愛原様のたわごと(24年7月14日)




逆沢「東京都知事選挙が終わったけど、今回のネタはどうするんだ?」

愛原「局地的には、興味深い現象も観測できたのは収穫だったが、選挙結果だけでいえば特にポジティブにならない展開だったので、今回、優先的に取り上げる気もない。むしろKADOKAWAのニコニコ動画クラッキングや個人情報流出等の不祥事を見るにつけ、以前から感じていた不安感みたいなものが湧き出てきたので、今回はそっちのネタでいく。テーマ名は【不幸を誘引する事で利益を得る人たち】。」

逆沢「ん? なんかまどろっこしい表現だな。【他人の不幸でメシを食う人】なら、割とよく聞く表現だけど。」

愛原「別に他人の不幸でメシを食っても、それ自体は全然問題ないからな。医者も警察官も弁護士も修理屋も、他人の不幸でメシを食ってる典型的な職業ではあるが、不幸な人を救ったり癒すことで対価を得ている訳だから、賞賛されることはあっても、非難される筋合いなど、ないだろう。もちろん犯人をでっちあげたり、悪人の味方をして善人を苦しめる悪徳弁護士なんかもいるが、あくまで一般論として。」

鼎「けど【不幸を誘引する】という表現は、ちょっと独特だよね。普通に【悪い事をしてお金儲けする人】では駄目なのかな?」

愛原「もちろん強盗犯とか詐欺犯のように、ストレートな悪人も世の中には多いが、世の中にはそこにも含まれない微妙な悪人も多いのだ。法律用語でいえば、教唆犯とか幇助犯とか、いわゆる従犯扱いされるものが分かりやすいが、従犯扱いするにも微妙な悪も含めて、この種の連中が目立つような気がしてだな。メタなどの巨大企業が【有名人の名をかたる投資詐欺】を放置している問題とかを例に取り上げれば、分かりやすいか?」

逆沢「あー、なるほど。自分自身が直接悪事を行うわけではないけど、悪人にとって便利な仕組みを作って、彼らにも積極的に活用してもらうほど利益が出る構図としては、分かりやすいわ。」

鼎「メタ社などのネット広告企業からすれば、広告の発注者が善人であれ、悪人であれ、多ければ多いほど儲かるわけだから、そこに垣根を設けない方がより利益が最大化できるというのは、当然の話だよね。」

逆沢「下手に垣根を設けて、悪人を排除したら、本来なら悪人からも得られていたはずの利益がまるまる吹っ飛ぶからね~。」

鼎「それに、ちゃんとした垣根を設置しようとしたら、その費用も馬鹿にならないよね。悪人かどうかを見抜いて適切に振り分けるには、それなりのスキルを持った人をたくさん雇う必要もありそうだし。」

逆沢「私は、費用よりも時間の方が問題な気もするわ。その広告依頼者が善人かどうかを見分けるために、善人である事を証明できる証拠資料を依頼者に要求したり、審査に時間をかけすぎたりしたら、真っ当な善人側の依頼者までもが、その手間と時間を嫌がって、広告掲載を見送る例も急増しそうだし。」

愛原「そう。つまり悪を野放しにした方が、メタ社などの広告企業からすれば、むしろ儲かるのだ。そして下手に悪を取り除こうとすると、費用も時間もかさばる上に、悪でない依頼者までが敬遠するようになってしまい、経営の根幹自体が揺らいでしまう。だから彼らは現状、口だけは対策を口にしながらも、真面目にそれに取り組むことはほとんどないと思われる。」

鼎「前澤友作さんだっけ。確かメタ社に【名前や肖像を無断で使用した広告の掲載を許可していることは、パブリシティ権や肖像権の侵害だ】という名目で民事訴訟を起こしたらしいよね。損害賠償額が1円という事ですごく話題にもなったけど。」

愛原「1円という設定が面白いな。メタ社にすれば値段的には前澤氏の主張を全面的に認めて認諾しても、痛くもかゆくもない。前澤氏側からすれば、費用倒れとか、そういうのはどうでも良くて、勝利だけが欲しいという意思の表れとみてもいいだろう。大富豪ならではの道楽的な裁判ではあるな。」

