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愛原様のたわごと(22年7月17日)





逆沢「なんか、安倍元総理が殺されたニュースで世間が慌ただしいんだけど。」

鼎「仕方ないよ。世界的に見ても、一国の国家元首を務めた人が暗殺されるというのは、かなりの大ニュースだから。アフリカのよく分からない国のトップとかならまだしも、一応G7の一角の国の出来事だから。」

逆沢「けど仮に殺されたのが、森喜朗とか、福田康夫とか、鳩山由紀夫とか、野田佳彦とかであったとしても、同じくらいのニュースになったのか?と問われたら、私的に疑問だけどね。」

愛原「歴代総理と比較しても、良くも悪くも、話題性が段違いだからな。このコーナーでも、おそらく最頻出の宰相なんじゃないか?」

逆沢「前回のネタでも、名前くらいは普通に出てきたくらいだしね。」

愛原「俺的には、いつ誰に命を狙われてもおかしくない御仁くらいには認識してたが、さすがに衝撃は受けている。個人的には司法などしかるべき場で裁かれてから逝って欲しかったが、そういう意味でも至極残念である。」

鼎「尼崎事件でも大阪のビル放火事件でもそうだけど、どんな事件でも重要な容疑者を死なせると、すごく悔いが残るよね。安倍さんも、河井杏里事件で不起訴不当が出てたくらいには、刑法的にもグレーだし。アベノミクスとかアベノマスクとか、対トランプ政権、対韓国・北朝鮮政権、対プーチン政権とのやり取りとか、政策面でも外交面でもかなり評価が分かれたと思うから、そういう意味でも、もう少し長生きしてほしかったというか。」

逆沢「私的には、京アニ放火事件の容疑者に対しても、そのまま焼け死ねばよかったのにと思わなくもないけど、そういう発想は少数派なのかね~?」

愛原「漫画的には、必殺仕事人的な正義の味方が、悪人に制裁を加えるような展開もアリだと思うが、このコーナーで何度も触れてるとおり、うかつに闇に葬ると、死んでザマーミロなオチで終わらず、死んで英雄になってしまう可能性がそれなりにあるからな。どんな大悪人でも、手順を無視した制裁をやるのは、社会的に問題も大きい。だから尼崎事件もビル放火事件も、最重要級の容疑者に死なれたのは痛手以外の何物でもないし、京アニ事件は逆に最悪な結果だけは免れたという評価になりやすい。」

逆沢「現実は漫画やドラマの世界みたいに、分かりやすく単純ではないってか。色々残念ね~。」

鼎「ネット世論の中には、同じ殺すなら安倍さんではなく、統一教会のトップを殺せば良かったのにみたいな声も聴くけど、これも結論は同じだよね。殺された人が悲劇のヒロインとして英雄視されるだけで終わりかねないという点では。」

逆沢「漫画的なキザなセリフでいうなら、【復讐は何も生まない】って奴か? せっかく復讐を果たしても、それで悪人の悪事が世にさらされて、スカッとハッピーエンドにはならないという意味で。」

愛原「かつてのイラクのフセイン大統領とか、今のプーチン大統領あたりが殺された場合ならまだしも、社会全体で与党側の要人を暗殺しても、期待したほどの世論の反応は得られにくいというのはあるかも知れんな。今回のケースでいえば、安倍元総理も、統一教会も、どちらも明らかに与党側だからな。」

逆沢「私としては、この事件をきっかけに、政権と宗教との裏のつながりも明らかにされて欲しいし、宗教団体のカネの流れもオープンにできる法改正もして欲しいし、似たような宗教被害者を生まない法改正もして欲しいけどね~。そうでないと安倍元総理にとっても容疑者にとっても、殺され損・殺し損の犬死にでしかないし。しっかりと世の中を良くするきっかけにして欲しいというか。」

鼎「けどテロのおかげで世の中が良くなってしまったら、テロが正当化されかねないから、故意にそういう事はしない気もするけど。むしろテロが行われても世の中は変わらないという無力感を味あわせる為に、故意に政権と宗教の関係も触れずに済ませそうだし、宗教団体に関わる利権や不幸みたいなものも放置されそうというか。」

