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愛原様のたわごと(22年1月16日)





愛原「都道府県対抗男子駅伝が中止になってしまったのが、個人的に残念でならない。」

逆沢「広島県知事がオミクロン株とやらに忖度して、中止を決定したらしいわね。」

鼎「さすがにそういう場合に、忖度という言葉は使わない気がするけど。」

逆沢「あはは。正確にはオミクロン株ではなく、駅伝を開催した場合の世論に忖度したという方が適切なんだろうけどね。」

鼎「忖度というのは、不特定多数に対しても使われるものなのかどうか、私にはよく分からないけど。」

愛原「安倍政権時代の全国一斉休校とかもそうだが、いちいち過剰反応がすぎる気がしてならんのだが。こんにゃくゼリー騒動の時なみに、なんか奇妙な恐れ方をしてるような気すらしてならない。」

鼎「オミクロン株の重症化リスクは非常に低いようだし。以前の重症化リスクが高い時でも、インフルエンザと何が違うのか? すごく疑問に感じた頃もあったけど、今は重症化リスクが低い分、その頃と比べても、もっと輪をかけて過剰反応気味の気もするよね。」

逆沢「けどこれが同じマラソンでも、東京オリンピックとか箱根駅伝とかなら、絶対開催してた気もするけどね。要はスポンサーの差というか、政治力の差というか。」

愛原「開催したい側の経済力なり政治力が圧倒的とか、開催中止した際の損害が莫大(=開催を強行した場合の利権が莫大)というのなら、札束で頬を叩いたり、政治家の圧力で開催を強行することも可能だろうが、そこまで開催したい動機が決定権を持つ者にとって薄いなら、どれだけ開催を心待ちにしている者が多かろうが中止に向かいやすいというのは、あるかも知れんな。」

鼎「修学旅行とか、特にその典型だよね。確かに多くの生徒はすごく楽しみにしてるだろうけど、決定権を持つ学校の先生からすれば面倒くさい業務の一つでしかないから、中止の口実があれぱ積極的に乗っかりたいだろうというか。一人でもモンスター保護者が現れて、修学旅行の中止を強く要求してくれれば、むしろ渡りに船というか。」

逆沢「そう考えると、東京オリンピックはその逆だったわね。世論は中止を望む声の方が強かったけど、決定権を持つ人たちは強く開催を望んでて、しかもそれで動く金銭の量も莫大だったから、そのまま開催を強行されてしまったというか。」

愛原「ある時は過剰反応とも取れる反応を示し、ある時はそれが無かったかのような反応しか取らないとか、そういうダブスタは非常に困るわな。」

逆沢「まぁ損得をはかりにかけて柔軟に対応するというのなら話は分かるけどね。東京オリンピックもお金の流れや契約の中身をもっと透明にして、その上で試算の公開があったなら、もしかしたら納得できる余地もあったかも知れないし。」

愛原「それをやったら、コンパクトなオリンピックが、過去最大の予算額に膨れ上がった闇の部分も表に出さざるを得なくなるけどな。」

鼎「私も損得をはかりにかけるという思想自体は、冷酷なようではあるけど、理自体は通っていると思うよ。けど世の中には、やたら感情的に不安ばかりあおったり、あるいは安心安全のキーワードだけを連呼したりして、雰囲気ではかりをかけたがる人も多いよね。」

逆沢「こんにゃくゼリー騒ぎの時も、ある意味、雰囲気だけで世論が作られた感じがあったからね~。」

愛原「今はやりのやってる感も、そんな感じだな。なにやら不安な雰囲気が作られているから、それに対抗して大丈夫という安心感を植え付けるためにやってる感を出すみたいな。安倍政権の時の全国一斉休校もそうだし、今回の広島県知事の判断も、いかにもオミクロン株に対して迅速適切に対処してます的なやってる感を出すための演出と考えれば辻褄は合うだろう。」

逆沢「コロナ関連のやってる感としては、お酒禁止とかもそうだろうし。その前ならパチンコ店叩きもそうだろうし。未遂に終わったものも含めるなら、吉村知事のイソジンとかもそうだろうけどね。学校の入学を9月にずらせばOKみたいな事を平気でのたまう知事も何人かいたかな?」

