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愛原様のたわごと(19年12月8日)







愛原「最近、芸能人のクスリがらみの報道なども多いが、もしもクスリが一般人でも手軽に使用可能(かつ合法)になったなら、かなりの人間が手を出しそうな気がするのは、俺だけだろうか?」

逆沢「酒と同じくらいには、出回るんじゃね? なんとなく。」

鼎「お酒も、クスリと、基本的には変わらないよね。少なくとも効能というか、消費者が求めている機能という点では。」

逆沢「いい気持ちになりたいから、酒に手を出す。クスリに手を出す。両者を分けるのは、ただ単に、入手のしやすさと、服用した際のリスクの差だけだと思うわ。もちろん下戸の人もいるように、体質的に合う合わないといった要素もあるだろうけど。」

鼎「お酒はいい気持ちにもさせてくれるけど、思考力や判断力を低下させたりもするから、今のアメリカでは、要職にある人とか、成功したい人とかは、基本的に服用しないそうだよね。トランプ大統領とかも含めて。」

逆沢「いい気持ちにさせてくれるだけで、副作用の無いの医薬品とか、飲食物とか、そういうのはないものかねー? 依存症や中毒症状も出ない。思考や判断力の低下も招かない。健康や精神も害さない。みたいな。」

鼎「そういうものが発明されたら、ノーベル賞ものの大発明だよね。」

愛原「残念ながら、俺はそんなものは絶対に発明不能だと思う。なぜなら【気持ちよくなるクスリ】とやらは、大なり小なり必ず依存症とセットになるからだ。」

鼎「あ、そっか。気持ちよくなりたいから、気持ちよくなれるクスリを使用したくなる訳だし、それで気持ちよくなれる事を体感したら、これからもできるだけその気持ち良くなれるクスリとやらを体感し続けたくなるよね。」

愛原「あと、思考力や判断力の低下も、絶対に避けられない。なぜなら気持ち良さの対極である気持ち悪さ(=不安や苦痛)は、人間が危険を察知したり、鋭敏にそれを回避する機能そのものでもあるからだ。クスリによって不安や苦痛を和らげられれば、気持ち良くはなるかも知れないが、それは危険を察知・回避する機能が損なわれるという事であり、当然、思考や判断力の鈍化とセットとなる。」

鼎「仮に人間が痛覚を感じなくなったら、どうなるか?という話だよね。骨が折れてても、血がダラダラ出ていても、痛みを感じなければどうなるか? おそらく治療も後回しになって、手遅れになる危険性が高まるだけというか。」

逆沢「つまり気持ち良くもなれるし、ついでに頭の回転も良くなるみたいな、夢のおクスリは開発不可能って事か?」

愛原「強いて言えば、眠気覚ましとか、滋養強壮とか、言われる奴がそれに近いのかも知れんが・・・。ただ眠気や疲れも、本来は、人間が休養をすべきタイミングとか、まだ本稼働には程遠い段階である旨を知らせるサインそのものだからな。クスリによって眠気や疲れを吹き飛ばした感じになっても、それは表層だけで、実際に頭の回転が良くなったりはしないだろう。なんとなく頭が冴えたように錯覚するだけで。」

鼎「つまりクスリによって気持ち良くさせる行為というのは、実は、人間が持つ不安や苦痛や疲労といった感覚を鈍化させる行為でしかないという事かな?」

逆沢「漫画的にいえば、酒やクスリは、嫌な現実を忘れさせてくれる現実逃避の為のツールという感じか?」

愛原「必ずしも期待通りの効果が得られる訳ではないが、少なくともその効果が期待されているのは間違いないだろう。」

鼎「逆を言えば、不満や苦痛を伴うストレスと無縁だったら、酒やクスリに溺れる事もないという事かな?」

愛原「そこまでは言えん。興味本位で始めただけのタバコがやめられなくなった、みたいな例も多いだろうし、【興味本位→依存症】のコンボは、なかなか強力だからな。但し、元々、興味がなくとも、強いストレスにさいなまれるようだと、それらへの誘惑や関心はより高まると思われる。」

鼎「芸能界の人だと、常に誰かの目線を気にする職業だから、どうしてもストレスがたまりやすいだろうし、それでクスリとかにハマりやすいというのは、有りそうだよね。」

逆沢「大物芸能人である程、お金は持ってそうだし、秘密も守ってくれそうだから、売人にとって上客になりそうだしね。芸能人側から裏社会にモーションをかけなくても、売人側からどんどん近づいて来そうだし。」