愛原「俺は、イジメ自殺みたいな事が起きて欲しくはないが、だからといって自殺した者の無念も晴らされないような世の中はもっと間違ってると思ってる方だから、たとえ人の死が契機であろうと、それで世の間違いが正され、世の中が良くなるなら、それは前向きに受け止めたいと思うけどな。」

鼎「難しい問題だよね。テロ行為を正当化したくないけど、だからといってテロの結果、ようやく明らかにされた不都合な真実もみ消されるのはもっと最悪というか。」

逆沢「つうか私に言わせたら、別にテロでも暗殺事件でも、なんでもなく、これ、ただの殺人事件なんだけど。政治家どもは、【民主主義に対する挑戦】とか、偉そうなお題目を掲げてるけど、別に政治目的じゃないなら、よくある私怨に基づく、ごく普通の殺人事件でしかないし。」

鼎「そういえばそうだよね。とすると動機がどうであれ、要人扱いされる人が襲撃されたなら、その時点でただの殺人事件ではなく、テロ事件みたいな扱いになっちゃうのかな?」

愛原「多分そうなるんだろうな。我々一般市民と要人に関して、どこで線引きするかはよく分からんが。」

鼎「あえて法的に解釈するなら、総理経験者は自動的に一人のSPが付くから、総理経験者というだけで自動的に要人枠になるんじゃないのかな?」

逆沢「とすると森喜朗や鳩山由紀夫が誰かに襲われたら、それも要人襲撃事件というか、テロ事件扱いになっちゃうという事か?」

愛原「国が公式にSPを付けているくらいだから、そういう扱いになってもおかしくないのかも知れないな。」

鼎「けど、この定義でいえば、公式にSPが付くのは、後は現職の大臣くらいだから、ヒラの国会議員とかは、別に要人でもなんでもない扱いになっちゃうけど。それが山口公明党代表や二階さんや茂木さんのような与党の大幹部であっても、肩書上は生稲さんのような新米議員と同格でしかないから。」

愛原「当然そうなるな。だからかどうかは知らんが、浅沼稲次郎社会党党首や石井紘基議員が刺殺された事件に関しては、その背景のわりにメディアの扱いも不自然なレベルで小さいしな。」

鼎「ただ、どっちにしろSP一人でできる事は限られてるよね。現実問題として。」

愛原「SPがトイレまで付いてくるのを嫌がるような話は、あちこちで聞くくらいだしな。SP経験者の話でも、実際にどの程度のレベルで警護できるかどうかは、護られている要人の意識次第らしい。要人自身がSPの助言を無視して自由に動き回ったりしようものなら、どうやっても護り切る事はできないというか。警護する側の視点でいえば、少なくとも選挙応援のような場に堂々と出る時点で論外というか。」

逆沢「まぁ、たった一人のSPじゃ話にならないわね。地元の警察の協力も仰ぐか、私設のSPを大量に雇うくらいじゃないと。」

鼎「けど地元の警察の協力を仰ぐとなると、法の平等の問題が発生するよね。今回の選挙も、参政党とかごぼうの党とか幸福実現党とか、色んなところから色んな人が立候補してたけど、そういう候補者の一人ひとりまで、丁寧に地元警察が警護すべきか?という問題になってくるし。まして今回襲われたのは候補者自身ではなく、ただの応援弁士でしかないし。泡沫候補の応援弁士にまでいちいち警護を付けるかと言われたら、もうあり得ないレベルというか。」

逆沢「言われてみたら、撃たれたのは参院選の候補者ではないのよね~。実はただの応援弁士の一人でしかないというか。ただ、その応援弁士がたまたま元総理だったからというだけで。」

愛原「テレビでもネットでも、奈良県警の不手際を責める声は多々あるが、俺としては正直問いたい。相手が泡沫候補でも、同様の厳しい警備を要求するのか? それは参院選だからか? 市会議員選挙でも同等なのか? それとも大物級の人物が候補者自身であるか、もしくは応援弁士である場合のみ、例外的に警備を強化しろという事なのか? そういう話をな。」

