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愛原様のたわごと(22年7月3日)








逆沢「あー、クソ暑い~。」

愛原「年々温暖化が進んでる感じだわな。特に今年は、6月末の時点で大概暑かった。冬に水道管や水たまりが凍ったり、ツララができたり、霜焼けができたりするようなのは、数十年前と比べてかなり稀になったが、その分だけ確実に夏は暑くなっていると思う。」

鼎「それもあってか、なんか今年の夏は、節電節電と騒がしいよね。」

愛原「大震災のような非常事態ならともかく、そうでもないのに電力不足なんて、先進国としてはかなり恥ずかしい話なんだけどな。少なくとも日本経済が強かった時代では考えられない事態というか。」

逆沢「私的には、電力不足なんて、北朝鮮とか南アフリカとか、あぁいった国特有の話でしか、なかったんだけどね~。まさか日本もそういった国の仲間入りを果たすほどにまで落ちぶれるとは、夢にも思わなかったわ。」

愛原「円安が進みすぎて、電力を安定供給できるだけの燃料が輸入困難になったという事だろうな。」

鼎「でも政府は、夏の暑さのせいにしたり、ロシアの戦争のせいにしたり、してるだけだよね。」

愛原「自分たち以外の誰かのせいにしたり、天気のせいにして、自分は何もしようとしない。何も責任を取らないその場しのぎのことだけ考えて、抜本的な対応策を30年間何も考えてこなかったツケが、色んな所で回ってきてる感じだな。

逆沢「節電とか、典型的なその場しのぎの弥縫策だしね~。何の根本的解決にもなっていないというか。」

鼎「温暖化対策にしても、少子高齢化対策にしても、技術振興策にしても、財政再建にしても、経済競争力強化にしても、本当に何もしてこなかったよね。景気対策という名の念仏を選挙のたびに繰り返してきただけで。」

愛原「手っ取り早く景気対策をしようとすれば、公共工事とか、補助金とか、円安政策とか、くらいしか残らないからな。だが税金で雇用や産業を守ろうとするほど、潰れるべきゾンビ企業がますます延命するだけで、産業の新陳代謝や技術革新はますます遠のく。各企業にしてみれば、現状維持で今まで通りにメシを食えるなら、わざわざそんなリスキーな事をする必要が無くなってしまうからだ。」

逆沢「新しい技術を開発しなくても、古い産業を淘汰しなくても、それでも飯を食えるなら、そりゃあ誰だってそんなリスキーな真似をしようとは思わないだろうからね~。」

愛原「【必要は発明の母】とも言われるが、逆を言えば変える必要がなければ、新しい何かを生み出す積極的な動機も無くなるからな。」

逆沢「その結果、日本はいつの間にか技術力でも他国に追い抜かれ、経済力でもここまで落ちぶれてしまったと。」

愛原「誰だって、会社をクビになりたくない。会社を倒産させたくもない。不採算事業だからという理由で、仕事を切られたくない。リストラなんてしたくない。そんな事は分かってる。しかしそれをやらないと、やがて落ちぶれてしまうのは必然だからな。」

鼎「必要なのは、人材を適正に再配置していく仕組みだよね。」

愛原「人材だけに限った話ではないけどな。人も、物も、カネも、局面に応じて柔軟に再配置していく必要がある。カメラ屋はずっとカメラだけを作っていればいい。ミシン屋はずっとミシンだけを作っていればいい。本屋は本だけを売っていればいい。ゲームショップはゲームだけを売っていればいい。みたいな事には残念ながらならない。カメラやミシンが以前ほど売れなくなったなら、それ以外の分野にも手を伸ばすか、何らかの優位性なり工夫なりが必要になる。ならざるを得ない。」

逆沢「けどこの国の政府は、可能な限り、世の中の仕組みを変えなくていいように頑張り続けた。可能な限り現状を保守する思想の政党に、何十年も政権を任せてしまった。その結果、確かに変えなくてもそれなりに快適に過ごせるようにはなったけど、その代わり、変える事を厭わなかった他の国にどんどん追い付かれ、追い抜かれしていった。そしていつの間にか、ワクチンすら自前で生産できない国になってしまったと。」