鼎「けどこのやってる感って、ここ最近になってようやく聞くようになったワードの気もするけど、要するにどういうものなのかな?」

愛原「俺もなんとなく使い始めるようになったけど、確かにひと昔には聞かなかった単語だな。もしかしたら国語辞典にも載ってない新語なのかな?」

逆沢「けどニュアンスは、それなりに伝わるけどね。やってるフリみたいな。」

愛原「まぁ、フリはフリなんだろうけど、単なるフリではなく【感】であるところからすると、よりアピール感というか、パフォーマンスとしての色彩が強い気もするわな。」

鼎「ただそれでも、フリが根底の部分にあるとしたら、少なくとも見せかけの効果しかないというか、実効性を伴わない、あるいは中身自体は大したことない時に使われる気がするよね。」

逆沢「練習のための練習とか、そういうのもやってる感なのかね~? より上手くなるための練習ではなく、練習という作業を効率よくこなす為の一連の動作にすぎないみたいな。肉体を鍛えるために精一杯効果的に体を動かすのではなく、ただ与えられたメニューを淡々とこなすだけというか。見た目だけは、誰よりもちゃんとやってる風に見えるだけというか。何の効果を期待してやる練習かも分かってない状態というか。」

鼎「要するに、ひと昔のうさぎ跳びとか、水飲まないでひたすらトレーニングとか、そういうものだよね。科学的に何の裏付けもないけど、見た目的にはすごく頑張ってるようにみえる。すごく鍛えられている気がする。みたいな感じの。」

愛原「ただやってるフリは、当事者がフリと自覚しているのに対し、やってる感は、周りの者がパフォーマンスと感じている違いはあるかも知れんな。」

逆沢「ああ、なんとなくわかる。勉強してるフリにしても、先生や親から見れば【お、真面目に勉強してんな】と見えるけど、当人はそう見せかけてるだけで、教科書はただ開いているだけ。先生が親が近づいてる時だけそういうフリをするだけで、実際はサボっている。けど勉強してる感になると逆で、本人はもしかしたら大真面目に勉強に取り組んでると勘違いしている可能性もあるけど、周りがそうと認めてないイメージもあるもんね~。」

鼎「勘違いというか、私は本人が【いかにも大真面目に勉強しています】的なアピールを露骨にやりすぎてる時に使う時にイメージもあるけど。実際に真面目に勉強していようが、逆に単なるフリであったとしても、どっちにしてもその振る舞いが露骨なら。」

愛原「その辺の解釈は、個人によって多少の揺らぎがあっても仕方ない気もするわな。定義が定まったない新語のようなものであるとするなら、なおさら。」

逆沢「まぁ少なくともいえるのは、当人の認識や思い込みがどうであれ、他者からみて、少なくともパフォーマンスにみえるなら、やってる感に当てはまりそうではあるけどね。」

愛原「俺的には、実効性を伴わない中身のないパフォーマンスという認識だけどな。それがパフォーマンスであったとしても、実効性を伴っていれば、おそらくやってる感とは言われないだろうから。」

逆沢「つまりピッグボス新庄が、今シーズンで全く成果を出せずに終わったならば、やってる感だけだったと批判されてもしょうがないって感じか?」

愛原「どれだけ派手なパフォーマンスをやっていようが、それなりの成果を出せていれば、少なくとも本来、批判される言われはないからな。やってる感という言葉自体が、批判や軽蔑のニュアンスを伴ってる以上は、そう解釈した方が無難な気はする。」

鼎「新庄監督には、観客動員数でも、チームの成績でも、グッズの売上額でもなんでもいいから、何らかの部分で去年よりも上向いた部分を見せてほしいよね。」

愛原「チームの成績をたった1年で上げるのは難しいだろうが、観客数なり売上なり視聴率なり、他の何らかの部分で何らかの成果は、さすがに今年中に欲しいわな。」

逆沢「私は、低迷中のチームをあの手この手で盛り上げようと頑張ってる新庄さんの姿自体に好感もってたりするんだけどね~。結果はどうであれ、頑張りは評価したいというか。」

