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愛原様のたわごと(21年7月4日)






愛原「美容師の国家試験の中身の改訂についてのニュースが数日前にあったんだが、なんかひどいとは思わんか?」

逆沢「えーと。ビートルズが来日した1960年頃に流行した髪型で、今ではほぼわれない技術が美容師になる際の必須科目になってると。しかもその修得にかかる時間が、美容師の専門学校の実技に費やされる810時間以上の内、数百時間かかると。その一方で、今時の美容院では当たり前のように普及している髪を染めたり、まつ毛を貼る技術に関しては、未だ実技試験の中に盛り込まれていないと。つまり試験の中身が、時代に全く追いついていないというか、60年前のまま、ずーっと止まってるって事ね。まー、何十年も時を止めたままの日本らしいというか。」

鼎「美容師と理容師を別々の資格に分け続ける意味も分からないし。この辺の業界に対する行政の扱いは、あまりに、おざなりなところがあるよね。」

逆沢「使わない技術を無理矢理必須にするくせして、当たり前に必要な技術を教えないで済むような資格なら、そんな資格自体、廃止しちゃえばいいのに。」

鼎「いくら知識や技術はあるに越した事はないといっても、人間の時間は有限なんだから、もっとうまく取捨選択して欲しいよね。優先的に覚えるべき知識や技術と、それほどではない知識と技術に。」

愛原「そういえば約一ヶ月前に副総理の麻生太郎が、こんな事言ってたな。【きちんとした教育はもう小学校までで十分じゃないかと。中学まで義務にする必要があるのかと】【微分積分。今で言えば因数分解なんていうのはみんなやらされるけれども、大人になってから因数分解使った人なんかいない。サイン、コサイン、タンジェントなんて言われて何のことかまったく残ってないと思うね、一回も使ったことがないと思う。それが必要かね? 義務として】など。」

鼎「かつての微分積分が今の因数分解に当たるなんて話は初めて聞いたというか、かなり眉唾だけど、とりあえず言いたい趣旨は理解できたかも。分数計算もできない大学生にしろ、サイン・コサイン・タンジェントの意味が分からない麻生さんにしても、かつて学生時代に身につけたはずの知識や技術を忘れている人は、結構多そうというか。それ以前に忘れても全然困らない程度の知識や技術でしかなかったというか。果たしてその程度の必要性しかない知識や技術が、義務教育で必須としなければならない程のものなのかという問題提起というのは、私はアリだと感じたよ。」

逆沢「学生時代に私が個人的に疑問に思ったのは、髪型とかまで指定してくる訳の分からない校則の方だわ。麻生の言うところの因数分解とかもそうだし、訳の分からない校則もそうだし。なんでそんなものが必須・義務になってるのかと。頭の固い連中は、【必要だから義務(ルール)になってるんだ】とかいって、それを当たり前のように受けとめてるけど、私にはどうしてもそう受けとめられないのよねぇ~。」

愛原「思考停止して現状を盲目的に肯定するのは、楽だわな。【決まりだから従うのは当然】とか。【合法と判断されたのだから正しいのは当然】とか。【必要だから存在しているのだ】とか。【ダメな事はダメ】とか。世の中には、おかしな法、おかしなルール、間違った知識、間違った解釈などが多数存在している事に気付こうとしない。」

逆沢「まぁ、それが論理的に正しかろうと正しくなかろうと、決められたルールに反発しても、いいことは何もないからかも知れないけどね~。因数分解は必要ないと反発してその勉強を怠っても、その分だけテストの点数が下がるだけ。こんな時代後れの髪型の技術の習得なんて必要ないと反発しても、美容師の資格を取れないだけ。こんな校則は守る必要は無いと反発して校則に背く振る舞いをしても、周囲の反発を招いて居心地を悪くするだけ。公文書の改ざんなんてすべきでないと反発しても、自殺に追い込まれるだけ。おかしなルール、おかしな知識、おかしな命令、に反発して自分が損をするくらいなら、思考停止して【決められたルールに従う方が、正しく合理的に違いない】と思い込んだ方が得だと考える人は多そうな気はするわ。」

鼎「【ルールの中身が正しいから従う】ではなく、【(ルールの中身がとうであれ)ルールに逆らっても面倒くさい目に遭わされるだけから従う】というなら、それはただの奴隷根性なんだけど・・・。」

愛原「そういう思考が、意味の無い校則とか、ビートルズ時代から一向に変わらない美容師免許につながってる気もするけどな。【現状維持が正しい】もしくは【現状を変えるのが面倒くさい】と信じる人が常に社会の中心にいるから、いつまで経ってもおかしなルールを変えられない。」

鼎「正直、今の日本は、30年前以上から、変わってない部分が多すぎると思うよ。だから世界がどんどん変わり続けているのに、日本だけが30年前から変わらないというか。取り残されてしまってるというか。」

愛原「そういう意味では、上の麻生発言は中身はともかく問題提起として、俺は大いに賛成だ。因数分解に限らず、古文・漢文とか、その手の専門家や愛好者でなければ、ほぼ使わない知識や技術はかなり多そうだからな。」

逆沢「私としては、訳の分からない校則とか、事実上の利権になってる制服とか教材とか、あの辺にもっとメスを入れて欲しいわ。一年に2.3度使えば上等な副教材とか、いつ使うか分からないという理由で、毎回カバンに詰め込んで持っていくだけでもしんどいつーか、アホらしいねん。」

鼎「校則に関しては、中学校以上なら、生徒会の発議で変えようと思えば変えられる気もするけど。制服などに関しても、生徒会の発議で変更された学校もあると聞くよ。」

愛原「実際には、校長をトップにした大人達が生徒会に働きかけて、表向き生徒の自主性を尊重したスタイルになってるだけのパターンも多いだろうけどな。特に制服関係は、利権がからんでいるから、生徒会側がどれだけその気になっても、教職員側が首を縦に振らなければ、発議すらできずに潰されるケースばかりの気もする。」

逆沢「ていうか、中学生やそこらの子供に、そんな自主性を期待する事自体が間違いだと思うわ。まだまだ大人の目線を伺わないと決められない世代だろうし。」

鼎「でも最近は、大人になっても、偉い人の目線を気にして忖度して判断する事しかできない人だらけの気もするよ。自主性のかけらもないというか、奴隷根性が染みついてるというか。」