愛原「逆を言えば、いわゆる普通のカタギの人間は、そこまでお金を持ってるか怪しかったり、あるいは秘密を守ってくれそうか怪しかったり、クスリを欲しがりそうなタイプかの判別が困難だったり、色んな要素が重なって、売人側から積極的に売り込みをかける事は少ないと思われる。しかしそれは売人側の都合であって、一度クスリを試してみたいと考える庶民は、意外と多いようにも思われる。」

鼎「閉塞感というのかな? 何らかの不満なり、ストレスを強く抱えている人は、一般大衆の中にもかなりいそうだよね。」

逆沢「クスリに縁の無い一般庶民の場合は、どうやって不満やストレスを解消しているのかな?」

愛原「普段から仕事や生活に追われて忙しくしているような人なら、(携わっている仕事自体がストレスの主因でない限りは)そっちに意識が集中しているというか、集中せざるを得ないから、結果的にストレスや不満に意識が囚われにくくはあるだろう。また日頃から、妄想力や創作力豊かな人であるならば、そちらに意識を移すことで、やはりストレスを忘れやすくできるだろう。」

逆沢「どっちも、ただの現実逃避じゃねえか。前者は、昭和の時代によくいたような、家庭を顧みないで仕事に逃げる事で家庭内のトラブルから目を背け続けたような職人親父タイプ。後者は、そのまんま空想に逃げて現実逃避するタイプ。」

鼎「見て見ぬふりする事で、向き合うべき不安やストレスから逃げてる感じだよね。」

愛原「問題解決には、何の役にも立たないタイプだな。但し、自分の世界にこもって現実逃避する奴の方が、まだマシだ。世の中には、もっと厄介なタイプがいるからな。」

逆沢「どんなタイプだ?」

愛原「いわゆる承認欲求の強いタイプ。このタイプは、通常の人間よりも、ストレスを貯めやすく、かつストレスを効率的に和らげる手段にも総じて乏しい。特に自己評価が高い割に、他人からの評価が低い者ほど、ヤバい。」

逆沢「要するに、ダメ人間のくせに、プライドの高さだけは一人前みたいなタイプだな。」

愛原「不満やストレスは様々な原因で発生するが、このタイプは他人と比較したがる分だけ、ストレスの要因が他の人と比べて多い。他人と比較したがらない性格なら、生理的欲求安全の欲求を満たすだけで、とりあえず欠乏欲求の大半は満たせるんだけどな。」

鼎「心理学で欲求に関するものいえば、マズローの欲求5段階説が有名だけど、その内、最も根底の部分にあるのが、生理的欲求と安全の欲求だよね。生理的欲求は、文字通り、生物としての基本的欲求。食欲とか、睡眠欲とか。生きる上で、健康を維持する上で、最も基本的な欲求。安全の欲求も、身の安全が脅かされると、生死にも関わるから、やはり生物特有の欲求といえるよね。」

逆沢「ま、現代の日本人なら、基本的にはその二つの欲求は、満たされているような気もするけどね。災害や事故に巻き込まれたとか。犯罪(イジメやパワハラ・虐待などといった、なぜか日本国内では見逃されがちな事実上の犯罪行為も含む。)に巻き込まれたとか。生活保護も受けられず衣食住の確保もままならない環境に置かれたとか、そういうのでも無ければ。」

鼎「ただ欠乏欲求には、生理的欲求と安全の欲求の他の要素もあるんだよね。いわゆる広義の承認欲求に関する概念が。」

愛原「組織に属したい。存在を認められたい。話せる相手が欲しい。愛されたい。尊敬されたい。役職や肩書きが欲しい。自分の優位性を見せつけたい。・・・みたいな欲求だな。こちらは生物特有の欲求と言うよりは、より人間的な欲求といえる。但し、その分、個人差がある。他人と関わったり、他人と自分を比較することに無頓着な人もいれば、とにかく人とつながったり、他人を見下さないと安心できないみたいな人もいる。そして後者側の人程、自分の存在感や、自分の優位性を周りに認めてもらえないと、強い不満を感じるようになる。」

逆沢「ただ、人間である以上、優劣は当然のように出てくるんじゃね? たとえば【せめて普通以上の扱いを受けたい】とか思っても、半分の人は普通未満の序列になる訳だし。上中下の3段階で中以上なら良しと思っても、やっぱり3分の1の人は下になっちゃう訳だし。」

愛原「そう。自分の承認欲求の許容ラインをどこに置くかにもよるが、仮に普通以上とか、中以上とかを許容範囲にしている人ばかりなら、どうしても約半分ないし、約3分の1の人間の承認欲求は、満たされないままで終わる。」

