愛原様のたわごと(24年1月14日)






愛原「今更ながら明けましておめでとう。といっても、全然おめでたくない正月を迎えられた方も、例年以上におられるとは思うが、まだ1年は始まったばかりだし。これから少しでも良い方向に一年が向かうことを祈願して。」

逆沢「正月早々、能登半島に大地震が起きたり、羽田空港であわや大惨事の大事故があったり。だからねぇ。」

愛原「国際情勢も相変わらず、ガザとかウクライナとか、全然終戦に向かう気配すらないもんな。」

鼎「けど悪いニュースばかりではないよね。日経平均株価がバブル以来の最高値を更新したりとか。」

逆沢「朝鮮戦争特需で日本の景気が急上昇みたいな感じか? 他国の不幸は、日本にとって蜜の味みたいな。」

愛原「関係ないと思うけどな。日本円の価値が下落すると、その分、税収も金相場も株価も跳ね上がるから、それがメイン(つまり米ドル基準でみれば、税収も株価も金相場もそこまで上がっていてはいない)。ごく短期的にみれば新しいNISAが今年からスタートしたからじゃないのか? まぁ他の要因も色々あるだろうけど。」

鼎「あと、松本人志さんのスキャンダルも考えようによっては、良いニュース側になるかも知れないよ。」

逆沢「スキャンダルは悪いからスキャンダルなんじゃね? 良いスキャンダルなんてあり得ないというか?」

鼎「もちろん単体としてみれば、悪いニュースに決まってるけど、悪いニュースの大半は、隠されたままでいるよりは、発覚した方が絶対にいいと思うよ。オリンピックの不正にしても、政治献金がらみの不正にしても。それ自体は悪いニュースだけど、だからといってそれが永久に発覚しないままよりは、ちゃんと発覚して、ちゃんと裁かれる事で、同じような不祥事がしっかり抑止できるならば、絶対にその方が良いに決まってるというか。」

愛原「不都合な真実を見て見ぬふりをして、自分の周りがいい人ばかりだと思いこむ事で幸福感を感じるしかない世の中なんて、典型的なディストピアでしかないからな。まぁ、言いたい事はよく分かる。」

逆沢「ただ、ジャニーズ問題の時もそうだけど、どこまでが真実か分からないというのはあるけどね。そのスキャンダルを信じたくない側からすれば、【なぜすぐに警察に行かなかったのか?】とか【裁判で決着をつけるべきだ】とか、みたいな反論は必ず出るというか?」

愛原「警察万能論というのか、裁判万能論というべきなのか? よく分からんが、あれらは解決手段の一つでしかないんだがな。少なくとも学校のイジメ問題とかには、ほとんど無力。ご近所トラブルや駐車トラブルなんかに対しても、警察は大抵民事不介入を盾に動かない。そして当て逃げみたいな明らかな刑事事件であっても、【目撃者を探しています】と書かれた看板だけ設置して、事実上放置みたいな例は全然珍しくないからな。裁判所も、起訴された際の有罪率が99%という統計結果からも分かる通り、警察の取り調べや、検察の調書に分かりやすい不備がなければ、ほぼ自動的にそれを承認してお墨付きを与えるだけの機関でしかない例も多いし。」

鼎「特に時効の壁がある場合は、真相の有無を調べる事すらせず、時効という理由だけで門前払いさせられちゃう事も多いよね。」

愛原「時効に関わらなくても、そもそも被害届も受け取らない、捜査もしないみたいなのは、尼崎事件の流れを知ってる人間ならよく分かるはず。よほどマスコミが騒いだなら話は別だが、記事にもならないようなレベルなら、決定的な証拠を被害者自身が持ってくるくらいしないと、本当にびっくりするくらい動かないからな。表向きは、警察は自身で証拠集めもして、その上で事件解決にこぎつけるイメージがあるが、実際は当て逃げ事件などに代表されるように、被害者ないし目撃者らが自発的に警察に分かりやすい証拠を持参するくらいしないと、警察は本当に動かない。」

逆沢「なんか昔のサスペンスドラマに登場する無能刑事みたいな感じね~。主人公の探偵らがこれでもかと証拠を持参してあげないと、何の役にも立たないというか。」

鼎「サスペンスドラマでは、主人公と真犯人がなぜか断崖絶壁に集結して、そこで主人公が真犯人に対して完璧な推理をしてみせる事で、真犯人がようやく動機とトリックをベラベラしゃべり始めて、真犯人が罪を認めたタイミングで、パトカーがファンファンとサイレンを灯して断崖絶壁にいる主人公らの元まで駆けつけて、そのまま真犯人をお縄にするのが、お約束になってるよね。」

逆沢「あのパトカーなんやねん? 主人公が9割9分事件を解決した最後に、一番おいしい所だけ持っていくなよ、というか。」

愛原「主人公自身が警察官などでない限り、逮捕権まではないからな。最後の最後だけは、いくら彼らが無能でも、彼らに任せざるを得ないからな。」

鼎「被害者自身でも目撃者でも、あるいはサスペンスドラマに出てくる主人公の人達でもいいけど、彼らがしっかり証拠を集めてあげて、警察が動きやすい形をあらかじめ作ってあげないと、警察は全然仕事してくれないとしたら、なんとももだかしい話だよね。」

愛原「あえて警察の方々を擁護するなら、単純にマンパワーが足りないからな。言葉は悪いが当て逃げ程度で、いちいち防犯カメラを細かくチェックできるだけの時間も人員もない】と考える現場の者もそれなりにはいると思われる。」

逆沢「つまり警察に相談したからと言って、必ずしも誠実に対応してもらえるとは限らない。【相談しなかった】のではなく、【相談したけど全く相手にされなかった】というケースもそれなりに多そうって感じか?」

鼎「ただファンタジーの世界では、全く別の理由で警察が動いてくれない場合も多いよね。一番多いのは、権力者から圧力がかかって、捜査が中断されたり、事件自体がもみ消されたりするパターンかな?」

