愛原様のたわごと(20年4月26日)
愛原「今回は、正義の味方泣かせのシチュエーションの一つ。集団ヒステリーと、それを生み出す同調圧力について取り上げたい。」
逆沢「今回はさすがに経済系のネタはお休みか?」
愛原「前回、前々回ほどのドストレートではないが、経済の話と無関係では無いぞ。少なくとも今はやりの自粛要請だの、緊急事態宣言だのといった時事ネタに関しては、ドストレートに取り扱うつもりだからな。」
鼎「自粛要請といえば、ネットでこんな写真を見つけたんだけど。」
逆沢「お前が書いたのか? いかにも皮肉を効かせたような。素で書いたなら、かなり疲れて頭がもうろうとしてるか、お前くらいには頭が悪そうな文章なんだけど。」
愛原「いかにも俺が書きそうな文章ではあるが、これに関しては残念ながら俺では無いぞ。」
鼎「なんで素直に禁止しますと書かないのかな? 神戸市の【禁止を要請】というのもよく分からないけど、大阪府知事による【自粛を要請する一方で、それに応じない相手の名前をさらす】というのも、それに輪をかけてよく分からないんだけど。」
逆沢「忖度しない奴を痛めつけるって奴じゃね? ブラック企業でよくある【自主的なサービス残業のお願い(=従わない者への不可視な報復を伴う、実質的な強要)】みたいな。」
愛原「実質的には命令なんだが、命令しちゃうとそれに伴う法的責任が伴うからな。だからあくまでも命令ではなく、自主的な判断の要請という形式をとりたがる。残業命令すると残業代を払ったり色んな法的責任を負わねばならなくなるが、社員が勝手に残業する分には気づかないふりをしてれば済む。強制捜査をするには裁判所の令状などの法的根拠が必要になるが、任意捜査に協力してもらう分には複雑な法的根拠も権利保障も考慮しなくて済む。実質県営のさいたまスーパーアリーナを使用した興行を埼玉県が一方的に中止させると、イベント会社に損害賠償しなくてはならなくなるが、イベント会社に自主的に興行の断念を迫る分には、県に損害賠償責任はなく、イベント会社が自主的に損害をかぶるだけで済む。みたいな感じになるわけだ。」
逆沢「【翔んで埼玉】ならぬ、【とんでもなく汚い埼玉】だな。」
鼎「けどその埼玉県方式が、全国でもどんどん広がりつつあるよね。」
逆沢「日本総埼玉化計画が一気に進行中って事か? あるいは汚染された埼玉ウイルスが、日本全国に急激に拡散中とたとえるべきか? どっちにしろ全然笑えないんだけど。」
愛原「これは計画による拡散でも、ウイルスによる拡散でもない。極めて無思慮・無計画な集団ヒステリーによる現象ととらえる方が適切だろうと俺は思うけどな。」
逆沢「集団ヒステリーって、言葉だけはよく聞くけど、具体的にはどういうものなんだ?」
鼎「私は、集団ヒステリーは、パニックと同じようなイメージでとらえているんだけど、実際には少し違うのかな?」
愛原「俺としては、集団ヒステリーもパニックも、本質的には大して変わらないと考えている。但し、パニックというのが混乱状態そのものを主に指すのに対し、ヒステリーは恐慌(不安な心理)状態が引き起こす特異現象を主に指す。ヒステリーと聞くと、ネットスラングでいうところの【ファビョる】みたいなのを連想される者も多いかも知れないが、あれはヒステリーが引き起こす現象の内の一類型でしかない。恐慌状態は、実際にはもっと幅広い色んな現象を引き起こす。またどんな現象が発現するかは、人にもよるし、状況にも、場面にもよる。いずれにしろヒステリーというのは、不安が引き起こす現象。集団ヒステリーというのは、社会不安が引き起こす社会現象(or集団心理)くらいに思ってもらって構わない。」
逆沢「つまり今はやりの自粛要請とやらは、少なくとも政府や埼玉県などによる計画的拡散劇ではないという事か?」
愛原「やたらコロナコロナと騒いで社会不安をあおってる悪い奴は、別にいそうな気もするが、まぁそれは今は置いとこう。今回のテーマは、【誰が社会不安を広げているか?】よりも、社会不安が広がると群衆は、どういう心理にとらわれ、どういう行動を取るようになるか?という方向だからな。」
鼎「うーん。今回のコロナ騒動もそうだし、昭和初期のきな臭くて不穏な頃にも共通して言えるのは、他罰的になる。攻撃的になる。非寛容になる。排他的になる。我慢が美徳になり禁欲的になる。社会全体で何らかの犠牲を払う事が事態の好転につながるという風潮が強くなる。同調圧力が強くなり、とにかく空気を読むことが推奨される。道理が通用しなくなり、美徳が優先される。異論が排除され、社会としての一体感なり、一致団結が美徳として尊ばれる。個よりも全体が尊ばれる。不都合な真実よりも、権威者がもたらす勇ましく耳障りの良い声の方が支持される。無知の知よりも、自己の無謬性を疑わず鉄の信念を貫く事こそが尊ばれる。みたいな感じかな。」
愛原「ちなみに【犠牲を払えば報われる】的な発想に関しては、はるか古代から続いていたりする。たとえば火山が噴火したりして、人々が大きな不安に駆られるような状況になる度に、村娘をイケニエに捧げようとするような空気になるのも、多分そういう集団ヒステリー特有の現象が発生したからこそだろう。」
逆沢「【村娘を犠牲にする事で、火山の噴火を止められる(=神々の怒りを収められる)】みたいな発想ってか。現代人の感覚だと、思いっきり非現実的な解決方法だと思うけど。」
愛原「公正世界仮説の延長だな。【努力すれば、報われる】的な発想そのままに、【犠牲を払えば、報われる】と考える。これだけ苦労してるのだから、これだけ努力しているのだから、これだけ対価を払ったのだから、これだけ犠牲を出したのだから、必ず報われるときがくるはずだと考える。冷静に考えたら、スポーツマンがどれだけウサギ跳びを頑張ろうが、ギャンブラーがどれだけ諦めず多額の資金を投入し続けようが、どれだけ対価を払っても、それがいずれ報われる理由にはならないんだけどな。苦労したから、努力したから、対価を払ったから、犠牲を出したから、自動的に報われるのではなく、努力する中身とか、投資した中身自体が重要なわけで。」
鼎「【欲しがりません。勝つまでは】のスローガンの根底にあるのも、【欲しがらず我慢すれば、いずれ報われる時が来るはず】という公正世界仮説的な発想という事になりそうだよね。人一倍我慢したら、苦労したら、辛抱したら、いずれ報われる時が来るはず。神様は公平だ。そういう非科学的な精神論が根底にありそうというか。」
愛原「しかし当人は、苦労や犠牲に見合う恩恵がいずれ得られると信じて疑わない。そしてそんな人間ほど、【自分が社会のためにこれだけ犠牲を払おうとしているのに、あいつは俺の言葉に従わず、犠牲も払おうとしない】となれば、寛容にもなれないだろう。怒りも沸いてくるだろう。これが他罰的、攻撃的、非寛容の原因になりやすいと思われる。」
逆沢「東日本大震災の時にはやった【不謹慎ブーム】も、そんな発想が根底にあったのかもね。【自分はこれだけ我慢して謹慎してるのに、あいつは全然我慢せず謹慎しようともしない不謹慎な奴だ。絶対に許せない】みたいな感じで。」
鼎「けど、よくよく考えてみたら、他人を犠牲にしてるだけの人も多いよね。たとえば、村娘を犠牲にしようと騒いでる人間の大半は、村娘という他人を犠牲にしたがってるだけで、別に自分は犠牲になってない。コロナで特定産業の人達を犠牲にしようとしいる人達にしても、自分自身は犠牲になる職種でもなんでもない場合も多い。というか、犠牲になることを押しつけられた人々は必死に抵抗しているのに、自分たちは安全なところにいる人達が中心になって、公共性だの全体の利益だの愛国だのといった大義を掲げて無理矢理犠牲を強要しているだけのケースもかなりありそうというか。」
愛原「米軍基地や産廃処理場の立地などを巡ってよく登場する概念でもあるな。犠牲を押しつける側の多数派がもっとらしい大義を掲げて、少数派に犠牲を強いる典型的構図というか。」
逆沢「今回のコロナ騒動で言えば、パチンコ業界の人達や、パチンコ愛好家の人達は、自分たちが犠牲になる事を決して望んでいないのに対して、パチンコ嫌いの人達程、逆に彼らに強く犠牲になる事を強いているような構図ね。」
愛原「社会的弱者に対する嗜虐性。さらに罪悪感を薄める為の同調圧力の強化が背景にあるだろうな。【自分は安全なところにいながら人に犠牲を強いる】という行為は、良心あるまともな人からすれば罪悪感を感じる卑劣な行為だが、みんなが同調してくれれば罪悪感はその分、薄れる事になる。だから徹底的に同調圧力を加えて、同意者を増やす方向に出やすい。いじめっ子なり、ブラック上司なりが、できるだけ味方を増やしたがるのと、同じ理由だ。」
逆沢「自分が【村娘を犠牲にしようぜ】と提案しても、誰も同意してくれなかったら、自分が卑劣なヒールになって立場が悪くなるだけだけど、同調者がたくさん出れば、罪悪感も薄まるし、自分も安全でいられる。だから他人に犠牲を強いるような人間ほど、同調圧力をかけたがるという訳ね。」
愛原「自分がどれだけ卑怯な発想をしようが、あるいは非論理的な提言をしようが、同調圧力をかけて賛同者を増やせれば、数の暴力で押しつぶす事ができるからな。アメリカへの開戦みたいな無謀な計画ですら、賛同者を多く確保し、反対者が声を上げにくい雰囲気を作れば、押し通す事ができるようになる。無理を通せる状況に持って行ければ、道理などいくらでも引っ込めてしまえるという典型だな。」
鼎「社会不安が増大するような局面であればあるほど、人々は賢人の声に耳を傾けないとならないのに、逆に公正世界仮説にとらわれてしまったような愚者の大きな声に大衆が流されてしまったら、すごく悲しいんだけど。」
愛原「残念ながら、多くの人間には、賢人と愚者、天使と悪魔を見分ける手段は持ってないからな。多くの人間は、不安に駆られるほど、本能で判断してしまう。たとえば誰かが東に走り出したら、他に判断基準を持たない人から順に、やがて一斉に多くの人が東に走り出す事になるだろう。集団心理で、みんなについていけば安全と判断してしまうからだ。」
逆沢「つまり悪党が、同調圧力をかけてきたとしても、他に判断基準を持たない人から順にその悪党についていくようになって、やがてそいつの意見が世論の多数派の意見になりやすい側面もあるって事ね。」
愛原「その悪党が同調圧力をかけてきたのと同時に、別の主張の人間が同レベル以上の同調圧力をかける事ができれば、集団が悪党に取り込まれるのを防ぐ事もできるんだがな。」
鼎「たとえばA部長がサービス残業をやるよう同調圧力をかけてきても、B部長がサービス残業をやめるよう同レベル以上の同調圧力で対抗してきたなら、平社員達がA部長に取り込まれるのを防止できるって感じだよね。」
逆沢「逆を言えば、独裁的なワンマン社長みたいなのが同調圧力をかけてきたら、それに対抗できる同調圧力の発信者が現れにくい以上、下っ端社員がその同調圧力から逃れるのは困難になるって事か?」
愛原「そういえば、新卒社員に対する洗脳セミナーのドサクサに紛れて、日経新聞の購読なり、非公開の自社株の購入なりを、半強制的に押しつけた企業も知ってるが、こういうのも、媚び体質の新卒社員がまず率先してそれに応じ、次に同調圧力に屈しやすい新卒社員がそれに続くことで、残りの新人もそれを拒否困難な状態に追い込む、典型的な同調圧力の例と言えそうだな。」
鼎「そういえばコロナがらみでも、一律10万円の給付金を提供するようにバイト先に言われたけど、他のバイトがそれに応じてしまった事もあって、同調圧力が凄くなって自分だけ断りにくいという、嘘か本当か分からないネット記事も最近読んだことがあるよ。」
愛原「事実かどうかはともかくとして、状況としては非常に理解できる。冷静に考えれば、どう考えても理不尽な要求なんだが、理不尽な要求であるほど、同調圧力から逃げるのは逆にしんどくなるからな。他の仲間が理不尽な要求に応じて我慢してるのに、自分だけそれを拒否したという状況は、その後の人間関係に亀裂が生じやすいというか、極めて空気が悪くなりやすくもあるからな。」
