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愛原様のたわごと(23年6月18日)








愛原「今回はなろう系のメインジャンルの一つである復讐系とかざまぁ系と言われるものを軸にしたテーマでいきたいと思う。」

逆沢「ていうか、もはやなろう系というジャンル自体が、広がりすぎてよく分からなくなってる気もするけどね。」

鼎「俺TUEEEする系統が、とりあえずなろう系の本流なのかな? その派生として、異世界転生ものとか、復讐系やざまぁ系といわれるものとか、悪役令嬢ものとか、スローライフものとか、溺愛・ハーレムものとか、色々あるよね。」

逆沢「俺TUEEEする舞台として使い勝手がいいのが、異世界転生。俺TUEEEする動機や大義名分として使いやすいのが、復讐系。俺TUEEEできるだけの力が根底にあるから実現しやすい幸福の到達点としてのスローライフ。みたいに考えると、まずは俺TUEEEできるだけの力があってこその、なろう系と言えなくもなさそうだけどね。」

愛原「力がないと復讐したくてもできないし。スローライフしたくてもできないだろうからな。もっとも力といっても、個人的武勇や魔法的な素質に依存した単純なものから、現代人の知識を途上国に持ち込む事で発揮する知識チートから、理由は不明だがとにかくなぜかモテまくる不思議ものまで、色んなものがあるが。」

逆沢「で、今回のテーマは、一言でまとめるには広すぎるなろう系から、特に復讐系について語ってみる事にしたと。」

愛原「より厳密に言うと、復讐の矛先について、ちょいと持論を語ってみたい。」

逆沢「持論って事は、お前が勝手にそう思ってるだけの話という事ね。」

愛原「まぁ、要するにいつも通りという事だな。」

鼎「それでどういう持論みたいなものがあるのかな?」

愛原「うん。復讐がらみの事件が起きると、【だからといって人を傷つけていい事にはならない】とか【罪は罪で償ってください】とか【復讐は何も生まない】みたいな、大変正論でありがたい経文を唱えるような者が必ずわくが、俺は正直、この手の奴が大嫌いだ。」

逆沢「うん。まぎれもない持論そのものね。ただし他者の共感や理解を得られにくい類の。下手すると反発を買いかねないというか、炎上系ユーチューバーが好んでかましそうな類の。」

鼎「けどリーダーは、元々そっち側の人間だよね。3年前、まさにそういうテーマを取り上げた気もするけど。その時とほとんど変わって無さそうというか。」

愛原「うん。復讐したくても、力が全然足りないなどの理由で、できない立場なら、復讐を諦めるのもやむなしとは思う。しかしなろう系の主人公たちのように、復讐したければできるだけの力があるにも関わらず、それを行わないのが正しいか?と問われたら、俺は必ずしも賛同はしないというスタンスだからな。」

逆沢「おお。今回はいつも以上に、最初からブイブイ飛ばしてるじゃねえか。マジで炎上芸人狙ってる感じだな。」

愛原「狙ってない。狙ってない。ウケ狙いで極論吐いてる訳ではなく、俺的にはそこそこ大真面目だぞ。」

鼎「けど、そういう思想自体、日本の法律的には反社的としか言いようがないよ。自力救済禁止の原則というのが法律上のルールとして、ちゃんと定められているくらいだから。」

逆沢「おおん? なんか難しい言葉が出てきたな。自力救済禁止の原則とはそもそも何だったけか?」

鼎「有名な話としては、たとえば【自分の敷地に勝手に車を止められたからと言って、勝手にその車を動かしてはいけない】みたいなものがあるよ。聞いたことがないかな?」

逆沢「あー、なんかそういう話、聞いたことがあるわ。なんで自分の敷地内にある邪魔なモノを勝手にどかしたらいかんのだ?って感じなんだけど。正直、怒りが湧いてくる悪法としか思えないんだけど。」

愛原「【自分が権利を侵害されたからと言って、他人の権利を侵害していい事にはならない】という大きな正論が根底にあるからな。確かに車の持ち主は、土地の持ち主の権利を侵害したのだろうが、だからといって土地の持ち主が、他人の権利を侵害して良いという事にはならない。車を他人の土地の上に移動させれば、その時点で他人の土地を侵害した事になる。物証を押さえる為に車を敷地から出せなくしたり、車を傷つけたり、罰金などを徴収しようとすれば、その車の持ち主の財産権を侵害した事になる。そういうのは全部、駄目という話だな。」