愛原「せっかくだから、今回は【事件なのに警察が動かない理由】というテーマで行くか?」

逆沢「メタ視点でいえば、警察が真面目に頑張りすぎると、主人公の出番が無くなるからじゃね? 少なくとも物語の世界の都合でいえば。」

愛原「まぁ物語的には、一つの真理だな。特に作中の刑事どもが無能ぶりを発揮してくれればくれるほど、主人公の推理が冴えわたるというか、主人公が事件解明に向けて動かざるを得なくなるからな。」

逆沢「無能な刑事どもに事件を任せてたら、いつまで経っても事件は解決しないというか、ますます泥沼にはまる一方だから、主人公が一肌脱いでやるしかないってか?」

鼎「作品中の警察が、権力者からの圧力ですぐに動かなくなるのも、主人公に動いてほしいからというのはあるのかな?」

愛原「それもあるだろうけど、その場合、警察は単に役に立たないだけで終わらず、主人公に立ちふさがる敵になる場合すらあるのが厄介だな。」

逆沢「ああ、そんな作品もありそうね。権力者の意向を受けた警察自身が罪を捏造して、主人公を捕まえに来るとか?」

鼎「出来の悪い警察が、真犯人の仕掛けた罠に引っかかって、主人公を犯人と思いこんで誤認逮捕してしまうような展開は、その何倍もありそうだけど。警察が無能だったからではなく、自ら悪の手先になるような展開は、物語として最悪の流れだよね。」

愛原「警察自身が悪の手先になる展開の場合は、作品としてアウトローものに寄らざるを得ないだろうな。単に警察が無能なだけなら、真犯人より主人公の知謀やカリスマ性が上回れば、いずれは警察からの誤解も解けてハッピーエンドになる場合も多いが、警察自体が進んで悪事を行うようなら、彼らも敵認定せざるを得なくなるから。」

鼎「警察上層部にいる幹部一人だけが腐っているような状態なら、その幹部さえ攻略できれば、警察組織も正常化できそうだけど・・・。」

愛原「その腐った幹部一人に、組織全体が振り回される時点で、相当救い無さそうな気もするけどな。」

逆沢「リアルでは、上層部が原因ではなく、下っ端が原因で警察が組織ぐるみで事件を捏造したケースもあるから、【事実は小説より奇なり】だけどね。特に大阪府警が1988年に起こした警察官ネコババ事件なんて、その典型例というか。」

愛原「警察官ネコババ事件で引っかかるのは、犯人に仕立て上げられた被害者が大阪府警に民事裁判を起こした際に、府警側が認諾という判断をした事だな。事件の真相を明らかにする為に訴訟を起こしても、認諾という判断を相手にされてしまうと、事件解明作業は強制的に終了させられてしまうからな。」

鼎「認諾は、森友学園事件で自殺に追い込まれた赤木さんの奥さんが、事件の真相を明らかにする為に民事裁判を起こした際に、国が使った方法でもあるよね。」

愛原「今の日本の法律では、真相解明を目的とした裁判はできず、それを無理やりしようとすれば、金銭による損害賠償請求をした上で、その過程で真相に迫っていくしかない。原告側が要求した請求額に納得できない被告側が争う姿勢をみせたなら、裁判官が双方が持ち寄った証拠を見比べた上で事実認定し、その認定に基づいて損害賠償額が決定される流れだな。だが、認諾。つまり原告が請求した金額をそのまま払うと被告側が受け入れてしまった場合、双方が争う理由自体が無くなり、事実認定するまでもなく、裁判自体が終わってしまう。」

鼎「警察官ネコババ事件の時は、大阪府警によって犯人に仕立て上げられた原告が請求した額がわずか200万円だった事もあって、たった200万円を府税から支払う事で事件解明を阻止できるならと、大阪府警が考えてそのまま認諾しちゃった可能性が高そうだよね。だから赤木さんは、認諾させない為に約1億円という高めの額を設定して、無理やり国が赤木さんと争うように仕掛けた気もするんだけど・・・。」

愛原「けど岸田総理率いる国側は、その請求された1億円を国庫から丸々赤木さんに払ってまで裁判を無理やり打ち切るという暴挙を行った。」

逆沢「うーん。1億円払っても、岸田からしたら、それで事件を闇に葬れるなら安いものってか? だったら赤木さんは10億円くらい請求すれば良かったか?」

愛原「10億円でも20億円でも、原資は結局国民の血税だから、岸田からすれば屁の河童かも知れんけどな。」

鼎「札束さえ用意できれば、どんな不都合な真実も隠蔽できるというのは、すごく怖いよね。」

愛原「ただ国とか警察とか、そういった強大な組織相手でもなければ、損害賠償請求を利用した真実の究明という手段は、極めて有効な手段ではある。頭のおかしい連中が【被害者がカネ目当てに裁判している】みたいな被害者叩きの中傷行為をよくやるが、金銭請求を含めない限り、そもそも民事に訴える体裁自体が整わないし。謝罪させる事も真相解明もできないからな。」

鼎「たまに勘違いされるけど、裁判所は真実を究明するための組織ではなく、もめ事を解決するための組織だよね。だからもめ事さえ解決すれば、真実なんてどうでもいいスタンスというか。だから相手の請求にもう一方が応じたら、その時点でもめ事は解決してしまったという事で、裁判は強制終了。民事裁判で金銭賠償がベースなのも、仮に謝罪が目的みたいにすると、相手が心にもない謝罪を認諾してすぐに裁判が終わるのが目に見えてて、それなら裁判自体する意味がないからというか。極端な話、相手が【俺は何も悪くないんだけど、格好だけでも謝罪したらこれ以上もめないというから、面倒くさいので、とりあえず謝罪を認諾してあげました。サーセン】で終わるわけで。」

愛原「【裁判で真相を明らかにする】みたいなフレーズはよく聞くが、裁判所は真相なんかにホントは興味ない。離婚問題などで調停から始まるのも、裁判まで行っても最終的に和解させたがるのも、真相はどうでもよくて、もめ事を解決するのが本目的だからだ。夫婦のどっちが悪いとか、どっちが嘘をついてるか?とか。そんなのはどうでもいい。真相を解明しない限り、もめ事が解決しそうにないのなら、やむを得ず裁判所も真相に迫ろうとはするが、そもそももめてる当事者自身は真相を知ってる事も多く、真相を知っていてなお、一方もしくは両方が嘘を付いて、裁判を有利にしようと仕組んでいるだけのケースも多いからな。つまり真相を知ってる者が裁判所を騙して有利な判決を勝ち取ろうとしているのが離婚裁判で起きうる実態であり、裁判所を騙す気マンマンの原告被告に裁判所も真面目に付き合う気は毛頭ない。夫婦の実態なんて本当のところは当人同士しか分からないんだから、一方が矛盾だらけの主張をして自滅するとか、分かりやすい物証を一方だけが抑えているなどの事情でもなければ、これ以上裁判所的に真相に辿り着けそうにないとなった時点で、親権は妻側とか、養育費はいくらとか、判例にのっとり事務的に決めていくだけになる。」

