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愛原様のたわごと(20年5月10日)





愛原「前回は、集団ヒステリーがどういう現象を引き起こすか?という点について触れたわけだが、現実はひどいな。特にテレビ局が、集団ヒステリーの最大の拡散器になっている。」

逆沢「冷静な対応を呼びかけているふりをして、どんどん人々の不安を広めている感じがするわね。」

鼎「不安だけならともかく、憎しみを広げているのが一番罪深いかな。私はテレビを見る事はほとんどないんだけど、【こういう番組で、こういうタレントがこういう発言しました】ってネットの記事だけでも、ちょっとひどいかなと思うのもあるし。」

愛原「昼休み時間中に誰かが【ひるおび】なる番組をかけてたりすると、運が悪いと嫌でも耳に入ってきたりするのだが、特にこの番組はひどい。昔からひどい。今回のコロナ騒動でも、自粛警察の最先端で、あおるような真似ばかりやってやがる。江ノ島海岸とやらにカメラマンを前もってスタンバイさせておいて、そこで遊ぶサーファー達を撮って、【自粛しないでこんなに遊んでやがります】といわんばかりの報道をしたりとか。」

逆沢「海で遊ぶくらい、好きにさせてやれよと思うけど。まだ真夏でもないし、どれくらいの人がいたか、知らないけど。」

愛原「俺がたまたま見た時は、ほとんど誰もいなかったな。テレビ局側としては、ガッカリ展開だったようだが、無理矢理番組を進行してたわ。まぁこの番組は、以前も帰省ラッシュか何かを見越して、ラッシュのひどさを撮影するために高速道の撮影にカメラマンを動員したのはいいものの、予想外にすいてて空振りしたり、そういう前科は珍しくないけど。」

逆沢「あらかじめカメラマンをスタンバイさせてまで、非難すべき一般人を探し回って全国に映像広めるって、自粛警察の中でも極めつきの悪質さねー。パチンコ店とか、いい感じの餌食にされちゃったんじゃないの?」

鼎「ネットでは、八代英輝とかいう普段から問題発言の多い弁護士がその番組内で、すごいパチンコ批判をしてたって記事があったよ。私はその番組自体は知らないから、ネットからの発言のコピペにならざるを得ないけど、【圧倒的多数の店が自粛要請に応じてるんですよね。(中略)その中でも営業に踏み切るというのは、これだけ業種がある中で、感染症のまん延防止という非常に公共性の高い要請に、従ってくれない代表がパチンコ店になってるわけですよ。】【パチンコ店って何なんだっていう事になると、そこで換金される脱法ギャンブルなわけですよね。】【ですから、正直いってこれは換金所でですね、1件2件を摘発すべき話だと思うんです。】【これだけ公共性の高い要請に従ってくれないパチンコ店が少なからずあるという事は、ある意味、反社会的勢力の一歩手前ですよ。】といった発言をしてたらしいよ。」

愛原「ものすごいミスリードのオンパレードだな。俺自身は別に彼らに営業自粛すべきと言う思想を特段もっている訳では無いが、それを断った上で、まず前置きすべき点として、圧倒的大半のパチンコ店は自粛要請に応じている。同調圧力に耐えられないという事情もあるだろうし、世論に配慮したという理由もあるだろうし、特に大手は自粛要請にほぼ100%応じているので、自粛に耐えられる経済的余裕があるならという前提もあるだろう。自粛要請をはねのけているのは、俺が知る限り、零細の個人商店のような所ばかりであり、しかも極めて少数だ。飲食店だろうがどの産業でも、自粛に応じざるを得なかったお店もあれば、そんな経済的余力の無いお店もあるが、パチンコ店の自粛率だけが特段に低い事情はない。にも関わらず、あたかもその産業全体として、バッシングする姿勢は極めて恣意的な悪意を感じる。」

逆沢「その八代って弁護士のスタンスからすれば、たった1店でも自粛要請をはねのけたお店が残っていれば、これ幸いとパチンコ産業自体を叩きまくりそうね。」

愛原「反社会的勢力の一歩手前という表現も、極めて悪意に満ちている。自粛警察の要請に応じない連中は反社会勢力の一歩手前とか、同調圧力のかけ過ぎどころのレベルじゃないだろ。」

逆沢「その理論なら、叩かれるべきはパチンコ店だけじゃなくて、自粛要請に応じず、外出したり、店を開ける人全体が、反社会勢力の予備軍として同様のバッシングにされされるべきだろうけどねー。」

鼎「他の飲食店や娯楽産業とと切り分けてピンポイントで批判するための詭弁が、脱法ギャンブルという指摘なんだと思うよ。」

逆沢「でもその批判は、コロナと完全に無関係だけどね。コロナが収束しようとしまいと、彼らはそれを根拠に今後もパチンコ店を叩き続けるだろうし。今回は、コロナという大義名分が加わったから、それに乗っかっただけというか。」

鼎「同様のパチンコ店批判の理論は、吉村大阪府知事もしてたよね。これもネットからの抜粋だけど、【(パチンコ店問題の)背景としては依存症の問題があるんだろうと思う。なので、やはりパチンコについては、国もギャンブルとして認めてなかった。遊戯として認めてたわけで。3点方式というよく分からない方式ですけど、結局これはギャンブルです。ギャンブルとしての規制、依存症対策、これに正面から取り組まないといけないと思う。】【競輪、競馬は国営。国がきちんと監督権を持って進める。いま止まってるが、進めてるIRは、世界でギャンブル依存症対策とか、そういったものに正面から取り組む規制をしっかりやるという世界標準のルールもあって、国でもカジノ管理委員会を作って、そこはきっちり規制していこうとなってる。】とか。」

逆沢「ごめん。カジノも競馬も競輪もOKで、パチンコはNGという理由が分からないんだけど。国営なら良くて民営だと悪い理由も、全く分からないんだけど。」

愛原「国営企業にすれば、民営企業よりも透明で健全で客層も良くなると思っているのかも知れないな。実際には利益構造の悪さも国営特有の風通しの悪さも不祥事も絶えないから、国鉄もNTTも郵政ですら、民営化の流れになってるんだけどな。ついでにいうとカジノは国営ではない。パチンコと全く同じ、許可制による民営スタイルだ。大手パチンコ店も、カジノの入札には前向きであり、看板が変わるだけでしかない。」

逆沢「吉村も八代も弁護士なのに、国として遊戯として認めているのに、これはギャンブルですとか、違法として摘発すべきですという理論は、そもそも弁護士としてどうなんだ?」

愛原「法が間違っていると感じたなら、それを正すように求めるのも、それ自体は間違ってないと思うが、既に公人である吉村知事が、法が変わったわけでも、法を変えたわけでもないのに、自身の政治的主張を根拠に、合法として運用されているものを脱法ギャンブルと決めつけて、特定の産業だけをつるし上げる行為は、最低と言わざるを得んな。まぁこの男は、大阪市長時代にも個人的なイデオロギーを根拠に、長年続いたサンフランシスコ市との姉妹都市を解消したりもしてるくらいだから。首長は、個人のイデオロギーを前面に出して、府や市を好き放題に扱ってもいいくらいの認識なんだろう。その内、あいつムカつくからという理由(表面上は【このままでは信頼関係を築けないから】といった理由付けになるだろう)だけで、どこぞの国や都道府県と断交くらいやるかも知れん。絶対に国政の要職を任せてはならないタイプだ。」

逆沢「なるほど。お前が前回、吉村知事を松岡洋右にたとえた理由が、改めて分かったわ。吉村という男は、個人的な感情や好き嫌いを、そのまま政治に反映させてしまう危険なタイプといいたいわけね。」

鼎「けど吉村さんも、戦前の松岡外相もそうだけど、こういう人程、なぜか国民的な支持を得やすい気もするよね。」

愛原「大衆も、個人的な感情や好き嫌いを政治に持ち込みたがる点は同じだからな。軽い気持ちで、あの国と断交しろとか、制裁しろとか、懲らしめろとか、平気で言う大衆はいっぱいいるだろ?」

逆沢「なるほど。シンパシーが合うって事か?」

鼎「けど集団ヒステリーに汚染されたような状況で、政治家が集団ヒステリー側に媚びていくというか、政治家自身が集団ヒステリーと一体となって突き進んでいく構図は、さすがに危険すぎるよね。他罰的・攻撃的な欲望そのままに、自分はいかにも正義の味方みたいな顔をして、自粛警察みたいに目を皿にして、全体に染まらない人間を見つけてはそいつを悪人に仕立て上げて、その人を血祭りに上げる事で、自分達は正しいこと成し遂げたと言わんばかりに、みんなでわいわい盛り上がるみたいなのは。」

