トップページに戻る


愛原様のたわごと(22年9月25日)





愛原「前々回、政治家のお悩み解決人としての側面について少し触れたが、今回はその部分をもう少し掘り起こしてみる事にしたい。」

逆沢「とすると今回も、また政治ネタか?」

愛原「いや。今回はそっち方面は、特に触れない予定。別に悩みやトラブルを解決できるのは、政治家だけではないからな。」

鼎「悩みやトラブルの中身によって、相談すべき人は変わるよね。たとえば、病気やケガに関する悩みなら、お医者さんや病院以外の選択肢はないだろうし。」

逆沢「医者と一口に言っても、内科、外科、耳鼻科、眼科、歯科・・・、数えきれないほどの専門分野があるけどね。で、病状によっては、何科を受診すべきか、分からない事もあるのが困るんだわ。」

鼎「そういう人は、総合病院みたいな所に行きたがるようだけど、実際は町医者を経由した方がスムーズに行く事も多いと聞くよ。総合病院と町医者では待ち時間も全然違うし。そもそも診療の初期段階でやる事は、どちらも大差ないから。最終的に大病院じゃないと手に負えない事態になっても、紹介状があれば、すぐに見てもらえる事も多いし。」

愛原「なんとかの権威とか、とにかく偉い先生に診てもらいたいがために、政治家などに相談する人も中にはいるらしいけどな。」

逆沢「お前、政治ネタには触れないと言ったばかりだろうが。お前も痴呆症の疑いで、医者に診てもらった方がいいんじゃねえのか?」

愛原「これは失礼。ただお前が何科を受診したらいいか分からない事があるように、誰に相談していいか分からないみたいなパターンも多いからな。医者に診てもらえばいいと言っても、そいつが信用できるかどうかわからない。専門分野かどうかも分からない。だから前もって、誰かに意見を聞きたいと思う事はあるだろう?」

鼎「当たり外れが大きいのは、どのジャンルでも同じだよね。医師でも、親身なお医者さんもいれば、そうでないお医者さんもいる。慎重なお医者さんもいれば、即決タイプのお医者さんもいる。薬を多用するお医者さんもいれば、薬を使いたがらないお医者さんもいる。相性とかもどうしてもあるし。」

愛原「まぁ、その辺は、口コミを信用してもいいが、究極的には実際に会ってから判断するしかないだろうな。診てもらったけど、何か違うとか、何か合わないと思ったら、その時にセカンドオピニオンというのも、有りだろう。」

逆沢「世の中には、医者が信用できないからと言って、セカンドオピニオンではなく、いきなり宗教とかに走る人も、割といるらしいけどね。」

愛原「らしいな。で、厄払いだの、先祖の悪事がどうだの、色々吹き込まれて、その病気は偉い坊さんの祈祷や、寄付などで信心を重ねる事でしか打ち払えないと思い込むようになったりとか。」

逆沢「相談する人を間違えると、ドエライことになるという典型例ね。」

鼎「悩みやトラブルがまずあって、誰に相談したらいいかも分からない場合は、まずどうすればいいのかな?」

愛原「地元の役場の市民相談窓口にでも出向いて、相談に乗ってもらうのが無難じゃないのか? ただし、役所はたらい回しを平気でやるし、かかった時間の割に、直接解決する能力は限りなくゼロに近い点は、留意しておく必要があるけどな。」

逆沢「直接解決能力ゼロって、どういう事なんだ?」

愛原「悩みやトラブルの中身を聞いた上で、じゃあ病院に行けとか、警察に行けとか、弁護士に相談しろとか、そういったアドバイスくらいはしてくれるが、市職員自体が、病気を治したり、悪い奴を逮捕したり、債権を回収してくれる訳ではないという事だ。」

逆沢「ああ、そういう事か? まぁ、それはそうかもね。」

愛原「もっとも熱海の土石流災害じゃないが、役所自体が責任をもって直接対処しないといけない事案であっても、平気でたらい回しをやってくる事も多いから、その辺は要注意だけどな。本当は市が責任をもってやらないといけない事案であっても、県にかけあってくれとか、警察に言ってくれとか、それは直接業者に言ってくれとか、平気で丸投げしてくる傾向もあるから、過大な期待は禁物だ。」

