愛原様のたわごと(24年1月28日)






愛原「今回のテーマは、【結婚という契約】でいきたいと思う。」

逆沢「ん? 普段はあまり男女間に踏み込んだネタをしたがらないイメージもあったけど、なんかあったのか?」

愛原「ダウンタウンの二人がもたらした世論で、思う所があったからな。ぶっちゃけ不倫スキャンダルの事なんだけど。」

逆沢「芸能スキャンダルの中でも、最底辺の下世話ネタじゃねえか? いくら政治経済からサブカルチャーまで、なんでもアリのコーナーといっても。」

愛原「個々としてみれば、しょうもねえプライベートなスキャンダルでしかないかも知れないが、社会秩序という観点でみれば、ちょっと放置しがたいラインに踏み込んだ感があるからな。あの二人がもっと無名な立場なら、それこそクソしょうもない下半身スキャンダルという事で流してしまえばいいが、残念ながら下手な政治家以上に影響力があるからな。」

鼎「かつてアメリカのクリントン大統領も、不倫ネタで世界的なスキャンダルを巻き起こした事があったけど、著名人が起こしたスキャンダルは、とてつもない影響力があるよね。」

愛原「下手に容認すると、社会の秩序が大きく揺らぐからな。結婚・婚姻といわれるものは、単なるセレモニーではなく、社会全体に大きな影響を与える最も重大な契約の一つ。これは古代から一貫して変わらない。世の東西も問わず、な。なぜ、人間社会には結婚・婚姻などという契約制度が、昔から当たり前のように存在しているのか? ちょっと考え直すいい機会とも思ったからな。」

鼎「今の日本の法律では、結婚する事によって発生する義務は主に4つあると言われているよね。同居義務・扶養義務・協力義務・貞操義務の4つだったかな?」

愛原「その4つの内、前者3つは【相互扶助義務】という一つにまとめてしまってもいいだろう。歴史的にも結婚がもたらす義務は、主に相互扶助貞操の2つだからな。」

鼎「相互扶助は、貴族以上の身分になると、家と家の同盟関係が結ばれるという、ものすごく大きな契約になったりもするよね。」

逆沢「2国間で姫と王子が婚姻するような関係だったりすると、家と家どころか、国と国の同盟にもつながる程の影響力があったみたいね。結婚という契約は。」

愛原「そう。だから高い身分の者ほど、婚姻関係を結ぶ相手は、慎重に選ぶようになる。当事者同士の意思とは無関係に、親同士、親戚同士が勝手に許嫁みたいなものを定めて、互いの顔も知らないまま、結婚に至る事すら珍しくない。」

逆沢「ただ、そうすると、どうしても狭いコミュニティーの中で血が循環するだけになりやすいから、どうしても近親交配のリスクも高まりやすい気もするけどね。」

鼎「近親交配のリスクを避けながら、どれだけ効果的な配偶者を選べるかは、【Crusader Kings】シリーズの醍醐味でもあるよね。」

愛原「自国内の大貴族たちは、そのままではどうしても裏切りやすく、それをつなぎ留めるには婚姻関係を結ぶのが安牌になるが、それはどうしても近親交配のリスクとセットになるからな。自国内の大貴族というのは、決して赤の他人ではなく、主に親戚ばかりだから。」

鼎「歴史的にも、親兄弟を始めとした親戚が、当主を脅かす最大のライバルになる例は珍しくないけど、そのリスクを避けるには、近親婚が避けられないとすると、これはかなり悩ましい選択肢になっちゃいそうだよね。」

愛原「親戚は、継承権や相続財産を争うライバルにもなりやすい事もあって、必ずしも仲が良いとも限らないしな。敵に回すと内乱につながりかねないからできれば繋ぎ取めたいが、距離感を間違えると乗っ取られるリスクもある。難しい存在だ。」

鼎「けど内輪でももめるリスクを回避しやすい事もあって、近親婚による同盟強化は中世の貴族では、至ってメジャーだよね。」

愛原「日本の戦国時代でいえば、島津義久の娘と島津義弘の息子が婚姻した例とか、毛利隆元の息子の毛利輝元と、隆元の妹の娘が婚姻した例とかが、比較的有名かな? どちらも夫婦仲はあまりよろしくなかったのか、結局正妻は子を産むことなく、側室によって後継をつなぐ結果になったけど。」

鼎「時代的に近親交配のリスクはそれなりに知られてた気もするし、正妻はあくまで同盟関係だけのためのものでしかないと、割り切っていたのかな? 子供はよりリスクの低い側室に依存して、近親交配のリスクがある正妻とは一切子作りしないみたいな考えがもしかしたらあったのかも。」