逆沢「いや、だから、そういう考え方がおかしいだろ? そりゃ、自分の敷地に無断駐車されたからといって、別の第三者の敷地に移動させたらまずいのは、ギリギリ分からなくもないけど。車を勝手に出せなくして、出したければ罰金くらいはあってもいいじゃんと思えなくもないんだけど。もちろん罰金の相場とかはあるだろうけどさ。」

愛原「そう思う人が、少なからずいるのは分かる。俺も罰金とまでは言わなくても、ある程度の対抗策はあってもいいと思ったりはするのだが。」

鼎「けど今の法律では、【自分が権利を侵害されたからと言って、他人の権利を侵害していい事にはならない】という部分では、一切妥協がないと思った方がいいよ。少なくともタテマエとしては。」

逆沢「あー、ムカつく。誰だ? そんな訳わからない法律考えだしたのは? だったら警察でも裁判所でもいいから、さっさと動けよ。電話一本かけたら、すぐに車どかせよ。警察官でも裁判所の職員でもいいから、急いで現場に駆けつけて、一秒でも早く車どかせよ。そこまでやってくれるなら、そりゃ自力救済すんなって言われても、まぁ納得しなくもないけど。お前ら、電話かけてもどうせすぐに来ないだろ? 下手したら何日も放置するだろうくせに。」

愛原「何日どころか、下手すると数か月以上放置させられるぞ。まぁ無断駐車してる敷地が裁判所の敷地とかだったら、庁舎管理権とやらを盾にして、強制的に動かしたりできるという例外が、去年新たにできたみたいだけど。」

鼎「横浜地裁の出入口をふさぐ形で無断駐車された車が、わずか3日後に庁舎管理権を盾にレッカー移動された件だよね。民間の土地なら、そんな早くレッカー移動してもいい許可なんてまず出ないだろうし。私はむごいダブルスタンダードと思ったりもしたけど。」

愛原「うーん。横浜地裁の件は裁判所の敷地だったから話題になったけど、公有地での速やかなレッカー移動自体は別に珍しい話でもなんでもないんだけどな。少なくとも交通量の多い道路上に、著しく通行の妨げになる車が放置されてたら、それこそ秒を争うようなスピードで、レッカー車が飛んで来てもおかしくないからな。持ち主である運転手が仮に交通事故に巻き込まれて死んでようが、意識不明になっていようが、相続人の決定や意識回復の時を待たずに、勝手に事故車を移動させるくらいは、平気でやるからな。」

逆沢「てことは、やる気があるかないかだけの話か? 主要な高速道路など、一秒でも早く障害物をどける必要があるような場所なら、事故車だろうが落下物だろうが一秒を争うスピードで急いでどけに来てもおかしくない。官公庁などの敷地でも、数日以内にはどけに来る。逆に民間のどうでもいい敷地なら、何年待とうが、役所側が公金を負担してまで、どけに来る事はない。民間人が自力・自腹でどけようとしても、警察や裁判所からの許可を時間をかけて得る必要がある。みたいな感じか?」

愛原「この辺は、通常の事件などでも同じだな。いわゆる凶悪事件のような類なら、付近の防犯カメラを徹底的に調査するなどして、全力で捜査に当たるだろうが、単なる車の当て逃げとか、お店での万引き程度で、警察が真剣に捜査してくれる事はない。みたいな感じで。」

逆沢「当て逃げ程度とか、万引き程度とか、そんな風に言われると、すごくムカつくんだけど。捜査する方からすればその程度かも知れないけど、被害者からすれば、絶対に許せないという事もあるだろうに。無断駐車にしても、人によっては、そのせいで自分の車が出せなくなったりして、時間に間に合わなくなって、甚大な被害を被る事もあるわけなんだし。」

愛原「そう考えると、自力救済したい者の気持ちも分からなくもないだろ?」

逆沢「【公権力が自力救済を禁止するなら、公権力自身がちゃんと責任もって取り締まれよ】って、気持ちになるのも、そう考えると心情としてよく分かるわ。お前らがちゃんと取り締まってくれるなら、個々人がいちいち自力救済なんていう面倒くさいことを考えなくても良いわけだしね。」

愛原「恨みだの復讐だのといった感情も、他者がちゃんと憎むべき相手を裁いてくれるなら、持ち続ける必要もなくなるからな(逆恨みは除く)。他人が救済してくれないから抱く感情が、恨みや復讐といえなくもないわけだ。」