愛原「集団ヒステリーに感染した人は、常にその不満を誰かにぶつけたいというか、誰かのせいにしたくて仕方なくなっているからな。そこに吉村だの八代だのといった連中が、パチンコ店という悪玉を仕立て上げて【コイツ悪い奴です】とでも叫んだ事で、これ幸いとパチンコ店に彼らの不満や怒りをぶつけた者も多いだろう。そいつが本当に悪い奴かどうかは重要ではない。とにかく自分の不満のはけ口として、イケニエが欲しいのだ。」

逆沢「そしてそんなイケニエが欲しい連中に、吉村知事がイケニエを投げ入れてくれたんで、集団ヒステリーに感染した人達とか、元々パチンコ産業に批判的な人達が、万歳して支持してるって感じかな?」

鼎「最近、吉村知事の人気もうなぎ登りで、あちこちテレビ局に呼ばれているらしいけど・・・。」

愛原「あおりたくて仕方ないテレビ局にとって、自分たちの期待通りの方向にあおってくれる政治家は、最高に都合がいいからな。そりゃあ歓待もするだろう。」

鼎「そもそもテレビ局は、どうしてあおりたがるのかな?」

愛原「さあな。同じあおるのでも、アベノマスクの訳の分からない納入業者の事とかは、まるで触れないし。その反面、半年以上前に起こった千葉の暴風災害の時でも、単なる自然災害の被害者に過ぎないゴルフ練習場を倒壊させた責任者として猛バッシングする一方で、同様に鉄塔を倒壊させた東京電力に対しては、なぜか【ご苦労様です】と感謝の姿勢だったり。訳分からん。」

逆沢「コロナにしろ暴風災害にしろ、こういう災害の時に、人は誰かを悪役にしたくて仕方ない。しかし、国や大企業を悪役にしてバッシングするのはリスクが大きい。だからパチンコ屋やゴルフ練習場といった弱者を悪役にしてバッシングするって流れじゃないの。集団ヒステリー状況を自ら作り上げた上で、彼らの不満や怒りの矛先を、特定の社会的弱者に誘導するのがメディアの裏の役割というか。」

愛原「テレビ局が、自粛警察の先頭を切って、前もってつるし上げられるべき悪玉を用意しておくような真似は絶対にやめてもらいたい。CMなんかでも同様だが、繰り返し報道は、特にすりこみ効果が強まるので、毎日コロナコロナと報道し続けるのもやめてもらいたい。今までは、よく分からない部分も多かったので大目に見てたが、さすがに過剰報道に過ぎる。テレビ局が過剰に不安を煽るから、集団ヒステリーがさらに広がり、思考能力の低下した彼らが、テレビ局の思惑通りに誘導されていくようになっていく。その危険なループが分からないのか?」

逆沢「テレビ局の思惑通りに世論を誘導したいから、繰り返し報道をしたり、悪玉を用意してつるし上げたりしてんじゃねえの? 吉村知事みたいなのを祭り上げたりするのも。」

鼎「私達は集団ヒステリーの感染拡大こそ優先して阻止したい立場だけど、テレビ局はテレビ局の思惑通りに大衆を誘導したいし、吉村知事も吉村知事の思惑通りに大衆を誘導したい立場だから、テレビ局や吉村知事が集団ヒステリーの拡大こそが大衆の誘導に都合がいいと感じてる限りは、彼らとわかり合えることもないと思うよ。完全に相反関係にあるから。」

愛原「単なる災害被害者であるゴルフ練習場がテレビ局によって悪玉されたのも不愉快だったが、極めて危険な扇動政治家でしかない吉村知事のようなのまで持ち上げて世論が悪誘導されるのは、さらに不愉快だ。仕方が無いので、今回のテーマは【部隊長の決断】というテーマで行いたい。」

逆沢「突然、テーマ名を出すお前も、なかなかの独断ぶりだな。何の前触れもなく、兵庫側を悪玉にした上で大阪・兵庫間の往来自粛を突然テレビで呼びかけた吉村知事に負けないわ。」

愛原「俺がここで独断しても、誰も迷惑しないからな。しかし知事とか、部隊長という立場の者は違う。彼の下には部下がいたり、市民がいたりするからだ。そして彼らは、中間管理職的な立場ではあるが、誰かを巻き込み、誰かを強制的に従わせる権限も保有しているからな。」

鼎「突然、出てきた【部隊長】という単語が唐突すぎるんだけど、これには何か意味があるのかな?」

愛原「実は、今回のテーマは、前々から触れてみたいものでもあったのだ。本来は、忖度についてのネタの延長線でだな。そして今回、集団ヒステリーという名の同調圧力というか、彼らへの忖度圧力が強まっている事を受けて、いい機会だと判断した。」

逆沢「つうか部隊長と忖度に、何の関係があるんだ?」

愛原「うん。昔、とある外国の軍に所属していた人による記事で、すごく面白いものがあってだな。軍における忖度の話なんだが。結論から言うと、軍では上層部に対する忖度は当たり前であり、その代わり、それによって生じた責任は全て上層部が負うと言う内容だった。」

逆沢「モリカケとは、似て非なる主張ね。モリカケでも忖度が話題になったけど、こちらは忖度された側の責任には全く触れられないままだったから。部下が勝手にやった事という認識だったから。結局、忖度した側も忖度された側も、よく分からないままというか。」

愛原「軍の規律では、本来そんな事はあり得ない。まず大前提として、軍において上下の意思疎通自体が、絶対のようで絶対ではないという事だ。」

逆沢「軍にしろ、警察にしろ、武力を扱う部門では、上官の命令は絶対だろ。部下が上官の命令を無視して、勝手に行動しては話にならないし。」

愛原「命令が及ぶ範囲ならな。しかし命令が届かなくなるというか、意思疎通自体が困難になる事が、軍ではしばしば起こるのだ。理由は大きく2つ。一つは、通信の問題。特に中世以前では、離れたところにある部隊同士で連絡を取るには、何日も、あるいは何十日もかかる事がザラだった。つまり司令部が伝令を飛ばしても、伝令がたどり着いた頃には、既に城は落ちていたとか、部隊は壊滅していたという事すらザラだったのだ。また、逆に伝令が帰ってきた頃には、司令部自体がごっそり消えていて、既に壊滅したか、どこぞに移転したかもよく分からないという事もありうる。距離や場所によっては、伝令がたどり着くには、どうやっても敵の領内を通過しなくてはならず、敵に伝令が捕まるリスクを考慮せざるを得ない場合もある。またその伝令が、そもそも信頼できるかも怪しい。敵が放ったニセ伝令か、もしくはスパイという可能性もある。」

鼎「つまり意思疎通自体が、難しいという事だよね。その伝令の情報が正しいかどうかも分からない。あるいは伝令が伝えた情勢とは、既に変わってしまってるかも知れない。」

愛原「伝言ゲームの恐ろしさもあるしな。伝令が一人で全てをやりきるなら伝言ミスの類いも少なくなるが、間に色んな人が入ると、当人達に悪意はなくとも、気がついたら内容が正反対になっている事も珍しくない。」

鼎「一般企業でも、伝言ゲームの怖さは普通に起きうるよね。社長の命令が末端の部下に届く頃には、かなりニュアンスが変わってしまっていたり。デマもそんな感じで、広がったりするらしいよね。」

逆沢「【ウチの町内の雑貨屋に勤める50代の男性がコロナに感染したと発表されたよ】→【そういや、あそこの雑貨屋の店主がちょうどその年代で条件にぴったり該当してるよね】→【あの雑貨屋の店主がコロナに感染したかもとあの人が言ってたよ】→【あの雑貨屋の店主がコロナに感染したらしいよ】→【でもあの雑貨屋、今でも店開けて店主も平然と営業してるよね】→【何それ、怖い】→【自粛警察出動】みたいな感じか。」

愛原「次に命令がそもそも実行不可能・実行困難になる場合。たとえば司令部が【援軍を送るから、それまでなんとしても城を守り抜け】と命令してたとしても、この命令を部隊長が馬鹿正直に守るべきかどうか、迷うようなシチュエーションも、そもそも多い。」

