愛原様のたわごと(22年7月3日)
逆沢「あー、クソ暑い~。」
愛原「年々温暖化が進んでる感じだわな。特に今年は、6月末の時点で大概暑かった。冬に水道管や水たまりが凍ったり、ツララができたり、霜焼けができたりするようなのは、数十年前と比べてかなり稀になったが、その分だけ確実に夏は暑くなっていると思う。」
鼎「それもあってか、なんか今年の夏は、節電節電と騒がしいよね。」
愛原「大震災のような非常事態ならともかく、そうでもないのに電力不足なんて、先進国としてはかなり恥ずかしい話なんだけどな。少なくとも日本経済が強かった時代では考えられない事態というか。」
逆沢「私的には、電力不足なんて、北朝鮮とか南アフリカとか、あぁいった国特有の話でしか、なかったんだけどね~。まさか日本もそういった国の仲間入りを果たすほどにまで落ちぶれるとは、夢にも思わなかったわ。」
愛原「円安が進みすぎて、電力を安定供給できるだけの燃料が輸入困難になったという事だろうな。」
鼎「でも政府は、夏の暑さのせいにしたり、ロシアの戦争のせいにしたり、してるだけだよね。」
愛原「自分たち以外の誰かのせいにしたり、天気のせいにして、自分は何もしようとしない。何も責任を取らない。その場しのぎのことだけ考えて、抜本的な対応策を30年間何も考えてこなかったツケが、色んな所で回ってきてる感じだな。
逆沢「節電とか、典型的なその場しのぎの弥縫策だしね~。何の根本的解決にもなっていないというか。」
鼎「温暖化対策にしても、少子高齢化対策にしても、技術振興策にしても、財政再建にしても、経済競争力強化にしても、本当に何もしてこなかったよね。景気対策という名の念仏を選挙のたびに繰り返してきただけで。」
愛原「手っ取り早く景気対策をしようとすれば、公共工事とか、補助金とか、円安政策とか、くらいしか残らないからな。だが税金で雇用や産業を守ろうとするほど、潰れるべきゾンビ企業がますます延命するだけで、産業の新陳代謝や技術革新はますます遠のく。各企業にしてみれば、現状維持で今まで通りにメシを食えるなら、わざわざそんなリスキーな事をする必要が無くなってしまうからだ。」
逆沢「新しい技術を開発しなくても、古い産業を淘汰しなくても、それでも飯を食えるなら、そりゃあ誰だってそんなリスキーな真似をしようとは思わないだろうからね~。」
愛原「【必要は発明の母】とも言われるが、逆を言えば変える必要がなければ、新しい何かを生み出す積極的な動機も無くなるからな。」
逆沢「その結果、日本はいつの間にか技術力でも他国に追い抜かれ、経済力でもここまで落ちぶれてしまったと。」
愛原「誰だって、会社をクビになりたくない。会社を倒産させたくもない。不採算事業だからという理由で、仕事を切られたくない。リストラなんてしたくない。そんな事は分かってる。しかしそれをやらないと、やがて落ちぶれてしまうのは必然だからな。」
鼎「必要なのは、人材を適正に再配置していく仕組みだよね。」
愛原「人材だけに限った話ではないけどな。人も、物も、カネも、局面に応じて柔軟に再配置していく必要がある。カメラ屋はずっとカメラだけを作っていればいい。ミシン屋はずっとミシンだけを作っていればいい。本屋は本だけを売っていればいい。ゲームショップはゲームだけを売っていればいい。みたいな事には残念ながらならない。カメラやミシンが以前ほど売れなくなったなら、それ以外の分野にも手を伸ばすか、何らかの優位性なり工夫なりが必要になる。ならざるを得ない。」
逆沢「けどこの国の政府は、可能な限り、世の中の仕組みを変えなくていいように頑張り続けた。可能な限り現状を保守する思想の政党に、何十年も政権を任せてしまった。その結果、確かに変えなくてもそれなりに快適に過ごせるようにはなったけど、その代わり、変える事を厭わなかった他の国にどんどん追い付かれ、追い抜かれしていった。そしていつの間にか、ワクチンすら自前で生産できない国になってしまったと。」
鼎「確かに現状を変えてばかりではしんどいけど、だからといって全く変えないというのも考えものって感じかな?」
逆沢「変えなくても現状維持くらいはできるだけの余力がある状況ならまだしも、その現状維持すらできなくなったら、変えざるを得ないと思うけどね~。私は。」
愛原「その変える行為が、ちゃんとしたものなら救いもあるが、その場しのぎだけで済まされるのは正直困る。」
逆沢「まぁここ30年間ほどは、その場しのぎだけで、一応はしのぎ切れたみたいだけどね。」
愛原「しのぎ切れたというよりは、問題の先送りでごまかしてきたというだけの話だろうけどな。特にアベノミクスは、その典型だった。」
鼎「アベノミクスは、家計の赤字を補填するためにサラ金でお金を借りたようなものだよね。その場しのぎの中でも最低のものというか。今をしのぐために、未来に大変な負債を押し付けてしまったわけだから。」
愛原「問題の先送りが必ず悪いものとは言わんが、後のことを考えずというのは無責任に過ぎるわな。返済計画も出口戦略もないまま、国債乱発、札束刷りまくりとか、ちょっとひどすぎる。」
逆沢「ま、問題の先送り行為自体は、ファンタジーの世界でも定番だけどね。魔王を封印した系とか。」
鼎「本当は魔王を滅ぼしたいところだけど、当時の力ではそれは無理とか、非常にハイリスクだったから、やむなく封印という手段を取る事で、問題の先送りをしたという内容だけど、だとすればなおのこと。魔王を封印した後にどうすべきか?を、真剣に検討しないと駄目だよね。」
愛原「それが最適手だったかどうかはともかくとして、とにかく封印という手段を選んでしまった以上は、その後の展開に無関心という選択肢だけはあり得んわな。であれば、出口戦略も語れないまま、異次元緩和とやらを10年近くもやり続けた日銀黒田並にひどすぎるとしか言いようがない。」
鼎「封印後に確認・検討検証・対策すべき事はたくさんあるよね。まずは封印がいつ頃解けるか? その封印は延長が可能か? 封印を続けることによるリスクは? 封印が解けたらどうなるか? 再封印は可能か? 封印が解けるまでに魔王を倒せるだけの力を付ける事は可能か? またどうやってそれだけの力をつけるか? などなど。」
愛原「そういう事。検討すべきこと。準備すべきこと。対策すべきことは、たくさんある。問題の先送りをしたから、問題解決になるのではなく、むしろ問題を解決するためにすべき事が増えたかも知れないというのが実際のところだ。」
逆沢「ただ、たとえば封印が解けるまであと300年とか言われても、誰も真剣に対策を考えたりしない気がするのは私だけか? どうせその頃には今生きてる世代は誰もいなくなってるし、300年も後の話なら、その頃には技術革新も進んでるだろうから、まぁ何とかなるだろうと安易に考えて、事実上そのまま放置されたりとか。」
鼎「実際、そんなシナリオの作品もあるよね。時代が流れて、魔王が封印されたままになってるという事実すら、(一部の賢者を除いて)みんな忘れてしまってたり。」
