愛原様のたわごと(24年6月16日)






逆沢「前々回、なろう領主の話をしたわけだけど、こういう経済を豊かにしたり、世の中を良くする天才みたいな存在は、やっぱり架空の存在なのかね~?」

鼎「けど現実に、落ちぶれる企業や国がある一方で、飛躍する企業や国もあるわけだから、やっぱりどこかにはそういう存在は実在する気もするけど。」

逆沢「ただ、そういうのは結果論なんじゃね? たとえば株で大儲けする人もあれば、株で大損する人もいる訳だけど、大儲けした人は、特別に頭が良かったとか、始めから儲かる株を知っていたというわけでもないだろうし。私は、運の要素が結構でかいように思うけど。」

愛原「運だけで成功したとまでは言わないが、運が味方するかどうかは大きいわな。ていうか始めから儲かる株を知っていたとしたら、それはただのインサイダーだ。インチキ、イカサマ。」

逆沢「でしょ? 麻雀もポーカーも、運任せだけで勝てるほど甘くないけど、最後の最後は運がモノをいうというか。特に大勝ちするような人は、どこかで大穴狙いの大バクチをしかけた上で、勝ち切った人のような気がするし。確率計算だけで手堅く勝とうとしても、それだけでは普通の頭のいい人並の、地味な結果で終わるだろうから。」

鼎「けど、世の中には、成功請負人みたいな人もいるよね。ファンタジー作品でいえば、雇われ軍師みたいな人というか。現実社会でいえばコンサルタントといわれる人がそれに該当するのかな?」

逆沢「コンサルタントと聞くと、途端にうさん臭く感じるのは私だけか? ていうかそんな連中、本当に役に立つのか?」

愛原「期待値はそこまで高くない気もするな。仮に期待値がもっと高ければ、どの企業も個人もコンサルタントを雇って、経営や生活を改善しようと企むだろうし。なんなら岸田内閣も、大臣枠の半分を一流のコンサルタントで固めたら、支持率も爆上がりして、日本の政治もバラ色になりそうだけど、実際にはとてもそんなハッピーエンドにはならないだろうしな。」

鼎「漫画で登場する一流の企業コンサルタントキャラとしては、ちょっと昔の作品だけど、私は【企業戦士YAMAZAKI】を思い出すけど、実際のコンサルタントも、それにどれくらい近いのかな?」

愛原「YAMAZAKIは、派遣先企業を立て直す為に、その企業にあった新商品のアイデアを出して、それを開発、商品化し、販路に乗せる形で、雇い先企業を次々救済していくが、そういうタイプのコンサルタントは、リアルでは聞いたこともないな。」

逆沢「まぁ、社外の人に商品のアイデアを求める企業自体、稀な気もするからね~。特にゲーム会社や出版社には、【ぼくのかんがえたさいきょうの○○】みたいなアイデアを寄せる人がたくさんいるらしいけど、青葉某が持ち込んだアイデアも含め、企業側は大体無視するらしいから。」

鼎「でも売れずに淘汰される漫画やゲームがたくさんある事を考えると、プロの人が出したアイデアでも、実際はそこまで優れたものばかりとはいえないよね。」

逆沢「凋落する国内有名家電メーカーとか見てると、この会社、本当に高学歴の集まりか?とツッコミたくもなるわ。学歴で採用する事自体が、実は重大な誤りなのではないか?とすら、思えるというか。」

鼎「地頭は良いと思うけど、その頭脳を商品開発などに使わず、社内政治などに特化させてるとしたら、すごく残念だよね。」

逆沢「売れそうな商品をプッシュするのではなく、ご機嫌を取った方が良い上司が好きそうな商品をプッシュばかりしてるのかね~?」

愛原「コンサルタント業界に関して俺は全く無知なので、俺が知らないだけかも知れんが、少なくとも新商品のアイデアを出す系のコンサルタントに関しては、俺は全く思い出せないな。リアルでは。」

鼎「リアルの企業向けコンサルタントでよく聞くのは、リストラ系、洗脳系、蓄財系、それと人材や賄賂などを仲買するブローカータイプくらいだよね。」

愛原「弁護士が交渉系のコンサルタントを名乗ったり、会計士が財務コンサルタントを名乗ったり、建築士が建築コンサルタントを名乗ったりするようなのは珍しくないが、そういった特別な資格や経験や職能を前提としていない、イメージしやすいコンサルタントに限定すれば、そんな感じかもな。」