鼎「確かに現状を変えてばかりではしんどいけど、だからといって全く変えないというのも考えものって感じかな?」

逆沢「変えなくても現状維持くらいはできるだけの余力がある状況ならまだしも、その現状維持すらできなくなったら、変えざるを得ないと思うけどね~。私は。」

愛原「その変える行為が、ちゃんとしたものなら救いもあるが、その場しのぎだけで済まされるのは正直困る。」

逆沢「まぁここ30年間ほどは、その場しのぎだけで、一応はしのぎ切れたみたいだけどね。」

愛原「しのぎ切れたというよりは、問題の先送りでごまかしてきたというだけの話だろうけどな。特にアベノミクスは、その典型だった。」

鼎「アベノミクスは、家計の赤字を補填するためにサラ金でお金を借りたようなものだよね。その場しのぎの中でも最低のものというか。今をしのぐために、未来に大変な負債を押し付けてしまったわけだから。」

愛原「問題の先送りが必ず悪いものとは言わんが、後のことを考えずというのは無責任に過ぎるわな。返済計画も出口戦略もないまま、国債乱発、札束刷りまくりとか、ちょっとひどすぎる。」

逆沢「ま、問題の先送り行為自体は、ファンタジーの世界でも定番だけどね。魔王を封印した系とか。」

鼎「本当は魔王を滅ぼしたいところだけど、当時の力ではそれは無理とか、非常にハイリスクだったから、やむなく封印という手段を取る事で、問題の先送りをしたという内容だけど、だとすればなおのこと。魔王を封印した後にどうすべきか?を、真剣に検討しないと駄目だよね。」

愛原「それが最適手だったかどうかはともかくとして、とにかく封印という手段を選んでしまった以上は、その後の展開に無関心という選択肢だけはあり得んわな。であれば、出口戦略も語れないまま、異次元緩和とやらを10年近くもやり続けた日銀黒田並にひどすぎるとしか言いようがない。」

鼎「封印後に確認・検討検証・対策すべき事はたくさんあるよね。まずは封印がいつ頃解けるか? その封印は延長が可能か? 封印を続けることによるリスクは? 封印が解けたらどうなるか? 再封印は可能か? 封印が解けるまでに魔王を倒せるだけの力を付ける事は可能か? またどうやってそれだけの力をつけるか? などなど。」

愛原「そういう事。検討すべきこと。準備すべきこと。対策すべきことは、たくさんある。問題の先送りをしたから、問題解決になるのではなく、むしろ問題を解決するためにすべき事が増えたかも知れないというのが実際のところだ。」

逆沢「ただ、たとえば封印が解けるまであと300年とか言われても、誰も真剣に対策を考えたりしない気がするのは私だけか? どうせその頃には今生きてる世代は誰もいなくなってるし、300年も後の話なら、その頃には技術革新も進んでるだろうから、まぁ何とかなるだろうと安易に考えて、事実上そのまま放置されたりとか。」

鼎「実際、そんなシナリオの作品もあるよね。時代が流れて、魔王が封印されたままになってるという事実すら、(一部の賢者を除いて)みんな忘れてしまってたり。」

愛原「まぁ、その方がリアルだろうな。地球温暖化にしても、少子高齢化にしても、アベノミクスにしても、わずか十数年後、数十年後に訪れるであろう悲劇にすら、人は無関心になれる生き物だからな。」

鼎「正常性バイアスというものだよね。大した根拠もないのに、【なんか大げさに騒いでる奴がいるが、どうせタチの悪いデマだろうし、関わらないでいよう】とか、【その時が来たら来たで、まぁ何とかなるさ】とか、【どうせまた、誰かが何とかしてくれるだろ】と思い込んでしまう心理というか。」

逆沢「都合の悪いことは信じない。あるいは、何とかなるさとか、誰かが解決してくれるだろうと思い込み、結局何もしない。みたいな感じね。」

愛原「もちろん何の力もないモブの立場でできる範囲というのは、たかが知れている。そういう意味で、誰かが何とかしてくれる事を期待するしかない立場の者がそれなりにいても当然であり、そこはまぁ仕方ないのかも知れないが。」