愛原「まぁ、その方がリアルだろうな。地球温暖化にしても、少子高齢化にしても、アベノミクスにしても、わずか十数年後、数十年後に訪れるであろう悲劇にすら、人は無関心になれる生き物だからな。」
鼎「正常性バイアスというものだよね。大した根拠もないのに、【なんか大げさに騒いでる奴がいるが、どうせタチの悪いデマだろうし、関わらないでいよう】とか、【その時が来たら来たで、まぁ何とかなるさ】とか、【どうせまた、誰かが何とかしてくれるだろ】と思い込んでしまう心理というか。」
逆沢「都合の悪いことは信じない。あるいは、何とかなるさとか、誰かが解決してくれるだろうと思い込み、結局何もしない。みたいな感じね。」
愛原「もちろん何の力もないモブの立場でできる範囲というのは、たかが知れている。そういう意味で、誰かが何とかしてくれる事を期待するしかない立場の者がそれなりにいても当然であり、そこはまぁ仕方ないのかも知れないが。」
逆沢「けど、デマ扱いしたりして、真剣に問題に立ち向かおうとしている者の活動を妨害するような奴に関しては、さすがに擁護のしようもないけどね。」
鼎「けど今でもなお、そういう人はいるよね。地球温暖化問題にしても、グレタ教とか言って人をコケにするような論調でそれを否定する人達とか。ノストラダムスの大予言に対する認識と同レベルというか。」
愛原「今でこそかなり大人しくなったが、MMT論者とかも、安倍政権時代はうっとおしいくらい多くいて、本当に不愉快だったな。」
逆沢「今でも安倍信者は、それなりに多くいるけどね。少なくとも国会では、与党最大派閥を率いている程度には。今回の選挙でも、また多くの安倍派メンパーが再選すると予想するわ。」
鼎「ここまで状況が悪化しても、まだ悪化しているという事実を認めたがらない人とか、変えるリスクを容認できない人とかが多いと、すごく困るよね。」
愛原「まぁ、地球温暖化問題一つとっても、おかげでほとんど前に進まないのが現状だからな。人が持つ正常性バイアスに抗うのは、本当に難しいんだなと感じさせる。」
逆沢「全世界的には、まだ容認できる範囲だからじゃね? 日本みたいに元々温暖気候で、かつ電力不足とか騒ぎ出すくらいに借金漬けで貧しい国ならともかく、アメリカやヨーロッパにとってみれば、気候的にも経済的にも、まだ十分耐えられそうなレベルだし。」
鼎「けど日本国内に限って言えば、猛暑も電力不足も、悪性インフレによる物価高も、既に喫緊の問題だよね。」
愛原「明らかに、抜本的な解決手段が必要とされる局面にかかっているわな。節電とか、節約とか、その場しのぎでなんとかなる段階はとっくに過ぎている。」
逆沢「まぁ猛暑に関しては、東京オリンピックの時に、東京都知事が打ち水とか、真顔で言ってたくらいだしね~。その場しのぎにすら、なってないというか。」
鼎「行政の人がやってるのは、抜本的解決はおろか弥縫策ですらなく、やってるのは打ち水のような、中身のないやってる感の演出と、後は言い訳だよね。ロシアのせいとか、原油価格の高騰のせいとか。」
逆沢「言い訳にすら、なってないだろ? ブラックバスやアライグマが繁殖して生態系を破壊したら、それはブラックバスやアライグマのせいなのか? それを無責任に放ったり、放置した奴のせいだろ?」
愛原「猛暑のせいで電力が足りなくなるとか、役人どもは言ってやがるが、猛暑にライダーキックでもする気か?って感じだな。」
鼎「自然災害のせいにして責任転嫁するのは簡単だけど、それは人間の叡智の否定でしかないよね。猛暑だから仕方ないではなく、どうやって猛暑を和らげるか?を考え続ける事で、人類は進歩してきた訳だし。電力が足りないなら、じゃあどうやって電力を確保するか? 貧しい生活から抜け出したいなら、どうやって豊かになるか? 衰退を食い止めたいなら、どうやってそれを食い止めるか? 人間はいつでも、そうやって叡智を示し続ける事で発展し続けてきたわけだから。」
愛原「少なくとも言い訳ややってる感で留まってるようでは、話にならないわな。」
鼎「そう遠くないうちに魔王が復活するというのなら、それに対する対策を編み出してこそ、人間の叡智だよね。」
逆沢「どれだけもっともらしく言い訳しても、何の解決にもならないからね。ましてや魔王が悪いと責任を転嫁してもむなしいだけだし。怪しい祈祷師を連れて来てお祈りしましたみたいな、やってる感でお茶を濁すのも論外だし。」
愛原「言い訳ややってる感だけで、魔王が倒せたら苦労もしないわな。」
逆沢「魔王どころか、一匹のアライグマすら倒せんわ♪ それなりに真面目に対策しない限りは。」
鼎「仮に精いっぱい努力して、精一杯叡智の限りを尽くして、それでもどうにもできなかったなら、仕方ない部分もあるだろうけど、正常性バイアスに囚われて、対策らしい対策を何もしないまま、その結果、災厄が起きたなら、それは対策しなかった人達による自業自得でしかないよね。」
愛原「そう。特にそれができる立場。それをしなければならない立場の責任は重大だ。たとえば物価高問題や円安問題でいえば、それに対処できる権限があるのは、日銀と政府しかないのだから、当然その両者が筆頭になる。一般人に通貨の発行権があるわけでもないし、政策金利の操作権も、財政出動権も税の徴収権もないのだから、一般人に責任を問いようもないし。もちろん当の一般人自身が、無責任な政府や日銀の対応を支持したり、円安政策や、出口戦略なき異次元緩和を支持し続けているとなったら、その一般人にも責任の一端はあるかも知れないが。」
鼎「警察がちゃんと動かなかった結果、事件が最悪な方向に向かったなら、警察が相応の賠償責任を負っても仕方ないようなものだよね。事件そのものを引き起こしたのは、邪悪な犯人であっても、それで真面目に動かなかった警察が免責される訳ではないのと同じというか。」
愛原「そういうこと。対策をすべき部署がその職務を放棄したなら、その部署の責任は厳しく問われるべきだ。彼らはその職務を全うする事を条件に、相応の対価を得ているはずだし、また、そういう契約になってるはずだから。」
逆沢「ただ、そういう連中ですら、正常性バイアスに囚われて、楽観的で無責任な対応を取りたがる類は、割といそうだから困るんだわ。しなくていい理由ばかり考えるというか。」
鼎「その場しのぎでも、何とかなると考えているのかな? そういう部署の専門家は、大体、自分のことを頭がいいと考えているみたいだから。官僚にしろ政治家にしても。」
愛原「漫画の世界でも、いわゆる機転・機知が利く、頭のいいキャラというのは割といるが、機転や機知は、本来はその場しのぎにしかならないものなんだけどな。」
逆沢「その場しのぎで言い訳しまくる奴とか、まさにその典型ね。本人は自分のことを頭がいいとか、舌が回ると思い込んでいそうだけど、所詮はその場しのぎの言い訳でしかないから、録音でも取られてたら、最初に言ってたことと、後でいったことの内容が正反対って事もまるで珍しくないというか。」