逆沢「村娘をイケニエに捧げるみたいなのも、周りの人間がそれに賛同しているのに自分だけ拒否すると、いかにもいい子ちゃんを気取ってるみたいな感じになって、確かに気まずいかもね。」
鼎「けど、だからといって自分まで理不尽な要求に屈するのも面白くないよね。同調圧力にたやすく屈した残念な人達と同列になるのも嫌というか。場合によっては、それをきっかけに、コイツは同調圧力に屈しやすい奴だと認識されて、さらに理不尽な要求を次々と浴びせ続けられるリスクもあるし。」
愛原「とかいって、先に同調圧力に屈した人に行動を撤回させるのも難しいだろう。これはもう腹をくくるしか無い。器用に断ることができればベストだが、それが困難なら、同調圧力に屈して色んな理不尽を受け入れても人間関係の維持を選ぶか、針のむしろに置かれる覚悟もした上で勇気を持って同調圧力を跳ね返すか。場合によっては、そんなブラックな職場は辞めるという選択肢もあるだろうな。」
鼎「ただ会社という組織の場合は、辞めるという逃亡手段があるからいいけど、社会全体が集団ヒステリーにとらわれたら、逃げ場は無いよね。」
愛原「これはどうしようもない。たとえばまともな現代人の感覚なら、松岡洋右が国際連盟を離脱したのに対して、愚かな真似をしたもんだなと考えるだろう。しかし当時の日本に転生したとして、それを口に出すのは、相当勇気がいると思われる。なぜなら当時の日本人の大衆達は、そんな松岡洋右を英雄として熱狂的に歓待して出迎えるような世論だったからだ。そんな強烈きわまりない同調圧力に抗して、松岡洋右を公然と非難するのは相当に勇気がいる事くらいは想像できるだろ?」
逆沢「そんな松岡洋右を非難しようものなら、非国民として村八分にされかねないような空気だったって事ね。」
愛原「日米開戦にしても、当時の多くの国民はそれを前向きに受けとめていた。日米開戦に反対する者は、狂信的な愛国者からすれば非国民。そうでない者からしても臆病者なり、共産主義者なり、文弱なインテリの扱いくらいは受ける覚悟が必要だった。それくらい強い同調圧力が蔓延していたというか、集団ヒステリー状態だったのだ。」
鼎「もっとも日米開戦に関しては、熱狂的に開戦を支持していたのは実は少数で、大半は非国民扱いされると困るから、消極的に支持していただけというか、開戦支持派のふりをしていたというか、そんな感じだったという説もあるけど・・・。」
愛原「それでも十分に集団ヒステリー状態だ。【明らかにおかしな事が起こっても、誰もが見て見ぬ振りをしている】状態自体が、異常事態でしかないからな。個々人が正常性バイアスという名のヒステリー状態になる事で、集団全体のヒステリー状態を作り上げてしまっている。」
鼎「ヒステリーというのは、パニックになって慌てふためいたり、熱狂状態になったり、怒に我を忘れるような状況のイメージが強いけど、何もしないというヒステリー状態もあるんだよね。」
愛原「パニックも同じ事だぞ。錯乱状態になって、現実逃避したり、体が動かなくなったり、呆然とするだけの心理状態に陥ったり。人間というのは、混乱したり、不安に駆られたりして、判断基準を失うと、何もできなくなるのが普通。南から敵が現れたという状況が発生して、じゃあ北に逃げだそうという判断に至ったり。誰かが東に走り出したという状況が発生して、じゃあ俺も東に急いで向かおうという判断に至ったり。それだけの話。だから逃げ場が一切なさような場面で危険に陥ったならば、人はその場に立ち尽くして様子を見るだけとか、立ち尽くしたまま抵抗する間もなく倒されるというのは、案外珍しくない。一件冷静そうにみえるけど、実は何も考えてない状態とか、本能なり、誰かの指示なりに従って盲目に体を動かしているだけのような、パニック状態やヒステリー状態は珍しくない。」
逆沢「そう考えると、今の日本は、かなり重度の集団ヒステリー状態にありそうかな?」
愛原「東日本大震災の頃にはやった不謹慎ブーム以上に、ヤバイのは間違いないな。どこがヤバイというレベルじゃ無くて、何もかもヤバイ。どこから手をつけていいのか分からないレベルでヤバイ。。」
逆沢「お前の頭の中もヤバそうだな。ヤバイヤバイと騒ぐのではなく、とにかく具体的にヤバイ部分をあげてみろ。とりあえず、一つずつ問題点を洗い出していけばいいという事で。」
愛原「分かった。まずは、非常事態宣言に対して肯定的な世論がヤバイ。非常事態宣言というのは、過去のたわごとでも取り上げたが、個人の行動や権利を大きく制限するものだ。もちろん政府などがそれなりに有能なら、緊急事態宣言自体もそれなりに有用に機能するのだが、大体あの政府が、信用に値するのか? 非常事態宣言というのは、命令権者が東に向かえと言ったら、国民が東に向かう以外の選択肢を認めないような強制力をも発生させうるものだが、本当にそれでいいのかと。政府でも都道府県でも、とにかく命令権者が、お前の会社を一時的に畳めと言われたら、それに従わないといけない状況に追い込まれる。その分の生活保障などをしっかりしてくれればいいが、そんな保障を彼らがしてくれるのか?と。」
逆沢「うーん。私は山の上に逃げたいと思ってる時に、お前らは海に逃げろと言われたら、さすがに困るかな~。彼らの言う事を聞いてたら安心とか、彼らを信じて裏切られたなら本望といえる状況ならともかく、信頼できない相手に行動を強制されてもねぇ~。」
鼎「麻生政権時の兵庫県佐用町の水害の時は、行政の指示に従って避難所に移動した人だけが、水に流されて死んでしまったよね。結果的には、行政の指示を無視して家に留まっていた人が正しかったというか。」
逆沢「だからといって行政が特段の賠償を被害者家族にしたという話も聞かないしね。まー、当時は非常事態宣言という概念自体なく、行政の指示に従う義務も全然なかったからともかく、今、行政に緊急事態宣言を盾に【水に流されて溺死しろ】みたいな命令を出されたら発狂ものだわ。」
鼎「いわゆる【指示待ち人間】タイプなら、自分の頭で考えて適切に行動しろと言われても迷うだけでかえって困るだろうけど、元々自分の頭で考えて行動したがる人からすれば、他人に自分の行動を縛られるのは大迷惑だよね。」
逆沢「あー、でも既にヒステリー状態の人には、緊急事態宣言はかえって有り難いかもね。自分の頭で判断できず立ち往生しているような人間にとっては、他人に行動を決めてもらった方がはるかに有り難い訳だから。ナビゲーターが無くて立ち往生してる時には、誰かのナビがすごく有り難く感じるみたいな感じで。」
愛原「でも他人というのは、時々すごく恐ろしい事をさらっと言うんだぞ。みんなを助けるためにお前が人柱になれとか。」
鼎「今の緊急事態宣言も、特定の業界の人にとっては地獄だよね。収入源を突然断たれたり。あるいは逆に過酷な環境での労働を強要されたり。」
愛原「まー、それでも自分なりに合理性を感じられるなら救いもあるけどな。ただ合理性を感じない人にとっても、それを拒否できない強制力を伴う点は覚えておきたい。アベノマスクなんかいらないから、その分、税金を安くしてくれという人にも、等しくその分の税金は追加で徴収されてしまうような感じになるからな。」
逆沢「10万円もらうか、それに相当する分、今後の税金を安くするかと問われたら、私も絶対後者を選ぶわ。10万円を受け取っても断っても、後で取られる税金の額が同じなら、もらわないと一方的に損するだけだから、不本意でももらわざるを得ないけど、そうでないなら後で倍以上回収されると分かって、そんな金欲しくないから。」
愛原「仮に俺がアベノマスクの担当大臣なら、有償での任意配布にするわな。希望者は近くの役所に申請して500円払えば、2枚1組のアベノマスクを受け取れるみたいな感じで。生活保護者やホームレスなどの生活困窮者に関してのみ、無料。但し申請が必要なのと、枚数制限があるのは同じ。いらない人は買わなければいいし。どうしても欲しい人のみ確実に受け取れるようにする。こうすればウン百億円なんてあり得ない額の歳出も新たに発生させなくて済む。どうだ?」
逆沢「どうだって、言われてもシラネ♪ けど財源をそんなに圧迫しないのと、不必要な人に配らなくて済む分、事務負担も軽減できるとすればアリかもね。その分だけでも早く届けられるだろうし。」
鼎「そういや大阪府の吉村府知事や神戸市長が特定の宅配サービス業者を利用した際に、公金を補助するという政策を打ち出したけど、これも人によっては迷惑でしか無いよね。」
逆沢「元々、利用しない人にとってはその分の税金の取られ損でしか無いしね。」
愛原「それ以前に、利用できないエリアが割とあるからな。大阪市内ならともかく市外なら、利用対象外の地域は割と存在する。神戸市でも垂水区・西区・北区などは割と対象エリア外だからな。」
逆沢「同じ大阪府民や神戸市民でも、住んでる地域によっては利用不可なのに、その分の税金だけは取られるとか、最悪だろ。」
愛原「まぁ税金の使い道にしろ、全員に平等という訳にはいかないのである程度はお互いに甘受せねば社会として成立しないが、【お前の会社を行政の権限で潰すわ】とか、そういうレベルの話はさすがに容認されてはならないし、そういうヤバイ法律を【もっと早く出すべきだった】と考える国民が多数を占める状況は、極めてヤバイくらいには感じる。」
逆沢「村娘をイケニエに捧げてた時代から、本質は何も変わってないのかもね。【誰かの犠牲なくして、今の危機の脱出方法は無い】という発想が、未だに抜けてないというか。だから大衆は、常に誰かを犠牲にしたがっている。誰かを苦しめたくて仕方ないみたいな。」
愛原「そもそも誰かを犠牲にして、自分の身を守ろうという発想自体がおかしい。行政に全権委任すれば、彼らが自分の身を守ってくれるはずという発想もおかしい。ピンチの時だからこそ、自分の身はまず自分自身で守る。自分の頭で考える。経済的にゆとりがある人なら、場合によっては仕事も休むなり辞めても構わない。引きこもれる余裕があるなら、とことん自宅に引きこもって自分の身を守ればいい。逆にこのままならコロナに殺される前に経済的に殺されそうと感じたなら、誰がなんと言おうと働きに出るなり、買い物に出るなりすべきだろう。どちらともいえない人なら、本人の自己責任と自己判断で各自が状況に応じて柔軟に行動すればいいと思う。」
逆沢「経済的にヤバイ人は働きに出るべきなんて言うと、【そういう身勝手な連中が感染をより拡大させるんだ】と怒る人もいるんじゃね?」
鼎「自分の安全を守るために、自分が我慢するのではなく、他人を我慢させようとする人も多いよね。他人は無闇に外出するな。でも自分が買い物できないと困るから外出もするし、店も開けろ。病院も開けろ。運送屋も働きに出ろ。電車も止めるな。みたいな。俺は店に買い物に出るけど、俺以外の他人もたくさん店に集まって密集状態を発生させるのは許せない。俺より先に商品を買って品切れにする奴は許せない。みたいな。実際、特定の店に、遠方からの客がたくさん集まって【ヨソ者は来るな】と怒ったり、店側に【ヨソ者を排除しろ】と抗議する人も現れたりした所もあったらしいよ。」
逆沢「老人は老人で、若者が感染を広めてるから若者に外出自粛を強く求め、若者は若者で、老人は死亡リスクが高いのだから、お前らこそ外に出るなと抗議するみたいな感じね。お互いに【自分が我慢するのではなく、他人が我慢すれば問題解決できる】という発想というか。」
愛原「まったく。他人に負担や責任を押しつけたがる他罰的精神や、それに付随する排他的感情や非寛容精神も、極めて厄介だな。」
鼎「集団ヒステリーでは、そういう心理が特に蔓延しやすいよね。たとえば大渋滞や大行列に巻き込まれると、自分の前後にいる他人に対して無性に腹立たしくなってくると言うか。」
