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愛原様のたわごと(21年8月29日)







愛原「なぜ、アメリカのアフガン撤退&タリバンのアフガン政権掌握ニュースが、もっと大きく取り上げられない?」

逆沢「興味が無いからじゃね。単純に。」

鼎「その評価は、多分違うと思うよ。それを言ったら、パラリンピックも、マスコミが取り上げなければ、そこまで大きなニュースにもならないだろうし。」

逆沢「誰々が金メダルを取りましたとか、ニュース速報で流されるくらいだしね~。なんの緊急性があるのか、全然よく分からないけど。」

鼎「NHKの広報担当者のコメントによると、緊急性うんぬんではなくて、担当者が重要なニュースと判断したものが速報として、テロップに流される仕組みになってるらしいよ。だからオリンピックの中継中に、その中継してる競技に関する金メダルの速報テロップが流れたりもしたり。今日の高校野球決勝でも、中継中にこんな速報テロップ流したり。」

逆沢「生放送中にテロップとか、アホかよ。今、観てるんだから、嫌でも分かるちゅうねん。」

鼎「一種の印象操作だよね。既に分かっている事であれ、本来どうでもいい事であれ、重要なニュースであると大衆に刷り込みたい印象操作したい時にやるのがニュース速報というか。もっとも、ニュース速報に限らず、メディア関係者が興味を持って欲しいニュースほど、大きく、しつこく、報道されるみたいな事はあると思うよ。」

逆沢「あー、なるほど。みんな興味があるなら大きなニュースになるのではなく、マスコミが大きなニュースにしたいネタだから大きなニュースになる。逆を言えば、みんな興味が無いからニュースにならないのではなく、ニュースにならないから誰も興味も持てないって論理ね。」

鼎「マスコミが話題にしなければ話題にすらならない。マスコミが話題にする事で、初めて話題として知れ渡る。人々は、必ずしも自分の意思で、善し悪しや重要性の軽重を判断してる訳では無くて、マスコミが作り上げた流行や世論に乗せられているすら珍しくないと思うよ。つい数日前に起きた中田翔選手の暴行問題が、あっという間に美談としてすり替わった件あたり、特にその典型というか。」

逆沢「【暴行事件→無期限謹慎】まではごく普通の展開だったけどね。ただ、その後、巨人への電撃トレードが決まった直後から、おかしな事ばかりというか。栗山監督が中田を激励、原監督も中田を激励、長嶋茂雄終身名誉監督も中田を激励と、一斉報道。で、即中田選手の一軍復帰が決まり、早速ホームランの大活躍。それを受けてデイリースポーツ以外のスポーツ新聞が、それを美談扱いで一面掲載と。暴行した加害者が、ほんの一週間で美談のヒーローとしてロンダリングされて、さすがに驚きを隠せなかったわ。」

愛原「暴行事件を起こした当事者が、半月も断たない間にヒーローとして復活できるなら、何十年も前の不祥事を叩かれた小林賢太郎氏や小山田圭吾氏も、長嶋茂雄氏に激励されたなら、同様に許されて美談のヒーローになれたのか? 正直興味はあるが、個人的にはモヤモヤ感は残るわな。まぁ、アフガンのニュースに比べたら、スケールは違うけど。」

逆沢「所詮、遠い外国のことだしね~。仮にマスコミが中田翔事件やパラリンピックと同等レベルの報道時間を割いても、そんなに関心の対象にはならないんじゃね?」

鼎「今時の一般大衆は、共感したいとか、共通の話題でみんなで盛り上がりたいからニュースを見るみたいな所があるから、賞賛の対象にもならず、罵倒の対象にもならないようなニュースは、需要が低そうな気がするよ。アフガンでアメリカ軍が撤退しましたと言ったところで、大抵の人は、どう反応したらいいか分からないし、話題を振られた方も反応に困るのは目に見えているだろうから。せめてコメンテーターが口裏を合わせて、それを美談に仕立てるか、あるいは逆に猛批判の嵐でも浴びせれば、大衆もそれに乗せられて、何らかの反応を示し出すかも知れないけど。」

愛原「ニュースというのは、情報でしかないんだけどな。人によって感想が違って当たり前というか、そうであってこそ多様な視点で議論ができるというか、相互に理解を深められるものというか。ある人は丸といい、別の人は四角というから、よくよく調べてみたら円柱だったというのが、本来の情報の価値だ。それをコメンテーターが丸だと賞賛するから丸になったり、四角だと罵倒するから四角になったりされては困るというか。」

逆沢「そうは言っても、大抵の人は褒めたり、叩いたりするのが好きだから、ニュースを見るところがあるからね~。政治家が失言をしたら、許せないと叩く。芸能人が不倫をしたら、許せないと叩く。トラック運転手が歩行者をはねたら、許せないと叩く。だけど歩行者の方に非があると分かったら、今度は歩行者を叩く。みたいな。」

愛原「褒めたり、叩いたりというけど、叩いてばかりじゃねえか?」

逆沢「誰かを非難できるネタの方が盛り上がるからね。選挙とかでもそうでしょ? 私はこんなに素晴らしいとアピールするよりも、アイツはこんなひどい奴だとネガキャンする方が、ずっと効果があるというか。悪口はなんだかんだ盛り上がるのよ。他人を上から目線でこき下ろす快感というか。」

