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愛原様のたわごと(20年7月19日)




愛原「今までのテイストと少し変えて、今回はかなり物騒な話。今回のテーマは【安楽死】。」

逆沢「これはまた、物騒というよりも、ずっしりと重すぎるテーマをぶち込んできたわねー。」

鼎「安楽死というと、死を望む人たちにしてあげる最期の救いみたいなイメージがあるけど、宗教によっては自殺自体を禁じている所もあるほど、倫理的にもすごく難しいテーマだよね。」

逆沢「触れなきゃいいのに、って思うくらい、取り扱いの難しいテーマだと思うわ。正直。」

愛原「まぁ漫画の世界では、キン肉マンや男塾みたいに、簡単に生き返るような世界観の作品もあるし、最近はやりの異世界転生ものに至っては、死後の新たな人生をテーマにした作品ジャンルだから、死ぬ事自体がある意味希望にもなり得るんだろうけど・・・。ただ現実世界における死は、生き返る可能性は基本0%である上に転生できる保障もなく、死に至る過程で苦痛を伴うケースも多い。また自分が死ぬのも怖いが、大切な人が死ぬのも非常につらい。自分の死であれ、他人の死であれ、死というもの自体ができれば避けたいものでありながら、遅かれ早かれいずれ必ず訪れる悲しいものともいえる。今回はこのリアルな死を中心に、安楽死。その中でもあえて死を望む人たちにスポットを当ててみようと思う。テーマがテーマだけに、ちょっとだけ真剣にな。」

逆沢「お前が真剣にとかいうと、かえって不謹慎な展開になりそうで怖いわ。」

愛原「宗教によっては議論の対象にするだけでタブーになるようなネタだから、誰かにとって極めて不謹慎な話に流れになるのは仕方ない。しかし安楽死問題などに関しては、思考停止して見て見ぬふりして良いような軽すぎるテーマでもないと、常々思ってきたからな。重すぎるテーマであり、故に逃げたくなるようなテーマでもあるが、実際には重すぎるが故に、絶対に逃げてはいけないテーマでもあると思うし。」

鼎「ただ、大抵の人は、そもそも死にたいと思わないし、(大切な人であるほど)他人にも死んで欲しくもない側の人たちだよね。安楽死の需要自体ないというか。」

愛原「ごもっとも。人は本来、生まれながらにして生きる気力を十分にもっているものだからな。そして親しい人にも、同様に生きる気力をもって、一日でも長く生き抜いて欲しいと願っている。逆にムカつく他人に対しては【死ねばいいのに】と思う事もあるが、そいつはそいつで【憎まれっ子、世にはばかる】じゃないが、やはりしぶとく生き続けようとするだろう。自分も他人も、大抵は生き汚くとも生き抜こうとするのが通常なのだ。しかし、この生きる気力というのは、何かのきっかけで突然衰えたり、失われるものでもある。まずはそうなる理由についてから、考えてみたい。」

逆沢「生きる気力が衰えたり、失われる理由ってか。もっと分かりやすく言えば、死にたくなる理由。自殺したくなる理由。みたいな。」

愛原「まぁ、そんな感じにもなるかな? 大抵の人は生き汚くとも生き続けようとしたがるものだが、まれにそういう心境になる者も存在するからな。」

鼎「一番多そうなのは、生きる希望が失われる事のような気がするよ。生きがいの喪失というか。」

逆沢「生きがいも何も、ただ惰性で生きてるだけの人間も多いだろ?」

鼎「惰性だけで生きられる人もいっぱいいるけど、世の中にはそうでない人もいるんだよ。特に人生経験の少ない若い人ほど、受験に失敗したとか、失恋したとか、イジメを受けているとか、そんな理由でも十分絶望を感じられるというか、ノイローゼ状態にもなってしまいやすいというか。」

愛原「別に若い人だけに限らず、大きな挫折を味わうと、そういうノイローゼ状態になりやすいというのはあるだろうな。職場で四面楚歌状態に追い詰められたり。莫大な借金を背負う羽目になったり。テレビやネットで大バッシングされたり。親とか子とか、配偶者とか恋人とか、大切な人が亡くなったりしても、絶望で頭が真っ白になって生きる気力を失う要因になり得るだろう。」