愛原「子供の頃から、ルールや慣習に背いたら潰されるとか、現状を変えようとすると反発されるとか、偉い人の機嫌を損ねると痛い目に遭わされるとか、そういうのを散々見せつけられてるからだろうな。麻生が言うところの因数分解なども、そう考えると辻褄が合う。内心では不必要と感じても、だからといってそれを習得しなければ自分が不利になる。だからやるしかない。それを繰り返す事によって、奴隷根性が浸透していくというか。」

鼎「内心では【カラスは黒い】と思っても、【カラスは白い】と言わないと痛い目に遭わされるような状況を見せつける事によって、奴隷根性を浸透させていく感じかな?」

逆沢「もしかして学校の役割は、奴隷教育を施すことなのか? まぁそう考えると、変な校則などが存在する理由も説明できてしまう気もするけど。明らかに変なルールがあっても、それに従わなくてはいけない状況を理解させる事で、奴隷根性を培養していくというか。まぁ変な校則を変な校則とも感じず、【決められた事は従うのが当たり前】みたいに受けとめられるような、よく言えば素直で天真爛漫、悪く言えば盲目な狂信徒気質の生徒もそれなりにいるだろうけど。天性の奴隷気質というか。」

鼎「わざとおかしなルールを放置して、それを容認させることで奴隷根性を浸透させていくとか。そういう事ばかりしてるから、変えるべき事も変えられず、どんどん時代から取り残されてるような気がしてならないんだけど。」

逆沢「けどこの国を導いている官僚や政治家らが、そもそも目上のおかしな所業を見て見ぬふりして忖度上等続けてるからね~。今の大企業のトップ達も、創業家でもなければ、上に忖度し、上に気に入られた事で引き上げてもらえた人間の集まりだから、骨の髄まで奴隷根性が染みついてるだろうし。」

愛原「この国の教育政策は、小手先で修正していくのではなく、この際、ゼロベースから制度を創り直す事から始めないと駄目かも知れんな。という訳で、今回のテーマは、教育政策。」

鼎「教育というと、いかにも上から目線の表現だよね。学習とかだと、勉強したい側の人間が自発的に勉学に励むイメージだけど、教育というと、誰かさんが上から目線で教えてあげるというか、教えなければならないみたいな感じのイメージというか。」

逆沢「教育というと、餓狼伝説シリーズのキム・カッファンをイメージするのは、私だけか?」

愛原「キム・カッファンというと、【教育してやる】が、口癖みたいなイメージがあるわな。確かに本人は清廉な正義の味方キャラではあるんだけど、良くも悪くも押しつけがましいキャラというか。」

鼎「でも実際、教育というのはそういうものだよね。国なり、組織なり、上の者が何らかの意図をもって、下々の者に教え浸透させていくものだから。」

逆沢「つまり、下々の者に知識や技術を教え込むことで、国家なり、組織なりの発展のために役に立たせようとしてるって事か?」

愛原「知識や技術だけではないな。ルールとか。倫理道徳とか。ぶっちゃけ思想教育といわれるものもあるぞ。」

逆沢「それ、要するに洗脳だろ。ブラック企業あたりが、新入社員に最初に施すものというか。いわゆる共産国家とかファシズム国家も、そういうの、すごく好んでやりたがるイメージだけど。」

愛原「思想教育は、下々の反抗の芽を摘む為にやるものであり、また組織への忠誠心を高めるためにやるものでもある。但し、ファシズム国家による思想教育がそうであったように、おかしな思想を植え付けられる危険もあるし。また思想教育は、人々が本来持つ多様性を失わせ、思想を均一化させてしまう事で、人々の想像力や創造力や寛容性を低下させてしまう可能性が高い点は注意が必要だ。」

鼎「私達は、【人を殺してはいけない】とか【犯罪を犯してはいけない】と当たり前のように認識させられているけど、実際はそれを盲目的に受けとめるのではなく、なぜしてはいけないのか?という視点も、持った方がいいって事かな?」

愛原「当然。犯罪と一口に言うが、世界的・歴史的には、おかしな法律も結構あるからな。なんでそんな事まで犯罪になるの?とか。なんでそんなに罪が軽いの?とか。なんでそんないい加減な取り調べをしてるの?とか。それってどうみてもダブルスタンダードでおかしいよね?とか。色んな疑問は本来、もっておいた方がいいだろう。法律自体がおかしいこともあれば、法律自体は正しくとも運用がおかしい事もあるからな。」

逆沢「安倍政権では、特に運用の見直しが相次いだくらいだしね。悪い方向ばかりに。憲法解釈を変更するような大それたものから、反社の定義が困難になるような馬鹿げたものまで。」

鼎「ただ、教育を施される側にとっては、理不尽でおかしな内容であっても、教育に施す側にとってはすごくメリットがあるから強行するのだろうし。それに従わないと罰則もあるだろうから、悩ましいところだよね。」

愛原「そりゃあ、上に立つ者は、愛国心なり愛社精神なりにあふれた、忠誠心に満ちた者ばかりに洗脳した方が扱いやすいからな。公文書改ざんに疑問を持った官僚さんのような部下ではなく、何の疑問も持たず公文書の改ざんすら行える部下の方が扱いやすいのは間違いない。もっと言えば、【全て秘書である私の責任です】といって罪を全部引き受けてくれる忠誠心あふれる部下。お国のため、上司のために、喜んで命すら投げ出す部下であれば申し分ない。」

逆沢「教育といいながら、従わないと罰則まであるのは、やり過ぎじゃね?」

愛原「罰則とまではいかなくとも、ペナルティーは当たり前のようにあるぞ。というか、教育と査定と、査定結果による賞罰は大抵セットだ。少なくとも教育したからには、教育成果を量るテスト(査定)は大抵セットで行われる。そしてテストの結果に応じて、相応に扱いの格差も生じるようになっているのが普通だ。」

逆沢「いちいち教育の成果をテストされるのが、最高にムカつくんだわ。麻生の言う因数分解とかじゃないけど、【こんなもの、社会に出て何の役に立つんだ?】と思いながらも、やってテストで良い得点取らないと、将来に響くからやらざるを得ない。というか、そもそも何をテストしてんだ? 因数分解や古文漢文の出来で、何を測る気なんだと?」