逆沢「つまりダメ人間のくせに、他人と比べないと気が済まないような人は、どうやっても欲求不満は解消されないって事か?」

鼎「そう考えると、芸能人のような人気商売の人は、どうしてもストレスフルになりやすそうだよね。人気商売という性格上、常に他人と比較された上で、その中で上位にいなくてはならない訳だし。あと芸能人に限らず、スポーツ選手にしろ政治家にしろ、有名になりたがるような人は、そうでなくとも承認欲求が並の人より強そうだから、自分が期待するライン以下の評価しか得られないと、すごく不満というか、不安を感じそうな気もするし。」

逆沢「彼らが、クスリとかに手を出しやすいのは、承認欲求の欠乏による心の渇きを癒したい気持ちが、相当に高まった結果ともいえそうかもね。」

愛原「ま、有名人の中でも、芸術家や求道家に近いタイプなら、そういう承認欲求とは無縁の所にいる人間も珍しくないけどな。人に認められたいという承認欲求(=欠乏欲求)ではなく、自己実現欲求(=成長欲求)がメインの人なら、そういった不満やストレスとは、とりあえず無縁の所にいる事ができる。」

鼎「【人に認められる漫画を描きたい】ではなく、【俺が描きたい漫画を描きたい】みたいなタイプだよね。アスリートなら、【ライバルに勝ちたい】ではなく、【他人の記録や、今の自分の順位はどうでも良くて、とにかく自分なりのベストを追及できればそれで満足】みたいなタイプというか。」

愛原「市民ランナーとかは、大体そういう人が多いな。他人と比較しても、どうせガチアスリートと比べても勝ち目がないというか、そんな所を目標にしてもしょうがないというか。自分なりに楽しく走れればそれでいい。自分なりに距離やタイムを伸ばせればそれで満足、みたいな感じというか。オッサン・オバサンになってから、大学受験をする人も、大体そんな感じ。一文の得にもならないフリーソフトとかをこっそり公開したり、あるいは非公開のまま自分だけの為に作るような人間も同様。」

鼎「そういう【自分のやりたい事が出来れば、それが一番だ】と考える人間は、承認欲求とは無縁の所にいそうだよね。生理的欲求や安全の欲求といった、最低限の欲求さえ満たせれば、とりあえず大きな不満を抱かずに済むというか。」

愛原「こういうタイプは、自分のやりたい事を他人に邪魔されたら、さすがにストレスになるけどな。まぁそれでも、他人と比較したがらない分、ストレスを発生させる要因が少ない点は、普通に強みだ。また他人と優劣を競い合うような事もしたがらないから、マウント合戦を誘発させて、人間関係をギクシャクさせにくい点も、普通に美点と言える。」

逆沢「逆に承認欲求が強い人は、その分だけでも余分にストレスを貯め込みやすいし、また他人に対して対抗心をむき出しにして、他人をマウントしたがるから、他人にストレスも与えやすい。自分自身のストレス要因も増やし、さらに他人のストレスも増やしてしまう、迷惑千万な存在ともいえるってか。」

鼎「とりあえず自分の希望するレベルで、他人から存在を認められたり、愛されたり、尊敬されたりできれば、そんな彼らも幸せなんだろうけど、そうでない人は、どうすれば欲求不満を解消できるのかな?」

逆沢「【他人に認められるように努力しろ】と言うのは簡単だけど、実際には努力して何とかなる人は、少数だろうしねー。というか誰かの序列が上がれば、別の人の序列が下がるだけだから、ある人の序列が上がってその人の承認欲求が満たされても、その代わり、序列が下がった人の欲求不満はその分だけ強まるだけで、社会全体としての不満の量は結局変わらないというか。」

鼎「クスリとか、妄想とか、仕事とかで欲求不満を忘れる事ができる人なら、それでいいけど、逃げられない人は、相当ストレスになりそうだよね。」

愛原「そして、こういう人は、自分に都合のいい妄想をしても、結局、その妄想を現実世界に持ち込んでくるから、タチが悪い。他人に承認されない限り満足できない性質故に、妄想世界上の論理を現実世界で主張して、なんとか承認されようとあがくのだ。一例を出すと、【すっぱいブドウ】論を、現実世界で主張し始める訳だな。」

鼎「すっぱいブドウの寓話は有名だよね。自分の力では収穫できないブドウを前にして、【あれはすっぱいブドウに違いない】と思い込む事で、無理矢理自分を納得させたがるというか。」

愛原「もちろん、心の中で、そう思い込むだけなら無害だ。しかし彼らは、その妄想上の設定を現実世界で口に出す。【みんな、あのブドウはすっぱいから、絶対に手を出すなよ】と警告して他人がそのブドウに食べないように仕向けたり、【あんなすっぱいブドウをおいしそうに食べるような奴は、味覚異常に違いない。】と既にブドウをおいしそうに食べた人達を中傷して、貶めようとしたり。あるいは【世の中には、ブドウを食べたくても食べられない人もいるのに、そんな事も考えずブドウを食べるあいつらは、人間性が腐ってると思う】と人格攻撃を始めたり。そうする事で、ブドウを採る事ができない無能な自分の立場が悪化しないように謀るわけだ。」

