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愛原様のたわごと(21年7月18日)




愛原「今日は、この記事から。」

逆沢「ごめん。複製原稿とか、全然興味ないし。そもそも、何が言いたいのかも分からんし。」

鼎「前回の美容師試験の記事は普通に社会派ネタだったけど、今回はマニアック過ぎて、あまりチョイスが良くないと思ったかも。」

愛原「まぁ、細かい内容は気にしなくていい。まず気にして欲しいのは、次の一文だけ。【社内調査した結果、複製原稿の経験の浅い担当者が制作していたことがわかった】という部分。」

逆沢「うーん。業界の事情を知らない素人の意見で悪いけど、責任の所在がなんかおかしくない?」

鼎「どんな熟練の職人でも最初はずぶの素人だし、そういう新人さんを育てる事が次の世代につながる訳だから、経験の浅い担当者さんがスタッフとして加わっていても、それは全然おかしくないと思うんだけど。ただ、そこが責任の所在として槍玉に挙げられるのは、どう見てもおかしいと私も思ったかも。」

逆沢「経験の浅い担当者とやらを制作に関与させるなら、なんでその経験の浅い担当者をサポートする人員をつけないのか? 普通はそういう発想になるんじゃね?【社内調査した結果、責任者が複製原稿の制作を経験の浅い担当者に丸投げ。最終確認も事後対応も担当者に丸投げで、放置し続けていたことがわかった】なら、筋は通るんだけど。」

鼎「仮に経験の浅い担当者さんだけで制作させるとしたら、その場合はちゃんとチェックできる人をつけるよね? 少なくともノーチェックのまま、製品が世に出るなんて。集英社のような大手でも、そんな事ってあるのかな?」

逆沢「しかも単価38500円って、超高級グッズじゃねえのか? 経験の浅い担当者とやらに丸投げして片手間に売っていい商品じゃねえだろ?」

愛原「集英社の目線だと、それほどでもないかも知れんけどな。単価こそ4万円弱とかなりの強気設定だが、そもそも472部しか売れてなかったようだから、売り上げ金の総額としては約1800万円に留まる。集英社の規模からすれば、社内の精鋭を投入してまで本格的に取り組みたい商品って程でもなかったかも知れない。」

逆沢「それは売る側の目線だろ?そりゃあ売る側からしたら、買ってくれる人が500人に満たないようじゃ同人以下で、集英社の規模からするとアレかも知れないけど。ただ、買う側すると、4万円近い大金を払ってる訳だから、その額相応の質を保証してくれないと怒りがわいてくるのも、当然の話になる訳で。」

鼎「この記事を読む限り、集英社の対応は、お粗末にすぎるよね。最終的に作者が出てきたので、作り直しになったみたいだけど、それまでは【商品に問題はない】という強気の姿勢で、押し切っていたようでもあるし。」

逆沢「記事の一番下の部分にある担当者のコメントで、【今回の商品は、私が購入者だったとしても怒りを覚えただろう内容で、大変申し訳ない。】とか書いてあるけど、大騒ぎになってから、なに、手のひらクルクルさせとんねんって思ったのは私だけか? お前ら、元々【商品に問題はない】って姿勢だったくせに。社としての対応に、一貫性なさ過ぎだろとも。」

鼎「これ。組織として明らかに異常だよね。色んな意味で。」

逆沢「まぁ森喜朗の女性蔑視発言を受けた直後の組織委員会も、最初は似たような塩対応で、海外勢が騒ぎ出してから慌てて手のひら返して、森のクビを飛ばした事を思うと、【騒ぎが小さい、相手が弱いと思ってる内は強気に出て、騒ぎが大きくなって相手が強いと感じた時点で、手のひらを返して平身低頭する】ってのは、日本人のお家芸なのかも知れないけどね。相手の顔ぶれを見て対応を変える、典型的な人治主義というか。」

愛原「まぁここまでデタラメだと、集英社が出した回答自体も、色々疑わざるを得ないな。この際、【本当に、経験の浅い担当者とやらの責任で制作されたのか?】という部分から、疑った方がいいかも知れない。」

鼎「つまり、【ベテランが客をなめて手抜きした製品をまとめたけど、相手がベテランだから、誰も異議を唱えられず、結局、そのまま世に出さざるを得なかった】説もあり得るという事かな?」