愛原「その場しのぎの機転・機知だけで、戦況をひっくり返せる局面なんてたかが知れている。漫画の世界では、圧倒的に不利な局面を、その場の機転や機知でひっくり返すようなシーンが多々あるが、あれはあくまでファンタジーだからな。」
逆沢「まぁ、漫画の世界は、気合いだけで体力が無限に湧いてきたり。その気になれば、いつでも覚醒とかパワーアップが可能だったり。リスクさえ負う覚悟があれば、いくらでも強力な切り札となる必殺技を放つことができたり。何でもアリだからね~。」
鼎「【こんな事もあろうかと】的なノリで、実は前もって切り札を準備していた事になってたりするケースも多いよね。」
愛原「けど【こんな事もあろうかと】を実際にやってのけるには、あらかじめ準備が必要だからな。その場しのぎの機転・機知ではなく、文字通り、そういう事態に陥る事を覚悟して、前もった準備をしておく必要がある。」
鼎「魔王を倒すには倒せるだけの準備が必要になるし、魔王を封印するにも封印するだけの準備が必要になるって感じだよね。その場の機転・機知だけでできるものではないというか。」
逆沢「というか、その場の機転・機知だけでできるような簡単なものなら、別に悩む必要もないしね。魔王が復活したらしたで、またお得意の機転・機知で魔王を再封印するなり、倒しちゃえば済む話だし。」
愛原「その場しのぎの機転・機知というか、戦術レベルで戦略レベルの不利をひっくり返せるくらいの差なら、それほど悩まずに済むかもしれないけどな。」
鼎「けどその場しのぎで解決できない問題の方が、世の中では多いよね。たとえば少子高齢化問題を解決するには、最低でも20年はかかるだろうし。」
逆沢「あえてその場しのぎの戦術レベルで少子高齢化を何とかするというなら、移民政策くらいしか思い浮かばないわ。もっとも移民政策と円安政策は、全くかみ合わないけど。移民政策を推し進めたいなら、できるだけ自国通貨の価値を高めないと、出稼ぎにも来てくれにくくなるだろうから。」
鼎「地球温暖化対策も、為替対策も、財政健全化も、技術振興も、その場しのぎでできる範囲は、たかが知れてるよね。」
愛原「無理やりその場しのぎでやろうとすると、アベノミクスみたいな方法しか残らなくなるからな。」
逆沢「高利貸しからカネ借りて当座をしのぐようなのは、その場しのぎの中でも最悪の部類じゃねえか?」
愛原「借金が悪という気は全くないが、それはちゃんとした返済計画なり出口戦略があっての話だからな。東名高速を作るための建設国債というなら、投資に見合う回収が十分に見込めるから反対する理由もないが、ゾンビ企業やゾンビ万年与党を延命させる為の投資とかなら、論外としか言えん。」
鼎「最低なその場しのぎとしては、やってる感出すだけとか、言い訳でごまかすというのも、当てはまりそうだよね。」
愛原「問題解決につなげるという意味では効果ゼロの超愚策だが、自己保身術としてはなかなかに強力だからな。他人に責任転嫁するとか、努力している振りだけ一生懸命やってやってる感だけ出すというのは。」
逆沢「つうか、問題解決に何の貢献もしてないのに、あっさり許すなよ。そんな奴。」
愛原「日本人は、仕事ができる奴より、遅くまでサービス残業して頑張る奴の方を評価しがちな人種らしいからな。問題を解決してさっさと家に帰る奴よりは、成果を出なくてもやってる感全開の奴の方が好きなんだろう。あと職場によっては減点主義の所も多いらしいので、自分で責任を取る奴よりも、そもそも責任ある仕事はしないとか、他人に責任を上手くなすりつける奴の方が成功しやすいという側面もあるかも知れない。」
逆沢「その価値観は時代遅れな気もするけど、国の偉いさんが、そういう自己保身術を多用してるところをみる限り、まだまだ世間的には通用してそうなのが怖いわ。」
鼎「できない理由を探すのではなく、どうやったらできるかを考えて欲しいと思うけど、そんな事を言うと、ブラック企業扱いされちゃうかな?」
愛原「できない事はできないと言ってもらった方が助かるに決まってるが、まだ諦めない人を邪魔しないで欲しいとは思うし、【じゃあお前にできる仕事はなんなんだ?】と問いたい気持ちくらいはあるわな。できる仕事に再配置した上で、それに見合う報酬と契約にした方が、誰にとっても幸せに決まってるから。」
逆沢「とはいえ、大和特攻やアベノミクスみたいな愚策をやられても困るから、そこはよく取捨選択していく必要もあるだろうけどね。」
愛原「人は追い詰められると、とんでもない愚策を平気で実行するようにもなるからな。闇金に手を出して破滅する人が後を絶たないのも、それが理由。故に、彼らを責めることはできない。」
逆沢「正常性バイアスに囚われて、取るべき対策を取らなくなるのも困るけど、パニックになって、とんでもないヤケクソ愚策を強行されても困るってか。難しいわね~。」
愛原「一番最悪なのは、まだ追い詰められておらず、時間的にも心理的にも余裕がある時に正常性バイアスに囚われて、その後、追い詰められてから、いきなりパニックを起こすパターンだな。」
鼎「台風が近づくまで何もしなかったのに、台風が迫ってから慌てて屋根を直そうとして、そのまま台風に吹き飛ばされて屋根から落ちるようなパターンだよね。」
逆沢「そんな事になるくらいなら、最後まで何もしないままの方がよほどマシね。」
愛原「そんな最悪の中のマシを選ばれても困るんだけどな。そんな発想ではなく、まだ余裕がある段階で適切に対応を取ってこそ、人間の叡智なんだから。」
逆沢「ただ、その叡智を発揮するにも素質がいるからね~。少なくとも夏休みが終わりそうになってから、あわてて夏休みの宿題を始めるタイプには、まず不向きというか。未来の災厄に備えて、事前に対策を進めるなんてのは。」
愛原「俺に言えるのは、その叡智を発揮できる人の邪魔だけはするなという事だな。自分の代わりに夏休みの宿題を引き受けてくれる人の邪魔をするなんて、ただの愚か者でしかないからな。」
鼎「どんな素晴らしい抜本的な解決策が見つかっても、それに非協力的な人が多いと、どうにもならないし。そこが肝心なのは分かるかも。」
愛原「戦略というのは、個人的な機転・機知だけでなんとかできるものばかりではないからな。何かやろうすれば、お金がかかったり、みんなの協力が必要になったり。当然ながらみんながそれに非協力的であれば、どんな素晴らしい解決策でも、それが成功する事はない。特に国家的プロジェクトとかになると、尚更。」
逆沢「戦術レベルなら、個人的な機転・機知で何とかなる事も多いけど、戦略レベルだと、みんなの協力が必要になる場合が多そうな点が、ちょっと面倒そうね。」
愛原「軍事とかに置き換えると、特に分かりやすいわな。戦術レベルになれば、相手の裏をかくとか、指揮官の知恵比べのウエイトがそれなりに高くなる。しかし戦略レベルだと、そんな簡単な話ではない。相手より多くの兵を集めるにしても、装備を充実させるにしろ、それなりにカネも手間もかかる。指揮官の個人的技量よりも、臣民や近隣勢力との友好関係とか、経済力とか経営手腕とか、もっとマクロの視点が重要になってくる。そしてそれは、その場しのぎでなんとかなるものではない。」