鼎「けど、メタ社は、認諾するどころか、全面的に争う姿勢みたいだよね。まぁメタ社も、世界有数の巨大企業だから、裁判費用など痛くもかゆくもないという事かも知れないけど。」

愛原「メタ社が恐れているのは、前澤氏の背後にいる多くの人達の方だろうな。仮にこの裁判で前澤氏が勝利したなら、他の同様な立場の人が、次々とメタ社を相手に訴訟してくるだろうから。しかも今後は1円などという道楽的な相場ではなく、より常識的な損害賠償額を提示された上で。」

逆沢「前澤某は勝訴できるかね~?」

愛原「さぁ? 俺とすれば、むしろ政府の対応の鈍さが気になって仕方ない。未だに検討段階から脱してない速度の遅さもさる事ながら、罰則すらない努力義務で決着を付ける算段らしいからな。」

鼎「詐欺犯を野放しにした方が利益が出る構造が明白なのに、罰則のない努力義務だけを法整備しても、無視されるだけだよね。日本はアメリカと犯罪人引き渡し条約を結んでいるのだから、ちゃんと罰則を整備してもいいと思うのに。」

逆沢「あー、なるほど。メタ社が今後もSNS投資詐欺を放置するなら、メタ社の責任者を逮捕できるよう法整備すれば、一番簡単ってか。犯罪人引き渡し条約があるから、日本の警察がメタ社の要人を逮捕するから協力しろとアメリカ政府に要請すれば、彼らもメタ社の要人をかくまうことはできないし。」

愛原「しかし、政府にその意思は皆無のようだからな。アメリカに忖度してるのか、やってる感だけで幕を引きたいのか。」

鼎「けどネットの世界では、昔から悪人を野放しにする傾向が強そうだよね。悪人がひどい書き込みをしても、プロバイダも掲示板の運営者も、被害者からの書き込み人の特定に応じなかったり、削除要請にすら応じなかったり。」

逆沢「あー、2ちゃんねるのひろゆきが有名ね。民事裁判で訴えられても徹底的に無視して、賠償金も踏み倒したり。やってる事がえげつなすぎるわ。」

鼎「削除要請くらい、すぐに応じたらいいのに。やっぱり面倒くさかったのかな?」

愛原「当時の削除人は、ボランティアが多かったようだし。カネをかけてまで削除人を増やしたくなかった可能性を指摘されても仕方がないわな。」

逆沢「メタ社と、全く同じ構図ね。悪人を排除しようとすればするほど、カネも手間もかかって、経営的に割に合わないから、やらないって意味では。」

愛原「掲示板は、一人でも多くの人に書き込んでもらってナンボだからな。書き込みの審査を厳しくした結果、誰も書き込まなくなったら、それこそ経営の根幹に関わるからな。」

逆沢「メタ社の構図と、何もかも一緒ってか? 当時の2ちゃんねるは、クスリの売人も利用していたとか言われもしたけど、そういう悪人も含めて、誰でも気軽に利用できる事がウリである以上、それを取り締まるような動きは、できるだけしたくなかったという意味でも。」

鼎「プロバイダ業者が、不当な書き込みをした人を教えたがらないのも、同じ理由がありそうだよね。【あのプロバイダは、すぐに通信制限をかける】とか【あのプロバイダは、すぐに客の個人情報を第三者に垂れ流す】という噂が広まったら、客の多くが別のプロバイダ業者に移籍して、経営が破綻しかねないから。」

逆沢「それよりはむしろ【あのプロバイダ業者は、少々ヤバい書き込みをしても、徹底的に客を守ってくれる。少なくとも裁判所などから強制的に開示命令でもされない限りは、自主的に開示に応じる事は絶対にない】というくらい、【悪人でも、客である以上はしっかり守ります】という姿勢を明確にした方が、絶対に経営には有利ってか?」

愛原「今回のKADOKAWAの不祥事も、根っこの部分はそれらと変わらないと思う。昭和から使われている表現を使うなら、安全軽視。これに尽きる。」

逆沢「あー、そういや昔から工場などでは【安全第一】の看板があちこちに掲げられているけど、裏を返せば、安全を軽視してまで利益や効率を最優先に考える姿勢が絶えなかったからだろうからね~。」

