愛原様のたわごと(24年4月7日)








愛原「自民党の裏金問題で、関連議員に対しての処分が発表されたが、心底ガックリだ。」

鼎「世間でもそういう声が多いよね。処分が甘すぎる、みたいな。」

愛原「いや。俺の場合は、そんなまっとうで真面目な理由じゃないんだけどな。単なる野次馬根性で、安倍派の権力闘争をウォッチしていたのだが、最も勝ってほしくない奴が勝ち残りそうで、心底ガックリしているというか。」

逆沢「なんやねん。野次馬根性って。ってか、最も勝ってほしくない奴って、誰やねん?」

愛原「そんなもん。萩生田光一に決まってるだろう。アウト。アウト。あいつだけはアウト。」

逆沢「えらい嫌っているわねぇ~。やっぱり統一教会がらみなのが気に気わないか? それとも加計学園がらみか? 安倍の腰巾着みたいな振る舞いとか。裏金問題でも、安倍派5人衆ら幹部の中で、ダントツで額面も大きいし。東京の地元でも、ひいきの少年野球チームに都有地を占有させたり。まさしく悪のデパートって感じだからね~。」

鼎「萩生田さんは、学生時代からヤンキー気質で、パーティー券を売りさばいたり、乱闘騒ぎを起こして停学処分食らったりみたいな、破天荒エピソードもあるよね。ネットでもリーゼント時代の萩生田さんとか、検索したらすぐに出てくるよ。それでも早稲田実業出身だから、それなりに家柄は立派なのかな? 元ヤンキーの政治家というと、高校生の頃に担任の頭に火をつけた事で有名な、ヤンキー先生こと義家弘介さんもそうだけど、すごく好き嫌いが分かれそうだよね。」

愛原「そういう真面目な理由だけじゃないけどな。あくまで野次馬根性で、萩生田はつまらない。夢がない。ワクワク感もない。面白くない。だからダメ。」

逆沢「なんやねん。ワクワク感って。それを言ったら、西村も世耕も同じだろ? ってか安倍派の幹部連中に、まともな奴いるのか?」

愛原「いや、あくまで野次馬視点だから、まともかどうかなんて、関係ないんだ。あくまで対岸の火事。エンターテイメント。ぶっちゃけ、面白ければそれでいいみたいな、極めて無責任で不謹慎な視点。今回のネタは政治ネタだが、同時に不謹慎ネタでもあるからな。あらかじめ、断っておくと。」

逆沢「不謹慎ネタなら、萩生田って、分かりやすい悪代官フェイスで、割とキャラ立ってるじゃん。安倍の腰巾着時代のイメージが強すぎて、若干小物感はあるけど。」

愛原「冒頭で触れたが、あくまで安倍派の権力闘争をウォッチする観点で想像してくれ? 萩生田が勝って、何が楽しい? 何の夢がある? 俺的には最高につまらない未来しか予想できないぞ。エンタメ性ゼロ。夢も希望もない。」

逆沢「いや。だからそれは萩生田以外でも同じだろ? どいつもこいつも大して変わらないだろが?」

愛原「全然違う。たとえば解散時点での安倍派は、塩谷立を名目上のトップに据えた合議体制だったが、俺的には割と好きだったぞ。未来が全く予測できないという意味で、少なくともエンタメ性は十分だった。塩谷氏は安倍派の長老格だが、それ故に暫定的に安倍派トップに推されただけで、人望もキャリアもそれ程ではない。選挙も強くない。とても安倍派5人衆を上から抑えつけられる剛腕の持ち主でもない。しかし名目とはいえ自民党最大派閥のトップに就任して舞い上がったのか、森喜朗が塩谷氏に不快感を隠さない程度には野心っ毛というか、妙な色気も出すようになって、ウォッチする分には割と好きだけどな。」

鼎「けど塩谷さんは、岸田総理から離党勧告という、今回の裏金問題で一番重い処分を宣告されてしまったよね。さすがに塩谷さんも、これは容認できないと思ったのか、再審査請求を検討する姿勢を見せたという話だけど。」

逆沢「離党勧告を素直に受け入れた世耕と比べても、小者ムーブしてくれるわね~。だから最大派閥のトップに就いても、軽量級扱いされるんだろうけど。」

愛原「適度に小心者。適度に野心家。それでも一応、安倍派の長老格ではあり、森喜朗には嫌われているなど、キャラは十分立っている。塩谷氏が安倍派トップで居続ける限りは、いつ何が起こっておかしくないという意味で、エンタメ性は十分だろ?」