逆沢「リストラ系というと、要するに不要な社員をクビにしたり、不要な事業を削ったりする為の知恵を出す系統か?」

愛原「そういえば確か先月末に、西宮市がコンサルタントを雇って事業見直しのアイデアを出させたみたいなニュースがあったが、あれも早い話がリストラ系だわな。」

逆沢「あー、コンサルタントに経費削減できそうな項目を探させた結果、墓地とか公園とか公共施設の掃除やメンテの回数を減らすアイデアをコンサルタントが出したってニュースでやってたわ。その程度のアイデアなら、そこらの市民でも出せそうな気もするけど。」

愛原「実際、西宮市議会でも問題視する声が出たらしいな。この程度のアイデアで、1億3千万円も対価を払うのか?と。でもそれらによる削減効果は年間2億円らしいけど。」

逆沢「たかが掃除やメンテの回数を減らすだけで、経費を年2億円も削減できるものなのか? それ色々おかしいんじゃね? コンサルタントがはじき出した2億円という数字がおかしいか? さもなければ、たかが掃除などに年2億円も長年余分に支出していた西宮市が、とんでもなくどんぶり勘定だったのか?」

鼎「ただ、リストラ系のコンサルタントに求められる真の目的は嫌われ役だという意見も聞いたこともあるよ。アイデアそのものに価値があるのではなく、みんなに嫌われるようなアイデアを押し切るのが、リストラ系コンサルタントの真の役割というか。」

逆沢「あー、なるほど。仮に西宮市が本当に年2億円も清掃事業などの名目で余分に支出していたとすれば、それ自体が巨大な利権だろうしね~。その利権をぶっ壊すためにコンサルタントが雇われたって感じか?」

愛原「仮にその利権が、特定の大物市会議員の肝入りだったり、天下りなど公務員利権にからむものなら、一市長の独断でそれをやめさせようとしても、返り討ちに遭う危険もあるだろうからな。あくまで仮定の話だが。」

逆沢「まぁリストラという作業自体が、従業員や職員に嫌われるものだからね~。」

鼎「自分のいる部署が無駄だらけと知っていても、自分の部署の存在意義が下がるような意見は出しにくいし。隣の部署が利権まみれと知っていても、それを糾弾したら、隣の部署の人と人間関係で気まずくなりそうだから言えないという事もありそうだよね。」

逆沢「それ以前に、大企業や役所は、自分の所属する部署の予算を減らされる事を何よりも嫌うからね。予算が余っていたら、無駄遣いしてでも年度末までに使い切るのが彼らの常識というか。まして2億円も予算を減らされるとなったら、とんでもない騒ぎになりそうだわ。」

愛原「内部から無駄を切り詰める議論が出て来ればいいが、そうでなければ外圧で無駄を切り詰めるしかないからな。」

逆沢「腐敗した部署を外圧で無理やり切り落とすという意味でいえば、リストラ系コンサルタントはそれなりに有用ってか?」

愛原「ただ残念ながら世の中には、悪徳コンサルタントも多いからな。そういうコンサルタントは、必要・有益な部署であっても、あれこれ理由をつけてどんどん削りたがる。削った分だけ、コンサルタントの成功報酬も増えるからな。」

鼎「確か西宮市に雇われたコンサルタントも、成功報酬制だったよね。確か、削減額の50%が彼らの成功報酬だったかな? 2億円削減できると算定されたから、彼らの成功報酬は1億円。これに加えて依頼料3000万円があるから、コンサルタントは総額1億3千万円がもらえると。」

逆沢「あくまで仮定の話だけど、もしも彼らが悪徳コンサルタントだとしたら、成功報酬を増やす為に、必要な事業を2億円分削った可能性もあるのかね~?」

愛原「まぁ、その辺の結果は数年すれば分かるんじゃないか? これらの清掃事業を2億円分削っても、そこまで甚大な悪影響が出ないなら、コンサルタントは依頼にしっかりと応えた事になる。逆にその事業を削ってしまったせいで、大きな問題が起きれば、切ってはいけない事業を切ったと判断される可能性がある。また切った事による悪影響は少なくても、削減額が2億円を大幅に下回れば、過大見積もりによる過大請求をしたとみなされる場合もあるだろう。」

逆沢「依頼料だけで3千万とか、やたら高くないか?」

愛原「当初の予定では、もっと幅広い分野でリストラする予定だったが、複数年契約になってる事業は中途解約しにくいなどの理由で検討を見送ったという話もあるし。そもそも相場が適正かどうかを確認する作業も込みであったとは思いたいけどな。仮に相場チェックも込みであったとすれば、そこまで高い額とは言えないだろうし。」

