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愛原様のたわごと(21年5月9日)






愛原「なろう系の主人公を筆頭として、大体の主人公は、大体すごく有能だわな。」

逆沢「昭和の頃の主人公は、ダメダメな主人公というのも割といたけどね。もっともダメダメなのは初期値だけで、人間性やガッツでそんな不遇な環境からどんどん成り上がってはいくんだけど。」

鼎「それを言ったら、流行の最先端を行くなろう系の主人公も根っこは同じだよ。外れスキルしか持たない主人公が成り上がっていく物語であったり。パーティーから追放される程に役立たずの烙印を押された主人公が成り上がっていく物語であったり。何も手を打たないでいると破滅必至な悪役ポジションから成り上がっていく物語であったり。なろう系というと、チートスキルで無双する物語という印象も強いけど、ダメ人間の成り上がり物語という側面も、実はものすごく強かったりするんだよ。」

逆沢「でも昭和の成り上がり物語と、令和のなろう系成り上がり物語では、かなり毛並みが違う気もするけどね~。人間性や持ち前のガッツで乗り切ると言うよりは、運と機転で乗り切るイメージが強いというか。ダメスキルのようにみえて、実はチートスキルだったとか。前世の知識みたいな、チートスキルのおかげで、どんな不遇な環境からでも成り上がりは十分可能な状態であったりとか。超高性能のNPCが、序盤からいともたやすく仲間になってくれたりとか。」

愛原「俺個人としては、人並み外れたガッツなり、思わず応援したくなる人間性を武器に成り上がっていく旧来の主人公像の方が好みなのだが、これはあくまで理想だからな。」

鼎「公正世界仮説を具現化した成り上がり物語だよね。誰よりも努力した者が報われる世界観というか。誰よりも人徳のあるいい人が報われる世界観というか。」

愛原「そう。俺個人としても、そういう公正な世の中であればいいなと思いはそれなりにある。そういう一つの理想像みたいなものわな。だが、これはあくまで理想。現実ではない。そこをはき違えると、報われなかった不幸な人をセカンドレイプするような、とんでもない世の中になってしまう。」

逆沢「悪事で立身出世した人を、人一倍努力したから出世したとか、善良な人柄だから報われたと褒め称え、そういう悪人にはめられたり、悪人の不正を暴露しようとしたものの返り討ちに遭って没落した人を、怠け者だから没落したとか、悪人だから報いを受けたと非難するような世の中になっちゃうって事ね。」

鼎「実力主義とか、自己責任論が蔓延した場合に起こりえる最大のリスクだよね。どんな悪い事、卑怯な事をしても、成功者になれば讃えられる一方で、どれだけ善良に真面目に生きても、搾取される側の人間は、努力しなかったからとか、人格に問題があるからと非難されて浮かばれないというのは。」

逆沢「【勝てば官軍、負ければ賊軍】の世界観そのものね。中身を伴わない公正世界というのは。」

愛原「人は、世の中が公正である事を期待する。勧善懲悪。悪は必ず滅びる。正義は必ず勝つ。真面目に頑張る者は報われる。誠実な人は報われる。そんな世の中であって欲しいと期待する。そこまでなら問題ないが、そんな公正な世界であるとか、神様はちゃんと見ておられるとかまで思い込むと、とんでもないディストピアに堕ちてしまう。レイプされた側に問題がある。いじめられた側に問題がある。だまされた側に問題がある。日頃の行いが悪いから、バチが当たったに違いない。何の落ち度もなければ被害者になるはずがない。そいつが不幸になったのは、そいつの生き様に問題があるからだ。そんな狂った思考に堕ちてしまう訳だな。」

逆沢「被害者叩きが好きな人にありがちな、狂った人の思考でもあるわね。」

鼎「日本人の幸福度を下げている最大の要因でもあるよね。国連による幸福度の判定基準を項目別に見ると、日本の場合は、2020年度版で寛容度が153の国と地域の中で151位と段違いに低くて、これが幸福度の順位を大きく下げている最大要因になってるみたいだし。」

愛原「幸福度という統計自体の信頼性とか、寛容度の判定材料の妥当性とか、そういう細かい部分に対するツッコミは無くもないが、寛容度の低さが日本人の幸福感を下げているという分析に関しては、多分大きく外れてはないだろうな。この統計における寛容度は、他人もしくは社会に対する奉仕意欲を指すようだが、つまり何かあっても他人が助けてくれるとか、人を助ける事で感謝されたり尊敬を集められる事が期待できる世の中であれば、幸福度は高いと判断される。」