鼎「どんな泡沫候補に対しても最大級の警備をするのは難しいし。とかいって立候補者や応援弁士によって警備の度合いを変えるというなら、どこで線引きするかが難しくなりそうだよね。」

逆沢「そもそも要人の定義から見直す必要が出てきそうね。」

愛原「まぁ現状でいえば、森喜朗や鳩山由紀夫といった元総理級なら安倍と同レベルには、要警備という形になるんだろうけどな。」

鼎「けど歴代総理が皆同レベルの扱いか?と問われたら、そんな事は全然無さそうだよね。なんか安倍元総理に関しては、従一位の大勲位が贈られるとか、吉田茂以来の国葬が検討されているとか、明らかな格の違いを感じさせるというか。」

逆沢「人間は平等じゃなかったのか? いや、ちゃんとした理由があるなら、別に平等でなくても構わないんだけど、【他の人間と比べてアイツの方が上】というなら、その根拠くらいは示して欲しいんだけど。」

愛原「人間誰でも好き嫌いはあるし、その結果、格差や差別が生じても仕方ない部分はあるだろうが、公的な機関が人間の価値の差別化を図るなら、ちゃんとした物差しは欲しいわな。」

逆沢「オリンピックの金メダルとかなら、分かりやすいんだけどね~。【その競技の成績において一番だったから金メダル】と、誰が見ても納得できる理由が備わっているから。」

鼎「これが大相撲の横綱とかになると、少し分かりづらくなるよね。直近何場所でどれだけ勝てば横綱昇進とか、どれだけ休めば引退勧告とか、そういう基準がちゃんとあれば分かりやすいけど、実際には横綱審議委員会とやらのえこひいきの要素が強そうだから。似たような条件でも、あの人はセーフ、あの人はアウトと分かれやすいというか。」

逆沢「昭和の頃までなら、プロ野球の審判が多少の個性を見せても、審判の裁量権の範囲で済まされてたかも知れないけど、21世紀でそういうのは困るわ。えこひいきや間違いの疑いがあればちゃんと検証して、必要があればどんどん修正していくくらいでないと。」

愛原「勲章の剥奪という奴だな。まぁ実際にやるのは難しいが。おカネと一緒で、ばらまくのは簡単だし感謝もされるが、取り上げるとなるとなかなか難しいし反発もされるからな。」

鼎「でもむやみにばらまくと、権威が失われるよね。国民栄誉賞とかじゃないけど。」

逆沢「私からみたら、国民栄誉賞なんか、もはやモンドセレクションと変わらないわ♪ 従一位とか、国葬とか、そういうのも安倍が正式にその対象になったら、似たような扱いになるわね。まだノーベル平和賞の方が百倍マシというか。」

愛原「ノーベル平和賞は、受賞した時点での社会的評価と期待感のあらわれでしかないからな。佐藤栄作みたいに、後年になって嘘をついている事がバレたり、あるいは平和賞に値しない失望的な結果に終わったり、3年前のエチオピアの首相のように極端な背信行為を後にかます受賞者も多くいるが。それでも【受賞した当時】の評価と期待感のあらわれと割り切れば、そこまで悪く言うほどのものじゃないと思う。」

鼎「未来は誰でも分からないし。そこは仕方ないと思うよ。」

逆沢「そうすると勲章なんてのは、死後に与える方が無難なのかね~? 死後なら、期待を裏切られる事なんてないし。」

愛原「当人の価値は変わらなくても、世の中の価値観が変わる可能性はあるけどな。織田信長にしろ、豊臣秀吉にしろ、あるいは坂本龍馬みたいなのにしても、時代によって、人によって、評価はいくらでも上下するからな。」