逆沢「けど、デマ扱いしたりして、真剣に問題に立ち向かおうとしている者の活動を妨害するような奴に関しては、さすがに擁護のしようもないけどね。」

鼎「けど今でもなお、そういう人はいるよね。地球温暖化問題にしても、グレタ教とか言って人をコケにするような論調でそれを否定する人達とか。ノストラダムスの大予言に対する認識と同レベルというか。」

愛原「今でこそかなり大人しくなったが、MMT論者とかも、安倍政権時代はうっとおしいくらい多くいて、本当に不愉快だったな。」

逆沢「今でも安倍信者は、それなりに多くいるけどね。少なくとも国会では、与党最大派閥を率いている程度には。今回の選挙でも、また多くの安倍派メンパーが再選すると予想するわ。」

鼎「ここまで状況が悪化しても、まだ悪化しているという事実を認めたがらない人とか、変えるリスクを容認できない人とかが多いと、すごく困るよね。」

愛原「まぁ、地球温暖化問題一つとっても、おかげでほとんど前に進まないのが現状だからな。人が持つ正常性バイアスに抗うのは、本当に難しいんだなと感じさせる。」

逆沢「全世界的には、まだ容認できる範囲だからじゃね? 日本みたいに元々温暖気候で、かつ電力不足とか騒ぎ出すくらいに借金漬けで貧しい国ならともかく、アメリカやヨーロッパにとってみれば、気候的にも経済的にも、まだ十分耐えられそうなレベルだし。」

鼎「けど日本国内に限って言えば、猛暑も電力不足も、悪性インフレによる物価高も、既に喫緊の問題だよね。」

愛原「明らかに、抜本的な解決手段が必要とされる局面にかかっているわな。節電とか、節約とか、その場しのぎでなんとかなる段階はとっくに過ぎている。」

逆沢「まぁ猛暑に関しては、東京オリンピックの時に、東京都知事が打ち水とか、真顔で言ってたくらいだしね~。その場しのぎにすら、なってないというか。」

鼎「行政の人がやってるのは、抜本的解決はおろか弥縫策ですらなく、やってるのは打ち水のような、中身のないやってる感の演出と、後は言い訳だよね。ロシアのせいとか、原油価格の高騰のせいとか。」

逆沢「言い訳にすら、なってないだろ? ブラックバスやアライグマが繁殖して生態系を破壊したら、それはブラックバスやアライグマのせいなのか? それを無責任に放ったり、放置した奴のせいだろ?」

愛原「猛暑のせいで電力が足りなくなるとか、役人どもは言ってやがるが、猛暑にライダーキックでもする気か?って感じだな。」

鼎「自然災害のせいにして責任転嫁するのは簡単だけど、それは人間の叡智の否定でしかないよね。猛暑だから仕方ないではなく、どうやって猛暑を和らげるか?を考え続ける事で、人類は進歩してきた訳だし。電力が足りないなら、じゃあどうやって電力を確保するか? 貧しい生活から抜け出したいなら、どうやって豊かになるか? 衰退を食い止めたいなら、どうやってそれを食い止めるか? 人間はいつでも、そうやって叡智を示し続ける事で発展し続けてきたわけだから。」

愛原「少なくとも言い訳ややってる感で留まってるようでは、話にならないわな。」

鼎「そう遠くないうちに魔王が復活するというのなら、それに対する対策を編み出してこそ、人間の叡智だよね。」

逆沢「どれだけもっともらしく言い訳しても、何の解決にもならないからね。ましてや魔王が悪いと責任を転嫁してもむなしいだけだし。怪しい祈祷師を連れて来てお祈りしましたみたいな、やってる感でお茶を濁すのも論外だし。」

愛原「言い訳ややってる感だけで、魔王が倒せたら苦労もしないわな。」

逆沢「魔王どころか、一匹のアライグマすら倒せんわ♪ それなりに真面目に対策しない限りは。」

鼎「仮に精いっぱい努力して、精一杯叡智の限りを尽くして、それでもどうにもできなかったなら、仕方ない部分もあるだろうけど、正常性バイアスに囚われて、対策らしい対策を何もしないまま、その結果、災厄が起きたなら、それは対策しなかった人達による自業自得でしかないよね。」