逆沢「そういや、つい最近の今年の2月28日のたわごとで、そういうテーマの話をしてたわね。アメリカなどでは、人様の役に立つ事が成功につながるシステムができあがっている。だから本来、自己中心的な人間でも、出世したかったり、財産を殖やしたかったり、尊敬されたければ、人様の役に立つ働きをしなければならない。自分の利益の為なら他人を踏みつけても正当化されるような思想が通用する社会システムでは、そもそもないと。」

鼎「国連の幸福度に関する寛容度の判定材料が、慈善団体に対する寄付の割合というのはアレだけど、言われてみればアメリカのような大国でも、東南アジアやインドのような国々でも、そういう意識は割とポジティブだよね。持っている財産に応じて教会や寺院に多額の寄付をするのは当たり前。ボーイにチップを払うのも当たり前。貴族や経済的成功者がノブレス・オブリージュの精神で多額の寄付を行うのも当たり前というか。」

愛原「別に寄付という名の金銭的な活動だけではない。ボランティアのような無償労働もそうだし、困ったときに道を聞く、道を教えるみたいなものも含む。迷子を助ける、みたいなものもな。」

逆沢「そこ、いくと、今時の日本は、迷子を助けるどころか、子供に対する声かけすら、躊躇せざるを得ない風潮だからねー。不審者と間違われるリスクが高いから。子供にさようならと、声を掛けるだけで事案扱いされたなんて例すらあるようだし。まして倒れた女性を男性が救護するなんてのは、論外。性犯罪者扱いされかねないから。」

鼎「私は、そういう時は、勇気を持って救護して欲しいけど。倒れてるのに、誰も救護してくれなかった結果、死んでしまったなんてなったら、その方が余程悲惨だし。」

逆沢「助けようとした人に対して感謝してくれる人達ばかりならいいけど、そうじゃないからね~。テレビの法律相談番組なんかでも、善意で手伝いをしてた際に、誤って誰かを怪我させたり、モノを壊してしまったらキッチリ賠償責任が発生する事を、やたら強調しまくる有様だし。うかつに人様を助けようとすると、かえってひどい結果になりかねないから、困ってそうな人を見かけても、君子危うきに近寄らず。できるだけクールでセクシーに無視しろと言わんばかりだし。特に子供の迷子関係は、やばいやばい。泣いてる子供をあやしてる最中に、その子の親が現れたりすると、人さらいと間違われて、修羅場になるケースも結構多いらしいから。」

鼎「なんで? 私は、自分の子供が泣いているのを助けてもらったら、ただちに感謝すべき事案だと思うけど。」

愛原「今の日本の場合は、社会全体の寛容度が著しく低いせいで、基本、お互いに他人を信用していないからな。自分の子供を連れ回したり、やたら話しかけている赤の他人を見たら、その人を迷子を助けている善意の人と判断するのではなく、人さらいの類いと判断する。だから、【ありがとう。ウチの子供を助けてくれて】ではなく、【なんだテメー!ウチの子に何しやがる!!】となりやすい。」

鼎「けど、明らかな迷子状態の時なら、素直に【ありがとう】と言えばいいのに。」

愛原「親である自分の不注意のせいで子供が迷子になったのではなく、得体の知れない誰かが子供を連れ去ったせいで迷子になったと、条件反射で思い込む類いも多いからな。人間は自分の非を元々認めたがらない生き物だが、今の日本人は特にその傾向が強いのか、自分の非で子供が迷子になったのではなく、悪い他人が良からぬ事をしたせいで子供が迷子になったとまず思い込む者も多い。だから善意の人を悪意の人と決めつけて、出会い頭に罵倒から入るような例が起こる。」

逆沢「日本特有の世間体もあるしね。親の不注意のせいで子供が迷子になってしまったと世間に知れたら、いかにも世間体が悪いし。近所の人がどこにいてもおかしくない、近所のショッピングセンターとかなら、尚更。だからその場を繕うために、とりあえず、自分の子供を連れ去った犯人と決めつけて罵倒するというのも、あるんじゃね? 【悪いのは子供を放置した無責任なダメ親の私ではありません。私の可愛い子供を連れ去ったコイツが悪いんです。むしろ私は被害者です。でも、子供をちゃんと愛している私だからこそ、子供が連れ去られる前に速やかに発見する事に成功し、勇気を持って邪悪な連れ去り犯を罵倒し、ちゃんと子供を取り戻す事に成功しました】って事を周囲にアピールするというか。」

鼎「つまり、今の日本は、そんなつまんない世間体を気にしないといけない程、非寛容って事? 無責任なダメ親と認識されたら困るという事は、他人は隙あらば(=こちらが弱みを見せれば)自分をマウントしてくるような信用できない輩ばかりとみなしているという裏返しでもあるだろうし。」