愛原「十分なセキュリティーをしていたにも関わらず、ハッカーの襲撃を防げなかったというなら、少しは話も分かるが、現状それが全く見えない。今回の不祥事においてKADOKAWAの有り様は、極めて秘密主義的で、これでは何を疑われても仕方ない。ていうかKADOKAWAを信用したくなる理由が全くない。情報漏洩された関係者への補償などへの言及もほとんどみられないし。今回の不祥事に際して平身低頭してる様子がないどころか、恫喝するかのようなコメントすら見られるのが腹立たしい。東京オリンピックの汚職の記憶もさめない内に、この不誠実な態度では、全てを悪い方向に解釈されても仕方がない。」

鼎「漏洩した情報を見るなとか、KADOKAWA様の要請を無視した者には法的措置も検討するとか、やたら居丈高な姿勢が目立つよね。」

逆沢「けど情報を漏洩された可能性がある被害者からすれば、見ないわけにはいかないんじゃないの? 自分の目で見て確認しない事には、被害の程度が分からないし。」

愛原「これは被害者には、かなり酷な作業ではあるんだけどな。ネットイジメやリベンジポルノの証拠集めが典型的だが、誰だって自分の悪口とか、自分の裸が不特定多数相手に展示されてる光景なんて見たくない。しかし見て確認し、場合によっては証拠保全もしない事には、被害の程度を把握する事も、話し合いをすることも、訴える事もできないからな。」

鼎「けど、人によっては、【見て辛くなるくらいなら、そんなもの見なければいいのに】みたいな態度を取る人も多そうだよね。」

愛原「ネットによる誹謗中傷に抗する事で有名になったスマイリーキクチさんも、かつて警察などに相談した際に、そんなクソアドバイスを受けた事があるらしい。」

逆沢「見るから訴えたくなる。見なければ腹も立てなくて済むし、訴えようとも思わなくなるってか? そりゃ見なければ、自分が誹謗中傷されている事実も確認できないから、訴えたくても訴えようがなくなるとは思うけど、警察が楽できるだけだろ? その場合、誹謗中傷された本人がその理由を知る事もなく、いつの間にか人に後ろ指をさされるようになって、ガリガリ名声を削られるだけというか。」

愛原「もちろん自分に対して向けられた悪意と向き合うというのは、非常に苦しい事だし。そこから逃げて見ないふりをする人を非難する事はできない。しかし本気で理不尽を正したいと思うなら、理不尽な悪意に対してはしっかり向き合う必要があると思われる。証拠を押さえないと、裁判にも勝ちようがないからな。」

逆沢「不倫現場なんか誰も見たくないけど、不倫の証拠を抑えないと裁判でそれを主張しにくいようなものね。」

愛原「別に裁判までいかなくても、相手に誠意がないタイプなら、こちらに証拠がないと感じると、平気でシラを切るような奴は割といるからな。」

鼎「昔、麻生太郎さんも、そういう言動をしてた事があったよね。始めは【証拠もないのに】と否定していながら、相手に証拠を出されると、【秘密を暴露するなんて】と逆ギレしたり。」

愛原「今回の漏洩事件の被害者が、KADOKAWAのような不誠実を絵に描いたような相手と本気で交渉したいなら、俺は証拠保全を強く勧める。KADOKAWAの言い分を丸呑みして、ハッカーが流出させたと見られる資料を確認せずに済ませようものなら、相手にシラを切られるか、せいぜい500円のクオカードで示談成立扱いにされかねないからな。」

逆沢「ていうか、自分が被害者の中に含まれているかどうかすら、確認してみないと分からないからね~。本当は、ウイルスが仕込まれているかどうかも分からないファイルなんて、開きたくもないけど。」