逆沢「嫉妬で讒言するようなタイプは、大体そんな感じね。自分より有能な人を讒言して、その人の序列を下げる事で、自分の序列の低さを相対的にマシにして、それに伴う劣等感も少しでも軽くするというか。たとえ妄言や讒言であっても、自分の主張が通れば、ある種の承認欲求も満たせて、さらに満足というか。」

鼎「こういう人は、ダメな自分を隠す為に、色んな言い訳をするよね。自分が上手くいかないのは、○○のせいだ、みたいに。」

愛原「確かに、政治のあやまちであったり、ひどい上司のせいであったり、社会制度のせいで、不遇なケースは多いだろう。それを客観的に分析し、適切に非難し、改善につなげようとする姿勢は大事だ。しかしこの手の人間は、概して見当違いの所に矛先を向けたがる事も多い。非難すべき所ではなく、非難しやすいところ。自分より弱い者に八つ当たりするケースも多いのだ。実際に政治を行なってるのは与党の方なのに、なぜか実権のない野党のせいにしたり。実際に会社を動かしてるのは経営陣や上司側なのに、なぜか部下や下請け企業のせいにしたり。親に養ってもらってる身分のくせに、親の教育のせいにしたり。」

逆沢「毒親と縁を切った上で親の教育のせいにするのなら、少しは話も分かるけど、毒親呼ばわりしながら、その親に養ってもらってるニートの話とか聞くと、お前が死ねやと言いたくなるわ。」

鼎「そういえば以前、ネットで、こんな書き込みを見たよ。書き込んだのはニートの人なんだけど、【あいつは一流大学を卒業しながら、鬱になって会社を辞めたようなダメ人間だ】みたいな感じで。一流大学を出ただけでも、私は十分に偉いと思うし、少なくともニートの人に、鬱になるまで会社で頑張った人をこき下ろされるいわれもないと思うけど。」

逆沢「私は、【世の中をダメにしたのはフェミニストだ】みたいなツイートばかりを執拗にするアカウントを見つけて、唖然とした事があるわ。そいつも親の悪口言ったり、色々欲求不満抱えてるっぽいけど、向ける矛先が全然違うだろ、みたいな。」

愛原「こういう人間は、自分の事を棚に上げようが、論理が破綻してようが、とにかく誰かを見下せたり、非難できれば、それで満足なんだ。重要なのは、自分の優越感。他人をこき下ろしたり、見下す事で、自らの劣等感を緩和し、優越感に浸ることができる。」

鼎「心の中でどう思おうと勝手だけど、それをネットにわざわざ書き込んで不特定多数に公開するのは、どういう意図なのかな?」

愛原「だから承認されたいんだろ? 相対評価だけで生きてるような人間だから。」

逆沢「なる程。相対評価と言われて納得したわ。相対評価だから、自分が他人に見下されたら不快になるし、逆に自分が他人を見下せれば幸せになれる。また他人に評価されたいから、比較対象となるライバルの事は常に悪し様に言う。常に他人の評価が気になるから、自分の主張をネット等を通じて表に出さないと気が済まない。そして【いいね】が欲しい。【私もそう思う】が欲しい。みたいな感じで。」

鼎「けど、【あのブドウは酸っぱいぞ】と、デマを流してまで、自らの優越感や承認欲求を充足させるのは、さすがに反社会的過ぎると思うけど・・・。」

逆沢「いくら努力して自分の序列を上げる事ができないからといって、ライバルの悪口を言ってライバルの序列を下げる事で、自分の序列を相対的に上げようというのは、さすがにゲスの振る舞いとしか思えんわ。ていうか、そんな汚い手を使ってまで、自分の承認欲求とか、自尊心とか、優越感を満たしたいのか? そこまでして自分の劣等感や、それに伴うストレスとかを解消したいのか?」

愛原「あいにく欠乏欲求は、満たされないと、どんな汚い手段を使っても解消したくなる種類のものだからな。食欲や睡眠欲はもちろんそうだが、承認欲求も欠乏欲求の一種なので、満たされなくて困窮したならば、どんな汚い手を使っても構わなくなるという事かも知れん。」

