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愛原様のたわごと(20年7月5日)




愛原「アメリカで話題になっている【Black Lives Matter】に関する運動。それに対するトランプ大統領の姿勢。そしてそんなトランプ大統領のネットでの暴言(?)に対して、規制を加えようとするフェイスブック社やツイッター社。この一連の流れをみて、善し悪しはともかくとして、アメリカは本当に【正義の国】なんだなと感じる。個人も団体も、正義とは何か? 正義のためにどう行動すべきか? 真剣に考え、真剣に行動している。アメリカ社会は、闇も深いが、そんな中にあっても、光あふれる世の中を作らんと、本気で行動できる人達がいっぱいいる。アメリカという国のそういう部分に関して、本気でうらやましいとも思うし、敬意も強く感じる。」

逆沢「冒頭から、何、らしくもない事言ってんだか。」

鼎「けど、日本国内のネットでの反応では、【アメリカはコロナで大変なくせに、そんな事をやってる場合か?】みたいな斜めからの批判コメントも上位にあって、ちょっと残念に感じてしまったのは、あるかな?」

逆沢「まぁ、日本人は大真面目にデモをやってる人に対して、冷笑浴びせるような人も多いからねー。日米の文化の差と言えば、そうかも知れないけど。」

愛原「多くの流血を伴いながら、苦難の道を経て、少しずつでも着実に正義や人権、自由と平等を勝ち取ってきた彼らと、勝手にそれらを与えられてきた日本人の差かも知れんな。日本人には、正義の重みも、人権の大切さも、自由や平等の有り難みも、魂の部分で実は全く理解できていないのかも知れない。」

逆沢「正義の味方が登場する漫画やアニメの数自体は、アメリカにも全然負けてないはずなんだけどねー。」

愛原「正義とは何か? 自由とは何か? 平等とは何か? 人権(人としての優しさ、慈愛、寛容といった精神)とは何か? そしてそれを守り、実現する為にはどう行動すべきか? そういう部分に関して、少なからずの日本人は、実は深く考えた事が無いのかも知れないな。正義の味方がうんぬんといった所で、実はどんな世の中を作ることができれば、正義の味方としての勝利条件を満たせるのか? そういう発想がない、ハリボテの正義の味方も、案外多いかも知れない。」

逆沢「正義の味方としての勝利条件?」

愛原「うん。正義の味方は、そもそも何のために働いているのか? 正義の味方の目的というか、そういう視点だ。」

逆沢「そんなもの、悪をやっつける為に決まってんじゃねーか。」

愛原「悪をやっつけるというのは、あくまで手段だ。俺が聞きたいのは手段ではなく、目的。そもそも目的がなければ、何が善で何が悪か? 誰が善で誰が悪か? そういうのも判別不能になってしまうだろが?」

鼎「少年漫画的な発想すれば、王道的な正義の味方の理想は【みんなが笑顔になれる世の中を作りたい】みたいな感じに集約されるような気がするけど。要するに【みんなの幸せ】。だから悪は、みんな、もしくは誰かを不幸にするような存在みたいな感じになるんじゃないかな?」

愛原「多分、そんな感じになるんだろうな。しかし今のアメリカでも日本でもそうだが、現実には【みんなを幸せにする】のは不可能だ。その理由はいっぱいあるが、一番根本的な理由になるのが、【みんなの幸せを望まない(≒誰かを不幸にしたくてたまらない)】思想の持ち主が、少なからずいるから。要するに差別主義者を初めとする人達だな。トランプ大統領の岩盤支持層も、そういう人達(≒白人至上主義者)が少なからず含まれている。そしてトランプ大統領も、そういう人達による熱狂的支持をアテにしている。だから【Black Lives Matter】のような運動には、トランプ大統領も後ろ向きにならざるを得ないのだ。」

鼎「つまり、アメリカは間違いなく正義の国ではあるけど、同時に正義側の人達が本気で動かないと対峙できないほどに、暗黒神の支持者のような人達の数もまた多いという事かな? なんか2017年3月にとりあげた【破壊神の信者】のネタを思い出すよね。」

愛原「【破壊神の信者】というネタで重点的に取り上げたが、残念ながら良い人だけでなく、後ろ暗い思想の持ち主も世の中にはたくさんいる。そして後ろ暗い思想の人達も、実は自分なりに幸せを追求しており、【他人を不幸にしてでも、自分(達)だけは幸せになりたい】と思っている。そんな人達が、破壊神なり暗黒神なりを信仰するわけだ。今のアメリカで言えば、トランプ大統領は、まさに暗黒神信者の陣営が公認している大統領候補みたいな位置づけになっている訳だな。彼が見事、大統領選挙に再選してくれれば、【白人以外を不幸にしてでも、白人至上主義者だけは幸せにしてくれる】事が何となく期待できそうだから。」

鼎「こういう暗黒神の信者は、余程、強大にならないと表だって行動しないから厄介だよね。特に【Black Lives Matter】運動みたいなのが活発な時は、なお潜伏しやすいから。つまり見た目の支持者の数は少なく見えても、実際の数はずっと多い。だから世論調査では、トランプ陣営の劣勢が発表されても、実際にはトランプ支持層は潜伏しているだけだから、いざ選挙になると意外とトランプ大統領陣営が勝利しても全然不思議じゃないというか。」

愛原「誰だって、【私は実は差別主義者です】とか【私は差別主義に寛容な候補者に投票します】とは口にしたがらないからな。だから【Black Lives Matter】運動みたいなのが活発な時に世論調査をしても、暗黒神の信者らは口を閉ざして本当のことは言わないだろう。しかし実際に選挙となると、彼らはそういう候補に投票するから、結果的に世論調査以上に暗黒神信者陣営は健闘しやすい。別にマスコミが統計操作しているのではなく、一方の陣営だけ世論調査の際に本当のことを言わないから、そういう統計上の結果になりやすいと言うだけの話だ。」