愛原「ネットに公開された不都合なものに対して、一定の補償なり改善策を講じたいなら、見たくもないものを見ざるを得ない苦行はどうしても避けて通れないからな。」

鼎「ネットでは、匿名でVチューバーみたいな活動をしている人もいるのに、個人情報を暴露されたら、営業妨害どころの騒ぎじゃないよね。」

逆沢「角川ドワンゴ学園の関係者かネット芸人の誰かあたりが、前澤某のように、KADOKAWA相手に訴訟でも吹っ掛けたら面白いのに♪」

鼎「そういう部分も含めて、メタ社の件とKADOKAWAの件は、意外と酷似してそうだよね。」

愛原「一番悪い奴は、投資詐欺を仕掛ける者だったりハッカーだと言うなら、それはその通りだろう。しかしそいつらの跳梁を許したのは、メタ社やKADOKAWA自身という側面もあるからな。特に前者の場合、未必の故意が成立してもおかしくないと思われる。後者でも、企業規模に見合わない安易な一元管理を容認していた点などを考慮すると、認識ある過失くらいは成立してもいいと思う。」

鼎「とすると、工事現場なとで頻発する安全軽視を理由とした事故も、認識ある過失というところかな?」

愛原「ただ実態としてどれだけ安全軽視体質でも、事故を招いた当事者がそれを認める事は稀だけどな。【十分な安全対策をしてきたつもり】と十中八九、業者は言い訳する事になるからな。KADOKAWAも、従来の居丈高な態度からすると、素直にそれを認める事はないだろうな。」

逆沢「ていうか、どうやってハッカーが侵入したかも、ほとんど公開しないままのような気もするわ。間抜けな理由であればあるほど、恥にしかならないから。」

鼎「けど原因究明と対策の両方ができてないと、同じ失敗を何度でも繰り返しかねないし。そういう所と取引するのはすごく怖い気がするよ。」

逆沢「最近は、情報漏洩事件が常態化してる気もするわ。常態化しすぎて、むしろ怖いというか。確か1週間前にも、豊田市42万人の納税通知書などのデータが流出したなんてニュースがあったくらいだし。」

鼎「豊田市が業務委託していた業者から流出したと言われているよね。実際は豊田市だけでなく、色んな自治体から業務委託を受けていて、徳島県とか和歌山市とか、150万人分ほどの流出があったとも。」

愛原「とりあえず、納税通知書はヤバいわな。個人の所得規模が判明するというのは色々ヤバい。」

逆沢「トヨタの会長の納税額も流出したのかね~?」

鼎「トヨタの会長さんの自宅は、名古屋市じゃなかったかな? 勘違いじゃなければ。」

逆沢「そうか、残念。」

愛原「何が残念か知らんが、悪人じゃなくとも、野次馬的に興味をそそるデータではあるわな。そういうのも含めて、だから俺は、ハッカーが悪いとか、流出したなら仕方ない的な感覚で、物事を軽く収拾したがる傾向には抵抗せざるを得ない。日本スゴイ!ではないが、危機感の欠如は、社会腐敗の進行と、悪人をますます喜ばせる結果しか生まないからな。」

鼎「熱海の土石流事故などにしても、天候のせいにするのは簡単だけど、天候のせいにしてしまったら、被害者は救われないよね。土地の所有者とか、県や市とか、色んな人が適切に動けば被害を軽減できたものに関しては、そこは人災と認めて、対策と補償を進めるくらいでないと。」

愛原「上記の件にしても、詐欺師やハッカーのせいにするのは簡単だが、そいつらのせいにしても、状況は好転しないからな。市街地に降りてきた野生の猿や猫にエサを与えるような真似をしておいて、その動物が市街地で悪さをしたら、その野生動物だけが悪いと決めつけるくらい、頭がどうかしていると言わざるを得ない。」

逆沢「【自分は可愛い猫にエサをあげただけ。その猫がどこに糞をしようが、私には関係のない話】と言ってるようなものってか。」

鼎「けど掲示板の管理人も、そんな感覚なのかも知れないね。【私は掲示板を広く開放しただけ。そこに何を書き込まれようが、私には関係ない話】みたいな感覚で。」

逆沢「メタ社も、その構文がそのまま適用できそうね。【私はCM枠を提供しただけ。そこにどんなCMが掲載されようが、私には関係ない話】といった感じで。」

愛原「こういう【自分が主犯でなければ、いくら犯罪を助長させても構わない】的な風潮に、そろそろメスを入れてもいい時期のようにも思ったりする。」

逆沢「漫画の世界なら、どんな巨悪でも、必殺仕事人みたいな感じのヒーローが、悪をやっつけてくれるだろうけどね~。詐欺師が悪事を働ければ、詐欺師のアジトも見つけて成敗。ハッカーが悪事を働けば、ハッカーのアジトも見つけて成敗。みたいな感じで。」