鼎「よくあるなろう系の復讐系の作品では、主人公が、パーティーから追放されたり、周りの者から差別や迫害を受けたり、むごいイジメや虐待を受けたりするようなものが多いけど、これもよくよく考えたら、周りの者が主人公を助けてくれたなら、そこまで根深くならずに済んだものも多そうな気がするよね。」

愛原「そう。差別にしろ、イジメにしろ、虐待にしろ、そういう悪いことをする者に対して、周りの者がちゃんと対応し、抑止できていれば、そもそも話はそこで終わりなんだ。そういう当たり前のことを誰もしなかったり、場合によっては加害者の側に付いたり、加害行為を煽ったりするから、問題はどんどん深刻化する。主人公が抱く復讐心みたいなのも、当然ながら際限なく上昇する事になる。」

逆沢「ただ、作品としては、主人公がそういう状況に陥らないと話が前に進まないから、やむを得ないんだけどね。主人公が深い恨みを抱くだけの事情があって、しかもその恨みに正当性があってこそ、物語も盛り上がっていくわけだから。」

鼎「あと復讐系の大前提として、主人公に復讐できるだけの能力がある事も重要だよね。返り討ちにされたら、ざまぁ、できなくなっちゃうから。」

愛原「なろうの復讐系ざまぁ系とも言われる所以だな。主人公には復讐したいと思えるだけの事情があって、かつ復讐を成功させられるだけの能力も備わっている。この2点が非常に大事だ。」

逆沢「つまり復讐系とは、ぶっちゃけ、主人公による自力救済物語だと。」

愛原「まさしくそうなるな。周りの者がちゃんと主人公を助けてくれるなら、何も主人公が自力救済に動く必要はない。しかし残念なことに、その世界では、誰も主人公を助けてくれない。主人公を救済できるのは、主人公しかいない。そして幸いなことに、主人公には、自力救済できるだけの能力は備わっている。そこで自力救済を決断した事から、この物語はスタートするともいえなくはない。」

鼎「その自力救済によって、被害者も加害者もみんなが幸せになるならそれが最善だろうけど、残念ながらそういう展開にならない事も多いよね。特に主人公をいじめた加害者は、大体ひどい目に遭うのがお約束というか。」

愛原「ざまぁ系とも言われるくらいだからな。加害者が手痛いしっぺ返しをくらってこそ、ざまぁできる訳だし。」

逆沢「先の車の無断駐車の例でいえば、無断で止めた車が主人公によってボッコボコに破壊されるオチか、加害者自身がボッコボコにされるオチみたいな感じになるわけね。あるいはその両方か。」

愛原「【自分が権利を侵害されたからと言って、他人の権利を侵害していい事にはならない】という正論に対し、全力で抵抗したようなオチではあるけどな。【権利を侵害された主人公が、加害者の権利をそれと同等以上に侵害する事で、自らを救済する】物語になるわけだから。」

逆沢「でも、物語としては、それくらい爽快感がないとつまらないわ。昔はやった【倍返しだ!】じゃないけど、自分が受けたダメージ以上のダメージを相手に与えないと、とてもざまぁ!は、できないだろうから。」

愛原「ざまぁ、という感情は、およそ上品さとはかけ離れた感情であり、本来手放しで容認できるものではないのだが、深く傷つけられた感情が根底にある以上、それを払拭するのは容易ではないからな。」

鼎「憎しみの連鎖みたいにならないように、丸く収める事はできないのかな?」

愛原「加害者側が自発的に誠意を見せれば、丸く収まる余地は十分あるだろう。無断駐車の例にしても、無断駐車した側に誠意があれば、そんなにややこしい問題にはなりにくいと、個人的には考える。あくまで個人としての意見だが、加害者が誠意ある対応を見せてるにもかかわらず、被害者側が相手の失点を激しく追求し続けるような対応をしてみせた場合は、俺は被害者の方こそ人間として問題がある可能性が高いとも思っているからな。」

逆沢「誠意というか、やむを得ない事情があったりとか、ささいな権利の侵害程度で、いちいち目くじらを立てるなというのは、まぁ分からなくもないわ。」

愛原「これも俺個人としての意見だが、宅急便などの運送屋が、ごく短時間の間、業務効率の為に無断駐車を繰り返したくらいなら、たとえそれが本来、違法なものであっても、鬼の首を取ったように激しく攻撃するほどでもないと考える。まぁ実際はケース・バイ・ケースなんだろうけども。」

鼎「ただ、加害者に誠意があるなら、そもそも主人公が強い恨みを抱くような展開になってないと思うよ。むしろ加害者側に誠意のかけらもないから、復讐心まで芽生えさせてしまったというか。主人公の事を完全に見下してたり。主人公の人格や権利を侵害した事に対して、全く罪悪感を感じていなかったり。そんなパターンばっかりというか。」