鼎「実は日本でも、そういう現象は割と起こるらしいよね。汚職やスキャンダルまみれで評判悪い市会議員でも、なぜか毎回当選できる候補者とか、割といるけど、それも【口を閉ざしている隠れ支持者】が多いから。彼らは実際には地元に利権を誘導してくれる悪徳市会議員を支持しているけど、表だって評判悪い市会議員の支持者とは思われたくないから、世論調査や出口調査では決して悪徳市会議員を支持していますとか、悪徳市会議員に投票しましたとは言わない。その結果、世論調査では評価の低い悪徳市会議員が、毎回表評判以上の得票を獲得して、当選し続ける事ができてしまうと言うか。」

逆沢「なるほど。つまりアメリカでも、表向きは【差別反対】と言ってるけど、それは差別主義者と思われたくないからそう口にしてるだけで、本音では差別上等と思っているアメリカ人もそれなりにはいる。そういう隠れ支持者の分は、世論調査には現れないから、その分のズレは当然出て来るし、つまりトランプ大統領の選挙での得票数は、世論調査のそれよりも、今回も若干上ずれする可能性も十分あるって事ね。」

愛原「うん。そういう訳で少しだけ話を戻すが、世の中には【みんなの幸せを願う人】の他に、【他人を不幸にしても自分は幸せになりたい】と考える人も、相当数いる。中には【他人を不幸にすることが、私の幸福につながる】と考える人もいる。特に権力欲や支配欲・出世欲が強い人なら、【他人を引きずり下ろしても、出世したい】とか【他人を引きずり下ろさないと、私は成功者(幸せ)になれない】とか【他人の上に立って、他人をマウントしたり見下す事が、最大の幸福(快感)だ】とも、考えやすいだろう。そして、そういう人が少なからずいる限り、【みんなの幸せ】なんて、どうやっても実現不可能という話になってしまう訳だ。」

逆沢「世の中の人が全て【みんなの幸せ】を願う人ばかりなら、それは実現可能。しかし【他人の不幸こそが、私の幸せ】という人がいれば、その時点で、【みんなの幸せ】は実現不能なパラドックス状態になってしまうって事ね。人を傷つけたり苦しめる事のみに至上の喜びを感じるような狂人まで幸福にしようとすると、どうやっても不幸な人も生み出さざるを得なくなる訳だから。」

愛原「正解。つまり正義の味方が実現できるのは、【みんなを幸せにする】事ではなく、【みんなの幸せを願う人達を幸せにする】事だけになる。みんなの幸せを願わない人達。つまり【自分の幸せの為に、人を躊躇なく不幸にする人達】や【人を不幸にすることに喜びを感じる人達】は、正義の味方の支援対象から外れるという事になる。ぶっちゃけ正義の味方からみれば、敵という位置づけにもなり得る訳だな。」

逆沢「なるほど。正義の味方は、全ての人類の味方ではないって事ね。【みんなを幸せにする】のが目的に見えても、実際は【みんなの幸せを願う人達だけを幸せにする】のが、本当の目的というか。」

愛原「ちなみにこういう正義の味方がらみというか、イデオロギー上のパラドックスは、他にもあるぞ。平等、自由、寛容とかでもな。」

逆沢「つまり、みんなに平等、みんなに自由、みんなに寛容というのも、実際には矛盾が発生して実現不可能って事か?」

愛原「うん。たとえば平等。たとえば【毎月保険料を納めている人にも、保険料を全く払ってない人にも、有事の際には平等に保障します】というのは、果たして本当に平等か? ちょっと考えてみよう。」

鼎「平等にしたら、逆に不平等になってしまうというパラドックスだよね。保険料を全く払っていなくとも同様に保障してもらえるなら、保険料を真面目に払っている人からすればアホらしい以外の何者でもなくなるし、逆に不平等というか。」

愛原「そう。何でもかんでも平等にしたら、逆に不平等になってしまうのだ。つまり正義の味方が、できるだけ理想の形にしたければ、どういう平等を目指せばいいか? 今までの話の流れで言えば、予想できるよな?」

逆沢「【みんな一律に平等にする】ではなく、【払った保険料に応じて平等にする】形にした方が、より平等に近づけるって事ね。」

愛原「もちろん税の再分配機能と同じで、完全比例が平等ともいかないけどな。税金でいえば、税金をたくさん払ったかどうかが重要ではなくて、税金をちゃんと払ったかを基準にした方が健全だろう。貧しい人なら貧しい人なりに、豊かな人は豊かな人なりに、いずれにしろちゃんと税金を納めている限りは、平等に行政サービスを受けられる。逆にいかにたくさんの税を納めている富裕層でも、海外に隠れ口座などを作って税の申告をごまかせば罰せられるし、逆に貧しい者でも生活保護費の不正受給などをすれば、やはり罰せられる。金持ちでも貧乏人でも、真面目な者は報われ、ズルをすれば罰せられる。それこそがより理想の平等に近づくような気がする。」

鼎「真面目にやっていても、ズルしても、平等というのは逆に不平等という事だよね。原理主義的な平等はむしろ不平等というか。」

愛原「細かいことをいえば、平等の物差しは、結構人それぞれで難しくなるけどな。たとえば白人至上主義者からすれば、【優れた白人を他人種よりも手厚くもてなしてこそ、真の平等】みたいな謎理論すら、展開可能になるわけだから。」

鼎「善し悪しはともかく、アメリカ人は、平等の概念についても本当に真剣に議論し、活動しているといえそうだよね。だからこそ人種差別問題でも、あれだけ真剣に取り組めるというか。」