逆沢「あるいは社としての方針自体がそれだったのかもね。会社、もしくはその上層部の意向で、こんな数百部しか売れない事業に人員や労力を割くのもアホらしいから、予算もロクに降りず、納期もギリギリしか割り当てられず、そんな中、やむなく担当者が孤軍奮闘した結果が、それだったということとか。」

鼎「その説だと、担当者は割り振られた予算と時間と人員があまりに少なすぎたせいで、ひどい出来にしかならなかったという訳で、本来の責任の所在は、どうみても会社の上層部になっちゃうよね。でも、割とあり得るかな? あるいは、外注任せとか。」

逆沢「国の事業でも、中抜き業者がおいしい部分を根こそぎ抜き取ったせいで、多額の税金をつぎ込んだ割に、ゴミのようなシステムとかアプリしか納入されない例が相次いでるしね。」

愛原「いずれにしろ、責任者をでっち上げた可能性もあるという事だ。本当のことを言うと、会社の偉いさんの責任問題になる。もしくは主力のベテラン社員の責任になる。あるいは大事な取引先との信頼関係を損なうことになる。それだけは避けたいから、いるかどうかも分からない経験の浅い担当者の責任にして押し付けたという構図だな。」

逆沢「なんか政治の世界みたいね~。最高責任者であるはずの首相が責任を取りたくないから、大臣のせいにする。官僚のせいにする。秘書のせいにする。国民のせいにする。みたいな感じで。西村康稔の酒類業者への圧力問題にしても、河井夫妻の裏金問題にしても、責任の所在がたらい回しにされてる感が強いし。」

愛原「誰も責任を取らないような組織が、まともに機能するはずがないんだけどな。」

鼎「だから軍隊とか、規律を重視する組織では、責任の所在をとにかくはっきりさせたがる傾向があるよね。」

逆沢「それ、ダウト。大日本帝国の高級軍人で、まともに責任をとった奴なんてほぼいないし。敗戦後に国際裁判で無理矢理責任を取らされた人は、それなりにいるけど。」

愛原「誰も責任を取らないような、腐敗した軍隊、腐敗した警察、腐敗した政権というのは、古今東西無数にあるが、責任を取るべき者が責任を取らなくなった結果、腐敗したともいえる。まぁ、そうだよな。責任を果たさずとも、ペナルティーを一切受けずに済むなら、手抜きも、ズルも、背信行為も、何でもやりたい放題だもんな。罪になる行為をしても罪にならず、罰を受け取るべき人が罰を受けずに済むなら、誰も不正やズルをやりたい放題になるのと同じ。」

鼎「あと、責任は権利や報酬と、本来ワンセットだよね。たとえば任命責任という言葉があるけど、これは任命する権利を得たのと引き替えに、任命した結果、起きた不始末に関しては、任命した者が負うという事でもあるから。」

逆沢「安倍は【任命責任は私にある】と、何度言ったか分からないけど、一度も責任は取らなかったけどね。」

愛原「責任の言葉の意味を分かってないわな。まぁ立法と行政の違いも分かってなかったり、そうかと思えば【募ったが、募集はしていない】みたいな迷言吐いたり、色々日本語が怪しい御仁なので、今更かも知れないが。」

逆沢「政治家は、最も言葉に重みがある職業なんだから、正しい言葉を使えない人間は、そもそも政治家になるなと思うわ。」

愛原「最近は、失言・暴言の度に【誤解を招いた】と弁明する政治家ばかりだが、誤解を招くような発言を繰り返す人間も政治家として失格だわな。まぁそもそも誤解ではなく、本音がポロッと出ただけのケースの方が圧倒的に多そうな気もするが。」

逆沢「というか、本音が出る度に問題視される政治家ってのも、色々おかしいだろ? それって、要するに本音を封印して嘘ばかりつく方が政治家として優秀って事にもなりかねないし。人にバレたら都合が悪い後ろめたい本音の持ち主に、政治家として活躍されても困るし。私としては、人に受け容れられるような真っ当な本音の持ち主が、それを熱く語る事で国民を率いていくような指導者こそ欲しいんだけど。」

鼎「少なくとも安倍さんが言うところの任命責任に関しては、どうみても任命権の誤りだよね。【任命権は私にある】とか【任命権者は私である】なら、一応、話は通るし。」

逆沢「いや、権利と責任はセットなんだから、任命権を行使したなら、任命責任も取れよって話なんだけど。」

愛原「本来、権利の大きさと責任の大きさは必ず比例する。責任とは、本来、権利の対価だからだ。つまり、責任を背負いたくないなら、権利も諦めてもらう形にならざるを得ない。本来なら、な。」