逆沢「いずれにしろ言えるのは、挫折して死にたくなったというよりは、ノイローゼになるような精神状態に追い込まれたから死にたくなっただけの気もするけどね。要するに精神障害というか。だとすると、必要なのは安楽死の制度作りではなくて、精神障害を治療する医療体制作りの方だと思うけど。」

愛原「そう言われると、全く同感としか言えんな・・・。」

逆沢「せっかくだけど、今回のテーマはミスチョイスな気もするわ。死にたくなった人に対してどうするか?と問われたら、安楽死を薦めるのではなく、カウンセリングなり、治療なりを薦めるのが正解だと思うし。というか、そういうような世の中にしてしかないと駄目だと思うわ。」

鼎「ネットのバッシングとか、学校のイジメとかは、治療やカウンセリングではなく、その人をノイローゼ状態にまで追い込んだ加害者を罰する方向で対処しないと、根本的な解決にはならないと思うよ。今の日本は、ネットで汚いカキコミを繰り返すような人をちゃんと罰する仕組みも、学校でのイジメを犯罪としてちゃんと取り締まる態勢も、全然ないから、ノイローゼになって精神を病んだり、自殺してしまう人が後を断たないだけのような気もするし。」

逆沢「ノイローゼになった人自身に自己解決能力なんかあるはずないから、社会がノイローゼになった人をいち早く保護できるシステムに変えていかないと駄目だと思うわ。ネットで激しいバッシングが起きたなら、バッシングをしている集団を第三者の通報によって直ちに駆逐・逮捕できる仕組み作りとか。学校でイジメが発生したなら、無関係の第三者の生徒がいち早く外部にそれを告発しやすい仕組み作りとか。」

鼎「ノイローゼ対策で必要なのは、まず第一にノイローゼになりそうな要因を事前に排除すること。特に悪意ある他人によるノイローゼの誘発は、刑罰を施しても絶対に防がないと駄目だよね。次に不幸にもノイローゼになってしまった人を、できるだけ速やかに発見すること。でないと誰にも気づかれないまま、自殺してしまう可能性が出て来るから。そして幸福にもノイローゼになった事を見つけてもらえたならば、それを医療やカウンセリングなどの力で元の健常な精神状態に戻す仕組みも充実させたいところだよね。」

逆沢「発見する仕組みと、治療する仕組みに関しては、社会全体の経済力とか人的余裕もからんでくるから限度もあるけど、悪意をもってノイローゼに追い込むような人間は、どの道排除しないと無限大に社会に害悪しか与えないから、ここだけは最優先で取り組みたいわね。」

愛原「精神を病む形で、生きる気力を失ったケースならば、お前らのいうそういった解決方法がおそらくベストなんだろう。しかし生きる気力を失う要因は、それだけではないぞ。たとえば精神ではなく肉体に起因するケースもある。」

鼎「精神の病は、若い人や挫折経験に乏しい人に比較的多く見られそうな傾向っぽいけど、肉体に起因するものは、逆に高齢になるほど、リスクが高まりそうだよね。」

愛原「年を取るごとに、色んな病気になるリスクが高まるからな。怪我のリスクも高くなる。そういうのが重なっていくと、やがて歩行すら困難になったり、満足に食事も取れなくなったり、会話や意思疎通も困難になったり、慢性的な痛みや苦痛と共生する生活を余儀なくされるようにもなっていく。」

逆沢「定期的な点滴がないと生命維持もできなくなったり。階段も登れないから、もう自宅でも生活できなくなって養護施設任せになったり。高齢になるほど、色んな形で不自由な生活を余儀なくされる人達もどうしても増えてくるわね。」

愛原「こういった肉体の衰えに伴う不自由とつらさは、経験者もしくはその介護者でないとなかなか理解しにくい。」

鼎「けど介護する方も、される方も、本当に大変だよね。特に老老介護とかになると、介護疲れによる殺人が起きてもおかしくない程につらいものがあるというか。」

逆沢「老老介護もつらいけど、若い人でも介護はかなりつらいわ。労働面でも経済面でも。」

愛原「ウチのようなサイトを覗くような世代に介護される側の人間はほとんどいないと思うが、介護される側もその心労や負担はかなりのものになる。別に要介護のような状態でなくとも、若い頃のような体の動きはまずできない。思考の衰えも、どうしても自覚せざるを得なくなる。高齢者になるほど、振り込み詐欺のようなものに引っかかりやすくもなるが、これも正直、仕方が無い部分もある。見た目は健康であったとしても、本人や家族が思っている以上に、やはり思考能力や判断能力の衰えは深刻なのだ。」