愛原「日本の正義の味方も、平等という概念について、もう少し真剣に考えてみれば、より深みが出て来るだろうし、そういう部分に切り込んだ意欲的な作品にもたくさん巡り会えればいいと思っている。次に自由のパラドックスについて。」

逆沢「自由にもパラドックスがあるのか?」

愛原「厳密には、日本語における自由という訳語がよろしくない。フリーダム(Freedom)リベラル(Liberal)の混同が見られるというか。特に自由主義と聞いて、フリーダムなイメージを連想するととんでもない事になる。なぜなら自由主義(リベラル)というのは、フリーダムなそれまでの世の中に対するアンチテーゼとして生まれたものでもあるからだ。」

逆沢「リベラルとフリーダムは全然違うのか?」

愛原「フリーダムな自由というのは、ヒャッハーな自由だ。全ては自己責任。弱肉強食。殺すも殺されるも自由。騙す騙されるも、奪う奪われるも、自由。法を守るも破るも自由。他人の自由を奪うのも自由。人間社会というのは、元々そんな世の中からスタートしており、時の権力者は、王族・貴族といった身分になり、他人の自由を奪い、管理しながら、権力者ならではの自由を謳歌し、また他人が自由に動き自分達に対して牙をむく事を恐れ続けていた。そんな中世までのフリーダムな世の中を変えようという事で生まれたのが、リベラル(自由主義)という概念。こちらはいわゆるヒャッハーでフリーダムな自由と異なり、まず大前提として、他人の自由を奪う自由まではない。自由といっても、何をしても良い訳では無く、ルールを破ればきちんと罰せられもする。法治主義や平等主義とは車輪の両輪の関係にあり、王族だろうが賤民だろうが、法を破れば平等に罰せられるし、優れた働きをすれば平等に賞される。というかリベラルな社会が成熟するにつれて、そもそも王族だの賤民だのといった身分自体も無くなっていく。地位や身分は徐々に廃され、単なる職や役割に変わっていく。」

鼎「法治主義とも車輪の両輪の関係にあるという事は、フリーダムな意味の自由はむしろ縮減して、逆に法による束縛感は強まりそうだよね。」

愛原「当然そうなるぞ。他人の自由を奪う自由。他人を不当に傷つける自由みたいなものは、当然厳しく制限される。リベラルな意味合いでの自由社会は、自分の自由と同じだけ、他人の自由も尊重されるからな。【貴方の自由を保障しますが、私の自由も同様に保障してください】というのがリベラル。【他人の自由や権利を不当に奪う者は、刑罰によって己の自由や権利を制限されても仕方ない】というのがリベラル。フリーダムな自由においては、平等主義も法治主義も全く尊重されないが、リベラルな自由においては、平等主義と法治主義が必然的にセットでついてくる形になりやすい。」

逆沢「リベラルに法治主義がくっついてくると、悪法に対してどう臨むかが厄介になりそうね。ソクラテスは【悪法も法なり】と言ったそうだけど。」

愛原「悪法に対してどう臨むかは、現時点で急所であり弱点だな。香川県のゲーム規制条例とか、黒川人事関連とかみてると、深刻にそう思わざるを得ない。あと他人との距離感をどうするか? たとえば知る権利とプライバシーのバランス。どっちかに一方的に偏りすぎると、社会としてまずいことになるだろう。表現の自由も非常に重要だが、デマや中傷をもって他人を貶める事が無いよう配慮もしたい。」

鼎「それらは寛容のパラドックスとも関連しそうだよね。」

愛原「寛容のパラドックスで代表的なのは、【不寛容に対しても、寛容でいられるか?】というものだな。【私は不寛容です。なので貴方という存在を全力で排除しようとします。しかし貴方は寛容主義者なのだから、そんな私を寛容の精神で容認しなさい】といわれたら、寛容主義者は果たして不寛容主義者を容認せねばならないのか?」

逆沢「なんか平和主義者や非暴力主義者のパラドックスを聞いてるみたいだな。【非暴力主義者は、暴漢に襲われても、決して迎撃してはいけないのか?】みたいな。」

鼎「けど、これも冒頭からの流れを把握してれば、適切な結論は導き出せるよね。」

逆沢「寛容主義者が寛容でいられるのは、同じ寛容主義者に対してだけ。非暴力主義者が暴力を行使しないのは、同じ非暴力主義者に対してだけ。自分達の思想に同調しない者に対してまで、慈悲をかける必要は無いというものね。」

愛原「慈悲をかける必要は無いとまでは言わんが、大きな方向性としては、そんな感じになるだろうな。少なくともアメリカなんかでは、その点は徹底している。たとえばアメリカの反差別主義者は差別主義者に対して、全く容赦しない。彼らは差別を嫌うだけあって、基本的には寛容だが、それはあくまで自分達の思想を受け容れてくれる人達に対してであって、差別主義者に対しては容赦しない。フェイスブック社やツイッター社に圧力を加えても、差別主義者を徹底的に排斥しようとする。警官による暴力に嫌悪感を持っている非暴力主義者も、別にガンジー主義ではなく、暴力警官らに対しては、容赦なく武器を持って立ち向かう。」

鼎「【保険料を払わない人には保障はしない】とか【みんなの幸せを願わない人まで幸せにしない】いう思想の延長だよね。非暴力主義に賛同しない者に対してまで、非暴力を貫くわけではない非寛容な者に対してまで寛容には接しない。慈愛の精神を持たない者に対してまで、慈愛の心で接したりもしない。人権を軽んじる者の人権まで、守ってやろうとも思わない。人を無惨に殺した奴が、逆に殺されたり死刑にされても当然だ。そんな感じというか。」