逆沢「自分自身も大渋滞や大行列に混ざって並んでるなら、お前自身も加害者の一員だろと思うけどね。けど当人には加害者側であるという自覚は無くて、渋滞や大行列に巻き込まれた不幸な被害者でしかないと思ってる所が、最高にタチが悪いというか。」
鼎「自分自身が感染源である可能性を疑わず、一方的に他人を感染源リスクの保持者と決めつけて排除したがる態度も、まさにその典景だよね。自分はあくまで被害者という視点で物事を考えるというか。だから我慢すべきは常に他人。そういう発想になってしまったり。」
愛原「パニックホラーものでも、そういう心理の登場人物は多く登場するな。集団と同じ方向に逃げると決めたのは自分自身なのに、自分より前を走る他人が邪魔になって思わず突き飛ばしてしまう。自分自身が他人の進路を妨害する邪魔者に過ぎないという自覚は無くて、他人こそが自分の進路を妨害する邪魔者と考えてしまう。また自分がゾンビウイルスなどに既に感染している可能性をほとんど考えず、他人だけを疑い排除する事でリスク管理しようとする。あくまで自分は被害者。自分は悪くない。悪いのは自分の邪魔をする他人。他人こそが排除されるべきと考える。」
鼎「それでかな? 被害者叩きの風潮もひどい事になってるよね。」
逆沢「今回のコロナ騒動において、【最大の被害者は誰か?】と問われたら、本来は感染された人達なんだけど、なぜか彼ら被害者が、加害者としてバッシングの対象になってたりもしてるわね。【不用意に外出したあげく感染源となった愚か者】みたいな視線で。」
愛原「ケガレ文化そのものだな。被害者をケガレと扱い、できるだけ排除・隔離しようとする。公正世界仮説の世界観でいえば、被害者は【悪い事をしたからバチが当たった】人間でしか無いみたいな感じ。」
鼎「イジメが起きたら、いじめっ子を非難するのではなく、いじめられた側の落ち度を全力で探して、何とかしてイジメの正当化をしようとする感じだよね。公正世界仮説でいえば、いじめられっ子は、いじめられても仕方ない理由が無いと、仮説が成り立たない訳だから。だからその支持者は、全力でいじめられっ子の落ち度を探すしかなくなるというか。」
逆沢「今回のコロナ騒動でも、犯人捜しが割と派手に行われている感じもあるわね。」
愛原「公正世界仮説に則れば、不幸が起きたなら、必ず原因がないと困るからな。但し、自分自身が諸悪の根源だったというオチは困るから、何とかして他人を犯人を仕立て上げようとする。」
鼎「東日本大震災の時も、どこかの国による地震発生装置が引き起こしたみたいなトンデモ説も出たようだけど、今回もウイルス兵器説みたいな珍説も出てるみたいだよね。あくまで人災にしないと気が済まない人達が、そういう風に必死であおってるというか。」
愛原「日本人の2人に1人は癌に冒されると言うが、別に癌は誰かの陰謀で人為的に起きるものでは無い(放射能を浴びせるなどして人為的に癌を発生させる事はできるかも知れないが、わざわざそんな事をする人はいないだろうというか、あまりにも非現実的すぎる)。ウイルスなども、不定期に常に発生しうるものだ。人災である可能性はゼロとまではいわないが、それを前提にして考えるのは、さすがにトンデモの類いと言わざるを得ないな。」
鼎「仮に人災とするなら、そのウイルスが広がってからの人々の対応の方だよね。」
愛原「こういう時、人は常に他人に負担と責任を押しつけたがるが、これは大きな間違い。車が近づいているのに、その車の前を横断しようとしてはねられたら、それは横断した方が悪いだろう。ウイルスが近づいてきているのに、ウイルスの方が悪い、ウイルス発生源が悪いと決めつけて、自分自身で何の対応もしなかったら、そりゃあさすがに自業自得だ。何度も言うが、感染者は被害者。その被害者が故意にまき散らすような行為をすればさすがに加害者にもなり得るが、そうでなければ無防備なままの方が悪いに決まってる。今がヤバイとは、さんざん言われてるくらいなんだから。」
逆沢「感染を防ぎたかったら、感染源側に全責任を負わせるのではなく、自分で防げって事ね。」
愛原「だから中国政府なんかは、武漢封鎖という大作戦を発動したくらいだしな。だから武漢外へのウイルス流出をかなりの精度でシャットダウンできていたし。逆に【被害者である武漢の人達の責任で、自発的にウイルスをシャットアウトしろ。中国政府は一切関与しない】なんて言ってもそんな事で拡大阻止はできるわけが無いんだから。」
逆沢「仮に日本へのウイルス流入を阻止したかったら、【中国が悪い。日本政府は悪くないから、何も対応しない】って開き直るのではなく、日本政府の方で対応すべきだったって感じか?」
鼎「韓国でも台湾でも、それぞれ独自のコロナ対策を打ってるよね。特に台湾は、最も中国と深い関わりの国なのに、ものすごい抑止力を発揮しているというか。武漢封鎖みたいな大規模な封鎖作戦をしてるわけでも無いのに。中国との国交もそれなりには維持したままなのに。」
愛原「台湾の場合は、空港などで厳重に入国管理しているからな。別に渡航全面禁止といった過激な鎖国政策をしなくとも、検査してヤバイ人だけを隔離するやり方でも対応可能なのかも知れないな。マスクに関しても、最初の段階で買い占め防止に成功していた事もあって、日本みたいなマスク不足に泣かされる事もないらしいし。」
逆沢「逆に日本は、そういう対策は後手後手で、犯人捜しばかり熱心だった印象だわ。麻生副総理までが武漢ウイルス発言をして、武漢が悪い、中国が悪いみたいな世論だけを喚起して、肝心の自国内での対策は後回し。東京オリンピックの予定通りの開催ばかりに熱心だったというか。」
鼎「そういや、犯人捜しの部分でも、日本国内ではちょっとおかしな意見が未だに出回っているよね。春節で中国人の流入を止めなかったのが悪いみたいな。」
愛原「クルーズ船乗客以外での感染者発生の流れをみると、おそらく春節とはほとんど無関係だと思うけどな。日本人第一号の感染者は、武漢滞在後に日本に帰還した日本人だし。その後海外渡航経験も無くクルーズ船乗客でもない初の国内感染者といえば、クルーズ船内で医療活動に当たっていた看護士さん。」
鼎「岩田健太郎さんという医師がクルーズ船内でのずさんな対応をカミングアウトされてたけど、そこで医療活動に当たっていた看護士さんの扱いも、相当ずさんだったようだよね。看護士さん達が船内で感染するリスクも考慮せず、無警戒に対応、さらにそのまま帰宅させてしまって、それでクルーズ船から帰還した看護士さん達が国内で感染拡大させてしまった部分もありそうだよね。クラスターとして話題になった大阪のライブハウスでの感染源者も、高知県在住の看護士さんだったし。」
愛原「もちろん彼女たちに落ち度は無い。彼女たちはコロナと戦って返り血を浴びただけの勇気ある戦傷被害者だ。賞賛されこそすれ、非難されるいわれは無い。非難されるべき存在があるとすれば、杜撰な隔離で結果的にウイルスを培養しただけのクルーズ船関係者と、加藤勝信厚生大臣を筆頭とした国の担当メンバーだろう。彼らの愚鈍な対応が、逆に船内でのウイルスを培養し、さらに看護士さん達を通じて国内に広く蔓延させたといえなくもない。」
鼎「欧米でコロナが広がったのも、日本政府のクルーズ船の対応にいらだちを強めた各国政府が、クルーズ船内の自国籍乗客を連れ帰って以降だよね。それまではロンドンでオリンピックをやろうと言うような政治家がいたくらい、欧米ではコロナは完全に対岸の火事で、ほぼ日中韓等での局地的現象でしかなかった訳だから。」
逆沢「もしかしてコロナを世界中に広めたのは、クルーズ船内でウイルスを培養した日本??」
愛原「そこまで自虐的に考えなくていいと思うけどな。自国の乗客を連れ帰った時点で、後はその国の管理責任の問題だから。日本政府が手を出せる範囲ではないし、口出しできる権利も無い。義務も無い。アメリカなりイタリアなりイギリスなりで、どれだけ感染が広がろうが、それはその国の国内問題だ。もちろん日本国内で広がったコロナをどうするかも、日本国内の問題であり、他国にあれこれ指図されるいわれは無い。WHOも中国も、日本に対する強制権や干渉権は一切ない。国境閉鎖するのもしないのも、どの程度のセルフ経済制裁をするかも、アベノマスクみたいなのを配るのも、その国その国の裁量の問題だ。」
逆沢「各国が、それぞれに自分の頭で考えて、自分の責任で行動しろって話になっちゃうわけね。だから台湾も韓国も、みんな自分の頭で考えて独自に対応してるというか。結局の所。他人に、あるいは他国に責任を押しつけても、何の解決にもならないから。」
鼎「けどヒステリーを起こした人達は、何とかして他人のせいにしたがるよね。」
愛原「ヒステリーにとらわれた人達には、自己解決能力も自己判断能力もないからな。自分の力ではどうにもならないから、他人に頼るしかない。他人のせいにするしかない。他人のせいにして、そいつに責任を背負わせる。責任を背負わせるといえば聞こえはいいが、実際にはそいつに判断を丸投げする状態と言えなくも無い。ある意味では、生殺与奪の権利すらな。」
逆沢「つまり緊急事態宣言を出すよう政府に要求するという事は、政府に全責任を押しつけているように見えて、実際には政府に生殺与奪の権利を与えてしまったようなものって事ね。政府は、お前を生かすも殺すも自由自在。助けたいと思ったら、いくらでもお金を配ってやる。病院も手配してやる。しかしそんな価値が無いと判断したなら、検査すら受けられない。面倒も見てもらえない。逆に仕事を一方的に奪われるだけという事もある。座して死を待つだけになる事もある。アベノマスク2枚を何十日後かに送ってやるから、それでとりあえず生き延びろって放置されるだけって事すらあるって感じか。」
鼎「なんか銀英伝に登場する銀河帝国成立の経緯とかぶるものがあるよね。偉大な独裁者に全権と全責任を与えておいたら、彼らがちゃんと国民を幸福に導いてくれるだろうと思っていたら、実は生殺与奪の権利を独裁者に与えてしまっていただけだった、みたいな。」
愛原「まぁ、安倍晋三という男が、森羅万象において信頼できるならそれでも構わんと思うけどな。」
鼎「別に信頼して無くても、自分の頭で考える気が無いから、結局、お上に対応を任せっきりにする以外にないって人も、世の中には多そうな気もするけど。」
逆沢「こうしてみると集団ヒステリーの根幹にあるのは、自分の頭で考える事を放棄した人達が集まった際に生じる現象とまとめられなくはないわね。そう考えると、異論を排除したがる傾向も頷けるし。」
愛原「異論が混じると、判断基準がぶれてしまうからな。誰かが【東に向かえ】と叫んだだけなら、それに盲目的に従うだけだから問題ないが、別の人間が【西に向かえ】とか言い出すと、どの意見を採用していいか分からなくなってしまう。だからとりあえず発言力が低い方、あるいは不都合な方の異論は、ノイズとしてできるだけ排除したくなるのだろう。」
逆沢「まともな人間なら、異論を容認できる度量くらいは期待したいんだけどねー。」
愛原「というか一般の動物でも、非常事態が発生すると、とりあえずバラバラに逃げるくらいの知恵は働かせるからな。みんなが同じ方向に一斉に逃げ出すと、一斉に殺されるリスクが発生するから。だからできるたけ別方向に分散して逃げようともする。津波てんでんこじゃないが。」
鼎「正解が分かってるなら、全員が正解に向かって行動するのが正しいだろうけど、そうでなければリスクの分散は基本だよね。金融投資の世界でも、どの株が一番儲かると分かっていれば、その株に全力投資したら済む話だけど、実際には誰にも分からないから、分散投資をする事でリスクを軽減するようなものというか。」
愛原「正解が分からないものに対して、異論を認めないとか、一点集中というのは、極めて危険だ。」
逆沢「異論を認めない割に、行動指針がぶれまくって二転三転というのも困るけどね。特定の人に30万円配る方針から一律10万円に変わったり。店を閉めろと言ったかと思えば、やっぱり開けろとか。自粛要請の内容が変わりまくったり。アベノマスク一つにしても届いたとか回収したとか、行ったり来たり状態だし。【東に走れ】といった翌日に【西に走れ】と言うようなのを繰り返してるから、ただ無駄に疲弊させてるだけというか。」