逆沢「こちらが想定してたよりも、はるかに大軍勢の敵が攻め寄せてきて、とても援軍到着予定日まで、城を守り抜けるような状況では無かったり。あるいは援軍到着予定日はとっくに過ぎてるのに、いつまで経っても援軍が現れる様子がなかったり。色んな想定外が、戦の世界ではつきものだからねー。」

鼎「というか、戦争自体が、いかに相手の想定を崩せるかを競うゲームみたいなところがあるよね。お互いに、相手の裏をかきたいと思ってる。相手が援軍を出してきそうと思ったら、その援軍自体を先に壊滅させてやろうと企んだり、あるいは援軍が到着するまでにさっさと城を落としてやろうと企んだり。」

愛原「そう。予定通りにいかないのが戦争なのだ。特に負ける側は、自軍にとっての予定外・予想外が、相当に起きていると思われる。」

逆沢「まぁ、予定通り、予想通りに事が運んだら、スムーズに戦にも勝利できるんだろうけど、戦えばどっちかが負けるか、勝ってても予想外に被害を受ける事は珍しくないからねー。」

鼎「将棋とか、その他のゲーム全体にとっても言えるけど、予定通り・予想通りに事が運ばないのは、対人ゲームではよくある事だよね。だってお互いに、相手の裏をかいて、相手の予想を超えようと企んでいる訳だから。」

愛原「そう。だから命令自体が正しく伝わっていたとしても、そもそも命令自体が遂行できないというか、無理に遂行しようとすると、かえってひどい状況になりかねないから、命令を無視せざるを得ない事も多い。」

逆沢「相手の行動パターンを複数予想して、色んな場合に備えた命令にしておけば、多少はリスクも和らげられるんだろうけどねー。敵兵がこちらの想定よりはるかに多いようなら、急いで城を焼いて撤収しろとか。予定日が過ぎても援軍が現れないなら、速やかに投降しろとか。」

愛原「但し、これも限度はある。たとえぱ【敵兵がこちらの想定よりはるかに多いなら速やかに撤収せよ】という命令にしても、曖昧すぎるだろ。敵兵の数が微妙に多すぎる場合は、撤収すべきか、踏ん張って抗戦するべきか、結局、部隊長の裁量にゆだねられるのは同じというか。」

逆沢「【敵兵が5000以上なら撤退】とか、数を具体的にしてればいいんじゃね?」

愛原「野鳥の会がマンパワーで敵兵を数えるようなノリで言ってんじゃねー。敵兵の数が5000人前後っぽくて判断がつかないからって、いちいち数えてたら、逃げる間も戦う間もなくやられちまうわ。」

逆沢「じゃあ、どうしろって?」

愛原「だ・か・ら、結局、最終判断は、部隊長の判断で決めるしか無くなるわけだ。司令部が【原則、援軍到着まで抗戦。但し5000人以上の敵兵を確認したら、速やかに撤退せよ】と命令してきても、5000人前後で微妙そうなら、それは部隊長の裁量で決めるしかない。何となく敵兵が弱卒そうなら、誰がどう見ても5000人以上でない限りは抗戦するのもアリだろう。逆に司令部が全く想定していないと思われる新兵器・新戦術で敵が攻めてきたなら、敵の数に関わらず、撤退という選択肢は常に発生しうる。【いかなる新兵器・新戦術を敵が披露しようとも、敵兵が明らかに5000人以上でないなら、必ず死守せよ】みたいな追加の命令でもない限りわな。」

鼎「つまり命令内容に全く含まれていない新たな事態が発生したり、命令の条件を満たすかどうかが曖昧な事態が発生した場合は、現場の部隊長の裁量が優先されて良いというか、優先せざるを得ないという事だよね。」

愛原「そういう事。たとえば【到着予定日までに援軍が到着しなかった】という新たな事態が発生して、かつその後どうするかの命令が特になければ(or曖昧なものならば)、その後、どうするかは部隊長の判断という話になる。もう少し待てば援軍は必ず来ると信じられれば、抗戦するのもいいだろう。それまで持ちこたえられそうにないと判断したならば、投降なり、撤収なり、玉砕なり、集団自決なり、色んな選択肢を模索する事になるだろう。いずれにしろ部隊長の判断にゆだねられる。」

逆沢「投降と撤収に関しては、相手との駆け引きになるけどね。投降を許されないケースもあり得るし、許されても条件が相当に悪いケースもある。撤収の場合は、失敗するリスクも高い上に、失敗したらかなり惨めな最期になるリスクもあるというか。」

愛原「それも含めて、部隊長の判断と力量の問題だ。出来の良い部隊長に率いられていれば無傷での撤収に成功したり、厚遇扱いで投降を許されたりもするだろう。出来の悪い部隊長に率いられていれば、玉砕なり、集団自決コースで終わるかも知れない。」

逆沢「たかが中間管理職といっても、そう考えると、意外と権限は絶大ねー。部下の生殺与奪を完全に握っている上、事実上自分の意思通りに好き放題できるわけだから。」

愛原「好き放題にできるというよりは、自分の頭で考える能力が要求される。なぜなら自分に命令してくれる上官も司令部も、そこにはない訳だから。【敵兵は5000人前後のようですが、この場合、撤収した方がいいでしょうか? それとも徹底抗戦致しますか?】と上官に問いただしたくとも、そこに上官はいない。伝令を出しても間に合うわけがないからだ。」

逆沢「ただ命令通りに動くしか能の無いイエスマンとか、絶対に務まらないわね。そこには命令してくれる上官も、判断してくれる上官も、いない訳だから。」

鼎「こういう時、部隊長としての器がためされるよね。」

愛原「自分自身に考える頭が無かったり、もしくは集団ヒステリーに汚染されてしまってたならぱ、その場の空気に流される事だろう。部下の参謀たち、もしくは兵士達の意見に流されて、【潔く自決しましょう】とか言われようものなら、【じゃあ死のう】とかなりかねない。戦略・戦術でもなく、人道でもなく、単に全体の空気に振り回されるだけになる。」

逆沢「けど部下達が、集団ヒステリーに染められてしまってたなら、いくら部隊長一人が冷静でも、その空気にあらがうのは難しいんじゃないの? 歴史上でも、その場の空気に逆らったトップが、逆に部下達に殺されたり、追放されるような例は珍しくないし。」

愛原「それはもう部隊長の責任としか言えんな。集団ヒステリーが発生するような状況を許してしまった時点で、既にアウトというか。まぁ吉村知事型の部隊長なら、自ら集団ヒステリーを培養した上で、彼らをまとめあげる支配手法だから、より自業自得といえなくもないが。」

逆沢「【命惜しむな、名を惜しめ】みたいな感じで、兵士達を鼓舞し続けてきたような部隊長なら、いざという時に投降や撤収を部下に命令しようとしても、部下が従ってくれなくなるリスクがあるって事ね。下手すると、【こんな恥知らずは、俺たちの上司にふさわしくない。殺せ】みたいな流れになってもおかしくないと。」

愛原「5.15事件じゃないが、熱狂的な集団が、自分達にふさわしくないトップを殺害したり、引きずり下ろす例は案外多い。集団ヒステリーの状況下では、どんなに高貴な身分でも、空気に逆らった者は排除すべき敵でしかないのだ。集団の戦意を高める上では、集団ヒステリーを自ら培養した方が手っ取り早いが、彼らはしばしば制御不能な暴走集団になるリスクくらいは把握しておきたい。」

鼎「だから本当に有能な軍人さんは、怒りや憎しみやプライドみたいな感情で部下をあおるのではなく、信頼関係の醸成を試みるよね。この上官に従っていれば間違いないと思わせられるように。そしたら大抵の命令には従ってくれるようになるから。」

愛原「もちろん部隊長の全てが有能とは限らないし、有能でもどうにもならない厳しい戦況というのも多い。故に部隊長の判断が裏目に出る事もあるだろう。そこで、じゃあ部隊長は、その責任を背負うべきか? これはもう分かるよな?」

逆沢「自分でやった判断の結果なんだから、当然責任も負うべきね。権利に責任はワンセットというか。」

愛原「ごめん。お前を見くびっていた。実は、逆。部隊長に責任はない(あってもメインではない)。責任を負うのは、彼を部隊長に任命した上官。もしくはさらに上の上層部が負う事になる。」