鼎「別に他人より上に立ちたいとか、見下したいとか思わずに、とりあえずみんな仲良く、みんな平等を目指せばいいと思うのに。そしたらみんなが幸せになれるのだから。」

愛原「承認欲求に乏しい人の発想なら、そういうリベラル的な発想になりやすいのだが、【他人を見下す事で安心感を覚える】とか、【俺はこんな低い扱いを受けていい人間ではない。俺はアイツらよりは絶対に上のはずだ】といったタイプの人の思考は違う。彼らは常に優越感を感じたいというか、誰かを見下す事で安心できる人種なので、差別反対とか、格差反対みたいな、人の下に人を創ったり見下す事を悪とするような主張には、総じて嫌悪感を持ちやすい。たとえ自分自身がダメ人間の側であっても、承認欲求や相対評価にこだわる人間ならば、この傾向は大して変わらない。」

鼎「けど、その発想では、絶対に【みんなが幸せになれるより良い社会】は実現不能だよね。自分が評価され、優越感を感じられる社会(=ライバルが評価されず、悔しい思いをしている社会)を理想としている時点で、必ず誰かはより不幸になる訳で。そんな人がどんな理想の社会論を掲げても、その中味は別の誰かをより不幸にするものでしかないだろうから。」

愛原「だから彼らの主張は、常に論理破綻しているし、また論理破綻していても当人にとっては構わないのだ。彼らにとっては【酸っぱいブドウ】が既成事実化して、ブドウを美味しそうに食べていた連中が罰せられたり、不遇な扱いを受けることで、ブドウを食べようとしない(=ブドウを食べることができない)自分達の社会的地位や名誉が少しでも高くなれば、劣等感を軸とした欲求不満が解消され、承認欲求が充足されるわけだから。」

逆沢「要するに、自分にとって気に入らない奴らが不幸になる社会こそが、彼らの理想って訳ね。」

鼎「というか誰かを引きずり下ろす事で相対評価が上がれば、その人にとってはOKだから、それで社会的弱者やハト派の人達に矛先が向きやすいというのもあるかも。強い人や武闘派の人を無理矢理引きずり下ろそうとしても返り討ちに遭う危険が高いけど、彼らならそこまでのリスクはないと考えるだろうから。」

愛原「彼らは、みんなが幸せになれるような社会など、絵空事だと思ってるし、期待もしていない(実際に彼らの発想のままでは、実現不可能)。だから与党の政策で自分の環境が悪くなっても、与党を責める気にもならないし、野党に任せたらマシになるとも全く思っていない。ならばせめて、叩きやすい側を叩いて、彼らが弱って、自分より下の地位まで落ちてきたらいいなくらいしか考えない。彼らの基準では、世の中は相対評価だから、誰かが幸せになったら、その分、別の誰かが不幸になるのは避けられない。ならば自分に不利益を与える人間や、引きずり下ろしやすい人間を叩いて、そいつらを引きずり下ろす事で相対的に自分の地位を上げてやろう、くらいの認識かも知れんな。」

逆沢「自分の目の前でブドウを美味しそうに食べられると、ブドウを食べることができない自分にとっては、すごく目障り。だからあらぬ悪評をばらまいてでも、彼らの評判を下げようとする。また自分にとって無関係のものであっても、こいつは簡単に引きずり下ろせそうだと感じたなら、そいつも同様に悪評をばらまいて引きずり下ろす。そうする事で、さらに自分の地位を相対的に上げる事ができるから。みたいな感じか。」

愛原「彼らにとっての幸福や不幸は、常に相対評価によって決まる。他人が自分よりも幸せそうにしていれば、その時点で嫉妬や不満を感じるし。逆を言えば、自分より不幸な他人をみる事で、自分はこんなにマシなんだと幸せな気持ちになれる。こういう人達が中心になって社会が運営されている限りは、今後も社会が生み出す不幸は、決してなくならないと思う。自分が幸せを感じるために、他人を一人でも多く不幸にしたいと思う社会では、ある意味、全ての他人が、自分の足を引っ張る潜在的な敵にしかならないからだ。」

鼎「【自分さえ幸せならばそれでいい】という考えも大概だけど、【自分より幸せそうにしている他人を見るのは不愉快だ】という考えは、もっと醜悪だと思ったかも。けど度を超えた承認欲求は、そういう発想に行き着いちゃうのかな?」

愛原「【尊敬されたい】くらいまでなら、社会に有益な面の方が大きいだろう。対人関係に無関心な人達よりも、余程、世の中の人を幸せにできる、尊敬されるべき人達のような気もする。しかし【自分に敬意を払わない連中にムカつく】みたいな段階まで行き着くと、おそらく害の方が目立ってくる。同様に【誰かより上に立ちたい】程度なら向上心として前向きにも解釈可能だが、【誰かを引きずり下ろしてでも、上に立ちたい】とか【誰かを下に見て悦に浸りたい】とかになると、やはり他者を不快にするだけの有害な存在にしかならないように思う。」