鼎「じゃあ、熱海の土石流事故みたいなのが起こったら、雨雲にライダーキックでもかまして成敗するのかな?」

愛原「実際は悪のアジトを見つけて根本を断つのは、決して簡単ではないからな。もっと言えば、そもそも根本は詐欺師のアジトではなく、むしろメタ社自身とも言えるし。メタ社が詐欺師を誘引しているというか。管理されてない大型掲示板が、クスリの売人や誹謗中傷を平気で繰り返す不逞の輩を呼び寄せてる一面もあるようなものというか。」

逆沢「あー、冒頭の誘引とは、そういう事ね。」

愛原「百歩譲って、仮に詐欺師のアジトを正義のヒーローを見つける能力を持っていたとしても、所詮はいたちごっこ。悪の科学者が次々と生み出す怪人を各個撃破しているに過ぎない。本当に悪を根絶したいなら、悪の科学者を先に倒さないと。」

鼎「投資詐欺をやってるのが怪人だとすれば、怪人を生み出してるのはメタ社みたいな感じになるのかな? 悪の科学者も【自分は怪人を生み出しただけ。怪人が何をしようと、私には関係ない話】と開き直るかも知れないけど。」

逆沢「それでもSNS投資詐欺を根絶したいなら、SNSの運営会社にメスを入れないと、根本的な解決にならないってのは、分かる気はするわ。詐欺師を各個撃破したところで、どうせいたちごっこなんだから。所在や顔くらいは分かってるSNS会社の責任者と、所在も顔も分からない詐欺グループとでは、前者の方が対応も楽な気もするし。」

愛原「詐欺自体はいつの時代も形を変えて存在するが、詐欺師が詐欺をやりやすいシステムを野放しにして良いとは思わないからな。」

鼎「同じ事はハッカーでも言えるよね。同じ狙うなら、セキュリティーが甘くて、かつ成功した際の見返りが大きい相手を優先的に狙うというか。」

愛原「自転車泥棒でも、どの自転車を盗むかはそれなりに厳選する。少なくとも厳重にカギがかけられている自転車を何十分も時間をかけて盗むくらいなら、鍵のかかってない自転車を優先するだろう。また同じ難易度なら、少しでも綺麗で高価な自転車を狙うだろう。ハッカーや詐欺師も同じで、警戒が強い相手をしつこく狙い続けるような、費用対効果が悪い行動は取らない。同じ騙すなら、簡単に騙されそうな相手を選ぶし。ハッキングするにしても、やばいファイルを安易に開くような、隙が大きい相手を選ぶ。もちろん個人情報を多く持ってる相手を狙うのは言うまでもない。固定の取引先しか持たず機密性の高い製品も扱わない小さな町工場をハッキングしても、町工場は大して困らないし、困ったところで大きなお金も出せないからな。」

鼎「そういう意味では、納税通知書のデータとか、悪人が一番欲しがるものだよね。家賃収入などが膨大で、お金だけはたくさん持ってる一人暮らしのお年寄りとかの所在を、簡単に知る事もできるだろうし。」

逆沢「そういう人からすれば、500円でテヘベロされたら、たまんないわ。ていうか市長に責任取って辞任してもらっても、釣り合いが取れないというか。最近は、富裕層狙いの強盗殺人も割と聞くし。」

鼎「KADOKAWAも豊田市も、事の重大さをもっと深刻に認識して欲しいよね。」

愛原「安全を軽視して自分一人が被害に遭うならただの自業自得だけど、KADOKAWAや豊田市の場合、万単位の他人に被害を拡散させてしまってるからな。被害者ヅラしていい立場ではないというか。」