逆沢「ただ、そういった高齢者自身が、自ら死を望むケースは稀だと思うけど。どっちかというと、介護する側の人が殺したいとまではいかなくとも、早く死んで欲しいと思う方が何倍も多そうというか。」

鼎「けど財政問題に敏感な人なら、姥捨て山的発想で、そういった高齢者に対する福祉を制限したいと考える人達も多そうな気もするよ。あるいは相模原障害者殺傷事件の容疑者みたいな感じの、選別主義者も。」

愛原「早い話が、【役に立たない人間は死ね】論者だな。何を基準に、役に立つ立たないを分けるのかは知らんが。」

逆沢「その人を維持するのに必要な経費が、その人が生産する富よりもずっと上回るようなら、そんな人間は生かしておく必要は無いって発想なんじゃないの?」

愛原「何とも怖い発想だな。」

逆沢「けど現実問題として、チューブにつながれているから、かろうじて生きていられるというか、生きているだけで会話もできない、歩行もできない、みたいな人を無理矢理生かし続けるような社会が健全とも思えないけどね。もちろん社会にそれだけのリソースがあるならいいけど、実際には限られた労働力や資金を、そこに注力できる余裕もないケースも多いし。」

鼎「医療費も馬鹿にならないし、実際に家族がそれで困窮したりする例もあるよね。」

逆沢「そりゃあ、働かず介護に専念していても、医療費と介護費と介護従事者の生活費の全てを国が全額面倒見てくれるなら、それでもいいけど、そうでなければ、家計にも重大な影響を与えてしまうからねー。」

愛原「今回のテーマは、安楽死であって、殺しではないので、介護する側の人間の立場は置くとしても、介護される側の人間として、どう思うか?と考えても、無理矢理生かされても苦痛というケースはそれなりにあるかも知れんな。」

逆沢「本人に意識が無いような状態なら、チューブで無理矢理生かされようが、逆に殺されても何とも思わないだろうけど、そうでないなら、少なくとも慢性的な苦しい痛みを伴うような状況で生かされ続けるくらいなら、さっさと殺してくれと思わなくもないだろうしね。」

鼎「自分のせいで大切な家族が、苦しんでいると感じたなら、それもすごく心苦しいと思うよ。早く解放されたいというか。」

愛原「そういう理由で死にたいと思っても、これは精神障害とか、そういうのではない気もするな。特に肉体的な痛みや苦痛を伴う理由の場合は。」

逆沢「漫画の世界でも、拷問されたキャラが、【殺してくれ】と叫ぶシーンとかあるけど、あれはガチだと思うわ。これ以上、苦痛が続くようなら早く殺して欲しい。できる限り、苦痛を伴わない形で解放して欲しいという意味で。」

鼎「漫画の世界で、仲間に【殺してくれ】と懇願するようなシーンは、他にも案外あるよね。たとえば明らかに足手まといになりそうな場合とか。」

逆沢「悪魔や吸血鬼みたいなキャラに襲われたり、ゾンビウイルスみたいなものに感染して、自分の意識がもうすぐ消えてしまうみたいなシーンで、自分の心が消えて完全な怪物になる前に殺して欲しいと懇願するシーンとかは、お約束に近いレベルでメジャーだと思うわ。」

鼎「積極的に【殺せ】とまでは言わなくとも、【自分をここに置いていけ】みたいなシーンも割とあるよね。実質殺せと言ってるのと大差ないけど、さすがにそこまでやると後味が悪いから、とりあえず自分を見捨てて置いていけみたいな感じで。」

逆沢「漫画的には、【俺を置いて先にいけ】というのは、大抵は生存フラグなんだけどね。すぐに復帰・合流するパターン。死んだと思わせて、ここぞの場面で再会を果たすパターン。敵となって現れるパターン。色々あるけど。」