逆沢「そういう事じゃね? 家族が今にも危ない状態なのに、世間体を気にして救急車も呼ばない。警察も呼ばない。なんて人も割といるみたいだし。つまり、それだけ近所の人を含む他人を信用していない。自分に落ち度があるような状態を、他人に知られたくない。だから近所の人に【助けて~!】と言えばいいのに、それもできない。他人に助けを乞えば、それ自体が弱みになると考えているから。」

鼎「寛容度が高いとされる国々の人とは、思考が全然違うよね。そういう地域の人なら、困ったら気軽に助けを呼ぶ。そして周りの人も積極的に助けに入る。そして助けられた人は助けてくれた人にちゃんと感謝する。助けを呼んだ人の名誉がそれで傷つけられる事もないし、それでいて助けた人の名誉はきちんと保証される。そういうサイクルができているというか。」

逆沢「迷子を助けても、倒れている人を救助しようとしても、子供に挨拶しても、不審者扱いされる今の日本では、そういう寛容さはもう期待できないのかね~? だからこそ世界最低レベルの寛容度なのかも知れないけど。」

愛原「ボランティアをしようとしても、やりがい搾取されるだけ。寄付しようとしても、寄付を募ってる団体がネコババして、彼らの私腹が肥えるだけ。そういう不信も、根底にあるかも知れないな。まぁ、東京オリンピック関連のゴタゴタみてたら、仕方ない事ではあるんだけど。」

鼎「日本では、偽善者という言葉が変な風に使われてるのも、その一因な気もするよ。純粋に善意でボランティア活動や寄付行為をしていても、【売名行為だ】とか【善意の押し売りだ】とかいって、そういう人を偽善者呼ばわりするような人達が割といるから。寄付するふりをして寄付しなかったり、国民のための政治をするといいながら私腹を肥やすような政治していれば、偽善者かも知れないけど、実際に寄付したり国民のための政治をしているなら、売名行為のレッテル貼られたり、偽善者呼ばわりされる筋合いはないと思うけど。」

愛原「だから【やらない善より、やる偽善】なんて言葉すら登場する有様だからな。偽善の定義がおかしくなってるから、そんな格言すら登場させざるを得なくなっている。本来の意味の偽善なら、詐欺行為という名のやる偽善(=悪事)をされるくらいなら、やらない善の方が無害な分だけ、まだマシな事も多いんだけど。」

鼎「善意で迷子を助けたり、重い荷物を持ってあげたり、ボランティアしたりしても、偽善者呼ばわりされたりしたら、悲しすぎるよね。そんな世の中だからこそ、寛容度が低い扱いになっちゃうのかも知れないけど。」

愛原「個人的には、東京オリンピックのボランティアにしてもそうだが、明らかなやりがい搾取の類いであっても、善意でそれに参加する者を批判する気も止める気も毛頭無い。彼らは偽善者でもないし、愚かでもない。基本、善意の人と考えるからだ。まぁ学徒動員ではないが、同調圧力をかけて無償奉仕を事実上強要するようなものに対しては、強く反発するし、できるだけ止めたいとも考えるが。」

逆沢「【医療ボランティアを最大200人まで受け容れ可能です。参加したい方は、こちらまで】というのなら話は分かるけど、【医療ボランティアを最低200人は集めてもらえるように関係機関に要請しました】というのなら、それは単なる徴用だと思うわ。まぁ、従わない場合にペナルティがある自粛要請とやらがまかり通る世の中だから、そういうのもアリなのかも知れないけど。」

愛原「オリンピックに関する学徒動員なんか、その典型だもんな。オリンピックへのボランティアを拒否する選択肢もあると言いながら、その選択肢を選んだら、よりしんどい研修に参加しなくては出席扱いにすらしてもらえなかったり。周囲から白い目で見られたり。学校側もその要請を拒んだら、責任者が冷や飯を喰わされる気配をムンムン漂わせてたり。従う義務はないと言いながら、従わない者を孤立させたり不遇な扱いにする気満々で、同調圧力が露骨すぎるというか。」

鼎「同調圧力が強い社会というのも、寛容性が低い社会の特徴だよね。他人が自分達(or集団・多数派)の意思に反する別行動を取る事を許さないという意味で。」

逆沢「自粛警察などという、本来の意味での偽善者というか、偽善ボランティアまで現れる国だからねー。世界最低レベルの寛容度の国と言われても、何となくうなづけてしまうというか。」

愛原「こちらが善意で何かしようとしても、不審者扱いされたり、偽善者扱いされるだけ。相手がこちらを信用していない以上、こちらも相手を警戒せざるを得ない。また相手が信用できない以上は、うかつに助けを求める事もできないし、世間体を気にせざるを得ない。さらに相手は隙あらば、こちらを異質な者扱いしてマウントしてくるから、それを避ける為にも、皆と異なる目立った行動は控えざるを得ない。同調圧力に従わざるを得ない。そんな寛容度の低さが、無駄に生きづらくしている感は正直ある。」