逆沢「安全を軽視した結果、他人を巻き込む事故を引き起こしていながら、いかにも自分が事故の被害者のような顔をしてるとか。こういう連中も、正義のヒーローによって討伐される悪人キャラに含まれていいと思うわ。」

愛原「こういう輩には、何らかの刑事罰も必要だろうと俺なんかは思う。【作業員が溶鉱炉に落ちて溶けて死んでも、遺族に死亡保険金だけ払えばそれでオシマイ】みたいな真似が許されては、企業の安全軽視の姿勢は絶対に改められないからな。」

逆沢「500円のクオカードで免罪される体質のままだったら、今後もこの手の情報漏洩は絶対に無くならないと思うわ。ハッカー対策に予算をかけなくても、そっちの方が絶対に安くつきそうだし。」

鼎「メタ社や豊田市は、被害者に500円のクオカードすら配らない気もするけど・・・。」

逆沢「仮に豊田市が42万人の市民全員に一人あたり500円配ったとしても、500×42万で2億1千万円分の基金が取り崩されて、老朽化した市役所の改修が一年ほど延期されるだけのような気もするわ。要するに市民に払った賠償額の分だけ、行政サービスが低下するだけというか。」

愛原「そういうのを許すと、責任感のない業務がますます横行するからな。」

鼎「最悪でも500円払えば、個人情報漏洩を無かったことにできるような構図も改めないと、責任感のない管理業務しかできない企業が、今後も増え続けそうだよね。」

逆沢「ひろゆきのように、原告に500円すら払って無さそうな輩も中にはいそうだしね~。」

鼎「無数に表れる悪意の書き込み加害者に、いちいちライダーキックを繰り返すくらいなら、ひろゆきさんにライダーキックを放った方が余程効果的という事かな?」

愛原「ヤクザの大ボスが自分で手を汚さなくても責任者として罪を問われるように、未必の故意や認識ある過失が透けてみえるような輩に対しても、相応に厳しい対応をしてもいいと思われる。メタ社もKADOKAWAも、断じて被害者側ではない。悪人に利用されたという意味では被害者としての側面はあるが、それ以上に加害者としての側面の方が強すぎる。」

鼎「ていうか被害者にとっては、KADOKAWAは純然な加害者でしかないよね。注文した商品が届かなければ、たとえお店に泥棒が入って結果的に客に商品を納品できなくなったとしても、お店は客に弁済する必要があるようなもので。お店が【泥棒に商品を盗まれました。なので泥棒に文句を言ってください。お店に責任はありません。】と抗弁しても通らないようなものというか。」

逆沢「つまり豊田市が発注した業者から納税証明書のデータが流出したとしても、豊田市民が訴えるべきはあくまで豊田市という感じか?」

愛原「そう。後は豊田市が発注した業者とどう交渉するか? KADOKAWAでいえば、KADOKAWAはハッカーに対して交渉すると同時に、学園関係者や動画登録者などに補償する必要がある。特に後者に対しては、百パーセント加害者だ。被害者ヅラはハッカーに対してだけしてればいい訳で、無数の一般利用者らその他大勢に対しては、加害者側の立場として、まず謝意から始めればいいものの、尊大な態度ばかり繰り返すから、余計な反感を買うことになる。」

逆沢「東京オリンピックでも悪事をやらかした不逞企業な上、夏野剛がトップというだけでも印象が悪いのに、不祥事に対してこういう態度を取ったら、そりゃあ反感を買わない方がおかしいと思うわ。」

鼎「つまり正義のヒーローは、いわゆる分かりやすい悪玉キャラクターだけではなく、こういう悪事を見て見ぬふりする事でお金儲けをしたり、安全を軽視して被害者を多く生み出すようなキャラに対しても、それなりに毅然とした態度を見せてもいい頃って感じかな?」

愛原「お前の表現を借りるなら、雨雲にライダーキックをかましても、誰の救いにも癒しにもならないからな。たとえ豪雨が無ければ土砂崩れも起きなかったとしても、それが起これば大事故に発展する可能性があるにもかかわらず、それを放置していたならば、未必の故意を疑われても仕方ない。」