逆沢「役場特有の無責任体質丸出しね。そういう部分は。」

愛原「ま、警察でも役場でも同じ事だが、公的施設への相談では、たらい回しは割と付きものなので、深みにはまりそうなら、責任の所在をまず明らかにさせて、たらい回しを防ぐ努力くらいは必要だろう。もちろん責任は、自分自身にもある点も自覚はしておくべきだろうけどな。」

逆沢「悩んでる本人は、あいつが悪いと頭から思い込んでいるけど、はたからみたら、悩んでる本人自身にも原因がある事も多いからね~。」

愛原「他人に問題を解決させるという視点だけでなく、自分自身で問題解決していく視点も欲しいわな。病気やケガの治療にしても、本人自身にリハビリを頑張る気もなかったり、禁じられている酒などを止める気もなければ、話にならないのと同じというか。」

鼎「この辺は、警察や弁護士などに相談すると、はっきり指摘される事も多そうだよね。他人に何かさせて解決するよりも、自分が折れた方がスムーズに物事が解決するケースも割と多いというか。」

逆沢「でも折れるというのは、早い話、泣き寝入りという事じゃないのか? 自分自身にも相応の落ち度があればともかく、そうでもないのに泣き寝入りとか、ちょっと受け入れがたいんだけど。」

愛原「ただ、コストの問題は無視できないからな。たとえば自分の大切な車が傷つけられたとして、その犯人を見つけて賠償させようとすれば、大変な手間がかかったりするわけだ。」

鼎「類似の犯行が相次いでいたり、犯人特定が容易そうだったり、大物政治家の口利きがあったりすれば、警察も本腰を入れて犯人特定のための捜査をしてくれそうだけど、そうでなければ残念ながら、そこまで期待できない事も多いよね。」

逆沢「公権力による捜査が期待できないとすれば、弁護士とかに相談して解決するしかないってか?」

愛原「カバチタレシリーズで登場するような超働き者の士業の者ならともかく、現実の士業の9割以上は、そこまで働かんぞ。民事は弁護士というイメージがあるが、今どきの弁護士の大半は解決師というよりは、手続き代行士でしかないからな。」

逆沢「解決まではしてくれないのか?」

愛原「ルーチンのように決まった手順を踏めば、自動的に解決するような相談なら、問題ない。過払い金の請求とか、その他、主に権利の確認作業とかな。あとは一方的な通告の代行とか。まぁ個人的には通告の代行くらいなら、行政書士か司法書士まででも、十分間に合うだろと思わなくもないが。」

逆沢「ちょっと何言ってんのか、分からねえ。もう少し分かりやすく説明できんのか?」

鼎「つまりたとえば、お金を返さない人を相手に裁判して、勝訴を勝ち取るまでは弁護士でもできるけど、実際にお金を回収できるかは別問題という事だよ。敗訴した債務者が、安定した職業に就いていて、給与引き落としの口座から差し押さえできそうとかなら話は早いけど、そうでないと実際にお金を回収できるかどうかは、すごく怪しくなる。少なくとも弁護士自身が、直接お金を回収してくれるわけではないというか。」

愛原「離婚訴訟などでも同じ。離婚したい依頼者に対して、別居を勧めたり、親権争いを有利に進めるために子供を手元に置くようにアドバイスしたり、調停や裁判で必要な手続きの代行作業くらいはしてくれるだろうが、それ以上の実力行使的な事は、ほぼしてくれない。相手が浮気をしていると分かっていても、弁護士がその証拠集めの為に奔走してくれるケースもほぼないし。相手が子供を不当に拉致して返してくれないと分かっていても、実力行使で取り戻すような事もしてくれないし。まぁごくまれに探偵と連携してる弁護士なんかは、そういう作業も引き受けてくれるところもあるらしいが、あくまで例外の範疇だろう。」

逆沢「テレビで好き放題言ってる、口だけ弁護士みたいな奴らばかりなのか? 裁判官気取りで勝てるとか勝てないとかはジャッジするけど、勝つための努力は、ほとんどしてくれないというか。」