逆沢「裁判所もいい加減なものだな。」

愛原「いい加減なのではなく、他の方法がないのだ。悪人が好むフレーズに【証拠を出せ】みたいなのがあるが、なんでもかんでも証拠があると思う方が大間違い。夫婦間のやりとりの真相なんか、特に当事者以外に分かるはずもない。弁護士にも裁判官にもな。だからと言って民事に推定無罪の概念はない。離婚訴訟に至るという事は、一方もしくは双方に何らかの瑕疵がある可能性が高いが、だからといって瑕疵の証拠を出せと言われても、それは無理難題すぎる。だから双方の主張を聞いて、何となくリアリティーのある方の主張を重く取り入れたりして、バランスを取り、その上でパターンにはめ込んでいくしか方法はないのだ。」

鼎「誰も目撃者がいない状態で、どちらも【こちらは青信号なのに、相手が赤信号を無視して横から突っ込んだ】と主張したなら、民事ではどちらも決定的な証拠がないなら、引き分けにせざるを得ないようなものかな? 本当はどっちかがシロでどっちかがクロだろうけど、手続き上、双方痛み分けにせざるを得ないというか。」

愛原「だから腕のいい弁護士を雇えるかどうかは、裁判を有利に進める上で大きな差になる。逆を言えば、口下手な人間が本人訴訟を行おうものなら、たとえ本当の事を言ってて、相手が嘘まみれの事を言っていても、相手のもっともらしい嘘を裁判所が認定して、こっちの説得力のない本当の事を全然信じてもらえないケースも結構出てくる。まぁ訴訟慣れしてない者が犯す一番のミスは、勢いに任せて誤解を招くような余計なことを口走る事だな。腕のいい弁護士は、それを確実に突いてくる。」

鼎「だから弁護士は、依頼人に対して、やたら口止めをしたがるよね。余計なことをしゃべられると、それだけ余分に枷をはめた状態で、裁判を戦わなくてはならなくなるから。逆を言えば、依頼人が一切口を開かなければ、弁護士が嘘まみれのシナリオを全面展開しても、それが嘘と証明されない限りは、それをずっと武器にして裁判で戦い続けられるわけだから。」

逆沢「殺意の立証とか、心の問題に関しては、当事者が【殺意はありました】と自白しない限り、立証しようがないからね。裏金のやり取りとかも、カネの受け取り現場を直接撮られるか、口座に説明不能な入金でもなされない限り、自白を取れないとやはり立証は困難だろうし。だから警察側は自白を重視するし。弁護士は依頼人を黙秘させようとしたがるみたいな感じか?」

愛原「日本の警察は自白重視と言われるが、自白以外の証拠をそろえるのは結構大変だからな。もちろんそれはそれで自白の強要による冤罪を招いたりする危険もあったりするのだが。賄賂のやり取りとか、利益供与みたいな、物証がほとんどない犯罪を取り締まるのは、本当に大変だと思う。性犯罪なども、加害者がシラを切れば、物的証拠だけで証明するのは極めて困難だからな。」

鼎「だから被害者・加害者・目撃者といった色んな人から証言を得て、その信ぴょう性から判断するしかないって事かな?」

愛原「そう。こうなると真実(リアル)は重視されない。重視されるのは、真実っぽさ(リアリティー)だ。みんなが彼らの証言を聞いて、誰の証言が一番信用できそうか? それで罪の有無や軽重が決まる。離婚訴訟もそうだが、真相が外部には分かりようがないものは、そう判断するしかないからな。」

逆沢「そうなると人気タレントとかは、有利に働きそうね~。シロと信じたがるファンが多ければ多いほど、世論全体として人気タレントの証言の比重も高まるだろうし。」

愛原「逆を言えば、普段の言動から【コイツならやりかねない】と思われたら、かなり不利になる。李下で冠を正すような真似をすれば、疑われるのは当たり前。ハードディスクをドリルで破壊した上でシラを切っても、信用されないのは当たり前なのと同じ理屈。」

鼎「ただ、捜査機関というのは、そういう意味では厳密というか、物証に乏しいと、あまり動かないイメージもあるよ。私達ならハードディスクを破壊したと聞いたら即クロ認定だけど、彼らはハードティスクが破壊されたら証拠不十分になってもうお手上げみたいになりやすそうというか。」

愛原「誤認逮捕や証拠不十分や容疑者特定の困難さに伴う検挙率の低下という展開を恐れてというのもあるだろうが、警察は、物証に乏しい事件は、総じて腰が重い。よほどマスコミが大きく話題にするみたいにすれば話は別だが、でなければ【証拠がないと警察は動けない】みたいな態度で門前払いされる事も珍しくない。一時期、痴漢冤罪が社会問題になった事もあるが、あれは一種の例外と思った方がいい程度には、想像以上に彼らの腰は重い。上のテーマ名で【警察が動きたがらない理由】としたが、実際は【警察が動かざるを得ない理由】という視点でみた方が分かりやすいかも知れない程度には。」

鼎「つまり特別な事情があった場合のみ【警察は事件性があっても動かない】のではなく、特別な事情に当てはまった場合のみ【警察は事件解決に向けて動く】と言い換えた方がいいって事かな?」

逆沢「つまり警察を動かしたければ、警察が動かざるを得ない理由をあらかじめ用意してやる必要があるって事か?」

鼎「たとえば、サスペンスドラマの主人公じゃないけど、こちらが色々物証も証人もそろえてあげて、その上で警察に相談すれば、さすがの警察も動かざるを得ないみたいな感じになるのかな?」