逆沢「先の無断駐車の例でいえば、無断駐車した側の加害者に罪悪感もかけらもなかったり、被害者サイドを完全に見下していて、とても円満な解決が望めないような場合って感じか?」

鼎「こちらの権利を侵害している加害者が、被害者に対して全く誠意を見せない場合、被害者としてはかなり難しい選択をせざるを得ないよね。加害者の傍若無人に対して、事実上泣き寝入りを決め込むか? それが嫌なら、リスクは覚悟で何らかの実力行使に打って出るか?」

愛原「警察みたいな第三者が積極的に間に入って上手く解決してくれるなら、特に悩む必要はないが、今回のテーマではそういうのはほぼ期待できないので、実力行使イコール自力救済になる点が、最高に悩ましくはなるけどな。」

鼎「なんとか、誰の権利も侵害せずに、自分の権利も回復できればいいんだけど。自力救済でそういうのは、やっぱり難しいのかな?」

愛原「状況にもよるが、かなり難しいのがほとんどだと思う。たとえば【スーパーの駐輪場に自転車を止めて買い物してる最中に、自分の自転車のカゴに、ゴミ袋なり不要なチラシなどが投げ込まれてた】としたら、お前らどうする?」

逆沢「私なら、隣の自転車のカゴに、そのゴミを投げ入れてやるわ♪」

鼎「そこまではしなくても、地面にゴミを置いて去るような人は結構いそうだよね。少なくとも、大人しくそのゴミを自分の家に持ち帰る人は、そんなにいなさそうというか。」

愛原「ただ、日本の法律的には、そういうのは全部アウトだからな。他人の自転車のカゴにゴミを投げ入れるのも、スーパーの敷地内にゴミを置いて去るのも、どちにも普通に不法投棄だから。いくら自分の自転車のカゴにゴミを放り込まれるという不快な権利侵害を受けたからと言って、スーパーの敷地や他人の自転車にゴミを不法投棄するのが、法的に容認される訳ではないから。少なくとも警察なり弁護士なりを呼ぱれたら、まず不法行為を指摘されて負ける案件だ。」

逆沢「何それ。すごく理不尽なんだけど。」

愛原「すごく理不尽だよ。そんな悪法、すぐにでも改正して欲しいと俺も思う程度には。もっとも法的にはともかく、現実問題としては、大人しく人のゴミを持ち帰るのではなく、どこかにゴミを不法投棄する事で自力救済する人は、少なくないと思う。カゴに投げ込まれたのがチラシ程度ならまだしも、タバコの吸い殻がたくさん詰まったペットボトルや瓶缶とか、生ごみがカゴいっぱいに詰まったゴミ袋を、大人しく持ち帰る奴なんか、そう多くはいないだろう。」

逆沢「そんな汚いゴミをカゴに積んだままにしたら、自分が買った商品が、カゴの中に入れられなくなるだろ? まさかせっかく買った商品をその場に置いて、ゴミだけ持ち帰る聖人なんていないだろうし。」

愛原「せっかく買った商品をその場に置くのも、厳密には不法投棄なんだけどな。他人に譲るのなら問題ないけど。」

逆沢「そんな屁理屈どうでもいいって。どうせタテマエだけの法律だから。仮に警察沙汰にしたところで、内心で警察官に馬鹿にされるだけだろうし。【黙ってその辺に捨てとけよ、そんなゴミ】って、内心で絶対思われてそうというか。タテマエ上は、警察官もそのゴミはあんたが責任もって持ち帰るようにと、指導するしかできないだろうけど。」

愛原「とまぁ、こんな具合に、きれいごとは抜きにして、人によって自力救済も視野に入れざるを得ないケースも割とある。それをすれば、別の他人の権利を侵害すると分かっていても、だ。」

鼎「けど、こういうのは不幸のなすりつけ合いにしかならないのが悩ましいよね。自分のカゴに放り込まれたゴミを隣の自転車のカゴに移し替えるのは簡単かもしれないけど、それをすればきっと隣の人も嫌な顔をするだろうし。もしもその場面を隣の自転車の持ち主に偶然目撃されてたら、修羅場にもなりかねないだろうし。」