鼎「みんな心の余裕が無くなってきてるって事かな? 寛容度がどんどん低くなってるという事は。」

逆沢「人を助けるのも、人に感謝するのも、心に余裕がないと、なかなかできないからねー。人に助けを求める行為にしても、他人が信用できないと、自分の弱みを相手にさらすだけだから、そうおいそれとはできないし。」

愛原「心の余裕だけでなく、時間的余裕、経済的余裕も、それなりに必要になるわな。」

鼎「今はやりの自己責任論とか、自助とか、実力主義というのも、多分、余裕が無くなった社会だからこそだよね。要するに【他人を切り捨てていい大義名分】でしかないから。」

逆沢「ノブレス・オブリージュなんか、糞食らえってか。今の日本は。まぁ、昔からかも知れないけど。日本の金持ちは、貴族と言うよりは、ただの成金上がりがほとんどだから。」

愛原「しかし、よくよく考えてみれば、【切り捨てても構わない人間】って、そもそもどんな人間なんだろうな?」

逆沢「まー、他人が信用できない寛容度の低い社会なら、自分にとって都合のいい人間以外は、全員切り捨てても構わないという事になるんじゃね? そんな奴らを生かすために、貴重な公共リソースを割く事自体が、資源の無駄というか。」

鼎「けど、そうすると、自分にとって都合のいい人間の範囲はどれくらいになるのかな? 自分の家族? 自分を儲けさせてくれる人? 自分の役に立ってくれる人? 自分を楽しませてくれる人? 自分の思想に同調してくれる人? そんな感じ?」

逆沢「すげー、狭いな。その論理だと、下手したら9割以上の人間は、切り捨てても構わない側の人達って事にならねえか?」

愛原「案外、それが実態なのかも知れないな。収入が少なすぎて、結婚も子育ても諦めざるを得ない若い人がかなり増えてる現状からすると。この国は、かなりの割合の国民を、使い潰して、用済みになったら即切り捨てる側に置いても構わないと、割と本気で思っているかも知れない。」

鼎「そんな事をしたら、ますます人口が減っちゃうんだけど。」

逆沢「典型的な奴隷経済ね。まぁ、アフリカからいくらでも奴隷を追加で供給できるような時代なら、使い捨ての奴隷で経済を回すシステムも、それなりにアリだったかも知れないけど。」

愛原「どれだけ使い潰しても、無限に奴隷が沸き続けるのなら、そういう経済システムもアリかも知れんが、基本、奴隷経済は、焼き畑農業未満だからな。経済の本質は、カネがカネを生むサイクルを作る事で経済を発展させていく事にあるのに、奴隷経済はタコが自分の足を切り売り事で日銭を稼ぐようなものだから、無限に足が生えてくるというのではない限り、いずれ限界が来る。一時しのぎにしかならない、最低の経済システムと言わざるを得ない。」

鼎「いくら非寛容な社会であっても、切り捨てても構わない人間がそんなたくさんいるような世の中は、さずかに異様というか、異常に過ぎると思うのだけど。」

逆沢「まぁ、日本は死刑制度が未だに残ってる程度には、【切り捨てても構わない人間】の割合は、世界平均よりもずっと多そうなイメージではあるけれどねー。」

鼎「海外の先進国では、そういう発想はあまり無さそうだよね。人権に対する意識が割と高いというか。他人は他人と割り切っている一方で、その代わり【貴方の人権は守ります。その代わり、私の人権も守ってください】という意識が割と強そうというか。人権をできるだけ制限しようと考えたがる日本の一部保守層とは、真逆というか。」

愛原「だからロックダウンみたいな強権発動も可能になる。ロックダウンと聞くと、私権制限。すなわち人権を制限しているように感じられるかも知れないが、これも【社会は貴方の生命を守ります。その代わり、貴方もみんなの生命を守るために協力してください】というものでしかないからな。だから当然、強い私権制限と引き替えに、手厚い生活保障(休業補償など)が受けられる。」

鼎「権利と義務がワンセットという事だよね。従わなければならない義務はそれなりに強いけど、その代わり、義務をちゃんと果たしている限りは、十分に権利が保障されるシステムになっているというか。」

逆沢「日本は逆ね。無理矢理休業させても、まともに生活保障をしない。できない。だから強制権を伴わない、自粛要請という名のお願いしかできない。維新の党の連中とかは、法改正して私権制限の強化を目指しているようだけど、それに伴う生活保障の具体案(財源論を含む)は全くないし。日本の場合は、権利と義務がワンセットではなく、義務だけを押し付けたい陣営と、権利だけを主張する陣営が激しく綱引きしてる状態だから、どうにもならない状態が続いてるというか。」