愛原「警察が労力を払って捜査する必要もなく、すぐに事件解決できる状況なら、警察からすれば楽して得点稼ぎができる訳だから、上層部から圧力でもかからない限りは、断る理由は何一つないわな。ていうかそこで断ってしまったら、その事実をマスコミに告げられてしまった時点で、警察不祥事にもなるし。」

逆沢「面倒くさいわね~。お前ら、何のために捜査権持ってんねん。ちゃんと調べろや。」

愛原「ちなみに事件が起きた証拠自体はバッチリそろっていても、犯人特定の材料に不備があったり、事件規模が小さすぎれば、やはり警察は動きたがらない。民事不介入という有名なフレーズもそうだが、介入する権限があっても【(介入する)権限がない】と嘘をついたり、証拠をそろえても、【こんなのは証拠にならない】などと平気で嘘を重ねて来るからな。」

逆沢「相手が弁護士なら、弁護士相手にそんな嘘は通用しないから、そこで論破して動かす事もできるかも知れないけど、私達シロウトだと、警察に嘘をつかれたらそれで即終了ってか。」

鼎「楽に得点稼ぎができそうな案件ならすぐに動いてくれるかも知れないけど、そうでない案件、物証も目撃証言もそろえにくい案件だと、警察を動かすのは相当厳しくなるという事になっちゃうのかな?」

逆沢「誰かから傷がはっきりと分かるレベルの暴行を受けたみたいな事件であれば、一応、被害届くらいは受理してくれるかも知れないけど、犯人捜しもしてくれず、実質放置とかは困るんだけどね~。」

鼎「こういう物証に乏しかったり、犯人捜しが難しそうな事件でも、警察が本気で動かざるを得ないパターンとしては、どんなものがあるのかな?」

愛原「これは9割以上、世間の注目次第だな。特に政治犯関係に限っては、ほぼ100%。なぜなら事前に物証がそろっている事など、ほぼないから。」

逆沢「あー、政治関係の汚職は、ほぼ100%疑惑から始まるわね。まぁ賄賂の受け取り現場で現行犯で逮捕したり、裏金の帳簿が事前に流出してるなんて、まずあり得ないから当たり前だけど。」

愛原「この手の事件の場合は、まずマスコミが疑惑として事件を表面化する事からスタートして、次に当局がガサ入れに動く。そしてガサ入れや聴取の結果、有力な物証や証言が得られて、初めて逮捕みたいな流れになる。」

逆沢「【証拠がないと警察は動けない】という言い訳もよく聞くけど、実際は証拠がなくても警察は動けるってか。」

愛原「その為の捜査権だからな。証拠は、ガサ入れしたり、聞き込みしたり、自白させたり、色んな手法で後から入手する事でもそろえられるというか。」

逆沢「蛇行運転しているからといって、それだけで違法行為をしていると確信できる訳ではないけど、飲酒していたり、違法薬物を使用してたり、無免許運転だったり、色んな可能性があるから、そういう疑惑を根拠に警察は、その蛇行運転してる車を停車させて取り調べできる権限があるようなものってか?」

愛原「ていうか大した理由もなく人を呼び止める権限すら、警察にはあるからな。自転車で走行中に、警察官に突然呼び止められた経験がある人も多いのではないか?」

逆沢「あー、なるほど。証拠がないと警察は動けないなんてデタラメで、その気になれば警察は大した根拠もなく人様を呼び止める事くらいできると。」

愛原「ただ、車を止める権限くらいはあるが、それ以上の拘束となると、限界はあるけどな。任意同行を拒まれる事もあるし、そうなると転び公妨のような荒業を使うか、令状等が必要になってくる。ガサ入れや逮捕レベルの強制捜査は、さすがに無条件では不可能だ。」

鼎「つまり本格的な捜査に踏み切る前提としては、疑惑がないと駄目ということかな?」

愛原「当然そうなる。但し、疑惑があるからといって、それは警察が動く権利が発生するだけで、動く義務が発生する訳ではない。警察はマンパワーなどの事情もあるが、基本的に怠惰なので、彼らを動かすには、別の理由が必要になる。動かないといずれメディアに叩かれる。いずれネットにさらされる。みたいな感じでな。」

逆沢「あー、なるほど。そうなると政治関係の疑惑あたりは、証拠が乏しくても動かざるを得なくなりやすい典型例ってか。分かりやすい疑惑があるのに全く動かなければ、当局が非難されるのは自明だから。」

愛原「当て逃げは放置されやすくとも、死亡ひき逃げ事件が放置されないのも同様の理由だな。後者の方がはるかに話題性があるのに、放置しようものなら、確実に叩かれる。また犯人の特定に失敗しようなら、それも非難される原因になる。また犯罪抑止力の観点からも、世間の注目度が高い事件で解決できないと、類似の犯罪をより引き起こしやすくなるからな。」

鼎「イジメ事件なんかは、警察が最も動きたがらないジャンルだけど、それでも大津市のイジメ事件のように世間の注目度がかなり高まった状態なら、いずれ重い腰を上げることもあるみたいだし。やっぱり世間の注目度とか、メディアの露出次第で、警察が動くかどうかが決まるみたいな部分もあるのかな?」

愛原「イジメ事件に関わる罪状は、そのほとんどが非親告罪であるにも関わらず、なぜか当事者やその家族に、何が何でも警察沙汰にするという強い意志がないと、まず警察も動かない筆頭格だからな。」

逆沢「警察が権力に弱いという構図は、何もファンタジー世界特有の設定ではなく、現実でもあり得るのはモリカケサクラや志布志事件でもお馴染みだけど、学校にも同様の権力があるのかね~?」

愛原「学校に、謎の治外法権があるのは間違いないと思う。とかいって学校側にイジメ問題に真摯に立ち向かうような自浄能力がある訳でもなく、むしろ表面化してもひたすら隠蔽のオンパレードだし。治外法権が完全に悪い方向に働いているわな。」

逆沢「在日米軍もそうだけど、治外法権でぬくぬく守られている者は、自浄能力を発揮するどころか、腐敗の温床にしかならないってか?」

鼎「ただ、それでもみんなが事件について大きく騒げば、それなりに彼らも対応しなくてはならなくなったりするよね。今まではノーコメントで済んでいても、何らかの誠意を示さないとおさまりが付かなくなったり。」