逆沢「街で悪さをする野生動物にライダーキックをかますよりも先に、野生動物に安易に餌付けするような輩に、先にライダーキックをしろって感じか?」

愛原「裁判で争う意思をみせたメタ社もそうだし、裁判結果を受けても賠償金を踏み倒したひろゆきもそうだが、この手の人間は、自分の正しさを信じてるとまでは言わなくても、自分の行いを恥じて償うという思考は、基本的に取らない。償わないと損をするという状況に追い込まれるか、償う事で名声面など何らかの得をするという状況に追い込まれない限りは、自らの損得勘定で判断する。そういう意味では、ライダーキックでもなんでもいいが、それをしないと痛い目に遭わされるという状況を無理やり作り上げる正義のヒーローに、不変の人気があるのはある意味当然の話ではある。」

鼎「私たち一般人にできるのは、世論を形成することくらいかな? スポンサーにノーを付き尽きる事ができれば、メディアが作り上げた虚像もそれなりに打破できるように。」

愛原「但しその矛先の選別は大切だ。警察が誤認逮捕やでっちあげ逮捕を正当化しだしたら、恐ろしい事になるように。今回のテーマもそんな話。詐欺師やハッカーが一番悪い。んな事は誰でも知っている。しかしそれを誘引する奴は、野放しにしても構わないのか? 安全対策費をケチってハッカーに狙われた企業が【ウチも被害者だ】も叫べば、本来の被害者に不誠実な態度をとっても免罪されるのか? 今回はそういう話。」

逆沢「一番悪い奴を、確実かつ迅速に処罰できて、賠償もさせられるなら、従犯みたいな扱いの奴に対して、多少は大目にみる余地くらいはあるかも知れないけどね~。」

鼎「けど一番悪い奴を捕まえるのは、それなりに難儀する事も多いし。相手が野生動物とか天候であるなら、どんな厳罰も、大して効果ないよね。」

愛原「昔、とある部活の強豪校のエースがとんでもないイジメ行為をしていたが、学校ぐるみでそれを隠していた事があった。本来は学校ぐるみでそのイジメっ子を抑圧しないといけないのに、逆にそのイジメっ子が快適に学園ライフを送れるように、学校ぐるみで配慮してしまったわけだ。こうなるとイジメっ子が一番悪いで済まされず、そんなイジメっ子が快適に学園ライフを過ごせるよう彼を持ち上げ、擁護していた学校が一番悪いと言わざるを得なくなる。」

逆沢「ストーカー事件でも、警察が全く動かなかったり、役所がストーカーに被害者の住所を教えたりして、惨事になった事があったけど。こういうのも、ストーカーだけが悪いで済ませたら駄目だわ。」

鼎「去年の1月に堺市で唐田健也さんが凶悪な隣人に殺された事件とか、どう見ても役所の人も共犯だよね。普段から被害者は、その加害者から一方的に暴行を受けたり、お金を奪われたりしてたのに、その場に同席していた役所の人は全く止めようとも、警察などに通報しようともしなかったとか。しかもこんな訳の分からない加害者が、空白だらけで生活保護の申請をしても、あっさり認めてしまって、しかも未だに法的には問題ないと言い張っているとか。」

愛原「堺市の件は、悪人を増長させているわな。加害者は役人を故意に横に置いて、これ見よがしに暴行などを見せつけてるわけだから。」

逆沢「ま、役人は、一度でも賄賂を受け取ると、後で贈賄側がエスカレートしてひどい要求をして来ても、それを断ったら過去に賄賂を受け取った事実を暴露されて人生が終わるから、それでも贈賄側の要求に応じなくてはならなくなるみたいな感じは、あったんじゃないのかな? どうみても警察案件の暴行や強盗行為を一度目の前で容認してしまった以上、それがさらにエスカレートしても、今更止めようがない。そして容疑者が空白だらけの生活保護申請を出してきても、それでも受け付けて支給せざるを得なくなってしまったみたいな。」