鼎「そういえば、誰のセリフだったか、【金の介在しない仕事は絶対に無責任なものになる】なんて名言も最近よく聞くよ。」

愛原「カネを受け取るからこそ、真面目に仕事せざるを得ない。もらうカネに見合うだけの、ちゃんとした成果を出さざるを得ない。もしくは報酬に見合うだけの、技術や労力を提供せざるを得ない。それを怠れば逆に損害賠償を請求されても仕方ないって論理だな。そういう意味では、このニュースは、実に笑わせてもらった。」

逆沢「命の危険もあるような仕事をさせるなら、それ相応の報酬を払えってか。まぁ、そう言われたら、そうかも知れないわね。」

愛原「ただ、悲しいかな。世の中には、権利と義務、報酬と責任が、必ずしも比例しないこともある。ボランティアも、有償バイトも、責任は同じみたいなケースも、あったりするからな。」

逆沢「まー、好きでやるからボランティアなんだし、好きなことをやらせてもらえる事自体が報酬なんだから、その報酬に見合う責任はあっても、おかしくないけどね。ボランティアだから、何をしても許されるという事もないだろうし。もっとも学徒動員みたいな義務を押し付けられたあげく、責任まで背負わされるのは理不尽の極みだろうけど。」

鼎「学徒動員もそうだけど、タテマエ上は義務でも命令でもなく、自主的な好意という、いわゆる忖度がはびこると、責任の所在が一気に曖昧になって困るよね。」

愛原「命令であれば、命令権者がそのまま責任の所在者になるから、分かりやすいんだけどな。軍隊なんかが特にそうだが、命令権者は命令する事によって部下を自在に動かせるという絶対的な権利が与えられる代わりに、その命令の結果、まずい展開になれば、大きな責任を背負うことになる。」

逆沢「ふと、思ったんだけど。命令された部下に責任は、どの程度あるのかね~? たとえば上官が命令違反となる命令を部下にした場合。たとえば戦闘行為は厳禁という司令部の命令に背いて部隊長が戦闘行為を命令をした場合、兵士はその戦闘命令に従う義務があるのか? あるいは部隊長が日報の改ざんを部下に指示した場合、部下はその改ざんを行う義務があるのか? みたいな。」

愛原「これは、会社組織でも、よくある構図だな。直接の上司と、上司の上司の指示が相反している場合、どっちの命令を優先するか? みたいな。」

鼎「でも、これはケース・バイ・ケースとしか、言いようがないよね。たとえば上司がアイツを殺せと命令したからと言って、実際に殺人を犯せば、自分も実行犯として罪に服す事になるのは明白だし。」

逆沢「ただ、人事権を握ってるのは、直接の上司の方だからね~。直接の上司の機嫌を損ねたら、居心地も悪いだろうし。実際、公務員とかも、建前上は国民の奉仕者、市民の奉仕者のくせに、国民・市民の利益よりも、上司の命令を優先する連中ばかりだし。」

愛原「まぁ、上司の上司の命令が曖昧なものであれば、どうしても直接の上司の命令が優先されて当然ではある。自分はそれが国民のためになると思っても、実際に国民の為になるとは限らない。人を殺したら罰せられるとか、賄賂を配ったり受け取れば罰せられるみたいな、あからさまなものでない限りは、内心、不安や不満はあっても、直接の上司の命令を優先した方が無難な事も多いだろう。少なくとも軍隊組織なんかでは、上官の命令に従った結果、むごい敗北を喫したからと言って、兵士が責任を取らされることはない。責任を取るのは、あくまで命令権者だ。」

鼎「命令されたり、命令に従わされるのは不愉快だけど、責任を背負わなくて済むという意味では、命令される立場の方が気楽なのかな?」

愛原「それは言えるな。命令の中身が、人を殺せみたいな違法なものであったり、無給で働けみたいな対価に見合わないものであれば話は別だが、命令に従う事で得られる報酬や権利と釣り合っているならば、黙って命令に従った方が無難だろう。というか、命令を従う事が対価(給料など)を得る条件になってる訳だから、対価を得る権利を行使したいなら、命令に従う義務があるといえなくもない。」