鼎「そう考えると、アフガン撤退に関するニュースは、識者ほど歯切れが悪くならざるを得ないよね。アメリカ軍撤退を英断と褒めちぎるのは違和感あるし、タリバンによる政権掌握を褒めちぎるのも、何か違う。しかしアメリカ軍の全面撤退をバッシングするのも勇気がいるし、タリバン政権を非難すれば、アメリカ軍が撤退したのが原因だから結局そちらに矛先が向かってしまう。賞賛一辺倒、非難一辺倒という、善悪を視聴者に委ねず、メディアが善悪を最初に決めてしまういつものワイドショー的な報道スタイルが使えない。とかいって専門知識のないお笑い芸人が、勝手に善悪を決めて褒めたり叩いたりするにも、荷が重いニュースだし。まして共感したいだけの理由でニュースを見てる層の人達が、自分の頭で善悪や妥当性・重要性を考えられるとも思えないし。だから、結局、みんなダンマリになってしまうというのはあると思うよ。」

愛原「世界のミリタリーバランスに関わる大ニュースなんだけどなぁ。台湾なんかでも、特に大きな騒ぎになってる程の大ニュースになってるようだし。米軍のアフガン撤退ニュースは。」

鼎「台湾は、米軍の後ろ盾を得る事で、中国からの軍事的圧力を何とかはねのけているような国状だから、米軍がアフガニスタンを見捨てて逃げ出したなんてニュースには、どうしても敏感にならざるを得ないというのはあると思うよ。口では守ってやるといいながら、状況次第で平気で見捨てる同盟国を盲目に信じられるはずもないだろうし。」

逆沢「米軍に守ってもらってるというタテマエでいえば、日本も一緒だろ? なんで日本人は、他人事やねん? 政府関係者も。自称愛国者も。実はお前らが、一番平和ボケしてんじゃねえのかと。」

鼎「今時の日本人は、達観しすぎというか、世の中を斜め上から見るのが好きだから、慌ててどうにかなる問題じゃないというか、自分一人が考えたり動いたところで大した変化が見込めない問題は、見て見ぬふりする人が多そうな気がするよ。自分が動く事で世の中を変えようとするのではなく、世の中が動き出してから便乗して騒ぐ国民性というか。」

逆沢「あらかじめ株を買ってからその株価が高騰するように働きかける台湾人と、株価高騰がニュースに取り上げられてから勝ち馬に乗るべくその高止まりした株に飛びつく日本人の差か?」

愛原「この手のニュースを、結果論で語るような視点で、賞賛すべきか非難すべきかの二択で判断するのが、そもそも間違い。アフガン撤退は結果ではなく、それをきっかけに新たな世界が始まったと捉えて、これからの展開を色々予想するくらいの視点こそ必要だろう。」

逆沢「まぁあえて結果論的な視点で、勝ったか?負けたか?という二択で論じるなら、アメリカ軍の負けで間違いないだろうけどね。アメリカ軍は勝利条件を達成できないまま、撤退という形になった訳だから。」

愛原「まぁ、【ベトナム戦争はアメリカ軍の敗北という形で終わりを告げた】という前提で勝敗を論じるなら、今回もアメリカ軍の負けなのは間違いないだろうな。」

逆沢「あー、ベトナム戦争か。とすると今回の戦役も、後世には【アフガン戦争は、またもやアメリカ軍の敗北で終わった】みたいな書かれ方するのかねぇ~。」

鼎「でも少なくとも今の所、各種メデイアで今回のアフガン戦を【アメリカ軍の敗北】と表現しているところは皆無だよね。メディアだけでなく、政府関係者も含めて。日本政府もアメリカ政府も、どこもアメリカ軍は負けたみたいな表現は一切していないというか。」

逆沢「今の世の中は【失敗を認めたら死んじゃう病】がコロナ以上に猛威を振るってるようだけど、敗北を認めても死んじゃう病に冒されてんじゃね?」

愛原「ベトナム戦争は引き分けに終わったという前提に立つなら、今回のアフガン戦も引き分けという形になるんだろうけど、ベトナム戦争はアメリカ軍の負けで終わったという国際的な一般的解釈をそのまま適用するなら、どう見てもアメリカ軍の負けでしかないんだけどな。当事者や各種メディアが、どれだけダンマリを決めていようと。」

逆沢「ただ上の方でも触れたけど、マスコミは平気で印象操作するからね~。中田翔事件がわずか一週間でロンダリングされたように、今回のアフガン戦が、アメリカ軍の実質的勝利という風に報道される時がやってきても、わたしゃ全然驚かないわ。」

愛原「歴史への冒涜だな。大日本帝国は中国共産党を倒すために中国大陸に攻め込んだとか、欧米の植民地支配から現地人を解放するために東南アジアに攻め込んだ級の。」

鼎「けど当時のベトナム戦争の悲惨さを振り返ると、アメリカ軍が敗北して良かったと思わなくもないよ。当時のアメリカ軍は、枯れ葉剤をベトナム国内にばらまいて、それで奇形児が産まれたり、本当にひどい有様だったようだし。」