逆沢「けど離党勧告というオチは、天国から地獄だと思うわ。安倍派5人衆が牽制し合った結果、棚からぼた餅で最大派閥のボスに担ぎ上げられたのに、そのせいで裏金問題の責任を一番重く問われて、自民党から追放されてしま羽目になるとは。」

愛原「力不足なところはあっても、悪い人というイメージまではなかったので、このような形の失脚は俺的にも残念だな。」

鼎「塩谷さんが重く罰せられたことといい、萩生田さんがすごく軽い処分だったことと言い、もしかして森喜朗さんの意向が強く働いたのかな? 森さんは萩生田さんを安倍派の後継に推しているらしいし。森さん推しの萩生田さんが異常に処分が軽く、森さんと不仲で知られる塩谷立さんや下村博文さんがすごく重い処分だった事を考えると。あと萩生田さんにとって最大のライバルになる西村康稔さんと世耕弘成さんも、塩谷さんや下村さんと同レベルの重い処分だったし。」

逆沢「つまり森喜朗は、個人的に仲の悪い塩谷下村に加えて、可愛がってる子分の敵である西村世耕を加えた4人を、まとめて狙い撃ちしたという事か? 引退しても、相変わらず影響力十分だな、森喜朗。」

愛原「もっとも森喜朗が今回の人事にどれだけ関与したかは不明だけどな。岸田総理が勝手に忖度しただけかも知れないし。」

鼎「一部報道によると、岸田さんが萩生田さんに恩を売ったとも書かれているよね。」

愛原「萩生田は、政調会長時代にも、岸田に対して牽制する振る舞いを結構しているし。岸田に圧力をかける事はあっても、岸田に恩を感じるようなタマとは思えないけどな。」

鼎「萩生田さんは、現在、東京都連会長でもあるらしいけど、そこでも割と横柄な態度と言われてるし、そういう図太そうなところはありそうだよね。」

逆沢「てか軽い処分とはいえ、一応萩生田も、役職停止1年のペナルティーだろ? さすがに都連会長の役職は失うんじゃないのか?」

愛原「それが、そうでもないらしい。岸田総理が【役職停止の対象は党本部の役職で、都連会長は停止処分の対象に含まれない】旨を明言したそうだからな。」

逆沢「訳分からない詭弁使うんじゃねえよ。既に政調会長は自ら辞任して無役だし。だったら実質、ノーペナルティーだろ?」

愛原「だから萩生田の一人勝ちだと言われてる。処分の重みの差がライバルと段違いだからな。裏金の額は萩生田がダントツで多いのに。」

逆沢「5人衆の中でも、西村や世耕の2人に重いペナルティーを課したという事は、それだけこの2人が萩生田にとって強敵と思われたという事か? 特に塩谷と並んで、たった二人だけの除名勧告処分になった世耕弘成。」

愛原「世耕は、5人衆の中でも、唯一参議員だから、今のままでは総理の座は狙えない。派閥トップの座に就くのも難しいだろう。だが反面、5人衆唯一の参議員であり、参議院の自民党幹事長でもあった事もあって、かなりの参議員議員を手駒として扱えるようなポジションでもある。ぶっちゃけ期待できる兵隊の数が5人衆の中でもかなり多い。」

鼎「多数決という数の暴力がものを言う国会では、世耕さんの集票力は侮れないよね。つまり安倍派の後継者が未だに決まらないのは、世耕さんの影響も大きそうだよね。世耕さんが誰を次期トップに推すかを明言しない限り、安倍派の後継者もなかなか決まらない立場というか。」

逆沢「ていうか世耕自体が、次期リーダーになる気持ちを否定してないくらいだからね~。もっともどれだけ集票力が高かろうが、参議院議員がトップの座を狙うなんて、一宦官が王座を狙って王位継承戦にエントリーするくらいの無理筋だと私は思うけど。」

愛原「両面作戦かも知れんな。参議員出身の初のリーダーになれるかも知れないし。なれなくても、圧倒的な兵の数を背景に、影のフィクサーを演じるくらいはできそうな気もするし。」