逆沢「とすると勲章なんてのは、あくまで与えた人による主観的な価値でしかないって事か?」

愛原「勲章に限らず、人間に対する評価自体がそんなものかも知れんな。たとえば安倍元総理が撃たれた直後において、与野党問わず全ての政治家が【民主主義に対する挑戦】と、射撃した犯人への強い憎しみを表明したが、これは彼らの立場を考えたら当然だ。与党であろうと野党であろうと、政治家という人種である以上、【政治家を襲うのは巨悪である】という認識を大衆に強く植え付けないと、自分の身が極めて危うくなるからな。」

逆沢「むしろ野党の方が危険かもね。【政治家を襲うという正義の実現方法がある】という世論になったら、支持者が少ない党や政治家の方が当然、より危なくなるわけだから。」

愛原「この辺は、世界各国の政治家から見ても全く同じ。彼らは自分が襲われないようにするために【政治家を襲うのは巨悪である】という世論を是が非でも形成したがるし。である以上は、加害者である射撃犯を強く非難し、被害者である安倍元総理を強く悼む以外の選択肢は無くなるからな。」

逆沢「つまり別に、安倍が立派だったから惜しまれているわけではなく、相手が安倍であろうがなかろうが、それなりの有名政治家であれば同様に惜しまれる点は変わらないと。」

愛原「そりゃ当然。たとえば、あれだけ悪名を残したトランプ前大統領が同様に暗殺されても、やっぱり似たような世界的世論になるはずだ。イギリスのEU離脱という大失態を招いたキャメロン元首相が同様の死を遂げても、やはり似た反応になるだろう。相手がプーチンとか習近平なら、G7各国からすれば対立側だから、多少反応が変わるかもしれないが。」

逆沢「つまり善人か有能かどうかではなく、立場が似通っている人からは、どうやっても惜しまれ、その敵は憎まれるという事か?」

愛原「フランス革命が起きた時の、近隣のヨーロッパの反応を思い出してみろ? 当時はどこの国も王政国家だった事もあって、フランス革命を支持した近隣諸国なんてまるでなく、ほぼ総非難だっただろ? 当時としてはフランス革命は【王政に対する挑戦】でしかなかったから、そういう国際世論にならざるを得なかった。今は真逆だけどな。」

逆沢「つまり今でこそ、政治家殺しを【民主主義に対する挑戦】なんて言ってるけど、昔ならそれは【王政に対する挑戦】とか、【主君に対する挑戦】でしかなかったって事ね。時の権力者を暗殺するようなのは。」

鼎「つまり今の民主国家を支配している層からすれば、選挙で選ばれた政治家を襲うようなのはあってはならない事というか、その加害者は強く非難されるべきと言わざるを得ないし、その被害者に対しては当然強く哀悼せざるも得ないし。みたいな感じになるのかな?」

愛原「ま、俺としても、【気に入らない政治家を襲っても構わない世の中】なんてのは民主国家として論外だし、そういう意味で理解できる部分は多々ある。しかしそれによって、政治家の価値そのものが糊塗されるようなのは、あってはならないと思う。織田信長が本能寺の変で暗殺されたからと言って、織田信長が生前に行った行為自体も自動的に漂白されて、心から惜しまれるべき善人にされても困るのだ。」

逆沢「その死を惜しむことと、従一位とか国葬に値するかは、全く別問題として考えるべきという感じか?」

鼎「別に長く首相務めたからとか言うのも、評価を高める理由にならないよね。」

愛原「安倍が更新するまでは、桂太郎が在任一位だったけど、だから何?って感じだしな。」

鼎「護るべき要人という立場の者がいるのは分かるけど、それと勲章に値するか? 功労者として尊敬するに値するか?は別問題というのもあるよね。」

愛原「ホテルで最高級の部屋に泊まる客は、ホテルにとって最大級のVIP、つまり要人以外の何物でもないからな。そいつが人間的に立派な奴かどうかは関係ない。最大級のもてなしなり、警護をしなければならない相手を指して、要人と呼ぶというだけの話でしかないからな。」