愛原「だから良くも悪くも、マスコミというのは第四の権力なのだ。事件が起きても動かずに済む理由を探したがる警察を動かす、最大の手段でもあるというか。一部の連中が【なぜ警察に言わず、週刊誌に垂れ込むんだ?】などとのたまうが、マスコミが騒ぐことで、ようやく警察も重い腰を上げるというのは、あるからな。」

鼎「だからマスコミが権力に取り込まれている独裁国家では、【警察が権力者の不正を暴き、取り締まる】なんて事は、まず起きえないよね。」

愛原「疑惑が表に出なければ、警察が調べる大義名分自体もなくなるし。不正が有るか無いかも分からない段階で、権力者を敵に回すリスクも犯せないからな。」

逆沢「つまり言い方を変えれば、マスコミがその気になれば、警察も自在に動かせそうってか?」

愛原「幸か不幸か、そこまではいかない。時効など、絶対的な法的根拠が立ちふさがれば、マスコミがどれだけ騒いでも、絶対に警察は動かない。法的根拠もないのに動いたら、その方がもっと叩かれるのは自明だからな。マスコミはそうでなくても、手のひら返しを平気でやるし。マスコミが騒いだからと言って、法的根拠のない行為をやったら、手のひら返しを食らった時にドエライ事になるからな。」

逆沢「国連が動いて、国際的な大問題にまで発展して、さらにジャニーズ事務所自身がそれが有った事を認めて有力な証言などがそろっても、その後でも警察がジャニーズ問題で動かなかったのは、時効や容疑者の死などの厚い壁があったからって事か?」

愛原「警察は、法的根拠があっても、動かない理由を無理やりこじつける程度には怠慢だが、法的根拠もないのに勝手に動いたりしない程度には賢明だからな。袴田事件や大川原化工機事件やネコババ事件のような例外を覗けば。」

逆沢「つまり今、話題になってるダウンタウン松本のスキャンダルも、警察が動くような案件にはなり得ないと。」

愛原「現在を起点にすれば時効が引っかかるし。過去を起点にすれば、あの時点では無名のニュースだし、物証もほぼないだろうし、まして相手が大物という事を加味したら、警察が動かざるを得ない理由なんて全くないからな。警察が動いても良い法的根拠は満たしてるかも知れないが、動かざるを得ないレベルに届いていなければ、当て逃げ事件じゃないが、だったら松本氏の自白を取ってくるなり、性的暴行現場に立ち会った目撃者を連れて来いみたいな話にどうしてもなりやすいと思われる。少なくともその程度の根拠で、警察が吉本興業に喧嘩売るとは思えない。」

鼎「でも、警察が動かないからシロという事にはならないよね。」

愛原「時効や証拠不十分などといった理由だけに限らず、世の中にはクロでも処罰できない理由は色々あるからな。11月5日のたわごとでも取り上げたが、【道義的には問題でも、法的には問題ない】とうそぶく政治家もいるように、そもそも法律が現実に追い付いていない事も多いし。」

逆沢「政治資金規正法とか、未だにザル法だしね~。まぁおかしな法律でも、おかしな法律のままの方が都合のいい連中が政権握ってるから、ロクに改正されないのも当たり前の話だろうけど。」

愛原「悪党は【法的にセーフだから人道的にもセーフだ】という論法に持ち込みたがるが、そんなはずはないからな。だったら法律は未来永劫変える必要ないし。なんなら立法機関自体必要ない。世の中は常にうつろうから、昔は良かった法でもいずれ不都合になるし、そうでなくとも悪法を制定したがる輩も出るから、法改正は常に必要だし。ていうか法に不備があるから、みんなが不満を抱くというのもあるし。」

鼎「ただ、いくら法律に問題があったとしても、警察は法的根拠もないのに人を捕まえたりはできないから、法と道徳に乖離があると、警察としては動きたくても動けないという事になりやすいよね。」

愛原「一応、【街の親切なお巡りさん】レベルでは、困った人の相談に乗ったり、迷惑者に注意したりする事は普通にあるけどな。一般人でもできる普通の善行の範囲だが。」

鼎「つまりスキャンダルの真相を明らかにしたいと思っても、法的根拠がなかったりだと、警察も動きようがないから、彼らの捜査を通じて真偽を明らかにする事はできないって事かな?」

愛原「一応、物証自体はなくても、証言者の数とか、関係者しか知りえない秘密の暴露があるか?とか。判断材料は色々あるけどな。ジャニーズ事件にしても、被害者の数が決め手になった部分はあるし。被害者を名乗る人が一人だけなら狂言の可能性もどうしても高くなるが、複数の証言があれば説得力に大きな差が出てくるというか。」

鼎「警察が、目撃者を広く集っているのも、同様の理由だよね。証言が集まれば、物証以上の強力な証拠になるから。」

逆沢「週刊誌などのマスコミも、世間に事件を広める事で、目撃者や同様の被害者を多く募るという意味では、最強ね。欧米でブームになった#MeTooがまさにそれだろうし。」

鼎「心無い人が【なぜ被害があった時に声を上げなかったんだ?】と被害者叩きをしたがるけど、みんなが一斉に声を上げられるタイミングは限られるから、その論法はずるいよね。松本さんのスキャンダルも、ジャニーズの件があったおかげで、ようやくそういう機運が出てきたのに、そこで被害者叩きをする人は、正直どうかしてると思うよ。」

逆沢「ただジャニーズ問題の時でも被害者が数百人レベルに上るにもかかわらず、残念ながらテレビ関係者は、【私も性加害に加担していました】とか【知ってたけど、見て見ぬふりしてました】とか【知ってたので、彼らとは距離を置きました】と告白したタレントや局関係者やスポンサーは(ネスレの前社長以外)皆無だったし。あいつらの忖度体質は特急だから、いくら証言者の数は力といっても、芸人らによる、身内のかばい合いみたいなコメントに関しては、一切信用したら駄目だと思うわ。個人的な面識のつながりも深い上、モロ利害関係者でもあるし。」