逆沢「相場と言えば、大阪市が淀ちゃんとか呼ばれたクジラの処分費用でもめてるわね。大阪市は8千万円越えの予算で業者に依頼したけど、今頃になって相場と比べて高すぎるとか。」

愛原「一般人は適正な相場を知らない事もあって、ネットでも当時から結構荒れてたな。8千万円くらいはかかって当たり前というネット世論もそれなりにある一方で、捕鯨の本場である和歌山なら、クジラ1頭の処分に1千万円もかけてるはずがないという声もあった。」

鼎「東京の高島屋で売られた金の茶碗でも話題になったけど、相場を知らないと、とんでもなく足元を見られる事も珍しくないよね。残念ながら。」

逆沢「インバウン丼だかなんだか知らないけど、外国人観光客相手にぼったくりまくる連中も多いらしいわね。タクシーは遠回りして当たり前。黒門市場とか、地元民なら絶対に買わないボッタクリ価格の店も多いらしいし。」

愛原「不動産業界あたりだと、日本人が日本人を騙すような取引も珍しくないからな。淀ちゃんの例を出すまでもなく、役人や政治家には公金を業者に大盤振る舞いすることで、気前の良い奴と褒めてもらいたい輩も多いから、なおのこと、どんぶり勘定になりやすい。そういう意味では行政が発注する公共事業が適正な相場かどうかを、真っ当な専門家にチェックしてもらえるなら、ありがたい話ではあるのだが。」

逆沢「清掃・メンテ事業以外に削減項目がほとんどなかったって事は、なんだかんだ相場はほとんど適正だったって事かね~? もっと色んな事業でぼったくられてたと思ってたけど、案外そうでなかったみたいな。」

鼎「私は、相場チェックなんて全くしてなかったと思うけど。報告書を見る限り、掃除やメンテの頻度を減らすと書いてるだけで、ぼったくられてたから、別の業者に変更するみたいな削減案は見つからなかったし。」

愛原「まぁ悪徳コンサルタントも、自分の息のかかった業者への変更を促したがるから、こっちの業者に変えた方が得ですよと言われても、そこはしっかりチェックした方がいいかもな。」

逆沢「安くなるとか、便利になるといわれたら、誘惑に負けても納得だけど、大阪市のクジラの処分費用が8千万円になった経緯だけは分からんわ。安くなるどころか高くなってるし。高くても高品質にこだわるような事業でもないのに。賄賂の類を疑ってもいいレベルというか。」

鼎「コンサルタントといえば、残念ながら、事実上の賄賂の仲買をやってるような手合いも多そうだよね。」

逆沢「東京オリンピック誘致の時も、そういうコンサルタントを雇った結果、皇族ゆかりの竹田某が捜査されてなかったか?」

愛原「JOCの幹部がIOCの幹部に直接カネを渡したら、賄賂以外の何者でもなくなるが、間にコンサルタントをかませば、ロンダリングできるからな。」

鼎「政治家や元政治家、あるいはその関係者がコンサルタント事業をやってる事も多いよね。」

逆沢「松井橋下アソシエイツみたいな奴か? あまりにも露骨すぎて、結構叩かれてたけど。」

愛原「政治家や役人と直接カネのやり取りをするのはまずくても、コンサルタントに相談料として支払っただけという名目にすれば、大っぴらに大金を移動できるからな。」

逆沢「賄賂仲介タイプのコンサルタントなんか、法律で禁止しろよ。」

鼎「ブローカータイプのコンサルタント会社には、天下りの役人さんをたくさん受け入れて中抜きするだけの所も多そうだけど、そういうのも何とかならないのかな?」

逆沢「道路公団のサービスエリアとか、天下り団体が一次下請けになってて、そこを通さないと取引ができないとか言われてたけど、今もそうなのかね~?」

愛原「交渉系のコンサルタントと言えば聞こえはいいが、単なる口利きブローカーも珍しくないからな。ただ、その口利きブローカーを通さないと、偉い人と話もさせてもらえないというケースも多く、馬鹿にはできない。」

逆沢「とりあえず中抜きの温床になったり、賄賂のロンダリングにもなりかねないから、そういう口利きブローカーどもは残らず駆除して欲しいわ。」

愛原「同じくらいヤバいのが、蓄財型のコンサルタントだな。もっともコンサルタント料名目とは限らず、フランチャイズ料とか、技術指導料とか、色んな名目があるが。」

逆沢「あー、日本法人が稼ぎだした利益の大半が、フランチャイズ料名目などで海外流出して問題になってるアレね。仮に日本法人が1億円の利益をあげても、アメリカ法人がコンサルタント料として日本法人から1億円徴収したら、少なくとも日本国に払う税金はゼロになるし。」