愛原「それだけ、他人が信用できない社会という事なんだろうな。税金に関する考え方もそう。高福祉を求めるなら高負担になるのも当然なんだが、政府がお友達ばかり優遇したり、中抜きしか考えないようなら、そんな政府は信用できないから、税金は払いたくないとなっても仕方ない。」

逆沢「税金で私腹を肥やすことしか考えてない人達とか、税金で支援してもらう事しか考えてない人だらけの気もするしね。本来は、みんなの税金なんだから、もっと大切に使おうという話にならないといけないのに。いちいち口実つけて、みんなにまた10万円配れとか、税金を下げろとか、言いたい放題の連中も多いし。」

愛原「みんなにお金を配って欲しいなら、そのお金をどこかからかき集めないとならないんだけどな。【税金を上げた上でみんなにカネ配れ】なら筋も通るが、【税金は下げろ、でもカネは寄こせ】とか、無理難題も甚だしい。そんなことを繰り返すから、借金大国になってしまって、ここまで落ちぶれたというのに、まだ気付かないのかと。」

鼎「権利だけを主張すると、【税金は下げろ、でもカネは寄こせ】みたいな、発想になりそうだよね。まぁ政府の人達がお友達ばかり優遇して、還元すべき人達に公金を還元しないからという不満も、根底にはありそうだけど。」

愛原「【欲しがりません。勝つまでは】の精神で、義務だけを押し付ける連中に対する反発はあるかもな。まぁ政府の連中も、下々の残念な人達にしても、自分さえ良ければそれで良い。今さえ良ければそれで良い。権利と義務の両立なんて発想はなく、いかにして自分の権利を最大化し、自分の義務を最小化するか? いかにして他人の取り分を抑制する事で、自分の取り分をその分だけ増大できるか? いかにして他人から搾取し、それを自分の懐に入れられるか? いかにして他人を安く働かせ、自分は労せず多く中抜きできるか? そんな発想に陥ってる気すら、してならんな。」

鼎「助け合いの精神ではなく、限られたパイを巡っての、奪い合い、騙し合いの精神に染まっちゃってるよね。」

逆沢「で、奪われる者が悪い。騙される者が悪い。みたいな自己責任論と歪んだ実力主義だけが、日増しに強まっている状態と。そりゃ世界でも指折りの、特殊詐欺大国にもなるわ。」

鼎「迷子を助けようとしたら不審者扱いされるような風潮がその典型だけど、人の為に頑張ろうとする人に祝福を与えられない社会は、とても幸福な社会とは思えないよね。幸福度がその分だけ下がっても、やむを得ない程度には。」

逆沢「人の為に、物を作ったり、物を運んだり、子供や老人の世話したり。みんなの為に働いてる人が底辺扱いされるような社会自体が、そもそも異常にも思えるわ。本当はそういう人達が一番尊敬されるべきなのに、偉い人ほど、そんな仕事はやりたがらないというか。いかにして、みんなのために働く人から、効率的に搾取するか? やりがい搾取じゃないけど、みんなのために働く側ではなく、働かせる側になるべく努力する人達ばかりが増えてる気もしてならないというか。」

愛原「世の中に必要なのは、将軍ではなく兵士の方なんだけどな。しかし今は、兵士の待遇があまりに悪すぎるせいで、みんなが士官以上を志向するようになっている。士官だけで、どうやって戦う気か知らないけど。」

鼎「兵士だけでなく、いわゆる現場労働者自体の扱いが、かつて無いレベルで下がってるよね。結婚や子育てすら困難になる人達も珍しくない。敬意も払ってもらえない。そんな感じで。働く者より、働かせる者の方が偉いという風潮がかつて無いほどに高まっているというか。だから中抜き業者が利益の大半を持っていって、実際に現場で物作りに関わる人達には最低限のお金しか回らない事も珍しくないというか。」

逆沢「だから、みんな働かせる側の職ばかり志向するようになって、無駄に大卒も増えるばかりだし。」

愛原「大卒がいくら増えても、欲しい管理職側の人間の数は変わらないんだから、かつて高卒以下が主に担当していた職を担わざるを得ない大卒がその分、増えるだけなんだどな。教育投資効果としては、極めて不経済と言わざるを得ない。」

鼎「それでも家庭目線で教育投資効果をみたら、3人の高卒を社会に送り出すよりも、1人の子供に最大級の教育を施した方が上という風潮なんだよね。そういう風潮が少子化をますます加速させている気もするけど。」

逆沢「3人の子供を使い潰しOKな奴隷作業員として社会に送り出すくらいなら、1人の子供をエリート社会人として大成させた方が上って発想なのかもしれないけど、社会全体としてみたら、色々病んでいる気がしてならないわ。」