逆沢「要人が襲われたり、要人のもてなしに失敗すると、色々問題になりかねないから、しっかりと警護もすれば、もてなしもするけど、それ以上のものではないって感じか?」

愛原「G20サミットとか、連想してみたら分かるだろ? 開催国は、ホストとして各国の偉いさんを最大限にもてなさないとならない。各国の要人に粗相をしたり、まして要人が襲われたりしたら、ホスト国として面目が丸つぶれになるというか、下手すると外交問題にも発展するからな。招待する各国の要人の中に、どれだけムカつく奴が混じっていても、要人としてもてなさないといけない立場がある。要人というのは、良くも悪くもその程度の存在。人間として尊敬できるかどうか?とは、まるで別問題の話なんだ。」

鼎「SPもそんな感じだよね。別に要人を個人的に尊敬する必要はない。けどSPとして要人を守らなければならない義務がある。それだけの話というか。」

逆沢「つまり野党の政治家とか、外国の政治家らが、やたら追悼の気持ちを述べるのも、外交儀礼以上のものではないって感じか?」

愛原「もちろん個人的に強い友誼を感じていた者もいるだろうし、都合のいい奴として好意を感じていた者もいるだろうし、内心ザマーミロと思ってるけど大人の対応ができる奴と思われたいからそれっぽく装ってるだけの者もいるだろうし、事情は様々だろうけどな。ただ政治家の立場で、取れる立場は限られてはいると思われる。」

鼎「とすると従一位とか国葬とかいうのも、要人だった者に対する一種の儀礼と言えなくもないのかな?」

愛原「儀礼というか、外交戦略及びテロ対策として国葬という選択肢自体はアリだろう。選挙で選ばれた首脳であれ、独裁者であれ、【要人を襲う事で世の中を変えようとして無駄だぞ】という徒労感を民衆に植え付けるには、国葬はそれなりに強力な手段なので、外国の支配者層からの支持も得やすいからな。ただし、原則論に照らせば、国葬なんてのは、一種の勲章というか、顕彰行為の最たるものであり、国民栄誉賞と同様、讃えられるべき人、尊敬されるべき人、愛されるべき人に贈られるものなので、要人だからというだけで、配られてよいものではない。別に国民栄誉賞をもらったからといって、SPが常時付く訳でもないのと同じで。要人功労者は、本来別次元の存在だからな。」

鼎「つまり要人だから自動的に勲章の対象になるという事もないという事かな? 本来、選考基準が別次元のものだから。」

愛原「まぁ要人にしろ功労者にしろ、金メダルのように、贈られるべき基準みたいなものがはっきりしてれば、そういった誤解も避けられると思うんだけどな。」

逆沢「少なくとも、疑惑まみれの人に贈っていいものではないと思うわ。その疑惑を打ち消せるほどの、明確な功労や功績があるなら別だけど、そんなものにも心当たりは全くないし。トランプにゴマすって色々貢いだとか、プーチンと何の意味もない交渉を重ねたとか。拉致問題を巡って無意味なチキンレースを仕掛けたとか、その場しのぎのアベノミクスバラマキを行ったとか、東京オリンピックの延期開催を決めたとか、私からみれば全部汚点でしかないし。」

愛原「けどそれを、今、公の場で口にするのなら、立場と場面と表現を考慮した方がいいけどな。死者を悼むという意味でも、テロで世の中が良くなるみたいな風潮を憂うという意味でも。」

逆沢「だから別にテロじゃないって。ただの不幸な殺人事件。たまたま犠牲者が有名人だったからというだけの。」

鼎「善人が悪党に襲われて亡くなったとか、悪党が誅殺されて亡くなったみたいな、漫画的に分かりやすい展開なら、素直に悲しいとか、スカッとしたとか、反応できそうだけど、こういうケースは、反応に戸惑うよね。」

逆沢「相手が一般人なら、土砂崩れで土の中に埋もれようと、船の沈没で知床の海に流されようと、ガソリン撒かれて焼き殺されようと、可愛そうな被害者というだけの反応で済んだかも知れないけどね~。」