逆沢「なるほど。末端の者にとっては、命令に従う事こそが責任の果たし方という事にもなるわけね。」

鼎「けどそれが、命令ではなく圧力というか、忖度の強要だと、すごく困るよね。たとえばサービス残業をしろとか、酒類を提供する業者との取引を停止しろとか、そういう圧力を加えられると。」

愛原「サービス残業をしろという命令をされたなら、話は簡単なんだけどな。違法行為の強要というのが丸わかりだから、対抗手段はいくらでもある。しかし自主的なサービス残業を強くお願いされると、かなり困る。最終的に自主的にサービス残業をすると決めたのは、本人になるから、それによって生じた責任も損害も本人に帰属しかねないからだ。」

逆沢「そういう意味では、今はやりのコロナ自粛も、最悪だわ。国から法的根拠に基づいて店を閉めろと命令されたなら、国に損害賠償を求めたり、色々方法もあるけど。自主的にお店を閉めても、それで損害賠償は請求できないからね~。」

愛原「忖度がからむと、責任の所在がすごく曖昧になる。実質的には上からの圧力であっても、上に【命令した覚えはない。部下が勝手にやったこと】とシラを切られたら、それまでだし。」

鼎「ヤクザ組織は、大体そんなところが多そうだよね。ボスはひたすら無言。もしくは曖昧なことしか言わない。部下は察して自主的に行動して当たり前というか。」

逆沢「今は政治家の方がメジャーでしょ? 秘書が勝手にやったこと。大臣が勝手に発言したこと。官僚が勝手に判断したこと。上に立つ者ほど、手下に責任を押し付けて、すっとぼけが当たり前というか。」

愛原「故意に責任の所在を曖昧にすることで、どんな悪い事をしても、誰も責任を取らずに済む(or手下に罪をなすりつける)テクニックといえなくもないが。まぁ、そういうのが横行すると、腐敗まみれになるのは当然自明だわな。」

逆沢「上の【金の介在しない仕事は絶対に無責任なものになる】というセリフだけど、【責任の介在しない仕事は、絶対に無責任なものになる】とも言い換えられそうね。」

愛原「責任が無くなれば、無責任になるのは、日本語としても当たり前だ。責任逃れが横行すれば、当然無責任体質にもなるだろうな。」

鼎「【職を全うすることが私の責任の取り方だ】みたいな開き直り発言をする人もいるけど、これもどう見てもおかしいよね。」

愛原「責任を取るというのは、責任を全うできなかった際に、償いをする、賠償する、ペナルティーを負うということとイコールだからな。ペナルティーを避けたいから責任を果たすというモチベーションが働くのに、何のペナルティーにもならない責任を取ると言われても、そんなのは詭弁としか言いようがない。少なくとも、責任を全うできても全うできなくても、どっちにしても職を全うするつもりだったなら、それは責任を取ったとは言えない。何のペナルティ-にも、実質なっていないからだ。」

逆沢「つまり、元々そろそろ辞める予定の者が、責任を取って辞めるといっても、それも責任を取った事にはならないってことね。何のペナルティーにもなってないから。」

鼎「説明責任を果たすと言いながら、それすらしない者とかは、完全に論外だよね。あるいはそれすらしないのに、説明責任はしっかり果たしたみたいな、嘘を平気でつく者は。」

愛原「まぁ、今の与党政治家で、疑惑が晴れるような納得のいく説明を尽くした者など、1割もいないと思うけどな。甘利とか。」

逆沢「退職金を返上するとか、給与を返上するとか、金銭で賠償するとか、そういうのなら、それなりに分かりやすい責任の取り方なんだろうけどね。」

愛原「日本の民事裁判において、慰謝料のような精神的なものから殺人や致死のような生命がらみものまで、なんでも金銭賠償で片付けたがるのも、それが理由だ。心ない者が【結局はカネが目当て】と、賠償請求する原告をよく責めるが、カネ以外で誠意や責任の遂行を証明する手段がほとんどないからな。心ある謝罪を求めたところで、相手が役者ならどうにもならないし。」

逆沢「刑事裁判なら、牢に閉じ込めることで自由を奪ったり。時代や国によっては、拷問や処刑という手段で直接的に苦痛を与えたり。何らかの権利を剥奪したり。金を奪う以外の懲罰手段というか、責任の取らせ方もあるけどねぇ~。」

鼎「モリカケサクラとか、本来なら誰かは刑事裁判で実刑を受けて当然の案件だよね。誰が責任者かが曖昧なだけで、事案としては明らかに贈収賄や利益供与や背任の類いだから。」