愛原「アメリカなどなら、弁護士が証拠品集め証言者集めまで、何からすべて引き受けて、勝てない勝負も勝てるような状況に変えてしまうスーパー弁護士もそこそこいそうだが、日本は残念ながら、それとは程遠いからな。プロ野球選手の年俸交渉も上手くこなすような敏腕弁護士ならまだしも、残念ながら多数派の弁護士は、示談交渉すらまともにできない。シロート相手に一方的に通告して、気に入らないなら裁判でも何でもしてください(orこの条件に応じられないなら裁判します。悪しからず)くらいは言えても、相手方と時間をかけて交渉して信頼関係を築いて、ウインウインの結果になるような調整が全くできないというか。」

逆沢「弁護士と言えば粘り強く交渉というイメージだけど、実際は一方的に要求して、要求が通らなければ無視か即裁判ってタイプの方が多いってか?」

愛原「ビジネスライクな弁護士は、大体そんな感じだな。依頼者と相手方の信頼関係なんて糞食らえというか。裁判になったらなったで依頼人から追加料金が取れておいしいし。裁判にならずとも、その場合は、交渉を即打ち切った方が、経費が安く済んでお得って感じで。交渉を問答無用に即決裂させることで、依頼者と相手方との仲がどれだけ悪くなろうが、ビジネスライクな弁護士からすれば、そんな事はどうでもいいし。特に成功の見込みが低そうなら、尚更。」

逆沢「依頼者は、成功見込みが低そうだからこそ、自力ではなく弁護士に頼むのに、交渉を即打ち切ったりされたら、困るだろ? 大体決裂前提なら、はじめから弁護士なんかに頼まないし。」

愛原「でも弁護士からすると、成功見込みの低い依頼に時間をかけても、時間の無駄でしかないからな。1日で交渉を決裂させようが、1年かけて結局決裂しようが、それで着手金が増えるわけでもないし。だからそれなりに多忙でビジネスライクな弁護士は、難しい依頼の場合は、即決裂させる方向に持ち込みたがる。俺からみれば、そんな弁護士は悪徳弁護士以外の何者でもないが、残念ながらそんな輩はそれなりに多い。自分から調停を持ち込みながら、自分からすぐに即決裂させたりとかな。それでも調停に持ち込んだ実績だけは残るから、着手金とかはまるまる取れるから。」

逆沢「調停とか、長いのだと1年以上かかる事もあるし。それだけの手間をかけて決裂したら大赤字という事かも知れないけど、だからといって形式だけやりましたって感が不愉快ね。時間をかけてお互いに譲れるだけ譲り合って和解にこぎつけるみたいな、私のイメージする弁護士観とも合わないというか。」

愛原「先々週の麻生ではないが、一方的に要求するだけで交渉の余地を最初から残さないことで、最短時間で決着させたがる弁護士が、それなりにいるのは事実だ。それを示談とか交渉と呼んでいいかは、俺も分からんが。」

鼎「示談交渉といっても、保険会社相手に相場に従った保険金の支払い額を求めるくらいのレベルの話しかできない弁護士も多そうだよね。」

愛原「保険金の支払額については、判例もほぼ固まってて、結果が見えてるからな。だから保険会社側の弁護士は、相手がシロートと思ったら、決まり文句の屁理屈で値切り倒す事しか考えないし、それが通用しない相手なら、時間をかけてウインウインとなるような落としどころを探るような事もせず、さっさと交渉を打ち切る。なぜなら裁判した場合の結果も分かってるから。」

逆沢「裁判の結果が分かってるなら、裁判なんかせずに、その判例に従った額を最初から支払えばいいのに。」

愛原「弁護士からすれば、裁判に持ち込んだ方がゼニになるし。あと、裁判で負けが確定するまでは、相手方の要求を呑む義務がないので、相手が裁判を起こすのを面倒くさがってくれた場合は、事実上自分の要求を押し通せるので、それを期待してというのもあるだろう。たとえばインターネットで誹謗中傷を受けた被害者側が、情報開示請求を行う事もあるが、ほとんどの場合、プロバイダは、これを拒否する。裁判になったら必ず負けて、結局、無理やり開示させられる事になると分かっていても、だ。」