鼎「テレビ局の関係者で、安倍さんが亡くなった報道の時だけ喪服着てたりもしてた人もいたそうだけど、一般人がどれだけたくさん不幸な死を迎えても日常のままなのに、たった一人の要人に何かあっただけで、そういう手のひらを返した対応をする人は、正直好きになれないかも。その人にとっては、大震災で1万人が亡くなっても、たった一人の要人の死と比べれば、どうでもいい話なのかも知れないけど。」

愛原「まぁ、生き続けても突然死んでも、無視できない影響力があるからこそ要人だからな。それで良く変わるか、悪く変わるかは分からないが、要人が何か口にするだけでも、まして要人の身に大きな変化が起こったならば、みんながたちまち顔色を変えたり、あるいは何かが変わってもおかしくない。」

鼎「つまりテロで世の中が良くなったら困る人も多いだろうけど、実際にはテロが起きようと起きまいと、要人は常に世の中を変え続ける力があるのだから、そんな事はいちいち気にしなくていいという事かな?」

愛原「仮に安倍元総理が元気であり続けても、いつ口が滑って真実を漏らすかも知れないし。司法に裁かれる時が来るかもしれないし。部下に裏切られて失脚する時が来るかも知れないし。あるいは改心して何かに目覚めるかもしれないし。何かの新興宗教に入信して、とんでもないおかしな事をやり始めるかも知れないし。もう一回首相の座に返り咲いて、また何かやらかすかも知れないし。未来のことは誰にも分からないが、とにかく要人には、未来をいかようにも変える力がある。【死せる孔明、生ける仲達を走らす】じゃないが、もちろん死んだ後もそれは同じ。死んだから影響がすぐにゼロになる訳じゃない。」

鼎「安倍元総理の影響力が削がれた事で、とりあえずは岸田総理のフリーハンドが強まるだろうし。安倍派は後継者争いで揉めるかもしれないし。そんな中、誰かが新たな権力者として台頭してくるかもしれないし。死んで影響力が無くなるかと思ったら、実は新しい火種になる可能性もありそうだよね。」

逆沢「つい先日、東京電力に13兆円もの巨額賠償を命じる裁判があったとか、文書自体が存在しないとされていたアベノマスクに関する記録が急に100通以上も見つかったとか、そういうのも安倍元総理が亡くなって、大きな圧力が取り払われた影響なのかね~?」

愛原「単なる偶然かどうかも分からんが、そういう憶測がされる事も含めて、要人が要人たるゆえんを感じさせる思いだな。要人は良くも悪くも、世の中を変える力がある。だからつまんない悲劇で簡単に失われては困るし、そうかといって神聖不可侵化して好き放題に暴走されても困る。その功績の如何に関わらず、要人だからというだけの理由で、盲目的に賛美するのも危険だと思う。」

鼎「要人との距離感とか、要人の線引きとか、そういうのを一度見直してみてもいいかも知れないね。」

愛原「民主国家の理想として、要人に依存しすぎない世の中が一番理想なのかも知れないけどな。要人一人失われたくらいで社会が動揺しない程度には、依存度が低いくらいでちょうどいいというか。そうなれば要人だからという理由で、わざわざ襲う意義も薄れるし。」

逆沢「今回は、個人的な復讐(逆恨みの可能性もある)の相手が、たまたま要人だったというだけで、別にテロでもなんでもなかったけどね。」

愛原「逆恨みと、それなりに情状酌量の余地がある恨みとでは、量刑に大きな差が出るだろうから、安倍一族や与党と統一教会との関係に関しては、徹底的に捜査してもらいたいところだな。相手が要人であろうと一般人とあろうと、それ自体が量刑に影響を与えてはいけないので、その点も注視して司法の判断も見守りたいと思う。」

逆沢「相手がか弱い子供とかであれば、抵抗できない弱者に対する非道な犯行として、量刑が重く判断されがちだけど、今回はSPまで付いて、一般人の何倍も抵抗できる社会的強者だからね~。民事だったらお金持ちを殺したら遺失利益がどうこうみたいな話にもなるだろうけど、刑事で相手が要人であれば罪が重くなる道理は特にないと思うわ。勲章持ちは逮捕されにくいとか、勲章持ちを傷つけたら罪が重くなるみたいな裏ルールがあれば別だけど。」