愛原「なんか古典的なレイプものみたいだな。裸の写真を撮られたネタでゆすられて、どんどん恥ずかしい事をさせられて、最終的には壊されていくみたいな。」

逆沢「まぁ、だからといって、悪人の勢いに流されて、ついつい呆然と見守ってしまってたらいつの間にか取り込まれていた【役人も可愛そうな被害者だ】となったら、おかしいけどね。最初の段階で、加害者の傍若無人を見て見ぬ振りした時点で既に間違いだし。それを隠し通す為に、生活保護を支給したり、便宜を図るようになったら、ますますおかしいし。」

愛原「そう。見て見ぬ振りも、立派な悪だ。余程、緊迫した状況なら緊急避難という事で弁明の余地もあるが、学校の評判を守る為にイジメを隠すとか、自分の出世の為に不祥事をもみ消すとか。主犯ではないかも知れんが、結果として主犯がさらに悪事を行いやすいように環境整備までしてあげている訳だから、これで【私も被害者だ】とか【私は悪くない】は無理がある。」

鼎「私たちは、主犯さえ罰すれば世の中は良くなると勘違いしやすいけど、実は必ずしもそうじゃないって事かな?」

愛原「メタ社が営業方針を見直さなければ、次から次への新しい詐欺師が現れるだけだろうし。むしろ従犯を積極的に叩いた方がいい場合もあるだろうな。特に人類最大の悪と言われる戦争なんかは、戦争をしている当事者よりも、武器商人とかの方が何百倍も悪質な事もあるからな。」

逆沢「ウクライナやイスラエルがそうだとは言わないけど、どこかの国がそいつらに絶えず武器を融通するから、戦争が誘引された可能性も高そうだしね~。少なくともどの国も武器を融通しないと最初に断言してたら、ウクライナからロシアに中指を立てるような事もなかっただろうし。もしもパレスチナに戦争を吹っ掛けたら、アメリカが直ちにイスラエルへの武器輸出を始めとする経済交流を停止すると発言してたら、こちらも民族浄化まがいの戦争にはならなかっだろうし。」

愛原「そうだとは言わないといいながら、モロ言ってるじゃないか?」

鼎「けど武器商人のように、自分自身が直接、戦争という名の最大の悪に加担する事はないけど、最大の悪が起きるように画策して利益を得ようとする人は、現実にいそうだよね。」

愛原「そう。主犯ではなく、従犯こそが真の悪という事も多い。漫画的な言い方をするなら、いずれ熊が街の中で暴れるように仕組んだ奴とか、大雨が降ればそう遠くない内に土砂崩れが起きるように仕組んだ奴とかがいるなら、そいつは、未必の故意で済まされない、かなりの邪悪といってもいいかもな。」

逆沢「動物のせい、天候のせいと、言ってるようでは真の邪悪の思う壺ってか。戦争も、戦ってる当事者は傷だらけで、本当に悪い奴は対岸で無傷で笑ってるとか。」

鼎「本当にライダーキックをしなければならないのは、血まみれになって戦ってる戦争当事者の人々ではなく、同盟国ヅラして安全な場所から武器を供給して、戦争が起きる(or続く)ように仕向けている人達なのかも知れないね。」

愛原「悪事がより起きやすいように、不幸を誘引する輩にこそ、よりスポットを当ててもいいと思って、今回はこのテーマを取り上げた。仮面ライダーに登場する怪人たちも、生まれついての悪人とかではなく、悪の組織に無理やり改造されただけの被害者も多いからな。そんな怪人を、街中に現れた熊を撃ち殺すようなノリで片づけて一件落着とするのも、正直モヤモヤ感があったし。」

鼎「誰が悪事を引き起こしたか?ではなく、誰が悪事を誘引しやすい環境を整えたか?という視点で見てみると、本当に悪い人が見えてくるかも知れないね。」


















過去のたわごと 
2024年  6月30日 二重相場制 6月16日 コンサルタントという外付け軍師
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5月5日 真剣勝負を観戦する喜び 4月21日 無知という名の免罪符
4月7日 権力闘争の一つの実例 3月24日 劣情
3月10日 腐敗した組織を内部から改める難しさ 2月25日 第三者の憶測に基づく介入
2月11日 結婚しない理由  1月28日 結婚という契約(相互扶助義務と貞操義務)
  1月14日 警察が動きたがらない理由 12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
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7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
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2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日
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