愛原「ただ、同じく分かりやすい贈収賄事件である河井夫妻の事件ですら、カネを受け取った収賄側の政治家は100人以上いながら誰も起訴されてないし。配られた数億のカネも河井夫妻の自腹ではなく自民党の選挙資金が原資なんだから、贈賄側の黒幕も河井夫妻ではなく、自民党のもっと上の偉い奴に決まっているのだが、それも捜査機関は、ロクに事情聴取もせず、見なかったふりして放置してるからな。罪状は明らかに存在するのに、責任の所在を特定しようとしない、典型的な腐敗状態と言わざるを得ない。」

鼎「みんながよってたかってイジメで人が自殺したにも関わらず、誰の言動、誰の恐喝、誰の暴行がトドメになったか分からないという理由で、取り調べもロクにせず、誰一人罪を問わずに済ませる的な、闇の深さを感じるよね。」

逆沢「まぁ日本は、あれだけむごい犠牲を出した、先の大戦の総括すらできてない国だからね~。ドイツにおけるヒトラーみたいな戦犯が誰一人いないというか、杜撰な作戦企画と、嘘まみれの大本営発表と、逆らう者への言論封殺などを重ねて、あれだけの犠牲を出しながら、実は誰も悪くなかった、等しくお国のために戦った英霊たちみたいな変な扱いになってるというか。」

鼎「ポツダム宣言受託直後に総理に就任した東久邇さんが、【一億総懺悔】発言をしたのは有名だよね。国民ことごとく静かに反省するところがなければいけないみたいな。」

愛原「自然災害でも人災にしたがる割に、自然災害の余地のない明らかな人災である先の大戦で、誰も悪くないというのも、すごく変な話だな。」

逆沢「与党の政治家が、むやみに【犯人捜し】をすべきで無いみたいなコメントをした事があったけどねぇ。【責任はみんなにある】論の典型というか。」

愛原「【責任はみんなにある】【責任は誰にもない】は、実質イコールなんだけどな。加害者が被害者に償うからこそ責任が取れるのに、加害者にも被害者にも同等に責任があるとなったら、それは加害者に責任はないと言ってるのと同義だからな。責任を取ることで生じる償い自体が必要なくなるから。」

鼎「そもそも責任は何のために存在するのか?という観点が抜け落ちてるよね。」

逆沢「責任感のない仕事をされたら困るからじゃね?」

愛原「責任を取らせることで、次回以降の不始末を抑止する目的もあるわな。【誰にも責任は無い】と結論づけてしまうと、抑止力が働かなくなって、何度でも同じ不始末を繰り返す事になるからな。」

逆沢「実際、安倍は何度でも不始末を繰り返したからねぇ。任命責任を一度も取らなかったせいで、何度でも不適切な任命を繰り返してしまったというか。そりゃ責任を取らずに済むなら、お友達優遇の好き放題の任命を繰り返しても当然ということかも知れないけど。任命した人間がどれだけ不始末を繰り返しても、【任命権(安倍にいわせれば任命責任)は私にある】と、権利だけ主張すれば、それがまかり通ってしまう訳だから。」

鼎「菅総理も、一緒だよね。武田大臣や平井大臣や西村大臣や麻生大臣や河野大臣や丸川大臣や岸信夫さんらの任命責任の内、一つでも取った事があるかと言われれば正直?だし。」

愛原「責任は、誰かは常に取らなければならない。そうすることで責任のある仕事ができるからだ。ダブルチェックとかトリプルチェックもいいが、それで責任が分散したあげく、うやむやになるくらいなら、最終責任者は誰とはっきり決めておいた方がいい。少なくとも責任を取らされる役の人間だけは、責任を取らされずに済む程度には、真剣に取り組むだろうから。」

鼎「だからこそ責任者だよね。」

逆沢「まぁ、上の集英社の例みたいに、経験の浅い担当者が責任者としてさらし上げられるようなのは、やめて欲しいけど。」

愛原「達成困難な仕事を無理矢理押し付けたあげく、お前が責任者と言われても、それはおかしいわな。【この仕事を日給500円で1日以内にやれ。できなければ賠償金として100万円払え。】と言ってるようなものだし。無茶な命令をしたならば、その無茶な命令をした者こそが責任者になるのは、当たり前の話だ。命令権という名の権利の強さに比例して、責任という義務も大きくなるのが当然の話だから。報酬と責任。権利と義務は必ず釣り合わなくてはならない。最低賃金相当の報酬しか与えずに、いざとなったら暴漢相手に命を賭けて立ち向かえと命令しても、そんなのはとても釣り合わないからな。」