逆沢「え? なんで?」

愛原「(まともな)軍では、任命責任が上位に来る。先に言った通り、軍の世界では、意思伝達がスムーズに行われない事も多いというか、しばしば予想外の事態が発生する。じゃあ、どうするか? 上官はそれを見越して部隊長を任命する事になる。たとえば【原則、援軍到着まで抗戦。但し5000人以上の敵兵を確認したら、速やかに撤退せよ】と上官が命令する際には、その上官の腹は既に決まっている場合も多い。そして内心で【人道上、勝ち目のない戦は避けるよう指示しなければならないが、本音では敵兵の数がどれだけ多くともできる限り抗戦して欲しい】と考えたなら、6000人以上で攻めてこようが、強力な重装備の精鋭兵で攻めてこようが、容易にひるまない勇猛で撤退嫌いで誇り高い性格の部隊長にこそ、その任務を与えるはずだ。逆に内心で、【こんな要衝でもなんでもない土地を、大きな犠牲を払ってまで死守するのは馬鹿げている】と感じていたなら、無用なプライドとは無縁で撤退上手の評判高い部隊長にこそ、その任務を与えるだろう。またさらに内心で、【コイツの力量や手腕を試したい】とか【コイツにチャンスを与えたい】と考えているなら、そのコイツとやらに、とりあえず任務を預けるような判断もするだろう。またさらに内心で、【コイツなら何をやらせても信頼できる】と感じているなら、無条件でソイツを任務を託すかも知れない。いずれにしろ上官は、部隊長の性格や器量や将来性を見て、人事配置する事になる。ある意味、上官は部下が自分の内心を忖度して動いてくれる事を期待しているのだ。」

逆沢「ああ、なるほど。表向きは敵兵の数が5000人以上かどうかで境界を分けてるけど、内心は別にある。そして内心に沿う人間である事を期待して、人事を決定している訳ね。まさしく忖度してくれる事を期待して。」

愛原「そう。立場上、援軍を出すと約束していても、内心では、敵の妨害がキツすぎて期日内にちゃんと援軍を届けられる可能性は低い事もある。そんな時も、司令官はその前提で部隊長を選抜する。とにかく一日でも長くできるだけ時間を稼いで欲しいなら、援軍がいつか到着する事を信じて疑わないような愚直な部隊長に任務を託すだろう。逆に予定日までは時間を稼いで欲しいがその日を過ぎたらもう時間稼ぎは十分であれば、見切りの早い部隊長に任務を託すだろう。その部隊自体が使い捨て同然なら、投降しようが玉砕しようがどうでもいいので、いつ死んでもらっても敵の捕虜になっても惜しくもない適当な部隊長を任命するだろうし。逆に予定日まで時間稼ぎするだけでもそれなりの精鋭が必要だが、そんな精鋭をみすみす失いたくなければ、名将と名高い部隊長を任命したりもするはずだ。」

鼎「つまり部隊長は部隊長で、自分の頭で判断してるつもりでも、実は任命した上官の手のひらで踊っているだけというのは、珍しくないという事だよね。部隊長は最終的に最期まで勇猛に戦う事を自分の頭で決断したつもりでも、実は上官は、そいつがそんな性格である事を見越して彼を部隊長に任じただけに過ぎないというか。」

愛原「そう。だから【部下が勝手に忖度してやっただけ】という理屈は通用しないのだ。上官が【あいつが戦況をわきまえず勝手に抗戦して、無駄に戦死者を多く出した】と言い訳しても、軍法会議でそれが通る事が無い。明らかな命令違反で無ければ、それは任命した上官が全て背負うのだ。だから勇猛な性格である事を期待して部隊長に任命したのに、実は想定外の臆病者で、わずかな兵相手にさっさと撤退してしまった結果、自軍の被害が多く出たとしても、これも部下を見る目が無かった上官の責任。上官の内心を忖度できなかった部下が悪いという話にはならない。」

鼎「部隊長が、部下を見捨てて敵前逃亡したとかなら、さすがに部隊長自身が罪に問われるのは避けられないけど、そういう明らかな命令違反でなければ部隊長の裁量権の範囲で、その裁量の結果は、部隊長ではなくその上官が追うという図式だよね。部隊長が上官の思惑通りの判断をしようが、思惑に反した行動をしようが。」

愛原「絶対に思惑に反した行動を取って欲しくないなら、そう分かりやすく命令しておくしかない。それでも従わなければ、それはさすがに部隊長の責任だからな。しかし想定外の事が当たり前に起きる軍事の世界で、細かい命令までは事実上不可能だ。この程度の兵力なら迎え撃って欲しかったとか、こんな精鋭部隊相手に突っ込んで欲しくなかったとか思っても、野鳥の会メンバーに数を数えさせる訳にもいかない以上、それは現場で敵軍に遭遇した各部隊長の感性の問題なので、それを踏まえた上で上官は部隊長を任命せざるを得ない。そんな事で部隊長に責任は問えない。まして期日内に援軍が到着しなかったとか、そういう部隊長の責任に寄らない想定外の事態が発生したら、その後、部隊長がどう判断しようと、(部下を捨てて逃亡したとかでもない限り)その最終責任は、上官が全て背負うことになる。勝手に判断(忖度)した部下が悪いとか、上官が心の底で期待していた展開と異なる行動を取った部下が悪いという話には絶対にならない。」

鼎「そう考えると、今回のコロナ騒動での各知事さんや各市町村長さんの判断はどうかな?」

愛原「その質問に答えるならば、先に一点だけ、前提条件の違いに触れておく必要がある。それは知事や市町村長は、決して政府の部下ではないという事だ。少なくとも人事権はない。国が吉村洋文という男を大阪府知事に任命した訳では無く、吉村という男は、あくまで大阪府民の支持を得て知事に就任しているという事。つまり吉村知事という部隊長が犯した失態は、政府がその責任を負うのではなく、吉村知事自身がかぶるという事だ。(そしてそれによって府民が損害を受けたならば、府民自体が彼を当選させた責任を間接的に背負うことになる。)」

逆沢「吉村知事が大阪府民以外に迷惑をかけたなら、それは誰の責任だ? 厚労省の非公開文書を曲解して隣の兵庫県を巻き添えにしたり、拙劣なパチンコ規制を呼びかけたせいで、奈良県に大阪府のパチンコ客が大量に押し寄せるいった報道もあったけど。」

鼎「そんな報道もあってか、兵庫県知事は大阪府に連動して、大阪府と同レベルのパチンコ店への規制をする事になったよね。けど兵庫県では大阪府と事情が全く違って、確か5月6日の時点で神戸・阪神エリアだけで9割弱。約5%が東播で、残る但馬・丹波・北播・中播・西播・淡路の数は微々たるもの。特に但馬地域はゼロ。岡山県に隣接したような西播エリアもゼロだから、危機水準がまるで違うというか。だから案の定、但馬や西播のパチンコ屋には、その規制に後ろ向きな所も何店か出て。でもそのままだと、大阪府のパチンコ客が但馬や西播のパチンコ店に押しかけて、感染者数ゼロ地域が一気に蹂躙される恐れが出てきたから、兵庫県知事も吉村知事を超える強い指示を出したようだけど。」

逆沢「結局、吉村知事がやった事は、大阪府内のホコリを、ホウキで府外に払っただけじゃねえか。おかげで隣接県も同様のキツい措置で対応する羽目になっただけというか。」

鼎「兵庫県内の分布でも、9割近くが大阪府と関連深い地域に偏ってるし、どう見ても巻き添え食らってるだけでしかないよね。」

愛原「そんな吉村知事が評価される理由が、俺には全く分からない。自分の家で出たゴミを、隣の家の敷地に払いのける事が、そんなに立派な事なのか? 激しく迷惑。激しく不快なんだが。お前が余計な事をするせいで、こっちも余計な手間をかける羽目になっただけというのが分からないのかと。お前は自分の敷地のホコリを払って綺麗になって大満足かも知れんが、お前のせいで、こっちは無菌地域にまでホコリが舞い散って大迷惑してんだよと。東京キー局も、大阪準キー局も、そんな事にはまるで触れず、逆に英雄視するとか、気が狂ってるとしか思えねえ。」

逆沢「パチンコ店がクラスターになったという話は聞かないし、個人的には過剰反応したくないけど、多くのパチンコ店が自粛してしまったせいで、一部の開店しているパチンコ店に客が押し寄せすぎたら、話は全然変わってくるだろうしねー。全店開店してくれてた方が、分散される分、余程マシというか。そういや大阪府は、大阪メトロの間引き運転とかもやってたようだけど。」