愛原「正解が分からないからこそ、状況に応じて柔軟に対応を変化させるの自体は間違ってないと思うが、無駄に踊り狂わされるのは困るな。特に率先して人を踊らせて、あげく従わない者に率先して制裁を加えたがる割に、間違いを認めて謝罪できないタイプのリーダーは一番困る。吉村大阪府知事みたいなのは最悪だ。」
逆沢「あー、厚労省の非公式文書を曲解したあげく、何の根回しもせず思いつきで、テレビで大阪・兵庫間の往来自粛を発表してドヤッてた事もあったわね。その直前までは自粛緩和とか言ってたのに。おかげで兵庫県知事のメンツも丸つぶれになったけど、元々仲が悪そうな兵庫県知事のメンツを守るよりも、自分自身のメンツを守る方が優先とばかりに、その後も自己正当化の姿勢を崩さなかったし。」
愛原「府知事自身が、集団ヒステリーを扇動するような立場にいて、それを拡散しているような状態なのは困るな。彼のような者が、国際連盟を脱退して賞賛された松岡洋右のようなのを演じたりも、するんだろうと思う。そして賢人達の反対を押し切って日米開戦に踏み切って、真珠湾攻撃の成功を確認して、さらにドヤッて、しかしやがて局面が悪くなれば、今度は治安維持法を盾に異論を封じたりもするんだろう。」
鼎「ただ、強制ならまだしも、自粛要請という埼玉方式は嫌らしすぎるよね。要請に従わない者に対しては、公然と非難したり恥もかかせたり制裁もするけど、あくまで命令では無いから責任は負わないなんてのは。」
愛原「戦時中の日本もそんな感じだな。集団自決しない者は村八分にしたり、徹底してひどい目にも遭わせるけど、これはあくまで命令では無い。だから戦後になっても、絶対に賠償もしないし謝罪もしない。【俺たちはお前らにお国のために適切に行動しろと言っただけで、捕虜になるくらいなら死ねと具体的に命令した訳では無い】と開き直るみたいな。」
鼎「そういう埼玉方式で割を食うのは、常に一番立場の弱い人達だよね。言う事を聞かないと、周りから非難されたり、ひどい目に遭わされる。けど言う事を聞いても、それによって生じた損害は、当人が自分の意思で勝手にやった事とみなされて、誰にも補償してもらえないみたいな。」
愛原「そういう意味では、海外旅行に行ってコロナをうつされて帰国した結果、大いにバッシングされた京都産業大学の学生なんかも、実に気の毒な話だったな。海外旅行を取りやめても、国が補償してくれるわけでは無い。旅行会社が補償してくれるわけでも無い。中止した場合にババをかぶるのは自分たちなのに、自己責任での損失を強要される。仕方が無いから自己責任で旅行に行って、運悪く感染して被害者となったら、自分たちだけがバッシングされる。まぁその学生のせいで感染して重病になった者なら、責めたい気持ちも論理も多少は分かるが、彼らと何のつながりも無い他人が、大学宛てに電凸するのはどうなんだ?と正直思う。あおり運転報道の時に、名字が同じだけの企業に電凸した連中と、実質ほとんど変わらないというか。」
逆沢「まぁ集団ヒステリーうんぬんじゃ無くて、正義の味方ヅラして、誰かをバッシングして憂さ晴らししたい暇な連中も、世の中には少なからずいるからねー。店に客が集まるだけで、店側に三密違反だと電凸するようなのもいるらしいし。こういうのは民度の低さの問題だから、もうどうにもならんわ。」
鼎「私は、集団ヒステリー特有の現象の一つだと思うけど。他罰的な傾向あたりは特に。」
愛原「他罰的な傾向が強まると、同調圧力もその分だけ確実に強まるからな。異論を唱えたり、全体の流れに逆らう素振りをみせると、直ちに攻撃を受けてしまう。そうでなくても、犯人捜しをしたい連中がウヨウヨいて、そういう人達は誰かに不幸の原因を押しつけたいというか、罪をかぶせたいというか、罰を与えたくてウズウズしている。不安や不満の高まりによって、イライラしている人は、特に暴力的にも他罰的にもなりやすい。だからそういうヒステリー集団ににらまれないように、できるだけ同調しないといけない雰囲気にもなりやすい。極めて危険な傾向だ。」
逆沢「今の日本はまさにそんな感じってか。自粛要請に逆らうと、行政がどうこう以前に、周りの空気によって社会的に殺されかねない空気になっているというか。忖度しないと、権力者ではなく空気自体に殺されかねない世の中というか。」
愛原「俺はかつて脱忖度を提唱した事もあるが、今の世の中は、進んで皆が忖度するような集団ヒステリー状態に陥ってると思われる。【一致団結】とか【みんなの協力】とか【一体感】とか【こんな時こそ力を合わせて】みたいな美名の元に、異論は許されない。もちろん優れた指導者の指揮下というなら、その方がはるかに効率的・合理的なのだが、元々、正解が無い状態の上、劣悪な指導者のもとでそれをやられたら、一斉に崖に落ちていくレミングスになりかねないというか。」
鼎「正解が無い状態だからこそ、判断基準を見失って集団ヒステリーにもなりやすいと思うけど、こういう時は、本来はどうすればいいのかな?」
愛原「正解が無いなら、色々試すしか無い。つまり異論をできるだけ認めて、寛容に務めないとならない。故意に人に危害を加えるような者に対してはさすがに勇気を持って対抗せざるを得ないが、そうでなければお互いに他人の行動を束縛しない。仕事が大事という人は仕事を優先すればいいし、安全が大事という人は安全を優先すればいい。品質管理にも衛生管理にも気を配ってるお店なら、それなりには繁盛できるだろうし、そういうお店こそが生き残るべきだろう。そんな店まで一律に規制して疲弊させるのは、社会的損失。良質なお店も悪質なお店も、均等に追い詰め、均等に保護するというのは、自由経済視点でみてもまともではない。」
鼎「今回のコロナ騒動を、景気の調整とみる人達もいるけど、不景気にはちゃんとした経済的役割があるよね。不景気だからこそ、健全な経済活動の為の再編が促進されるというか。不景気の時にしっかり再編をできた所こそが、次の好景気の時に大きくジャンプできるというか。不況は冬のように寒いけど、実は大切な草抜きと種まきの準備の時期でもあって、ここをどう乗り越えるかこそが実はすごく大事というか。」
愛原「好景気だと、本来淘汰されるべき不採算事業もゾンビ企業も生き残れてしまい、必要な産業に人材が供給されにくい問題もでやすい。しかし不景気になると、赤字垂れ流しの部署や団体は整理されざるを得ないから、そこで生き残るべき会社や産業だけが生き残るという再編が促進される。そして足りない産業に人材が移動するきっかけも出やすい。今の日本のような、将来慢性的に人材不足が起きやすく、必要な産業に必要な人材を集めなければならない一方で、特定業種ではオーバーストア気味でもある状況である程、特に不景気時の産業再編のメリットは大きいからな。」
逆沢「ゾンビ企業を潰して、その人材を起業活動促進なり、福祉・運輸・メンテナンスといった足りない部門に移し替える事で経済再生を果たすか、ゾンビ企業をできるだけ救済して、更なる日本経済の停滞を容認するかの瀬戸際にもあるって事か? 今の日本は。」
愛原「こういう状態だからこそ、さらに飛躍する企業も出れば、一気に衰退する企業もでるが、これは仕方が無い。ただ良い店も悪い店も一律に追い詰めるとか、一律に救済するような今の自粛要請はどうなの?くらいは思う。」
鼎「というか、こんな異常事態。いつまでも続けられないよね。学校もこれ以上、休校し続けたら、必要な授業数に全く足りなくなるだろうし。食糧自給率も低く、資源も足りない加工貿易国家の日本で、外国からの輸入や人材の流れが長く制限される状況は、どう見てもセルフ経済制裁でしかないし。」
愛原「短期戦想定の戦い方だけに固執せず、長期戦想定の戦い方を真剣に検討もすべきだろうな。効果の薄い力攻めだけを延々と繰り返して、これ以上、無駄に戦力を損耗させるわけにはいかん。」
逆沢「短期戦で決着が付けば、一番ベストなんだけどねー。」
愛原「その意味では、日本政府の対応は意味不明だったな。短期戦想定なら、中国のように徹底した封鎖を行うか、台湾のような早期電撃作戦で対応するか、韓国のような絨毯爆撃級の徹底した検査でしらみつぶしにすべきだった。封鎖をすれば経済的には打撃が大きく、大規模検査をすれば医療崩壊のリスクも高まるが、その代わり、感染の拡大自体は大きく抑えられる。しかし日本は、どちらもしなかった。逆にクルーズ船での感染拡大を助け、さらにそれを国内にも広げてしまう有様。オリンピックを予定通り開催したい思いばかりが先行したのか、故意に検査数を押さえ込んだ傾向すらみられた。学校を一斉休校する一方で、電車のクラスターリスクに対して見て見ぬ振りを続けたのも意味不明。」
鼎「最終的に岩手県・鳥取県・島根県の3県が感染確認者ゼロを続けていた時期があったけど、そんな中、島根県での初感染者も、大阪に来訪してウイルスを持ち帰ってしまったのが原因らしいし、鳥取県での初感染者も、外国の人からウイルスをもらってきた可能性が濃厚らしいよね。台湾もそうだけど、他の地域からウイルスの持ち主を持ち込ませないのが初期の段階では、最も重要というか。既に地域内に蔓延してからだと話は違うけど、そうでないならその地域内での人の流れを抑える事に何の意味もないから、狭い地域内での人の流れでしかない学校の閉鎖なんて、遠方とつなぐ交通機関の制限や検疫など比べれば、優先順位もすごく低いよね。」
逆沢「それに気づいた岡山県なんかは、兵庫県との県境に関所を設けて検疫する事にしたらしいわね。県内での感染者数が低い段階なら、県内での人の流れを抑制するよりも、県外からの流入段階でチェックした方が、余程合理的だから。」
愛原「緊急事態宣言が最初に出た7都府県の一つである兵庫県でも、実は但馬地域(兵庫県の北半分)は、統計上は感染者ゼロだからな。但馬は隣の鳥取県と同様のほぼ無菌地域であり、他地域からの流入が弱い地域なら、そこを抑える事でほぼシャットアウトも可能であり、そんな所も一律で自粛というのが、そもそも経済的に不効率すぎる。兵庫県知事も当初は、県内を5地域に分けて、別個に休校措置の変更を発表していたのだが、隣の大阪府知事のおまけの百田尚樹が中傷してきたり、国が一律の緊急事態宣言を出したりもあって、散々振り回されたあげく無茶苦茶になってしまった。」
鼎「吉村大阪府知事は兵庫県内での感染者数の伸びがひどいと言って、あたかも兵庫県の人が大阪府の人に迷惑をかけているみたいな言いぐさだったけど、元々、兵庫県内で初めて感染者が出た際も、大阪府内からの持ち込まれが発端だったし、兵庫県内での病院での大規模な院内感染が判明したときも、元をたどれば大阪で感染したものだったよね。そういうのを考えると、吉村知事は、自身の罪を兵庫県側に全部なすりつけしてるだけに感じたよ。」
逆沢「自分の仕事のミスを、ライバルの同僚になすりつけて、開き直ってるような感じね。」
愛原「ちなみに実際には、感染者数の伸び自体も、大阪府は兵庫県よりずっと悪いままだけどな。兵庫県内の感染者の多くは大阪に近い神戸・阪神間に偏っており、大阪から離れた地域では、院内感染クラスターが発生した所などを除けば、影響が軽微というか、北半分は今のところゼロというくらいだし。大阪が兵庫を巻き添えにしてても、その逆はおそらくほとんどない。吉村知事の態度は、盗っ人猛々しいと言わざるを得ない。」
逆沢「社会自体をボロボロしても、ムカつく奴を懲らしめられて、かつ自分の権威と名声が高まればそれでいいみたいな感じなのかもね。ヨプ・トリューニヒト的な典型的なヒールというか。」
愛原「ヨブ・トリューニヒトといえば憂国騎士団を思い出すが、吉村府知事といえば、元々、あの【殉愛】騒動で百田尚樹をアシストした顧問弁護士であり、百田が【日本国紀】なるトンデモ本を出した際もツイッターで宣伝するような御仁でもあるからな。甘いマスクと美辞美麗に満ちた挑発的な言動がウリのヤバイ扇動政治家という意味では、確かにかぶるものがあるかも知れん。」