愛原「正直、赤の他人が理不尽な権利侵害で苦しんでいようと、だからといって自分がその不幸やリスクを背負ってやろうと思える人は、極めて稀だろうからな。イジメ問題なんかが代表的だが、被害者を助けようとする事で自分がリスクを背負うくらいなら、見て見ぬふりしてやり過ごそうとする人も残念ながら多い。自分の権利が侵害されるくらいなら、他人が誰かの権利を侵害するのを放置した方がマシと考える人も残念ながら多いのだ。」

逆沢「その消極的な悪事の加担行為が、復讐者を生み出すというのが分からないのか?」

鼎「けど世の中には、イジメの被害者が苦しめられているのには無関心だけど、その被害者が苛烈な反撃に打って出たら、それは絶対に許せないとばかりにバッシングする人も、残念ながらすごく多いよね。」

逆沢「イジメの被害者が、どれだけの暴力を受けようが、カネを奪われようが、性被害を受けようが、誰も話題にしない。ニュースにもならない。けどそんな被害者が刃物をもって反撃に打って出たら、いきなり事件扱いになるみたいな光景は、何度も見たような気もするわ。」

愛原「そんな際に俺が一番吐き気を催すような不快さを感じるのが、【罪は罪です。償ってください】みたいなコメントをつける連中だな。見て見ぬ振りされたイジメ行為は罪扱いにもされなかったのに、なんで反撃したら、そちらだけ罪扱いされるんだ?と。極めて不快と言わざるを得ない。」

逆沢「ナイフ持って教室で暴れたりしたら、無関係(と思い込んでる)一般生徒や教師らも、巻き込んでしまうからね~。そうなると事件で学校の雰囲気も悪くなる。勉強にも影響する。教師らもマスコミ対応や警察への対応に追われることになる。母校のイメージも悪くなる。無関係(?)のはずだった他人に累が及ぶのが、やはりまずかったのかもね~。」

愛原「じゃあ被害者が被害者のまま苦しみ続けるのは、構わないのか?」

逆沢「教師や一般生徒の多くからすれば、【そのイジメ行為で俺達を巻き込むな】というのが、本音じゃない? 下手にイジメの相談なんかされたら、担任もそのイジメに対処しなければならなくなって、ただでさえ忙しいのに、さらに忙しくなる。だから可能な限り、見て見ぬふりしたい。だから事件化なんか絶対しない。そしてナイフをもって教室で暴れるような真似をした生徒には、しっかりと制裁を加える。泣き寝入りしなかった罰だと言わんばかりに、警察も巻き込んでしっかりお灸をすえる。みたいな感じで。」

鼎「よくよく考えたら、日本の法律は、被害者救済のために法律があるのではなく、無関係(と思い込んでる)の多数の者が被害に巻き込まれないために法律があるような気がするよ。その無断駐車が無関係の市民に甚大な被害を及ぼすなら、公金を投入してもすぐに撤去するけど、そうでないなら公金は絶対に投入しないというのも、その流れだろうし。」

愛原「最近ようやく法整備され始めた、崩壊寸前の空き家問題も、そう考えるとしっくり来るわな。その空き家が崩壊すると、不特定の市民が多く犠牲になる可能性が高いほど、行政代執行で強制撤去される可能性が高まる。が、逆を言えば、その空き家が袋小路にあって、崩れたところで隣の家の住民が困るだけみたいな状況だと、行政が税金を投入してまで救済に動く可能性はまずなさそうというか。どれだけその隣の家の住民が迷惑しようとも。」

逆沢「税金を投入してまで個人を救いたくないなら、せめて自力救済させろよくらいは思うけどね。解体費を隣の家の住民が負担するなら、とりあえずそれくらい速やかに認めて欲しいというか。」

愛原「無断駐車のケースと同じで、それすら財産権がどうこういって、なかなか許可を出してくれないケースも多そうだけどな。あとでもめたら、下手に解体の許可を出した行政が訴えられる可能性も出てくるし。」

逆沢「【無関係な(と思い込んでる)俺達を巻き込むな】って思いが、徹底してる感じね。放置しておくと無関係と思いこんでる連中にも累が及ぶなら重い腰を上げるけど、絶対に火の粉が飛んでこない状況なら、被害者がどれだけ苦しんでいようが、全く関与したがらない姿勢丸出しというか。」

愛原「しかし第三者が【自分を危険さらしてまで、被害者を助ける義理はない】と開き直るなら、被害者が【自分一人が被害を受け入れてまで、赤の他人を守ってあげる義理もない】となっても、おかしくないからな。【私一人がいじめっ子の標的になって犠牲になれば、他のみんなの安全を守れるんだ】みたいに思い続ける事で、あえて泣き寝入りできる人など、ごく一部の聖人しかいないだろうというか。」