鼎「間引き運転したら、一車両あたりの利用者数はその分、増えるから、密集具合ではより悪化するだけだと思うけど。その辺の理屈もよく分からないよね。」

愛原「吉村知事に関しては、訳分からない点がまだまだたくさんある。パチンコ店だけをやり玉にあげてヘイトを集める手法自体も不快だが、自粛要請によって発生する府民の負担を、政府に押しつけた点だ。お前、何を勘違いしてんだ? 政府は初めから、パチンコ店を閉めろなんて言ってねえ。それを決めたのは、テメーの個人的判断じゃねえか。自分で決めた事を、なんで政府が責任を負わなければならない? 政府にカネをたかるのではなく、カネが欲しいなら、自分が出せよ。国会議員の給料を減らせじゃなくて、先にテメーの給料を減らせ。維新の議員の給料を減らせ。他人のせいにして、他人にたかるな。東京オリンピックの延長費用を、都ではなく国が持てと言ってるよりも、さらにひどいレベルだぞ。」

逆沢「他人にカネ出せという分には、一番楽だからねー。カネを出すと言っても、政府に打ち出の小槌がない事は、自分達も分かってるだろうに。同じ理屈で言えば、大阪府が府債を発行するなどして対応すれば済む話ってなる訳だから。」

鼎「この吉村知事って、いいとこ取りだけして、大変な部分は全部他人に丸投げだよね。自粛要請で強い自分はアピールするけど、一番大変な財源の問題は、全部政府に丸投げ。出口戦略をどうするかについても、国が方針を示すべきとぶち上げて、やっぱり丸投げ。まぁこの点に関しては、西村担当大臣に反撃されて謝罪する羽目になってたようだけど。」

愛原「相手がパチンコ店のような社会的弱者だったり、政府のような強大な相手でも相手が大人しく黙っている内はいくらでも強気に出れるけど、その強い奴が反撃してきたら急にしおらしくなるあたり、典型的なチンピラ型体育会系だな。相手が弱かったり大人しければ、いくらでもマウントしてドヤれるが、そうでない相手には忠実で可愛い後輩を演じる事に何のためらいもないタイプというか。」

鼎「一番大変な部分を丸投げして、他人に責任を押しつけていられる姿勢自体、典型的な集団ヒステリー患者の症状だよね。難しい事は自分の頭で考えられない。だから思いつきで行動する。好き嫌いが判断基準になる。だから曲解したまま誰にも相談せず、衝動的に物事を決定したりもするし、身勝手な理論で政府に責任を押しつけて、あげく完全論破されたりもする。周りの人達に、ちゃんと相談して物事を決めるくらいの心の余裕が持てれば、何度も繰り返す勇み足の何割かは防げたような気もするけど。」

愛原「リーダーリップと言えば聞こえはいいが、独善や勘違いや空回りのオンパレードは困る。特にカネもないのに、補償もないまま自粛要請という名の命令を平気でやってのける点は、一種の狂気を感じた。コイツ、兵站の準備も無く、ヒステリーに染まった群衆の勢いだけで開戦したり、遠方に侵略軍を送り込むようなタイプだと。」

鼎「武器・兵糧の備えもなく、戦を始めるのは極めて危険な発想だよね。」

逆沢「けど精神論者は、気合いと根性で、兵站の問題は乗り切れると思い込みたがるらしいけどね。」

愛原「カネがないのは、武器・兵糧がないのと同じ。にも関わらず、戦を始めて乗り切ろうという発想が、あまりにも恐ろしすぎる。この吉村という部隊長は、武器・兵糧が不足したままでも、司令部が兵糧を送ってこないのが悪いとか言って、無理矢理進軍を始めるタイプなんだなと、本気で思った。」

鼎「上層部が、兵站不足でも気にせず進軍するように命令してきたなら、従わざるを得ない時もあるだろうけど、今回はそれに該当しないよね。」

愛原「いくら上層部の命令でも、インパール作戦みたいな無謀な作戦に従う必要はないと思うけどな。というかインパール作戦自体、発案者がそのまま実行者になってるところからすると、発案者以外に賛同者がいなくて、結局、自分でやるしか無くなったのかなとも思えるし。いくら軍部でも、部下は部下で、無茶な命令を拒否する権利がない訳では無いからな。もちろん拒否した際の代償は必要になるけど、命自体を取られるよりはマシと思えば、大抵の命令は拒否できる。というか命令を拒否しないと、自分だけでなく、自分が大切にしていた連隊の仲間全員がみんな空腹と敵の銃弾で殺されかねないし、そんな大惨事と比較すれば、さすがに拒否した方がペナルティーはあっても、それでもマシだからな。」

逆沢「まして国と知事の関係は、一方的な命令ができる関係でもないし、今回の件でも別にパチンコ屋を締め上げろと国が指示した訳でも無いしね。各都道府県で、独自の対応をすればいいというだけで。」

愛原「独自の判断でやればいいという事は、独自の責任を負うという事。大阪府が勝手にやって、それによって生じた費用を国に請求する事自体が大間違いという話でもある。そんな事が許されるなら、どの都道府県も、言い値で給付金ばらまくわ。」

鼎「でも、吉村知事は、自分の判断でパチンコ屋などを締め上げながら、政府はその費用を出してくれないと恨み節を言って、恨むなら政府を恨めよって感じで、結局特定の府民にババをかぶせるような真似をしたんだよね。」

逆沢「武器や食糧が届かないのは、国の責任。部隊長の俺に責任はない。一方、部隊長である俺には部下に突撃を命じる権限がある。そして俺は自分の権利と判断で、武器がなくともそれでもお前らに突撃を指示した訳だから、お前らは部隊長の俺に従って、武器も持たずに敵に突撃しろ。もちろん部隊長である俺は賠償はしない。悪いのは武器を届けない国。突撃をしろと命令したのは国ではなく俺。つまりは国を恨んで、俺の指示に黙って従えってか。」

愛原「それだけでもありえない暴挙だが、吉村がさらにヤバイのは、今回の非常事態を利用して、前々から不快に思っていたパチンコ業界をピンポイントで攻撃した事だ。以前4年前に、緊急事態法制に関するテーマを取り上げた事があったが、その際に起こりえる理不尽をまさに吉村知事が再現してくれた。コイツは権力を与えると、それを利用して気に入らない奴を抹殺しかねないとんでもない奴だ。コロナを利用して、パチンコ業界を痛めつけるような奴だけに、今後も彼は、チャンスがあれば、もっともらしい理由をこじつけて政敵を排除したりもするだろう。乱戦が起これば、その乱戦に紛れて、前々から気に入らなかった参謀や兵士を後ろから斬り殺して、【乱戦中だから仕方ないよね】と言いかねない奴だ。」

逆沢「クズ、アンド、クズだな。」

鼎「クズ行為かどうかは知らないけど、コロナを利用しての便乗行為としては、吉村知事は9月入学制度に改めようとかも、画策してるみたいだよね。小池都知事とかもだけど。」

愛原「阪神大震災の時は、校舎も大きな被害が出たりして、かなり長期の学校休業を余儀なくされた地区も出たけど、それでどうこうなったりはしなかったけどな。東日本大震災でもそうだろうし、他の大地震や大水害などでも、同様だろう。それで学校の運営が止まろうが、学生達の家が無くなったりしようが、全国の学校・学生は、彼らの勉学の遅れを待ってくれたりはしないし、それは仕方ないで済まされた。今回もその流れでいけたと思うのに、なぜか全国一律休校といった変な流れになって、しかもそれが未だに続いてる。まるで9月入学制度に持っていくために、全国一律で故意に授業を遅らせているようにしか感じない。9月入学制度に改めるべきかどうかは、本来は別の問題なのに、全国で一律で勉強を遅らせることで、故意にそういう状況に持っていかざるを得ないような流れに向かってる点は、個人的に非常に危惧を抱かざるを得ない。」

逆沢「既成事実を作ってしまえばこっちのものってかしらねー。」

鼎「そもそも去年のインフルエンザの死者数も3000人を超えてたらしいし、去年の交通事故死者数も3000人を超えていたらしいけど、別に社会は通常運転だったし、それと比べたらコロナ関連の死者数は今のところは500人超だし、私は学校閉鎖しなくてはいけない程の大災厄とはとても思えないんだけど・・・。」