愛原「ベトちゃん・ドクちゃんとか、話題になった事もあったな。今の若い人は知らなくてもおかしくないが。」

逆沢「もう少し文明の進み具合がずれてたら、東京大空襲とか、日本でも枯れ葉剤も大量にばらまかれて、奇形児が多く産まれたりしてたのかね~。」

愛原「日本はベトナムのような熱帯雨林気候じゃないし。そもそも枯れ葉剤を撒いたのは、森林を拠点にゲリラ戦で米軍に抵抗するベトナム兵を丸裸にする意図があったからな。対日本という視点で言えば、従来通り、焼夷弾で街ごと焼き尽くす方が合理的だろう。まぁ原爆を数発落とされても降伏を拒否して、その結果米軍による本土上陸作戦が決行されて、それでも日本兵が日本アルプスや中国山地などに籠もって激しく抗戦を続けるような展開になったら、いずれ撒いてくる可能性も無くはないだろうけど。」

鼎「そう考えると、ベトナム戦争や今回のアフガン戦役は、自分の国の本土に米軍が上陸しても、それでも抗戦を諦めなかった結果、やがて米軍が根負けして撤退していった構図という風にも取れなくは無さそうだよね。大日本帝国ももしあの時、ポツダム宣言を受けず、本土にアメリカ軍が乗り込んできてもとことん抵抗していたら、やがて米軍も根負けしてくれてたのかな?」

愛原「それは絶対ないだろう。あの時代は、核兵器もOKだったから。日本中に核兵器が落とされて、日本人という人種自体が絶滅の危機にさらされただけだと思う。ベトナム戦争の時代以降は、核兵器のような広域殲滅兵器の使用がアウトになっており、かつそれなりに人道に重きを置かれる時代になってたから、そういう悲惨なエンディングが避けられただけで。」

逆沢「なるほど。アメリカ軍と比べて明らかに戦力に劣るベトナム軍やタリバン軍が、それでも抗戦できたのは、アメリカ軍がそれなりには人道に配慮し続けてくれたおかげという側面も大きそうね。」

愛原「ベトナム軍やタリバン軍の諦めの悪さというか、戦意の高さも見落としてはならないけどな。」

鼎「諦めの悪さという表現は、極めて誤解を招く発言だと思うよ。私は、彼らの米兵への敵愾心をより強めるような政策・戦略を、アメリカ軍がしでかした方がむしろ問題と考えているし。」

逆沢「枯れ葉剤の使用とか、そういう奴か?」

鼎「外国人による侵略行為自体に対する嫌悪感もあるだろうし。アメリカ軍による思想弾圧も大きいかな? もちろんアメリカ国民が持つ自由と平等と民主主義という価値観は、十分素晴らしいものだと思うけど、それの一方的な押しつけはまずかったというか。あとアフガンの場合は、宗教対立という根深い問題が大きすぎたよね。アメリカはタリバンの人達が強く侵攻するイスラム原理主義に対して、あからさまに敵対的だったし、それでは歩み寄りは不可能というか、どちらかがいなくなるまで戦いは終わらなくても仕方ないというか。」

逆沢「アメリカは、アフガニスタンでもイラクでもベトナムでも、親米の傀儡政権を立てて、彼らに支配させる事で一種の洗脳を試みたようだけど、そう簡単にはいかなかったって事ね。」

愛原「ベトナムはまだしも、イラクやアフガニスタンは宗教が深く入り込んでいるからな。実質無宗教(?)民族の日本人みたいに簡単には懐柔できないわな。というか思想面の対立によって、そこに住む住民を味方に出来ない事が、そもそも致命的といえなくもない。この場合、本来、中立であるはずの非戦闘員というか、一般大衆自体が、潜在的な敵になってしまうからな。」

逆沢「そういえば報道で言っていたわ。アフガンの一般国民の多くがアメリカ軍に協力しようとせず、それどころか米軍が一般国民(アメリカ軍に雇われた人達も含む)に支給した物資や武器弾薬などがタリバン側にどんどん横流しされてしまうとか。」

愛原「こういう状況下でアメリカ軍が勝利条件を満たそうとすれば、方法は二つしか無い。一つは、とにかく民衆の支持を取り付ける事。うわべだけでなく、ガチでな。少なくとも対立勢力に物資や情報の横流しをされずに済む程度には、彼らの信用を得なければならない。もう一つは徹底的な支配。かつての欧米列強や大日本帝国がしたように、植民地の住民として、あるいは奴隷として扱う。要するに力で無理矢理民衆を押さえつけてしまう手。」

逆沢「後者は、アメリカ的には論外ね。アフリカの武装勢力とか独裁政権とか織田信長あたりなら、恐怖政治で国民を押さえつけるくらい朝飯前だろうけど。」

鼎「アメリカは武力で現地の住民を脅しはしたけど、心までは味方にできなかった。だから最後には撤収するしかなかったって事かな?」

愛原「日本をポチ化できた成功経験が足を引っ張ってる気もするな。最初に力で無理矢理押さえつけた上で、ナデナデしてやれば心まで味方にできると思っていたら、それで手なずけられたのは日本人くらいで、後はベトナムもイラクもアフガンでも、決して思い通りにはいかなかったという事かも知れん。」

鼎「今回のアフガンでの顛末は、ベトナム戦争と色々かぶる所も多そうだけど。とするとアフガニスタンも、ようやく外敵が去った事で、ベトナムみたいな感じでゆるゆる復興・発展していく形になるのかな?」