逆沢「だとしたら、正妻の人権ゼロだな。子作りにも関われなかったとしたら、本当にただの同盟の駒でしかないというか。」

愛原「まぁ真相は不明だけどな。ただあれだけ子沢山の織田信長にしても、斎藤家から迎え入れた正妻が子を成したという記録はないし。どう扱われたかも実際のところよく分からないし。ていうか織田信長が正妻と縁の深い美濃を占領した時点で、斎藤家からやってきた正妻がもたらす戦略価値もほぼゼロだから、秘かに幽閉・処分されてたとしても、別に不思議とまでは思わない。」

鼎「こうしてみると、家格が高くなるほど、結婚に自由恋愛の余地は薄くなりそうだよね。誰と結婚するかで、お家の存亡すら決まってしまうとするなら。」

愛原「もっとも絶対的な権力があれば、身分に囚われない配偶者選びが可能になる例もあるけどな。三国志の世界でも、羊の屠殺業を営む一族に過ぎない何進という男が、妹が皇帝の皇后になった縁で大将軍にまで出世した例とかがあるからな。」

逆沢「ああ、中国史には、見染められて妻として取り立てられる例がたまにあるわね。それで妻の一族も、外戚として権力をふるい放題になったりとか。」

愛原「まぁ、こういう例は、皇帝に圧倒的な権力があるなど限られるけどな。大抵は親戚や重臣がうるさかったり、機嫌を取らざるを得ない近隣諸国があったりして、他人に嫁を押し付けられてしまう場合の方が多いから。」

鼎「こうしてみると結婚というのは、本当に契約だよね。但し、自分一人ではなく、家族、一族、場合によっては国の存亡にかかわる程の重大な契約というか。」

逆沢「なるほど。貴族が平民との婚姻関係を忌むのも、当然といえば当然ね。家に何の力もない平民と婚姻関係を結んでも、お家の安泰に全然寄与しないし。宮廷マナーも知らない層の女性を妻に迎えても、魑魅魍魎だらけの貴族の社交界で、家を守り切れるとも思えないし。」

鼎「一番、幸せなのは、実は平民同士の結婚なのかもしれないね。家の都合とか、そういうのにあまり縛られず、比較的自由恋愛の余地も高そうだから。」

愛原「但し、どんなに身分が低い者同士の婚姻契約でも、相互扶助義務自体は、同様にあるから、ごく潰しみたいな奴を配偶者に迎えると、リスクがあるのは同じだけどな。また、平民同士でも、家と家のつながりが無くなるわけでもないから、相手の親兄弟に、とんでもない問題児が含まれていると、厄介ごとを背負うリスクは、やはりつきまとう。まぁ現代日本なら、配偶者の協力さえあれば、配偶者の実家と完全に関係を絶つ事も不可能ではないが。」

逆沢「現代でも、結婚は家と家の結びつきという側面は、どうしてもあるからね~。嫁さんの実家からたくさん援助してもらって、マイホームを立てたなんて旦那も、私、何人か知ってるし♪」

愛原「その場合は、嫁の実家の近くに家を立てさせられる羽目になるリスク等もつきまとうが、嫁の実家と仲良くできるなら、子育てのサポートからカネの無心まで色々可能になるから、悪くない選択肢かも知れん。まぁ、今どき、配偶者の家の資産目当てで結婚する奴なんて、滅多にいないとは思うけど。」

逆沢「玉の輿と言われるようなのは、そんなレベルじゃないからね~。」

鼎「ところでもう一つの義務である貞操義務というのは、どういう目的であるのかな?」

逆沢「普通に、心情的なものじゃないの? 誰だって、自分の配偶者に浮気されたら不愉快になるだろうし。自分の子が、実は誰の子かも分からない状態も、すごく気持ち悪いし。」

鼎「たかが心情といえばそれまでだが、浮気されると、相手への愛情も冷めやすいと思うし。そうなると婚姻を継続しがたくなって。そうなると婚姻制度の存続にもつながりかねないと言えば、大げさかな?」

愛原「婚姻制度の根幹が、上にあげた同盟関係、相互扶助関係にあるとすれば、互いの信頼関係を破綻させかねない行動を禁じるのは、まぁ当たり前の話ではあるわな。あと個人が扶助できる範囲の限界という問題もあるだろう。」

逆沢「扶助の限界? ああ、同盟関係が多すぎると、管理しきれないみたいな感じか?」

愛原「側室みたいなものを持つ余裕があるほど力があれぱ、重婚して、そのすべての面倒をみる事も可能だろうけどな。ただ玉の輿ではないが、自分より上位の家格を持つ相手を複数娶るのは、ほぼ不可能と思って間違いない。両者が絶対的に仲良しならともかく、そうでなければ、否応なくどちらか一人に絞らざるを得ない時が絶対に来るからな。」