愛原「まぁウイルスなんてのは常に変異するものだし、海外のような爆発感染に至らない保証もないし、未知の部分も多いから安易な楽観視は禁物にしても、状況に応じて柔軟に対応していけばいいとは思うけどな。少なくとも交通事故死の数が3000人を超えているからといって、それで車の数を減らそうという発想にはならないように、過剰反応は謹んで当然だろう。少なくとも全国一律の休校措置とか訳分からない。県単位ですら一律は意味不明だ。一番最初に緊急事態宣言が出た県の一つである兵庫県ですら、半数の市町村は表向きの感染者数はゼロか一桁以下なのに。」

逆沢「東京目線ね。あるいは東京&大阪目線か。」

鼎「けど吉村知事とは別の意味で、他の知事さんや市町村の首長さんも、かなり目線を気にしすぎだとは感じたけど。何というか、同調圧力に配慮しすぎというか、屈しすぎというか、そんな風に感じたんだけど。」

愛原「それは言えるな。吉村知事みたいなのは目立ちたがり故にどうしても目立つが、実際にはその裏で影の薄い知事さんや市町村の首長さんも多くいるわけで。そういったモブの部隊長の思考も、この際だから見てみようか?」

鼎「残念ながら、彼らは彼らで、同調圧力に飲み込まれたような、残念な首長さんが多すぎる印象が強いのは私だけかな? 【長いものに巻かれろ】的な感じで。吉村知事みたいに、自らあおったり、積極的に悪役を作ってイケニエを集団ヒステリーの群れに投げ入れたりまではしないけど、同調圧力に竿を差すつもりは微塵もないというか。」

逆沢「まだ安倍総理が学校の一斉休校を要請して間もない時期の頃は、一部の自治体のトップが、ウチの地区では学校休校はしませんってばかりに抵抗もしてたけど、大体白い目で見られて、いつの間にか休校を決断せざるを得なくなってた気もするわ。」

鼎「やっぱり同調圧力に逆らっても、結局は孤立して、支持も失うだけにしかならないって事かなぁ。【みんなに逆らって良くやった】とか【俺たち多数派に逆らう首長は、同調圧力に媚びない、空気を読まない素晴らしい英雄だ】は絶対にならないというか。」

愛原「前回のテーマでも取り上げたが、集団ヒステリーが蔓延しすぎると、集団ヒステリーの感染者にとっての常識こそが、世の中の常識になってしまうからな。みんなが【俺達に合わせないアイツは魔女だ】と叫んでる中、その主張に合わせないと、自分も魔女扱いされかねない。みんながアメリカと戦争だと盛り上がってる時に、反戦を唱えると、愛国者達にリンチされてもおかしくないようなものともいえる。そういう異論を許さない怖さが、集団ヒステリーにはあるからな。」

逆沢「今でも異論を許さない人達が、自粛警察を気取ったり、それを支持したりしてるくらいだしねー。テレビ局自身が、自粛要請に従わない店とか客を、容赦なくテレビで取り上げて、つるし上げてるからというのも大きいと思うけど。」

鼎「表向きは、命令では無くて要請でも、集団ヒステリーをこじらせた市民とテレビ局が同調圧力をかけて、それを単なる命令よりも強い、従わない者に対する私的制裁を伴う圧迫に変えてしまってる所が怖いよね。」

逆沢「この同調圧力が、全国の地方の首長らを強烈に拘束しているともいえるって事か? 表向きは、彼らは自由意思で学校を再開させるのも、休校を継続するのも自由だけど、要請という名の命令よりも強い同調圧力がそれを許さないというか。」

鼎「そう考えると、モブの部隊長キャラのような人達も、実際は有事において役立たずな気がしてきたかも。戦略・戦術も経済も人道も関係なく、ただ同調圧力という名の空気に流されるだけだとしたら。」

逆沢「自分の好き嫌いや欲望のままに考え無しで突っ走る吉村知事みたいな部隊長も最悪だけど、みんなの空気に流されるだけの部隊長も、実は同じくらい最悪なのかもね。悪目立ちしないだけで。」

鼎「逆を言えば、どんな部隊長の人がいいのかなぁ?」

愛原「少なくとも、集団ヒステリーのような状況を発生させない部隊長であるべきだな。集団ヒステリーが蔓延してしまった後だと、いかなる部隊長でも、もう部隊の制御は非常に困難。嫌々でも、集団ヒステリーが作る空気に従うか、それが嫌なら、ヒステリー集団に殺されるリスクを背負っても、粘り強く誠実に彼らを説き伏せるしかないだろう。」

逆沢「ヒステリー集団の説得なんて、口で言うほど簡単では無いけどね。5.15事件の犬養毅首相ですら、【話せば分かる】と言わんばかりにテロリスト達の説得を試みたようだけど、問答無用で射殺されてしまったようだし。」

鼎「人間は、元々、自分の思想を改めたり、自分の間違いを認めるのが苦手な生き物だよね。普段でもそうなのに、ヒステリー状態になって、普段以上に他罰的に、攻撃的に、無謬的になってる人を説得するのは、並大抵の話ではないと思うよ。いわゆる自粛警察を気取っているような人達ですら、実際に説得して彼らに間違いを認めさせるのは、相当しんどいようにも思えるし。」

愛原「そう。だから相手が聞く耳を持つ状態。少なくとも話し合いができるような状態。ヒステリー状態になってない状態を保つ必要があるわけだ。それでも吉村知事みたいなのは(自分の方が上の立場でも無い限り)説得不能だと思われるが、普通のタイプなら、理をもって説けば、説得の余地はあるだろうからな。世の中の人全てを納得させるのは不可能だが、ある程度以上の人を納得させれば、それで少なくとも物事は前に進めるのだから。」

鼎「部隊長の立場からすれば、結局、部下が集団ヒステリーに陥らないように、普段から信頼を築きあげるようにするしかないという事かな? 半分以上、理想論だけど。」

愛原「ほとんど理想論だが、そうなるだろう。不安の増幅が集団ヒステリーを引き起こすのだから、不安を打ち消すのが特効薬なのは間違いない。但し、部下が思考停止して盲目に従うようなのは、さすがにまずいけどな。それも別の意味でのヒステリー状態だから。部下が自分の頭で考える能力だけは奪ってはいけない。その上で、部下の意見に耳を傾け、取り入れる器量が欲しい。そうすれば、吉村知事のような思いつきのフライング発言みたいなのは、避けやすくなるだろう。こんな発言をしたら、後からきっとツッコミが入りますよみたいな助言を受け入れられたら、それだけで未来が変わってくるからな。」

逆沢「吉村知事には、有能なブレーンというか、助言してくれる部下とか仲間とかいないのか? 思いつきで行動して失敗したり、それでも開き直って突っ走る羽目になったり、そういうのが多すぎるんだけど。」

愛原「いないかも知れないし、いたとしても百田尚樹とか、ああいうのがブレーンだとまともな助言は期待できないだろう。橋下元市長や松井市長といった維新メンバーも、吉村のことを諫止することは無く擁護するばかりだし、とてもブレーンとしては機能していないと思われる。国に責任を丸投げしようとして西村担当大臣に怒られたので、今後はある程度は自分の頭で考えて出口戦略に向かわざるを得ないと思うが、部下の府職員に丸投げしてるだけなら、急に後始末だけを押しつけられた職員達が気の毒かも知れない。優秀な府職員に恵まれたならまだ救われるが、そうでないならもしかしたらまた、隣の県に負担を押しつけたり、パチンコ店なりを悪玉にして、それで自分へ矛先を向かわないように画策するような、悪知恵レベルの知恵くらいは働かせてくるかも知れない。」

逆沢「安倍総理もそうだけど、保身と権力維持の為に思考を全振りするようなトップは、大迷惑だわ。」

鼎「でも、モブの部隊長クラスの人達も、大体はそんな感じだよね。集団の意向に反したら、自分が地位が危ないから、たとえ集団ヒステリーによるものだと分かっていても、集団の意向をくんでいる感じもするし。完全に保身丸出しというか。」

愛原「市民に寄り添ってくれる首長は、独善的な首長よりも、ずっと素晴らしい存在なんだけど、寄り添うだけでなく、自分なりの知恵を見せて欲しいと思う。たとえば出口戦略について、大多数の首長がどう考えているか? 他の知事さんとかの動向を見て、全体の空気も読んで、雰囲気で決めようとしてるなら、そいつは多分無能だ。だが無能だが、全体に染まってる分、浮きにくく、表面的には無能とは評価されにくいかも知れんけどな。」

鼎「そういう意味では、吉村知事のようなタイプの方が、挽回というか、活躍できる余地はあるのかな? 誰よりも先に具体的に適切な出口戦略を披露し、実行に移せたならば。」