逆沢「戦略レベルで優位に立とうとすると、色々面倒くさいわね~。」
愛原「でも、そういう事だからな。たとえば封印された魔王の復活を何とかしようとすれば、やはり同様の作業が必要になるだろう。手間暇かけて、魔王に勝てるだけの戦力を整備するか?
封印を強化する為の技術研究を盛んにするか? そういう面倒くさい地道な作業をせざるを得なくなるのだ。」
逆沢「救国の英雄による舌先三寸で、復活した魔王が自滅するように仕向けたりできれば、それが一番簡単なのにね~。華麗な戦術的大逆転劇というか。」
鼎「太平洋戦争も、英雄的素質をもったスーパースパイが、原爆を搭載した爆撃機のパイロットを買収して、広島と長崎ではなく、ワシントンとニューヨークに原爆を落とすように調略できれば、もしかして歴史的大逆転はあり得たのかな?」
愛原「爆撃機の航続距離的にそれに似た真似自体、不可能だろう。というかそんな不審な動きを見せた時点で、まずそのパイロットが捕らえられるか、爆撃機自体が撃墜される。そもそも、そんな荒唐無稽な戦術レベルでの大逆転に賭けるしかない時点で、色々終わってる。」
逆沢「安倍ちゃんなら、きっと何とかしてくれるはずと思い込むくらい、危険な発想ってか?」
鼎「どれだけ戦略レベルで勝っていても戦術レベルでひっくり返される事はあり得るけど、だからといって初めから戦術頼りというのは、まず過ぎるよね。」
愛原「竹槍でB29を落とすような発想は、さすがに無謀だわな。」
逆沢「でも打ち水や節電で、猛暑や電力不足を乗り切ろうというあたり、発想レベルに大差ない気もするけどね。」
鼎「もっと抜本的な対策を取らないと駄目だよね。たとえば再生可能エネルギーに関する技術研究が上手くいけば、環境対策もエネルギー政策も大きく改善できるし。それを商用化できれば、経済にもプラスだし。みたいな感じで。」
逆沢「けど日本の世論的には、そういう抜本的な対策ではなく、原発回せ的なその場しのぎの世論ばかりが先行してる気もするけどね。原発の燃料になる核物質も、他国依存の輸入頼りなのは変わらないのに。そんなものに依存しても、ますます他国にキンタマ握られまくるだけというか。」
愛原「【溺れる者は藁をもつかむ】とは、よく言ったものだな。その場しのぎで、高利貸しからカネを借りる発想と、まるで変わらない。もちろん明日の飯より今日の飯というのは分かるが、そもそもそこまで追い詰められるまで手を打たねばならないし。種をまいて育てる事を放棄して、その種を食べる事で当面を凌ぐようなことをされては困るのだ。」
鼎「上手くいくかどうかは全く別問題として、普段から色んな種を植えて育てるようにしないと駄目だよね。」
愛原「まぁまともな国家は、リスク分散という意味も込めて、ITとか、金融とか、色んな分野に幅広く投資してるもんだしな。」
逆沢「韓国とか、芸能から半導体までなんでもアリだからね~。」
鼎「それはアメリカでも中国でも同じだよ。著作権からスポーツから武器から宇宙産業に至るまで、なんでもかんでも可能性ある分野への投資を惜しまないという意味では。」
逆沢「コロナ騒動では、技術力がもたらす恩恵の力を思い知らされたわ。他国にワクチンを大量に高値で売りつけられるほどの力があれば、ピンチすら大きなビジネスチャンスに変えられるというか。」
愛原「国家が民間経済にいちいち干渉するのがいいかどうかはケース・バイ・ケースだが、官民が上手く連携して種を大きく育てることができればプラスになるだろうし、中抜き利権とか、談合とか、そんな内々の黒い連携に留まって、身内だけで種を独占して食いつぶすようなら、マイナスにしかならないと思う。」
逆沢「戦略も何もなく、個人的な私欲を満たす事しか考えないとか、その場しのぎで当面の危機を切り抜ける事しか頭にないというのは、論外って事ね。」
愛原「私欲を満たそうとすれば、みんなが力を合わせて豊かになる発想は吹き飛び、いかにみんなから楽して(orズルして)奪うか?みたいな発想に堕ちてしまう。その場しのぎを繰り返して問題を先送りすれば、それだけ問題は深刻化し、より対処は難しくなっていく。ロクな事は何もない。」
鼎「やりがい搾取という言葉も聞くけど、いかに人を安くこき使うか?みたいな発想しかできないなら、高い志を持つ人の心もすり減るだけだし、労働意欲も落ちて当然だよね。手抜きも不正も当たり前になっていくというか。」
逆沢「みんなの信頼と協力を得て戦略レベルで難題を克服していかないとならないのに、人をだまして搾取する事ばかり考えてたら、そりゃあ戦略的な協力関係を得ることもできないわ。」
鼎「そうなると漫画的な英雄が現れて、戦術レベルで大逆転するくらいしか、解決策はなくなっていくのかな?」
愛原「裏を返せば、戦略レベルで何とかなるなら、そもそも英雄はいらない事になる。」
逆沢「物語的にはおいしくないわね。魔王がもうすぐ復活しそうだけど、【その対策はバッチリできてます】なんて事になったら、単なる予定調和の作業でしかなくなるから。」
愛原「物語的にはおいしくないが、それで平和と平穏が維持できれば、俺は最善だと思うけどな。」
鼎「もしかして、この国。物語を盛り上げるために、わざとピンチにしてるんじゃないかな?」
愛原「ハッピーエンドになるようなオチがちゃんと決まってるなら、まだマシだが、実はバッドエンド確定の鬱物語ですとか、実はオチは考えてませんでした、みたいな無責任展開だけはやめて欲しいわ。てか日銀黒田も、いい加減、出口戦略示せよ。6月ひと月だけで16兆円も国債買い入れて、過去最高を大きく更新したとか、状況の悪化に加速がついてる有様じゃねえか? 年間の税収が67兆しかないのに、歳出が100兆超えてるだけで債務超過は明らかなのに、ひと月で10何兆もさらに借金増やされたら、破綻待ったなしじゃねえか? スリル満点の物語は、もういらねえんだよ。」
鼎「でもニュースでは、なぜか税収が過去最高の67兆だったというポジティブ部分ばかり目立つように報道してるよね。スリル目的ではなく、むしろ国民を安心させるように。正常性バイアスを強化して、人々が危機感を持たないように、政府ぐるみで世論を誘導しているというか。」
逆沢「数日前、麻生太郎が【政治に関心持たず生きていける国は良い国です】と発言してたけど、この国の為政者は【有権者は寝てくれればいい】発言とか、とにかく国民が政治に無関心になるように、危機感を持たないように仕向けているような気がしてならんわ。日本スゴイと思わせて、慢心させる事にしか関心がないというか。」
愛原「税収が増えたのは、円の価値がだだ下がりしてるから、その分、額面が増えただけの話でしかないんだけどな。ジンバブエドル基準で、いくら回収したジンバブエドルの枚数が前より増えても、あっそう、にしかならないようなもの。歳出がそのままで歳入が増えてるなら無問題だが、歳入以上に歳出が増えてれば何の意味もない。」