愛原「そう。特にそれができる立場。それをしなければならない立場の責任は重大だ。たとえば物価高問題や円安問題でいえば、それに対処できる権限があるのは、日銀と政府しかないのだから、当然その両者が筆頭になる。一般人に通貨の発行権があるわけでもないし、政策金利の操作権も、財政出動権も税の徴収権もないのだから、一般人に責任を問いようもないし。もちろん当の一般人自身が、無責任な政府や日銀の対応を支持したり、円安政策や、出口戦略なき異次元緩和を支持し続けているとなったら、その一般人にも責任の一端はあるかも知れないが。」

鼎「警察がちゃんと動かなかった結果、事件が最悪な方向に向かったなら、警察が相応の賠償責任を負っても仕方ないようなものだよね。事件そのものを引き起こしたのは、邪悪な犯人であっても、それで真面目に動かなかった警察が免責される訳ではないのと同じというか。」

愛原「そういうこと。対策をすべき部署がその職務を放棄したなら、その部署の責任は厳しく問われるべきだ。彼らはその職務を全うする事を条件に、相応の対価を得ているはずだし、また、そういう契約になってるはずだから。」

逆沢「ただ、そういう連中ですら、正常性バイアスに囚われて、楽観的で無責任な対応を取りたがる類は、割といそうだから困るんだわ。しなくていい理由ばかり考えるというか。」

鼎「その場しのぎでも、何とかなると考えているのかな? そういう部署の専門家は、大体、自分のことを頭がいいと考えているみたいだから。官僚にしろ政治家にしても。」

愛原「漫画の世界でも、いわゆる機転・機知が利く、頭のいいキャラというのは割といるが、機転や機知は、本来はその場しのぎにしかならないものなんだけどな。」

逆沢「その場しのぎで言い訳しまくる奴とか、まさにその典型ね。本人は自分のことを頭がいいとか、舌が回ると思い込んでいそうだけど、所詮はその場しのぎの言い訳でしかないから、録音でも取られてたら、最初に言ってたことと、後でいったことの内容が正反対って事もまるで珍しくないというか。」

愛原「その場しのぎの機転・機知だけで、戦況をひっくり返せる局面なんてたかが知れている。漫画の世界では、圧倒的に不利な局面を、その場の機転や機知でひっくり返すようなシーンが多々あるが、あれはあくまでファンタジーだからな。」

逆沢「まぁ、漫画の世界は、気合いだけで体力が無限に湧いてきたり。その気になれば、いつでも覚醒とかパワーアップが可能だったり。リスクさえ負う覚悟があれば、いくらでも強力な切り札となる必殺技を放つことができたり。何でもアリだからね~。」

鼎「【こんな事もあろうかと】的なノリで、実は前もって切り札を準備していた事になってたりするケースも多いよね。」

愛原「けど【こんな事もあろうかと】を実際にやってのけるには、あらかじめ準備が必要だからな。その場しのぎの機転・機知ではなく、文字通り、そういう事態に陥る事を覚悟して、前もった準備をしておく必要がある。」

鼎「魔王を倒すには倒せるだけの準備が必要になるし、魔王を封印するにも封印するだけの準備が必要になるって感じだよね。その場の機転・機知だけでできるものではないというか。」

逆沢「というか、その場の機転・機知だけでできるような簡単なものなら、別に悩む必要もないしね。魔王が復活したらしたで、またお得意の機転・機知で魔王を再封印するなり、倒しちゃえば済む話だし。」

愛原「その場しのぎの機転・機知というか、戦術レベルで戦略レベルの不利をひっくり返せるくらいの差なら、それほど悩まずに済むかもしれないけどな。」

鼎「けどその場しのぎで解決できない問題の方が、世の中では多いよね。たとえば少子高齢化問題を解決するには、最低でも20年はかかるだろうし。」

逆沢「あえてその場しのぎの戦術レベルで少子高齢化を何とかするというなら、移民政策くらいしか思い浮かばないわ。もっとも移民政策と円安政策は、全くかみ合わないけど。移民政策を推し進めたいなら、できるだけ自国通貨の価値を高めないと、出稼ぎにも来てくれにくくなるだろうから。」