愛原「そういう結果抜きで頑張りを評価できる時代なら、やってる感なんてキーワード自体、はやらなかった気もするけどな。」

鼎「私も、それは感じたかも。昔は結果はどうであれ、頑張ってるフリができれば評価される時代だったから。みんなより早く出社して、みんなより遅くまで会社に残れば、それだけで評価される時代というか。バットを誰より多く素振りすれば、野球選手として努力家と認められたりとか。うさぎ跳びとかも含めて、とにかく人より汗を流して、苦労して、頑張ったら、それだけで評価された時代というか。」

逆沢「そういう風潮で、自分だけ定時出社定時帰宅みたいなマネをしたら、それだけで評価が激減しそうね。やる気が見られないとか、和を乱したとか。私に言わせれば、そういう労使契約なら、それで別に構わないと思うんだけど。」

愛原「まぁ、裏を返せば、今の世の中は、昔と比べて、無駄な努力を評価できるほど、社会に余力がないのかも知れないな。」

逆沢「昔なら、それがうさぎ跳びのような無駄な努力であっても、やる気をちゃんと見せてれば、一定の評価はできたけど、今はそんな無駄な行為に貴重なリソースを消費するような奴は、全く評価できないみたいな風潮に変わりつつあるってか?」

鼎「やる気とか、努力よりも、結果を求められている時代に変わりつつあるというのなら、そんな気は確かにするかも。」

愛原「でも、その結果とやらは、必ずしも分かりやすく可視化できるものばかりではないからな。その結果、生まれたのがやってる感のような気もする。」

逆沢「頑張ってるフリだけでなく、適切に、迅速に対応しているフリ、結果を出しているフリ。それをあたかもきちんとしているように振るまおうとした結果、やってる感ばかりが悪目立ちし始めていると。」

鼎「結果を出しているフリという意味では、アベノミクスとか、その典型例だよね。統計不正とか、資料の破棄や隠蔽や改ざんをしてまで、表向きの数値を綺麗に見せようとしたりとか。あるいは年金や日銀のお金を無尽蔵に突っ込んで株価の上昇を演じ続けたりとか。」

逆沢「まさにやってる感そのものね。日経平均株価とか、アピールしやすい分かりやすい指標だけでみれば、十分に結果が出ているように見えるけど、実際はハリボテ。他国と比較すれば、むしろ過去にないスピードで経済的地位を凋落させた実態をみれば、やってる感以外の何物でもないというか。」

愛原「実際にやってた他国と、やってる感を出してただけの日本の差が、くっきり出た感じだな。日本以外の国は真っ当に頑張り、真っ当に結果を出している中、日本は、いかにも本気で頑張ってます感だけをだし、統計不正などで結果を出しているフリだけをし続けた。」

逆沢「ただそのハリボテの製作費が、シャレにならないのよね~。ライバルが、3000万円で家を建ててる中、安倍ちゃんは、6000万円の予算をかけて、家に見えるハリボテを作っただけというのが、最高に罪深いというか。」

鼎「株価を釣り上げる為に公金をたくさん入れすぎた結果、事実上の国営企業状態になった所も多そうだけど、だからといって今更元に戻そうとしたら、今度は株価が暴落して日本発のリーマン・ショックを引き起こしかねないから、それはできないし。統計不正も、元のデータが残ってないから、今更正しいデータに復元もできないし。壊したくても壊せないから、とりあえず飾り続けるしかない状態というのが困るよね。」

愛原「まぁ、それでもアベノミクスをいまだに評価し続ける御仁も多いけどな。」

逆沢「それを言ったら、アベノマスクの方ですら、やらないよりマシだったとか。当時としては適切な判断だったとか。いまだに擁護する人はいるからね~。費用対効果とか度外視で。全国一斉休校とか、そういうのも含めて、擁護する人はとにかく擁護しまくるというか。」

鼎「でも、やってる感というのは、そういう擁護してくれる人が、少なからずいる時によく見られるものでもあるよね。」

愛原「大多数からバッシングされるような行為をしても、やってる感にはつながらないからな。ある人からすればやってる感丸出しでも、別の人からすれば、よくやってるとか、頑張ってると思わせる効果があるからこそ、やってる感を出すというか、そういうパフォーマンスをするんだろうし。」

逆沢「あー、なるほど。そういえばそうね。パチンコ店叩きの時も、全国一斉休校のときも、アベノマスクの時も、お酒禁止の時も、イベント中止要請の時も、それなりには賛同者はいたわけだし。今回の広島県知事の駅伝中止にしても、あるいは全国の学校で多発してる修学旅行の中止ラッシュにしても、仕方ない程度以上には、多くの人が容認の意思を示しているわけだから。」