愛原「どこぞの吉本芸人が、【中立的にみて松本さんはそんな事を言わない】みたいな旨のコメントをしてたらしいが、日本語としておかしいわな。【立場上、氏を擁護したいけど、中立的にみてクロと言わざるを得ない】みたいな文脈なら普通につながるけど、擁護して自然な立場の人間が、中立的にみてもやっぱり擁護せざるを得ないという結論に至ったら、それは中立的に見なくても同じ結論であり、わざわざ中立という単語を使用する意味がないからな。」

逆沢「まぁネットでも、中立的とか客観的という単語を頭に付けて、内容に説得力を付加したがる連中はゴロゴロしてるからね~。」

鼎「とはいえ、もしも身に覚えのない疑惑を吹っ掛けられた場合は、どういう対応をすればいいのかな?」

愛原「自分の立場にもよる。たとえば学校でクラスメイトから集団イジメを受けているような状況なら、嘘の証言をする敵に包囲されたような状況なので、彼らの善意に期待してはいけない。盗聴器などを常に持ち歩いて、証拠集めに専念する。日記もちゃんと付けておく。家族が協力的なら法律の専門家にも相談できればなお良い。集団イジメのような状況だと、中にはアホな奴も混じっているだろうから、そいつらが決定的な悪事の証拠となるようなオウンゴールを決めてくれるまで、とにかく耐える。そして十分な証拠をそろえた上で反撃できれば上策。」

鼎「ブラック企業で、不当な搾取や、犯罪行為の加担を迫られた際にも、応用できる手だよね。」

愛原「もっともその学校のある集落自体が相当閉鎖的だったり、そのブラック企業が半グレのフロント並みにヤバい場合は、上策とは程遠くなるが、無理に戦おうとせず、さっさと逃げた方がマシなケースもあるけどな。」

鼎「ジャニーズや松本さんの騒動のように、一定の社会的地位がある人なら、どうかな? 私達か弱き市民よりは、はるかに余裕をもって対応できそうだけど。」

愛原「政治家の対応を反面教師にすれば、いいんじゃないのか? 説明責任を果たさず、頭越しに否定するだけなのは論外。シロなら出せるはずの証拠を出さないのも論外。相手の質問にロクに応えず、自分の言いたい事だけをしゃべくるのも論外。雲隠れも論外。その他、李下で冠を正すような行為も厳禁。疑ってくれと言わんばかりになるからな。」

鼎「ジャニーズの例も参考にするなら、気の知れた身内の記者を囲って、やらせと疑われてもおかしくないような記者会見をするのも論外っぽいよね。」

逆沢「最近は、捜査中なのでコメントは差し控えるとか、裁判中なのでコメントは差し控えるとか、訴状が届いていないのでコメントは差し控えるとか、色んな理由を付けてコメントを差し控えたがる人も多いけど、ああいうのも大概印象悪いわ。」

愛原「法廷戦術とか、そういう意味では、下手なコメントは足かせにしかならないので、それよりは無言を貫いた方が利口ではあるんだろうが、印象は悪いわな。特に政治家や芸能人のような、人前でしゃべってナンボの仕事してる人間がそれをやったら、やましい事があるから口を閉じていると解釈されても仕方ない。」

鼎「けど、政治家の人は、なぜか、その反面教師にするべき、いかにもやましそうな対応を平気でする人が多いよね。ひどいのになると、公文書を改ざんしたり、ハードディスクを壊したり。」

愛原「自分がシロなら政治家のムーブを反面教師にすればいいが、自分がクロなら逆に模範的ムーブになってしまうからな。クロと確定するくらいなら、限りなくクロに近いグレーの方がマシになるから。」

逆沢「つまり自分がクロなら政治家ムープをやればいい自分がシロなら政治家ムーブの逆をやればいい、と。なんかムーブ自体で、事実上シロかクロか自白してるとしか思えない気もするけど♪」

鼎「上の方で、損害賠償請求という形で、民事裁判で真偽を争う方法について触れてたけど、これはどうかな?」

愛原「お金に困らない身分で、かつシロという確証があるなら、やってみる価値はあるだろう。但し、公にされたら困るような後ろめたい事があるなら、(たとえクロで無くとも)やらない方がいい。安倍元総理が、どれだけ疑惑にさらされても、自分からマスコミ相手に損害賠償請求をしなかったように。赤木さんサイドのように後ろめたい事がないなら自分からどんどん訴えた方がいいが、そうでない側は、可能な限り争い自体を避けないと、不都合な真実がどんどん表沙汰にされかねないからな。」

逆沢「バレたくない事情があるのなら、認諾してでも、とにかく裁判沙汰だけは避けた方がいいってか?」

鼎「(たとえクロで無くとも)というカッコ付きは、どういう意味があるのかな?」

愛原「以前、ジャニーズの件で俺は枕営業の疑いを持っていると何度も触れたが、同様の疑いを松本氏の件でも俺は持ってるからな。枕営業がらみだと、合意であろうが無かろうが、力がある者に性的要求をされたらどうしても断れないし、自分から営業を仕掛ける事もあるだろう。アテンドした者もいるなら、そいつに騙されて連れてこられた者もいるかも知れない。ジャニーズの件でも、数百人も被害者がいるなら、その全員が後に芸能界で成功したなんて事はあり得ないから、騙された人も相当いるはずだが、だからといって騙されたと気付くまで数年かかる事もあるだろうし。そうなると警察や弁護士に相談しても単独ではもう時間的にどうにもならないだろうし。それと同じパターンは、芸能界の至る所であっただろうしな。」

逆沢「つまり細かいところで、反論できる余地はあっても、トータルとして深掘りされると困る程度には、後ろめたい部分も含まれているという感じか?」

鼎「つまり後ろめたい事があるほど、裁判沙汰は避けた方がいい。逆説的に言うと、後ろめたい事がなければ裁判した方がいいという事になるのかな?」

愛原「それは残念ながら違う。裁判するには、結構なカネや手間がかかる。日本の裁判では、弁護士費用すらペイできない事も多い。まぁカネに余裕があって、カネの力で名誉を回復したいというなら否定はしないというレベル。あとクロでも裁判を仕掛ける意味がない訳ではない。なんなら【訴訟を検討している】と、ポーズを見せるだけでも、何となくシロのイメージを増幅させる効果はあるからな。これも悪徳政治家が好むムーブであるが。」