鼎「そもそも責任というのは、立場の強い者が【お前が責任者】と一方的に押し付けるものではなく、立場の強い者、権利の大きい者が、その権利の大きさに比例した責任を自動的に背負うものだよね。だから最高責任者といわれる者は、大体トップばかりだし。」

逆沢「少なくとも経験の浅い担当者に責任を押し付けられるような事態は、絶対にあってはならんと思うわ。経験を積ませる目的で経験の浅い担当者にも仕事を割り振るのは適切としても、その場合、それを監督する者がいて当然だし、そういう権利を持つ者が責任を背負うのも当然の話だし。」

鼎「仮に上の立場の者が、予算をケチった、人員をケチった、納期を絞った、中抜きしたみたいな事をして、その結果、杜撰な出来になってしまったとしたら、これは予算や人的資源の配分を決定する権限の持ち主が、責任を取るべき事案になるはずだよね。限られた人員や予算での仕事を強要された下っ端の責任にされるのではなく。」

愛原「50人の味方兵士に対して、1000人の敵兵を殲滅しろと命令するようなものだからな。そんな無茶な命令をしたあげく、作戦が失敗したら50人の兵士のせいとかは、本来あり得ない。責任を取るべきなのは、そんな無茶な命令をした命令権者の方でなくてはならない。命令権というのは、それだけ強い権利と責任があるものだ。」

逆沢「つまり責任の所在を確認したければ、まず権限の所在を見極めるのが一番と。」

愛原「うん。権限もなく、報酬も乏しい下っ端の者に責任を問うても、それは弱い立場の者に罪と責任をなすりつけてるのと変わらない。そうではなく、まず誰が権限を持っているか? 誰が多く報酬を得ているか? そういう観点で見る必要があるだろう。」

鼎「忖度させることで自らの手を汚さず悪事を成し遂げる者とか、忖度する事で自分の利益の為ではなく別の誰かのために悪事に荷担するような人も多いけど、こういう場合は、どう責任を問えばいいのかな?」

愛原「本来なら、欧米の契約社会みたいな感じにして、【契約外の仕事はしない。新たな仕事をさせたいなら、その旨の新たな契約の締結を要求する。】みたいな風潮に持っていければ、少しはマシになるのかも知れないけどな。忖度が厄介なのは、書面などでの記録が残りにくく、命令系統(=責任の所在)も不明瞭になりがちな点が大きいから。日本はスペシャリストではなくゼネラリストの国なので、運転手として雇われた者がなぜか工場内作業もやったり、経理マンがお茶くみのようなメイド業務もやったり、ひどい場合は休日に社長の家の草刈りまで手伝わされたり、しかねないからな。そういうのが積み重なったら、命令されたらなんでもこなし、命令されなくても忖度して働く奴隷労働もしみつくだろう。昔のたわごとでも言ったが、個人的には忖度制限法みたいなものを制定して欲しいくらいだ。」

逆沢「けど政治家は、むしろ忖度社会の強化を目指しているみたいだけどね。自粛要請やめないのもそうだし、それどころか自粛に応じない酒類販売店に対して、取引停止の圧力をかけるくらいだから。」

愛原「西村康稔の発言で特にヤバかったのが、【真面目に取り組んでいる事業者との不公平感の解消のため】と弁明した部分だな。これって要するに、忖度した事業者は真面目で、忖度しない事業者は不真面目。そして真面目な事業者が損する社会は理不尽だから、不真面目な事業者に圧力をかけろという趣旨だけど、これって【真面目な社員はみんなサービス残業に応じているのに、不真面目な社員がサービス残業を拒否して不公平だから、サービス残業に応じない不真面目な社員に圧力をかけろ】というのと同義だからな。明らかに、社会としてみんなが権力者の意向に忖度する事を推奨し、忖度しない者を不届き者として排斥しようというヤバい意思を感じさせる。」

鼎「西村さんは、典型的な古い体質の体育会系だよね。忖度を美徳と勘違いしてしまってるというか。だから官邸主導だった酒類規制の圧力の件も、官邸に忖度して全て自分の責任として引き受けた一方、自分より立場の弱い者に対しては、忖度させて当然という姿勢があからさまというか。」