逆沢「従属国の姫なら、何人も姫を側室に迎えられるけど、自分と同格以上の姫を複数正室には迎えようがないって事か? 同格以上の姫君を側室扱いにはできないし。とかいって正室が複数という事になれば、正室同士で仲違いした時に、両方の顔を立てる事はできないから。」

愛原「そう。だからハーレムというのは、配偶者を自分の思い通りに支配できるほどに、圧倒的な力があるか、配偶者同士ですごく仲が良い場合に限られる。【どっちかを選べ】とか【私を選ばない(orあいつを選ぶ)なら別れる】と取捨選択を要求できる程度に力のある配偶者は、いつまでもその他大勢には留まらないからな。」

鼎「あと、重婚を認めると、同盟関係が訳わからなくなるのもあるよね。たとえば自分の奥さんが、他の男とも結婚できるようになったら、扶養義務とか、そういうのも複雑になりすぎてしまうというか。」

逆沢「いっそのこと、扶養義務なんて、外しちゃえばいいんじゃない?」

愛原「それを言えば、結婚自体しなければいいという話になってしまうからな。倫理的な問題はあっても、独身であれば、基本的に恋愛は自由だし。二股状態になる事もあるだろう。もちろん二股状態が褒められた行いかと問われたらノーだろうが、少なくとも婚姻状態、婚約状態のような強力な縛りはないわけで。」

逆沢「だったら、結婚制度自体なくして、みんな独身という事にしたら?」

愛原「結婚制度のない世の中というのは、IFとしては大変面白い試みだと思う。まず子供の扶養義務の扱いが、大きく変わるかもしれない。遺伝子検査を強制義務化するくらいしない場合、男からみて自分の子かどうかはより分からなくなるから、親権は女性単独となるだろう。その場合、子供の扶養義務も当然母親だけに発生し、男からすればヤリ捨て、女からみれば男は精液の提供源でしかないみたいな感じになるかも知れない。」

逆沢「なんか上位1%の男の精液を求めて、女がさまようみたいな社会になりそうね。99%の男は、社会を維持するための働きアリにしかなれず、遺伝子を残す事もなくなるみたいな。」

鼎「なんかすごい勢いで近親交配が進みそうだよね。特定の限られた父親の遺伝子しか生き残らないならば。」

愛原「女性の地位が今より大きく向上すれば、それでも子育てに不自由する事は無いだろう。というか社会(=女性単独による子育てが可能になる世の中)を維持するためにも女性の地位は一定以上まで上げざるを得なくなる。そうしないと次の世代が育てられないから。逆に男は、去勢しておくか、女性を襲えない位置に隔離しておかないと危ない扱いをされる層もでるかも知れんな。」

逆沢「うへえっ。なんという、作品化したら面白そうなディストピア♪」

鼎「けど、そんな世の中は、男性側が絶対に認めないよね。実際に、歴史的にもそんな世の中になった事はないし。」

愛原「うん。ぶっちゃけ、結婚制度は、元々は男性の為の制度といえなくもない。特に遺伝子検査ができない近代以前において、結婚制度は、男側が極力確実に自分の遺伝子を確定した上で、それを後世に残せる制度そのものだからな。もちろん貞操義務も付随した上で。」

逆沢「貞操義務を付随する事で、自分の妻を、男は恒久的に独占する事ができるという考え方か?」

愛原「まぁ同様の事は、妻側にもいえる話だが。自分の夫が、家の外に愛人を作ったり、まして婚外子を作る事を好ましく思う女性など、ほぼいないと思うからな。」

鼎「先に触れた相互扶助義務を強力に履行する上でも、貞操義務は不可欠だよね。配偶者が自分以外の人間を家庭に招き入れたり、よそで子供を作ったり(サレ夫からすればカッコウにされたり)しようものなら、自分以外のヨソ者も扶助しなくてはいけなくなって、家の財産なども、その分だけ危険にさらされる事になるから。」

愛原「そう。相互扶助義務貞操義務は、車の両輪で、どちらかだけが単独で成立するものではない。貞操義務が崩壊すれば相互扶助自体が困難になるし、相互扶助する気がないなら貞操義務どころか結婚する意味自体なくなるからな。」

逆沢「なかなか子宝に恵まれなかったけど、ようやく子宝に恵まれた一年後に、キャリアウーマンの奥さんが子供を連れ去って速攻で離婚したカップルも知ってるけど、貞操義務を盾に子作りだけ済まして、用が済んだら稼げない夫を扶養する気はないからポイしたって事かね~。おー怖。」