鼎「記憶力とか計算力とかを測るテストをしたいなら、そういうテストがちゃんとあるし、それをやった方が正確だよね。実際にそういうテストを入社試験などに採用する所もあるし。あえて数学とか国語とか、そういう教科という枠組みに落とし込む必要は無いと思うよ。」

逆沢「けどこの教科の出来で、将来の進路が決まるから、やらざるを得ないのよね~。まぁ理系の人が数学や理科の教科の出来を試されるのは分かるけど、明らかにこんな教科の知識など不必要だろというものも、ちょくちょくあるから。」

鼎「というかそれ以前に、高校や大学の存在目的が分からなくなる事もあるよ。そこで学んだ知識が将来、どれだけ役に立つか自体が怪しいというか。工業科とかならまだしも、高校の普通科とか、特に。ぶっちゃけ大学受験にしか役に立たなそうというか。」

逆沢「やっぱり奴隷としての適正を測る目的でしかないのかね~。【与えられたミッションをどれだけ高水準でこなせるか?】を測る目的というか。だからいくら素の記憶力や計算力が高くとも、与えられたミッションに疑問をもって真面目に勉強しなかった者は、点数に反映されないので、当然ながら成績も悪くなる。逆に真面目な性格でも、素の素質が低かったり、苦手意識を植え付けられてたり、プレッシャーに弱い性格だったり、家庭の事情などで真面目に取り組めない環境にある者も、同様に与えられたミッションを満足にこなせない特性・環境・属性の持ち主という事で、同様に弾かれる。一方、不真面目な性格でも、要領が良かったり、ズルの達人だったり、並外れた素質をもってるおかげで、さして努力をせずとも高得点を取れる者は、与えられた仕事だけはちゃんとこなせる者として、奴隷としての適正が高いと判断されるみたいな。」

鼎「つまり学校というのは、記憶力や計算力や運動神経といった素質の高低だけを測る場でもない。努力する性格、真面目な性格だけを測る場でもない。素質にモノを言わせても、人並み外れた努力にモノを言わせても、中身はどうでもいいけど、とにかく与えられたミッションをより高い水準でこなせるかどうかだけを測る場所。言い方を変えれば、どれだけ素質が高くて、かつ真面目に努力できる性格であっても、ミッションを満足にこなせない程の劣悪な環境にある者や、ミッションの意義に疑問を持つなどしてその達成を拒んだ者は、みんなアウトという感じになるのかな? 公文書の改ざんというのが与えられたミッションであっても、拒否したらその時点でアウトみたいな感じで。」

逆沢「つまり奴隷として、こなせるだけの知能や身体能力といった素質がない。もしくは根気が無い。あるいは素質や根気があっても、奴隷としての人生に疑問をもって、従順に働く気のない者は、全て弾かれる仕組みって事かな? だから部活とか、ボランティアとか、学徒動員といわれるような課外活動から、生活素行まで全部含めて内申点という形で評価されても、ある意味、当然というか。だからいくら勉強も運動もできても、みんながやってる事に同調・協調しない反抗的な生徒やコミュ障は内申点の部分で評価を下げられても仕方ないというか。」

愛原「もちろん他の生徒の学業の邪魔をするみたいな、著しい素行不良は無視するわけにもいかないが、そうでもなければ細かい素行まで判定に含めるべきでないと、俺は思うけどな。社会に出て必要なのは、公益に資する仕事の遂行能力であって、細かい素行はさほど重要ではないからな。」

鼎「そういう意味では、中学・高校よりは、大学の方がマシと思ったかも。別に講義に真面目に出席しなくても、結果さえ出せばちゃんと単位が取れるという意味で。」

逆沢「社会に出たら、みんなそんな感じだからね~。真面目に出勤さえすればいいというものではなく、重要なのは社会人としてどれだけ貢献できるかだから。テレワークであろうがなかろうが、残業をしようがしまいが、結果を出せば正義。結果が伴わなければアウト。」

鼎「にも関わらず、今は教育の場が結果を出すために必要なスキルの育成の場ではなく、単なる査定というか、人間の品定めの場にされてしまってる感じもあるよね。この人は、奴隷として優秀。この人は、奴隷として従順。この人は、扱いにくい奴隷。みたいな。」

愛原「本来の教育は、文字通り、教え育てるものなんだけどな。人間の品定めをするものではない。」

鼎「何を教え育て身につかせるかというと、中には思想教育に重点を置きたがる人もいるだろうけど、本来は知識と技術だよね。」

逆沢「将来、社会に出て必要になる知識や技術って事か?」

愛原「別に必要性だけで優先順位を定める必要はないけどな。趣味や生き甲斐を充実させる為の知識や技術、教育であっても構わない。文学・芸術・スポーツ系の学部は、大抵それ系の気もするし。」

逆沢「文学や芸術やスポーツの学部を卒業したからといって、その方面の職業で飯を食える人なんて、そう多くはいないからね~。法学部ですら、卒業してその方面の職に就く人は限られるし。」

鼎「というか大学によっては、司法試験合格者が1%前後しかいない法学部もあったりするそうだよね。職業訓練校というよりは、完全に趣味の範囲に留まってるというか。」

愛原「もちろんそれが悪いと言う気は全くないぞ。別に法律と無縁の職業に就いても、凡人より少しでも法律に詳しければ、何かの時に役に立つ事もあるだろうし。仕事や生活の一部として役に立つ機会はなくとも、趣味の範囲で有用な事もあるだろうし。」

逆沢「ウンチクの幅が増えるだけでも、無意味ではないだろうからね~。」

愛原「そういう意味では、趣味系の学部は、むしろ隠居後の老人向けに広く開放しても良いかも知れないな。今の日本の大学は、単なる人間査定の場と化してる感があるが、教育の場としての原点に返った方がいいかも知れん。」

逆沢「今の日本の大学は、偏差値などとヒモ付いて、その大学・学部に入学できるかどうか自体がステータスという変な事になってるからね~。だから東大中退でも、下手な大卒よりもずっと高い扱いされるというか。人間の品定めの結果としてのステータスにしか、なってないのよね。その大学でどういった知識を身につけるかが、全く重視されていない。その大学に合格できた事だけが、重要視されているというか。少なくとも隠居後の老人が趣味で入学するには敷居が高すぎるというか。」