逆沢「なんかムカつく話ね~。どっちみち裁判で負けて開示させられることが分かってるなら、最初から開示しろよ。被害者からすれば、余計な裁判費用もかかって、時間も余分にかかって、負担が増すだけなんだから。」

鼎「被害者視点からみれば、プロバイダが加害者の味方をして、嫌がらせしてる以外の何者でもないよね。どうせ裁判結果が出れば開示になるのが分かってる案件でも、裁判結果が出るまでは開示を渋るなんてのは。裁判を起こすのも負担なのに。」

愛原「そう。その負担が鍵なのだ。その重い負担、裁判費用や弁護士費用などの金銭負担もあれば、その勝訴に必要な証拠集めなどの手間の負担もそうだし、心理的な負担もある。それら重い負担を嫌がって、泣き寝入りを選ぶ人も相当いるからな。つまりプロバイダからすれば、その泣き寝入りを期待してるから、裁判になれば負けるとわかってても、裁判に負けるまでは、容易に情報開示には応じない。もしもどうせ裁判になったら負けるからと、裁判になる前に情報開示に応じたら、本来なら泣き寝入りしていたはずの人も含めて、多くの被害者(自称も含む)が一斉に立ち上がって、津波のごとき勢いでプロバイダに情報開示を迫りまくるようになるからな。」

逆沢「つまり保険会社が、裁判で負けるまでは本来の保険金を支払わないのも、同じ理由か? 負担が面倒くさくて泣き寝入りする人が多く出て、そいつらが保険会社の言い値で納得してくれたら、その分だけでも保険会社は得をする。少なくとも最初から、適正な相場で全被害者に保険金を払うよりは、裁判費用が余分にかかっても、泣き寝入りしてくれる被害者の割合と比べたら、微々たるものだし、そっちの方が得だから、彼らは裁判で負けが確定するまでは、言い値でしか支払わない姿勢を崩さないと。」

愛原「ま、そういう事だな。確かに裁判に勝てば、我々庶民は、適正な結果を得ることができる。が、本来得られるべき適正な結果を得るためには、相当の負担を覚悟しなければならない。負担するのが嫌なら、不当な結果を受け入れるしかない。正直不愉快だが、これが今の日本の法の運用の実態だ。」

鼎「それをもうワンランクひどくしたのが、スラップ訴訟というものだよね。」

逆沢「スラップ訴訟とは、なんなんだ?」

愛原「スラップもしくは、スラップ訴訟で検索をかけてもらえれば一目瞭然なんだが、要するに裁判をしてもほぼ負け確の案件にも関わらず、相手に負担をかける事を目的に訴訟を起こすこと。もしくは訴訟を起こすぞと圧力をかける事を指す。」

逆沢「あー、一部の政治家や有名人や大企業が、【名誉棄損で訴えるぞ!】と言って脅してるアレね。実際に訴えまで行くケースは、稀だけど。」

愛原「ちなみに実際に訴えると、スラップ訴訟そのものになる。もちろんスラップ訴訟なので、結局名誉棄損で訴えた原告が負けても当然なんだが、それでも効果は十分。なぜなら訴えられた方にも、強烈なプレッシャーと負担を押し付ける事ができるからだ。」

逆沢「あー、日本の裁判制度だと、どんなデタラメな訴えでも、裁判に応じなければ自動的に敗訴という、変なルールがあるらしいわね。詐欺師グループが何の根拠もなく【百万円払え】と言ってきたような案件でも、その詐欺師グループが裁判所にそれを訴え出たなら、こちらも裁判所に出向いて相手の主張の間違いを主張しないと自動的に負けが確定して、百万円差し押さえられてしまうとか。」

愛原「そういうこと。それなりに本気で労力を払って、全力で裁判所で迎え撃ったなら、負けるはずのない裁判でも、無視したら自動敗訴だからな。名誉棄損裁判などでも、相手からそれを訴えられたなら、さすがに無視だけはまずい。それをしたら、普通に勝てるはずの裁判でも負けてしまうからな。」