愛原「今のベトナムという国家をどう評価するか自体が難しい部分もあるが、少なくとも無駄な戦火を避けて自分達の主権と責任の元で発展していけるのなら、それはそれでいいんじゃないかな? またテロを起こすなどして、他国に迷惑をかけたりしない限りは、主権国家に対して無闇に内政干渉したいとも思わないし。」

逆沢「地政学とかいうよく分からない学問にこだわりのある人からすれば、ベトナムが共産圏に組み込まれるのは困るとか、アフガニスタンが中国側に取り込まれるのは困るとか、色々考えるらしいけどね。」

鼎「【戦争は外交の一部分に過ぎない】という考え方にのっとるなら、アメリカはもっとマイルドな方法でベトナムやアフガンを味方に取り込めれば良かったのにとも思うけど。」

逆沢「【北風と太陽】のお話の展開そのままになってる気もするわ。アメリカが圧倒的な武力で北風を吹かせれば吹かせるほど、彼らはむしろ反発を強めるばかり。そこに中国やロシアが猫なで声で援助の手をさしのべれば、彼らは自然とそちらになびいていくみたいな。」

鼎「そう考えると、実はアメリカの方が、余程、ファンタジーで登場するような邪悪な覇権主義国家に見えなくもないかも。武力で相手を殴ってばかりだし。」

愛原「核兵器を落としても正当化できる時代までなら、武力にものを言わすアメリカの外交・戦略方針は、極めて正攻法だったんだろうけどな。」

逆沢「あるいは、占領地の支配が正当化される場合くらいかしらね。こちらから侵略する場合のメリットって。」

愛原「近代までなら、侵略のメリットは色々あった。一つは支配。直轄領として編入するもよし。植民地として支配して上納金を巻き上げるのもよし。傀儡政権を建てて属国扱いにするもよし。また賠償金という名目で金品を奪い取るなんて例も中世・近代では珍しくない。古代では、支配目的でも賠償金目的でもなく、単純に労働力の確保の為に、侵略する事も珍しくなかったな。」

逆沢「それ、侵略ではなく、ただの略奪や。」

鼎「ただ、そういう非人道的な行為が、現代では否定されている点は素直に評価したいよね。」

愛原「アフリカとか、まだまだ国際社会の目の届きにくい地域では、そういうひどい戦闘行為も珍しくないし、米軍も世界の警察を気取るならボコ・ハラムとか、そういう相手とこそ本腰入れて戦えばいいのにと思わなくもない。まぁ放置しがたい戦争の悲劇はまだ残るとはいえ、人類全体としてみれば幸せな方向に着実に変わっていってる点に関しては評価したいとは思う。」

鼎「戦争することで得られる旨味というのが減ってるのは、すごくいい事だよね。」

愛原「人道的な理由だけでなく、経済的にもわざわざ侵略するメリットが激減しているからな。無理矢理支配したところで、維持コストが半端じゃないから。」

逆沢「アフガンにしろ、イラクにしろ、特に治安の維持コストが大変すぎると思ったわ。」

愛原「もっとも侵略や略奪という目的ではなく、破壊・殺人・威圧といった目的での戦争というか、武力行使は今後もまだ行われる可能性は警戒しておく必要はあるだろうけどな。」

鼎「アメリカ軍は、要人暗殺の為に空爆をやったりもするよね。ビンラディンさんの時もそうだし。ソレイマニ将軍の時もそうだし。」

逆沢「というか、元々アフガン侵攻は、同時爆破テロに対する復讐というか、報復というか、【俺達に攻撃を仕掛けたらこうなるぞ】という威圧目的で始まった気もするし。いつの間にか目的がすりかわって、20年もアフガンに駐留する不毛な展開になっただけで。」

愛原「開戦の大義名分を整えようとして、かえって泥沼にはまった感じはするわな。アメリカの兵士達にとっても、アフガンに住む一般住民にしても、みんなが不幸になった20年としか言いようがないわな。」

逆沢「仮に、ビンラディンさんを殺害した直後に、即時撤退をしてたら、その場合は勝利条件的にアメリカ軍の勝ちという扱いになってたのかな?」

愛原「うーん。始めからそれを勝利条件として国際社会に公言していれば、形式的にはそうなったかも知れないが・・・。ただそんな私怨丸出しの勝利条件設定では、両国の人命を損なっていいほどの大義名分として全く整わないというか、アメリカの威信に傷が付きそうな気もするけどな。というかビンラディン氏の後継者が再びテロでアメリカに報復してみたいな感じになって、報復合戦になる懸念すらあるわな。そう考えると、どっちにしろ長きにわたって駐留する必要性はあったとも思うし。アメリカが20年で失った人命と戦争費用を考えると、不毛で高くついた戦だったと言わざるを得ないな。」

逆沢「事実上の敗北という形で撤退に追い込まれたという事は、これから世界中でテロが活発化する可能性もあるのかね~?」

愛原「未来に関して断言は出来ないが、今のアフガニスタンのタリバンの指導者層自体は、大使館や国際機関の安全を保証すると明言したり、日本にもアメリカにも大使の国内残留をお願いしたり、女性の地位改善を公言したりもしてるくらいだから、少なくともこれらとの関係改善を望んでいるとは思われる。なんだかんだで国際的な支援がないと、荒廃したアフガンの復興は困難という判断が根底にあるのだろう。」