逆沢「もしかして、魔王の策略なのかね~。人々が魔王の覚醒に不安を持たないように。魔王対策に本腰を入れないように。とにかく安心させて油断させまくる。魔王の策略ではなく、他国の陰謀なのかも知れないけど。」
鼎「私はどちらでもなく、為政者の保身術でしかような気もするけど。歴史的にも崩壊する国の多くは、外圧よりも内部の腐敗が効いてる感じだし。」
逆沢「戦略が上手くいかないのは、戦略を扱う部門自体が腐敗して機能しなくなってるからという事か? まぁ安倍一人、責任を取らせて罰する事もできない政府に、自浄能力なんて望むべくもないんだろうけど。」
愛原「責任を取らせることができないなら、そんな奴に絶対に戦略を任せてはいけない。よほどの賢人にして聖人でなければ、その権利を私欲のために使うか、怠惰に流れて何もしないか、適当にやってる感だけでごまかすか、あるいはリスク度外視でとんでもない事をやりかねないからな。」
鼎「そもそも戦略というのは、人々の協力を得てやり遂げるものだから、人々がそれに何の関心も持たないまま、達成するのは難しいよね。」
愛原「【政治に不安持たず生きていける国は良い国】かも知れんが、【政治に関心持たず生きていける国】は、政治が何の変化も与えず、何の有効な戦略も発動しない国。もしくは政治に何を期待しても無駄と諦めざるを得ない国という事でもあるからな。政治が何かやろうとすれば、国民は嫌でも変化に巻き込まれる。関心を持たざるを得なくなる。もちろんまっとうな国なら、政治が何もしなければ国民が不安をもって当然なんだが、根拠のないやってる感と、変化に恐れを抱かせる事と、何となく慢心させる事でその不安を打ち消してきたというのが罪深いと思う。」
鼎「変化を恐れるというなら、変化する事でその分だけ良くなっているという体感があれば、良かったのかな?」
愛原「そうかも知れんな。ここまで落ちぶれると、変化による良い変化を体感するには、数十年の我慢が必要になるかも知れんが。何しろ、幸福の前借りをしすぎたからな。」
逆沢「でもそうなると、英雄による一発逆転に賭けるしかない、みたいな心境に惹かれやすくはなるわね~。で、ヒトラーみたいな英雄気取りが現れると。」
愛原「戦術レベルでの大逆転は物語的にはおいしいが、あくまで物語。むしろ戦略レベルで余裕をもって対処するのが望ましいのは、言うまでもない。スリルが欲しければ、それ系のテーマパークにでもいくか、ゲームでもなんでもすればいい。」
逆沢「まぁ、別に、スリルが欲しくて落ちぶれてる訳じゃないだろうけどね。むしろ面倒くさいからすべきこともせず、放置しているだけというか。」
愛原「せめて責任だけでも取らせろと思うけどな。オメーが納めた血税を、くだらん利権とかに使われて悔しくないのかと。お前が納めたゼニは、政府が正しく戦略的に運用して、還元してくれるために投資金として納めたものだろうが、と。責任を取らせないから、奴らはいつまでも態度を改めないし。責任を取らせれば、次からはそれなりに違ってくるはずだろうからな。」
鼎「いくら面倒くさたがりでも、選挙くらいは、行くようにしないと駄目かな?」
愛原「我々にできるのは、先を見据えて戦略的に一票を投じるくらいだからな。その場しのぎの景気対策とか政治の安定とかに、ごまかされるのではなく。どうやったら下げトレンドを転換して、抜本的に未来を変えていけるか?だ。」
過去のたわごと | ||||
2022年 | 6月19日 | 正義VS秩序 | ||
6月5日 | パワー・スピード、そしてスタミナ | 5月22日 | キャラの身長の設定 | |
5月8日 | 自由の保障 | 4月24日 | 去っていく仲間 | |
4月10日 | 戦争ゲームの指導者の目線 | 3月27日 | 悪に屈する時 | |
3月13日 | 歴史ゲームにおける歴史の再現性について | 2月27日 | 歴史学の価値について | |
2月13日 | 趣味に飽きる時、熱狂できる時 | 1月30日 | 私刑 | |
1月16日 | やってる感 | 1月2日 | 捜査・諜報に必要なもの | |
2021年 | 12月19日 | 壊された人 | 12月5日 | リソース運用型ゲーム |
11月21日 | 後継者争い | 11月7日 | 戦力分析と番狂わせ | |
10月24日 | 選挙放談2021 | 10月10日 | 文明崩壊後のサバイバル | |
9月26日 | 中立な報道 | 9月12日 | 隔離空間でのアドベンチャー | |
8月29日 | 侵略者が撤退した後 | 8月15日 | 正義なき力を生み出す者 | |
8月1日 | 問題点(悪)の所在 | 7月18日 | 責任の所在 | |
7月4日 | 教育政策 | 6月20日 | 職の貴賤 | |
6月6日 | 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) | 5月23日 | スローライフと幸福論 | |
5月9日 | 社会に貢献する凡人たち | 4月25日 | 情報戦の制し方 | |
4月11日 | 予備戦力 | 3月28日 | 不正の告発と隠蔽 | |
3月14日 | 職人(ドワーフ) | 2月28日 | 地位に見合う責任と報酬の話 | |
2月14日 | 娯楽産業 | 1月31日 | 名君・名宰相 | |
1月17日 | 選別(トリアージ) | 1月3日 | 大きく育ちすぎた作品 | |
2020年 | 12月20日 | つまらないラスボス戦 | 12月6日 | 予知の活用方法 |
11月22日 | 信じたい事しか信じない人たち | 11月8日 | 老化の始まり(能力のピーク) | |
10月25日 | 敵の成長率 | 10月11日 | 属人性 | |
9月27日 | 信用(信用創造) | 9月13日 | 犯罪都市 | |
8月30日 | 同行するヒロイン、同行しないヒロイン | 8月16日 | まとめ役としてのリーダー | |
8月2日 | なろう系主人公とやれやれ系主人公 | 7月19日 | 安楽死 | |
7月5日 | イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 | 6月21日 | アピールする人、出る杭を打つ人 | |
6月7日 | 間違いを改める方法 | 5月24日 | コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気 | |
5月10日 | 部隊長の決断 | 4月26日 | 集団ヒステリーと同調圧力 | |
4月12日 | 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? | 3月29日 | 借金取りの恐怖 | |
3月15日 | 禅譲 | 3月1日 | 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー | |
2月16日 | (こまめな)人事異動(のススメ) | 2月2日 | 忠誠度という名のゲームパラメータ | |