愛原「もっともそれは日本の話だけどな。海外のまともな大学(政治家志望者などが好む短期留学で取得できる名ばかりの卒業資格ではないもの)では、入るのは易く卒業するのは難しいのが普通というか。そこで何を学び、何を身につけるのかが重要だから。」

鼎「だからまともな海外の学生は、日本の大学への留学を選ばないそうだよね。箔は付くかも知れないけど、わざわざ海を越えて、そこに入学する事で学べる独自の知識や技術みたいなものがほとんどないから。下手したら入国ビザを取る為の方便としての、建前上の留学でしかなかったり。」

逆沢「教育機関としての体をなしてないな。まぁ、だからこそ、コロナ禍で休校三昧でも、それなりに回せているのかも知れないけど。何も学ばせないまま卒業させても、別に誰も困らないから。」

鼎「専門学校とかだと、そういう訳にはいかないよね。医療の知識の無い者を医者や看護士にはできないし。美容や理容の技術の無い者を美容師や理容師にもできないから。」

愛原「けど美容・理容に関しては、肝心の国家資格の方が60年前からほとんど変わってないから、かなり不条理な部分が目立ちだしてもいるけどな。」

逆沢「それでも現場の職場でなんとか回せてるみたいだし。だったらもう国家資格自体を無くして、完全に自由にやらせたらいい気もするけどね~。独立できるまで10年以上、かかるかも知れないけど。」

愛原「イギリスなら3年のところを日本なら6年以上というから、もしも国家資格自体を廃止したら、10年くらいかかるかも知れんが、今のままだとどっちみち10年くらいかかるようになるのも時間の問題だろうからな。お上や教育する側の人間の頭の古さが、完全に足を引っ張っている。」

鼎「古い技術の教育を止めたら、古い技術を教えていた先生が失職するかも知れないから、それで残しているのかも知れないけど、そういう既得権益がらみの理由で、時代後れの教育を存続させないで欲しいけど。」

逆沢「学校現場でも、プログラミングを教えられる教員が不足しているからみたいな理由で、IT教育の後れを正当化してたりもしてるようだけど、私からすれば、古文・漢文とか、因数分解とか、受験にしか使わないような科目の教員減らして、そっちの教員をもっと雇えよと思うわ。教員自身も、自分達がクビに足りたくなければ、より実用的な知識や技術を教えられるように、教えられる中身を現代風にアップデートしろやというか。いつまでも時代後れの古い知識の講義をだらだら続けるだけで安住するのではなく。」

愛原「ただ、公務員志望者は、概して安定志向だからなぁ。競争の厳しい私立ならまだしも、公立校でそこまで意欲的な教員がどれほどいるかという疑問もあるわな。部活の顧問も兼ねたり、生活指導にも手を取られたりして、そうでなくとも多忙なのに。」

鼎「というか、現状で部活の顧問も兼ねたりする事自体が、そもそもおかしいよね。部活が多くの学生にとってほぼ必須扱いになってるのが、そもそもの元凶だけど。」

愛原「部活を内申の評価項目に含める事自体が大間違い。あれは完全に内心評価の対象外の趣味と割り切って、やりたい者だけが自己責任で自由に参加できるような、もっとゆるーいものに変えればいいのにな。あるいは韓国などのように、将来、スポーツで飯を食う夢を持つ者だけが参加するような、ガチのものにするか。少なくとも内申に影響するからという理由で、明らかにやりたい意思のない者、プロになれる素質のかけらもない者まで、半強制的にガチに参加させるシステムは、即時廃止すべきだろう。」

逆沢「部活は趣味と割り切って、参加したい者だけがゆるーくやる、大学のサークルみたいなのにするか? もしくは大阪桐蔭の野球部みたいな、本気でプロを目指すような者だけが参加できるガチのものにするか? どっちかにすればいいのにって事ね。」

愛原「大人も子供も時間は無限では無い。詰め込み教育一辺倒ではなく、もっと思い切った断捨離が必要だろう。それは一昔にはやったゆとり教育みたいな、中身を全体に薄めただけの歯抜け講義ではなく、もっと思い切ったもの。選択と集中。数学を専攻した者に対しては、ガッツリと因数分解も三角関数も微分・積分もしっかり教えてあげればいい。その代わり、古文・漢文を選択しなかった者は、それ系の授業は一切しない。部活や学徒動員まがいの課外活動も、自由参加で構わない。というか教員に負担がかかるなら、【ウチの学校ではこれこれの部活と課外活動しかありません。この部活にどうしても参加したいなら、ウチの学校ではなくその部活をやっている学校を選んで、そこで好きなだけガッツリやってください】と切り捨てても構わない。それくらい極端で構わない。どこの学校に行っても10も20も部活があって、みんな中途半端にガッツリやらせるから、リソースを圧迫し、みんなが不幸になる。」

逆沢「断捨離どころか、むしろ学校で教える授業の中身自体も増える一方だからね~。アホの安倍晋三が、武道・ダンスの必須化とかやり出して。そのせいで柔道を教える資格を持った先生が大量に必要になって、名ばかり黒帯の先生が大量に出現したなんて話も聞くし。そうでなくても柔道とか、かなり危険な競技なのに、名ばかり黒帯の先生なんかに指導されたくないねん。柔道着も剣道着もタダじゃないのに。」

愛原「今まで現状維持しか考えない今のお上の体質を散々してきたが、安倍晋三みたいな改悪ばかりするトップに君臨されるくらいなら、現状維持の方がまだマシなのかもと、思わず再認識させられてしまった・・・。」

鼎「より状況を悪化させる改悪は論外だけど、現状維持ももう許される状況ではないと思うけど・・・。」

逆沢「挑戦しない選択肢はあり得ないけど、挑戦した以上は失敗は許されない程に追い詰められるって・・・。そうなるまでに手を打っておけよ。」

愛原「まぁ教育行政に関しては、持っていくべき方向性自体は分かりきってるから、まだやりやすい方だろう。既得権益にしがみつく層と、現状維持に固執する層の抵抗さえ排除できれば、何とかなるのではないか?」