逆沢「タリバンって、反米にして原理主義だからこそタリバンだろ? それ、タリバンの皮を被った別の何かじゃねえのか? あるいはアメリカのスパイか、真の傀儡か?」

愛原「別におかしくはないだろう? 日本だってかつてイギリスの大使館を焼き討ちするほどの超過激攘夷主義者だった井上馨や伊藤博文らが、文明開化を牽引する超積極的開国主義者に変身するくらいだし。国を行く末を思うが故に強大な敵を恐れない勇猛な攘夷主義者となり、のちに強大な外敵を味方に取り込み利用する老獪な開国主義者に転じても、それ自体は別におかしくない。もっとも勇猛な者の全てが老獪になれる訳では無いが。」

鼎「今のタリバンの上層部はそれなりに知識層がしめてそうだけど、攘夷主義のままの下層部がISを国内に招き入れてテロを起こしたり、難しい状況みたいだよね。今のアフガン政権は。」

愛原「正直、どう転ぶかまるで予想がつかん。日本の場合は、老獪な元攘夷主義者が原理主義的攘夷主義者を数十年かけて駆逐したが、それがアフガンで再現される保証はないからな。結局、ISの介入を受けて元の木阿弥に戻る可能性もあるし。アメリカ政府自体は、タリバンの上層部と裏で話ができてるのか、約束通り8月いっぱいでの撤退を履行する意向らしいし、やがて修交したい意思もありそうだが。」

鼎「少なくとも10年以上支援してきた暫定政府の腐敗ぶりに嫌気が差して、それよりはタリバンの方がずっとマシと考えて、それで今回の撤退劇となったような気もするよね。アメリカが撤退を意図してからのタリバンの首都侵攻作戦の動きが早すぎるし、アメリカ軍自身もそれをずっと見て見ぬふりだったから、多分裏で話が出来てたんだろうけど。」

逆沢「まぁ政治の世界では、【昨日の敵は今日の友】というのは珍しくないし。ベトナムとアメリカの関係も今は良好みたいだから、そういう風になってくれたらいいけどね。」

愛原「ただ暴徒に襲われる可能性を危惧して、アメリカの大使館員も、親米のアフガン人の職員らも、一旦、国外脱出する事を決めたからな。アメリカのポチである日本も、右にならえのようだし。まぁ日本の場合は、関係するアフガン人の職員の亡命は認めても、その家族は認めないとか。邦人保護の為に他国にちゃんと協力依頼するような事もせず、自己責任で空港にたどり着けとか。色々チグハグな対応ではあるけど。」

鼎「現在、アフガンで残留の意思を見せている大使館が中国やロシアなどだけというのが、ちょっと気になるかな?」

愛原「彼らは、分かっているわな。自分達は暴徒に襲われない事も。北風ではなく太陽になる事で、武力で脅さずとも、いずれ彼らを味方に取り込める事も。」

逆沢「アメリカは自らの北風政策が、敵を無駄に増やしてる事をもっと自覚すべきだわ。確かに武力は世界最強かも知れないけど、そんな項羽みたいな戦いぶりでは、劉邦的な浸透戦略を得意とする中国にはその内、負けそうというか。」

鼎「ただ、そういう不毛な戦争を20年も続けられたという意味では、やはりアメリカは圧倒的な国力を世界に見せつけたという形にはなるのかな?」

愛原「そもそも戦争というか、少なくとも他国の領土を侵略する行為自体が、強者の証だからな。そして残念ながら、戦争は、ほとんどの場合、強者が弱者に仕掛ける形で始まる。例外は、真珠湾攻撃を仕掛けた大日本帝国など、極めて少数。弱い側から強い側に戦争を仕掛けるなんてのは、ほとんどないと思っていい。」

鼎「勝算があるからこそ戦を仕掛ける訳だし。勝算が無いのに戦を仕掛けるのは愚かというか、危険な博打でしかないし、戦争に負けた場合のリスクを考えたら、普通はそうなるよね。」

愛原「アメリカに喧嘩を売った大日本帝国のような超例外を除けば、普通は強い方が弱い方に喧嘩を売る形で戦争が始まる。そして戦場となるのも、ほとんどは戦争を仕掛けられた側の土地になる。戦争が終わるときも、戦争を仕掛けられた側が降伏するか、もしくは戦争を仕掛けた側が撤退するかのどちらかになる。」

逆沢「つまり多くの場合、勝っても負けても、戦争は仕掛けられた方が実は不利って事か? 自分の土地が戦火にされされやすい分、経済的な損失はどうしても大きくなるし。仕掛けた側は勝算があるからこそ仕掛けた以上、そもそも不利な状況からスタートしてるというのもあるし。攻め込んだ側は不利を悟った場合、退却したらそれだけで逃げ切れる場合も多いけど、攻め込まれた側はうかつに退却すると、領土を取られたりするデメリットもある分、不利でもできる選択肢が限られるというのもあるし。」

愛原「中世までなら、堅い城塞などにこもる事で、守る側ならではの有利さもあったんだけど、現代はそういう有利さも乏しいわな。」

逆沢「大日本帝国が真珠湾攻撃を仕掛けたのも【戦争は仕掛けた方が有利】だから、というのがあったかもね。明らかに戦力的に格上なアメリカの方から仕掛けられて日本側が受け身の戦争を強いられたらさらに分が悪いから、先制攻撃でまず主戦場を日本列島よりはるか東に定めて、本土が戦火にさらされにくい状況を作り上げたとしたら辻褄も合うし。」