愛原「そう。内心では馬鹿馬鹿しいと思っていたとしても、積極的であれ、消極的であれ、それなりの人は容認している。そういう意味では、やってる感を出すのに成功しているとはいえる。大多数の人が反発したら、吉村知事のイソジン騒動の時のように、やってる感がどうこういわれるまでに潰されて終わるからな。」

鼎「そう考えると、やってる感が蔓延している時期は、それを(程度はどうであれ)容認している層と、やはり程度はどうであれ反発している層が拮抗している時に起きる特有の現象かも知れないよね。心の中では反発したり違和感を感じていたりするけど、それでも仕方ないと消極的に容認もしているみたいな、両方の感情が混ざってる状態の人も多そうな時期でもあるというか。」

愛原「そうかも知れんな。少なくとも昭和的な努力至上主義的な時代に、多用されるキーワードでもない。しかし無駄な努力から決別できるほど、みんなが割り切れている訳でもない。だから半数の人間は、やってる感ばかり出しやがってと反発もするけど、それでもやってる感を出すパフォーマンスをした方が世論的に有利な程度にはそれが支持されている中途半端な時代特有のものかも知れんな。」

逆沢「私としては、単に無駄な努力で留まるなら、お前の勝手だから好きにしろとも言えるけど、無駄な努力にリソースを割いてしまった結果、他に必要な部分にリソースが回らなくなるのは率直に困るわ。」

鼎「無駄に朝早く出勤させて、夜遅く退社させる的なのは、誰にとっても時間の損失でしかないよね。あるいは最後の一人が仕事を終えるまで、みんなその場で待ち続けるみたいなのは。」

逆沢「けど世の中には、【何もやらないよりはマシ】論者とかもいるからね~。暇な時にさっさと仕事を終わらせてスマホゲームで残りの就業時間を潰すような無能な怠け者になるくらいなら、暇な時でもなんとか仕事を引き延ばして頑張ってるふりをし続ける無能な働き者の方が、百倍マシ的思考というか。」

愛原「発明の世界なんかは、千の失敗の結果、得られるものでもあるから、一見無駄の積み重ねに思える行為自体も決して無駄ではないのだが、ただ失敗の中身にもよるからな。同じ失敗、同じ実験をただ機械的に繰り返すだけなら、それは1万回繰り返そうと、無駄な行為の繰り返しでしかないだろうし。少なくともうさぎ跳びみたいな、分かる人は明らかに無駄でしかない行為を盲目的にやるくらいなら、何もやらない方がむしろマシだからな。」

逆沢「とか言って何もやらないと叩かれるから、パチンコ店のせいにしたり、酒のせいにしたり、常に何かのせいにしてそれを叩くことでやってる感を出したり、するんだろうけどね。何もやってないと【政府や行政は、何の対策もしようとしない。税金泥棒だ。】みたいな批判にさらされるから。」

愛原「政府も行政も、有能であればそれに越した事はないが、不幸にも無能であった時に、どっちが尊ばれるか?という話でもあるわな。昭和の体育会系的な価値観ならば、何もやらないのは罪。出来が悪いなら、せめて人より早く出社するなりしてやる気を見せろ的な、働き者の方を尊ぶのだろうし。」

逆沢「いくら仕事がなくて暇でも、ぼうっとしてたら叩かれるから、とにかく手を動かして働いてるフリをしなければならないみたいな感じになるわけね。ある意味、全国一斉休校もアベノマスクも、働き者が【何もしてないと叩かれるから】みたいな心理に陥ったからと考えたらしっくりいくと。」

鼎「ナチスドイツや大日本帝国が、第二次世界大戦を引き起こしたのも、行き詰った国内状況を打破するために、働き者がやってる感を出すためにやった結果と考えたら、すごく辻褄が合いそうだよね。」

愛原「政府の立場からすれば、どんな苦境に対しても【手の打ちようがありません】とか【どうしようもありません】みたいな事は、とても口にできないからな。表向きは政府が動いたところでどうにもならない問題だと思っても、問題が起こったなら、何らかのアクションなりポーズは取らざるを得ない。で、怠け者なら怠け者なりにポーズだけでお茶を濁したりするのだが、働き者にはそれができないからな。」