愛原「リアルで【ここに置いていけ】となるケースは、そう多くないだろうけどな。但し尊厳死的発想で、これ以上の医療活動をやめて欲しいと自ら訴える程度の事はあるだろう。」

鼎「仲間や身内に迷惑をかけられないとか、これ以上、惨めな姿を見せたくないとか、これ以上の苦痛に耐えられないとか、色んな理由があるけど、これらはいずれも人として正常な判断力を有してるからこその、切実な願望であるところが悩ましいよね。」

愛原「思考停止して、それでも無理矢理生かすというのなら、まぁそれも一つの判断だろう。但し、無理矢理生かすという選択をした以上は、自己満足で完結してはいけないと思う。無理矢理生かされた側の人間が、生きてて良かったと思える程度には、きちんと責任感をもって面倒を見て欲しいと思う。」

逆沢「まぁ生き続けるのがつらいから、死というつらい選択肢を選ばざるを得なくなっているのに、無理矢理生きろというのは、ブラック企業を辞めたくてしょうが無い人に対して、無理矢理ブラック企業で働き続けろと言ってるのと大差ないからねー。」

鼎「それこそ、選別主義者の発想そのものだよね。死にたいほどつらい状況に置かれていても、役に立つと認められてしまったら、無理矢理生かされる状態と同じというか。ブラック企業にしてみれば、薄給で酷使できる人材は何よりも有り難いから、絶対に辞めさせたがらないというのと同じ論理というか。」

逆沢「奴隷が舌をかまないように猿ぐつわさせた上で、無理矢理強制労働させるようなノリで、無理矢理生きろとか、もっと働けと言われても、全然嬉しくないわ。」

愛原「けど、そんな選別主義者なら、体を壊すなどして、本当に働けなくなったら、いの一番に追放するだろうな。役立たずを飼っておく余裕はないといわんばかりに。」

逆沢「本人が辞めたいと言っていても、ガン無視で労働基準法無視の超過重労働をさせ続けたあげく、その従業員が体を壊して働けなくなった途端に、容赦なく解雇するようなノリね。役に立つ人間は無理矢理生かす。役に立たなくなった人間は、姥捨て山に捨てるようなノリで速攻で処分するみたいな。」

鼎「こうしてみると、本来、生きる権利であるべきものが、生きる義務になってしまってる感じもするよね。だから死にたいと思っても、無理矢理生かされてしまうというか。」

逆沢「でも生かす価値のないと判断された人間に関しては、生きる権利がないといわんばかりに、容赦なく切り捨てようともするのよね。選別主義者は。」

愛原「故に、生きる権利というのは、安楽に死ぬ権利とセットでないと、いけないとも考える訳だ。生きる義務でない以上、生きる権利を放棄する権利もあって当然だからな。大抵の人は、生きる権利を放棄しないから、そういう発想になりにくいだけで。」

逆沢「ただ生きる権利を放棄する場合に関しては、かなり慎重であるべきな気もするけどね。それこそノイローゼに陥ったような人が、安易に生きる権利を放棄してしまっても困るから。」

鼎「集団自決とか【生きて虜囚の辱めを受けず】とか、同調圧力じゃないけど、ある条件下で自殺するように洗脳されている場合もあるから、そういう配慮も必要だよね。」

愛原「まぁそのような洗脳済みの人間は、安楽死じゃ無くて、苦痛を伴うような自殺の方法であっても、同様にやり遂げてしまうような気もするけどな。」

鼎「洗脳かどうかはケース・バイ・ケースだけど、自らの信念に従って死を選ぶような人もいるよね。三島由紀夫さんみたいな感じで。」

愛原「諫死というパターンだな。出来の悪い主君を諫める為に自らの死をもって諫言するというのは、古代から割とある。三島由紀夫氏みたいな有名人じゃなくても、世の中に対する抗議の意味も込めて自殺する人間も、案外いそうな気もする。イジメ自殺なんてのも、いじめを苦にしてのノイローゼによる自殺というよりは、イジメを放置して誰も助けようとしてくれなかった世の中に対する抗議というケースも、それなりにはあるような気もするし。」