鼎「教育の目的は、教え育てるもの。その原点に立ち返って、優先順位をもって教える範囲を絞り込むのが第一って感じかな?」

愛原「趣味の領域。もくしはごく限られた専門家のみに要求される領域に関しては、少なくとも必須項目からどんどん外すべぎだろう。そうでなくとも、汎用性の高い必須項目自体、決して少なくはないからな。」

逆沢「少なくとも、武道・ダンスの必須化とかは、論外ね。どう見ても必須にすべき意義が見いだせないし。麻生も、因数分解非難するより前に、安倍政治を先に非難しろよ。」

愛原「俺に言わせたら、体育で優先すべき競技がもしもあるとするなら、軽いジョギングと準備運動としての機能を備えた体操くらいしかないからな。プールがあれば軽いレベルの水泳。近くに山があれば軽い山登りも健康に悪くない。マットがあれば軽いマット運動も体をほぐす意味でいいだろう。それ以上は、怪我のリスクを考えると、どうしても趣味の領域にならざるを得ない。柔道などは、柔道着や格技場のようなものも別途必要な上に、死んだり半身不随になるリスクも高く、とても他のスポーツを差し置ける程に優先度が高い競技は思えない。まぁスポーツは似たレベルの者だけが集まって適切にやれば、運動音痴でもちゃんと楽しめる素晴らしいものなんだが、それを成績などという枠に無理矢理押し込めて上下を査定したりするから、どうしても不幸な人を少なからず生む。というかスポーツ嫌いを作ってしまう。本当なら誰でも楽しめるスポーツをスポーツ嫌いにしかねない、従来の劣悪な体育の授業システムを続けるくらいなら、体育の授業自体やめた方がいい。国語や算数と違って、努力で苦手を克服するにも、難易度は数倍高いし。答案を隠せばある程度は誤魔化しが利く国語や算数と異なり、体育が苦手な者にとっては、公開処刑の時間にしかならないからな。」

鼎「勉学系の授業としては、英語とかはやはりこれからの時代を考えると、より重点化せざるを得ないかな?」

愛原「受験英語は、実践英語と全く別物だから、それを踏まえる必要はあるけどな。今はどうか知らんが、昔は文法とかは現地人もびっくりするくらい精密なのに、そもそも発音が酷くて会話自体が成立しない英語教師も、それなりにいたみたいだし。」

逆沢「【My name is~】とか【I’m fine, thank you.】とか、ドヤ顔で使ったら、ゴザル言葉を使う日本人並に珍獣扱いされるとか、聞いた事もあるけど、実際はどうなのかな?」

愛原「国語・算数・理科・社会に関しては、小学校で習うような初等教育に関しては一通り身につけた方がいいだろう。ただそれ以上に関しては、麻生副総理の上の提言と俺の意見は、実は大差ない。奴隷としての質を見極める目的にしかならない教育なんざ、必須にする意味は無い。まぁ強いて言えば、理科と社会くらいかな? 中学教育でも必須度が高そうなのは。」

鼎「自然科学と、地理・歴史・法律に関しては、それなりに知っておいた方が色んな局面で便利だよね。」

愛原「個人的には、様々なリテラシーに関してこそ、今よりもっと重点的に教育してもらえればと思っている。政治・選挙・経済・財政・金融・科学・哲学・健康・安全など・・・。そうすれJアノンだの、ネトウヨだの、MMT理論の支持者だの、信じたい事しか信じたがらない、頭狂ったような連中の大半は淘汰できるだろう。」

鼎「世の中には色んな悪い人がいるから、そういう人に騙されない程度には、金融リテラシーとか、選挙リテラシーとか、ちゃんと授業してもらえたらいいよね。そういうのは下手な授業よりも、余程、みんなの為にもなると思うし。」

愛原「あと集団心理学とか社会心理学とか、な。心理学に興味のある学生自体は多いと思うし。日本人は特にみんなに流される傾向が強いから、それを抑制する為にも。」

逆沢「日本人といえば、正解のある問題を解く能力は高いけど、正解のない問題を解くのは苦手とも言われてるから、そういう教育もできればと思うけど、これは難しいかね~。」

愛原「対人ゲームを色々やらせたらどうだ? なるべくなら駆け引きと運の要素の強いゲーム。」

逆沢「運がらみのゲームに、何の教育効果もねえだろ?」

愛原「むしろ逆。有利な局面から不利な局面まで、あらゆる環境での柔軟な対応能力が求められて、頭の体操に持ってこい。あと運が大きくからめばからむ程、苦手な者も局面次第でジャイアント・キルが狙えるし、ちゃんと楽しめる。将棋などは、運要素が低すぎて、実力差があると、弱い者はどうやっても勝てず。そうなると楽しめず苦痛なだけなので、教育効果としてはゼロ同然になってしまうからな。そうなると、下手な体育の授業と大差なくなる。」

鼎「対人スポーツも、実力差がほぼ同じなら、戦略や駆け引き勝負になるよね。柔道・剣道のような個人スポーツから、野球やサッカーのような団体競技に至るまで。」

愛原「ただ下手な体育の授業みたいな事をやると、身体能力差がそのまま実力差になって、駆け引き要素のかけらもなくなるけどな。」

逆沢「分かる。プロ野球選手とか、プロ同士の対戦なら、相手の裏をかいたり、相手の弱点を突いたり、戦略次第で勝敗がひっくり返る例は珍しくないけど、中学生のスポーツとかだと、戦略の余地がほぼないからねー。身体能力の差だけで、ほぼ一方的に押し切られてしまうというか。運動音痴の人間が、少々策を弄しても、どうにもならない程度には。」

鼎「だからボクシングにしても、柔道にしても、体重別になってる競技も多いよね。体重に大きな差があると、戦略戦術が入る余地無く、身体能力の差で押し切られて勝負にならなくなってしまうから。」

愛原「学校の体育の授業でも、身体能力差をもっとちゃんと考慮に入れて対戦させる事ができれば、頭脳戦の余地も広がって、スポーツもより楽しくなるんだろうけどな。もちろんここでいう頭脳戦とは、ゲーム的な頭脳で、国語・算数の成績とは無関係だから、勉強が苦手である事がハンデにもなりにくいし。」

逆沢「ゲームを積極的に授業に取り入れたら、生徒に負けまくる先生が続出して、彼らの権威が失墜するから、多分本格的に導入されないと思うわ。プログラミングの授業ですら、危ういのに。」