鼎「ヨーロッパでは、そういう動きが露骨な米国企業に対して、色々対策する動きを見せてるよね。」

愛原「タックスヘイブンを利用したものも多いな。」

鼎「蓄財系のコンサルタントには、反社会勢力そのものも多いよね。」

逆沢「ナニワ金融道とかに、出てきそうな奴らね。事業再生コンサルタントといえば聞こえはいいけど、内実は従業員に払う給料を踏み倒す方法とか、銀行を騙す方法とか、巧みな計画倒産で一円でも多く資産を持ち逃げする方法とか、指南する奴。」

愛原「まぁ、ある意味では、最も軍師型のコンサルタントといえなくもないけどな。頭を使ったタイプという意味では。」

鼎「けどこのタイプのコンサルタントは、大抵、人間の屑だよね。依頼主を救うふりをして近づいて、最終的には依頼主からも徹底的に財産を奪い取るという意味で。」

愛原「バレたら捕まるような悪事ばかり、勧めてくるようなタイプだからな。【バレないように手を回すから、安心してください】とか、【どうせバレない。みんなやってる事だから】依頼者を丸め込んで悪事に加担させたあげく、最終的に依頼者に悪事の全責任を負わせてドロンするのが定番だな。」

逆沢「えーと、あと残ってる主なコンサルタントのタイプというと、人材派遣型とか、洗脳型とかか?」

鼎「人材派遣コンサルタントというと、ベトナム人とかブラジル人を騙して日本に連れてくる系統とか、ロクでもないイメージがどうしても先行するのだけど。」

逆沢「パスポートも取り上げられてたり、帰国費用もない外国人労働者が脱走して、アウトロー化して日本人に敵視される一方で、彼ら自身も騙して奴隷労働させた日本という国にヘイトをためるようになったりして。日本の名声を切り売りする事で、銭儲けをするクズどもね。」

愛原「人材派遣系のコンサルタントは多種多様で、そういう奴隷商人タイプもいれば、ヘッドハンティング型もあるな。悪徳コンサルタントの場合、ターゲットの弱みを握って、無理やり移籍させる場合もある。もちろん元企業の機密情報も盗み取らせた上でだな。」

鼎「洗脳型というと、そういえばゼリア新薬がコンサルタント業者に新人研修を委託して、新卒社員を洗脳しようとしたけど、負荷が強すぎて自殺した事件とかあったよね?」

逆沢「あー、なるほど。そういう洗脳作業に特化したコンサルタントとかもあったわね。事後処理が酷すぎた事もあって、あのメーカーのCM観る度に今でも気分悪くなるわ。けどゼリア新薬というメーカーの名前は憶えてても、コンサルタントの名前は覚えてないけどね。」

愛原「コンサルタントは黒子だからな。最初の方に触れたリストラ系のコンサルタントもそうだが、嫌われ役を引き受けがちな職業な事もあって、あまり名前が表に出てくることは好まない気もする。会社名も印象に残りにくいものが多そうというか。」

逆沢「まぁ、従業員の賛同が得られやすい事業をするのなら、わざわざコンサルタントを雇わなくても、社長なり首長なりが陣頭指揮を執ったらいいだけの話だからね~。名声も陣頭指揮を執った人のものになるだろうし。」

鼎「リストラを推し進めたり、従業員を苦しめて洗脳したりするような、明らかに担当者や責任者がヘイトを買うような事業だからこそ、コンサルタントの出番って事かな?」

逆沢「賄賂の仲買をコンサルタントにやらせるのも、人材派遣の仲介をコンサルタントに任せるのも、リスクをコンサルタントに押し付けられるというメリットが大きいってか?」

鼎「なんかコンサルタントが胡散くさく感じられる原因は、汚れ仕事が多そうというところにもありそうだよね。」

愛原「汚れ仕事自体は、暗殺者とか、古代からずっといるが、そういうのはどうしても表には出しにくいからな。どんなに一流の凄腕暗殺者でも、そいつの功績を讃えて大臣や貴族に任命するわけにはいかないようなものというか。なので正式に部下としては雇えない。あくまで外部の助っ人として一時的に雇うだけ。それも本当の任務を隠して。コンサルタントというのは、そういった職業に、実は近いのかも知れないな。」