鼎「泣き寝入りせざるを得ない程、弱い立場なら、耐え忍ぶしかない事もあるだろうけど、なろう系の主人公ともなると、ちゃんと自力救済できるだけの能力があるから、そこであえて泣き寝入りを続ける人は、かなり限られてきそうだよね。」

愛原「そういう事。自力救済できる方法があるなら、大抵の人はそれを試すだろう。本当に自分一人の力だけで解決できるような超人なら、話は一番早いし。自分一人の力では無理でも、他人を巻き込めばなんとかなりそうなら、まずはそこから始めるはずだ。」

逆沢「ゼレンスキーも、他国からの支援を前提に、自力救済する気マンマンみたいだしね。」

愛原「とんでもない例を出してくるなよ。もう少しマシな例は無いのか?」

逆沢「元首相を暗殺する事で、一度は闇に葬られた問題を再度顕在化させる事で、自力救済を試みた復讐者の例ならいいか?」

愛原「・・・もう、なんでもいいや。」

鼎「けど、イジメ問題なんかは、並の方法だと、みんなが隠蔽したがるからどうしても表に出にくいし。だからマスコミに取り上げてもらえるくらい大きな騒ぎにするしかないと被害者が考えても、一つの道理ではある気はするよ。」

逆沢「近年はやりの【社会への不満】を理由にした事件なんかも、誰にも気づいてもらえない被害者(?)の叫びの声だと、指摘する論者もいるわね。そういえば。」

愛原「その被害者が、被害妄想者か否か? その復讐者が逆恨みしてるだけか否か? といった根本的な問題はあるが、そこは今回のテーマの本筋ではないので、とりあえず彼らが正当に被害者を主張できる立場だとすれば、そうであるにもかかわらず、誰にも救済してもらえなければ、まずは声を上げるところから始めざるを得ないのは、当たり前の話だからな。」

逆沢「けど悲しいかな? イジメ問題と同じで、関わりたくない人は、どれだけ彼らが声をあげても、徹底的に無視するというか、声を上げるほど、うっとおしいと感じるだけで、ますますヘイトが増すだけの事も多そうだけどね。」

愛原「なら、仕方ないな。その手の第三者気取りにとって、【被害者がどれだけ苦しんでいようとどうでもいい。黙って泣き寝入りしてればいいのに、こちらに関わってくるようなら、むしろ排除したい】程度の存在なら、復讐者も同様に【第三者が巻き込まれようが、どうでもいい】となっても、お互い様でしかないからな。」

逆沢「【社会への不満】を理由にした事件で、無関係の第三者が被害に遭う事件もあるけど、そういう思いが根底にあってもおかしくないって感じか?」

愛原「自力救済の手段としては、かなり筋が悪いと言わざるを得ないが、そういう事件を起こしてしまうくらいのノイローゼ状態にあった者に関しては、あまり厳しく言いたくないというのはあるな。あくまで被害妄想や逆恨みでない類であるならば。」

逆沢「最近は、かなり不幸な境遇の者に対して、自己責任を押し付けたがる人も多いけどね。」

愛原「自己責任を押し付けるなら、自力救済も、より幅広く認めるべきという結論にならざるを得ないけどな。自力救済を社会が認めないなら、社会が代わりに救済する仕組みを作るべきだし、社会が責任も負うべきだ。社会が個人を救済しようとしないのに、自力救済まで否定されたら、泣き寝入りしかなくなるのに、それで自己責任ですと言われても、は?でしかないからな。」

逆沢「その、は?、みたいな例が増えてるから、復讐系とかなろう系と言われるようなジャンルも、それなりにシェアを産んでるのかしらね~?」

鼎「誰も自分を救済してくれないみたいな状況なら、自分で自分を救済するしかないし。そんな状況で、自力で何とかできるだけの力がある人は、それなりに憧れの対象にはなりやすいよね。」

逆沢「少なくとも、今まで自分を苦しめてきた加害者どもをギャフンと言わせられれば、それだけでメシウマ展開にはなりそうね。」

愛原「そこは自分と相手次第だけどな。相手に多少とも罪悪感みたいなものがあって、主人公にも赦すだけの度量があるなら、和解に近い形のハッピーエンドもあるだろうし。相手が分かりやすいクズのままなら、復讐自体には成功しても、クズによるこれ以上の加害行為を阻止できたという意味も含めて、復讐しないままよりはマシ程度のオチで終わるかも知れない。」