逆沢「ただコロナに関する統計自体にも不信感はあるけどね。ライブハウスやスポーツジムがクラスターになって除菌作業したとか、陽性の店員が出た店でも除菌したみたいなニュースは聞くけど、東京都内の鉄道で一件の集団感染も発表されてない時点で、そもそも不自然きわまりないし。あれだけの感染者数がいれば、同じ鉄道の利用者同士という組み合わせも絶対にあるだろうけど、そういうのは感染源不明にして絶対に隠蔽してるというか。オリンピックの延期発表前後での感染者数の違いも含めて、この国の統計は嘘まみれという思いもあるから、私はあまり数は気にしない方がいいと思うけどね。」
愛原「それは同感。だから俺も数そのものは気にせず、割合や推移を主に見て判断してる。だから東京都なり岩手県なりの感染者数そのものには意味は無く、ただ割合としてこの地域は感染者数が非常に多いとか、非常に少ないとか。非常に悪い流れとか。」
鼎「中国・韓国・台湾と比べたら、周回遅れでピントのずれた短期決戦を、右往左往しながら続けている感じだけど、このまま収束に向かう見込みはどれだけあるかな?」
愛原「分からん。これから気温が暑くなるに連れて、自然に収束していく可能性もあるかもしれん。あるいはウイルスが広く浸透した結果、多くの大衆に抗体ができて自然に収束に向かう可能性もあるだろう。」
鼎「けどその場合は、現状の自粛要請の効果とはほぼ無関係の収束になるよね。火山が噴火したから村娘をイケニエにしたら、たまたまそのタイミングで火山の噴火が止まった的な。」
逆沢「その場合でも、集団ヒステリーにとらわれた人達は、村娘をイケニエにしたからこそ神様が怒りを静めてくれたと信じて疑わないだろうけどね。本当は何の因果関係も無いのに。」
愛原「ただ、この手の人間は、何でも都合良く解釈するからな。たまたま上手くいったら全部、イケニエを捧げた自分たちの判断の正しさのせいと解釈する。上手くいかなくても、決して反省なんかせず、まだまだイケニエが足りないとか、あるいはアイツが儀式に反対したからだとかいって他人に責任をなすりつける事しかしない。」
逆沢「とすると都合良くコロナ騒動が収束に向かっても、その場合は緊急事態宣言のおかげ。上手くいかなければ、80%以上の人が自粛要請に従わなかったせいだという話になったり、あのお店が自粛要請に従わなかったせいだという話になったりして、結局罪のなすりつけが発生するだけの可能性もあるってか。」
愛原「安倍総理や吉村府知事なら、そういう責任転嫁を平気でやりかねんな。もしかしたら【責任は私にある】程度はいうかも知れないが、少なくとも【責任を取る】とは決して言わないだろう。」
鼎「80%以上の人が自粛とか、そもそも不可能だよね。自粛対象になってない第1次産業の人達と第2次産業の人達を合わせただけでも30%になるのに。第3次産業の人でも、食料品スーパーの人達とか、医療福祉サービス関係者とか、運送サービス関係者とか、公務員とか、いっぱいいるのに。」
逆沢「達成不可能なノルマを最初に提示して、上手くいかなかった時の責任逃れをするやり方は汚いとしか言いようが無いわね。」
愛原「まぁ中国政府やニューヨークの首長らの発言や対応を素直に受けとめれば、適切な対応をすればある程度の収束は十分見込めなくも無いだろう。上にあげた通り、気候や免疫の関係で自然収束する可能性もある。またワクチンの開発や普及により収束に向かう未来もあるだろう。但し、場合によっては、かなりの長期戦になる場合もある。ただその場合でも、少なくともこれ以上の休校の延長などは現実的では無いので、その場合は(政府の中枢自体が集団ヒステリーにとらわれておらず、まともなら)ゴールデンウイーク終了後には休校要請も緊急事態宣言も解除して、長期戦シフトに移っていくことになるだろう。経済活動も、少なからずの企業が淘汰されるかも知れないが、それなりに不景気の延長くらいに収まると思われる。」
逆沢「それだったら私は、政府が集団ヒステリーにとらわれて、ゴールデンウイーク後もだらだら自粛要請を繰り返す方に賭けるわ。下手したら一律10万円支給みたいなのも、第2弾、第3弾と、繰り返す可能性すらあると、私は見ているし♪」
愛原「いくら何でも、自国の政府を過小評価しすぎだろ?」
逆沢「いやあ、適正に評価してると思うけど。まともな政府なら、集団ヒステリーに流される形で、一律10万円給付に舵を切ったり、一律休校要請に踏み切ったり、全国一律の緊急事態宣言発令なんてしないと思うし。はっきり言って、今の日本政府はもうシラフじゃない。集団ヒステリーにのまれているか、あるいは集団ヒステリーをあおってる側だと思うわ。」
鼎「政府がシラフであるかないかに関わらず、仮に長期戦になりそうなら、それに対する心構えや政策変更などの準備は必要だと思うけど。個人レベルでも、いつまでも短期決戦前提の忍耐を続けている訳にはいかないよね。」
愛原「普通のインフルエンザでも死ぬ人は何人でも出る。まして現時点で、特効薬なんてものがないなら、なおの事。大物芸能人であろうが、医療費を惜しまない大富豪であろうが、死ぬ人はどうやっても死んでしまうのだ。だからある程度の死亡リスクを織り込んだ上で、トリアージしていくしかない。感染してても実害がない(or薄い)なら自宅療養に留めて、医療崩壊しないように病院にゆとりをもたせる。もちろん運が悪い人は自宅療養の結果死ぬこともあるし、ICUに入っても死ぬ人もでるが、交通事故のリスクがあるからといって車の数を半分にできないように、ある程度は割り切らざるを得ない。重篤化リスクの高い者ほど、外出を強く控えるよう促した上で、長期戦想定の人の流れに持っていかざるを得ない。もちろん外に出ないと経済的に追い詰められるとか、そこまで我慢する気も無いという人なら、リスクも承知で外出すればいいだろう。そして大衆は、そんな人達を決して非難してはならない。他罰的な思想・姿勢こそが、集団ヒステリーの最大の拡大要因になるだろうからな。」
鼎「無責任な大衆は、自分の感染リスクが広がるからと言って、他人の外出には決して好意的になれないけど、じゃあその人を屋内に閉じ込めて経済的に困窮させた責任を取るかと言ったら、絶対に取らないよね。人に要求だけはするけど、責任は取らない人に従っても、自分が不幸になるだけなら、そんな要求には従わなくていいと思うよ。」
逆沢「ただ集団自決を他人に要求するような人間は、要求に従って自決した人の遺族に償いなんか絶対にしない割に、要求に従わない人を村八分にする事くらいは平気でやるからねー。要求に従ったら破滅。されど要求を拒んでも地獄。そんな状況に他人を追い込むのが、集団ヒステリーの罪深さというか。」
愛原「だからこそ集団ヒステリー自体を抑止するのが大事なのだ。怖いのはコロナよりも、むしろ集団ヒステリーの方とすらいえるかも知れない。集団ヒステリーが人々の不安をさらに増大させ、人々の選択肢を狭め、社会全体をますますおかしな方向に持っていく。ただのヒステリーなら、発狂したで済まされるかも知れないが、集団ヒステリーの場合は、まともな人間の方がむしろ社会の多数派から発狂者扱いされるからヤバい。苦い諫言は煙たがられ、いくら金を刷っても大丈夫みたいなお花畑理論や、勇ましいだけで根拠の無い好戦的世論だけが支持され、しかも彼らはそんな狂ったトンデモを、盲目的に信じようとする。異論は排除され、都合が悪い事が起これば、犯人捜しが行われ、そいつらにとって都合の悪い人間がその犯人とされて、つるし上げられる。集団ヒステリーの集団と距離を置くような賢者は、狂信的なヒステリー集団からみれば、人心を惑わす魔女の類いにしか見えず、賢人ほど魔女狩りの恐怖に怯えざるを得ないような、息苦しい世の中になっていく。」
逆沢「そんな世の中になったなら、思考停止して、盲目的にヒステリー状態を受け入れて、みんなと一緒に驚喜したり義憤に駆られたりしてるのが、案外一番幸せなのかもねー。そしたら罪悪感にさいなまれることもないし、異論を唱える悪人を仲間と一緒にたたきのめして幸福感にも浸れるし。不満や不安に駆られる弱き人達にとって、正義の名の元に誰かを痛めつけたり、誰かがみずほらしく弱っていく姿をみるのは、ある意味、最高の鬱憤晴らしの娯楽にもなるだろうから。」
鼎「とすると治安維持法というのは、戦況がどんどん悪化していく中、人々の不満や不安をそらすための娯楽という側面もあったのかな? 自分たちが盲目に戦争に賛同している中、賢しげに反戦を唱えていた不愉快なインテリどもが憲兵達にどんどんとらえられて拷問にかけられていくのが、敗戦濃厚な重苦しい空気の中で、かつて開戦支持した人達にとっての貴重な娯楽になっていたというか。」
逆沢「そういえばこの前も、この緊急事態に財政出動にも減税にも後ろ向きな財務省は悪だとか、そんな財務省の中でコロナが集団発生して欲しいみたいな不謹慎な書き込みも見たけど、これなんか典型的なその手のヒステリーだと思ったわ。」
愛原「苦い諫言を憚らない連中を悪認定してそいつに責任を押しつけて、痛い目に遭わせたいという心理が、分かりやすく描写されている点では秀逸だな。財務省を標的に定めるピンボケ具合といい、無計画なバラマキを推進したがる欲望の忠実さといい、無謀な勇ましさといい、思慮のなさといい、威勢のいい言葉と共に日米開戦を主張した当時のヒステリー国民の心理が実に分かりやすく再現されている。これが対岸の火事なら、単なる集団ヒステリー現象を示す素材として興味深く受け入れられたのかもな・・・。」
逆沢「そういう意味では、吉村大阪府知事も、そんな卑しい心をもったヒステリー患者達の為に、自粛要請に応じない店を公開処刑するという最高の娯楽を提供したといえなくもないわね。ヒステリー患者の不満の矛先を無能な行政ではなく、特定企業の関係者に向けられもするし、一石二鳥と。」
鼎「彼らが悪役を作りたがるのは、不満の矛先をそちらに向ける意図も含まれてそうだよね。安倍総理が、暗黒の民主党政権みたいなレッテルを好んで張ったのも、そういう意図があったのかな?」
愛原「まともな人間なら、自分の頭で考えて正悪も判断できるのだろうが、判断能力が麻痺してしまったが故にヒステリー状態に陥ってしまった人間に、そんな器用な真似はできない。動物的本能で、攻撃しやすい者を叩き、投げ入れられた子犬にかみつくだけだ。故に扇動政治家からすれば、強い不満を抱いてる彼らを制御する為に、適当にイケニエを与え続ければいいという話にはなりやすい。」
鼎「賢人から順に、イケニエとしてヒステリー集団に投げ入れられる世の中は、怖すぎるんだけど・・・。」
愛原「自分の頭で考える行為を放棄して、本能と欲望のままに踊り狂い、自分に都合のいい正義だけを盲信して、気に入らない者をかみ殺して、鬱憤を晴らすような人間が多数派を占めるような世の中は怖すぎる。そうではなくまずは、寛容かつ多様性のある状態を作る。人々が東西南北好きな方に向かえる状態を作って、人々の流れを観察しながら、じゃあ自分は東に行こうとか、西に行こうと自分の意思で判断する。それこそが最大の危機管理になる。」
鼎「他の道を選べばより良い結果があるかも知れないのに、無理矢理特定の道だけしか選ばれないように自分で選択肢を縛って、あげく自分の気に入らない道を歩もうとする人の襟首をつかんで、【何、勝手に行動してんだ】とばかりにボコボコにするような世の中は、最悪という事だよね。」
愛原「道を絞ってくれた方が安心できるのは、自分の意思で道を選べない意志薄弱な人間だけ。ヒステリー状態で他人に道を示してもらわねばどうにもならない人間だけだ。そんな人間からすれば、多様性のある世の中なんて、自分をより迷わせる不安要素にしかならないかも知れないが、正常な人間からすれば、他人に無理矢理道を決められる方がよりストレスになる。自分にも他人にも、(故意に他人を傷つける意思さえなければ)自分勝手に道を選ぶ権利があり、それを妨害する権利も、妨害される筋合いも無いのが本来のあり方だ。もちろん選んだ道次第では、渋滞に巻き込まれたり、逆に人がいなさすぎて寂しく感じる事もあるだろうが、それも含めて自分の判断。」