愛原「いくら慈愛の神の信者でも、慈愛の神を倒そうとする暗黒神の眷属に対してまで、慈愛の精神を貫いて赦し続けるわけではないといった感じかも知れんな。」

逆沢「そう考えると、今のアメリカの、特にトランプ大統領周りの不寛容な流れも、何となく理解できたわ。寛容側の人間がなぜかトランプ大統領に対しては、著しく不寛容で手厳しいけど、けどそれは矛盾しているようで実は矛盾していない。トランプ大統領自身が不寛容な差別主義者陣営に露骨に肩入れしているから、寛容陣営はトランプ大統領のことを敵と見なしてしまったという事ね。そして敵に対してまで寛容でいる必要は無いと。」

鼎「こうしてみると、大抵のイデオロギー上の矛盾は、同じ解釈で解消できそうだよね。みんなの幸せを願わない人間まで、正義の味方は幸せにしてあげようとは思わない。反平等・非寛容な人に対してまで、平等・寛容に接する必要も無い。人の自由を奪おうとする人の自由まで守ってあげる必要も無い。いくら非暴力主義者でも、暴力を行使するような人間に対しては、暴力で報いる事も辞さない。いくらリベラルでも、反リベラルの人に対してまで、リベラルな対応で接してあげる必要も無い。みたいな感じで。」

愛原「自由主義国家の警官は、決して無辜の民を撃たない。それは彼らが自由主義国家の忠実な公僕だからだ。自由主義国家の警官は、犯罪者には容赦しない。それは自由主義国家の忠実な公僕である彼らが、犯罪者を自由主義国家のルールを守らなかった敵と判断したからだ。そんな警官が無辜の民を撃ったなら、自由主義の民衆が怒って立ち上がるのも当然の話。悪徳警官が自由主義国家のルールを守らなかった敵であると民衆が判断したからだ。」

逆沢「日本のアニメや漫画の正義の味方が、敵に対して容赦しないのも、実は筋が通っているという事ね。いくら普段は温厚な非暴力主義者であっても、人を不当に傷つける奴に対してまで非暴力主義で臨んであげる必要は無いから。どんな寛容な正義の味方でも、不寛容である事を恥じず冷酷な悪党に対してまで、慈愛の精神で臨んであげる必要も無いから。」

鼎「けど日本のアニメや漫画の正義の味方は、主な敵に対しては、同様に慈悲を施す人も多そうな気もするよ。どんな残虐非道な敵であっても、できるだけ許してあげようというスタンスで臨んだり。どんな卑怯な敵でも、正々堂々と挑んだり。」

愛原「彼らには、改心させるスキルの持ち主が多いからな。異なるイデオロギーを持つ敵に対しても、最終的に改心させて主人公側のイデオロギーに引き込むことかできるから、それでも問題ないんだろう。俺達、凡人にはまず無理だが。」

逆沢「残念ながら私達凡人では、アポロやアウシュビッツを初めとした色んな分野でトンデモをまき散らす高須某たった一人すら、改心させる事はできないと思うわ♪」

鼎「私達は、本当に悪い悪人はほんの一握りで、大半の人間はそれなりに善良と信じたがるけど、実際にはどちらかというと悪人寄りというか、少なくとも正義の味方の活躍を喜ばない側というか、暗黒神の支持者に近いような人は、かなり多そうな気もするよ。少なくとも今の分断されたアメリカを見ている限りでは。」

愛原「差別を無くすべく、本気で戦っている人はすごく多い。そういう意味では、行動できるガチの正義の味方の数も、おそらくアメリカは世界一な気もする。が、そんな正義の味方の活躍を内心で苦々しく思っている人々も、実はアメリカには多そうだからな。」

逆沢「正義の味方が保護したいと思わないような、【他人を一人でも多く不幸にすることが、自分の幸福につながる】と考えるタイプ人間が、実際にはまだまだ多いという事か? 当然そんな人は、正義の味方の活躍なんか、ノーサンキューと。正義の味方は、間違いなく自分達を敵認定して、排撃しようとしてくるから。」

愛原「白人至上主義者をはじめとする差別主義者にとっての最大の敵は、有色人種を初めとする被差別対象ではなく、実はリベラルだからな。差別主義者にとっての被差別対象は、自分達に優越感を与えてくれる幸福の種になるものだが、逆にリベラルはそんな自分達を悪呼ばわりして、社会的評価を下げてくる不幸の種にしかならないから。」

逆沢「ああ、なる程。差別主義者は、自分より立場の弱い者を攻撃して、マウントして、支配して、それによって快感や満足感や幸福感や安心感を得る事ができる。虐げられるものがいるからこそ、幸せになれる。幸せを感じられる。一方、正義の味方やリベラルはそんな差別主義者の事を悪呼ばわりして、攻撃して、マウントして、罪悪感を植え付けてくる。社会的評価を貶めてくる。そんなすごーく嫌な存在って事ね。」

愛原「けど正義の味方陣営というか、リベラル陣営からすれば、【みんなが幸福】になれる世の中を作りたいわけだから、【他人を不幸にする事で幸福を得ようとする人】なんかが幅を効かすのは大迷惑なのだ。だから当然、そんな思想の持ち主は排撃の対象にならざるを得ない。」

逆沢「なる程。今のアメリカは、【他人を不幸にする事で幸福を得ようとする人】と、そんな暗黒神の信者のような思想の持ち主の影響力を排除する事で【みんなの幸福を実現しようとする人】による抗争が、活発化した状態という事ね。中世ファンタジーでいうところの、善神陣営の民衆と悪神陣営の民衆が、まさにがっぷり四つで組み合ってる状態というか。」

愛原「みんなの幸せといった所で、そんなのは実現不可能だ。だから善神陣営は、【みんなの幸せ】自体を願わない悪神陣営をやっつける事で、善神陣営内限定の【みんなの幸せ】を実現しようとしている。一方、悪神陣営は、はじめから【自分(達)の幸せ】だけを希求しており、その為なら他人をいくら不幸にしても構わないと思ってるから、己の幸福を実現する上で邪魔な存在からどんどん排撃しようとしている。そんな構図になりそうだな。」

