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愛原様のたわごと(20年3月15日)






愛原「別に【世の中を斜めに見る俺カッコいい】とも思っていないし、正常性バイアスに取り込まれたいとも思っていないが、いたずらに不安をあおる政府やメディアには、さすがにいらだちを隠せない。」

逆沢「マスク品切れくらいならともかく、トイレットペーパーが不足したり、首相自らいきなり全国一律の学校閉鎖を要求したり、緊急事態宣言が取りざたされる事自体、おかしいだろと思うのは私だけじゃなかったか?」

鼎「世界規模で株価が下落したりしてるくらいだから、コロナウイルスに関する不安自体は、日本だけの話では無いようだけど。デマであれ、事実であれ、多くの人がそれを真実と受けとめて行動すると、実際にそれが本当になるのが世の中だから、かなり注意しておいた方がいいかも知れないよ。」

愛原「あそこの銀行が危ないという噂自体はデマでも、みんながそれを信じて預金を一斉に引き出したら、本当にその銀行は潰れてしまう。トイレットペーパーが足りないという噂自体はデマでも、みんながトイレットペーパーを買い占めれば、本当にトイレットペーパーが足りなくなってしまう。株価なんかも同様で、みんなが危ないと信じたら、本当の業績如何に関わらず、株価は間違いなく暴落するからな。」

逆沢「こんにゃくゼリー騒ぎと同レベルの大騒ぎと思っているのは、さすがに私だけかねー?」

愛原「それは、さすがにお前だけかもな。まぁ未知のウイルスを恐れる事自体は正しい。但し、いたずらに制限すればいいとも思わないし、政府やメディアを信用しすぎるのもどうかと思う。いたずらに騒ぎ立てる人も、憶測や結果論で是非を語る人も困る。」

逆沢「騒ぎ立てる人に関しては、こんにゃくゼリー騒ぎの時もそうだけど、騒ぎすぎた人が後になって責任を取る事は絶対にないし、今回の騒ぎも、どうせ適切だったと自己正当化して終わらされそうだけどね。学校の一斉休校の件にしても、首相自体が公言した効果の意味や有無はともかく、結果的に適切だったみたいな擁護論もあちこち聞くくらいだから。」

鼎「政府や首相自体が別に公言した訳でも無いのに、【首相(or政府)の真意は、おそらくこうだと思いますよ】とかみたいな勝手な憶測を前提に、擁護論を振りかざすテレビコメンテーターも多くて、それはうんざりしたかも。」

愛原「冷静に考えたら、これもデマだよな。実際に政府や首相の口からそう発表された訳でも無いのに、勝手に自己流に都合良く解釈して、その妄想解釈を根拠に是非を決めつけるわけだから。本人がそう思うだけならまだマシだが、憶測を根拠に【だから非難すべきでは無い】とか、明らかに当初の狙い通りにいってないのに【結果的に適切だった】とか、テレビで言い出すと、ん?となってしまう。」

鼎「人間は都合の悪い事を隠したがる生き物だから、公言されてない部分に不都合な真実があると勘ぐるのは正しいけど、逆はあり得ないよね。特に政治家なんかは、自分にとって都合のいい事だけは声高にアピールしたがるし、都合の悪い事でも都合の良い解釈をしたがる生き物だから、国民にはろくに説明はされてないけど、実はすごくちゃんとした理由があって適切に対応されているなんて事はあり得ないというか。」

愛原「他国と比べて検査人数が少ないのは、単に日本の同分野に関する国力が低いだけに過ぎない。それだけの数の検査を行える人員も財力も無い。また検査ができたとしても、患者に対して適切な措置を行えるキャパシティーが無い。でも、それを公言すると、日本は三流国と思われるだけだから、それを口にできないというのが本当のところだろうな。あるいは日本国民のリテラシーが低すぎて、パニックになるだろうと政府が予測して、あえて数を抑えているとか。」