鼎「ただ婚姻が契約という視点でみれば、結婚指輪みたいなアイテムも、ちゃんと意味がありそうだよね。これをする事で、その契約が成立した事を広く世間に周知することができるから。」

愛原「現代では結婚式はただのセレモニーでしかなく、あまり意味を見出せないが、昔は村中にそれを周知する意味合いが強かったからな。既婚者になった事を世間に周知する事で、村中の男女が、この二人に性的アプローチをかける事を今後禁止された事も通達される。と、同時にこの二人に対して、貞操義務を履行しているか、監視の目も付く事になる。」

鼎「だから国や時代にもよるけど、不倫した事がバレたりすると、姦通罪で死刑みたいな事もあったらしいよね。それくらい本来、不貞行為というのは重罪というか。」

逆沢「まぁ現代日本でも、結婚指輪をしておく事で、第三者が性的アプローチをかけてくる事を防止しやすくなるメリットはありそうだしね。自分が既婚者と分かっていながら性的アプローチをしてくる奴がいたなら、そいつは性的な倫理観が色々ヤバそうな気もするし。」

鼎「逆を言えば、既婚者であるにも関わらず、結婚指輪をしてなかったり、自分がいかにも独身であるような振る舞いを続けるような人は、色々人間的に問題がありそうという事かな?」

愛原「結婚指輪の有無みたいなのは、仕事上の都合とか、色々あるだろうから、俺としてはあまり気にしないけど、婚姻中なのに独身ですと堂々と嘘を付く奴とは、あまり関わりたくないな。まぁ、だからといって婚姻中でなければ、二股交際でもなんでも好きにやればいいとも思わないが。」

逆沢「真面目な交際をしている人にとって、交際期間というのは、その人の人間性を確認する期間でもあるからね~。二股交際を平気でするとか、女遊びが汚いとか。もちろん金遣いが荒いとか、暴力的な所があるとか、性的でない範囲も含めて、全般として人間を見極める期間だから、そこでデタラメな振る舞いをする奴は、軽蔑されてもしゃあないと思うわ。」

愛原「まぁ人柄として軽蔑されても、一応、許される余地があるのが独身期間といえなくもないけどな。結婚してしまうと、そうはいかない。貞操義務という名のちゃんとした法的義務になるから。つい先言ったように、時代や国によっては死刑にされてもやむを得ない。現代日本でも、不貞行為は普通に民事訴訟の対象になる。離婚協議などの際にも確実に有責の事案だ。」

逆沢「不倫で死刑になる時代ならともかく、今の日本では、所詮は家庭の問題とか、プライベートの問題とか、本人の人間性の問題という感じで、芸能ゴシップ以下のイメージでしか捉えない人も多そうだけどね~。」

愛原「体罰や虐待もそうだが、本来は【事情がよく分からないなら、介入するべきでない事案】ではなく、【事情がよく分からなくても、とりあえず止める所から入るべき事案】なんだけどな。」

鼎「路地の落書きと同じで、自分に関係ないからと放置していると、それが世の中の当たり前になって、どんどん広がっていく類だよね。割れ窓理論の典型というか。」

愛原「クリントン大統領の不倫スキャンダルが国際的な話題になったのも当たり前。影響力があまりにも強すぎて、笑って済ませてしまうと、それが世の中の新しい常識になってしまったら困るから、そう考える人を中心に問題視して当然というか。」

逆沢「あー、なるほど。つまり既婚者による不貞行為という視点で、お前はダウンタウンのスキャンダルを捉えているという訳か?」

愛原「まぁ俺も、本来は性的な事にあまり首を突っ込みたがらない方というか、性的にも個人の自由を尊重したい立場だから、ソープランドなどの風俗が国内に存在する事も特に問題視していないし、既婚者がそれを利用しようとも、夫婦間でちゃんと合意ができていれば、全く問題ないという立場ではあるのだが。」

逆沢「ただ、ダウンタウンの二人に関しては、踏み外した感じが結構ありそうってか? 浜田と松本では、だいぶ内容に差がある気もするけど。」

愛原「俺個人としても、元々は松本氏の方だけを問題視してたんだけどな。ただ【浜田は許されたのに、松本は許されなかった】とか【浜田と松本の違い】とか、クソ不愉快な比較論が出回りすぎたので、浜田氏も巻き添えにせざるを得なくなった。ていうか貞操義務の観点でいえば、普通にどちらもアウト。ただ浜田氏の方は、なんとなく世論的に執行猶予が付いたような状態になっただけ。執行猶予状態だから、同じような真似を繰り返したり、全く反省してない態度を見せたなら、執行猶予がいつ解けて実刑扱いになってもおかしくない。少なくとも断じてセーフではない。にも関わらず、浜田氏のセーフが確定したような前提で比較論が広まったので、さすがに釘を刺す必要を強く感じた。」