鼎「悪神陣営は、なんか王道バトルものの悪の四天王のようなスタンスそのものだよね。みんな自分のことしか考えて無くて、四天王同士でもいがみ合ってるような状態。正義の味方陣営をムカつく敵とみなしている点では共通しているけど、悪の四天王同士でも、互いをライバル視していて、隙あらば、ライバルをマウントしてやりたい、屈服させたい、場合によっては始末したいと考えている。みたいな。」

愛原「大事なのは、まず自分の幸せ。そんな自分の幸せを実現するのに邪魔になるようなら、他人をいくら不幸にしても構わないというのが、悪の陣営の人間の基本思考だからな。利用価値があるなら一時的に互いに手を組む事もあるが、それ以上の協力関係にはならない。互いの利害が一致しなくなると、すぐに内ゲバを起こしやすい欠点が、悪の陣営にはどうしてもつきまとう。」

逆沢「トランプ大統領陣営では、過去の4年間で、国務長官・国防長官を初めとして、数え切れない程の要人が交替させられていったけど、やはり悪の陣営だったからかしらねー。ボルトン前大統領補佐官に至っては、暴露本まで出す有様だし。」

愛原「しかしそれでもトランプ陣営の岩盤支持層は、まだまだ堅いと思われる。反差別陣営が勝利して、差別主義者が暗躍しにくいアメリカに変わっていったら困るからだ。また黒人が力をつけることを恐れるアメリカの白人も、相当に多いと思われる。彼らは、有色人種ではなく、黒人を恐れている。だからアメリカでの白人至上主義が衰える事もなかなかないと思われる。」

逆沢「白人には、黒人を恐れざるを得ない理由でもあるのか?」

愛原「アメリカの黒人の圧倒的多数は、元奴隷の子孫だ。そして今でも決して、白人達と比べて待遇が良いとは言えない。故にアメリカ黒人の大多数は、元奴隷の子孫としてのアイデンティティーを強く持っており、彼らを抑圧し続けてきた白人らに複雑な感情を内心で持ち続けている者も多い。そして白人達にも、そんな黒人の思いを敏感に感じ取っている者も多い。その結果、アメリカの白人の世論は真っ二つに分かれた。一つは贖罪の意味も込めて、差別を完全撤廃し、白人も黒人も対等に仲良くやっていこうとするグループ。もう一つは、黒人が力をつけて白人に賠償を求めたり、復讐するような世の中になる事を恐れ、故に黒人の社会的地位を制限し続けようとするグループ。あるいは奴隷時代の歴史を正当化したいが故に、人種差別の正当性をあくまで主張し続けるグループ。あるいはただ単に自分達の生活や権利(社会的優遇・特権)を維持したいが為に、移民・有色人種を下位に落としこもうとするグループ。」

逆沢「細かい部分は色んな理由があるけど、要するに【かつての貴族が今後も貴族であり続けたい】。あるいは、賠償もしたくない。過去の罪を認めたくもない。罪悪感も感じたくない。贖罪なんかしたくない。そんな心理が、彼らの背景にありそうって事ね。」

愛原「いじめっ子が、イジメによる不法行為を認めたがらないのと同じ理屈だな。不法行為を認めてしまうと、謝罪や賠償をしなくてはならなくなるから。でも不法行為を認めず、あいつはいじめられて当然と自己正当化できれば、謝罪も賠償もせずに済む。自らの社会的地位も低下させずに済む。だからいじめっ子は、徹底的にいじめられっ子の名誉を貶め続ける。いじめられっ子はこんな悪い奴だ、こんなどうしようもない奴だ、こんな役立たずだと徹底的に喧伝し、自分はそんな悪い奴を懲らしめる正義の味方だとでもアピールできれば、自分のイジメ行為は、逆に正義の行いとも弁解可能になるから。白人至上主義者も、そういう理屈を駆使して、いかに白人は立派か。他の人種はいかに醜いか。だから白人は他の人種を迫害しても構わないんだという論理を積極的に展開しようとする。」

逆沢「とんだ正義の味方ね。迫害を正当化する為に、迫害対象を悪認定しようとまでするのは。」

鼎「冒頭で取り上げた【みんなの幸せ】なんて、全然考えてないよね。」

愛原「どこまで正当化しても、【白人の幸せのために戦う正義のヒーロー】が、限界だろうな。白人の権利を守る為に、他の有色人種の権利を拡充しようとする悪の手先を叩きのめす。みたいな。」

鼎「そういうの、ローカル・ヒーローくらいまではなれるかもしれないけど・・・。」

逆沢「アメリカの利益のために戦うアメリカ・ファーストのトランプ大統領。東京の利益のために戦う東京ファーストの小池都知事。彼らは、アメリカの利益のためなら他の国の人達にどれだけ不利益を押しつけても構わない。東京の利益のためなら地方がどれだけ疲弊しても構わない。そんな風に考える。みたいな感じね。」

鼎「けど、そんなローカル・ヒーローもどきは、気がついたらみんな、自分ファーストになってる気もするよ。アメリカのためと言いながら、アメリカ人同士で憎み合う世の中を作って、あげく自分の選挙の為に対立するアメリカ人を平気で追い落とそうともする。東京のためと言いながら、結局は自分の名誉や選挙のことしか考えないみたいな。」