愛原「ただ、大日本帝国とアメリカでは素の国力が違いすぎるから、攻め込んだはずの大日本帝国がカウンター食らって、無条件降伏に追い込まれたが、これはあくまで例外。ベトナム戦争でもアフガン戦役でも、通常は攻め込んだ方が圧倒的に強者で、攻め込まれた側にカウンターを仕掛ける余裕なんてまずないからな。」

逆沢「アメリカ軍を撤退に追い込んだベトナム軍が、その勢いのままアメリカの本土に逆侵攻をかけるなんてできっこないだろうからね~。」

鼎「戦争を仕掛けられた側が、侵略者を最終的に追い返すシーンは珍しくないけど、逆侵攻をかけるシーンはほとんどないよね。モンゴル軍を追い返した鎌倉幕府がそのまま大陸に逆侵攻をかけたとか、日露戦争でバルチック艦隊に勝った日本軍がそのままシベリア方面に逆侵攻をかけたとか、そういうのも全然無かったし。」

逆沢「そういう意味では、攻め込まれた側は勝っても被害は多大というか。勝ち負けの定義を勝利条件の達成ではなく、単純に被害の大きさで決めるなら、攻め込まれた側はまず攻め込んだ側にほぼ勝ち目はないともいえそうね。アメリカはベトナムでもアフガンでも撤退に追い込まれはしたけど、殺された自国兵の数では、攻め込まれたベトナムやアフガン側の方が何倍・何十倍も甚大だろうから。」

鼎「損害をより多く与えた方が勝ち。損害が多くでた方が負けという条件で、勝ち負けを論じるなら、攻め込んだ側は、勝ちか引き分け。攻め込まれた側は負けか引き分けの二択になりやすい分、攻め込んだ側の圧倒的優位になりそうだよね。攻め込んだ側は、自分達の方が不利と悟った時点で撤退すれば、悪くても引き分けに持ち込めるのに、攻め込まれた側はどれだけ善戦しても、相手が大きな被害を出すまでに撤退してしまったら良くても引き分けにしかならないから。」

愛原「戦争を仕掛けた側は、不利になっても、その場合は撤退するだけ。完全敗北を意味する無条件降伏はほぼしない。全面降伏を決断する権限のある総大将自らが敵地に攻め込んで捕虜になったりすれば話は別だが、近代以降で、そんな戦はほとんどないからな。」

逆沢「中世以前なら、国王とか大名自ら兵を率いる例も珍しくなかったけど、近世以降はほとんどないからね~。アメリカの大統領が直々に現地の最前線で戦ったりしたら、面白いのに。」

愛原「俺も個人的にはそう思うが、立場の強い者ほど、最も安全な場所から人に指図する事で人より高い報酬を得、立場の弱い者ほど、最も危険な場所で最も安くこき使われるのが、今の資本主義だからな。」

鼎「少なくとも現状では、アメリカ軍がアフガンで撤退に追い込まれたとは言っても、バイデン大統領が敗北宣言なり降伏宣言をする事は無いって事ね。形式上、侵略した側が侵略に失敗して、帰って行ったというだけでしかないから。」

愛原「日露戦争に勝ったはずの大日本帝国が賠償金を取れなかったのも、そういう意味では当然の話。攻め込んだ側が攻め込まれた側を降伏させたなら賠償金も取れるだろうが、攻め込まれた側が頑張って追い返しただけでしかないからな。」

鼎「普通は勝利条件を達成できたか?どうかで勝敗を判断するのが一般的だけど、それ以外の尺度も持った方が良さそうだよね。双方が被った損失とか。双方の戦力差にどれだけの変化が生じたか?とか。」

愛原「勝ち負けの定義は様々だが、特に損害の割合に着目するなら、攻め込まれた時点でほぼ負けという認識はもった方がいい。今回のアフガン戦役も、アフガン側は、この戦いで何の利益も得ていないというか、20年にわたって荒廃させられ続けただけだからな。もちろんアメリカが被った人的損害と経済的損失も膨大だが、アフガン側ほどではないだろう。そういう意味でも、攻め込まれるような展開だけは絶対に避けたい。」

鼎「損害の量という意味では、一番賢いのは、戦争を仕掛けも仕掛けられもしない事だよね。アフガン側もアメリカ側もどっちも、20年にわたってそれなりに犠牲を出し続けたけど、それに巻き込まれなかった国々は、それなりに平和を謳歌し、無駄な損害も出さずに済んだわけだから。」

逆沢「相手の領土をぶんどったり植民地化する事に意味のあった昔と異なり、仮に戦争に勝っても戦利品が期待できない今の時代は、戦争を仕掛けた時点で負け。仕掛けられた時点で大負け。平和を維持する事だけが勝ち組になれる道ともいえそうね。」

愛原「軍需産業というか、死の商人なら、戦乱の世になるほど儲かるという理由で、隙あらば戦争を仕掛けるよう、裏で憎しみや対立をあおり続けるだろうけど、そんな立場でもない限りは、自分のいる国が戦争を仕掛けても戦争を仕掛けられても、不幸にしかつながらないだろうな。」