逆沢「まともな働き者ならいいけど、そうでないと、とんでもない行動を取ったりするってことね。無謀な戦争に打って出たり。貴重な財源を湯水のように垂れ流す暴挙に打って出たり。統計や文書の改ざんをしたり、その不正の告発者を社会的に抹殺したり、大本営発表をするなどして、表面上だけ繕うような暴挙に打って出たり。みたいな。」

鼎「少なくとも、やってる感を出すために、やる必要もない事をして人々の負担だけ増やしたり、嘘の結果を平気で出すようになったら怖いよね。」

愛原「ただ、うさぎ跳びじゃないが、苦労さえすれば、苦痛さえ受け入れれば、負担なり犠牲なり受け入れれば、できるだけ努力した扱いになる妙な文化は、古代からあるからな。」

逆沢「古代で火山が噴火するなどのバッドイベントが起きるたびに、村娘をイケニエに捧げるみたいな文化も、そういう流れだろうしね。何らかの犠牲なり負担なり苦痛なりを自ら引き受けたら、自分たちなりに精一杯の努力というか、精一杯の誠意をみせた扱いになるってのは。」

鼎「その流れのままに、パチンコ店とか、イベント会社とか、特定の業界を苦痛にさらす事で、やってる感を出すというのは、あまりに時代錯誤な気もするけど。全然文明的じゃないというか。」

愛原「まぁ、人間は常に正解が欲しい生き物だからな。どんな非科学的な根拠であっても、【こうすれば問題は解決できる】という正解が欲しいのだ。だから【火山が噴火したから仕方ない】ではなく、こうすれば神の怒りを収められるという正解を誰かが考え出す。その流れのままに【こうすればコロナにも人類社会は打ち勝てる】という正解があるとも信じているし、またそれを政府に求めているのだろう。」

鼎「だから交通事故とかが起きても、こうすれば事故に巻き込まれずに済んだはずとか、被害を抑えられていたはずみたいな論理で、やたら被害者叩きをする人も出るよね。彼らは正解(適切な対応)を選べなかった愚か者だから不幸に巻き込まれただけに過ぎないと、信じたがっている人達がそれなりにいるというか。」

愛原「一本電車に乗るのを遅らせたせいで事故に巻き込まれずに済んだみたいな運の要素はあっても、人智の及ぶ範囲で防げる不幸なんて知れているんだけどな。乗った飛行機が墜落するとなった時に、今いるビルが放火されそうになった時に、死角から暴漢に刺されそうになった時に、突然の地震や津波の被害に巻き込まれそうになった時に、本人の努力で被害者にならないように適切に回避できる行動の範囲なんて、たかが知れている。」

逆沢「でもそういう諦めというか、割り切りができない人も少なからずいるからね~。で、そういう人達が、政府なり預言者なりに適切な対応を強く求める。そうなるとお上も、何らかの対応というか、やってる感を出さないとならないというか。だから古代なら、イケニエを捧げましょうみたいな感じになるし、今なら一斉休校をしましょうとかイソジン使いましょうみたいな感じになるだけというか。放火事件が起きればガソリン規制しましょうとか、ボウガン射殺事件が起きればボウガン規制をしましょうとか、小学生が事故に巻き込まれたら短期間だけ集団下校させましょうとか、そういうのも典型的なやってる感だし。で、それだけで人を納得させるのが難しいなら、今度はデータを改ざんしてでも納得させるしかないというか。」

愛原「お上に対応を丸投げしてれば安心できる内は、まだマシだわな。それでも足りなくなったら、大衆ランクで、トンデモ行為をする輩も出始めるからな。東日本大震災の時は訳の分からない自粛ブームが起きたし。コロナ騒動の時も自粛警察とやらが暴れまわったり。不安に駆られた人達が、自分たちでもできる事を求めて、とんでもない行為に走ったりする。怠け者ではいられない。安心を得るために、自分でもできることは自分でもやらないと気が済まない程に、心理的に追い詰められてしまっているのだ。」

逆沢「お前個人が勝手に自粛するのは勝手だけど、それを他人に押し付けるなよという思いね。まぁコロナ騒動に関しては、政府自体が自粛を要請するという、日本語的に訳わからない行動に出たのも、自粛警察にとってはいいアシストになってしまったんだろうけど。」