逆沢「まぁ、リテラシーが高かったら、数年かけて国力を一気に削り落とすわ、そうでなくとも腐敗しまくった長期政権をそのままにしておくはずがないだろうし♪」

鼎「前々回に長期政権の弊害について取り上げたけど、それでも腐敗した政権ほど、長く居座りたがる傾向は、古今東西全然変わらないよね。長く居座ろうとするから腐敗してしまうのか、腐敗した結果、長く居座るようになってしまうのかは分からないけど。」

逆沢「君主制の時代では、死ぬまで皇帝とか、死ぬまで大名とか、最後まで権力を手放そうとしなった人達もたくさんいたけど、そんなに権力の椅子というのは心地良いのかねー?」

愛原「というか、権力の座を無理矢理追われるような展開になると、大体悲惨な末路になるからな。だから可能な限り、権力の座をできるだけ死守したいと考えるのだろう。」

鼎「とすると時の権力者は、その権力を死ぬまで維持しようとするか、たとえその座を譲るにしても、自分をないがしろにしない後継者を指名したいと考えそうだよね。」

逆沢「前々回にも登場した禅譲というものね。ある意味では、腐敗を助長させる諸悪の根源でもあるものだけど。」

愛原「そうだな。じゃあ今回のテーマは、そのまま禅譲にしよう。ちなみに元々の意味での禅譲は、皇帝が血縁者以外の有徳の人物にその地位を譲る事を指したのだが、今回はより広義というか、現代において普通に使われる意味合いでの禅譲について取り扱う。別に地位を譲る者が皇帝である必要は無く、首相でも社長でも校長でもキャプテンでも、なんでも構わない。また、譲られる者が血縁者であっても構わない。有徳の人物である必要も無い。重要なのは【譲る側の人間の主導で、平和裏にその地位が譲られる】事のみ。ちなみに禅譲の対義語は簒奪だが、これも今風に【譲られる側の人間の主導で、譲る側の希望を踏みにじる形で無理矢理その地位を奪う】ケースを指すと解釈してもらえると有り難い。」

鼎「禅譲は、実際にはかなり多くの組織で行われてるよね。少なくとも簒奪よりははるかに多そうというか。」

逆沢「社長やオーナーが、自分の意に沿う人物を後継者に任命するみたいなのは、どこでも行われてそうだしね。下手すると校長とか理事長とか、教育機関でもそういう人事が平気でまかり通っていたり。」

愛原「加計一族が代々支配する加計学園みたいな感じだな。学校法人なんかは、株の持ち主が支配する営利方針などと違い、本来そのような人事など許されるべきではないのだが、それでもそんな腐敗した学校法人は残念ながら現実に存在する。」

鼎「腐敗したトップが禅譲を成功させてしまうと、前任者の腐敗自体も隠蔽されたり、腐敗体制そのものまで引き継がれる恐れがあるけど、腐敗を隠したい前任者からすると、だからこそ自分の不正や腐敗を引き続き隠し通してくれる後任に、禅譲を成功させたいというのはありそうだよね。」

逆沢「だから家族・一族に対する禅譲というか、世襲がまかり通るというのもありそうね。身内なら、どれだけ腐敗や不正をしてようと、それを無闇に暴き立てたりしないだろうし、逆にそれを前向きに引き継いでもくれそうだから。」

愛原「うん。禅譲する上で最も大事なのは、後継者が自分の意のままに動いてくれるかどうかだからな。赤の他人だと、禅譲したのは良いが、その後で手のひらを返されるリスクがそれなりに高まる。」

逆沢「前任者が腐敗した人物であれば、手のひらを返してくれた方が、世のため人のためなんだけどねー♪」

愛原「ただ悪人を倒したのが善人とは限らないからな。特に権力の座を狙うような野心家は、大なり小なり悪党としての素質も持っている。悪の権力者を倒した新しい権力者も、また別の悪だったという可能性くらいは覚悟しておきたい。」