愛原「ヒーローを気取っていても、本質的に悪陣営でしかないという事だろうな。善人であれ、悪人であれ、自分の幸せを第一に考えている点は同じ。だから彼らはみんな神にすがり、正義にすがる。ただ、悪人は善の神は信仰できない。善の神は、悪人に対しては、懺悔を迫ったり、反省・更正・改心を促すばかりで、悪人の事を無条件に守ってはくれないからだ。その点、悪の神は、悪人に対しても【人を傷つけてもいいんですよ】【そんな貴方は、正しい。自信を持ちなさい。むしろ貴方を不幸にする者こそが真の悪なのですから。貴方はこれまで以上に、欲望のままに行動すればいいのですよ。】と、悪人を擁護し、励まし続ける。結果、暗黒神の信者みたいな者も増えてくる。【もう一つの正義】を気取る得体の知れない、暗黒神にそそのかされた歪んだ正義の味方が一大勢力を形成してくる。」

逆沢「うちのコーナーでは、平成は【価値観の異なるもう一つの正義】の時代、令和は【正義のふりをした悪との戦いの時代】と何度か形容した事があったけど、まさにそんな感じね。当人達は正義を気取ってるかも知れないけど、実際には、まともな者がみればどう見ても純粋な悪でしかないという。」

愛原「白人至上主義者は、他の有色人種の人を傷つける事で、優位性を感じ、自信と誇りを強め、罪悪感ではなく幸福感を感じるが、それでもその人なりに、純粋に幸福になりたいと考えている点では、普通の人間と変わらない。但し、彼らの幸福は、別の誰かが不幸になる事によって支えられている。暴虐な貴族の優雅な生活が、無辜の臣民から巻き上げた重税によって成り立っているようなものだ。」

逆沢「けど彼らは、それを知っているからこそ、みんなが幸せな世の中への変化など受け容れられない。そんな事をしたら、今までの優雅な生活が維持できなくなるから。場合によっては、虐げてきた臣民から賠償を求められたり、復讐される事もあるだろうから。そんな奴らに力を与えるわけにもいかない。だから彼らは、差別主義をやめられないって側面もありそうね。」

鼎「けど貴族の生活水準、幸福水準を維持する為に、他のみんながこれからも我慢し続けなければならない世の中は、すごく理不尽だよね。」

愛原「だから人々の自由を求める戦い。平等を求める戦いは、苛烈を極めた。一方は【平等】なり【みんなの幸福】なりといった、一人あたりで割れば、ほんの小さな幸福を要求しただけのつもりでも、もう一方にとっては、既得権益となっている大きな幸福を一方的に奪われるだけにしかならないから、どうしても激しく抵抗するからだ。そしてその結果、多くの血が流れた。けれどそれでも戦いを止めることはできない。世の中が悪くなりつつあるのに、冷笑して眺めていたら、それを取り戻す為にさらに多くの血が流れる事になるのを、彼らは良く知っているからだ。」

鼎「けどそう考えると、今後も【みんなの幸福】を実現する道は、まだまだ険しそうだよね。他人を不幸にしても自分の幸せだけを追求したい人も多いし。他人を不幸にする事が自分の幸福につながるような人もいるし。みんなが幸せになる世の中になるという事は、他人を不幸にする事で今まで幸せを享受してきた人にしてみれば、過去に他人を不幸にしたきた分だけ、相応の罰を受けてもおかしくない世の中になるという事でもあるから、当然そんな素晴らしい(?)世の中にならないように、激しく抵抗するだろうから。」

愛原「という訳で、今回はイデオロギーという視点から、正義の味方の目的についてちょっと考えてみた。自分の理想をよく理解している王道ものヒーローなら、【みんなの幸せを願う人たち】の為に、それを阻もうとする者と激しく戦い続ける事になるだろう。高度の改心スキルを持つヒーローなら、それを駆使して、かつての敵すら改心させて、それこそ本物のみんなの幸福も実現させるだろう。」

鼎「けど、日本の漫画やアニメにありがちな、よく分からないままに、スゴい能力を身につけて、正義の味方のまねごとをやらされたような人なら、ちょっと歪んだ正義に染まってしまう可能性もありそうだよね。なぜなら、自分なりの正義の基準というか、望ましいイデオロギー的な立ち位置というのが認識できていないだろうから。」

愛原「相手が怪獣とか、ショッカーみたいな、明らかに人類に脅威を与えることが明白な悪となら、迷いなく戦ってOKだが、政治や外交問題に迂闊に介入するのは、やめた方が無難かもな。デスノートの夜神月じゃないが、かなり独善的な正義の味方にしかならない可能性が高いからだ。」

逆沢「警察やマスコミの偏った報道に騙されて、全く無関係の人を犯人と勘違いして私刑で罰したりしかねないからねー。あるいはネット世論に流されて、あの国の民は反日だから皆殺しにしちゃおうとか、あの政治家は反日政治家だから無惨に殺しちゃおうとか、安易に考えるような輩まででないとも限らないし。」

鼎「それ。【自分が気持ちよくなるような世の中が、世の中全体にとっての幸福につながるはず】と考えるような、最も危険なタイプだよね。白人至上主義者にとっての理想の世の中と、大差ないというか。少なくともみんなの幸せなんて考えてない。自由にも平等にも関心が無い。自分にとっての理想を保守する事しか考えない、暗黒神側の思想というか。」

愛原「そういう意味では、凡人が強大な力を手に入れて正義の味方を気取っても、夜神月の劣化版のような独善的な正義しか執行できないともいえる。なぜなら正義の基準。自由・平等・人権・寛容・慈悲といった概念で、自分なりの理想のスタンスが確立できていないからだ。」

逆沢「スタンスが確立できてないから、時の政権がヤバそうな事をやり始めても、本気で怒ったり、立ち上がることもできず、冷笑して傍観するくらいしかできないのかも知れないけどね。」