逆沢「松本擁護論者の中には【浜田はセーフ】を前提した松本擁護論を主張する人もいるけど、【浜田はセーフだから松本もセーフ】ではなく、【松本はアウトだから浜田もアウト】って感じか? お前的には?」

愛原「無理やり浜田氏を巻き添えにするなら、当然そうなるわな。ダウンタウンの二人よりもずっと大物の吉本芸人である桂文枝師匠でも、不倫スキャンダルはそれなりに叩かれるのに。プロ野球選手ですら、公人同様に不貞行為は叩かれるのに。正直、何言ってんだ?って感じだ。ましてや松本氏とかワイドナショーとかいう報道番組の司会もやったり、大阪万博のアンバサダーまで務めたり。下手な国会議員以上に公人状態じゃねえか?」

鼎「松本さんの方は裁判に訴えて未だに徹底抗戦の姿勢を崩してないけど、吉本興業の方は、【当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです。(中略)厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定です】と、被害を訴えた側に対する配慮が一切なく、攻撃的に法的措置も振りかざして事実無根と言い放った頃とは、軟化も見られるようだけど、どうなるのかな?」

愛原「今回、俺にとっての争点は、不貞行為を松本個人、もしくは吉本興業、テレビ局といった媒体がどう考えているか?という方だけどな。不貞行為自体は、別に責められる事でもなんでもないと考えているのか? そこが一番に知りたい。もちろん不貞行為自体が無かったと主張するなら、それも構わないが。」

逆沢「ネットでは、未だに【もしも松本が冤罪だったら、どうすんだ?】とか、【被害者の証言だけを鵜呑みにしてはいけない】みたいな事を言って、不貞行為自体を否定したがる輩も多そうだけどね。」

愛原「京アニ放火殺人事件に際して、【青葉死刑囚がもしも冤罪だったらどうするんだ?】とか【被害者や警察の言い分だけを鵜呑みにしてはいけない】と擁護するレベルだな。その論理を認めれば、明智光秀による本能寺の変すら、余裕で否定できる。これだけ追加報道が出た状態でそれでも否定するなら、IFを前提にしたファンタジー演繹法ではなく、それを裏付ける証拠・証言・推理・分析を先に並べた上でに、してくれよとしか。」

逆沢「裁判所相手に、そんなIFで論理展開しても、鼻で笑われるだけだと思うわ。」

鼎「裁判が経過するか、吉本興業あたりが新たに記者会見すれば、明らかになるかも知れないけど、どこまで事実と認めて、どこからは事実ではないと完全否定するのか? ちゃんと線引きして欲しいよね。あと、彼らの道徳感に照らして、どこまでは問題ない行為と認識し、どこからが問題行為と認識しているか? そこの線引きもして欲しいというか。」

愛原「ネットでは、レイプの有無を争点化する動きも見られるが、枕営業や性接待でそのくくり自体、適切じゃないからな。接待に応じないと業界を干されるとか。期待感を持たせて性接待を促すというのが、この手のセックススキャンダルの特徴だから。だから週刊誌もレイプ性に関しては触れてない。女性が内心でどう思ったか? 松本氏やアテンダーとも女衒芸人とも称される者らから、どういう扱いを受けたか? それだけだ。」

逆沢「枕営業的な、何かを餌にして期待感持たせて、性行為を自発的に迫るようなのは、ジャニーズのあの人だけではないと思うしね。」

鼎「アイドルデビューを餌にとか、採用や推薦を餌にとか、そういう風に女の子を釣るような展開は、エロ漫画とかでも、定番ネタと言ってもいいほどに、たくさんありそうだよね。女の子としては内心は不快でも接待しないと、希望がかなえられないから、できるだけ笑顔で性的な欲求にも応じようとはするんだろうけど。」

逆沢「けどジャニーズのあのオッサンじゃないけど、実際はほとんどの場合が、騙されてヤリ捨てられるだけというのが、その手の物語の定番オチではあるけどね。」

愛原「百歩譲って不貞行為を是とするにしても、その場合でも許容されるラインはあるからな。まず既婚者が独身といって騙すようなのは論外。」

逆沢「ただ、【実は別居状態なんだ】とか【もう配偶者とは何年も顔を合わせてない】とか【離婚協議中だから】みたいな感じの言い訳をする不倫キャラも多そうだけどね。ていうか社内不倫とか、有名人の場合、既婚者である事はバレてるから、そう言い訳するしかないんだろうけど。」