愛原「対人的な駆け引きや、それ系の戦略眼の育成は、場数がものを言うから、子供の内にしっかりと体験させた方がいいんだけどな。あと個人的には、因数分解よりもゲーム理論の方が数倍、世の中の役に立つとも思っているし。ゲーム理論の基礎が身につけば、選挙リテラシーから金融リテラシーまで、幅広く応用も利くからな。」

逆沢「選挙リテラシーや金融リテラシーが高まったら、今の万年与党が困るから、そんなものはまず教育したがらないと思うけどね~。」

鼎「逆に必須から優先的に外した方がいい教科はどれが有力かな? 私は、体育もそうだけど、芸術系とか、元々の素質が大きくモノを言う科目は、あまり必須化したくないかも。」

愛原「その辺は、職業訓練校に任せておいた方がいいだろうな。興味がある者だけが、興味の程度に応じてラフに、もしくはガチで、取り組んだらいいと思う。部活と同じ。年間行事の一つとして、年に数回やる程度なら、その生徒の可能性を広げる意味でも積極的に賛成だが、序列化・成績化まではすべきでないだろう。それは査定であって、教育ではないからな。」

鼎「教育というのは、教え育てる事だから、それによって変化というか、成長ぶりがきちんと分かるものでないと意味が無いよね。そういう意味で言えば、やる気の無い生徒のやる気を引き出せない教育とか、ついていけない生徒を置いてけぼりにする教育とか、教育にかけた労力に見合う恩恵がまるで見いだせない教育には、何の価値も無いというか。」

逆沢「けど、そういうのは、割とあるあるね。進学や受験に興味の無い生徒にとっては、国語や数学を真剣に学ぶ意味も無いから、当然やる気も出ないし。大学での講義も、将来の仕事につながるか、個人的な興味を引く内容でもなければ、単位さえ取れればそれでいいというシロモノでしかないし。そんなんだから、分数もできない大学生じゃないけど、必要が無くなった途端にすぐに忘れる程度のシロモノでもないし。すぐに忘れてしまったり、忘れても困らない内容の教育には、何の価値も見いだせないというか。」

愛原「俺的には、人並み程度には学生側にやる気も学ぶ気もあるのに、平気で置いてけぼりを食らわす教育が一番ガッカリだな。特に体育とか部活とか、一部のエリートの育成だけに熱心で、それ以外の生徒を球拾い以下の扱いにしかしない教育者も、それなりにいるからな。まぁスポーツの名門校みたいに、始めからそういう教育をする方針だと分かる場合ならまだしも、そうでもないのに、ついていけない生徒や、相性の合わない生徒に対して、おざなりな対応をする教育者というのは、正直どうかと思う。少なくとも学費を取る価値は無いというか。」

鼎「査定する事だけが目的なら、わざと出来る生徒と、出来ない生徒に振り分けられるように仕組んだ方が査定しやすいから、わざと落ちこぼれがでるような教育をするのも、ありかも知れないけど・・・。」

逆沢「というか、案外それが真相かもね。みんながテストで100点取るようだと、成績の付けようがない。というか生徒の内、25%だけが100点を取れる仕組みでも、5段階評価を中心としたシステムでは、正直困る。最上級の5の生徒があまりにも多くなってしまうから。だから100点を取れるような生徒は、ほんの一握りになるように調整して、査定しやすいようにわざとばらけさせてるようにしか思えんわ。完全に授業についていけるもの。9割程度はついていけるもの。8割程度はついていけるもの。7割程度ならついていけるもの。半分程度はついていけるもの。少しだけついていけるもの。全くついていけないもの。それぞれに生徒がばらけるように。少なくとも全員がついていけるような、まともな教育をする気は無いと。」

愛原「それは査定うんぬんではなく、わざと格差を生じさせてるとしか思えない鬼畜の所業だな。故意にもっともらしい理屈で格差を作りだして、お前はこの程度の学歴だから、この程度の仕事しか任せられない。この程度の給料しか与えられない。と、同一労働をさせない仕組み。もしくは同一労働をさせても報酬に差を付けるための仕組みというか。」

逆沢「その理屈だと、運動音痴が運動音痴のままでも、別に構わないって事ね。要は運動音痴に対して、【お前は運動音痴だから、この程度の評価しか付けられない】とレッテルを貼って、それなりのランクで納得させればそれでいい話だから。別にそいつが、教育によって運動が得意になるよう、もしくは好きになるよう、指導者が頑張る必要は無い。というか、運動音痴が運動の達人になる確率なんてほとんどない事は分かりきっているし、そんな無駄な努力をする必要も無い。彼らには本気で教育する気はなく、査定して生徒を松・竹・梅風に輪切りにできれば、それで仕事は完了してるから、と。」

鼎「本来の教育は、そういうものじゃないよね。本気で取り組めば、ほぼ誰でも運転免許を取得できるような教育こそが、教育に値するというか。」

愛原「そう。本来の教育は、査定においても、可と不可の2種類しか存在しない。こいつは運転免許証を発行するに値するか、否か? ただ、それだけ。筆記試験でほぼ満点だから、いきなりゴールド免許という事もないし、ギリギリ合格ラインだから、免許更新期間が1年ごとなんて事もない。ギリギリ不合格ラインだから、次の試験で何らかの優遇があるという事もないし、ダントツ不合格ラインだから、受験資格自体を剥奪されるなんてことも無い。ダントツの合格でも、ギリギリ合格でも、等しく合格。それが本来の査定のあり方だ。」

鼎「大学入試でも、就職試験でも、同じ事だよね。トップで合格しようが、補欠合格で滑り込みで合格しようが、同じ合格者であり、入った後は横一線。そこから新たな競争が始まるという意味では。」