鼎「まぁ、スタンスが確立されてない者がその場の空気に流されて、自警団まがいの事をやり始めたら、それはそれで脅威だとも思うけど。」

愛原「そう。スタンスが確立されてないと、肝心なときに冷笑して傍観者になる事しかできなかったり、見当違いの者を攻撃してしまったり、どちらにしてもロクでもない真似をしでかしやすくなる。その点で言えば、確かにアメリカ人はさすがと思う。自分が差別上等の暗黒神側の人間であれ、そういうのを忌み嫌う側の人間であれ、自分のスタンスをとりあえずしっかり自覚して、その上でちゃんと行動する事もできるからな。」

逆沢「ヒールはヒールなりに、ベビーフェイスはベビーフェイスなりに、いずれにしろしっかりと自分なりの生き方を見つけてて、かつ貫けるってか。」

愛原「自分達自身が立ち上がって行動しないと、自分達にとっての理想の世の中が作れない事も、ちゃんと理解できているのだろうな。」

鼎「そこいくと、日本人は本当に自分の頭で考えて行動できないよね。コロナが東京を中心に再び広がりつつあるという報道を受けても、政府などに対応を丸投げするだけで。中には再び緊急事態宣言を出して欲しいとか、自粛要請が出ないと自粛できないとか、そんな風に言う人まで少なからず出る程だから。」

逆沢「自分の意思で自粛するから自粛だろ。要請があろうと無かろうと、自粛したければ、自分の意思で勝手にすればいいのに。本当に自分の頭で考えようとしたがらない連中だな。」

愛原「俺が仮にコロナに対して、仮に今、何らかの政策に介入するるとしたら、孫正義氏らに頭を下げてでも検査体制を拡充させて、とにかく東京を中心に韓国ばりのPCR検査を目指すけどな。クラスター周りを中心に自覚症状のない感染者をできるだけあぶり出して、早期に対処できれば、それだけでも違ったろうに。過度に恐れる必要があるとはとても思えないが、通常のインフルエンザと異なる唯一の厄介な点がその潜伏性にある以上、検査体制だけはなるだけ充実させておきたかったというか。日本国民全員の検査は無謀でも、ある程度の規模の検査体制くらいは保持すべきというか。」

鼎「ある時期の段階では、東京以外の判明感染者数はほぼゼロに抑えられていた訳だから、その段階で東京都民限定でもいいから、全員検査できていれば、日本国内のコロナウイルスを完全撲滅できてたかもと知れないと思うと残念だよね。アベノマスクを全国民に配る手間と比べたら、余程、そちらの方が楽な気もするし。」

逆沢「日本の行政執行能力が、韓国のそれよりも大きく劣っていなければ、都内限定なら十数日で完了できそうな気もするしね。マスク2枚配るのに何ヶ月もかけた日本だけに、韓国と同等の事ができるかどうかは分からないけど。検査体制の人員とかも、かなり少なそうだし。そうなると検査精度も怪しくはなるだろうし。」

鼎「検査精度の怪しさ自体は、韓国も台湾も同じだから、気にしなくていいと思うよ。それでも全くやらないよりはマシだから。ふるいをかけても漏れが出るのは分かってるけど、それでもふるいをかけないまま拡散させるよりはずっとマシだから。」

愛原「訳の分からない自粛なんかもしなくてもいい(欧米のように深刻な状態に発展しそうなら話は別だが)。とりあえず感染者が多く含まれていそうな所から重点的に徹底検査をし、あぶり出せた陽性者を中心に一時隔離すればいい。夜の街でクラスターが出たなら、自覚症状があろうが無かろうが、その店や関係者等に集中してしっかり検査できれば、それだけでも違ったはずだ。食中毒が発生すれば、とりあえずその店だけ営業停止して、その間に急ぎ徹底的に原因究明すればいいようなもの。それをせず、ある程度広がってから、今度は日本全国で一律営業自粛みたいな事をするから、面倒な事になる。政治家の都合とか、都知事選の都合とか、んな事はどうでもええねん。」

鼎「政治家に【何とかしろ】と怒るのではなく、自分の頭で考えて具体的に【こうしろ】と言えないと駄目だよね。その上で信用できない為政者は、とりあえず引きずり下ろす。後任が前任よりマシかどうかは分からないけど、だからといって不合格の人を置き続けても不幸が長引くだけだから、とりあえず引きずり下ろす。後任も不合格なら、その人も去ってもらえばいいだけの話と割り切って。あと、自粛とか、自分の意思だけでできるものまで、政府に要請してもらわないとできないとか、完全に論外というか。」

愛原「もっとも俺としては、今までの状況以下なら、初めから全国一律の自粛要請自体が無意味を通り越して有害だったと思ってる側だから、そんな発想になりようもないけどな。危ない所にはいかない。近づかない。個人でできるのはそれだけ。休むべき者は休むべきだが、そういう人に代わって稼げる者は稼いでくれないと、日本自体が貧しくなって薬も買えなくなるのに、全国一律でセルフ経済制裁とか、アホな事しよるとか思えなかったわ。誰かが食糧生産して、誰かが生活必需品運んで、誰かが働いてくれるから、休むべき者が安心して休めるというのが分からないのかと。」

逆沢「アメリカ人なら、自分にとって必要と思った事があれば、政府の指示があろうが無かろうが、あるいは政府に楯突く形になろうが、自分の頭で考えて自発的に行動するんだろうけどねー。」

愛原「アメリカ人にはない日本人ならではの美徳もあるだろうが、そういう部分に酔いしれて現状維持するのではなく、彼らから学べる部分があるならば、それも吸収してさらにレベルアップする貪欲さくらい、あってもいいと思うけどな。まして今の日本は、現状維持すら困難なほどに落ちぶれていく一方なんだから、彼らの美点に関して吸収できるところは吸収して、国民自体がレベルアップしていかないと色々ヤバイ。」