鼎「復讐相手に第三者気取りの傍観者とか、支援者みたいな人が含まれる事もあるよね。あるいは単に復讐の際の巻き添えになった人とかも。」

愛原「相応の報いは、受けても仕方ないとは思うけどな。自力救済を悪とするならば、彼らが代わりに救済しないといけないのに、彼らがその義務を果たさなかった以上、自力救済の餌食になっても仕方ないというか。まぁ相応の範囲をどう解釈するかは、世界観にもよるし、難しいところだが。」

逆沢「有名な漫画でも、愚かな国王による暴虐に怒り狂った復讐者が、その国ごと消滅させたみたいな展開があったけど。これも、ある意味仕方ないって感じかな?」

愛原「その世界の人権意識や、復讐者の恨みの強さなどにもよるが、【そりゃ仕方ないね】と、ならざるを得ない場合もあるだろう。こうなると、善悪の問題ではなくなってしまうから。極端な話、世界の全てを敵に回しても構わないと思うほどに【世の中そのものに強い不満】を抱いてしまった者に、倫理道徳を説いても、釈迦に説法でしかないからな。」

逆沢「釈迦に説法って、そういう時に使う言葉ではないと思うんだけど。まだ馬の耳に念仏の方が近いんじゃね?」

鼎「説法でも念仏でも経典でもいいけど、どれだけ正論であっても、その正論の恩恵を全く受けてない人には、何の救いにもならない以上、真面目に耳を傾ける価値がないというのは分かるかも。」

愛原「復讐者を説得したいなら、耳を傾けるに値する誠意ある提案をするところから始めないと話にならないだろうな。といっても相手のことを嘘つきとしか思えないほどに信頼関係自体が崩壊してるなら、時間稼ぎ以下にしかならないだろうが。」

鼎「とりあえず、相手がそれによってどれだけ被害を受けようがどうでもいいみたいな、あまりに他人の価値を軽視した態度だけは取らない方が、やっぱり無難なのかな?」

愛原「人は、みんなが同じくらい不幸なのには耐えられるが、自分だけが世間から孤立して被害を浴びせられ続けるような状況に対しては、強い不快感を感じるからな。」

鼎「そういえば、復讐系の物語でも、自分の不幸を理解・共感・共有できる仲間ができると、それだけで主人公たちの気持ちも、かなりトゲトゲしさが無くなっていくというか、かなり心情的にケアされていく展開も多いよね。」

逆沢「自分だけが不快な上司からパワハラされるのは屈辱だけど、同僚のみんながそのパワハラ上司からひどい扱いされてて、そのせいでみんなが上司の悪口を言い合ってる状況なら、心理的に不思議とケアできるようなものかもね。」

愛原「復讐すべき相手には真正のクズキャラも多い事もあって、それだけで復讐を断念する動機にはつながりにくいが、仲間ができるだけで、少なくとも世の中自体を破壊してやろうみたいな闇落ち状態を避けやすくなるわな。復讐という当初の目標までは忘れなくとも、誰か困ってる人がいれば、私怨はひとまず後回しで、人助けを優先するような展開もそれなりに多い。」

鼎「悪い人のせいで、一度は闇落ち寸前まで行ったとしても、仲間と出会った事で、人助けを優先できるほどに善良な元々の人格を取り戻せたなら、それだけですごい効果だよね。」

愛原「ここまで来ると、復讐劇自体も、必ずしもグログロしたものではなく、普通の勧善懲悪ものと大差なくなってくるしな。特に復讐相手がクズである場合、クズを討伐する事自体が、普通に世のため人のための善行にしかならなくなってくるから。」

逆沢「でも、元々は復讐系として始まった物語だし。復讐に成功したら物語はどうなるのだ?」

愛原「普通に考えれば、そこでハッピーエンディングになるだろう。ただ、なろう系の場合、作者が飽きるなどしてフェードアウトするまでは、だらだら物語が継続していくような作品もそれなりに多そうというか。そういう作品の場合、主人公がざまぁ、に成功して以降は、単調に俺TUEEEしていくだけの展開に落ち着く場合も多そうだ。あるいは量産型バトルものか、スローライフものなどに変遷していったりとか。」

逆沢「目標を見失った、しょうもないヒーローの後日譚ものになりそうといったら言いすぎか?」

愛原「平和な日常を取り戻せたという点では、まぁ一旦いいオチにはなったという所なんだろうけどな。もっともこれは良い仲間に恵まれた場合などの話だが。本当に周りがクズとか自己中ばかりで、誰もロクに主人公を助けてくれないままの展開が続いた場合は、ビターな味わいの復讐系物語になってもおかしくないだろう。」