逆沢「自分の意思で人が多い道を選びながら、【周りの人間がたくさんいすぎて邪魔なんだよ】と突き飛ばすような人間は、さすがに困るけどね。」
愛原「それは集団ヒステリーのあるあるだけどな。別に理性的に人が多い道を選んだのではなく、本能や欲望に従っただけだから、そういう風になる。多数派を構成している人の中には、理性ではなく、ただ人が多いからというだけで選ぶ人も多い事は肝に銘じておいた方がいい。逆にあえて不利な少数派を選んでいる人達の方が、余程、思慮を尽くしている場合も多い。一見すると不利そうなのにそっちを選んだという以上は、それなりの勝算なり、合理性があるとその人が熟慮を重ねて判断したようなケースも多いからだ。」
鼎「相場の用語で言えば、【人の行く裏に道あり花の山】というものだよね。」
愛原「少数派の中には、単なる天邪鬼や逆張り論者の人もいるので、そういうのには関わらない方が無難だが、そういうのでもなく、利害関係者によるポジショントークでもなく、ちゃんとした合理性や根拠があってそれを選択した人の意見には、真面目に耳を傾ける価値がある。こっちの方が多数派と言うだけでそちらにつきたがるような、いかにも同調圧力に弱そうな人達よりも、ずっと物事をしっかり考えて責任感を持って行動している事も多いだろう。」
逆沢「個人的には、同調圧力にとらわれて、不条理と分かっていながらもそれに従うような人間の側にはなりたくないし。色んな選択肢を選ぶ人を観察しながら、自分の進む道を自分の意思で選べるような人間でありたいとは思うけどね。」
鼎「だったら、他人の行動を縛りたがるような人間にはならないようにしないとね。自分は自由でいたいけど、他人の動きは縛りたいというのはただの我が儘だから。」
愛原「時には判断に迷うこともあるが、他人の意見を参考にしても、他人に隷属したいとは思えんな。明らかにピンチなのに、他人に責任を押しつけて、自分は何もしないで成り行きを待つのみというのもただの思考停止・現実逃避だ。もしそういう心理になったら、既にシラフでは無い。集団ヒステリーにとらわれている可能性くらいは認識しておきたい。」
鼎「政府に対応を丸投げして自分の頭で考えて行動しないというのも、誰かに罪と責任を押しつけて対応を丸投げして結局行動しないというのも、ゴールは同じだよね。ヒステリーを起こして自分の頭で考えられなくなってるから、もっともらしい理屈をつけて、他人に隷属するか、押しつけるかしてるだけだから。」
逆沢「そういう人間に対して、人に頼るなとか、人のせいにするなと言っても、逆ギレしかしないのもあるあるだけどね。既にヒステリー状態だから思考が狭くなって、そんな自分のおかしさにすら気づけない。暴走車が突っ込んできてるのに、それをよけようとせず、暴走車が悪いから暴走車が避けるべきで俺がよけてやる義理は無いと開き直ったり、政府が暴走車を何とかしてくれると思い込んでしまうレベルというか。」
愛原「他人は他人で、それぞれの立場がある。仕事を優先したい人もいる。生活を優先したい人もいる。買い物を優先したい人もいる。学業を優先したい人もいる。安心を優先したい人もいれば、娯楽などで息抜きが必要な人もいる。そしてそんな人ほど、実は余程、自分の頭で考えているケースも多い。自分にとっては何が優先事項であり、それは他人に押しつけられていいものでもないと分かっているからだ。同調圧力に屈して、自らの生活を破綻させても、結局誰も助けてくれない事は分かっている。人に頼るだけ、人のせいにしても、何の意味も無いと分かっているのだ。」
逆沢「自己の無謬性を確信してしまう程のヒステリー状態にある人は気づけないだろうけど、みんなが同じ行動を取る必要はないからねー。そもそも置かれた状況が、みんな違うんだから。みんなが同じだけのお金を持ってる訳じゃ無い。みんなが同じように感染するわけでは無い。みんなが同じくらいの病状になるわけでもない。欲しいものもみんなが違う。ある人にとってはパチンコは社会に不要とか有害と思っていても、別の人からすれば酒やたばこの方が余程有害と考えている人もいる。無能な政府の方が余程有害と考える人もいる。百田尚樹のようなトンデモのインフルエンサーがまき散らす影響の方が余程有害と考える人もいる。地球には既に70億人も人がいて、人口パンパンなんだから、ハゲの遺伝子はいらないという人もいるかも知れない。それらに対して、他罰性や排他性をむき出しにして、みんながどくさいスイッチを押しまくったら、後には何も残らないだけなのに。」
鼎「パチンコ屋も、酒もタバコも、政府も、百田尚樹さんもみんな消えて、一応は綺麗な世の中になるかも知れないけど、多分失ったものも大きくなりそうだよね。」
愛原「村娘をどれだけイケニエに捧げても、それと火山の噴火の因果関係は無い。前々から村娘をもっともらしい理屈をつけて犠牲にしたいと思ってた人間の鬱憤が少し晴れるだけだ。あるいは不満や不安のはけ口がそこに向かう事で、一時的な安らぎが得られるだけ。ヒステリー状態になると、普段以上に暴力性がひどくなって、前々から気に入らなかった存在を、いつも以上に排除したくなるが、こんな心理になってはいけない。こんな人間になってはいけない。ピンチの時にやらなくてはいけない事は、もっと他にある。」
鼎「ピンチの時だからこそ、自分の頭で考える。自分の責任で行動する。他人に八つ当たりしても何の解決にもならないし、他人に隷属したらきっと何とかしてくれると考えるのも甘いという事だよね。」
愛原「他人が自分を攻撃してきたら、さすがに迎撃せざるを得ないけど、そうでなければ他人を観察し、他人から学ぶくらいの方がずっと建設的だ。どっちに向かえばいいか迷っても、他人の動きを観察する事で、東は危険だなとか、西に行っても自分には何のメリットも無いなとか、色々見えてくることもある。少なくともどこかに向かう誰かの襟首をつかんでボコるような事はしてはいけない。愛する人が危険なところに向かいそうなら止めるくらいはしてもいいが、ボコる必要までは無いし、どうでもいい人が危険なところに向かっても、わざわざボコってまで止めてやる義理も無いからだ。そんな暇があるなら、自分はどこに向かえばいいか、自分の頭で考える時間に充てた方が余程建設的だ。」
鼎「他人が満員電車に乗ろうが、パチンコ屋に行こうが、海外旅行に行こうが、仕事に行こうが、飲み屋に行こうが、どうでもいい。くらいの心の余裕があってもいいよね。その代わり、自分が買い物に行こうが、息抜きをしようが、仕事に行こうが、それで文句を言って欲しくは無い。自分の頭で考えて行動してる事に水を差さないで欲しい。自分の頭で考える事ができない意志薄弱な人からすると、自分の頭で考えられて行動できる人はまぶしくて妬ましいかも知れないけど、だからといって足を引っ張らないで欲しい。巻き込まないで欲しいよね。」
愛原「同調圧力に屈して、サービス残業をしている人や、店長に10万円貢ぐ約束をしてしまった人や、新聞を取らされてしまった人からすれば、同調圧力に屈しなかった人は許せないかも知れない。【アイツだけずるい】とか【アイツは組織の和を乱した】とか【自分勝手な奴だ】とか【いつか報いを受けるはず】とか【今は全体のために貢献すべき時なのに】とか【ちょっとは空気を読めよ】とでも思ってないと、同調圧力に屈してしまった情けない自分を自己正当化できないんだろうけども。」
鼎「集団ヒステリー状態になると、そんな同調圧力に屈した情けない人達が、同調圧力に屈しなかった人達の足をどんどん引っ張って、自分もろとも奈落の底に引きずり込もうとしたがるから、そんな社会にならないようにしないと駄目だよね。」
愛原「不景気の時の勇気ある対応こそが、次の好景気の時の飛躍につながるように、ピンチをどう乗り越えるかが逆にチャンスにつながっていく。ピンチの時に、みんながどう判断するか? 結束だの心を一つにだのといった美辞麗句に惑わされて、内実は足を引っ張り合ったり、罪をなすりつけ合ったりするだけの集団ヒステリーに駆られてしまうようなら、残念な事になるだろう。逆にこんな時こそ、みんながそれぞれの考えで色々な事に挑戦できる社会なら、そこから学んで得られる利益も大きいはずだ。」
鼎「自分の頭で考える事を放棄して、同調圧力に屈したり、政府に対応を丸投げしたり、誰かに罪をなすりつけていきがっているのではなく、ピンチの時こそ自分の頭で考えて、自分の足で立って動かないと駄目だよね。自分だけじゃ無くて、みんなにも自由に動いてもらって、もちろんその中には不愉快な動きをする人もいるかも知れないけど、自分に攻撃してくる訳でも無ければ寛大に放置して、最悪、反面教師でもいいから、とにかく学べればその方がずっとお得だし。」
愛原「世の中にはボランティア精神あふれるいい人も多いが、罪をなすりつけてくるだけとか、奪いに来るだけとか、ロクでもない人間もいる。特にヒステリー状態に陥った人は、まず隙あらばこちらを貶めてくる。マウントしてくる。責任だけを押しつけてくる。自分の頭では考えられないから、暴力なり、同調圧力なり、色んな手段で他人を使役しようとしてくるだろう。人を犠牲にする事に躊躇なく、犠牲になることを断ったり、思い通りに事が進まなければ、お前のせいだと責任転嫁するような連中だ。彼らはコロナウイルスよりもはるかに早い感染速度で、集団ヒステリーの感染を広めてくるが、可能な限り押さえ込まねばならない。」
鼎「コロナウイルスの前に経済的に追い詰められる人も多そうだけど、これは正確には集団ヒステリーという名の、より悪質な感染病(?)のあおりを受けた人達だよね。別にコロナがその人の仕事を奪った訳じゃないし。仕事が無くなったのは、他罰性をむき出しにした集団ヒステリーの感染者達が、セルフ経済制裁の圧力をかけたせいだから。」
逆沢「大日本帝国が国際連盟を離脱したのも、アメリカと戦争したのも、アメリカのせいというよりは、集団ヒステリーに陥った人達がそういう世論に導いたせいだからねー。少なくともアメリカから日本に宣戦布告したわけじゃないし。集団ヒステリーに陥ってしまった人は、他罰性の傾向から、今回はコロナのせいという事で、また誰かを苦しめているけど、実際には集団ヒステリーに陥ってしまった連中のせい以外の何者でも無いからねー。」
愛原「不安が集団ヒステリーを引き起こすと考えれば、コロナが諸悪の根源といえなくもないが、コロナのせいにしても何の解決にもならないからな。気候の変化や免疫の拡大、あるいは有効なワクチンの開発・普及などで早く収束すれば有り難いが、そうでなければ踊り疲れてでもなんでもいいから、そろそろ集団ヒステリーから目覚めて、長期戦シフトの検討も含めて、現実的な対応に切り替わる方向にもっていきたい。【欲しがりません、勝つまでは。】の精神で堪え忍んでも、長期戦になるほどに人々の精神はますます摩耗し、不幸な人が増えるだけなのだから。敵に殺されるならまだしも、味方の憲兵に撲殺されたり、味方であるはずの人間に職や食糧を奪われて困窮するのは最悪だからな。」
鼎「集団ヒステリーは、みんながどくさいスイッチを持ち合って、罪をなすりつけあってつぶし合いをさせる最低最悪のウイルスのようなもの。コロナウイルスよりも先に対策すべきものかも知れないよね。」
愛原「漫画の世界では、ゾンビウイルスの感染者を焼き払うのが最善の解決方法なんて展開もあるが、集団ヒステリーの感染者(?)を、みんなまとめて焼き払う訳にもいかないからな。集団ヒステリーという名のウイルス(?)は、人々の自分の頭で考える機能を大きく押し下げ、他罰性や暴力性や自己に対する無謬性を強化し、さらに同調圧力という独特の悪質な超高速感染ルートまで持っている厄介者だが、それだけにかなり迅速・的確に対応しないと危ない。」