逆沢「まぁ、それでも前任者の腐敗が隠蔽されたままよりは、マシだけどね。」

鼎「実際には、禅譲された人が前任者の意向に背く形で反旗を翻すのはまれだよね。」

愛原「そりゃ仕方ない。いずれ自分に反旗を翻しかねない危ない人を後継者に指名したがる人間なんて稀だからな。だから後継者は、身内で無ければ大体イエスマンが指名されやすい。逆に改革者気質は論外。前任者の業績を否定するような新政策を始めかねないから。」

逆沢「前任者の方針をそのまま踏襲するだけの、無気力というか、冒険しない性格というか、保守主義・無難主義のイエスマンあたりが後継者としてはベストってか。」

鼎「けどそういう無難主義の指導者が、二代、三代と禅譲され続けていくと、いずれとんでもなく劣化しそうだよね。組織として。」

愛原「また禅譲した後も、一定の権力を持ち続けたいというか、院政する気マンマンの権力者の場合は、形だけ禅譲しても、権力を完全に明け渡さない場合も多い。もしくは権力基盤がそもそも弱い人間をあえて後継者に指名したりもしがちだ。」

逆沢「権力基盤が弱いというと?」

愛原「政治の世界でいえば、弱小派閥のボスをあえて後継者に指名するみたいな感じだな。率いている派閥が弱小であるならば、たとえ名目上はトップであっても、他派閥の意向を無視してやりたい放題という風にはできない。そして自身が大派閥を率いているような立場なら、たとえトップの座を退いても、その影響力は引き続き行使し続けられるという感じだな。」

鼎「操りやすいお飾りリーダーを、後任に据えるみたいな感じかな。で、自分は表向きの新リーダーを、後方から黒幕として操る役回りになるだけと。」

愛原「たとえお飾りでも、リーダーというのは責任を取らなければならない立場なのに対して、黒幕は責任を取らないからな。スポンサーにしろ、院政といわれるものにしろ、黒幕的立場の存在は組織を最も腐敗させる要因になるから、できるだけそういう存在を発生させない仕組みを構築する必要があるのだが。」

逆沢「世の中には、責任があると認めながら、責任は絶対に取らないタイプのリーダーもいるみたいだけどね♪」

愛原「そこまで腐敗したリーダーがいるのも問題だし、そんなリーダーの禅譲を許すようなら、腐敗はますます進行する一方だろうな。」

鼎「後任のリーダーが前任のリーダーの悪事を暴いたり、功績を否定するような事をすると困るから、どうしても禅譲対象となる後継者候補は、前任より小物になる。で、その小物が、自分よりさらに小物を次期リーダーに指名するようになって、その人も、自分よりさらに小物に禅譲するように繰り返す流れになったら、組織としたら最悪だよね。」

愛原「権力が腐敗する構図というか、変われない組織はいずれ滅びを避けられない理由が、そこにあるかも知れないな。もっともそんな小物リーダーが、思惑通りの小物をリーダーに添え続けられるのかという疑問も無くは無いが。」

逆沢「と、言うと?」

愛原「禅譲の対義語に簒奪というのがある。で、トップというのは、基本的に自分の意中の人物に後任を任せたいと考え、なんとか禅譲を成功させようとしたがるのだが、にも関わらず簒奪劇がなぜたまに起きるのか? あるいは意中の人物に禅譲を成功させたにも関わらず、後任が前任者の傀儡になる事を嫌って、前任者を否定するケースも起こりえるのか? ちょっと考えてみよう。」

逆沢「前任者の傀儡になる事を嫌うのは、当たり前の話じゃね? 誰だって、操り人形なんかになりたくないし。責任だけ押しつけられて、権限はロクに無いというなら、そんな肩書きだけの権力者になっても意味ないとも思うし。」