鼎「けど、裁判ってすごく面倒くさいんだよ。もちろん弁護士とかに頼めば負担は格段に楽になるけど、その代わり、何十万円も弁護士費用を払う羽目になりかねないし。」

逆沢「あー、なるほど。勝てるか負けるかと言ったら勝てるだろうけど、その代わり、勝とうとすれば、とてつもない時間やお金がかかると。」

鼎「でも裁判を無視して負けたら、結局相手の言い値通りの賠償金を払わされる事になるだろうし。つまり裁判を起こされた時点で、勝っても負けても多額の出費が発生してしまうのが問題というか。ひろゆきさんとかなら、どっちみち踏み倒してしまうから関係ないだろうけど。」

愛原「スラップ訴訟は、それが狙いで行われる。勝つのが目的ではなく、相手の時間や金銭に、大きな打撃を与えるのが主目的。大体、名誉棄損裁判で負けたところで、何のペナルティーもないし。詐欺師グループによる債権訴訟にしても、負けたらお金を取れないというだけで、それ以上の持ち出しはないからな。」

逆沢「あれ? でも裁判って、負けた方が裁判費用も負担するみたいなルールとかは無かったっけ?」

愛原「その裁判費用というのは、裁判所に提出する分の印紙代とか、そういう数千円レベルの話で、弁護士費用とか、その他実費は一切含まれてないぞ。外国はともかく、少なくとも日本に限っては、弁護士会がそういうルールを要求したのもあって、そういう決まりになっている。つまり詐欺師から百万円払えと一方的に訴えられて、それを退けたとしても、得られるのは【百万円払わなくても良い】というお墨付きだけ。そのお墨付きを得るのにかかった時間もお金も、原告に全く要求できない(法的には、濫訴に関するルール自体はあるが、実態として成立要件は厳しい)。名誉棄損訴訟も同じ。得られるのは【名誉棄損とまでは言えない】というお墨付きだけ。」

鼎「アメリカなどの場合は、スラップ訴訟対策の法律やルールもちゃんとあるんだけど、日本はそうじゃないから、基本的にお金がある人のやりたい放題なんだよ。少なくとも法的には。」

愛原「極論にはなるが、日本では、裁判所を使った兵糧攻めも十分可能だ。お金に困らない側が、お金に余裕のない側をガンガン訴えるという方法でだな。」

逆沢「兵糧攻め。なるほど、ね~。確かに無茶な内容でも、裁判所から出廷命令が来れば、無視する事はできないし。でも応じれば、何十万円も弁護士に払って対応してもらうか、それが嫌なら仕事を休んで自分で応訴しなくてはならなくなるし。でも、そんな事に振り回され続けたら、生活はすぐに困窮しかねないし。本当に兵糧攻め以外の何物でもないわね。攻める側も、勝ち目のない裁判に時間をかけるわけだから、かなりお金がかかるけど、逆を言えばお金に困らない大物政治家や有名芸能事務所や大企業なら、そんなのへっちゃらだろうから。」

愛原「まともな法治国家なら、そういうスラップ訴訟を禁じる対策くらいちゃんとしてるんだが、日本では弁護士会自体がそれに乗り気でない有様だから、正直どうにもならない。」

逆沢「なんか弁護士って、普段、正義の味方ってツラしてるけど、現実はそれとは程遠いってか?」

愛原「自由業だからピンキリだが、悪徳弁護士と呼んで差し支えない者も、それなりに多いわな。まぁ一番多いのは、決められた事務を代行するだけで、問題解決能力のないガッカリ弁護士かも知れんが。」

鼎「決められた事務をちゃんと代行できるのなら、ガッカリとまでは言えないと思うけど。」

愛原「あのなぁ。離婚問題で悩んでる人が望んでいるのは、どれだけ希望の形で離婚できるか? あるいは逆に復縁できるか? なんだ。事務を代行されるだけでは困るんだよ。金銭問題でも、ご近所トラブルでも、ネットでのトラブルでも、なんでも同じ。思い通りにいかないから悩み、その悩みを少しでもいい形で解決したいから、誰かに相談してるんだ。圧力をかけたいなら内容証明郵便くらいは送りますし、裁判したいなら手続きもしますけど、それ以上のことはしません。証拠集めもしません。相手方に対して何の説得もしませんでは、ガッカリすぎるだろが。」