鼎「YAMAZAKIさんのような、売れる商品の開発に特化したコンサルタントとかがいないのも、それが理由の一つなのかな?」

愛原「仮にそんなコンサルタントがいるなら、三顧の礼を尽くしても、正社員として迎え入れようとするはずだからな。つまり臨時雇いの軍師ではなく、正規の軍師として。」

逆沢「彼らを臨時雇いに留めるのは、ちゃんと理由があるってか。嫌われ役だけを引き受けてもらったら、後は用済みというか。リストラを推し進めた張本人を正社員として迎えても、空気が悪くなるだけだろうし。」

愛原「外部の人間だから、悪事がバレても【あいつが勝手にやった事】と切り捨てやすいというのも大きいだろうな。」

鼎「悪徳な人材派遣コンサルタントが外国人を騙して連れてきたとしても、会社としてはそれはコンサルタントが勝手にやった事で自分は知らないふりして、奴隷労働させやすいって感じかな?」

逆沢「なるほど。コンサルタント料金が高く感じても、それは汚れ役や嫌われ役も込みだから仕方ないって感じか?」

愛原「簡単に依頼者の名前をバラす暗殺者なんて、信用できないからな。たとえ拷問にかけられても、絶対に依頼者だけは守る。それができる暗殺者は、依頼者からは信用される。その代わり、そんな暗殺者を雇うなら、法外な依頼料と成功報酬を要求されても仕方ないだろう。口止め料とか、色んなものが含まれているからな。」

逆沢「ただ、漫画で出てくる反社キャラは、法外な口止め料を要求しておきながら、自分の身が危うくなると、すぐに口を割るイメージもあるけどね。下手すると【追加でカネを払わないと、お前の秘密をばらすぞ】と自分から、それを匂わせて来たり。」

愛原「反社のビジネス、あるあるだな。彼らに悪事を依頼すると、それをネタにゆすられる危険も考慮した方がいい。悪人に倫理を期待する方が間違いだからな。嫌われ役を押し付けるだけならいいが、バレたら捕まるような悪事を指南するようなコンサルタントとは、さすがに関わらない方がいい。特に悪徳コンサルタントは、風向きが危うくなれば、すぐにドロンするからな。」

逆沢「なんかこうして並べてみると、コンサルタントを名乗る連中の大部分って、控えめに言ってもクズみたいなの、多くねえか? 世の中を良くするどころか、世の中に仇を成す奴ばかりというか。」

愛原「依頼者の為になるような、適切な助言ができるファイナンシャルプランナーとか保険アドバイザーみたいなのもいるだろうが、コンサルタントは先生扱いされる事もある職業だけあって、依頼者を騙すのにためらいさえなければ、簡単に依頼者を騙せる職業だからな。」

鼎「淀ちゃんの廃棄費用でも相場を巡って色んな声があったし。素人の人は分からない事が多いから専門家に相談するし。専門家がそうだといえば、どうしても信じざるを得ないよね。古物商の資格を持ってるプロの人がゴールドを180万円で買い取ると言えば、それが適正相場と信じてもやむを得ない部分があるというか。」

逆沢「保険アドバイザーが、保険会社と裏で組めば、依頼者を騙して特定の保険に誘導させる事くらい、訳ないって感じか?」

鼎「弁護士でも、依頼者を騙す人が珍しくない時代だし。コンサルタントがうさん臭くみえても、仕方がないのかな?」

愛原「真っ当なコンサルタントやアドバイザーもいるはずだが、【悪貨は良貨を駆逐する】状態になってる感はあるわな。不動産取引とか、一生に一度の大きな買い物ですら、客を騙して不良物件押し付けたり、ぼったくる連中は珍しくない。大企業でも企業買収とか大きな取引をする際には、(いくら大企業でもメーカーなどは企業買収などはシロートと大差ないノウハウしか持たない場合もあり)それ系のコンサルタントに依頼する事は珍しくないが、それでもひどい詐欺に遭う事は珍しくないからな。」

逆沢「東芝は、企業買収に失敗して潰れた感があるし。日本郵政とかも、ひどいババをつかまされているからね~。日本製鉄なんかも、同じ流れにならなきゃいいけど。」

鼎「本来は、そういう所できちんとサポートするのが、コンサルタントの役割だよね。」

愛原「鉄屋はどこまで大きくなっても鉄屋であって、企業買収のプロではないからな。そういう自社の専門外の部分で大きな取引をする際に、コンサルタントのような外付けの軍師が有用であればとは思う。ただ人様の一生の買い物を台無しにする悪徳不動産屋や、悪徳車販売業者や悪徳古物商も世の中にはたくさんいるのが実態だからな。」