逆沢「あー、政治家にはそういうタイプもいるわね。二階さんもそうだろうし、昔なら小沢一郎さんもそうだったけど、自分自身がトップの座に座るのではなく、キングメーカーとして裏から政治を操る立場というか。」

鼎「世耕さんは、なんとなくだけど、影のフィクサーにも向いてそうな雰囲気があるよね。安倍さんの側近キャラを演じてた頃から。」

逆沢「つまり安倍派の後継がなかなか決まらなかったのは、世耕のせいというか、世耕からすれば、もったいぶって、周囲をじらせばじらすほど、自分の商品価値が上がるみたいな感じかね~?」

鼎「でも、そう考えていたとするなら、世耕さんも天国から地獄だよね。時間をかければかけるほど、自分の価値がどんどん上がると思ってたら、いきなり離党勧告処分なんて。当然、そんな事になったら、次期安倍派トップの座を狙うどころじゃなくなるし。」

愛原「まぁ世耕にとっての不幸として、地元に二階俊博という超大物が居たというのも大きいわな。世耕も、かつては自民党ネットサポーターを率いて、チーム世耕なんて呼ばれたりもして、それなりに情報戦通な策士イメージもあったが、二階氏はそれを上回るモノホンの寝業師だからな。それを敵に回したのは痛い。」

鼎「この前のハレンチパーティー騒動は、二階さん陣営のリークとも言われてるよね。自民党のパーティーだから、自民党関係者以外はそもそも現場に入る事すらできないし。現場が二階さんと世耕さんの地盤でもある和歌山が舞台でもあったし。産経新聞という自民党寄りのメディアによるスクープでもあったし。世耕さんの元秘書がハレンチパーティーを企画した事も、世耕さんの当時の秘書が口移しでチップを渡していたシーンがしっかり撮られていた事も、二階陣営が世耕さんを陥れようとしたと考えれば、全部辻褄が合うというか。」

逆沢「老獪な二階からすれば、世耕なんてまだまだヒヨッコって事か?」

鼎「世耕さんも策士なイメージだけど、老練な二階さんとはさすがに年季が違い過ぎたって事かな?」

逆沢「少なくとも自民党の影のフィクサーの座を狙うには、まだまだ青かったって事ね。」

愛原「青いだけなら今後の成長に期待できそうだが、離党勧告を食らっては再起不能レベルのダメージというか、怒らせてはいけない相手を本気で怒らせて、徹底的に潰された感じだな。」

鼎「けど世耕さんも、全然引き下がる気ないよね。離党勧告を食らってすぐさま、自分から離党届を叩きつけたと思ったら、その翌日には二階さんの地盤である和歌山2区での衆議院選挙区に鞍替え出馬するという報道が出たくらいだし。」

逆沢「私、世耕というとセコイ策士ってイメージだったけど、ちょっと見直したわ。バリバリの戦闘モードじゃない? 塩谷も、審査のやり直しを要望するような小者ムーブをするのではなく、世耕みたいに戦えばいいのに。」

愛原「策士が策合戦で負けた直後に、直接戦闘で負け展開をひっくり返そうとしたら、大体、完敗するフラグなんだけどな。塩谷の方が、実は冷静なムーブかも知れないぞ。」

鼎「もちろん二階さんと世耕さんが直接対決したら、世耕さんに勝ち目はないだろうけど、二階さんはもう85歳で次の衆院選には出馬しない意思を表明してるから、私は世耕さんにも十分勝ち目はあると思うよ。世耕さんの対戦相手は二階さんではなく、二階さんの後継者の新人候補に過ぎないから。」

逆沢「さすがの老練二階も、老いにだけは勝てないってか? 二階本人は世耕に対して年季の差を見せつけたけど、今度は世耕が二階が送り出した新人に対して、年季の差を見せつけられるか、注目ね。」

愛原「世耕も、参議院自民党幹事長という大物ではあるからな。一人の野次馬として、世耕が衆議院にくら替え出馬して、二階氏が推すであろう自民党公認候補とぶつかるような展開は、割と楽しみな対戦カードではある。」