鼎「なんか典型的な、【安全より安心】論だよね。科学的見地からみた安全には実は興味がなくて、納得できる安心感だけが欲しいというか。」

愛原「政府が対策をしたと言ってくれたら、なんとなく安心できた気になれる。政府が悪い奴を特定してくれて、そいつを叩いてくれたら、ようやく一息つける。それでも足りないなら、自粛に協力することで、ようやく自分なりにできることはやったと世の中に貢献した気になれる。それでも足りないなら、自粛に協力しない者を叩くことで、改めて自分は社会のために働いた気になれる。って感じなんだろうな。」

逆沢「そういう感じだから、何者かに不安をあおられると、それだけでぐらついたりするわけね。どれだけ致死率や重症化率が低くとも、みんなが怖いと騒げば、本当に怖いと感じてしまう。逆に安心安全を連呼されれば、本当にその気になってしまう。あいつが悪いと言われれば、本当にそいつが悪いように感じてしまう。みたいな感じで。」

愛原「何をもって安心と感じるかは知らんが、日本人の場合は、とにかくみんなというか、世論が基準らしいわな。だからコロナワクチンにしても、みんなが打ちたがるようになったら、一気にその流れが加速して、今では世界トップランクの接種率になってるとか。」

鼎「でも、そういうの。種の保存的には良くないそうだよね。仮にそのワクチンに大きな問題があったら、人種自体が存亡の危機に立たされる事になるから。リスク分散の意味では、本来、いくらかの人は打たないままくらいの方が、ワクチンに問題があった場合のリスク回避になるというか。」

愛原「その論には肯定も否定もできないが、まぁ他国の人は、日本人ほどには世論には流されにくいだろうな。良くも悪くも個がしっかりあるから。」

逆沢「そういえば、沈没船ジョークでも、日本人はそんな感じだったわね。沈没船から乗客を救うために船長がなんと呼び掛けたら効果絶大かを皮肉ったエスニックジョークなんだけど。」

愛原「ああ、アメリカ人に対しては【飛び込んだらヒーローになれますよ】と。ドイツ人に対しては【規則ですから】と。イギリス人に対しては【紳士はこういう時に飛び込むものだ】と。イタリア人には【美女が泳いでますよ】か【美女のハートをつかめますよ】と。ロシア人には【ウオッカの瓶が流れてますよ】と。フランス人には【飛び込むな】と言えば反発して飛び込む。韓国人には【日本人は飛び込みましたよ】と言えば負けるもんかと対抗心をもって飛び込む。そして日本人に対しては【みんな飛び込んでますよ】とか【みんな既に飛び込みましたよ】みたいな感じでみんなという言葉を織り込めば、率先して飛び込むという奴だな。同調圧力自体は世界中にあるが、日本人の同調圧力に対する抵抗力の弱さに関しては、おそらく世界の常識になってるのかも知れないな。ワクチンの接種率の推移自体も、まさにそんな感じだし。」

逆沢「流言飛語の計略にクソ弱そうな民族性ね~。ステマとかにも弱そうというか。」

愛原「まぁそれでも、やってる感という言葉がようやくはやり言葉みたいになりつつあるのは、いい変化だと思う。努力が悪いとは言わないが、それとリソースの無駄遣いは別問題だからな。精一杯やった結果なら、結果的にどんなまずい事になっても許されるというのは違う。というか、精一杯国民のために全力で誠実にやってるようにみえても、実際は単に醜い利権まみれかも知れないからな。アベノマスクとかにしても。」

逆沢「真面目とか、誠実とか、努力とか、そういうのは、結局うわべだけで、本当のところは分からないことも多いからね~。残念だけど。」

鼎「だったらデータとか、統計とか、実績とか、結果とか、そういうのを客観的に分析して、その可否を判断するしかないよね。それらすら改ざんされたりすると、もうお手上げだけど。」

愛原「やってる感というキーワード自体がよく使われるようになった事自体は、世の中にとってもおそらく進歩だと思う。彼らのやることを盲目的に信じる原始宗教的な状態からの変化と思えば、はるかに文明的だからな。ただ今は、そのせめぎあいのタイミング。無能でも全力で頑張るやつは美しいという価値観と、余計なことはしない方がマシという価値観が、互角にぶつかり合っている段階なのだろう。」