1月19日 | 恨み | 1月5日 | 鞍替え | |
2019年 | 12月22日 | 景気 | 12月8日 | 承認欲求に囚われないために |
11月24日 | 黒幕としてのスポンサー | 11月10日 | プロスペクト理論とモブの生き残り戦略 | |
10月27日 | 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 | 10月13日 | いじめっ子キャラの特徴 | |
9月29日 | 命令に背くNPC | 9月15日 | 平等・公平を維持するためのコスト | |
9月1日 | 能力値とスキル | 8月18日 | 地位を与えられた者(中間管理職) | |
8月4日 | パニックホラーもののリーダー | 7月21日 | パニックホラーものの主人公 | |
7月7日 | 許される人と許されない人 | 6月23日 | 愚民政策 | |
6月9日 | 壊された人への対応 | 5月26日 | 新時代の脅威 | |
5月12日 | (攻撃の)大義名分 | 4月28日 | 前回の反省とキャスティングの話 | |
4月14日 | 汚染された情報の拡散 | 3月31日 | 理想の選挙制度 | |
3月17日 | 黙示 | 3月3日 | あの世の世界 | |
2月17日 | うまくいかなかった革命後をどうするか? | 2月3日 | 策略としての挑発 | |
1月19日 | 腐敗した司法(正義の裁きの担い手) | 1月5日 | 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く | |
2018年 | 12月23日 | 悪の根源≒マウントしたいという欲望 | 12月9日 | Steamのゲーム |
11月25日 | 成り上がったダメ人間 | 11月11日 | 自分を強化する技VS敵を弱体化する技 | |
10月28日 | 限界への挑戦 | 10月14日 | 「弱者=守られるべき善人」でない場合 | |
9月30日 | 脅しによる支配 | 9月17日 | 信用できない情報だらけの社会の場合 | |
9月2日 | 太鼓持ち | 8月19日 | 連続攻撃 | |
8月5日 | 信用スコアに支配された社会 | 7月22日 | 内通者 | |
7月8日 | 人件費コスト管理ゲーム | 6月24日 | 忠義者キャラ | |
6月10日 | 欠陥つき有能キャラの処遇 | 5月27日 | 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動 | |
5月13日 | 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 | 4月29日 | 論破 | |
4月15日 | 正義の味方という名の制裁者 | 4月1日 | 平気で嘘をつける人たち | |
3月18日 | 公正世界仮説 | 3月4日 | 被害者叩き | |
2月18日 | 政治力 | 2月4日 | 統率力 | |
1月21日 | 優秀すぎるライバルが現れたとき | 1月7日 | 素性を表す記号としての肩書き | |
2017年 | 12月24日 | フリゲの雑談 | 12月10日 | 賤民階級 |
11月26日 | 個性づけとしてのパラメータ | 11月12日 | 宿敵宣言 | |
10月29日 | 大同団結 | 10月15日 | 品質について | |
10月1日 | 華麗な策略、汚い策略。その違い | 9月17日 | 平等主義と反平等主義 | |
9月3日 | ファン型オタクとマニア型オタクの違い | 8月20日 | ツイッターの利点と問題点 | |
8月6日 | 大抜擢された人材 | 7月23日 | 誇りと傲慢 | |
7月9日 | 傲慢とマウンティング | 6月25日 | 権威を利用するナイトども | |
6月11日 | 悪事プレイ(のススメ) | 5月28日 | 異界人(宇宙人)の干渉 | |
5月14日 | 集団の思考ルーチン | 4月30日 | 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン | |
4月16日 | 名声欲 | 4月2日 | 無言の圧力と忖度 | |
3月20日 | ロスト・ハイ・テクノロジー | 3月5日 | 破壊神の信者 | |
2月19日 | 一人称形式で見える視野の範囲 | 2月5日 | 歴史的人物の当時の評価 | |
1月22日 | 未来予測 | 1月8日 | 人相見(人物鑑定) | |
2016年 | 12月25日 | 商業レビュアー | 12月11日 | 成長戦略の目玉としてのカジノ |
11月27日 | パニック | 11月13日 | 生存ゲーム的なシチュエーション | |
10月30日 | 強敵感 | 10月16日 | 感情移入という視点からのキャラクターメイク | |
10月2日 | 供給過剰社会 | 9月18日 | 血筋 | |
9月4日 | 統一されるべき尺度 | 8月21日 | 暑さと寒さ | |
8月7日 | (優秀な)下っ端 | 7月24日 | 超便利社会=超疲弊社会 | |
7月10日 | 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者 | 6月26日 | 少子化社会という舞台 | |
6月12日 | 有事法制(緊急事態における法のあり方) | 5月29日 | 悪のセレブサロン | |
5月15日 | 成功者が成功後にやりたいと思うこと | 5月1日 | ゲーム世界とリアル世界の違い | |
4月18日 | 過去に戻ってやり直すということ | 4月3日 | 八百長 | |
3月20日 | 異邦人(外国人労働者) | 3月6日 | 陣形 | |
2月21日 | 功績泥棒 | 2月7日 | 三国志13をプレイ | |
1月24日 | 裏切り者 | 1月10日 | 善政家 | |
2015年 | 12月27日 | 精神~命よりも大切なもの | 12月6日 | 独立戦争 |
11月23日 | ジャーナリスト | 11月8日 | 精神力 | |
10月25日 | 優しい指導者 | 10月11日 | 助けを求める人たち | |
9月27日 | 兵站 | 9月13日 | 善玉が起こした悪事や不祥事 | |
8月30日 | カイゼン | 8月14日 | 盗作・ゴースト | |
8月2日 | 表稼業 | 7月20日 | 正論を用いない説得工作 | |
7月5日 | ディストピア | 6月21日 | 財政破綻 | |
6月7日 | 防諜 | 5月24日 | サイコパス | |
5月10日 | 戦犯 | 4月26日 | ハト派とタカ派 | |
4月12日 | 不遇な先駆者 | 3月29日 | プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人) | |