逆沢「自民党から追放された世耕が勝って、追放系なろうを再現したら、それはそれで面白いかもね。」

鼎「政治は真面目に語るもので、そういうエンタメ視点は危険なんだけど、あえてエンタメ視点に振り切れば、そういう見方もあるのかな?」

愛原「そう。だから今回は不謹慎ネタなのだ。その上でいう。萩生田光一。お前だけはダメだ。」

逆沢「そこいくと世耕は、失脚した後も盛り上がる展開を継続してくれそうだから、そういう意味ではエンターテイナーとして十分合格ね。失脚しても、影のフィクサー気取っても、どっちに転んでもおいしい存在というか。」

愛原「俺的には、世耕弘成も、西村康稔も、もちろんパンツ高木であろうが、みんな面白い。5人衆以外でも、塩谷立とか、下村博文とかでももちろんOK。」

逆沢「パンツ高木は、たった一つのエピソードだけでキャラ立ち十分すぎるわ。」

鼎「実像としては、宴会部長の異名も持っていて、パンツ泥棒しそうな陰気なタイプとはかなり違うみたいだけど。」

愛原「真面目に政治や人物を語るなら、たった一つのエピソードでその人を判断してはいけないのは分かり切ってる話なんだが、イメージというのは馬鹿にできないからな。ただ、まぁ常識的に考えれば、残念ながらイメージが足を引っ張って、高木氏が安倍派の権力争いに関して、積極的に表舞台に出てくる可能性は皆無だろう。しっかり前面に出てきて、萩生田と争ってくれれば少しは面白くなりそうなのに、はなはだ残念だ。」

逆沢「安倍派5人衆は、萩生田、西村、世耕、パンツ高木と、あと一人、誰がいたっけ?」


鼎「松野博一前官房長官だよね。岸田内閣で長く官房長官をされてた方だから、名前を聞いたらピンと来る人も多いとは思うけど。」

逆沢「ああ、あいつか? あいつ、そんな大物だったのか?」

愛原「残念ながら、俺もその程度の認識だな。清須会議での池田恒興くらいのイメージしか、正直ないわ。まぁ高木氏と同様、表舞台に出なくても、実務などで評価が高いのかも知れんが、外からではどうしてもその程度の感想しか出てこない。俺的には、安倍派で真面目に後継争いできそうだったのは、萩生田光一西村康稔世耕弘成の3氏くらいだな。もっとも後継争いが上手く煮詰まれば、塩谷立氏みたいな感じで、思わぬダークホースが出る可能性はいくらでもあるし。個人的にはそれがエンターテイメントとして、望ましい展開でもある。」

鼎「二者以上が激しく争うと、仲の悪い両者でもぎりぎり折り合えるような第三者が、突然トップとして就任するケースも多いよね。」

逆沢「けど世耕は、残念ながら後継者争いから、脱落してしまったと。高木や松野は、塩谷同様、漁夫の利狙い以外の勝ち筋は薄そうだし、そうなると萩生田とガチで相対できるのは、もはや西村くらいか?」

愛原「というか西村が萩生田相手に踏ん張れないと、他のメンバーにしても、漁夫の利を狙えないからな。俺的にも、それは全く面白くない。」

鼎「西村康稔さんは、灘高を出て東京大学法学部卒、通産省出身の超エリートだよね。外見的にも唯一のイケメン枠って感じかな?」

逆沢「けどすごく軽薄なイメージだわ。上司に媚びてるとしか思えない赤坂自民亭の件とか。世界美人図鑑なるものを10年も公式サイトに掲載してた件とか。その割に、部下にはやたら厳しくて、秘書が次々辞めたり。大臣に就任するや、専用の対策マニュアルが作成されるほどの酷使が当たり前だったり。」

鼎「西村さんは、某週刊誌いわく、茂木敏充さん、河野太郎さん、平井卓也さんと並んで、自民党国会議員のパワハラ四天王なんて呼ばれたりもしてるよね。」

愛原「同じ四天王の河野太郎からも、西村がコロナ担当大臣に就任した際、西村の部下として配属された102人の職員の月平均残業時間が122時間に達した事を受けて【ブラックを通り越している】と批判したくらいだからな。」

逆沢「ああ、コロナ騒動の時の西村は、ちょっと記憶にあるわ。確かに寝る間も惜しんでずっと働いてそうなタイプというか。でも部下にもそれを要求するのはどうかと思うけど。」