逆沢「理財局の佐川もそうだけど。上にはひたすらペコペコして忖度しまくって当たり前。下にはパワハラ上等で、忖度させて当たり前。そしてそんな奴ほど出世するとか。そりゃあ社会全体が、無責任体質にもなるわね。責任者に責任を取らせるのではなく、責任者が責任を取らずに済むように、下々の者が必死に忖度するし、また忖度しないと責任をなすりつけられたりして排斥されてしまうのだから。」

鼎「酒類規制に、どれだけの効果があるのか? 私にはパチンコ規制並に疑わしいというか、よく分からないけど、少なくともコロナ予防の責任が政府ではなく、政府の意向に従わない人達になすりつけられてるのは不愉快かも。なんか戦争指導者が、戦争に反対する反戦主義者のせいで戦況が好転しないとか言って、自分達に従わない人達のせいにして、罪と責任をなすりつけるのと変わらないというか。」

逆沢「みんなが権力者に忖度して、【権力者は悪くない。権力者に責任は無い。悪いのは権力者の期待に応えられない部下だ。だから責任を取るのは、命令した権力者ではなく、命令を遂行できない部下だ】となったら、どれだけ不都合な展開になっても、権力者は好き放題できる。逆に権力者に忖度しない者がいても、権力者に逆らう奴の責任にすれば、やっぱり権力者は責任を回避できる。だから権力者は、やれパチンコが悪い、やれ酒が悪い、やれ外国が悪いと、悪役だけを作り続ける訳ね。実際にパチンコや酒のせいかどうかは関係なくて、責任を誰になすりつけるか?どうかだけが重要だから。」

愛原「その結果、みんなが忖度しだしたら、そりゃあ無責任体質にもなるわな。誰も命令していない。みんなが自主的に勝手にやった事。みたいになったら、責任という概念事態が、崩壊しかねないというか。いや、命令系統も崩壊するか? その場その場で空気を読んで、今はこの人に従おう。今回はこの人に忖度しよう。今回は自分の意思を優先させてもらおう。とかやりだしたら、責任の所在も、命令内容の伝達・進捗状況も、何もかもブラックボックスになってしまう。」

鼎「要請に従わなかったら圧力を受けて潰されるけど、要請に従っても、自主的に従うと決めた上での事だから、責任だけは背負わされる世の中っても、最悪なんだけど。」

逆沢「けどコロナ禍で、そんなのが平気でまかり通ってるからねぇ。昔、パチンコ、今は酒になってるけど、従わなければバッシング。従って赤字まみれになっても、自分の意思で決めた結果だから、自己責任って、理不尽きわまりないというか。」

愛原「忖度社会を終わりにして、責任の所在を明確にした社会に変えていかないとダメかもなう。必要なものであれば、要請ではなく、命令という形にする。もちろん命令にした以上は、責任もしっかりとってもらうみたいな。」

逆沢「私は、どれだけ命令権を強めても、責任を取らない体質は変わらない気もするけどね~。与党は言うに及ばず。維新の連中も、庁内のタバコを禁止しておきながらトップは公用車でタバコ休憩してもOKとか、トップの私用外出はOKとか、権力者の治外法権ぶりが相当だから。オリンピックの関係者も、上に行く程、本来の隔離機関を免除したり、例外だらけになっていく一方だし。私は、責任を取らない体質そのままに、命令する権利だけ強める流れには反対せざるを得ないけどね。」

鼎「そうでなくとも日本人は、昔から特に責任を取りたがらない気質のような気もするけど。だから、新しい事をして失敗するくらいなら、何もせず現状維持する方がマシみたいな発想になりがちというか。出世システムも減点方式だから、何もしてないが故に減点要素もない人の方が出世しやすいというか。」

愛原「責任と報酬や権限が比例すべきという視点で言えば、責任を背負いたくないなら、それ相応の地位や報酬で我慢してもらうしかないだろう。逆に大きな権限、大きなリターンが欲しいなら、それ相応のリスクと責任を背負ってもらって当たり前。権限を振りかざすことで、責任だけは下っ端に押し付けるなんてのはあってはならないと思う。」

逆沢「ただ責任者の多くは、強力な権限・権力を持っていて、責任を他人になすりつけたり、見て見ぬふりしたりするのも自由自在だからねぇ~。安倍とかみたら、分かるでしょ?」