愛原「裏ルールとかは、困るな。法治国家なんだから、要人の定義も、勲章を与えるに値する功労者の定義も、もう少しはっきりさせて欲しい。テレビ局も同様で、被害者によって、加害者によって報道の規模や対応を変えるというなら、もう少し分かりやすい基準を示して欲しい。田舎が舞台だから三行記事、東京で起こった事件だからヘリも飛ばして全国ニュース扱いみたいな差をつけてもらっては困るんだ。」

逆沢「よくよく考えたら、要人なんてのも、メディアが勝手に作り出してる存在かも知れないわね。ほら、どこでもあるような焼き肉店でも、牛宮城とか、メディアが騒ぐだけで全国知名度になって、結果的に商売繁盛みたいなケースもあり得るわけだし。メディアが大物芸能人と騒ぐから突然大物扱いになったりとか、そういうケースも割とありそうだし。」

愛原「そういうプロパガンダまがいの宣伝工作にも注意したいわな。少なくとも、国葬とか従一位とか、そこまで大した人間か?という疑念は俺もある。少なくとも功罪を丁寧に検証してからでも遅くはないだろうと思える程度にはな。」

鼎「いじめ自殺という不幸によって、あぶりだされる悪事とか、是正されるべき悪しき慣習もあるように、むしろこれを機に踏み込んでほしい部分も多いよね。政治と宗教の関わりとか。政治の舞台裏とか。」

愛原「誰かを英雄にして美化して終わるのではなく、これを機に汚い部分を大掃除してほしいものだな。せっかくあぶり出された汚れを隠して綺麗に片づけた風にしてごまかすか、徹底的に汚れをあぶり出して本当の意味で綺麗にするか? どちらを選ぶか、それを踏まえて、有権者には清き一票を選挙で投じてもらいたいものだ。」

逆沢「いや、事件のドサクサで選挙はもう終わったから。これから最大で3年は国政選挙はないから。早期解散とかになれば別だけど。」

愛原「うーん。残念だな。まぁ過去には、政調会長時代に安倍に圧力をかけられて10万円給付案で撤回するくらい君子豹変ができた岸田首相だし。今回もそのノリで、国葬を撤回して、ゼロベースで再検討するくらいの君子豹変を今回も見せて欲しいものだけどな。安倍亡き今、事実上、日本で一番の要人なんだから、それにふさわしい功績を残して欲しいと思う。そして日本の政治の闇を暴き、大掃除を成し遂げる事で、本当の意味で功労者に値する勲章を贈られるような大宰相になってもらえばとも期待する。かなり無謀な期待だが、選挙も当分ないなら、そういう他力本願にすがるしかないのが現状だからな。」

逆沢「そんな他力本願ではなく、岸田が無能そうなら、いっそやっちゃえば? 前例も出来たことだし。」

愛原「やるの意味が分からんが、スリランカみたいに、財政破綻させて国をメチャクチャにしたら、民衆自体が暴徒化してもおかしくないけどな。財政破綻ってのは、大半の民衆にとっては青天の霹靂として、ある日突然やってくるものだが、日本の財政もアベノミクスのせいで、実際のところ、かなりヤバくなって来てるからな。」

鼎「デモを起こし慣れた国民性の国なら、そうなる前の段階で民衆からの圧力がかかって自浄作用も働きやすいけど、スリランカみたいな一族支配国家とか、政権交代に慣れてない国は、要人を信用しすぎて、ある日突然破綻という事になりやすいから、そういう意味ですごく怖いよね。」

逆沢「国民が要人を信用するのは自由だけど、国家が要人功労者を混同させるような真似はやめて欲しいわ。特定の要人の警護を強化したいというなら、有志が勝手にSPを買って出るなり、民間SPを雇えるような献金でもしてやればいいし。豪華な葬式をしてあげたければ、クラウドファンディングでもなんでもやればいいわけで。特定の信者が、国のお墨付きを求めたり、国の指導者が国家公認のお墨付きまで付けるから、おかしな空気になるだけで。」