愛原「西村は、東大時代にボクシング部に所属していたスポーツマンでもあるが、それは議員になった後も同じで、議員宿舎の1階から最上階の28階まで階段で上がったり、50歳過ぎてもサーキットトレーニングをこなしたり、とにかく鍛えまくっていると聞く。但し、同じ議員仲間にも同様のストイックさを求めているのか、西村が安倍派の事務総長に就任した際、安倍派の会合で用意される料理から揚げ物類が消えて精進料理みたいなのに替わった事で、同僚の安倍派議員らがゲンナリしたなんてエピソードもある。」

逆沢「それ、ヤバいだろ? 政治家は人脈が第一なのに。そんな振る舞いして、それでも西村に付いていきたいなんて政治家いるのか?」

愛原「俺も、正直よく分からん。ただ経歴からすると、どうやら仕事がとにかくできる一点で出世してきた感がある。超高学歴で、地頭が良い。大臣時のぶら下がり会見では、記者からの質問がなくなるまで応対してたらしいから、そういう意味では紳士でもあるのだろう。中年太りが当たり前の政治家連中の中でもスタイルも良く、常に体を鍛えていると言われても納得というか、そりゃ部下が次々退職してしまう程の激務をこなしても、自分だけはピンピンしてられるくらいの体力を維持できているのも、まぁ納得できる。分かりやすいほどの意識高い系で、いずれ首相になるとの野望も堂々と口にしている。人望で人を惹きつけるタイプではなく、人を無理やりぐいぐい引っ張っていくタイプなのかも知れないな。」

鼎「キャラとしては、実は5人衆の中でも、一番と言っていいほど、立っているよね。西村さん。」

逆沢「意識高い系だかなんだか知らないけど、絶対に人の心が分からないタイプだろ? 赤坂自民亭の件にしても、世界美女図鑑の件にしても、外遊の度にとんでもない数のお土産を買いこむ件にしても、議員仲間に精進料理を強要する件にしても、自分にも部下にもとんでもない仕事量を課す点にしても。西村本人は【こうすればきっと喜んでもらえるだろう】とか【みんなの為を思って】と十分気遣いしてるんだろうけど、気配り十分に見えて、実はそれ以上に恨みや失望を買ってるタイプというか。」

愛原「でも、だからこそ、キャラとしては最高に面白い。部下にだけ仕事を押し付けるタイプなら最悪だが、一応、本人自体がモーレツに働くタイプでもあるし、もしかしたら国益に大きく寄与するタイプかも知れないぞ。」

逆沢「徳川綱吉系の独善性がありそうだから、私は御免だわ。なんか国民全員に精進料理とフィットネスを押し付けそう。」

鼎「私は、石田三成さんをイメージしたかも。仕事ができる故に一定の地位までは上り詰められるけど、人望の差がものをいう展開になると、最終的に押し負けそうというか。」

愛原「西村が石田三成かと問われたら俺的には少し疑問だが、対抗馬の萩生田が徳川家康に似てるとは、漠然とは感じる。萩生田は、利を通じて人の心に付け込むのが上手い。不良を気取ってた頃からパーティー券を売りつけてた経験が生きてるのが、カネを集めるのも、カネを配るのも、すごく上手い。個人的な感覚として、それは強く感じる。」

鼎「萩生田さん自身も、5人衆の中でダントツで多額の裏金を作っていたけど、5000万円近くの裏金で逮捕された池田佳隆議員も萩生田さんの子分だったよね。」

愛原「利で結ばれた関係は意外と強いという話は前々回にも触れたが、萩生田を慕う議員もかなり多いらしいからな。萩生田を推す森喜朗自体も、かつてリクルート事件で大きく問題視された事があるし、東京オリンピックでの金権汚職でも同様だが、そういったカネに関する感覚も含めて、森と萩生田は、かなりシンパシー的にも近そうな感じもする。」

逆沢「西村は人間的にサイコ入ってるけど、根っこの部分は善側かも知れないというか、とりあえず仕事ぶりもすごく真面目な印象はあるけど、萩生田にはそれはあまり感じないわ。好意的に解釈しても、仁義に厚いワル仲間のヤンキー番長が精いっぱい。社内政治型というか、政局特化タイプというか、政治家というよりは、政治屋要素100%っぽいというか。」

鼎「裏で取引を成立させたり、票を取りまとめるみたいなのはすごく得意そうだけど、法律知識を活かして難しい政策を考えるとか、外交交渉を任せられるとか、熱弁で国民に対して説明責任を果たす、みたいなイメージはあまりないよね。萩生田さんに関しては。」