愛原「当然、そういう事になるな。普通に考えれば、東京や大阪よりも、他の都道府県の方がコロナの被害も少ないわけだから、大阪よりも他の都道府県の方が先に出口戦略を発表して、また完了させてないとおかしい。にも関わらず、みんなが大阪の動向を見てから、後追いで他県もそれを実行に移すというならば、なんだかんだで、実は吉村知事が一番有能だったというオチにもなりかねない。」

逆沢「あれだけ吉村知事を非難してたのに、最終的には一番吉村知事を評価するオチになろうとしてる気もするけど。」

愛原「他の知事らが空気を読むだけしかできない愚鈍ぶりを見せつけたら、当然そうなるだろうな。あれだけ大きな被害を出した大阪が【一番最初に平常運転に戻りました】なんて事になったら、他の知事どもは、それまで一体何をしていた? お前ら、みんな寝ていたのか?って話にも当然なるからな。」

鼎「容易に退かない勇猛果敢な部隊長もいれば、迅速で機動的な判断が得意な部隊長がいてもいいように、知事さんも色んなタイプがいていいと思うけど、逆を言えば、無個性で空気に流されるだけの部隊長さんは、一番困るよね。特に軍隊組織の場合は、部下の隊長がそんな空気に流されるタイプだと、できるだけ粘り強く戦ってくれるか、いち早く割り切った決断をしてくれるか、そういうのがまるで予想つかないから。」

愛原「そういう事。軍隊において上官による命令は重く、同時に部下がとった行動で何が起こっても、上官はその責任を負わねばならない。だから上官は、部下を慎重に選ぶ。粘って欲しい局面で簡単に撤収されたり、無理をして欲しくない局面で損害だけを増やされても困るからだ。だからその場の空気次第で、どういう行動をとってもおかしくないような、他力本願で無個性な部下は一番困る。そんな奴が、現場で自分の判断を求められる状況になったら、その場の空気でどんな判断を下すか、まるで読めないから。重要な局面であるほど、絶対に使いたくないタイプの部下だ。」

鼎「強気な部下も、弱気な部下も使い道はあるけど、その場の雰囲気でどうとでも染まって、しかも自分の意見を持たず、一方的に流されるだけの部下だけはまずいって事だよね。行動が予測不能だから。それこそ使い捨てにしかならないというか。」

逆沢「銀英伝のヤン提督のような部下がいるなら、【責任は全て俺が取る。だから貴殿が考える最善の方策を採るように】とだけ命令しておけば、後は細かい命令や指示を一切しなくても、勝手に部下の方が、自分の頭で最善と思える策を行使してくれるだろうから、上官も安心なんだけどねー。」

鼎「安倍総理も、そんな風に考えているのかな? 都道府県知事なり、市町村長なりに対応を丸投げしていれば、後は彼らが適当に上手くやってくれるだろうみたいな。」

逆沢「けどその期待は裏切られて、大半のモブ首長どもは、国からの指示待ちに徹しているみたいだけどね。自分の頭で考える気は毛頭無い。出口戦略も国が考えろ。そしたらそれに従って我々も動くから、みたいな感じで。」

鼎「だとしたら、国も地方も、総無責任体質だよね。お互いに相手に責任を押しつけあって、丸投げしあってる状況というか。これでは他国と比べて、対応がグタグダでも仕方ないというか。」

愛原「まぁ地方の中央への依存体質は、昔からの事だけどな。竹下内閣の頃にふるさと創生1億円みたいなものが、各自治体に配られたが、自分の頭で有効な使い道を考えて実行に移せたのは、1億円金塊で村おこしに大成功した淡路島の津名町(現・淡路市)など、わずかしかない。カネをやるから自分の頭で使い道を考えろと言われても、大抵の自治体に、そんな頭など全く無かったのがバレただけだった。」

逆沢「そんな連中にカネを配っても、カネをドブに捨てただけのようなものね。地方分権を騒がれて久しいけど、地方の力を強めて地方にカネをばらまいても、地方自身に自分の街を盛り上げる気力も頭も無ければ、結局カネをドブに捨てるだけというか。」

鼎「この絵を描けと言われたら、すぐに綺麗な絵を描けるのに、好きな絵を描けと言われたら、どの絵を描くか迷って結局時間内に描き上げられないままだったみたいな、典型的な指示待ち優等生みたいな感じだよね。命令されたことはちゃんと実行できるけど、好きなように適切にやれと言われたら、何もできないみたいな。」

逆沢「上司からの命令が常時下りてくる平時の中間管理職としては有能かも知れないけど、想定外の事態が起こった際に、自分の頭で考えて行動する事が求められる有事の軍部隊長としては、まるで使い物にならないタイプって事ね。」

鼎「そう考えると、今のおかしな状況は、全国の地方の首長さんが、非常時においてどれだけ地力を発揮できるかを見比べる良い機会かも知れないよね。」

愛原「現段階では、テンパってろくでもない事ばかり繰り返して悪目立ちしまくる吉村知事あたりは、自分的に評価最悪だが、最終的にはこの評価が覆される可能性はある。この非常時に何もせず、ただ空気に流されて追従しているだけの首長よりは、少なくとも経験値だけは積んでるので、失敗経験をちゃんと受けとめて成長の糧にできるなら、最終評価はおそらく真逆になるだろう。」

鼎「けど実際には、テレビなどで取り上げられないだけで、既に地味に良い働きをしている知事さんや市長さんは、いるかも知れないよ。誰からも非難を受けないように、目立たないようにこっそり自分の治める地域の学校をちゃんと再開させてたりとか。変な自粛要請を一切しなかったり、むしろ自粛解除を呼びかけるスタンスを示していたり、自粛警察をきどる迷惑な人達を取り締まったりしてたりとか。」

逆沢「軍記物で言えば、隠れた名将って奴ね。実は名将だけど、世間には認知されてない存在。」

愛原「真の名医は、どんな難病も治す手術の達人ではなく、そもそも難病に陥る前の段階で予防できる医師の方だからな。そういう存在はけっして目立たないが、実は一番ありがたい存在でもある。」

鼎「とするとコロナまみれの劣悪な状況で悪戦苦闘する小池知事や吉村知事みたいな人達よりも、そもそも劣悪な状況に陥らないように留めている地域の首長さんの方が、実は立派なのかな?」

愛原「統計不正で少なく見せているだけなら悪質だし、過剰な予防政策で、経済的な損害がひどいというなら本末転倒だが、どちらでもないならそうとらえても良いかも知れないな。まぁ隣の都道府県の影響とかもあるし、地理的な要因、産業構造による要因など、複数の事情も含まれるので、結果論で語るのはまずいと思われるが。」

鼎「同調圧力の問題とか、色々あるけれど、それでも少しでも早く平常運転に戻れるように、みんなが知恵を発揮して欲しいよね。安易な横並びを意識するのではなく。」

愛原「今の兵庫県知事なんかはすっかり心折れたのか、大阪府などと連携して歩調を合わせるみたいな腑抜けた事しか言わなくなったが、大阪府の知事が大阪第一に考えるように、兵庫の知事は兵庫第一で考えるべきだろう。隣接する都道府県との協力関係や情報共有をないがしろにするようなのはあってはならないが、ただ後追い追従するだけでは、さすがに無能だ。そんな事を繰り返してると、大阪よりずっと被害が少ないのに、大阪より平常運転になるのが遅くなるような間抜けな展開にもなりかねない。隣の府県の病巣が無菌地域に大量に流入するようなのだけは避けなければならないが、無菌地域でも神戸・阪神間のようなヤバイ地域でも学校再開が同時というような、無思慮な対応は避けて欲しいくらいに思う。安倍らが余計な事をしない段階では、その辺も緻密に考えてたくらいなんだから。」

鼎「兵庫県知事は、少し前までは周りがなんと言おうとそれなりに緻密だったというか、東日本大震災の時も関西広域連合のトップとして、カウンターパート方式の支援を実現させるなど、防災のプロとしての本領を発揮してたりしてたのに、今はすっかり末期のロボス元帥モードだよね。吉村知事に張り合う気力も無くして、完全に追従モードというか。」

逆沢「まぁあれだけデタラメな真似を繰り返す吉村知事がアゲアゲされて、防災のプロだった自分が吉村知事と比較された立場であれだけこき下ろされ続けたら、心折れるのもやむを得ないかも知れないけどね。もう好きにせいやって感じで。」