鼎「でも、実際、そんな弁護士さんは多そうだよね。相手方がドシロートなら、保険会社ばりの詭弁で無理やり納得させるけど、そうでなければ示談もまともにできないというか。本当にカバチタレの世界観と全然違うというか。」

逆沢「まぁ、相手が離婚したいと言ってるのを説得して復縁するとか、かなりの難易度だろうからね~。仮にそんなミッションを成功させるなら、それは決められた事務の代行しかできないへっぽこ弁護士なんかじゃなくて、年俸交渉で優れた結果を何度も出してるような凄腕交渉人を雇うべきというか。あるいは相手の弱みを何としても見つけ出す凄腕探偵の力を借りるか? それでも駄目なら、それこそヤクザや政治家に頼んで、彼らに説得を任すくらいしか方法ないんじゃないの? 連れ去られた子供を取り戻すとかにしても、実力行使も辞さない武闘派の探偵やヤクザ者の方が、得意そうな気がするし。少なくとも事務代行しかできない弁護士とかに、連れされられた子供の居場所を特定して、まして取り戻すような荒業はできないと思うから。」

鼎「貸したお金を返してもらうにしても、最も大変なのは裁判で勝つことではなく、実際に取り立てる方だし。相手がカタギなら、色んな差し押さえの方法もあるけど、そうじゃないと特殊なノウハウが必要だよね。」

逆沢「ひろゆきクラスでも、お金を取り立てるのは容易ではないらしいからね。実際のところ。」

愛原「だから俺的には、カバチタレに登場するような、実力行使も辞さない凄腕法律家みたいなのが欲しいと思ったりもするのだが。それが現実に不可能なら、シロートでも確実に債権を取り立てられたり、いちいち弁護士に頼まなくても、ネット関連のトラブルくらい簡単に解決できる仕組みくらいは欲しいというか。あとスラップ訴訟みたいなのを抑止する仕組みとかも。」

逆沢「スラップ訴訟対策に関しては、法律を決めるセンセイ自体が、すぐに【名誉棄損で訴えるぞ】みたいな恫喝をやりたがる内は、難しそうな気もするけどね~。裁判を起こさないと、保険金を値切られる仕組みも、それがあるから弁護士が儲かるという仕組みがある以上、弁護士会も維持したがるだろうし。」

鼎「弁護士を通さないと、本来当然得られるべき権利も享受できず、不利益を受忍させられる仕組み自体も問題だよね。」

愛原「実際は弁護士を通しても、当然の権利を回復できるとは限らないけどな。特に、決められた事務しかやらない弁護士とかに当たった場合は。まぁ、本人が何の努力をしなくとも、医者任せで何とかなるとは限らないように、ある程度は本人の努力もやはり必要だろうが。」

逆沢「浮気の証拠をつかむにしても、連れ去られた子供を奪還するにしても、そんなのは全部こっちがリスクを冒してやるしかないようなものか?」

愛原「カネと人脈さえあれば、凄腕の誰かを雇ってそういう汚れ仕事をやってもらう事もできるだろうが、そうでなければ当人がリスク込みで引き受けるしかないだろうな。」

逆沢「結局、何らかの手間というか、負担を引き受ける気が無ければ、不利益を容認するしかないってか? 面白くないわね~。」

愛原「ただ、凄腕交渉人に頼むにしろ、凄腕探偵に頼むにしろ、結局は、本来自分がやらないといけない負担を、カネの力で他人に丸投げしてるという事だけは忘れてはいけない。そして慈善事業でない以上は、彼らもミッションの困難さに応じて、それなりの報酬を要求したりもするだろう。」

逆沢「理屈としてはその通りだろうけど、やっぱり面白くないわね。本来あるべき権利を取り戻すだけのために、それだけの負担を強いられるというのは。」

愛原「だからそこは、社会というか、国が整備していくしかないだろうな。特に法の問題は、立法機関がその気にならないとどうにもならないから。まぁどこの国でも難しい案件ならまだしも、他の国で既に整備されてる案件なら、その国のやり方を真似ればいいだけだから、後はやる気の問題でしかないのだが。」