逆沢「どうせなら、【訴訟を検討している】ではなく、訴訟をしたと言えよ。ぶっ殺すぶっ殺すとわめくだけで、人一人殺せないマンモーニみたいなセリフ吐いてんじゃねえよ、と思うのは私だけか?」

愛原「もちろん個人相手なら、世耕弘成みたいに本気でスラップ訴訟を仕掛けてくる輩もいる。自分自身が弁護士である橋下徹元知事とか、竹田某とかも、スラップ訴訟狙いなのか、勝敗を気にせず、法廷争いに持ち込みたがる傾向があるかも知れない。裁判で返り討ちに遭っても支持者をほとんど失わないと確信できる程度には、岩盤支持層を持っているからこそ、できる芸当かもな。」

逆沢「カネと岩盤層さえあれば、スラップ訴訟起こし放題ってか。負けてもファンは離れない。そして【俺の悪口を言ったら、真偽に関わらず絶対に訴えてやるぞ】という姿勢を明確にする事で、批判者の矛先も鈍らせられるという事で、やらない理由がないと。裁判所、完全に悪人に利用されてるじゃん。」

愛原「スラップ訴訟対策は、民主主義の根幹である言論の自由を守るためにも、早急に取り組んだ方がいいと思う。もっとも今の与党や財界にとっては、スラップ訴訟を提起しやすい今のルールの方が都合がいいから、法改正には後ろ向きかもしれないが。」

鼎「ぶっちゃけ、松本人志さんは文春相手に裁判に訴えるかな? あと、訴えたとして、勝てるかな?」

愛原「まず、勝てるかどうかを問われたら、現状かなり厳しい。文春が今後追撃記事を出す過程で、大ポカを犯して、そこを突く内容の訴訟を起こしたなら、松本氏にも勝機はあるだろうが・・・ってレベル。少なくとも事実無根のフレーズだけでは民事裁判は絶対に勝てない。事実無根を主張するなら、その根拠を文春以上の根拠で主張できないと苦しい。松本陣営とすれば、文春陣営に【証拠を出せ】と、モリカケ疑惑で安倍陣営に与した人みたいな感じで、叫びたいたいだろうが、文春陣営は既に被害者の証言を証拠として提示している。刑事裁判においても関係者の証言はそれなりに重みがあるのに、民事においては尚更。そんなの証拠にならないと松本陣営がごねても、それだけでは【俺は無罪だ】としか叫ばない容疑者と同レベル。松本陣営は、文春陣営をさらに上回る証拠を出さないと、勝負にもならない。」

鼎「上の方で、離婚訴訟や、交差点での衝突事故の例があったけど、それと同じ感じだよね。民事裁判で推定無罪の原則はないから、双方の主張が同レベルでようやく痛み分け。それなら私達大衆やスポンサーの心証次第で番組から降板させられても仕方ないわけで、それを理由に損害賠償請求しても、無理筋という事になるのかな?」

愛原「ちなみに刑事関連でも、はっきりと裁判で冤罪が認められたり、嫌疑なしで不起訴になった場合は、少ないなりに国から補償を受けられる事もあるが、起訴猶予や証拠不十分程度では、まず補償の対象にはならないからな。もちろん世間がどう思うかも、世間の自由。証拠不十分などで釈放された彼を雇うかどうかも、雇用主の判断。クロと断罪されなかったから、イコール、シロではない。ハードディスクを破壊する事で証拠不十分で逃げ切っても、世間が必ずしもシロと認めて、温かく迎えてくれると思うなという事。民事はなおのことで、自分のシロを勝ち取るには、相手に対し確たるクロの証拠を突き付ける必要がある。松本陣営からすれば文春側に【証拠を出せ】と言いたいかも知れないが、裁判になった際に、まず最初に証拠を出さないとならないのは、原告となるであろう松本陣営の方だ。」

逆沢「うへぇ~。それでも松本陣営とすれば、【裁判に注力したいから、タレント活動を休止する】という建前になってるから、勝敗に関わらず、いずれ訴えるしかない気がしなくもないけどね~。【ワイドナショー出まーす】から一転して反故になっただけでもダサいのに、裁判に注力から一転して結局裁判しませんでは、さすがに恥の上塗りだと思うし。」

愛原「松本氏が裁判所に訴えるかどうかは、本人次第。但し、松本氏は橋下氏や竹田某や世耕弘成らと違い、現状文春以外に明確な敵はいないので、スラップ訴訟をちらつかせて世間を威嚇する意味はない。訴訟慣れしてる文春が、スラップ訴訟でびびるはずもないからな。まぁ訴訟を起こせば、一時的には【自分から訴えたからには、松本氏はシロに違いない】と信じる人もそこそこ出るだろうから、それ目的で訴える意味はあるかも知れないが。」

鼎「スピードワゴンの人もそうだけど、本人の意思がどうであれ、スポンサーに嫌われたらどうせテレビでの出番は無くなるし。私はもっともらしい理由を付けて休止宣言するのではなく、舞台とかYouTubeとか、スポンサーの影響力がない所でやり直せばいいと思うけど、本人のプライドが高すぎてそれもできないのかな? 彼らの芸を観たい人からすると、ちょっと悲しいよね。」

愛原「公共の電波の特性からすると、性的スキャンダルがある人を出演させるのはどうしても好まれないが、芸人は芸で勝負すればいいというスタンスだから、舞台などで活躍する分には、旧ジャニーズであれ宝塚であれ、好きにしろとは俺も思うからな。」

鼎「けどこうしてみると、警察であれ、裁判所であれ、もちろんマスコミにしろ、法律を作る政治にしろ、誰が一番正しいとか、誰を一番に信用すべきというのは、無さそうだよね。」

逆沢「【裁判で真実を明らかにすべき】とか【警察に訴えればいいのに】という人もいるけど、実際には裁判所にも警察にも、真実を明らかにする力はそこまで無さそうだしね~。」