逆沢「言われてみればそうかもね。実際に、死人が出たからこそ、はじめてニュースに取り上げられるというケースも多そうだし。死人が出てなければ、まず間違いなく事件自体が闇に葬られていたというか。」

鼎「モリカケ関連で自殺された職員さんもおられたけど、そういう無念な思いが死に込められていたとすれば、決して無碍に扱ってはならないよね。少なくとも佐川さんは、自分の言葉で一連の経緯をきちんと裁判所で証言すべきと言うか。」

愛原「俺としては諫死みたいなものを薦める気にはとてもなれんが、仮にそういう心理に至ってしまったならば、それはやむを得ないのかも知れない。もっともたいていの場合は、激しい思い込みが生んだ衝動性のものだろうから、カウンセリングというか、冷却期間を置くだけでも自殺を思いとどまれるような気もするが。」

鼎「失恋とか、そういった理由による自殺衝動は、冷却期間を置くだけでも、かなり抑えられそうな気もするよね。」

逆沢「けどどうやって、冷却期間を置かせる?」

愛原「安楽死制度に1年の再考猶予期間を置くとか、どうだ? 安楽死を選択する事も可能だが、申請してすぐに死ねるわけではなく、最低1年間の猶予期間を設けるとか。自殺の大半は、その場のノリというか、衝動だろうから、1年も冷却期間があれば、大半の人間はその間に思い直す事だろう。」

逆沢「そもそも安楽死制度を作る前提で、んなアイデア出すな!」

愛原「これは失礼。」

鼎「大抵の自殺パターンに対しては、冷却期間を置くという方法で抑制するのは有効だと思うけど、諫死したい人には、安楽死制度自体が無意味な気もするよ。安楽に死んじゃったら、そもそも抗議にならないから。三島由紀夫さんも、ああいう壮絶な死に方を選んだからこそ、大きな話題になったのであって、安楽に死んだら、インパクトも半減しちゃうというか。歴史的にも諫死するような人は、できるだけ目立つ死に方を選んでいるような気もするし。」

愛原「なるほど。それは言えるかもな。壮絶な死に方を選んでこそ、自らの決意や覚悟の強さを大衆にアピールできる。逆に安楽な死に方を選んだならば、決意や覚悟もその程度かと軽く見られる危険があるって事か?」

鼎「だから諫死を選ぶような人は、安楽死制度があろうが無かろうが、必ずしも安楽な死に方は選ばないような気もするよ。少なくとも誰にも知られずに、こっそり死ぬみたいな事はまずしないというか。遺書くらいは残して、みんなに自分の意思を伝える努力くらいはするだろうというか。ノイローゼ状態でもあれば、そこまで頭も回らないだろうけど。」

逆沢「他に人が自ら死を選ぶ理由としては、どんな理由があるかな?」

愛原「俺がすぐに思い出せる範囲で言えば、一つは【死人に口なし】パターン。もう一つは、経済的困窮や悪名の拡散等により、将来を悲観してのものなどかな?」

逆沢「【死人に口なし】というのは、自殺ではなく、典型的な他殺の理由だろ。」

愛原「まー、9割方はそうだろうけど・・・。けど【死人に口なし】が自殺という形で実行されるケースもたまにあるぞ。たとえば漫画の世界でよく見られるものとして、隠密キャラなり、要人キャラなりが、敵に捕らわれた場合に、無理矢理自白させられてしまう前に、自害してしまうパターンとか。」

逆沢「あー、言われてみたら、そういうシーンは割とあるわね。特に拷問が当たり前に行われるような世界観の作品では、拷問にかけられて、すごく痛い目に遭わされたり、秘密を白状させられる前に、服毒するなりして、さっさと自害してしまうキャラが割と登場するというか。あるいは中世魔法ファンタジーなんかでも、自白させる魔法みたいなものがある世界では、やはり自害するキャラがそれなりにいそうというか。秘密をしゃべりそうになると、遠隔操作で殺される場合も、それ以上に多くはあるだろうけど。」