鼎「地球温暖化対策も、為替対策も、財政健全化も、技術振興も、その場しのぎでできる範囲は、たかが知れてるよね。」

愛原「無理やりその場しのぎでやろうとすると、アベノミクスみたいな方法しか残らなくなるからな。」

逆沢「高利貸しからカネ借りて当座をしのぐようなのは、その場しのぎの中でも最悪の部類じゃねえか?」

愛原「借金が悪という気は全くないが、それはちゃんとした返済計画なり出口戦略があっての話だからな。東名高速を作るための建設国債というなら、投資に見合う回収が十分に見込めるから反対する理由もないが、ゾンビ企業やゾンビ万年与党を延命させる為の投資とかなら、論外としか言えん。」

鼎「最低なその場しのぎとしては、やってる感出すだけとか、言い訳でごまかすというのも、当てはまりそうだよね。」

愛原「問題解決につなげるという意味では効果ゼロの超愚策だが、自己保身術としてはなかなかに強力だからな。他人に責任転嫁するとか、努力している振りだけ一生懸命やってやってる感だけ出すというのは。」

逆沢「つうか、問題解決に何の貢献もしてないのに、あっさり許すなよ。そんな奴。」

愛原「日本人は、仕事ができる奴より、遅くまでサービス残業して頑張る奴の方を評価しがちな人種らしいからな。問題を解決してさっさと家に帰る奴よりは、成果を出なくてもやってる感全開の奴の方が好きなんだろう。あと職場によっては減点主義の所も多いらしいので、自分で責任を取る奴よりも、そもそも責任ある仕事はしないとか、他人に責任を上手くなすりつける奴の方が成功しやすいという側面もあるかも知れない。」

逆沢「その価値観は時代遅れな気もするけど、国の偉いさんが、そういう自己保身術を多用してるところをみる限り、まだまだ世間的には通用してそうなのが怖いわ。」

鼎「できない理由を探すのではなく、どうやったらできるかを考えて欲しいと思うけど、そんな事を言うと、ブラック企業扱いされちゃうかな?」

愛原「できない事はできないと言ってもらった方が助かるに決まってるが、まだ諦めない人を邪魔しないで欲しいとは思うし、【じゃあお前にできる仕事はなんなんだ?】と問いたい気持ちくらいはあるわな。できる仕事に再配置した上で、それに見合う報酬と契約にした方が、誰にとっても幸せに決まってるから。」

逆沢「とはいえ、大和特攻やアベノミクスみたいな愚策をやられても困るから、そこはよく取捨選択していく必要もあるだろうけどね。」

愛原「人は追い詰められると、とんでもない愚策を平気で実行するようにもなるからな。闇金に手を出して破滅する人が後を絶たないのも、それが理由。故に、彼らを責めることはできない。」

逆沢「正常性バイアスに囚われて、取るべき対策を取らなくなるのも困るけど、パニックになって、とんでもないヤケクソ愚策を強行されても困るってか。難しいわね~。」

愛原「一番最悪なのは、まだ追い詰められておらず、時間的にも心理的にも余裕がある時に正常性バイアスに囚われて、その後、追い詰められてから、いきなりパニックを起こすパターンだな。」

鼎「台風が近づくまで何もしなかったのに、台風が迫ってから慌てて屋根を直そうとして、そのまま台風に吹き飛ばされて屋根から落ちるようなパターンだよね。」

逆沢「そんな事になるくらいなら、最後まで何もしないままの方がよほどマシね。」

愛原「そんな最悪の中のマシを選ばれても困るんだけどな。そんな発想ではなく、まだ余裕がある段階で適切に対応を取ってこそ、人間の叡智なんだから。」

逆沢「ただ、その叡智を発揮するにも素質がいるからね~。少なくとも夏休みが終わりそうになってから、あわてて夏休みの宿題を始めるタイプには、まず不向きというか。未来の災厄に備えて、事前に対策を進めるなんてのは。」