鼎「そうでなくとも、権力の椅子に座りたいと考えるような野心家は、いつまでも人の下にいる事に満足しないよね。どこかで反旗を翻しても当然というか。」

愛原「そういう事だな。学校のクラスの図書委員とか園芸委員とか、町の町内会長レベルなら、野心家でもなんでもない人物が人柄や能力を買われてリーダーを任せられて(or押しつけられて)も不思議は無い。しかし政治の世界なり、出世競争厳しい大企業の世界なら、全く話は別だ。出世欲も名声欲も野心も志も無い人間が、トップの座に就くことはほとんどない。権力の椅子に座りたくてどうしようもない人達だけが最終候補に残って、その中から誰かが新しいリーダーに任命されるというのが普通になる。」

逆沢「ま、そりゃそうかもね。特に政治の世界なら、まず自分が立候補しないとスタートラインにすら立てない訳だから。立候補しない人間が当選する事はあり得ないし、議員なり市長なりになる事も絶対あり得ないから。」

鼎「他人を負かせてでも自分が勝ち残りたいという野心がある人だけが、椅子取りゲームの勝者として勝ち残れる世界だから、そこでトップを狙える、トップになれるような人間は、必然と野心家ばかりになってしまうよね。」

愛原「そう。表向きはどれだけ滅私奉公な忠義者の顔をしてても、あるいは善良な人格者の顔をしてても、無欲な側の人間では少なくとも無い。良く言えば、立派な理想なり夢なり志があって、それを実現させるために人の上に立とうと考えている。悪く言えば、己の私欲・我欲・名声欲・支配欲・出世欲などを満たすために人の上に立とうと企んでいる。」

逆沢「そんな人間が、いつまでも猫かぶって従順にし続けている訳が無いってか。」

愛原「但し、今のリーダーの権力が絶大なら、誰よりも猫をかぶる事ができる。猫をかぶらないと、その絶大な権力を持つリーダーに叩きつぶされる恐れがあるし、そうなると自らの野心を満たすのが困難になるからだ。むしろ誰よりも節操なく、徹底的に従順に徹し、幹部として、あるいは禅譲候補として取り立ててもらう為に、滅私奉公に徹したりもできる。全ては出世と野望のために。」

鼎「出世欲なり野心が強い人間は、心の底ではどれだけそのリーダーを嫌っていても、出世する為に必要だからと割り切って、どんな悪事にでも手を染められる感じかな?」

愛原「そんな感じ。清廉潔白で野心の無い人間なら、不適格なリーダー、不条理な命令に対しては、勇気を出してノーで返したりもできるだろう。だが野心家は、そんな選択はしない。内心で不適格なリーダー、不条理な命令と思っても、それに従うことが出世につながると判断すれば、黙って従う。気に入られる為に媚びもする。そして自身が大幹部の地位まで出世できた段階で、ようやく簒奪路線でいくか禅譲路線でいくかを検討したりもするようになる。」

鼎「力尽くで権力を奪ってしまった方が手っ取り早いとか、残念ながら自分が禅譲の対象に選ばれる見込みが無いとか、そういうのであれば簒奪の機会をうかがうだろうし。逆に今のリーダーと戦っても逆に潰されるだけとか、このまま猫をかぶっていた方が安定的な出世につながると判断したなら、あわよくば禅譲、そうでなくとも安泰である事を期待して、そのまま忠臣の顔をして従順に仕える感じになりそうだよね。」

逆沢「つまり今のリーダーの力が弱まったと感じたら簒奪路線に切り替えたり、院政している前リーダーの力が弱まったと感じたらその影響力を排除して傀儡では無い真のリーダーになろうと画策したりもするけど、そうでなければ時が来るまでひたすら辛抱するみたいな感じか。典型的な面従腹背だな。」

愛原「そういう世界に生きている人間は、自分自身も含めて、周りはみんなそんな奴ばかりとも認識している。だからトップはトップで部下のことを【今は従順にしていても、自分の力が弱まったらいつ反旗を翻してもおかしくない奴】程度には警戒して扱っているし、部下の方も【上司に、自分は有能な安全パイと認識させないとまずい】程度には警戒して仕えている。」