逆沢「政治家の西村と、政治屋の萩生田関西エリートの西村関東ヤンキーの萩生田個人能力に秀でてるが人の心が分からない西村と、人の心の弱さに付け込むことに関しては超一流の萩生田。対立軸としてはこれ以上ない面白そうなカードだけど、多数派工作の上手さが勝敗に結びつく政治の世界では、勝負にならないほどの力の差を感じるのは私だけか?」

鼎「安倍派の権力闘争は、正直、世耕さんも含めて、三すくみだったからこそ、成立してた部分もありそうだよね。世耕さんなら、兵の数では萩生田さんにも負けてないし。」

愛原「但し、世耕は参議員なので、萩生田と直接対決は難しい。なのでまず萩生田vs誰か】の構図を先に作る事が不可欠になる。萩生田に対抗できる誰かさえいれば、世耕の兵力が活きるからな。世耕がどちらに付くか次第で勝者が決まるというスタンスを維持する事で、世耕自身にもチャンスが生まれるし。何なら塩谷みたいなダークホースを立てて、より戦局を複雑化させる事もできるというか。」

逆沢「つまり長きにわたる安倍派の混乱は、萩生田VS西村の構図があって、そこに世耕が加わる事で成り立っていたと。」

鼎「三国志でいえば、魏が萩生田さん。その魏に立ち向かう蜀が西村さん。その構図を横から睨む呉が世耕さんって感じかな? 魏と蜀がまともにぶつかったら、さすがに蜀に勝ち目はないけど、呉がにらみを利かす事で、魏もうかつに動けない。けど呉は呉であわよくばみたいな展開を狙ってるから、単純な呉蜀同盟一辺倒にもならないみたいな。」

逆沢「けど三国志の展開と違って、呉のポジションである世耕が、二階、森、岸田といった外圧を受けて、一番最初にやられてしまったと。」

愛原「はっきり言って、つまらん。すごくつまらない。どっちらけだ。俺的には、まず最初に萩生田がノックアウトされれば、一番ワクワク感があったのに。」

鼎「その場合は、群雄割拠になる可能性が高いよね。言ってみれば三国志でいえば魏が最初に倒されたケースだけど、その場合、蜀も呉も新たな戦略の練り直しが必要になるし。もしかしたら新興勢力が台頭したり、異民族が侵入して来たり。統一まで時間がかかれば、世代交代で状況も大きく変化したり。まだまだ一波乱起きそうな要素もたくさんありそうだし。」

逆沢「戦国時代に置き換えても同様ね。たとえるなら徳川家康が、関ケ原の戦いで敗れたような状況だから。それで徳川家が衰退したり、もしくは滅亡したとしても、それで豊臣家が安泰とか、石田家が安泰とはならないだろうし。ていうか幼少の豊臣秀頼や、人望のない石田三成で国がまとまるとも思えないから、まだまだ一波乱起きそうなのは一緒というか。」

愛原「そう。萩生田という存在を、魏にたとえても、徳川家康にたとえても結論は同じ。萩生田は一番最初にノックアウトしておくのが、展開として一番面白かったのだ。なのに、岸田の奴、とんでもない塩展開にしやがって。エンターテイメントというのが全く分かっていない!」

逆沢「いや。政治はエンタメじゃないから♪」

鼎「けど岸田政権にしてみても、安倍派はできるだけ長く混乱したままにしておいた方が、岸田さんにとっても得策だと思うのに。私には分からない深謀遠慮があるのかな?」

逆沢「萩生田は、国民人気は全然なさそうだから、それはそれで御しやすいと思ってんじゃない? それに萩生田有利な局面になっても、萩生田自身も裏金問題でペナルティーを受けた立場だから、すぐには動けないだろうし。あと岸田の妙手によって、建前上は派閥は解体された事になってるから、そこも萩生田にとって、大きな足かせになるとは思うし。」

愛原「旧安倍派には、福田達夫みたいな若手のホープもいるから、時間をかけすぎると、そちらが台頭してくる可能性もあるしな。」

逆沢「そこまで考えての一手なら、岸田、なかなかの策士だわ。」

愛原「実際問題、岸田にとっての脅威度でいえば、萩生田よりも西村だろうしな。萩生田は政局や党務に特化しすぎて、表舞台での実績が足りない。なので小沢一郎タイプのフィクサーにはなれるかも知れないが、首相の椅子に座る光景が今のところはあまり想像できない。それに対して、西村は過去に総裁選に立候補済みだし、最近でも次期総裁に出馬する可能性を口にしてたくらいだからな。なので西村の台頭を防ぐために、萩生田に恩を売り、かつ不確定要素の震源地である世耕をまず潰したといえなくもない。」