鼎「昭和の頃なら、田中角栄さんじゃないけど、愛人を別に持っている大物有名人はたまにいたよね。」

愛原「彼らをあえて擁護するなら、愛人や隠し子に対しても、しっかりと経済的に長く面倒を見続けている、というのはあるだろうな。愛人にかまけて、正妻を放ったらかしにする大物芸人もたまにいたようだが、それでも経済的にはちゃんと生活を保障するなり、少なくとも訴訟スキャンダルにならずに済む程度には、しっかりフォローしてたと言えなくもない。中世の正室・側室に相当する扱いに近そうというか。」

逆沢「複数の異性に手を出す以上は、その全員の面倒をしっかり見るってか? ソープランド代にもならない3千円握らせてポイ捨てなんてのは論外で、少なくとも、騙してヤリ捨て、みたいなのとは根本的に違うというか?」

愛原「ヤリ捨てというか、性欲解消だけが目的なら、性風俗を使えばいいのに、くらいは思う。世界的には性風俗も忌避の流れだが、自分としてはそういう産業自体に嫌悪感はないので。シロートというか、一般人はいずれ同棲・結婚したいとか、枕営業的な見返りを求めてとか、中には単に性的な満足感を求めてという人もいるだろうが、少なくとも相応の見返りを求めるので、結婚詐欺も含めて、人を騙すような扱いをしたら、訴えられても仕方ない。」

鼎「残念ながら、世の中には【騙された方が悪い】という意見の人もいるけど。」

愛原「あいにく、鍵をかけ忘れたせいで家に泥棒が入ったとして、その場合、家の住人に落ち度が認められても、だからといって泥棒の賠償責任や罪がその分だけ軽減される訳ではないからな。」

逆沢「鍵のかかってない家から100万円盗んだけど、家の住人に3割の落ち度があるから、泥棒が返さないといけないお金は70万円だけで、残り30万円は泥棒の所得になりますなんてなったら、おかしすぎるからね~。」

鼎「オレオレ詐欺とかでもそうだけど、騙された人に落ち度があっても、それで騙した人の刑期が短くなったりしないという事だよね。」

逆沢「被害者の落ち度にスポットを当てて、加害者の罪をぼかすような奴は、馬に蹴られて死んでまえって感じだわ。」

愛原「俺としては、芸能ゴシップとか、そんなレベルの話ではなくて、婚姻契約とか貞操義務とか、そういう世の中の仕組みに関わる部分で、今後の展開が気になっている。おそらく対象が小者であったり、浜田氏の時のように適当にうやむやになるようであれば、そこまでではなかったが、ここまで徹底抗戦モードになると、今後の世の中の社会倫理を問い直す展開にならざるを得ないからな。」

逆沢「【不倫は文化】なんて流行語もあったけど、単なる芸能キーワードではなく、社会としてそれが容認されるべきものかどうか? 両者が徹底抗戦モードに入った事で、もはや、なぁなぁで済まされず、倫理的にもシロクロ付けざるを得ない状況に発展してしまったと。」

愛原「横山やすし氏や島田紳助氏を速攻で切った時のような、切れ味鋭かった頃の吉本興業なら、ここまで大騒ぎにならずに済んだ気もするが・・・。調査らしい調査も事前にしないまま、見切り発車で会社の名前で【当該事実は一切なく】と言い切り、抗議と訴訟をちらつかせる全面戦争モードに至ったあたり、松本氏同様の傲慢ぶりを感じなくもない。そしてテレビ局も、同様。吉本興業の株の4割以上は東京キー局が保有しており、これに電通や大阪準キー局も含めると、半数に及ぶ。つまり【吉本興業の意思は、すなわちメディアの意思】でもあるからな。」

逆沢「つまり吉本興業の対応に、大株主であるメディアが異を挟まないなら、それは彼らの意思そのものでもあるという事ね。」

愛原「そう。松本氏個人がどう思っているか?ではなく、吉本興業とそのバックにいるメディアが、どう思っているのか? 正直興味がある。彼らのしてきたことが、個人の問題で他者がとやかく言うものではないという認識なのか? その程度、大した事はないという認識なのか? 日頃ダブスタが酷かったこの手のスキャンダルではあるが、今回はただのスキャンダルではなく、それが社会として容認できる範囲なのかが問われる事態に至った感がある。」

鼎「スポンサーが松本氏の番組から一気に離れた点からすると、少なくとも彼らとしては倫理的に容認できないラインと認識したという事にはなりそうだけど。」

逆沢「人間だから性欲は誰でもあるし、アヤマチを犯す事もあるだろうけど、松本に関しては、常習性が高そうというか、全く罪悪感をもってなさそうだからね~。だから自分の非となる部分を一切認めないまま、裁判に突入したんだろうけど。まぁこの辺は、女衒芸人といわれる人や、志らくらも同じみたいだけど。【こういう部分で悪い部分もあったけどこれだけは言いたい】とか、【こういう悪い部分もあったけど許してください】とかなら、話も分かるけど、【何が悪いのか分からない】と言わんばかりの福田達夫ムーブされたらさすがにねぇ~。」