逆沢「今、問題になってるカルト宗教を取り締まる法律にしても、他国には反セクト法とか、ちゃんと参考にできるものがあるらしいしね。」

鼎「ただこちらに絶対的な正義がある案件とかならともかく、離婚問題とか、簡単にシロクロつけがたい悩みもあるよね。」

愛原「こういう悩みにも寄り添えるような解決師みたいなのが、もう少し充実していたら、世の中の悩みもかなり減りそうなんだがな。」

逆沢「そんなので市民相談に寄られても、職員さんも困るだろ? それこそ弁護士に相談しろとしか言えないというか。せっかく相談しても、当たったのがへっぽこ弁護士だとガッカリだけど。」

愛原「離婚問題の解決方法に関しても、ある程度、ひな形みたいなものはあるが、逆をいえば、自分に有利な形のひな型が一度出来上がってしまうと、相手側がそれをひっくり返すのはしんどい。型にはまった対応しかできない事務屋系の弁護士なら、相手が有利な状況を先に固め終わってからの挽回策はとても用意できないだろうな。」

逆沢「そうなったら、弁護士とかよりも、探偵や政治家みたいな人間を動員して、からめ手からひっくり返した方がいいってか?」

愛原「自分に一切落ち度がないなら、な。離婚問題で、そんな事はまずないと俺なんかは思うが。俺に言わせたら、ヤクザまがいの連中に頼んで形勢逆転を狙うくらいなら、まともな筋のカウンセラーにでも相談した方が、まだマシじゃないかとも思えるが。」

鼎「相手を変えるのではなく、自分を変える事で、悩みを解決する方法だよね。」

愛原「泣き寝入りと解釈するから腹も立つが、人生のやり直しくらいに思えれば、話も違ってくるだろうからな。勝ち目のない裁判で精神と財布にさらに大穴を開けるくらいなら、さっさと気持ちを切り替えた方が楽な事もあるだろうという事で。」

逆沢「そういう解決方法もあるってか。」

愛原「宗教も、まともなものなら心の救いにたどり着けるという事で、本来は肯定的に捉えたいのだが、依存しやすいから、やはり人には勧めにくいのが難点だな。」

鼎「人は誰でも悩むし、悩んだ時に、適切な人に相談できれば、それが一番なのは間違いないけど、依存しすぎない事がやはり大事なのかな?」

愛原「自分でできること。相手にできること。悩み苦しんでいる時に、そんな事まで頭が回るかは疑問だが、可能なら、そういう部分に関心を向けた方が、悩みも解決に向かいやすいだろうな。相手に依存しすぎても、相手にできる事には限りがある。医者でも警察でも、できる範囲は限られているからな。そして自分自身で解決できる問題もある。要は自分がどこまで負担を受け入れられるか? 手間や負担を惜しまないなら、解決できる範囲はより広まるだろう。ただし、費用対効果に見合うかどうかは、話に別。損を取り戻そうとして、さらに傷口を広げるくらいなら、さっさと損切りして気持ちを切り替えた方が楽という事も認識できれば、なおいいと思う。」

逆沢「絶対に相手を懲らしめないと気持ちが収まらないと思ったなら、裁判でもなんでもやって相手をとことん責め立てるのも一つの手だけど、大抵は費用倒れになるから、そういうのが馬鹿馬鹿しいと思うなら、気持ちを切り替えて、好きな事に時間を割いた方がいいって感じか?」

愛原「放置しておいたら具体的な部分で状況がさらに悪化しかねない状況なら、変な思い込みで納得するのではなく、しかるべき手は打っておいた方がいいけどな。病気に対して、プラセボ効果を期待する事自体を否定する気はないが、病は気からと言っても、やはり科学的・合理的な処置をしないまま、放置していい理由にはならないように。」