逆沢「そういう連中は、消費者庁とか行政がしっかりチェックして、要注意業者として名前を出すなり、処分しろよと思うけど。けど高島屋の金茶碗の件でも、あれから音無しだし。レオパレスみたいな不良物件騒ぎも、結局オーナー救済につながる解決方法に辿り着いた感もないし。そりゃ悪貨が良貨を駆逐しまくるわ。」

鼎「最近は日本製の品質を疑われるような不祥事が多いだけに、政府が主導して悪貨を取り締まる方向に変わらないと、日本人、日本企業というだけで不信の目で見られてしまいそうで怖いよね。」

愛原「今より日本の円がはるかに強かった時代には、日本人観光客が海外でぼったくられまくったケースも珍しくなかったが、一見客を騙しても全く心が痛まないのがデフォルトでは、発展途上国扱いされても仕方ないわな。まぁ不動産の購入とかも、額が大きければ大きいほど、一回限りのお客さんになりやすいから、なら騙しても平気となりやすいのかも知れない。コンサルタントという名の臨時の軍師たちも、三顧の礼で正規雇用される正規の軍師枠ではないから、お互いに相手を使い捨てる気しかなくても、仕方ないのかも知れんな。」

逆沢「あー、なるほど。依頼者はコンサルタントに嫌われ役を押し付けて使い捨てる気しかないように、コンサルタント側も適当にもっともらしい事を言って、依頼主からカネをむしり取る事しか考えてなくても仕方ないって感じか?」

鼎「でも誠実に対応していれば、口コミであのコンサルタントは信頼できると広まって、その方がメリットも大きいと思うけど。」

愛原「地元密着で長く経営するようなスタイルなら、そうなりやすいとは思うけどな。黒門市場なんかも元々は【安価で新鮮】、【より良い商品をより安く】的なスタイルで、それを江戸時代から続けてきたから、口コミでどんどん有名になった部分もあったんだが。」

逆沢「けど今は、有名になった利点を活かして、【より良い商品をより安く】売ってると信じて訪れた観光客からぼったくるスタイルに変容してしまったってか。いや、黒門市場にある全てのお店がそうだとは言わないけど、少なくとも地元の客の多くが見放してしまう程度には。」

鼎「地元密着で薄利多売よりも、一見客からぼったくる方が利益になるのかも知れないけど、ちょっとせつないよね。」

逆沢「コンサルタントがイマイチ信用しにくいのも、一見客的な臨時の取引先に過ぎないから、どうしても信頼関係が醸成しにくいというか、相手を裏切っても構わない的な甘えが入りやすいからかね~?」

鼎「顧問契約みたいな感じで、長期の付き合いを前提にしたものだったり。あるいは十分信頼できる人からの紹介であれば、少しは違ってくるのかな?」

愛原「中世以前では、紹介状が重要な役割を果たしてたが、それも紹介してくれた人の顔を潰さないという配慮が前提にあったからな。」

鼎「コンサルタントがうさん臭い扱いを受けながらも、それなりに需要があるのは、高学歴で人脈豊富なスタッフを多く抱えているのが大きそうな気もするけど、どうかな?」

逆沢「コンサルタントの何割かはブローカーというか、仲介業・紹介業的なのも、人脈が広いからかね~?」

愛原「電通とかも、人脈で持ってる企業の典型だしな。政治家の子息、大物芸能人の子息、有力スポンサーの子息、官僚の天下りなどをやたらめったら積極的に採用しているのも、人脈形成に役立つからだろうしな。」

鼎「電通も、典型的なコンサルタント業の一つだよね。広告・宣伝・イベント活動を中心にした作戦企画や紹介斡旋を請け負うコンサルタント業そのものというか。」

逆沢「電通の名前を聞いて、ますますコンサルタントという存在が不愉快に感じてしまったわ。」

愛原「不愉快に感じるほど嫌われているという事は、依頼主にヘイトが向かわないように、嫌われ役を全うしていると言えなくもないけどな。不愉快なタレントが起用されても、不透明なカネの流れが発覚しても、電通という怪しい会社が中に入ってヘイトを引き受けてくれれば、スポンサー企業も政府もテレビ局も、みんな助かるからな。もちろん電通も、その対価としてガッポリ稼げるし、関係者はある意味みんなウインウインというか。」