鼎「私は、熱血漫画とか割と好きだから、ダメキャラが人一倍で努力して報われる展開の方を支持はしたいけど。」

愛原「無能という単語が不適切なのかも知れないな。たとえば、無能を邪悪と置き換えたらどうだ? 邪悪な者が、あの手この手必死になって、主人公に対して汚い手を使ってくる。逆恨みを晴らす為に、しつこく刺客を放ってくる。世界を滅亡させるために自ら命を投げ出す覚悟をするみたいな。」

逆沢「最近は、世の中に恨みをもった人間が、色んな事件を起こす類も増えてるけど、そういう働き者はいらんわ。静かに寝ててくれとしか。」

鼎「善玉であれ、悪玉であれ、目立つ活躍ができる人は、たいてい働き者ではあると思うけど。善行であれ、悪事であれ、企画力も実行力もある働き者でないと、実現できないことも多いだろうから。」

逆沢「何もできない奴扱いされるのが嫌とか、怠け者扱いされるのが嫌という、ある種プライドの高い人が、良くも悪くも働き者になるのかもね。残念ながら怠け者とか臆病者という表現も、ある種の侮蔑的ニュアンスを含んでしまってるから。」

愛原「そういう意味でも、やってる感という単語が広がるのは、いい事かも知れないな。今の世の中に必要なのは、休息な気もするし。働いてるフリとか、そういうの、馬鹿馬鹿しいから。休める時くらい休ませろ。無駄な努力とか、やめさせろとか。しなくてもいい負担まで押し付けるな。しなくてもいい我慢を強要するなというか。」

鼎「練習のための練習もそうだけど、目的意識のない行動は、退屈だよね。もちろん指導者次第では、一見無意味に思える練習でも、実はすごい効果があったみたいな事もあるから、全てが悪いとは言わないけど。けどそれでも、【黙って俺の言うとおりにやれ】ではなく、その練習、その仕事に、どういう根拠や目的があるのかを分かりやすく説明くらいしてほしいというか。」

逆沢「何の疑いも持たず真面目に配達業務をこなしていると思ったら、実は単なる受け子だったって事もあるからね~。」

愛原「世の中には、暇な時間に耐えられないという生来の働き者もいるだろうし。もちろん、そういう彼らは人一倍尊敬される素質はあるのだが、だからこそせっかくの素質の無駄遣いをして欲しくないとも思う。邪悪な働き者になってしまうと、みんなにとっても自分自身にとっても、残念な結果しか生まないからな。」

鼎「世の中には名声欲が強いいいカッコしいの人もいるけど、そういう人も、無能な働き者になりやすいから、やってる感を批判されてると感じたら、もっと自重してほしいよね。」

逆沢「そこで自重できる人なら、邪悪な働き者にはならずに済むだろうしね。少なくとも功績を偽装するために色々改ざんしたり、誰かに無益な労役を課したり、誰かを悪玉に仕立て上げたりとか、そういう風にだけは堕ちて欲しくないわね。」

愛原「少なくともこんにゃくゼリー騒動の時のような、訳の分からない大騒ぎはもう終わりにして欲しい。勝手に不安を感じて、実効性があるかどう分からない対策案でやってます感だけ出して、みたいなマッチポンプの茶番劇はもううんざりだ。」

鼎「みんなが作り上げる雰囲気ではなく、ちゃんとした情報を根拠にできる風潮に変わっていければいいよね。そうすれば情報が軽視されて、改ざんや隠蔽が当たり前のおかしな風潮も改められてもいくと思うし。」

愛原「俺としては、とりあえず余計な負担をこれ以上、押し付けるな。人の楽しみや機会を無闇に奪うな。働く文化だけでなく休む文化も、もっと大切にしろとまず言いたいな。」

逆沢「お前が言うと、怠け者の言い訳にしか聞こえんのが残念だけどね。」

愛原「グフフ。怠け者なのは事実だから、言い訳ではなくむしろ本音だな。」

逆沢「なんだ。真面目に聞いて損したわ。」

愛原「たわごとだから、これでいいのだ。という訳で今回のお題はこれで終わり。」









過去のたわごと 
2022年     1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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