鼎「そう考えると、やはり悩みに応じた相談窓口みたいなものは、あった方がいいのかな?」

愛原「困ってる人がヤバい筋の人間に相談して、弱みに付け込まれて取り込まれるのを防ぐという意味で、行政が主導してそういう窓口を充実させた方がいいのは、世の中としても間違いないな。まぁ人間、追い詰められると正常な判断ができなくなるから、自分がそうなった時に、向こうから親身に話しかけて、相談にも乗ってくれる良識ある人が身近にいれば、一番最善というか、幸福なんだろうけど。」

逆沢「そういう人に対して程、心配をかけたくないからという理由で、あえて相談をしない人も多いらしいけどね。」

愛原「まぁ、相談というのは、一切の利害がからまない中立の人の方が、公正・客観的に判断できていいという考え方も、あるにはあるからな。」

逆沢「そういう意味では、弁護士とかは宗教と同じで、当たり外れが大きいと認識しておいた方が無難か? お金が絡む以上、とても中立とは言い難いから。」

愛原「弁護士は、相手方からみれば、明確に敵の場合も多いし、そもそも存在自体が中立からかけ離れているからな。刑事裁判で凶悪犯に付いた弁護士とか、トンデモ理論で凶悪犯を弁護する事も珍しくない程度には、社会正義の実現を目指すべき立場から逸脱した者も多いし。正直、依頼主の利益のためなら、相手方を口先三寸でだましても構わないという人間も多いし。中には、前述の通り、最低限の利益さえ確保できたら、後は問題がさらに悪化して依頼人が困ろうがお構いなしみたいな態度で、代理人を引き受けておきながら、最短時間でさっさと交渉を決裂させるような輩すらいるからな。」

鼎「悪徳弁護士や悪徳宗教家や悪徳医師などは、小さな悩みも大きな騒ぎにしてしまう傾向があるから、そういう話になったら特に要注意だよね。」

愛原「タチの悪い人間に相談すると、もめてる相手との亀裂を修復不能にしてしまったり、無駄にお金を垂れ流すだけで、何の進展も得られない事も珍しくないからな。まぁ、商品と同じで、高いからその分効果が大きいだろうなどとは思わない方がいいのは確か。まぁ相手に嫌がらせさえできれば十分というなら、カネさえあれば一考の余地くらいはあるかも知れないが。」

逆沢「そういう悪い人間の悩みに乗るような人間自体、いなくなればいいのに。」

愛原「反社勢力に限らず、そういう汚れ仕事で生計を立てる人間は少なからずいるからな。まぁ、今回は悪の仕事人の話までする予定はないので、ここら辺にしておくか?」

鼎「悩みやトラブルを解決してくれる人の話だよね。今回は。」

愛原「そう。世の中には、色んな形の頼りになる人がいる。悩みの種類に応じて、誰に相談するか? ちゃんと選ぶことができれば、きっとその解決に役立つだろう。ただし、自分に非があったり、利己的な目的の悩みなら、他人の手を借りるには、それなりの見返りを提示する必要がある事も多い。高い依頼料とか、選挙の手伝いとか、ヤクザ者をかくまったりとかな。またカネ目当ての者などは、真面目に相談に乗ってくれるとは限らない点も注意したい。また人には当たり外れがあるので、セカンド・オビニオン的な判断も選択肢に含めてよいだろう。公的機関も、担当者による当たり外れはあるが、こちらの相談内容や態度に問題がなければ、そう捨てたものではない。そして他人に頼るだけでなく、自分は何ができるか? そして自分はどうしたいか?という認識も持ちたい。」

逆沢「世の中には、愚痴を聞いてくれるだけで満足という人も多いけどね。」

愛原「それは悩みの中でも最も軽い部類だが、それで解決するなら、俺はそれで十分だと思う。カウンセラーの仕事も、半分はそれだしな。そして、だからこそ愚痴も含めて、気軽に相談できる人がいればいいと改めて思う。また相談された側も、内心でくだらねえと思っても、せっかく自分という人間を信じて相談してくれた人に対して、それなりに親身に話を聞いてもらえたらいいなと思う。専門家による具体的なアドバイスも大事だが、相談する事で気持ちが晴れて、事実上、そこで問題解決になる事も多いからな。」



























過去のたわごと 
2022年     9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















トップページに戻る