逆沢「内閣総理大臣としての適正は、西村の方が岸田より向いてる可能性があるからね。あくまで可能性だけ、だけど。」

鼎「けどそうなると、岸田さんにとって、自分の地位を脅かす人は、ほとんどいなくなったって事になるのかな? 西村さんが、岸田さんにとっての当面の脅威リストから排除された事で。」

愛原「残る当面の障害は、茂木敏充、高市早苗、河野太郎くらいかな? 石破茂は国民人気は高いが、党内で票が集められないだろう。あと注目するなら、まず二階派あたりか? 領袖の二階俊博が引退という事になると、二階派の今後が全く読めないから。二階派ナンバー2の武田良太は麻生太郎の仇敵であり、その麻生太郎の要望もあってか、岸田は武田にも痛撃を加えたが、その流れからすると、二階派が岸田派にとって明確な敵になる可能性は高い。が、二階俊博という強力なリーダーを失った事で、勢力自体が解体・無力化に向かう可能性もあるだろう。次に菅義偉グループが、反岸田路線バリバリだから、岸田の勢力が弱まれば何らかの反応を見せるかもしれない。」

鼎「【無能な味方は敵よりタチが悪い】という言葉もあるけど、麻生さんが岸田さんにとってアキレス腱になる可能性も否定できないと思うよ。麻生さんは老いてますます凄みが増す二階さんと違って、政治的な嗅覚に衰えがみられるというか、特に感情の制御が困難になってる印象もあるから。」

愛原「とはいえ第4派閥の岸田派にとって、第2派閥の麻生派は、最も優遇しなければならない同盟勢力だったからな。実際、麻生太郎がにらみを効かす限りは、河野太郎も動きづらいだろうし。」

逆沢「とすると岸田にとって要マークなのは、茂木敏充、高市早苗あたりか?」

愛原「ただ、そいつら、人望がないからな。むしろ二階派や菅グループの方が要注意だろう。これらは岸田の勢力が弱まったら、上川陽子か河野太郎か、もちろん茂木や高市や小泉進次郎も含めて、誰かしらのダークホースを擁立してくる可能性がある。」

鼎「上川さんは元々岸田派だし、主君にかみつくタイプとも思えないけど。河野太郎さんは一度主君の麻生さんの反対を押し切って反岸田で立候補した前歴があるから、こちらは何とも言えないけど。」

逆沢「こうしてみると岸田としては、安倍派の権力争いにばかり構ってられない感じね。もちろん岸田としては安倍派の混乱は長いほどいいとは思うけど、安倍派が下手に分裂して、その一部が反岸田陣営に走って、岸田包囲網みたいなものを形成されても困るだろうし。」

鼎「安倍派5人衆の中でも、世耕さんあたりは特に反岸田色が強かったし。あ、そういう理由もあったのかな? 世耕さんが徹底的に潰されたのは?」

愛原「俺的には、岸田包囲網よりも、萩生田包囲網を先に形成しろよと思ったけどな。今からでも遅くない。萩生田以外の5人衆は力を合わせて、萩生田をまず降ろせというか。」

逆沢「完全に反萩生田って感じだな。そんなに萩生田に勝たれるのは面白くないか?」

愛原「萩生田は人の心の弱みに付け込むような悪い意味で人をまとめるのが上手いから、灰色の秩序を形成されるリスクが極めて高い。日本は変わらなければならないのに、落ちぶれた状態のままで、低いレベルで安定されては大迷惑というのもあるかもな。ちなみに戦後の政治の歴史で俺的に評価が特に低いのは、小渕政権と第二次安倍政権。どちらもライバル不在の本命勢力が天下を取った時代だが、安定という名の放漫経営で、前者は【世界一の借金王だ】とかほざいて、日本を借金まみれにしたこと。後者はアベノミクスの名の元に日本円の紙屑化を誘引したこと。どちらも日本国の経営に致命的な悪影響を与えている。許せない。」