愛原「そう。教育結果で必要なのは、合格か否かだけ。その上で一人でも多く合格させるのが教育者の使命だ。そしてそれ以上に序列をつける必要も皆無。」

鼎「教育は、査定し、序列化する事で格差を固定する為のものではなく、あくまで育成し、一人でも多く合格の水準に到達させるものという意識こそが大事という事かな?」

愛原「何をもって合格とするか? 学生の役割が、社会人として一人前になる為の準備期間と位置づけるなら、一人前の社会人になれれば合格なんだろう。だとすれば、一人一人の適性に合わせて、その人にふさわしい知識と技術を習得させればベストという事になる。スポーツで飯を食わせるなら、スポーツに全力投球できるように。工業で飯を食わせるなら、その分野の専門知識と専門技術を。金融で飯を食わせるのでも、事務で飯を食わせるのも、漫画やゲームで飯を食わせるのも、やっぱり同じ。」

逆沢「その理屈で言えば、体力も運動神経も必要としない仕事に就くなら、体育の成績はどうでもいい。理系的な知識を全く必要としない職業では、麻生のいう通り、三角関数も微分積分の知識も全く必要ない。みたいな感じになりそうね。」

愛原「もちろんその通り。もちろん彼が、趣味として、あるいは保険として、スポーツや理系知識に興味があるなら、ラフに、もしくはガチで、そちらの知識やスキルの習得に時間を割いても有益ではあるけどな。ただどちらでもなく、まして苦痛なら、苦痛を我慢してまで、当人にとって全く役に立たないそんな教科に時間と労力を払う必要は皆無だと思う。たとえばトラックの運転手になりたいなら、まずすべきは運転知識と運転技術の習得とレベルアップであって、サイン・コサイン・タンジェントではないからな。当人が三角関数に興味があるなら好きに学べば良いが、苦痛を圧してまで、かつ運転技術の向上につながる時間を削ってまで習得すべきものではない。」

鼎「最低限の計算能力とか読解能力とか体力とか、世の中の常識というかリテラシーみたいなものは、どんな人でも習得すべきだろうけど、それ以外は強制すべきではないということかな? 必要な知識や技術も、興味のある知識や技術も、人によって異なるから。」

逆沢「先生も生徒も疲弊するくらいに、勉強から部活まで詰め込む内容は増える一方だけど、その割に一向に成果が上がらないのは、無駄な教育内容が多すぎるせいだと感じたわ。経済界でいえば、生産性が低すぎるって感じ? 水も飲まずに我慢して、ウサギ跳びをひたすら頑張り続けてたら、こんなにガタガタになりました的な。」

愛原「コロナ対策もそうだが、やってます感だけが強くなる一方で、空回りばかりしてる感じだな。これだけ苦労すれば、苦労させれば、とりあえず一生懸命頑張ってます感だけは出せるから、形だけ時間を削って頑張り(or頑張らせ)続けてる感じというか。」

鼎「もう、やってます感はいいから、効果が薄いものはどんどん削っていかないと、疲弊が半端なくなる一方の気がするよ。」

逆沢「必要な事や、やりたい事をやりたくても、不必要だけどやらねばならない事がたくさんあると、それだけで大きなロスタイムにしかならないからね。それが生かさず殺さずの奴隷の正しい飼い方と言われれば、それまでかも知れないけど。」

鼎「そう考えると、あえて一番必要な知識を一つだけあげると、疑う思考の気がしてきたかも。」

愛原「あらゆる発明や発想や進歩は、疑いから生まれるといっても過言ではないからな。現状に満足しない。現状を疑い、より優れた道を探し続ける探究心を持ち続ける者だけが、新しい道を切り開けるというか。【人の行く裏に道あり花の山】ということわざもあるしな。誰かが新しい道に挑むなら、妨害せずに成功を祈るくらいの気持ちはあってもいいだろう。もちろん自分自身が新しい道に挑めるなら、それに越した事はないし、現状維持を望む勢力に妨害されない事を祈るのみだが。」

逆沢「現状維持といっても、実際は時代後れになって衰退していくだけだからね。維持すらできてないというか。」

愛原「既存の正解に疑いを持ちだすと、正解のない問題に挑むような難しさとも遭遇する事にもなるが、今、必要なのは、そういう正解のない問題を解ける者なんだろうとも思う。」

逆沢「みんなが正解のない問題に挑み出すと、査定不可能になって、序列化も不可能になって、奴隷を大量に作りたい人達からすると、迷惑かも知れないけどね。」

愛原「ただ正解のない問題を解くには、それなりの時間がかかる。というか既存の正解や価値観を疑ったり、まして逆らうには、とてつもない手間がかかるからな。日本人はデモを起こさないというが、反抗するにはそれなりの余裕が必要で、生かさず殺さずの環境に置かれた奴隷が易々と起こせるものでもないのだ。」

鼎「美容師の資格の中身が何十年も変わらなかったも、教員の仕事がどれだけ忙しくなっても、関係者にはそれを改めさせるだけの抗議活動を行う時間的余裕すらなかったというのが、実は大きかったのかな? 変えろというのは簡単だけど、具体的にどこをどの程度削減して、どこをどの程度加えるとか、そういうのを真面目に考えると、並大抵じゃない時間も取られるし。」

逆沢「まして真面目に時間を掛けて草案を作っても、結局中身も読まれないまま潰されるだけで、勝ち目がないようじゃ、変えようという気力も失せかねないだろうしね。」

愛原「本来はお上の好意でルールや慣習を変えてもらうのではなく、現場の人間の要請で、時代後れのルールや慣習は改めていかねばならないんだけどな。」

逆沢「けど安倍晋三みたいな指導者は、むしろ生産性を下げてでも、彼らが代案を作成したり、異議を唱える気力を奪い取る事を優先して、どうでもいい仕事をますます増やしたがると。そして【文句を言う前に、まずはやるべき事をやれ】みたいな事を平気で言ってのける。やるべき事をやった頃には、逆らう気力も無くなる程に疲れ果ててる事も見越した上で。」

愛原「実際問題、現状を変えようとすると、それなりの手間を掛けて書類を用意したり、賛同者を集めたり、場合によっては軍資金も必要になったり、とんでもない手間がかかるからな。生かさず殺さずの環境のままでは、変えたくても変えられないのだ。」

逆沢「そう考えると、疑う思考に加えて、変えるという行動を起こせるだけの気力と体力というか、時間的余裕も必要になりそうね。」

愛原「余裕がないと、人は色んな事にも挑戦できないからな。もっと効率的な方法があると思っても、時間が無いとそれを試すこともできず、結局、いつも通りのやり方を思考停止してやり続ける事しかできないからな。」