愛原「投げやりになられて困るのは、兵庫県民の方なんだけどな。まぁ兵庫県民の中にも、集団ヒステリー患者は多数いて、彼らにまで吉村アゲされては面白くもないだろうが。」

逆沢「吉村は、兵庫側に災厄をもたらすような存在なのに、なんで兵庫県民が吉村アゲするのか、訳が分からねー。」

愛原「思考回路が麻痺したヒステリー患者の所行だから仕方ない。アメリカ相手の戦争を肯定するような亡国思想の持ち主を愛国者として支持できる時代もあったのだから、自分達に被害を与える存在を英雄と誤認するくらいは、そりゃあ普通にあり得るだろう。」

鼎「元々自分の頭で考える習慣のない人や、空気に流されるだけの人はどうしようもないけど、そうでない首長さんは、今でこそ本領を発揮して欲しいよね。誰よりも早く、自分の治める街を平常に戻すくらいの意気込みで。」

愛原「個人的には、徳島県知事と岡山県知事の動向に、少し着目している。47都道府県の中で、民間に対して緊急事態に基づく自粛要請自体を現在行っていないのが、この2県だからだ。」

逆沢「岩手県とか、鳥取・島根が、自粛要請やってる方が私にはびっくりなんだけど。」

愛原「岩手の知事らが慎重派なのか、空気に流されているだけなのかは、分からんけどな。まぁ岡山・徳島の両県は、共に兵庫県と隣接関係にあるが、岡山県と隣接する西播は感染者数ゼロ、徳島県と橋がつながる淡路も島全体で1と、ほぼ無菌状態なので、イメージよりもずっと安全地帯ではある。個人的には、一斉休校の解除なども早期に検討して欲しいなと思う。そしてテレビ局も、東京目線で不安を煽るのではなく、安心を与えるために、そういう地方もあるという視点で着目して欲しいとも思う。」

逆沢「クズみたいな政治家やテレビ関係者達は、今回の災厄を利用して不安ばかりあおって、前々から気に入らなかった連中の商売を妨害してやろうとか、利権団体が喜ぶようなマスク発注やバラマキをしてやろうとか、誰かを悪玉認定して正義の味方視点で断罪してやろうとか、ロクでもない事を画策して、この混乱をさらに長引かせようとするかもしれないけど、そんな奴らの思惑にだけは乗りたくないわね。」

愛原「そういうクズどもにも広い裁量権を与えてしまうから、緊急事態条項なんてのは絶対反対なんだが、そんなものがなくとも、元々地方の首長には十分裁量権があるからな。各首長は、それぞれが特定の県民・市民・町民を預かる独立した部隊長でもあるという自覚を持って、それぞれに自分の頭で考えて、周りの賢人の意見にも耳を傾けながら、勇気を持って行動して欲しい。周りの目線を気にして行動するようなのは、敵軍の動きだけに惑わされて対処療法的に行動したり、集団ヒステリーに陥った部下の要望通りに動くことしかできない無能な部隊長の所行そのもので、むしろ有害にしかならない。」

鼎「よくよく考えたら、去年の交通事故死者数よりも、インフルエンザ死者数よりもずっと少ない状態でもある事を念頭に置いて、大局を見据えて判断して欲しいよね。集団ヒステリーにのまれて、存在しない敵の大軍を過剰に恐れるような真似はしないというか。もちろん今後、情勢が急速に悪化する恐れは否定できないから、そこは臨機応変に対応して欲しいけど。」

逆沢「アベノマスクが家に届くよりも早く、近所でマスクが普通に買えそうな人すら、割と出そうな感じだしねー♪ 政府の政策なんて、全く当てにならないというか。だったら部隊長クラスの人間が、自分の頭で考えて行動するしかないというか。」

鼎「加藤勝信厚労大臣に至っては、金曜日に【37.5℃以上の発熱が4日以上続く】のが受診の基準というのは(国民の)誤解とまで発言してたよね。政府は当てにならないを通り越して、嘘つきと形容してもおかしくない無責任状態というか。」

愛原「仮に誤解だったとすれば、国民に広く伝わるように記者会見などを開いて誤解を速やかに訂正すべきだったのに、一切していない。後出しで、今頃になって何すっとぼけた事を言ってんだ?という感じだな。無能でも誠実なら可愛げもあるが、無能なくせに、ご飯論法駆使したり、ここまで詭弁垂れ流しの卑怯者を演じられては、もう政治家辞めろとしかいいようがない。まぁ、こうなった以上は、その誤解を広めたテレビ局にも、責任の一端は感じて欲しいがな。テレビ局が勝手に誤解して、検査希望者が殺到して病院がパニックになったら困るからみたいな理由まで後付けして、受診を遅らせるべく自粛するよう呼びかけたとしたなら、命に関わる分野でテレビ局自体が醜悪な自粛警察ぶりを発揮してしまった事になるわけだから。聞いてるのか? 八代。恵。田崎史郎。」

逆沢「聞いてない。聞いてない。聞いてたら、逆に怖い。そんな連中に目をつけられたら、こんな糞サイト、すぐに吹っ飛ぶわ。」

愛原「うーん。吹っ飛んだら困るなぁ。けど田崎史郎らが政府の意向を好意的に曲解してテレビで広めたのか、そうでないのかくらいははっきりして欲しいな。恵も、人をちゃかした態度と、自粛警察活動こそ自粛して欲しい。特に八代のような人間を呼ぶな。特に話しかけるな。それでもおかしなことを言ったら、しっかり面罵しろよと。」

鼎「いずれにしろ、これ以上の企業活動の自粛は、致命的になるような気がするよ。というのも現段階では、コロナがはやる前の受注分を生産している製造業者も多いからまだしも、そろそろその時期も終わるというか、現状では5月中旬あたりから生産ラインを止めざるを得なくなる企業が急増しそうだから。そうなるとたくさんの労働者も、会社も窮地に陥るし、そうなってからコロナが収まっても、全体の購買需要が戻るまでには数年かかるようにもなりかねないから。その間に下手すると、海外勢にシェアを多く取られそうな気もするし。そうなると国民生活も大変だけど、税収とかも恒久的にひどい事になりそうだし。そうなるとますます財政にも悪影響を与えるというか。」

逆沢「吉村知事なんかは、パチンコ屋がどれだけの税収をもたらしてるかも知らずに、それらを潰す気マンマンのようだけど、大阪府はそんなに財源に余裕があるのかねー?」

愛原「財源も語らず国に金をせびるような知事だけに、とてもそんな思考ができてるとも思えないけどな。今のパチンコ産業は、とても税金ををごまかせるようなシステムでも全然ないし。世界中のカジノ産業と比べても、全く見劣りしない強力な税収財源なんだけどな。好き嫌いだけで潰すには、あまりに経済的損失が大きすぎるというか。何を言おうが、政府にとって一番有り難いのは、とにかくたくさん税金を納めてくれる存在という現実に無頓着すぎるというか。カネを稼げないのに労働者だけを拘束するゾンビ企業よりも、百倍マシというか。」

逆沢「だからお前は、パチンコ産業を擁護するのか?」

愛原「全然。俺は自分の好き嫌いだけで特定の娯楽を壊滅させようとするような奴は、絶対信用しないというだけだ。今はこちらに矛先が向かなくとも、いずれこちらに矛先が向いてくる可能性が高いからな。自分が弾圧されてないから、放置していいという話にはならない。人を弾圧するような奴は、こちらの事をもっと嫌いになったら、いずれこちらを弾圧してくるだろうくらいに警戒しておかないと危険だ。漫画でもゲームでもタバコでも高校野球でも、それらを毛嫌いする奴はいくらでもいるからな。もっともらしい理屈をつけても、最終的にはバッシングしてこちらの立場を悪化させる事しか考えない連中は、さすがに放置できない。香川県のゲーム規制条例みたいに、全国的には非難の対象としての声が強いくらいなら、(自分に直接的な被害がない限りは)まだ放置の余裕もあるが、吉村知事みたいなのが喝采を浴びるような現状では、さすがに放置する訳にはいかないからな。」

鼎「だったら集団ヒステリーを拡散して、自粛警察を自ら買って出るテレビ局も、同様に叩かないと危険だよね。」

愛原「サイトが潰されないレベルで、テレビ局の悪事もどんどんオープンにしていかないとならないな。」

逆沢「お前も、モブ首長どもと同レベルの超ヘタレだな♪」









過去のたわごと 
 2020年     4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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