愛原「俺に言えるのは、その叡智を発揮できる人の邪魔だけはするなという事だな。自分の代わりに夏休みの宿題を引き受けてくれる人の邪魔をするなんて、ただの愚か者でしかないからな。」

鼎「どんな素晴らしい抜本的な解決策が見つかっても、それに非協力的な人が多いと、どうにもならないし。そこが肝心なのは分かるかも。」

愛原「戦略というのは、個人的な機転・機知だけでなんとかできるものばかりではないからな。何かやろうすれば、お金がかかったり、みんなの協力が必要になったり。当然ながらみんながそれに非協力的であれば、どんな素晴らしい解決策でも、それが成功する事はない。特に国家的プロジェクトとかになると、尚更。」

逆沢「戦術レベルなら、個人的な機転・機知で何とかなる事も多いけど、戦略レベルだと、みんなの協力が必要になる場合が多そうな点が、ちょっと面倒そうね。」

愛原「軍事とかに置き換えると、特に分かりやすいわな。戦術レベルになれば、相手の裏をかくとか、指揮官の知恵比べのウエイトがそれなりに高くなる。しかし戦略レベルだと、そんな簡単な話ではない。相手より多くの兵を集めるにしても、装備を充実させるにしろ、それなりにカネも手間もかかる。指揮官の個人的技量よりも、臣民や近隣勢力との友好関係とか、経済力とか経営手腕とか、もっとマクロの視点が重要になってくる。そしてそれは、その場しのぎでなんとかなるものではない。」

逆沢「戦略レベルで優位に立とうとすると、色々面倒くさいわね~。」

愛原「でも、そういう事だからな。たとえば封印された魔王の復活を何とかしようとすれば、やはり同様の作業が必要になるだろう。手間暇かけて、魔王に勝てるだけの戦力を整備するか? 封印を強化する為の技術研究を盛んにするか? そういう面倒くさい地道な作業をせざるを得なくなるのだ。」

逆沢「救国の英雄による舌先三寸で、復活した魔王が自滅するように仕向けたりできれば、それが一番簡単なのにね~。華麗な戦術的大逆転劇というか。」

鼎「太平洋戦争も、英雄的素質をもったスーパースパイが、原爆を搭載した爆撃機のパイロットを買収して、広島と長崎ではなく、ワシントンとニューヨークに原爆を落とすように調略できれば、もしかして歴史的大逆転はあり得たのかな?」

愛原「爆撃機の航続距離的にそれに似た真似自体、不可能だろう。というかそんな不審な動きを見せた時点で、まずそのパイロットが捕らえられるか、爆撃機自体が撃墜される。そもそも、そんな荒唐無稽な戦術レベルでの大逆転に賭けるしかない時点で、色々終わってる。」

逆沢「安倍ちゃんなら、きっと何とかしてくれるはずと思い込むくらい、危険な発想ってか?」

鼎「どれだけ戦略レベルで勝っていても戦術レベルでひっくり返される事はあり得るけど、だからといって初めから戦術頼りというのは、まず過ぎるよね。」

愛原「竹槍でB29を落とすような発想は、さすがに無謀だわな。」

逆沢「でも打ち水や節電で、猛暑や電力不足を乗り切ろうというあたり、発想レベルに大差ない気もするけどね。」

鼎「もっと抜本的な対策を取らないと駄目だよね。たとえば再生可能エネルギーに関する技術研究が上手くいけば、環境対策もエネルギー政策も大きく改善できるし。それを商用化できれば、経済にもプラスだし。みたいな感じで。」

逆沢「けど日本の世論的には、そういう抜本的な対策ではなく、原発回せ的なその場しのぎの世論ばかりが先行してる気もするけどね。原発の燃料になる核物質も、他国依存の輸入頼りなのは変わらないのに。そんなものに依存しても、ますます他国にキンタマ握られまくるだけというか。」

愛原「【溺れる者は藁をもつかむ】とは、よく言ったものだな。その場しのぎで、高利貸しからカネを借りる発想と、まるで変わらない。もちろん明日の飯より今日の飯というのは分かるが、そもそもそこまで追い詰められるまで手を打たねばならないし。種をまいて育てる事を放棄して、その種を食べる事で当面を凌ぐようなことをされては困るのだ。」