3月15日 | 世界の管理者という名のラスボス | 3月3日 | 命令コマンド | |
2月15日 | 攻略本・攻略サイト | 2月1日 | お遊びコマンド | |
1月18日 | 精神異常状態 | 1月4日 | NPCの選択判断ルーチン | |
2014年 | 12月14日 | 男女キャラクターの比率 | 11月30日 | 不安と安心の役割 |
11月16日 | 現実主義者の正体 | 11月3日 | アイテムゲット | |
10月19日 | 真相にたどり着けない者 | 10月5日 | 挫折 | |
9月14日 | 嫌いだけど素晴らしい人達 | 9月7日 | 売れている作品と面白い作品の違い | |
8月24日 | 援軍 | 8月3日 | ブラゲとパケゲ | |
7月20日 | 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 | 7月6日 | ディスリスペクト(軽蔑・disり) | |
6月22日 | あやかり系主人公 | 6月8日 | 中毒 | |
5月25日 | 箱庭ゲーム | 5月11日 | ダブルスタンダード | |
4月20日 | 偽りの理想郷 | 4月6日 | 防御力 | |
3月23日 | 自分用ゲーム作り | 3月9日 | 育成する指導者、選別する指導者 | |
2月23日 | 忠誠 | 2月9日 | 変化するキャラクター | |
1月26日 | 一芸職人VS器用貧乏 | 1月11日 | 評判 | |
2013年 | 12月23日 | 身分制度 | 12月8日 | 陰謀 |
11月24日 | 秘密 | 11月10日 | 努力が報われるゲーム | |
10月27日 | ゲームの自由度について | 10月13日 | 出来の悪い二代目 | |
9月29日 | 怒り | 9月15日 | 撤退戦術 | |
8月30日 | ヒール(悪役) | 8月15日 | 覆水盆に返らず | |
7月28日 | 予知・予測 | 7月13日 | かつてのヒーロー | |
6月30日 | 覚醒(新能力発現・急成長) | 6月15日 | 犠牲 | |
6月3日 | 単独開発 | 5月19日 | ダメ人間 | |
5月5日 | 悪徳宗教を必要とする人々 | 4月21日 | 悪の連帯責任 | |
4月7日 | 3種類の立場からみた作品批評 | 3月24日 | 中立性を装った愚痴・悪口など(仮) | |
3月10日 | 人気対戦競技の条件 | 2月24日 | 幻想空間 | |
2月10日 | お金 | 1月27日 | 尊敬できる敵 | |
1月13日 | やる気・気合 | 12月29日 | ルール | |
2012年 | 12月15日 | 厨二病 | 12月2日 | 売れ筋 |
11月17日 | 改心 | 11月4日 | 議論 | |
10月21日 | 優秀な人材の起用・登用方法 | 10月7日 | 憎しみにとらわれた人達 | |
9月22日 | 友情やコネによる人事起用の危うさ | 9月8日 | 権力欲に取り憑かれた人達 | |
8月19日 | 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために | 8月5日 | 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い | |
7月29日 | 人が自ら死(自殺)を決意するとき | 7月15日 | 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク) | |
7月1日 | 選択肢があるということ | 6月16日 | 宣伝と人気 | |
6月2日 | ホンネとタテマエ | 5月19日 | コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話 | |
5月6日 | 鑑識眼 | 4月30日 | 平等と競争 | |
4月14日 | 公務員ヒーロー | 4月1日 | SF設定 | |
3月18日 | 情報収集 | 3月3日 | 原発考察 | |
2月19日 | プライド | 2月5日 | お笑い | |
1月22日 | ラスボスの処断方法 | 1月8日 | 創造→創作 | |
2011年 | 12月30日 | 独裁者 | 12月9日 | 二次創作品 |
11月27日 | 万人向けからマニア向けの時代へ | 11月13日 | 無敵能力の人たち | |
10月29日 | 正式名称 | 10月15日 | 利の人、情の人 | |
10月3日 | ポジティブ・ネガティブ | 9月16日 | 利権 | |
9月3日 | 借金 | 8月21日 | 何も変わらない事の恐怖 | |
8月5日 | 発信したいオタクと共感したいオタク | 7月25日 | 戦う地方、媚びる地方 | |
7月17日 | 充電期間 | 7月10日 | ひとそれのアンケート結果 | |
7月2日 | 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) | 6月21日 | 東日本大震災3 | |
6月5日 | 上司に反発 | 5月21日 | 修正する度量 | |
5月14日 | 挑戦する勇気 | 5月1日 | 調子 | |
4月17日 | 専門スキル | 4月3日 | 東日本大震災2 | |
3月18日 | 東日本大震災1 | 3月5日 | ネトウヨと不良キャラの共通点 | |
2月19日 | 信用ラインと警戒ライン | 2月5日 | 信じられない者ばかりの世界観 | |
1月23日 | 武器を交えない戦争 | 1月16日 | しゃべらない主人公 | |
1月7日 | 異世界に飛ばされた凡人 | 12月25日 | 後ろ向きな嫉妬心 | |
2010年 | 12月19日no2 | 人それのゲーム難易度 | 12月19日no1 | 社会人型キャラ |
12月11日 | 新作公開してから一週間 | 12月5日 | 新作ゲーム紹介 | |
11月20日 | 理想と現実 | 10月29日 | 新作公開予定 | |
10月18日 | 派閥 | 10月1日 | 仲間 | |
9月19日 | キャラクターイメージ | 9月6日 | 理想を持った人間。そうでない人間 | |
8月21日 | 革命後 | 8月8日 | 長編のオチのつけ方 | |
7月24日 | 勇者は世直しができるか? | 7月10日 | 全力集中プレイと長期戦略プレイ | |
6月27日 | RPGのチームバトル | 6月13日 | 傭兵団 | |
5月29日 | 相手の思考をよんでみよう | 5月14日 | 扇動する者、される者 | |
5月7日 | こっそりアンケート設置お知らせ、ほか | 5月3日 | 地方を主人公の舞台にしてみよう | |
4月17日 | コンピュータは人間を上回れるか? | 4月2日 | 政権交代から6ヶ月が過ぎて | |