鼎「日本人は、自由も平等も人権も何もかも与えられすぎていた事が、今になって災いしてるかも知れないね。その価値を理解する機会に巡り会えなかったという意味で。もしくは自分の頭で考えなくても、偉い人達が何とかしてくれた事が、自分の頭で考える習慣を奪ってしまったという意味で、災いになっているというか。」

逆沢「悪の大魔王でも、謎の病原菌でも、大国の侵攻でもなんでもいいけど、そういう巨大な災厄が現れて、その後、正義の味方が災厄を撃退しても、その後の日本人はどうするのか、私には不安でならんわ。アメリカ人とかなら、国民一人一人が自分の頭で考えて自分達の理想の政府を再び立ち上げて、勝手に立て直すんだろうけど。」

鼎「日本人なら、正義の味方に、その後の国の立て直しも全部丸投げしてしまうか、もしくは旧来の権力者が【お前はもう用済みだ】とばかりに正義の味方をスキャンダルなどで失脚させて、元の腐敗した政治を復活させてしまいそうだよね。そして、腐敗した政権が、再び別の災厄を招き寄せてしまうみたいな。」

愛原「前者なら、慣れない政治に関わらざるを得なくなった正義の味方が、毛沢東化、ポルポト化してもおかしくないかもな。彼らも革命者としては破格に優秀だったし。ただ、腐敗政権や巨悪を倒す能力は高くとも、その後の立て直しの部分でまで、天才ではいられなかっただけで。超一流の軍人が、超一流の政治家でもあるとは限らないのと同様というだけの話なんだが、超一流の革命家であるなら、超一流の建国者にもなれるはずと、下々の者が期待してしまったが故の悲劇かも知れない。正義の味方にとっても、本当なら巨悪を倒してさっさと引退できれば救国の英雄として人生を全うできたのに、専門外の政治の後始末まで押しつけられて、あげく暴君・暗君呼ばわりされたら、実に不幸な話だとも思う。」

逆沢「実際、悪を倒した勇者が、その後の復興には関わらず、ひっそり引退するか、姿を消す展開の作品もあるけど、無欲に見えてそれが賢明なのかもね。不得手な政治闘争に巻き込まれて、ボロ雑巾にされるくらいなら。」

鼎「けど、だからといって混沌を招く元凶となった元の腐敗政権が、再び権力の座に返り咲いたら、これも意味が無いよね。腐敗政権の悪政のせいで、正義の味方が働かざるを得なくなるような災厄が起きたのに、災厄が収まった途端に、再び腐敗政権が復活するようなら、それは、ヨブ=トリューニヒト一派が引き起こした政治の腐敗のせいで、クーデターが起きたのに、英雄がクーデターを鎮めた途端に、またヨブ=トリューニヒト一派がしたり顔で復活して、あげく国を滅ぼすようなもので。」

愛原「そうならないように、国民一人一人が、自分の頭で考える習慣と、自分なりのスタンスと、自分自身で行動できる勇気を持つ必要がある。必要ならデモに参加する。選挙にもちゃんと行く。ロクな候補が居ないと嘆くくらいなら、自分自身で立候補するか、投票したくなるような候補者を自分達で擁立する。そのいずれもしないで、ロクな候補者がいないとなげくのはただの怠慢だ。アメリカでも、バイデンに人気があるとはとても思えないが、トランプがどうしても嫌なら、しぶしぶでもバイデンに投票するか、自分なりに納得できる他の候補者を擁立するしかないようなもので。トランプが嫌と言いながら、他の候補者も信頼できないからトランプに入れるというのは、筋が通らない。再当選後のトランプが公約を破ったというなら、騙されたとトランプの支持者が怒っても構わないが、トランプが反移民である事は明らかなのに、トランプに投票して、あげくトランプの反移民政策に反対というなら、それは支持者が横暴かつマヌケとしか言いようがない。」

鼎「小池都知事に関しても、同じだよね。緑のたぬきと称されるだけあって、手のひら返しも狸寝入りも当たり前のようにやるのは分かってるのに、小池都知事に投票しながら、後でここまでひどいとは思わなかったと非難するのは、筋違いというか。白票の人も、投票権があるのに投票しなかった人も、白紙委任したのだから、後で誰が当選して何をやっても、文句は言えない点で同様というか。田舎の人と比べたら、投票所もすぐ近くにあって、絶対的に優遇もされてるのに。」

愛原「都知事選にしても、ちゃんと泡沫候補の一人一人までみれば、それなりに自分の理想に近い候補者の一人くらい見つかりそうなんだけどな。20人以上も立候補すれば。」

逆沢「候補者一人一人について調べる気力も能力もない有権者がほとんどな気もするけどね。あるいは自分のスタンス自体がないから、そもそも選べないか。あるいは競馬競輪の投票券のように、当選しないと意味が無いからという理由で、はじめから有力候補以外の選択肢を頭から排除しているか。コロナに関してよく頑張っている政治家を聞いても、こんな感じになるのが今の日本らしいから。」

鼎「テレビやネット記事の露出が多い順番に並んでいるだけのような気もするけど・・・。これじゃ露出がどうしても少なくなる地方の知事さんとか、宣伝面より実務面で貢献するタイプの政治家さんは、完全に蚊帳の外になっちゃうよね。都知事選でも、もしかして露出順に得票数が並ぶだけかと思ったら、すごく怖いというか。」

愛原「これが日本の世論か。マスコミが第4権力と言われるのも、分かる気がするわ。テレビ局が世論を操っているというよりは、国民が勝手にテレビ局の作り上げた世論を支持しているだけの気もするが。なんかもう、馬鹿馬鹿しくなってきた。」

逆沢「あ、さじを投げた?」

愛原「とりあえず今日の都知事選の結果をみてから、後のことは考えるわ。選挙結果次第では、次回のテーマの路線を大きく変えてみようとも思っている。という訳で今回はここで終わり。」
















過去のたわごと 
 2020年     6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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