緒に笑ってそうな気もするわ。」

鼎「一緒に笑うような人も罰するというか、見て見ぬふりをする事自体を、もっと問題視しないと駄目な気もするよ。せっかく相談したのに誰も動かなかったみたいな話を聞くと、すごく悲しいし。」

愛原「たまたまスイッチが入らなかったから傍観者でいるだけで、中味はいじめっ子と変わらないタイプに相談しても、残念ながら進展はない。【やられたらやり返せ】なり【やられる方にも落ち度がある】なり言って、イジメ行為や犯罪行為を正当化するような、全く有り難くないアドバイスをしてもらえるだけだ。ただ相談を事前にしなかったらしなかったらで、【なぜもっと早く相談をしなかった?】と突かれるだけだから、アリバイ作りと牽制を兼ねて、前もって責任者に相談する事自体には賛成だ。」

鼎「自殺しないと発覚しないままとか、自殺しても発覚しないままとか、あまりにも悲しいし。発覚してもしばらくしたら、加害者は何事もなかったように日常を送っているというのも、バッドエンド過ぎて悲しいよね。もうちょっと、希望と報いがあって欲しいというか。」

逆沢「ただ具体的にどう対処すべきかと問われたら、結構悩ましいのよねー?」

愛原「被害者もしくは、傍観者の立場なら、出来る事は限られている。戦うか、逃げるか? 耐えられそうならやり過ごすのも有効だが、希望的観測でやり過ごそうとすると耐えきれない時もあるので、ダメージ軽減策くらいは採っておきたい。戦うなら、数か権力を味方にできる方向に持っていければ最善だが、うまくいくかどうかは環境次第・状況次第・味方次第・やり方次第だろう。漫画の世界なら【目には目を、暴力には暴力を】みたいな解決方法もあるが、これはどちらかというと解決方法というよりは、損得度外視の復讐方法であり、リアルではオススメできない。口裏合わせで社会的に追い込まれやすいというか、いじめっ子により強固な大義名分を与えてしまうリスクもある。逆に逃げるのも、実はかなり勇気がいる手段だが、壊される前にカードとして持っておく事は悪くない。戦うにしろ、逃げるにしろ、ダメージ軽減策を試すにしろ、色んなパターンをシミュレートして複数のカードをこっそり準備だけしておければ、精神的にも楽になるから病みにくくなるし。逆に精神が病んでからでは、より適切に対応できなくなるリスクも高くなる。」

逆沢「被害者や一傍観者の立場で、イジメに対抗するのは、事件の被害者や災害の被災者に自己責任による解決を求めたり、一個人のサポートだけでなんとかしようと思うくらい無力で無謀な気もするんだけど。」

愛原「日本は、犯罪被害者に対しても、災害被災者に対しても、割と冷たい部分もあるからな。その延長でいえば、イジメ問題だけ、手厚くと言う訳にはいかないだろう。これは正直、国民の意識を高めていくくらいしか方法は無い。【被害者にも落ち度がある】論や【やられたらやり返せ】論を振りかざす輩が減れば。そして被害者が苦しんでるのを見て笑うような人間を軽蔑したり、そんな人間を絶対当選させないくらいの意識の人が増えれば、より良い方向にも変わっていけるだろうけどな。」

逆沢「国民全体の意識改革なんてものは、一番難しそうに思えるけどねー。机上の空論の最たるものというか。」

愛原「けど、個人レベルでできる事は限られているからな。俺としては、別に被害者が逃げたり泣き寝入りする必要は無く、加害者が暴行罪や侮辱罪などで罰せられて矯正されればそれで済む問題だとも思っているが、社会全体としてそういう機運になっていない以上、仕方ない。とかいって被害者に諦めろという気は全く無いから、俺としてできるのは、イジメの被害者が個人レベルでできる戦い方や逃げ方について色々思考するのと、【被害者は別に悪くない】という事と【貴方の味方はいる】という事実を伝えて勇気と自信を与えることと、加害者がどれだけ醜く悪い奴らであるかを伝承していく事で、草の根で意識改革を促す事だけだ。」

鼎「傍観者が、加害者と一緒になってイジメ行為で笑っていたら、被害者からすれば日本死ねみたいな心境になりかねないけど、そんな中、そんな空気に抗う人も増えていけばいいよね。」

逆沢「いじめっ子側の人達からすれば、誰かをいたぶることで笑いを取って気持ちよくなってる時に、水を差されたら不愉快な気持ちになるだろうけど、そこで彼らが気持ちいい気分のまま終わる方が、社会としては病んでるだろうし。そんな奴らがどんどん不愉快になるように仕向けてやった方がいいと思うわ。彼らがどんなイジメ行為をしても、その度に場がしらけた雰囲気のままになったら、彼らもさすがにバツが悪くなって、そんな行為を慎むように変わっていくと思うし。」

愛原「いじめっ子に励ましのメッセージなんかいらんからな。そんな事をしたら、ますます調子に乗ってイジメもエスカレートしてしまう。みんなが悪ふざけで盛り上がる事が無いように、そういう時はしっかりと水を差していきたい。そんな人間の側になりたいと思う。イジメは数の暴力という側面もあるから、被害者に味方がいるという事を伝えるのも、加害者を支持する者は多くないという事を伝えるのも、最悪の事態を回避する一番の薬になるだろうし。」

鼎「真性のワルは、逆恨みしてイジメのターゲットを、勇気と正義感にあふれるその人に変えてくる怖れがあるけど、そうならないように周囲の人達も、いじめっ子の人気者と決別して、悪ふざけで盛り上がってる空気に勇気を出して水を差した人を支えられる状況になればいいよね。」

愛原「悪事は、水に流すものでは無く、しっかりと水を差す。冷や水を浴びせるべきものだからな。テレビ局も、【被害者にも落ち度がある】とか【やられたらやり返せ】なんていういじめっ子肌のコメンテーターがおかしな事を言ったら、笑って受け流して番組を進行させるのでは無く、そのコメンテーターが罪悪感に目覚める程度には場をしらけさせて、しっかりと水を差して欲しいと思う。その繰り返しが、国民全体の意識改革にもつながるだろうから。」










過去のたわごと 
 2019年 9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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