逆沢「有能な安全パイか。なかなか難しいポジションねー。あまり派手に活躍しすぎると、警戒されて出世しにくくなるし。とかいって出来が悪いと、他の有能なライバルに出世競争で負けてしまうし。忠義者を気取らないと警戒されるけど、とか言って謙虚でいすぎると、自己アピールが得意なライバルにポストを取られて、出世競争から脱落する事になりかねないし。」

鼎「織田信長さんに仕える秀吉さんの配慮とか、まさにそんな感じだよね。活躍しすぎると信長さんに警戒されるから、できるだけ信長さんを立てるように配慮を心がける。野心を警戒されても困るから、信長さんの子どもを養子にしたりして私心の無いところをアピールもする。でも自己アピールを怠ると埋没しかねないから、アピールできる所は誰よりも出しゃばってアピールして仕事を引き受けたりもする、みたいな。」

逆沢「信長の存命中は、そうやって【有能な安全パイ】を必死でアピールしてたけど、元々野心家だから、信長が死んだ後は、野心むき出しにその本性を丸出しにし始めたけどね。」

鼎「そんな秀吉さんだから、自分の権力を脅かしかねない存在に対しては、すごく敏感だったよね。コイツは有能過ぎると感じた黒田官兵衛さんを露骨に冷遇したり、徳川家康さんを辺鄙な関東に飛ばしたり、秀頼さんが産まれると、秀頼さんへの禅譲への障害になりそうな関白秀次さんを酷く排除したり。」

愛原「秀吉周りをみてると、権力を狙う人達の思考回路が嫌という程分かる。権力を狙っているからこそ、逆らってはいけない相手を敏感に感じ取り、誰よりも従順を装うこともできる。自分を大きく出世させてくれる相手を見抜き選び、積極的に取り入ることもできる。それでいて埋没しないように積極アピールもできる。接待ゴルフではないが、活躍しすぎても、活躍できなくても駄目という、微妙なさじ加減でのアピールが必要な事も理解している。その一方で普段は従順を装っても、ここぞのタイミングで野心むき出しにできるよう、爪を研ぎ続ける事も決して忘れない。そしていざ権力を握っても、周りの人間も自分と同じような野心家だらけというのを忘れず、警戒を緩めない。そしてその体制が少しでも長く続くよう、禅譲を円滑に進める準備と努力も怠らない。」

鼎「秀吉さんは、一旦、秀次さんに禅譲しようとしたのに、秀頼さんが産まれた後に、禅譲の対象を秀次さんから秀頼さんに変えようとしたあたりから、完全におかしくなった気もするけど。」

愛原「禅譲の対象を土壇場で変えたことが、豊臣政権の寿命を決定的に縮めた気もするわな。変えるにしろ、その際のやり方もエグ過ぎた。」

逆沢「次期社長はベテランのこの人という事で社内の誰もがそう思っていたのに、突然社長が見た事も無い息子を連れてきて【こいつが次期社長な】と言い出したものだから大混乱した会社を知ってるけど、そんな感じかもね。」

愛原「秀吉だけに限らず、そういう真似をすると権威失墜につながる。佐藤栄作も福田赳夫への禅譲に失敗した事で、権力を完全に失ってしまったが、どういう理由であれ、禅譲劇での失態はしばしば致命傷になりかねないからな。」

鼎「佐藤栄作さんは福田赳夫さんと田中角栄さんを競争させるような形で権力を維持してきたけど、最終段階で福田さんを後継指名しようとしたんだよね。で、田中角栄さんが反旗を翻して田中派を結成。それまで最大派閥だった佐藤派は、田中派と福田派に分裂する形でバラパラになってしまって、佐藤栄作さんの権力基盤も完全崩壊。記者もいない独りぼっちの首相引退会見をするような惨めな最後になっちゃったんだよね。しかもその後の選挙では、田中角栄さんが福田赳夫さんに競り勝って次期総理になってしまった事で、佐藤栄作さんは権力を復活させる事もできず、完全に過去の歴史の人になってしまったというか。」