鼎「上手くいくかどうかは全く別問題として、普段から色んな種を植えて育てるようにしないと駄目だよね。」

愛原「まぁまともな国家は、リスク分散という意味も込めて、ITとか、金融とか、色んな分野に幅広く投資してるもんだしな。」

逆沢「韓国とか、芸能から半導体までなんでもアリだからね~。」

鼎「それはアメリカでも中国でも同じだよ。著作権からスポーツから武器から宇宙産業に至るまで、なんでもかんでも可能性ある分野への投資を惜しまないという意味では。」

逆沢「コロナ騒動では、技術力がもたらす恩恵の力を思い知らされたわ。他国にワクチンを大量に高値で売りつけられるほどの力があれば、ピンチすら大きなビジネスチャンスに変えられるというか。」

愛原「国家が民間経済にいちいち干渉するのがいいかどうかはケース・バイ・ケースだが、官民が上手く連携して種を大きく育てることができればプラスになるだろうし、中抜き利権とか、談合とか、そんな内々の黒い連携に留まって、身内だけで種を独占して食いつぶすようなら、マイナスにしかならないと思う。」

逆沢「戦略も何もなく、個人的な私欲を満たす事しか考えないとか、その場しのぎで当面の危機を切り抜ける事しか頭にないというのは、論外って事ね。」

愛原「私欲を満たそうとすれば、みんなが力を合わせて豊かになる発想は吹き飛び、いかにみんなから楽して(orズルして)奪うか?みたいな発想に堕ちてしまう。その場しのぎを繰り返して問題を先送りすれば、それだけ問題は深刻化し、より対処は難しくなっていく。ロクな事は何もない。」

鼎「やりがい搾取という言葉も聞くけど、いかに人を安くこき使うか?みたいな発想しかできないなら、高い志を持つ人の心もすり減るだけだし、労働意欲も落ちて当然だよね。手抜きも不正も当たり前になっていくというか。」

逆沢「みんなの信頼と協力を得て戦略レベルで難題を克服していかないとならないのに、人をだまして搾取する事ばかり考えてたら、そりゃあ戦略的な協力関係を得ることもできないわ。」

鼎「そうなると漫画的な英雄が現れて、戦術レベルで大逆転するくらいしか、解決策はなくなっていくのかな?」

愛原「裏を返せば、戦略レベルで何とかなるなら、そもそも英雄はいらない事になる。」

逆沢「物語的にはおいしくないわね。魔王がもうすぐ復活しそうだけど、【その対策はバッチリできてます】なんて事になったら、単なる予定調和の作業でしかなくなるから。」

愛原「物語的にはおいしくないが、それで平和と平穏が維持できれば、俺は最善だと思うけどな。」

鼎「もしかして、この国。物語を盛り上げるために、わざとピンチにしてるんじゃないかな?」

愛原「ハッピーエンドになるようなオチがちゃんと決まってるなら、まだマシだが、実はバッドエンド確定の鬱物語ですとか、実はオチは考えてませんでした、みたいな無責任展開だけはやめて欲しいわ。てか日銀黒田も、いい加減、出口戦略示せよ。6月ひと月だけで16兆円も国債買い入れて、過去最高を大きく更新したとか、状況の悪化に加速がついてる有様じゃねえか? 年間の税収が67兆しかないのに、歳出が100兆超えてるだけで債務超過は明らかなのに、ひと月で10何兆もさらに借金増やされたら、破綻待ったなしじゃねえか? スリル満点の物語は、もういらねえんだよ。」

鼎「でもニュースでは、なぜか税収が過去最高の67兆だったというポジティブ部分ばかり目立つように報道してるよね。スリル目的ではなく、むしろ国民を安心させるように。正常性バイアスを強化して、人々が危機感を持たないように、政府ぐるみで世論を誘導しているというか。」

逆沢「数日前、麻生太郎が【政治に関心持たず生きていける国は良い国です】と発言してたけど、この国の為政者は【有権者は寝てくれればいい】発言とか、とにかく国民が政治に無関心になるように、危機感を持たないように仕向けているような気がしてならんわ。日本スゴイと思わせて、慢心させる事にしか関心がないというか。」