愛原「リアルの世界でも、下っ端の政治家とか、大物政治家の秘書あたりなら、主を護るために自ら死を選ぶケースは、意外に珍しくないと思われる。」

逆沢「墓場まで、秘密を抱えて持っていくみたいな感じね。」

鼎「私からすれば、そういう人こそ、一番に洗脳されている可能性が高いという事で、優先的に洗脳状態を解いて、自殺願望も取り除いた上で、墓場まで持っていこうとした秘密をちゃんと公にして欲しいと思うけど。」

愛原「あと、人にバレたらすごく恥ずかしいような秘密を抱えているような人も、それがバレるよりも先に、自ら死を選ぶパターンもあり得るだろうな。」

逆沢「それは今まで聞いた自殺要因の中でも、一番ダサそう。」

愛原「第三者からみればダサいかも知れんが、当人にすれば命を投げ出してまで護りたい秘密である以上、それなりに深刻にとらえるべきだろうけどな。」

鼎「一方、第三者から見ても深刻な死因になり得るのが、経済難とか、そういう社会生活の維持を困難にした自殺理由だよね。将来に対する悲観というか。」

愛原「これは本人の思い込みによるノイローゼから来るものも、それなりに多いと思われるが、必ずしもそれに当てはまるものばかりとは限らないのが、厄介だ。」

逆沢「どれだけ一流の医者やカウンセラーがその人の抱く不安を緩和しても、元々無いカネが沸いてきたりはしないからねー。」

愛原「もちろん経済的困窮と一口に言っても程度には、大きく差がある。生きるだけなら十分なカネがあっても、それを楽しい事に使える時間や暇や機会が無いなら、同じ事だし。」

逆沢「働いても働いても、最低限の生活費で消えていくとか、子供の教育費などに消えていって後には何も残らないとか、老後のことを考えたらとても娯楽に回せるようなカネはないとか、そういうのも含めれば、経済的困窮というのは相当広く当てはまりそうね。」

愛原「そういう意味では、毎日が楽しくないとか、生きるのがしんどいというのも精神の病で無ければ、経済的困窮に含めてもいいだろう。毎日の仕事疲れで家に帰っても寝るだけの毎日とか、家に帰っても不機嫌な嫁と顔を合わせるだけで気まずくなるから、正直家に帰りたくないとか。逆に家に帰って家族の顔を見る度に頑張る気力が沸くとか、家に帰ってからの趣味の時間が至福とか、仕事自体が生き甲斐だとか、金儲けが趣味だとか、そういうのなら随時、生きる気力の充填もできて幸せなんだろうが、そうではなくて、生きがいも何もなく、ただ社会の歯車として生かされているだけ、働かされているだけみたいな心理になると、生きる気力が減退して、自殺願望とか、安楽死を望む心理がふっと表に出て来る事は十分に考えられる。」

逆沢「そんな時は、人生をリセットしちゃえば、いいのに。」

愛原「今の日本では迂闊にレールから外れると、ガチの経済難と背中合わせになりかねないからな。」

鼎「ガチの経済難になると、餓死するまで頑張れるか? それまでに自ら死を選ぶか? 犯罪に手を染めても生に固執するか? そんな究極の選択をさせられてしまったりするよね。」

逆沢「大抵の人は、犯罪に手を染めても、生き汚く生きると思うけどね。人が生きたいという欲求は、本来それくらい強くて当然な気もするし。餓死するまでただ辛抱するのみとか、どこの苦行僧だよって気もするし。自ら死を選ぶといっても、死ぬ事自体が本来パワーのいる事であって、そこまで追い詰められた人が簡単に選べる選択肢でもないし。」

鼎「私は、そこまで経済的に追い詰められた人が罪を犯しても、一方的になじる事はしたくないよ。確かにその人が人を傷つけたら許せないとも思うし、場合によっては死刑にして欲しいと思う事もあるだろうけども。けど殺すか?殺されるか?という究極の二択を示された時に、殺すくらいなら殺される方がマシといえる程、聖人にもなれないし。」

愛原「【貧すれば鈍す】ということわざもあるし、【衣食足りて礼節を知る】ということわざもあるからな。最低限の生活保障がない状態で、法や正義を説かれても、そんなもの、何の腹の足しにもならないからな。」