逆沢「承認欲求が、前向きに努力できる動機付けになってる内なら有益だけど、他人に害を与える事を是としたり、欲求不満を引き起こす要因にまでなってくると、【百害あって一利なし】みたいな感じになるって感じか? 特に他人を讒言するレベルになると、もう救いようがないというか。」

愛原「ま、自分さえ良ければそれでいい、という考え方自体は、アルコール中毒やクスリの中毒者にしても、同じ事なんだけどな。」

逆沢「自分さえ気持ち良くなれれば、それでいいって感覚ね。」

愛原「泥酔して暴れる奴も、クスリでラリってる奴も、ネットで汚い誹謗中傷をしてる奴も、自分が気持ち良くなるために、好き放題やってる点では全く同じだ。もちろん彼らは、酔っ払ってるなりに、あるいは都合の良い妄想に囚われてるなりに、正論を吐いてる気になって、大口を叩くが、冷静な第三者からみたら、大抵は暴言・妄言の類いでしかない。」

鼎「というか【無理矢理気持ち良くなってしまってる】時点で、既に正常じゃないんだよね。不安や不満を正常に感じて受けとめられる状態こそが、本来の正常な状態な訳だから。」

愛原「仮に、劣等感を感じて、不安を感じたなら、それは自分の危機的な状況を正常に感知したという事。自分の中のセンサーは、むしろ正常といって良い。なぜ劣等感を感じたか? どう対処すべきかを、真剣に考えてみれば、適切な答えが出る事もあるだろう。少しの努力で克服できそうなら、とりあえず努力してみる。能力的にどうやっても無理と感じたなら、素直に諦めるのも悪くない。人間を計る物差しは無限にあり、それに囚われる必要はない。国語が苦手なら、国語は諦めて、算数で挽回するのも一つの手。勉強が苦手なら、運動。あるいは社交術。あるいは金儲け。あるいは趣味の世界。何でも構わない。別に他人と比べる必要も無い。実際には、他人は自分が感じてるほど、他者には無関心だから。数年後も立てば、クラスメイトも半分は顔と名前が一致しなくてもおかしくないのに、いちいち細かい事に劣等感を感じる事が、無意味というケースも多いだろう。」

鼎「劣等感を感じたからといって、訳の分からない妄想で正当化して、あげく他人を讒言するのではなく、全く別の価値観で自己実現を図るなりするのも一つの手という事だよね。」

愛原「世の中のパパさんママさんは、若い頃にみたいに、自分が選ばれた特別な存在とか、ほとんど思っていない。その人なりに、自分の人生を送っている。それでいいのだ。他人といちいち比べるから、いらぬ腹を立てることになる。さすがに生理的欲求や安全の欲求までが脅かされたら、悠長な事は言ってられないが、そうでなければ、いちいち他人に嫉妬したり、腹を立てる事も無い。変に優越感(or劣等感)や承認欲求に囚われると、余計にストレスを貯める事になるし、仮にそれが解消されても、その場合は別の誰かを不幸にしているだけだろうから、結局、社会にとってはマイナスでしかない。」

逆沢「逆を言えば、政権が腐敗して、このままだと日本の経済的地位はますます下落して、いずれ生活水準の維持すら危うくなると感じたならば、それは危機感をもって行動していい訳ね。」

愛原「安全の欲求が脅かされている訳だから、危機感を持って行動すべきなのは当然だ。将来に不安を感じるのも、自分の中にある危険感知センサーが正常に働いてる証拠だから、むしろ喜んで構わない。そこで訳の分からない妄想に逃げ込んだり、正常化バイアスを働かせて、安心してしまう方が余程危険だ。」

逆沢「なる程。酒やクスリに逃げ込んで、不安を忘れて気持ち良くなってしまう事は、思考力や判断力を鈍らしてしまうだけという、冒頭の主張の意味が改めて分かったわ。」

愛原「過度のストレスは万病の引き金になるが、だからといって感じるべき不安やストレスを感知できなくなるのも、大問題だ。もしも不安を感じたならば、無闇に酒や妄想に逃げ込むのではなく、どうやったら状況を改善して、不安の根っこを絶てるかを真面目に思考してみるのも良いだろう。現実逃避は一時しのぎにしかならないが、不安の根っこは絶てれば一番最善だからな。」

鼎「職場のストレスで鬱になった場合は、その職場を離れるのが、一番の対策になるようなものだよね。酒や妄想で職場のストレスを解消しようとしても、一時しのぎか、焼け石に水にしかならないから。」