鼎「特に高い同調圧力というか、影響力の行使者のことをインフルエンサーというけど、語源はインフルエンザと同じというのもちょっと皮肉が効いてるよね。まさしく感染病というか。」
逆沢「インフルエンサーというと、百田尚樹とかだけど、他罰性が強い。自分が不快と感じるものに対する寛容性が他者と比べて著しく低い。自己の無謬性を信じて疑わない程に思い込みが激しいだけで、自分を疑うなどの思考能力も著しく低い。人にああしろこうしろと偉そうに命令するだけで他人を使役して事を為そうと考えている、など、ヒステリーの用件をほとんど満たしてそうだし、ああいうのが集団ヒステリーを一気に広めているのかも知れないわね。」
愛原「命令というか、要請や指示の類いだろうけどな。どれほど強い口調でも【禁止を要請します】レベルだろう。命令するとそれに見合う補償とかを考えないとならなくなるから。少なくとも彼らは、どんなオチになっても責任は取らないだろうし。」
鼎「冒頭に戻ったよね。」
愛原「いい感じに戻ったので、今回はここまで。埼玉方式じゃないが、彼らは絶対に責任を取らない。強い口調で要請し、圧力もかけ、従わない者には村八分にするような制裁も加えるが、あくまで責任は取らない。自殺しようが自決しようが、アイツが自主的に(or勝手に)判断してやった事とシラを切られて終わりだ。それだったら同調圧力なんかに負けず、初めから自分の頭で考えて自分の意思で行動した方が利口。誰かのせいにしても、災厄の方から勝手によけてくれるわけでは無い。暴走車が突っ込んできたら、誰かのせいにしたり、誰かに頼るのではなく、自分でよけなければならないのと同じ。ピンチだからこそ、自分自身がためされる。そしてそんな自分の頭と意思で行動できる人間が多くいれば、大抵の困難は乗り越えられるだろう。ピンチをチャンスに変える事ができるだろう。集団ヒステリーを拡大させないように、悪質なインフルエンサーに扇動されないように、そういう方向の社会であって欲しい。ゾンビウイルスの感染者を大量処分するようなノリで、集団ヒステリーの人間も大量処分せざるを得ない世の中になったら、あまりにも悲しいからな。」
過去のたわごと | ||||
4月12日 | 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? | 3月29日 | 借金取りの恐怖 | |
2020年 | 3月15日 | 禅譲 | 3月1日 | 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー |
2月16日 | (こまめな)人事異動(のススメ) | 2月2日 | 忠誠度という名のゲームパラメータ | |
1月19日 | 恨み | 1月5日 | 鞍替え | |
2019年 | 12月22日 | 景気 | 12月8日 | 承認欲求に囚われないために |
11月24日 | 黒幕としてのスポンサー | 11月10日 | プロスペクト理論とモブの生き残り戦略 | |
10月27日 | 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 | 10月13日 | いじめっ子キャラの特徴 | |
9月29日 | 命令に背くNPC | 9月15日 | 平等・公平を維持するためのコスト | |
9月1日 | 能力値とスキル | 8月18日 | 地位を与えられた者(中間管理職) | |
8月4日 | パニックホラーもののリーダー | 7月21日 | パニックホラーものの主人公 | |
7月7日 | 許される人と許されない人 | 6月23日 | 愚民政策 | |
6月9日 | 壊された人への対応 | 5月26日 | 新時代の脅威 | |
5月12日 | (攻撃の)大義名分 | 4月28日 | 前回の反省とキャスティングの話 | |
4月14日 | 汚染された情報の拡散 | 3月31日 | 理想の選挙制度 | |
3月17日 | 黙示 | 3月3日 | あの世の世界 | |
2月17日 | うまくいかなかった革命後をどうするか? | 2月3日 | 策略としての挑発 | |
1月19日 | 腐敗した司法(正義の裁きの担い手) | 1月5日 | 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く | |
2018年 | 12月23日 | 悪の根源≒マウントしたいという欲望 | 12月9日 | Steamのゲーム |
11月25日 | 成り上がったダメ人間 | 11月11日 | 自分を強化する技VS敵を弱体化する技 | |
10月28日 | 限界への挑戦 | 10月14日 | 「弱者=守られるべき善人」でない場合 | |
9月30日 | 脅しによる支配 | 9月17日 | 信用できない情報だらけの社会の場合 | |
9月2日 | 太鼓持ち | 8月19日 | 連続攻撃 | |
8月5日 | 信用スコアに支配された社会 | 7月22日 | 内通者 | |
7月8日 | 人件費コスト管理ゲーム | 6月24日 | 忠義者キャラ | |
6月10日 | 欠陥つき有能キャラの処遇 | 5月27日 | 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動 | |
5月13日 | 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 | 4月29日 | 論破 | |
4月15日 | 正義の味方という名の制裁者 | 4月1日 | 平気で嘘をつける人たち | |
3月18日 | 公正世界仮説 | 3月4日 | 被害者叩き | |
2月18日 | 政治力 | 2月4日 | 統率力 | |
1月21日 | 優秀すぎるライバルが現れたとき | 1月7日 | 素性を表す記号としての肩書き | |
2017年 | 12月24日 | フリゲの雑談 | 12月10日 | 賤民階級 |
11月26日 | 個性づけとしてのパラメータ | 11月12日 | 宿敵宣言 | |
10月29日 | 大同団結 | 10月15日 | 品質について | |
10月1日 | 華麗な策略、汚い策略。その違い | 9月17日 | 平等主義と反平等主義 | |
9月3日 | ファン型オタクとマニア型オタクの違い | 8月20日 | ツイッターの利点と問題点 | |
8月6日 | 大抜擢された人材 | 7月23日 | 誇りと傲慢 | |
7月9日 | 傲慢とマウンティング | 6月25日 | 権威を利用するナイトども | |
6月11日 | 悪事プレイ(のススメ) | 5月28日 | 異界人(宇宙人)の干渉 | |
5月14日 | 集団の思考ルーチン | 4月30日 | 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン | |
4月16日 | 名声欲 | 4月2日 | 無言の圧力と忖度 | |
3月20日 | ロスト・ハイ・テクノロジー | 3月5日 | 破壊神の信者 | |
2月19日 | 一人称形式で見える視野の範囲 | 2月5日 | 歴史的人物の当時の評価 | |
1月22日 | 未来予測 | 1月8日 | 人相見(人物鑑定) | |
2016年 | 12月25日 | 商業レビュアー | 12月11日 | 成長戦略の目玉としてのカジノ |
11月27日 | パニック | 11月13日 | 生存ゲーム的なシチュエーション | |
10月30日 | 強敵感 | 10月16日 | 感情移入という視点からのキャラクターメイク | |
10月2日 | 供給過剰社会 | 9月18日 | 血筋 | |
9月4日 | 統一されるべき尺度 | 8月21日 | 暑さと寒さ | |
8月7日 | (優秀な)下っ端 | 7月24日 | 超便利社会=超疲弊社会 | |
7月10日 | 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者 | 6月26日 | 少子化社会という舞台 | |
6月12日 | 有事法制(緊急事態における法のあり方) | 5月29日 | 悪のセレブサロン | |
5月15日 | 成功者が成功後にやりたいと思うこと | 5月1日 | ゲーム世界とリアル世界の違い | |
4月18日 | 過去に戻ってやり直すということ | 4月3日 | 八百長 | |
3月20日 | 異邦人(外国人労働者) | 3月6日 | 陣形 | |
2月21日 | 功績泥棒 | 2月7日 | 三国志13をプレイ | |
1月24日 | 裏切り者 | 1月10日 | 善政家 | |
2015年 | 12月27日 | 精神~命よりも大切なもの | 12月6日 | 独立戦争 |
11月23日 | ジャーナリスト | 11月8日 | 精神力 | |
10月25日 | 優しい指導者 | 10月11日 | 助けを求める人たち | |
9月27日 | 兵站 | 9月13日 | 善玉が起こした悪事や不祥事 | |
8月30日 | カイゼン | 8月14日 | 盗作・ゴースト | |
8月2日 | 表稼業 | 7月20日 | 正論を用いない説得工作 | |
7月5日 | ディストピア | 6月21日 | 財政破綻 | |
6月7日 | 防諜 | 5月24日 | サイコパス | |
5月10日 | 戦犯 | 4月26日 | ハト派とタカ派 | |
4月12日 | 不遇な先駆者 | 3月29日 | プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人) | |
3月15日 | 世界の管理者という名のラスボス | 3月3日 | 命令コマンド | |
2月15日 | 攻略本・攻略サイト | 2月1日 | お遊びコマンド | |
1月18日 | 精神異常状態 | 1月4日 | NPCの選択判断ルーチン | |
2014年 | 12月14日 | 男女キャラクターの比率 | 11月30日 | 不安と安心の役割 |
11月16日 | 現実主義者の正体 | 11月3日 | アイテムゲット | |
10月19日 | 真相にたどり着けない者 | 10月5日 | 挫折 | |
9月14日 | 嫌いだけど素晴らしい人達 | 9月7日 | 売れている作品と面白い作品の違い | |
8月24日 | 援軍 | 8月3日 | ブラゲとパケゲ | |
7月20日 | 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 | 7月6日 | ディスリスペクト(軽蔑・disり) | |
6月22日 | あやかり系主人公 | 6月8日 | 中毒 | |
5月25日 | 箱庭ゲーム | 5月11日 | ダブルスタンダード | |
4月20日 | 偽りの理想郷 | 4月6日 | 防御力 | |
3月23日 | 自分用ゲーム作り | 3月9日 | 育成する指導者、選別する指導者 | |
2月23日 | 忠誠 | 2月9日 | 変化するキャラクター | |
1月26日 | 一芸職人VS器用貧乏 | 1月11日 | 評判 | |
2013年 | 12月23日 | 身分制度 | 12月8日 | 陰謀 |
11月24日 | 秘密 | 11月10日 | 努力が報われるゲーム | |
10月27日 | ゲームの自由度について | 10月13日 | 出来の悪い二代目 | |
9月29日 | 怒り | 9月15日 | 撤退戦術 | |
8月30日 | ヒール(悪役) | 8月15日 | 覆水盆に返らず | |
7月28日 | 予知・予測 | 7月13日 | かつてのヒーロー | |