3月22日 | フィクション | 3月12日 | 困ったパーティメンバー | |
2月21日 | 責任 | 2月6日 | 教育 | |
1月23日 | トップダウン式製作とボトムアップ式製作 | 1月10日 | ゲーム作成スタッフ | |
2009年 | 12月25日 | 政権交代から3ヶ月が過ぎて | 12月12日 | 血液型 |
11月29日 | 編集日記・編集後記 | 11月14日 | AVG(+SLG)制作中 | |
10月31日 | シナリオ | 10月18日 | ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2 | |
10月3日 | オリジナル | 9月19日 | ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには | |
9月6日 | 実在モデルをどこまで採用できるか | 8月24日 | 素材? | |
8月14日 | 今時の報道スタイル | 8月8日 | ユーザーサポートにメールを送ってみました | |
7月25日 | 恋愛シミュレーション2の魅力? | 7月11日 | 人気と実力 | |
6月27日 | 打ち切り | 6月19日 | エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考 | |
6月6日 | 貴族階級 | 5月23日 | 悪の戦闘員 | |
5月10日 | 異なるキャラクターの視点でみてみよう | 4月24日 | 強者がますます強くなる・・・ | |
4月11日 | ゲームエディタ | 3月29日 | 愛郷心 | |
3月22日 | 匿名ネット社会 | 3月6日 | 暗躍する超能力者たち | |
2月22日 | 信者キャラ | 2月15日 | 必殺技 | |
2月1日 | アンチヒーロー(悪役型英雄) | 1月23日 | カタストロフィーを未然に阻止しよう | |
1月16日 | フェアな戦い | 1月3日 | あれから幾年後 | |
2008年 | 12月28日 | 国盗りSLGの景気対策 | 12月20日 | 現実世界をゲーム化してみよう |
12月5日 | 内部対立 | 11月29日 | 推理もの?? | |
11月22日 | 悪人とも言い切れない罪人 | 11月7日 | 正史 | |
10月31日 | 萌えない女性キャラ | 10月18日 | 関西弁 | |
10月5日 | 大阪 | 9月21日 | 避けられない強大な敵 | |
9月7日 | 人気・魅力・カリスマ | 8月29日 | 黒幕 | |
8月23日 | 運と実力 | 8月9日 | COMの思考ルーチン | |
8月3日 | 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 | 7月19日 | 軍師 | |
7月5日 | 各国の思惑を構成するもの | 6月21日 | 催眠術 | |
6月7日 | 和解 | 5月24日 | 知恵者 | |
5月16日 | 千年生きてみよう | 5月3日 | 生き残ることと勝ち残ること | |
4月18日 | 冷酷な指導者 | 4月5日 | お金の使い道 | |
3月15日 | 若さ | 3月7日 | 性能と運用 | |
2月29日 | アンケート現況発表(質問2について) | 2月22日 | 広報戦略 | |
2月10日 | 差別 | 1月27日 | 敵のスペック | |
1月13日 | 神の加護、神聖魔法 | 12月30日 | フリーゲームのレビュー | |
2007年 | 12月16日 | 国盗りゲームのパターン | 12月1日 | 謎について |
11月16日 | ゲーム世界での対人設定2(その他視点) | 11月3日 | ゲーム世界での対人設定1(味方視点) | |
10月20日 | レジスタンス勢力 | 10月5日 | 終盤~エンディング | |
9月21日 | 世襲について | 9月8日 | 悪役(ヒデブ派5隊長など) | |
8月24日 | 確率について | 8月10日 | セーブ&ロード | |
7月27日 | 成長について | 7月15日 | SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理 | |
6月30日 | SRPGのマップのシステム | 6月17日 | 徴収と略奪 | |
6月2日 | 兵科あれこれ | 5月19日 | 理想の君臣関係 | |
5月4日 | 経済力うんぬん | 4月21日 | 戦略ゲームと戦術ゲーム | |
4月6日 | 公開情報と非公開情報 | 3月24日 | 個人戦用の武器等 | |
3月9日 | 兵士の武器 | 2月25日 | ゲーム作りとゲーム遊び | |
2月11日 | 少数派(属性持ち)向けゲーム | 1月28日 | バージョンアップ | |
1月13日 | 宮田軍にてこ入れ? | 12月30日 | フリーゲームの宣伝 | |
2006年 | 12月15日 | 投票・アンケート | 12月1日 | 最強の敵 |
11月18日 | 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ | 11月4日 | デバッグ | |
10月22日 | 現代・近未来ものについて | 10月6日 | 趣味の社会人クリエイター | |
9月15日 | 新作?の状況について | 9月8日 | BGMについて | |
8月27日 | 登場人物の口語表現 | 8月12日 | 女性キャラ | |
7月28日 | 主人公選択式ゲーム | 7月16日 | マイサイトについて | |
7月2日 | 死について | 6月17日 | 風刺について | |
6月2日 | シナリオタイプあれこれ | 5月19日 | ゲーム作りの進め方について | |
5月5日 | ゲーム作りを始める時について | 4月21日 | 高能力キャラの表現方法 | |
4月8日 | 悪い敵 | 3月31日 | 名前について | |
3月18日 | 伝え方と伝わり方 | 3月12日 | キャラクターのプロフィールについて | |
3月5日 | アマとプロによる基本プロット考 | 2月25日 | 自作CGについて | |
2月19日 | 著作権について | 2月12日 | バックグラウンドの設定について | |
2月5日 | SRPG95の次回作に対する期待 | 1月29日 | 分岐と自由度について | |
1月22日 | 難易度について | 1月15日 | 勢力別能力値考察 | |
1月8日 | 主人公について | 1月1日 | ユニットの能力値をどういじるかについて | |
2005年 | 12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日 |