鼎「リアルのイジメとかは、誰かを徹底的に孤立させるような鬱展開も多いけど。そういう時ほど、誰かが積極的に被害者を助ける形で関わっていく重要性を感じたかも。」

逆沢「元首相銃撃事件も、元首相が首相の時にしっかり教団やその被害者に対して対策できてれば、起こらなかっただろうしね。助けるべき立場の者が逆に加害者を後方支援するような裏切り行為に出たら、そりゃあ、過激な自力救済に打って出ても仕方ないって感じか?」

愛原「大抵の者は、なろう系主人公のように自力救済できるだけの力を持ってないが故に、泣き寝入りを余儀なくされるのが普通だが、それを成し遂げられるだけの力があるなら、話は全く別だからな。」

鼎「もちろん被害者を救うのは、必ずしもその義務を率先して果たすべき行政側の人間である必要はないわけだけど。身近な市民の誰かでも、理解や共感や協力はできるわけだし。」

逆沢「困ってる人を助けるのは、通りすがりの見知らぬ誰かでも、できるようなものね。」

愛原「しかもそれは、わずかな人で事足りるケースも多い。たとえば脚の弱いお年寄りに席を譲るのは、たった一人で十分だからな。暴漢を見ていち早く警察に通報するのも、とりあえず一人いれば事足りる。何も大げさな話ではないのだ。ただそのたった一人動けば事足りるのに、たった一人すら動かなければ、被害者は孤独を感じて、場合によっては社会に恨みを抱くかも知れないって話で。」

逆沢「人にはみんな個別の事情があるし、多様な価値観もあるだろうから、みんなが被害者の為に立ち上がる必要はないけど、みんなが被害者を見捨てるという悪い方向で一致団結するような状況だけは、避けなくてはならないって事ね。」

鼎「安倍さんにその気はなくても、その場合は安倍さんに信頼されてる萩生田さんや西村さんが安倍さんを諫めれば良かったし。そう考えると、関係ある誰一人が、自分は無関係といわんばかりの態度で動かなかったのが問題といわれれば、その通りと思ったかも。野党の人や石破さんら反安倍系の人の言葉には耳を貸さなくても、萩生田さんら親安倍さんの人なら、諫める機会はいくらでもあった訳だから。」

逆沢「自力救済を禁止するなら、他人がその分動かないとならないのに、誰一人動かなければ、こうなっても仕方ないって感じか?」

愛原「私刑にしろ、自力救済にしろ、法律で禁止されてるのにはそれなりに正論といえる理由があるのだが、現実が追い付いてなければ、それらによる補完が望まれても仕方がない部分はあるからな。」

逆沢「法の網をかいくぐる悪徳政治家や悪徳商人らを討伐するヒーローがもてはやされるのも、法が彼らをちゃんと取り締まれるよう機能してないからというのは、あるだろうしね。」

愛原「そう考えると、復讐系やざまぁ系と言われるものも、いわゆる勧善懲悪系となんら変わらないとも言える。泣き寝入りするしかない弱き大衆と異なり、法で裁けない厄介な加害者を力で制裁できる特別な存在というか。」

逆沢「ただ【自分は無関係】と思いこんでる人が巻き添えを食うと、露骨な嫌な顔をする部分は気になるけどね。普段はイジメを見て見ぬ振りしながら、いざ被害者が教室でナイフを持って暴れると、被害者に対して露骨に嫌悪を示すような感じで。」

愛原「そういうちょっとイヤな感じのモブをどう描写するかは、普通に作者の技量だと思う。まぁウルトラマンが怪獣を討伐する際にどれだけ街を破壊しようが、その部分には一切スポットが当たらないように。そこは見て見ぬふりして済ますのも、一つの選択肢かも知れない。普段、見て見ぬふりを続けてきた連中が、見て見ぬふりをされる側に回っても、それは一つの因果応報でしかないからな。」

鼎「そうならないように、自分に余裕がある時くらいは、困ってる人に寄り添う姿勢は見せてた方がいいかも知れないね。モブを巻き添えにしても全く気に留めないような主人公でも、仲間と認めた人間に対しては、大体優しく接してくれるのが普通だから。」

愛原「情けは人の為ならず、だな。ちょっといい話の流れになったので、今回はこの状態のまま、このネタを終えたいと思う。」















過去のたわごと 
2023年  6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
2005年  12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日















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