愛原「漫画の世界の警察にしろ、リアルの芸能界にしろ、権力に忖度する体質も、結構根深いみたいだしな。彼らに真実解明を期待しすぎるのは良くないのかも知れないな。」

鼎「けどだからと言って、警察も裁判所もメディアも必要ないという事もないだろうし。どう付き合えばいいのかな?」

愛原「三権分立じゃないが、これらは相互に作用し合う事で、相乗効果を発揮するから、どれかに依存するのではなく、頼れるすべてに頼るのがベストな気もするけどな。」

逆沢「あー、警察の腰が重いのなら、メディアに取り上げて大きく騒げばいい。テレビ局が事件を隠蔽するなら、週刊誌なり赤旗なりネットメディアなりが暴けばいい。誰も話題にしないなら、個人でネットで拡散してやればいい。名誉を侵害されたなら裁判所に訴えればいい。職場のイジメがひどいなら、労基に訴えたり、あるいはネットなりメディアなりにチクればいい。みたいな感じで、アレが駄目ならコレという感じで、思いつく限り、色んな手段を試せばいいって感じか?」

鼎「つまり警察が頼りないから週刊誌に頼ってようやく光明が見えたのに、【警察に行け。週刊誌なんかに問題を持ち込むな】というような人は、論外という事かな?」

愛原「事態が解明・改善されたら困る人による妨害工作の一環だな。時効と分かっているのに、警察や裁判の問題にすり替えたがる連中くらいタチが悪い。【白い猫でも黒い猫でもネズミを捕る猫は良い猫だ】という格言もあるが、要は改善・解決さえすれば、誰が改善・解決しようが別にいいのに。」

逆沢「イジメの被害者からすれば、両親や兄弟が解決しようが、クラスの友達が解決しようが、担任の先生が解決しようが、部活の頼れる先輩が解決しようが、近所の怖いオッサンが解決しようが、警察が解決しようが、弁護士が解決しようが、ネットに拡散された世論で解決しようが、解決さえすればなんでもいいようなものね。そこで【校内の問題なのに、校外に漏らすな】とか【学校を巻き込むな。当事者同士で解決しろ】とか【普通に傷害事件だろ。警察を動かすしかない】とか【文句があるなら、裁判で正々堂々決着を付けろ】とか、外部から好き勝手に縛りを入れられても、選択肢を狭められるだけで、足枷にしかならないというか。」

愛原「どれもそれなりに信用できる時もあるし。逆に信用できない時もある。ネットで救済を求めたおかけで救いの手が現れる事もある半面、ネットのデマで苦しめられる事もある。警察の捜査で救われることがある反面、警察に犯人に仕立て上げられる事もある。法の救済措置で救われる事もある反面、法の不備のせいで理不尽な目に遭わされる事もある。どれかなら必ず信用できて、どれかは信用できないという事はなく、それは状況次第だろうしな。」

逆沢「警察も政治家も週刊誌も不祥事を起こす時があるし、そういう時はどんどん叩ければいいけど、逆にファインプレーをした時はちゃんと賞賛したい。ファインプレーをした時に、過去のエラーを持ち出してファインプレーを非難するようなのは、ゴミのような人間のする事ってか?」

鼎「警察官にしろ、学校の担任にしろ、会社の上司にしろ、当たり外れも大きいし。残念ながら頼れない人もいるから、そう感じたら、他の手段を試したり、時には担当が変わるのを待つとか、ありとあらゆる事を模索するのが、一番の解決策かも知れないと思ったかも。」

逆沢「【泣くまで待とうホトトギス】じゃないけど、いずれ待てばチャンスが巡って来る事もあるってか。」

鼎「そう思って、ぼうっとしてたら、時効の壁にぶつかる事もあるし。人生万事塞翁が馬だよね。」

愛原「泣かないホトトギスをどうするかも、状況次第。どれが必ず正解という事はなく、残念ながらチャンスに恵まれなかった事もあれば、チャンスがあってもそれに気付けなかった事もあるだろう。ただ視野を広く持って、色々試せるタイプの方がチャンスも多そうな気はしなくもないな。」

鼎「使い分けるというか、相乗効果という意味では、複数の手段を同時並行してもいいよね。」

逆沢「とりあえず言えるのは、【〇〇するな!】という連中が害悪という事ね。事態打開に向かうなら手段はなんでもいいはずなのに、それを否定して選択肢を狭める奴。」

愛原「週刊誌のおかげで事態打開に動き出したのに、そのタイミングで週刊誌を叩く奴とか。被害者が名乗り出たおかげで事態打開に動き出したのに、その被害者を叩く奴などは、もれなく事態打開されたら困る奴だと思っていい。あと【〇〇の主張は信じられない】と否定しながら、自分はそれを上回る別の根拠を出さない奴。」

逆沢「ジャニーズ騒動と、今回のダウンタウン松本の騒動と、その前の当て逃げフジモン騒動のおかげで、不快な芸人やタレントが、自分の中でかなり増えたわ。まさかこんな奴だったのか、とショックを受けたタレントもいるというか。」

鼎「けど、これも考え方だよ。知らないままで幸せな気でいるよりは、知ってしまった事で一時的に嫌な気持ちになるけど、それで不幸な人が救われたり、世の中全体が良い方向に向かえば、最終的にはその方が良かったと思える時が来るだろうから。」

愛原「同じことを繰り返さないのが大前提だけどな。何度政治資金の疑惑にさらされても、政治家にとって痛くもかゆくもなければ、いつまで経っても改善もされないし。何度でも似たようなことは起こり続けるだろうから。」

鼎「こんな馬鹿なことをしたら、政治生命を失う。タレント生命を失う。企業の存続自体が困難になる。みたいになってようやく抑止力になるという感じかな?」

逆沢「そういう方向の世の中に変わっていければいいわね。最初は嫌な思いをしても、それをきっかけにより良い方向に変わっていければ、報われる部分もあるというか。」

愛原「新年早々、出ばなをくじかれた部分もあるが、これから少しずつ、世の中も良い方向に変わっていければいいなと思う。というわけで今年もよろしく。」
























過去のたわごと 
      12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
10月22日 自称中立(中立という名の傍観) 10月8日 変わらないテレビ局の体質
9月24日 被害者救済の視点と非親告罪について 9月10日 テレビ局の腐敗とテレビ離れ
8月27日 枕営業 8月13日 真相を追及する力
7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
7月2日 溺愛もの 6月18日 復讐系と自力救済
6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日
         旧コンテンツ