鼎「そう考えると、安楽死制度を成立させた所で、経済難に陥った人を救済できる割合は、ごく限られそうって感じかな?」

逆沢「必要なのは、安楽死制度ではなく、カネと衣食住だ!」

鼎「こうしてみると生きる気力が失われた人にとって必要なのは、医療であったり、カウンセリングであったり、経済支援であったり、悪人討伐であって、安楽死制度が救いとなる局面は全くないとまではいかなくとも、相当に限定的そうだよね。しかも猶予期間を十分に確保するなど、運用に相当な慎重さも求められそうと言うか。安易な導入は禁物というか、反発の声も当然にありそうと言うか。」

愛原「ま、その通りだな。ただ生きる目的とか、生きる希望という概念に重きを置く人に対しては、安楽死制度は限られた局面では一つの救いになるだろう。また心身の著しい不調を自ら強く理解して、その回復の可能性もほとんどない者にとっても、一つの救済になる可能性はある。また衝動的な自殺をしやすいタイプに対しては、猶予期間付きの安楽死制度を作ることで、冷却期間を置く事ができて、結果的に自殺を抑制しやすくなる効果も期待できなくは無いだろう。」

逆沢「けど、万能にはほど遠いという感じか?」

愛原「自殺願望なんてこれっぽちもないなんて人とか、人の死というものに鈍感な人にとっては、生理的不快感すら感じるだろうな。死に急ぐ人の気持ちなんて、理解しようもないし、理解したくも無いだろうから。」

逆沢「結局の所、お前は安楽死制度について、どう考えているのだ? 必要と考えているのか?」

愛原「現時点で、必要性を感じる所まではいってない。しかし【生きる義務】と化したような、問答無用に生への執着を善とする空気には強い違和感を感じている。【生は善。生はご褒美。だから悪人は死刑にされても仕方ない。悪人に生というご褒美は必要ないから。自殺も悪。自ら死を選ぶのは、意志の弱い証拠】みたいな考え自体も怖い。ダウンタウン松本あたりが【一番悪いのは自殺すること】とか【死んだら負け】とかコメントする度に、グーで思いっきり殴りたい衝動にも駆られるレベルで。」

鼎「死刑制度廃止論者が生の素晴らしさと生の執着の正統性を語るなら、少しは話も分かるけど、明白な死刑制度肯定論者である松本さんあたりが、そういう事を言い出すと、確かに選別主義者的な薄気味悪さは感じるかも。ある人には、どんなにつらくとも無理矢理生きろと言いながら、別の人間には平気で死ねと言えるあたり。」

愛原「他人の生死まで政府や社会が管理すべきと言う感じなのかな? ダウンタウン松本に限らず、そういう側の主張をする者にとっては。」

鼎「生きる権利というのは、ある意味、人間が持つ最大の権利だよね。生きる義務では無くて。」

愛原「生きる義務になると、【役に立つ奴隷は無理矢理にでも生かす】みたいな危険な発想に結びついてしまうからな。また生きる権利ではないので、役に立たない人間は、死刑にされたり、姥捨て山に廃棄されるがごとく処分されてもおかしくない、後ろ暗さにも結びつく。」

逆沢「生きる権利であれば、義務を果たさない人間は権利を剥奪されても仕方ないという理屈で、死刑にされてもやむを得ないという論法も何とか成り立たない事はないけどね。そして権利なので、義務を果たしていても生きるのに疲れたならば、自ら死を選ぶのも自由という感じで。極論だけど。」

鼎「生きる義務と生きる権利は、そう考えると、実は正反対だよね。生きる義務は、人の生死を政府なり社会が管理する。生きるのに疲れた人でも、その人を必要としている人がいれば、死ぬ事は許されない。その人がいつチューブを抜かれるか、医療を打ち切られるか、そういうのは全部他人が決めるような世の中。」

愛原「葬式も墓も、実は死んでいく当事者のためではなく、その人の死後に残される人達の為にあるという話を聞いた事がある。死んでいく当事者からすれば、別に盛大な葬式も豪華な墓も必要ないし、鳥葬だろうが風葬だろうが別にどうでも良くても、残された遺族の気がそれでは収まらないから、それで葬式も墓も宗教も必要だという理屈だ。意識のあるなしも不明な高齢者や重度の障害者に対して、チューブ漬けにするのも、同様の理屈で、その家族などの自己満足や世間体が主な理由とも聞いた事がある。」