愛原「【悪いことをしたけど許してください】なら単なる心情論だが、【何が悪いのか分からない】となると、倫理・善悪の問題になるからな。もう、笑って済まされない。社会として放置したら、それが許されて当然の、新しい倫理になってしまうわけだから。」

逆沢「だから吉本興業やメディアの対応が注目されると。これを当事者間で片づける問題。第三者に告発するようなら、名誉棄損で訴えられても当然の案件と吉本興業らが認識しているか? あるいは昔の姦通罪ほどではなくても、社会として問題視されても仕方ない案件と捉えるか?」

愛原「浜田氏に関しては騒動に巻き込まれた被害者的な感もあるが、俺的には、【浜田は許された】論がきっかけで、今回のネタを決めたくらいだから、な。浜田氏はセーフとか言われると、それは【不貞行為自体はセーフ】と言う、古代から続いた倫理の改変につながり、下手すると【無理やりで無かったなら、松本氏もセーフ】という論理の飛躍にも発展しかねないからな。」

逆沢「なんか本当に、【もしも世の中から、貞操義務が消滅したら?】みたいなIFファンタジーを読みたくなってきたわ。」

愛原「恥じらいが好きな人からすれば、ガッカリな社会になるかもな。」

鼎「けど、恥じらいもそうだけど、性的興奮はレア感も込みのものだよね。そう簡単には攻略できない相手を攻略する喜びとか、支配感、達成感みたいなものも込みみたいな話は聞いたこともあるけど。当然、貞操義務に伴う独占性なども含めて。」

愛原「人にもよるかもしれないが、性器の写真だけ見せられても、全く興奮しないどころか、【汚いもの見せんなや】みたいな、感情に襲われる人もいるだろうからな。それ自体に別に価値はないというか。」

逆沢「性器に与える感触に伴う気持ち良さだけなら、オナニーの方が上って人も割と多いらしいからね~。だからオナニーをやりすぎると、生の性行為では全く刺激を感じられなくなるみたいな話も聞いたことあるし。男性の場合、女性の性器による締め付けと、自分の手で握った場合の締め付け具合では、後者の方が圧倒的に力が強いらしいから。」

愛原「性器の結合だけで気持ち良くなると思ったら、大間違い。不快な相手と性行為する羽目になったら、とてつもない嫌悪感を覚えるのが普通。男でも、老婆相手に性行為したいと考える者は極めて稀だろうし、同性相手に掘られたい人も稀だろう。」

鼎「つまり貞操観念が消滅したら、ヤリたい放題のユートピアになるのではなく、性的興奮自体が半減しかねないという事かな?」

愛原「【自分だけがヤリたい放題】な徳川家斉状態ならある種の極楽かも知れんが、みんなそうなら、竿兄弟や穴兄弟が増えるだけだからな。あと上にも触れたが、9割以上の男は、一生童貞で終わるかも知れん。性病が激増するリスクもあるし。長期的には近親交配のリスクも高くなる。ネトラレ好き、BSS(僕が先に好きだったのに)好きなら、それでも極楽かも知れんが。」

逆沢「松本擁護をするという事は、そういうIFファンタジーにもつながるという感じか?」

愛原「石油王らによる重婚とか、貴族らによる側室・妾文化も、一つの選択肢ではあるが、あの手のハーレムはちゃんと全員の面倒をみるのが大前提だからな。騙してヤリ捨てとか、山賊が行きずりの村娘を犯すのと大差ない。男でも、まともな人間なら、自分の恋人や妻や娘がそんな目に遭うと思ったら、極めて不快だろうし。同性を掘る輩もいる事も含めれば、想像力がある人間ならそういう感情を理解できて当然と思うけどな。」

鼎「松本人志さんや立川志らくさんにも妻や娘がいるはずだけど、そういう想像力は働かなかったのかな?」

逆沢「【自分が天に背いても、天が自分に背くのは許さない】って感じじゃないの? 松本擁護の人とか女衒芸人とか、そっち側の人は、強者が弱者を蹂躙しても当然の権利とか、弱者が強者に気に入られるために媚びるのは当たり前、みたいな感性してそうだし。」