逆沢「嫌われ役ではなく、嫌われて当然の存在だと、私は思うけど。人から嫌われるような振る舞いをしても、電通は上級国民の子息をたくさん人質に取ってるから、政府もテレビ局も、電通の経営を危うくするような振る舞いが絶対にできない。それをいい事に、人から嫌われるような強欲な振舞いも改めないままだから、ますます嫌われると。」

愛原「コンサルタント業は、外部の人間からみると業務の実態が不明な部分が多いから、どの程度非難に値する行為をしてるからは把握不能だが、ヘイトをかぶった方が都合がいいと思っているのか、彼ら自身が潔白を積極的に証明しようとしない事もあって、どうしても印象は悪くなりやすい。西宮市で事業見直しに関わったコンサルタントが市議会で問題視されたのも、ある意味当然。コンサルタント業者がミッション達成の為に要した費用や時間や特殊スキルなどの内訳が分からないから、どうしても【誰でも思いつけそうな、この程度のアイデアで、報酬1億3千万円はボリ過ぎだ】という印象を抱かれやすいからな。」

鼎「大阪市の淀ちゃん処分費8000万円超の件も、もっとしっかり内訳や経緯を調べて欲しいよね。」

愛原「ま、賄賂の仲買をするコンサルタントとか、バレたら非難されるような後ろ暗い事をするコンサルタントに関しては、詳しい内訳を出せと言われても、絶対に出さないと思うけどな。【5割がコンサルタントの中抜き費用で、もう5割が政治家へ渡す賄賂です】みたいな事を白状する訳がないから。」

逆沢「直接的な犯罪でなくても、官僚をノーパンしゃぶしゃぶで接待するための経費とか、ライバルの私生活の弱みを調べるために雇った探偵への報酬とか、芸能人にステマさせるための費用とか、公にはできない経費も多そうだしね~。だからそういう部分は、エレベーターのボタン押し代として数万円みたいな感じで、別項目扱いにしたりするのだろうけど。」

愛原「あー、昔、タウンミーティングでそんな事もあったな。サクラ雇ったり。表沙汰にできない経費を、そういう名目で上乗せしてたんだろうが。」

逆沢「まぁどっちにしても、人には言えないカネを扱うという時点で、やっぱりコンサルタントってクソじゃん。」

愛原「コンサルタントの全てがそうとは言わんが、人には言えない裏工作も含めて、嫌われ役とか汚れ役を引き受けてくれるから、コンサルタントには一定の需要があるといえなくもない。」

逆沢「西宮市がコンサルタントに支払った1億3千万円には、清掃利権に関わる者を黙らせるための工作費とかも、含まれていたのかね~? もしかして。」

愛原「この辺は、ファンタジーで妄想する領域だな。利権業者の弱みを握るための工作費だった可能性もあるし。関連議員を懐柔するための賄賂だったかも知れないし。あるいは、そのコンサルタントを西宮市に紹介した誰かが裏でキックバックを受けてるだけかも知れない。淀ちゃん騒動で8千万円超が支出された件にしても、8千万円がそのまま業者の懐に入っただけか? その何割かが特定の議員なり役人なりにキックバックされている可能性が無いとはいえない。もちろん陰謀論で片づける事もできなくはない。何にしろ、コンサルタントが間に入る事で、クロともシロとも特定できないグレーの部分をかなり増やせるのは間違いない。」

鼎「成功請負人とか、雇われ軍師と聞くと、なんかカッコいいイメージもあるけど、実態は人には言えない結構ダーティーなものもあるのかな?」

愛原「ファンタジーの世界なら、単に一つの場所に留まりたくないとか、一人でも多くの人を救いたいといった、カッコ良い理由で臨時雇いの身に徹している者も多いだろうが、リアルでは、正式に雇ってもらえない後ろ暗い理由がある方が多いかもな。中世の傭兵たちも、正規の騎士団として貴族らが彼らを雇用するには色々問題があるから、傭兵の地位に留められてるに過ぎないからな。」

逆沢「正規の騎士として雇ったら、平和な時でも維持費が余分に発生するし。彼らに一定のモラルや礼儀なども叩き込まないと、住民や貴族らとトラブルになったりしてまずいからね~。その点、傭兵なら、必要な時だけ雇って、必要がなくなった途端に追放もできるし。なんなら使い潰しても構わないし。」