鼎「中世までの王制国家が次々滅んだのも、そういう無責任体質と無関係じゃないよね。強力な権限を持つ者が責任を取らない。その結果、国がどんどん腐敗していく。そしてやがて国は滅ぼされの繰り返しというか。」

愛原「責任を取らないなら、責任を取らせるしかないみたいな感じだな。」

逆沢「太平洋戦争に関しても、大日本帝国や日本政府が自主的に総括したり、責任を取った試しはないからね~。自浄能力がないなら、外圧で無理矢理責任を取らせるしかないってのは、あるんじゃね? 国内でどれだけ批判されても居座り続けた森喜朗も、女性蔑視発言が海外にも漏れて、外圧受けた途端、速攻でクビが飛んだし。今の日本の権力者は、国民の事は完全にナメてるけど、外圧にはめっちゃ弱いから。」

鼎「幸い、王権の時代ではなく民主主義の時代だから、国民さえその気になれば、選挙で無理矢理責任を取らせる事は可能かも知れないけど・・・。企業の不祥事なら、不買運動とかで。」

愛原「本来は、外圧で無理矢理責任を取らせるなんて物騒なものではなく、責任者が強く責任を自覚できるようなシステムに変えていくのが王道なんだけどな。責任というのは、取る取らない以前に、責任を強く自覚する事で、責任を取らざるを得ないような無責任な仕事をしないようにするものだから。」

鼎「責任というのは、不誠実・無責任な仕事をした者が責められるものであって、適切に誠実に職務に精励した者がいたずらに責められるものではないよね。というか責任を自覚させる事によって、誇り高く、誠実な仕事を行わせる事で、仕事の質を高め、それによって社会全体に恩恵をもたらし、責任を果たした者に自信と周囲からの敬意をもたらせる、もっと建設的なものだから。」

愛原「大きな責任を果たした者に、大きな名声が与えられるような社会なら、責任ある仕事をしたい人ももっと増えるかも知れないな。ファア・ザ・チームが行き過ぎて、どんな偉大な発明をしても、会社から寸志程度の報酬しか与えられず、一般のサラリーマンと同じ社会的評価しか受けられない社会では、リスクを犯してまで大きな責任を引き受ける気にもなれないだろうからな。」

逆沢「少なくとも、経験が浅いせいで残念な仕事しかできなかったからという理由で、責任を押し付けられる筋合いのものではないわね。経験が浅いことを隠して大見得切ったとかだったら、ほんの少しくらいは、責任あるかも知れないけど。」

鼎「少なくとも、責任を取りたくない人だらけになるのだけは避けたいよね。そうなると、みんなリスクのある仕事を引き受けたがらなくなるし。あるいは立場が弱い者への責任のなすりつけも増えそうだし。そうなると無責任な人ばかりの世の中になりそうだし。そうではなく、責任を果たした者が報われる社会。権利と義務、報酬と責任が釣り合う社会。責任をなすりつけたり、うやむやにする者が批判される社会。圧力や忖度のない社会。」

愛原「そういう意味では、失敗や勇み足も多いけど反省もそれなりにできるし、挑戦心も企画力も実行力もある明石市長みたいなタイプは、現時点では、まだ応援したいところかな。現状維持でなんとかなる時代なら、何も挑戦せず、何も変えようとしないが故にプラスもないがマイナスもない人材が無難とされがちだが、それでは沈む一方だからな。逆に西村康稔みたいな目上へのゴマスリと、目下へのパワハラで出世するようなタイプは、全く支持できない。そんな西村を当選させ続けている兵庫9区の住民は三原じゅん子ばりに恥を知れというか、明石市民をもっと見習えと言いたい。」

鼎「兵庫9区は、人口約30万人の明石市と、人口13万人弱の淡路島で構成されているんだけど。おそらくというか、得票数からほぼ間違いなく、明石市長と西村さんの支持者はかなり重なってるんだけど。明石市長に票を投じ、かつ西村さんの対立候補に票を投じた有権者なんて、どう統計的に見積もっても、最大でも15%程度しかいないというか。」

愛原「あれ? うーん。調子に乗って、色々頭おかしい事を言ってしまったので、責任とって今回のネタはここで打ち切り。」

逆沢「しょうもないオチで、突然打ち切るな。」

鼎「という訳で今回は、責任の所在と果たし方についてでした。」




















過去のたわごと 
2021年 7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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