鼎「人々の尊敬を集められるような人なら、公金でSP付けなくても、寄付金でSPを雇ったり、有志を募る事もできるよね。何も国葬を行わなくとも、立派な勲章を与えなくても、人々の心の中にちゃんと残るというか。織田信長さんや坂本龍馬さんも、立派な勲章を国から与えられたから偉いのではなくて、それだけのファンが付くだけの業績やエピソードがあるから、相応に支持されているだけの話だし。」

愛原「要人になったから自動的に偉いのではなく、要人としてどれだけの仕事ができたか?が重要だからな。長く務めたから自動的に偉いのではなく、多くの人と関わったから自動的に偉いのでもなく、それだけの時間と手間をかけて、どれだけの結果を残したかが重要というか。」

鼎「金メダルもそうだけど、勲章はそういう結果に基づいて贈られてこそ、値打ちがあるよね。」

逆沢「結果に基づいてても、乱発したら国民栄誉賞みたいな感じになっちゃうけどね。あと、採用基準が曖昧でも、横綱審議会とか、1万円札や5千円札の肖像の人物じゃないけど、なんでこの人?ってなりやすいし。」

愛原「国家公認で要人なり、偉人なり、勲章に値する功労者を設定するなら、納得いく基準が欲しいと重ね重ね思う。価値ある人間と、その他大勢の人間の間に、国家公認で人間の扱いに格差をつける事自体、本来は大それた事なんだから。」

鼎「要人というポジション自体は、役割でしかないから、役割に応じた権限や待遇の差はあって当然だけど、評価まで押し付けられたくないよね。誰だって尊敬したい人とか、尊敬すべき人くらいは、自分の意思で決めたいから。」

逆沢「国から押し付けてもらったり、この人を愛すべきと洗脳してもらわないと、尊敬すべき人間まで判断できない人間にはなりたくないわね。普段はどれだけ受け身の人間だったとしても。」

愛原「そこまで受け身の人間のために、その手の新興宗教ってのはあるのかも知れんな。言いなりになる事で幸せを感じる人にとっての需要というか。だからどれだけ被害者が出ても、その手の宗教は無くならないというか。」

逆沢「本人は誰かの言いなりになれて満足かも知れないけど、家の財産を破産するまで寄付して、家族や周りの人間を不幸にするなくらいは思うわ。」

鼎「国葬をしたい人も、それをしたい人にとってはハッピーな話かも知れないけど、みんなの共有財産である税金をむやみに注ぎ込んで当然という顔はして欲しくないよね。そんな発想は、【自分の幸せのためなら、考えの異なる他人を不幸にしても構わない】とか、【自分の信じる事を貫くのが、みんなの幸福にもつながるに違いない】と信じ込む狂信徒の発想と変わらないから。」

愛原「岸田首相に警告しておく。日本をスリランカやジンバブエにしたくなければ、国葬だけはやめておけ。必要以上に安倍を持ち上げてしまうと、その政策を批判しにくくなって、軌道修正どころじゃなくなるぞ。その場しのぎの受け狙いで、危ない橋は渡らない方がいい。」

逆沢「わたしゃ、そこまで浮世離れした大それた忠告なんかようせんけど、ヤバい宗教を野放しにしない程度には、すぐに対策くらいしろよ、とは言いたいわね。今回の事件で何も良くならなかったら、一人の犠牲者と不幸な罪人を生み出しただけで、その方がよほど不幸だから。」

鼎「要人は良くも悪くも世の中に影響を与える存在だけど、それがどちらに転ぶかは、要人を支える周りの人の勇気と決断次第という事も多いだろうから、今回くらいは良い方向に転がって欲しいよね。あの事件自体はすごく残念だったけど、それでもそのおかげで良くなった事もあるみたいに言えた方が幸せだろうから。」





















過去のたわごと 
2022年 7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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