鼎「テレビ局も、強者に媚びて報道を捻じ曲げる忖度体質が強いけど、吉本興業に対する大株主として、毅然とした態度を取って欲しいよね。」

愛原「吉本興業が松本氏に毅然とした態度が取れれば大株主の出番はないんだけど、現状、かなり怪しいからな。ジャニーズ問題でも、尻切れトンボ気味になったせいで、実名告発した性被害者が過激ジャニオタに責められて自殺に追い込まれた。せめて木村花さんの時のように警察が動いて、自殺した被害者を攻撃したジャニオタを逮捕してくれればいいが、現状それもないので、松本騒動で実名告発した被害者が、松本信者に責められて自殺に追い込まれないか? 正直不安だ・・・。」

鼎「松本さんが文春を訴えたところまでは想定内だったけど、他一名という形で被害を告発した女性も訴えられたらしいのが、すごく不安だよ。その場合、セカンドレイプを狙ったスラップ訴訟同然というか・・・。文春だけなら問題なかったけど、被害女性の方は一般人だから、あまり揺さぶられると、大坂冬の陣で大砲に恐怖した淀殿とか、小牧・長久手の戦いの後に勝手に秀吉さんと和解した織田信雄さんみたいに、精神的に疲れて単独で折れてしまう可能性もあり得るから。」

愛原「そこは憶測の範囲だが、仮にそうであれば、手段を選ばず勝負を賭けたという事かも知れん。裁判というのは、相手が折れたら、真実はどうであれ、自動的に終了だからな。前回触れた認諾ではないが。離婚訴訟などでも、よくあるパターンだ。(後日追記。2月16日に、他一名は文春の編集長と判明。)」

逆沢「相手が【慰謝料も何もいらないから、とにかく別れてくれ。もう疲れた】となって投げやりになるまで粘りまくる事で、有責側なのに実質勝利を勝ち取るようなパターンね。カネと暇がある方が絶対有利な、家庭裁判所版スラップ訴訟というべきか?」

愛原「誰かが折れるでもない限り、この手の裁判は大体長期化する。最悪数年先になるかも知れないし、そもそも水掛け論にしかならない民事訴訟で真相解明できる範囲も限られる。そんな遠い未来の裁判結果より、まずは吉本興業などの動きを注視したい。裁判結果次第なんて悠長な事を言ってるようなら、まず風化狙いだろうし。俺的に女衒芸人とされる連中はほぼクロ。松本以外にも似た行いをする連中はまだまだいると推察せざるを得ない。まぁ今の#MeTooの流れなら、風化する前に焦土になってるかも知れないが。」

鼎「私からしたら、好きな吉本所属の芸人さんもいるし、コンプライアンス意識を強く持って、非は非と認めて、ちゃんとした芸人さんの為にも誠意をもってきちんと対処して欲しいけど。膿に飲み込まれて事務所自体を沈没させるか、膿をしっかり出して事務所を立て直せるかの分岐点を間違えないで欲しいというか。」

愛原「なら、どこまでが事実か? どこまでが彼らの倫理的にセーフなのか? それをはっきり示して欲しいわな。日本人の半分は女でできているのもあるし。じゃあ男はみんな松本側といえばそんな事もないし。吉本興業・テレビ局・スポンサーらは、それらをどの範囲まで敵に回すつもりかどうか? 強制があったかどうか?なんて、重要な争点ではない。不貞行為、女衒行為、枕営業や性接待をうかがわせる行為、汚い女遊びの仕方・・・、それらがどこまで事実で、どれだけの芸人や関係者も巻き込んで、常習的に罪悪感なく行われてたか? そちらの方が重要だ。」

逆沢「不貞行為を主眼にするなら、相方の過去の不祥事も、再び争点になるかもね。」

愛原「東京オリンピックで過去のイジメが突然掘り起こされたように、過去に見過ごされた不祥事が暴かれる事自体は別に悪でないからな。ジャニーズ問題のように、かなりの年月を経ないとなかなか表面化しない事もあるし。特に不貞スキャンダルについては、かなりダブスタが酷く、ネジが緩んでいる傾向があったから、この期に一度締め直しても俺はアリだと思う。下世話なネタと馬鹿にして放置しすぎて、貞操崩壊が少子化を加速させたりしたら、それも面白くないからな。」

逆沢「少子化って。いきなり話、膨らましすぎだろ?」

愛原「ごもっとも。とりあえず今回のネタはここで潮時にするか? とりあえず吉本興業かテレビ局あたりから、次回更新までに何らかの進展モーションがあればいいなくらいは思う。」














過去のたわごと 
  1月14日 警察が動きたがらない理由 12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
10月22日 自称中立(中立という名の傍観) 10月8日 変わらないテレビ局の体質
9月24日 被害者救済の視点と非親告罪について 9月10日 テレビ局の腐敗とテレビ離れ
8月27日 枕営業 8月13日 真相を追及する力
7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
7月2日 溺愛もの 6月18日 復讐系と自力救済
6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患(味方の腐敗) 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日
         旧コンテンツ