愛原「税収が増えたのは、円の価値がだだ下がりしてるから、その分、額面が増えただけの話でしかないんだけどな。ジンバブエドル基準で、いくら回収したジンバブエドルの枚数が前より増えても、あっそう、にしかならないようなもの。歳出がそのままで歳入が増えてるなら無問題だが、歳入以上に歳出が増えてれば何の意味もない。」

逆沢「もしかして、魔王の策略なのかね~。人々が魔王の覚醒に不安を持たないように。魔王対策に本腰を入れないように。とにかく安心させて油断させまくる。魔王の策略ではなく、他国の陰謀なのかも知れないけど。」

鼎「私はどちらでもなく、為政者の保身術でしかような気もするけど。歴史的にも崩壊する国の多くは、外圧よりも内部の腐敗が効いてる感じだし。」

逆沢「戦略が上手くいかないのは、戦略を扱う部門自体が腐敗して機能しなくなってるからという事か? まぁ安倍一人、責任を取らせて罰する事もできない政府に、自浄能力なんて望むべくもないんだろうけど。」

愛原「責任を取らせることができないなら、そんな奴に絶対に戦略を任せてはいけない。よほどの賢人にして聖人でなければ、その権利を私欲のために使うか、怠惰に流れて何もしないか、適当にやってる感だけでごまかすか、あるいはリスク度外視でとんでもない事をやりかねないからな。」

鼎「そもそも戦略というのは、人々の協力を得てやり遂げるものだから、人々がそれに何の関心も持たないまま、達成するのは難しいよね。」

愛原「【政治に不安持たず生きていける国は良い国】かも知れんが、【政治に関心持たず生きていける国】は、政治が何の変化も与えず、何の有効な戦略も発動しない国。もしくは政治に何を期待しても無駄と諦めざるを得ない国という事でもあるからな。政治が何かやろうとすれば、国民は嫌でも変化に巻き込まれる。関心を持たざるを得なくなる。もちろんまっとうな国なら、政治が何もしなければ国民が不安をもって当然なんだが、根拠のないやってる感と、変化に恐れを抱かせる事と、何となく慢心させる事でその不安を打ち消してきたというのが罪深いと思う。」

鼎「変化を恐れるというなら、変化する事でその分だけ良くなっているという体感があれば、良かったのかな?」

愛原「そうかも知れんな。ここまで落ちぶれると、変化による良い変化を体感するには、数十年の我慢が必要になるかも知れんが。何しろ、幸福の前借りをしすぎたからな。」

逆沢「でもそうなると、英雄による一発逆転に賭けるしかない、みたいな心境に惹かれやすくはなるわね~。で、ヒトラーみたいな英雄気取りが現れると。」

愛原「戦術レベルでの大逆転は物語的にはおいしいが、あくまで物語。むしろ戦略レベルで余裕をもって対処するのが望ましいのは、言うまでもない。スリルが欲しければ、それ系のテーマパークにでもいくか、ゲームでもなんでもすればいい。」

逆沢「まぁ、別に、スリルが欲しくて落ちぶれてる訳じゃないだろうけどね。むしろ面倒くさいからすべきこともせず、放置しているだけというか。」

愛原「せめて責任だけでも取らせろと思うけどな。オメーが納めた血税を、くだらん利権とかに使われて悔しくないのかと。お前が納めたゼニは、政府が正しく戦略的に運用して、還元してくれるために投資金として納めたものだろうが、と。責任を取らせないから、奴らはいつまでも態度を改めないし。責任を取らせれば、次からはそれなりに違ってくるはずだろうからな。」

鼎「いくら面倒くさたがりでも、選挙くらいは、行くようにしないと駄目かな?」

愛原「我々にできるのは、先を見据えて戦略的に一票を投じるくらいだからな。その場しのぎの景気対策とか政治の安定とかに、ごまかされるのではなく。どうやったら下げトレンドを転換して、抜本的に未来を変えていけるか?だ。」


















過去のたわごと 
2022年     6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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