愛原「後継者候補同士で競争させるというのは、トップが権力を維持する上では割と常套集団だ。後継者候補の矛先が、現在のトップでは無く、ライバルの後継者候補に向くからな。しかしこの方法は、回収が結構難しい。後継者候補のつぶし合いが終わってしまうと、その勝者の権力が強大になり過ぎて、現リーダーの権力を脅かす危険が非常に高まる。とかいって競争が過熱している時にトップが勝手に競争を終わらせて、一方を指名するような真似をすれば、もう一方は確実に不満を抱く。」

鼎「田中角栄さんと福田赳夫さんによる後継者争いのケースでは、元々は福田さん優位だったけど、田中さんの追い上げが凄いという段階だったのに、佐藤さんが福田さんを選ぼうとしたのがまずかったと思うよ。強大だけど防戦一方の福田さんの方が佐藤さんにしてみれば後継者として扱いやすかったかも知れないけど、勢いに乗る方を切り捨ててしまったら、その勢いの矛先は今後どこに向かうのか?とか、そう考えると。」

愛原「まぁ仮に佐藤栄作が田中角栄を後継指名したとしても、今太閤とも後に評される程の秀吉的野心家の田中角栄が佐藤栄作の傀儡の地位に甘んじるとは思えないから、結局は大差なかったかも知れないけどな。田中角栄と福田赳夫を戦わせる事で、佐藤栄作は7年以上も総理を続けられたと思うと、長期政権維持の手法としては有効だったかも知れないが、その代償はきちんと払わされたという事かも知れない。」

逆沢「佐藤栄作を大叔父にもつ安倍晋三の政権もかなり長期だけど、こちらの後継者候補は、誰がいるんだっけ? 以前は稲田朋美あたりと言われてたけど。」

愛原「マスコミが名を上げる者として、石破茂、菅義偉、小泉進次郎、岸田文雄、加藤勝信あたりの名を良く聞くが、石破は、安倍総理にとって禅譲候補にはなり得ない。間違いなく安倍政権を脅かす敵側として認識されているだろう。石破も天下を狙うには、禅譲では無く戦って安倍に勝つしか方法は無い。菅も黒田官兵衛よろしく安倍に警戒されまくりだから、禅譲候補になる事はないだろう。菅が天下を取るのなら、斉藤道三化もしくは田中角栄化して、どこかで反旗を翻すしか道は無い。小泉進次郞は、キャリア的に次の禅譲は絶対に無い。もっともメッキがはがれまくってるので、日本の劣化が今より何倍も酷くならない限り、今後もその機会は訪れないと思われるが。」

鼎「一応、大本命は岸田さんと言われてるよね。あと安倍総理が将来の総理候補として名を上げる人物としては、加藤さんの名前も必ず出て来るようにはなってるというか。少なくとも昔の稲田さん程度には。」

逆沢「加藤とか、カスやん。安倍政権になってからやたら総理に重用されて、少子化担当大臣とか、拉致問題担当大臣とか、一億総活躍担当大臣とか、厚生大臣とか、色々やりまくってるけど、何をやらせてもグダグダというか。答弁もご飯論法とかグダグダぶりで名を上げる有様だし。あげくコロナ対策でもやっぱり答弁の不安定さを懸念されてか、西村康稔にコロナ対策大臣としての仕事まで奪われてしまってるし。第二の稲田朋美といってもいいくらいの駄目っぷりというか。」

愛原「かつて稲田朋美が次期総理候補として安倍自身が名をあげていた事も含めて考えると、故意にあり得ない程に駄目な人間を後継者候補に推す事で、自分の地位を安定化させる作戦かも知れんな。稲田朋美や加藤勝信が次期総理になるくらいなら、安倍の方がまだマシだという風にもなりかねないから。」