愛原「うつ病になってから、正常な判断をしろと言っても無理な話だから、その前の段階で、真剣に不安の根っこ部分をどう絶つかを思考できれば最善だ。」

逆沢「過酷な労働環境で睡眠不足や健康不安や将来への不安すらある状況だと、生理的欲求や安全の欲求すら満たされてない訳だから、何よりも優先して対処すべきなのは当然だろうしね。ライバルとの出世競争でストレスがたまってるとか、そういうのだと、無用の承認欲求に囚われたお前の精神性の問題だとしか言えないけど。」

愛原「他人を見下す事でしか安心できない性格の持ち主に対して、見下すのはヤメロと言っても、それはアルコール中毒者に酒をヤメロと言ってるのと等しいから、実際は難しいけどな。ただアル中も、ヤク中も、本来は抑制すべきものであるように、やたら出世欲や名誉欲にこだわり、人を見下したがるような人間も、同様に抑制すべき存在だろうなとは思う。努力して向上だけできる人ならともかく、大半の人間は、他人の足を引っ張る事で自分の相対評価を上げる事しかできないだろうから。みんなが足を引っ張り合い、みんなが讒言しあうような、ギスギスした閉塞感に満ちた世の中になるのはさすがに困る。」

鼎「みんなが、自分に都合がいい嘘を平気でつき回るような世の中も困るよね。最近は、世界的にPost Truthが流行になりつつあるけど。」

愛原「度を過ぎた承認欲求は、自分自身を欲求不満にし、他人も不快にする。そして誰かの幸福と引き替えに誰かを不幸にするような、互いに足を引っ張り合うだけの不毛な競争社会も招く。というか今の日本は、他人の目線を気にしすぎるが故に、世界に先駆けて落ちぶれたような気さえする。すぐに他人にヘイトをばらまく人や、人をネガキャンする事でのし上がるような人ばかりが上に立つようになって、そしてそんな人に嫌われないように遠慮したり忖度するようにもなって、みたいな感じで。」

逆沢「自分は他人にそこまで関心が無いつもりでも、支配欲の強い人間が承認欲求を丸出しにして、隙あらばこちらの足を引っ張ろうとしているようだと、こちらもそれを警戒しないといけないし。そういう余計な労力に時間を割かれることが、そのまま社会全体のリソースを奪ってるような気がするわ。」

鼎「仲間外れにされたら困るからという理由で、LINEをいちいちチェックしては返信してみたいな事に時間を消費させられたりみたいな話も聞くよね。あるいは参加したくもないママ友会なり、村の行事などに参加せざるを得なくなったり。」

逆沢「干し上げられたら困るからという理由で、余計な時間をかけてまで特定の学校法人に便宜を図ったり、急いでしなくてもいい公文書の裁断処理を慌ててする羽目になったり、その際の言い訳まで考えなくてはならなくなったり、不正を隠したい側も、追及する側も、それで余計な時間を浪費する羽目になったり。もちろん不正を追及しなかったら、さらに腐敗が進みかねないから、無駄な時間と感じても、それをやめるわけにはいかないし。本来は官僚が大事な証拠をシュレッダーで処分せず、さっさと消去されたとされる中味を精査して公開すれば済む話なのに、それをしないから、さらに限りある時間がさらに空費されるし。」

鼎「学校でも、会社でも、役所でも、みんなそういう社内政治的なものに余計な労力を割かれた結果、すべき事がされずに、どんどん落ちぶれていくとしたら悲しいよね。」

逆沢「というか、相対評価ばかり気にして、自分の相対評価を高める為には讒言も事実のねじ曲げも辞さないような人達のせいで、今日のような事態を招いたとしたら、こんな残念な話はないわ。」

鼎「世界的に見たら、日本の凋落が酷いけど、欧米でもPost Truthが流行になりつつあるという事は、これからは欧米でも同様の凋落が始まっていくのかな? 問題にきちんと向き合おうとせず、地球温暖化を否定するような感じで、都合のいい説ばかりを信じたがる人達の勢力が伸びている事を思えば。」

愛原「日本人も、欧米諸国の人達も、なまじ安全の欲求が満たされていると思い込んでいるから、現実逃避して、自分に都合のいい論理を振りかざしてまで、支配欲・名誉欲・出世欲・権力欲といった承認欲求を丸出しにしているのが、今の世界情勢かも知れんな。ファンタジー世界でよくある、【世界に平和が訪れたから、しなくてもいい内ゲバを再開した】みたいな状況なのかも知れん。」

逆沢「ああ、恐怖の大魔王がみんなの安全を脅かしている内は、人間達も協力し合って適切に対策も打てるけど、大魔王が倒された途端に、協力関係もやめて、各々が自分の欲望や野心のままに動き始めるみたいな奴ね。」