6月30日 | 覚醒(新能力発現・急成長) | 6月15日 | 犠牲 | |
6月3日 | 単独開発 | 5月19日 | ダメ人間 | |
5月5日 | 悪徳宗教を必要とする人々 | 4月21日 | 悪の連帯責任 | |
4月7日 | 3種類の立場からみた作品批評 | 3月24日 | 中立性を装った愚痴・悪口など(仮) | |
3月10日 | 人気対戦競技の条件 | 2月24日 | 幻想空間 | |
2月10日 | お金 | 1月27日 | 尊敬できる敵 | |
1月13日 | やる気・気合 | 12月29日 | ルール | |
2012年 | 12月15日 | 厨二病 | 12月2日 | 売れ筋 |
11月17日 | 改心 | 11月4日 | 議論 | |
10月21日 | 優秀な人材の起用・登用方法 | 10月7日 | 憎しみにとらわれた人達 | |
9月22日 | 友情やコネによる人事起用の危うさ | 9月8日 | 権力欲に取り憑かれた人達 | |
8月19日 | 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために | 8月5日 | 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い | |
7月29日 | 人が自ら死(自殺)を決意するとき | 7月15日 | 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク) | |
7月1日 | 選択肢があるということ | 6月16日 | 宣伝と人気 | |
6月2日 | ホンネとタテマエ | 5月19日 | コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話 | |
5月6日 | 鑑識眼 | 4月30日 | 平等と競争 | |
4月14日 | 公務員ヒーロー | 4月1日 | SF設定 | |
3月18日 | 情報収集 | 3月3日 | 原発考察 | |
2月19日 | プライド | 2月5日 | お笑い | |
1月22日 | ラスボスの処断方法 | 1月8日 | 創造→創作 | |
2011年 | 12月30日 | 独裁者 | 12月9日 | 二次創作品 |
11月27日 | 万人向けからマニア向けの時代へ | 11月13日 | 無敵能力の人たち | |
10月29日 | 正式名称 | 10月15日 | 利の人、情の人 | |
10月3日 | ポジティブ・ネガティブ | 9月16日 | 利権 | |
9月3日 | 借金 | 8月21日 | 何も変わらない事の恐怖 | |
8月5日 | 発信したいオタクと共感したいオタク | 7月25日 | 戦う地方、媚びる地方 | |
7月17日 | 充電期間 | 7月10日 | ひとそれのアンケート結果 | |
7月2日 | 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) | 6月21日 | 東日本大震災3 | |
6月5日 | 上司に反発 | 5月21日 | 修正する度量 | |
5月14日 | 挑戦する勇気 | 5月1日 | 調子 | |
4月17日 | 専門スキル | 4月3日 | 東日本大震災2 | |
3月18日 | 東日本大震災1 | 3月5日 | ネトウヨと不良キャラの共通点 | |
2月19日 | 信用ラインと警戒ライン | 2月5日 | 信じられない者ばかりの世界観 | |
1月23日 | 武器を交えない戦争 | 1月16日 | しゃべらない主人公 | |
1月7日 | 異世界に飛ばされた凡人 | 12月25日 | 後ろ向きな嫉妬心 | |
2010年 | 12月19日no2 | 人それのゲーム難易度 | 12月19日no1 | 社会人型キャラ |
12月11日 | 新作公開してから一週間 | 12月5日 | 新作ゲーム紹介 | |
11月20日 | 理想と現実 | 10月29日 | 新作公開予定 | |
10月18日 | 派閥 | 10月1日 | 仲間 | |
9月19日 | キャラクターイメージ | 9月6日 | 理想を持った人間。そうでない人間 | |
8月21日 | 革命後 | 8月8日 | 長編のオチのつけ方 | |
7月24日 | 勇者は世直しができるか? | 7月10日 | 全力集中プレイと長期戦略プレイ | |
6月27日 | RPGのチームバトル | 6月13日 | 傭兵団 | |
5月29日 | 相手の思考をよんでみよう | 5月14日 | 扇動する者、される者 | |
5月7日 | こっそりアンケート設置お知らせ、ほか | 5月3日 | 地方を主人公の舞台にしてみよう | |
4月17日 | コンピュータは人間を上回れるか? | 4月2日 | 政権交代から6ヶ月が過ぎて | |
3月22日 | フィクション | 3月12日 | 困ったパーティメンバー | |
2月21日 | 責任 | 2月6日 | 教育 | |
1月23日 | トップダウン式製作とボトムアップ式製作 | 1月10日 | ゲーム作成スタッフ | |
2009年 | 12月25日 | 政権交代から3ヶ月が過ぎて | 12月12日 | 血液型 |
11月29日 | 編集日記・編集後記 | 11月14日 | AVG(+SLG)制作中 | |
10月31日 | シナリオ | 10月18日 | ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2 | |
10月3日 | オリジナル | 9月19日 | ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには | |
9月6日 | 実在モデルをどこまで採用できるか | 8月24日 | 素材? | |
8月14日 | 今時の報道スタイル | 8月8日 | ユーザーサポートにメールを送ってみました | |
7月25日 | 恋愛シミュレーション2の魅力? | 7月11日 | 人気と実力 | |
6月27日 | 打ち切り | 6月19日 | エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考 | |
6月6日 | 貴族階級 | 5月23日 | 悪の戦闘員 | |
5月10日 | 異なるキャラクターの視点でみてみよう | 4月24日 | 強者がますます強くなる・・・ | |
4月11日 | ゲームエディタ | 3月29日 | 愛郷心 | |
3月22日 | 匿名ネット社会 | 3月6日 | 暗躍する超能力者たち | |
2月22日 | 信者キャラ | 2月15日 | 必殺技 | |
2月1日 | アンチヒーロー(悪役型英雄) | 1月23日 | カタストロフィーを未然に阻止しよう | |
1月16日 | フェアな戦い | 1月3日 | あれから幾年後 | |
2008年 | 12月28日 | 国盗りSLGの景気対策 | 12月20日 | 現実世界をゲーム化してみよう |
12月5日 | 内部対立 | 11月29日 | 推理もの?? | |
11月22日 | 悪人とも言い切れない罪人 | 11月7日 | 正史 | |
10月31日 | 萌えない女性キャラ | 10月18日 | 関西弁 | |
10月5日 | 大阪 | 9月21日 | 避けられない強大な敵 | |
9月7日 | 人気・魅力・カリスマ | 8月29日 | 黒幕 | |
8月23日 | 運と実力 | 8月9日 | COMの思考ルーチン | |
8月3日 | 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 | 7月19日 | 軍師 | |
7月5日 | 各国の思惑を構成するもの | 6月21日 | 催眠術 | |
6月7日 | 和解 | 5月24日 | 知恵者 | |
5月16日 | 千年生きてみよう | 5月3日 | 生き残ることと勝ち残ること | |
4月18日 | 冷酷な指導者 | 4月5日 | お金の使い道 | |
3月15日 | 若さ | 3月7日 | 性能と運用 | |
2月29日 | アンケート現況発表(質問2について) | 2月22日 | 広報戦略 | |
2月10日 | 差別 | 1月27日 | 敵のスペック | |
1月13日 | 神の加護、神聖魔法 | 12月30日 | フリーゲームのレビュー | |
2007年 | 12月16日 | 国盗りゲームのパターン | 12月1日 | 謎について |
11月16日 | ゲーム世界での対人設定2(その他視点) | 11月3日 | ゲーム世界での対人設定1(味方視点) | |
10月20日 | レジスタンス勢力 | 10月5日 | 終盤~エンディング | |
9月21日 | 世襲について | 9月8日 | 悪役(ヒデブ派5隊長など) | |
8月24日 | 確率について | 8月10日 | セーブ&ロード | |
7月27日 | 成長について | 7月15日 | SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理 | |
6月30日 | SRPGのマップのシステム | 6月17日 | 徴収と略奪 | |
6月2日 | 兵科あれこれ | 5月19日 | 理想の君臣関係 | |
5月4日 | 経済力うんぬん | 4月21日 | 戦略ゲームと戦術ゲーム | |
4月6日 | 公開情報と非公開情報 | 3月24日 | 個人戦用の武器等 | |
3月9日 | 兵士の武器 | 2月25日 | ゲーム作りとゲーム遊び | |
2月11日 | 少数派(属性持ち)向けゲーム | 1月28日 | バージョンアップ | |
1月13日 | 宮田軍にてこ入れ? | 12月30日 | フリーゲームの宣伝 | |
2006年 | 12月15日 | 投票・アンケート | 12月1日 | 最強の敵 |
11月18日 | 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ | 11月4日 | デバッグ | |
10月22日 | 現代・近未来ものについて | 10月6日 | 趣味の社会人クリエイター | |
9月15日 | 新作?の状況について | 9月8日 | BGMについて | |
8月27日 | 登場人物の口語表現 | 8月12日 | 女性キャラ | |
7月28日 | 主人公選択式ゲーム | 7月16日 | マイサイトについて | |
7月2日 | 死について | 6月17日 | 風刺について | |
6月2日 | シナリオタイプあれこれ | 5月19日 | ゲーム作りの進め方について | |
5月5日 | ゲーム作りを始める時について | 4月21日 | 高能力キャラの表現方法 | |
4月8日 | 悪い敵 | 3月31日 | 名前について | |
3月18日 | 伝え方と伝わり方 | 3月12日 | キャラクターのプロフィールについて | |
3月5日 | アマとプロによる基本プロット考 | 2月25日 | 自作CGについて | |
2月19日 | 著作権について | 2月12日 | バックグラウンドの設定について | |
2月5日 | SRPG95の次回作に対する期待 | 1月29日 | 分岐と自由度について | |
1月22日 | 難易度について | 1月15日 | 勢力別能力値考察 | |
1月8日 | 主人公について | 1月1日 | ユニットの能力値をどういじるかについて | |
2005年 | 12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日 |