逆沢「まぁ自己満足であれ、当人がそれで満足してるならともかく、世間体とか、そういう理由だけでやるのはあまり奨励したくないわね。それで経済的に追い詰められたり、最悪介護疲れによる殺人事件とかになったら最悪だし。というか無理矢理生かされている方も、そんな展開は全然望まないだろうし。」

鼎「けど世の中には、自己満足で【一番悪いのは自殺すること】とか【死んだら負け】とか言う人もいるのが、困りものだよね。別に安易な自殺願望を推奨する訳では無いけど、そういう追い詰められた心理に至る経緯に対し、あまりに無配慮・無頓着というか。」

愛原「俺は人の死と向き合うような漫画とかも割と読むからか、【俺を殺してくれ】とか【俺を置いていけ】と叫ぶようなキャラの心情にも割と感情移入できてしまうせいもあって、生きる義務的な価値観にはどうしても懐疑的になりやすい。殺してくれと言われたところで、お願いされた方は正直大迷惑なんだけど、それでもな。」

逆沢「相手は大切なみんなの事を思って【殺してくれ】と言ってるつもりでも、大切な仲間・家族だからこそ、【はい。分かりました】でサクッとはとても殺せないわ。何としても殺さずに済む上手い解決方法を見つけたいと思うのが、通常の心理というか。」

愛原「けど、【何としても生かしたい】と思う側の自己満足でしかない可能性も、頭には置いておくべきだろう。生かしておきたいなら、相手に生きてて良かったと思えるような気持ちにさせないと、とても正しく報いたとは言えないからな。でないと、ブラック企業の経営者が、自分の都合だけのために、無理矢理生かし、無理矢理働かせているのと何ら変わりなくなる。自分の自己満足や幸福のために、相手を無理矢理生かし続けているだけの状態。」

逆沢「松本人志とか、イジメによる自殺を選んだ被害者を【自殺したら負け】と罵ったりするけど、そこまでいうなら自殺しなくて済むように手助けしてからにしろって感じだわ。苦しんでいる人を救いもせずに、無責任に我慢しろとか頑張れと言うだけの人と同類の無責任ぶりというか。」

鼎「生きる権利があるという事は、死ぬ権利もあるということ。生きる権利を行使しない自由もあるという事。それを自覚できてこそ、生の価値も改めて大切にできそうな気もするよね。生きる義務によって、無理矢理生かされているのではなく、自分の意思で納得して生きていると自覚する事がとても大切というか。自分は何がしたくて生きているのか? 自分がより満足して生き続ける為に、何が必要なのか? 自分の生きがいを見つめ直す契機にもなり得るというか。」

愛原「安楽死と冷却期間という、いかにも物騒な提案もしてみたが、あえて死という選択肢を意識する事で、自分の生を見つめ直すのも、俺はアリだと思う。」

逆沢「誰だって死にたくなんかないだろうけど、それでも激しく苦痛に見舞われ続ける不治の難病にかかったり、何者かに拉致されて酷い拷問をされそうになったり、大切な人を襲ったり不幸にするような怪物になりそうなら、殺してくれと叫びたくなる気持ちも、理解できなくも無いしね。」

愛原「より幸せに生きる権利もあるなら、より幸せに死ぬ権利について議論されても、そろそろ良いのではないかとも思う。今の日本は畳の上で家族に見守られて死ぬ者などほとんどおらず、不本意な形で寂しい死を迎える例も増えつつあるような気もするし。」

逆沢「もちろんノイローゼや洗脳や衝動が自殺願望を引き起こす事もあるから、そういう部分での対策も併せて必要になると思うけどね。そんな精神状態の人に【一番悪いのは自殺すること】とか賢しげに諭しても逆ギレされるか開き直られるか無視されるだけで、無意味を通り越して有害でしかないから、専門知識でもって。」

鼎「宗教的な問題もあって、みんなが納得する解決方法なんかはないだろうけど、他人の生死を政府や社会が勝手に決めるような世の中ではなく、一人一人が自分の納得いく生き方(と死に方)ができる世の中に近づけられたらいいよね。」








































過去のたわごと 
 2020年 7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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