愛原「そもそも奴隷作業員を前提とした経済システム自体が、病みすぎというか、おかしさ満点だからな。実習生という名の奴隷労働者をコロナ禍でも変わらず国内に迎え入れる事で経済を保っているつもりなのかも知れんが、そんな病んだ経済システムをいつまで続けるつもりなのか? そんな事をしてるから、淘汰されるべきゾンビ企業がなかなか淘汰されない。新陳代謝も進まない。労働者のデフレがますます進行して、健全な企業の足まで引っ張っているというのが分からないのかと。」

鼎「赤字でも仕事がないよりはマシという理由で、赤字の相場で仕事を受ける企業が一つでもあると、他の健全な企業が全部迷惑するよね。仕事の発注者とすれば、品質さえまともなら少しでも安いお店を選ぶから、赤字覚悟の安値商売をする会社が一つでもあると、どうしてもそこに客を取られがちになってしまう。そうなると他の企業も、仕事が無いよりはマシと考えたなら、やはり赤字覚悟の相場で仕事を受けて対抗せざるを得なくなる。そうなるとお互いに自己資金が尽きるまでのチキンレースになってしまわざるを得なくなるというか。」

逆沢「人件費も同様ね。各企業はチキンレースに勝ち抜く為に、人件費をできるだけ削減しようとする。そうなると業界全体で平均賃金が下がるから、それなら他の企業に転職しようという動機も起こりづらくなる。またクビになるよりはマシという発想にもなるので、どれだけ低待遇でも、我慢せざるを得なくなる。完全に悪循環というか。」

愛原「最低賃金を大幅にいじるなどして、無理矢理人件費を上げていくしか、奴隷経済の解消方法はないかも知れんな。」

逆沢「最低賃金を上げたら、潰れざるを得ない会社もそれなりに出るだろうけど、ゾンビ企業の淘汰を進めるという意味では、前向きにとらえないといけないのかね~?」

愛原「奴隷の酷使を前提にした収益モデルの企業の存続を許すこと自体が、反社会的とも思うからな。いつでも切り捨てていい奴隷労働者ではなく、奴隷労働者前提の経営しかできないブラック企業こそ、むしろ切り捨てるべきだろう。労働者は、いつでも切り捨てて構わない使い捨ての消耗品などでは決して無い。」

逆沢「労働者のクビを簡単に切れないシステムが日本経済を衰退させたと主張してやまない竹中平蔵あたりが聞いたら、発狂しそうなアイデアね。」

愛原「俺も別に旧来の終身雇用システムを支持する気は毛頭無いし、流動的な雇用システム自体に反対はしないが、それと奴隷労働システムは別物だからな。少なくとも、労働者をスクラップ状態になるまで酷使したあげく、役立たずになったら廃棄処分にするような真似をされたら困るのだ。テメーの企業が用済みになった労働者をクビにするのは勝手だが、その壊された元労働者を税金で面倒みないとならない状態にされたら、社会としては大迷惑だからな。」

鼎「労働者が労働力の提供という義務を果たしているのなら、雇い主も、彼らの健全な社会活動を営む権利を保障しないとならないよね。自前で家庭も持てる。子供も育てられるような十分な賃金を保障するのがまず第一というか。」

愛原「雇用主がいつでも労働者をクビにできる権利を行使したいなら、労働者に対しても、いつでも転職可能な環境を整備すべきというのが第二だな。仕事から帰っても寝るしかないような労働環境なら、転職に必要な勉強や再就職活動もできっこないから、まず論外。どうしてもそれだけの労働時間を要求するなら、クビにする際に適切な再就職先を世話する義務も付随させるべきだろう。現状でも失業保険のようなのはあるが、終身雇用というか、長期雇用を前提にした旧来の労働環境を前提としたものであり、正直見直しは必須とも思われる。」

逆沢「労働力の流動化を進めたいなら、いつでもクビにできる権利を雇用主に与えて、【労働者のその後はシラネ】ではなく、ちゃんと流動していくような仕組みにしないと意味が無いって事ね。」

愛原「まして、鬱状態に追い込んだりして、労働者をスクラップにしようものなら、損害賠償を請求してもいいくらいだ。結婚も子育ても困難な経済環境・労働環境に置いて、世代の継承を妨害した場合もな。」

鼎「労働者は、社会が各事業者に貸し出した、半永久的に再利用可能な重要な戦力という解釈だよね。だから労働者を利用不能、再利用困難な状態に追い込んだ事業者は、強く罰せられても仕方ないと。」

愛原「世代の継承という概念も含めれば、半永久的どころか、永久使用も可能だからな。まぁ個人単位としてみれば、その人の求める生活環境に応じて、早期リタイヤやセミリタイヤも可能なだけの生活保障を、社会として整備すべきとも思うが。」