逆沢「あー、なるほど。死の商人の視点からすれば、大きな戦争に育てる事ができるほど、勝利条件達成となるかもね。そう考えると、人によって勝利条件は皆、変わるのかもね。実際、20年もの不毛な戦争のせいで、たらふく儲けた死の商人もいただろうから。」

愛原「歴史の教科書などでは、主に権力者の視点で歴史が紡がれる事が多く、故に権力者の視点で勝敗や善悪が表記される事も多い。しかし社会を構成する大衆の視点からすると、全く別の視点こそが重要な事も多いからな。」

逆沢「織田信長と今川義元のどっちが勝とうと、庶民的にはどうでもいい。明智光秀は謀反人かも知れないけど、丹波の民衆からすれば仁君であり、織田信長よりも豊臣秀吉よりも、統治者としてずっとマシみたいな視点ね。統治者視点だと、天下統一レースに勝った秀吉スゲー、家康スゲーとなるけど、一般大衆からすれば、秀吉や家康が善政をしてくれたというのでもない限り、特段に褒め称えるべき事情もないみたいな。」

鼎「そう考えると、民衆視点で勝利条件を考えてみるのもいいかも知れないよね。」

愛原「ていうかアメリカは、それを軽視したからベトナムでもアフガンでも、不本意な退却を余儀なくされた感があるわな。同時爆破テロを受けて報復の戦争を仕掛けたあたりまでなら、テロ防止の観点からみても、アメリカ人にとっては一定のメリットがあったかも知れないが、その後の20年にわたる泥沼の展開は、アフガンの民は当然として、アメリカ人にとっても、何の恩恵も幸福も与えなかったから。早い話、支配者のメンツだけの戦いになっていた。まぁ、死の商人が裏で暗躍していたというのもあるかも知れないが。」

鼎「君主制の国なら支配者の利益にさえつながれば、庶民がどれだけ戦災で辛酸をなめても平気だっただろうけど、民主国家なら、民衆視点で勝利条件を考えないと、みんなが不幸になりかねないよね。今回のアフガン戦役にしても、それでアメリカの人達がどれだけ幸せになれたかと考えたら、ほとんどの人にとって他人事だっただろうし、知らない間に無駄な損害と損失を生んだだけだろうから。」

愛原「ただ、その無駄を自分の任期で止めたという点では、バイデン大統領はよくやったといえるだろう。ただ、それを肝心のアメリカ国民がどう受けとめるかは分からないが。アフガンにしても、肝心のアフガン国民がどう受けとめるかは分からない。常識的に考えれば、戦争も終わって、腐敗しきった暫定政権も倒れて、ようやく安息の時が訪れたとなるはずだが、昔からの夢と理念を諦めきれない攘夷主義者がまたテロ起こしたり、ややこしい事をしてるからな。」

逆沢「アメリカにもアフガンにも、そういう過激な理想主義者はいるからねー。アメリカ流の自由と平等を押し付けたくてためらなくて、その為には異教徒は殲滅すべきと考える人達もいれば、そういう人達に支配されたアメリカとは一切妥協せず断固戦うべしと考える人達もいるだろうし。」

愛原「敵の支配や殲滅以外の勝利条件を想像できない残念な人達だな。それをやろうとすると、こっちの被害も馬鹿にならないというか、ますます敵を増やし、敵の抵抗を激しくするというか、北風効果にしか生まないのに。」

鼎「敵を味方に変える事ができれば、こちらも被害も抑えられて、かつ戦力も強化できるし。そういう選択肢も持ちたいよね。」

愛原「だったら少なくとも、無闇に憎しみを煽るような印象操作をする輩を自重してもらわないとな。【あんな奴と組むなんて】みたいな世論が形成されると、味方にできる者まで敵に回しかねないからな。むしろ薩摩ともイギリスとも組むほどの君子の豹変ぶりを見せつけた当時の長州の偉人達こそ見習いたい。」

逆沢「ただ、死の商人は世の中が平和になると商売上がったりだから、テロリストを煽ったり、冷戦を煽ったりくらいは平気でやりそうだけどね。私からみれば、かつてのビンラディンにしろISにしろ、彼らの活動資金はどこから出てるんだ?という疑問は昔からあったし。アメリカ軍の裏をかいて絶妙なタイミングで大規模なテロをやってのける諜報能力と構想力と実行力といい、米軍に定期的に武器等を支給しているクラスがテロリストのバックにいるんじゃないか?とも思えてならないんだけど。」

鼎「それを言ったら、昔からマッチポンプ説もあるんだけど。特にイラク戦線では、アメリカが難癖つけて戦争をしかけるみたいな例も多かったし。かつての大日本帝国もそうだったかも知れないけど、相手から喧嘩を売らせるように仕向けて、堂々と戦争できる状況を作り上げるみたいな説も昔からそれなりにはあるから。」

愛原「前回のテーマでも取り上げたが、正義なき者に力を貸す輩というのは、残念ながらいるからな。憎しみをあおり、対立をあおり、隙あらば平和を破壊することで、自分達の利益を最大化しようという輩も当然いるだろう。テロリストを悪と断じるのは簡単だが、彼らがテロを行いやすいようにお膳立てして、もくろみ通りテロを誘発したあげく、正義の顔して軍事活動を起こす連中もいて不思議は無いからな。」