逆沢「稲田も加藤も、要するに安倍を引き立てるための当て馬かよ。」

鼎「けど加藤さんは、ポスト安倍として名前を挙げられるようになった事に際して、【常に高みを目指していきたい】とか、トップへの意欲十分の発言もしてたよね。総理への意欲を問われて表向きは常に否定している菅官房長官とは真逆で、加藤さん自身は、首相になる気マンマンというか、その意欲をまるで隠す気が無いというか。」

逆沢「言葉だけでも野心を隠そうとしている菅は安倍に警戒されまくりなのに、野心を全く隠そうともしない加藤に対して安倍が無警戒というのは、どういう事なんだ?」

愛原「要するに無能と、安倍に判断されているのだろう。菅に牙をむかれたら少し怖いが、加藤は全然怖くない。むしろ都合のいい傀儡にできるから、仮に次期総理になっても有り難いくらいにしか思ってないのかも知れない。岸田に対しても、ほぼ同様だろうな。戦下手の公家集団と揶揄された宏池会の中でも分かりやすい臆病者だし、率いる派閥の力も大きくないから、十分御しやすいというか、お飾りの後継者として院政を行うには最適任という判断だろう。」

逆沢「要するに加藤も岸田も、安倍にナメられているという事か?」

愛原「警戒されると潰されるので、ナメられても猫をかぶってた方が正解という判断もあるだろうけどな。岸田や加藤が、鋭い爪を隠した猫かぶりの虎なのか、爪すらないぬいぐるみの猫なのかは分からんが。」

鼎「どっちにしても警戒される程度に実力を発揮してしまうと、逆に出世できないとすると、ロクでもない人間ばかりが出世する世の中になって、社会としてはすごく残念な状況でもあるよね。」

逆沢「そう考えると、田中角栄のような野心的な辣腕を幹部に抜擢した佐藤栄作は、実はすごく偉かったのかもと、ふと思ったわ。」

愛原「佐藤栄作自身が、実績あるスーパーエリートであり、自信家でもあったからな。福田赳夫も田中角栄も十分実力者ではあったが、彼らすら余裕で制御できるという自信が佐藤栄作にはあったのだろう。これは織田信長や曹操らにも当てはまる、英雄特有の長所であり短所だな。自分に自信があり、いかなる人材をも屈服・統制できる自信があるから、有能で危険な野心家にも大きな仕事を任せられる。佐藤栄作は、おそらくそんなタイプだった。安倍晋三は違う。自分に自信が無いからか、自分より有能な人物はとことん警戒する。有能な者が力をつけるまでに潰す。稲田朋美や加藤勝信を後継者候補として重用したorするあたり、しかもそのラインは相当に低いとみて間違いない。決まった狭い範囲のお友達しか重用しないのも、安倍が安心して起用できる程に低レベルの人間の数が、想像以上に少ないという裏返しかも知れない。」

逆沢「まぁ国会には、東大卒とか、エリートがゴロゴロしてるからねー。しかも国会議員になってやろうと考える時点で野心家ばかりの集団だし、そんな中で安倍が制御可能だと安心できる性格・能力の人間は、かなり少なくても仕方ないかも知れないわね。」

愛原「今の日本は、野党が頼りないと言われるが、俺に言わせれば野党のレベルは昔から大差ない。違うのは、与党のレベルだ。昔は与党のレベルが今よりはずっと高かったから、首相候補にしても【代わりはいくらでもいる】状態だった。だから時の政権が不始末をすると、野党がどうこうではなく、自民党内ですぐに倒閣運動が起こり、次の人間が新たな総裁・総理に入れ替わった。疑似政権交代という奴で、これが良くも悪くも自民党一強体制の根拠になっていた。今は違う。代わりが全くいないので、自民党内で倒閣運動が起こらない。佐藤栄作や田中角栄や福田赳夫らと違って、自分に自信の無い人間がリーダーだから、有能な人物ほど警戒されて潰されやすく出世もしにくい。その結果、出来の悪い人間だけが後継者候補として残ってしまって、それだったら安倍の方がマシみたいな思考に陥る程に、深刻に悲惨な状態になってしまっている。」