逆沢「働くのが好きな人は、その人を雇いたいという雇用主がいるか、自営が可能な限りは、心身が健康である限り、いつまでも働き続ければいいと思うけど。そうじゃない人もいるからね。」

愛原「怠け者や邪悪な者に貴族のような生活を保障する事はできないが、世の中に対する貢献度に応じた生活保障はされるべきだろうな。果たした義務に応じた権利は、必ず保障されるべきという考え方にのっとる限り。」

鼎「兵士には兵士なりに。運転手には運転手なりに。店員には店員なりに。職人には職人なりに。みんな社会に貢献している。貢献ができる。ならば貢献に応じた権利と報酬は得られるべきだし、尊敬もされるべき。貢献しているにも関わらず、それが報われない世の中であれば、そんな世の中は明らかに理不尽という考え方だよね。」

逆沢「そう考えると、切り捨てられても構わない人間なんて、ほとんどいない形になるわね。死刑になってもおかしくないような人とか、反社会的な犯罪で生計を立てている人とか、モリカケサクラの不正や隠蔽に関わった人達なら、社会に対する貢献よりも、社会に与えた損害の方がずっと大きそうだから、社会から切り捨てられても仕方ないかも知れないけど。大抵の人は、何らかの形で社会のために貢献は出来ているだろうから。」

愛原「そう。実力主義の名の元に、やたら人を切り捨てようとする人間もそれなりにいるが、実力があろうが無かろうが、わずかでも貢献しているのなら、あるいは将来貢献してくれるであろう事が期待できるなら、決して切り捨ててよい存在では無い。」

鼎「労働力という形で貢献できなくても、だからといって切り捨てて良いという発想も危険だと思うよ。不幸にも障害者になってしまう人もいるし、老いて介護が必要になった人もいるし、悪い人によって心身を壊されてしまった人もいるけど、もう使えなくなったから切り捨てて良いという発想も、すごく危険すぎると思うし。」

愛原「本人の責に寄らない不幸のせいで、切り捨てられてしまうとしたら、あんまりに冷酷非情なディストピアとしか言いようが無いからな。むしろそんな人に手をさしのべる余裕がある寛容度の高い世の中であって欲しいとも思う。」

逆沢「【あの人は、使えなくなったから処分された】なんて世の中で、人々の幸福度が高くなるとはとても思えないからねー。【明日は我が身】でしかないから。」

鼎「【私は貴方に寛容に接します。その代わり、貴方も私に寛容に接してください。】という相互関係が成立する寛容度の高い世の中であって欲しいよね。」

逆沢「世の中には、自分は人に優しくも無いくせに、自分には優しくしろと権利ばかり主張する手合いもいるけど、権利と義務はセットという認識くらいは持ちたいわね。【人を傷つけていい人間は、人に傷つけられても構わないという覚悟のある人間だけだ】じゃないけど。」

愛原「確かに、人間には歴然とした能力差がある。また能力はあっても、それに気付く機会に恵まれない者。それを発揮する機会に恵まれない者も多くいる。しかし能力の多寡に関わらず、世の中のために貢献くらいはできるのだ。実力主義だかなんだか知らないが、どれだけ誠実に生きようが、凡人というだけで、能力不足というだけで、尊敬もされず、人並みの扱いも受けられず、まして奴隷のような扱いをされてよいはずがないとは思う。」

逆沢「というか、高能力の持ち主自体、そんなにいらないしね。仮にみんなが人の上に立つべきハイスペックになれたとしても、全員を人の上に立たせる事はできない。むしろたくさん必要なのは、現場を支える人達。彼らこそが、社会を実際に支えてもいるわけだから。」

鼎「将軍だけで兵士のいない軍隊は成立しない。投資家や中抜き業者だけで現場労働者がいない社会が回るわけが無い。当たり前すぎる話だよね。」

愛原「人の上に立てる者が偉いのではなく、人の役に立てる者が偉いのだ。人を働かせる者が偉いのではなく、実際に現場で働く者が偉いのだ。人の落ち度をやたら責めて、人の価値を下げる人間ではなく、人に素直に感謝して、人の価値を高められる人間こそが偉いのだ。そういう認識に改めていきたい。無論、義務を果たさず私腹を肥やすような背信的な人間に対しては、厳しく臨まざるを得ないが。」

鼎「寛容度が低い世の中だと、他人の落ち度ばかり探すようになって、お互いに相手の評価を下げるようになって、切り捨てられても仕方ない。落ちぶれても仕方ない。不幸になっても仕方ない。そんな認識になっていく。そして出る杭を打たれても損だから、目立ったことはしない。失敗して責められるリスクを背負うくらいなら、何もしない方が賢い。そんな後ろ向きで非生産的な世の中になるばかりで、いいことは何も無いよね。」