鼎「情報操作で作り上げられたヒーローを盲目に応援するのではなく、自分なりの視点を持ちたいところだよね。」

逆沢「メディアというのは、隙あらば平気で印象操作してくるというのは、中田翔事件で改めて分かったからね~。こういう時に素直に流されず、ん?と違和感を感じる事が素直に大事だなとは改めて思ったわ。」

愛原「漫画の世界でも、善人を装った悪人キャラというのは珍しくないが、そういう輩によって不当に悪人に仕立て上げられた被害者も多くいるだろう。アメリカは正義。アメリカの敵は悪。みたいな単純な思い込みは、避けたいところだな。」

逆沢「秀吉はスゴイ。家康はスゴイ。と、言われたら確かに彼らはスゴイ事を成し遂げたかも知れないけど、それで当時の民衆のみんなが幸せになれたのかは別問題。私たちにとってなんか良い事があったかどうかも別問題。みたいな感じね。」

愛原「オリンピックで誰々が金メダルを取ったとなったら、確かにその選手はスゴイ事をしたかも知れないが、それと俺達自身の幸福とは無関係だからな。むしろ彼が金メダルを取る為に、そういう大会を運営するために、とんでもない額の税金が使われてるかも知れない。そういう部分にも目を向けていきたい。菅義偉というたたき上げが総理大臣まで上り詰めた点もスゴイ事かも知れないが、それと我々の幸福とは別問題というのと同じだな。」

鼎「誰々がスゴい事を成し遂げようが、誰々がスゴイとメディアが持ち上げようが、誰々はすごく悪い奴とこき下ろそうが、それに踊らされる事は無い。むしろ注目すべきは、それが自分自身あるいは社会全体に与える影響の方って事かな?」

愛原「もっとも自分さえ良ければいい的な態度で、平和を望むのはあまり薦められないけどな。いじめっ子の横暴を見て見ぬふりしての平和に安息していようものなら、自分が被害者になった時に、誰からも助けてもらえないだろうから。そういう意味で、世の中で起きた災厄には、それなりに高くアンテナを張っておくのは有意義だ。その災厄がいつ自分達自身に降りかかっても対処できるように。その災厄自体を回避しやすくなるように。という意味でだな。」

逆沢「今回はいつになく、ちょっとシリアスな話だったわね。」

愛原「だな。ネタとしては、実につまんない話になったと反省している。というか、テーマらしいテーマとしてまとめられず、とりとめの無い話になった点も申し訳ない。本来は、侵略者が敗退した後という、ファンタジー世界でも王道な展開について、色々触れてみるつもりだったんだがな。」

鼎「悪の帝国なり、大魔王の軍団が主人公の国なり村なりに攻め込むも、かろうじて撃退に成功するみたいなシチュエーションだよね。」

愛原「うん。ファンタジーの世界だと、そこから主人公達は大規模な反攻作戦に転じて、やがて侵略者を完全に倒す展開までたどり着くんだけどな。」

逆沢「けど、現実には、そんな展開に持ち込むのは難しい。追い返すので精一杯で、とても反攻作戦に転じる余裕はない。復興するだけで精一杯という感じね。」

愛原「うん。まぁRPGに登場するような主人公達は身軽だから、復興は村の皆さんに任せて、自分達は侵略者の打倒の為の旅に出たりするのも余裕だろうけどな。」

鼎「ベトナムではないけど、アフガニスタンもこれからいい風に復興に向かってくれればいいんだけど。復興に協力してくれるような、心ある周辺国の力も借りて。」

逆沢「現実は非情だからね~。そもそも復興したくても戦災による被害が酷すぎたり、土地が貧しすぎて、自給自足すら困難な状況に置かれる事もあるだろうし。そうなると猫なで声で協力を申し出てくれても、色々足下見られたり、慎重に対応しないと罠にはめられる危険もあるし。悪い勢力が弱った街を乗っ取ろうとしてもおかしくないし。侵略者が手を変えて再度の侵攻を企んできてもおかしくないし。復讐に燃える村人たちや、日々の生活に疲れた村人たちが、悪魔のささやきに乗って悪の手先として組み込まれる展開もあり得るだろうし。」

愛原「そういう意味でも、こういう時、人ごとで済ませない気持ちが欲しいと俺は思ったんだ。自己責任論で切り捨てるのは簡単だが、貧すれば鈍すというか、パンを買うお金もない者が犯罪に手を出したり、犯罪組織に組み込まれても、それも当然の成り行きだからな。」

逆沢「ネタとしてもオチとしても、今回はひたすらつまんなかったけど、ふざけたまま終わっていいネタでもなかったし、まぁ、今回はしゃあないか。」

愛原「どれだけ正義の戦争ぶってても、戦いとなれば、土地も荒れるし、人も傷つく。解放戦争を気取るなら、そこに住む住民が受け容れられるような統治を心がけるべきなのに、ゴブリンの文化は野蛮と切り捨てて頭ごなしに否定するような真似をすれば、ゴブリンもそりゃ怒って抵抗するに決まってる。さらに自称解放者が望むような高度な文明を維持するには、相応の産業(外貨を稼ぐ方法)がその地に必要になるが、それも与えずに力尽くで思想統制だけ繰り返しても、そりゃあ本土から送られてくる維持費が尽きれば破綻するわ。と、好き放題言いたい事も言った上で、今回のたわごとも終わり。」















過去のたわごと 
2021年     8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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