鼎「政治的には、本命政党の最大派閥による安定政権が誕生するよりも、若干のプレッシャーがあった方がいいって事かな? もっとも大抵の民主主義国では政権交代が当たり前だから、真の意味で安定政権なんて発生しようがないんだけど。」

愛原「・・・もっとも、それは真面目な表向きの理由であって、単純に強者が当たり前のように勝つのはつまらないというのが本音だが。戦国ゲームで、一番天下に近い勢力でプレイしてもつまらないだろ? 本命政党や最大派閥が当たり前のように勝つのではなく、大番狂わせがみたいのだ。」

逆沢「あはは。本当に今回のテーマは不謹慎ネタだわ。」

愛原「その点、岸田は政治基盤が弱いながらも知謀の限りを尽くして悪戦苦闘してる感があって、エンタメ的には観てて面白い。特に派閥解体というアイデアは実に秀逸だった。自分が率先して政倫審に出るという奇策で、安倍派5人衆を引きずり出したのも、なかなか胆の座った知将ぶりで個人的に少し感動した。」

鼎「完全に、歴史ファンが歴史をながめる視点だよね。今を生きる私達が感じる革新的でカッコいい織田信長像と、当時謀反が絶えなかった程度にはヘイトを買いまくった織田信長像くらい、乖離が大きそうというか。」

愛原「うん。もちろんどちらが正しいか?と問われたら、大抵は当時を生きていた時代の人の感覚が正しいんだと思う。ただ対岸の家事を眺めるような視点で、俯瞰的に判断した方がいい事もある。今回はそういうテーマ。真面目に語るべきものを、あえてゲーム的視点で見てみるみたいなネタだな。」

鼎「ゲーム的にみると、萩生田さんも西村さんも世耕さんも塩谷さんも、なんとなく憎めない個性的なキャラに見えてくるから不思議だよね。」

愛原「そうだろ? 真面目に語ろうとすると、どいつもこいつも不快な欠陥人間にしか見えなくても、ゲーム的にみると、キャラが立った面白い人になるからな。今回はそう感じやすいように、意図的に各人をデフォルメした部分もある。」

逆沢「リアル感覚では、萩生田は悪のデパート。西村はパワハラみたいな感じで、どっちもお呼びでないけど、東京のヤンキーとか、意識高い系エリートとか、そういう風に置き換えると、確かに何となく愛らしく感じなくもないかもね。」

愛原「そう。世間的には評価の低い岸田首相だが、俺的には奇策を臆さず放つ肝の据わった知将みたいな感じになるからな。後世の歴史家が、彼らをどのように評価するのかは分からないが。今回は権力闘争の一つの実例みたいな感じでとらえてもらえればありがたい。」

逆沢「当時の人々が感じた徳川家康や石田三成の実像が、実は萩生田光一や西村康稔みたいな奴だったとしたら、あまりにもショックだわ。」

愛原「歴史上の人物をどう妄想しようが自由だからな。まぁリアルの権力闘争は大体醜いし。当時の人も、決してハイレベルな知謀の戦いなんてものじゃなく、この程度のレベルの低い争いくらいしか感じてなくてもおかしくないからな。」

逆沢「単なるハレンチパーティーのスキャンダルが、100年後、世耕弘成二階俊博という二人の策士による知謀戦という表現にされてたら、ちょっと胸熱だわ♪」

鼎「だったらなおのこと、世耕さんには追放系なろうの主人公になるべく、ここから再起を果たして欲しいかも。」

愛原「という事で、今回は超真面目な政治ネタを、あえて不謹慎ネタに変えて取り上げてみた。リアル視点と歴史家視点(ゲーム視点)で権力闘争を比較するのも、たまにはいいんじゃないかとも思う。」





















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2024年      3月24日 劣情
3月10日 腐敗した組織を内部から改める難しさ 2月25日 第三者の憶測に基づく介入
2月11日 結婚しない理由  1月28日 結婚という契約(相互扶助義務と貞操義務)
  1月14日 警察が動きたがらない理由 12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
10月22日 自称中立(中立という名の傍観) 10月8日 変わらないテレビ局の体質
9月24日 被害者救済の視点と非親告罪について 9月10日 テレビ局の腐敗とテレビ離れ
8月27日 枕営業 8月13日 真相を追及する力
7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
7月2日 溺愛もの 6月18日 復讐系と自力救済
6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日
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