愛原「もちろん傭兵も、自分たちの扱いは分かってるから、足元を見てふんだくれそうならふんだくるし。カネだけもらってロクに戦わずにドロンする奴も出るけどな。」

鼎「悪徳コンサルタントがいるように、悪徳傭兵も同じようにいる。時代が変わっても彼らの基本的な生態は変わらないって事かな?」

愛原「21世紀に入った現代でも、民間軍事会社という名の傭兵組織は存在するが、彼らは正規軍が行うと非難されかねない非人道行為とかも、比較的平気でやるからな。汚れ仕事担当という意味でも、コンサルタントとの親和性は低くないと思う。」

鼎「中世でも、私掠船という国家公認の海賊団がいたし。正規軍が行えないちょっとヤバい仕事を彼らが代行するようなのは、珍しくなかったよね。」

逆沢「そういう汚れ仕事担当の外部存在の現代版が、コンサルタントってか?」

愛原「ま、そういうコンサルタントも中には含まれるくらいの印象でいいとは思うけどな。人には言えない工作活動を得意としたコンサルタントもいるが、単なる善意の相談アドバイザーみたいな者も普通に居るだろう。もちろんボッタクリ価格で不良物件を売りつけて銭稼ぎするだけの小悪党タイプもいる。反社会的でも依頼主には誠実なタイプもいれば、反社会的な上、依頼者を食い物にするタイプもいる。実質なんでもアリと言ってよい。但し、なんでもアリだが、我々一般人には善人と悪人の区別がつかないため、業務内容の分かりづらさも相まって、どうしてもうさく臭く感じやすい。よく言えば、創作作品のパーツとして、一周回って使いやすい気はしなくもない。」

鼎「昔の東京大学は官僚養成機関と言われるほどだったけど、今はそっち方面を目指す人は激減して、その分、コンサルタント志望の人が増えてるそうだけど、彼らのやりがいを刺激する何かがコンサルタントにはあるのかな?」

逆沢「ま、高学歴になるほど、人脈を活用しやすいし。お手軽に軍師ごっこが期待できるとか、あるんじゃないの♪」

愛原「東大生が志望するような超大手の多国籍コンサルタント企業とかになると、世界中の有力企業と何らかのコネがあって、職務上知りえた各企業の裏事情にも精通してるからな。世界中の偉い人と知り合いになれたり、世界経済の裏事情に詳しくなれる期待感みたいなのが、魅力なのかも知れない。あと、やっぱり給料がいいんだろうな。なぜ給料が良いかについては、うさん臭い理由が含まれる場合もあるだろうが。」

逆沢「西宮市が支払った1億3千万円もそうだけど、相場があってないような業界っぽいからね~。電通とかもそうだけど、世間の常識を疑うような大金が飛び交う世界みたいだし。東京オリンピックのあの開会式にしても。」

愛原「もっとも今年に入って、コンサルタント会社の倒産が過去最多になったというニュースもあったし。従来のうさん臭さも相まって、実態は決して甘くないかも知れないけどな。」

鼎「ただ、反社企業はスクラップ&ビルドを繰り返すから、悪事がバレるなどした会社はすぐに計画倒産させて、別の会社名でまた詐欺を繰り返してみたいな事を繰り返した結果、数字上の倒産が増えてるだけの可能性はないかな?」

愛原「それは分からん。個人的には、そんな悪徳コンサルタント会社は極めて少数と信じたいが。」

鼎「私としては、せっかくの頭脳を、世界で通用する新商品の開発とかに使って欲しい気もするけど。」

愛原「高学歴の学生は自分の力だけでそれを身に着けたと思ってるかも知れんが、一つの大学を維持するにめに巨額の税金が注ぎ込まれているし。決して個人の力だけではないからな。一人の人間を一人前に育て上げるにはそれなりにカネがかかる。そうやって手間暇かけて養成された若く優秀な頭脳が、つまんない悪事の為に消費されるようなのだけは、避けてもらいたいわな。」

















過去のたわごと 
2024年  6月2日 事務の達人 5月19日 なろう領主による平和的経済活性術
5月5日 真剣勝負を観戦する喜び 4月21日 無知という名の免罪符
4月7日 権力闘争の一つの実例 3月24日 劣情
3月10日 腐敗した組織を内部から改める難しさ 2月25日 第三者の憶測に基づく介入
2月11日 結婚しない理由  1月28日 結婚という契約(相互扶助義務と貞操義務)
  1月14日 警察が動きたがらない理由 12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
10月22日 自称中立(中立という名の傍観) 10月8日 変わらないテレビ局の体質
9月24日 被害者救済の視点と非親告罪について 9月10日 テレビ局の腐敗とテレビ離れ
8月27日 枕営業 8月13日 真相を追及する力
7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
7月2日 溺愛もの 6月18日 復讐系と自力救済
6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日
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