逆沢「さっき、あらゆる発明や発想や進歩は、疑いから生まれるという言葉があったけど、疲れてる頭では、とてもそんな創造力自体、期待できないだろうしね。実行する気力と体力もそうだけど。」

鼎「そういう意味では、ゆとり教育は、それなりの意義があったのかな?」

愛原「ゆとり教育は、民主党政権のようなものだな。変えるという判断自体は正しかったが、成果も見えない内に反作用の部分を非難されて中途半端に終わったので、それ自体が誤った判断と誤認されて、結果的に元の誤った方法に逆に大きく振り切れてしまった。本当に残念だ。」

鼎「安倍政権がゆとり教育を改めて、詰め込み教育の強化に大きく舵を切って、ますます状況が悪化してしまった。しかし世論も、ゆとり教育叩きに同調した歴史があるから、今更ゆとり教育側には戻れない。成果が出るまで、ひたすら詰め込まないといけないみたいな空気になってるとしたら、すごく残念で怖いと思ったかも。」

逆沢「なんか正しい薬を飲んでたのに、効果が出る前に副作用が先に出たから、正しい薬をやめて、正しい薬と逆の効果を持つ誤った薬を飲むようになったみたいな感じね。でも副作用が怖くて正しい薬にはもう戻れない。どれだけ誤った薬のせいで体がボロボロになっても、別の期待できそうな新薬が出るまでは、ひたすら誤った薬を飲み続けないとならないみたいな心境に陥ったとするなら。」

愛原「まぁ、もっともあのままの形のゆとり教育なり、民主党政権なりを継続していたら、良い成果がいずれ出てたか?問われたら、かなり怪しいと個人的には思うが。正直、どっちも見せかけだけで中身スカスカだったからな。ただ、だからといって逆方向に振り切れたのはまずすぎた。方向性だけ維持して、器自体は中身のあるまともなものにそっくり取り替えられれば良かったのにとは思う。」

鼎「抗がん剤などでも色んな種類があって、色んな抗がん剤を試さざるを得ない事もあるけど。最初の抗がん剤がダメだったからといって、すぐに抗がん剤治療自体を諦めたら駄目なようなものだよね。自公政権が癌化したから、民主党という抗がん剤を打ったけどイマイチだったからといって、すぐに諦めて癌に身を任すのではなく、癌を潰せる日が来るまで色んな方法を試すのが当然なように。」

逆沢「つまりゆとり教育をやめたのは当然としても、従来の無駄部分をそのまま維持した上でさらに詰め込み量を増やすという真逆の方向に転換するのではなく、もっと根幹の部分から無駄をとことんそぎ落とした上で、リテラシー教育やIT教育、実践英語教育など、時代に応じた部分を加える方向にできたら良かったなと。」

愛原「今の日本は、生産性の低さが大問題になってるのに、その生産性の低い仕事を維持したまま、さらに仕事量を増やしたら、パンクして当たり前。ゾンビ企業を保護したまま、新しい産業を生み出そうとしても、ますますリソースが不足するだけなのと同じ。通常の授業に、部活に、生活指導に、給食費などの徴収に、学徒動員やコロナ対策まで、無制限に仕事を増やしまくるんじゃねぇ。マジでそう思う。」

鼎「その結果、肝心の教育がおざなりになって、その結果、裕福な家庭は塾や私立に教育を期待するようになって、そうでない家庭は切り捨てられて、そんな中、学校はただ無慈悲に査定して、生徒をランク付けして分類して振り分けて出荷するだけの機関に陥ってるとしたら、すごく残念だよね。」

逆沢「いくら許認可権を振りかざすのが役人の旨味といっても、現実離れした資格や免許をいつまでも強制するなとも思うわ。資格や免許を取得するのもタダじゃないのに。使いもしない知識や技術の獲得の為に、いらん時間とゼニをかけさせるなよと。」

愛原「元々、人間は、自分にとって興味のある分野に対しては、すさまじい学習成果を発揮する。普段は勉強が苦手な若者でも、趣味の漫画の事を語らせたら、並のオタク顔負けのすさまじい知識を披露する事も珍しくない。つまり彼は、素質として頭が悪いわけではなく、単にやる気の問題なのだ。そして何が、やる気を引き出すか? 少なくとも趣味の対象にもならず、将来社会人になっても使う見込みのないゴミ知識は、最もやる気を引き出さない筆頭だろう。そんなものに無理矢理教育を強制するのは、拷問であると同時に、貴重なリソースの無駄遣いでもある。何度も言うが、時間は有限なのだ。」

鼎「人は何がきっかけで、知識欲に目覚めるか分からないから、その時に知識欲を満たせるような世の中だったらいいよね。」

愛原「仕事の都合などにより、必要に迫られて知識や技術の習得を迫られる事もあれば、好奇心の発露によって知識や技術を習得したくなってたまらなくなる事もあるが、そういう時に、知識や技術を容易に取得できる世の中であれば、ベストだな。やる気の無い時に無理矢理詰め込まれるのと違い、みるみる吸い込まれるはずだ。つまり教育というのは、本来、やる気になった時に受けられる環境に置ければ、最も無駄がないものでもあるからな。」

逆沢「今は多様化の時代だけあって、既存の学問だけでなく、プログラミングやゲームなどのIT関連の需要も高まる一方だし、様々なリテラシーもより重要になってるし、そうなると社会学や心理学的な知識もあった方がいいし。幸い、そういう分野は割と人気だから、そういう子供達が興味を持ちそうな分野の教育に重点を置くのがいいかもね。」

愛原「今までは、わざと興味を持てないような勉強を強いる事で奴隷教育を推進してきた感もあったが、そんな内向きの論理で教育行政をやられても、社会として衰退するばかり。既得権益層の抵抗は激しいだろうが、そろそろ大きな政策転換を図って欲しいなと思う。」

鼎「今回は、いつも以上に社会派ネタだったよね。」

愛原「教育関連のネタだったので、不真面目にやるタイミングを逸した。まぁ教育ネタで不真面目にやって、キム・カッファン先生に教育されても困るから、今回はこんな感じで良かったとも思う。」

逆沢「まぁキム先生は、素行不良のブタとチビには容赦なく粘着しそうだから、それが賢明かもね。」
















過去のたわごと 
2021年     6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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