逆沢「そんないびつな社会が、いわゆる復讐系というジャンルの流行を支えてるのかも知れないわね。世の中のためにそれなりに貢献していても、奴隷扱いされたり、報われない理不尽に対する怒りというか。」

鼎「私は、街の店員さんや職人さんを見下すのではなく、逆に感謝を忘れない世の中であって欲しいけど。」

逆沢「とりあえず税金の使い道くらいは、ちゃんとして欲しいわ。オリンピックに費やした経費や財務の中身すらブラックボックスなんてのは、完全に論外というか。でないと、信用も、感謝も、しようがないし。相手はこっちを騙したり搾取する事しか考えて無いのに、こちらだけ馬鹿正直に信用して、感謝して、寛容に接する訳にはいかないからね~。」

愛原「非寛容で不幸な社会を改めたいなら、信用できない人に政権を任すのではなく、信用できる人が現れるまで、何度でも根気よく政権を交代し続けるしかないわな。信用なんてのは実績がないと、なかなか積み上げられるものではない。なので今の政権が信用できないなら、次の政権が信用に足るかどうかは分からなくとも、とにかく色々試すしか無い。信用できないのが分かってて、そのままにしてたら、うかつに他人を信用してはならない非寛容な社会は永久に変えられないからな。」

鼎「どの国、どの社会でも、人の信用を裏切る人達はそれなりにいるけど、トータルではそれなりに信用できるなら、寛容でいられるのは大きいよね。」

愛原「日本以外の国は、それなりに経済成長もしてるから、運悪く投資に失敗する人もそれなりにいるけど、トータルでは投資する意味は十分にあるし、だから積極的に人々は投資し、ますます社会も発展していっている。裏切る人はいても、トータルでは期待できる、信頼できる人の方が多いから、投資もできる。寄付もできる。手伝いや支援もできる。応援もできる。そして他人を助けた分は、感謝されたり、尊敬されたり、より大きな資産として個人もしくは社会として還元されたり、ちゃんと見返りもある。善意が正しく報われる公正な世界に、それなりには近い状態にもなっていく。好循環だな。」

鼎「働く人や、人助けができる人が報われる程度には、人々が信用しあえて、感謝し合える世の中であって欲しいよね。そういう人達が報われない世の中になったら、働く意味も、助け合う意味もなくなって、みんなイヤイヤ働くだけの、すごく不幸な世の中にもなりかねないから。」

愛原「他人の落ち度を探しては、お互いに相手の価値を下げあって、切り捨てられても仕方ない人達を量産するような不幸な世の中であって欲しくは無いな。迷子の子を保護しようとした人が、不審者扱いされたり、罵られるような世の中でもあって欲しくない。そこまで他人が信用できない。他人に対して非寛容にならざるを得ない世の中であって欲しくも無い。」

鼎「能力が無いから不幸になっても仕方ない世の中ではなく、能力の有無にかかわらず、それなりに世の中で真っ当に頑張ってる人は、等しく尊重されて欲しいよね。余程利己的で悪い人でもない限りは、大抵、世のため、人の為に役立っているのだから。」

愛原「チート能力に憧れるのは構わないが、別に優れた能力の持ち主でなくとも、世の中にはいくらでも貢献できるし、また感謝されて当然だろう。勇者にベッドを提供する宿屋の主人も、酒場や道具屋の店員も、様々な食糧の生産者も、みーんな世の中に必要不可欠な人達ばかりで、彼らがいないとさすがの勇者も、活躍のしようがないからな。彼らみんな、感謝されても、軽蔑されるいわれの無い人達だ。」

鼎「中には不幸にも世のために貢献できない人達もいるけど、人を騙して私腹を肥やしたりするような人でも無い限りは、寛容な世の中でもあって欲しいよね。助けてもらったり、助けたことで感謝してもらえたり、それが社会的名声として還元されるような世の中は、きっと充実して幸福でもあるだろうから。」

愛原「という訳で今回は、主に寛容度の観点から、人々が幸福感を感じる世の中について取り上げてみた。人を切り捨てていく世の中ではなく、人に対して敬意を払える世の中。能力なんて有ろうが無かろうが、そんな事は適性を無視した配属でもされない限りは、社会を発展させていく上で、実はさして重要ではない。特に人の上に立つような人間なんて、ほんの少しだけいれば十分で、むしろ現場を支える人達の存在こそが重要なんだという認識も含めてな。そして人を使い捨てたり、人の信用を裏切って搾取する事しか考えない人達が幅を効かせるような世の中にしてはならないという自戒も込めて。」
















過去のたわごと 
2021年     4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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