鼎「とすると日本人も、さらに落ちぶれるところまで落ちぶれないと、安全の欲求を満たす為に真剣に対応できないのかな?」

愛原「現時点でも、不都合な真実から目を背けてラリったような主張をする奴は、いくらでもいるけどな。というか、現時点で、現状の深刻さがまだ理解できてないとしたら、既に危機感知センサーが狂っている。まともな人間なら、ここから急にGDPなり人口なり国債発行量にしろ、そういった統計の曲線が、いきなりUターン折り返しして大逆転ホームランになる見込みなんてほとんどない事くらい推測できるだろうに。」

逆沢「そういえば、政府の出生率予想グラフで、こんなの見つけたわ。」

鼎「見事なまでに、ご都合的な反転予想ばかりだよね。こんな統計が前提だと、何の対策を打たなくとも自然回復するから大丈夫だと、誤認しても仕方ないのかも。」

愛原「という訳で、今回は欠乏欲求全体の話をしてみた。人は、欲求不満を解消する際に、しばしば現実逃避を図る傾向があるという事。都合のいい妄想なり、酒なり、クスリなり。また承認欲求というのは、数ある欠乏欲求の中でも非常に厄介で、本来、無関係の他人まで巻き込んで来る可能性が高い事。彼らは相対評価で判断するので、彼らにライバルと認識されたら、隙を見つけて足を引っ張られる可能性がある。そして承認欲求というのは相対評価によるものなので、みんなが幸せという状況は起こりえず、誰かが他者よりも強く承認されて幸せになればなるほど、別の誰かがあまり承認されず不幸になるという性質を持つこと。そして人々の承認欲求が活性化すると、互いに隙を見て人の足を引っ張り合うような、閉塞感のある社会になりやすいこと。」

鼎「生理的欲求と安全の欲求が満たされるような世の中を作る事は大前提として、その上で過度の承認欲求に囚われずに済む世の中になれば、みんなが幸せになれるだろうにね。」

愛原「他人と比較しないで済むような健全な趣味とかを持ってれば、他人の目線に振りまわされる事無く、そちらに没頭する事で、承認欲求がらみの欲求不満にさらされるリスクも減るんだけどな。」

鼎「その上で、危機感知センサーだけは、ちゃんと働かせていたいよね。安全の欲求すら脅かされるような段階まで、追い込まれないように。」

逆沢「誰だって、不安になるのは嫌だけど、不安になる事で危機を察知できるのなら、察知できないままよりはマシと思うしかないからね。」

愛原「すぐそこまで危険が迫っているのに、そちらを見て見ぬふりして、くだらん内ゲバなんかやられてもたまらんからな。お前は他人を引きずり下ろしても承認欲求を満たしたいかも知れないが、世間はそんなお前の承認欲求を満たしてあげたいなんて思ってない。他者が己の承認欲求を満たすためだけにお前にマウントをしかけているなら、さすがに抵抗せざるを得ない事も多いが、自分から他人をマウントするようなのは迷惑行為でしかないからヤメロと強く言いたい。」

逆沢「とりあえず、見当違いの相手を攻撃してそいつを傷つけたりこき下ろす事でしか、己の劣等感を克服できないようなダメ人間には、なりたくないと思ったわ。」

鼎「やたら他人と比較するから、ふとした時に自分に劣等感を抱いてしまって、それを打ち消すために妄想の世界に逃げたり、見当違いの相手を攻撃して安心したがるような悪循環になるのだから、そういう時に備えて、他人と干渉しあったり比較しなくても済む自分なりの趣味なり価値観を持ちたいよね。」

愛原「世の中には、SNSなどを通じて他人と関わり続けないと不安になる人とか、いちいち他人と比べないと安心できない人もいるが、そういう人にこそ、自分だけの時間で完結するような趣味を持つ事を薦めたい。承認欲求がらみの不安や不満は、かなり解消できると思うぞ。」

鼎「人々の欲求不満の原因を減らせば、他人に八つ当たりする事で欲求不満を解消しようとするような人も減って、それだけでも世の中は明るくなるし、危険が迫ってもちゃんと対応しやすくなるから、いい事尽くめだよね。」

愛原「一見、平穏なようにみえて、実は人々が承認欲求に飢えて互いに牽制したり、見下しあったり、足を引っ張り合うような、閉塞感に満ちたディストピアというのも物語のプロローグとしては面白いが、最後はそんな風に考えられるような、ハッピーエンドであって欲しいなと思う。不安から現実逃避もせず、見当違いに誰かの足を引っ張るのでもなく、問題の元凶を見極め、前向きに元凶と戦う事で人々の不安を根本的に解消に導くドラマの方が、絶対面白いからな。」











過去のたわごと 
 2019年 11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神〜命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方〜捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤〜エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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