鼎「佐藤栄作さんや田中角栄さんや福田赳夫さんの時代は、凄かったよね。総理候補と言われる人が何人もいて、しかもみんなが野心家だから、誰もが隙あらば今の総理を引きずり下ろして自分がその椅子に座ってやろうと企んでいる。だから現職総理も、うかつな真似はできない。いい意味で緊張感が保たれていたというか。悪く言えば、だからこそ短命政権が続いたともいえるけど。」

逆沢「今の日本からすると、ぜいたくな悩みねー。他にいい人がいないからという理由でだらだら長期政権が続くのでは無く、後継者候補が多すぎてその結果の短命政権なんて。」

愛原「当時の権力者も、禅譲自体は画策したが、なかなか上手くいかなかった。ライバルがそんな事は許さなかったからだ。佐藤栄作も、その次の田中角栄も、その次も三木武夫も、その次の福田赳夫も、みんな禅譲劇が上手くいかなかったか、そもそも禅譲劇を準備する間もなく退陣させられたかばかりだが、それでも後任がいないなんて事にはならなかった。」

鼎「禅譲劇が発生する事自体が、人材不足を露呈しているという事かも知れないよね。」

逆沢「限られた少ない人数の無能なお友達で回すしか方法がない状況よりは、今のトップが駄目と判断したなら、すぐにでも引きずり下ろせるだけの器量の持ち主が何人もいるような世の中の方が絶対にいいと思ったわ。」

愛原「佐藤栄作は、ある意味では自分を滅ぼせる程の力量をもった人間を後継者候補に置く事で日本の劣化を防止したともいえる。そういう自分より優れた人間を後継者に据える器量こそが、トップには求められるのかも知れんな。」

鼎「漫画風にいえば、師匠超えだよね。師匠は自分より優れた弟子を育ててこそ一流。弟子は師匠を超えてこそ一人前みたいな感じで。」

愛原「少なくとも自分より出来の悪い人間を後継者に任命する事で、自分の権威を守ろうとするようなケツの穴の小さな人間は、人の上に立つべきではないだろうな。」

逆沢「自分より出来の悪い人間が後継者になるようなのを繰り返したら、ドラえもんの漫画で言う【日本じゅうがきみのレベルに落ちたらこの世の終わりだぞ】って感じにしかならないだろうし♪」

鼎「師匠越えというか、前任者を上回るような優秀な人間がたくさん出て、そういう人にどんどんバトンタッチしていけるような世の中こそが一番いいよね。逆に【適当な人がいない】みたいな理由でいつまでも代謝も行われず、どんどん腐敗が進行していくだけというのは最悪というか。」

逆沢「故意に自分より劣化した人しか後継者候補に残らないようにするようなリーダーが支配する世の中自体も最低というか。劣化したリーダーがさらにもっと劣化した人間を後継指名する悪循環だけはやめてくれというか。」

愛原「そんなふざけた禅譲劇が行われるくらいなら、簒奪劇の方が夢がある分、マシかも知れないな。まぁ選挙制度が健全に機能している国ならば、禅譲でも無く簒奪でも無く、選挙で刷新する手も無くは無いが。」

鼎「今年は、鞍替えや恨みといったネガティブワードの見直しを色々やってみたけど、簒奪というワードも見直しても良いかも知れないね。有徳とはほど遠い人に禅譲されがちな今の世の中よりは、ずっと夢もありそうだし。」

愛原「【記録は破られるためにある】という言葉もあるが、前任者を超える者が多く出て来るような世の中であって欲しいし、前任者までが引き継いできた悪習を打破できるような後任が誕生しやすい世の中でもあって欲しいし、またそんな後任を祝福・育成できるリーダーこそ望みたいところだな。」








過去のたわごと 
2020年     3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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